JP2023167442A - 真空成型方法 - Google Patents

真空成型方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2023167442A
JP2023167442A JP2022078629A JP2022078629A JP2023167442A JP 2023167442 A JP2023167442 A JP 2023167442A JP 2022078629 A JP2022078629 A JP 2022078629A JP 2022078629 A JP2022078629 A JP 2022078629A JP 2023167442 A JP2023167442 A JP 2023167442A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vacuum
molding
fiber sheet
molding surface
molded product
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022078629A
Other languages
English (en)
Inventor
誠 福西
Makoto Fukunishi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2022078629A priority Critical patent/JP2023167442A/ja
Publication of JP2023167442A publication Critical patent/JP2023167442A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】真空成型における成型不良の発生を抑制する。【解決手段】樹脂シート30を成型する成型面11と複数の真空孔12とを有する真空型10と、通気性と柔軟性のある不織布繊維シート20とを準備する工程と、真空型10の成型面11に不織布繊維シート20を配置する繊維シート配置工程と、不織布繊維シート20の上に樹脂シート30を配置する樹脂シート30配置工程と、真空型10の真空孔12を真空にして不織布繊維シート20を介して樹脂シート30を成型面11に真空吸着させて成型し、成型品とする成型工程と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、樹脂シートの真空成型方法に関する。
車両の天井板等の自動車関連部品を成型する方法として、成型対象物を型で押さえて真空吸引を行うことで成型する真空成型法が知られている。真空成型法では、金型に成型対象である素材を真空吸引するための真空孔を設ける必要があるが、成型品の表面にその真空孔跡が残り、見栄えが悪くなるという問題がある。
そこで、真空成型でシボ柄を素材の表面に転写する場合に、複数の真空孔をシボ柄領域内に不規則に配置して真空孔跡をシボ柄に埋没させて真空孔目立ち難くし、成型品の見栄えを向上させる方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2015-112868号公報
ところで、真空成型では、真空孔から離れた領域での空気抜け不良や、成型面に異物が付着している場合に異物の形状が成型品に転写されることにより成型不良が発生する場合があった。
そこで、本発明は、真空成型における成型不良の発生を抑制することを目的とする。
本発明の真空成型方法は、成型対象物を成型する成型面と、前記成型面に設けられて前記成型対象物を前記成型面に真空吸引する複数の真空孔と、を有する真空型と、通気性と柔軟性のある不織布繊維シートと、を準備する工程と、前記真空型の前記成型面の少なくとも一部に前記不織布繊維シートを配置する繊維シート配置工程と、前記不織布繊維シートの上に前記成型対象物を配置する成型対象物配置工程と、前記真空型の前記真空孔を真空にして前記不織布繊維シートを介して前記成型対象物を前記成型面に真空吸着させて成型し、成型品とする成型工程と、を備えることを特徴する。
この構成により、不織布繊維シートの通気性により真空孔から離れた領域の空気を真空孔から吸引して空気抜け不良を抑制できる。また、成型面に異物が付着している場合でも不織布繊維シートの編目と柔軟性により異物の凹凸を吸収できるので、異物の形状が成型品に転写されることを抑制できる。これにより、真空成型における成型不良の発生を抑制できる。
本発明の真空成型方法において、前記成型工程は、前記真空孔を真空にして前記不織布繊維シートを前記成型面の上に広がる真空層とし、真空層となった前記不織布繊維シートを介して前記成型対象物を前記成型面に真空吸着させて成型してもよい。
これにより、成型面全体に成型対象物を真空吸着でき、空気抜け不良により成型不良をより効果的に抑制できる。
本発明の真空成型方法において、前記繊維シート配置工程は、前記真空型の前記成型面の少なくとも一部に前記不織布繊維シートを貼り付け、前記成型工程の後に、前記真空孔に空気を流入させ、前記不織布繊維シートを通して前記成型品に向かって空気を吹出させて、前記成型品を前記不織布繊維シートの上面から押し上げて前記成型品を取り出す成型品取り出し工程を備えてもよい。
これにより、成型後の成型品を真空型から容易に取り外すことができる。
本発明の真空成型方法において、前記成型面は、表面と、前記表面から凹んだ複数の凹部を有し、複数の前記凹部は互いに独立して配置され、前記真空孔の少なくも一部が前記凹部に配置され、前記繊維シート配置工程は、前記表面に前記不織布繊維シートを配置してもよい。
これにより、複数の凹部と表面とを均等に真空にすることができ、凹凸のある成型品を成型する際の成型不良を抑制することができる。
本発明は、真空成型における成型不良の発生を抑制することができる。
実施形態の真空成型方法に用いられる真空型の立断面図である。 図1に示す真空型の成型面に不織布繊維シートを張り付ける繊維シート配置工程を示す立断面図である。 図2に示す不織布繊維シートの上に加熱した樹脂シートを載置し、外周をクランプした状態を示す立断面図である。 図3に示す状態で、真空孔を真空にして樹脂シートを成型面に真空吸着する成型工程を示す立断面図である。 図4に示すA部の詳細図である。 樹脂シートの成型工程が終了し、樹脂シートが成型品となった状態を示す立断面図である。 成型品取り出し工程の内、真空孔に空気を流入させて成型品を押し上げる状態を示す立断面図である。 図7に示すB部の詳細図である。 図7に示す状態の後、成型品を取り出した状態を示す立断面図である。 他の真空型を示す平面図である。 他の真空型の立断面図であって、図10に示すC-C断面である。 図10、11に示す真空型を用いた真空成型の成型工程を示す図である。
以下、図面を参照しながら実施形態の真空成型方法について説明する。最初に図1を参照しながら実施形態の真空成型方法に用いられる真空型10について説明する。尚、各図において、成型面11の方を上方、反対側を下方として説明する。
図1に示すように、真空型10は、成型面11と、複数の真空孔12と、マニホールド13とを備えている。成型面11は、成型対象物である樹脂シート30に成型形状を転写する面であり、表面が成型品35の形状となっている。各真空孔12は、成型面11に設けられて成型面11の上に載置される樹脂シート30を成型面11に真空吸着する孔である。真空孔12は、後で説明する成型面11の上に貼り付けられる不織布繊維シート20が引き込まれないような小さな直径の孔である。各真空孔12の直径は、例えば、0.5mm~1mm程度の直径の孔でもよい。真空型10の内部には、複数の真空孔12と連通するマニホールド13が設けられている。マニホールド13は、図示しない真空装置と図示しない圧縮空気供給装置に接続されている。
次に図2から図9を参照しながら実施形態の真空成型方法について説明する。
最初に、図2に示すように、成型面11の上に不織布繊維シート20を載置して貼り付ける繊維シート配置工程を実行する。ここで、不織布繊維シート20は、通気性と柔軟性のある不織布であり、例えば、ポリエステル等の樹脂繊維を用いた不織布である。不織布繊維シート20の厚さは自由に選定することができるが、後で説明するように、変形により成型面11に付着した異物50(図5参照)の凹凸を吸収できる程度の厚さであればよく、例えば、1mm程度の厚さでもよい。
次に成型対象物配置工程を実行する。図3に示すように加熱して軟化した樹脂シート30を成型面11上に貼り付けられた不織布繊維シート20の上に載置する。そして、クランプ40で樹脂シート30の外周部を成型面11に固定する。この状態では、成型面11の上に貼り付けられた不織布繊維シート20と樹脂シート30との間には隙間があいている。
次に、成型工程を実行する。成型工程では、図4中の白抜き矢印81に示すように、図示しない真空装置によりマニホールド13の中の空気を抜いてマニホールド13を真空にする。これにより、図4中の白抜き矢印82に示すように真空孔12の中の空気が抜けて真空孔12が真空となる。不織布繊維シート20は通気性が有り、真空孔12と連通しているので、図5中の白抜き矢印84に示すように真空孔12の空気が抜けると、図5中の矢印85、86に示すように真空孔12の周辺の不織布繊維シート20の中に含まれている空気は不織布繊維シート20の中を通って真空孔12の中に引き込まれる。これにより、不織布繊維シート20は成型面11の全体に広がる真空層となる。そして、樹脂シート30は、図4中に示す矢印83のように真空層となった不織布繊維シート20を介して成型面11に真空吸着する。これにより、樹脂シート30に成型面11の形状が転写される。
このように、不織布繊維シート20の通気性により真空孔12から離れた領域の空気を真空孔12から吸引し、成型面11と樹脂シート30との間に真空層を形成するので、成型面11と樹脂シート30との間の空気抜け不良を抑制できる。これにより、成型面11と樹脂シート30との間に空気が残ってしまい樹脂シート30の一部に成型面11の形状が転写されない成型不良を抑制できる。
また、樹脂シート30は柔軟性が有り、変形により成型面11に付着した異物50の凹凸を吸収できる程度の厚さを有している。このため、成型面11に異物50がある場合には、図5に示すように成型面11に接する下面25が変形して異物50の凹凸を吸収する。これにより、異物50の凹凸が樹脂シート30に転写されることを抑制して成型不良を抑制できる。
成型工程が終了すると、図5に示す樹脂シート30は成型されて図6に示す成型品35となる。
次に成型品取り出し工程を実行する。マニホールド13を図示しない圧縮空気供給装置に接続し、図7中の白抜き矢印91に示すようにマニホールド13の中に空気を流入させる。マニホールド13に流入した空気は、図7中の白抜き矢印92に示すようにマニホールド13から真空孔12に流入する。図8に白抜き矢印94で示すように真空孔12に流入した空気は、図8の矢印95、96に示すように、不織布繊維シート20の中を流れ、図8中の白抜き矢印97に示すように成型品35に向かって吹出して、成型品35を下面から上方向に押し上げる。これにより、図7中の矢印93に示すように成型品35が成型面11の上に張り付けた不織布繊維シート20の上から剥がれて、成型品35を真空型10から脱型できる。そして、図9に示すように、脱型した成型品35を取り出すことで成型品取り出し工程を終了する。これにより、成型後の成型品35を容易に真空型10から取り出すことができる。
以上説明したように、実施形態の真空成型方法は、真空型10の成型面11に通気性と柔軟性のある不織布繊維シート20を貼り付け、その上に樹脂シート30を載置して真空成型を行うことにより、真空成型における成型不良の発生を抑制できる。
次に図10~図12を参照しながら他の真空型60を用いた樹脂シート30の真空成型方法について説明する。図10、11に示すように真空型60の成型面63は、表面61と、表面61から凹んだ複数の凹部62とで構成される。複数の凹部62は互いに独立して配置されており、凹部62には複数の真空孔64が配置されている。表面61は、凹部62に対して突出する凸部を構成する。
この真空型60を用いて真空成型を行う場合には、図12に示すように、凹部62に対して突出する表面61に不織布繊維シート20を貼り付ける。この際、凹部62には不織布繊維シート20は貼り付けない。そして、先に図4を参照して説明したと同様、加熱して軟化した樹脂シート30を表面61の上に貼り付けられた不織布繊維シート20の上に載置して、図12中の白抜き矢印71に示すように真空孔64を真空にする。これにより、凹部62が真空となるとともに、不織布繊維シート20の通気性により凹部62と連通している表面61も真空となり、樹脂シート30に表面61と凹部62とで構成される成型面63の形状が転写される。
このように、複数の凹部62と表面61とを均等に真空にすることができ、凹凸のある成型品35を成型する際の成型不良を抑制することができる。
以上の説明では、成型対象物は、樹脂シート30であるとして説明したがこれに限らず、例えば、金属シートでもよいしい、紙シートでもよい。
10、60 真空型、11、63 成型面、12、64 真空孔、13 マニホールド、20 不織布繊維シート、25 下面、30 樹脂シート、35 成型品、40 クランプ、50 異物、61 表面、62 凹部。

Claims (4)

  1. 成型対象物を成型する成型面と、前記成型面に設けられて前記成型対象物を前記成型面に真空吸引する複数の真空孔と、を有する真空型と、
    通気性と柔軟性のある不織布繊維シートと、を準備する工程と、
    前記真空型の前記成型面の少なくとも一部に前記不織布繊維シートを配置する繊維シート配置工程と、
    前記不織布繊維シートの上に前記成型対象物を配置する成型対象物配置工程と、
    前記真空型の前記真空孔を真空にして前記不織布繊維シートを介して前記成型対象物を前記成型面に真空吸着させて成型し、成型品とする成型工程と、
    を備えることを特徴する真空成型方法。
  2. 請求項1に記載の真空成型方法であって、
    前記成型工程は、前記真空孔を真空にして前記不織布繊維シートを前記成型面の上に広がる真空層とし、真空層となった前記不織布繊維シートを介して前記成型対象物を前記成型面に真空吸着させて成型すること、
    を特徴とする真空成型方法。
  3. 請求項1又は2に記載の真空成型方法であって、
    前記繊維シート配置工程は、前記真空型の前記成型面の少なくとも一部に前記不織布繊維シートを貼り付け、
    前記成型工程の後に、前記真空孔に空気を流入させ、前記不織布繊維シートを通して前記成型品に向かって空気を吹出させて、前記成型品を前記不織布繊維シートの上面から押し上げて前記成型品を取り出す成型品取り出し工程を備えること、
    特徴とする真空成型方法。
  4. 請求項1又は2に記載の真空成型方法であって、
    前記成型面は、表面と、前記表面から凹んだ複数の凹部を有し、
    複数の前記凹部は互いに独立して配置され、前記真空孔の少なくも一部が前記凹部に配置され、
    前記繊維シート配置工程は、前記表面に前記不織布繊維シートを配置すること、
    を特徴とする真空成型方法。
JP2022078629A 2022-05-12 2022-05-12 真空成型方法 Pending JP2023167442A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022078629A JP2023167442A (ja) 2022-05-12 2022-05-12 真空成型方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022078629A JP2023167442A (ja) 2022-05-12 2022-05-12 真空成型方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023167442A true JP2023167442A (ja) 2023-11-24

Family

ID=88837985

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022078629A Pending JP2023167442A (ja) 2022-05-12 2022-05-12 真空成型方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2023167442A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4491049B1 (ja) 熱板加熱による熱成形装置および熱成形方法
JP5905082B2 (ja) 繊維強化プラスチック成形品を製造する過程において、面状の繊維布帛から切り出した繊維輪郭を搬送する方法及び装置
KR101106906B1 (ko) 유리판 벤딩용 프레스 벤딩 스테이션
JPS5850162B2 (ja) 段ボ−ル製内装材の製造法
JP5651263B1 (ja) 熱板加熱による熱成形装置
JP2023167442A (ja) 真空成型方法
JP6787251B2 (ja) フィルム加飾部品の製造方法及びその貼着装置
TWI709476B (zh) 熱成形裝置及熱成形方法
TWI510441B (zh) 成型模具、使用該玻璃成型模具的玻璃成型裝置及方法
JP7128074B2 (ja) 靴成形体の製造方法
JP2014156048A (ja) 樹脂製品の製造方法
JPH03286835A (ja) 成形品の加飾方法
JP6084901B2 (ja) 熱可塑性複合材の成型方法
JP3691621B2 (ja) 樹脂成形品の製造方法及び製造装置
JP6920981B2 (ja) シート成形体の製造方法
JP3300870B2 (ja) ドアトリム真空成形装置
KR101062994B1 (ko) 진공 씰링 수단을 구비하는 저압 진공 성형기
JP2994087B2 (ja) 成形シートの加熱接着方法及び圧締接着成形型
JPH0911248A (ja) シボ付発泡成形品の製造方法
WO2013058012A1 (ja) 取出装置及び樹脂成形品の取出方法
JPH0711966Y2 (ja) シートの接着装置
JP3810910B2 (ja) 分割型成形型による樹脂成形方法
JP2018094836A (ja) 立体複合材の成型方法
KR100633245B1 (ko) 진공효율 향상을 위한 진공금형 구조
JPS61139040A (ja) ウエハ保持具成形装置