JP2023162811A - 車両外部撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】通気口の隙間を狭くしたままデフロスタ風を十分に取り込み、結露や曇りの発生や発生してしまった結露や曇りの除去を効果的に行うことを課題とする。【解決手段】車両内に取り付けられ、前記車両のガラス越しに車外を撮影する車両外部撮影装置であって、前記ガラスを透過する光を受光する受光部と、前記受光部の光入射側に設けられ、前記ガラスの内面で反射して前記受光部に入射する反射光を遮蔽すると共に、前記ガラスの内面との間に送風流路を形成する前方部とを備え、前記前方部は、流入口に前記ガラスの内面と送風方向に向けて膨らんだ曲面を有する車両外部撮影装置を用いる。【選択図】 図8

Description

本発明は、車両内に取り付けられ、車両のガラス越しに車外を撮影する車両外部撮影装置に関するものである。
車載カメラ等を有し、車両のガラスの内部に設けた車両外部撮影装置が知られている。車両外部撮影装置は、画像を記録してドライブレコーダに用いたり、画像から車両外部の情報を撮影してハンドルやブレーキ、アクセル等の車両制御に用いたりすることができる。特許文献1では、カメラの前方周囲に扇状に視界規制部を設け、ガラスでの反射光がレンズ部に映り込むことを防止している。また、通気口からデフロスタ風を取り入れて、ガラスの内面やレンズに結露や曇りが発生しないようにしている。
特開2021-37948号公報
ガラスでの反射光がレンズ部に映り込まないようにするためには、通気口による隙間を狭くする必要がある。しかし、通気口が狭いとデフロスタ風を十分に取り込めず、結露や曇りの発生や除去を効果的に行うことが難しい。本発明の一実施例においては、通気口の隙間を狭くしたままデフロスタ風を十分に取り込み、結露や曇りの発生や発生してしまった結露や曇りの除去を効果的に行うことを目的とする。
本発明の一実施形態にける車両外部撮影装置は、車両内に取り付けられ、前記車両のガラス越しに車外を撮影する車両外部撮影装置であって、前記ガラスを透過する光を受光する受光部と、前記受光部の光入射側に設けられ、前記ガラスの内面で反射して前記受光部に入射する反射光を遮蔽すると共に、前記ガラスの内面との間に送風流路を形成する前方部とを備え、前記前方部は、流入口に前記ガラスの内面と送風方向に向けて膨らんだ曲面を有することを特徴とする。
ガラスでの反射光が受光部に映り込まないように通気口の隙間を狭くしたまま、デフロスタ風を十分に取り込み、結露や曇りの発生や発生してしまった結露や曇りの除去を効果的に行うことができる。
車両外部撮影装置を搭載した車両の側面図。 車両外部撮影装置を搭載した車両の前方上面図。 車両外部撮影装置の下面図。 従来の遮光部材の斜め上面図。 従来の遮光部材近傍の断面図。 従来の遮光部材近傍の側面図。 本発明の実施形態における遮光部材の斜め上面図。 本発明の実施形態における遮光部材近傍の断面図。 本発明の実施形態における遮光部材近傍の側面図。 本発明の変形例1における遮光部材の斜め上面図。 本発明の変形例1における遮光部材近傍の断面図。 本発明の変形例2における遮光部材近傍の断面図。
実施形態では、運転支援システムに用いる車両外部の画像を撮影する車両外部撮影装置について説明する。図1は、車両1の側面図であり、車両外部撮影装置2の搭載位置を示す。図1において、白矢印は車両1の前方を示す。実施形態の車両外部撮影装置2は、車両1のガラスであるフロントガラス11の内側において、バックミラー12の前方に設けられる。運転者からみると、車両外部撮影装置2はバックミラー12の裏側に位置する。フロントガラス11の上部中央で、車両外部撮影装置2はフロントガラス11に貼り付けられている。図2の上面図でみると、車両外部撮影装置2は、車両1の進行方向の左右にある2つのカメラ前空間Sの後方に、各々カメラ21を備えている。図2においても、白矢印は前方を示す。カメラ21はフロントガラス11を透過する光を受光する受光部を形成する。車両外部撮影装置2の上面は、カメラ前空間Sの部分を除いて、フロントガラス11の遮光部により外部から遮光されている。カメラ21は遮光部の下に位置し、図2では記載されていない。
図3は、車両1のフロントガラス11に取り付けられた車両外部撮影装置2を、カバー部材を取りはずした状態で下方から見上げた図である。白矢印は前方を示す。鉄板の取付け部材22は、図3では裏側に相当する上面が、接着によりフロントガラス11に取り付けられる。取付け部材22には、車両外部撮影装置2の他の部材が接続している。回路部23は、撮影した映像の認識を行う認識装置等のECUが設けられ、回路部用のカバーにより覆われている。回路部23には2つのカメラ21が接続している。各々のカメラ21の前方には、従来例では遮光部材25が、実施形態では遮光部材26が設けられている。下方から見ると、従来例も実施形態も遮光部材はほぼ同様であるため、遮光部材25、26を図3に一緒に示す。遮光部材25、26はフロントガラス11の内面に対向して設けられ、カメラ21よりも下方に位置して室内からの光を遮る。カメラ21と遮光部材25、26の間には間隙Gがあり、遮光部材25、26の上部から間隙Gを抜けて下方へ気流が流れる。車両外部撮影装置2は、車両1内に取り付けられ、カメラ21によって車両1のガラス越しに車外を撮影する。
図4は、従来の遮光部材25を斜め上方から見た図である。白矢印は前方を示す。図4は、フロントガラス11の側から見た図であって、図3における遮光部材25の表側の図に相当する。遮光部材25の横幅は、前後方向の途中から後方に向けて横方向に徐々に狭くなっている。また、平板状の底面板251の側方からは側面板252が立ち上がっている。側面板252は、底面板251の前方を除いた3方向に設けられている。そして、遮光部材25の後方で、底面板251と側面板252は切り欠かれており、切欠き部253が形成されている。
図4の点線Vで縦に切断した従来の遮光部材25と、その近傍の断面図を図5に示す。フロントガラス11と底面板251の間には、カメラ前空間Sが形成されている。カメラ前空間Sは、前方が薄く後方が厚い、断面で見てテーパー状の空間である。底面板251の前端において、フロントガラス11と底面板251の間は開いており、デフロスタ風Dを取り入れる流入口Iとなっている。カメラ前空間Sに入ったデフロスタ風D1は、遮光部材25とカメラ21の間に形成された間隙G1から外側へ流れる。
従来例における遮光部材25の側面を図6に示す。図6では、車両外部撮影装置2が車両1に取り付けられた状態であり、車両外部撮影装置2近傍のフロントガラス11の断面も示す。白矢印は前方を示している。遮光部材25の側面板252とフロントガラス11との間には隙間があり、間隙G2となっている。間隙G2からは、遮光部材25の内側のカメラ前空間Sからフロントガラス11の内面に沿って、外へ気流が流れる。また、遮光部材25の後方には図4で示した切欠き部253にカメラ21が位置する。切欠き部253とカメラ21の間は密着しておらず、間には図3で示す間隙G1が設けられている。間隙G1からも、遮光部材25の内側から下方や後方へ気流が流れる。
図5において、車両1の室内からの光L1は、遮光部材25の底面板251や図示しないカバー部材により遮られてカメラ前空間Sに到達せず、フロントガラス11での反射光としてカメラ21に入ることはない。一方、浅い角度の光L2は流入口Iを通過してカメラ前空間Sに到達し、カメラ21のレンズに入ってしまう。このため、流入口Iにおけるフロントガラス11と底面板251の間隔は大きくすることができない。しかし、間隔が狭いと、図5において黒矢印で示すデフロスタ風Dはカメラ前空間Sに入りにくく、ほとんどが底面板251の下方のデフロスタ風D2となる。そして、底面板251とフロントガラス11の間のカメラ前空間Sでのデフロスタ風D1は少なく、フロントガラス11の内側やカメラレンズの結露や曇りの除去が難しい。
図7に、本発明の実施形態における遮光部材26を斜め上方から見た図を示す。白矢印は前方を示している。図7は、フロントガラス11の側から見た図であって、図3における遮光部材26の表側の図に相当する。遮光部材26の横幅は、前後方向の途中から後方に向けて横方向に徐々に狭くなっている。また、底面板261の側方からは側面板262が立ち上がっている。側面板262は、底面板261の前方を除いた3方向に設けられている。そして、遮光部材26の後方で、底面板261と側面板262は切り欠かれており、切欠き部263となっている。従来例の遮光部材25と異なり、遮光部材26の底面板261は前方部264のフロントガラス11に対向する面が上に膨らんだ曲面となっている。
図8は、図7の点線Vで縦に切断した本発明の実施形態における遮光部材26とその近傍の断面図である。フロントガラス11と底面板261の間には、カメラ前空間Sが形成されている。カメラ前空間Sは、略楔状の空間である。底面板261は、前方に位置する前方部264の上面が上に膨らんだ曲面となっている。図8に示すように、前方部264は、遮光部材26においてデフロスタ風Dである送風のがわに位置し、フロントガラス11に最も近い部分より前方の曲面である前方部264aと、後方の曲面である前方部264bからなる。フロントガラス11と前方部264の間は空いており、デフロスタ風Dを取り入れる送風流路Cとなっている。カメラ前空間Sに入ったデフロスタ風D1は、遮光部材26とカメラ21の間に形成された間隙G1から外側へ流れる。また、底面板261における前方部264aの先端である先端面264cの縦断面は、フロントガラス11の面に沿った前方に膨らんだ曲面となっている。このように、底面板261は飛行機の翼と同様の断面形状を有している。そして、遮光部材26を有した実施形態の車両外部撮影装置2は、車両1内に取り付けられ、車両1のガラス越しに車外を撮影する。
本発明の実施形態における遮光部材26の側面を図9に示す。図9では、車両外部撮影装置2が車両1に取り付けられた状態であり、車両外部撮影装置2近傍のフロントガラス11も示す。白矢印は前方を示している。遮光部材26の側面板262とフロントガラス11との間は隙間があり、間隙G2となっている。間隙G2は遮光部材26の内側から側方へ気流が流れる。また、遮光部材26の後方には図7で示した切欠き部263にカメラ21が位置している。切欠き部263とカメラ21の間は密着しておらず、間には図3で示した間隙G1が設けられている。間隙G1からも、遮光部材26の内側から後方や下方へ気流が流れる。
図8において、車両1の室内からの光L1は、遮光部材26の底面板261や図示しないカバー部材により遮られてカメラ前空間Sに到達せず、フロントガラス11での反射光としてカメラ21に入ることはない。一方、浅い角度の光L2は、フロントガラス11で反射した後に送風流路Cに到達するが、前方部264bの曲面により遮られてカメラ前空間Sに到達せず、カメラ21のレンズに入ることはない。このように、遮光部材26は底面板261の形状により、送風流路Cをあまり狭くしなくても、高い遮光性を備えることができる。また、フロントガラス11と前方部264aとの間の形状から、送風流路Cの入口の圧力を高くすることができ、黒矢印で示したデフロスタ風Dを、送風流路Cを介してカメラ前空間Sに多く導入できる。また、底面板261の先端面264cの形状はフロントガラス11の面に沿った前方に向けて膨らんだ曲面である。そして、先端面264cに衝突したデフロスタ風Dにより高圧部が生じ、高圧部の上方では底面板261の前方部264に沿って気流が流れるために、より一層多くのデフロスタ風D1をカメラ前空間Sに導入することができる。なお、高圧部の下方では、底面板261の下面に沿ってデフロスタ風D2が流れる。
前方部264は、カメラ21の光入射側に設けられ、フロントガラス11の内面で反射してカメラ21に入射する反射光を遮蔽すると共に、フロントガラス11の内面との間に送風流路Cを形成する。そして、前方部264aは、流入口Iにおいて、フロントガラス11の内面に向けて膨らんだ球面を有し、デフロスタ風Dの送風方向に向けて膨らんだ曲面を有する。
<変形例1>
変形例1では、実施形態の底面板261に、送風流路Cとは別の送風流路であるスラット流路Cpを設ける。図10に、変形例1における遮光部材27を斜め上方から見た図を示す。白矢印は前方を示している。図10は、フロントガラス11の側から見た図である。遮光部材27は、前後方向の途中から後方に向けて横方向に徐々に狭くなっている。底面板271の側方からは側面板272が立ち上がっている。側面板272は、底面板271の前方を除いた3方向に設けられている。そして、遮光部材27の後方で、底面板271と側面板272は切り欠かれており、切欠き部273となっている。遮光部材26と同様に、遮光部材27の底面板271は前方部274の上面が上に膨らんだ曲面となっている。また、前方部274はスラット流路Cpの間隙を有しており、スラット流路Cpの前方がスラット275となっている。
図11は、図10の点線Vで縦に切断した本発明の実施形態における遮光部材27の断面を含んだ遮光部材27近傍の断面図である。フロントガラス11と底面板271の間には、カメラ前空間Sが形成されている。カメラ前空間Sは、略楔状の空間である。底面板271は、前方に位置する前方部274の上面が上に膨らんだ曲面となっている。フロントガラス11と前方部274の間は空いており、デフロスタ風Dを取り入れる送風流路Cとなっている。カメラ前空間Sに入ったデフロスタ風D1は、遮光部材27とカメラ21の間に形成された間隙G1と、フロントガラス11と側面板272の間に形成された間隙G2から外側へ流れる。前方部274は、フロントガラス11に最も近い部分より前方の曲面である前方部274aと、後方の曲面である前方部274bからなる。また、底面板271における前方部274aの先端である先端面274cの縦断面は、フロントガラス11の面に沿った前方に向けて膨らんだ曲面となっている。このように、底面板271は飛行機の翼と同様の断面形状を有している。さらに、底面板271は、前方に斜め可能へ向けたスラット流路Cpが形成されている。スラット流路Cpの前方はスラット275となっている。
図11においても、図8に示すのと同様に車両1の室内からの光L1は、遮光部材27の底面板271により遮られてカメラ前空間Sに到達せず、フロントガラス11での反射光としてカメラ21に入ることはない。一方、浅い角度の光L2は、フロントガラス11で反射した後に送風流路Cに到達するが、前方部274bの曲面により遮られてカメラ前空間Sに到達せず、カメラ21に入ることはない。このように、遮光部材27は底面板271の形状により、送風流路Cをあまり狭くしなくても、高い遮光性を備えることができる。また、フロントガラス11と前方部274aとの間の形状から、送風流路Cの入口の圧力を高くすることができ、黒矢印で示したデフロスタ風Dを、送風流路Cを介してカメラ前空間Sに導入できる。また、底面板271の先端面274cの形状はフロントガラス11の面に沿った前方に向けて膨らんだ曲面である。そして、先端面274cに衝突したデフロスタ風Dにより高圧部が生じ、前方部274に沿って気流が流れるために、より一層多くのデフロスタ風D1をカメラ前空間Sに導入することができる。
さらに、変形例1においては、底面板271の前方がスラット275となっており、後方が底面板本体276となっている。そして、スラット275の下面と底面板本体276の上面の間に、スラット275の前方下部から後方上部に向けた間隙であるスラット流路Cpが形成されている。スラット流路Cpを形成するスラット275の下面は、先端面274cの膨らんだ曲面から同じ方向に曲がり、更に逆方向に曲がってスラット275の後端に至る。また、底面板本体276の上面は、前端近傍ではフロントガラス11の面に略沿った曲面であり、後方へいくにしたがいフロントガラス11へ向くように曲がっている。そして、途中で逆方向に曲がり、S字状となっている。スラット275と底面板本体276の間に挟まれた間隙であるスラット流路Cpは、側方断面でみて略S字状に曲がっており、車内からの光はスラット流路Cpを通ってカメラ前空間Sに到達することはない。一方、先端面274cに衝突したデフロスタ風Dは高圧部を生じ上下に分かれ、上方のデフロスタ風D1は送風流路Cを介してカメラ前空間Sに達すると共に、下方のデフロスタ風の一部のデフロスタ風Dpはスラット流路Cpを介してカメラ前空間Sに達する。そして、カメラ前空間Sでは、デフロスタ風D1とデフロスタ風Dpが合わさってデフロスタ風D1pが得られる。このように、スラット275があることにより、底面板271による遮光性を保ちながらカメラ前空間Sに先に記載した実施形態よりもさらに多量のデフロスタ風D1pを送ることができる。
前方部274は、カメラ21の光入射側に設けられ、フロントガラス11の内面で反射してカメラ21に入射する反射光を遮蔽すると共に、フロントガラス11の内面との間に送風流路Cを形成する。また前方部274を有するスラット275は、底面板本体276との間にスラット流路Cpを形成する。そして、前方部274aは、流入口Iにおいて、フロントガラス11の内面に向けて膨らんだ曲面を有し、デフロスタ風Dの送風方向に向けて膨らんだ曲面を有する。
<変形例2>
変形例2では、実施形態の底面板281の前方がカバー部材24となっている。図12に、変形例2における遮光部材28近傍の断面図を示す。フロントガラス11と底面板281の間には、カメラ前空間Sが形成されている。カメラ前空間Sは、略楔状の空間である。カバー部材24は、前方に位置する前方部241の上面が上に膨らんだ曲面となっている。フロントガラス11と前方部241の間は空いており、デフロスタ風Dを取り入れる送風流路Cとなっている。カメラ前空間Sに入ったデフロスタ風D1は、遮光部材28とカメラ21の間に形成された間隙G1と、フロントガラス11と側面板(図示せず)の間に形成された間隙G2から外側へ流れる。前方部241は、フロントガラス11に最も近い部分より前方の曲面である前方部241aと、後方の曲面である前方部241bからなる。また、カバー部材24における前方部241aの先端である先端面241cの縦断面は、フロントガラス11の面に沿った前方に向けて膨らんだ曲面となっている。
図12において、車両1の室内からの光L1は、カバー部材24や底面板281により遮られてカメラ前空間Sに到達せず、フロントガラス11での反射光としてカメラ21に入ることはない。一方、浅い角度の光L2は、フロントガラス11で反射した後に送風流路Cに到達するが、カバー部材24における前方部241bの曲面により遮られてカメラ前空間Sに到達せず、カメラ21に入ることはない。このように、カバー部材24により、送風流路Cをあまり狭くしなくても、高い遮光性を備えることができる。また、フロントガラス11と前方部241の前方の間の形状から、送風流路Cの入口の圧力を高くすることができ、黒矢印で示したデフロスタ風Dを、送風流路Cを介してカメラ前空間Sに導入できる。また、先端面241cの形状はフロントガラス11の面に沿った前方に向けて膨らんだ曲面である。そして、先端面241cに衝突したデフロスタ風Dにより高圧部が生じ、高圧部から上ではカバー部材24の前方部241に沿って気流が流れるために、より一層デフロスタ風D1をカメラ前空間Sに導入することができる。なお、高圧部の下方では、カバー部材24の下面に沿ってデフロスタ風D2が流れる。
前方部241は、カメラ21の光入射側に設けられ、フロントガラス11の内面で反射してカメラ21に入射する反射光を遮蔽すると共に、フロントガラス11の内面との間に送風流路Cを形成する。そして、前方部241aは、流入口Iにおいて、フロントガラス11の内面に向けて膨らんだ球面を有し、デフロスタ風Dの送風方向に向けて膨らんだ曲面を有する。
実施形態では遮光部材26を1部材で形成しているが、前方部264を別部材として組み合わせる等、複数の部材で形成してもよい。変形例においても同様である。また、実施形態と変形例では、運転支援システムに用い、車両外部の画像を撮影する車両外部撮影装置について説明した。しかし、ドライブレコーダ等の他の装置に用いる車両外部撮影装置に用いてもよい。また、フロントガラスの内側に取り付けた装置だけで無く、他のガラスの内側に取り付けた装置に用いてもよい。曲面を有した前方部は、カメラ等の受光部を支持してガラス又はガラスを固定する部材に取り付ける、ブランケット等の取り付け部材の送風のがわに位置するようにしてもよい。
その他、具体的な構成は実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。また、上述の実施形態および変形例は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの技術を流用して組み合わせることが可能である。
1 車両
11 フロントガラス
12 バックミラー
2 車両外部撮影装置
21 カメラ
22 取付け部材
23 回路部
24 カバー部材
241 前方部
241a 前方部
241b 前方部
241c 先端面
25 遮光部材
251 底面板
252 側面板
253 切欠き部
26 遮光部材
261 底面板
262 側面板
263 切欠き部
264 前方部
264a 前方部
264b 前方部
264c 先端面
27 遮光部材
271 底面板
272 側面板
273 切欠き部
274 前方部
274a 前方部
274b 前方部
274c 先端面
275 スラット
276 底面板本体
28 遮光部材
281 底面板
S カメラ前空間
I 流入口
C 送風流路
Cp スラット流路
D デフロスタ風
D1 デフロスタ風
D1p デフロスタ風
D2 デフロスタ風
Dp デフロスタ風
G1 間隙
G2 間隙

Claims (5)

  1. 車両内に取り付けられ、前記車両のガラス越しに車外を撮影する車両外部撮影装置であって、
    前記ガラスを透過する光を受光する受光部と、
    前記受光部の光入射側に設けられ、前記ガラスの内面で反射して前記受光部に入射する反射光を遮蔽すると共に、前記ガラスの内面との間に送風流路を形成する前方部とを備え、
    前記前方部は、流入口において、前記ガラスの内面に向けて膨らんだ曲面を有し、送風に向けて膨らんだ曲面を有することを特徴とする車両外部撮影装置。
  2. 前記前方部は、前記受光部の光入射側において前記ガラスの内面に対向して設けられる遮光部材の送風のがわに位置することを特徴とする請求項1記載の車両外部撮影装置。
  3. 前記前方部は、前記受光部を支持して前記ガラス又は前記ガラスを固定する部材に取り付ける取り付け部材の送風のがわに位置することを特徴とする請求項1記載の車両外部撮影装置。
  4. 前記前方部は、前記受光部を覆うカバー部材の送風のがわに位置することを特徴とする請求項1記載の車両外部撮影装置。
  5. 前記前方部は、前記ガラスの内面との間とは別の送風流路を有することを特徴とする請求項1記載の車両外部撮影装置。
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