JP2023168165A - クラブケース用の引掛け具、及び、ゴルフカート - Google Patents

クラブケース用の引掛け具、及び、ゴルフカート Download PDF

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Abstract

【課題】複数のクラブケースを引っ掛けることが可能なクラブケース用の引掛け具を提供し、ゴルフカートにおいて荷物カゴなどの部位が損傷することを回避する。【解決手段】クラブケース用の引掛け具10は、ゴルフコースでゴルフクラブを持ち運ぶために使用するクラブケース5のフック5aを引っ掛けるための引掛け部25が複数設けられた本体部20と、ゴルフカート1のフレーム3又は座席に対し、本体部20を取り付けるための取付構造30とを備えている。【選択図】図1

Description

新規性喪失の例外適用申請有り
本発明は、ゴルフカートに取り付けられるクラブケース用の引掛け具等に関する。
近年、ゴルフ場のゴルフコースでゴルフクラブを持ち歩くためにクラブケースを使用する人が増えている。しかし、ゴルフカート(乗用カート)には、ゴルフバッグの搭載場所は準備されているが、クラブケースの搭載場所は準備されていない。
非特許文献1には、ゴルフカートの後方の上部に設けられたメッシュ状の荷物カゴにクラブケースを引っ掛けることが記載されている。
ブログのタイトル「かっこいい中年パパになりたい」,掲載記事のテーマ『[2020年版]ゴルフで便利なセルフスタンドケース。カートへ「ひっかける場所」には気をつけましょう』[online],[令和4年5月4日検索],インターネット<URL:http://training.lifegarden.club/training001/?p=2151>
ところで、クラブケースは、収納するゴルフクラブも含めると、比較的重たくなる場合がある。そのため、非特許文献1に記載されているように、ゴルフカートの後方の荷物カゴにクラブケースを引っ掛ける場合、クラブケースの重量によって荷物カゴが歪む虞がある。特にゴルフカートの走行中は、揺れにより荷物カゴに作用する荷重が増し、荷物カゴが歪む虞が高まる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、複数のクラブケースを引っ掛けることが可能なクラブケース用の引掛け具を提供し、ゴルフカートにおいて荷物カゴなどの部位が損傷することを回避することを目的とする。
上述の課題を解決するべく、第1の発明は、ゴルフコースでゴルフクラブを持ち運ぶために使用するクラブケースのフックを引っ掛けるための引掛け部が複数設けられた本体部と、ゴルフカートのフレーム又は座席に対し、本体部を取り付けるための取付構造とを備えている、クラブケース用の引掛け具である。
第2の発明は、第1の発明において、本体部は、取付構造によって、ゴルフカートの屋根を支持する後ろ側の支柱の上部に対し、支柱の外面の側方に位置するように取り付けられる。
第3の発明は、第2の発明において、支柱は、下側から屋根の手前まで延びる柱本体と、柱本体よりも断面形状が小さく柱本体の上端から上方に突出する取合い部とを備え、取付構造は、取合い部に対して取り付け可能に構成されている。
第4の発明は、第2又は第3の発明において、取付構造は、支柱の内側に配置される内側部材と、支柱の外側から内側部材に固定されて内側部材と共に支柱を通す柱挿通部を形成する外側部材とを備えている。
第5の発明は、第1の発明において、本体部は、板状に形成されて、引掛け部として引掛け穴が形成され、引掛け穴の下側の縁部に、クラブケースのフックを上側から引っ掛けることが可能となっている。
第6の発明は、第5の発明において、本体部は、下側から切り欠かれた切り欠きが形成された本体プレートと、本体プレートの下端に固定された棒状部材とを有し、切り欠きの下側が棒状部材により閉じられることにより引掛け穴が形成されている。
第7の発明は、第5の発明において、取付構造によりフレームに対して取り付けられた取付状態の本体部は、外面が斜め上方を向いている。
第8の発明は、第1の発明において、本体部は、横長に形成され、横方向に間隔を空けて引掛け部が4つ設けられている。
第9の発明は、第1乃至第8の何れか1つの発明のクラブケース用の引掛け具と、引掛け具が取り付けられたカート本体とを備えている、ゴルフカートである。
第10の発明は、第9の発明において、本体部は、クラブケースのフックを引っ掛けるための引掛け部として、下方へ窪む複数の凹部が設けられた手摺りであり、前部座席に取り付けられている。
第11の発明は、ゴルフカートであって、前部座席と、後部座席と、前部座席の背面側に設けられて当該ゴルフカートの幅方向に延びる手摺りとを備え、手摺りには、ゴルフコースでゴルフクラブを持ち運ぶために使用するクラブケースのフックを引っ掛けるための引掛け部として、下方へ窪む複数の凹部が設けられている、ゴルフカートである。
本発明では、クラブケースを引っ掛けるための引掛け部が設けられた本体部が、取付構造によって、ゴルフカートのフレーム又は座席に対して取り付けられる。そのため、本体部に引っ掛けられたクラブケースの重量は、強度が高いフレーム又は座席に作用する。また、本体部には、複数の引掛け部が設けられているため、引掛け部が不足して荷物カゴなどにクラブケースが引っ掛けられることを回避することが可能である。本発明によれば、ゴルフカートのフレーム又は座席に取り付けられるクラブケース用の引掛け具によって、ゴルフカートにおいて荷物カゴなどの部位が損傷することを回避することができる。
図1は、実施形態に係るクラブケース用の引掛け具が設けられたゴルフカートを側方から見た図であり、図1(a)は、クラブケースが引っ掛けられていない状態を表し、図1(b)は、クラブケースが引っ掛けられた状態を表す。 図2は、実施形態に係るクラブケース用の引掛け具を外側斜め上から見た斜視図である。 図3は、実施形態に係るクラブケース用の引掛け具を外側斜め上から見た分解斜視図である。 図4は、ゴルフカートにおける後ろ側の支柱と屋根の取合い部を後方から見た図であり、図4(a)は、実施形態に係るクラブケース用の引掛け具を取り付けていない状態を表し、図4(b)は、クラブケース用の引掛け具を取り付けた状態を表す。 図5は、実施形態に係るクラブケース用の引掛け具をゴルフカートに取り付けた取付状態の斜視図であり、図5(a)は、外側斜め上から見た図であり、図5(b)は、内側斜め上から見た図である。 図6は、実施形態に係るクラブケース用の引掛け具が設けられたゴルフカートを前方から見た図であり、図6(a)は、クラブケースが引っ掛けられていない状態を表し、図6(b)は、クラブケースが引っ掛けられた状態を表す。 図7は、実施形態に係るクラブケース用の引掛け具に緩衝材を取り付けた場合の斜視図である。 図8は、実施形態の変形例に係るクラブケース用の引掛け具を外側斜め上から見た斜視図である。 図9(a)は、その他の実施形態に係るゴルフカートを斜め後方から見た斜視図であり、図9(b)は、手摺りの凹部の拡大斜視図である。 図10(a)は、その他の実施形態に係るゴルフカートについて別の構造で凹部を形成する場合の斜視図であり、図10(b)は、手摺りの凹部の拡大斜視図であり、図10(c)は、引掛け用部材を斜め前方から見た拡大斜視図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の一例であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
[クラブケース用の引掛け具の構成について]
本実施形態は、ゴルフコースでゴルフクラブを持ち運ぶために使用するクラブケース(「サブバック」と呼ばれる場合もある。)5を引っ掛けるための器具であって、ゴルフカート1のフレーム3に取り付けられるクラブケース用の引掛け具(以下、単に「引掛け具」と言う。)10である。引掛け具10は、図1(a)及び図1(b)に示すように、ゴルフカート1の横側に複数のクラブケース5を吊り下げることができるように、複数のクラブケース5を引っ掛けるための複数の引掛け部25が設けられている。図1(a)の破線内には引掛け具10の斜視図を示す。引掛け具10は、金属製である。但し、引掛け具10には、硬質樹脂など他の材料を用いてもよい。
引掛け具10は、図1及び図2に示すように、複数の引掛け部25が設けられた本体部20と、ゴルフカート1のフレーム3に対し本体部20を取り付けるための取付構造30とを備えている。ここで、フレーム3は、フロアパネル、及び、屋根2の支柱などゴルフカート1の骨格部分であり、高強度の部材(例えば金属製の部材)により構成されている。本実施形態では、本体部20が、取付構造30によって、フレーム3のうちゴルフカート1の屋根2を支持する後ろ側の支柱3aに対し、支柱3aの外面の側方に位置するように取り付けられる。
なお、本明細書では、ゴルフカート1の外側を引掛け具10でも「外側」と言い、ゴルフカート1の内側を引掛け具10でも「内側」と言う。(図2参照)。また、「側方」は、ゴルフカート1の左右の方向を表す。
本体部20は、図2及び図3に示すように、横長の略板状に形成されている。本体部20は、下側から切り欠かれた複数の切り欠きが形成された横長の本体プレート21と、本体プレート21の下端に固定された棒状部材22とを有し、複数の切り欠きの下側が棒状部材22により閉じられることで、複数の引掛け穴25が、上述の引掛け部として形成されている。本体部20では、横方向に間隔を空けて、4つの引掛け穴25が設けられている。本体部20では、各引掛け穴25の下側の縁部(棒状部材22)に、引掛け穴25にクラブケース5のフック5a(図6(b)参照)を上側から引っ掛けることが可能である。棒状部材22には、外周形状が円形の丸棒が用いられている。そのため、クラブケース5のフック5aが傷つきにくい。
取付構造30は、後ろ側の支柱3aのうち屋根2との取合い部3tに対して取り付け可能に構成されている(図4参照)。ここで、後ろ側の支柱3aは、図4(a)に示すように、下側から屋根2の手前(直下)まで延びる柱本体3mと、柱本体3mよりも断面形状が小さく柱本体3mの上端から上方に突出する取合い部3tとを備えている。後ろ側の支柱3aと屋根2との取合いは、支柱3aの取合い部3tと、取合い部3tの上端が接触する棒材(屋根2の取合い部)2tにより構成されている。棒材2tは、外周形状が略矩形の部材であり、ゴルフカート1の前後方向に延びている。棒材2tは、屋根2の下面に取り付けられている。
取付構造30は、図4及び図5に示すように、取合い部3tの内側に配置される内側部材31と、取合い部3tの外側から内側部材31に固定されて内側部材31と共に取合い部3tを通す柱挿通部として柱挿通穴36を形成する外側部材32とを備えている。柱挿通穴36は、上面視で略矩形状を呈する。柱挿通穴36の内周面は、取合い部3tの外周面に対応した形状及び大きさに形成されている。
内側部材31は、所定の形状に平板を切断加工することにより形成された部材である。内側部材31は、図3(b)に示すように、真っすぐな棒状に形成された内側棒状部41と、内側棒状部41の各端部から下方に延びて挿通穴45が形成された一対の内側連結部42と、内側棒状部41の中央部から上方に延びてネジ穴46が形成された押付部43とを備えている。
外側部材32は、所定の形状に平板を切断加工して、さらに折り曲げ加工を施すことにより形成された部材である。外側部材32は、図3(b)に示すように、真っすぐな棒状の部分に対して折り曲げ加工が施された外側棒状部51と、外側棒状部51の各端部から下方に延びて挿通穴55が形成された一対の外側連結部52とを備えている。外側棒状部51には、上述の折り曲げ加工により、取合い部3tの外周形状に対応する形状の屈曲部53が形成されている。屈曲部53は、外側棒状部51の中央部において、外側に略コ字状(又は略U字状)に突出する部分である。また、一対の外側連結部52の挿通穴55は、一対の内側連結部42の挿通穴45に対応する位置に形成されている。なお、図4(b)に示すように、外側棒状部51及び屈曲部53の高さは、取合い部3tの高さ(柱本体3mの上端面と棒材2tの下面との距離)よりも小さい。
取付構造30は、内側部材31と外側部材32を互いに固定するための固定部として、2本のネジ付き棒材34、ネジ付き棒材34の雄ネジ部34aに螺合される2つのナット35をさらに備えている。
各ネジ付き棒材34は、真っすぐな棒状の部材であり、一端側に雄ネジ部34aが形成されている。ネジ付き棒材34の他端面34bは、溶接等によって、本体プレート21の内面に固定されている。2本のネジ付き棒材34は、横方向において一対の挿通穴45,55と同じ間隔を空けて、本体プレート21の内面に固定されている。各ネジ付き棒材34は、取付構造30に対して本体部20を支持する支持部としても機能する。各ネジ付き棒材34の他端面34bは、斜め上方を向く傾斜面となっている。そのため、取付状態の本体プレート21の外面は、斜め上方を向く。
なお、図1(a)では、ゴルフカート1の前後方向において、支柱3aの位置(取付構造30の前後方向の中心位置)に対し、本体部20の中心(本体プレート21の長手方向の中心)が略一致しているが、図1(a)に比べて本体部20の中心を後ろ寄りの位置にしてもよい。この場合、ゴルフカート1の乗員が、頭部を引掛け具10の前端にぶつけることを抑制することができる。また、図7に示すように、本体部20の本体プレート21の前端部に、乗員が頭部をぶつけた場合の衝撃を和らげるために、柔軟な緩衝材23を取り付けてもよい。
[引掛け具の取付方法について]
ゴルフカート1に対し引掛け具10を取り付ける際は、取合い部3tの内側に内側部材31を配置し、且つ、取合い部3tに対し外側から屈曲部53を嵌め込み、内側部材31の外面に対し外側部材32の内面を重ね合わせる。その際、一対の挿通穴45に対し、一対の挿通穴55を重ね合わせる。この重ね合わせによって、取合い部3tは、内側棒状部41と屈曲部53により形成された柱挿通穴36に挿通された状態となる。また、この状態では、柱本体3mの上端に、内側部材31及び外側部材32が載置されている。
次に、本体部20及び2本のネジ付き棒材34が一体化されたものを持ち上げ、挿通穴55及び挿通穴45に対して外側から、各ネジ付き棒材34の雄ネジ部34aを挿通させる。そして、各ネジ付き棒材34の雄ネジ部34aに対し、ナット35を螺合して締め付ける。これにより、図5に示すように、内側部材31に対し外側部材32が連結されて取付構造30が取合い部3tに固定されると共に、ネジ付き棒材34を介して本体部20と取付構造30が互いに連結される。
次に、ネジ穴46に対して内側からネジ38を螺合させて締め付け、棒材2tに対しネジ38の先端を押し付ける。これにより、ゴルフカート1が揺れても、引掛け具10のがたつきが発生しないように、引掛け具10は、支柱3aに対し強固に固定される。以上の作業により、支柱3aに対する引掛け具10の取付けは完了する。なお、図4(b)等に示すネジ38は、「ホーローセット」又は「イモネジ」等と呼ばれる、頭部がないネジである。
[実施形態の効果等]
本実施形態では、引掛け穴25が設けられた本体部20に一体化された取付構造30が、ゴルフカート1のフレーム3に対して直接的に取り付けられる。そのため、本体部20に引っ掛けられたクラブケース5の重量は、強度が高いフレーム3に作用する。また、本体部20には、4つの引掛け穴25が設けられているため、引掛け穴25が不足して荷物カゴなどにクラブケース5が引っ掛けられることを回避することが可能である。
本実施形態では、本体部20が、取付構造30によって、後ろ側の支柱3aの上部に対し、支柱3aの外面の側方に位置するように取り付けられる。そのため、図1(b)に示すように、本体部20の引掛け穴25に引っ掛けたクラブケース5が、ゴルフカート1の後輪に接触することがない。また、取付構造30は、支柱3aのうち断面形状が小さい取合い部3tに対して取り付けられる。ここで、柱本体3mに対し取付構造30が取り付けられる場合、柱本体3mが嵌め込まれる屈曲部53を大きくなり、取付構造30が大型化するし、取付構造30を載置する場所がなく、取付構造30を下側から支持する部材が必要になる。それに対し、本実施形態では、屈曲部53を小さくすることができるため、小型の取付構造30を実現することができる。さらに、本実施形態では、柱本体3mの上端面に取付構造30を載置することができるため、取付構造30を下側から支持する部材を別途に設ける必要もない。
本実施形態では、後ろ側の支柱3aの内側に配置される内側部材31と、支柱3aの外側から内側部材31に固定されて内側部材31と共に支柱3aを通す柱挿通部36を形成する外側部材32とを用いることによって、既存のゴルフカート1に対して引掛け具10を容易に取り付けることができる。
本実施形態では、図6(a)に示すように、ゴルフカート1において最も側方に位置する部位(図6(a)において破線の位置)から引掛け具10が横方向に僅かしか突出していない。最も側方に位置する部位は、座席の肘置き9である。ここで、図6(a)の破線の位置から引掛け具10が横方向に大きく突出する場合、車庫にゴルフカート1を駐車する際に、引掛け具10が横隣りのゴルフカート1に干渉しないように、ゴルフカート1の左右の間隔を確保する必要がある。それに対して、本実施形態では、引掛け具10が横方向に僅かしか突出していないため、引掛け具10が未装着の場合とほぼ同じ間隔で、ゴルフカート1を駐車することができる。なお、図6(a)の破線の位置からの引掛け具10の横方向の突出長は、2cm以下とすることが好ましい。
本実施形態では、引掛け部として引掛け穴25が設けられている。ここで、引掛け部としてフック部材を本体プレート21の前面に取り付ける場合、ゴルフカート1が走行中に揺れた時にクラブケース5が上方向に飛び跳ねてフック部材から脱落する虞がある。それに対し、本実施形態では、クラブケース5が上方向に飛び跳ねても、クラブケース5のフック5aは引掛け穴25の上側縁部に当たるため、クラブケース5は外れにくい。また、本体プレート21の外面が斜めに傾斜していることで(図6(b)参照)、引掛け穴25に対しクラブケース5のフック5aをスムーズに着脱することが可能である。本体プレート21の外面の傾斜角θは、例えば45°前後の角度(例えば30°~60°(好ましくは40°~50°)にすることができる。なお、引掛け部25の構成は、引掛け穴25に限定されることなく、クラブケース5のフック5aを引っ掛けることができる部材(上述のフック部材など)を本体プレート21の前面に取り付けることにより設けてもよい。
[実施形態の変形例]
本変形例では、図8に示すように、本体部20に引掛け部25が2つ設けられており、1つの引掛け具60に対して2つのクラブケース5を引っ掛けることができる。この場合、1台のゴルフカート1に対し、2つの引掛け具60を装着することで、最大乗員数4名分のクラブケース5を引っ掛けることが可能となる。引掛け具60は、左右の後ろ側の支柱3aの取合い部3tに1つずつ取り付けることができる。また、本変形例では、本体プレート21の切り欠きごとに、棒状部材22が設けられている。
[その他の実施形態]
上記実施形態において、取付構造30の取付箇所は、支柱3a以外であってもよい。また、取付構造30として、支柱3aに対して溶接等によって取り付ける構造を採用してもよい。
上記実施形態において、ゴルフカート1に引掛け具10を取り付ける代わりに、後部座席8の乗員用の手摺り15が、クラブケース用の引掛け具を構成してもよい。具体的に、ゴルフカート1は、図9(a)に示すように、前部座席7及び後部座席8を有するカート本体1aと、前部座席7の背面側(後部座席8の前方)に取り付けられてゴルフカート1の幅方向に延びる手摺り15とを備え、手摺り15には、クラブケース5のフック5aを引っ掛けるための引掛け部として、下方へ窪む複数の凹部16が設けられている。手摺り15の各端部は、前部座席7の肘置きに取り付けられている。各凹部16の深さは、例えば3cm以上(好ましくは5cm以上)とすることができる。
図9(a)では、4つの凹部16が設けられている。各凹部16は、手摺り15を部分的に下方に折り曲げることにより形成されている。凹部16は、図9(b)に示すように、手摺り15をV字状に下方に折り曲げることにより形成されているが、凹部16を形成する折り曲げ形状は、他の形状(例えばU字状)であってもよい。
また、手摺り15を部分的に下方に折り曲げるのではなく、図10(a)に示すように、手摺り15に対して、幅方向に間隔を空けて、複数の引掛け用部材17を後付けすることによって、複数の凹部16を形成してもよい。手摺り15では、図10(b)に示すように、隣り合う引掛け用部材17の間に凹部16が形成される。引掛け用部材17を5つ取り付けることにより、4つの凹部16を形成することができる。引掛け用部材17は、取付箇所における手摺り15の上面よりも上側に突出している。引掛け用部材17は、略C字状に形成されている。引掛け用部材17は、両端部間の隙間18から手摺り15を内側に通した後に、図10(c)に示すように、両端部間に抜け止め部材19が設けられる。なお、手摺り15において、2つの引掛け用部材17で凹部16を形成するのではなく、引掛け部(引掛け穴、フックなど)を有する1つの部材を後付けするにより、手摺り15を利用してクラブケース5を引掛けることができるようにしてもよい。
また、1台のゴルフカート1に対し、図9(a)又は図10(a)に示す手摺り(引掛け具)15と、図8に示す引掛け具60とを併用してもよい。この場合、図9(a)又は図10(a)に示す手摺り15には2つの凹部16(又は引掛け部)を設けて、2つのクラブケース5を引掛けることができるようにし、カート1の片側に設ける引掛け具60にも2つのクラブケース5を引掛けることができるようにする。
本発明は、ゴルフカートに取り付けられるクラブケース用の引掛け具等に適用可能である。
1 ゴルフカート
3 フレーム
3a 後ろ側の支柱
5 クラブケース
5a フック
10 クラブケース用の引掛け具
20 本体部
25 引掛け穴(引掛け部)
30 取付構造
31 内側部材
32 外側部材

Claims (11)

  1. ゴルフコースでゴルフクラブを持ち運ぶために使用するクラブケースのフックを引っ掛けるための引掛け部が複数設けられた本体部と、
    ゴルフカートのフレーム又は座席に対し、前記本体部を取り付けるための取付構造とを備えている、クラブケース用の引掛け具。
  2. 前記本体部は、前記取付構造によって、前記ゴルフカートの屋根を支持する後ろ側の支柱の上部に対し、前記支柱の外面の側方に位置するように取り付けられる、請求項1に記載のクラブケース用の引掛け具。
  3. 前記支柱は、下側から前記屋根の手前まで延びる柱本体と、前記柱本体よりも断面形状が小さく前記柱本体の上端から上方に突出する取合い部とを備え、
    前記取付構造は、前記取合い部に対して取り付け可能に構成されている、請求項2に記載のクラブケース用の引掛け具。
  4. 前記取付構造は、前記支柱の内側に配置される内側部材と、前記支柱の外側から前記内側部材に固定されて前記内側部材と共に前記支柱を通す柱挿通部を形成する外側部材とを備えている、請求項2又は3に記載のクラブケース用の引掛け具。
  5. 前記本体部は、板状に形成されて、前記引掛け部として引掛け穴が形成され、
    前記引掛け穴の下側の縁部に、前記クラブケースのフックを上側から引っ掛けることが可能となっている、請求項1に記載のクラブケース用の引掛け具。
  6. 前記本体部は、下側から切り欠かれた切り欠きが形成された本体プレートと、本体プレートの下端に固定された棒状部材とを有し、前記切り欠きの下側が前記棒状部材により閉じられることにより前記引掛け穴が形成されている、請求項5に記載のクラブケース用の引掛け具。
  7. 前記取付構造により前記フレームに対して取り付けられた取付状態の前記本体部は、外面が斜め上方を向いている、請求項5に記載のクラブケース用の引掛け具。
  8. 前記本体部は、横長に形成され、横方向に間隔を空けて前記引掛け部が4つ設けられている、請求項1に記載のクラブケース用の引掛け具。
  9. 請求項1乃至3の何れか1つに記載のクラブケース用の引掛け具と、
    前記引掛け具が取り付けられたカート本体とを備えている、ゴルフカート。
  10. 前記本体部は、前記クラブケースのフックを引っ掛けるための引掛け部として、下方へ窪む複数の凹部が設けられた手摺りであり、前部座席に取り付けられている、請求項9に記載のゴルフカート。
  11. ゴルフカートであって、
    前部座席と、後部座席と、前記前部座席の背面側に設けられて当該ゴルフカートの幅方向に延びる手摺りとを備え、
    前記手摺りには、ゴルフコースでゴルフクラブを持ち運ぶために使用するクラブケースのフックを引っ掛けるための引掛け部として、下方へ窪む複数の凹部が設けられている、ゴルフカート。
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