JP2023172607A - 乳酸菌含有ガム - Google Patents

乳酸菌含有ガム Download PDF

Info

Publication number
JP2023172607A
JP2023172607A JP2022084534A JP2022084534A JP2023172607A JP 2023172607 A JP2023172607 A JP 2023172607A JP 2022084534 A JP2022084534 A JP 2022084534A JP 2022084534 A JP2022084534 A JP 2022084534A JP 2023172607 A JP2023172607 A JP 2023172607A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lactic acid
acid bacteria
gum
capsule body
capsule
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022084534A
Other languages
English (en)
Inventor
佳宏 津村
Yoshihiro Tsumura
浩樹 二川
Hiroki Nikawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CAMPUS MEDICO Inc
Campusmedico
Aderans Co Ltd
Original Assignee
CAMPUS MEDICO Inc
Campusmedico
Aderans Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by CAMPUS MEDICO Inc, Campusmedico, Aderans Co Ltd filed Critical CAMPUS MEDICO Inc
Priority to JP2022084534A priority Critical patent/JP2023172607A/ja
Priority to PCT/JP2023/014375 priority patent/WO2023228603A1/ja
Priority to CN202380009683.4A priority patent/CN117460420A/zh
Publication of JP2023172607A publication Critical patent/JP2023172607A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23GCOCOA; COCOA PRODUCTS, e.g. CHOCOLATE; SUBSTITUTES FOR COCOA OR COCOA PRODUCTS; CONFECTIONERY; CHEWING GUM; ICE-CREAM; PREPARATION THEREOF
    • A23G4/00Chewing gum
    • A23G4/06Chewing gum characterised by the composition containing organic or inorganic compounds
    • A23G4/12Chewing gum characterised by the composition containing organic or inorganic compounds containing microorganisms or enzymes; containing paramedical or dietetical agents, e.g. vitamins
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23GCOCOA; COCOA PRODUCTS, e.g. CHOCOLATE; SUBSTITUTES FOR COCOA OR COCOA PRODUCTS; CONFECTIONERY; CHEWING GUM; ICE-CREAM; PREPARATION THEREOF
    • A23G4/00Chewing gum
    • A23G4/18Chewing gum characterised by shape, structure or physical form, e.g. aerated products

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Nutrition Science (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Confectionery (AREA)

Abstract

【課題】使用可能な乳酸菌の種類が多く、食感が良く、口腔内で乳酸菌を長時間にわたって滞在させ、その働きで口臭を除去し、虫歯を予防する。【解決手段】ガムベース2と、ガムベース2の内部に設けられるカプセル体3と、を備え、カプセル体3の内部に含まれる含有物11として、少なくとも乳酸菌を含むように構成され、口腔内でカプセル体3を使用者が噛み砕き、細かく粉砕するまで噛み続けることにより、乳酸菌を口腔内に長時間にわたって滞在させることができる。【選択図】図2

Description

本発明は、乳酸菌を内部に含有するカプセルがガムベースの内部又は表面に設けられた乳酸菌含有ガムに関する。
従来、ガムベースに、糖類、香料、着色料などを加えたガム(チューインガム)が知られている。また、ガムの一種として乳酸菌を含有するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
実開昭48-61183号公報
しかし、乳酸菌を含有するガムにおいては、使用可能な乳酸菌の種類が限られる場合があったり、口腔内に乳酸菌を滞在させ難い場合があるなど、乳酸菌を含有するガムの構成について改良の余地がある可能性があった。
本発明は、かかる問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、使用可能な乳酸菌の種類が多く、食感が良く、口腔内で乳酸菌を長時間にわたって滞在させることが可能な乳酸菌含有ガムを提供することにある。
請求項1に記載の乳酸菌含有ガムは、ガムベースと、該ガムベースの内部に設けられるカプセル体と、を備え、該カプセル体の内部に含まれる含有物として、少なくとも乳酸菌を含むように構成されていることを特徴とする。
この請求項1に記載の乳酸菌含有ガムによれば、口腔内でガムベースと共にカプセル体を繰り返し噛み続けることにより、乳酸菌を口腔内に効率良く滞在させることができる。
請求項2に記載の乳酸菌含有ガムは、請求項1に記載の乳酸菌含有ガムにおいて、前記カプセル体として、第1のカプセル体と、該第1のカプセル体とは、色、形状、大きさ、及び、含有物の少なくともいずれかが異なる第2のカプセル体と、が設けられている。
この請求項2に記載の乳酸菌含有ガムによれば、複数種類のカプセル体により1種類のカプセル体を利用する場合とは別の機能を付加することができる。
請求項3に記載の乳酸菌含有ガムは、請求項1又は2に記載の乳酸菌含有ガムにおいて、前記ガムベースの内部に、前記カプセル体とは別の粒状体が設けられている。
この請求項3に記載の乳酸菌含有ガムによれば、カプセル体とは別の粒状体によりカプセル体とは別の効果を発揮させる機能を付加することができる。
請求項4に記載の乳酸菌含有ガムは、ガムベースと、該ガムベースの表面に設けられるカプセル体と、を備え、該カプセル体の内部に含まれる含有物として、少なくとも乳酸菌を含むように構成されている。
本発明によれば、使用可能な乳酸菌の種類が多く、食感が良く、口腔内で乳酸菌を長時間にわたって滞在させることができる。この口腔内の乳酸菌の働きで口臭を除去し、虫歯を予防するなど、口腔内に対して乳酸菌の種類に応じた効果を発揮させ易くすることができる。
本発明の乳酸菌含有ガムを示す図であり、(a)は錠剤形のガムを示す斜視図、(b)は板状のガムを示す斜視図である。 (c1)は図1(a)のC-C線における断面図、(c2)は図1(a)に示すガムの正面図、(d)及び(e)は別形態のガムを示した図である。 別形態の乳酸菌含有ガムを示した図である。 別形態の乳酸菌含有ガムを示した図である。
本発明の乳酸菌含有ガムは、乳酸菌を内部に含有するカプセル体がガムベースの内部又は表面に設けられることにより、使用可能な乳酸菌の種類が多く、食感が良く、口腔内で乳酸菌を長時間にわたって滞在させることが可能に構成されている。以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明の乳酸菌含有ガム1(ガム1a,1b)を例示した図であり、図1(a)は錠剤形のガム1aを示す斜視図であり、図1(b)は板状のガム1bを示す斜視図である。また、図2(c1)は、図1(a)のC-C線における断面図、図2(c2)は、ガム1の正面図、図2(d)及び図2(e)は内容物(カプセル体3又は粒状体4)が異なる別形態のガム1を示した図である。
ガム1は、図1(a)に示すように、ガムベース2と、カプセル体3と、を備え、カプセル体3の内部に少なくとも乳酸菌を含むように構成されている。ガム1の外形形状は、図1(a)に示すような直方形に限らず、他の形状であってもよく、例えば、錠剤形(タブレット形)としてもよいし、板状としてもよい。図1(b)には、一例として、板状に形成したガム1を例示している。ガムベース2には、糖類、香料、着色料のいずれか又は複数が加えられて構成され、また、ガムベース2の周りを覆うコーティング材が付加されてもよい。
カプセル体3は、ガムベース2の内部に多数設けられている。図1から図4においては、理解を容易にするため、ガム1の外形形状に対して少量のカプセル体3を大きくして模式的に示している。実際の大きさの一例として、ガム1の外形は、例えば、直方形では1~2センチメートル程度の大きさ、板状では長辺が4~8センチメートルで3~5ミリメートル程度の厚さとする。このガム1の外形に対し、カプセル体3は、例えば、3ミリメートル以下のサイズで、ガム1の内部に多数含まれる。
カプセル体3は、図2(c1)に示すように、外殻部分を構成するカプセルとしての殻体12と、殻体12の内部に含まれる含有物11とを有している。殻体12は、乳酸菌に接触しても溶けてしまうことのない材料を選択すればよく、例えば、ゼラチン、デンプン、カラギーナ、デキストリンなどを基材にして製造する場合が例示できる。また、カプセル体3は、殻体12を含有物11とは別に予め製造しておき、含有物11を内部に充填するようにして形成してもよいし、又は、含有物11の表面を覆うように殻体12に相当する一定の厚みを有する表面層(コーティング層)を形成してもよく、略一定の大きさ若しくはバラツキのある一定の範囲内の大きさに形成された含有物11に対してカプセル体3の構成材料を付着させてカプセル体3を形成してもよい。
カプセル体3の外形形状は、略球状に形成した場合を例示しているが、これに限らず、直方体状や楕円形の断面を有する形状など、他の形状のカプセル体3(殻体12)を用いてもよいし、殻体12の表面が平滑な場合に限らず起伏や突起部分を有するカプセル体3(殻体12)を用いてもよい。
含有物11は、乳酸菌の粉末や顆粒、乳酸菌を含む液状体を含めて構成される。例えば、デキストリン67.5%、コラーゲン16%、トレハロース11%、米醗酵エキス5%、酵母エキス0.5%を配合させて構成した乳酸菌粉末が例示される。
含有物11を構成する乳酸菌としては、例えば、制菌効果のある乳酸菌が例示され、ラムノーザス菌L8020株(詳細には、ラクトバチルス・ラムノーザスKO3株)を含むようにすることが好適である。ラムノーザス菌L8020株は、歯周病や、むし歯になったことのない健康な子どもの口の中から発見されたヒト由来の乳酸菌であり、歯周病菌、むし歯菌及びカンジダ菌を効果的に抑制し、口腔内を清潔に保つことに役立てることができる。
含有物11を構成する乳酸菌の効果(種類)としては、制菌効果に限らず、これに代えて、又は、これに加えて、他の効果を奏する1種類又は2種類以上の乳酸菌を、含有物11の少なくとも一部として含むようにしてもよい。他の効果を奏する乳酸菌としては、例えば、便秘予防効果(例えば、ビフィズス菌)、免疫力強化(例えば、ラブレ菌)、花粉症改善(例えば、シロタ株)、アトピー性皮膚炎の改善(例えば、クレモリス菌FC株)、体脂肪の減少、血糖値の上昇抑制、血中コレステロールの低下、血清尿酸値の上昇抑制、内臓脂肪を減らす等の効果を有する各種乳酸菌が例示される。
ここで、含有物11を構成する乳酸菌として、口腔内に作用する種類の乳酸菌を使用する場合、通常の食品や飲料、サプリメントの一部として摂取すると、口腔内を素早く乳酸菌が通過してしまい、口腔内に対して効果を奏する乳酸菌の効能を効率良く作用させることが難しいという問題点があった。また、乳酸菌を含む粉末や液状体に油分が含まれている場合に、その油分がガムベース2に接触すると、ガムベース2を溶解させてしまう可能性があった。例えば、ガムベース2の主成分を植物性樹脂(ポリイソブチレン、酢酸ビニル樹脂、チクル等)とした場合において、ラムノーザス菌L8020株に含まれる油分がガムベース2を溶解させてしまう事象が生じていた。
これに対して、本発明のガム1は、カプセル体3の含有物11として乳酸菌を含める構成としたことで、ガムベース2と、含有物11との間に、カプセル体3の殻体12が介在し、直接的に、ガムベース2と、含有物11とが接触しないようにすることができる。このため、含有物11としての乳酸菌を含む粉末や液状体が、ガムベース2に接触することでガムベース2を溶解させてしまう事態を抑制することができる。よって、ガムベース2を構成する材料と、含有物11を構成する材料とを、多様な組合せから選択可能とすることができる。
また、口腔内でカプセル体3を使用者が繰り返し噛み砕き、細かく粉砕するまで噛み続けることを使用方法として使用者に提示することで、乳酸菌を口腔内に効率良く滞在させることができる。よって、乳酸菌の効果を奏し易いガムの噛み方を、カプセル体3の状態変化によって、容易に使用者に伝達することができる。
なお、カプセル体3の殻体12として、または、殻体12の周りを覆うコーティング材料として、炭酸の入った発泡性の材料(例えば、飴材)を用いるようにしてもよい。これにより、ガム1を噛んでいる途中に、乳酸菌入りのカプセル体3が割れたことを使用者に分かり易く示すことができる。また、含有物11に含まれる乳酸菌は、油分を含まないものを用いることが好ましく、また、ヒト口腔由来の乳酸菌を含むことが好ましく、米醗酵乳酸菌及びその代謝物を含むことが好適であり、例えば、ラムノーザス菌L8020株の米醗酵物が好適である。
図2(c2)には、ガム1の外観の一例を模式的に示している。ガム1は、表面のコーティング材を用いない構成とすることで、ガム1の外観の一部をカプセル体3により構成することができる。これにより、カプセル体3の形状や大きさを使用者が視認可能となり、乳酸菌の入ったカプセル体3がガム1に混入されていることを、使用者に見た目上も分かり易く示すことができる。
図2(d)には、カプセル体3として、第1のカプセル体3aと、第1のカプセル体3aとは、含有物11としての乳酸菌の種類が異なる第2のカプセル体3bが、ガム1に設けられる場合を示している。例えば、第1のカプセル体3aには、制菌効果の高い乳酸菌が含有され、第2のカプセル体3bには、体脂肪の減少効果のある乳酸菌が含有される。このように、複数種類の乳酸菌が別々のカプセル体3a,3bに含有されるように構成することで、複数種類の乳酸菌の効果を奏するガム1とすることができるし、また、使用者に適した乳酸菌の種類を組み合わせた専用のガム1を製造し易くすることができる。
なお、第1のカプセル体3aに対して第2のカプセル体3bは、含有物11としての乳酸菌の種類が異なる場合を例示したが、これに代えて、または、これに加えて、含有物、色、形状、大きさの少なくともいずれかが異なるカプセル体3が、ガム1に設けられるようにしてもよい。例えば、第2のカプセル体3bとして、略球状に形成した場合を例示しているが、これに限らず、直方体状や楕円形の断面を有する形状など、他の形状の第2のカプセル体3b(殻体12)を用いてもよいし、殻体12の表面が平滑な場合に限らず起伏や突起部分を有するカプセル体3(殻体12)を用いてもよい。また、1つのガム1に含まれるカプセル体3の種類は、2種類に限らず、3種類以上にしてもよいし、含有物11として乳酸菌を含む場合に限らず乳酸菌を含まない第2のカプセル体3bがガム1に設けられてもよく、例えば、清涼感のあるフレーバーが含有物11として含有されたカプセル体3bを含むようにしてもよい。
図2(e)には、カプセル体3とは別の材料で構成された粒状体4が、ガム1の中に設けられる場合を示している。粒状体4がガム1に含まれることにより、カプセル体3だけを含有した場合と比べて、別の機能を付加したり、別の食感を付加することができる。粒状体4は、カプセル体3に近い大きさに形成されることが好ましく、具体的には、カプセル体3の略0.8倍の大きさに形成される。粒状体4の大きさとしては、カプセル体3の外形サイズの半分より大きく、2倍より小さな外形サイズに形成されることが好ましい。
カプセル体3の含有物11又は粒状体4の材料としては、乳酸菌を活性化させることができる物質を含むようにすることが好ましい。例えば、オリゴ糖や、藻の一種であるミドリムシ(ユーグレナ)が、粒状体4に含まれるようにしてガム1を形成することが好ましい。
また、カプセル体3の含有物11又は粒状体4の材料として、歯のホワイトニングや殺菌、抗菌作用のある乳酸菌以外の他の物質が含まれるようにしてもよい。例えば、貝殻、卵殻、サンゴなどを利用して製造されるバイオアパタイト(商標)やエッグアパタイト(商標)が、粒状体4の少なくとも一部として、ガム1に含まれるようにしてもよい。
粒状体4は、1つのガム1に、1種類のもののみを含むように構成してもよいが、2種以上のものを含むようにしてもよく、粒状体4の外形形状、大きさ、色のいずれかについても、1つのガム1に、1種類だけでなく、2種以上の異なるものを含むように構成してもよい。すなわち、ガム1に、粒状体4として、構成する物質、外形形状、大きさ、色の少なくともいずれかが異なる2種以上の粒状体4を含むように構成してもよい。
次に、図3及び図4を参照して、上記した形態とは異なる形態のガム1について更に説明する。なお、上記した形態及び以下に示す形態におけるカプセル体3及び粒状体4の組合せは一例であり、2以上の形態で示される複数種類のカプセル体3を組み合わせたり、1種類以上の粒状体4を組み合わせたりして、1つのガム1を構成してもよい。
図3(a1)及び図3(a2)は、外形形状が異なる3種類のカプセル体3a,3b,3cが設けられたガム1を例示している。外形形状が異なることで、噛んだ部位によって食感が変化し、また、外観上も、表面に位置するカプセル体3によって異なる見栄えとすることができる。
図3(b1)及び図3(b2)は、非球形状のカプセル体3cが設けられたガム1を例示している。非球形状のカプセル体3cによって内部に位置するカプセル体3cの向きが変化することとなり、これによっても、噛んだカプセル体3の向きによって食感が変化し易く、また、外観上も、表面に位置するカプセル体3の向きによって異なる見栄えとすることができる。
図4(a1)及び図4(a2)は、同一形状で大きさの異なるカプセル体3a,3dが設けられたガム1を例示している。これによっても、噛んだカプセル体3の大きさによって食感が変化し易く、また、外観上も、表面に位置するカプセル体3の大きさによって異なる見栄えとすることができる。
図4(b1)及び図4(b2)は、同一形状で殻体12(殻体12a,12e)の色が異なるカプセル体3a,3eが設けられたガム1を例示している。この場合には、外観上において、表面に位置するカプセル体3の殻体12の色によって異なる見栄えのガム1を容易に製造することができる。
以上説明したように、本発明の乳酸菌含有のガム1は、口腔内でカプセル体3を使用者が繰り返し噛み砕き、細かく粉砕するまで噛み続けることにより、乳酸菌を口腔内に効率良く滞在させることができる。よって、乳酸菌の効果を奏する噛み方が分かり易く、乳酸菌の種類に応じた効果を確実に発揮させることができる。
なお、本発明は、上述した発明の実施の形態に限定されず、上記した各効果と同様の効果を奏する別の実施の形態に変更できることは勿論である。
例えば、上記実施の形態においては、乳酸菌含有のガム1として、ガムベース2の中に乳酸菌を含むカプセル体3が設けられる場合を例示したが、カプセル体3は必ずしもガムベース2の内部に設ける必要はなく、これに代えて、又は、これに加えて、ガムベース2の表面に、カプセル体3及び粒状体4の少なくともいずれかを付着させ、ガムベース2の表面にカプセル体3及び粒状体4の少なくともいずれかが設けられるように構成してもよい。また、ガムベース2の中に、乳酸菌を含むカプセル体3が設けられる錠剤形(タブレット形)のガム1が含まれるように構成してもよい。
また、上記実施の形態においては、乳酸菌含有のガム1として、口腔内に乳酸菌が作用する場合について例示したが、必ずしも口腔内にのみ作用する乳酸菌を含むようにガム1を構成する必要はなく、胃や腸などの別の部位に作用する乳酸菌をカプセル体3の含有物11として含むように構成してもよい。この場合には、口腔内に作用する乳酸菌を含有するカプセル体3より、小さなカプセル体3に、胃や腸などの別の部位に作用する乳酸菌を含有させることが好ましく、小さなカプセル体3がガム1を噛みながら飲み込まれ易くすることが好ましい。
本発明の乳酸菌含有ガムは、乳酸菌を口腔内に効率良く滞在させて、口腔内に乳酸菌の種類に応じた効果を好適に発揮させることができる。
1 :ガム(乳酸菌含有ガム)
2 :ガムベース
3 :カプセル体
4 :粒状体
11 :含有物
12 :殻体

請求項1に記載の乳酸菌含有ガムは、ガムベースと、該ガムベースの内部に設けられるカプセル体と、を備え、該カプセル体の内部に含まれる含有物として、少なくとも油分を含まないヒト口腔由来の乳酸菌を含むように構成され
前記ガムベースは、前記乳酸菌を含む前記含有物が接触することで溶解する材料を用いて構成され、
前記カプセル体の殻体が前記ガムベースと前記含有物との間に介在することにより、前記ガムベースと前記含有物とが直接接触しないように構成されていることを特徴とする。
請求項2に記載の乳酸菌含有ガムは、請求項1に記載の乳酸菌含有ガムにおいて、前記カプセル体として、第1のカプセル体と、該第1のカプセル体とは、色、形状、大きさ、及び、含有物の少なくともいずれかが異なる第2のカプセル体と、が設けられ、前記第1のカプセル体又は前記第2のカプセル体として、直方体状若しくは楕円形状の断面を有する形状、又は、表面に起伏又は突起部分を有するカプセル体が用いられている。
請求項3に記載の乳酸菌含有ガムは、請求項1又は2に記載の乳酸菌含有ガムにおいて、前記ガムベースの内部に、前記カプセル体とは別の粒状体が設けられ、前記粒状体の材料として、乳酸菌を活性化させる物質、又は歯のホワイトニング、殺菌、若しくは抗菌作用のある物質が含まれている。
請求項4に記載の乳酸菌含有ガムは、ガムベースと、該ガムベースの表面に設けられるカプセル体と、を備え、該カプセル体の内部に含まれる含有物として、少なくとも油分を含まないヒト口腔由来の乳酸菌を含むように構成され、前記ガムベースは、前記乳酸菌を含む前記含有物が接触することで溶解する材料を用いて構成され、前記カプセル体の殻体が前記ガムベースと前記含有物との間に介在することにより、前記ガムベースと前記含有物とが直接接触しないように構成されている。

Claims (4)

  1. ガムベースと、
    該ガムベースの内部に設けられるカプセル体と、を備え、
    該カプセル体の内部に含まれる含有物として、少なくとも乳酸菌を含むように構成されていることを特徴とする乳酸菌含有ガム。
  2. 前記カプセル体として、第1のカプセル体と、
    該第1のカプセル体とは、色、形状、大きさ、及び、含有物の少なくともいずれかが異なる第2のカプセル体と、が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の乳酸菌含有ガム。
  3. 前記ガムベースの内部に、前記カプセル体とは別の粒状体が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の乳酸菌含有ガム。
  4. ガムベースと、
    該ガムベースの表面に設けられるカプセル体と、を備え、
    該カプセル体の内部に含まれる含有物として、少なくとも乳酸菌を含むように構成されていることを特徴とする乳酸菌含有ガム。

JP2022084534A 2022-05-24 2022-05-24 乳酸菌含有ガム Pending JP2023172607A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022084534A JP2023172607A (ja) 2022-05-24 2022-05-24 乳酸菌含有ガム
PCT/JP2023/014375 WO2023228603A1 (ja) 2022-05-24 2023-04-07 乳酸菌含有ガム
CN202380009683.4A CN117460420A (zh) 2022-05-24 2023-04-07 含有乳酸菌的口香糖

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022084534A JP2023172607A (ja) 2022-05-24 2022-05-24 乳酸菌含有ガム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023172607A true JP2023172607A (ja) 2023-12-06

Family

ID=88919146

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022084534A Pending JP2023172607A (ja) 2022-05-24 2022-05-24 乳酸菌含有ガム

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP2023172607A (ja)
CN (1) CN117460420A (ja)
WO (1) WO2023228603A1 (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58198251A (ja) * 1982-05-12 1983-11-18 Lotte Co Ltd ビフイズス菌入りチユ−インガム
JP2001505046A (ja) * 1996-09-06 2001-04-17 ソシエテ デ プロデユイ ネツスル ソシエテ アノニム アイスクリーム
JP2001238641A (ja) * 1999-12-22 2001-09-04 Nutrinova Nutrition Specialties & Food Ingredients Gmbh カプセル封入された多官能性生体内活性食物成分、その製造方法及びその使用方法
JP2008502360A (ja) * 2004-06-14 2008-01-31 バイオガイア・エイビー 齲蝕症および齲蝕症を引き起こす細菌を減少させるための乳酸菌の選択および使用
KR20160051012A (ko) * 2014-10-31 2016-05-11 주식회사 제키스 유산균 생균 제제를 함유한 초콜릿의 제조 방법
JP2016079112A (ja) * 2014-10-14 2016-05-16 株式会社五葉 免疫機能調整口腔剤
JP2019533655A (ja) * 2016-10-03 2019-11-21 エービー−バイオティクス,エス.エイ. 防腐剤耐性乳酸菌

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58198251A (ja) * 1982-05-12 1983-11-18 Lotte Co Ltd ビフイズス菌入りチユ−インガム
JP2001505046A (ja) * 1996-09-06 2001-04-17 ソシエテ デ プロデユイ ネツスル ソシエテ アノニム アイスクリーム
JP2001238641A (ja) * 1999-12-22 2001-09-04 Nutrinova Nutrition Specialties & Food Ingredients Gmbh カプセル封入された多官能性生体内活性食物成分、その製造方法及びその使用方法
JP2008502360A (ja) * 2004-06-14 2008-01-31 バイオガイア・エイビー 齲蝕症および齲蝕症を引き起こす細菌を減少させるための乳酸菌の選択および使用
JP2016079112A (ja) * 2014-10-14 2016-05-16 株式会社五葉 免疫機能調整口腔剤
KR20160051012A (ko) * 2014-10-31 2016-05-11 주식회사 제키스 유산균 생균 제제를 함유한 초콜릿의 제조 방법
JP2019533655A (ja) * 2016-10-03 2019-11-21 エービー−バイオティクス,エス.エイ. 防腐剤耐性乳酸菌

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
QAZIYANI, SAHAR DEHQAN, ET AL.: "Effect of encapsulation and wall material on the probiotic survival and physicochemical properties o", HELIYON, vol. 5, JPN6023024946, 2019, pages 02144, ISSN: 0005201373 *

Also Published As

Publication number Publication date
CN117460420A (zh) 2024-01-26
WO2023228603A1 (ja) 2023-11-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1438838B (zh) 含有功能成分的甜食产品
CN1206133C (zh) 浸泡袋及其应用
US20100178413A1 (en) Food-based Supplement Delivery System
CN109717289A (zh) 一种爆珠口香糖及其制备方法
ZA200209775B (en) Confectionery product having a filling.
US20130287899A1 (en) Center-in-shell chewable compositions with functional components
US20110287134A1 (en) Chocolate dietary fiber supplement and delivery method
US20170232048A1 (en) Adherent Dental Synbiotic Lozenge for Oral and General Health
JP2023113744A (ja) 舌筋トレーニング用食品および舌筋のトレーニング方法
WO2023228603A1 (ja) 乳酸菌含有ガム
CN1774179A (zh) 供孕妇用的多种维生素及矿物质补充品
JP2006325486A (ja) 機能性食品および機能性飲料
RU2262241C2 (ru) Кондитерское изделие, функциональное кондитерское изделие, способ повышения потребительского признания и способ, вызывающий эффект хорошего ощущения у потребителя
JP2008109910A (ja) 腸で機能させる酵素配合顆粒、及び、該酵素配合顆粒を用いた酵素配合食品
JP2002142719A (ja) 整腸栄養食品
JP4624958B2 (ja) トマト果汁含有ゼリー及び同トマト果汁含有ゼリーの製造方法
JP3051021U (ja) ビフィズス菌とある種のオリゴ糖の組合せによる健康促進剤
US20070077330A1 (en) Chinese Fortune Cookie Made of Chewing-Gum
CN117941765A (zh) 一种多种益生元压片糖果的制备方法
RU2328862C2 (ru) Сахарное кондитерское изделие
JP3124522U (ja) 食品組成物
KR0144566B1 (ko) 비피드균 증식 촉진제
TWM582309U (zh) Chewing gum with beneficial bacteria
JP2005124502A (ja) 加工食品の製造方法、および加工食品
JP2003304833A (ja) フェノール酸入り食品及び口腔用組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20230330

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20230330

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230704

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20230704

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230725

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230830

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231121

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20240514