JP2023167159A - 往復動ポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の流路条件に適合可能な往復動ポンプを提供する。【解決手段】往復動ポンプは、ポンプ室111に連通する3以上の流路接続口117を有するシリンダボディ110と、3以上の流路接続口117のいずれかに接続される吸水弁としての弁組立体120、吐出弁としての弁組立体120及びプラグ130と、を備え、3以上の流路接続口117は、いずれも、弁組立体120の出口、弁組立体120の入口、及び、プラグ130に接続可能であるように同形状を有している。【選択図】図2

Description

本開示は、往復動ポンプに関する。
特許文献1には、往復動ポンプが開示されている。この往復動ポンプでは、各往復動部材が、並設された複数のシリンダ部内をそれぞれ往復動することでポンプ作用を行う。往復動ポンプは、独立した耐圧容器として機能するシールケースと、独立した耐圧容器として機能する吸入弁及び吐出弁と、を備える。シールケースの内部には、シリンダ部が形成されている。吸入弁及び吐出弁の内部には、それぞれ弁室が形成されている。吸入弁及び吐出弁は、シールケースに形成された先端側の小径部外面の二平面部に各々当接し弁室がシリンダ部と連通する状態で、複数のシリンダ部の並設方向に対して直交する方向から二平面部を挟むようにして連結されている。
特開2009-121294号公報
ポンプの流路の方向は、使用液についての条件、ポンプの設置環境の条件等に応じて決定され得る。例えば、使用される液体の比重によって、液体の好ましい流れの向きは異なり得る。また、ポンプ周辺に障害物が配置されている場合には、流路の方向が制限されることが考えられる。特許文献1に記載された往復動ポンプでは、吸入弁と吐出弁との位置が入れ替わるように接続状態を変更することにより、流路の方向の変更が可能である。しかしながら、このポンプでは、上から下に向かう流路と、下から上に向かう流路とに対応できるに過ぎない。
本開示は、複数の流路条件に適合可能な往復動ポンプを提供することを目的とする。
一例の往復動ポンプは、ポンプ本体(10)に取付けられ、内部にポンプ室(111)を有するシリンダボディ(110)であって、ポンプ本体(10)に接続されポンプ室(111)に連通するシリンダ部(113)と、ポンプ室(111)に連通する3以上の流路接続口(117)と、を有するシリンダボディ(110)と、3以上の流路接続口(117)のいずれかに接続される吸水弁(120)、吐出弁(120)及びプラグ(130)と、を備え、3以上の流路接続口(117)は、いずれも、吸水弁(120)の出口、吐出弁(120)の入口、及び、プラグ(130)に接続可能であるように同形状を有している。
上記の往復動ポンプでは、ポンプ本体(10)にシリンダボディ(110)が接続され、シリンダボディ(110)の流路接続口(117)に吸水弁(120)の出口、吐出弁(120)の入口、及び、プラグ(130)が接続される。これにより、ポンプ本体(10)の作用によって吸水弁(120)から給水された液体は、シリンダボディ(110)を介して吐出弁(120)に送られ、吐出弁(120)から吐出される。シリンダボディ(110)に設けられた流路接続口(117)は、いずれも、吸水弁(120)の出口、吐出弁(120)の入口、及び、プラグ(130)に接続可能であるように同形状を有しているため、どの位置に設けられた流路接続口(117)に吸水弁(120)、吐出弁(120)及びプラグ(130)を接続するかは任意に決定できる。吸水弁(120)、吐出弁(120)及びプラグ(130)の接続位置を変更することにより、従来に比べて多様な流路を構成できる。
吸水弁(120)の出口、吐出弁(120)の入口、及び、プラグ(130)は、3以上の流路接続口(117)のいずれかに螺合されている。この構成では、吸水弁(120)、吐出弁(120)及びプラグ(130)と流路接続口(117)との接続構造を容易に実現できる。
シリンダボディ(110)は、ポンプ本体(10)に当接される端面を有し、端面の周縁には切欠状部分(115)が設けられている。この構成では、ポンプ本体(10)からシリンダボディ(110)を容易に取り外すことができる。
吸水弁(120)と吐出弁(120)とは、互いに同一の構造を有する部材である。この構成では、往復動ポンプの構成部品の種類を低減することができる。
吸水弁(120)及び吐出弁(120)には、外観によって出口側及び入口側を特定可能なマーク(126b)が形成されている。吸水弁(120)と吐出弁(120)とが同一形状である場合、入口側と出口側が同じ形状になることが考えられる。この構成では、入口側及び出口側を特定することができるので、吸水弁(120)及び吐出弁(120)の接続の向きを間違えることが抑制される。
シリンダボディ(110)のシリンダ部(113)は、第1方向の一方側に向き、3以上の流路接続口(117)は、第1方向の他方側に向く第1流路接続口(117A)と、第1方向に交差する第2方向の一方側に向く第2流路接続口(117B)と、第2方向の他方側に向く第3流路接続口(117C)とによって構成され、ポンプ本体(10)が水平面に載置されている状態において、第1方向は上下方向に沿っており、第2方向は水平方向に沿っている。この構成では、上から下に向かう流路、及び、下から上に向かう流路に加え、下から横に向かう流路、横から下に向かう流路、上から横に向かう流路、及び、横から上に向かう流路も構成することができる。
このように本開示によれば、複数の流路条件に適合可能な往復動ポンプを提供することができる。
一例の往復動ポンプを示す斜視図である。 一例の往復動ポンプを示す断面図である。 シリンダボディの一例を示す斜視図である。 弁組立体の一例を示す斜視図である。 アダプタの一例を示す斜視図である。 マニホルドの一例を示す斜視図である。 往復動ポンプにおける流路構成の一例を示す断面図である。
以下、一例の往復動ポンプについて、添付図面を参照しながら説明する。以下の説明において、「上」、「下」は、往復動ポンプが水平面に載置された状態を基準として定義され、「前」、「後」は、往復動部材の軸方向を基準として、ポンプ室側が前、クランクケース側が後として定義されている。なお、図中に示すXYZ直交座標系において、X方向(第1方向)は前後方向に沿い、Y方向は左右方向に沿い、Z方向(第2方向)は上下方向に沿っている。
図1は、一例の往復動ポンプを示す斜視図である。往復動ポンプ1は、往復動部材を構成するプランジャが水平方向に3列並設された、いわゆる横型3連プランジャポンプである。図2は、往復動ポンプを構成する3つのプランジャポンプのうちの1つを示す断面図である。図2では、1つのプランジャポンプにおけるXZ平面に沿った断面図が示されている。図1及び図2に示すように、往復動ポンプ1は、ポンプ本体を構成するクランクケース10と、クランクケース10に接続された流路構成体100と、を含んでいる。往復動ポンプ1は、往復動部材50がシリンダ部内を往復動することによって、シリンダ部の先端に設けられたポンプ室でポンプ作用を行う。
クランクケース10は、中空に構成されている。クランクケース10内には、クランク軸15、クランク軸15に回転可能に連結されたコンロッド17、コンロッド17にプランジャロッド51を回転可能に連結するピストンピン18等が配置され、これらにより、往復動部材50を往復駆動させる駆動機構19が構成される。
クランクケース10は、第1シリンダ11を含む。第1シリンダ11は、円筒状をなしており、クランク軸15の軸方向に直交する軸方向を有する。図示例では、クランク軸15の軸方向はY方向に沿っており、第1シリンダ11の軸方向はX方向に沿っている。第1シリンダ11の内側には、ピストンピン18と、コンロッド17の先端とが配置され得る。
クランクケース10内には、駆動機構19の潤滑・冷却用のオイルが充填されている。そこで、一例のクランクケース10には、内側空間にオイルを注入するための注油口10aと、オイルを排出するためのドレンプラグ10bとが設けられている。また、クランクケース10の外面には、往復動ポンプ1を載置するための脚部10cが形成されている。例えば、水平な床面に脚部10cが当接するように往復動ポンプ1を載置した場合、第1シリンダ11の軸方向は水平面に略平行となる。
往復動部材50は、プランジャロッド51及びプランジャスリーブ53を含む。プランジャロッド51は、第1シリンダ11内に配置される円柱状部分を含んでおり、ピストンピン18を介してコンロッド17に回転可能に連結されている。プランジャスリーブ53は、略円柱状を呈しており、例えばボルトによってプランジャロッド51の前端に連結されている。
クランクケース10の前端には、流路構成体100を接続するための接続部材21が固定されている。接続部材21は、第1シリンダ11の前方に位置している。接続部材21は、Y方向及びZ方向に沿って延在し、X方向に厚みを有する板体であってよい。一例の接続部材21には、それぞれのプランジャポンプにおけるプランジャスリーブ53が挿通される孔部21aが形成されている。孔部21aの中心は、第1シリンダ11の中心軸に一致する。また、接続部材21と第1シリンダ11の前端との間にはシールパッキン押さえ60が配置されている。シールパッキン押さえ60は、第1シリンダ11の前端に設けられたシールパッキン61を保持している。
流路構成体100は、シリンダボディ110と、弁組立体120と、プラグ130と、マニホルド140と、アダプタ150とを含む。図3は、シリンダボディの一例を示す斜視図である。図4は、弁組立体の一例を示す斜視図である。図5は、アダプタの一例を示す斜視図である。図6は、マニホルドの一例を示す斜視図である。
シリンダボディ110は、3つのプランジャポンプにそれぞれ対応している。すなわち、一例では、3つのシリンダボディ110がクランクケース10に固定されている。シリンダボディ110は、その内部にポンプ室111を有する。例えば、シリンダボディ110は、クランクケース10の接続部材21の孔部21aとポンプ室111とを連通する第2シリンダ(シリンダ部)113と、ポンプ室111に連通する3以上の流路接続口117と、を有する。
往復動ポンプ1では、第1シリンダ11の軸方向の前方に第2シリンダ113が配置されている。往復動部材50は、クランク軸15が回転することによって、コンロッド17及びピストンピン18を介して、第1シリンダ11内及び第2シリンダ113内を軸方向に往復動する。往復動部材50が第1シリンダ11内及び第2シリンダ113内を往復動することで、第2シリンダ113の前方に形成されたポンプ室111でポンプ作用が行われる。
図示例のシリンダボディ110は、内側にポンプ室111が形成されたポンプ室部112と、ポンプ室部112の後面に連続する第2シリンダ113とを含む。第2シリンダ113は、ポンプ室111に連通する円柱状の連通路によって構成されている。この連通路は、X方向に延在しており、ポンプ室111とは逆側の開口が接続部材21の孔部21aに臨んでいる。連通路内には、シールパッキン押さえ70が配置されている。シールパッキン押さえ70の前端及び後端には、それぞれシールパッキン71及びシールパッキン72が配置されている。
図示例の第2シリンダ113の外観は、直方体形状を呈しており、X方向の後端に上下に突出するフランジ部114を有している。フランジ部114は、クランクケース10の前端に設けられた接続部材21に接続されている。例えば、フランジ部114には、ボルト孔114aが形成されている。シリンダボディ110は、ボルト孔114aに挿通されたボルトが接続部材21に締結されることにより、接続部材21に固定される。フランジ部114において、接続部材21に当接される端面の周縁には、切欠状部分115が形成されている(図1参照)。図示例では、端面の上端及び下端にそれぞれ2つの切欠状部分115aが形成され、端面の右端及び左端にそれぞれ1つの切欠状部分115bが形成されている。切欠状部分115は、シリンダボディ110が接続部材21に固定されている状態で、接続部材21とシリンダボディ110との間に隙間を形成する。
ポンプ室部112の外観は、直方体形状を呈しており、前面と上面と下面とにそれぞれ流路接続口117を有している。流路接続口117は、ポンプ室部112の内側に形成されたポンプ室111に連通する開口である。図示例では、ポンプ室部112は、X方向に沿って前側に向く第1流路接続口117Aと、Z方向に沿って上側に向く第2流路接続口117Bと、Z方向に沿って下側を向く第3流路接続口117Cと、を有する。
第1流路接続口117A、第2流路接続口117B及び第3流路接続口117Cは、互いに同じ大きさ、且つ、同じ形状を有している。図示例の流路接続口117は、略円筒状をなしている。流路接続口117の内周面において、外端から内側の所定の位置までの領域は、ねじ溝が形成された雌ねじ部117fとなっている。雌ねじ部117fよりも更に内側の領域は、雌ねじ部117fよりも小さい内径を有している。
弁組立体120は、配置される場所に応じて、吸水弁及び吐出弁のいずれかとして機能する。一例の弁組立体120は、弁座121と、弁座121をシールする弁122と、弁122を弁座121に向けて付勢する付勢部材123(圧縮コイルばね)と、付勢部材123及び弁122を収容する収容体と、を含む。収容体は、入口側を構成する入口側部材125と、出口側を構成する出口側部材126とを含む。入口側部材125の内側には、弁座121が形成されている。出口側部材126の内側には、付勢部材123及び弁122が収容されている。入口側部材125の内側空間と出口側部材126の内側空間とによって、弁組立体120における流路が構成されている。
入口側部材125と出口側部材126とは、互いに螺合されることにより、一体化されている。入口側部材125及び出口側部材126の外周面には、それぞれ六角柱状のボルト状部125a,126aが形成されている。なお、弁組立体120には、外観によって出口側及び入口側を特定可能なマークが形成されている。図示例では、出口側部材126のボルト状部126aに切欠状部126bが形成されている。これにより、ユーザは、切欠状部126bが形成されたボルト状部126aの側が出口であり、これと逆側が入口であることを認識できる。
入口側部材125の入口側の端縁は、雄ねじ部125cと封止部125dとを有する。雄ねじ部125cは、外周がねじ切りされた円筒状を呈している。封止部125dは、雄ねじ部125cの更に入口側の端部に位置する。封止部125dは、円筒状を呈している。封止部125dの外周にはOリング125eが設けられている。
出口側部材126の出口側の端縁は、雄ねじ部126cと封止部126dとを有する。雄ねじ部126cは、外周がねじ切りされた円筒状を呈している。封止部126dは、雄ねじ部126cの更に出口側の端部に位置する。封止部126dは、円筒状を呈している。封止部126dの外周にはOリング126eが設けられている。
プラグ130は、シリンダボディ110の流路接続口117を封止するための部材である。プラグ130は、雄ねじ部130cと封止部130dとを有する。雄ねじ部130cは、外周がねじ切りされた円筒状を呈している。封止部130dは、雄ねじ部130cの更に先端側の端部に位置する。封止部130dは、円筒状を呈している。封止部130dの外周にはOリングが設けられている。
入口側部材125の雄ねじ部125cと、出口側部材126の雄ねじ部126cと、プラグ130の雄ねじ部130cとは、互いに同じ大きさであり、且つ、同じ形状となっている。また、入口側部材125の封止部125dと、出口側部材126の封止部126dと、プラグ130の封止部130dとは、互いに同じ大きさであり、且つ、同じ形状となっている。雄ねじ部125c,126c,130cに形成されたねじ溝は、シリンダボディ110の流路接続口117に形成されたねじ溝(雌ねじ部117f)に対応している。また、封止部125d,126d,130dは、シリンダボディ110の流路接続口117の内周面を密封可能となっている。
マニホルド140は、設置される場所に応じて、吸水用の流路及び吐出用の流路のいずれかとして機能する。一例のマニホルド140は、液体が流通する流路141と、流路141に連通し、弁組立体120の入口側部材125又は出口側部材126の端縁が接続される開口143と、流路141に連通し、プラグ160が接続される開口145とを有する。図示例のマニホルド140は、Y方向を長手方向とする直方体形状を呈しており、Y方向に延在する流路141を含む。
図示例において、開口143と開口145とは、筒状部147の一端と他端とによって構成されている。開口143は、3つのプランジャポンプに対応するように、Y方向に沿って3つ設けられている。そのため、開口145及び筒状部147もY方向に沿って3つ設けられている。流路141は、3つの筒状部147を連通するように、マニホルド140をY方向に貫通している。筒状部147は開口145と略同じ内径を有している。開口145の内周面には、プラグ160を螺合するためのねじ溝が形成されている。
開口143の内径は、筒状部147の内径よりも小さい。そのため、開口143は、筒状部147の端縁に形成される内向きフランジを構成している。また、開口143の内径は、弁組立体120の入口側部材125及び出口側部材126の端縁よりも大きい。そのため、弁組立体120の入口側部材125及び出口側部材126の端縁は、開口143に挿通可能となっている。
アダプタ150は、弁組立体120をマニホルド140に固定するための部材である。アダプタ150は、略円筒状をなしており、一端側の外周にOリングが設けるための溝151が形成されている。一端側の内周は、例えば六角柱状の流路152となっている。アダプタ150の他端側の内周面には、雌ねじ部117fと同じ大きさ、且つ、同じ形状の雌ねじ部153fが形成されている。雌ねじ部153fよりも更に内側の領域は、雌ねじ部153fよりも小さい内径を有している。すなわち、雌ねじ部153fは、弁組立体120の雄ねじ部125c,126cに対応している。
プラグ160は、マニホルド140の開口145を封止するための部材である。プラグ160は、雄ねじ部161と封止部162とを有する。雄ねじ部161は、外周がねじ切りされた円筒状を呈している。封止部162は、雄ねじ部161の基端に位置する。封止部162の外周にはOリングが設けられている。雄ねじ部161のねじ溝は開口145のねじ溝に対応している。開口145にプラグ160が螺合された状態では、封止部162のOリングによって、開口145の外端縁が封止される。なお、雄ねじ部161の直径は、プラグ130の雄ねじ部130cの直径よりも大きい。
例えば、弁組立体120をマニホルド140に固定する場合、弁組立体120の入口側又は出口側の端部をマニホルド140の開口153に挿入する。そして、マニホルド140の筒状部147からアダプタ150を弁組立体120の端部に螺合する。この際、六角柱状の流路152に挿入された六角レンチによって、アダプタ150が回転されてもよい。例えば、開口143に弁組立体120の入口側部材125が挿入された場合には、入口側部材125の雄ねじ部125cとアダプタ150とが螺合する。開口143に弁組立体120の出口側部材126が挿入された場合には、出口側部材126の雄ねじ部126cとアダプタ150とが螺合する。
これにより、弁組立体120とアダプタ150とが互いに固定されるとともに、弁組立体120とアダプタ150とによって内向きフランジ状の開口143が挟持される。このように弁組立体120、アダプタ150及びマニホルド140が互いに固定されてから、プラグ160によって開口145が封止される。
図2に示す例では、第1流路接続口117Aがプラグ130で封止されている。また、第2流路接続口117Bに弁組立体120の入口側が接続され、第3流路接続口117Cに弁組立体120の出口側が接続されている。第2流路接続口117Bに接続された弁組立体120の出口側、及び、第3流路接続口117Cに接続された弁組立体120の入口側には、それぞれマニホルド140が接続されている。この場合、第3流路接続口117Cに接続された弁組立体120が吸入弁として機能し、この弁組立体120に接続されたマニホルド140が吸水マニホルドとして機能する。吸水マニホルドの流路141には吸水管が接続されてよい。そして、第2流路接続口117Bに接続された弁組立体120が吐出弁として機能し、この弁組立体120に接続されたマニホルド140が吐出マニホルドとして機能する。吐出マニホルドの流路141には吐出管が接続されてよい。
上記の往復動ポンプ1では、クランク軸15が回転することによって、コンロッド17、ピストンピン18を介してクランク軸15に連結された往復動部材50が往復動する。吸水工程においては、往復動部材50が駆動部側へ向かい後退移動することによってポンプ室111が負圧となる。ポンプ室111が負圧となることによって、第3流路接続口117Cに接続された吸水用の弁組立体120は開となり、流路接続口17Bに接続された吐出用の弁組立体120は閉となる。これにより、使用液体は、第3流路接続口117Cに接続された弁組立体120を通してポンプ室111へ吸入される。一方、吐出工程においては、往復動部材50がポンプ室111側へ前進移動することによりポンプ室111が加圧される。ポンプ室111の加圧によって、第3流路接続口117Cに接続された吸水用の弁組立体120は閉となり、第2流路接続口117Bに接続された吐出用の弁組立体120は開となる。これにより、ポンプ室111の使用液体は第2流路接続口117Bに接続された弁組立体120を通して吐出される。
以上説明のとおり、一例の往復動ポンプ1は、ポンプ室111に連通するシリンダ部113と、ポンプ室111に連通する3以上の流路接続口117と、を有するシリンダボディ110と、3以上の流路接続口117のいずれかに接続される、吸水弁としての弁組立体120、吐出弁としての弁組立体120、及びプラグ130と、を備え、3以上の流路接続口117は、いずれも、吸水弁としての弁組立体120の出口、吐出弁としての弁組立体120の入口、及び、プラグに接続可能であるように同形状を有している。
上記の往復動ポンプ1では、ポンプ本体としてのクランクケース10にシリンダボディ110が接続されている。そして、シリンダボディ110の流路接続口117に吸水弁としての弁組立体120の出口、吐出弁としての弁組立体120の入口、及び、プラグ130が接続される。これにより、ポンプ本体の作用によって吸水弁から給水された液体は、シリンダボディ110を介して吐出弁に送られ、吐出弁から吐出される。シリンダボディ110に設けられた流路接続口117は、いずれも、吸水弁の出口(出口側部材126)、吐出弁の入口(入口側部材125)、及び、プラグ130に接続可能であるように同形状を有している。そのため、どの位置に形成された流路接続口117に吸水弁としての弁組立体120、吐出弁としての弁組立体120、及びプラグ130を接続するかは任意に決定できる。したがって、吸水弁としての弁組立体120、吐出弁としての弁組立体120、及びプラグ130の接続位置を変更することにより、従来に比べて多様な流路を構成できる。
一例の往復動ポンプ1においては、シリンダボディ110の3以上の流路接続口117が、X方向に沿って前側に向く第1流路接続口117Aと、Z方向に沿って上側に向く第2流路接続口117Bと、Z方向に沿って下側に向く第3流路接続口117Cによって構成されている。そのため、図2に例では、第3流路接続口117Cに弁組立体120の出口側部材126が接続され、第2流路接続口117Bに弁組立体120の入口側部材125が接続され、第1流路接続口117Aにプラグ130が接続されることにより、下部から上部に向かう流路が構成されている。
また、図7は、同じ流路構成体100の他の接続例を示す。この例では、第1流路接続口117Aに弁組立体120の出口側部材126が接続され、第2流路接続口117Bに弁組立体120の入口側部材125が接続され、第3流路接続口117Cにプラグ130が接続されている。このように接続されることにより、図面に矢印で示すように、前部(横)から上部に向かう流路が構成されている。
同様に、第2流路接続口117Bに弁組立体120の出口側部材126が接続され、第3流路接続口117Cに弁組立体120の入口側部材125が接続され、第1流路接続口117Aにプラグ130が接続されることにより、上部から下部に向かう流路が構成される。また、第1流路接続口117Aに弁組立体120の出口側部材126が接続され、第3流路接続口117Cに弁組立体120の入口側部材125が接続され、第2流路接続口117Bにプラグ130が接続されることにより、前部から下部に向かう流路が構成される。また、第2流路接続口117Bに弁組立体120の出口側部材126が接続され、第1流路接続口117Aに弁組立体120の入口側部材125が接続され、第3流路接続口117Cにプラグ130が接続されることにより、上部から前部に向かう流路が構成される。また、第3流路接続口117Cに弁組立体120の出口側部材126が接続され、第1流路接続口117Aに弁組立体120の入口側部材125が接続され、第2流路接続口117Bにプラグ130が接続されることにより、下部から前部に向かう流路が構成される。
弁組立体120の出口、弁組立体120の入口、及び、プラグ130は、3以上の流路接続口117のいずれかに対して、螺合されている。この構成では、吸水弁、吐出弁及びプラグと同一形状の流路接続口117との接続構造を容易に実現できる。一例においては、流路接続口117を雌ネジ構造とし、弁組立体120の出口、弁組立体120の入口、及び、プラグ130を同形状の雄ネジ構造とすることで接続構造が構成されている。
シリンダボディ110のフランジ部114の周縁には切欠状部分115が設けられている。この構成では、ポンプ本体としてのクランクケース10からシリンダボディ110を容易に取り外すことができる。例えば、ボルト孔114aのボルトを外し、切欠状部分115に工具を挿入することにより、容易にシリンダボディ110を取り外すことができる。
吸水弁と吐出弁とは、互いに同一の構造を有する弁組立体120である。この構成では、往復動ポンプ1の構成部品の種類を低減することができる。なお、吸水弁としての弁組立体と吐出弁としての弁組立体との構造を別々にする場合には、吸水弁としての弁組立体の出口側の構造と吐出弁としての弁組立体の入口側の構造とを、流路接続口117に接続可能な構造にする必要がある。
弁組立体120には、外観によって出口側及び入口側を特定可能な切欠状部126bが形成されている。一例では、同一形状の弁組立体120の向きを変更することによって、吸水弁と吐出弁との使い分けがなされている。この場合、外観によって入口側と出口側を特定できることにより、弁組立体120の接続の向きを間違えることが抑制される。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の具体的形態は上記の例に限定されない。
例えば、ポンプ室部112と第2シリンダ113とが一体的に形成されたシリンダボディ110を例示したが、例えば、ポンプ室部112と第2シリンダ113とは、別々の部品によって構成されていてもよい。
また、シリンダボディ110に3つの流路接続口117が設けられている例を示したが、流路接続口の数は3以上であれば特に限定されない。流路接続口の数を増加させる場合、シリンダボディ110のポンプ室部112のサイズを大きくしてもよい。また、ポンプ室部112の形状を5角柱状等の多角柱状にして、各側面に流路接続口117及び第2シリンダ113を設けてもよい。
本開示に例示される実施形態は以下のように記載され得る。
[構成1]
ポンプ本体に取付けられ、内部にポンプ室を有するシリンダボディであって、前記ポンプ本体に接続され前記ポンプ室に連通するシリンダ部と、前記ポンプ室に連通する3以上の流路接続口と、を有する前記シリンダボディと、
前記3以上の流路接続口のいずれかに接続される吸水弁、吐出弁及びプラグと、を備え、
前記3以上の流路接続口は、いずれも、前記吸水弁の出口、前記吐出弁の入口、及び、前記プラグに接続可能であるように同形状を有している、往復動ポンプ。
[構成2]
前記吸水弁の出口、前記吐出弁の入口、及び、前記プラグは、前記3以上の流路接続口のいずれかに螺合されている、構成1に記載の往復動ポンプ。
[構成3]
前記シリンダボディは、前記ポンプ本体に当接される端面を有し、
前記端面の周縁には切欠状部分が設けられている、構成1又は2に記載の往復動ポンプ。
[構成4]
前記吸水弁と前記吐出弁とは、互いに同一の構造を有する部材である、構成1~3のいずれか一項に記載の往復動ポンプ。
[構成5]
前記吸水弁及び前記吐出弁には、外観によって出口側及び入口側を特定可能なマークが形成されている、構成4に記載の往復動ポンプ。
[構成6]
前記シリンダボディの前記シリンダ部は、第1方向の一方側に向き、
前記3以上の流路接続口は、前記第1方向の他方側に向き第1流路接続口と、前記第1方向に交差する第2方向の一方側に向く第2流路接続口と、前記第2方向の他方側に向く第3流路接続口とによって構成され、
前記ポンプ本体が水平面に載置されている状態において、前記第1方向は上下方向に沿っており、前記第2方向は水平方向に沿っている、構成1~5のいずれか一項に記載の往復動ポンプ。
1…往復動ポンプ、10…シリンダケース(本体部)、110…シリンダボディ、111…ポンプ室、113…第2シリンダ(シリンダ部)、117…流路接続口、120…弁組立体(吸水弁、吐出弁)、130…プラグ。

Claims (6)

  1. ポンプ本体(10)に取付けられ、内部にポンプ室(111)を有するシリンダボディ(110)であって、前記ポンプ本体(10)に接続され前記ポンプ室(111)に連通するシリンダ部(113)と、前記ポンプ室(111)に連通する3以上の流路接続口(117)と、を有する前記シリンダボディ(110)と、
    前記3以上の流路接続口(117)のいずれかに接続される吸水弁(120)、吐出弁(120)及びプラグ(130)と、を備え、
    前記3以上の流路接続口(117)は、いずれも、前記吸水弁(120)の出口、前記吐出弁(120)の入口、及び、前記プラグ(130)に接続可能であるように同形状を有している、往復動ポンプ。
  2. 前記吸水弁(120)の出口、前記吐出弁(120)の入口、及び、前記プラグ(130)は、前記3以上の流路接続口(117)のいずれかに螺合されている、請求項1に記載の往復動ポンプ。
  3. 前記シリンダボディ(110)は、前記ポンプ本体(10)に当接される端面を有し、
    前記端面の周縁には切欠状部分(115)が設けられている、請求項1に記載の往復動ポンプ。
  4. 前記吸水弁(120)と前記吐出弁(120)とは、互いに同一の構造を有する部材である、請求項1~3のいずれか一項に記載の往復動ポンプ。
  5. 前記吸水弁(120)及び前記吐出弁(120)には、外観によって出口側及び入口側を特定可能なマーク(126b)が形成されている、請求項4に記載の往復動ポンプ。
  6. 前記シリンダボディ(110)の前記シリンダ部(113)は、第1方向の一方側に向き、
    前記3以上の流路接続口(117)は、前記第1方向の他方側に向く第1流路接続口(117A)と、前記第1方向に交差する第2方向の一方側に向く第2流路接続口(117B)と、前記第2方向の他方側に向く第3流路接続口(117C)とによって構成され、
    前記ポンプ本体(10)が水平面に載置されている状態において、前記第1方向は上下方向に沿っており、前記第2方向は水平方向に沿っている、請求項1に記載の往復動ポンプ。
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