JP2023167805A - 仮設足場の足場板離間防止装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】仮設足場での隣接する足場板が離間するのを防止する仮設足場の足場板離間防止装置において、取り付け取り外しの作業を簡単に行えるようにする。【解決手段】仮設足場の足場板離間防止装置1は、左右方向に伸びた形状で、左右方向の一端側に上方に伸びる爪部12を備えるとともに、左右方向の他端側に上方に伸びるボルト取付壁13を備えるベース部材10と、ベース部材10に対して左右方向にスライド自在にし、左右方向に伸びた形状で、左右方向の他端側に上方に伸びる爪部22を備えるスライド部材20と、ベース部材10のボルト取付壁13に取り付けて、スライド部材20をスライドするスライド用ボルト30とを有し、ベース部材10の爪部12とスライド部材20の爪部22とで、隣接する足場板5の端板8同士を挟持可能にするとともに、ベース部材10のボルト取付壁13に取り付けるスライド用ボルト30の軸方向を、斜め下方に向ける。【選択図】図3
Description
本発明は、仮設足場において隣接する足場板が離間するのを防止する仮設足場の足場板離間防止装置に関する。
建設作業現場では、作業者の作業スペースを確保するために仮設足場を設置している。仮設足場は、複数本の支柱を立設し、立設する複数の支柱にわたって横架材を固定し、隣り合う横架材に足場板を架設することで、足場板上を作業者の作業スペースにする。この仮設足場では、必要に応じて、支柱を上方に伸ばし、足場板を上下方向に複数段設ける。
足場板は、平面視矩形の床板と、床板の長手方向の両端それぞれに設けるフック部と、床板の長手方向と直交する幅方向の両端に設ける下方に向かう端板からなり、フック部を横架材に掛止して、足場板を横架材に架設する。
この仮設足場において、作業者の作業スペースを広くするために、複数の足場板をその幅方向において並べて横架材に架設する場合がある。
このように複数の足場板をその幅方向において並べて架設したとき、隣接する足場板が離間して隙間ができることがある。隣接する足場板の間に隙間ができると、その隙間から部品や工具等が落下したり、あるいは足場板上で作業する作業者の歩行に支障をきたしたりすることがあり、仮設足場での作業の安全性という点で問題になるおそれがある。
このように複数の足場板をその幅方向において並べて架設したとき、隣接する足場板が離間して隙間ができることがある。隣接する足場板の間に隙間ができると、その隙間から部品や工具等が落下したり、あるいは足場板上で作業する作業者の歩行に支障をきたしたりすることがあり、仮設足場での作業の安全性という点で問題になるおそれがある。
そこで、隣接する足場板が離間するのを防止する必要があるが、そのために、例えば、隣接する足場板を接続する接続金具を用いることが知られている(特許文献1)。この接続金具100は、図12A、Bに示すように、中央横板部101と、その両側を上方に折り曲げた一対の縦板部102とから断面上向きコ字形に形成している。一対の縦板部102の一方にはボルト孔103を設け、このボルト孔103にボルト104を、その軸方向を足場板110の床板111の面と平行にして取り付ける。
隣接する足場板110への接続金具100の取り付けは、隣接する足場板110の端板112に下方より接続金具100を嵌め込み、接続金具100の一方の縦板部102に設けたボルト104を締め込んで、ボルト104と他方の縦板部102とで隣接する足場板110の端板112同士を挟持する。これにより、隣接する足場板110を接続し、隣接する足場板110が離間するのを防止している。
しかしながら、この接続金具100では、隣接する足場板110の端板112に取り付けるとき、あるいは足場板110の端板112から取り外すとき、工具を使用してボルト104を締め込んだり、緩めたりするが、ボルト104が足場板110の床板111のすぐ下に位置することで、工具を使用するためのスペースが狭く、作業が非常に面倒である。仮設足場では、接続金具100を数十個から数百個使用する。そのため、建設作業現場において、接続金具100の取り付けあるいは取り外しの作業が作業性の面で大きな問題になる。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、仮設足場での隣接する足場板が離間するのを防止する足場板離間防止装置の取り付けあるいは取り外しの作業を簡単に行えるようにすることである。
本発明は、仮設足場での隣接する足場板が離間するのを防止する仮設足場の足場板離間防止装置であって、左右方向に伸びた形状で、左右方向の一端側に上方に伸びる爪部を備えるとともに、左右方向の他端側に上方に伸びるボルト取付壁を備えるベース部材と、ベース部材に対して左右方向にスライド自在にし、左右方向に伸びた形状で、左右方向の他端側に上方に伸びる爪部を備えるスライド部材と、ベース部材のボルト取付壁に取り付けて、スライド部材をスライドするスライド用ボルトと、を有し、ベース部材の爪部とスライド部材の爪部とで、隣接する足場板の端板同士を挟持可能にするとともに、ベース部材のボルト取付壁に取り付けるスライド用ボルトの軸方向を、斜め下方に向ける仮設足場の足場板離間防止装置である。
本発明によれば、スライド用ボルトを締め込んだり、緩めたりする工具を使用するためのスペースを広くすることができ、これにより、仮設足場の足場板離間防止装置の取り付けあるいは取り外しの作業を簡単に行うことができる。
本発明の仮設足場の足場板離間防止装置の一実施形態について、図面を参照して説明する。
最初に、仮設足場について説明する。図1は、仮設足場を上から見た斜視図、図2は、仮設足場の足場板を下から見た斜視図である。
仮設足場は、図1に示すように、複数本の支柱3を立設し、立設する複数の支柱3にわたって横架材4を固定し、隣り合う横架材4に足場板5を架設し、必要に応じて、支柱3を上方に伸ばし、足場板5を上下方向に複数段設ける。
なお、図1は、仮設足場の一部を記載したもので、4本の支柱3、2本の横架材4、2つの足場板5を記載したものであるが、仮設足場では、これらが多数配置される。
最初に、仮設足場について説明する。図1は、仮設足場を上から見た斜視図、図2は、仮設足場の足場板を下から見た斜視図である。
仮設足場は、図1に示すように、複数本の支柱3を立設し、立設する複数の支柱3にわたって横架材4を固定し、隣り合う横架材4に足場板5を架設し、必要に応じて、支柱3を上方に伸ばし、足場板5を上下方向に複数段設ける。
なお、図1は、仮設足場の一部を記載したもので、4本の支柱3、2本の横架材4、2つの足場板5を記載したものであるが、仮設足場では、これらが多数配置される。
足場板5は、図2に示すように、平面視矩形の床板6と、床板6の長手方向の両端それぞれに設けるフック部7と、床板6の長手方向と直交する幅方向の両端に設ける下方に向かう端板8からなり、フック部7を横架材4に掛止することで、足場板5を横架材4に架設する。
本明細書において「床板6の長手方向」は、隣り合う横架材4に架設した足場板5の長手方向と同じであり、図1、2の図面中に矢印Xで示す。また、「幅方向」は、床板6(足場板5)の長手方向と直交する方向で、足場板5の幅方向であり、図1、2の図面中に矢印Yで示す。なお、他の図面中における矢印Yも同趣である。
本明細書において「床板6の長手方向」は、隣り合う横架材4に架設した足場板5の長手方向と同じであり、図1、2の図面中に矢印Xで示す。また、「幅方向」は、床板6(足場板5)の長手方向と直交する方向で、足場板5の幅方向であり、図1、2の図面中に矢印Yで示す。なお、他の図面中における矢印Yも同趣である。
本実施形態に係る仮設足場の足場板離間防止装置は、仮設足場での足場板5の幅方向において隣接する足場板5に下方より取り付けて、隣接する足場板5が離間するのを防止するものです。
図3は、仮設足場の足場板離間防止装置の正面図、図4は、仮設足場の足場板離間防止装置の平面図、図5は、仮設足場の足場板離間防止装置の底面図、図6は、仮設足場の足場板離間防止装置の側面図、図7は、図4のA-A断面図である。
図3、4、5、6、7に示すように、仮設足場の足場板離間防止装置1は、左右方向(図3、4、5、7の図面中に矢印Wで示す)に伸びた形状のベース部材10と、ベース部材10に対して左右方向にスライドしかつ左右方向に伸びた形状のスライド部材20と、ベース部材10に取り付けて、後述するように、スライド部材20をスライドするためのスライド用ボルト30とを有する。
なお、本明細書の説明中「左右方向」は、仮設足場の足場板離間防止装置1を隣接する足場板5に取り付けた状態における足場板5の幅方向と同じ方向であり、図3、4、5、7の図面中に矢印Wで示す。
図3、4、5、6、7に示すように、仮設足場の足場板離間防止装置1は、左右方向(図3、4、5、7の図面中に矢印Wで示す)に伸びた形状のベース部材10と、ベース部材10に対して左右方向にスライドしかつ左右方向に伸びた形状のスライド部材20と、ベース部材10に取り付けて、後述するように、スライド部材20をスライドするためのスライド用ボルト30とを有する。
なお、本明細書の説明中「左右方向」は、仮設足場の足場板離間防止装置1を隣接する足場板5に取り付けた状態における足場板5の幅方向と同じ方向であり、図3、4、5、7の図面中に矢印Wで示す。
ベース部材10は、左右方向に伸びた細長い板状の底板11を備え、この底板11の左右方向の一端側に上方に伸びる爪部12を備えるとともに、底板11の左右方向の他端側にスライド用ボルト30を取り付けるための上方に伸びるボルト取付壁13を備え、底板11と爪部12とボルト取付壁13とからその全体形状を断面上向きコ字形に形成する。なお、ボルト取付壁13は、底板11に対して直角ではなく僅かに外側に向かうように傾け、すなわち、斜め上方に伸びている。また、このボルト取付壁13には孔14を設け、ここにナット15を溶接して固着する。また、底板11の側部の両側には、スライドするスライド部材20をガイドするためのガイド壁16をそれぞれ備える。また、底板11の左右中間には孔17を設ける。
スライド部材20は、ベース部材10の底板11の上に配置し、ベース部材10のガイド壁16にガイドされながらベース部材10に対して左右方向にスライドする。スライド部材20は、左右方向に伸びた板状のスライド板21を備え、スライド板21の左右方向の他端側に上方に伸びる爪部22を備え、スライド板21と爪部22とからその全体形状を断面L字形に形成する。また、スライド板21には左右方向にスリット(長孔)23を設け、このスリット23に、ベース部材10の底板11に取り付けたリベット24を差し込む。これにより、スライド部材20は、スライド板21に設けたスリット23の範囲内でベース部材10に対して左右方向にスライドする。
また、スライド部材20に備える爪部22の上部と、ベース部材10に備える爪部12の上部は、その先端を互いに向かい合う側に折れ曲がるかぎ形の形状に形成する。
スライド用ボルト30は、ベース部材10のボルト取付壁13に固着するナット15に螺合することで、ボルト取付壁13に取り付ける。これにより、スライド用ボルト30は、その軸方向Cがスライド部材20のスライドする方向である左右方向に向かう。このスライド用ボルト30を回すことで、スライド用ボルト30はその先端がスライド部材20の爪部22に当接してスライド部材20の爪部22を押す。これにより、スライド部材20がスライドする。
また、ベース部材10のボルト取付壁13は、斜め上方に伸びていることで、ボルト取付壁13に取り付けるスライド用ボルト30は、その軸方向Cが、スライド部材20のスライド方向に対して斜め下方に向う。つまり、スライド用ボルト30は、先端の部分に対して頭の部分が下に位置するようになる。このスライド用ボルト30の軸方向Cにおけるスライド部材20のスライド方向に対して斜め下方に向ける角度Kは、8度にする。ただし、この角度は、8度に限定されるものではない。
このスライド用ボルト30の斜め下方に向ける角度Kは、6度から20度の範囲にするのが好ましい。
すなわち、角度Kを6度より小さい角度にすると、スライド用ボルト30の頭の部分と足場板5の床板6との間隙を広げることができず、スライド用ボルト30を締め込んだり、緩めたりする工具を使用するためのスペースを広くすることができなくなる。したがって、角度Kを6度以上にすることで、工具を使用するためのスペースを確実に確保することができる。
すなわち、角度Kを6度より小さい角度にすると、スライド用ボルト30の頭の部分と足場板5の床板6との間隙を広げることができず、スライド用ボルト30を締め込んだり、緩めたりする工具を使用するためのスペースを広くすることができなくなる。したがって、角度Kを6度以上にすることで、工具を使用するためのスペースを確実に確保することができる。
また、角度Kを20度より大きい角度にすると、例えば、スライド用ボルト30において、その長さ寸法が長いものを使用した場合、スライド用ボルト30が下方に大きく突出してしまうことがあり、下方に大きく突出したスライド用ボルト30が一段下の足場板上で作業する作業者の邪魔になるおそれがある。したがって、角度Kを20度以下にすることで、作業の安全性を確実に確保することができる。
図8は、ベース部材の爪部とスライド部材の爪部の間隔を広げた状態の足場板離間防止装置の斜視図、図9は、ベース部材の爪部とスライド部材の爪部の間隔を狭くした状態の足場板離間防止装置の斜視図である。
このような構成の仮設足場の足場板離間防止装置1では、図8に示すように、スライド用ボルト30を緩めた状態でベース部材10に対して手動でスライド部材20を左右方向(ここでは右方向)にスライドして、ベース部材10の爪部12とスライド部材20の爪部22の間隔を広げることができ、また、その状態からスライド用ボルト30を締め込んで、図9に示すように、ベース部材10に対してスライド部材20を左右方向(ここでは左方向)にスライドして、ベース部材10の爪部12とスライド部材20の爪部22の間隔を狭くすることができる。
このような構成の仮設足場の足場板離間防止装置1では、図8に示すように、スライド用ボルト30を緩めた状態でベース部材10に対して手動でスライド部材20を左右方向(ここでは右方向)にスライドして、ベース部材10の爪部12とスライド部材20の爪部22の間隔を広げることができ、また、その状態からスライド用ボルト30を締め込んで、図9に示すように、ベース部材10に対してスライド部材20を左右方向(ここでは左方向)にスライドして、ベース部材10の爪部12とスライド部材20の爪部22の間隔を狭くすることができる。
次に、仮設足場での隣接する足場板5への仮設足場の足場板離間防止装置1の取り付け、取り外しについて説明する。
図10は、足場板離間防止装置により隣接する足場板の端板同士を挟持して接続する工程を示す図であって、図10Aは、仮設足場の足場板離間防止装置を隣接する足場板の下方に嵌め込む状態を示す図、図10Bは、仮設足場の足場板離間防止装置を隣接する足場板の下方の所定の位置まで嵌め込んだ状態を示す図、図10Cは、仮設足場の足場板離間防止装置により隣接する足場板の端板同士を挟持した状態を示す図である。
図10は、足場板離間防止装置により隣接する足場板の端板同士を挟持して接続する工程を示す図であって、図10Aは、仮設足場の足場板離間防止装置を隣接する足場板の下方に嵌め込む状態を示す図、図10Bは、仮設足場の足場板離間防止装置を隣接する足場板の下方の所定の位置まで嵌め込んだ状態を示す図、図10Cは、仮設足場の足場板離間防止装置により隣接する足場板の端板同士を挟持した状態を示す図である。
隣接する足場板5への仮設足場の足場板離間防止装置1の取り付けは、最初に、仮設足場の足場板離間防止装置1において、スライド用ボルト30を緩めた状態でスライド部材20を手動でスライドして、ベース部材10の爪部12とスライド部材20の爪部22の間隔を広げた状態にする。ベース部材10の爪部12とスライド部材20の爪部22の間隔を広げた状態の仮設足場の足場板離間防止装置1を、図10Aに示すように、隣接する足場板5の端板8に下方より嵌め込む。
次に、図10Bに示すように、隣接する足場板5の端板8に対してベース部材10の爪部12とスライド部材20の爪部22を所定の位置まで嵌め込む。ベース部材10の爪部12とスライド部材20の爪部22を所定の位置まで嵌め込んだ後、図10Cに示すように、スライド用ボルト30を締め込んで、スライド部材20をスライドさせることで、ベース部材10の爪部12とスライド部材20の爪部22の間隔を狭くする。これにより、ベース部材10の爪部12とスライド部材20の爪部22とで、隣接する足場板5の端板8同士を挟持して、隣接する足場板5に取り付ける。
また、隣接する足場板5からの仮設足場の足場板離間防止装置1の取り外しは、まず、スライド用ボルト30を緩める。このスライド用ボルト30を緩めることで、スライド部材20がベース部材10に対して自由にスライドするようになる。続いて、スライド部材20をスライドして、ベース部材10の爪部12とスライド部材20の爪部22の間隔を広げる。これにより、仮設足場の足場板離間防止装置1による隣接する足場板5の端板8同士の挟持を解除するとともに、ベース部材10の爪部12とスライド部材20の爪部22の間隔が広がることで、隣接する足場板5の端板8より仮設足場の足場板離間防止装置1を下方に取り外す。
以上説明したように、仮設足場の足場板離間防止装置1において、スライド部材20をスライドするスライド用ボルト30の軸方向Cを斜め下方に向けることで、足場板5の床板6とスライド用ボルト30の頭の部分との間隙を広げることができ、隣接する足場板5に仮設足場の足場板離間防止装置1を取り付けるとき、あるいは取り外すとき、スライド用ボルト30を締め込んだり、緩めたりする工具を使用するためのスペースを広くすることができる。これにより、仮設足場の足場板離間防止装置1の取り付けあるいは取り外しの作業を簡単に行うことができ、作業性の向上を図ることができる。
また、スライド用ボルト30が下方に大きく突出するのを防止するためにスライド用ボルト30の軸方向Cを斜め下方に向ける角度を制限すること、例えば6度から20度にすることが好ましい。これにより、仮設足場の足場板離間防止装置1を取り付けた足場板の一段下の足場板上で作業する作業者の頭にスライド用ボルト30がぶつかるという問題をなくすことができ、作業時における危険を減らすことができる。
また、ベース部材10の爪部12とスライド部材20の爪部22との上部は、その先端を互いに向かい合う側に折れ曲がるかぎ形の形状にすることで、隣接する足場板5に仮設足場の足場板離間防止装置1を取り付けたとき、ベース部材10の爪部12とスライド部材20の爪部22の先端が足場板5の端板8に掛止するようになり、これにより、足場板5より仮設足場の足場板離間防止装置1が外れにくくすることができる。
また、前述した仮設足場の足場板離間防止装置1において、ベース部材10の爪部12とスライド部材20の爪部22とにゴムなどの緩衝材40を貼着してもよい。この緩衝材40は、図11に示すように、板状で、ベース部材10の爪部12とスライド部材20の爪部22の互いに向かい合う側の面(足場板5の端板8に当たる部分)に貼着する。
緩衝材40は、足場板5から伝わってくる衝撃や振動を吸収するから、スライド用ボルト30が、振動などで緩むのをなくして、足場板5に取り付けた仮設足場の足場板離間防止装置1が外れるのを防止することができる。例えば、足場板5の上を作業者が歩行したときに、足場板5が揺れて振動が起こるが、この振動がスライド用ボルト30に伝わると、スライド用ボルト30が緩むことがある。そこで、ベース部材10の爪部12とスライド部材20の爪部22に緩衝材40を貼着することで、足場板5の揺れによる振動を緩衝材40で吸収し、スライド用ボルト30に振動が直接伝わるのをなくして、スライド用ボルト30が緩むのをなくすことができる。
1…仮設足場の足場板離間防止装置、3…支柱、4…横架材、5…足場板、6…床板、7…フック部、8…端板、10…ベース部材、11…底板、12…爪部、13…ボルト取付壁、14…孔、15…ナット、16…ガイド壁、17…孔、20…スライド部材、21…スライド板、22…爪部、23…スリット、24…リベット、30…スライド用ボルト、40…緩衝材、100…接続金具、101…中央横板部、102…縦板部、103…ボルト孔、104…ボルト、110…足場板、111…床板、112…端板。
Claims (4)
- 仮設足場での隣接する足場板が離間するのを防止する仮設足場の足場板離間防止装置であって、
左右方向に伸びた形状で、左右方向の一端側に上方に伸びる爪部を備えるとともに、左右方向の他端側に上方に伸びるボルト取付壁を備えるベース部材と、
ベース部材に対して左右方向にスライド自在にし、左右方向に伸びた形状で、左右方向の他端側に上方に伸びる爪部を備えるスライド部材と、
ベース部材のボルト取付壁に取り付けて、スライド部材をスライドするスライド用ボルトと、を有し、
ベース部材の爪部とスライド部材の爪部とで、隣接する足場板の端板同士を挟持可能にするとともに、
ベース部材のボルト取付壁に取り付けるスライド用ボルトの軸方向を、斜め下方に向けることを特徴とする仮設足場の足場板離間防止装置。 - 請求項1に記載された足場板離間防止装置において、
スライド用ボルトの軸方向における斜め下方に向ける角度は、6度から20度であることを特徴とする仮設足場の足場板離間防止装置。 - 請求項1又は2に記載された足場板離間防止装置において、
ベース部材の爪部とスライド部材の爪部とは、その上部において互いに向かい合う側に折れ曲がる形状にすることを特徴とする仮設足場の足場板離間防止装置。 - 請求項1又は2に記載された足場板離間防止装置において、
ベース部材の爪部とスライド部材の爪部とには、その互いに向かい合う側の面に緩衝材を貼着することを特徴とする仮設足場の足場板離間防止装置。
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