JP6080748B2 - 子供乗せ装置の取付構造および二輪車 - Google Patents

子供乗せ装置の取付構造および二輪車 Download PDF

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Description

本発明は、子供乗せ装置の取付構造および二輪車に関するものである。
従来から、二輪車本体に子供用座席を設けた構造が提案されている。
特許文献1には、ハンドルバーが上下方向に沿って延びた立ち上がり部を有する自転車において、子供乗せバスケットの座部がヘッドパイプの上部に設けられたベース部に、上方からねじ止めによって取り付けられている構造が開示されている。
また、特許文献2には、自転車用幼児座席に左右一対の引掛具と、左右一対の引掛具の下方側に位置する締結手段とを設け、左右一対の引掛具を自転車のハンドルバーに引掛けると共に、締結手段を自転車のハンドルステムに締結することによって、自転車用幼児座席を自転車のハンドルに装着した構造が開示されている。
特許5101223号公報 特開2012−218529号公報
特許文献1では、子供乗せバスケットの座部がベース部に対して前後方向に摺動可能となるように取り付けられており、子供乗せバスケットのベース部への取付作業が煩雑となる。また、子供乗せバスケットの下部に位置する座部を上方からベース部にねじ止めするため、使用時に子供乗せバスケットの下部に力が作用しやすく、子供乗せバスケットの取付け剛性を上げるためには改善の余地がある。
また、特許文献2では、自転車用幼児座席に設けられた左右一対の引掛具をハンドルバーに引掛けた後、引掛具の下方側に位置する締結手段をハンドルステムに締結する。このため、締結手段のハンドルステムへの位置合わせが難しく、自転車用幼児座席の取付け性や、取付け剛性を上げるためには改善の余地がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、子供乗せ装置の取付け性および取付け剛性を向上させることができる子供乗せ装置の取付構造および二輪車を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明に係る子供乗せ装置の取付構造は、二輪車本体に設けられ、上下方向に沿って延在されるハンドルポストと、前記ハンドルポストに取り付けられ幅方向に沿って延在するハンドルバーと、前記ハンドルポストへのハンドルバー取付け部より後方に設けられ、前記ハンドルポストに取り付けられる子供乗せ装置本体と、前記子供乗せ装置本体の前側に設けられ、前記ハンドルポストの上方側から前記ハンドルポストの上部に固定される第1固定部と、を有し、前記ハンドルポストは、上下方向に沿って配置される本体部と、前記本体部の上部の前方側部に取り付けられた取付部と、を備え、前記取付部に前記子供乗せ装置本体の前記第1固定部が固定されている
請求項1に記載の発明では、二輪車本体には、上下方向に沿って延在されるハンドルポストが設けられており、ハンドルポストには、幅方向に沿って延在するハンドルバーが取り付けられている。ハンドルポストへのハンドルバー取付け部より後方には、ハンドルポストに取り付けられる子供乗せ装置本体が設けられている。その際、ハンドルポストは、上下方向に沿って配置される本体部と、本体部の上部の前方側部に取り付けられた取付部と、を備えており、子供乗せ装置本体の前側に設けられた第1固定部が、取付部に固定されている。すなわち、子供乗せ装置本体の前側の第1固定部が、ハンドルポストの上方側から取付部に固定されるため、子供乗せ装置の取付時に第1固定部の位置調整が容易となり、子供乗せ装置の取付け性を向上させることができる。また、第1固定部がハンドルポストの軸に近い取付部に取り付けられるため、取付け剛性を向上させることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記取付部には、前記第1固定部が接触する位置決め部が設けられており、前記位置決め部は、前記取付部に形成された凹み部を備え、前記凹み部は、凹み部底面の後端から上方に配置された後側段差部を備え、前記第1固定部の端面が前記後側段差部に接触するように配置される。
請求項2に記載の発明では、取付部には、第1固定部が接触する位置決め部が設けられており、第1固定部を位置決め部に接触させて位置決めすることが可能となる。より具体的には、位置決め部は、取付部に形成された凹み部を備えている。凹み部は、凹み部底面の後端から上方に配置された後側段差部を備え、第1固定部の端面が後側段差部に接触するように配置される。これにより、第1固定部を凹み部に挿入し、凹み部底面の後端から上方に配置された後側段差部に、第1固定部の端面を接触させることで、容易に位置決めすることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項に記載の発明において、前記子供乗せ装置本体には、前記第1固定部よりも装置本体下方側で前記ハンドルポストの前記本体部の周面に固定される第2固定部が設けられており、前記第2固定部は、前記本体部の後方側に接触させるように配置させると共に、前記子供乗せ装置の重心が、前記ハンドルポストの後方側にある。
請求項3に記載の発明では、子供乗せ装置本体には、第1固定部よりも装置本体下方側に第2固定部が設けられており、第2固定部がハンドルポストの本体部の周面に固定されている。その際、第2固定部は、本体部の後方側に接触させるように配置させると共に、子供乗せ装置の重心が、前記ハンドルポストの後方側にある。これにより、子供乗せ装置をハンドルポストに取り付けたときの安定性が向上する。
請求項に記載の発明に係る二輪車は、請求項1から請求項までのいずれか1項に記載の子供乗せ装置の取付構造が設けられている。
請求項に記載の発明では、子供乗せ装置本体の前側の第1固定部が、ハンドルポストの上方側からハンドルポストの本体部の上部の前方側部に取り付けられた取付部に固定されるため、子供乗せ装置の取付時に第1固定部の位置調整が容易となり、子供乗せ装置の取付け性を向上させることができる。また、第1固定部がハンドルポストの軸に近い取付部に取り付けられるため、取付け剛性を向上させることができる。
本発明によれば、子供乗せ装置の取付け性および取付け剛性を向上させることができる。
本発明の第1実施形態である子供乗せ装置の取付構造が適用された二輪車のハンドルポスト付近を二輪車前方側から見た状態で示す斜視図である。 本発明の第1実施形態である子供乗せ装置の取付構造が適用された二輪車のハンドルポスト付近を二輪車横方向側から見た状態で示す斜視図である。 本発明の第1実施形態である子供乗せ装置の取付構造を装置前方側から見た状態で示す斜視図である。 本発明の第1実施形態である子供乗せ装置の取付構造を装置横方向側から見た状態で示す斜視図である。 本発明の第1実施形態である子供乗せ装置の取付構造を示す側面図である。 本発明の第1実施形態である子供乗せ装置の取付構造を示す背面図である。 本発明の第1実施形態である子供乗せ装置の取付構造が適用された子供乗せ装置およびハンドルポスト付近を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態である子供乗せ装置の取付構造に用いられるハンドルポストを示す斜視図である。 本発明の第1実施形態である子供乗せ装置の取付構造に用いられる子供乗せ装置のフレーム付近を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態である子供乗せ装置の取付構造を装置前方側から見た状態で示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、図において適宜示される矢印UPは、二輪車に取り付けられた状態における子供乗せ装置(二輪車)の上方側を示しており、矢印FRは、二輪車に取り付けられた状態における子供乗せ装置(二輪車)の前方側を示している。矢印Wは、二輪車に取り付けられた状態における子供乗せ装置(二輪車)の幅方向外側又は内側を示している。
図1〜図8Bを用いて、本発明の第1実施形態である子供乗せ装置の取付構造について説明する。図1及び図2には、本発明の第1実施形態である子供乗せ装置の取付構造が設けられた二輪車(自転車)10のハンドルポスト付近が示されている。
図1及び図2に示されるように、二輪車本体としての二輪車10の前側には、略上下方向に沿って延在されるハンドルポスト12が設けられている。ハンドルポスト12の上部には、子供が着座可能な子供乗せ装置32が取り付けられている。本実施形態では、ハンドルポスト12の上端部側が、二輪車10の後方側に向かって上り勾配となるように、ハンドルポスト12がやや斜めに傾いて配置されている(図2参照)。
図3〜図8Bに示されるように、子供乗せ装置の取付構造30は、ハンドルポスト12と、子供乗せ装置32を構成する子供乗せ装置本体(後述するフレーム42等)と、を備えている。ハンドルポスト12は、略上下方向に沿って配置される円筒状の本体部12Aと、本体部12Aの上部に固定された取付部12Bと、取付部12Bから略前方斜め上方側に延びた延出部12Cと、延出部12Cの上端部に設けられたハンドルバー取付け部としての筒状の取付部12Dと、を備えている。
筒状の取付部12Dは、その軸方向が二輪車10の略幅方向に沿って配置されている。取付部12Dは、前後方向に分割された略半円状の部材からなり、2つの略半円状の部材の端部に形成された対向部に締結具16が設けられている(図1及び図2参照)。取付部12Dには、ハンドルバー14の中央部が締結具16によって固定されている(図1及び図2参照)。ハンドルバー14は、平面視にて略U字状に形成されており、幅方向に延在されると共に、幅方向の中央部がやや下方側に湾曲した形状とされている。すなわち、ハンドルバー14は、幅方向両側に上下方向に沿って延びた立ち上がり部が無い構成とされている。
ハンドルポスト12の本体部12Aの内部には、ボルト18が配置されており、ボルト18の下端部は、本体部12Aの下端部よりも下方側に延びている。ボルト18は、ハンドルポスト12を図示しない前ホークステムに固定するための斜臼を固定する軸長の長いボルトである。ハンドルポスト12は、図示しない前ホークステムに固定されることで、前ホークステムと一体で回転する。
ハンドルバー14の幅方向中央部の後方には、ハンドルポスト12の取付部12Bが配置されている。より具体的には、ハンドルバー14が固定されるハンドルポスト12の取付部12Dより後方に、ハンドルポスト12の取付部12Bが設けられている。ハンドルポスト12の取付部12Bには、子供乗せ装置32を構成する子供乗せ装置本体(後述するフレーム42等)が取り付けられている。すなわち、ハンドルバー14が固定されるハンドルポスト12の取付部12Dより後方に、ハンドルポスト12の取付部12Bに取り付けられる子供乗せ装置本体(後述するフレーム42等)が配置されている。
ハンドルポスト12の取付部12Bには、上面20Aに位置決め部としての凹部(凹み部)20Bが設けられている(図8A参照)。ハンドルポスト12(ハンドルバー14)を正位置に回転させた状態で、取付部12Bの凹部20Bは、二輪車10の略幅方向に沿って配置されている。図8Aに示されるように、凹部20Bは、底面部21Aと、底面部の前端から上方に配置された前側段差部21Bと、底面部の後端から上方に配置された後側段差部21Cと、を備えている。取付部12Bの上面20Aは、前端部が後端部よりも上方側となるように斜めに配置されている(図5参照)。これに伴い、ハンドルポスト12が二輪車10(自転車)に取付けられた状態で、凹部20Bの底面部21Aも前端部が後端部よりも上方側となるように斜めに配置されている。
図1及び図2に示されるように、子供乗せ装置32は、座席部34を備えている。座席部34は、子供が着席可能な座部34Aと、この座部34Aの後方側から上方側に起立するように延びた背凭れ部34Bと、を備えている。背凭れ部34Bは、座部34Aに着席した子供の背中を支持するように両サイドが前方側に突出した湾曲形状とされている。座部34Aの前側の両サイドには、座部34Aから垂下されて子供の左右の足を載置可能なステップ34Cが設けられている。座席部34の主要部を構成する材料としては、例えば樹脂(例えば、ポリプロピレンなど)が用いられている。
座席部34の背凭れ部34Bの内側面(前方側の面)の上方部には、背凭れ部34Bの内側面と一部が重なり合うようにヘッドガード36が設けられている。ヘッドガード36は、背凭れ部34Bに対して上下方向に移動可能に支持されている。ヘッドガード36は、座席部34に着席した子供の頭部を保護するものである。また、座部34Aの前端部の幅方向中央部には、座部34Aから立ち上がった突出部38が設けられている。突出部38の上端部には、子供が握ることができ、また子供の前方側をガードする略逆U字状のハンドル部40が設けられている。
図3〜図7、および図8Bに示されるように、子供乗せ装置32は、座席部34を支持(固定)する子供乗せ装置本体としての左右一対のフレーム42を備えている。フレーム42は、側面視にて略V字状に形成されており、子供乗せ装置32の左右にほぼ対称に配置されている。左右一対のフレーム42には、幅方向に複数(本実施形態では2枚)の板材44が掛け渡されている。本実施形態では、フレーム42は、金属製(例えば、鉄製)のパイプで形成されている。2本のフレーム42の上部には、第1固定部としての板状材46が掛け渡されている。板状材46は、子供乗せ装置32の幅方向に配置される横板部46Aと、横板部46Aの両端部から下方側に屈曲された縦板部46Bと、縦板部46Bの前端部と後端部から幅方向外側(フレーム42側)にそれぞれ屈曲された前後一対の屈曲片46Cと、を備えている(図5等参照)。
子供乗せ装置32の座席部34は、第1固定部としての板状材46の横板部46Aより装置本体の下方に配置されている。子供乗せ装置32の座席部34は、第1固定部としての板状材46の横板部46Aより装置本体の下方に配置されることで、重心を下げることができ、子供乗せ装置32が二輪車10(自転車)に搭載された(子供乗せ装置32の座席部34に子供が搭乗した)際に、二輪車10の走行安定性を向上させるようになっている。
板状材46の幅方向一方の縦板部46Bとその縦板部46Bの前後の屈曲片46Cの内側には、一方のフレーム42が挿入されており、縦板部46Bおよび前後一対の屈曲片46Cにフレーム42の周面が溶接により接合されている。板状材46の幅方向他方の縦板部46Bとその縦板部46Bの前後の屈曲片46Cの内側には、他方のフレーム42が挿入されており、縦板部46Bおよび前後一対の屈曲片46Cにフレーム42の周面が溶接等により接合されている。これによって、2本のフレーム42に板状材46が固定され、2本のフレーム42の間に横板部46Aが配置されている。
横板部46Aには、締結部としての取付用のネジ50が挿入される複数(本実施形態では左右2個)の貫通孔52が形成されている(図4および図6参照)。横板部46Aは、ハンドルポスト12の上方側から取付部12Bの上面20Aに形成された凹部20Bに挿入され、凹部20Bの底面部に接触するように配置されている。そして、横板部46Aは、凹部20Bに複数(本実施形態では左右、すなわち幅方向両側の2個)のネジ50により締結固定されている。図示を省略するが、取付部12Bの凹部20Bには、ネジ50が螺合されるネジ孔が形成されている。
また、2本のフレーム42には、板状材46よりも下方側に、第2固定部としての固定板48が設けられている(図6等参照)。すなわち、固定板48は、2本のフレーム42の略上下方向の中間部に設けられている。固定板48は、その面方向が略上下方向となるように配置されている。固定板48は、子供乗せ装置32の幅方向に配置される縦板部48Aと、縦板部48Aの幅方向中央部に設けられてハンドルポスト12の周面に沿って湾曲された湾曲部48Bと、縦板部48Aの幅方向両端部から前方側に屈曲された屈曲部48Cと、を備えている。固定板48の幅方向両端部の屈曲部48Cは、2本のフレーム42にそれぞれ溶接等により接合されている。これによって、2本のフレーム42に固定板48が固定され、2本のフレーム42の間に固定板48の縦板部48Aおよび湾曲部48Bが配置されている。
固定板48は、湾曲部48Bの内側にハンドルポスト12の後方側の周面を接触させるように配置されており、この状態でハンドルポスト12の前方側から第2固定部としてのブラケット54が配置される(図6等参照)。ブラケット54は、ハンドルポスト12の周面に沿って湾曲された湾曲部54Aと、幅方向両端部で固定板48の縦板部48Aに接触する縦面部54Bと、を備えている。そして、ブラケット54の湾曲部54Aをハンドルポスト12の前方側の周面に接触させると共に、縦面部54Bを固定板48の縦板部48Aに接触させた状態で、ボルト56とナット58により縦面部54Bを固定板48の縦板部48Aに固定する。これにより、子供乗せ装置32の固定板48がブラケット54によりハンドルポスト12の上下方向中間部に固定されている。
図7に示されるように、左右一対のフレーム42の上部には、子供乗せ装置32の座部34Aの下面が図示しない締結具によって固定支持されている。
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
図3等に示されるように、ハンドルポスト12の略上下方向に沿って延在される本体部12Aの上部には、取付部12Bが設けられている。取付部12Bの上面20Aには、凹部20Bが設けられている。
子供乗せ装置32には、左右の2本のフレーム42の上部に板状材46が掛け渡されており、2本のフレーム42の間に板状材46の横板部46Aが配置されている。さらに、2本のフレーム42には、板状材46よりも下方側(2本のフレーム42の中間部)に、固定板48が掛け渡されている。2本のフレーム42の間には、固定板48の縦板部48A及び湾曲部48Bが配置されている。
本実施形態では、2本のフレーム42に、予め子供乗せ装置32の座席部34が固定されている。この状態で、子供乗せ装置32の2本のフレーム42に固定された板状材46および固定板48がハンドルポスト12に取り付けられる。なお、これに限定されず、2本のフレーム42に固定された板状材46および固定板48をハンドルポスト12に取り付けた後、2本のフレーム42に子供乗せ装置32の座席部34を固定してもよい。
図3〜図8Bに示されるように、ハンドルポスト12に子供乗せ装置32のフレーム42を取り付ける際には、フレーム42の上部の横板部46Aをハンドルポスト12の上方側から取付部12Bの上面20Aの凹部20Bに挿入する。そして、凹部20Bの底面部21Aに横板部46Aの下面を接触させる。その際、子供乗せ装置32の自重で横板部46Aがハンドルポスト12の取付部12Bの凹部20Bに位置決めされる。本実施形態では、取付部12Bの上面20Aは、前端部が後端部よりも上方側となるようにハンドルポスト12を二輪車10(自転車)に取付けた状態で斜めに配置されており、横板部46Aの後側の端面が凹部20Bの後側段差部21Cに接触するように配置される。
また、上記のフレーム42の上部の横板部46Aをハンドルポスト12の上方側から取付部12Bの凹部20Bに挿入する動作に伴い、2本のフレーム42の中間部の固定板48をハンドルポスト12の後方側からハンドルポスト12に当接させる(図6参照)。そして、固定板48の湾曲部48Bをハンドルポスト12の後側周面に接触させる。
この状態で、横板部46Aを凹部20Bに左右2箇所でネジ50により仮締め(仮固定)する。その後、固定板48を後方側からハンドルポスト12に接触させた位置に、ハンドルポスト12の前方側からブラケット54を当てる(図4参照)。すなわち、ハンドルポスト12を固定板48とブラケット54で挟み込む。そして、ブラケット54の湾曲部54Aをハンドルポスト12の前側周面に接触させると共に、縦面部54Bを固定板48の縦板部48Aに接触させた状態で、ボルト56とナット58により縦面部54Bを縦板部48Aに仮締め(仮固定)する。
さらに、ネジ50で横板部46Aを凹部20Bに本締めし、ボルト56とナット58で縦面部54Bを縦板部48Aに本締めする。これにより、ハンドルバー14が固定されるハンドルポスト12の取付部12Dより後方で、ハンドルポスト12に子供乗せ装置32が取り付けられる。
このような子供乗せ装置の取付構造30では、子供乗せ装置32の前側に横板部46Aが設けられている。この横板部46Aがハンドルポスト12の上方側からハンドルポスト12の上部に取付部12Bに固定されるため、子供乗せ装置32の取付時に横板部46Aの位置調整が容易となり、子供乗せ装置32の取付け性を向上させることができる。例えば、特開2012−218529号公報に記載の従来技術のように、ハンドルバーに左右一対のフック方式の引掛具を引掛けて、ハンドルポストの中間部をブラケット等の締結手段により締結固定する場合に比べて、本実施形態の子供乗せ装置の取付構造30では、ハンドルポスト12の上部への横板部46Aの位置調整が容易となる。また、横板部46Aがハンドルポスト12の軸に近いところに取り付けられるため、取付け剛性を向上させることができる。
子供乗せ装置32の前側には、横板部46Aよりも下方側に固定板48が設けられており、固定板48を後方側からハンドルポスト12に接触させ、ブラケット54によりハンドルポスト12を前方側から挟み込んでいる。この状態で、ボルト56とナット58により縦面部54Bが縦板部48Aに締結固定されることで、固定板48がハンドルポスト12に固定されている。すなわち、横板部46Aよりも下方側に設けられた固定板48がハンドルポスト12の周面に固定されることで、子供乗せ装置32をハンドルポスト12に取り付けたときの安定性が向上する。
子供乗せ装置の取付構造30では、フレーム42の上部の横板部46Aをハンドルポスト12の上方側から取付部12Bの上面20Aの凹部20Bに挿入し、横板部46Aを凹部20B内に接触させる。その際、横板部46Aをハンドルポスト12の上方側から凹部20Bに挿入するため、横板部46Aをハンドルポスト12の上部に容易に位置決めすることができる。このため、子供乗せ装置32のハンドルポスト12への取付け性がより一層向上する。
子供乗せ装置32の座席部34は、横板部46Aより装置本体の下方に配置されている。これによって、フレーム42の横板部46Aをハンドルポスト12の取付部12Bに固定したときに、子供乗せ装置32の重心を下げることができ、子供乗せ装置32が二輪車10に搭載された(子供乗せ装置32の座席部34に子供が搭乗した)際に、二輪車10の走行安定性を向上させることができる。
また、子供乗せ装置の取付構造30では、複数(本実施形態では左右2個)のネジ50により横板部46Aがハンドルポスト12の凹部20Bに締結固定されている。その際、横板部46Aがハンドルポスト12の上方側から凹部20Bに固定されているので、万が一ネジ50が緩んだ場合においても、子供乗せ装置32の自重等により横板部46Aがハンドルポスト12の上部の凹部20Bに保持される。このため、子供乗せ装置32の脱落を防止することができる。
また、本実施形態では、左右2個のネジ50により横板部46Aがハンドルポスト12の凹部20Bに締結固定されているため、ハンドルポスト12の取付部12Bにかかるモーメント荷重に対して強度が強くなる。このため、横板部46Aが剥がれるのをより確実に防止又は抑制することができる。
なお、本実施形態では、横板部46Aより下方側に設けられた固定板48(第2固定部)がブラケット54によりハンドルポスト12の周面に固定されているが、固定板48を設けない構成でもよい。すなわち、横板部46Aをハンドルポスト12の取付部12Bに強固に固定できれば、必ずしも固定板48を設ける必要がなく、上部の横板部46Aのみをハンドルポスト12の取付部12Bに締結固定する構成でもよい。
また、本実施形態では、予め固定板48が2本のフレーム42に固定されているが、これに限定されるものではない。例えば、別部品からなる2枚のブラケットを用い、フレーム42およびハンドルポスト12を挟む込むことで、フレーム42をハンドルポスト12に固定する構成でもよい。
また、本実施形態では、ハンドルポスト12の上部に、横板部46Aを位置決めする凹部20Bが設けられているが、位置決め部の構成は、凹部20Bに限定されるものではない。例えば、位置決め部は、横板部46Aの下面及び一方の端面が接触する形状であれば、略L字状の段差部などを用いてもよい。
また、本実施形態では、横板部46Aは、左右2個のネジ50によりハンドルポスト12の取付部12Bに固定されているが、これに限定されるものではない。ネジなどの締結部の数は、横板部46Aを安定して固定できれば、1又は2以上に変更可能である。
次に、本発明の第2実施形態である子供乗せ装置の取付構造について説明する。なお、第1実施形態と同一の部材には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
図9に示されるように、子供乗せ装置の取付構造70では、ハンドルポスト12の上部の取付部12Bの幅方向両側の前面に、略平面状の前壁部72が形成されている。また、子供乗せ装置32の2本のフレーム42の上部には、第1固定部としての板状材74が掛け渡されている。板状材74は、子供乗せ装置32の幅方向に配置される横板部74Aと、横板部46Aの両端部から下方側に屈曲された縦板部74Bと、縦板部74Bの前端部から幅方向内側に屈曲された位置決め部としての左右一対の屈曲部74Cと、を備えている。ハンドルポスト12の取付部12Bの幅方向両側の前壁部72は、板状材74の左右一対の屈曲部74Cを引っ掛けて接触させることにより位置決めする位置決め部とされている。
子供乗せ装置32をハンドルポスト12の上部に取り付ける際には、板状材74の横板部74Aが、ハンドルポスト12の上方側から取付部12Bの上面91に接触されると共に、板状材74の左右一対の屈曲部74Cを、取付部12Bの幅方向両側の前壁部72に引っ掛ける。屈曲部74Cを前壁部72に引っ掛けて接触させることにより、板状材74が位置決めされる。その際、取付部12Bは、前端部が後端部よりも上方側となるように傾いて配置されている。このため、子供乗せ装置32の前側の屈曲部74Cを取付部12Bの前壁部72に接触させた際に、子供乗せ装置32の重心が後方側にあるため、屈曲部74Cが取付部12Bの前壁部72に圧接される。このため、子供乗せ装置32のハンドルポスト12への取付け性を向上させることができる。
なお、第2実施形態では、ハンドルポスト12の取付部12Bの上面91に凹部を設けずに、屈曲部74Cを前壁部72に引っ掛けて接触させることにより、板状材74が位置決めているが、これに限定されるものではない。例えば、取付部12Bの上面に凹部を設けると共に取付部12Bの前側に前壁部72を設けることにより、板状材74を位置決めする構成でもよい。
10 二輪車(二輪車本体)
12 ハンドルポスト
12B 取付部(上部)
12D 取付部(ハンドルバー取付け部)
14 ハンドルバー
20B 凹部(凹み部、位置決め部)
30 子供乗せ装置の取付構造
32 子供乗せ装置
34 座席部
42 フレーム(子供乗せ装置本体)
46 板状材(第1固定部)
46A 横板部(第1固定部)
48 固定板(第2固定部)
48A 縦板部(第2固定部)
48B 湾曲部(第2固定部)
50 ネジ(締結部)
54 ブラケット(第2固定部)
54A 湾曲部(第2固定部)
54B 縦面部(第2固定部)
70 子供乗せ装置の取付構造
72 前壁部(位置決め部)
74 板状材(第1固定部)
74A 横板部(第1固定部)
74C 屈曲部(第1固定部)

Claims (4)

  1. 二輪車本体に設けられ、上下方向に沿って延在されるハンドルポストと、
    前記ハンドルポストに取り付けられ幅方向に沿って延在するハンドルバーと、
    前記ハンドルポストへのハンドルバー取付け部より後方に設けられ、前記ハンドルポストに取り付けられる子供乗せ装置本体と、
    前記子供乗せ装置本体の前側に設けられ、前記ハンドルポストの上方側から前記ハンドルポストの上部に固定される第1固定部と、
    を有し、
    前記ハンドルポストは、上下方向に沿って配置される本体部と、前記本体部の上部の前方側部に取り付けられた取付部と、を備え、前記取付部に前記子供乗せ装置本体の前記第1固定部が固定されている子供乗せ装置の取付構造。
  2. 前記取付部には、前記第1固定部が接触する位置決め部が設けられており、
    前記位置決め部は、前記取付部に形成された凹み部を備え、
    前記凹み部は、凹み部底面の後端から上方に配置された後側段差部を備え、前記第1固定部の端面が前記後側段差部に接触するように配置される請求項1に記載の子供乗せ装置の取付構造。
  3. 前記子供乗せ装置本体には、前記第1固定部よりも装置本体下方側で前記ハンドルポストの前記本体部の周面に固定される第2固定部が設けられており、
    前記第2固定部は、前記本体部の後方側に接触させるように配置させると共に、前記子供乗せ装置の重心が、前記ハンドルポストの後方側にある請求項に記載の子供乗せ装置の取付構造。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の子供乗せ装置の取付構造が設けられている二輪車。
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