JP2023170626A - 基板処理装置 - Google Patents

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Rikuta Aoki
亨 遠藤
Toru Endo
祐太 山ノ内
Yuta Yamanochi
隼 澤島
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Abstract

【課題】処理液の液跳ねを抑制し、液滴が基板の周囲に飛散することを防止する基板処理装置を提供すること。【解決手段】水平に保持された基板Wの縁部の外側に回動軸線A2が設定され、当該回動軸線A2を中心に回動することにより、基板Wの表面上に沿ってノズルを旋回移動させるノズルアーム21,22と、ノズルアームに保持され、基板Wの表面に対して鉛直方向に上から下へ第1処理液の液滴の噴流を噴射する第1ノズル23と、平面視において第1ノズル23と所定の間隔を空けてノズルアームに保持され、基板Wの表面に対して上から下へ斜めに第2処理液の連続流を吐出する第2ノズル24とを含む。第2ノズル24は、ノズルアームの回動軸線A2に向かって所定の傾斜角度で傾斜するように設定された吐出方向を有している。【選択図】図3

Description

本発明は、基板を回転させながら基板に処理液を供給することにより基板を処理する基板処理装置に関する。処理の対象となる基板には、例えば、半導体ウエハ、液晶表示装置及び有機EL(Electro-luminescence)表示装置等のFPD(Flat Panel Display)用基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板、フォトマスク用基板、セラミック基板、太陽電池用基板等が含まれる。
下記特許文献1には、処理液の液滴の噴流を略鉛直方向に噴射する第1ノズルと、処理液の連続流を吐出する第2ノズルとを、水平に保持されて回転される基板の上方において一体的に移動させて使用する基板処理装置が開示されている。
特開2016-63073号公報
処理液の液滴の噴流を第1ノズルから噴射し、同時に処理液の連続流を第2ノズルから吐出しつつ、これら第1ノズル及び第2ノズルを一体的に移動させて基板表面の処理を行う際に、処理液の液跳ねが生じて、液滴が基板の周囲に飛散することがある。
特許文献1に開示された基板処理装置は、1つの観点から液跳ねの発生を抑制できる技術を提供するものである。本発明は、特許文献1に開示された技術とは異なる別の観点に基づいて、処理液の液跳ねを抑制し、液滴が基板の周囲に飛散することを抑制又は防止する基板処理装置を提供することを1つの目的とする。
本発明の一実施形態は、基板を水平に保持する基板保持部と、前記基板保持部によって水平に保持された前記基板を、前記基板の中心が回転の中心となるように、水平面内で回転させる基板回転部と、前記基板の表面に対して鉛直方向に上から下へ第1処理液の液滴の噴流を噴射する第1ノズルと、前記基板の表面に対して上から下へ斜めに第2処理液の連続流を吐出する第2ノズルと、前記第1ノズル及び前記第2ノズルを保持するノズルアームとを含む、基板処理装置を提供する。前記ノズルアームは、平面視において所定の間隔を空けて離れるように前記第1ノズル及び前記第2ノズルを保持し、前記基板の外周縁よりも外側に位置するように回動軸線が設定され、当該回動軸線を中心に回動することにより前記基板の表面に沿って前記第1ノズル及び前記第2ノズルを旋回移動させる。前記第2ノズルは、下方に向かうに従って前記ノズルアームの前記回動軸線に向かって所定の傾斜角度で傾斜するように設定された吐出方向を有している。
この装置によれば、第2ノズルは、ノズルアームの回動の中心である回動軸線に向かって所定の傾斜角度で傾斜した吐出方向を有している。よって、第2ノズルから吐出される第2処理液の連続流は、回動軸線に向かって斜め方向に基板の表面に着液する。すなわち、第2処理液の連続流は、基板の表面に対して、前記所定の傾斜角度の入射角で入射して、基板の表面に着液する。着液した第2処理液には、斜め方向の吐出力が作用しているので、着液した第2処理液は基板の表面をノズルアームの回動軸線に向かう方向へと流れる。よって、第2処理液が着液点に溜まり難くなるので、着液点を中心に第2処理液の厚い液膜が広く分布することのない様にできる。
一方、第1ノズルから噴射される第1処理液は、鉛直方向に基板の表面に入射して着液する。第1ノズルから噴射されて基板の表面に着液した第1処理液の液滴の噴流は、基板の表面に対して、着液点を中心に作用する。
第1ノズル及び第2ノズルは、平面視において所定の間隔を空けて設けられ、ノズルアームによって旋回移動される。そのため、第2ノズルから吐出された第2処理液の着液点の近傍に第1ノズルが移動してくることがある。第2処理液の厚い液膜が着液点を中心に広く存在すると、第2処理液の厚い液膜に第1ノズルから噴射される液滴噴流が干渉して、第2処理液の液跳ねが生じ、液滴が飛散することがある。
本実施形態では、第2ノズルから吐出される第2処理液を、着液点から基板の表面をノズルアームの回動軸線に向かう方向へと流すことにより、第2処理液の厚膜部分がその着液点の近傍に広く分布することを抑制できる。それにより、第1ノズルが移動しても、第1ノズルから噴射される液滴噴流の直下を第2処理液が厚膜状態で通過しないような流れを基板の表面に作ることができる。換言すれば、第2処理液の厚膜部分が、第1ノズルからの液滴噴流の着液点を回避しながら、基板の表面を流れる状態とすることができる。
よって、基板の表面上で、第2処理液の厚い液膜と第1処理液の液滴噴流との干渉を抑制又は防止し、このような干渉により生ずる可能性のある液跳ねを抑制し、液滴が基板の周囲に飛散することを抑制又は防止できる。
本発明の一実施形態では、前記第1ノズル及び前記第2ノズルの旋回移動によって、前記第1処理液の液滴噴流の前記基板の表面における着液点が前記基板の中心を通って移動し、前記第2処理液の連続流の前記基板の表面における着液点が前記基板の中心に対して前記回動軸線に向かう方向に一定寸法ずれた位置を通るように、前記第1ノズル及び前記第2ノズルが前記ノズルアームに保持されている。
この構成にすれば、ノズルアームによって第1ノズル及び第2ノズルが基板の表面に沿って旋回移動されるときに、第1ノズルから噴射される液滴噴流の着液点の軌跡と、第2ノズルから連続流で吐出される第2処理液の着液点の軌跡とが重なることはない。そして、第1処理液の液滴噴流の着液点の円弧状の軌跡に比べて、第2処理液の連続流の着液点の軌跡は、前記回動軸線の方向へオフセットされ、一定寸法だけ短い半径の円弧を描く。また、第2ノズルの吐出方向は、回動軸線に向かって所定の傾斜角度で傾斜しているから、第2処理液は、着液点から回動軸線に向かう方向へ基板上を流れ、液滴噴流の着液点から遠ざかる。よって、第2処理液の厚い液膜が液滴噴流の直下を通過しないような第2処理液の流れを基板上に作ることができ、液滴噴流の着液点を回避して第2処理液の厚膜部分が基板の表面に形成される。そして、第2処理液の厚い液膜に液滴噴流が干渉することにより生じる液跳ねを抑制して、液滴が基板の周囲に飛散することを抑制又は防止することができる。
本発明の一実施形態では、前記ノズルアームは、前記第1処理液の液滴噴流の着液点が、前記基板の一方端縁部から前記基板の中心を通り前記基板の他方端縁部まで前記基板の表面上をスキャンし得るように、かつ、前記第2処理液の連続流の着液点が、前記基板の中心から前記回動軸線側へ一定寸法ずれた位置を通って、前記基板の一方端縁部から前記基板の他方端縁部まで前記基板の表面上をスキャンし得るように、前記第1ノズル及び前記第2ノズルを一体的に旋回移動させる。
この構成では、第1ノズルから吐出される液滴噴流の着液点は、基板の回転中心上を通る円弧を描くように移動されて基板の表面上をスキャンする。その一方で、第2ノズルから吐出される第2処理液の連続流の着液点は、基板の回転中心上を避けて、液滴噴流の着液点が描く円弧よりも半径の短い円弧を描くように移動され、基板の表面上をスキャンする。
よって、第1ノズルから噴射される液滴噴流の着液点の軌跡と、第2ノズルから吐出される第2処理液の着液点の軌跡とが重なることはない。さらに、第2ノズルの吐出方向は、回動軸線に向かうように基板の表面に対して所定の傾斜角度で傾斜しているから、第2処理液は、着液点から回動軸線に向かう方向へと基板上を流れ、液滴噴流の着液点から遠ざかる。そのため、第2処理液の液膜と液滴噴流との干渉が、より効果的に抑制又は阻止され、液膜の干渉により生じる液跳ねを抑制して、液滴が基板の周囲に飛散することを抑制又は防止することができる。
本発明の一実施形態では、前記第1ノズルが噴射する前記第1処理液と、前記第2ノズルが吐出する前記第2処理液とは、同一種の処理液である。
この構成では、同一種の処理液を、第1ノズルからは液滴の噴流として基板の表面に噴射し、かつ、第2ノズルからは連続流として吐出することにより、処理液を異なる態様で基板の表面に供給し、しかも第1ノズル及び第2ノズルからの処理液の供給が同時に行われる。これにより、一種類の処理液により基板の表面に効率良く効果的な処理を施すことができる。
本発明の一実施形態では、前記第1ノズルは、前記第1処理液と不活性ガスとを混合して放出することにより、前記第1処理液をスプレー状に噴射するスプレーノズル(いわゆる二流体ノズル)を含む。
この構成では、第1ノズルを物理洗浄能力の高いスプレーノズルとすることができる。
図1は、一実施形態に係る基板処理装置の処理ユニットの概略構成の一例を側面視で示す模式図である。 図2は、一実施形態に係る基板処理装置の処理ユニットの概略構成の一例を平面視で示す模式図である。 図3は、一実施形態に係る基板処理装置の処理ユニットに用いられる第2ノズルの構成例を示す図である。 図4は、基板の表面に第2ノズルから吐出される処理液の液膜の厚い部分の流れを図解的に描いた図である。 図5は、一実施形態に係る基板処理装置の処理ユニットにおいて、第1ノズルと第2ノズルとの間隔、第2ノズルの径、及び、第2ノズルの着液点のオフセット量を変化させた場合に、チャンバーの天井に付着した液滴(パーティクル)の個数を表形式で示す図である。
以下では、本発明の実施の形態を、添付図面を参照して説明する。
図1は、一実施形態に係る基板処理装置の処理ユニット10の概略構成の一例を側面視で示す模式図である。図2は、その処理ユニット10の概略構成の一例を平面視で示す模式図である。
一実施形態に係る基板処理装置には、図1及び図2に示す処理ユニット10が複数台備えられており、各処理ユニット10において、個別に、基板Wの処理が行われる。詳しい図示は省略するが、基板処理装置は、典型的には、複数の処理ユニット10に加えて、基板を収容するキャリヤを保持するキャリヤ保持部、及びキャリヤ保持部に保持されたキャリヤと処理ユニット10との間で基板を搬送する基板搬送機構を含む。基板搬送機構は、1台又は複数台の基板搬送ロボットを含む。基板搬送ロボットは、基板を保持するハンドと、ハンドを水平方向及び垂直方向に移動し、かつ水平方向に旋回させるハンド駆動機構とを含む。
処理ユニット10は、基板Wを1枚ずつ処理する枚葉型のユニットである。基板Wは、この例では、半導体ウエハのような円形の基板である。処理ユニット10は、1枚の基板Wを処理姿勢である水平姿勢に保持しながら鉛直方向に延びる回転軸線A1まわりに基板Wを水平面内で回転させるスピンチャック11を備えている。スピンチャック11は、基板保持部及び基板回転部として機能する。スピンチャック11は、回転支軸12と、回転支軸12の上端に連結固定されたスピンベース13とを含む。スピンベース13は水平に配置された円盤状に構成されている。スピンベース13の周縁部付近には、基板Wの周縁部を把持するための複数個のチャックピン14が立設されている。チャックピン14は、円形の基板Wを確実に保持するために3個以上設けてあればよく、スピンベース13の周縁部に沿って等角度間隔で配置されている。
各チャックピン14は、基板Wの周縁部を下方から支持する基板支持部141と、基板支持部141に支持された基板Wの周縁部をその側方から基板Wの中心側へ押圧して基板Wを保持する周縁保持部142とを備えている。各チャックピン14は、周縁保持部142が基板Wの周縁部を押圧する押圧状態と、周縁保持部142が基板の周縁部から離れる解放状態とに切り替え可能に構成されている。
基板搬送ロボットのハンドによってスピンベース13に対して基板Wが受渡しされる際には、処理ユニット10は、複数個のチャックピン14を解放状態とし、基板Wに対して処理液による処理を行う際には、複数個のチャックピン14を押圧状態とする。押圧状態とすることによって、複数個のチャックピン14は、基板Wの周縁部を把持して基板Wをスピンベース13から上方へ所定間隔を隔てて水平姿勢に保持することができる。これにより、基板Wは、その表面を上方に向け裏面を下方に向けた状態で、表面及び裏面の中心を回転軸線A1が通るように支持される。
処理ユニット10は、基板Wを保持したスピンチャック11をチャック回転機構15により回転駆動することで、基板Wを所定の回転速度(一例として、500rpm~2000rpm)で回転させる。スピンチャック11の周囲には、基板Wから飛散する液体を受け止めるガード16が設けられている。ガード16は、スピンチャック11の周囲を囲う円筒部161と、円筒部161の上端から斜めに内方へ延び、上面が開放された庇部162とを含む。
処理ユニット10は、回動支持ベース17及び保持ベース18を備えている。回動支持ベース17は、平面視において、ガード16の外側に立設されている。回動支持ベース17は、例えば円柱形状であってもよく、その上端に保持ベース18が連結されている。保持ベース18は、一例として、キューブ形状をし、回動支持ベース17の中心を通って鉛直に延びる回動軸線A2まわりに、回動支持ベース17の上で所定角度の範囲内で回動し得る。回動軸線A2は、スピンチャック11に保持された基板Wの外周縁よりも外側に位置している。すなわち、スピンチャック11の回転軸線A1と回動軸線A2との間の距離は、基板Wの回転半径よりも大きい。回転半径とは、ここでは、基板Wが回転軸線A1まわりに回転するときに基板Wの外周縁が描く円の半径をいい、基板Wが円形のときには、その半径に実質的に等しい。
保持ベース18は、一側面19から水平方向に延び出る第1ノズルアーム21及び第2ノズルアーム22の根元部を保持している。
第1ノズルアーム21は、その根元部211が保持ベース18内に固定されている。第1ノズルアーム21は、保持ベース18の一側面19から水平方向に延び出し、基板Wの回転軸線A1へと向けられたときに、その先端部212が回転軸線A1に達する長さを有する。第1ノズルアーム21は、処理液を流通させるための処理液流路を内部に有している。この処理液流路は、根元部211から先端部212へと処理液を導く処理液配管を構成している(第1ノズルアーム21自体が処理液配管を構成しているとも言える)。第1ノズルアーム21の先端部212には、基板Wの表面に鉛直方向に上から下へ処理液を吐出する第1ノズル23が連結されている。すなわち、第1ノズルアーム21の処理液配管に第1ノズル23内の処理液流路が連通している。第1ノズル23は、第1ノズルアーム21の先端部212と連通するように、第1ノズルアーム21と一体的に形成されていてもよい。第1ノズル23は、第1ノズルアーム21に含まれる処理液配管を通して供給される処理液に、不活性ガス等の気体(ガス)を混合する混合部25を有している。第1ノズル23から鉛直下方に吐出される処理液は、処理液の液滴の噴流(ミストスプレー)を形成し、ガスが混合されてミスト状になった処理液が第1ノズル23からスプレー状に噴射される。すなわち、第1ノズル23は、スプレーノズル(いわゆる二流体ノズル)である。第1ノズル23は、処理液とガスとの混合をノズルハウジング内で(すなわち吐出前に)生じさせる内部混合型であってもよく、処理液とガスとの混合をノズルハウジング外(より具体的には吐出口の近傍)で生じさせる外部混合型であってもよい。
第2ノズルアーム22は、その根元部221が保持ベース18内に固定されている。第2ノズルアーム22は、処理液を流通させるための処理液流路を内部に有している。この処理液流路は、根元部221から先端部222へと処理液を導く処理液配管を構成している(第2ノズルアーム22自体が処理液配管を構成しているとも言える)。第2ノズルアーム22は、保持ベース18の一側面19から水平に延び出している。第2ノズルアーム22の先端部222には、基板Wの表面に対して所定の傾斜角度で斜めに、かつ、第2ノズルアーム22の根元部221に戻る方向に折り返された第2ノズル24が備えられている。第2ノズル24内に形成された処理液流路は、第2ノズルアーム22の処理液配管に連通している。第2ノズル24は、第2ノズルアーム22の先端部222と流路が連通するように、第2ノズルアーム22と一体的に形成されていてもよい。第2ノズル24は、処理液の連続流を吐出するノズルである。
処理ユニット10には、処理液供給源26及びガス供給源27が設けられている。処理液供給源26は、例えば基板処理装置内又は基板処理装置外において処理液を貯留する処理液タンクを含む。本実施形態では、処理液としてDIW(DE-IONIZED WATER:純水)を用いて基板Wの表面を洗浄処理する場合を例にとって説明する。
処理液供給源26には、第1配管28の一端が接続され、第1配管28の他端は第1ノズルアーム21の根元部211に接続され、第1ノズルアーム21の処理液配管に連通している。第1配管28の途中部には、第1バルブ30及び第1流量調整バルブ37が介装されている。第1バルブ30は、オン/オフバルブであり、処理液供給源26から第1配管28を経由して第1ノズルアーム21から第1ノズル23に供給する処理液の供給/停止を切り替える。そして、第1流量調整バルブ37の開度を調整することにより、供給される処理液の流量を調整することができる。第1ノズル23に供給する処理液の流量は、例えば、0.1リットル/分程度である。
処理液の供給方向に見て、第1配管28における第1バルブ30が介装された位置よりも上流側には、分枝が形成され、第2配管29の一端が接続されている。第2配管29の他端は第2ノズルアーム22の根元部221に接続され、第2ノズルアーム22の処理液配管に連通している。第2配管29の途中部には、第2バルブ31及び第2流量調整バルブ38が介装されている。第2バルブ31は、オン/オフバルブであり、処理液供給源26から第2配管29を経由して第2ノズルアーム22から第2ノズル24に供給する処理液の供給/停止を切り替える。そして、第2流量調整バルブ38の開度を調整することにより、供給される処理液の流量を調整することができる。第2ノズル24に供給する処理液の流量は、例えば、0.5リットル/分程度である。
なお、本実施形態は、第1ノズル23から噴射する第1処理液と、第2ノズル24から吐出する第2処理液とは、同一種の処理液としてDIWを用いる例であるので、共通の処理液供給源26から第1ノズル23及び第2ノズル24に処理液が供給されている。しかし、第1ノズル23から噴射する第1処理液と、第2ノズル24から吐出する第2処理液とに、異なる種類の処理液を用いる場合には、処理液の種類毎の処理液供給源を設け、各処理液供給源から別々の配管によってそれぞれの処理液が第1ノズル及び第2ノズルに供給される構成とすればよい。
ガス供給源27は、例えば基板処理装置が備えられる工場に設けられた処理ガス供給設備である。本実施形態では、ガスとして、不活性ガスの一例である窒素ガス(N)を用いる場合を例にとって説明する。
ガス供給源27には、第3配管32の一端が接続され、第3配管32の他端は第1ノズル23の混合部25に接続されている。第3配管32の途中部には、第3バルブ33及び第3流量調整バルブ39が介装されている。第3バルブ33は、オン/オフバルブであり、ガス供給源27から第3配管を経由して第1ノズル23の混合部25に供給する窒素ガスの供給/停止を切り替える。第3流量調整バルブ39の開度を調整することにより、供給される窒素ガスの流量を調整することができる。第1ノズルの混合部25に供給される窒素ガスの流量は、例えば、35リットル/分程度である。
保持ベース18の一側面19から水平方向に延び出た第1ノズルアーム21及び第2ノズルアーム22は、図2に示すように、平面視において所定の間隔D(一例としてD=30mm~50mm)を空けて平行に設けられる。そして、先に説明したように、第1ノズルアーム21の先端部212には第1ノズル23が備えられ、第2ノズルアーム22の先端部222には第2ノズル24が備えられている。第1ノズル23のノズル口231(図1参照)と基板Wの表面との鉛直方向の間隔は、例えば5~10mmに設定される。第2ノズル24のノズル口241(図1及び図3参照)と基板Wの表面との鉛直方向の間隔も、例えば5~10mmに設定される。
なお、図1では、保持ベース18の一側面19から水平方向に延び出た第1ノズルアーム21及び第2ノズルアーム22の鉛直方向の高さ位置が、第1ノズルアーム21が相対的に高く、第2ノズルアーム22が相対的に低く示されているが、両ノズルアーム21及び22の鉛直方向の高さ位置は、等しくされていてもよいし、第1ノズルアーム21が相対的に低く、第2ノズルアーム22が相対的に高くされていてもよい。
図2を参照して、保持ベース18は、回動軸線A2を中心に、水平方向に所定の角度範囲内、例えば90°程度の範囲内で回動する。保持ベース18の回動動作は、ノズルアーム回動制御部35により制御される。ノズルアーム回動制御部35は、例えば、回動支持ベース17に備えられた回動駆動機構を駆動することにより、保持ベース18の回動動作を制御する。回動駆動機構は、保持ベース18に結合された回動軸、及びその回動軸を回転させるための駆動力を発生する回動アクチュエータ(電動モータ等)を含んでいてもよい。
保持ベース18が回動軸線A2を中心に水平方向に回動すると、保持ベース18の一側面19から水平に延び出た第1ノズルアーム21及び第2ノズルアーム22も水平方向に回動する。そして、第1ノズルアーム21の先端部212に備えられた第1ノズル23は、1点鎖線で示す軌跡L1に沿って旋回移動し、基板Wの表面の上方で基板Wの表面に沿って移動する。第2ノズルアーム22の先端部222に備えられた第2ノズル24は、2点鎖線で示す軌跡L2に沿って旋回移動し、基板Wの表面の上方で基板Wの表面に沿って移動する。
軌跡L1は、より詳細には、第1ノズル23が噴射する液滴噴流が基板Wの表面(上面)に到達する着液点の軌跡である。着液点とは、第1ノズル23の液滴噴流の吐出プロファイルの中心線(主吐出軸線)が基板Wの表面と交差する位置をいう。第1ノズル23は、鉛直方向に沿って液滴噴流を吐出するので、平面視において、第1ノズル23の移動軌跡は、液滴噴流の着液点の軌跡に重なる。そこで、説明の便宜上、この明細書では、第1ノズル23の平面視における位置は、第1ノズル23から吐出される液滴噴流の着液点を意味する場合がある。軌跡L1は、回動軸線A2を中心とする円弧であり、その半径は、第1ノズルアーム21の旋回中心である回動軸線A2からスピンチャック11の回転軸線A1までの距離に等しい。
同様に、軌跡L2は、より詳細には、第2ノズル24が吐出する処理液の連続流が基板Wの表面(上面)に到達する着液点の軌跡である。着液点とは、第2ノズル24が吐出する処理液連続流の中心線(主吐出軸線)が基板Wの表面と交差する位置をいう。第2ノズル24は、鉛直方向に対して傾斜しており、したがって、その吐出方向が鉛直方向に対して傾斜しているので、平面視において、第2ノズル24の吐出口の位置と着液点とは一致しない。ただし、説明の便宜上、この明細書では、第2ノズル24の平面視における位置は、第2ノズル24から吐出される処理液連続流の着液点を意味する場合がある。軌跡L2は、回動軸線A2を中心とする円弧であり、その半径は、第2ノズルアーム22の旋回中心である回動軸線A2からスピンチャックの回転軸線A1までの距離よりも短い。すなわち、軌跡L2は、軌跡L1よりも半径の小さな円弧である。
第1ノズル23の旋回は、平面視において、第1ノズル23(詳細にはそのノズル口231、より詳細には液滴噴流の着液点)が基板Wの一方端縁部E1から基板Wの中心の上、すなわち回転軸線A1を通り、基板Wの他方端縁部E2まで基板Wの表面上を軌跡L1に沿ってスキャンし得るように設定されている。
第2ノズル24の旋回は、第2ノズル24(詳細にはそのノズル口241、より正確には処理液連続流の着液点)が基板Wの一方端縁部E3から基板Wの他方端縁部E4まで基板Wの表面上を軌跡L2に沿ってスキャンし得るように設定されている。この場合のスキャン経路、すなわち軌跡L2は、基板Wの中心の直上(回転軸線A1)から回動軸線A2側へ一定寸法S(一例として、S=2mm~10mm)ずれた位置を通る。
本実施形態では、保持ベース18の一側面19から水平方向に延び出た第1ノズルアーム21及び第2ノズルアーム22の各先端部に設けられた第1ノズル23及び第2ノズル24が基板Wの表面上をスキャンする範囲は、いわゆるフルスキャンと称される基板Wの一方端縁部E1,E3から他方端縁部E2,E4までの基板Wの全範囲に設定されている。第1ノズル23及び第2ノズル24が基板Wの表面上をスキャンする方向は、図2において、保持ベース18を時計回りに回動させる右旋回のフルスキャンでもよいし、保持ベース18を反時計回りに回動させる左旋回のフルスキャンでもよい。むろん、基板Wの中心(回転軸線A1)から基板Wの端縁部までをスキャン範囲とするハーフスキャンが実行されてもよい。第1ノズル23による液滴噴流の吐出及び第2ノズル24による連続流の吐出は、スキャン範囲の一端である始点において開始され、その他端である終点において停止される。スキャンを繰り返すときには、第1ノズル23及び第2ノズル24は、吐出を停止した状態でスキャン範囲の終点から始点まで旋回移動され、次回のスキャンが実行される。
図3は、処理ユニット10に用いられる第2ノズル24の具体的な構成例を示す図である。第2ノズル24は、第2ノズルアーム22の先端部222に連通して流路接続するように、第2ノズルアーム22と一体的に構成されている。第2ノズル24は、水平方向に延びる第2ノズルアーム22の先端部222に上側が取り付けられ、下方へ向って円弧状に湾曲した湾曲部242と、湾曲部242の下側から水平方向に対して(すなわち、基板Wの表面に対して)45°の傾斜角度を有し、第2ノズルアーム22の根元部221の方向へ延びる傾斜部243とを含んでいる。この形状に従って、第2ノズル24の内部にノズル流路(処理液流路)が形成されている。そして、傾斜部243の下端に、ノズル流路に連なるノズル口241が形成されている。ノズル口241は、一例として、内径3mm、外径4mmとされている。
なお、この例では、第2ノズル24の傾斜部243は、水平方向に対して45°の傾斜角度を有する構成を示したが、傾斜部243の水平方向に対する傾斜角度は、30°~50°の範囲内であってもよい。傾斜部243の水平方向に対する傾斜角度が小さくなる程、ノズル口241から吐出される処理液は、回動軸線A2に向かう方向へ流れようとする流速成分が増加する。このため、第2ノズル24から吐出される処理液を、着液点から離れる方向へ流れ易くできる。
また、ノズル口241は、基板Wの表面との鉛直方向の間隔Hが、例えばH=5~10mmに設定されている。さらに、ノズル口241から斜めに吐出される処理液の着液点Tは、基板Wの中心である回転軸線A1に最も接近したときに、回転軸線A1から第2ノズルアーム22の根元部221に向かう方向(保持ベース18の回動軸線A2に向かう方向)に、一定寸法S(一例として、S=5mm)離れるように設定されている。
第2ノズル24を、上述の構成とすることにより、以下に図4を参照して説明する作用効果を奏する。
図4は、本実施例の第2ノズル24が吐出する処理液が、基板Wの表面上で流れ広がる様子を図解的に描いた図である。
図4(A)~(D)に示す図解図は、基板Wを500rpmで反時計回りに回転させ、基板Wの一方端縁部E3から基板Wの他方端縁部E4まで基板Wの表面上をスキャンしたときの第2ノズル24が吐出する処理液の基板W上での流れを示している。前述のとおり、第2ノズル24のスキャン経路は、基板Wの中心の上(すなわち回転軸線A1)を回動軸線A2側へ一定寸法S(S=5mm)ずれた位置を通る。図4(A)~(D)において、薄墨で示す領域は、第2ノズル24が吐出する処理液の液膜の厚い部分を表わしている。
基板Wが回転している状態で第2ノズル24から処理液が吐出されることにより、基板Wの表面の全域を覆う処理液の液膜(保護膜)が形成され、基板表面の全域が濡れた状態で、第1ノズル23の液滴噴流による処理が行われる。基板Wの表面における処理液の液膜の厚さは一様ではなく、第2ノズル24から吐出される処理液連続流の着液点を起点とする厚膜部分が形成される。この厚膜部分が図4(A)~(D)に薄墨で示されている。厚膜部分の形状は、主として、処理液連続流の着液点、処理液連続流の基板表面への入射方向(第2ノズル24の吐出方向)、並びに基板Wの回転方向及び回転速度の影響を受ける。
図4(A)に示すように、基板Wの一方端縁部E3の近傍では、第2ノズル24が吐出する処理液(第2処理液)の連続流は、第2ノズル24の斜め方向の吐出力、基板Wの表面との間の摩擦力、基板W上で処理液に働く遠心力等によって、基板Wの表面を、着液点から右方向に向かって図中下方に湾曲した液膜分布を生じる。
図4(B)に示すように、第2ノズル24が基板Wの中心(回転軸線A1)へ近づくまでは、第2ノズル24が吐出する処理液の液膜の厚い部分は、第2ノズル24を追いかけるように旋回移動する第1ノズル23から離れる方向に分布する。
図4(C)に示すように、第2ノズル24が基板Wの中心(回転軸線A1)への最接近位置を通過した後は、第2ノズル24が吐出する処理液の液膜の厚い部分は、左回転の螺旋を描くように基板Wの表面を広がるが、この場合も、第1ノズル23の直下(すなわち、液滴噴流の着液点)を液膜の厚い部分が流れることはない。
図4(D)に示すように、第2ノズル24が基板Wの他方端縁部E4に近づくと、第2ノズル24が吐出する処理液は、第2ノズル24の斜め方向の吐出力及びこの吐出力と反対方向に外側へ向かって働く力(摩擦力及び遠心力)とが合わさり、液膜の厚い部分は第1ノズル23の直下をさけて流れる。
以上の結果、第1ノズル23及び第2ノズル24がどのスキャン位置にあっても、第1ノズル23の直下に第2ノズル24が吐出する処理液の液膜の厚い部分が分布しない、又は分布し難い、処理液の流れを基板W上に作ることができる。
図5は、一実施形態に係る処理ユニットにおいて、第1ノズルと第2ノズルとの間隔、第2ノズルの径(ノズル口241の直径)、及び、第2ノズルの着液点のオフセット量(一定寸法S)を変化させた場合に、処理ユニットのチャンバーの天井に付着した液滴(パーティクル)の個数を表形式で示す図である。
図5によれば、第2ノズルを、スタンダードな垂直ノズル(比較例)から、回動軸線A2側への傾斜角45°の傾斜ノズル(実施例)に変更することにより、液跳ねが低減することが検証できた。スタンダードな垂直ノズルとは、水平姿勢の基板の表面に鉛直方向に沿って上から下へと処理液の連続流を供給するノズルである。
図5の検証結果から、第2ノズルを、回動軸線A2側への傾斜角45°の傾斜ノズルに変更しただけでは、液跳ねが完全に無くならないことも確認できる。そして、液跳ねをより少なくするためには、(1)第2ノズルの径(ノズル口)を細いもの(例えば内径3mm以下、外径4mm以下)とすること、(2)第1ノズルと第2ノズルとの間隔が狭くなるように(例えば35mm以下となるように)第1ノズル及び第2ノズルを保持すること、及び(3)第2ノズルの着液点を基板の中心(回転軸線A1)から回動軸線A2に向かう方向へ所定距離オフセットすることが、効果的であることが確認できる。したがって、第2ノズルとして傾斜ノズルを用いるだけでは液跳ね防止の効果が不充分な場合には、上記の(1)、(2)及び(3)の一つ以上(好ましくは全部)の対策が併せて行われることが好ましい。
本発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、さらに他の形態で実施することができる。
他の実施形態の一例は、ノズルアームを上記実施形態のように第1ノズルアーム21及び第2ノズルアーム22に分かれておらず、第1ノズル23及び第2ノズル24を保持する共用の1つのノズルアームとすることである。共用の1つのノズルアームとした場合、ノズルアーム内に第1ノズル23に繋がる処理液配管及びガス配管を配置し、またノズルアーム内に第2ノズル24に繋がる処理液配管を配置すればよい。そして、共用のノズルアームの先端部に、第1ノズル23及び第2ノズル24を、上記実施形態の設置条件を満たすように設けた構成とすればよい。
また、他の実施形態として、第1ノズル23が噴射する第1処理液の液滴の噴流は、エッチング液、例えば過酸化水素水(H)、フッ酸(HF)、希フッ酸(DHF)、バッファードフッ酸(BHF)、混酸、塩酸(HCI)、アンモニア水、水酸化テトラメチルアンモニウム溶液(TMAH液)、アンモニア水過酸化水素混合液(APM液)等の液滴の噴流であってもよい。すなわち、上記のエッチング液をミスト状にしてスプレー状に噴射するものでもよい。
この明細書において、「~」を用いて数値範囲を示した場合、特に限定されて言及されない限り、これらは両方の端点を含む。
その他、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変更を行うことができる。
10 :処理ユニット
11 :スピンチャック
17 :回動支持ベース
18 :保持ベース
19 :一側面
21 :第1ノズルアーム
22 :第2ノズルアーム
23 :第1ノズル
24 :第2ノズル
25 :混合部
26 :処理液供給源
27 :ガス供給源
35 :ノズルアーム回動制御部
211、221 :根元部
212、222 :先端部
231、241 :ノズル口
242 :湾曲部
243 :傾斜部
W :基板
A1 :基板の回転軸線
A2 :ノズルアームの回動軸線
E1、E3 :一方端縁部
E2、E4 :他方端縁部

Claims (5)

  1. 基板を水平に保持する基板保持部と、
    前記基板保持部によって水平に保持された前記基板を、前記基板の中心が回転の中心となるように、水平面内で回転させる基板回転部と、
    前記基板の表面に対して鉛直方向に上から下へ第1処理液の液滴の噴流を噴射する第1ノズルと、
    前記基板の表面に対して上から下へ斜めに第2処理液の連続流を吐出する第2ノズルと、
    平面視において所定の間隔を空けて離れるように前記第1ノズル及び前記第2ノズルを保持し、前記基板の外周縁よりも外側に位置するように回動軸線が設定され、当該回動軸線を中心に回動することにより前記基板の表面に沿って前記第1ノズル及び前記第2ノズルを旋回移動させるノズルアームと、
    を含み、
    前記第2ノズルは、下方に向かうに従って前記ノズルアームの前記回動軸線側へ向かって所定の傾斜角度で傾斜するように設定された吐出方向を有している、基板処理装置。
  2. 前記第1ノズル及び前記第2ノズルの旋回移動によって、前記第1処理液の液滴噴流の前記基板の表面における着液点が前記基板の中心を通って移動し、前記第2処理液の連続流の前記基板の表面における着液点が前記基板の中心に対して前記回動軸線に向かう方向に一定寸法ずれた位置を通るように、前記第1ノズル及び前記第2ノズルが前記ノズルアームに保持されている、請求項1に記載の基板処理装置。
  3. 前記ノズルアームは、前記第1処理液の液滴噴流の着液点が、前記基板の一方端縁部から前記基板の中心を通り前記基板の他方端縁部まで前記基板の表面上をスキャンし得るように、かつ、前記第2処理液の連続流の着液点が、前記基板の中心から前記回動軸線側へ一定寸法ずれた位置を通って、前記基板の一方端縁部から前記基板の他方端縁部まで前記基板の表面上をスキャンし得るように、前記第1ノズル及び前記第2ノズルを一体的に旋回移動させる、請求項1に記載の基板処理装置。
  4. 前記第1ノズルが噴射する前記第1処理液と、前記第2ノズルが吐出する前記第2処理液とは、同一種の処理液である、請求項1~3のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  5. 前記第1ノズルは、前記第1処理液と不活性ガスとを混合して放出することにより、前記第1処理液をスプレー状に噴射するスプレーノズルを含む、請求項1に記載の基板処理装置。
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