JP2003304833A - フェノール酸入り食品及び口腔用組成物 - Google Patents
フェノール酸入り食品及び口腔用組成物Info
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- JP2003304833A JP2003304833A JP2002111395A JP2002111395A JP2003304833A JP 2003304833 A JP2003304833 A JP 2003304833A JP 2002111395 A JP2002111395 A JP 2002111395A JP 2002111395 A JP2002111395 A JP 2002111395A JP 2003304833 A JP2003304833 A JP 2003304833A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、甘味料として広く利用されている
砂糖及び糖類とこれらが配合されている食品、飲料品を
始め、他の原材料、加工食品、栄養補助食品、健康食品
などの食品、飲料品並びに歯及び口中の衛生に影響を持
つ口腔衛生用品に対して、虫歯予防効果と共に抗菌効
果、薬用効果を持たせることを目的とする。 【解決手段】 本発明は、蜂蜜にも含有されるフェノー
ル酸、及びフェノール酸にグルコン酸を配合した２種の
内いずれかによりにより、砂糖を始めとする糖類に抗菌
効果及び薬用作用を与えることを特徴とする。また、こ
の効果を他の砂糖入り食品を含む食品及び飲料品、さら
に口腔衛生用品などに広く適用することを特徴とする。
砂糖及び糖類とこれらが配合されている食品、飲料品を
始め、他の原材料、加工食品、栄養補助食品、健康食品
などの食品、飲料品並びに歯及び口中の衛生に影響を持
つ口腔衛生用品に対して、虫歯予防効果と共に抗菌効
果、薬用効果を持たせることを目的とする。 【解決手段】 本発明は、蜂蜜にも含有されるフェノー
ル酸、及びフェノール酸にグルコン酸を配合した２種の
内いずれかによりにより、砂糖を始めとする糖類に抗菌
効果及び薬用作用を与えることを特徴とする。また、こ
の効果を他の砂糖入り食品を含む食品及び飲料品、さら
に口腔衛生用品などに広く適用することを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、抗菌成分であるフ
ェノール酸を用いて食品に抗菌効果を持たせるフェノー
ル酸入り食品に関する。さらに、グルコン酸を組み合わ
せることにより、グルコン酸の薬用作用も増加された食
品及び口腔用組成物に関する。
ェノール酸を用いて食品に抗菌効果を持たせるフェノー
ル酸入り食品に関する。さらに、グルコン酸を組み合わ
せることにより、グルコン酸の薬用作用も増加された食
品及び口腔用組成物に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、甘味料として広く利用されている
砂糖は、虫歯の原因として敬遠されるようになり、代わ
って使用されるガラクトース、キシリトール、パラチノ
ース、マルチトール等の甘味料も口中で酸を作らない為
虫歯にならないだけで、虫歯菌に対する殺菌力、抗菌力
は持ち合わせていなかった。
砂糖は、虫歯の原因として敬遠されるようになり、代わ
って使用されるガラクトース、キシリトール、パラチノ
ース、マルチトール等の甘味料も口中で酸を作らない為
虫歯にならないだけで、虫歯菌に対する殺菌力、抗菌力
は持ち合わせていなかった。
【０００３】甘味料として唯一抗菌力のある蜂蜜は、広
く利用されている砂糖に比べ味に癖がある、価格が高い
などの問題点があった。
く利用されている砂糖に比べ味に癖がある、価格が高い
などの問題点があった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、砂糖を始め
とする食品に抗菌力を持たせ、虫歯の心配のない食品を
提供する事を目的とする。更に、この抗菌力を備えた歯
磨き、洗口液などの口腔衛生品を提供することを目的と
する。
とする食品に抗菌力を持たせ、虫歯の心配のない食品を
提供する事を目的とする。更に、この抗菌力を備えた歯
磨き、洗口液などの口腔衛生品を提供することを目的と
する。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、蜂蜜に含まれる抗菌成分であるフェノール
酸を用いることを特徴としている。更にグルコン酸を組
み合わせることで、より薬用効果を高めることを特徴と
する。
成するため、蜂蜜に含まれる抗菌成分であるフェノール
酸を用いることを特徴としている。更にグルコン酸を組
み合わせることで、より薬用効果を高めることを特徴と
する。
【０００６】又、本発明は、上記成分を含む食品であ
り、かかる食品としては、原材料から加工食品、例えば
和洋菓子、スナック菓子、乳製品、健康食品、栄養補助
食品、各種飲料品などの経口的に用いられる食品全てに
適用出来る。
り、かかる食品としては、原材料から加工食品、例えば
和洋菓子、スナック菓子、乳製品、健康食品、栄養補助
食品、各種飲料品などの経口的に用いられる食品全てに
適用出来る。
【０００７】
【発明の実施の形態】本発明のフェノール酸、グルコン
酸の形状は特に制限されず、粉末状、顆粒状、液状等任
意でよく、食品に加える加工方法、量、配合割合も添加
する種々の食品、飲食品により自由にできる。
酸の形状は特に制限されず、粉末状、顆粒状、液状等任
意でよく、食品に加える加工方法、量、配合割合も添加
する種々の食品、飲食品により自由にできる。
【０００８】又、加える食品にも制限はなく、例えばチ
ョコレート、ガム、飴、ケーキ等の和洋菓子、イチゴや
マーマレード等のジャム類などの各種砂糖入り、又は代
替甘味料入り食品からヨーグルト、アイスクリーム等の
乳製品、パン類、麺類、冷凍食品、レトルト食品、健康
食品、栄養補助食品及び飲料類のコーヒー、紅茶等の茶
系飲料、炭酸飲料、清涼飲料、スポーツ飲料、乳飲料な
ど糖分のあるなしに関わらず抗菌、薬用効果を望む食品
には自由に適用出来る。
ョコレート、ガム、飴、ケーキ等の和洋菓子、イチゴや
マーマレード等のジャム類などの各種砂糖入り、又は代
替甘味料入り食品からヨーグルト、アイスクリーム等の
乳製品、パン類、麺類、冷凍食品、レトルト食品、健康
食品、栄養補助食品及び飲料類のコーヒー、紅茶等の茶
系飲料、炭酸飲料、清涼飲料、スポーツ飲料、乳飲料な
ど糖分のあるなしに関わらず抗菌、薬用効果を望む食品
には自由に適用出来る。
【０００９】本発明は、経口摂取される食品だけでなく
口内利用される製品に対しても適用できる。特に口腔内
の衛生に関わる製品に好適であり、例として歯磨き粉、
練り歯磨き、液体歯磨き等の歯磨き類、洗口液、うがい
薬等が挙げられる。更に、これらにフッ素を配合するこ
とで歯質強化作用も加える事が出来る。
口内利用される製品に対しても適用できる。特に口腔内
の衛生に関わる製品に好適であり、例として歯磨き粉、
練り歯磨き、液体歯磨き等の歯磨き類、洗口液、うがい
薬等が挙げられる。更に、これらにフッ素を配合するこ
とで歯質強化作用も加える事が出来る。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の代表的な実施例を説明する。
【００１１】第１実施例は、フェノール酸を砂糖に含有
させたフェノール酸入り砂糖である。砂糖の種類は白砂
糖、黒砂糖等自由で良い、形状も粉状、顆粒状等自由に
できる。又、フェノール酸を加える加工方法も目的によ
り任意である。更に、これらにグルコン酸を加える事で
両方の抗菌、薬用作用を持つ砂糖を提供できる。尚、こ
の効果は砂糖に限らず、果糖、オリゴ糖、麦芽糖等の糖
類は勿論、ステビア、ズルチン、キシリトール、パラチ
ノース等を始めその他多くの甘味料にも適用できる。
させたフェノール酸入り砂糖である。砂糖の種類は白砂
糖、黒砂糖等自由で良い、形状も粉状、顆粒状等自由に
できる。又、フェノール酸を加える加工方法も目的によ
り任意である。更に、これらにグルコン酸を加える事で
両方の抗菌、薬用作用を持つ砂糖を提供できる。尚、こ
の効果は砂糖に限らず、果糖、オリゴ糖、麦芽糖等の糖
類は勿論、ステビア、ズルチン、キシリトール、パラチ
ノース等を始めその他多くの甘味料にも適用できる。
【００１２】第２実施例は、糖蜜にフェノール酸、グル
コン酸を含有させたものである。この糖蜜は、砂糖から
なる、白蜜、黒蜜、を始め果糖蜜、楓糖蜜、又は各糖蜜
を２種以上使用した糖蜜など様々な種類を目的により使
う事が出来る。
コン酸を含有させたものである。この糖蜜は、砂糖から
なる、白蜜、黒蜜、を始め果糖蜜、楓糖蜜、又は各糖蜜
を２種以上使用した糖蜜など様々な種類を目的により使
う事が出来る。
【００１３】上記の糖蜜及び砂糖に花粉や花びらなどか
ら抽出した香り、味、栄養素等の成分を加える事も出来
る。又、草花及び樹木の根、茎、幹、葉、種子等の各種
抽出物、樹液等の成分も同様にできる。また、草花、樹
木自体を粉末状等に加工して加えてもよい。さらに、ハ
ーブ及び漢方薬に利用される成分を加える事で利用目的
に沿った糖蜜及び砂糖を提供出来る。勿論、これらの成
分を２種以上組み合わせて効果を高める事も出来る。ま
た、糖蜜の濃度は自由でよいが、水分量の少ない８０％
以上の濃度のほうが抗菌効果が高まる。
ら抽出した香り、味、栄養素等の成分を加える事も出来
る。又、草花及び樹木の根、茎、幹、葉、種子等の各種
抽出物、樹液等の成分も同様にできる。また、草花、樹
木自体を粉末状等に加工して加えてもよい。さらに、ハ
ーブ及び漢方薬に利用される成分を加える事で利用目的
に沿った糖蜜及び砂糖を提供出来る。勿論、これらの成
分を２種以上組み合わせて効果を高める事も出来る。ま
た、糖蜜の濃度は自由でよいが、水分量の少ない８０％
以上の濃度のほうが抗菌効果が高まる。
【００１４】第３実施例は、フェノール酸を歯磨きに加
えたフェノール酸入り歯磨きである。歯磨きの形状は練
り状、ゲル状、粉末状、液状等任意で良い。更に薬用用
を高める為、フェノール酸とグルコン酸を含有した歯磨
きとする事も出来る。
えたフェノール酸入り歯磨きである。歯磨きの形状は練
り状、ゲル状、粉末状、液状等任意で良い。更に薬用用
を高める為、フェノール酸とグルコン酸を含有した歯磨
きとする事も出来る。
【００１５】第４実施例として、フェノール酸、又はフ
ェノール酸にグルコン酸を配合した２種ののいずれかを
含有させたことを特徴とする洗口液で、これを携帯用と
したことを特徴とする。液の他の成分は飲み込んでも害
にならない水、エタノール、フッ素等の物質とすること
が好適である。
ェノール酸にグルコン酸を配合した２種ののいずれかを
含有させたことを特徴とする洗口液で、これを携帯用と
したことを特徴とする。液の他の成分は飲み込んでも害
にならない水、エタノール、フッ素等の物質とすること
が好適である。
【００１６】勿論、上記の携帯用とする方法は他の清涼
口腔剤、うがい薬、などに適用出来るし通常の家庭用と
することも自由である。更に、食用としても安全な為、
錠剤状、丸薬状又は他の食品に配合した携帯型食品とす
ることも出来る。
口腔剤、うがい薬、などに適用出来るし通常の家庭用と
することも自由である。更に、食用としても安全な為、
錠剤状、丸薬状又は他の食品に配合した携帯型食品とす
ることも出来る。
【００１７】
【発明の効果】本発明のフェノール酸は、胃のピロリ菌
をも殺菌する力を有する為、単独で用いても高い抗菌効
果を発揮できるが、グルコン酸を配合することでグルコ
ン酸の抗菌作用及び大腸内の善玉菌を増やす事による整
腸作用も加わり、相乗作用による高い抗菌、薬用効果を
発揮する。この為、特にヨーグルト等のビフィズス菌入
り飲食品に加える事で、より優れた抗菌、薬用作用の飲
食品を提供出来る。
をも殺菌する力を有する為、単独で用いても高い抗菌効
果を発揮できるが、グルコン酸を配合することでグルコ
ン酸の抗菌作用及び大腸内の善玉菌を増やす事による整
腸作用も加わり、相乗作用による高い抗菌、薬用効果を
発揮する。この為、特にヨーグルト等のビフィズス菌入
り飲食品に加える事で、より優れた抗菌、薬用作用の飲
食品を提供出来る。
【００１８】又、これらを砂糖に加える事で、虫歯の原
因と言われる最大の欠点を解消し、虫歯の心配がない整
腸作用も有する優れた砂糖を提供出来る。尚、この効果
を砂糖に限らず果糖、麦芽糖等の他の糖類に適用し目的
別の利用ができる。更に、他の甘味料であるステビア、
キシリトール等に配合することで、これらに無かった効
果が加わり、低カロリーで抗菌、薬用作用を有する甘味
料を提供できる。
因と言われる最大の欠点を解消し、虫歯の心配がない整
腸作用も有する優れた砂糖を提供出来る。尚、この効果
を砂糖に限らず果糖、麦芽糖等の他の糖類に適用し目的
別の利用ができる。更に、他の甘味料であるステビア、
キシリトール等に配合することで、これらに無かった効
果が加わり、低カロリーで抗菌、薬用作用を有する甘味
料を提供できる。
【００１９】更に、糖蜜に加える事で蜂蜜と同様の効果
を発揮する糖蜜となり、低価格で食べやすい糖蜜を提供
出来る。又、配合割合を変えることで蜂蜜以上の抗菌効
果や各種同様な効果を持たせる。または草花、樹木の成
分及び漢方成分等を配合する事でより薬効作用を有する
糖蜜を製造出来る。など蜂蜜に比べ任意な糖蜜を提供出
来る。
を発揮する糖蜜となり、低価格で食べやすい糖蜜を提供
出来る。又、配合割合を変えることで蜂蜜以上の抗菌効
果や各種同様な効果を持たせる。または草花、樹木の成
分及び漢方成分等を配合する事でより薬効作用を有する
糖蜜を製造出来る。など蜂蜜に比べ任意な糖蜜を提供出
来る。
【００２０】また、歯磨き及び洗口液等の口腔衛生用品
に用いる事で、安全で抗菌効果、薬用効果を加味させた
口腔衛生用品を提供出来る。
に用いる事で、安全で抗菌効果、薬用効果を加味させた
口腔衛生用品を提供出来る。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考）
Ａ６１Ｋ 7/24 Ａ２３Ｌ 2/00 Ｃ
Claims (7)
- 【請求項１】 フェノール酸を含有することを特徴とす
るフェノール酸入り食品。 - 【請求項２】 グルコン酸を含有させたことを特徴とす
る請求項１記載のフェノール酸入り食品。 - 【請求項３】 砂糖、果糖、麦芽糖、ブドウ糖、オリゴ
糖及び糖蜜の少なくとも１種に含有させたことを特徴と
する請求項１、２記載のフェノール酸入り糖類。 - 【請求項４】 草花、樹木の成分、抽出物及び香りの少
なくとも１種を含有する事を特徴とする請求項３記載の
フェノール酸入り糖類。 - 【請求項５】 食品を飲料品としたことを特徴とする請
求項１，２記載のフェノール酸入り飲料品。 - 【請求項６】 フェノール酸、又は、フェノール酸とグ
ルコン酸からなるいずれかを含有することを特徴とする
口腔用組成物。 - 【請求項７】 歯磨き粉、練り歯磨き、液体歯磨き及び
洗口液からなる群から選択されるいずれかである請求項
６記載の口腔用組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002111395A JP2003304833A (ja) | 2002-04-12 | 2002-04-12 | フェノール酸入り食品及び口腔用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002111395A JP2003304833A (ja) | 2002-04-12 | 2002-04-12 | フェノール酸入り食品及び口腔用組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003304833A true JP2003304833A (ja) | 2003-10-28 |
Family
ID=29394194
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002111395A Pending JP2003304833A (ja) | 2002-04-12 | 2002-04-12 | フェノール酸入り食品及び口腔用組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003304833A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010024183A (ja) * | 2008-07-22 | 2010-02-04 | Kao Corp | 抗菌性組成物及び化粧料 |
-
2002
- 2002-04-12 JP JP2002111395A patent/JP2003304833A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010024183A (ja) * | 2008-07-22 | 2010-02-04 | Kao Corp | 抗菌性組成物及び化粧料 |
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