JP2023176495A - ガラス防災保護シート及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガラス防災保護シートをガラスに貼ることで、例えば台風等による飛物や、地震による家具の倒れ、窓枠のゆがみにより、ガラスが割れても、破片の飛び散りの防止、軽減を図る、取付け容易で、粘着層の跡も残りにくいガラス防災保護シート及びその製造方法を提供する。【解決手段】本発明は、ポリエチレンからなる第1乃至第3の糸状部材11乃至13を備え、第1の糸状部材を縦方向に、第2の糸状部材を右下がりの斜め方向に、第3の糸状部材を左下がりの斜め方向に、それぞれ配列し、第1乃至第3の糸状部材の積層された交点をアクリル系粘着剤で接着することでメッシュ状とし、メッシュ状の第1乃至第3の糸状部材の裏面をコロナ処理により粗くした後、グラビアコーダー方式によりガラス貼り付け用の粘着剤を塗布したガラス飛散防止シート1である。【選択図】図1

Description

本発明は、例えばガラス等の飛散を防止するガラス防災保護シート及びその製造方法に関する。
従来、台風等による飛物や、地震による家具の倒れ、窓枠のゆがみにより、ガラスの破損が生じた場合、その破片が床面などに飛散し、危険な状態となることもあった。このようなガラスの飛散を防止するために、今日では、各種の技術が開発されている。
ここで、特許文献1では、ガラス板と有機樹脂フィルムとの間に特殊粘着樹脂層を介してこれらを積層した後、積層方向に加圧すると共に加熱して接着一体化することによりフィルム強化ガラスを製造する方法が開示されている。
特開2002-036364号公報
しかしながら、特許文献1の技術は、ガラス板自体のフィルムにより強化するものであって、製造時にそのような構成に成形されるのであって、既存の建物等の窓ガラス等に後付けで貼り付けるものではなかった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、手且つ簡単に施工でき、例えば台風や地震でガラスが割れても、破片の飛び散りの防止、軽減を図ることが可能で、取付け容易で、繰り返し施工でき、貼った後の粘着層の跡も残りにくいガラス防災保護シート及びその製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係るガラス防災保護シートは、ポリエチレンからなる第1乃至第3の糸状部材を備え、前記第1の糸状部材を縦方向に、前記第2の糸状部材を右下がりの斜め方向に、前記第3の糸状部材を左下がりの斜め方向に、それぞれ配列し、前記第1乃至第3の糸状部材の積層された交点をアクリル系粘着剤で接着することでメッシュ状とし、前記メッシュ状の第1乃至第3の糸状部材の裏面に、グラビアコーダー方式によりガラス貼り付け用の粘着剤を塗布したことを特徴とする。
本発明の他の態様に係る防災保護シートの製造方法は、ポリエチレンからなる第1乃至第3の糸状部材を、前記第1の糸状部材を縦方向に、前記第2の糸状部材を右下がりの斜め方向に、前記第3の糸状部材を左下がりの斜め方向に、それぞれ配列し、前記第1乃至第3の糸状部材の積層された交点をアクリル系粘着剤で接着することで、メッシュ状のガラス防災保護シートを生成する工程と、前記ガラス防災保護シートを構成する糸状部材の裏面のみに、グラビアコーダー方式によりアクリル系の粘着剤を塗布し、前記塗布、乾燥後、離型フィルムのピーロイル面と貼合する工程と、前記ガラス防災保護シートを、エージング室にて常温で養生し、紙管を使用して、巻き戻し加工処理を実施し、スライサー機を用いてスリット加工を施す工程と、を有する。
本発明によれば、例えば台風や地震で窓ガラスが割れても、破片の飛び散りの防止、軽減を図る、取付け容易で、手で簡単に繰り返し施工できるシートの提供、粘着層の跡も残りにくいガラス防災保護シート及びその製造方法を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係るガラス防災保護シートの構成図である。 同シートの一部を拡大した断面図である。 本発明の第2実施形態に係るガラス防災保護シートの製造方法を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。
<第1実施形態>
図1には、本発明の実施形態に係るガラス防災保護シートの構成を示し、図2には図1の領域Aにおける拡大断面図を示し、説明する。
これらの図に示されるように、本実施形態に係るガラス防災保護シートは、3軸メッシュ工法により製造されており、糸状に加工したフィルムを縦、及び両斜め方向に整列、積層させ、交点を接着固定することで、全体として耐久性が高められたメッシュ状に構成されている。接着剤には有機溶剤を一切含まない不燃性のアクリル系粘着剤を使用する。
より詳細には、ポリエチレン(PE)からなる第1の糸状部材11、第2の糸状部材12、及び第3の糸状部材13からなり、第1の糸状部材11を縦方向に、第2の糸状部材12を右下がりの斜め方向に、第3の糸状部材13を左下がりの斜め方向に、それぞれ配列し、第1乃至第3の糸状部材の積層された交点をアクリル系粘着剤14で設着することで、メッシュ状のガラス防災保護シートが完成となる。また、第1乃至第3の糸状部材11~13の表面には、ガラス貼り付け用のアクリル系粘着剤が塗布されている。
このように製造された所謂3軸メッシュシートであるガラス防災保護シートを窓ガラスの表面に貼り付けることにより、ガラスへの抵抗を軽減させ、窓ガラスの飛散防止や、ガラスのひび割れ幅の制御など、ガラスの耐久性を高める効果が期待できる。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態に係るガラス防災保護シートの構成は、先に図1,図2で説明した通りであるが、ここでは、図3のフローチャートを参照して、ガラス防災保護シートの製造方法について詳細に説明する。
本処理を開始すると、先ず、ポリエチレン(PE)からなる第1の糸状部材11、第2の糸状部材12、及び第3の糸状部材13からなり、第1の糸状部材11を縦方向に、第2の糸状部材12を右下がりの斜め方向に、第3の糸状部材13を左下がりの斜め方向に、それぞれ配列し、第1乃至第3の糸状部材の積層された交点をアクリル系粘着剤14で接着することで、メッシュ状のガラス防災保護シートを生成する(S1)。
続いて、ガラス防災保護シートの裏面に、アクリル系の粘着剤を塗布する(S3)。この塗布においては、グラビアコーダー方式を採用する。ここで、グラビアコーダーは、ロールコーダーの一種であり、ロールに樹脂を付けて、主にブレードでくぼみに適量を残して削ぎ取り、溜まった樹脂を基材に転写して薄膜を形成する方式であるが、ガラス防災保護シートを構成する糸状部材11,12,13の部分にのみ粘着剤を効率よく塗布することができる。さらに、粘着剤をサラサラにすることで厚みを均等化する効果もある。上記塗布、乾燥後、離型フィルムのピーロイル面と貼合する。
次いで、エージング室にて常温で養生し(S3)、紙管を使用して、巻き戻し加工処理を実施する(S4)。このとき、巻き始め部分は、両面テープにより固定する。次に、スライサー機を用いて輪切り切断、即ちスリット加工を施し(S5)、一連の処理を終了する。この後、所定の検品、包装作業、ケース詰めを実施し、完成となる。
以上の処理によれば、ガラス防災保護シートの糸状部材11,12,13の裏面にガラス貼り付け用のアクリル系粘着剤を塗布する。また、粘着剤の塗布に際しては、グラビアコーダー方式を採用しているので、糸状部材11,12,13の裏面のみに粘着剤を効率よく塗布することができると共に、厚みも均等化される。
本発明によれば、以下の効果が奏される。
第1に、ガラス防災保護シートをガラスに貼ることで、例えば台風等による飛物や、地震による家具の倒れ、窓枠のゆがみにより、ガラスが割れても、破片の飛び散りの防止、軽減を図ることができる。さらに、破片に直接あたるという被害や、避難路に散乱したガラスにより生じる二次災害の防止にも効果的であり、台風や地震の危険から住人を守ることが可能となる。
第2に、ガラス防災保護シートは、飛散防止フィルムと比較し、専用工具を必要としたり、水張りすることなく、両手で持って広げて手で押さえるだけで、簡単にガラスに貼り付けることが可能である。ガラス防災保護シートを貼った状態でも、外の見通しを確認できる仕様になっているので、視界が塞がれるといった心配もない。
第3に、ガラス防災保護シートは、簡単に剥がせるだけでなく繰り返し貼れ、剥がしても粘着層の跡が残りにくいといった性質を有しているので、使用により劣化した場合には、全体的又は部分的に、簡易に新しいものに交換することが可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されることなくその趣旨を逸脱しない範囲で種々の改良・変更が可能であることは勿論である。
1…ガラス防災保護シート
11…第1の糸状部材
12…第2の糸状部材
13…第3の糸状部材
14…アクリル系粘着剤。

Claims (2)

  1. ポリエチレンからなる第1乃至第3の糸状部材を備え、
    前記第1の糸状部材を縦方向に、前記第2の糸状部材を右下がりの斜め方向に、前記第3の糸状部材を左下がりの斜め方向に、それぞれ配列し、
    前記第1乃至第3の糸状部材の積層された交点をアクリル系粘着剤で接着することでメッシュ状とし、前記メッシュ状の第1乃至第3の糸状部材の裏面に、グラビアコーダー方式によりガラス貼り付け用の粘着剤を塗布したことを特徴とする
    ガラス防災保護シート。
  2. ポリエチレンからなる第1乃至第3の糸状部材を、前記第1の糸状部材を縦方向に、前記第2の糸状部材を右下がりの斜め方向に、前記第3の糸状部材を左下がりの斜め方向に、それぞれ配列し、前記第1乃至第3の糸状部材の積層された交点をアクリル系粘着剤で接着することで、メッシュ状のガラス防災保護シートを生成する工程と、
    前記ガラス防災保護シートを構成する糸状部材の裏面のみに、グラビアコーダー方式によりアクリル系の粘着剤を塗布し、前記塗布、乾燥後、離型フィルムのピーロイル面と貼合する工程と、
    前記ガラス防災保護シートを、エージング室にて常温で養生し、紙管を使用して、巻き戻し加工処理を実施し、スライサー機を用いてスリット加工を施す工程と、を有する
    ガラス防災保護シートの製造方法。
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