JP2023172288A - X線診断装置、画像表示装置、及び画像表示プログラム - Google Patents

X線診断装置、画像表示装置、及び画像表示プログラム Download PDF

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Toshiyuki Ikeno
吉昭 飯島
Yoshiaki Iijima
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稔雄 室井
Toshio Muroi
正則 郡司
Masanori Gunji
瑠弥子 山地
Rumiko Yamaji
淳 岡田
Atsushi Okada
伸夫 小倉
Nobuo Ogura
信浩 大賀
Nobuhiro Oga
亮一 長江
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Abstract

【課題】術者が操作することなく医用デバイスの進行に合わせて表示画像の拡大率をダイナミックに適切に変更すること。【解決手段】実施形態に係るX線診断装置は、第1関心領域設定部と、撮像部と、第2関心領域設定部と、デバイス検出部と、拡大率変更部と、表示制御部とを備える。第1関心領域設定部は、被検体に関する3次元医用画像において第1の関心領域を設定する。撮像部は、第1の関心領域に基づいて被検体を撮像して、被検体に対する複数のX線画像を取得する。第2関心領域設定部は、撮像部の配置に基づいて第2の関心領域を設定する。デバイス検出部は、複数のX線画像において、被検体に挿入された医用デバイスを検出する。拡大率変更部は、検出された医用デバイスの位置に基づいて、複数のX線画像のうち第1のX線画像より後に取得される第2のX線画像の拡大率を変更する。表示制御部は、第2のX線画像のうち第2の関心領域に対応する部分に変更後の拡大率を適用した部分X線画像を表示部に表示させる。【選択図】 図3

Description

本明細書及び図面に開示の実施形態は、X線診断装置、画像表示装置、及び画像表示プログラムに関する。
近年、X線撮影装置を使って手術をX線透視下で行う機会が増えてきている。X線撮影装置は、X線透視を利用したIVR(Interventional Radiology)術をサポートすることができる。X線透視を利用したIVR術は、X線透視中に行われる、主に、カテーテルを利用した治療のことである。X線撮影装置は、X線透視を利用したIVR術において、時系列に複数の透視画像を生成してリアルタイムで表示する。
体内に挿入されたカテーテル等の医用デバイスを検出して、術者の作業を軽減することができる技術として、次のような技術がある。第1の技術は、カテーテル先端の移動速度に応じて表示画像の拡大率を変化させるものである。その他、第1の技術は、ライブ画像からガイドワイヤの先端領域を繰り返し抽出し、指定期間内に抽出された先端領域の軌跡を指定のタイミングで表示するものである。第2の技術は、医用デバイスが挿入され照射された画像から医用デバイスの先端部に当たる先端領域を抽出し、抽出した先端領域に基づいてスポット領域を設定し、スポット領域に対応する検出範囲のみX線照射を行うものである。
特開2015-150206号公報
本明細書及び図面に開示の実施形態が解決しようとする課題の一つは、術者が操作することなく医用デバイスの進行に合わせて表示画像の拡大率をダイナミックに適切に変更することができる。ただし、本明細書及び図面に開示の実施形態により解決しようとする課題は上記課題に限られない。後述する実施形態に示す各構成による各効果に対応する課題を、他の課題として位置づけることもできる。
実施形態に係るX線診断装置は、第1関心領域設定部と、撮像部と、第2関心領域設定部と、デバイス検出部と、拡大率変更部と、表示制御部とを備える。第1関心領域設定部は、被検体に関する3次元医用画像において第1の関心領域を設定する。撮像部は、第1の関心領域に基づいて被検体を撮像して、被検体に対する複数のX線画像を取得する。第2関心領域設定部は、撮像部の配置に基づいて第2の関心領域を設定する。デバイス検出部は、複数のX線画像において、被検体に挿入された医用デバイスを検出する。拡大率変更部は、検出された医用デバイスの位置に基づいて、複数のX線画像のうち第1のX線画像より後に取得される第2のX線画像の拡大率を変更する。表示制御部は、第2のX線画像のうち第2の関心領域に対応する部分に変更後の拡大率を適用した部分X線画像を表示部に表示させる。
図1は、実施形態に係るX線診断装置の構成を示す概略図。 図2は、実施形態に係るX線診断装置の一部の外観を示す斜視図。 図3は、実施形態に係るX線診断装置の構成及び機能を示すブロック図。 図4は、実施形態に係るX線診断装置の動作例をフローチャートとして示す図。 図5は、実施形態に係るX線診断装置において、第1の関心領域の中心を中心とした第2の関心領域が設定される場合を説明するための図。 図6は、実施形態に係るX線診断装置において、第1の関心領域の病変部を中心とした第2の関心領域が設定される場合を説明するための図。 図7は、実施形態に係るX線診断装置の第1変形例における表示例を示す図。 図8は、実施形態に係るX線診断装置の第2変形例における表示例を示す図。
以下、図面を参照しながら、X線診断装置、画像表示装置、及び画像表示プログラムの実施形態について詳細に説明する。
図1は、実施形態に係るX線診断装置の構成を示す概略図である。図2は、実施形態に係るX線診断装置の一部の外観を示す斜視図である。
図1及び図2に示すように、実施形態に係るX線診断装置1は、撮像、主にX線透視を利用したIVR術をサポートすることができる。IVR術は、撮像中に行われる、主に、カテーテルを利用した治療のことである。X線診断装置1は、IVR術において、X線透視中は時系列に複数フレームのX線透視画像を逐次(リアルタイムで)生成してそれを逐次表示する。
X線診断装置1は、撮像部5と、画像表示装置6とを備える。撮像部5は、X線発生部10と、X線検出部20と、Cアーム30と、寝台装置40と、高電圧発生部50と、機構制御回路60と、機構部70と、画像処理部80とを設ける。他方、画像表示装置6は、ディスプレイ90と、入力インターフェース100と、システム制御部110とを設ける。
撮像部5は、システム制御部110による制御の下、被検体(例えば、患者)を撮像して患者Pに対する複数のX線画像を取得する。例えば、撮像部5は、患者にX線透視のみを行って複数フレームのX線投影画像を取得する。また、撮像部5は、患者にX線透視及びX線撮影を行って複数フレームのX線投影画像と、1又は複数のX線撮影画像とを取得する。ここで、X線撮影は、診断に用いるX線画像の生成を目的とした撮像である。X線透視は、X線撮影より線量を低減させ、IVR術の過程を示す複数フレームのX線画像の生成を目的とした撮像である。また、X線透視は、連続透視及びパルス透視に大別される。パルス透視とは、連続透視と異なり、断続する矩形波によりX線を断続的に照射する透視方法を意味する。パルス透視によれば、連続透視に比べ、透視画像の連続性(フレームレート)がやや劣るが患者に対する被曝線量を抑えることができる。
撮像部5のX線発生部10は、X線管11と、X線照射野絞り12とを備える。X線管11は、システム制御部110の制御に従って、患者Pに対してX線を照射する。X線管11は、X線を発生する真空管であり、陰極(フィラメント)より放出された熱電子を陽極と陰極の間に印加させた高電圧によって加速させてタングステン陽極に衝突させX線を発生させる。
X線照射野絞り12は、システム制御部110の制御に従って絞りをスライドさせ、X線管11から照射されたX線に対してX線錘(コーンビーム)を形成する。X線照射野絞り12は、X線管11と患者Pとの間に位置し、X線管11から照射されたX線ビームを、患者Pの関心領域(後述する第1又は第2の関心領域)に対して選択的に照射されるように絞り込む。
X線検出部20は、システム制御部110の制御に従って、患者Pを透過したX線を2次元的に検出する。X線検出部20は、平面検出器(FPD:Flat Panel Detector)21と、ゲートドライバ22と、画像データ生成部23とを備える。
X線検出部20には、X線を直接電荷に変換する直接変換方式と、光に変換した後電荷に変換する間接変換方式とがあり、実施形態では前者を例に説明するが後者であっても構わない。
平面検出器21は、微小な素子を列方向及びライン方向に2次元的に配列して構成されたX線検出器の一例である。平面検出器21の各素子は、X線検出素子と、光電膜と、電荷蓄積コンデンサと、TFT(薄膜トランジスタ)とを備える。X線検出素子は、X線を感知する。光電膜は、入射X線量に応じて電荷を生成する。電荷蓄積コンデンサは、光電膜に発生した電荷を蓄積する。TFTは、電荷蓄積コンデンサに蓄積された電荷をX線透過像(透視画像又は撮影画像)の生データとして所定のタイミングで読み出す。なお、X線透視像の生データをNDD(Non Dosimeter Dosimetry)法を用いて変換して、X線透過像の表面線量データを生成してもよい。
ゲートドライバ22は、平面検出器21から電荷を取り出すために設置される。画像データ生成部23は、X線検出部20から出力されたX線透過像の生データ(又は表面線量データ)を基に、X線透過像の画像データを生成する。
画像データ生成部23は、電荷・電圧変換回路と、A/D(Analog to Digital)変換回路と、パラレル・シリアル変換回路(全て図示省略)とを備える。電荷・電圧変換回路は、平面検出器21から読み出された電荷を電圧に変換する。A/D変換回路は、電荷・電圧変換回路の出力をデジタル信号に変換する。パラレル・シリアル変換回路は、平面検出器21からライン単位でパラレルに読み出されるデジタル変換された画像データをシリアルな信号に変換する。
なお、X線診断装置1では、X線自動露出制御を行なうために、フォトピックアップ(例えば、蛍光採光型ファイバ形の検出器)Fを平面検出器21の前面に組み込んでもよい。X線透視用のX線による検査の場合、平面検出器21によってX線透視用のX線を検出して、その検出信号に基づいて、ディスプレイ90の輝度が一定になるようにフィードバックループを構成する。又は、平面検出器21で映像化された画素信号(又はビデオ信号)の平均値が一定になるようにフィードバックループを構成してもよい。
また、図1及び図2において、X線診断装置1が備えるCアーム構造の撮像系は、X線発生部10が天板42の下方に位置するアンダーテーブルの場合を示す。しかしながらその場合に限定されるものではなく、X線発生部10が天板42の上方に位置するオーバーテーブルの場合であってもよい。
Cアーム30は、X線発生部10とX線検出部20とを一体として保持する。なお、X線発生部10とX線検出部20とを一体として保持するアームは「C」形状のいわゆるCアームに限定されるものではない。例えば、X線発生部10とX線検出部20とを一体として保持するアームは、「Ω」形状のいわゆるΩアームであってもよい。
寝台装置40は、寝台本体41と、天板42とを備える。寝台本体41は、天板42を保持し、天板42を動作させる各動力部を備える。天板42は、患者Pを載置する。ここで、天板42の短手方向をX軸方向と定義し、鉛直方向をY軸方向と定義し、天板42の長手方向をZ軸方向と定義する。X軸とY軸とZ軸とは互いに直交する。
高電圧発生部50は、システム制御部110の制御により、X線発生部10のX線管11に高電圧電力を供給する。
機構制御回路60は、システム制御部110による制御により、機構部70に電気を供給してCアーム30の回転を行わせたり、天板42のスライドを行わせたりする動力回路である。
機構部70は、Cアーム回転機構71と、天板スライド機構72とを備える。Cアーム回転機構71は、機構制御回路60を介したシステム制御部110の制御によって、Cアーム回転機構71を構成する各動力部を動作させる。それにより、Cアーム回転機構71は、X線発生部10とX線検出部20とを保持するCアーム30を、Cアーム30の円弧方向への回転を行わせたり、Cアーム30の支点を中心とする回転を行わせたりする。
Cアーム30の円弧方向の回転は、CRA(Cranial View)の向きの回転と、CAU(Caudal View)の向きの回転とに対応する。Cアーム30の支点中心の回転は、LAO(Left Anterior Oblique View)の向きの回転と、RAO(Right Anterior Oblique View)の向きの回転とに対応する。なお、Cアーム30の円弧方向の回転が、LAOの向きの回転とRAOの向きの回転とに対応し、Cアーム30の支点中心の回転が、CRAの向きの回転とCAUの向きの回転とに対応する構成を有していてもよい。
天板スライド機構72は、機構制御回路60を介したシステム制御部110の制御によって、天板42を保持する寝台本体41を構成する各動力部を動作させる。それにより、天板スライド機構72は、寝台本体41を左右方向(X軸方向)、上下方向(Y軸方向)、体軸方向(Z軸方向)にスライドさせることができる。
画像処理部80は、画像メモリ81と、画像演算回路82とを備える。画像メモリ81は、システム制御部110の制御によって、画像データ生成部23からライン単位又はフレーム単位で順次出力される画像データを記憶する。
画像演算回路82は、システム制御部110の制御によって、画像メモリ81に記憶された画像データに対して画像処理を施し、画像処理後の画像データを画像メモリ81に記憶する。画像処理としては、X線透過像の画像データの拡大/諧調/空間ファイルタ処理、時系列に蓄積された画像データの最小値/最大値トレース処理、サブトラクション処理、ノイズを除去するための加算処理等が挙げられる。
画像表示装置6のディスプレイ90は、システム制御部110による制御の下、画像処理部80によって処理されたX線透過像の画像データに、システム制御部110から提供されたX線照射条件等のテキスト・図形情報を合成させて表示する。例えば、ディスプレイ90は、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイパネル、有機EL(Electro Luminescence)パネル、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、OLED(Organic Light Emitting Diode)ディスプレイ等である。なお、ディスプレイ90は、表示部の一例である。
入力インターフェース100は、技師等の操作者によって操作が可能な入力医用デバイスと、入力医用デバイスからの信号を入力する入力回路とを含む。入力医用デバイスは、マウス、キーボード、トラックボール、スイッチ、ボタン、ジョイスティック、操作面に触れることで入力操作を行うタッチパッド、表示画面とタッチパッドとが一化されたタッチスクリーン、光学センサを用いた非接触入力回路、音声入力回路等によって実現される。入力医用デバイスが術者等の操作者から入力操作を受け付けると、入力回路は当該入力操作に応じた電気信号を生成して処理回路111に出力する。
入力インターフェース100は、操作者による操作により、患者Pの患者情報や、患者Pの観察対象部位に対して最適なX線照射条件等に応じた信号をシステム制御部110に送信する。患者情報としては、検査部位、検査方法、体格(体厚)、過去の診断履歴等が挙げられる。なお、入力インターフェース100は、入力部の一例である。
システム制御部110は、処理回路111と、メインメモリ112とを備える。システム制御部110は、入力インターフェース100から入力される操作者の指示に従って、X線診断装置1の全体の制御を行なう。
処理回路111は、専用又は汎用のCPU(Central Processing Unit)又はMPU(Micro Processor Unit)の他、特定用途向け集積回路(ASIC)、及び、プログラマブル論理医用デバイス等の処理回路を意味する。プログラマブル論理医用デバイスとしては、例えば、単純プログラマブル論理医用デバイス(SPLD:Simple Programmable Logic Device)、複合プログラマブル論理医用デバイス(CPLD:Complex Programmable Logic Device)、及び、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)等の回路が挙げられる。処理回路111は、メインメモリ112に記憶された、又は、処理回路111内に直接組み込まれたプログラムを読み出し実行することで後述する機能を実現する。なお、処理回路111は、表示制御部及び制御部の一例である。
また、処理回路111は、単一の処理回路によって構成されてもよいし、複数の独立した処理回路の組み合わせによって構成されてもよい。後者の場合、複数のメインメモリ112が複数の処理回路の機能に対応するプログラムをそれぞれ記憶するものであってもよいし、1個のメインメモリ112が複数の処理回路の機能に対応するプログラムを記憶するものであってもよい。
メインメモリ112は、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、ハードディスク、光ディスク等によって構成される。メインメモリ112は、USB(Universal Serial bus)メモリ及びDVD(Digital Video Disk)等の可搬型メディアを備えてもよい。メインメモリ112は、処理回路111において用いられる各種処理プログラム(アプリケーションプログラムの他、OS(Operating System)等も含まれる)や、プログラムの実行に必要なデータを記憶する。また、OSに、操作者に対するディスプレイ90への情報の表示にグラフィックを多用し、基礎的な操作を入力インターフェース100によって行うことができるGUI(Graphic User Interface)を含めることもできる。なお、メインメモリ112は、記憶部の一例である。
続いて、X線診断装置1の構成及び機能について図3を用いて説明する。処理回路111がメインメモリ112に記憶された、又は、処理回路111内に直接組み込まれたコンピュータプログラムを実行することによって、X線診断装置1は、第1関心領域設定機能F1と、撮像制御機能F2と、第2関心領域設定機能F3と、デバイス検出機能F4と、拡大率変更機能F5と、表示制御機能F6とを実現する。なお、機能F1~F6の全部又は一部は、コンピュータプログラムの実行によって機能する場合に限定されず、X線診断装置1に備えられるASIC等の回路によって機能する場合であってもよい。
第1関心領域設定機能F1は、患者Pに関する3次元医用画像において第1の関心領域を設定する機能を含む。
撮像制御機能F2は、撮像部5の動作を制御して患者Pに関する撮像を実行させて、患者Pに対する複数のX線画像を取得する機能を含む。ここで、複数のX線画像は、複数フレームのX線透視画像のみを含む場合や、複数フレームのX線透視画像に加え1又は複数のX線撮影画像を含む場合もある。以下、複数のX線画像が複数フレームのX線透視画像のみを含む場合を例にとって説明する。
第2関心領域設定機能F3は、撮像部5の配置に基づいて、撮像制御機能F2によって取得された複数フレームのX線透視画像のうち所定のX線透視画像(以下、「第1のX線透視画像」と呼ぶ)における第1の関心領域内に第2の関心領域を設定する機能を含む。なお、第1のX線透視画像は第1のX線画像の一例である。
デバイス検出機能F4は、第1のX線透視画像において、患者Pに挿入された医用デバイスを検出する機能を含む。ここで、患者Pに挿入される医用デバイスは、穿刺針やカテーテルなどを含む。以下、医用デバイスが穿刺針Nである場合を例にとって説明する。
拡大率変更機能F5は、デバイス検出機能F4によって検出された穿刺針Nの位置に基づいて、第1のX線透視画像より後に取得されるX線透視画像(以下、「第2のX線透視画像」と呼ぶ)の拡大(Zoom-in)率を設定する機能を含む。なお、第2のX線透視画像は第2のX線画像の一例である。
表示制御機能F6は、第2のX線透視画像のうち第2の関心領域に対応する部分を示す部分X線透視画像を部分X線画像として、変更後の拡大率でディスプレイ90に表示させる機能を含む。
続いて、図4~図6を用いて、X線診断装置1の動作を説明する。図4は、X線診断装置1の動作をフローチャートとして示す。図4において、「ST」に数字を付した符号はフローチャートの各ステップを示す。
第1関心領域設定機能F1は、患者Pに関する3次元医用画像において第1の関心領域を設定する(ステップST1)。具体的には、第1関心領域設定機能F1は、3次元医用画像として3次元血管画像を取得する。例えば、第1関心領域設定機能F1は、X線CT(Computed Tomography)装置などによって患者Pの病変部を含む領域を撮像することで生成された、造影剤非存在下の3次元画像(3Dマスク画像)と、造影剤存在下の3次元画像(3Dコントラスト画像)とをメインメモリ112から取得する。そして、第1関心領域設定機能F1は、3次元マスク画像と3次元コントラスト画像とをサブトラクションすることで、3次元血管画像を取得する。なお、3次元画像(3次元血管画像、3次元マスク画像、3次元コントラスト画像)は、X線CT装置により生成された3次元画像に限定されるものではなく、例えば、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置などによって生成された3次元画像であってもよい。
そして、第1関心領域設定機能F1は、3次元血管画像をディスプレイ90に表示させる。そして、第1関心領域設定機能F1は、術者により第1の関心領域の設定を受け付ける。
撮像制御機能F2は、撮像部5の動作を制御して患者Pに関する撮像、例えばX線透視を開始させて(ステップST2)、第n(n=1,2,…)フレームのX線透視画像を取得する(ステップST3)。表示制御機能F6は、ステップST3によって取得された第nフレームのX線透視画像を、初期の拡大率(100%)又はステップST9による変更後の拡大率(100%を超える)でディスプレイ90に表示させる(ステップST4)。
撮像制御機能F2は、ステップST2によって開始されたX線透視を継続するか否かを判断する(ステップST5)。例えば、撮像制御機能F2は、入力インターフェース100を介してX線透視の終了指示が行われた場合にX線透視を終了すると判断する。
ステップST5の判断にてYES、つまり、X線透視を継続すると判断された場合、第2関心領域設定機能F3は、撮像部5の配置に基づいて、撮像部5によるX線照射の画角を変更しない範囲で、ステップST3によって取得されたX線透視画像における第1の関心領域内に第2の関心領域を設定する(ステップST6)。デバイス検出機能F4は、ステップST3によって取得された第nフレームのX線透視画像において、患者Pに挿入された穿刺針Nを検出する(ステップST7)。
拡大率変更機能F5は、ステップST7によって検出された穿刺針Nの位置、例えば、先端位置が、第2の関心領域内か否かを判断する(ステップST8)。ステップST8の判断にてYES、つまり、穿刺針Nの位置が、第2の関心領域内であると判断される場合(図5(B)及び図6(B)に図示)、拡大率変更機能F5は、ステップST3によって取得されたX線透視画像より後のフレームで取得されるX線透視画像を拡大するための拡大率を変更する(ステップST9)。そして、撮像制御機能F2は、第nフレームの次の第n+1フレームにおいて(ステップST10)、第n+1フレームのX線透視画像を取得する(ステップST3)。そして、表示制御機能F6は、第n+1フレームのX線透視画像のうち第2の関心領域に対応する部分に、ステップST9による変更後の拡大率を適用した部分X線透視画像をディスプレイ90に表示させる(ステップST4)。
一方で、ステップST8の判断にてNO、つまり、穿刺針Nの先端位置が、第2の関心領域内ではないと判断される場合(図5(A)及び図6(A)に図示)、拡大率変更機能F5は、ステップST3によって取得されたX線透視画像より後のフレームで取得されるX線透視画像の拡大率を変更せずに維持する(ステップST11)。そして、撮像制御機能F2は、第nフレームの次の第n+1フレームにおいて(ステップST10)、第n+1フレームのX線透視画像を取得する(ステップST3)。そして、表示制御機能F6は、第n+1フレームのX線透視画像のうち第2の関心領域に対応する部分に、非変更の拡大率を適用した部分X線透視画像をディスプレイ90に表示させる(ステップST4)。
なお、ステップST5~ST9,ST11における第2の関心領域R2の設定と拡大率の決定とは、連続するフレームごとに行ってもよいし、数フレームの間隔を空けて行ってもよい。
ここで、図5及び図6を用いて図4に示すステップST5~ST9,ST11について説明する。図5は、第1の関心領域R1の中心を中心とした第2の関心領域R2が設定される場合を示す。図6は、第1の関心領域R1の病変部Kを中心とした第2の関心領域R2が設定される場合を示す。
まず、図5について説明する。穿刺手技の初期過程に対応するフレームでは、図5(A)の左側に示すようなX線透視画像がディスプレイ90に表示される。術者は、このX線透視画像を観察しながら、指定された病変部Kに向かう穿刺ガイドLに沿って穿刺針Nを進める。このようなX線透視画像において、第2関心領域設定機能F3は、図5(A)の右側に示すように、第1の関心領域R1の中心を中心とする矩形の第2の関心領域R2を設定する。なお、第2の関心領域R2のサイズは、第1の関心領域R1より小さければよい。そして、X線透視画像上の穿刺針Nの先端位置が第2の関心領域R2内に存在しないと判断される。その場合は、拡大率変更機能F5は、図4のステップST11で説明したように、次のフレームのX線透視画像についての拡大率を変更しない。
X線透視中の穿刺手技が進むと、図5(B)の左側に示すようなX線透視画像がディスプレイ90に表示される。このようなX線透視画像において、図5(B)の右側に示すように、X線透視画像上の穿刺針Nの先端位置が第2の関心領域R2内に存在すると判断される。その場合は、拡大率変更機能F5は、図4のステップST9で説明したように、次のフレームのX線透視画像についての拡大率を変更する。拡大率は、R1のサイズ/R2のサイズでよい。
また、X線透視中の穿刺手技がさらに進むと、図5(C)の左側に示すような変更後の拡大率が適用された部分X線透視画像がディスプレイ90に表示される。術者は、変更後の拡大率が適用された部分X線透視画像を観察しながら、指定された病変部Kに向かう穿刺ガイドLに沿って穿刺針Nを進めることができる。このような部分X線透視画像において、第2関心領域設定機能F3は、図5(C)の右側に示すように、第2の関心領域R2の中心を中心とする矩形の第2の関心領域R2´をさらに設定する。そして、X線透視画像上の穿刺針Nの先端位置が第2の関心領域R2´内に存在しないと判断される。その場合は、拡大率変更機能F5は、図4のステップST11で説明したように、次のフレームのX線透視画像についての拡大率を変更しない。なお、X線透視中の穿刺手技がさらに進んでX線透視画像上の穿刺針Nの先端位置が第2の関心領域R2´内に存在すると判断された段階で、拡大率変更機能F5は、図4のステップST9で説明したように、次のフレームのX線透視画像についての拡大率を変更する。
図5を用いて説明したように、画像表示装置6は、X線の照射領域である第1の関心領域R1の画角を固定した上で、X線透視画像上の穿刺針Nの先端位置に応じて関心領域をダイナミックに変更する。また、画像表示装置6は、穿刺針Nの進行(病変部Kに近づく過程)に応じたX線透視画像の拡大の他に、穿刺針Nの後退(病変部Kから離れる過程)に応じたX線透視画像の縮小(Zoom-out)を行うこともできる。例えば、穿刺針Nの先端位置が病変部Kから離れる場合において、第2の関心領域R2内にあった穿刺針Nの先端位置が第2の関心領域R2内から消失した場合に、第2関心領域設定機能F3は、撮像部5の配置に基づいて、X線透視画像における第1の関心領域R1を含む範囲に第2の関心領域R2を設定する。そして、拡大率変更機能F5は、検出された穿刺針Nの先端位置に基づいて、その後のX線透視画像の拡大率(100%未満)を変更する。
また、画像表示装置9は、拡大率変更後、変更後の拡大率で生成された部分X線透視画像(図5(C)の左側)をディスプレイ90に表示するものとするが、その場合に限定されるものではない。例えば、画像表示装置9は、拡大率変更後に、部分X線透視画像(図5(C)の左側)と、変更前の拡大率で生成されたX線透視画像(図5(B)の左側)とを並列表示してもよい。また、部分X線透視画像(図5(C)の左側)のみをディスプレイ90に表示する場合は、画像表示装置6の撮像制御機能F2はX線照射野絞り12の動作を制御して、第1の関心領域R1内であって第2の関心領域R2外の領域へのX線を遮蔽することもできる。これにより、患者Pへの不要被ばくを低減することもできる。
続いて、図6について説明する。穿刺手技の初期過程に対応するフレームでは、図6(A)の左側に示すようなX線透視画像がディスプレイ90に表示される。術者は、このX線透視画像を観察しながら、指定された病変部Kに向かう穿刺ガイドLに沿って穿刺針Nを進める。このようなX線透視画像において、第2関心領域設定機能F3は、図6(A)の右側に示すように、病変部Kを中心とする矩形の第2の関心領域R2を設定する。なお、第2の関心領域R2のサイズは、第1の関心領域R1より小さければよい。そして、X線透視画像上の穿刺針Nの先端位置が第2の関心領域R2内に存在しないと判断される。その場合は、拡大率変更機能F5は、図4のステップST11で説明したように、次のフレームのX線透視画像についての拡大率を変更しない。
X線透視中の穿刺手技が進むと、図6(B)の左側に示すようなX線透視画像がディスプレイ90に表示される。このようなX線透視画像において、図6(B)の右側に示すように、X線透視画像上の穿刺針Nの先端位置が第2の関心領域R2内に存在すると判断される。その場合は、拡大率変更機能F5は、図4のステップST9で説明したように、次のフレームのX線透視画像についての拡大率を変更する。拡大率は、R1のサイズ/R2のサイズでよい。
また、X線透視中の穿刺手技がさらに進むと、図6(C)の左側に示すような変更後の拡大率が適用された部分X線透視画像がディスプレイ90に表示される。術者は、変更後の拡大率が適用された部分X線透視画像を観察しながら、指定された病変部Kに向かう穿刺ガイドLに沿って穿刺針Nを進めることができる。このような部分X線透視画像において、第2関心領域設定機能F3は、図6(C)の右側に示すように、病変部Kを中心とする矩形の第2の関心領域R2´をさらに設定する。そして、X線透視画像上の穿刺針Nの先端位置が第2の関心領域R2´内に存在しないと判断される。その場合は、拡大率変更機能F5は、図4のステップST11で説明したように、次のフレームのX線透視画像についての拡大率を変更しない。なお、X線透視中の穿刺手技がさらに進んでX線透視画像上の穿刺針Nの先端位置が第2の関心領域R2´内に存在すると判断された段階で、拡大率変更機能F5は、図4のステップST9で説明したように、次のフレームのX線透視画像についての拡大率を変更する。
図6を用いて説明したように、画像表示装置6は、X線の照射領域である第1の関心領域R1内で病変部Kを中心に固定した上で、X線透視画像上の穿刺針Nの先端位置に応じて関心領域をダイナミックに変更する。また、画像表示装置6は、穿刺針Nの進行(病変部Kに近づく過程)に応じたX線透視画像の拡大の他に、穿刺針Nの後退(病変部Kから離れる過程)に応じたX線透視画像の縮小を行うこともできる。例えば、穿刺針Nの先端位置が病変部Kから離れる場合において、第2の関心領域R2内にあった穿刺針Nの先端位置が第2の関心領域R2内から消失した場合に、第2関心領域設定機能F3は、撮像部5の配置に基づいて、X線透視画像における第1の関心領域R1を含む範囲に第2の関心領域R2を設定する。そして、拡大率変更機能F5は、検出された穿刺針Nの先端位置に基づいて、その後のX線透視画像の拡大率(100%未満)を変更する。
また、画像表示装置9は、拡大率変更後、変更後の拡大率で生成された部分X線透視画像(図6(C)の左側)をディスプレイ90に表示するものとするが、その場合に限定されるものではない。例えば、画像表示装置9は、拡大率変更後に、部分X線透視画像(図6(C)の左側)と、変更前の拡大率で生成されたX線透視画像(図6(B)の左側)とを並列表示してもよい。また、部分X線透視画像(図6(C)の左側)のみをディスプレイ90に表示する場合は、画像表示装置6の撮像制御機能F2はX線照射野絞り12の動作を制御して、第1の関心領域R1内であって第2の関心領域R2外の領域へのX線を遮蔽することもできる。これにより、患者Pへの不要被ばくを低減することもできる。
X線診断装置1によれば、術者が操作することなく穿刺針Nの進行に合わせてX線透視画像の拡大率をダイナミックに適切に変更することができる。
(第1変形例)
前述では、Cアーム30を固定して、つまり、X線照射方向を固定してX線透視を行う場合の第2の関心領域の設定と拡大率の決定とについて説明した。しかしながら、その場合に限定されるものではない。例えば、X線透視中に、Cアーム30を移動(円弧動又は回転動)させて穿刺針Nの先端などを異なる方向のX線透視画像で確認する場合がある。その場合には、表示制御機能F6は、第1のX線照射方向における穿刺針Nの最終位置に応じた拡大率をX線透視画像に適用した部分X線透視画像(図7の左側)と、第2のX線照射方向における穿刺針Nの現在位置に応じた拡大率をX線透視画像に適用した部分X線透視画像(図7の右側)とをディスプレイ90に並列表示させればよい。つまり、拡大率変更機能F5は、X線照射方向が変更される都度、X線透視画像の拡大率を初期の拡大率(100%)に戻した上で、検出された穿刺針Nの先端位置に基づいて、後に取得されるX線透視画像の拡大率を変更する。図7は、第1のX線照射方向から第2のX線照射方向に変更後における表示例を示す。
また、拡大率変更機能F5は、X線照射方向の変更前のX線透視画像における穿刺針Nの先端位置に基づいて3次元データ上で穿刺針Nの先端位置を算出し、これに基づいてX線照射方向の変更後のX線透視画像における穿刺針Nの先端位置を算出して予め拡大率を算出することもできる。これにより、拡大率変更機能F5は、X線照射方向の変更後において、当初から拡大率を変更することができる。
さらに、拡大率変更機能F5は、X線照射方向ごとに最後に適用された拡大率をメインメモリ112に記憶させておき、当該X線照射方向に戻した場合に、記憶された拡大率を当初から適用することもできる。
X線診断装置1の第1変形例によれば、X線透視中にX線照射方向が変更された場合であっても、術者が操作することなく穿刺針Nの進行に合わせてX線透視画像の拡大率をダイナミックに適切に変更することができる。
(第2変形例)
患者Pの病変部に1つの穿刺針を穿刺する場合もあるが、病変部に複数の穿刺針を穿刺する場合もある。その場合、X線診断装置1は、第1の穿刺針N1による穿刺手技において図4に示す動作を行った後で、第2の穿刺針N2による穿刺手技において図4に示す動作を行えばよい。図8は、第1の穿刺針N1の穿刺終了後であって、第2の穿刺針の進行中における表示例を示す。表示制御機能F6は、図8の左側に示すように、第1の穿刺針N1の最終位置に応じた拡大率が適用された部分X線透視画像をディスプレイ90に表示させる。なお、第1の穿刺針N1は第1の医用デバイスの一例であり、第2の穿刺針N2は第2の医用デバイスの一例である。
また、表示制御機能F6は、図8の右側に示すように、第2の穿刺針N2の現在位置に応じて拡大率が適用された部分X線透視画像を生成してディスプレイ90に表示させる。つまり、表示制御機能F6は、第1の穿刺針N1の最終位置に応じた拡大率をX線透視画像に適用した部分X線透視画像と、第2の穿刺針N2の現在位置に応じた拡大率をX線透視画像に適用した部分X線透視画像(又は、X線透視画像)とをディスプレイ90に並列表示させる。これにより、術者は、左側の画像により第1の穿刺針N1が病変部からずれていないかを確認しながら、右側の画像を確認しながら第2の穿刺針Nを病変部に向かって進行することができる。
X線診断装置1の第2変形例によれば、複数の穿刺針N1,N2を穿刺する手技の場合であっても、術者が操作することなく穿刺針N1,N2の進行に合わせてX線透視画像の拡大率をダイナミックに適切に変更することができる。
なお、第1関心領域設定機能F1は、第1関心領域設定部の一例である。撮像制御機能F2は、撮像制御部の一例である。第2関心領域設定機能F3は、第2関心領域設定部の一例である。デバイス検出機能F4は、デバイス検出部の一例である。拡大率変更機能F5は、拡大率変更部の一例である。表示制御機能F6は、表示制御部の一例である。
以上説明した少なくとも1つの実施形態によれば、術者が操作することなく医用デバイス(例えば、穿刺針、カテーテル)の進行に合わせて表示画像の拡大率をダイナミックに適切に変更することができる。
いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、実施形態同士の組み合わせを行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…X線診断装置
5…撮像部
6…画像表示装置
90…ディスプレイ
110…システム制御部
111…処理回路
F1…第1関心領域設定機能
F2…撮像制御機能
F3…第2関心領域設定機能
F4…デバイス検出機能
F5…拡大率変更機能
F6…表示制御機能

Claims (9)

  1. 被検体に関する3次元医用画像において第1の関心領域を設定する第1関心領域設定部と、
    前記第1の関心領域に基づいて前記被検体を撮像して、前記被検体に対する複数のX線画像を取得する撮像部と、
    前記撮像部の配置に基づいて第2の関心領域を設定する第2関心領域設定部と、
    前記複数のX線画像において、前記被検体に挿入された医用デバイスを検出するデバイス検出部と、
    前記検出された医用デバイスの位置に基づいて、前記複数のX線画像のうち第1のX線画像より後に取得される第2のX線画像の拡大率を変更する拡大率変更部と、
    前記第2のX線画像のうち前記第2の関心領域に対応する部分に前記変更後の拡大率を適用した部分X線画像を表示部に表示させる表示制御部と、
    を備えるX線診断装置。
  2. 前記第2関心領域設定部は、前記撮像部によるX線照射の画角を変更しない範囲で、前記第1の関心領域内に前記第2の関心領域を設定する、
    請求項1に記載のX線診断装置。
  3. 前記第2関心領域設定部は、前記第2の関心領域を、X線画像上の前記第1の関心領域の中心を中心とする矩形として設定する、
    請求項1又は2に記載のX線診断装置。
  4. 前記第2関心領域設定部は、前記第2の関心領域を、X線画像上の病変部を中心とする矩形として設定する、
    請求項1又は2に記載のX線診断装置。
  5. 前記表示制御部は、前記部分X線画像と、前記第2のX線画像とを前記表示部に並列表示させる、
    請求項1又は2に記載のX線診断装置。
  6. 前記表示制御部は、第1のX線照射方向における前記医用デバイスの最終位置に応じた拡大率を前記第2のX線画像に適用した前記部分X線画像と、第2のX線照射方向における前記医用デバイスの現在位置に応じた拡大率を前記第2のX線画像に適用した前記部分X線画像とを前記表示部に並列表示させる、
    請求項1又は2に記載のX線診断装置。
  7. 前記表示制御部は、第1の医用デバイスの最終位置に応じた拡大率を前記第2のX線画像に適用した前記部分X線画像と、第2の医用デバイスの現在位置に応じた拡大率を前記第2のX線画像に適用した前記部分X線画像とを前記表示部に並列表示させる、
    請求項1又は2に記載のX線診断装置。
  8. 被検体に関する3次元医用画像において第1の関心領域を設定する第1関心領域設定部と、
    前記第1の関心領域に基づいて前記被検体を撮像して前記被検体に対する複数のX線画像を取得する撮像部の配置に基づいて、第2の関心領域を設定する第2関心領域設定部と、
    前記複数のX線画像において、前記被検体に挿入された医用デバイスを検出するデバイス検出部と、
    前記検出された医用デバイスの位置に基づいて、前記複数のX線画像のうち第1のX線画像より後に取得される第2のX線画像の拡大率を変更する拡大率変更部と、
    前記第2のX線画像のうち前記第2の関心領域に対応する部分に前記変更後の拡大率を適用した部分X線画像を表示部に表示させる表示制御部と、
    を備える画像表示装置。
  9. コンピュータに、
    被検体に関する3次元医用画像において第1の関心領域を設定する機能と、
    前記第1の関心領域に基づいて前記被検体を撮像して前記被検体に対する複数のX線画像を取得する撮像部の配置に基づいて、第2の関心領域を設定する機能と、
    前記複数のX線画像において、前記被検体に挿入された医用デバイスを検出する機能と、
    前記検出された医用デバイスの位置に基づいて、前記複数のX線画像のうち第1のX線画像より後に取得される第2のX線画像の拡大率を変更する機能と、
    前記第2のX線画像のうち前記第2の関心領域に対応する部分に前記変更後の拡大率を適用した部分X線画像を表示部に表示させる機能と、
    を実現させる画像表示プログラム。
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