JP2023067736A - 車両用記録制御装置および記録制御方法 - Google Patents

車両用記録制御装置および記録制御方法 Download PDF

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Abstract

Figure 2023067736000001
【課題】イベントの記録を適切に行うこと。
【解決手段】制御装置100は、車両の周辺を撮影するカメラが撮影した映像データを取得する撮影データ取得部111と、イベント記録を指示する音声コマンドによる音声操作を受け付ける操作制御部116と、操作制御部116が受け付けた音声コマンドの発話状態を検出する検出部120と、撮影データ取得部111が取得した映像データの記録を行い、操作制御部116によるイベント記録の音声操作を受け付けた場合における、検出部120が検出した音声コマンドの発話状態に基づき、映像データからイベントデータとする期間を変更してイベントデータを生成し保存する、記録制御部122とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用記録制御装置および記録制御方法に関する。
ドライブレコーダにおけるイベント記録は、加速度による衝突の検出による場合と、ユーザ操作による場合とがある。ユーザ操作には、音声コマンドの発話も含まれる。音声指示を受け付けたときに、イベント記録を行うドライブレコーダに関する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2021-051628号公報
音声コマンドを用いたドライブレコーダでは、加速度に基づくイベントの検出に加えて、例えば「ろくがかいし(録画開始)」との発話が検出されることにより、イベント記録が実行される。加速度センサによるイベントが検出されないような、自車両が事故の主体ではない場合であっても、緊急的にイベント記録を行いたい場合がある。このようなとき、音声コマンドを落ち着いた状態で発話できる場合と、落ち着いた状態で発話できない場合とがある。例えば、音声コマンドを落ち着いた状態で発話する場合とは、緊急性がない場合や、記録したい事象が予測できており、適切なタイミングで音声コマンドを発話する場合がある。これに対して、音声コマンドを落ち着いた状態で発話できない場合とは、記録したい事象が突発的に発生した場合や気付くのが遅れてしまった場合である。後者の場合、記録されたイベントデータにおいては、イベント等が適切に記録されない場合も発生しうる。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、イベントの記録を適切に行うことを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係る車両用記録制御装置は、車両の周辺を撮影するカメラが撮影した映像データを取得する撮影データ取得部と、イベント記録を指示する音声コマンドによる音声操作を受け付ける操作制御部と、前記操作制御部が受け付けた音声コマンドの発話状態を検出する検出部と、前記撮影データ取得部が取得した映像データの記録を行い、前記操作制御部によるイベント記録の音声操作を受け付けた場合における、前記検出部が検出した前記音声コマンドの発話状態に基づき、前記映像データからイベントデータとする期間を変更してイベントデータを生成し保存する、記録制御部とを備える。
本開示に係る記録制御方法は、車両の周辺を撮影するカメラが撮影した映像データを取得するステップと、イベント記録を指示する音声コマンドによる音声操作を受け付けるステップと、受け付けた音声コマンドの発話状態を検出するステップと、映像データの記録を行い、イベント記録の音声操作を受け付けた場合における、前記音声コマンドの発話状態に基づき、前記映像データからイベントデータとする期間を変更してイベントデータを生成し保存するステップとを車両用記録制御装置が実行する。
本開示によれば、イベントの記録を適切に行うことができるという効果を奏する。
図1は、第一実施形態に係る制御装置を有する車両用記録装置の構成例を示すブロック図である。 図2は、イベントデータの記録期間の一例を示す図である。 図3は、第一実施形態に係る制御装置における処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図4は、イベントデータの記録期間の他の例を示す図である。 図5は、第二実施形態に係る制御装置における処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図6は、第三実施形態に係る制御装置における処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図7は、第四実施形態に係る制御装置における処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、本開示に係る車両用記録制御装置および記録制御方法の実施形態を詳細に説明する。なお、以下の実施形態により本発明が限定されるものではない。
[第一実施形態]
<車両用記録装置>
図1は、第一実施形態に係る車両用記録制御装置(以下、「制御装置」という。)100を有する車両用記録装置10の構成例を示すブロック図である。車両用記録装置10は、車両に発生したイベントを記録する、いわゆるドライブレコーダである。車両用記録装置10は、音声コマンドの発話状態に基づき、映像データをイベントデータとする期間を変更して保存する。
車両用記録装置10は、車両に載置されているものに加えて、可搬型で車両において利用可能な装置であってもよい。また、車両用記録装置10は、車両にあらかじめ設置されている装置やナビゲーション装置等の機能または構成を含んで実現されてもよい。車両用記録装置10は、カメラ211と、記録部212と、操作部213と、加速度センサ214と、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信部215と、表示部216と、制御装置100とを有する。
カメラ211は、車両の周辺を撮影するカメラである。カメラ211は、複数のカメラ群であってもよい。カメラ211は、例えば、車両の車室内前方における車両の前方を撮影可能な位置に配置されている。本実施形態では、カメラ211は、車両のアクセサリ電源がONである間、映像を常時撮影する。カメラ211は、撮影した映像データを制御装置100の撮影データ取得部111に出力する。映像データは、例えば毎秒27.5フレームの画像から構成される動画像である。
記録部212は、車両用記録装置10におけるデータの一時記憶などに用いられる。記録部212は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリなどの半導体メモリ素子、または、メモリカードなどの記録部である。または、図示しない通信装置を介して無線接続される外部記録部であってもよい。記録部212は、制御装置100の記録制御部122から出力された制御信号に基づいて、ループ記録映像データまたはイベントデータを記録する。
操作部213は、車両用記録装置10に対する各種操作を受付可能である。本実施形態では、操作部213は、例えば、各種操作を示す音声コマンドを収音するマイクロフォンである。操作部としてのマイクロフォンは、撮影データ取得部111にカメラ211からの映像に加えて音声を入力するマイクロフォンと共用されてもよい。操作部213は、例えば、表示部216の表示画面上に重ねて配置されたタッチパネルをさらに備えてもよい。例えば、操作部213は、撮影した映像データを記録部212にイベントデータとして手動で保存する操作を受付可能である。この場合の音声コマンドは、例えば、「ろくがかいし」である。例えば、操作部213は、記録部212に記録したループ記録映像データまたはイベントデータを再生する操作を受付可能である。例えば、操作部213は、記録部212に記録したイベントデータを消去する操作を受付可能である。例えば、操作部213は、ループ記録を終了する操作を受付可能である。操作部213は、操作情報を制御装置100の操作制御部116に出力する。
加速度センサ214は、車両に対して生じる加速度を検出するセンサである。加速度センサ214は、検出結果を制御装置100のイベント検出部117に出力する。加速度センサ214は、例えば3軸方向の加速度を検出するセンサである。3軸方向とは、車両の前後方向、左右方向、および上下方向である。
GNSS受信部215は、GNSS衛星からのGNSS信号を受信するGNSS受信機などで構成される。GNSS受信部215は、受信した位置情報信号を制御装置100の位置情報取得部118に出力する。
表示部216は、一例としては、車両用記録装置10に固有の表示装置、または、ナビゲーションシステムを含む他のシステムと共用した表示装置などである。表示部216は、カメラ211と一体に形成されていてもよい。表示部216は、例えば、液晶ディスプレイまたは有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイなどを含むディスプレイである。本実施形態では、表示部216は、車両の運転者前方の、ダッシュボード、インストルメントパネル、センターコンソールなどに配置されている。表示部216は、制御装置100の表示制御部119から出力された映像信号に基づいて、映像を表示する。表示部216は、カメラ211が撮影している映像、または、記録部212に記録された映像を表示する。
<車両用記録制御装置>
制御装置100は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などで構成された演算処理装置(制御装置)である。制御装置100は、記憶されているプログラムをメモリにロードして、プログラムに含まれる命令を実行する。制御装置100には図示しない内部メモリが含まれ、内部メモリは制御装置100におけるデータの一時記憶などに用いられる。制御装置100は、撮影データ取得部111と、バッファメモリ112と、撮影データ処理部113と、操作制御部116と、イベント検出部117と、位置情報取得部118と、表示制御部119と、検出部120と、再生制御部121と、記録制御部122とを有する。
撮影データ取得部111は、車両の周辺を撮影するカメラ211が撮影した周辺の映像データを取得する。撮影データ取得部111は、取得した映像データをバッファメモリ112に出力する。
バッファメモリ112は、制御装置100が備える内部メモリであり、撮影データ取得部111が取得した一定時間分の映像データを、更新しながら一時的に記録するメモリである。
撮影データ処理部113は、バッファメモリ112が一時的に記憶している映像データを、例えばH.264やMPEG-4(Moving Picture Experts Group)などの任意の方式のコーデックで符号化された、例えばMP4形式などの任意のファイル形式に変換する。撮影データ処理部113は、バッファメモリ112が一時的に記憶している映像データから、一定時間分のファイルとした映像データを生成する。具体例として、撮影データ処理部113は、バッファメモリ112が一時的に記憶している映像データを、記録順に60秒間の映像データをファイルとして生成する。撮影データ処理部113は、生成した映像データを記録制御部122へ出力する。また、撮影データ処理部113は生成した映像データを、再生制御部121を通して画像をデコード後、表示制御部119へ出力する。ファイルとして生成される映像データの期間は、一例として60秒としたが、これには限定されない。ここで言う映像データとは、カメラ211が撮影した映像に加えて音声が含まれたデータであってもよい。
操作制御部116は、操作部213が受け付けた操作の操作情報を取得する。より詳しくは、操作制御部116は、イベント記録を指示する音声コマンドによる音声操作を受け付ける。操作制御部116は、タッチパネルなどの物理的インターフェースの操作を受け付けるとともに、マイクロフォンからの入力音声を解析し、音声コマンドの入力を受け付ける。つまり、操作制御部116は、音声コマンドを受け付けるための音声認識処理を行う。例えば、操作制御部116は、再生操作を示す再生操作情報、または、映像データの消去操作を示す消去操作情報を取得して制御信号を出力する。例えば、操作制御部116は、ループ記録を終了する操作を示す終了操作情報を取得して制御信号を出力する。例えば、操作制御部116は、イベント記録を行うための操作を示す操作情報として、「ろくがかいし」の音声コマンドを受け付けて制御信号を出力する。
イベント検出部117は、車両に加わった加速度に基づき、イベントを検出する。より詳しくは、イベント検出部117は、加速度センサ214の検出結果に基づいて、イベントを検出する。イベント検出部117は、イベント検出部117が加速度センサ214から取得した加速度情報が閾値以上である場合、イベントが発生したことを検出する。
位置情報取得部118は、車両の現在位置を示す位置情報を取得する。位置情報取得部118は、GNSS受信部215が受信したGNSS信号に基づいて、車両の現在位置の位置情報を公知の方法によって算出する。
表示制御部119は、表示部216における映像データの表示を制御する。表示制御部119は、映像データを表示部216に出力させる映像信号を出力する。より詳しくは、表示制御部119は、カメラ211が撮影している映像、または、記録部212に記録されたループ記録映像データまたはイベントデータの再生によって表示する映像信号を出力する。
検出部120は、操作制御部116が受け付けた音声コマンドの発話状態を検出する。本実施形態では、検出部120は、発話状態として、音声コマンドの時間長を検出する。検出部120は、操作制御部116が受け付けた音声コマンドの時間長が、予め設定された音声コマンドの標準時間長に対して短いことを発話状態として検出する。音声コマンドの時間長が、予め設定された音声コマンドの標準時間長に対して短い発話状態のとき、ユーザはコマンドを落ち着いた状態で発話できないと推測される。音声コマンドを落ち着いた状態で発話できない場合とは、記録したい事象が突発的に発生した場合や気付くのが遅れてしまった場合である可能性が高い。
イベント記録を行う音声コマンドが「ろくがかいし」である場合を例にして説明する。「ろくがかいし」の音声コマンドを受け付ける標準時間長は、例えば、2.0秒から4.0秒までに設定されている。この標準時間長は、予め設定されていてもよく、ユーザによる音声コマンドの入力履歴から平均値などを算出して決定されてもよい。音声認識処理としては、標準時間長より短かったり長かったりして、例えば、1.0秒から5.0秒の間で「ろくがかいし」の音声が入力されても、コマンドとして検出可能とする。検出部120は、操作制御部116が受け付けた、イベント記録を指示する音声コマンド「ろくがかいし」が、2.0秒未満であるか否かを検出する。
再生制御部121は、操作制御部116から出力された再生操作の制御信号に基づいて、記録部212に記録されたループ記録映像データまたはイベントデータを再生するよう制御する。再生制御部121は、図示しないデコーダを含み、供給された圧縮データをデコードすることで、各種データを再生する。
記録制御部122は、撮影データ取得部111が取得した映像データの記録を行う。実施形態では、記録制御部122は、撮影データ処理部113でファイル化された映像データを、記録部212に記録させる制御を行う。記録制御部122は、車両のアクセサリ電源がONであるときなど、ループ記録処理を実行する期間は、撮影データ処理部113でファイル化された映像データを上書き可能な映像データとして記録部212に記録する。より詳しくは、記録制御部122は、ループ記録処理を実行する期間は、撮影データ処理部113が生成した映像データを記録部212に記録し続け、記録部212の容量が一杯になった場合、最も古い映像データに新しい映像データを上書きして記録する。
記録制御部122は、イベント検出部117によってイベントが検出された場合、イベントの検出に対応する映像データを保存する。イベントの検出に対応する映像データとは、撮影データ処理部113が生成した映像データにおける所定の期間の映像データである。記録制御部122は、イベントの検出に対応する映像データを、上書きが禁止されたイベントデータとして記録部212に保存する。記録制御部122は、イベント検出部117によってイベントが検出された場合、例えば、イベントが検出された時点の前後10秒程度の所定の期間の映像データをバッファメモリ112からコピーし、イベントデータとして保存する。
記録制御部122は、操作制御部116によるイベント記録の音声操作を受け付けた場合における、検出部120が検出した音声コマンドの発話状態に基づき、映像データからイベントデータとする期間を変更してイベントデータを生成し保存する。本実施形態では、記録制御部122は、音声コマンドの発話状態が標準時間長より短いことが検出された場合は、映像データからイベントデータとする期間を長く変更する。記録制御部122は、音声コマンドの発話状態が標準時間長より短いことが検出された場合は、映像データからイベントデータとする期間として、音声コマンドを受け付けた時点(以下、「イベント操作受付時点」という。)から遡る期間を長く変更する。記録制御部122は、音声コマンドの発話状態が標準時間長より短いことが検出された場合は、イベント操作受付時点から第2遡り期間P2(P1<P2)遡った時点から、イベント操作受付時点から第2経過時間P2´(P1´=P2´)経過後の時点までを、イベントデータの期間とする。本実施形態では、記録制御部122は、音声コマンドの発話状態が標準時間長以上であることが検出された場合は、イベント操作受付時点から第1遡り期間P1遡った時点から、イベント操作受付時点から第1経過時間P1´経過後の時点までを、イベントデータの期間とする。
図2は、イベントデータの記録期間の一例を示す図である。ループ記録映像データは、ループ記録処理を実行する期間は、撮影データ処理部113が生成した映像データが継続して記録される。通常の音声コマンド時間長によるイベントデータの期間は、イベント操作受付時点より第1遡り期間P1遡った時点から、イベント操作受付時点から第1経過期間P1´後の時点の間である。音声コマンド時間長が短い場合のイベントデータの期間は、イベント操作受付時点より第2遡り期間P2(P1<P2)遡った時点から、イベント操作受付時点から第2経過期間P2´(P1´=P2´)後の時点の間である。例えば、第1遡り期間P1が10秒である場合、第2遡り期間P2は、15秒から20秒などが設定される。また、第1経過期間P1´および第2経過期間P2´は10秒などが設定される。
<車両用記録制御装置における情報処理>
次に、図3を用いて、制御装置100における処理の流れについて説明する。車両用記録装置10が起動している間、図3に示すフローチャートの処理が実行される。車両用記録装置10が起動している間、制御装置100では、設定された加速度の閾値での加速度センサ214による加速度の検出が開始される。制御装置100は、イベント検出部117によって、検出された加速度に基づいて、イベント検出を開始する。加速度の検出によるイベント検出については、ここでの説明を省略する。
制御装置100は、ループ記録を開始する(ステップS101)。より詳しくは、記録制御部122は、撮影データ処理部113が生成したファイルを記録部212に上書可能に記録するループ記録を開始する。制御装置100は、ステップS102へ進む。
制御装置100は、音声コマンドによるイベント記録操作が受け付けされたか否かを判定する(ステップS102)。操作制御部116によって、音声コマンドによるイベント記録の操作を受け付けたと判定する場合(ステップS102でYes)、ステップS103に進む。または、操作制御部116によって、音声コマンドによるイベント記録の操作を受け付けたと判定しない場合(ステップS102でNo)、ステップS106に進む。
音声コマンドによるイベント記録の操作を受け付けたと判定する場合(ステップS102でYes)、制御装置100は、受け付けた音声コマンドが標準時間長より短いか否かを判定する(ステップS103)。検出部120によって、操作制御部116が受け付けた音声コマンドの時間長が、予め設定された音声コマンドの標準時間長に対して短いことが検出された場合(ステップS103でYes)、ステップS104へ進む。検出部120によって、操作制御部116が受け付けた音声コマンドの時間長が、予め設定された音声コマンドの標準時間長に対して短いことが検出されなかった場合(ステップS103でNo)、ステップS105へ進む。
音声コマンドの時間長が、予め設定された音声コマンドの標準時間長に対して短いことが検出された場合(ステップS103でYes)、記録制御部122によって、イベント操作受付時点から第2遡り期間P2遡ったイベントデータを生成し保存する(ステップS104)。より詳しくは、記録制御部122によって、イベント操作受付時点から第2遡り期間P2遡った時点から、イベント操作受付時点から第2経過期間P2´後の時点の間に撮影された映像データをイベントデータとして記録部212に上書きを禁止して保存させる。制御装置100は、ステップS106に進む。
音声コマンドの時間長が、予め設定された音声コマンドの標準時間長に対して短いことが検出されなかった場合(ステップS103でNo)、記録制御部122によって、イベント操作受付時点から第1遡り期間P1遡ったイベントデータを生成し保存する(ステップS105)。より詳しくは、記録制御部122によって、イベント操作受付時点から第1遡り期間P1遡った時点から、イベント操作受付時点から第1経過期間P1´後の時点の間に撮影された映像データをイベントデータとして記録部212に上書きを禁止して保存させる。制御装置100は、ステップS106に進む。
制御装置100は、ループ記録を終了するか否かを判定する(ステップS106)。例えば、車両の電源や動力がOFFにされたことや、操作部213の操作がされたことなどで、ループ記録を終了することが判定される。制御装置100は、ループ記録を終了すると判定された場合(ステップS106でYes)、本処理を終了する。制御装置100は、ループ記録を終了すると判定されない場合(ステップS106でNo)、ステップS102の処理を再度実行する。
<効果>
上述したように、本実施形態では、音声コマンドの発話状態が標準時間長より短いことが検出された場合、イベント操作受付時点からの第2遡り期間P2が、音声コマンドの発話状態が標準時間長以上であることが検出された場合におけるイベント操作受付時点からの第1遡り期間P1より長い期間となるイベントデータの保存を行う。本実施形態では、音声コマンドを落ち着いた状態で発話できない場合に、音声コマンドを落ち着いた状態で発話できる場合に比べて、長い期間を遡ったイベントデータを保存することができる。本実施形態によれば、記録したい事象が突発的に発生した場合や気付くのが遅れてしまった場合に、記録されたイベントデータにイベント等が適切に記録されていないということが発生することを抑制できる。このようにして、本実施形態によれば、イベントの記録を適切に行うことができる。
[第二実施形態]
図4、図5を参照しながら、本実施形態に係る車両用記録装置10について説明する。図4は、イベントデータの記録期間の他の例を示す図である。図5は、第二実施形態に係る制御装置における処理の流れの一例を示すフローチャートである。車両用記録装置10は、基本的な構成は第一実施形態の車両用記録装置10と同様である。以下の説明においては、車両用記録装置10と同様の構成要素には、同一の符号または対応する符号を付し、その詳細な説明は省略する。本実施形態では、操作制御部116と、検出部120と、記録制御部122とにおける処理が第一実施形態と異なる。
音声コマンドは、誤動作防止のため、例えば4~5音節以上で構成される。例えば、イベント記録を行う音声コマンドは、6音節からなる「ろくがかいし」などが設定されている。操作制御部116は、音声コマンドの認識率が所定閾値以上である場合、音声操作を受け付けさせる。操作制御部116は、音声コマンドの認識率が低いと判定される場合、音声操作を受け付けさせない。例えば、音声コマンド認識率が低いと判定される閾値を60%とする。操作制御部116は、音声コマンドの認識率が、例えば、60%以上である場合、音声操作を受け付けさせる。操作制御部116は、音声コマンドの認識率が、例えば、60%未満である場合、音声操作を受け付けさせない。
イベント記録を行う音声コマンドが「ろくがかいし」である場合を例にして説明する。操作制御部116は、例えば、「ろくがかいし」の音声認識率が60%以上である場合、「ろくがかいし」と音声入力されたと判断し、音声コマンドによる音声操作を受け付ける。
検出部120は、受け付けた音声コマンドの認識率が低いことを発話状態として検出する。より詳しくは、検出部120は、音声コマンドの認識率が、音声操作が受け付けられる範囲内において、認識率が低いことを発話状態として検出する。音声コマンドの認識率が低い場合とは、音声コマンドを正確に発話できない場合である。このような場合は、記録したい事象が突発的に発生した場合や気付くのが遅れてしまった場合に、急いで発話が行われた状態である可能性が高い。
例えば、音声認識率が、個々の音素毎におけるその音素である確率の平均とする場合について説明する。操作制御部116は、入力された音声に対して、音素毎の音響モデルと対比を行い、例えば「ろ」の音素である確率が、例えば60%以上である場合に、発話された音素が「ろ」であると判断する。例えば、イベント記録を指示する音声コマンドである「ろくがかいし」に対して、1音素目が「ろ」である確率が70%、2音素目が「く」である確率が95%、3音素目が「が」である確率が80%、4音素目が「か」である確率が90%、5音素目が「い」である確率が100%、6音素目が「し」である確率が90%とされた場合、6音素のそれぞれの確率の平均である87.5%を音声認識率とする。この場合、音声コマンド認識率は75%以上であり低いとは判定されない。
また、1音素目が「ろ」である確率が60%、2音素目が「く」である確率が90%、3音素目が「が」である確率が70%、4音素目が「か」である確率が70%、5音素目が「い」である確率が60%、6素音目が「し」である確率が60%とされた場合、6音素のそれぞれの確率の平均である68.3%を音声認識率とする。この場合は、音声コマンド認識率は75%以下であり低いと判定される。
上述した音素毎の認識率に基づく例の場合は、発話された内容から検出した音素毎の音声認識率が60%以上である場合に、認識した音素であると判定される。また、検出された音素毎の音声認識率が61%以上であり75%未満である場合に、低い認識率であると判定され、75%以上である場合に、認識率は低いと判定されない。
例えば、音声認識率が、単語としての認識率である場合について説明する。音声認識結果が「ろくなかいし」や「ろく○かいし」(〇は判定できなかった音素を示す)であり、単語として、6音素中5音素が音声コマンドと一致した場合、認識率が83%であり、音声コマンド認識率は75%以上のため、認識率が低いとは判定されない。音声認識結果が「おくがあいし」や「○くが〇いし」であり、単語として、6音素中4音素が音声コマンドと一致した場合、認識率が66.6%であり、音声コマンド認識率は75%未満のため、認識率が低いと判定される。
上述した単語毎の認識率に基づく例の場合は、発話された内容から検出した連続した音素から構成される単語の音声認識率が60%以上である場合に、認識した単語であると判定される。また、検出された単語の音声認識率が61%以上であり75%未満である場合に、低い認識率であると判定され、75%以上である場合に、認識率は低いと判定されない。
記録制御部122は、音声コマンドの発話状態として認識率が低いことが検出された場合は、映像データからイベントデータとする期間を長く変更する。より詳しくは、記録制御部122は、本実施形態では、記録制御部122は、音声コマンドの認識率が低い場合、映像データをイベントデータとする期間を長く変更する。記録制御部122は、音声コマンドの認識率が低いことが検出された場合は、映像データからイベントデータとする期間として、イベント操作受付時点から遡る期間を長く変更する。記録制御部122は、音声コマンドの認識率が低いことが検出された場合は、イベント操作受付時点から第2遡り期間P2(P1<P2)遡った時点から、イベント操作受付時点から第2経過時間P2´(P1´=P2´)経過後の時点までを、イベントデータの期間とする。
図4を用いて、イベントデータの記録期間について説明する。通常の音声コマンド認識率の音声コマンドによるイベントデータの期間は、イベント操作受付時点を第1起点として、第1起点の前後所定期間である。具体的には、通常の音声コマンド認識率の音声コマンドによるイベントデータの期間は、イベント操作受付時点より第1遡り期間P1遡った時点から、イベント操作受付時点から第1経過期間P1´後の時点の間である。音声コマンド認識率が低い音声コマンドによるイベントデータの期間は、イベント操作受付時点より第2遡り期間P2(P1<P2)遡った時点から、イベント操作受付時点から第2経過期間P2´(P1´=P2´)後の時点の間である。
次に、図5を用いて、制御装置100における処理の流れについて説明する。図5に示すステップS111、ステップS112、ステップS114ないしステップS116の処理は、図3に示すフローチャートのステップS101、ステップS102、ステップS104ないしステップS106と同様の処理を行う。
音声コマンドによるイベント記録の操作を受け付けたと判定する場合(ステップS112でYes)、検出部120によって、音声コマンドの認識率が低いと検出されたか否かを判定する(ステップS113)。検出部120によって、音声コマンドの認識率が低いと検出されたと判定する場合(ステップS113でYes)、制御装置100は、ステップS114に進む。検出部120によって、音声コマンドの認識率が低いと検出されたと判定しない場合(ステップS113でNo)、制御装置100は、ステップS115に進む。
上述したように、本実施形態では、音声コマンドの認識率が低い場合、イベント操作受付時点からの第2遡り期間P2が、音声コマンドの認識率が高い場合におけるイベント操作受付時点からの第1遡り期間P1より長い期間となるイベントデータの保存を行う。本実施形態では、音声コマンドを正確に発話できない場合に、音声コマンドを正確に発話できる場合に比べて、長い期間を遡ったイベントデータを保存することができる。
[第三実施形態]
図6を参照しながら、本実施形態に係る車両用記録装置10について説明する。図6は、第三実施形態に係る制御装置における処理の流れの一例を示すフローチャートである。車両用記録装置10は、基本的な構成は第一実施形態の車両用記録装置10と同様である。本実施形態では、検出部120と、記録制御部122とにおける処理が第一実施形態と異なる。
検出部120は、音声コマンドによる音声コマンドを受け付けたときの発話音量を発話状態として検出する。より詳しくは、検出部120は、イベント記録指示を含む様々な音声コマンド受付時の発話音量を記録し、発話音量の平均値を記録する。検出部120は、操作制御部116がイベントを記録するための音声コマンドを受け付けたとき、音声コマンドの発話音量を取得して、平均値と対比する。
記録制御部122は、音声コマンドの発話状態として、音声コマンドの発話音量が比較的大きいことが検出された場合は、映像データからイベントデータとする期間を長く変更する。記録制御部122は、例えば、音声コマンドの発話音量が閾値音量より大きいことが検出された場合、または、音声コマンドの発話音量が平均値より大きいことが検出された場合は、映像データからイベントデータとする期間を長く変更する。
本実施形態におけるイベントデータとする期間は、図2および図3に示す期間と共通する。一例として、発話音量の平均値が50dBであり、40dB以上60dB以下が、-3σ以上+3σ以下の正規分布にあるものとする。例えば、55dB以上の発話音量の音声コマンドが検出された場合、発話音量の平均値より大きいため、第2遡り期間P2遡ったイベントデータを生成して保存する。なお、ここで示した数値は一例であり、限定されるものではない。
イベント記録指示を示す音声コマンドの発話音量が比較的大きい場合は、緊急性が高い可能性がある。そこで、このような場合に、より長い期間のイベントデータを記録する。
記録制御部122は、音声コマンドの発話音量が比較的大きいことが検出された場合は、第2遡り期間P2遡ったイベントデータを生成して保存する。音声コマンドの発話音量が比較的大きい場合のイベントデータの期間は、イベント操作受付時点から第2遡り期間P2(P1<P2)遡った時点から、イベント操作受付時点から第2経過時間P2´(P1´=P2´)経過後の時点までを、イベントデータの期間とする。
次に、図6を用いて、制御装置100における処理の流れについて説明する。図6に示すステップS121、ステップS122、ステップS124ないしステップS126の処理は、図3に示すフローチャートのステップS101、ステップS102、ステップS104ないしステップS106と同様の処理を行う。
音声コマンドによるイベント記録の操作を受け付けたと判定する場合(ステップS122でYes)、検出部120によって、音声コマンドの音量が比較的大きいか否かを判定する(ステップS123)。検出部120によって、音声コマンドの音量が比較的大きいと判定する場合(ステップS123でYes)、制御装置100は、ステップS124に進む。検出部120によって、音声コマンドの音量が比較的大きいと判定しない場合(ステップS123でNo)、制御装置100は、ステップS125に進む。
上述したように、本実施形態では、音声コマンドの発話音量が比較的大きい場合、イベント操作受付時点からの第2遡り期間P2が、第1遡り期間P1より長い期間となるイベントデータの保存を行う。本実施形態では、緊急性が高く、音声コマンドを大きな音量で発話した場合に、その他の場合に比べて、長い期間を遡ったイベントデータを保存することができる。
[第四実施形態]
図7を参照しながら、本実施形態に係る車両用記録装置10について説明する。図7は、第四実施形態に係る制御装置における処理の流れの一例を示すフローチャートである。車両用記録装置10は、基本的な構成は第一実施形態の車両用記録装置10と同様である。本実施形態では、操作制御部116と、検出部120と、記録制御部122とにおける処理が第一実施形態と異なる。
操作制御部116は、音声コマンドを受け付けるための音声認識処理に加えて、音源を分離する音源分離処理を行う。操作制御部116は、音源分離処理によって、複数の発話者の音声を分離する。
検出部120は、例えば、数秒以内程度の所定期間内に、音声コマンドが複数の発話者で発話されたことを発話状態として検出する。より詳しくは、検出部120は、最初に検出されたイベント記録を指示する音声コマンドが発話されている期間、または、最初に検出されたイベント記録を指示する音声コマンドが発話されてから例えば1秒間以内に、他の発話者によるイベント記録を指示する音声コマンドの発話を検出している場合、第2遡り期間P2遡ったイベントデータを生成して保存する。
検出部120は、複数の音声コマンドの発話が時間的に重なっている場合、最初に検出された音声コマンドの発話の発話者と、後から検出されたた音声コマンドの発話の発話者は異なるもの、言い換えると、複数の音声コマンドの発話者が複数であるとして判断する。言い換えると、検出部120は、複数の音声コマンドが時間的に重なって発話されたことを検出することによって、複数の音声コマンドの発話者が複数であると判断する。
検出部120は、例えば、音声コマンドの発話が時間的に重なっていない場合は、発話音声のフォルマント周波数の差異などに基づいて、複数の音声コマンドの発話者が複数であると判断してもよい。
記録制御部122は、音声コマンドの発話状態として、所定期間内に音声コマンドが複数の発話者で発話されたことが検出された場合は、映像データからイベントデータとする期間を長く変更する。
音声コマンドを用いたイベント記録指示が、複数人で並列的に行われた場合は、緊急性が高い可能性がある。そこで、このような場合に、より長い期間のイベントデータを記録する。本実施形態におけるイベントデータとする期間は、図2および図3に示す期間と共通する。
記録制御部122は、所定期間内に音声コマンドが複数の発話者で発話されたことが検出された場合は、第2遡り期間P2遡ったイベントデータを生成して保存する。所定期間内に音声コマンドが複数の発話者で発話された場合のイベントデータの期間は、イベント操作受付時点から第2遡り期間P2(P1<P2)遡った時点から、イベント操作受付時点から第2経過時間P2´(P1´=P2´)経過後の時点までを、イベントデータの期間とする。
次に、図7を用いて、制御装置100における処理の流れについて説明する。図7に示すステップS131、ステップS132、ステップS134ないしステップS136の処理は、図3に示すフローチャートのステップS101、ステップS102、ステップS104ないしステップS106と同様の処理を行う。
音声コマンドによるイベント記録の操作を受け付けたと判定する場合(ステップS132でYes)、検出部120によって、所定期間内に複数の発話者で音声コマンドが発話されたか否かを判定する(ステップS133)。検出部120によって、所定期間内に複数の発話者で音声コマンドが発話されたと判定する場合(ステップS133でYes)、制御装置100は、ステップS134に進む。検出部120によって、所定期間内に複数の発話者で音声コマンドが発話されたと判定しない場合(ステップS133でNo)、制御装置100は、ステップS135に進む。
上述したように、本実施形態では、音声コマンドを用いたイベント記録指示が、複数人で並列的に行われた場合、イベント操作受付時点からの第2遡り期間P2が、第1遡り期間P1より長い期間となるイベントデータの保存を行う。本実施形態では、緊急性が高く、所定期間内に音声コマンドが複数の発話者で発話された場合に、その他の場合に比べて、長い期間を遡ったイベントデータを保存することができる。
本開示に係る車両用記録装置10は、上述した実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてもよい。
図示した車両用記録装置10の各構成要素は、機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていなくてもよい。すなわち、各装置の具体的形態は、図示のものに限られず、各装置の処理負担や使用状況などに応じて、その全部または一部を任意の単位で機能的または物理的に分散または統合してもよい。
車両用記録装置10の構成は、例えば、ソフトウェアとして、メモリにロードされたプログラムなどによって実現される。上記実施形態では、これらのハードウェアまたはソフトウェアの連携によって実現される機能ブロックとして説明した。すなわち、これらの機能ブロックについては、ハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、または、それらの組み合わせによって種々の形で実現できる。
上記した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものを含む。さらに、上記した構成は適宜組み合わせが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲において構成の種々の省略、置換または変更が可能である。
10 車両用記録装置
100 制御装置(車両用記録制御装置)
111 撮影データ取得部
112 バッファメモリ
113 撮影データ処理部
116 操作制御部
117 イベント検出部
118 位置情報取得部
119 表示制御部
120 検出部
121 再生制御部
122 記録制御部
211 カメラ
212 記録部
213 操作部
214 加速度センサ
215 GNSS受信部
216 表示部
P1 第1遡り期間
P1´ 第1経過期間
P2 第2遡り期間
P2´ 第2経過期間

Claims (7)

  1. 車両の周辺を撮影するカメラが撮影した映像データを取得する撮影データ取得部と、
    イベント記録を指示する音声コマンドによる音声操作を受け付ける操作制御部と、
    前記操作制御部が受け付けた音声コマンドの発話状態を検出する検出部と、
    前記撮影データ取得部が取得した映像データの記録を行い、前記操作制御部によるイベント記録の音声操作を受け付けた場合における、前記検出部が検出した前記音声コマンドの発話状態に基づき、前記映像データからイベントデータとする期間を変更してイベントデータを生成し保存する、記録制御部と、
    を備える、車両用記録制御装置。
  2. 前記検出部は、前記操作制御部が受け付けた音声コマンドの時間長が、予め設定された音声コマンドの標準時間長に対して短いことを発話状態として検出し、
    前記記録制御部は、前記音声コマンドの発話状態が前記標準時間長より短いことが検出された場合は、前記映像データからイベントデータとする期間を長く変更する、
    請求項1に記載の車両用記録制御装置。
  3. 前記操作制御部は、前記音声コマンドの認識率が所定閾値以上である場合に、音声操作を受け付け、
    前記検出部は、前記音声コマンドの認識率が、音声操作が受け付けられる範囲内において、認識率が低いことを前記発話状態として検出し、
    前記記録制御部は、前記音声コマンドの発話状態として認識率が低いことが検出された場合は、前記映像データからイベントデータとする期間を長く変更する、
    請求項1に記載の車両用記録制御装置。
  4. 前記検出部は、前記音声コマンドを受け付けたときの発話音量を発話状態として検出し、
    前記記録制御部は、前記音声コマンドの発話状態として、前記音声コマンドの発話音量が比較的大きいことが検出された場合は、前記映像データからイベントデータとする期間を長く変更する、
    請求項1に記載の車両用記録制御装置。
  5. 前記検出部は、前記音声コマンドが所定期間内に複数の発話者で発話されたことを発話状態として検出し、
    前記記録制御部は、前記音声コマンドの発話状態として、前記音声コマンドが所定期間内に複数の発話者で発話されたことが検出された場合は、前記映像データからイベントデータとする期間を長く変更する、
    請求項1に記載の車両用記録制御装置。
  6. 前記記録制御部は、前記映像データをイベントデータとする期間として、前記音声コマンドを受け付けた時点から遡る期間を長く変更する、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の車両用記録制御装置。
  7. 車両の周辺を撮影するカメラが撮影した映像データを取得するステップと、
    イベント記録を指示する音声コマンドによる音声操作を受け付けるステップと、
    受け付けた音声コマンドの発話状態を検出するステップと、
    映像データの記録を行い、イベント記録の音声操作を受け付けた場合における、前記音声コマンドの発話状態に基づき、前記映像データからイベントデータとする期間を変更してイベントデータを生成し保存するステップと、
    を車両用記録制御装置が実行する記録制御方法。
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