JP2023162844A - 車両用記録制御装置および記録制御方法 - Google Patents

車両用記録制御装置および記録制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】音声コマンドによるイベント記録を適切に行うこと。【解決手段】車両用記録制御装置は、車両の周辺撮影した撮影データを取得する撮影データ取得部と、第1レベルのイベントとは異なる第2レベルのイベントを検出するイベント検出部と、車両の搭乗者が発した発話を認識する音声認識部と、音声コマンドが認識された場合に、所定期間の撮影データをイベントデータとして保存する記録制御部と、第2レベルのイベントが検出された場合、第2レベルのイベントが検出されたときの所定期間内における音声認識部が認識した発話を記録し、第1期間の間に第2レベルのイベントの検出に対して同一の発話が認識された回数が所定回数を超えた場合、その発話を、イベント記録指示を受け付ける音声コマンドとして登録する音声コマンド登録部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用記録制御装置および記録制御方法
に関する。
車両用記録装置、所謂ドライブレコーダにおいては、加速度センサによる衝撃検出に加え、音声コマンドによってイベント記録を行うものもある。音声コマンドによるイベント記録は、自らが事故の当事者ではない場合の事故を記録する場合など、運転中にタッチパネル等の操作を必要とせず、安全にイベント記録を行うことができる。特許文献1には、加速度によるイベント検出に対して音声による指示を行うことで、イベント記録を行うドライブレコーダが開示されている。
特開2020-154904号公報
ドライブレコーダにイベント記録を指示する音声コマンドは、例えば「ろくがかいし」のような音声コマンドが受け付けられるよう予め設定されている。音声コマンドは、他の音声による誤検出を防止するため、ある程度の音節数で構成されることが要求される。例えば「ろくがかいし」は6音節からなる。このため、音声コマンドを正確に認識させるために、発話者は、イベント記録を行いたいタイミングで、音声コマンドを発話する必要がある。しかし、予め設定されている音声コマンドは、音節数が多いことや、機種毎に異なる音声コマンドが設定されているなど、イベント記録を行いたいときに咄嗟に思い出せず、発話のタイミングが遅れてしまう場合がある。また、状況によっては、車両の搭乗者以外の第三者に気付かれずにイベント記録を行いたい場合がある。
本発明は、音声コマンドによるイベント記録を適切に行うことができる車両用記録制御装置および記録制御方法を提供することを目的とする。
本発明に係る車両用記録制御装置は、車両の周辺を撮影する撮影部が撮影した撮影データを取得する撮影データ取得部と、前記車両に対する物体の衝突に該当する第1レベルのイベントとは異なる第2レベルのイベントを検出するイベント検出部と、前記車両の搭乗者が発した発話を認識する音声認識部と、前記音声認識部がイベント記録指示を行う音声コマンドを認識した場合に、所定期間の前記撮影データをイベントデータとして保存する記録制御部と、前記イベント検出部が第2レベルのイベントを検出した場合、前記第2レベルのイベントが検出されたときの所定期間内における前記音声認識部が認識した発話を記録し、第1期間の間に前記第2レベルのイベントの検出に対して同一の発話が認識された回数が所定回数を超えた場合、前記発話を、イベント記録指示を受け付ける音声コマンドとして登録する音声コマンド登録部と、を備える。
本発明に係る記録制御方法は、イベント記録指示を行う音声コマンドが受け付けられた場合に、車両の周辺を撮影する撮影部が撮影した所定期間の撮影データをイベントデータとして保存するステップと、前記車両に対する物体の衝突に該当する第1レベルのイベントとは異なる第2レベルのイベントが検出された場合、前記第2レベルのイベントが検出されたときの所定期間内における発話を認識して記録し、第1期間中に前記第2レベルのイベントの検出に対して同一の発話が認識された回数が所定回数を超えた場合、前記発話を、イベント記録指示を受け付ける音声コマンドとして登録するステップと、を車両用記録制御装置が実行する。
本発明によれば、音声コマンドによるイベント記録を適切に行うことができる。
図1は、実施形態に係る車両用記録装置の構成例を示すブロック図である。 図2は、イベントデータの記録期間の一例を示す図である。 図3は、実施形態に係る制御装置の処理の流れを示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではなく、また、以下の実施形態において、同一の部位には同一の符号を付することにより重複する説明を省略する。
[実施形態]
(車両用記録装置)
図1を用いて、実施形態に係る車両用記録装置について説明する。図1は、実施形態に係る車両用記録装置の構成例を示すブロック図である。車両用記録装置10は、車両に対して発生したイベントに基づく映像などを記録する、いわゆるドライブレコーダである。車両用記録装置10は、音声コマンドを用いてイベント記録を行う場合であって、車両用記録装置10のユーザが発話しやすい音声コマンドを用いてイベント記録を行う。
図1に示すように、車両用記録装置10は、カメラ211と、記録部212と、表示部213と、加速度センサ214と、マイクロフォン215と、操作部216と、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信部217と、制御装置100とを有する。車両用記録装置10は、車両に載置されているものであってもよいし、可搬型で車両において利用可能な装置であってもよい。車両用記録装置10は、車両にあらかじめ設置されている装置やナビゲーション装置等の機能または構成を含んで実現されてもよい。車両用記録装置10は、カメラ211と、マイクロフォン215とを一体的に含む装置であってもよく、カメラ211と、マイクロフォン215とが別体で構成された装置であってもよい。
カメラ211は、車両の周辺を撮影する。カメラ211は、複数のカメラ群であってもよい。カメラ211は、例えば、車両の車室内前方における車両の前方を撮影可能な位置に配置されている。本実施形態では、カメラ211は、車両のアクセサリ電源がONである間、映像を常時撮影する。カメラ211は、撮影した撮影データを制御装置100の撮影データ取得部111に出力する。
記録部212は、車両用記録装置10におけるデータの一時記憶などに用いられる。記録部212は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリなどの半導体メモリ素子、または、メモリカードなどの記録媒体である。記録部212は、図示しない通信装置を介して無線接続される外部記録部であってもよい。記録部212は、制御装置100の記録制御部114から出力された制御信号に基づいて、ループ記録映像データまたはイベントデータを記録する。
表示部213は、一例としては、車両用記録装置10に固有の表示装置、または、ナビゲーションシステムを含む他のシステムと共用した表示装置などである。表示部213は、カメラ211と一体に形成されていてもよい。表示部213は、例えば、液晶ディスプレイまたは有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイなどを含むディスプレイである。本実施形態では、表示部213は、車両の運転者前方の、ダッシュボード、インストルメントパネル、センターコンソールなどに配置されている。表示部213は、制御装置100の表示制御部116から出力された映像信号に基づいて、映像を表示する。表示部213は、カメラ211が撮影している映像、または、記録部212に記録された映像を表示する。
加速度センサ214は、車両に対して生じる加速度を検出するセンサである。加速度センサ214は、検出結果を制御装置100のイベント検出部117に出力する。加速度センサ214は、例えば3軸方向の加速度を検出するセンサである。3軸方向とは、車両の前後方向、左右方向、および上下方向である。
マイクロフォン215は、車両用記録装置10に対する各種操作を示す音声コマンドを収音するマイクロフォンである。マイクロフォン215は、撮影データ取得部111にカメラ211からの映像に加えて音声を入力するマイクロフォンと共用されてもよい。例えば、マイクロフォン215は、撮影した撮影データを記録部212にイベントデータとして保存する操作を受付可能である。マイクロフォン215は、収音した音声データを制御装置100の音声認識部118に出力する。
操作部216は、車両用記録装置10に対する各種操作を受付可能である。操作部216は、例えば、表示部213の表示画面上に重ねて配置されたタッチパネルである。例えば、操作部216は、撮影した撮影データを記録部212にイベントデータとして手動で保存する操作を受付可能である。例えば、操作部216は、記録部212に記録したループ記録映像データまたはイベントデータを再生する操作を受付可能である。例えば、操作部216は、記録部212に記録したイベントデータを消去する操作を受付可能である。例えば、操作部216は、ループ記録を終了する操作を受付可能である。操作部216は、操作情報を制御装置100の操作制御部120に出力する。
GNSS受信部217は、GNSS衛星からのGNSS信号を受信するGNSS受信機などで構成される。GNSS受信部217は、受信した位置情報信号を制御装置100の位置情報取得部121に出力する。
(制御装置)
制御装置100は、車両用記録装置10の各部を制御する。制御装置100は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)などの情報処理装置と、RAM(Random Access Memory)又はROM(Read Only Memory)などの記憶装置とを有する。制御装置100は、本発明に係る車両用記録装置10の動作を制御するプログラムを実行する。制御装置100は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現されてもよい。制御装置100は、ハードウェアと、ソフトウェアとの組み合わせで実現されてもよい。
制御装置100は、プログラムの実行によって実現される機能ブロックやハードウェアによる構成要素として、撮影データ取得部111と、バッファメモリ112と、撮影データ処理部113と、記録制御部114と、再生制御部115と、表示制御部116と、イベント検出部117と、音声認識部118と、音声コマンド登録部119と、操作制御部120と、位置情報取得部121と、を備える。
撮影データ取得部111は、車両の周辺を撮影するカメラ211が撮影した周辺の撮影データを取得する。撮影データ取得部111は、取得した撮影データをバッファメモリ112に出力する。
バッファメモリ112は、制御装置100が備えるRAMなどの内部メモリであり、撮影データ取得部111が取得した一定時間分の撮影データを、更新しながら一時的に記録するメモリである。
撮影データ処理部113は、バッファメモリ112が一時的に記憶している撮影データを、例えばH.264やMPEG-4(Moving Picture Experts Group)などの任意の方式のコーデックで符号化された、例えばMP4形式などの任意のファイル形式に変換する。撮影データ処理部113は、バッファメモリ112が一時的に記憶している撮影データから、一定時間分のファイルとした撮影データを生成する。具体例として、撮影データ処理部113は、バッファメモリ112が一時的に記憶している撮影データを、記録順に60秒間の撮影データをファイルとして生成する。撮影データ処理部113は、生成した撮影データを記録制御部114へ出力する。また、撮影データ処理部113は生成した撮影データを、再生制御部115を通して画像をデコード後、表示制御部116へ出力する。ファイルとして生成される撮影データの期間は、一例として60秒としたが、これには限定されない。ここで言う撮影データとは、カメラ211が撮影した映像に加えて音声が含まれたデータであってもよい。
記録制御部114は、撮影データ処理部113でファイル化された撮影データを、記録部212に記録させる制御を行う。記録制御部114は、車両のアクセサリ電源がONであるときなど、ループ記録処理を実行する期間は、撮影データ処理部113でファイル化された撮影データを上書き可能な撮影データとして記録部212に記録する。具体的には、記録制御部114は、ループ記録処理を実行する期間は、撮影データ処理部113が生成した撮影データを記録部212に記録し続け、記録部212の容量が一杯になった場合、最も古い撮影データに新しい撮影データを上書きして記録する。
記録制御部114は、イベント検出部117によってイベントが検出された場合、イベントの検出に対応する撮影データを保存する。イベントの検出に対応する撮影データとは、撮影データ処理部113が生成した撮影データにおける所定期間の撮影データである。記録制御部114は、イベントの検出に対応する撮影データを、上書きが禁止されたイベントデータとして記録部212に保存する。
記録制御部114は、イベント検出部117によってイベントが検出された場合、イベント検出時点を起点として、前後所定期間の撮影データをイベントデータとして保存する。図2は、イベントデータの記録期間の一例を示す図である。図2に示すように、イベント検出部117によってイベントが検出された時点t1より期間P1遡った時点から、t1から期間P1経過した時点までの期間の撮影データをイベントデータとして保存する。記録制御部114は、イベント検出部117によってイベントが検出された場合、例えば、イベントが検出された時点t1の前後10秒程度など前後所定期間の撮影データをバッファメモリ112からコピーし、イベントデータとして保存する。
前後所定期間とは、例えば、ある時点より前の期間P1(例えば5秒間)と、後の期間P1(例えば5秒間)を合わせた10秒間である。ある時点より前の期間と後の期間は異なる期間であってもよい。
記録制御部114は、音声認識部118が、イベント記録を指示する音声コマンドを認識した場合、音声コマンド受付時点を起点とした期間の撮影データをイベントデータとして保存する。図2に示すように、音声コマンド受付時点t2より期間P1遡った時点から、音声コマンド受付時点t2から期間P1経過した時点までの期間の撮影データをイベントデータとして保存する。例えば、音声コマンド受付時点の前後10秒間の撮影データをイベントデータとして保存する。音声認識部118が認識する音声コマンドは、車両用記録装置10予め登録されている第1音声コマンドに加えて、第2音声コマンドも含まれる。第1音声コマンドおよび第2音声コマンドについては、後述する。
再生制御部115は、操作制御部120から出力された再生操作の制御信号に基づいて、記録部212に記録されたループ記録映像データまたはイベントデータを再生するよう制御する。再生制御部115は、図示しないデコーダを含み、供給された圧縮データをデコードすることで、各種データを再生する。
表示制御部116は、表示部213における撮影データの表示を制御する。表示制御部116は、撮影データを表示部213に出力させる映像信号を出力する。具体的には、表示制御部116は、カメラ211が撮影している映像、または、記録部212に記録され、再生制御部115によって再生されたループ記録映像データまたはイベントデータの映像信号を出力する。
イベント検出部117は、車両に対して生じたイベント、または車両の周囲において発生したイベントを検出する。イベント検出部117は、イベント検出の例として、車両に加わった加速度に基づき、イベントを検出する。具体的には、イベント検出部117は、加速度センサ214の検出結果に基づいて、イベントを検出する。イベント検出部117は、イベント検出部117が加速度センサ214から取得した加速度情報が閾値以上である場合、イベントが発生したことを検出する。
イベント検出部117は、車両に加わった加速度が車両に対する物体の衝突に該当する第1閾値以上の加速度である場合に、第1レベルのイベントが発生したことを検出する。車両に対する物体の衝突とは、車両に他の車両などの物体が衝突した場合や、車両が他の車両などの物体に衝突した場合などである。イベント検出部117は、車両に加わった加速度が第1閾値未満であり、かつ車両が急制動したことに該当する第2閾値以上である場合に、第2レベルのイベントが発生したことを検出する。
イベント検出部117は、車両の急制動を第2レベルのイベントとして検出する場合、例えば、図示しない車両のCANなどを介して、ブレーキ制御に関するブレーキ制御情報を取得する。具体的には、イベント検出部117は、ブレーキ制御情報が急制動に該当するブレーキ制御、例えばABS(Anti-lock Braking System)が動作するようなブレーキ制御を示すブレーキ制御情報を取得した場合に、第2レベルのイベントを検出する。
イベント検出部117は、車両が発した警告音を第2レベルのイベントとして検出する場合、マイクロフォン215からの出力情報に基づき、車両が発した警告音を検出する。この場合、音声認識部118がイベント検出部117として機能してもよい。イベント検出部117は、例えば2秒以上など所定時間以上継続した警告音が検出された場合に、第2レベルのイベントとして検出してよい。
イベント検出部117は、車両の周囲における衝突音を第2レベルのイベントとして検出する場合、マイクロフォン215からの出力情報に基づき、車両の周囲における衝突音を検出する。この場合、音声認識部118がイベント検出部117として機能してもよい。イベント検出部117は、例えば所定音圧以上の音が検出された場合や、所定音圧以上の音で物体の衝突に該当する音が検出された場合に、第2レベルのイベントとして検出してよい。
イベント検出部117は、車両の周囲の所定範囲内に人物が接近したことを検出する場合、画像認識部として機能する。イベント検出部117は、撮影データ取得部111が取得した映像に対して人物認識処理を行い、例えば、人物の外形、顔のサイズなどに基づいて、人物が車両から5m程度近傍まで近寄ってきたと推定される場合、第2レベルのイベントとして検出する。ここでの検出は、車両の側方に存在する歩道を歩行している人物ではなく、明らかに車両に向かって近づいてくる人物を検出する。
したがって、イベント検出部117は、車両に対する物体の衝突に該当する第1レベルのイベントを検出するとともに、第1レベルのイベントとは異なる第2レベルのイベントを検出する。
音声認識部118は、マイクロフォン215から入力された音声を分析し、音声に含まれる発話内容を認識する。音声認識部118は、マイクロフォン215から入力された音声に対して、音素毎または単語毎の音響モデル分析を行い、音素モデルや言語モデルとの対比を行うことで、発話内容を認識する。音声認識部118は、車両用記録装置10に対する音声コマンドを認識する。また、音声認識部118は、認識する音声コマンドとして、第1音声コマンドおよび第2音声コマンドに該当する発話の認識を行う。
イベント記録を指示する第1音声コマンドは、例えば「ろくがかいし」のような音声コマンドが受け付けられるよう予め設定されている。音声コマンドは、他の音声による誤認識を防止するため、ある程度の音節数で構成されることが要求される。例えば「ろくがかいし」は6音節からなる。予め設定されている音声コマンドは、第1音声コマンドであり第1音声コマンドの音節数を、第1音節数とする。
音声コマンド登録部119は、イベント検出部117が第2レベルのイベントを検出した場合、第2レベルのイベントが検出されたときの所定期間内における、音声認識部118が認識した発話を記録する。音声コマンド登録部119は、第1期間中に第2レベルのイベントの検出に対して同一の発話の所定回数以上認識した場合、その発話を、イベント記録指示を受け付ける第2音声コマンドとして登録する。第1期間は、例えば、1週間、1カ月間、3カ月間、6カ月間などの任意の期間を含む。所定回数は、例えば、少なくとも2回以上であり、3回、5回、10回などの任意の回数を含む。
音声コマンド登録部119は、イベント検出部117が第2レベルのイベントを検出した場合、第2レベルのイベントが検出されたときの所定期間内に認識された、第1音声コマンドよりも音節数の少ない第2音節数で構成される発話を第2音声コマンドとして記録する。この場合の所定期間内とは、第2レベルのイベントが検出されたときの前後2秒間などである。第2音節数で構成される発話は、例えば、第三者がイベント記録を開始させる発話であることを認識することができない発話であることが好ましい。第2音節数で構成される発話は、例えば、「あっ」、「えっ」、「わっ」、「事故」、「大変」、「危ない」などの驚き、または恐怖などのような負の感情を示す発話である。すなわち、第2音節数で構成される発話は、第1音声コマンドに比べて、車両用記録装置10のユーザが意識せずに発話する傾向の高い発話である。
音声コマンド登録部119は、第2レベルのイベントの種類毎に発話を記録し、第2レベルのイベントの種類毎に第2音声コマンドを登録してもよい。具体的には、音声コマンド登録部119は、車両の急制動、車両が発した警告音、車両の周囲における衝突音および車両の周囲の所定範囲内に人物が接近したことに基づく第2レベルのイベントについて、それぞれ異なる第2音声コマンドを登録してもよい。
操作制御部120は、操作部216が受け付けた各種操作の操作情報を取得する。具体的には、操作制御部120は、タッチパネルなどの物理的インターフェースの操作を受け付ける。例えば、操作制御部120は、再生操作を示す再生操作情報、または、撮影データの消去操作を示す消去操作情報を取得して制御信号を出力する。例えば、操作制御部120は、ループ記録を終了する操作を示す終了操作情報を取得して制御信号を出力する。
位置情報取得部121は、車両の現在位置を示す位置情報を取得する。位置情報取得部121は、GNSS受信部217が受信したGNSS信号に基づいて、車両の現在位置の位置情報を公知の方法によって算出する。位置情報取得部121は、算出した位置情報を、記録制御部114に出力する。
(処理内容)
図3を用いて、実施形態に係る制御装置の処理内容について説明する。図3は、実施形態に係る制御装置の処理の流れを示すフローチャートである。
まず、記録制御部114は、通常記録であるループ記録を開始する(ステップS101)。具体的には、記録制御部114は、撮影データ処理部113が生成したファイルを記録部212に上書可能に記録するループ記録を開始する。そして、ステップS102へ進む。
制御装置100は、イベント検出処理および音声認識処理を開始する(ステップS102)。具体的には、イベント検出部117が加速度センサ214の検出結果に基づいてイベント検出処理を開始し、音声認識部118がマイクロフォン215に入力された音声に対する音声認識処理を開始する。そして、ステップS103に進む。
イベント検出部117は、第1レベルのイベントを検出したか否かを判定する(ステップS103)。具体的には、イベント検出部117は、加速度センサ214が物体に衝突した場合に該当する第1閾値以上の加速度を検出した場合に、第1レベルのイベントを検出したと判定する。第1レベルのイベントを検出したと判定された場合(ステップS103;Yes)、ステップS106に進む。第1レベルのイベントを検出したと判定されない場合(ステップS103;No)、ステップS104に進む。
ステップS103でNoと判定された場合、音声認識部118は、音声コマンドによるイベント記録指示を検出したか否かを判定する(ステップS104)。ステップS103においては、第1音声コマンドによるイベント記録指示に加えて、第2音声コマンドが登録されている場合は、第2音声コマンドによるイベント記録指示を検出する。ステップS103において、第1音声コマンドの検出は、具体的には、音声認識部118は、「ろくがかいし」などの予め登録されている音声を検出した場合に、イベント記録指示を検出したと判定する。音声認識部118は、「ろくがかいし」と所定以上一致する音声を検出した場合に、イベント記録指示を検出したと判定してもよい。音声コマンドによるイベント記録指示を検出したと判定された場合(ステップS104;Yes)、ステップS106に進む。音声コマンドによるイベント記録指示を検出したと判定されない場合(ステップS104;No)、ステップS105に進む。
ステップS104でNoと判定された場合、イベント検出部117は、第2レベルのイベントを検出したか否かを判定する(ステップS105)。具体的には、イベント検出部117は、車両の急制動、車両が発した警告音、車両の周囲における衝突音、または車両の周囲の所定範囲内に人物が接近したことなどに基づいて、第2レベルのイベントを検出したか否かを判定する。第2レベルのイベントを検出したと判定された場合(ステップS105;Yes)、ステップS107に進む。第2レベルのイベントを検出したと判定されない場合(ステップS105;No)、ステップS112に進む。
ステップS103でYesまたはステップS104でYesと判定された場合、記録制御部114は、第1レベルのイベントが検出された時点または音声コマンドによるイベント記録指示が検出された時点から前後所定期間の撮影データをイベントデータとして保存する(ステップS106)。具体的には、記録制御部114は、第1レベルのイベントの検出に基づくイベントデータ、または音声コマンドによるイベント記録指示に基づくイベントデータを記録部212に上書禁止に保存させる。そして、ステップS112に進む。
ステップS105でYesと判定された場合、音声認識部118は、第2レベルのイベントが検出されたときの所定期間内で発話を検出したか否かを判定する(ステップS107)。第2レベルのイベントが検出されたときの所定期間内で発話を検出したと判定された場合(ステップS107;Yes)、ステップS108に進む。この場合に検出される発話は、第1音声コマンドを構成する音節数より音節数の少ない発話であることが好ましい。第2レベルのイベント検出期間内で発話を検出したと判定されない場合(ステップS107;No)、ステップS112に進む。
ステップS107でYesと判定された場合、音声認識部118は、ステップS107で検出された発話が、所定回数目の同一発話の検出であるか否かを判定する(ステップS108)。具体的には、音声認識部118は、第1期間中における同一の発話の検出回数が所定回数に達したか否かを判定する。所定回数目の同一発話を検出したと判定された場合(ステップS108;Yes)、ステップS109に進む。所定回数目の同一発話を検出したと判定されない場合(ステップS108;No)、ステップS111に進む。
ステップS108でYesと判定された場合、音声コマンド登録部119は、第1期間中に所定回数検出された発話を音声コマンドとして登録する(ステップS109)。具体的には、音声コマンド登録部119は、第1期間中に所定回数検出された発話を、イベント記録を指示するための第2音声コマンドとして登録する。そして、ステップS110に進む。
記録制御部114は、第2レベルのイベントが検出された時点から前後所定期間のデータをイベントデータとして保存する(ステップS110)。具体的には、記録制御部114は、第2レベルのイベントのイベントデータを記録部212に上書禁止に保存させる。ここで、記録制御部114は、第2レベルのイベントのイベントデータを第1レベルのイベントのイベントデートと同じフォルダに保存してもよいし、異なるフォルダに保存してもよい。ステップS110の処理は、ステップS109で第2音声コマンドとして登録されることで、登録された発話に基づく初回のイベント記録指示とみなされる。一旦登録された第2音声コマンドは、次回以降は、第1音声コマンドと同様にステップS104の処理で検出される。そして、ステップS112に進む。
ステップS108でNoと判定された場合、音声認識部118は、検出された発話を記憶する(ステップS111)。具体的には、音声認識部118は、検出された同一の発話毎に記憶する。音声認識部118は、例えば、同一の発話毎に検出された回数をインクリメントしてもよい。そして、ステップS112に進む。
ステップS105でNoと判定された場合、ステップS106の後、ステップS107でNoと判定された場合、ステップS110の後、またはステップS111の後、制御装置100は、処理を終了するか否かを判定する(ステップS112)。具体的には、制御装置100は、操作制御部120が電源をオフにする操作や、処理を終了する旨の操作を受け付けた場合、または、車両用記録装置10が装着されている車両のエンジンなどの動力がOFFとなることで、処理を終了すると判定する。処理を終了すると判定された場合(ステップS112;Yes)、図3の処理を終了する。処理を終了すると判定されない場合(ステップS112;No)、ステップS103に進む。
上述のとおり、本実施形態は、予め設定されている第1音声コマンドよりも音節数の短い第2音声コマンドを認識した場合に、第2レベルのイベントに関する撮影データをイベントデータとして保存する。これにより、第2実施形態は、第1音声コマンドが思い出せなかったり、咄嗟の場面に遭遇したりした場合であっても、意識せずに発話する傾向の高い第2音声コマンドにより、イベント記録の指示を行うことができる。
また、本実施形態は、第三者に撮影を開始する発話とは認識されない「危ない」などの発話を第2音声コマンドとして登録することができる。これにより、例えば、路上で第三者が車両に近づいてきた場合などに、第三者に気づかれることなく撮影を開始させてイベントデータとして保存することができる。これにより、第三者とのトラブルの発生を防止することができる。
本実施形態において、第2音声コマンドは、車両の運転者毎に登録されてもよい。第2レベルのイベント発生時に咄嗟に発話する語句は、運転者によって異なるためである。この場合、車両用記録装置10は、車両用記録装置10が搭載されている車両から、スマートキーの情報、運転者検出情報などを取得することで、運転者毎に第2音声コマンドの登録、第2音声コマンドの検出を行う。
また、第2音声コマンドの登録数が、例えば2個~3個登録された場合は、図3におけるステップS107からステップS110までの処理を、一時的に無効としてもよい。この場合も、車両の運転者毎に第2音声コマンドの登録数を管理してもよい。
図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。なお、この分散・統合による構成は動的に行われてもよい。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これら実施形態の内容により本発明が限定されるものではない。また、前述した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、前述した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。さらに、前述した実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換または変更を行うことができる。
10 車両用記録装置
100 制御装置(車両用記録制御装置)
111 撮影データ取得部
112 バッファメモリ
113 撮影データ処理部
114 記録制御部
115 再生制御部
116 表示制御部
117 イベント検出部
118 音声認識部
119 音声コマンド登録部
120 操作制御部
121 位置情報取得部
211 カメラ
212 記録部
213 表示部
214 加速度センサ
215 マイクロフォン
216 操作部
217 GNSS受信部

Claims (5)

  1. 車両の周辺を撮影する撮影部が撮影した撮影データを取得する撮影データ取得部と、
    前記車両に対する物体の衝突に該当する第1レベルのイベントとは異なる第2レベルのイベントを検出するイベント検出部と、
    前記車両の搭乗者が発した発話を認識する音声認識部と、
    前記音声認識部がイベント記録指示を行う音声コマンドを認識した場合に、所定期間の前記撮影データをイベントデータとして保存する記録制御部と、
    前記イベント検出部が第2レベルのイベントを検出した場合、前記第2レベルのイベントが検出されたときの所定期間内における前記音声認識部が認識した発話を記録し、第1期間の間に前記第2レベルのイベントの検出に対して同一の発話が認識された回数が所定回数を超えた場合、前記発話を、イベント記録指示を受け付ける音声コマンドとして登録する音声コマンド登録部と、
    を備える、車両用記録制御装置。
  2. 前記イベント検出部は、前記車両に対して加わった所定閾値以上の加速度を検出することで、前記車両に対する前記第1レベルのイベントを検出し、
    前記車両の急制動、前記車両が発した警告音、前記車両の周囲における衝突音、前記車両の周囲の所定範囲内に接近した人物の少なくともいずれかを検出することで、前記車両に対する前記第2レベルのイベントを検出する、
    請求項1に記載の車両用記録制御装置。
  3. 前記音声コマンド登録部は、前記イベント検出部が前記第2レベルのイベントを検出した場合、前記第2レベルのイベントが検出されたときの所定期間内に認識された、予め登録されている第1音節数で構成される第1音声コマンドより少ない音節数で構成される発話を記録し、第1期間中の間に前記第2レベルのイベントの検出に対して同一の発話が認識された回数が所定回数を超えた場合、前記発話を、イベント記録指示を受け付ける音声コマンドとして登録する、
    請求項1または2に記載の車両用記録制御装置。
  4. 前記音声コマンド登録部は、前記第2レベルのイベントの種類毎に発話を記録し、前記第2レベルのイベントの種類毎の音声コマンドを登録する、
    請求項1または2に記載の車両用記録制御装置。
  5. イベント記録指示を行う音声コマンドが受け付けられた場合に、車両の周辺を撮影する撮影部が撮影した所定期間の撮影データをイベントデータとして保存するステップと、
    前記車両に対する物体の衝突に該当する第1レベルのイベントとは異なる第2レベルのイベントが検出された場合、前記第2レベルのイベントが検出されたときの所定期間内における発話を認識して記録し、第1期間中に前記第2レベルのイベントの検出に対して同一の発話が認識された回数が所定回数を超えた場合、前記発話を、イベント記録指示を受け付ける音声コマンドとして登録するステップと、
    を車両用記録制御装置が実行する記録制御方法。
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