JP7374604B2 - X線診断装置 - Google Patents
X線診断装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7374604B2 JP7374604B2 JP2019070829A JP2019070829A JP7374604B2 JP 7374604 B2 JP7374604 B2 JP 7374604B2 JP 2019070829 A JP2019070829 A JP 2019070829A JP 2019070829 A JP2019070829 A JP 2019070829A JP 7374604 B2 JP7374604 B2 JP 7374604B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ray
- size
- filter
- thickness
- fluoroscopy
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 claims description 272
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 26
- 230000004044 response Effects 0.000 claims description 26
- 230000008859 change Effects 0.000 claims description 13
- 238000002594 fluoroscopy Methods 0.000 description 384
- 238000000034 method Methods 0.000 description 140
- 230000008569 process Effects 0.000 description 114
- 230000006870 function Effects 0.000 description 103
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 20
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 14
- 230000000007 visual effect Effects 0.000 description 11
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 10
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 8
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 8
- 101001000545 Homo sapiens Probable hydrolase PNKD Proteins 0.000 description 7
- 102100035920 Probable hydrolase PNKD Human genes 0.000 description 7
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 5
- 238000002438 flame photometric detection Methods 0.000 description 4
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 239000010408 film Substances 0.000 description 2
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 239000013589 supplement Substances 0.000 description 2
- WFKWXMTUELFFGS-UHFFFAOYSA-N tungsten Chemical compound [W] WFKWXMTUELFFGS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910052721 tungsten Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000010937 tungsten Substances 0.000 description 2
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 1
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 1
- 238000003745 diagnosis Methods 0.000 description 1
- 239000002784 hot electron Substances 0.000 description 1
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 1
- 231100000105 margin of exposure Toxicity 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
- 238000001228 spectrum Methods 0.000 description 1
- 238000006467 substitution reaction Methods 0.000 description 1
- 239000010409 thin film Substances 0.000 description 1
- 238000004846 x-ray emission Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
Description
図1は、第1の実施形態に係るX線診断装置1の構成例を示す図である。図1に示すように、X線診断装置1は、撮影装置10、寝台装置30及びコンソール装置40を備えている。撮影装置10は、高電圧発生装置11、X線発生部12、X線検出器13、Cアーム14、及びCアーム駆動装置142を備えている。
(ステップS101)
処理回路44は、撮像条件設定機能442を実行する。処理回路44は、撮像条件設定機能442により、次に実行される透視における撮像条件を設定する処理(以下、撮像条件設定処理と呼ぶ)を行う。撮像条件設定処理の詳細については、後述する。
処理回路44は、被検体の検査を終了させることを示す指示が入力されたか否かを判断する。このとき、処理回路44は、例えば、入力インターフェース43において被検体の検査を終了させる指示の入力を検出することにより、検査を終了させる指示が入力されたか否かを判断する。検査を終了させる指示が入力された場合(ステップS102-Yes)、処理回路44は、当該透視実行処理を終了する。
処理回路44は、操作者による入力インターフェース43の操作に応じて、透視を実行させる指示が入力されたか否かを判断する。このとき、処理回路44は、例えば、フットスイッチにおいて操作が行われているか否かを検出することにより、透視を実行させる指示が入力されたか否かを判断する。透視を実行(開始)させる指示が入力された場合(ステップS103-Yes)、処理はステップS104に進む。透視を実行(開始)させる指示が入力されない場合(ステップS103-No)、処理はステップS102に戻り、処理回路44は、検査を終了させる指示が入力されるか、又は、透視を実行(開始)させる指示が入力されるまで、待機する。
処理回路44は、システム制御機能441と、駆動制御機能444と、X線制御機能445と、画像生成機能446とを実行することにより、撮影装置10を用いて透視を実行する。
処理回路44は、透視を終了させる指示が入力されたか否かを判断する。このとき、処理回路44は、例えば、フットスイッチにおいて操作者による操作が行われているか否かを検出することにより、透視を終了させる指示が入力されたか否かを判断する。透視を終了させる指示が入力された場合(ステップS105-Yes)、処理はステップS106に進む。処理回路44は、透視を終了させる指示が入力されるまで、ステップS104の処理による透視の実行を継続する。
処理回路44は、システム制御機能441と、駆動制御機能444と、X線制御機能445と、画像生成機能446とを実行することにより、X線撮影による透視を終了する。
X線撮影による透視が終了すると、処理はステップS101に戻る。
次に、X線診断装置1により実行される撮像条件設定処理の動作について説明する。なお、以下で説明する撮像条件設定処理における処理手順は一例に過ぎず、各処理は可能な限り適宜変更可能である。また、以下で説明する処理手順について、実施の形態に応じて、適宜、ステップの省略、置換、及び追加が可能である。図3は、本実施形態に係る撮像条件設定処理の手順の一例を示すフローチャートであり、図2に示したステップS101の撮像条件設定処理に対応している。
処理回路44は、次に実行される透視について、検査開始後の何回目の透視であるかを示す数(以下、透視回数と呼ぶ)を取得する。処理回路44は、例えば、検査におけるこれまでの透視の実行回数を取得することにより、次の透視の透視回数を決定する。例えば、検査開始後においてこれまでに透視が行われていない場合、処理回路44は、次の透視が検査開始後の初めての透視であると判断し、透視回数を1に決定する。また、検査開始後においてこれまでに1回の透視が行われている場合、処理回路44は、次の透視が検査開始後の2回目の透視であると判断し、透視回数を2に決定する。以下、一例として、透視回数がNの場合の処理について説明する。
処理回路44は、次の透視の透視回数Nが1であるか否かを判断する。処理回路44は、次の透視の透視回数Nが1であるか否かを判断することにより、次に実行される透視が検査開始後に初めて実行される透視であるか、あるいは、検査開始後の2回目以降の透視であるかを判断する。透視回数Nが1である場合(ステップS112-Yes)、次に実行される透視が検査開始後の初めての透視であると判断され、処理はステップS113に進む。透視回数Nが1でない場合(ステップS112-Yes)、すなわち、透視回数Nが2以上である場合、次に実行される透視が検査開始後の2回目以降の透視であると判断され、処理はステップS114に進む。
処理回路44は、撮像条件設定機能442及びフィルタ選択機能443により、透視回数1の透視における撮像条件を既定の条件に設定する。このとき、処理回路44は、例えば、撮像条件設定機能442により、焦点サイズを小焦点に設定し、フィルタ選択機能443により、使用される付加フィルタをフィルタDに決定する。そして、処理回路44は、撮像条件設定機能442により、小焦点及びフィルタDに対応する既定の撮像条件をメモリ41から取得し、取得した撮像条件を、透視回数Nの透視における撮像条件、すなわち、次に実行される透視における撮像条件として設定する。そして、処理回路44は、撮像条件設定処理を終了し、処理はステップS103に進む。
処理回路44は、透視回数Nが2以上である場合に、フィルタ選択機能443により、透視回数Nの透視において使用する付加フィルタを選択する処理(以下、フィルタ選択処理と呼ぶ)を実行する。
処理回路44は、ステップS114の処理により決定された付加フィルタに対応する撮像条件をメモリ41から取得し、取得した撮像条件を、透視回数Nの透視における撮像条件、すなわち、次に実行される透視における撮像条件として設定する。そして、処理回路44は、撮像条件設定処理を終了し、処理はステップS103に進む。
以下、X線診断装置1により実行されるフィルタ選択処理の動作について説明する。なお、以下で説明するフィルタ選択処理における処理手順は一例に過ぎず、各処理は可能な限り適宜変更可能である。また、以下で説明する処理手順について、実施の形態に応じて、適宜、ステップの省略、置換、及び追加が可能である。図4は、本実施形態に係るフィルタ選択処理の手順の一例を示すフローチャートであり、図3に示したステップS114のフィルタ選択処理に対応している。
処理回路44は、透視回数N-1の透視における撮像条件を取得する。処理回路44は、例えば、メモリ41に記憶されている透視回数N-1の透視における撮像条件を読み出すことにより、透視回数N-1の透視における撮像条件を取得する。処理回路44は、透視回数N-1の透視における撮像条件を取得することにより、検査開始後に実行された透視のうち、直前に実行された透視における撮像条件を取得する。処理回路44は、透視回数N-1の透視における撮像条件として、例えば、焦点サイズ、フィルタ特定情報、管電圧、管電流、パルス幅及びAGC倍率を取得する。前述のように、透視の実行中には、被写体条件の変化に基づいてX線条件等を変更するフィードバック制御が行われ、透視の終了時には、管電圧、管電流、パルス幅、及びAGC倍率のうちの少なくとも一つが被写体条件の変化に応じて適切に制御された状態となる。したがって、直前に実行された透視における撮像条件を取得することにより、被写体条件の変化に応じて適切に制御された撮像条件を取得することができる。なお、直前に実行された透視において生成されたX線画像に基づく演算処理により、被写体条件の変化に応じてさらに適切に制御された撮像条件を算出し、算出した撮像条件を、直前に実行された透視における撮像条件として取得してもよい。
処理回路44は、透視回数N-1の透視における撮像条件に基づいて、透視回数N-1の透視における体厚を決定する。具体的には、処理回路44は、透視回数N-1の透視の終了時におけるフィルタ特定情報、管電圧、管電流、パルス幅及びAGC倍率に基づいて、メモリ41に予め記憶された対応表、又は既知の計算方法により、透視回数N-1の透視における体厚の推定値を算出する。透視回数N-1の透視の終了時における体厚は、透視回数Nの透視の開始時における体厚と同じであるとする。透視回数N-1の透視の終了時における体厚は、前述のフィードバック制御により被写体条件の変化に応じて適切に調整されたX線条件に基づいて算出された、被検体の体厚の推定値である。なお、処理回路44は、例えば、入力インターフェース43において体厚を入力する操作入力を検出することにより、体厚を取得してもよい。フィードバック制御により調整されたX線条件に基づいて算出された被検体の体厚の推定値は、体厚に関する情報の一例である。
処理回路44は、透視回数Nの透視における撮像モード、最大電力、被曝限度、体厚、及びSIDを取得する。この際、処理回路44は、例えば、メモリ41から、透視回数Nの透視における撮像モード、最大電力、被曝限度、体厚、及びSIDを読み出す。
処理回路44は、ステップS123の処理において取得した透視回数Nの透視におけるFPD素子サイズに基づいて、メモリ41に記憶された複数の対応表(テーブル)から対応する対応表を読み出す。
処理回路44は、ステップS124の処理において読み出した対応表と、透視回数Nの透視における最大電力、被曝限度、SID、及び体厚とに基づいて、フィルタA~フィルタDの中から、透視回数Nの透視において使用する付加フィルタを決定する。処理回路44は、決定した付加フィルタに関するフィルタ特定情報を、メモリ41に記憶する。
第2の実施形態について説明する。本実施形態は、第1の実施形態の構成を以下の通りに変形したものである。本実施形態では、処理回路44は、FPD素子サイズの代わりに、ビニング数に基づいて、次の透視において使用する付加フィルタを決定する。ビニング数は、複数のFPD検出素子をFPDの1画素として扱う制御方法(ビニング制御)における、FPDの1画素に対応するFPD検出素子の数である。第1の実施形態と同様の構成、動作、及び効果については、説明を省略する。
(ステップS133)
処理回路44は、透視回数Nの透視における撮像条件を取得する。処理回路44は、例えば、メモリ41から透視回数Nの透視における撮像条件を読み出す。処理回路44は、透視回数Nの透視における撮像条件を取得することにより、次の透視における撮像条件を取得する。処理回路44は、透視回数Nの透視における撮像条件として、例えば、ビニング数、最大電力、被曝限度、体厚、及びSIDを取得する。
処理回路44は、ステップS133の処理において取得した透視回数Nの透視におけるビニング数に基づいて、メモリ41に記憶された複数の対応表(テーブル)から対応する対応表を読み出す。例えば、ビニング数が4である場合、図5の対応表が選択される。また、例えば、ビニング数が1である場合、図6の対応表が選択される。
処理回路44は、ステップS134の処理において読み出した対応表と、透視回数Nの透視における最大電力、被曝限度、SID、及び体厚とに基づいて、フィルタA~フィルタDの中から、透視回数Nの透視において使用する付加フィルタを決定する。
第3の実施形態について説明する。本実施形態は、第1の実施形態の構成を以下の通りに変形したものである。本実施形態では、処理回路44は、FPD素子サイズの代わりに、X線検出器13による出力に基づくX線画像における画素サイズに基づいて、次の透視において使用する付加フィルタを決定する。第1の実施形態と同様の構成、動作、及び効果については、説明を省略する。
(ステップS143)
処理回路44は、透視回数Nの透視における撮像条件を取得する。処理回路44は、例えば、メモリ41から透視回数Nの透視における撮像条件を読み出す。処理回路44は、透視回数Nの透視における撮像条件を取得することにより、次の透視における撮像条件を取得する。処理回路44は、透視回数Nの透視における撮像条件として、例えば、画素サイズ、最大電力、被曝限度、体厚、及びSIDを取得する。
処理回路44は、ステップS143の処理において取得した透視回数Nの透視における画素サイズに基づいて、メモリ41に記憶された複数の対応表(テーブル)から対応する対応表を読み出す。例えば、画素サイズがFPDの画素の4つ分である場合、図5の対応表が選択される。また、例えば、画素サイズがFPDの画素の1つ分である場合、図6の対応表が選択される。
処理回路44は、ステップS144の処理において読み出した対応表と、透視回数Nの透視における最大電力、被曝限度、SID、及び体厚とに基づいて、フィルタA~フィルタDの中から、透視回数Nの透視において使用する付加フィルタを決定する。
第4の実施形態について説明する。本実施形態は、第1の実施形態の構成を以下の通りに変形したものである。本実施形態では、処理回路44は、FPD素子サイズの代わりに、視野サイズに基づいて、次の透視において使用する付加フィルタを決定する。第1の実施形態と同様の構成、動作、及び効果については、説明を省略する。
(ステップS153)
処理回路44は、透視回数Nの透視における撮像条件を取得する。処理回路44は、例えば、メモリ41から透視回数Nの透視における撮像条件を読み出す。処理回路44は、透視回数Nの透視における撮像条件を取得することにより、次の透視における撮像条件を取得する。処理回路44は、透視回数Nの透視における撮像条件として、例えば、視野サイズ、最大電力、被曝限度、体厚、及びSIDを取得する。
処理回路44は、ステップS153の処理において取得した透視回数Nの透視における視野サイズに基づいて、メモリ41に記憶された複数の対応表(テーブル)から対応する対応表を読み出す。例えば、視野サイズが第1の大きさである場合、図6の対応表が選択される。また、例えば、視野サイズが第1の大きさよりも大きい第2の大きさである場合、図5の対応表が選択される。
処理回路44は、ステップS154の処理において読み出した対応表と、透視回数Nの透視における最大電力、被曝限度、SID、及び体厚とに基づいて、フィルタA~フィルタDの中から、透視回数Nの透視において使用する付加フィルタを決定する。
第5の実施形態について説明する。本実施形態は、第1の実施形態の構成を以下の通りに変形したものである。本実施形態では、処理回路44は、FPD素子サイズの代わりに、焦点サイズに基づいて、次の透視において使用する付加フィルタを決定する。第1の実施形態と同様の構成、動作、及び効果については、説明を省略する。
(ステップS163)
処理回路44は、透視回数Nの透視における撮像条件を取得する。処理回路44は、例えば、メモリ41から透視回数Nの透視における撮像条件を読み出す。処理回路44は、透視回数Nの透視における撮像条件を取得することにより、次の透視における撮像条件を取得する。処理回路44は、透視回数Nの透視における撮像条件として、例えば、焦点サイズ、最大電力、被曝限度、体厚、及びSIDを取得する。
処理回路44は、ステップS163の処理において取得した透視回数Nの透視における焦点サイズに基づいて、メモリ41に記憶された複数の対応表(テーブル)から対応する対応表を読み出す。例えば、焦点サイズが中焦点である場合、図5の対応表が選択される。また、例えば、焦点サイズが小焦点である場合、図6の対応表が選択される。
処理回路44は、ステップS164の処理において読み出した対応表と、透視回数Nの透視における最大電力、被曝限度、SID、及び体厚とに基づいて、フィルタA~フィルタDの中から、透視回数Nの透視において使用する付加フィルタを決定する。
第6の実施形態について説明する。本実施形態は、第1の実施形態の構成を以下の通りに変形したものである。本実施形態では、処理回路44は、FPD素子サイズの代わりに、パルスレートに基づいて、次の透視において使用する付加フィルタを決定する。第1の実施形態と同様の構成、動作、及び効果については、説明を省略する。
(ステップS173)
処理回路44は、透視回数Nの透視における撮像条件を取得する。処理回路44は、例えば、メモリ41から透視回数Nの透視における撮像条件を読み出す。処理回路44は、透視回数Nの透視における撮像条件を取得することにより、次の透視における撮像条件を取得する。処理回路44は、透視回数Nの透視における撮像条件として、例えば、パルスレート、最大電力、被曝限度、体厚、及びSIDを取得する。
処理回路44は、ステップS173の処理において取得した透視回数Nの透視におけるパルスレートに基づいて、メモリ41に記憶された複数の対応表(テーブル)から対応する対応表を読み出す。例えば、パルスレートが第1の大きさである場合、図6の対応表が選択される。また、例えば、パルスレートが第1の大きさよりも大きい第2の大きさである場合、図5の対応表が選択される。
処理回路44は、ステップS174の処理において読み出した対応表と、透視回数Nの透視における最大電力、被曝限度、SID、及び体厚とに基づいて、フィルタA~フィルタDの中から、透視回数Nの透視において使用する付加フィルタを決定する。
第7の実施形態について説明する。本実施形態は、第1の実施形態の構成を以下の通りに変形したものである。第1の実施形態と同様の構成、動作、及び効果については、説明を省略する。
(ステップS213)
処理回路44は、検査開始後の初めての透視における既定の撮像条件をメモリ41から読み出し、読み出した既定の撮像条件を、次に実行される透視における撮像条件として設定する。このとき、処理回路44は、次に実行される透視における焦点サイズとして、小焦点を設定する。
処理回路44は、透視回数Nの透視において、小焦点の焦点サイズで透視を行う場合と中焦点の焦点サイズで透視を行う場合とのそれぞれについて、X線発生部12においてX線検出器入射線量を目標線量に出来る限り近づけた場合の撮像条件(以下、撮像条件推定値と呼ぶ)を算出する。撮像条件推定値は、管球の短時間定格及び連続定格等に関する条件を満たし、かつ、X線検出器入射線量を目標線量に出来る限り近づけた場合の撮像条件である。具体的には例えば、透視回数N=2の場合、処理回路44は、第1の動画撮像におけるX線検出器13の出力に基づいて取得されたX線の焦点サイズ、管電圧、管電流及びパルス幅、AGC倍率、及びフィルタ特定情報に基づいて、第2の動画撮像における撮像条件推定値を算出してもよい。ここで、透視回数N=2の場合に、第1の動画撮像及び第2の動画撮像は、それぞれ第(N-1)の動画撮像及び第Nの動画撮像に対応する。また、透視回数N=3の場合、処理回路44は、第2の動画撮像におけるX線検出器13の出力に基づいて取得されたX線の焦点サイズ、管電圧、管電流及びパルス幅、AGC倍率、及びフィルタ特定情報に基づいて、第3の動画撮像における撮像条件推定値を算出してもよい。同様に、透視回数N=3の場合に、第2の動画撮像及び第3の動画撮像は、それぞれ第(N-1)の動画撮像及び第Nの動画撮像に対応する。
但し、上式中、kV:管電圧、mA:管電流、msec:パルス幅、AGC:AGC倍率、Focus:焦点サイズ、BF:フィルタ特定情報、添え字「直前」:直前の透視における条件、添え字なし:今回の透視における条件とする。
処理回路44は、ステップS215で取得した透視回数N-1の透視における撮像条件に基づいて、透視回数N-1の透視の焦点サイズが小焦点であるか否かを判断する。透視回数N-1の透視の焦点サイズが小焦点である場合(ステップS216-Yes)、処理はステップS217に進む。透視回数N-1の透視の焦点サイズが小焦点でない場合(ステップS216-No)、処理回路44は、透視回数N-1の透視の焦点サイズが中焦点であると判断し、処理はステップS221に進む。
処理回路44は、管電圧推定値Vp1が閾値Vth1以下であるか否かを判断する。閾値Vth1は、生成されるX線画像のコントラストが所定の条件を満たすか否かを判断するための値である。閾値Vth1は、例えば、20~150kVの範囲から定めた値である。閾値Vth1は、所定の値が設定されていてもよく、検査ごとに操作者によって入力されてもよい。閾値Vth1は、判定値の一例である。また、閾値Vth1は、第1の値の一例である。管電圧推定値Vp1が閾値Vth1以下である場合(ステップS217-Yes)、処理はステップS218に進む。管電圧推定値Vp1が閾値Vth1以下でない場合(ステップS217-No)、すなわち、管電圧推定値Vp1が閾値Vth1より大きい場合、処理は、ステップS219に進む。
処理回路44は、被曝限度到達指数Rが閾値β以下であるか否かを判断する。ここで、被曝限度到達指数R(=G/L ×100[%])は、被曝限度Lに対する被曝線量推定値Gの割合である。被曝限度(Dose Limit)Lは、単位時間あたりに被検体に入射するX線の線量(入射線量率)に関する上限値である。すなわち、被曝限度Lは、被曝線量の上限値である。被曝限度Lは、例えば、使用される国等に応じて予め設定される。被曝限度Lは、例えば、50mGr/minや87mGr/minなどの値である。被曝線量推定値Gは、中焦点の焦点サイズで透視を行う場合の撮像条件推定値を撮像条件として、透視回数Nの透視を行う場合に、被検体に入射することが予測されるX線の線量である。閾値βは、被曝限度Lに対する被曝線量推定値Gの余裕が十分あるか否かを判定するための値である。閾値βは、線量判定値の一例である。閾値βは、例えば、90~99%の範囲から定めた値である。閾値βは、所定の値が設定されていてもよく、透視ごとに、操作者によって入力されてもよい。
処理回路44は、透視回数Nの透視における焦点サイズを、小焦点に設定する。また、処理回路44は、小焦点に対応する撮像条件推定値を、透視回数Nの透視における撮像条件として設定する。このとき、処理回路44は、管電圧推定値Vp1を透視回数Nの透視における管電圧として設定し、管電流推定値Ip1を透視回数Nの透視における管電流とし、パルス幅推定値Wp1を透視回数Nの透視におけるパルス幅として設定し、AGC倍率推定値Mp1を透視回数Nの透視におけるAGC倍率として設定する。そして、処理回路44は、撮像条件設定処理を終了し、処理はステップS103に進む。
処理回路44は、透視回数Nの透視における焦点サイズを、中焦点に設定する。また、処理回路44は、中焦点に対応する撮像条件推定値を、透視回数Nの透視における撮像条件として設定する。このとき、処理回路44は、管電圧推定値Vp2を透視回数Nの透視における管電圧として設定し、管電流推定値Ip2を透視回数Nの透視における管電流とし、パルス幅推定値Wp2を透視回数Nの透視におけるパルス幅として設定し、AGC倍率推定値Mp2を透視回数Nの透視におけるAGC倍率として設定する。そして、処理回路44は、撮像条件設定処理を終了し、処理はステップS103に進む。
処理回路44は、管電圧推定値Vp1が閾値Vth2以下であるか否かを判断する。閾値Vth2は、閾値Vth1よりも設定値α1だけ小さい。すなわち、Vth2=Vth1-αとなる。設定値α1は、中焦点から小焦点への切り替えを判定するための管電圧の余裕分を表す値であり、例えば、1~10kVの範囲から定めた値である。設定値α1は、所定の値が設定されていてもよく、検査ごとに操作者によって入力されてもよい。閾値Vth2は、判定値の一例である。また、閾値Vth2は、第2の値の一例である。管電圧推定値Vp1が閾値Vth2以下である場合(ステップS221-Yes)、処理はステップS222に進む。管電圧推定値Vp1が閾値Vth2以下でない場合(ステップS221-No)、すなわち、管電圧推定値Vp1が閾値Vth2より大きい場合、処理は、ステップS223に進む。
ステップS222の処理は、ステップS219の処理と同じである。すなわち、処理回路44は、透視回数Nの透視における焦点サイズを、小焦点に設定する。そして、処理回路44は、撮像条件設定処理を終了し、処理はステップS103に進む。
ステップS223の処理は、ステップS220の処理と同じである。すなわち、処理回路44は、透視回数Nの透視における焦点サイズを、中焦点に設定する。そして、処理回路44は、撮像条件設定処理を終了し、処理はステップS103に進む。
なお、処理回路44は、フィルタ選択機能443により、透視回数Nの透視において使用する付加フィルタとして、フィルタA~フィルタDのうちの複数の付加フィルタを選択してもよい。また、処理回路44は、フィルタ選択機能443により、透視回数Nの透視において使用する付加フィルタの選択結果として、フィルタA~フィルタDのうちいずれの付加フィルタも使用しないことを決定してもよい。
10…撮影装置
11…高電圧発生装置
12…X線発生部
13…X線検出器
14…Cアーム
142…Cアーム駆動装置
15…X線発生部
30…寝台装置
31…基台
32…寝台駆動装置
33…天板
34…支持フレーム
40…コンソール装置
41…メモリ
42…ディスプレイ
43…入力インターフェース
44…処理回路
441…システム制御機能
442…撮像条件設定機能
443…フィルタ選択機能
444…駆動制御機能
445…X線制御機能
446…画像生成機能
447…表示制御機能
Vp1…管電圧推定値
Vp2…管電圧推定値
Ip1…管電流推定値
Ip2…管電流推定値
Mp1…AGC倍率推定値
Mp2…AGC倍率推定値
Wp1…パルス幅推定値
Wp2…パルス幅推定値
Vth1,Vth2,β…閾値
α1…設定値
R…被曝限度到達指数
Claims (19)
- X線を発生させるX線管と、
前記X線管から発せられたX線を検出するX線検出器と、
前記X線管から発せられたX線を減衰させるための複数のフィルタと、
前記X線管におけるX線の焦点から前記X線検出器へのX線の経路に対して、前記複数のフィルタのうちの少なくとも1つを挿入するフィルタ駆動部と、
前記X線検出器における画素の大きさ、前記X線検出器による出力に基づくX線画像における画素の大きさ及びX線照射領域の大きさのうちの少なくとも一つと、被検体の体厚に関する情報と、に基づいて、前記複数のフィルタのうち前記経路に挿入されるフィルタを選択するフィルタ選択部と、
を備え、
前記フィルタ選択部は、前記X線検出器における画素の大きさ、前記X線検出器による出力に基づくX線画像における画素の大きさ又は前記X線照射領域の大きさと、前記被検体の体厚に関する情報と、前記X線の焦点の大きさとに基づいて、前記経路に挿入されるフィルタを選択する、
X線診断装置。 - 前記フィルタ選択部は、前記X線検出器における画素の大きさと前記被検体の体厚に関する情報とに基づいて、前記X線検出器における画素の大きさが大きい場合に、前記X線検出器における画素の大きさが小さい場合に選択されるフィルタの厚み以上の厚みを有するフィルタを、前記経路に挿入されるフィルタとして選択する、
請求項1に記載のX線診断装置。 - 前記X線検出器は、複数の検出素子を備え、
前記フィルタ選択部は、前記検出素子の大きさに基づいて、前記X線検出器における画素の大きさを取得する、
請求項2に記載のX線診断装置。 - 前記X線検出器は、複数の検出素子を備え、
前記フィルタ選択部は、前記X線検出器の1画素に対応する前記検出素子の数に基づいて、前記X線検出器における画素の大きさを取得する、請求項2に記載のX線診断装置。 - 前記フィルタ選択部は、前記X線検出器による出力に基づくX線画像における画素の大きさと前記被検体の体厚に関する情報とに基づいて、前記X線検出器による出力に基づくX線画像における画素の大きさが大きい場合に、前記X線検出器による出力に基づくX線画像における画素の大きさが小さい場合に選択されるフィルタの厚み以上の厚みを有するフィルタを、前記経路に挿入されるフィルタとして選択する、
請求項1に記載のX線診断装置。 - 前記フィルタ選択部は、前記X線照射領域の大きさと前記被検体の体厚に関する情報とに基づいて、前記X線照射領域の大きさが大きい場合に、前記X線照射領域の大きさが小さい場合に選択されるフィルタの厚み以上の厚みを有するフィルタを、前記経路に挿入されるフィルタとして選択する、
請求項1に記載のX線診断装置。 - 前記フィルタ選択部は、
前記焦点の大きさが大きい場合に、前記焦点の大きさが小さい場合に選択されるフィルタの厚み以上の厚みを有するフィルタを、前記経路に挿入されるフィルタとして選択する、
請求項1に記載のX線診断装置。 - 前記フィルタ選択部は、前記X線検出器における画素の大きさ、前記X線検出器による出力に基づくX線画像における画素の大きさ又は前記X線照射領域の大きさと、前記被検体の体厚に関する情報と、前記X線管から発せられたX線のパルスレートと、に基づいて、前記経路に挿入されるフィルタを選択する、請求項1乃至7のうちいずれか一項に記載のX線診断装置。
- 前記フィルタ選択部は、前記パルスレートが大きい場合に、前記パルスレートが小さい場合に選択されるフィルタの厚み以上の厚みを有するフィルタを、前記経路に挿入されるフィルタとして選択する、
請求項8に記載のX線診断装置。 - 前記フィルタ選択部は、前記X線検出器における画素の大きさ、前記X線検出器による出力に基づくX線画像における画素の大きさ又は前記X線照射領域の大きさと、前記被検体の体厚に関する情報と、X線管の最大の出力、単位時間あたりの被写体へのX線の入射線量の上限値、及び線源受像面間距離のうち少なくとも1つと、に基づいて、前記経路に挿入されるフィルタを選択する、請求項1乃至9のうちいずれか一項に記載のX線診断装置。
- 前記被検体の体厚に関する情報は、フィードバック制御により調整されたX線条件、又は、フィードバック制御により調整されたX線条件に基づいて算出された被検体の体厚の推定値である、請求項1乃至10のうちいずれか一項に記載のX線診断装置。
- X線を発生させるX線管と、
前記X線管から発せられたX線を検出するX線検出器と、
前記X線管の焦点から前記X線検出器へのX線の経路に挿入される部位に応じて厚みが異なり、前記X線管から発せられたX線を減衰させるためのフィルタと、
前記フィルタにおける前記経路に挿入される部位を調整するフィルタ駆動部と、
前記X線検出器における画素の大きさ、前記X線検出器による出力に基づくX線画像における画素の大きさ又はX線照射領域の大きさのうちの少なくとも一つと、被検体の体厚に関する情報と、に基づいて、前記経路に挿入する部位における前記フィルタの厚みを決定する厚み決定部と、
を備え、
前記厚み決定部は、
前記X線検出器における画素の大きさ、前記X線検出器による出力に基づくX線画像における画素の大きさ又は前記X線照射領域の大きさと、前記被検体の体厚に関する情報と、前記X線の焦点の大きさとに基づいて、前記経路に挿入されるフィルタの厚みを決定し、
前記X線照射領域の大きさと前記体厚に関する情報とに基づいて前記経路に挿入されるフィルタの厚みを決定する場合、前記X線照射領域の大きさの変更に応じて前記経路に挿入されるフィルタの厚みを決定する、
X線診断装置。 - X線を発生させるX線管と、
前記X線管から発せられたX線を検出するX線検出器と、
前記X線管の焦点から前記X線検出器へのX線の経路に挿入される部位に応じて厚みが異なり、前記X線管から発せられたX線を減衰させるためのフィルタと、
前記フィルタにおける前記経路に挿入される部位を調整するフィルタ駆動部と、
前記X線検出器における画素の大きさ、前記X線検出器による出力に基づくX線画像における画素の大きさ又はX線照射領域の大きさのうちの少なくとも一つと、被検体の体厚に関する情報と、に基づいて、前記経路に挿入する部位における前記フィルタの厚みを決定する厚み決定部と、
前記X線管と前記X線検出器とを用いた動画の撮像を指示するための操作部と、
前記X線管によるX線の照射の条件を決定するX線条件決定部と、
を備え、
前記厚み決定部は、
前記操作部への操作に応じて実行される第1の動画撮像における前記X線検出器の出力と、前記厚み決定部により決定された前記フィルタの厚みに関する情報とに基づいて、前記第1の動画撮像の後に前記操作部への操作に応じて実行される第2の動画撮像におけるX線の焦点の大きさを決定し、
前記第2の動画撮像における前記X線検出器の出力と、前記厚み決定部により決定された前記フィルタの厚みに関する情報とに基づいて、前記第2の動画撮像の後に前記操作部への操作に応じて実行される第3の動画撮像におけるX線の焦点の大きさを決定し、
前記X線照射領域の大きさと前記体厚に関する情報とに基づいて前記経路に挿入されるフィルタの厚みを決定する場合、前記X線照射領域の大きさの変更に応じて前記経路に挿入されるフィルタの厚みを決定する、
X線診断装置。 - 前記フィルタ選択部は、
前記焦点の大きさが大きい場合に、前記焦点の大きさが小さい場合に選択されるフィルタの厚み以上の厚みを有するフィルタを、前記経路に挿入されるフィルタとして選択する、
請求項1に記載のX線診断装置。 - X線を発生させるX線管と、
前記X線管から発せられたX線を検出するX線検出器と、
前記X線管から発せられたX線を減衰させるための複数のフィルタと、
前記X線管におけるX線の焦点から前記X線検出器へのX線の経路に対して、前記複数のフィルタのうちの少なくとも1つを挿入するフィルタ駆動部と、
前記X線検出器における画素の大きさ、前記X線検出器による出力に基づくX線画像における画素の大きさ及びX線照射領域の大きさのうちの少なくとも一つと、被検体の体厚に関する情報と、に基づいて、前記複数のフィルタのうち前記経路に挿入されるフィルタを選択するフィルタ選択部と、
を備え、
前記フィルタ選択部は、前記X線検出器における画素の大きさ、前記X線検出器による出力に基づくX線画像における画素の大きさ又は前記X線照射領域の大きさと、前記被検体の体厚に関する情報と、前記X線管から発せられたX線のパルスレートと、に基づいて、前記経路に挿入されるフィルタを選択する、
X線診断装置。 - 前記フィルタ選択部は、前記パルスレートが大きい場合に、前記パルスレートが小さい場合に選択されるフィルタの厚み以上の厚みを有するフィルタを、前記経路に挿入されるフィルタとして選択する、
請求項15に記載のX線診断装置。 - X線を発生させるX線管と、
前記X線管から発せられたX線を検出するX線検出器と、
前記X線管から発せられたX線を減衰させるための複数のフィルタと、
前記X線管におけるX線の焦点から前記X線検出器へのX線の経路に対して、前記複数のフィルタのうちの少なくとも1つを挿入するフィルタ駆動部と、
前記X線検出器における画素の大きさ、前記X線検出器による出力に基づくX線画像における画素の大きさ及びX線照射領域の大きさのうちの少なくとも一つと、被検体の体厚に関する情報と、に基づいて、前記複数のフィルタのうち前記経路に挿入されるフィルタを選択するフィルタ選択部と、
前記X線管と前記X線検出器とを用いた動画の撮像を指示するための操作部と、
前記X線管によるX線の照射の条件を決定するX線条件決定部と、
を備え、
前記X線条件決定部は、
前記操作部への操作に応じて実行される第1の動画撮像における前記X線検出器の出力と、前記フィルタ選択部により選択された前記経路に挿入されるフィルタに関する情報とに基づいて、前記第1の動画撮像の後に前記操作部への操作に応じて実行される第2の動画撮像におけるX線の焦点の大きさを決定し、
前記第2の動画撮像における前記X線検出器の出力と、前記フィルタ選択部により選択された前記経路に挿入されるフィルタに関する情報とに基づいて、前記第2の動画撮像の後に前記操作部への操作に応じて実行される第3の動画撮像におけるX線の焦点の大きさを決定する、
X線診断装置。 - X線を発生させるX線管と、
前記X線管から発せられたX線を検出するX線検出器と、
前記X線管から発せられたX線を減衰させるための複数のフィルタと、
前記X線管におけるX線の焦点から前記X線検出器へのX線の経路に対して、前記複数のフィルタのうちの少なくとも1つを挿入するフィルタ駆動部と、
前記X線検出器における画素の大きさ、前記X線検出器による出力に基づくX線画像における画素の大きさ及びX線照射領域の大きさのうちの少なくとも一つと、被検体の体厚に関する情報と、に基づいて、前記複数のフィルタのうち前記経路に挿入されるフィルタを選択するフィルタ選択部と、
を備え、
前記フィルタ選択部は、前記X線照射領域の大きさと前記体厚に関する情報とに基づいて前記経路に挿入されるフィルタを選択する場合、前記X線照射領域の大きさの変更に応じて前記経路に挿入されるフィルタを変更し、
前記フィルタ選択部は、前記X線検出器における画素の大きさ、前記X線検出器による出力に基づくX線画像における画素の大きさ又は前記X線照射領域の大きさと、前記被検体の体厚に関する情報と、前記X線の焦点の大きさとに基づいて、前記経路に挿入されるフィルタを選択する、
X線診断装置。 - X線を発生させるX線管と、
前記X線管から発せられたX線を検出するX線検出器と、
前記X線管から発せられたX線を減衰させるための複数のフィルタと、
前記X線管におけるX線の焦点から前記X線検出器へのX線の経路に対して、前記複数のフィルタのうちの少なくとも1つを挿入するフィルタ駆動部と、
前記X線検出器における画素の大きさ、前記X線検出器による出力に基づくX線画像における画素の大きさ及びX線照射領域の大きさのうちの少なくとも一つと、被検体の体厚に関する情報と、に基づいて、前記複数のフィルタのうち前記経路に挿入されるフィルタを選択するフィルタ選択部と、
前記X線管と前記X線検出器とを用いた動画の撮像を指示するための操作部と、
前記X線管によるX線の照射の条件を決定するX線条件決定部と、
を備え、
前記フィルタ選択部は、前記X線照射領域の大きさと前記体厚に関する情報とに基づいて前記経路に挿入されるフィルタを選択する場合、前記X線照射領域の大きさの変更に応じて前記経路に挿入されるフィルタを変更し、
前記X線条件決定部は、
前記操作部への操作に応じて実行される第1の動画撮像における前記X線検出器の出力と、前記フィルタ選択部により選択された前記経路に挿入されるフィルタに関する情報とに基づいて、前記第1の動画撮像の後に前記操作部への操作に応じて実行される第2の動画撮像におけるX線の焦点の大きさを決定し、
前記第2の動画撮像における前記X線検出器の出力と、前記フィルタ選択部により選択された前記経路に挿入されるフィルタに関する情報とに基づいて、前記第2の動画撮像の後に前記操作部への操作に応じて実行される第3の動画撮像におけるX線の焦点の大きさを決定する、
X線診断装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019070829A JP7374604B2 (ja) | 2019-04-02 | 2019-04-02 | X線診断装置 |
EP20167574.1A EP3718480A1 (en) | 2019-04-02 | 2020-04-01 | X-ray diagnosis apparatus |
US16/836,988 US11357457B2 (en) | 2019-04-02 | 2020-04-01 | X-ray diagnosis apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019070829A JP7374604B2 (ja) | 2019-04-02 | 2019-04-02 | X線診断装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020168145A JP2020168145A (ja) | 2020-10-15 |
JP7374604B2 true JP7374604B2 (ja) | 2023-11-07 |
Family
ID=72747173
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019070829A Active JP7374604B2 (ja) | 2019-04-02 | 2019-04-02 | X線診断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7374604B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004105746A (ja) | 2003-10-14 | 2004-04-08 | Toshiba Medical System Co Ltd | マンモグラフィ装置 |
JP2010068929A (ja) | 2008-09-17 | 2010-04-02 | Fujifilm Corp | 乳房x線透過平面画像断層画像撮影装置 |
JP2013116184A (ja) | 2011-12-02 | 2013-06-13 | Toshiba Corp | X線診断装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3538286B2 (ja) * | 1996-10-08 | 2004-06-14 | 株式会社日立メディコ | X線装置 |
-
2019
- 2019-04-02 JP JP2019070829A patent/JP7374604B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004105746A (ja) | 2003-10-14 | 2004-04-08 | Toshiba Medical System Co Ltd | マンモグラフィ装置 |
JP2010068929A (ja) | 2008-09-17 | 2010-04-02 | Fujifilm Corp | 乳房x線透過平面画像断層画像撮影装置 |
JP2013116184A (ja) | 2011-12-02 | 2013-06-13 | Toshiba Corp | X線診断装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020168145A (ja) | 2020-10-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6266284B2 (ja) | X線診断装置 | |
US10271804B2 (en) | X-ray image diagnosis apparatus | |
JP2006141906A (ja) | 放射線撮影装置 | |
EP3718480A1 (en) | X-ray diagnosis apparatus | |
JP7374604B2 (ja) | X線診断装置 | |
JP7225006B2 (ja) | X線診断装置 | |
US10159457B2 (en) | X-ray diagnostic apparatus | |
JP7170469B2 (ja) | X線ct装置 | |
JP7242191B2 (ja) | X線診断装置 | |
KR20180057902A (ko) | 셔터 스캔을 이용하는 단층영상합성 장치 및 그것의 제어 방법 | |
EP4254018A1 (en) | X-ray diagnostic apparatus and storage medium | |
JP7223517B2 (ja) | 医用画像診断装置 | |
JP2020022579A (ja) | X線コンピュータ断層撮影装置 | |
JP7140566B2 (ja) | X線ct装置及び撮影計画装置 | |
JP7370802B2 (ja) | 医用画像処理装置及びx線ct装置 | |
JP7362270B2 (ja) | 放射線検出器及び放射線診断装置 | |
JP6878114B2 (ja) | X線診断装置 | |
JP7258473B2 (ja) | X線ct装置及び撮影条件管理装置 | |
JP2018126447A (ja) | X線診断装置 | |
JP7391633B2 (ja) | X線撮影装置、およびx線発生装置 | |
US11154263B2 (en) | Radiography apparatus, radiography apparatus operation method, and radiography apparatus operation program | |
JP7130406B2 (ja) | 画像処理装置、x線診断装置及び画像処理プログラム | |
JP7114332B2 (ja) | X線ct装置 | |
JP2023172288A (ja) | X線診断装置、画像表示装置、及び画像表示プログラム | |
JP2024030428A (ja) | スペクトラルイメージングx線ct装置、画像ガイド下表示方法、および画像ガイド下表示プログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220225 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20221213 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20221214 |
|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20230106 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230210 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230516 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230714 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230926 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20231025 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7374604 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |