JP2023173259A - 化粧板 - Google Patents

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尚志 下山
Hisashi Shimoyama
真二 鶴岡
Shinji Tsuruoka
祐喜子 村上
Yukiko Murakami
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Abstract

【課題】視認しやすい溝を有する化粧板を提供すること。【解決手段】化粧板1は、基板4と、基板4の表面4aに接着された化粧シート5と、を備える化粧板1であって、基板4は、基板本体40と、表面側ほど幅が広い断面視略台形状の溝6を形成する溝形成部600と、を備え、溝形成部600は、溝6の底部61を形成し、且つ、厚みが基板本体40よりも薄い板状の底部形成部610と、溝6の側壁部62を形成する略三角柱状であり、且つ、溝6の側壁面62aを形成する第1側面621に対して、溝6の開口縁を形成する第1側辺623を介して隣接する第2側面622が基板本体40の側面40aに接着された側壁部形成部620と、を備え、化粧シート5は、基板本体40の表面、側壁部形成部620の第1側面621及び底部形成部610の表面に跨って連続して配置されている。【選択図】図4

Description

本開示は、化粧板に関する。
従来、化粧板の基板に裏面側から切削溝を形成し、基板の表面側から押圧することで切削溝を閉じるように接着させて基板に溝を形成した化粧板が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009-293364号公報
溝の面積が小さかったり、浅かったりすると、溝が化粧板の表面側から視認しにくい。このため、視認しやすく、溝が意匠性に寄与しやすい化粧板が求められている。
本開示は、基板と、前記基板の表面に接着された化粧シートと、を備える化粧板であって、前記基板は、基板本体と、表面側ほど幅が広い断面視略台形状の溝を形成する溝形成部と、を備え、前記溝形成部は、前記溝の底部を形成し、且つ、厚みが前記基板本体よりも薄い板状の底部形成部と、前記溝の側壁部を形成する略三角柱状であり、且つ、前記溝の側壁面を形成する第1側面に対して、前記溝の開口縁を形成する第1側辺を介して隣接する第2側面が前記基板本体の側面に接着された側壁部形成部と、を備え、前記化粧シートは、前記基板本体の表面、前記側壁部形成部の前記第1側面及び前記底部形成部の表面に跨って連続して配置されている、化粧板に関する。
本実施形態の戸体の正面図である。 本実施形態の戸体の化粧板を除いた正面図である。 本実施形態の戸体の部分平面図である。 本実施形態の化粧板の断面図である。 本実施形態の化粧板の溝を形成前の前駆体を示す図である。 本実施形態の化粧板の溝を形成途中の前駆体を示す図である。
以下、本開示の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。図1に示すように、戸体10は、建物の開口部100に配置され、開口部100を開閉する開き戸である。
戸体10は、板状の部材である。戸体10は、略長方形の形状を有し、戸体10の表面及び裏面に配置される化粧板1と、化粧板1の間に配置される枠体2及び支持部材としてのハニカム材3と、を有する(図2参照)。戸体10は、化粧板1に設けられた溝6により、平坦な面にデザインが施されている。
枠体2は、図2に示すように、化粧板1の裏側に、戸体10の外縁に沿って配置される方形の枠である。枠体2は、上枠21と、下枠22と、一対の縦枠23と、を有し、これらが四角に枠組みされて構成される。上枠21は、枠体2の上部で正面視左右方向に延びる。下枠22は、枠体2の下部で正面視左右方向に延びる。縦枠23は、上枠21及び下枠22の左右方向の端部を接続し、上下方向に沿って延びる。
ハニカム材3は、戸体10を補強する部材である。図3に示すように、ハニカム材3は、戸体10の表側に配置される化粧板1と裏側に配置される化粧板1との間で、それぞれの化粧板1の裏面側に配置されている。ハニカム材3は、厚手のボール紙を亀の子や平行四辺形等に組んで構成され、セルと呼ばれる同一の立体形状を複数有する剛性の高い補強材である。
化粧板1は、基板4と、化粧シート5と、溝6と、を有する。基板4は、例えば中密度繊維板(MDF)等により構成される板材である。基板4は、基板本体40と、溝形成部600と、接着層7と、を有する。基板本体40は、略長方形の化粧板1の基材となる板材である。溝形成部600及び接着層7については、後に詳述する。
化粧シート5は、基板4の表面である基板表面4aに接着された薄い面を有する部材であり、化粧シート5の表面である化粧シート表面5aに所望の色や模様を印刷して構成される。
溝6は、基板4及び化粧シート5により構成され、基板4及び化粧シート5が凹むことで形成される。図1に示すように、溝6は、戸体10の長手方向に沿って形成されている。溝6は、戸体10のデザインに応じて配置され、デザインによって短手方向に沿って配置されてもよく、様々な方向に沿って溝6を形成してもよい。溝6は、図3及び図4に示すように、上方が開放され、基板表面4a側ほど幅が広い断面視略台形状を有する。溝6は、底部61と、側壁部62と、を有する。底部61は、基板4の裏面である基板裏面4b側で平坦に延びる。図3に示すように、底部61は、ハニカム材3に直接接して支持され、ハニカム材3と化粧板1との接触面となっている。側壁部62は、底部61から上方に向かって傾斜する。
溝形成部600は、溝6のうち、基板4により構成され、基板4が形成している溝6の部分である。溝形成部600は、底部61を形成する底部形成部610と、側壁部62を形成する側壁部形成部620と、を有する。
底部形成部610は、溝6の底部61を形成する基板4の一部であり、厚みが基板本体40よりも薄い板状の形状を有する。底部形成部610は、基板裏面4b側に配置されている。
側壁部形成部620は、側壁部62を形成する断面視略三角柱状の形状を有する。図4に示すように、側壁部形成部620は、第1側面621と、第2側面622と、第1側辺623と、第2側辺624と、を有する。
第1側面621は、側壁部形成部620の断面視略三角柱状の一面であって、溝6の側壁部62に直接面する側に配置されている。第1側面621は、表面に化粧シート5が接着されて側壁部62の側壁面62aに位置している。図4に示すように、第1側面621、及び基板本体40の表面、及び底部形成部610の表面610aに跨って、化粧シート5が連続して配置され、接着されている。
第1側辺623は、第1側面621の上端に位置し、溝6の開口縁を形成する辺である。第1側辺623は、溝6の上端で戸体10の長手方向に沿って延びる。基板表面4aに化粧シート5が接着されているため、図4では、第1側辺623の上を化粧シート5が覆っている様子が図示されている。化粧シート5は薄いため、第1側辺623と化粧シート5と合わせて溝6の開口縁を形成している。
第2側辺624は、第1側面621の下端で、溝6の底部61の幅方向両端に位置している。第2側辺624は、第1側辺623について説明した場合と同様に、化粧シート5が表面に接着され、化粧シート5とともに底部61の底面61aの幅方向両側における縁を形成している。第2側辺624は、側壁部形成部620を底部形成部610に接続する接続辺を形成している。
第2側面622は、第1側面621に対して、第1側辺623を介して隣接し、基板本体40の側面40aに接着される。第2側面622は、第1側辺623を基点として、底部61から離隔する方向へ傾斜して延びている。
接着層7は、基板本体40における溝形成部600側に配置される側面40aと、第2側面622とを接着する接着剤により形成される。接着層7は、基板表面4aから基板裏面4bに向かうほど溝6から離隔する方向に傾斜している。
以上の化粧板1は、基板4を形成する基板4の前段階である前駆体400を加工することで形成される。前駆体400は、最終的に基板4になる板材を切削して形成されている。図5Aに示すように、前駆体400は、基板本体40と、溝形成凹部41と、接着層形成凹部42と、側壁部予定部43と、を有し、裏面側から表面側に向かって凹部を形成するように切削されている。前駆体400の表面は、後に基板表面4aを形成する面であり、前駆体400の裏面は、後に基板裏面4bを形成する面である。
溝形成凹部41は、基板4の溝6を形成する位置に配置される。溝形成凹部41は、前駆体400の裏面側が開口した略台形の形状を有する。溝形成凹部41は、上底部411と、下底部412と、側縁部413と、突出部414と、を有する。
上底部411は、前駆体400の表面側に配置される。上底部411は、大部分が平坦な面で構成される。上底部411は、前駆体400の表面からやや下側に位置しており、上底部411と表面との間には、例えば1.5mm程の厚みがある。この上底部411と表面との間の厚みの部分が、加工後に基板4の底部形成部610となる部分であり、その上に接着された化粧シート5を含めて溝6の底部61が形成される。
下底部412は、溝形成凹部41が前駆体400の裏面を切削して形成されることから、裏面側の開放された部分に配置される。下底部412は、前駆体400の裏面を水平に延長させた仮想上の線の上に想定される概念的な部分である。
側縁部413は、上底部411から下方に向かって傾斜する縁であり、上底部411と下底部412とを接続する。側縁部413は、上下方向の略中央部付近で傾斜角度が切り替わり、上部側縁部413aと、下部側縁部413bと、を有する。
上部側縁部413aは、側縁部413の上端から下方に向かって傾斜し、側縁部413上下方向の略中央部よりも下側まで延びる側縁である。上部側縁部413aは、下方に向かうにしたがって幅方向の外側へ向かうように傾斜している。上部側縁部413aは、溝形成凹部41の幅方向の一方及び他方に配置される。上部側縁部413aは、後述する下部側縁部413bと異なる角度で傾斜している。側縁部413の上端から鉛直に下方に引いた仮想線に対して、上部側縁部413aの傾斜角度の方が、下部側縁部413bの傾斜角度よりも小さく急な角度で傾斜している。
下部側縁部413bは、上部側縁部413aの下端から下底部412に向かって傾斜する縁である。下部側縁部413bは、溝形成凹部41の幅方向の一方及び他方に配置される。下部側縁部413bは、下方に向かうにしたがって幅方向の外側へ向かうように傾斜している。下部側縁部413bは、上部側縁部413aと異なる角度で傾斜している。側縁部413の上端から鉛直に下方に引いた仮想線に対して、下部側縁部413bの傾斜角度の方が、上部側縁部413aの傾斜角度よりも大きく緩い角度で傾斜している。図5Aに示すように、幅方向の一方側の下部側縁部413bと、他方側の下部側縁部413bとを、それぞれから連続する上部側縁部413aの下端を通過して延出させた仮想線で形成される角度θ1は、40度~60度程度である。
突出部414は、溝形成凹部41の断面視における幅方向の両端が上方へ突出することで形成される。突出部414は、溝形成凹部41の幅方向の一方及び他方に配置される。突出部414は、溝形成凹部41の上端を頂点414aとする鋭角を有して形成される。上部側縁部413aと、上底部411の幅方向の外側の端部から頂点414aへ向かう突出部内側縁414bと、の間に形成される角度θ2は、略20度程度である。
接着層形成凹部42は、断面視で溝形成凹部41の幅方向の一方及び他方に、溝形成凹部41に隣接して配置される。接着層形成凹部42は、前駆体400の表面側から下方に向かって拡がる二つの辺42a、42bを有する略三角形の凹部である。接着層形成凹部42は、裏面側が開放されており、開放された側が略三角形の底辺側となる。接着層形成凹部42における溝形成凹部41側の下端は、溝形成凹部41の接着層形成凹部42側の下端と接続されている。接着層形成凹部42は化粧板1の表面側を頂点として、一方の辺42aと他方の辺42bとの間に略70度程度の角度θ3を有して形成される。一方の辺42aと他方の辺42bには、予め接着剤が塗布される。塗布された接着剤が、加工後に接着層7を形成する。
側壁部予定部43は、接着層形成凹部42の他方の辺42bの上端と溝形成凹部41の突出部414の頂点414aとの間を結ぶ部分である。図5A及び図5Bに示すように、側壁部予定部43は、前駆体400の表面の一部である。
前駆体400を加工して化粧板1を製造する方法について説明する。前駆体400は、表面に化粧シート5が接着された状態で、裏面側が切削される。前駆体配置工程S1として、裏面側が切削された前駆体400を用意し、化粧板1の製造を行う空間の所定位置に配置する。
図5Aに示すように、上底部411の下方と上方に、上方挟持部材91及び下方挟持部材92を有する一対の挟持部材9が配置されている。下方挟持部材92の上面は、前駆体400の下底部412に位置するように固定されている。上方挟持部材91は、下面が上底部411の上に接着されている化粧シート5に接するように、上底部411へ向けて図5Aの白抜き矢印方向に下降する。
移動工程S2として、図5Bに示すように、溝形成凹部41の上底部411を、上方挟持部材91で押圧し、上底部411を前駆体400の裏面側へ押し下げて移動させる。上方挟持部材91は、下方に固定されている下方挟持部材92との間に上底部411及び化粧シート5の一部を挟持するまで下降する。すると、接着層形成工程S3として、図5Bの接着層形成凹部42に示した黒矢印に示すように、移動工程S2の間に、接着層形成凹部42の一方の辺42aと他方の辺42bが、上底部411が押圧されることで互いに近づくように移動して、図4に示すように、互いに接着される。一方の辺42aと他方の辺42bが接着されることで、接着層7が形成される。
移動工程S2により、溝形成凹部41の側縁部413が裏面側に移動する。また、接着層形成凹部42の他方の辺42bの上端と溝形成凹部41の突出部414の頂点との間の側壁部予定部43が、溝6の底部61に向かって陥没する。これにより、側壁部予定部43が溝6の側壁部62を構成する。より詳細には、側壁部予定部43は、側壁部形成部620の第1側面621を構成する。上底部411は、裏面側へ移動して溝6の底部61を形成する。このとき、化粧シート5は、基板4に追従して凹み、基板4とともに溝6を形成する。
図4は、化粧板1の断面図であるが、前駆体400との対応関係を示すために、基板4の図に前駆体400における符号も示している。図4、図5A及び図5Bにおいて、側壁部形成部620の第1側面621、第2側面622及び略三角形の底面側の面と、前駆体400の側縁部413、側壁部予定部43、接着層形成凹部42の他方の辺42bについて、前駆体400から基板4へ加工する前後で共通する部分を、実線、一点鎖線の太い線、破線で、加工の前後でそれぞれが共通するように示している。
図5A及び図5Bに示すように、前駆体400の側縁部413における上部側縁部413aと下部側縁部413bとが異なる角度で傾斜しているので、図4に示すように、前駆体400の加工後、下部側縁部413bが裏面側に沿って配置されると、上部側縁部413aが上方に立ち上がるように傾斜する。これにより、溝形成凹部41の突出部414が裏面からやや持ち上がる。この状態で、突出部414は、溝6の底部61における底面61aの幅方向の両端の縁を形成する。詳細には、突出部414は、上底部411が底部61を形成する際に、前駆体400の上底部411の上に配置されて溝6の底部61に設けられる化粧シート5の化粧シート底部51と、側壁部予定部43の上に配置されて溝6の側壁部62に設けられる化粧シート側部52とが交差する化粧シート5の角部53の裏側を支持する。
本実施形態によれば、以下の効果が奏される。化粧板1を、基板4と、基板4の基板表面4aに接着された化粧シート5と、を含んで構成した。基板4を、基板本体40と、基板表面4a側ほど幅が広い断面視略台形状の溝6を形成する溝形成部600と、を含んで構成した。溝形成部600を、溝6の底部61を形成し、且つ、厚みが基板本体40よりも薄い板状の底部形成部610と、溝6の側壁部62を形成する略三角柱状であり、且つ、溝6の側壁面62aに位置する第1側面621に対して、溝6の開口縁を形成する第1側辺623を介して隣接する第2側面622が基板本体40の側面40aに接着された側壁部形成部620と、を含んで構成した。化粧シート5を、基板本体40の表面、側壁部形成部620の第1側面621及び底部形成部610の表面に跨って連続して配置させた。溝6が略台形状となっていることで、傾斜した側壁部62が溝6に陰影を与えて外側から視認しやすくなる。これにより、溝6の存在が化粧板1の意匠性に寄与しやすくなる。薄い板状の底部形成部610及び略三角柱状の側壁部形成部620を有する溝形成部600により、略台形状の溝6を、別途樹脂製のモール材等を用いずに化粧板1のみで形成する。これにより、溝6の意匠性がさらに向上するとともに、施工性も向上する。また、底部形成部610及び側壁部形成部620を備える溝形成部600によって溝6が形成されることで、化粧シート5を基板本体40の表面、側壁部形成部620の第1側面621及び底部形成部610の表面に跨って連続して配置させたときに、基板表面4aと第1側面621とが接続される第1側辺623や、第1側面621と底部形成部610とが接続される第2側辺624との角がくっきりし、台形の溝6の形状を明確にすることができる。
本実施形態によれば、側壁部形成部620の第2側面622と基板本体40の側面40aとを接着する接着層7を、裏面側ほど溝6から離隔する方向に傾斜させた。これにより、略三角柱状の側壁部形成部620を基板本体40と接着させることができ、ひいては略台形状の溝6を形成することが可能になる。よって、上記と同様の効果を奏する。
本実施形態によれば、側壁部形成部620の第2側辺624を、底部形成部610と接続される接続辺を形成するとともに溝6の底面61aの縁を形成するように配置させた。第2側辺624が側壁部62と底部61が接続される角に縁として延びることとなる。よって、略台形の溝6の側壁部62と底部61の境界がくっきりし、略台形の溝6の視認性が向上する。
本実施形態によれば、化粧板1の製造方法を、基板4の前駆体400を配置する前駆体配置工程S1を含んで構成した。前駆体400を、溝6を形成する位置に配置される略台形の溝形成凹部41と、断面視で溝形成凹部41の幅方向の一方及び他方に配置され、前駆体400の表面側から下方に向かって拡がる二辺を有する略三角形状の接着層形成凹部42と、を含んで構成した。溝形成凹部41を、前駆体400の表面側に配置される上底部411と、上底部411から下方に傾斜して延びる側縁部413と、を含んで構成した。上底部411を、前駆体400の裏面側へ移動させる移動工程S2と、移動工程S2の間に、接着層形成凹部42の二辺が互いに近づくように移動して接着され、接着層7を形成する接着層形成工程S3と、を含んで構成し、移動工程S2により、溝形成凹部41が溝6を形成するように構成した。溝形成凹部41の上底部411を下方に移動させながら、接着層形成凹部42を移動させることで、基板4に別途樹脂製のモール材等を嵌め込まなくとも、略台形の溝6を形成することができ、溝6の意匠性がさらに向上するとともに、施工性も向上する。溝6が略台形状となっていることで、傾斜した側壁部62が溝6に陰影を与えて外側から視認しやすくなる。これにより、溝6の存在が化粧板1の意匠性に寄与しやすくなる。
本実施形態によれば、前駆体400を、溝形成凹部41の断面視における幅方向の両端が上方へ突出する突出部414を含んで構成した。突出部414を、移動工程S2の後、溝6の底面61aの縁を形成するように構成した。これにより、突出部414の頂点が側壁部62と底部61が接続される角に位置することとなる。略台形の溝6の側壁部62と底部61の境界がくっきりし、略台形の溝6の視認性が向上する。
本実施形態によれば、上述の化粧板1を有し、建物の開口部100を開閉する戸体10を得ることができる。よって、溝6の視認性及び意匠性が向上した戸体10を得ることができる。
本実施形態によれば、戸体10を、化粧板1の裏面側に配置される板状のハニカム材3を含んで構成し、溝6底部61を、ハニカム材3に直接支持させた。溝6が略台形の形状をしているので、略台形の底部61をハニカム材3が支持するように配置することができる。溝6の裏面に溝6を支持し、補強するための芯材をハニカム材3と別途で配置しなくてよいので、溝6の配置によって戸体10内部の芯材の配置を変更する必要がなく、戸体10の設計が容易になるとともに、施工性も向上する。
本開示は上記実施形態に限定されるものではなく、本開示の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本開示に含まれる。上記の説明で記載した寸法等は、例示に過ぎず、適宜変更が可能である。
上記実施形態では、化粧板1は、戸体10に設けられているが、これに限定されない。例えば、化粧板1は、室内の壁面や天井等に設けられてもよい。
1 化粧板、 3 ハニカム材(支持部材)、 4 基板、 4a 表面、 5 化粧シート、 6 溝、 7 接着層、 10 戸体、 40 基板本体、 40a 側面、 41 溝形成凹部、 42 接着層形成凹部、 61 底部、 61a 底面、 62 側壁部、 62a 側壁面、 400 前駆体、 411 上底部、 413 側縁部、 414 突出部、 600 溝形成部、 610 底部形成部、 610a 表面、 620 側壁部形成部、 621 第1側面、 622 第2側面、 623 第1側辺、 624 第2側辺

Claims (7)

  1. 基板と、前記基板の表面に接着された化粧シートと、を備える化粧板であって、
    前記基板は、
    基板本体と、
    表面側ほど幅が広い断面視略台形状の溝を形成する溝形成部と、を備え、
    前記溝形成部は、
    前記溝の底部を形成し、且つ、厚みが前記基板本体よりも薄い板状の底部形成部と、
    前記溝の側壁部を形成する略三角柱状であり、且つ、前記溝の側壁面に位置する第1側面に対して、前記溝の開口縁を形成する第1側辺を介して隣接する第2側面が前記基板本体の側面に接着された側壁部形成部と、を備え、
    前記化粧シートは、前記基板本体の表面、前記側壁部形成部の前記第1側面及び前記底部形成部の表面に跨って連続して配置されている、化粧板。
  2. 前記側壁部形成部の前記第2側面と前記基板本体の側面とを接着する接着層は、裏面側ほど前記溝から離隔する方向に傾斜している、請求項1に記載の化粧板。
  3. 前記側壁部形成部の第2側辺は、前記底部形成部と接続される接続辺を形成するとともに前記溝の底面の縁を形成している、請求項1又は2に記載の化粧板。
  4. 請求項1に記載の化粧板の製造方法であって、
    前記基板の前駆体を配置する前駆体配置工程を備え、
    前記前駆体は、
    前記溝を形成する位置に配置される略台形の溝形成凹部と、断面視で前記溝形成凹部の幅方向の一方及び他方に配置され、前記前駆体の表面側から下方に向かって拡がる二辺を有する略三角形状の接着層形成凹部と、を有し、
    前記溝形成凹部は、前記前駆体の前記表面側に配置される上底部と、前記上底部から下方に傾斜して延びる側縁部と、を有し、
    前記上底部を、前記前駆体の裏面側へ移動させる移動工程と、
    前記移動工程の間に、前記接着層形成凹部の前記二辺が互いに近づくように移動して接着され、接着層を形成する接着層形成工程と、を含み、
    前記移動工程により、前記溝形成凹部が前記溝を形成する、化粧板の製造方法。
  5. 前記前駆体は、前記溝形成凹部の断面視における幅方向の両端が上方へ突出する突出部を有し、
    前記突出部は、前記移動工程の後、前記溝の底面の縁を形成する、請求項4に記載の化粧板の製造方法。
  6. 請求項1又は2に記載の化粧板を有し、建物の開口部を開閉する戸体。
  7. 前記化粧板の裏面側に配置される板状の支持部材を備え、
    前記溝の前記底部は、前記支持部材に直接支持される、請求項6に記載の戸体。
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