JP2023167075A - コネクタ及びコネクタの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】コネクタにおいて一括シール部の損傷を抑制する。【解決手段】コネクタ10は、芯線41と芯線41の外周を覆う絶縁被覆42とを有する電線40と、芯線41に接続される端子50と、端子50を内部に収容する端子収容部21を有するインナハウジング20と、インナハウジング20の後側部分に取り付けられるリアホルダ60と、リアホルダ60に装着される一括シール部70と、を備え、リアホルダ60は、電線40が挿通される電線挿通孔65を有し、一括シール部70は、電線挿通孔65に挿通された電線40をシールするインナシール部71を備え、電線40の絶縁被覆42は、互いに別体とされる鞘部43と本体部44とを備え、鞘部43は、本体部44より前方に配されるとともに、芯線41に対してスライド移動可能とされている。【選択図】図14

Description

本開示は、コネクタ及びコネクタの製造方法に関する。
従来、電線の端末から露出する芯線に端子が接続された端子付き電線を収容するコネクタとして、特開2019-145208号公報(下記特許文献1)に記載のコネクタが知られている。このコネクタは、端子本体とスライド部を備えた端子と、端子を収容するキャビティを有するコネクタハウジングと、端子の後端に係止するリアホルダと、を備えている。スライド部が端子本体に対して本係止位置に保持された状態では、スライド部の上側当接部が端子本体の上側接続片に上方から当接して下方へと押圧し、スライド部の下側当接部が端子本体の下側接続片に下方から当接して上方へと押圧する。これにより、芯線が上側接続片と下側接続片に上下から挟持され、電線と端子とが電気的に接続される。
特開2019-145208号公報
上記のコネクタは非防水コネクタであり、このコネクタを防水化しようとすると、まず上記コネクタハウジングをインナハウジングとして、このインナハウジングの外周側に配されるアウタハウジングを設け、アウタハウジングとリアホルダによってインナハウジングを囲うようにして収容する。その上で、インナハウジングの後端部に一括ゴム栓を装着することで電線挿通孔に挿通された電線を防水するとともに、リアホルダとアウタハウジングの間にゴムリングを装着することでリアホルダの内部とアウタハウジングの内部とを防水することが考えられる。
しかしながら、上記の防水コネクタの構成においては、電線を電線挿通孔の内部に挿入する際、電線の先端部に露出した芯線が一括ゴム栓のシール部を損傷することがありうる。
本開示のコネクタは、芯線と前記芯線の外周を覆う絶縁被覆とを有する電線と、前記芯線に接続される端子と、前記端子を内部に収容する端子収容部を有するインナハウジングと、前記インナハウジングの後側部分に取り付けられるリアホルダと、前記リアホルダに装着される一括シール部と、を備え、前記リアホルダは、前記電線が挿通される電線挿通孔を有し、前記一括シール部は、前記電線挿通孔に挿通された前記電線をシールするインナシール部を備え、前記電線の前記絶縁被覆は、互いに別体とされる鞘部と本体部とを備え、前記鞘部は、前記本体部より前方に配されるとともに、前記芯線に対してスライド移動可能とされている、コネクタである。
本開示によれば、コネクタにおいて一括シール部の損傷を抑制することができる。
図1は、実施形態にかかるコネクタの斜視図である。 図2は、コネクタの分解斜視図である。 図3は、コネクタの正面図である。 図4は、図3のA-A断面図である。 図5は、図3のB-B断面図である。 図6は、コネクタの側面図である。 図7は、図6のC-C断面図である。 図8は、一括シール部が一体に構成されたリアホルダの正面図である。 図9は、図8のD-D断面図である。 図10は、リアホルダのみを前方から見た正面図である。 図11は、図10のE-E断面を斜め前上方から見た斜視図である。 図12は、リアホルダのみを側方から見た側面図である。 図13は、図12のF-F断面図である。 図14は、図3のA-A断面において電線が電線挿通孔に挿通され、鞘部がインナシール部に当接した状態を示す図である。 図15は、図3のA-A断面において図14からさらに電線が前方に押し込まれ、芯線に対して鞘部がスライド移動した状態を示す図である。 図16は、図3のA-A断面において図15からさらに電線が前方に押し込まれ、芯線が端子の内部に到達するとともに本体部がインナシール部にシールされた状態を示す図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列挙して説明する。
(1)本開示のコネクタは、芯線と前記芯線の外周を覆う絶縁被覆とを有する電線と、前記芯線に接続される端子と、前記端子を内部に収容する端子収容部を有するインナハウジングと、前記インナハウジングの後側部分に取り付けられるリアホルダと、前記リアホルダに装着される一括シール部と、を備え、前記リアホルダは、前記電線が挿通される電線挿通孔を有し、前記一括シール部は、前記電線挿通孔に挿通された前記電線をシールするインナシール部を備え、前記電線の前記絶縁被覆は、互いに別体とされる鞘部と本体部とを備え、前記鞘部は、前記本体部より前方に配されるとともに、前記芯線に対してスライド移動可能とされている。
このような構成によると、芯線の前端部を鞘部により保護した状態で、電線挿通孔に電線を挿入することにより、一括シール部のインナシール部に芯線の前端部が接触することを抑制することができる。よって、一括シール部の損傷を抑制することができる。
(2)前記インナシール部は前記本体部をシールしていることが好ましい。
このような構成によると、一括シール部による防水性を確保することができる。
(3)上記のコネクタは、前記インナハウジングを内部に収容した状態で前記リアホルダに組み付けられるアウタハウジングと、前記リアホルダと前記アウタハウジングとの間をシールするアウタシール部と、をさらに備えることが好ましい。
このような構成によると、アウタハウジングとアウタシール部とが設けられることにより、インナハウジング及びリアホルダの内部を防水することができる。
(4)前記アウタシール部は前記一括シール部と一体に形成されていることが好ましい。
このような構成によると、アウタシール部は一括シール部と一体に設けられるから、部品点数を削減することができる。
(5)前記一括シール部と前記リアホルダは一部材で構成されていることが好ましい。
このような構成によると、一括シール部をリアホルダに取り付ける必要がないため、取付工数を削減できる。例えば、一括シール部をリアホルダに二色成形することでこれらを一部材に構成してもよい。
(6)本開示のコネクタの製造方法は、芯線と前記芯線の外周を覆う絶縁被覆とを有する電線と、端子と、端子収容部を有するインナハウジングと、電線挿通孔を有するリアホルダと、前記リアホルダに装着されるとともに前記電線挿通孔に挿通された前記電線をシールする一括シール部と、を備えるコネクタの製造方法であって、前記端子収容部の内部に前記端子を収容する工程と、前記インナハウジングの後側部分に前記一括シール部が装着された前記リアホルダを取り付ける工程と、前記電線の前記絶縁被覆の前端部を切り離して鞘部と前記鞘部の後方に配される本体部とを形成する工程と、前記鞘部を前記芯線に対して前方にスライド移動させて前記芯線の前端部を前記鞘部により保護する工程と、前記芯線の前端部が前記鞘部により保護された前記電線を前記リアホルダの前記電線挿通孔に挿通し、前記芯線の前端部を前記端子の内部に到達させる工程と、前記芯線と前記端子とを接続する工程と、を含む。
このようなコネクタの製造方法によると、絶縁被覆に鞘部を形成する工程と、芯線の前端部を鞘部により保護する工程と、が含まれるから、電線挿通孔に電線を挿入する際、一括シール部に芯線の前端部が接触することを抑制することができる。よって、一括シール部の損傷を抑制することができる。
[本開示の実施形態の詳細]
以下に、本開示の実施形態について説明する。本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
<実施形態>
本開示の実施形態について、図1から図16を参照しつつ説明する。以下の説明においては、矢線Zの示す方向を上方、矢線Xの示す方向を前方、矢線Yの示す方向を左方として説明する。なお、複数の同一部材については、一部の部材にのみ符号を付し、他の部材の符号を省略する場合がある。
[コネクタ]
コネクタ10は、図1及び図2に示すように、インナハウジング20と、アウタハウジング30と、シールリング35と、端子50と、電線40と、リアホルダ60と、一括シール部70と、を備えて構成されている。
[電線]
電線40は、芯線41と、芯線41の外周面を包囲する絶縁性の合成樹脂である絶縁被覆42と、を備える。電線40の端末部分において絶縁被覆42は皮剥ぎされて、芯線41が露出している。芯線41は、1本の金属線から構成される、いわゆる単芯線である。なお、芯線41は、複数の金属細線を撚り合わせた撚線であってもよい。芯線41を構成する金属は、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金等、必要に応じて任意の金属を適宜選択できる。本実施形態の芯線41は銅または銅合金から構成される。
[鞘部、本体部]
絶縁被覆42は、鞘部43と、鞘部43と別体とされ、鞘部43よりも後方に配される本体部44と、を備える。鞘部43は芯線41に対して電線40ののび方向(前後方向)にスライド移動可能とされている。鞘部43はワイヤーストリッパー等により本体部44から切り離されて形成される。
[端子]
端子50は雌端子であって、金属製の端子本体51と、端子本体51に対して相対的にスライド移動可能なスライド部52と、を備える。端子本体51はプレス加工、切削加工、鋳造等、公知の手法により所定の形状に形成される。端子本体51を構成する金属は、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス鋼等、必要に応じて任意の金属を適宜選択できる。本実施形態の端子本体51は、銅または銅合金から構成される。端子本体51の表面にはめっき層が形成されていてもよい。めっき層を構成する金属は、スズ、ニッケル、銀等必要に応じて任意の金属を適宜選択できる。本実施形態の端子本体51には、スズめっきが施されている。
[端子本体]
図4に示すように、端子本体51は、相手側の雄端子(図示せず)が挿入される角筒状の接続筒部51Aと、接続筒部51Aの後方に配された角筒状の基部51Bと、基部51Bから後方に延出された上側接続片51C及び下側接続片51Dと、を備える。接続筒部51Aの前端は相手側の雄端子が挿入可能に開口されている。
接続筒部51Aの側壁には、弾性変形可能な弾性接触片51Eが配されている。接続筒部51Aの内部に挿入された雄端子は、弾性接触片51Eと接触するようになっている。また、接続筒部51Aの上壁前端部には、接続筒部51Aの一部を切り起こして形成された金属製のランス53が設けられている。
上側接続片51Cは、基部51Bの上壁後端部を支点にして、上下方向に弾性変形可能に形成されている。下側接続片51Dは、基部51Bの下壁後端部を支点にして、上下方向に弾性変形可能に形成されている。上側接続片51Cと下側接続片51Dの前後方向の長さは略同じに形成されている。
端子本体51はさらに、接続筒部51Aの後方で、かつ、基部51Bの前方の位置において、上方に開口した端子窓部51Fを備えている。芯線41の前端部は、芯線41が上側接続片51Cと下側接続片51Dとの間の空間内に配された状態で、端子窓部51Fからから検知可能となっている。検知可能とは、外部から作業員によって視認による確認が可能であることを含むとともに、外部からカメラ(図示せず)によって検知可能であることも含み、また、外部からプローブ(図示せず)を挿入して電気的に芯線41の前端部を検知することも含む。
[スライド部]
スライド部52は、前後方向にのびる角筒状をなしている。スライド部52は、切削加工、鋳造、プレス加工等、必要に応じて公知の手法により形成される。スライド部52を構成する金属は、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス鋼等、必要に応じて任意の金属を適宜選択できる。本実施形態のスライド部52は、銅または銅合金から構成される。スライド部52の表面にはめっき層が形成されていてもよい。めっき層を構成する金属は、スズ、ニッケル、銀等必要に応じて任意の金属を適宜選択できる。本実施形態のスライド部52には、スズめっきが施されている。
スライド部52の断面形状は、端子本体51のうち、上側接続片51Cと下側接続片51Dが設けられた領域の断面形状と同じか、これよりやや大きく形成されている。これにより、スライド部52は、端子本体51のうち、上側接続片51Cと下側接続片51Dが設けられた領域に外嵌可能となっている。
スライド部52の上壁の下面には、下方に突出する上側当接部52Aが設けられている。スライド部52の下壁の上面には、上方に突出する下側当接部52Bが設けられている。
スライド部52は、端子本体51のうち上側接続片51Cと下側接続片51Dが設けられた領域に外嵌された状態で、仮係止位置(図14から図16におけるスライド部52の位置)と、仮係止位置よりも前方に設定された本係止位置(図4におけるスライド部52の位置)と、の間をスライド移動可能になっている。スライド部52が端子本体51に対して本係止位置で保持された状態においては、上側当接部52Aは、上側接続片51Cの上面に対して上方から当接しており、下側当接部52Bは、下側接続片51Dの下面に対して下方から当接している。
スライド部52が端子本体51に対して本係止位置で保持された状態では、上側当接部52Aが上方から上側接続片51Cを押圧することによって上側接続片51Cが下方に弾性変形するようになっている。また、下側当接部52Bが下方から下側接続片51Dを押圧することによって下側接続片51Dが上方に弾性変形するようになっている。これにより、上側接続片51Cと下側接続片51Dとの間の空間に、芯線41を前後方向にのびた状態で配し、かつ、スライド部52が端子本体51に対して本係止位置で保持した状態では、芯線41は、弾性変形した上側接続片51Cと下側接続片51Dによって上下方向から挟持されるようになっている。すなわち、上側接続片51Cは上側当接部52Aに下方に押圧されることにより芯線41に上方から接触し、下側接続片51Dは下側当接部52Bに上方に押圧されることにより芯線41に下方から接触するようになっている。
上側接続片51Cの前側部分は下方に突出し、下側接続片51Dの後側部分は上方に突出し、これらの突出した部分は前後方向にずれて配されている。このため、芯線41は、上下方向について屈曲した状態に保持される。このようにして芯線41と端子50は電気的に接続されるとともに、電線40の後方への引っ張りに対して強固に抜け止めされた状態に保持されるようになっている。
図16に示すように、スライド部52の前端部には、上壁から上方に突出する治具当接部54が設けられている。治具当接部54に後方から図示しない治具が当接して、治具によってスライド部52が前方に押されることにより、スライド部52が前方に移動可能になっている。
[インナハウジング]
図2に示すように、インナハウジング20は絶縁性の合成樹脂製であって、複数の端子50が収容される端子収容部21を有している。インナハウジング20は、上下方向に扁平であって左右方向にのびた略直方体形状をなしている。端子収容部21は、自身を前後方向に貫通する複数のキャビティ21Aを有している。複数のキャビティ21Aは左右方向に間隔を空けて並列されるとともに、上下に2段に重ねられている。上段側に形成されたキャビティ21Aと下段側に形成されたキャビティ21Aとは、上方から見た場合に、左右方向にずれた位置に配されている。なお、キャビティ21Aの個数は任意であり、また、上下に重ねられる場合の段数も任意である。
キャビティ21Aには図示しない雄端子が前方から挿入可能になっている。図4に示すように、キャビティ21Aには端子50が後方から挿入され、端子収容部21の内部に端子50が収容可能となっている。
端子50がキャビティ21Aに収容された状態で、端子収容部21における端子50の端子窓部51Fに対応する位置に、コネクタ窓部21Bが形成されている。このコネクタ窓部21Bによって、端子窓部51Fが外部と連通するようになっている。端子50の端子窓部51Fは、コネクタ窓部21Bから検知可能となっている。これにより、芯線41の前端部はコネクタ窓部21B及び端子窓部51Fを通して外部から検知可能になっている。
図2に示すように、インナハウジング20は、上段側のキャビティ21Aと下段側のキャビティ21Aとの間を仕切る隔壁22を有する。隔壁22は、キャビティ21Aの後端部から後方に延出されている。隔壁22の上面及び下面には、それぞれ、前後方向にのびるとともに上下に突出した仕切り壁23が設けられている。この仕切り壁23によって、各キャビティ21Aに収容された端子50が左右方向に隣り合う端子50と電気的に絶縁されるようになっている。
インナハウジング20の左右両側壁の後端部寄りの位置には、外方に突出する仮係止ロック部24が設けられており、この仮係止ロック部24よりも前方の位置には、本係止ロック部25が設けられている。
図4に示すように、上段側のキャビティ21Aの前端側には上方に開口するランスホール26が設けられ、下段側のキャビティ21Aの前端側には下方に開口するランスホール26が設けられている。ランスホール26の構成する内壁には、端子50のランス53が係止するようになっており、これによって端子50がキャビティ21Aに収容された状態に保持される。
[リアホルダ]
図4及び図5に示すように、リアホルダ60は絶縁性の合成樹脂製であって、ホルダ基部62と、ホルダ基部62から前方に突出するホルダ本体61と、ホルダ本体61の外周側に配されてホルダ基部62から前方に突出する筒状の保護壁63と、を備える。リアホルダ60は、絶縁性の合成樹脂を射出成形することにより形成される。
ホルダ本体61は、前方に開口する箱状をなすホルダフード部61Aと、ホルダフード部61Aの後側に連なって設けられたシール装着部61Bと、を有している。ホルダフード部61Aは、インナハウジング20の後側部分に外嵌されるようになっている。図2に示すように、ホルダフード部61Aの左右両側壁の前端部には、概ね門形状をなすロック受け部64が設けられている。ロック受け部64は、図5に示すように、インナハウジング20の仮係止ロック部24及び本係止ロック部25に弾性的に係止可能とされている。
インナハウジング20の仮係止ロック部24とホルダ本体61のロック受け部64とが係止することにより、リアホルダ60はインナハウジング20に対して仮係止位置(図14から図16参照)に保持される。また、インナハウジング20の本係止ロック部25とホルダ本体61のロック受け部64とが係止することにより、リアホルダ60はインナハウジング20に対して本係止位置(図5に示すリアホルダ60の位置)に保持される。
図8及び図10に示すように、リアホルダ60は、電線40が挿通される複数の電線挿通孔65を有している。複数の電線挿通孔65は、左右方向に並列するとともに、上下に2段に並んで設けられている。各電線挿通孔65は、インナハウジング20の各キャビティ21Aに対応する位置に設けられている。電線挿通孔65の内径寸法は、電線40の絶縁被覆42の外径寸法と同じか、これよりやや大きく設定されている。
図9に示すように、ホルダフード部61Aの奥壁には、上下方向の中央付近に、隔壁受け部61Cが設けられている。この隔壁受け部61Cは前方に開口する形態をなし、開口の上下寸法は、インナハウジング20の隔壁22の上下方向の厚さ寸法と同じか、これよりやや大きく設定されている。
図14に示すように、リアホルダ60がインナハウジング20に対して仮係止位置に保持された状態では、ホルダ本体61の隔壁受け部61Cは、インナハウジング20の隔壁22の後端縁よりも後方に位置している。図4に示すように、リアホルダ60がインナハウジング20に対して本係止位置に保持された状態では、ホルダ本体61の隔壁受け部61Cの開口に、インナハウジング20の隔壁22が嵌まり込むようになっている。これにより、リアホルダ60がインナハウジング20に対して上下方向に位置ずれすることが抑制されるようになっている。
図9に示すように、ホルダフード部61Aの内壁には、電線挿通孔65の前端位置に、段差61Dが形成されている。この段差61Dは、リアホルダ60がインナハウジング20に対して仮係止位置から本係止位置に移動した際に、スライド部52の後端部に後方から当接する。これにより、端子50がインナハウジング20のキャビティ21Aに収容された状態で、かつ後方に抜け止めされた状態に保持される。
図11及び図13に示すように、シール装着部61Bは上下一対の装着壁61Eによって構成されている。上側の装着壁61Eの前端はホルダフード部61Aの上壁の後端に連結され、上側の装着壁61Eの後端はホルダ基部62に連結されている。下側の装着壁61Eの前端はホルダフード部61Aの下壁の後端に連結され、下側の装着壁61Eの後端はホルダ基部62に連結されている。シール装着部61Bには、二色成形によって一括シール部70が一体に装着されている。
図10及び図11に示すように、保護壁63は、前方に開口する筒状をなしている。保護壁63は、前方から見た場合に、左右方向に長い長円形状をなしている。ホルダ本体61は保護壁63の内部に収容されている。保護壁63の左右両側壁には、一対の貫通孔63Aが設けられている。貫通孔63Aは、図6及び図12に示すように、側方から見た場合に、前後方向に長い長方形状をなしている。
図12及び図13に示すように、上下一対の装着壁61Eの間の空間は、リアホルダ60を側方から見た場合に、貫通孔63Aと一致している。したがって、上側の装着壁61Eの下面と貫通孔63Aの上縁とは同じ高さに配され、下側の装着壁61Eの上面と貫通孔63Aの下線とは同じ高さに配される。
[一括シール部]
一括シール部70はゴム製で、図7に示すように、一対の装着壁61Eの間に配されたインナシール部71と、インナシール部71の外周側に配されたアウタシール部72と、を備えて構成されている。
インナシール部71は、電線挿通孔65に挿通された電線40をシールする。図9に示すように、インナシール部71は、前後方向の中央付近において最も内径が小さくなる内周リップ71Aを有している。内周リップ71Aの内径は、電線40の外径よりも小さい。
アウタシール部72は、アウタシール部72の外周面に形成された外周リップ72Aを有している。外周リップ72Aは、アウタシール部72の全周にわたって設けられている。外周リップ72Aは、保護壁63によって覆われている。アウタシール部72は、アウタハウジング30とリアホルダ60の間をシールする。
[アウタハウジング]
図4に示すように、アウタハウジング30は絶縁性の合成樹脂製であって、ハウジング収容部31と、ハウジング収容部31の後側に配されたシール収容部32と、ハウジング収容部31の外周側に配されて前方に開口する前側フード部33と、前側フード部33の後側に配されて後方に開口する後側フード部34と、を備える。図3に示すように、ハウジング収容部31の前壁には、インナハウジング20の複数のキャビティ21Aの位置に対応して配された複数の端子進入孔31Aが設けられている。端子進入孔31Aは、端子50に接続される雄端子(図示せず)が前方から進入する孔である。
ハウジング収容部31の内部とシール収容部32の内部とは連通している。ハウジング収容部31の前後寸法はシール収容部32の前後寸法よりも大きく、シール収容部32の前後寸法の3倍程度とされている。図4に示すように、シール収容部32の上下寸法はハウジング収容部31の上下寸法よりも大きく、図5に示すように、シール収容部32の左右寸法はハウジング収容部31の左右寸法よりも大きい。
シール収容部32の内部には、一括シール部70のアウタシール部72がシール状態で収容される。ハウジング収容部31は、ホルダフード部61Aを収容する後側ハウジング収容部31Bを有している。後側フード部34は、後側ハウジング収容部31Bとシール収容部32によって構成されている。
図5に示すように、後側フード部34は、貫通孔63Aの内壁に係止することでリアホルダ60の保護壁63が後側フード部34の外周面に沿って装着された状態(後側フード部34が保護壁63に内嵌した状態)に保持するロック突部34Aを有する。ロック突部34Aは、シール収容部32の前端付近に位置している。後側フード部34が保護壁63に内嵌した状態では、アウタシール部72の外周リップ72Aがシール収容部32に密着することで、アウタハウジング30とリアホルダ60の間がシールされる。
前側フード部33は、後側フード部34の前端から径方向外側に延出した後、ハウジング収容部31の前端まで前方に延出されている。ハウジング収容部31の外周面には、シールリング35が装着されている。ハウジング収容部31の外周面と前側フード部33の内周面との間には、相手ハウジングの相手フード部(図示せず)が進入可能とされ、相手フード部の内周面とハウジング収容部31の外周面との間にシールリング35が挟持されることで相手ハウジングとアウタハウジング30との間がシールされる。
[コネクタの製造方法]
次に、本実施形態のコネクタ10の製造方法の一例を説明する。コネクタ10の製造方法は以下の記述に限定されない。
公知の手法により、端子本体51とスライド部52を形成する。端子本体51に対して、後方からスライド部52を組み付け、スライド部52が仮係止位置に保持される。これにより、端子50が得られる。
合成樹脂を射出成形することにより、インナハウジング20とアウタハウジング30とリアホルダ60とを形成する。インナハウジング20のキャビティ21Aに、後方から端子50を挿入する。リアホルダ60に対して、一括シール部70の原材料となる液状ゴムを射出して二色成形することにより、リアホルダ60と一括シール部70を一体に形成する。これにより、インナシール部71とアウタシール部72は一部材で構成されるため、部品点数の削減につながるとともに、一括シール部70の取付工程がなくなることで工数削減につながる。
インナハウジング20の後端部に、後方からリアホルダ60を組み付ける。すると、インナハウジング20の仮係止ロック部24に、リアホルダ60のロック受け部64の前端部が後方から当接し、ロック受け部64が拡開変形する。さらにリアホルダ60を前方に押し込むと、ロック受け部64が復帰変形し、インナハウジング20の仮係止ロック部24にリアホルダ60のロック受け部64が弾性的に係止する。これにより、リアホルダ60がインナハウジング20に対して仮係止位置に保持される。この状態では、リアホルダ60のホルダフード部61Aがインナハウジング20の後端から後方に離間した位置に配されている。
電線40の端末部分において絶縁被覆42を皮剥ぎすることで、所定の長さ寸法の芯線41を露出させる。電線40の絶縁被覆42の前端部をワイヤーストリッパー等で切り離し、鞘部43及び本体部44を形成する。芯線41に対して鞘部43を前方にスライド移動させることで、芯線41の前端部を鞘部43により保護する(図2参照)。
芯線41の前端部が鞘部43により保護された電線40をリアホルダ60の電線挿通孔65に挿通すると、図14に示すように、鞘部43がインナシール部71と当接する。このように、本実施形態では、鞘部43により芯線41の前端部が保護されているから、芯線41の前端部がインナシール部71に接触してインナシール部71が損傷されにくい。電線40をさらに前方に押し込むと、図15に示すように、鞘部43がインナシール部71に当接したまま、芯線41が前方に送り込まれる。
電線40をさらに前方に押し込むと、芯線41の前端部はスライド部52の後端部からスライド部52の内部へと導入される。そして、図16に示すように、芯線41の前端部は端子本体51の内部へと進入して上側接続片51Cと下側接続片51Dの間の空間に至る。この間、鞘部43は後方から本体部44に押し出されることで、インナシール部71より前方に配されている。内周リップ71Aは本体部44に密着するようになっている。
コネクタ窓部21Bから視認可能な端子窓部51Fにおいて、芯線41の前端部を目視、プローブ等により検知することで、芯線41が所定の位置に到達したことを確認できる。
次に、治具(図示せず)を後方から治具当接部54に押し当てて、スライド部52を前方にスライド移動させると、スライド部52が端子本体51に対して本係止位置に保持される。スライド部52が端子本体51に対して本係止位置に保持された状態では、図4に示すように、スライド部52の上側当接部52Aが端子本体51の上側接続片51Cに上方から当接して下方へと押圧する。また、スライド部52の下側当接部52Bが端子本体51の下側接続片51Dに下方から当接して上方へと押圧する。これにより、芯線41が上側接続片51Cと下側接続片51Dに上下から挟持され、端子50と電線40とが電気的に接続される。
次に、リアホルダ60をインナハウジング20に対してさらに前方に押し込む。すると、リアホルダ60のロック受け部64の前端部が本係止ロック部25に乗り上げて拡開変形する。さらにリアホルダ60を前方に押し込むと、ロック受け部64が復帰変形し、インナハウジング20の本係止ロック部25にリアホルダ60のロック受け部64が弾性的に係止する。これにより、リアホルダ60がインナハウジング20に対して本係止位置に保持される。この状態では、リアホルダ60のホルダフード部61Aがインナハウジング20の後側部分に外嵌しており、インナハウジング20とリアホルダ60が一体に構成される。
図4に示すように、リアホルダ60がインナハウジング20に対して本係止位置に保持された状態で、内周リップ71Aは本体部44に密着するようになっている。これにより、インナシール部71によるシール性を担保することができる。仮に、本実施形態とは異なり、内周リップ71Aが鞘部43と本体部44の境界付近に密着している場合には、鞘部43と本体部44の隙間から水が浸入することがありうる。
次に、リアホルダ60をアウタハウジング30に対して後方から組み付けることで、インナハウジング20をハウジング収容部31の内部に収容する。リアホルダ60の保護壁63は拡開変形してアウタハウジング30のロック突部34Aに乗り上げる。さらにリアホルダ60を前方に押し込むと、保護壁63が復帰変形し、貫通孔63Aの内壁にロック突部34Aが弾性的に係止する。これにより、リアホルダ60がアウタハウジング30に装着された状態に保持される。この状態では、一括シール部70のアウタシール部72がシール収容部32の内部に収容され、外周リップ72Aがシール収容部32の内周面に密着する。以上により、コネクタ10の製造が完了する。
[実施形態の作用効果]
実施形態によれば、以下の作用、効果を奏する。
実施形態にかかるコネクタ10は、芯線41と芯線41の外周を覆う絶縁被覆42とを有する電線40と、芯線41に接続される端子50と、端子50を内部に収容する端子収容部21を有するインナハウジング20と、インナハウジング20の後側部分に取り付けられるリアホルダ60と、リアホルダ60に装着される一括シール部70と、を備え、リアホルダ60は、電線40が挿通される電線挿通孔65を有し、一括シール部70は、電線挿通孔65に挿通された電線40をシールするインナシール部71を備え、電線40の絶縁被覆42は、互いに別体とされる鞘部43と本体部44とを備え、鞘部43は、本体部44より前方に配されるとともに、芯線41に対してスライド移動可能とされている。
このような構成によると、芯線41の前端部を鞘部43により保護した状態で、電線挿通孔65に電線40を挿入することにより、一括シール部70のインナシール部71に芯線41の前端部が接触することを抑制することができる。よって、一括シール部70の損傷を抑制することができる。
実施形態では、インナシール部71は本体部44をシールしている。
このような構成によると、一括シール部70による防水性を確保することができる。
実施形態にかかるコネクタ10は、インナハウジング20を内部に収容した状態でリアホルダ60に組み付けられるアウタハウジング30と、リアホルダ60とアウタハウジング30との間をシールするアウタシール部72と、をさらに備える。
このような構成によると、アウタハウジング30とアウタシール部72とが設けられることにより、インナハウジング20及びリアホルダ60の内部を防水することができる。
実施形態では、アウタシール部72は一括シール部70と一体に形成されている。
このような構成によると、アウタシール部72は一括シール部70と一体に設けられるから、部品点数を削減することができる。
実施形態では、一括シール部70とリアホルダ60は一部材で構成されている。
このような構成によると、一括シール部70をリアホルダ60に取り付ける必要がないため、取付工数を削減できる。例えば、一括シール部70をリアホルダ60に二色成形することでこれらを一部材に構成してもよい。
実施形態にかかるコネクタ10の製造方法は、芯線41と芯線41の外周を覆う絶縁被覆42とを有する電線40と、端子50と、端子収容部21を有するインナハウジング20と、電線挿通孔65を有するリアホルダ60と、リアホルダ60に装着されるとともに電線挿通孔65に挿通された電線40をシールする一括シール部70と、を備えるコネクタ10の製造方法であって、端子収容部21の内部に端子50を収容する工程と、インナハウジング20の後側部分に一括シール部70が装着されたリアホルダ60を取り付ける工程と、電線40の絶縁被覆42の前端部を切り離して鞘部43と鞘部43の後方に配される本体部44とを形成する工程と、鞘部43を芯線41に対して前方にスライド移動させて芯線41の前端部を鞘部43により保護する工程と、芯線41の前端部が鞘部43により保護された電線40をリアホルダ60の電線挿通孔65に挿通し、芯線41の前端部を端子50の内部に到達させる工程と、芯線41と端子50とを接続する工程と、を含む。
このようなコネクタ10の製造方法によると、絶縁被覆42に鞘部43を形成する工程と、芯線41の前端部を鞘部43により保護する工程と、が含まれるから、電線挿通孔65に電線40を挿入する際、一括シール部70に芯線41の前端部が接触することを抑制することができる。よって、一括シール部70の損傷を抑制することができる。
<他の実施形態>
(1)上記実施形態では、アウタシール部72は一括シール部70と一体に形成されたが、これに限られることはなく、していてもよい。アウタシール部は一括シール部と別体でもよい。
(2)上記実施形態では、一括シール部70とリアホルダ60は一部材として構成されたが、これに限られることはなく、一括シール部とリアホルダは別部材として構成されてもよい。
10: コネクタ
20: インナハウジング
21: 端子収容部
21A: キャビティ
21B: コネクタ窓部
22: 隔壁
23: 仕切り壁
24: 仮係止ロック部
25: 本係止ロック部
26: ランスホール
30: アウタハウジング
31: ハウジング収容部
31A: 端子進入孔
31B: 後側ハウジング収容部
32: シール収容部
33: 前側フード部
34: 後側フード部
34A: ロック突部
35: シールリング
40: 電線
41: 芯線
42: 絶縁被覆
43: 鞘部
44: 本体部
50: 端子
51: 端子本体
51A: 接続筒部
51B: 基部
51C: 上側接続片
51D: 下側接続片
51E: 弾性接触片
51F: 端子窓部
52: スライド部
52A: 上側当接部
52B: 下側当接部
53: ランス
54: 治具当接部
60: リアホルダ
61: ホルダ本体
61A: ホルダフード部
61B: シール装着部
61C: 隔壁受け部
61D: 段差
61E: 装着壁
62: ホルダ基部
63: 保護壁
63A: 貫通孔
64: ロック受け部
65: 電線挿通孔
70: 一括シール部
71: インナシール部
71A: 内周リップ
72: アウタシール部
72A: 外周リップ

Claims (6)

  1. 芯線と前記芯線の外周を覆う絶縁被覆とを有する電線と、
    前記芯線に接続される端子と、
    前記端子を内部に収容する端子収容部を有するインナハウジングと、
    前記インナハウジングの後側部分に取り付けられるリアホルダと、
    前記リアホルダに装着される一括シール部と、を備え、
    前記リアホルダは、前記電線が挿通される電線挿通孔を有し、
    前記一括シール部は、前記電線挿通孔に挿通された前記電線をシールするインナシール部を備え、
    前記電線の前記絶縁被覆は、互いに別体とされる鞘部と本体部とを備え、
    前記鞘部は、前記本体部より前方に配されるとともに、前記芯線に対してスライド移動可能とされている、コネクタ。
  2. 前記インナシール部は前記本体部をシールしている、請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記インナハウジングを内部に収容した状態で前記リアホルダに組み付けられるアウタハウジングと、
    前記リアホルダと前記アウタハウジングとの間をシールするアウタシール部と、をさらに備える、請求項1または請求項2に記載のコネクタ。
  4. 前記アウタシール部は前記一括シール部と一体に形成されている、請求項3に記載のコネクタ。
  5. 前記一括シール部と前記リアホルダは一部材で構成されている、請求項4に記載のコネクタ。
  6. 芯線と前記芯線の外周を覆う絶縁被覆とを有する電線と、端子と、端子収容部を有するインナハウジングと、電線挿通孔を有するリアホルダと、前記リアホルダに装着されるとともに前記電線挿通孔に挿通された前記電線をシールする一括シール部と、を備えるコネクタの製造方法であって、
    前記端子収容部の内部に前記端子を収容する工程と、
    前記インナハウジングの後側部分に前記一括シール部が装着された前記リアホルダを取り付ける工程と、
    前記電線の前記絶縁被覆の前端部を切り離して鞘部と前記鞘部の後方に配される本体部とを形成する工程と、
    前記鞘部を前記芯線に対して前方にスライド移動させて前記芯線の前端部を前記鞘部により保護する工程と、
    前記芯線の前端部が前記鞘部により保護された前記電線を前記リアホルダの前記電線挿通孔に挿通し、前記芯線の前端部を前記端子の内部に到達させる工程と、
    前記芯線と前記端子とを接続する工程と、を含む、コネクタの製造方法。
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