JP2023173734A - データ通信システム - Google Patents
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Abstract
【課題】異なる通信仕様の第1データ通信装置と第2データ通信装置との間で通信データを適正に送受信する。【解決手段】CAN通信により通信データを送受信するデータ通信システムであって、第1の通信仕様に則ってCAN通信により通信データを少なくとも送信する第1データ通信装置と、第1の通信仕様と異なる第2の通信仕様に則ってCAN通信により通信データを少なくとも受信する第2データ通信装置と、第1データ通信装置から受信した通信データを第2の通信仕様に則って第2データ通信装置に中継するデータ中継装置と、を備える。【選択図】図3
Description
本発明は、データ通信システムに関し、詳しくは、CAN通信により通信データを送受信するデータ通信システムに関する。
従来、この種のデータ通信システムとして、CAN通信により通信データを送受信するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このシステムでは、第1データ通信装置(サブシステム)と、第2データ通信装置(他のサブシステム)と、複数の中継装置(車内データ制御装置)と、を備える。第1データ通信装置は、通信データを送信する。第2データ通信装置は、通信データを受信する。複数の中継装置は、第1データ通信装置、第2データ通信装置のそれぞれに設けられ、第1データ通信装置と第2データ通信装置との間の通信データを中継する。中継装置は、受信した通信データの送信先が当該中継装置に直接接続されていないネットワークの第2データ通信装置であるときには、他の中継装置に、その通信データを中継させる。これにより、複数のネットワーク間で通信データを送受信できるとしている。
しかし、上述のデータ通信システムでは、通信データの構成や通信データの送信間隔などの通信仕様が第1データ通信装置と第2データ通信装置とで同一であることを前提としている。そのため、第1データ通信装置の通信仕様と第2データ通信装置の通信仕様とが異なる場合には、通信データの送受信ができなくなってしまう。
本発明のデータ通信システムは、異なる通信仕様の第1データ通信装置と第2データ通信装置との間で通信データを適正に送受信することを主目的とする。
本発明のデータ通信システムは、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のデータ通信システムは、
CAN通信により通信データを送受信するデータ通信システムであって、
第1の通信仕様に則ってCAN通信により前記通信データを少なくとも送信する第1データ通信装置と、
前記第1の通信仕様と異なる第2の通信仕様に則ってCAN通信により前記通信データを少なくとも受信する第2データ通信装置と、
前記第1データ通信装置から受信した前記通信データを前記第2の通信仕様に則って前記第2データ通信装置に中継するデータ中継装置と、
を備えることを要旨とする。
CAN通信により通信データを送受信するデータ通信システムであって、
第1の通信仕様に則ってCAN通信により前記通信データを少なくとも送信する第1データ通信装置と、
前記第1の通信仕様と異なる第2の通信仕様に則ってCAN通信により前記通信データを少なくとも受信する第2データ通信装置と、
前記第1データ通信装置から受信した前記通信データを前記第2の通信仕様に則って前記第2データ通信装置に中継するデータ中継装置と、
を備えることを要旨とする。
この本発明のデータ通信システムでは、第1データ通信装置は、第1の通信仕様に則ってCAN通信により通信データを少なくとも送信する。第2データ通信装置は、第1の通信仕様と異なる第2の通信仕様に則ってCAN通信により通信データを少なくとも受信する。データ中継装置は、第1データ通信装置から受信した通信データを前記第2の通信仕様に則って前記第2データ通信装置に中継する。この結果、通信仕様の異なる第1データ通信装置と第2データ通信装置との間で通信データを適正に送受信できる。
こうした本発明のデータ通信システムにおいて、前記第2の通信仕様は、前記通信データのデータフレームと、前記通信データの送受信の時間間隔と、前記通信データの送受信の開始タイミングと、前記通信データの送受信の停止タイミングと、のうちの少なくとも1つが前記第1の通信仕様と異なるものとしてもよい。こうすれば、第2の通信仕様のデータフレーム第1データ通信装置と第2データ通信装置との間で、通信データのデータフレームと、通信データの送受信の時間間隔と、通信データの送受信の開始タイミングと、通信データの送受信の停止タイミングと、のうちの少なくとも1つが第1の通信仕様と異なる場合でも、第1データ通信装置と第2データ通信装置との間で通信データを適正に送受信できる。
この場合において、前記データフレームは、データの内容を識別するためのIDを有し、前記第1の通信仕様は、所定情報を送信するときには、前記通信データの前記IDを第1の値にし、前記第2の通信仕様は、受信した前記通信データの前記IDが前記第1の値であるときには、前記所定情報とは異なる情報を受信したものとし、前記データ中継装置は、前記第1データ通信装置から前記IDが前記第1の値である前記通信データを受信したときには、受信した前記通信データの前記IDを、前記第1の値とは異なる値に変換し、変換後の前記通信データを前記第2データ通信装置に送信してもよい。こうすれば、第1の通信仕様は、所定情報を送信するときには、通信データのIDを第1の値にし、第2の通信仕様は、受信した通信データのIDが第1の値であるときには、所定情報とは異なる情報を受信したものとするときでも、第1データ通信装置と第2データ通信装置との間で通信データを適正に送受信できる。
こうした第2の通信仕様が通信データのデータフレームと通信データの送受信の時間間隔と、通信データの送受信の開始タイミングと、通信データの送受信の停止タイミングと、のうちの少なくとも1つが第1の通信仕様と異なる態様の本発明のデータ通信システムにおいて、前記データフレームは、データの内容を識別するためのIDと、データを格納するデータフィールドと、を有し、前記データフィールドは、複数のビットから構成され、前記第1の通信仕様は、所定情報を送信するときには、前記通信データの前記IDを第1の値にすると共に前記所定情報を前記データフィールドの第1のビット位置に配置し、前記第2の通信仕様は、受信した前記通信データの前記IDが前記第1の値であるときには、受信した前記通信データにおいて前記データフィールドの前記第1のビット位置と異なる第2のビット位置を前記所定情報であるとし、前記データ中継装置は、前記IDが前記第1の値である前記通信データを受信したときには、受信した前記通信データの前記データフィールドのデータのビット位置を、前記第2のビット位置に変更し、変更後の前記通信データを前記第2データ通信装置に送信してもよい。こうすれば、第1の通信仕様は、所定情報を送信するときには、通信データのIDを第1の値にすると共に所定情報をデータフィールドの第1のビット位置に配置し、第2の通信仕様は、受信した通信データのIDが第1の値であるときには、受信した通信データにおいてデータフィールドの第1のビット位置と異なる第2のビット位置を所定情報であるとするときでも、第1データ通信装置と第2データ通信装置との間で通信データを適正に送受信できる。
また、第2の通信仕様が通信データのデータフレームと通信データの送受信の時間間隔と、通信データの送受信の開始タイミングと、通信データの送受信の停止タイミングと、のうちの少なくとも1つが第1の通信仕様と異なる態様の本発明のデータ通信システムにおいて、前記データフレームは、データの内容を識別するためのIDと、データを格納するデータフィールドと、を有し、前記第1の通信仕様は、第1のデータを送信するときには、前記通信データの前記IDを第1の値とし、第2のデータを送信するときには、前記通信データの前記IDを第2の値とし、前記第2の通信仕様は、前記IDが第3の値であるときに、受信した前記通信データが前記第1のデータおよび前記第2のデータを含むとし、前記データ中継装置は、前記IDが前記第1の値である第1通信データと、前記IDが前記第2の値である第2通信データと、を受信したときには、前記第3の値を前記IDとし、且つ、受信した前記第1通信データの前記データフィールドのデータと受信した前記第2通信データの前記データフィールドのデータとを前記データフィールドに含む通信データを前記第2データ通信装置に送信してもよい。こうすれば、第1の通信仕様は、第1のデータを送信するときには、通信データのIDを第1の値とし、第2のデータを送信するときには、通信データのIDを第2の値とし、第2の通信仕様は、IDが第3の値であるときに、受信した通信データが第1のデータおよび第2のデータを含むものとするときでも、第1データ通信装置と第2データ通信装置との間で通信データを適正に送受信できる。
さらに、第2の通信仕様が通信データのデータフレームと通信データの送受信の時間間隔と、通信データの送受信の開始タイミングと、通信データの送受信の停止タイミングと、のうちの少なくとも1つが第1の通信仕様と異なる態様の本発明のデータ通信システムにおいて、前記データフレームは、データの内容を識別するためのIDと、データを格納するデータフィールドと、を有し、前記データフィールドは、複数のビットから構成され、前記第1の通信仕様は、所定情報を送信するときには、前記通信データの前記IDを第1の値にすると共に前記データフィールド内のデータ長を第1のデータ長にし、前記第2の通信仕様は、受信した前記通信データの前記IDが前記第1の値であるときには、受信した前記通信データの前記データフィールド内の前記データ長が前記第1のデータ長とは異なる第2のデータ長であるものとし、前記データ中継装置は、前記第1データ通信装置から前記IDが前記第1の値である前記通信データを受信したときには、受信した前記通信データの前記データ長を、前記第2のデータ長に変換し、変換後の前記通信データを前記第2データ通信装置に送信してもよい。こうすれば、第1の通信仕様は、所定情報を送信するときには、通信データのIDを第1の値にすると共にデータフィールド内のデータ長を第1のデータ長にし、第2の通信仕様は、受信した通信データのIDが第1の値であるときには、データフィールド内のデータ長が第1のデータ長とは異なる第2のデータ長とするときでも、第1データ通信装置と第2データ通信装置との間で通信データを適正に送受信できる。
そして、第2の通信仕様が通信データのデータフレームと通信データの送受信の時間間隔と、通信データの送受信の開始タイミングと、通信データの送受信の停止タイミングと、のうちの少なくとも1つが第1の通信仕様と異なる態様の本発明のデータ通信システムにおいて、前記データフレームは、データの内容を識別するためのIDを有し、前記第1の通信仕様は、所定情報を送信するときには、前記通信データの前記IDを所定値にすると共に、前前記通信データを送信する時間間隔としての送信間隔を第1の時間とし、前記第2の通信仕様は、前記IDが前記所定値の前記通信データを受信する時間間隔としての受信間隔を、前記第1の時間とは異なる第2の時間とし、前記データ中継装置は、前記IDが前記所定値の前記通信データを受信したときには、受信した前記通信データを前記第2の時間毎に前記第2データ通信装置に送信してもよい。こうすれば、第1の通信仕様は、所定情報を送信するときには、通信データのIDを所定値にすると共に、送信間隔を第1の時間とし、第2の通信仕様は、IDが所定値の通信データの受信間隔を、第1の時間とは異なる第2の時間とするときでも、第1データ通信装置と第2データ通信装置との間で通信データを適正に送受信できる。
また、第2の通信仕様が通信データのデータフレームと通信データの送受信の時間間隔と、通信データの送受信の開始タイミングと、通信データの送受信の停止タイミングと、のうちの少なくとも1つが第1の通信仕様と異なる態様の本発明のデータ通信システムにおいて、前記データフレームは、データの内容を識別するためのIDを有し、前記第1の通信仕様は、所定情報を送信するときには、前記通信データの前記IDを所定値にすると共に、前記通信データの送信を開始する送信開始タイミングを第1の開始タイミングとし、前記第2の通信仕様は、前記IDが前記所定値の前記通信データの受信を開始する受信開始タイミングを、前記第1の開始タイミングに比して遅い第2の開始タイミングとし、前記データ中継装置は、前記IDが前記所定値の前記通信データを受信したときには、受信した前記通信データを前記第2の開始タイミングで前記第2データ通信装置に送信してもよい。こうすれば、第1の通信仕様は、所定情報を送信するときには、通信データのIDを所定値にすると共に、送信開始タイミングを第1の開始タイミングとし、第2の通信仕様は、IDが所定値の通信データの受信開始タイミングを、第1の開始タイミングに比して遅い第2の開始タイミングとするときでも、適正なタイミングで第1データ通信装置と第2データ通信装置との間で通信データを送受信を開始できる。
さらに、第2の通信仕様が通信データのデータフレームと通信データの送受信の時間間隔と、通信データの送受信の開始タイミングと、通信データの送受信の停止タイミングと、のうちの少なくとも1つが第1の通信仕様と異なる態様の本発明のデータ通信システムにおいて、前記データフレームは、データの内容を識別するためのIDを有し、前記第1の通信仕様は、所定情報を送信するときには、前記通信データの前記IDを所定値にすると共に、前記通信データの送信を停止する送信停止タイミングを第1の停止タイミングとし、前記第2の通信仕様は、前記IDが前記所定値の前記通信データの受信を停止する受信停止タイミングを、前記第1の停止タイミングに比して早い第2の停止タイミングとし、前記データ中継装置は、前記IDが前記所定値の前記通信データを受信したときには、受信した前記通信データを前記第2の停止タイミングで前記第2データ通信装置に送信してもよい。こうすれば、第1の通信仕様は、所定情報を送信するときには、通信データのIDを所定値にすると共に、送信停止タイミングを第1の停止タイミングとし、第2の通信仕様は、IDが所定値の通信データの受信停止タイミングを、第1の停止タイミングに比して早い第2の停止タイミングとするときでも、適正なタイミングで第1データ通信装置と第2データ通信装置との間の通信データの送受信を停止できる。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としてのデータ通信システムを搭載する制御システム20の構成の概略を示す構成図である。制御システム20は、エンジンやモータ、トランスミッションなどの駆動装置を備える自動車に搭載される制御システムとして構成されており、複数の電子制御ユニット(以下、「ECU」という)22と、複数のECU26と、バスゲートウェイ30と、データ中継装置32と、を備える。実施例では、ECU22、26と、データ中継装置32とが「データ通信システム」に相当する。
複数のECU22は、図示しないが、CPUやROM、RAM、フラッシュメモリ、CAN(Controller Area Network)コントローラ、CANトランシーバ、入出力ポート、通信ポートを有するマイクロコンピュータを備える。各ECU22は、通信ポートに接続されたCANバス24を介してバスゲートウェイ30とデータ中継装置32に接続されている。各ECU22は、CANコントローラやCANトランシーバにより、第1の通信仕様に則って、CAN通信により車両に関する情報を示す通信データを通信ポートからCANバス24に送信したり、バスゲートウェイ30やデータ中継装置32からCANバス24に送信された通信データを通信ポートから受信したりする。
各ECU22で送受信する通信データは、CAN通信における標準フォーマットのデータフレームとして構成されている。図2は、通信データの構成の概略を示す概略図である。図2に示すように、データの種類や送信ノードの識別、通信調停の優先順位を示す11ビットからなるIDやデータを示す最大8バイト(最大64ビット)のデータフィールド、その他、図示はしないが、SOF(Star of Frame)、RTR(Remote Transmission Request)、コントロールフィールド、CRCフィールド、ACKスロット、ACKデリミタ、EOF、ITMを備える。なお、通信データは、CAN通信における拡張フォーマットのデータフレームとして構成されていてもよい。
第1の通信仕様は、通信データを送受信するための仕様を予め定めたものである。第1の通信仕様としては、通信データのデータフレームや通信データの送受信の時間間隔、通信データの送受信の開始タイミング、通信データの送受信の停止タイミングなどが挙げられる。
複数のECU26は、図示しないが、CPUやROM、RAM、フラッシュメモリ、CANコントローラ、CANトランシーバ、入出力ポート、通信ポートを有するマイクロコンピュータを備える。各ECU26は、通信ポートに接続されたCANバス28を介してバスゲートウェイ30とデータ中継装置32とに接続されている。各ECU26は、CANコントローラやCANトランシーバにより、第2の通信仕様に則って、CAN通信により車両に関する情報を示す通信データを通信ポートからCANバス28に送信したり、バスゲートウェイ30やデータ中継装置32からCANバス28に送信された通信データを通信ポートから受信したりする。
各ECU26で送受信する通信データは、各ECU22で送受信する通信データと同様に、CAN通信における標準フォーマットのデータフレームとして構成されている。
第2の通信仕様は、通信データを送受信するための仕様を予め定めたものである。第2の通信仕様としては、通信データのデータフレームや通信データの送受信の時間間隔、通信データの送受信の開始タイミング、通信データの送受信の停止タイミングなどが挙げられる。第2の通信仕様は、通信データのデータフレームや通信データの送受信の時間間隔、通信データの送受信の開始タイミング、通信データの送受信の停止タイミングなどが第1の通信仕様と異なる仕様となっている。
バスゲートウェイ30は、CANバス24、28と図示しないイーサネット(Ethernet)(登録商標)との間のデータをやり取りする際に中継する役割を果たす周知のゲートウェイとして構成されている。
データ中継装置32は、図示しないが、CPUやROM、RAM、フラッシュメモリ、CANコントローラ、CANトランシーバ、入出力ポート、通信ポートを有するマイクロコンピュータを備える。データ中継装置32は、上述の第1、第2の通信仕様をROMに記憶しており、各ECU22からCANバス24に送信された通信データを第2の通信仕様でCANバス28に送信することにより各ECU22から受信した通信データを第2の仕様で各ECU26に中継したり、各ECU26からCANバス28に送信された通信データを第1の通信仕様でCANバス24に送信することにより各ECU26から受信した通信データを第1の仕様で各ECU26に中継したりする。データ中継装置32の動作の詳細については、後述する。
こうして構成された制御システム20では、複数のECU22と複数のECU26との協働により、車両に搭載されるエンジンやモータ、トランスミッションなどの駆動装置や車室内の空気調和を行なう空調装置などの補機が制御される。また、制御システム20では、図示しないパワースイッチが短押される毎に、補機バッテリ用リレーをオンして補機バッテリから補機への電力の供給を開始するアクセサリーオン(ACC-ON)、駆動装置を起動する(車両がハイブリッド車の場合、システムメインリレーをオンして走行用のバッテリからモータを駆動するインバータへの電力の供給を開始する)イグニッションオン(IG-ON)、補機バッテリ用リレーをオフすると共に駆動装置を停止して車両のシステムを停止する(車両がハイブリッド車の場合、補機バッテリ用リレーとシステムメインリレーをオフしてハイブリッド車のシステムを停止状態とする)イグニッションオフ(IG-OFF)の各状態がこの順に繰り返されるように補機バッテリ用リレーや駆動装置を制御する。
こうした協調制御の際に、各ECU22、ECU26は、車速などの各種センサの情報や駆動装置や補機の制御に関する各種情報などの通信データを、CANバス24に第1の通信仕様で送受信したり、CANバス28に第2の通信仕様で送受信したりする。ここで、データ中継装置32の動作の詳細について説明する。図3~図6は、CANバス24、データ中継装置32、CANバス28の通信データの様子の一例を示す説明図である。ここでは、各ECU22は第1の通信仕様で通信データをCANバス24に送信し、各ECU26は、第2の通信仕様でCANバス24から通信データを受信し、データ中継装置32は、各ECU22から第1の通信仕様で送信された通信データをCANバス24から受信して第2の通信仕様でCANバス28に送信する場合について説明する。データ中継装置32は、以下の7つの動作を実行する。各動作の説明において、IDの値やデータの内容を共通なものを用いることがあるが、IDの値やデータの内容は、車両の制御内容などに応じて適宜変更してもよい。
第1の動作では、図3に示すように、第1の通信仕様において、所定情報(例えば、車速)を送信するときには、通信データのIDを値(第1の値)IDref1にし、第2の通信仕様において、受信した通信データのIDが値IDref1であるときには、所定情報とは異なる情報(例えば、アクセル開度)を受信したものする場合、データ中継装置32は、CANバス24からIDが値IDref1の通信データを受信したときには、受信した通信データのIDを所定値IDref1とは異なる値(第2の値)IDref2に変換して、変換後の通信データをCANバス28に送信する。これにより、第1の通信仕様と第2の通信仕様とがIDの定義において異なる場合でも、ECU22とECU26との間で適正に通信データを送受信できる。
第2の動作では、図4に示すように、第1の通信仕様において、所定情報(例えば、車速)を送信するときには、通信データのIDを値IDref1にすると共に所定情報をデータDATAとしてデータフィールドの先頭から4バイト目までの位置に配置し、第2の通信仕様において、受信した通信データのIDが値IDref1であるときには、受信した通信データにおいてデータフィールドの5バイト目から8バイト目までの位置のデータDATAを所定情報(例えば、車速)とする場合、データ中継装置32は、CANバス24からIDが値IDref1の通信データを受信したときには、受信した通信データのデータフィールドのデータDATAのビット位置を、データフィールドの5バイト目から8バイト目までの位置に変換し、変換後の通信データをCANバス28に送信する。これにより、第1の通信仕様と第2の通信仕様とがデータフィールド内のデータの位置において異なる場合でも、ECU22とECU26との間で適正に通信データを送受信できる。
第3の動作では、図5に示すように、第1の通信仕様において、第1の情報(例えば、車速)を送信するときには、通信データ(第1通信データ)のIDを値(第1の値)IDref1にすると共にデータフィールドにデータ(第1のデータ)DATA1を格納し、第2の情報(例えば、アクセル開度)を送信するときには、通信データ(第2通信データ)のIDを値(第2の値)IDref2にすると共にデータフィールドにデータ(第2のデータ)DATA2を格納し、第2の通信仕様において、IDが値(第3の値)IDref3であるときに、受信した通信データがデータDATA1およびデータDATA2を含むとする場合、データ中継装置32は、IDが値IDref1である通信データと、IDが値IDref2である通信データと、を受信したときには、値IDref3をIDとし、且つ、データDATA1およびデータDATA2をデータフィールドに含む通信データをCANバス28に送信する。これにより、第1の通信仕様で2つの通信データとして送信される2つのデータが、第2の通信仕様において1つの通信データとして扱われる場合でも、ECU22とECU26との間で適正に通信データを送受信できる。
第4の動作では、図6に示すように、第1の通信仕様において、所定情報(例えば、車速)を送信するときには、通信データのIDを値IDref1にすると共にデータフィールド内のデータDATAの長さとしてのデータ長を長さ(第1のデータ長)Ldata1にし、第2の通信仕様は、受信した通信データのIDが値IDref1であるときには、データフィールド内のデータ長が長さLdata1とは異なる長さ(第2のデータ長)Ldata2であるものとする場合、データ中継装置32は、CANバス24からIDが値IDref1である通信データを受信したときには、受信した通信データのデータ長を、長さLdata2に変換し、変換後の通信データをCANバス28に送信する。このとき、データ中継装置32は、データフィールド内のデータ長を、データDATAの内容が維持されるように変換する。これにより、第1の通信仕様と第2の通信仕様とでデータフィールド内のデータ長が異なる場合でも、ECU22とECU26との間で適正に通信データを送受信できる。
第5の動作では、第1の通信仕様において、所定情報(例えば、車速)を送信するときには、通信データのIDを値IDref1にすると共に、送信間隔を時間(第1の時間)titr1(例えば、100msec)とし、第2の通信仕様において、IDが値IDref1の通信データの受信間隔を、時間titr1とは異なる時間(第2の時間)titr2(例えば、200msec)とする場合、データ中継装置32は、CANバス24からIDが所定値IDref1の通信データを受信したときには、受信した通信データを時間titr2毎にCAN28に送信する。これにより、第1の通信仕様と第2の通信仕様とでデータの送受信間隔が異なる場合でも、ECU22とECU26との間で適正に通信データを送受信できる。
第6の動作では、第1の通信仕様において、所定情報(例えば、車速)を送信するときには、通信データのIDを値IDref1にすると共に、通信データの送信を開始するタイミングとしての送信開始タイミングを開始タイミングts1(例えば、ACC-ONのタイミング)とし、第2の通信仕様は、IDが値IDref1の通信データの受信を開始するタイミングとしての受信開始タイミングを、開始タイミングts1に比して遅い開始タイミングts2(例えば、IG-ON)とする場合、データ中継装置32は、CANバス24からIDが値IDref1の通信データを受信したときには、受信した通信データを開始タイミングts2でCANバス28に送信する。これにより、第2の通信仕様のデータの受信を開始するタイミングが第1の通信仕様のデータの送信を開始のタイミングに比して遅い場合でも、適正なタイミングでECU22とECU26との間の通信データを送受信を開始できる。
第7の動作では、第1の通信仕様において、所定情報(例えば、車速)を送信するときには、通信データのIDを値IDref1にすると共に、通信データの送信を停止するタイミングとしての送信停止タイミングを停止タイミング(第1の停止タイミング)tst1(例えば、IG-OFFから10秒後)とし、第2の通信仕様は、IDが値IDref1の通信データを受信を停止するタイミングとしての受信停止タイミングを、停止タイミングtst1に比して早い停止タイミング(第2の停止タイミング)tst2(例えば、IG-OFFから5秒後)とする場合、データ中継装置32は、CANバス24からIDが値IDref1の通信データを受信したときには、停止タイミングtst2で通信データのCANバス28への送信を停止する。これにより、第2の通信仕様でデータの受信を停止するタイミングが第1の通信仕様のデータの送信が停止するタイミングに比して早い場合でも、適正なタイミングでECU22とECU26との間の通信データを送受信を停止できる。
なお、実施例では、各ECU22は、第1の通信仕様で通信データをCANバス24に送信し、各ECU26は、第2の通信仕様でCANバス24から通信データを受信し、データ中継装置32は、各ECU22から第1の通信仕様で送信された通信データをCANバス24から受信して第2の通信仕様でCANバス28に送信する場合について説明した。しかし、各ECU26は、第2の通信仕様で通信データをCANバス28に送信し、各ECU22は、第1の通信仕様でCANバス24から通信データを受信し、データ中継装置32は、各ECU26から第2の通信仕様で送信された通信データをCANバス28から受信して第1の通信仕様でCANバス24に送信する場合について、同様の動作を行なってもよい。
以上説明した実施例のデータ通信システムを搭載する制御システム20によれば、第1の通信仕様でCAN通信により通信データを送受信する複数のECU22と、第1の通信仕様と異なる第2の通信仕様でCAN通信により通信データを送受信するECU26と、CANバス24(ECU22)から受信した通信データを第2の通信仕様でCANバス28(ECU26)に中継するデータ中継装置32と、を備えることにより、通信仕様の異なるECU22とECU26との間で通信データを適正に送受信できる。
また、第2の通信仕様は、通信データのデータフレームや通信データの送受信の時間間隔、通信データの送受信の開始タイミング、通信データの送受信の停止タイミングなど第1の通信仕様と異なるから、こうした通信仕様の異なるECU22とECU26との間で通信データを適正に送受信できる。
さらに、データフレームは、データの内容を識別するためのIDと、データを格納するデータフィールドと、を有し、第1の通信仕様において、所定情報(例えば、車速)を送信するときには、通信データのIDを値IDref1にし、第2の通信仕様において、受信した通信データのIDが値IDref1であるときには、所定情報とは異なる情報(例えば、アクセル開度)を受信したものし、データ中継装置32は、CANバス24からIDが値IDref1の通信データを受信したときには、受信した通信データのIDを所定値IDref1とは異なる値IDref2に変換して、変換後の通信データをCANバス28に送信することにより、第1の通信仕様と第2の通信仕様とがIDの定義において異なる場合でも、ECU22とECU26との間で適正に通信データを送受信できる。
そして、データフレームは、データの内容を識別するためのIDと、データを格納するデータフィールドと、を有し、第1の通信仕様において、所定情報を送信するときには、通信データのIDを値IDref1にすると共に所定情報をデータDATAとしてデータフィールドの先頭から4バイト目までのビット位置(第1のビット位置)に配置し、第2の通信仕様において、受信した通信データのIDが値IDref1であるときには、受信した通信データにおいてデータフィールドの5バイト目から8バイト目までのビット位置(第2のビット位置)のデータDATAを所定情報とする場合、データ中継装置32は、CANバス24からIDが値IDref1の通信データを受信したときには、受信した通信データのデータフィールドのデータDATAのビット位置を、データフィールドの5バイト目から8バイト目までの位置に変換し、変換後の通信データをCANバス28に送信することにより、第1の通信仕様と第2の通信仕様とがデータフィールド内のデータの位置において異なる場合でも、ECU22とECU26との間で適正に通信データを送受信できる。
また、データフレームは、データの内容を識別するためのIDと、データを格納するデータフィールドと、を有し、第1の通信仕様において、第1の情報を送信するときには、通信データのIDを値IDref1にすると共にデータフィールドにデータDATA1を格納し、第2の情報を送信するときには、通信データのIDを値IDref2にすると共にデータフィールドにデータDATA2を格納し、第2の通信仕様において、IDが値IDref3であるときに、受信した通信データがデータDATA1およびデータDATA2を含む場合、データ中継装置32は、IDが値IDref1である通信データと、IDが値IDref2である通信データと、を受信したときには、値IDref3をIDとし、且つ、データDATA1およびデータDATA2をデータフィールドに含む通信データをECU26に送信することにより、第1の通信仕様で2つの通信データとして送信される2つのデータが、第2の通信仕様において1つの通信データとして扱われる場合でも、ECU22とECU26との間で適正に通信データを送受信できる。
さらに、データフレームは、データの内容を識別するためのIDを有し、第1の通信仕様において、所定情報を送信するときには、通信データのIDを値IDref1にすると共にデータフィールド内のデータDATAの長さとしてのデータ長を長さLdata1にし、第2の通信仕様は、受信した通信データのIDが値IDref1であるときには、データフィールド内のデータ長が長さLdata1とは異なる長さLdata2であるものとする場合、データ中継装置32は、IDが値IDref1である通信データを受信したときには、受信した通信データのデータ長を、長さLdata2に変換し、変換後の通信データをCANバス28に送信することにより、第1の通信仕様と第2の通信仕様とでデータフィールド内のデータ長が異なる場合でも、ECU22とECU26との間で適正に通信データを送受信できる。
そして、データフレームは、データの内容を識別するためのIDを有し、所定情報を送信するときには、通信データのIDを値IDref1にすると共に、送信間隔を時間titr1とし、第2の通信仕様において、IDが値IDref1の通信データの受信間隔を、時間titr1とは異なる時間titr2とする場合、データ中継装置32は、CANバス24からIDが所定値IDref2の通信データを受信したときには、受信した通信データを時間titr2毎にCAN28に送信することにより、第1の通信仕様と第2の通信仕様とでデータの送受信間隔が異なる場合でも、ECU22とECU26との間で適正に通信データを送受信できる。
また、データフレームは、データの内容を識別するためのIDを有し、所定情報を送信するときには、通信データのIDを値IDref1にすると共に、通信データの送信を開始するタイミングとしての送信開始タイミングを開始タイミング(第1の開始タイミング)ts1とし、第2の通信仕様は、IDが値IDref1の通信データの受信を開始するタイミングとしての受信開始タイミングを、開始タイミングts1に比して遅い開始タイミング(第2の開始タイミング)ts2とする場合、データ中継装置32は、CANバス24からIDが値IDref1の通信データを受信したときには、受信した通信データを開始タイミングts2でCANバス28に送信することにより、第1の通信仕様のデータの送信を開始のタイミングが第2の通信仕様のデータの受信を開始するタイミングに比して早い場合でも、適正なタイミングでECU22とECU26との間の通信データを送受信を開始できる。
さらに、データフレームは、データの内容を識別するためのIDを有し、第1の通信仕様において、所定情報を送信するときには、通信データのIDを値IDref1にすると共に、通信データの送信を停止するタイミングとしての送信停止タイミングを停止タイミングtst1とし、第2の通信仕様は、IDが値IDref1の通信データを受信を停止するタイミングとしての受信停止タイミングを、停止タイミングtst1に比して早い停止タイミングtst2とする場合、データ中継装置32は、CANバス24からIDが値IDref1の通信データを受信したときには、停止タイミングtst2で通信データのCANバス28への送信を停止する。これにより、第1の通信仕様のデータの送信を停止するタイミングが第2の通信仕様でデータの受信を停止するタイミングに比して遅い場合でも、適正なタイミングでECU22とECU26との間の通信データを送受信を停止できる。
実施例のデータ通信システムを搭載する制御システム20では、第1、第2の通信仕様としては、通信データのデータフレームや通信データの送受信の時間間隔、通信データの送受信の開始タイミング、通信データの送受信の停止タイミングを挙げている。しかし、第1、第2の通信仕様としては、通信データのデータフレームおよび通信データの送受信の時間間隔および通信データの送受信の開始タイミングおよび通信データの送受信の停止タイミングの少なくとも1つとしてもよい。
実施例のデータ通信システムを搭載する制御システム20では、データ中継装置32は、上述の7つの動作を実行している。しかし、データ中継装置32は、7つの動作のうち少なくとも1つを実行すればよい。
実施例のデータ通信システムを搭載する制御システム20では、バスゲートウェイ30とデータ中継装置32とを別個の装置としてCANバス24、28に接続している。しかし、図7に例示する変形例の制御システム120に例示するように、バスゲートウェイ30、データ中継装置32に代えて、バスゲートウェイ30の機能とデータ中継装置32の機能とを併せ持つデータ中継装置132をCANバス24、28に接続してもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、ECU22が「第1データ通信装置」に相当し、EU26が「第2データ通信装置」に相当し、データ中継装置32が「データ中継装置」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、データ通信システムの製造産業などに利用可能である。
20、120 制御システム、22、26 ECU、24、28 CANバス、30 バスゲートウェイ、32、132 データ中継装置。
Claims (9)
- CAN通信により通信データを送受信するデータ通信システムであって、
第1の通信仕様に則ってCAN通信により前記通信データを少なくとも送信する第1データ通信装置と、
前記第1の通信仕様と異なる第2の通信仕様に則ってCAN通信により前記通信データを少なくとも受信する第2データ通信装置と、
前記第1データ通信装置から受信した前記通信データを前記第2の通信仕様に則って前記第2データ通信装置に中継するデータ中継装置と、
を備えるデータ通信システム。 - 請求項1記載のデータ通信システムであって、
前記第2の通信仕様は、前記通信データのデータフレームと、前記通信データの送受信の時間間隔と、前記通信データの送受信の開始タイミングと、前記通信データの送受信の停止タイミングと、のうちの少なくとも1つが前記第1の通信仕様と異なる
データ通信システム。 - 請求項2記載のデータ通信システムであって、
前記データフレームは、データの内容を識別するためのIDを有し、
前記第1の通信仕様は、所定情報を送信するときには、前記通信データの前記IDを第1の値にし、
前記第2の通信仕様は、受信した前記通信データの前記IDが前記第1の値であるときには、前記所定情報とは異なる情報を受信したものとし、
前記データ中継装置は、前記第1データ通信装置から前記IDが前記第1の値である前記通信データを受信したときには、受信した前記通信データの前記IDを、前記第1の値とは異なる値に変換し、変換後の前記通信データを前記第2データ通信装置に送信する
データ通信システム。 - 請求項2記載のデータ通信システムであって、
前記データフレームは、データの内容を識別するためのIDと、データを格納するデータフィールドと、を有し、
前記データフィールドは、複数のビットから構成され、
前記第1の通信仕様は、所定情報を送信するときには、前記通信データの前記IDを第1の値にすると共に前記所定情報を前記データフィールドの第1のビット位置に配置し、
前記第2の通信仕様は、受信した前記通信データの前記IDが前記第1の値であるときには、受信した前記通信データにおいて前記データフィールドの前記第1のビット位置と異なる第2のビット位置を前記所定情報であるとし、
前記データ中継装置は、前記IDが前記第1の値である前記通信データを受信したときには、受信した前記通信データの前記データフィールドのデータのビット位置を、前記第2のビット位置に変更し、変更後の前記通信データを前記第2データ通信装置に送信する
データ通信システム。 - 請求項2記載のデータ通信システムであって、
前記データフレームは、データの内容を識別するためのIDと、データを格納するデータフィールドと、を有し、
前記第1の通信仕様は、第1のデータを送信するときには、前記通信データの前記IDを第1の値とし、第2のデータを送信するときには、前記通信データの前記IDを第2の値とし、
前記第2の通信仕様は、前記IDが第3の値であるときに、受信した前記通信データが前記第1のデータおよび前記第2のデータを含むとし、
前記データ中継装置は、前記IDが前記第1の値である第1通信データと、前記IDが前記第2の値である第2通信データと、を受信したときには、前記第3の値を前記IDとし、且つ、受信した前記第1通信データの前記データフィールドのデータと受信した前記第2通信データの前記データフィールドのデータとを前記データフィールドに含む前記通信データを前記第2データ通信装置に送信する
データ通信システム。 - 請求項2記載のデータ通信システムであって、
前記データフレームは、データの内容を識別するためのIDと、データを格納するデータフィールドと、を有し、
前記第1の通信仕様は、所定情報を送信するときには、前記通信データの前記IDを第1の値にすると共に前記データフィールド内のデータ長を第1のデータ長にし、
前記第2の通信仕様は、受信した前記通信データの前記IDが前記第1の値であるときには、受信した前記通信データの前記データフィールド内の前記データ長が前記第1のデータ長とは異なる第2のデータ長であるものとし、
前記データ中継装置は、前記第1データ通信装置から前記IDが前記第1の値である前記通信データを受信したときには、受信した前記通信データの前記データ長を、前記第2のデータ長に変換し、変換後の前記通信データを前記第2データ通信装置に送信する
データ通信システム。 - 請求項2記載のデータ通信システムであって、
前記データフレームは、データの内容を識別するためのIDを有し、
前記第1の通信仕様は、所定情報を送信するときには、前記通信データの前記IDを所定値にすると共に、前記通信データを送信する時間間隔としての送信間隔を第1の時間とし、
前記第2の通信仕様は、前記IDが前記所定値の前記通信データを受信する時間間隔としての受信間隔を、前記第1の時間とは異なる第2の時間とし、
前記データ中継装置は、前記IDが前記所定値の前記通信データを受信したときには、受信した前記通信データを前記第2の時間毎に前記第2データ通信装置に送信する
データ通信システム。 - 請求項2記載のデータ通信システムであって、
前記データフレームは、データの内容を識別するためのIDを有し、
前記第1の通信仕様は、所定情報を送信するときには、前記通信データの前記IDを所定値にすると共に、前記通信データの送信を開始する送信開始タイミングを第1の開始タイミングとし、
前記第2の通信仕様は、前記IDが前記所定値の前記通信データの受信を開始する受信開始タイミングを、前記第1の開始タイミングに比して遅い第2の開始タイミングとし、
前記データ中継装置は、前記IDが前記所定値の前記通信データを受信したときには、受信した前記通信データを前記第2の開始タイミングで前記第2データ通信装置に送信する
データ通信システム。 - 請求項2記載のデータ通信システムであって、
前記データフレームは、データの内容を識別するためのIDを有し、
前記第1の通信仕様は、所定情報を送信するときには、前記通信データの前記IDを所定値にすると共に、前記通信データの送信を停止する送信停止タイミングを第1の停止タイミングとし、
前記第2の通信仕様は、前記IDが前記所定値の前記通信データの受信を停止する受信停止タイミングを、前記第1の停止タイミングに比して早い第2の停止タイミングとし、
前記データ中継装置は、前記IDが前記所定値の前記通信データを受信したときには、前記第2の停止タイミングで受信した前記通信データの前記第2データ通信装置への送信を停止する
データ通信システム。
Priority Applications (1)
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