JP2023175563A - 電子制御式レギュレータ - Google Patents

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Abstract

【課題】レギュレータについて、要求流量の変動に対応可能としながら、指定された様々な吐出圧力を自動的に維持できるようにする。【解決手段】導入口11から導入した高圧流体を調圧弁20により減圧・調整し、吐出口12から設定圧力の減圧流体として吐出するレギュレータにおいて、その吐出圧調整手段が、電動モータ30の駆動により作動し、弁軸21を移動させて弁体22と弁座23との距離を変更する弁軸移動構造を有しており、前記減圧流体の圧力を検出する圧力センサの値に基づいて、前記電動モータ30で前記弁軸移動構造を作動させながら前記減圧流体の圧力が前記設定圧力を維持するように前記調圧弁20の開閉を行う電子制御式レギュレータ1Aとした。【選択図】図1

Description

本発明は、ガス燃料等の高圧の流体を所定圧力に減圧・調整しながら吐出するレギュレータに関し、殊に、吐出する流体の圧力を電子制御により調整する電子制御式レギュレータに関する。
高圧の流体を所定圧力に減圧して吐出するレギュレータとしては、例えば特特許第2667114号公報(特許文献1)や特開2011-256759号公報(特許文献2)に記載されているガス燃料用のものが周知である。このレギュレータは、弁体を同軸的に設けた弁軸と、中央を弁孔が貫通して前記弁体が密着するシート面を有したドーナツ状の弁座とを備え、ボディの入口から流入したCNG等の高圧流体が、弁体の開口状態において、該弁体と弁座間の隙間を通じて減圧室内に流入して調圧された後に吐出される構造である。
そして、減圧室内における流体の圧力が所定圧以上になると、その圧力によって調圧バネの付勢力に抗してダイヤフラムを押し上げ、該ダイヤフラムに連結された前記弁体を持ち上げて弁座を閉じ、また、減圧室内における流体の圧力が所定圧以下になると、調圧バネの付勢力によってダイヤフラムが下降して弁体が弁座から離間するという動作を繰り返し、流体を所望の圧力に調整するものであって、減圧室の圧力と調圧バネの付勢力とのバランスにより高圧流体を所定圧力に減圧・調整しながら吐出するようになっている。
また、例えば特開2007-146875号公報(特許文献3)や特開2019-067216号公報(特許文献4)に記載されているレギュレータのように、弁体を同軸的に設けるとともに流体が通過可能である弁軸と、前記弁体が密着するシート面を有した弁座とを備え、前記弁軸と一体化させたピストン部によってボディの内部を1次圧室(減圧室)と、背圧室(大気圧室)と、2次圧室(調圧室)とに互いに気密に区分し、ボディの入口から流入したCNG等の高圧流体が、弁体の開口状態において、弁軸に形成された通路を通じて2次圧室に流入して調圧された後に吐出される構造である。
そして、2次圧室内における流体の圧力が所定圧以上になると、その圧力によって調圧バネの付勢力に抗してピストンを押し上げ、該ピストンに連結された前記弁体を持ち上げて弁座を閉じ、また、2次圧室内における流体の圧力が所定圧以下になると、調圧バネの付勢力によってピストンが下降して弁体が弁座から離間するという動作を繰り返し、流体を所望の圧力に調整するものであって、2次圧室の圧力と調圧バネの付勢力とのバランスにより高圧流体を所定圧力に減圧・調整しながら吐出するようになっている。
しかし、このような従来のレギュレータの減圧構造において、レギュレータによる流体の吐出圧力は機械的に調圧バネの荷重に依存するため、指定された吐出圧力ごとに調圧バネを予め用意する必要がある。また、車両の燃料供給システムで使用するレギュレータにあっては、その調圧バネを指定されたセット高さに予め固定しておくことから、エンジン要求流量が多い場合には圧力降下が大きくなり、要求流量が少ない場合には圧力降下が小さくなるため、機械的に吐出圧範囲と流量範囲が限られてしまうという問題があった。
一方、実開昭59-160842号公報(特許文献5)には、1次側ダイヤフラム室と2次側ダイヤフラム室を備えたLPG用レギュレータにおいて、1次側ダイヤフラム室内の調圧バネの付勢力を調節する付勢力調節手段として1次側ダイヤフラム室内に設けた圧力センサからの出力信号に対応しながらパルス制御されるステッピングモータを備えた調圧機構が提案されている。
このように、電子制御されるステッピングモータを備えた調圧機構により、1次側ダイヤフラム室内の圧力が予め設定した圧力よりも高くなった場合は調圧バネの付勢力を弱くし、1次側ダイヤフラム室内の圧力が予め設定した圧力よりも低くなった場合は調圧バネの付勢力を強くして、1次側ダイヤフラム室内の圧力を所望の圧力に維持することを可能としている。
しかしながら、このレギュレータにおいて所望する圧力に調節して維持できるのは1次側ダイヤフラム室内だけであり、2次側ダイヤフラム室から吐出する燃料の圧力はその室内に配設された調圧バネに依存するため、1種類のレギュレータで様々な吐出圧力に設定することは依然として困難であり、また、吐出圧範囲と流量範囲が機械的に限られるという問題も解決されてはいない。
特許第2667114号公報 特開2011-256759号公報 特開2007-146875号公報 特開2019-067216号公報 実開昭59-160842号公報
本発明は、上記のような問題を解決しようとするものであり、レギュレータについて、要求流量の変動に対応可能としながら、指定された様々な吐出圧力を自動的に維持できるようにすることを課題とする。
そこで、本発明は、導入口および吐出口を形成したボディの内部に、弁体が同軸的に設けられて軸線方向に往復動作可能な弁軸と、前記弁体が密着可能なシート面を有する弁座と、前記弁軸を往復動作させて前記弁体と前記弁座との距離を変化させることで流体の吐出圧力を調整する吐出圧調整手段と、からなる調圧弁を備えており、前記導入口から導入された高圧流体を前記調圧弁により減圧・調整して設定圧力の減圧流体として前記吐出口から吐出するレギュレータにおいて、前記吐出圧調整手段は、電動モータと、該電動モータの駆動により作動して前記弁軸を軸線方向に移動させることで前記弁体と前記弁座との距離を変更する弁軸移動構造とを有しており、前記吐出口と直列または並列に配置されて前記減圧流体の圧力を検出する圧力センサの値に基づいて、前記電動モータで前記弁軸移動構造を作動させながら前記減圧流体の圧力が前記設定圧力を維持するように前記調圧弁の開閉を行うことを特徴とする電子制御式レギュレータとした。
このように、調圧バネで吐出圧力を調整するのではなく、センサで検出した減圧流体の圧力を基に電動モータを駆動制御しながら弁軸に設けた弁体の開閉動作を行って吐出圧力を設定圧力に維持する方式を採用したことで、要求流量の変動に柔軟に対応可能としながら、設定された様々な吐出圧力を自動的に維持できるものとなる。
また、このレギュレータにおいて、その電動モータは、ACサーボモータ又はDCブラシレスモータであり、前記弁軸移動構造は、前記弁軸に同軸的に付設されて軸線方向に移動可能かつ回動不能に配置された円柱状の運動軸の外周面に形成された台形雄ネジと、前記運動軸に外嵌された円筒状部材の内周面に形成されて前記台形雄ネジに噛合する台形雌ネジとの組合せによる送りネジであって、前記電動モータの駆動により前記台形雌ネジを回動させることで、前記台形雄ネジを回動させずに軸線方向に動作させながら前記弁軸を移動させる場合、レギュレータを過剰に大きくすることなく弁軸を開弁位置又は閉弁位置に短時間で移動させて正確に停止させることが可能なものとなる。
加えて、その台形雌ネジが形成された円筒状部材は、電動モータのロータと一体とされている場合、レギュレータと電動モータとが同軸的かつ一体的に構成されていることで、電動モータを備えたレギュレータのサイズをコンパクトに抑えることができる。
さらに、上述した送りネジを備えたレギュレータにおいて、その送りネジを構成する台形雄ネジと台形雌ネジのうちいずれか一方又は両方が、自己潤滑性樹脂からなる場合、ネジ同士の噛合部において注油の手間を要することなく、低コストでスムースな弁の開閉動作を長期間に亘って維持することができる。
検出した吐出圧力を基に電動モータを駆動制御しながら調圧弁の開閉を行うことで吐出圧力を設定圧力に維持するものとした本発明によると、要求流量の変動に対応可能としながら、指定された様々な吐出圧力を自動的に維持できるものである。
本発明における第1の実施の形態である電子制御式レギュレータの閉弁状態を示す縦断面図。 図1の電子制御式レギュレータの開弁状態を示す縦断面図。 図2のA-A線断面図。 図1の電子制御式レギュレータを備えたエンジンの燃料供給システムの機能ブロック図。 本発明における第2の実施の形態である電子制御式レギュレータの開弁状態を示す縦断面図。 図5の電子制御式レギュレータの閉弁状態を示す縦断面図。
以下に、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態を説明する。尚、本発明において自己潤滑性樹脂とは、ポリアセタール、モノマーキャストナイロン、フッ素樹脂、超高分子ポリエチレンのように、他の一般的な樹脂素材と比べて表面の自己潤滑性が高いことにより、部材同士の摺動部・摩擦部において潤滑油や潤滑剤を不要又は最小限にする樹脂素材を指すものとする。
図1は、本発明における第1の実施形態である電子制御式レギュレータ1Aの閉弁状態を示し、図2は開弁状態を示している。この電子制御式レギュレータ1Aは、主にガス燃料等の供給システム等において、高圧の流体であるガス燃料を所定圧力に減圧しながら送出する減圧手段として使用することを想定したものである。
その構成を大きく分けて説明すると、金属製で円柱状に形成されたボディ10Aの内部において、高圧流体を導入する導入口11から調圧弁20までの高圧部2A、前記調圧弁20から減圧流体を吐出する吐出口12までの吐出部3A、前記調圧弁20を操作して吐出する減圧流体の圧力を設定圧力に減圧・調整するための圧力制御部4Aからなる。
前記調圧弁20は、傘状の弁体22が同軸的に設けられて軸線方向に往復動作可能な弁軸21と、前記弁体22が密着可能なシート面24を有するとともに中心に弁孔25を形成したドーナツ状の弁座23と、前記弁軸21を往復動作させて前記弁体22と前記弁座23との距離を変化させることで吐出圧力を調整する吐出圧調整手段とからなる。
この吐出圧調整手段は、電動モータ30と、前記電動モータ30を駆動制御するドライバ40と、端部に形成した連結穴51に前記弁軸21の先端側を挿入して前記弁軸21と同軸的に連結された運動軸50とで構成されており、前記吐出圧調整手段の下側に配置された前記弁軸21の前記弁体22を、前記弁座23のシート面24に対し、電子制御された前記電動モータ30の駆動により、前記弁体22と前記シート面24が密着した閉弁位置(図1)と離間した開弁位置(図2)との間で軸線方向に往復動作させて開口部面積を変化させながら、吐出する減圧流体の圧力が設定圧力と等しくなるように自動的に調整するものであり、この点が本発明における最大の特徴部分となっている。
前記吐出圧調整手段は、前記電動モータ30の駆動により作動して前記弁軸21を軸方向に移動させるための後述する弁軸移動構造を備えており、前記弁孔25下流側の前記吐出口12に連通孔13で接続された圧力センサ設置部14内で減圧流体の圧力を検出している圧力センサ(図示せず)の値に基づいて、前記電動モータ30で弁軸移動構造を動作させながら吐出する減圧流体の圧力を設定圧力に維持するように前記調圧弁20の開閉を行うものである。
尚、圧力センサの設置箇所は、前記圧力センサ設置部14内に限られるものではなく、前記吐出口12と直列または並列に配置されて吐出圧力を検出することが可能であればよく、減圧流体が送出される経路上において任意の箇所に設置することができる。
このように、本実施の形態の電子制御式レギュレータ1Aによれば、従来のレギュレータのように調圧バネで吐出圧力を調整するのではなく、圧力センサで検出している吐出圧力を基に、前記電動モータ30を駆動制御して前記弁軸21を軸線方向に往復動作させて前記調圧弁20を開閉する(開口部面積を変化させる)ことで吐出圧力を調整する方式を採用したことにより、従来のレギュレータにおける問題点であった、要求流量が多い場合には圧力降下が大きくなり、要求流量が少ない場合には圧力降下が小さくなることで、機械的に吐出圧範囲および要求流量範囲が限られてしまうという問題を解消しつつ、様々な要求吐出圧力および要求流量に対し、部品の交換を要することなく1つの製品で対応することを可能としている。
尚、本実施の形態では、前記吐出圧調整手段の一部を構成する前記電動モータ30として、制御性に優れたACサーボモータを使用しており、前記ドライバ40による駆動制御で迅速且つ正確な回転角の位置決めを実現可能なものとしているものであるが、このACサーボモータの代わりにDCブラシレスモータを使用してもよい。
また、本実施の形態の電子制御式レギュレータ1Aにおいて、その弁軸移動構造は、弁軸21先端側に設けた円柱状の運動軸50Aの外周面に形成してなる台形雄ネジ61と、前記電動モータ30の一部を構成している円筒状の部材であるロータ31の内周面に形成されて台形雄ネジ61に噛合する台形雌ネジ62との組合せからなる送りネジ60であって、前記電動モータ30の駆動により前記ロータ31の内周面側と一体とされた前記台形雌ネジ62が前記台形雄ネジ61の周囲を回動する構成となっている。
前記送りネジ60については、これを構成している前記台形雄ネジ61と前記台形雌ネジ62のうちいずれか一方又は両方が、自己潤滑性樹脂素材で成形したものであることが好ましい。これにより、前記台形雄ネジ61と前記台形雌ネジ62の噛合部において潤滑油の注油を要することなく、低コストでスムースな弁の開閉動作を長期間に亘って維持しやすいものとなる。
そして、前記運動軸50Aは、前記連結穴51と逆側の端部において内周面に平面部分を形成した挿入穴52が形成されており、前記ボディ10Aに基端72を固定して先端73の外周面に平面部分74を形成した回り止め軸70が、前記挿入穴52に対して軸線方向に摺動自在に挿入されており(図3参照)、互いの平面部分が密着することで運動軸50Aにおける回転動作を規制して軸線方向の直線動作に変換することによって、前記連結穴51により連結した前記弁軸21を移動させる構造である。
また、前記弁座23の前記シート面24によるシート径と、前記弁体22の有効径とを略同一にすることで、使用する前記電動モータ30の小型化と前記電子制御式レギュレータ1Aのコンパクト化を達成しやすいものとなる。
前記電子制御式レギュレータ1Aにおける前記圧力制御部4Aの構成について、さらに詳細に説明する。
前記ボディ10A上部側に形成された収納室5に内装されている前記電動モータ30は、上述したように制御性に優れたACサーボモータを使用している。前記収納室5内周側には巻線32を巻回した状態で支持しているステータ31が複数個配設されており、各ステータ31に対向するように複数個の磁石34を外周側に配設した略円筒状のロータ33が、その中心軸線を前記弁軸21と同一にして回動可能に配設されている。
前記ロータ33は、その上下両端側に配設された滑り軸受35,36で軸支されており、前記磁石34と対向している前記巻線32に通電することで発生する磁力により回動して、前記電動モータ30が駆動する。尚、前記滑り軸受35,36の素材に表面潤滑性能に優れた自己潤滑性樹脂を用いることで、その摩擦部分に定期的な注油を要することなく、前記ロータ33のスムースな回動を長期間に亘って確保することができる。
前記ステータ31の上方には、前記ロータ33の軸出し及び磁極位置センサ37取付けのためのカバー38が配設されているとともに前記ロータ33の上方には磁石39が配設されており、前記ステータ31に流れる電流で生じる磁極と併せて前記ロータ33の回転位置を前記磁極位置センサ37により検出することができる。
また、前記磁極位置センサ37の上方には、モータ駆動用の前記ドライバ40が配設されており、前記ドライバ40は前記巻線32と端子41で接続されているとともに、外部入力用の外部端子42を前記ボディ10Aの外部に露出させている。
次に、図1乃至図3の断面図、および図4の機能ブロック図を参照しながら、本実施の形態による作用について説明する。
図1に示したように、初期状態において、前記弁軸21は基端側に配設したスプリング26で押し上げられており、前記弁座23のシート面24に前記弁体22が密着しながら閉弁している。尚、符号27は前記弁座23を押さえつけて保持するためのスプリングである。
そして、前記電子制御式レギュレータ1Aの使用時には、図4に示すように、電子的制御手段であるエンジンコントロールユニット100から、目標圧力(Pref)指令が前記外部端子42を経由して前記ドライバ40に入力される。この時、目標圧力(Pref)と圧力センサ101で検出されている吐出圧力値(Pout)との関係が、Pref>Poutとなる場合は、前記ステータ31の巻線32に電流が印加され、前記ロータ33が前記運動軸50Aを押し下げる方向に回転することにより、前記弁軸21の弁体22もこれに伴って押し下げられて、図2に示すような開弁状態となる。
逆に、目標圧力(Pref)と吐出圧力値(Pout)との関係が、Pref<Poutとなる場合は、前記運動軸50Aを押し上げる方向に前記ロータ33を回動させることにより、前記弁軸21の弁体22もこれに伴って押し上げられて、図1に示すような閉弁状態となる。
以上のような制御を実行して、前記調圧弁20を開閉する(開口部面積を変化させる)ことで、吐出圧力を指定された目標圧力に維持することができる。また、レギュレータの使用条件に応じた目標設定圧力を入力することで、吐出圧力を自由に変更することもできる。
尚、図4に示したように、オイルフィルタ102通過後の流体の圧力を検出する圧力センサ103を前記圧力センサ101と置き換えて、または併用して使用することとしてもよい。
図5は、本発明における第2の実施形態である電子制御式レギュレータ1Bの閉弁状態を示し、図6は開弁状態を示している。この電子制御式レギュレータ1Bは、前記電子制御式レギュレータ1Aと同様に、主にガス燃料等の供給システム等において、高圧の流体であるガス燃料を所定圧力に減圧しながら送出する減圧手段として使用することを想定したものである。
その構成を大きく分けて説明すると、金属製で円柱状に形成されたボディ10Bの内部において、高圧流体を導入する導入口11から調圧弁80までの高圧部2B、前記調圧弁80から減圧流体を吐出する吐出口12までの吐出部3B、前記調圧弁80を操作して吐出する減圧流体の圧力を設定圧力に減圧・調整するための圧力制御部4Bからなる点も、前記電子制御式レギュレータ1Aと同様である。
前記調圧弁80は、円環状の弁体82が同軸的に設けられて軸線方向に往復動作可能であり流体が通過可能な通路83を有する筒状の弁軸81と、前記弁体82が密着可能なシート面85を有する円環状の弁座84と、前記弁軸81を往復動作させて前記弁体82と前記弁座84との距離を変化させることで流体の吐出圧力を調整する吐出圧調整手段とからなる。
この吐出圧調整手段は、電動モータ30と、前記電動モータ30を駆動制御するドライバ40と、前記弁軸81と一体に形成された運動軸50Bとで構成されており、前記吐出圧調整手段を貫通して配置された前記弁軸81の前記弁体82を、前記弁座83のシート面84に対し、電子制御された電動モータ30の駆動により、前記弁体82と前記シート面84が密着した閉弁位置(図5)と離間した開弁位置(図6)との間で軸線方向に往復動作させて開口部面積を変化させながら、吐出する減圧圧力の圧力が設定圧力と等しくなるように自動的に調整するものである点についても前記電子制御式レギュレータ1Aと同様である。
前記吐出圧調整手段は、前記電動モータ30の駆動により作動して前記弁軸81を軸方向に移動させるための後述する弁軸移動構造を備えており、前記弁軸81下流側(前記通路83通過後)で減圧流体が送出される経路上において吐出圧力を検出している圧力センサ(図示せず)の値に基づいて、前記電動モータ30で弁軸移動構造を動作させながら吐出する減圧流体の圧力を設定圧力に維持するように前記調圧弁80の開閉を行うものである。
本実施の形態の電子制御式レギュレータ1Bにおける弁軸移動構造は、前記弁軸81の外周に一体に形成した円柱状の運動軸50Bの外周面に形成してなる台形雄ネジ61と、前記電動モータ30の一部を構成している円筒状の部材である前記ロータ33の内周面に形成されて台形雄ネジ61に噛合する台形雌ネジ62との組合せからなる送りネジ60であって、前記電動モータ30の駆動により前記ロータ33の内周面側と一体とされた前記台形雌ネジ62が前記台形雄ネジ61の周囲を回動する構成となっている。
そして、前記運動軸50Bと一体である前記弁軸81は、前記弁体82と逆側の端部において周方向の外側に突設された回り止め突起91と、前記回り止め突起91を挟むように前記ボディ10A側に突設された回り止めガイド92とを有し、前記回り止め突起91と前記回り止めガイド92が接触することで前記運動軸50Bにおける回転動作を規制して軸線方向の直線動作に変換することによって、前記運動軸50Bと一体である前記弁軸81を移動させる構造である。
また、前記弁座84の前記シート面85によるシート径と、前記弁体82の有効径とを略同一にすることで、使用する前記電動モータ30の小型化と前記電子制御式レギュレータ1Bのコンパクト化を達成しやすいものとなる。
このように、本実施の形態の電子制御式レギュレータ1Bによれば、従来のレギュレータのように、吐出圧力をパイプ状の弁軸に与える荷重と弁軸を介して逆側に配設された調圧バネの荷重との釣り合いを利用して調整するのではなく、上述した電子制御式レギュレータ1Aと同様に、圧力センサで検出している吐出圧力を基に、前記電動モータ30を駆動制御して前記弁軸81を軸線方向に往復動作させて前記調圧弁80を開閉する(開口部面積を変化させる)ことで吐出圧力を調整する方式を採用したことにより、従来のレギュレータにおける問題点であった、要求流量が多い場合には圧力降下が大きくなり、要求流量が少ない場合には圧力降下が小さくなることで、機械的に吐出圧範囲および要求流量範囲が限られてしまうという問題を解消しつつ、様々な要求吐出圧力および要求流量に対し、部品の交換を要することなく1つの製品で対応することを可能としている。
前記電子制御式レギュレータ1Aと前記電子制御式レギュレータ1Bは、それぞれの弁体と弁軸の構造が逆になったような関係にあるが、どちらの実施の形態においても本発明の優れた効果を得ることができる。
以上、述べたように、レギュレータについて、本発明により、要求流量の変動に対応可能としながら、指定された様々な吐出圧力を自動的に維持することができる。
1A,1B 電子制御式レギュレータ、2A,2B 高圧部、3A,3B 吐出部、4A,4B 圧力制御部、5 収納室、10A,10B ボディ、11 導入口、12 吐出口、13 連通孔、14 圧力センサ設置部、20 調圧弁、21 弁軸、22 弁体、23 弁座、24 シート面、25 弁孔、26,27 スプリング、30 電動モータ、31 ステータ、32 巻線、33 ロータ、34 磁石、35 滑り軸受、36 滑り軸受、37 磁極位置センサ、38 カバー、39 磁石、40 ドライバ、41 端子、42 外部端子、50A,50B 運動軸、51 連結穴、52 挿入穴、60 送りネジ、61 台形雄ネジ、62 台形雌ネジ、71 回り止め軸、72 基端、73 先端、74 平面部、80 調圧弁、81 弁軸、82 弁体、83 通路、84 弁座、85 シート面、91 回り止め突起、92 回り止めガイド、100 エンジンコントロールユニット、101,103 圧力センサ、102 オイルフィルタ

Claims (4)

  1. 導入口および吐出口を形成したボディの内部に、弁体が同軸的に設けられて軸線方向に往復動作可能な弁軸と、前記弁体が密着可能なシート面を有する弁座と、前記弁軸を往復動作させて前記弁体と前記弁座との距離を変化させることで流体の吐出圧力を調整する吐出圧調整手段と、からなる調圧弁を備えており、前記導入口から導入された高圧流体を前記調圧弁により減圧・調整して設定圧力の減圧流体として前記吐出口から吐出するレギュレータにおいて、
    前記吐出圧調整手段は、電動モータと、該電動モータの駆動により作動して前記弁軸を軸線方向に移動させることで前記弁体と前記弁座との距離を変更する弁軸移動構造とを有しており、前記吐出口と直列または並列に配置されて前記減圧流体の圧力を検出する圧力センサの値に基づいて、前記電動モータで前記弁軸移動構造を作動させながら前記減圧流体の圧力が前記設定圧力を維持するように前記調圧弁の開閉を行うことを特徴とする電子制御式レギュレータ。
  2. 前記電動モータは、ACサーボモータ又はDCブラシレスモータであり、
    前記弁軸移動構造は、前記弁軸に同軸的に付設されて軸線方向に移動可能かつ回動不能に配置された円柱状の運動軸の外周面に形成された台形雄ネジと、前記運動軸に外嵌された円筒状部材の内周面に形成されて前記台形雄ネジに噛合する台形雌ネジとの組合せによる送りネジであって、前記電動モータの駆動により前記台形雌ネジを回動させることで、前記台形雄ネジを回動させずに軸線方向に動作させながら前記弁軸を移動させることを特徴とする請求項1記載の電子制御式レギュレータ。
  3. 前記台形雌ネジが形成された円筒状部材は、前記電動モータのロータと一体とされていることを特徴とする請求項2記載の電子制御式レギュレータ。
  4. 前記台形雄ネジと前記台形雌ネジのうちいずれか一方又は両方が、自己潤滑性樹脂からなることを特徴とする請求項2または3記載の電子制御式レギュレータ。
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