JP6591824B2 - 車体フレームの後輪懸架装置取付構造 - Google Patents

車体フレームの後輪懸架装置取付構造 Download PDF

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Description

本発明は、自動二輪車の車幅方向の中央部から一側方に偏心して配置される1本サスタイプの後輪懸架装置の取付構造に関するものである。
自動二輪車において、後輪と車体とを連結する1本サスタイプの後輪懸架装置を、車幅方向の中央部から一側方に偏心して配置したものがある(例えば、特許文献1)。後輪懸架装置は、一端部が車体フレームに連結され、他端部がスイングアームに連結されており、後輪が路面から受ける衝撃を吸収する。特許文献1のように、後輪懸架装置を車体の一側方に偏心して配置すると、後輪懸架装置の取り付けおよびメンテナンスが容易となるうえに、独特の外観をアピールできる。
特開2006−347450号公報
特許文献1では、車体フレーム前半部を構成するメインフレームに、後方に開いたU字形のブラケットが溶接により固着され、このブラケットを介して後輪懸架装置が車体フレームに取り付けられている。U字形のブラケットの後方に開いた空間に後輪懸架装置の一端部を介在させ、締結部材により後輪懸架装置の一端部を両持ち支持により強固に支持している。また、後輪懸架装置を強固に支持する必要性から、U字形のブラケットをメインフレームから離れた位置に設けることは難しい。そのため、後輪懸架装置の車体側方へのオフセットの自由度が制限されていた。
本発明は、後輪懸架装置のオフセットの自由度を向上させることができる車体フレームの後輪懸架装置取付構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の車体フレームの後輪懸架装置取付構造は、自動二輪車の後輪懸架装置が車幅方向の中央部から一側方に偏心して配置され、車体フレームに設けられて車幅方向に延びる車体側支持部材の一端部に、前記後輪懸架装置の一端部が回動自在に支持されている。
この構成によれば、後輪懸架装置が車体の一側方に偏心して配置されているので、後輪懸架装置の取り付けおよびメンテナンスが容易となるうえに、独特の外観をアピールできる。また、車幅方向に延びる車体側支持部材を車体フレームに設け、この車体側支持部材の一端部に、後輪懸架装置の一端部が回動自在に支持されている。つまり、後輪懸架装置は、車幅方向に延びる車体側支持部材の一端に片持ち支持されている。これにより、後輪懸架装置のオフセットの自由度が向上する。しかも、車幅方向外側からボルトのような締結部材を用いて、車幅方向に延びた車体側支持部材に取り付けるので、後輪懸架装置を強固に支持できる。
本発明において、前記車体フレームの前半部を構成するメインフレームが、車幅方向の中央部でヘッドパイプから後方斜め下方に延びる単一のバックボーンからなり、前記バックボーンの後部に支持台を介して前記車体側支持部材が支持されていることが好ましい。この構成によれば、車体側支持部材のほぼ中間部がバックボーンに支持されるので、後輪懸架装置を一層強固に車体フレームに支持できる。
前記メインフレームがバックボーンからなる場合、前記支持台は、側面視でほぼ三角形であり、前記バックボーン上に一辺が連結され、頂部に前記車体側支持部材が取り付けられていることが好ましい。この構成によれば、支持台が単純な三角形なので、複雑感がなく、見栄えが良い。
前記メインフレームがバックボーンからなる場合、前記車体側支持部材は、前記バックボーンの後部の上方に位置し、左右一対のシートレールの前端部が連結されていることが好ましい。この構成によれば、車体側支持部材をシートレールの支持に兼用できる。
前記車体側支持部材に前記シートレールの前端部が連結されている場合、前記後輪懸架装置が一方の前記シートレールの下方に位置していることが好ましい。この構成によれば、シートレールの下方の空間を有効利用できる。
本発明において、前記車体側支持部材はパイプからなり、このパイプの一端部に、前記後輪懸架装置の一端部の挿通孔および前記パイプの中空部を貫通するボルトと、このボルトの首下に挿入されたカラーと、前記ボルトの先端部に螺合されたナットとによって、前記後輪懸架装置の一端部が回動自在に支持されていることが好ましい。この構成によれば、車体側支持部材への後輪懸架装置の取り付けが容易である。
本発明において、前記後輪懸架装置の他端部は、スイングアーム側支持部材を介して、スイングアームにおける前記一側方に偏心した位置で回動自在に支持されていることが好ましい。この構成によれば、後輪懸架装置を、車体の一側方に偏心した配置で、車体フレームとスイングアームとの間に容易に連結できる。
本発明の車体フレームの後輪懸架装置取付構造によれば、後輪懸架装置のオフセットの自由度が向上するうえに、後輪懸架装置を強固に支持できる。
本発明の第1実施形態に係る後輪懸架装置取付構造を備えた自動二輪車を示す側面図である。 同自動二輪車の車体フレームを示す側面図である。 同車体フレームを示す平面図である。 同取付構造の支持台を示す斜視図である。 同車体フレームを後方から見た背面図である。 同車体フレームを後方斜め側方から見た斜視図である。 同取付構造のブラケットを示す斜視図である。 同後輪懸架装置の上端部の取付構造を示す断面図である。 同後輪懸架装置の下端部の取付構造を示す断面図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。本明細書において、「左側」および「右側」は、自動二輪車に乗車したライダーから見た左右側をいう。
図1は本発明の第1実施形態に係る後輪懸架装置取付構造を備えた自動二輪車の側面図である。この自動二輪車の車体フレームFRは、前半部を形成するメインフレーム1と、後半部を形成するリヤフレーム2とを有している。リヤフレーム2は、メインフレーム1の後部から後方に延びる左右一対のシートレール2aと、メインフレーム1の後端から後方斜め上方に延びてシートレール2aに連結される左右一対の補強パイプ2bとを有している。
メインフレーム1の前端にヘッドパイプ4が設けられ、このヘッドパイプ4にステアリングシャフト(図示せず)を介してフロントフォーク8が回動自在に軸支されている。フロントフォーク8の上端部に操向用のハンドル6が固定され、フロントフォーク8の下端部に前輪10が取り付けられている。
メインフレーム1の後端部に、スイングアームブラケット9が設けられている。このスイングアームブラケット9に取り付けたピボット軸16の回りに、スイングアーム12が上下揺動自在に軸支されている。このスイングアーム12の後端部に、後輪14が回転自在に支持されている。
車体フレームFRの中央下部でスイングアームブラケット9の前側に、エンジンEが取り付けられている。エンジンEがドライブチェーン(図示せず)を介して後輪14を駆動する。メインフレーム1の上部に燃料タンク15が配置されている。燃料タンク15の後方で、シートレール2aにライダー用シート18および同乗者用シート20が支持されている。
後輪14が路面から受ける衝撃を吸収する後輪懸架装置22が、車体フレームFRとスイングアーム12との間に懸架されている。本実施形態の後輪懸架装置22は、前方に向かって上方に傾斜して延びる1本サスタイプのリアサスペンションである。車体フレームFRの平面図である図3に示すように、後輪懸架装置22は、車幅方向の中央部から一側方、本実施形態では、右側に偏心して配置されている。詳細には、後輪懸架装置22は、右側のシートレール2aの下方に位置している。
メインフレーム1は、車幅方向の中央部でヘッドパイプ4から後方斜め下方に延びる単一の円筒パイプで構成されたバックボーン25を有している。車体フレームFRの右側面図である図2に示すように、バックボーン25の後部の上部に、支持台24が溶接により固着されている。
支持台24は、図4に示すように、折り曲げ加工された複数の板金を溶接で接合して形成され、図2の側面視で、上方に頂角を持つほぼ三角形である。この三角形の支持台24の底辺(下辺)が、バックボーン25上に連結されている。三角形の支持台24の頂部に、車幅方向に延びる車体側支持部材26が溶接により固着されている。つまり、車体側支持部材26は、支持台24を介して車体フレームFRに支持されている。
車体側支持部材26は、車幅方向に延びる円筒状のパイプからなり、バックボーン25の後部の上方に位置している。車体側支持部材26には、左右一対のシートレール2a,2aの前端部が連結されている。車体側支持部材26の車幅方向の長さは、左右一対のシートレール2a,2aの間隔とほぼ同じである。図3に示すように、車体側支持部材26の一端部、本実施形態では、右端部26aに、第1ナット46が溶接により取り付けられている。この車体側支持部材26の右端部26aに、後輪懸架装置22の一端部である上端部22aが回動自在に支持されている。後輪懸架装置22の取付構造は後述する。
図5は、車体フレームFRの背面図である。同図に示すように、スイングアーム12は、前後方向に延びる左右一対のアーム片28,28と、その前端部28a,28a同士を連結するガセット30とを有している。各アーム片28は、横断面が上下方向に長い矩形のパイプ材からなる。このパイプ材は真直である。アーム片28の前端部28aが、円筒パイプからなる前記ピボット軸16に溶接により連結されている。
ガセット30は、板金を折り曲げ加工することで形成され、図6に明示するように、左右のアーム片28,28の前端部28a,28aの間に配置され、アーム片28,28の前端部28a,28aおよびピボット軸16に溶接により接合されている。本実施形態では、アーム片28,28とガセット30とが溶接により接合されているが、アーム片28,28とガセット30とを型成形により一体に成形してもよい。
スイングアーム12のガセット30に、上方に突出したブラケット32が設けられ、ガセット30の上面に溶接により固着されている。ブラケット32は、図7に示すように、板金を折り曲げ加工によりU字形とした2つ割りの前半体32aと後半体32bとを、溶接により接合したモナカ構造である。ブラケット32は、図5の正面視(背面視)で、下面32dが上面32eより長い台形状で、本実施形態では左側面32fが、下方に向かって広がるように湾曲した曲線形状である。
ブラケット32の頂部に、車幅方向に延びるスイングアーム側支持部材34が、溶接により固着されている。つまり、スイングアーム側支持部材34は、ブラケット32を介してスイングアーム12に取り付けられている。スイングアーム側支持部材34は、円筒状のパイプからなり、車幅方向の長さは、ブラケット32の上面32eとほぼ同じである。ブラケット32をこのような台形状とすることで、長い下面32dでガセット30を車幅方向に均一に補強すると共に、上面32eを短くして軽量化を達成できる。スイングアーム側支持部材34の一端部、本実施形態では右端部34aに、第2ナット56が溶接により取り付けられている。このスイングアーム側支持部材34の右端部34aに、後輪懸架装置22の下端部22bが回動自在に支持されている。後輪懸架装置22の取付構造は後述する。
スイングアーム12のガセット30に、上方に突出した側面視でほぼ三角形の補強部材36が設けられている。詳細には、図7に示す三角形状の補強体36aが補強底板36bに上方へ突出するように設けられており、補強底板36bがスイングアーム12のガセット30上に溶接で取り付けられている。補強体36aは、一辺(下辺)が補強底板36b上に位置し、他の一辺(後辺)がブラケット32の前面に溶接により連結されている。本実施形態では、補強部材36は、板金を折り曲げ加工することにより形成されている。
つぎに、後輪懸架装置22の取付構造を説明する。まず、図8を用いて、後輪懸架装置22の上端部22aの取付構造を説明する。後輪懸架装置22の上端部22aの第1挿通孔38に、円筒状の第1カラー40を挿入する。第1カラー40は、金属製の内管41と外管43との間にゴムのような防振材45を介在させた防振型カラーである。つぎに、右側方から、第1ボルト42を第1ワッシャ44および第1カラー40の中空部40aの順に挿通し、車体側支持部材26の右端部26aに取り付けられた第1ナット46に締め付ける。
これにより、第1カラー40の内管41の右端部40bが、第1ワッシャ44を介して第1ボルト42の頭部42aに当接し、第1カラー40の内管41の左端部40cが第1ナット46に当接する。つまり、第1ボルト42は、後輪懸架装置22の上端部22aの挿通孔38およびパイプ状の車体側支持部材26の中空部の一部分を貫通する。この第1ボルト42と、第1ボルト42の首下部42bに挿入された第1カラー40と、第1ボルト42の先端部に螺合された第1ナット46とによって、後輪懸架装置22の上端部22aが回動自在に支持されている。
つぎに、図9を用いて、後輪懸架装置22の下端部22bの取付構造を説明する。後輪懸架装置22の下端部22bの取付構造も、上端部22a(図8)の取付構造と同じである。つまり、後輪懸架装置22の下端部22bの第2挿通孔48に、防振型の第2カラー50を挿入する。つづいて、右側方から、第2ボルト52を第2ワッシャ54および第2カラー50の中空部50aの順に挿通し、スイングアーム側支持部材34の右端部34aに取り付けられた第2ナット56に締め付ける。
これにより、第2カラー50の内管51の右端部50bが、第2ワッシャ54を介して第2ボルト52の頭部52aに当接し、第2カラー50の内管51の左端部50cが第2ナット56に当接する。つまり、第2ボルト52は、後輪懸架装置22の下端部22bの挿通孔48およびパイプ状のスイングアーム側支持部材34の中空部を貫通する。この第2ボルト52と、第2ボルト52の首下52bに挿入された第2カラー50と、第2ボルト52の先端部に螺合された第2ナット56とによって、後輪懸架装置22の下端部22bが回動自在に支持されている。
図8,9では、車体側支持部材26およびスイングアーム側支持部材34の各右端部26a,34aに、第1および第2ナット46,56を取り付け、第1および第2ボルト42,52を用いて後輪懸架装置22を支持しているが、これに代えて、車体側支持部材26およびスイングアーム側支持部材34の各右端部26a,34aに、右側方に突出するボルト(ねじ体)を設け、後輪懸架装置22の上下端部22a、22bの第1および第2挿通孔38,48にボルトを挿通し、外側方からナットを締め付けることで、後輪懸架装置22を支持するようにしてもよい。
上記構成によれば、図5に示す後輪懸架装置22が車体の右側方に偏心して配置されている。したがって、後輪懸架装置22の取り付けおよびメンテナンスが容易となるうえに、独特の外観をアピールできる。また、メインフレーム1に設けられた車幅方向に延びる車体側支持部材26の右端部26aに、後輪懸架装置22の上端部22aが回動自在に支持されている。一方、スイングアーム12に設けられた車幅方向に延びるスイングアーム側支持部材34の右端部34aに、後輪懸架装置22の下端部22bが回動自在に支持されている。
つまり、後輪懸架装置22は、車幅方向に延びる車体側支持部材26およびスイングアーム側支持部材34の各右端部26a,34aに片持ち支持されている。これにより、後輪懸架装置22のオフセットの自由度が向上する。しかも、車幅方向外側から第1および第2ボルト42,52を用いて、車幅方向に延びた車体側支持部材26およびスイングアーム側支持部材34に取り付けるので、後輪懸架装置22を車体の右側方に偏心した配置で、メインフレーム1とスイングアーム12との間に容易に連結できるとともに、後輪懸架装置22を強固に支持できる。
図2に示すメインフレーム1は、車幅方向の中央部でヘッドパイプ4から後方斜め下方に延びる単一のバックボーン25からなり、このバックボーン25の後部に支持台24を介して車体側支持部材26が支持されている。これにより、車体側支持部材26の車幅方向のほぼ中間部がバックボーン25に支持されるので、後輪懸架装置22を一層強固に支持できる。
支持台24は、側面視でほぼ三角形であり、バックボーン25上に三角形の一辺が連結され、三角形の頂部に車体側支持部材26が取り付けられている。このように、支持台24が単純な三角形なので、複雑感がなく、見栄えが良い。
車体側支持部材26はバックボーン25の後部の上方に位置し、左右一対のシートレール2a,2aの前端部が車体側支持部材26に連結されている。このように、車体側支持部材26をシートレール2aの支持に兼用することで、部品点数を減らすことができる。また、後輪懸架装置22が右側のシートレール2aの下方に位置しているので、シートレール2aの下方の空間を有効利用できる。
図8に示すように、後輪懸架装置22の上端部22aの挿通孔38および車体側支持部材26の中空部を貫通する第1ボルト42と、第1ボルト42の首下42bに挿入された第1カラー40と、第1ボルト42の先端部に螺合された第1ナット46とによって、後輪懸架装置22の上端部22aが回動自在に支持されている。したがって、車体側支持部材26への後輪懸架装置22の取り付けが容易である。
図5に示すスイングアーム12のガセット30に、スイングアーム側支持部材34が取り付けられている。これにより、アーム片28を軽量のパイプ材で構成した場合でも、強度の高いガセット30でスイングアーム側支持部材34を支持できる。
スイングアーム12のガセット30から上方に突出したブラケット32の頂部に、スイングアーム側支持部材34が取り付けられている。これにより、スイングアーム側支持部材34の配置の自由度が向上するから、後輪懸架装置22の配置の自由度も向上する。
側面視でほぼ三角形の補強部材36がガセット30に設けられ、三角形の補強部材36の一辺がスイングアーム12のガセット30上に連結され、他の一辺がブラケット32に連結されている。このような補強部材36により、後輪懸架装置22が安定して支持される。さらに、ガセット30に補強部材36を設けることで、ガセット30の剛性が高くなるので、これに取り付けられるスイングアーム側支持部材34の支持強度も高くなる。その結果、後輪懸架装置22の下端部22bを一層安定して支持できる。
図9に示すように、後輪懸架装置22の下端部22bの挿通孔48およびスイングアーム側支持部材34の中空部を貫通する第2ボルト52と、第2ボルト52の首下52bに挿入された第2カラー50と、第2ボルト52の先端部に螺合された第2ナット56とによって、後輪懸架装置22の下端部22bが回動自在に支持されている。したがって、スイングアーム側支持部材34への後輪懸架装置22の取り付けが容易である。
本発明は、以上の実施形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、種々の追加、変更または削除が可能である。例えば、上記実施形態では、単一のバックボーン25からなるメインフレーム1を備えた車体フレームFRについて説明した、車体フレームFRの構造はこれに限定されない。また、支持台24の位置、形状は実施形態のものに限定されない。さらに、後輪懸架装置22は車体の左側方にオフセット配置されてもよい。
上記実施形態では、車体側支持部材26およびスイングアーム側支持部材34は円筒パイプからなっていたが、車体側支持部材26およびスイングアーム側支持部材34は車幅方向に延びる部材であればよく、円筒パイプに限定されない。また、ブラケット32の位置、形状は実施形態のものに限定されない。例えば、ブラケット32は、ガセット30ではなく、アーム片28に設けてもよい。したがって、そのようなものも本発明の範囲内に含まれる。
1 メインフレーム
2a シートレール
4 ヘッドパイプ
12 スイングアーム
22 後輪懸架装置
24 支持台
25 バックボーン
26 車体側支持部材
34 スイングアーム側支持部材
38 第1挿通孔(挿通孔)
40 第1カラー(カラー)
42 第1ボルト(ボルト)
46 第1ナット(ナット)
FR 車体フレーム

Claims (5)

  1. 自動二輪車の後輪懸架装置が車幅方向の中央部から一側方に偏心して配置され、
    車体フレームに設けられて車幅方向に延びる車体側支持部材の一端部に、前記後輪懸架装置の一端部が回動自在に支持され、
    前記車体フレームの前半部を構成するメインフレームが、車幅方向の中央部でヘッドパイプから後方斜め下方に延びる単一のバックボーンからなり、
    前記バックボーンの後部に支持台を介して前記車体側支持部材が支持され、
    前記車体側支持部材は、前記バックボーンの後部の上方に位置し、左右一対のシートレールの前端部が連結されている車体フレームの後輪懸架装置取付構造。
  2. 請求項1に記載の後輪懸架装置取付構造において、前記支持台は、側面視でほぼ三角形であり、前記バックボーン上に一辺が連結され、頂部に前記車体側支持部材が取り付けられている車体フレームの後輪懸架装置取付構造。
  3. 請求項1または2に記載の後輪懸架装置取付構造において、前記後輪懸架装置が一方の前記シートレールの下方に位置している車体フレームの後輪懸架装置取付構造。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の後輪懸架装置取付構造において、前記車体側支持部材はパイプからなり、
    このパイプの一端部に、前記後輪懸架装置の一端部の挿通孔および前記パイプの中空部を貫通するボルトと、このボルトの首下に挿入されたカラーと、前記ボルトの先端部に螺合されたナットとによって、前記後輪懸架装置の一端部が回動自在に支持されている車体フレームの後輪懸架装置取付構造。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の後輪懸架装置取付構造において、前記後輪懸架装置の他端部は、スイングアーム側支持部材を介して、スイングアームにおける前記一側方に偏心した位置で回動自在に支持されている車体フレームの後輪懸架装置取付構造。
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