JP2023167186A - 電池および該電池を備えた組電池 - Google Patents

電池および該電池を備えた組電池 Download PDF

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Abstract

【課題】電極体の膨張の検知と、電池の劣化の抑制とを好適に両立することができる技術を提供すること。【解決手段】ここで開示される電池の好適な一態様では、正極50および負極60が、セパレータ70を介して積層された電極体20と、上記電極体20を収容する外装体32と、上記電極体20の上記積層方向における最外面と、上記外装体32との間に配置されたスペーサー部材10とを備える。上記スペーサー部材10は、電極層82と第1樹脂層81とを含む面圧検知素子部80と、第2樹脂層86とを備える。また、上記第2樹脂層86は、上記積層方向において、上記面圧検知素子部80よりも上記電極体20側に配置されている。【選択図】図4

Description

本開示は、電池および該電池を備えた組電池に関する。
近年、リチウムイオン二次電池等の電池は、パソコン、携帯端末等のポータブル電源や、電気自動車(BEV)、ハイブリッド自動車(HEV)、プラグインハイブリッド自動車(PHEV)等の車両駆動用電源などに好適に用いられている。かかる電池においては、充放電時に極板の膨張が生じることがあり、当該膨張が大きくなると電池の変形・劣化等の原因になり得るため好ましくないとされている。例えば、下記特許文献1では、かかる課題を解決すべく、電池の内部に圧力センサが配置し、電極体の膨張を検知(検出)する技術が開示されている。
特開2017-224451号公報
ところで、近年では、上述したような電極体の膨張の検知に加えて、電池の劣化を好適に抑制することができる(例えば、電池のサイクル特性を改善することができる)技術の開発が要求されている。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであって、その主な目的は、電極体の膨張の検知と、電池の劣化の抑制とを好適に両立することができる技術を提供することである。
かかる目的を実現するべく、本開示は、正極および負極が、セパレータを介して積層された電極体と、上記電極体を収容する外装体と、上記電極体の上記積層方向における最外面と、上記外装体との間に配置されたスペーサー部材と、を備えた電池であって、上記スペーサー部材は、電極層と第1樹脂層とを含む面圧検知素子部と、第2樹脂層と、を備える電池が提供される。詳細については後述するが、かかる構成によると、電極体の膨張の検知と、電池の劣化の抑制とを好適に両立することができる。
ここで開示される電池の好適な一態様では、上記第2樹脂層は、上記積層方向において、上記面圧検知素子部よりも上記電極体側に配置されている。かかる構成によると、第2樹脂層が電極体の初期の急激な厚みの増加等を抑制することによって、電極体の局所的な膨張による第1樹脂層への圧力を一様化(均一化)することができる。これによって、電極体の中央のみならず、その全体における膨張を検知することができるため、好ましい。
ここで開示される電池の好適な一態様では、上記電極体は2つの幅広面を備える扁平形状に形成されており、上記2つの幅広面のうち、上記スペーサー部材が配置されていない側の幅広面と、上記外装体との間には、第3樹脂層が配置されている。第3樹脂層は、電極体の初期の急激な厚みの増加等を抑制することによって、第1樹脂層にかかる圧力の均一化に寄与し得るため、好ましい。
ここで開示される電池の好適な一態様では、上記第1樹脂層は、誘電性樹脂を含む。詳細については後述するが、このように第1樹脂層が誘電性樹脂を含む場合、電極体の膨張をより精度高く検知することができる。また、かかる態様の好適な一態様では、上記第1樹脂層は、上記誘電性樹脂としてポリフッ化ビニリデンを含む。ポリフッ化ビニリデンは汎用性が高く、上記誘電性樹脂として好適に用いることができる。
ここで開示される電池の好適な一態様では、上記第2樹脂層は、弾性体を構成している。このように、第2樹脂層が弾性体を構成している場合、電極体の初期の急激な厚みの増加等をより好適に抑制することができる。
ここで開示される電池の好適な一態様では、上記第2樹脂層は、多孔体を構成している。このように、第2樹脂層が多孔体を構成している場合、電極体に電解液を供給し易くなるため、電池の劣化をより好適に抑制する(例えば、サイクル特性をより効果的に改善する)という観点から好ましい。
ここで開示される電池の好適な一態様では、上記面圧検知素子部は、さらに絶縁性フィルム層を含む。かかる構成によると、面圧検知素子部が備える電極層と外装体とを好適に絶縁することができる。
また、他の側面から、本開示は、ここで開示される電池を備えた組電池を提供する。かかる構成の組電池によると、該組電池が備える電池において、電極体の膨張の検知と、該電池の劣化の抑制とを好適に両立することができる。
一実施形態に係る電池を模式的に示す斜視図である。 図1のII-II線に沿う模式的な縦断面図である。 電極体の構成を示す模式図である。 図1の電池が備える、電極体、面圧検知素子部、第2樹脂層、第3樹脂層、および外装体の構成を示す模式図である。 図4の電極体、面圧検知素子部、第2樹脂層、および第3樹脂層の構成を模式的に示す斜視図である。 図5のスペーサー部材に含まれる面圧検知素子部のVI-VI線に沿う模式的な縦断面図である。 一実施形態に係る組電池を模式的に示す斜視図である。 他の実施形態に係る電池を示す模式図である。
以下、図面を参照しながら、ここで開示される技術のいくつかの好適な実施形態を説明する。なお、本明細書において特に言及している事項以外の事柄であって本開示の実施に必要な事柄(例えば、本開示を特徴付けない電池の一般的な構成および製造プロセス)は、当該分野における従来技術に基づく当業者の設計事項として把握され得る。本開示は、本明細書に開示されている内容と当該分野における技術常識とに基づいて実施することができる。また、以下の説明は、ここで開示される技術を以下の実施形態に限定することを意図したものではない。なお、本明細書において範囲を示す「A~B」の表記は、A以上B以下の意と共に、Aを上回りBを下回る意を包含するものとする。
なお、本明細書において「電池」とは、電気エネルギーを取り出し可能な蓄電デバイス全般を指す用語であって、一次電池と二次電池とを包含する概念である。また、本明細書において「二次電池」とは、繰り返し充放電が可能な蓄電デバイス全般を指す用語であって、リチウムイオン二次電池やニッケル水素電池等のいわゆる蓄電池(化学電池)と、電気二重層キャパシタ等のキャパシタ(物理電池)と、を包含する概念である。
<電池の構成>
図1は、電池100の斜視図である。図2は、図1のII-II線に沿う模式的な縦断面図である。なお、以下の説明において、図面中の符号L、R、U、Dは、左、右、上、下を表し、図面中の符号X、Y、Zは、電池100の長辺方向、上記長辺方向と直交する短辺方向、上下方向を、それぞれ表すものとする。ただし、これらは説明の便宜上の方向に過ぎず、電池100の設置形態を何ら限定するものではない。
図2に示すように、電池100は、電池ケース30の内部に、扁平形状の電極体(捲回電極体)20と、非水電解質(図示せず)とが収容されることで構築される角形の密閉型電池である。電池ケース30には、外部接続用の正極端子42および負極端子44が備えられている。また、電池ケース30の内圧が所定レベル以上に上昇した場合に該内圧を開放するように設定された薄肉の安全弁36が設けられている。さらに、電池ケース30には、非水電解質を注入するための注入口(図示せず)が設けられている。図1に示すように、電池ケース30は、ここでは電極体20を収容する外装体32と、外装体32の開口を封口する封口板(蓋体)34と、から構成されている。また、外装体32は、ここでは、底壁と、底壁から延び相互に対向する一対の長側壁32aと、底壁から延び相互に対向する一対の短側壁32bと、を備えている。電池ケース30の材質は、高強度であり軽量で熱伝導性が良い金属材料であることが好ましい。このような金属材料として、例えば、アルミニウムやスチール等が挙げられる。なお、本実施形態では、電池ケース30が角型の場合について説明しているが、これに限定されず、電池ケースは、例えばアルミニウムを含む金属層と、樹脂を含む融着層と、を有するアルミラミネートフィルムであってもよい。また、本実施形態では、電池100を捲回電極体としているが、これに限定されず、ここで開示される技術は、電池が正極および負極がセパレータを介して積層された積層型電極体の場合にも適用することができる。
図3は、リチウムイオン二次電池100の電極体20の構成を模式的に示す分解図である。図3に示されるように、電極体20は、長尺シート状の正極50と、長尺シート状の負極60とが、2枚の長尺シート状のセパレータ70を介して積層され、捲回軸を中心として捲回された捲回電極体である。正極50は、正極集電体52と、該正極集電体52の片面または両面(ここでは両面)の長手側方向に形成された正極活物質層54とを備えている。正極集電体52の捲回軸方向(即ち、上記長手側方向に直交するシート幅方向)の片側の縁部には、該縁部に沿って帯状に正極活物質層54が形成されずに正極集電体52が露出した部分(即ち、正極集電体露出部52a)が設けられている。また、負極60は、負極集電体62と、該負極集電体62の片面または両面(ここでは両面)の長手側方向に形成された負極活物質層64とを備えている。負極集電体62の上記捲回軸方向の片側の反対側の縁部には、該縁部に沿って帯状に負極活物質層64が形成されずに負極集電体62が露出した部分(即ち、負極集電体露出部62a)が設けられている。正極集電体露出部52aには正極集電板42aが接合されており、負極集電体露出部62aには負極集電板44aが接合されている(図2を参照)。正極集電板42aは、外部接続用の正極端子42と電気的に接続されており、電池ケース30の内部と外部との導通を実現している。同様に、負極集電板44aは、外部接続用の負極端子44と電気的に接続されており、電池ケース30の内部と外部との導通を実現している(図2を参照)。なお、正極端子42と正極集電板42aとの間または負極端子44と負極集電板44aとの間に、電流遮断機構(CID)を設置してもよい。
正極50を構成する正極集電体52としては、例えば、アルミニウム箔が挙げられる。正極活物質層54が備える正極活物質としては、例えば層状構造やスピネル構造等のリチウム複合金属酸化物(例えば、LiNi1/3Co1/3Mn1/3、LiNiO、LiCoO、LiFeO、LiMn、LiNi0.5Mn1.5,LiCrMnO、LiFePO等)が挙げられる。また、正極活物質層54は、導電材、バインダ等を含んでいてもよい。導電材としては、例えばアセチレンブラック(AB)等のカーボンブラックやその他(グラファイト等)の炭素材料を好適に使用し得る。バインダとしては、例えばポリフッ化ビニリデン(PVDF)等を使用し得る。
正極活物質層54は、正極活物質と必要に応じて用いられる材料(導電材、バインダ等)とを適当な溶媒(例えばN-メチル-2-ピロリドン:NMP)に分散させ、ペースト状(またはスラリー状)の組成物を調製し、該組成物の適当量を正極集電体52の表面に塗工し、乾燥することによって形成することができる。
負極60を構成する負極集電体62としては、例えば、銅箔等が挙げられる。負極活物質層64は、ここで開示される負極活物質を含む。負極活物質の詳細は後述する。また、負極活物質層64は、バインダ、増粘剤等をさらに含んでいてもよい。バインダとしては、例えばスチレンブタジエンゴム(SBR)等を使用し得る。増粘剤としては、例えばカルボキシメチルセルロース(CMC)等を使用し得る。
負極活物質層64は、例えば、負極活物質と必要に応じて用いられる材料(バインダ等)とを適当な溶媒(例えばイオン交換水)に分散させ、ペースト状(またはスラリー状)の組成物を調製し、該組成物の適当量を負極集電体62の表面に塗工し、乾燥することによって形成することができる。
セパレータ70としては、従来からリチウムイオン二次電池に用いられるものと同様の各種微多孔質シートを用いることができ、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等の樹脂から成る微多孔質樹脂シートが挙げられる。かかる微多孔質樹脂シートは、単層構造であってもよく、二層以上の複層構造(例えば、PE層の両面にPP層が積層された三層構造)であってもよい。また、セパレータ70の表面には、耐熱層(HRL)が形成されていてもよい。
非水電解質は従来のリチウムイオン二次電池と同様のものを使用可能であり、例えば、有機溶媒(非水溶媒)中に、支持塩を含有させた非水電解液を用いることができる。非水溶媒としては、カーボネート類、エステル類、エーテル類等の非プロトン性溶媒を用いることができる。なかでも、カーボネート類、例えば、エチレンカーボネート(EC)、ジエチルカーボネート(DEC)、ジメチルカーボネート(DMC)、エチルメチルカーボネート(EMC)等を好適に採用し得る。あるいは、モノフルオロエチレンカーボネート(MFEC)、ジフルオロエチレンカーボネート(DFEC)、モノフルオロメチルジフルオロメチルカーボネート(F-DMC)、トリフルオロジメチルカーボネート(TFDMC)のようなフッ素化カーボネート等のフッ素系溶媒を好ましく用いることができる。このような非水溶媒は、1種を単独で、あるいは2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。支持塩としては、例えば、LiPF、LiBF、LiClO等のリチウム塩を好適に用いることができる。支持塩の濃度は、特に限定されるものではないが、0.7mol/L以上1.3mol/L以下程度が好ましい。
なお、上記非水電解質は、本技術の効果を著しく損なわない限りにおいて、上述した非水溶媒、支持塩以外の成分を含んでいてもよく、例えば、ガス発生剤、被膜形成剤、分散剤、増粘剤等の各種添加剤を含み得る。具体的には、フルオロリン酸塩(好ましくはジフルオロリン酸塩。例えば、LiPOで表されるジフルオロリン酸リチウム)、リチウムビス(オキサラト)ボレート(LiBOB)等のオキサラト錯体化合物が挙げられる。
続いて、本実施形態に係る電池100が備えるスペーサー部材10について説明する。図4は、電池100が備える、電極体20、スペーサー部材10、第3樹脂層88、および外装体32の構成を示す模式図である。なお、図4では便宜上、封口板34および電極端子(正極端子42および負極端子44)等を除いた構成としている。図4に示すように、スペーサー部材10は、電極体20の積層方向(図4のY方向)における最外面と、外装体32との間に配置されている。また、スペーサー部材10は、面圧検知素子部80と、第2樹脂層86とを備えている。以下、各構成要素について説明する。
先ず、面圧検知素子部80について説明する。図6は、図5のスペーサー部材10に含まれる面圧検知素子部80のVI-VI線に沿う模式的な縦断面図である。図6に示すように、本実施形態に係る面圧検知素子部80は、第1樹脂層81と、第1樹脂層81を挟持するようにして配置された一対の電極層82と、を備えている。
面圧検知素子部80によって電極体20の膨張が検知されるメカニズムは、特に限定解釈されることを意図したものでないが、以下が挙げられる。例えば、第1樹脂層81に対して、その厚み方向(図4のY方向)に電極体20の膨張に起因する圧力や振動等が加わると、第1樹脂層81が圧縮される。これによって、第1樹脂層81の厚み等が変化し、一対の電極層82間の抵抗値や静電容量が変化する。したがって、一対の電極層82が備える接続部84に端子を接続し、電圧の変化をモニタリングすることによって、電極体20の膨張を検知することができる。
第1樹脂層81が含む樹脂は、ここで開示される技術の効果が発揮される限りにおいて特に制限されない。第1樹脂層81が含む樹脂の一例としては、フッ素樹脂、アクリル樹脂、ポリイミド樹脂(PI)、ポリスチレン樹脂(PS)、ポリエチレン樹脂(PE)やポリプロピレン樹脂(PP)等のポリオレフィン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂(PUR)、ポリ塩化ビニル樹脂(PVC)、フェノール樹脂(PF)、シリコーン樹脂(SI)、メラミン樹脂(MF)、ユリア樹脂(UF)等が挙げられる。第1樹脂層81は、1種類の樹脂を単独で含んでいてもよいし、2種類以上の樹脂を組わせて含んでいてもよい。好適な一態様では、第1樹脂層81は、誘電性の高い誘電性樹脂を含む。かかる誘電性樹脂は、樹脂内部において分極が生じ易いため、電極体20の膨張によってかかる微小な圧力等をより精度(感度)高く検知することができる。かかる誘電性樹脂の一例としては、フッ素樹脂に包含されるポリフッ化ビニリデン(PVDF)、フッ化ビニリデン-トリフルオロエチレン共重合体、フッ化ビニリデン-テトラフルオロエチレン共重合体等が挙げられる。なかでも、ポリフッ化ビニリデンは汎用性が高く、上記誘電性樹脂として好適に用いることができる。なお、誘電性樹脂の比誘電率は、例えばJISC2138:2007に基づいて測定される比誘電率が、典型的には3以上、好ましくは5以上、より好ましくは6以上であることを示し得る。ただし、誘電性樹脂の比誘電率は、これに限られるものではない。
好適な一態様では、第1樹脂層81は多孔体を構成している。多孔体を構成している樹脂によると、電極体20の膨張によってかかる微小な圧力等によってその空隙率に変化が生じるため、電極体20の膨張をより精度(感度)高く検知することができる。第1樹脂層81が多孔体を構成している場合、その空隙率の下限は、例えば10%以上であり、好ましくは20%以上であり、より好ましくは30%以上、40%以上、50%以上である。また、かかる空隙率の上限は、例えば90%以下であってもよく、80%以下、70%以下であってもよい。なお、上記空隙率とは、例えばアルキメデス法等によって測定することができる。また、多孔の平均径は、概ね0.01μm~5000μm(例えば100μm~1000μm)とすることができる。なお、上記多孔の平均径は、例えば第1樹脂層81が備える孔を無作為的に100個抽出し、各孔の孔径を電子顕微鏡(例えば、走査型電子顕微鏡:SEM)によって測定したときのそれらの平均値を意味し得る。
第1樹脂層81の厚み(図4のY方向における厚み)は、特に制限されないが、概ね10μm~100μm(例えば20μm~50μm)とすることができる。なお、本実施形態では、第1樹脂層81を矩形状としているが、ここで開示される技術の効果が発揮される限りにおいて、他の形状(例えば、円柱状)とすることもできる。
電極層82は、導電性を有するものであれば特に制限されない。電極層82の一例としては、ニッケル(Ni)からなる金属箔等が挙げられる。また、接続部84も、電極層82と同様な構成とすることができる。電極層82の厚み(図4のY方向における厚み)は、特に制限されないが、概ね1μm~100μm(例えば10μm~50μm)とすることができる。また、接続部84の厚みも、電極層82と同様とすることができる。なお、本実施形態では、電極層82を矩形状としているが、ここで開示される技術の効果が発揮される限りにおいて、他の形状(例えば、円柱状)とすることもできる。
図6に示すように、本実施形態に係る面圧検知素子部80は、さらに一対の電極層82を挟持するようにして配置された一対の絶縁性フィルム層83を備えている。絶縁性フィルム層83は絶縁性を有しており、電極層82および外装体32の絶縁する役割を担うことができる。絶縁性フィルム層83を構成する成分の一例としては、上記第1樹脂層81の欄で列挙したような樹脂が挙げられる。絶縁性フィルム層83は、1種類の樹脂を単独で含んでいてもよいし、2種類以上の樹脂を組わせて含んでいてもよい。なお、上記「絶縁性を有する」とは、電気を通しにくい性質を有することを意味し、例えばJISK6911:2006に基づいて測定される体積抵抗率が、典型的には1.0×1010Ω・cm以上、好ましくは1.0×1012Ω・cm以上であることを示し得る。ただし、絶縁性フィルム層83の体積抵抗率は、これに限られるものではない。また、絶縁性フィルム層83の厚み(図4のY方向における厚み)は、特に制限されないが、概ね10μm~100μm(例えば20μm~50μm)とすることができる。なお、本実施形態では、絶縁性フィルム層83を矩形状としているが、ここで開示される技術の効果が発揮される限りにおいて、他の形状(例えば、円柱状)とすることもできる。
次に、第2樹脂層86について説明する。図4に示すように、第2樹脂層86は、ここでは電極体20の積層方向(図4のY方向)において、面圧検知素子部80よりも電極体20側に配置されている。かかる構成によると、第2樹脂層86が電極体20の初期の急激な厚みの増加等を抑制することによって、電極体20の局所的な膨張による第1樹脂層86への圧力を均一化することができる。これによって、電極体20の中央のみならず、その全体における膨張を検知することができるため、好ましい。第2樹脂層86が含む樹脂の一例としては、上記第1樹脂層81の欄で列挙したような樹脂が挙げられる。第2樹脂層86は、1種類の樹脂を単独で含んでいてもよいし、2種類以上の樹脂を組わせて含んでいてもよい。また、第2樹脂層86が、耐熱性、対酸化還元性に優れる樹脂(例えば、ポリイミド)を含む場合、隣接した電池に熱が伝播しにくくなるため、好ましい。
好適な一態様では、第2樹脂層86は弾性体を構成している。このように、第2樹脂層86が弾性体を構成している場合、第2樹脂層86が電極体20の初期の急激な厚みの増加等をより好適に抑制することができる。かかる弾性体の圧縮弾性率は、ここで開示される技術の効果が発揮される限りにおいて特に制限されないが、例えばJISK7181:2011に基づいて測定される圧縮弾性率が、50MPa以上であってもよく、70MPa以上、100MPa以上であってもよい。また、上記圧縮弾性率の上限は、概ね200MPa以下であり、例えば150MPa以下であってもよい。ただし、弾性体の圧縮弾性率は、これらに限られるものではない。
好適な一態様では、第2樹脂層86は多孔体を構成している。かかる構成によると、電解液を好適に保持(補充)することができるため、サイクル特性の改善という観点から好ましい。ここで、第2樹脂層86が多孔体を構成している場合、その空隙率の下限は、例えば10%以上であり、好ましくは20%以上であり、より好ましくは30%以上、40%以上、50%以上である。また、かかる空隙率の上限は、例えば90%以下であってもよく、80%以下、70%以下であってもよい。なお、上記空隙率とは、例えばアルキメデス法等によって測定することができる。また、かかる多孔の平均径は、概ね0.01μm~5000μm(例えば100μm~1000μm)とすることができるが、これに限られるものではない。第2樹脂層86の厚み(図4のY方向における厚み)は、特に制限されないが、概ね10μm~100μm(例えば20μm~50μm)とすることができる。なお、本実施形態では、第2樹脂層86を矩形状としているが、ここで開示される技術の効果が発揮される限りにおいて、他の形状(例えば、円柱状)とすることもできる。
続いて、第3樹脂層88について説明する。図4に示すように、第3樹脂層88は、電極体20が備える2つの幅広面のうち、スペーサー部材10が配置されていない側の幅広面と、外装体32との間に配置されている。第3樹脂層88は、電極体20の初期の急激な厚みの増加等を抑制することによって、第1樹脂層86にかかる圧力の均一化に寄与することができる。第3樹脂層88が含む樹脂としては、上記第1樹脂層81の欄で列挙したような樹脂が挙げられる。第3樹脂層88は、1種類の樹脂を単独で含んでいてもよいし、2種類以上の樹脂を組わせて含んでいてもよい。また、好適な一態様では、第3樹脂層88は弾性体を構成している。この場合、かかる弾性体の圧縮弾性率の値は、上記第2樹脂層86の説明において記載した値を参照することができる。また、好適な一態様では、第3樹脂層88は多孔体を構成している。この場合、かかる多孔体の空隙率の値は、上記第2樹脂層86の説明において記載した値を参照することができる。なお、第2樹脂層86と第3樹脂層88は同じであってもよいし、異なっていてもよい。また、第3樹脂層88の厚み(図4のY方向における厚み)は、特に制限されないが、概ね10μm~100μm(例えば20μm~50μm)とすることができる。なお、本実施形態では、第3樹脂層88を矩形状としているが、ここで開示される技術の効果が発揮される限りにおいて、他の形状(例えば、円柱状)とすることもできる。
図5は、図4の電極体20、面圧検知素子部80、第2樹脂層86、および第3樹脂層88の構成を模式的に示す斜視図である。図5では、面圧検知素子部80が備える幅広面の面積をS1、第2樹脂層86が備える幅広面の面積をS2、電極体20が備える幅広面の面積をS3、第3樹脂層88が備える幅広面の面積をS4と表記している。ここで、面積S2に対する面積S1の比(S1/S2)は、ここで開示される技術の効果が発揮される限りにおいて特に制限されない。上記比(S1/S2)の下限は、典型的には0.5以上であり、例えば面圧検知素子部80および第2樹脂層を拘束して配置する場合に、面圧検知素子部80に拘束力がかかりにくくするという観点から、好ましくは0.8以上、0.9以上である。また、上記比(S1/S2)の上限は、例えば1.5以下であり、上述したような観点から、好ましくは1.2以下、1.1以下(例えば1.0以下)である。ただし、上記比(S1/S2)は、これらに限られるものではない。
また、面積S3に対する面積S2の比(S2/S3)は、ここで開示される技術の効果が発揮される限りにおいて特に制限されない。上記比(S2/S3)の下限は、典型的には0.5以上であり、例えば第2樹脂層によって電解液を電極体20により好適に供給するという観点から、好ましくは0.8以上、1.0以上、1.1以上、1.2以上である。また、上記比(S2/S3)の上限は、概ね1.5以下であり、例えば1.3以下であってもよい。ただし、上記比(S2/S3)は、これらに限定されるものではない。なお、面積S3に対する面積S4の比(S4/S3)の値の範囲に関しても、上記比(S2/S3)と同様である。なお、面積S1~S3は、外装体32の長側壁32aの面積よりも小さいことが好ましい。
<電池の製造方法>
電池100は、例えば外装体32の内部に予めスペーサー部材10、第2樹脂層86、および第3樹脂層88を配置する配置工程と、外装体32の内部に電極体20を挿入する挿入工程と、を含む製造方法によって製造することができる。なお、配置工程および挿入工程の順序は、適宜入れ替えてもよい。あるいは、電極体20、スペーサー部材10、第2樹脂層86、および第3樹脂層88を予め固定し、外装体32に配置することもできる。
電池100は各種用途に利用可能であるが、例えば、乗用車、トラック等の車両に搭載されるモータ用の動力源(駆動用電源)として好適に用いることができる。車両の種類は特に限定されないが、例えば、プラグインハイブリッド自動車(PHEV;Plug-in Hybrid Electric Vehicle)、ハイブリッド自動車(HEV;Hybrid Electric Vehicle)、電気自動車(BEV;Battery Electric Vehicle)等が挙げられる。また、図7に示すように、電池100は、バスバー90を介して複数の電池100を相互に電気的に接続してなる組電池200としても好適に用いることができる。この場合、複数の電池100の間の電気的な接続は、第1導電部材の延伸部の間に、例えば平板状のバスバー90を架け渡すことで行い得る。バスバー90は、例えばアルミニウム、アルミニウム合金、ニッケル、ステンレス鋼等の導電性金属からなっている。バスバー90と延伸部とは、例えばレーザ溶接等の溶接によって電気的に接続し得る。かかる構成の組電池200によると、組電池200が備える電池100において、電極体20の膨張の検知と、電池100の劣化の抑制とを好適に両立することができる。
<変形例>
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、上記実施形態は一例に過ぎない。本発明は、他にも種々の形態にて実施することができる。本発明は、本明細書に開示されている内容と当該分野における技術常識とに基づいて実施することができる。請求の範囲に記載の技術には、上記に例示した実施形態を様々に変形、変更したものが含まれる。例えば、上記した実施形態の一部を他の変形例に置き換えることも可能であり、上記した実施形態に他の変形例を追加することも可能である。また、その技術的特徴が必須なものとして説明されていなければ、適宜削除することも可能である。
例えば、上記実施形態では、第2樹脂層86は、電極体20の積層方向(図4のY方向)において、面圧検知素子部80よりも電極体20側に配置されているが、これに限定されない。例えば、第2樹脂層86と面圧検知素子部80の積層方向における配置を入れ替えた場合においても、ここで開示される技術の効果を得ることができる。特に限定解釈されることを意図したものではないが、この場合、第2樹脂層が外装体に対してスペーサー(緩衝剤)になり得るため、電池の劣化(例えば、サイクル数の低下)が改善されるものと考えられ得る。
例えば、上記実施形態では、電池100の内部に第3樹脂層を配置しているが、これに限定されない。第3樹脂層を配置しない場合においても、ここで開示される技術の効果を得ることができる。
例えば、上記実施形態では、面圧検知素子部80が絶縁性フィルム層83を備えているが、これに限定されない。面圧検知素子部80が絶縁性フィルム層83を備えない場合においても、ここで開示される技術の効果を得ることができる。なお、この場合、電極層82と外装体32との間に別途絶縁シート等を配置してもよい。
例えば、上記実施形態では、面圧検知素子部80が一対の絶縁性フィルム層83を備えているが、これに限定されない。例えば、第2樹脂層86をかかる絶縁性フィルム層とした場合、面圧検知素子部80は、一対の絶縁性フィルム層83のうち電極体20側の絶縁性フィルム層83を備えていなくてもよい。
例えば、上記実施形態では、電池100はスペーサー部材10を1つのみ備えているが、これに限定されない。ここで開示される技術の効果が発揮される限りにおいて、電池はかかるスペーサー部材を複数備えていてもよい。
例えば、図8は、他の実施形態に係る電池300を示す模式図である。図8に示すように、電極体320および外装体332が円筒状の場合、電極体320の積層方向(図8のY’方向)における最外面と、外装体332との間に、スペーサー部材310を配置することができる。スペーサー部材310は、面圧検知素子部380と、第2樹脂層386とを備えており、それぞれの構成に関しては上記実施形態を参照することができる。なお、図8では、スペーサー部材310は、電極体320の最外面の半分(1/2)を覆うようにして配置されているが、これに限定されない。スペーサー部材を配置する領域は、例えば電極体320の最外面の面積の1/3以上、1/2以上とすることができ、電極体320の膨張をより精度高く検知するという観点から、好ましくは2/3以上、3/4以上(1であってもよい)とすることもできる。面圧検知素子部380に含まれる一対の電極層が備える接続部384に端子を接続し、電圧の変化をモニタリングすることによって、電極体320の膨張を検知することができる。
以上のとおり、ここで開示される技術の具体的な態様として、以下の各項(item)に記載のものが挙げられる。
項1:正極および負極が、セパレータを介して積層された電極体と、上記電極体を収容する外装体と、上記電極体の上記積層方向における最外面と、上記外装体との間に配置されたスペーサー部材と、を備えた電池であって、上記スペーサー部材は、電極層と第1樹脂層とを含む面圧検知素子部と、第2樹脂層と、を備える、電池。
項2:上記第2樹脂層は、上記積層方向において、上記面圧検知素子部よりも上記電極体側に配置されている、項1に記載の電池。
項3:上記電極体は2つの幅広面を備える扁平形状に形成されており、上記2つの幅広面のうち、上記スペーサー部材が配置されていない側の幅広面と、上記外装体との間には、第3樹脂層が配置されている、項1または項2に記載の電池。
項4:上記第1樹脂層は、誘電性樹脂を含む、項1~項3のいずれか一つに記載の電池。
項5:上記第1樹脂層は、上記誘電性樹脂としてポリフッ化ビニリデンを含む、項4に記載の電池。
項6:上記第2樹脂層は、弾性体を構成している、項1~項5のいずれか一つに記載の電池。
項7:上記第2樹脂層は、多孔体を構成している、項1~項6のいずれか一つに記載の電池。
項8:上記面圧検知素子部は、さらに絶縁性フィルム層を含む、項1~項7のいずれか一つに記載の電池。
項9:項1~項8のいずれか一つに記載の電池を備えた組電池。
[試験例]
以下、ここで開示される負極に関する試験例について説明するが、本開示をかかる試験例に限定することを意図したものではない。
<電池の作製>
・例1に係る電池の作製:
先ず、従来公知の方法によって作製した捲回角型リチウムイオン電池(幅:148mm×高さ:91mm×奥行:26.5mm)で捲き芯が縦方向(即ち、図4のZ方向)のものを準備した。そして、図4に示すように、電極体の積層方向(即ち、図4のX方向)における一方の幅広面と外装体との間にスペーサー部材を配置した。また、電極体の積層方向における他方の幅広面と外装体との間に、第3樹脂層を配置した(図4を参照)。ここで、上記スペーサー部材が備える面圧検知素子部としては、ポリエステルから構成される絶縁フィルム層-Niから構成される電極層(正極層)-PVDFを含む第1樹脂層-Ni電極層(負極層)-ポリエステルから構成される絶縁フィルム層の構成を有するものを用いた。また、第2樹脂層および第3樹脂層としては、同一のものを用い、多孔質のポリイミド樹脂(空隙率:80%,多孔の平均径:500μm)を使用した。また、上述した面積S2に対する面積S1の比(S1/S2)は1.0、面積S3に対する面積S2の比(S2/S3)は1.0であった。このようにして、例1に係る電池を作製した。
・例2に係る電池の作製:
第2樹脂層を配置しなかった以外は例1と同様にして、例2に係る電池を作製した。
・例3に係る電池の作製:
第2樹脂層および面圧検知素子部の、電極体の積層方向における配置を入れ替えた以外は例1と同様にして、例3に係る電池を作製した。
<評価試験>
上記のとおり作製した各例に係る電池を、25℃の環境下に載置した。このとき、拘束面圧は0.5MPaとした。そして、50Aの電流値で、充電カット電圧:4.2V、放電カット電圧:2.5V、充放電切り替え時の休止時間:60秒の条件で充放電を行い、電極体の膨張による電池内圧が増加し、面圧検知素子部によって該内圧が6MPaに到達したことが検知された時点で該充放電を停止した。なお、本評価試験では、上述した充放電を1サイクルとし、1000サイクルを最大サイクル数とした。そして、かかるサイクル数が600以上700以下であった場合をランク1(許容可能)、700超800以下であった場合をランク2(良好)、800超であった場合をランク3(優良)と評価した。その結果、例1:ランク3、例2:ランク1、例3:ランク2という結果が得られた。
上記結果より、正極および負極が、セパレータを介して積層された電極体と、上記電極体を収容する外装体と、上記電極体の上記積層方向における最外面と、上記外装体との間に配置されたスペーサー部材と、を備えた電池であって、上記スペーサー部材は、電極層と第1樹脂層とを含む面圧検知素子部と、第2樹脂層と、を備える、例1および3に係る電池では、第2樹脂層を備えていない例2に係る電池と比較して、サイクル数が改善されることが確認された。以上より、ここで開示される電池によると、電極体の膨張の検知と、電池の劣化の抑制との両立が好適に実現できることが分かる。
以上、ここに開示される技術の実施形態について説明した。しかし、上述の説明は例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、上述の説明にて例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
10,310 スペーサー部材
20,320 電極体
30 電池ケース
32,332 外装体
34 封口板
36 安全弁
42 正極端子
42a 正極集電板
44 負極端子
44a 負極集電板
50 正極
52 正極集電体
52a 正極集電体露出部
54 正極活物質層
60 負極
62 負極集電体
62a 負極集電体露出部
64 負極活物質層
70 セパレータ
80,380 面圧検知素子部
81 第1樹脂層
82 電極層
83 絶縁性フィルム層
84,384 接続部
86,386 第2樹脂層
88 第3樹脂層
90 バスバー
100,300 電池
200 組電池

Claims (9)

  1. 正極および負極が、セパレータを介して積層された電極体と、
    前記電極体を収容する外装体と、
    前記電極体の前記積層方向における最外面と、前記外装体との間に配置されたスペーサー部材と、
    を備えた電池であって、
    前記スペーサー部材は、
    電極層と第1樹脂層とを含む面圧検知素子部と、
    第2樹脂層と、
    を備える、電池。
  2. 前記第2樹脂層は、前記積層方向において、前記面圧検知素子部よりも前記電極体側に配置されている、請求項1に記載の電池。
  3. 前記電極体は2つの幅広面を備える扁平形状に形成されており、
    前記2つの幅広面のうち、前記スペーサー部材が配置されていない側の幅広面と、前記外装体との間には、第3樹脂層が配置されている、請求項1または2に記載の電池。
  4. 前記第1樹脂層は、誘電性樹脂を含む、請求項1または2に記載の電池。
  5. 前記第1樹脂層は、前記誘電性樹脂としてポリフッ化ビニリデンを含む、請求項4に記載の電池。
  6. 前記第2樹脂層は、弾性体を構成している、請求項1または2に記載の電池。
  7. 前記第2樹脂層は、多孔体を構成している、請求項1または2に記載の電池。
  8. 前記面圧検知素子部は、さらに絶縁性フィルム層を含む、請求項1または2に記載の電池。
  9. 請求項1または2に記載の電池を備えた組電池。
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