JP2023161853A - サーマルプリントヘッド - Google Patents

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Abstract

Figure 2023161853000001
【課題】イオンマイグレーションの発生を抑制することができるサーマルプリントヘッドを提供する。
【解決手段】サーマルプリントヘッドA1は、厚さ方向zの一方を向く基板主面11aを有するヘッド基板11(基板1)と、基板主面11aに搭載されたICチップ5と、ICチップ5に導通する導通部材(配線層3およびワイヤ61,62)と、ICチップ5を覆う第1樹脂部材71と、を備える。導通部材(配線層3およびワイヤ61,62)は、銀を含む。第1樹脂部材71は、第1樹脂層711および第2樹脂層712を含む。第1樹脂層711は、導通部材(配線層3およびワイヤ61,62)に接しており、第2樹脂層712は、第1樹脂層711を覆う。第1樹脂層711の吸湿性は、第2樹脂層712の吸湿性よりも低い。
【選択図】図5

Description

本開示は、サーマルプリントヘッドに関する。
サーマルプリントヘッドは、たとえば、複数の発熱部、基板、駆動IC、導通部材および封止樹脂を備える(特許文献1)。各複数の発熱部は、基板上に形成される。駆動ICは、複数の発熱部に通電することで、複数の発熱部を選択的に発熱させる。導通部材は、駆動ICと複数の発熱部とを導通させるものである。特許文献1に記載のサーマルプリントヘッドでは、導通部材は、たとえば配線層およびワイヤを含む。ワイヤは、駆動ICと配線層とを接続する。封止樹脂は、駆動ICを覆う。封止樹脂は、駆動ICに接続されたワイヤおよび当該ワイヤが接続される配線層も覆う。
特開2019-34482号公報
従来、配線層およびワイヤの材料には、金が使用されていた。金は高価であり、製品のコスト低減の観点から、比較的安価で電気導電性の良好な銀を使用したサーマルプリントヘッドが提案されてる。しかしながら、単に、材料を金から銀に変更するだけでは、イオンマイグレーションが発生する可能性がある。たとえば、イオンマイグレーションは、封止樹脂に覆われた部分の導通部材(配線層またはワイヤ)に発生しうる。このイオンマイグレーションは、ショート不良の原因であり、実用化するには十分な性能が得られないおそれがある。
本開示は、上記事情に鑑みて考え出されたものであり、その目的は、イオンマイグレーションの発生を抑制することができるサーマルプリントヘッドを提供することにある。
本開示のサーマルプリントヘッドは、厚さ方向の一方を向く基板主面を有する基板と、前記基板主面に搭載されたICチップと、前記ICチップに導通する導通部材と、前記ICチップを覆う第1樹脂部材と、を備え、前記導通部材は、銀を含み、前記第1樹脂部材は、第1樹脂層および第2樹脂層を含み、前記第1樹脂層は、前記導通部材に接しており、前記第2樹脂層は、前記第1樹脂層を覆い、前記第1樹脂層の吸湿性は、前記第2樹脂層の吸湿性よりも低い。
本開示のサーマルプリントヘッドによれば、イオンマイグレーションの発生を抑制できる。
図1は、第1実施形態にかかるサーマルプリントヘッドを示す平面図である。 図2は、図1のII-II線に沿う概略断面図である。 図3は、図1の部分拡大図である。 図4は、図2の部分拡大図である。 図5は、図4の要部拡大図である。 図6は、第2実施形態にかかるサーマルプリントヘッドを示す要部拡大断面図である。 図7は、第2実施形態の第1変形例にかかるサーマルプリントヘッドを示す要部拡大断面図である。 図8は、第2実施形態の第2変形例にかかるサーマルプリントヘッドを示す要部拡大断面図である。 図9は、第3実施形態にかかるサーマルプリントヘッドを示す要部拡大断面図である。 図10は、第4実施形態にかかるサーマルプリントヘッドを示す要部拡大断面図である。 図11は、第4実施形態の変形例にかかるサーマルプリントヘッドを示す要部拡大断面図である。 図12は、第5実施形態にかかるサーマルプリントヘッドを示す断面図である。 図13は、図12の要部拡大図である。 図14は、第5実施形態の変形例にかかるサーマルプリントヘッドを示す断面図である。 図15は、図14の要部拡大図である。 図16は、変形例にかかるサーマルプリントヘッドを示す要部拡大平面図である。 図17は、変形例にかかるサーマルプリントヘッドを示す要部拡大平面図である。
本開示のサーマルプリントヘッドの好ましい実施の形態について、図面を参照して、以下に説明する。以下では、同一あるいは類似の構成要素に、同じ符号を付して、重複する説明を省略する。本開示における「第1」、「第2」、「第3」等の用語は、単にラベルとして用いたものであり、必ずしもそれらの対象物に順列を付することを意図していない。
本開示において、「ある物Aがある物Bに形成されている」および「ある物Aがある物B(の)上に形成されている」とは、特段の断りのない限り、「ある物Aがある物Bに直接形成されていること」、および、「ある物Aとある物Bとの間に他の物を介在させつつ、ある物Aがある物Bに形成されていること」を含む。同様に、「ある物Aがある物Bに配置されている」および「ある物Aがある物B(の)上に配置されている」とは、特段の断りのない限り、「ある物Aがある物Bに直接配置されていること」、および、「ある物Aとある物Bとの間に他の物を介在させつつ、ある物Aがある物Bに配置されていること」を含む。同様に、「ある物Aがある物B(の)上に位置している」とは、特段の断りのない限り、「ある物Aがある物Bに接して、ある物Aがある物B(の)上に位置していること」、および、「ある物Aとある物Bとの間に他の物が介在しつつ、ある物Aがある物B(の)上に位置していること」を含む。また、「ある方向に見てある物Aがある物Bに重なる」とは、特段の断りのない限り、「ある物Aがある物Bのすべてに重なること」、および、「ある物Aがある物Bの一部に重なること」を含む。
図1~図5は、第1実施形態にかかるサーマルプリントヘッドA1を示している。サーマルプリントヘッドA1は、基板1、保護層2、配線層3、抵抗体層4、複数のICチップ5、コネクタ59、複数のワイヤ61,62および保護樹脂7を備える。
説明の便宜上、基板1の厚さ方向を「厚さ方向z」という。以下の説明では、厚さ方向zの一方を上方といい、他方を下方ということがある。なお、「上」、「下」、「上方」、「下方」、「上面」および「下面」などの記載は、厚さ方向zにおける各部品、部位等の相対的位置関係を示すものであり、必ずしも重力方向との関係を規定する用語ではない。さらに、サーマルプリントヘッドA1における主走査方向を「主走査方向x」といい、サーマルプリントヘッドA1における副走査方向を「副走査方向y」という。
サーマルプリントヘッドA1は、印刷媒体P1に印字を施すサーマルプリンタPr(図2参照)に組み込まれるものである。サーマルプリンタPrは、サーマルプリントヘッドA1およびプラテンローラ91を備える。プラテンローラ91は、サーマルプリントヘッドA1に正対する。印刷媒体P1は、サーマルプリントヘッドA1とプラテンローラ91との間に挟まれ、このプラテンローラ91によって、副走査方向yに搬送される。以下の説明では、副走査方向yにおいて、印刷媒体P1が排出される方向を「下流」という。印刷媒体P1としては、たとえばバーコードシートやレシートを作成するための感熱紙が挙げられる。サーマルプリントヘッドA1には、後に詳述する構成によって、抵抗体層4に複数の発熱部41が形成されている。サーマルプリントヘッドA1は、複数の発熱部41を選択的に発熱駆動させることで、印刷媒体P1に印字を行う。プラテンローラ91に代えて、平坦なゴムからなるプラテンを使用してもよい。このプラテンは、大きな曲率半径を有する円柱状のゴムにおける、断面視において弓形状の一部分を含む。本開示において、「プラテン」という用語は、プラテンローラ91と平坦なプラテンとの双方を含む。サーマルプリンタPrは、感熱紙に直接印字するものに限定されず、インクリボンに対して選択的に熱を付与して印刷媒体に印字を施す熱転写式のものであってもよい。
基板1は、サーマルプリントヘッドA1における他の要素を支持する。基板1は、ヘッド基板11を含む。ヘッド基板11は、たとえばセラミック基板である。ヘッド基板11は、セラミック基板ではなく、半導体基板(たとえばシリコン基板)であってもよい。サーマルプリントヘッドA1では、ヘッド基板11は、セラミック基板であって、図4に示すように、基材111およびグレーズ層112を含む。基材111は、たとえばAlN(窒化アルミニウム)、Al23(アルミナ)、ジルコニアなどのセラミックからなる。基材111は、たとえばその厚さが0.6mm以上1.0mm以下である。グレーズ層112は、基材111の上面(厚さ方向z上方を向く面)の少なくとも一部を覆う。グレーズ層112は、基材111の全面を覆う全面グレーズであってもよいし、基材111の一部を覆う部分グレーズであってもよいし、部分グレーズと全面グレーズとを組み合わせた構成であってもよい。グレーズ層112は、たとえば非晶質ガラスなどのガラス材料からなる。ヘッド基板11は、保護層2、配線層3、抵抗体層4および複数のICチップ5を支持する。ヘッド基板11(基板1)は、厚さ方向z視において、主走査方向xが長手方向である矩形状である。
ヘッド基板11は、図2および図4に示すように、基板主面11aおよび基板裏面11bを有する。基板主面11aおよび基板裏面11bは、厚さ方向zに離間する。基板主面11aは、ヘッド基板11の上面であり、厚さ方向z上方を向く。本実施形態では、基板主面11aは、グレーズ層112の上面である。基板裏面11bは、ヘッド基板11の下面であり、厚さ方向z下方を向く。
配線層3は、抵抗体層4に導通するための導通経路を構成する。配線層3は、導電性材料によって形成される。本実施形態では、配線層3の材料は、銀を含む。配線層3は、単層であってもよいし、複数の層が積層されていてもよい。配線層3が複数の層で構成される場合、最上層(表層)は、銀を含む。図3および図4に示すように、配線層3は、基板主面11aに形成される。配線層3の厚さ(厚さ方向zの寸法)は、たとえば5μmであるが、これに限定されない。配線層3は、共通配線31、複数の個別配線32および信号配線33を含む。配線層3の各部(共通配線31、複数の個別配線32および信号配線33)の形状および配置は、図1、図3および図4に示す構成に限定されず、様々な構成とすることができる。
共通配線31は、図3および図4に示すように、複数の帯状部311および連結部312を含む。複数の帯状部311はそれぞれ、厚さ方向z視において、副走査方向yに延びる帯状である。複数の帯状部311は、主走査方向xに離間して、等ピッチで配置される。複数の帯状部311は、互いに平行に配置される。連結部312は、抵抗体層4に対して副走査方向yの下流側に配置されており、主走査方向xに沿って延びる。連結部312は、複数の帯状部311の各々に繋がり、複数の帯状部311を連結する。
複数の個別配線32は、抵抗体層4に対して部分的に通電するためのものであり、共通配線31に対して逆極性となる。複数の個別配線32は、図3に示すように、主走査方向xに離間して配置されている。複数の個別配線32はそれぞれ、図3に示すように、帯状部321およびパッド部322を含む。複数の帯状部321はそれぞれ、厚さ方向z視において、副走査方向yに延びる帯状である。複数の帯状部321は、主走査方向xに離間して、等ピッチで配置される。複数の帯状部321は、互いに平行に配置される。複数の帯状部321はそれぞれ、主走査方向xに隣り合う2つの帯状部311の間に位置する。よって、複数の帯状部311と複数の帯状部321とは、主走査方向xに交互に配列される。複数のパッド部322の各々には、複数のワイヤ61のうちの対応する1つが接合される。複数のパッド部322はそれぞれ、図4および図5に示すように、保護層2から露出する。
信号配線33は、各ICチップ5とコネクタ59とに接続される配線パターンを構成する。図1に示すように、信号配線33は、複数のICチップ5とコネクタ59との間に配置される。信号配線33は、複数のパッド部331を含む。図4から理解されるように、複数のパッド部331の各々には、複数のワイヤ62のうちの対応する1つが接合される。複数のパッド部331はそれぞれ、図4および図5に示すように、保護層2から露出する。
抵抗体層4の抵抗率は、配線層3を構成する材料の抵抗率よりも高い。抵抗体層4は、たとえば酸化ルテニウムなどからなる。抵抗体層4は、厚さ方向z視において、主走査方向xに延びる帯状に形成されている。抵抗体層4は、図3に示すように、共通配線31の複数の帯状部311と複数の個別配線32の帯状部321とに交差する。図4に示すように、抵抗体層4は、基板主面11a上に形成される。本実施形態においては、抵抗体層4は、共通配線31の複数の帯状部311と複数の個別配線32の帯状部321に対して基板1とは反対側に積層される。
抵抗体層4は、図1~図4に示すように、複数の発熱部41を有する。各発熱部41は、抵抗体層4のうち各帯状部311と各帯状部321とに挟まれた部位である。各発熱部41は、配線層3によって部分的に通電されることにより発熱する。各発熱部41による発熱によって印字ドットが形成される。複数の発熱部41は、主走査方向xに沿って配列されている。ヘッド基板11の主走査方向xの単位長さ(たとえば1mm)において主走査方向xに配列される発熱部41の数が多いほど、サーマルプリントヘッドA1のドット密度が大きくなる。
保護層2は、配線層3および抵抗体層4を保護する。保護層2は、配線層3および抵抗体層4を覆う。なお、図3においては、保護層2を省略する。サーマルプリンタPrの使用時において、保護層2には、プラテンローラ91により印刷媒体が押し当てられる。保護層2は、たとえば非晶質ガラスを含む。保護層2は、非晶質ガラス単体で構成されてもよいし、非晶質ガラスからなる下層と、SiAlONまたはSiC(炭化ケイ素)からなる上層とが積層された構成であってもよい。SiAlONは、窒化ケイ素(Si34)にアルミナ(Al23)とシリカ(SiO2)を合成した窒化ケイ素系のエンジニアリングセラミックである。上層はたとえばスパッタリングで形成される。保護層2の厚さ(厚さ方向zの寸法)は、何ら限定されないが、たとえば7.5μmである。
保護層2は、複数の開口29を含む。各開口29は、保護層2を厚さ方向zに貫通する。たとえば、複数の開口29は、複数のICチップ5の各々に対して1つずつ設けられる。複数の開口29はそれぞれ、配線層3を部分的に露出させる。図4および図5に示す例では、複数の開口29からは、各個別配線32のパッド部322および信号配線33の各パッド部331が露出する。なお、各個別配線32および信号配線33は、各開口29から露出する領域を除いて、保護層2に覆われている。また、図4および図5に示すように、各開口29において、基板主面11aが露出している。複数のICチップ5は、複数の開口29のうちの対応する1つにおいて露出した基板主面11aにそれぞれ接合される。
複数のICチップ5は、複数の個別配線32を選択的に通電させることにより、抵抗体層4を部分的に発熱させる。複数のICチップ5はそれぞれ、ドライバICである。複数のICチップ5は、抵抗体層4(複数の発熱部41)に対して、副走査方向yの上流側に配置されている。
複数のICチップ5はそれぞれ、図4および図5に示すように、チップ主面5aおよびチップ裏面5bを有する。チップ主面5aおよびチップ裏面5bは、厚さ方向zに離間する。チップ主面5aは、ICチップ5の上面であり、厚さ方向z上方を向く。よって、チップ主面5aは、基板主面11aと同じ方向を向く。チップ裏面5bは、ICチップ5の下面であり、厚さ方向z下方を向く。各ICチップ5において、チップ主面5aとチップ裏面5bとの厚さ方向zに沿う寸法、つまり、各ICチップ5の厚さは、何ら限定されないが、たとえば250μm以上300μm以下である。
各ICチップ5は、図4および図5に示すように、複数の上面電極51,52を有する。複数の上面電極51,52は、チップ主面5aに形成されている。図4および図5に示すように、各上面電極51には、複数のワイヤ61のうちの対応する1つがそれぞれ接合される。各上面電極52には、複数のワイヤ62のうちの対応する1つがそれぞれ接合される。各上面電極51,52は、チップ主面5aに対して面一であってもよいし、厚さ方向z上方に突き出ていてもよい。
コネクタ59は、サーマルプリントヘッドA1をサーマルプリンタPrに接続するために用いられる。図1および図2に示すように、コネクタ59は、ヘッド基板11に取り付けられており、配線層3の信号配線33および複数のワイヤ62を介して、複数のICチップ5の各上面電極52に導通する。
複数のワイヤ61,62はそれぞれ、ボンディングワイヤである。各ワイヤ61,62の材料は、金、銅、アルミニウムあるいは銀などのいずれかを含む。本実施形態では、各ワイヤ61,62の材料は、銀を含む。各ワイヤ61,62のワイヤ径は、何ら限定されないが、たとえば20μmである。
複数のワイヤ61は、複数のICチップ5の上面電極51と複数の個別配線32とを個別に接続する。複数のワイヤ61はそれぞれ、図5に示すように、電極接合部611および配線接合部612を含む。各ワイヤ61において、電極接合部611は、上面電極51に接合された部位である。各ワイヤ61において、配線接合部612は、個別配線32のパッド部322に接合された部位である。
複数のワイヤ62は、複数のICチップ5の上面電極52と信号配線33とを個別に接続する。複数のワイヤ62はそれぞれ、図5に示すように、電極接合部621および配線接合部622を含む。各ワイヤ62において、電極接合部621は、上面電極52に接合された部位である。各ワイヤ62において、配線接合部622は、信号配線33のパッド部331に接合された部位である。
保護樹脂7は、図1、図2、図4および図5に示すように、複数のICチップ5および複数のワイヤ61,62を覆う。図示された例では、1つの保護樹脂7によって、複数のICチップ5などが覆われているが、この例とは異なり、複数のICチップ5に対してそれぞれ1つずつの保護樹脂7を備えていてもよい。なお、図3においては、保護樹脂7を想像線で示す。保護樹脂7は、第1樹脂部材71および第2樹脂部材72を有する。
第1樹脂部材71は、複数のICチップ5の各々および複数のワイヤ61,62に接し、これらを直接覆っている。第1樹脂部材71は、各開口29において露出する配線層3の一部および基板主面11aの一部を覆う。なお、保護樹脂7(第1樹脂部材71および第2樹脂部材72)の説明で示す配線層3は、特段の断りがない限り、各開口29において露出する部位であって、たとえばパッド部322およびパッド部331のことである。図5に示すように、第1樹脂部材71は、第1樹脂層711、第2樹脂層712および第3樹脂層713を含む。
図示された例では、厚さ方向zにおいて、基板主面11aに近い側から、第1樹脂層711、第3樹脂層713、第2樹脂層712の順に積層されている。第1樹脂層711は、第2樹脂層712と配線層3との間に介在し、第1樹脂層711は、配線層3に接する。第1樹脂層711は、配線層3のうちの保護層2の開口29から露出する部位、すなわち、各個別配線32のパッド部322および各信号配線33のパッド部331に接する。第2樹脂層712は、第1樹脂部材71のうちの表層である。第2樹脂層712は、第1樹脂層711および第3樹脂層713を覆う。図5に示す例では、第2樹脂層712の厚さ方向zの上端は、第2樹脂部材72の厚さ方向zの上端よりも突き出ている。第2樹脂層712の表面は、第1樹脂層711の表面および第2樹脂層712の表面よりも、滑らかである。第3樹脂層713は、第1樹脂層711と第2樹脂層712との間に介在する。第3樹脂層713は、各ワイヤ61の電極接合部611および各ワイヤ62の電極接合部621に接する。第1樹脂層711、第2樹脂層712および第3樹脂層713はそれぞれ、第2樹脂部材72に接する。
図5に示す例では、第1樹脂層711と第3樹脂層713との界面701は、厚さ方向zにおいて、チップ主面5aとチップ裏面5bとの間に位置する。また、第2樹脂層712と第3樹脂層713との界面702は、チップ主面5aよりも厚さ方向z上方に位置する。各ワイヤ61の一部および各ワイヤ62の一部は、界面702よりも厚さ方向z上方に位置する。
第1樹脂層711、第2樹脂層712および第3樹脂層713はそれぞれ、樹脂材料とガラスフィラーとを含む。樹脂材料は、電気絶縁性であり、たとえばエポキシ樹脂である。サーマルプリントヘッドA1では、第1樹脂層711におけるガラスフィラーの含有量は、第2樹脂層712におけるガラスフィラーの含有量よりも多い。これにより、第1樹脂層711の吸湿性は、第2樹脂層712の吸湿性よりも低い。また、サーマルプリントヘッドA1では、第3樹脂層713におけるガラスフィラーの含有量は、第1樹脂層711におけるガラスフィラーの含有量よりも少なく、且つ、第2樹脂層712におけるガラスフィラーの含有量よりも多い。これにより、第3樹脂層713の吸湿性は、第1樹脂層711の吸湿性よりも高く、第2樹脂層712の吸湿性よりも低い。よって、サーマルプリントヘッドA1では、第1樹脂部材71は、表層である上層(第2樹脂層712)から、基板主面11aに近い下層(第1樹脂層711)に向かって、吸湿性が低くなるように、複数の樹脂層が積層されている。なお、第1樹脂層711、第2樹脂層712および第3樹脂層713の各吸湿性は、ガラスフィラー以外の物質の含有量によって調整してもよい。
第2樹脂部材72は、平面視において枠状である。図1に示すように、第2樹脂部材72は、平面視において、複数のICチップ5を囲む。第1樹脂部材71は、第2樹脂部材72に充填される。厚さ方向zにおいて、第1樹脂部材71のすべては、第2樹脂部材72外周よりも内方に位置する。この構成では、平面視において、第1樹脂部材71の外周は、第2樹脂部材72に重なる。第2樹脂部材72の材料は、たとえばエポキシ樹脂である。第2樹脂部材72の粘度は、第1樹脂部材71の粘度よりも高い。第2樹脂部材72の厚さ(厚さ方向zの寸法)は、たとえば1.0mm以上1.5mm以下であるが、これに限定されない。図示された例では、第2樹脂部材72の厚さは、ICチップ5の厚さよりも大きい。また、図示された例では、第1樹脂部材71の厚さは、第2樹脂部材72の厚さよりも大きく、厚さ方向zにおいて、第1樹脂部材71が、第2樹脂部材72よりも上方に突き出た構成である。この構成と異なり、厚さ方向zにおいて、第1樹脂部材71の上端と第2樹脂部材72の上端とが同じ高さであってもよいし、第1樹脂部材71が第2樹脂部材72に対して窪んでいてもよい。
保護樹脂7は、たとえば、次のように形成される。まず、ディスペンサーにより第2樹脂部材72を枠状に塗布する。次いで、ディスペンサーにより第2樹脂部材72の枠内に第1樹脂層711を塗布する。そして、第1樹脂層711および第2樹脂部材72を真空脱泡した後、加熱して硬化させる。次いで、ディスペンサーにより第1樹脂層711上に、第3樹脂層713を塗布する。そして、第3樹脂層713を真空脱泡した後、加熱して硬化させる。次いで、ディスペンサーにより第3樹脂層713上に、第2樹脂層712を塗布する。そして、第2樹脂層712を真空脱泡した後、加熱して硬化させる。以上の工程により、第1樹脂部材71および第2樹脂部材72を含む保護樹脂7が形成される。なお、第1樹脂層711、第2樹脂層712および第3樹脂層713の真空脱泡および加熱(硬化)を一括して行ってもよい。
サーマルプリントヘッドA1の作用および効果は、次の通りである。
サーマルプリントヘッドA1は、ICチップ5に導通する導通部材と、ICチップ5を覆う第1樹脂部材71とを備える。サーマルプリントヘッドA1では、導通部材は、配線層3を含む。配線層3は、銀を含み、第1樹脂部材71は、第1樹脂層711および第2樹脂層712を含む。第1樹脂層711は、配線層3に接しており、第2樹脂層712は、第1樹脂層711を覆う。また、第1樹脂層711の吸湿性は、第2樹脂層712の吸湿性よりも低い。サーマルプリントヘッドA1と異なる構成において、第1樹脂部材71が第2樹脂層712だけで構成されていた場合、配線層3は、第2樹脂層712に接する。この場合、材料に銀を含む配線層3からは、イオンマイグレーションが発生することがあった。このイオンマイグレーションは、配線層3に接する樹脂(第2樹脂層712)の吸湿性が関係し、当該樹脂の吸湿性が低いほどその発生を抑制できる。そこで、サーマルプリントヘッドA1では、上記のように、第2樹脂層712よりも吸湿性の低い第1樹脂層711を追加して、当該第1樹脂層711が配線層3に接するように構成した。これにより、サーマルプリントヘッドA1は、第1樹脂部材71が第2樹脂層712だけで構成された場合よりも、導通部材としての配線層3からのイオンマイグレーションの発生を抑制できる。
サーマルプリントヘッドA1では、第1樹脂層711におけるガラスフィラーの含有量は、第2樹脂層712におけるガラスフィラーの含有量よりも多い。この構成によると、第1樹脂層711の吸湿性を第2樹脂層712の吸湿性よりも低くできる。
サーマルプリントヘッドA1は、上記導通部材として、さらに各ワイヤ61,62を含む。各ワイヤ61,62は、銀を含み、第1樹脂部材71は、さらに第3樹脂層713を含む。第3樹脂層713は、各ワイヤ61,62の少なくとも一部に接し、第2樹脂層712は、第3樹脂層713を覆う。また、第3樹脂層713の吸湿性は、第2樹脂層712の吸湿性よりも低い。この構成によれば、第2樹脂層712よりも吸湿性の低い第3樹脂層713が各ワイヤ61,62の少なくとも一部に接する。これにより、サーマルプリントヘッドA1は、第1樹脂部材71が第2樹脂層712だけで構成された場合よりも、導通部材としての各ワイヤ61,62からのイオンマイグレーションの発生を抑制できる。特に、サーマルプリントヘッドA1では、第3樹脂層713は、ワイヤ61の電極接合部611、および、ワイヤ62の電極接合部621に接している。ICチップ5の本体部は、グランド電位であり、且つ、各電極接合部611,621は、ワイヤ61,62の他の部位よりもICチップ5の本体部に近い。このような状況では、ワイヤ61,62で発生しうるイオンマイグレーションは、電極接合部611,621から発生しやすい。したがって、サーマルプリントヘッドA1では、第3樹脂層713が、各ワイヤ61,62の電極接合部611,621を少なくとも覆っていることで、各ワイヤ61,62からのイオンマイグレーションの発生を抑制できる。
サーマルプリントヘッドA1では、第3樹脂層713におけるガラスフィラーの含有量は、第2樹脂層712におけるガラスフィラーの含有量よりも多い。この構成によると、第3樹脂層713の吸湿性を第2樹脂層712の吸湿性よりも低くできる。
サーマルプリントヘッドA1では、保護樹脂7は、第1樹脂部材71および第2樹脂部材72を有する。第2樹脂部材72は、平面視において枠状に形成され、第1樹脂部材71は、第2樹脂部材72の内方に充填される。そして、第1樹脂部材71の第2樹脂層712は、第2樹脂部材72に接する。第2樹脂層712は、第1樹脂層711よりもイオンマイグレーションを発生させる確率が高いが、第1樹脂層711よりも第2樹脂部材72に対する密着性が高い。したがって、サーマルプリントヘッドA1は、配線層3および電極接合部611,621に接しない領域に、第2樹脂層712を設けることで、第1樹脂部材71が基板1(ヘッド基板11)および第2樹脂部材72から剥離することを抑制できる。また、第3樹脂層713は、第1樹脂層711よりも第2樹脂部材72への密着性が高いので、第1樹脂部材71が基板1および第2樹脂部材72から剥離することを抑制できる。
サーマルプリントヘッドA1では、第1樹脂部材71の粘度は、第2樹脂部材72の粘度よりも低い。この構成によると、第1樹脂部材71の形成時において、第1樹脂部材71の真空脱泡により、気泡が抜けやすい。つまり、第1樹脂部材71に気泡が混入することを抑制できる。
サーマルプリントヘッドA1では、第2樹脂層712は、第1樹脂部材71の表層である。第2樹脂層712の表面は、第1樹脂層711の表面よりも滑らかである。この構成によれば、仮に印刷媒体P1が第1樹脂部材71の表面に当たったとしても、印刷媒体P1などの引っ掛かりを抑制できる。
以下に、本開示のサーマルプリントヘッドの他の実施形態および変形例について、説明する。各実施形態および各変形例における各部の構成は、技術的な矛盾が生じない範囲において相互に組み合わせ可能である。
図6は、第2実施形態にかかるサーマルプリントヘッドA2を示している。サーマルプリントヘッドA2は、サーマルプリントヘッドA1と比較して、次の点で異なる。すなわち、図6に示すように、サーマルプリントヘッドA2の第1樹脂部材71は、第3樹脂層713を含まず、第1樹脂層711と第2樹脂層712とを含む。
図6に示す例では、第1樹脂層711は、個別配線32のパッド部322および信号配線33のパッド部331に接する。また、第1樹脂層711は、ワイヤ61の電極接合部611およびワイヤ62の電極接合部621に接する。第2樹脂層712は、第1樹脂層711に積層されており、第1樹脂層711に接する。第1樹脂層711と第2樹脂層712との界面703は、チップ主面5aよりも厚さ方向z上方に位置する。ワイヤ61の一部およびワイヤ62の一部は、界面703よりも厚さ方向z上方に位置する。
図7は、第2実施形態の第1変形例にかかるサーマルプリントヘッドA21を示している。サーマルプリントヘッドA21は、サーマルプリントヘッドA2と比較して、次の点で異なる。すなわち、図7に示すように、第1樹脂層711と第2樹脂層712との界面703が、厚さ方向zにおいて、各ワイヤ61,62の上端よりも上方に位置する。
図7に示す例では、各ワイヤ61,62の全体が、第1樹脂層711に接している。つまり、第1樹脂層711と第2樹脂層712との界面703は、各ワイヤ61,62よりも厚さ方向z上方に位置する。
図8は、第2実施形態の第2変形例にかかるサーマルプリントヘッドA22を示している。サーマルプリントヘッドA22は、各サーマルプリントヘッドA2,A21と比較して、次の点で異なる。すなわち、図8に示すように、サーマルプリントヘッドA22の第1樹脂層711は、配線層3(パッド部322およびパッド部331)の近辺のみを覆っている。
図示された例では、第1樹脂層711は、個別配線32のパッド部322と当該パッド部322に接合される配線接合部612とに接し、これらを覆ってる。また、第1樹脂層711は、信号配線33のパッド部331と当該パッド部331とに接合される配線接合部622とに接し、これらを覆っている。よって、本変形例では、第1樹脂層711は、ICチップ5に接していない。
たとえば、各ワイヤ61,62に電圧が低いことや、各ワイヤ61,62が銀ではなく金などを含む場合において、各電極接合部611,621からのイオンマイグレーションが発生する可能性が低い。このような場合には、図8に示すように、配線層3(パッド部322およびパッド部331)の近辺にのみ第1樹脂層711を形成してもよい。
第2実施形態およびその変形例にかかるサーマルプリントヘッドA2,A21,A22はそれぞれ、サーマルプリントヘッドA1と同様に、配線層3(個別配線32のパッド部322および信号配線33のパッド部331)からのイオンマイグレーションの発生を抑制できる。また、各サーマルプリントヘッドA2,A21では、第1樹脂層711が、各電極接合部611,621に接することから、各ワイヤ61,62(各電極接合部611,621)からのイオンマイグレーションの発生を抑制できる。また、サーマルプリントヘッドA22においては、図8に示すように、ヘッド基板11、保護層2および第2樹脂部材72に対する第2樹脂層712の接触面積が大きい。このため、第1樹脂部材71がヘッド基板11および第2樹脂部材72などから剥離することをさらに抑制できる。
図9は、第3実施形態にかかるサーマルプリントヘッドA3を示している。サーマルプリントヘッドA3は、サーマルプリントヘッドA1と比較して、次の点で異なる。すなわち、図9に示すように、サーマルプリントヘッドA3の第1樹脂部材71は、厚さ方向zにおいて、基板主面11aに近い側から、第3樹脂層713、第1樹脂層711、第2樹脂層712の順に積層されている。
図9に示す例では、配線層3(パッド部322およびパッド部331)は、第3樹脂層713に接している。また、ワイヤ61の電極接合部611およびワイヤ62の電極接合部621は、第1樹脂層711に接している。たとえば、配線層3よりも各電極接合部611,621においてイオンマイグレーションの発生する可能性が高いときには、サーマルプリントヘッドA3のように、第1樹脂層711を電極接合部611,621に接するように配置してもよい。なお、配線層3が銀ではなく金などを含む場合など、配線層3からのイオンマイグレーションが発生する可能性が低い場合には、第3樹脂層713の代わりに第2樹脂層712と同材料の樹脂層を形成してもよい。
サーマルプリントヘッドA3においても、サーマルプリントヘッドA1と同様に、導通部材(配線層3およびワイヤ61,62)からのイオンマイグレーションの発生を抑制できる。
図10は、第4実施形態にかかるサーマルプリントヘッドA4を示している。サーマルプリントヘッドA4は、サーマルプリントヘッドA1と比較して、次の点で異なる。すなわち、図10に示すように、サーマルプリントヘッドA4の保護樹脂7は、第2樹脂部材72を含まず、第1樹脂部材71を含む。
図10に示す例では、保護樹脂7が第2樹脂部材72を含んでいないため、第1樹脂層711、第2樹脂層712および第3樹脂層713の側面がそれぞれ露出している。
図11は、第4実施形態の変形例にかかるサーマルプリントヘッドA41を示している。サーマルプリントヘッドA41は、サーマルプリントヘッドA4と比較して、次の点で異なる。すなわち、図11に示すように、サーマルプリントヘッドA41の第1樹脂部材71において、第3樹脂層713が第1樹脂層711の全体を覆い、第2樹脂層712が第3樹脂層713の全体を覆うように構成されている。
図11に示す例では、第1樹脂層711および第3樹脂層713は、外部に露出しない。また、図11に示す例では、第1樹脂層711、第2樹脂層712および第3樹脂層713の各々が、保護層2に接している。
第4実施形態およびその変形例にかかるサーマルプリントヘッドA4,A41はそれぞれ、サーマルプリントヘッドA1と同様に、導通部材(配線層3およびワイヤ61,62)からのイオンマイグレーションの発生を抑制できる。また、サーマルプリントヘッドA41では、第2樹脂層712および第3樹脂層713の各々が、保護層2に接する。これにより、サーマルプリントヘッドA41は、サーマルプリントヘッドA4よりも、第1樹脂部材71が、ヘッド基板11から剥離することを抑制できる。
第4実施形態およびその変形例にかかるサーマルプリントヘッドA4,A41においても、サーマルプリントヘッドA2と同様に、第1樹脂部材71は、第1樹脂層711および第2樹脂層712を含む構成としてもよい。
図12および図13は、第5実施形態にかかるサーマルプリントヘッドA5を示している。サーマルプリントヘッドA5は、サーマルプリントヘッドA1と比較して、次の点で異なる。すなわち、図12および図13に示すように、サーマルプリントヘッドA5は、基板1がヘッド基板11および配線基板12を含む。また、サーマルプリントヘッドA5は、放熱部材8をさらに備える。
配線基板12は、図12に示すように、ヘッド基板11に対して副走査方向yの上流側に配置されている。配線基板12は、たとえばプリント基板である。図13に示すように、配線基板12には、信号配線33が形成されている。なお、配線基板12に形成される信号配線33は、銀を含むものではなく、銅または金などの他の金属材料を含むものであってもよい。図12に示すように、コネクタ59は、配線基板12に搭載されている。たとえば、配線基板12は、主走査方向xを長手方向とする矩形状であり、配線基板12の主走査方向xの寸法は、ヘッド基板11の主走査方向xの寸法と同じである。配線基板12は、基板主面12aおよび基板裏面12bを有する。基板主面12aと基板裏面11bとは、厚さ方向zに離間する。基板主面12aは、基板主面11aと同じ方向を向き、基板裏面12bは、基板裏面11bと同じ方向を向く。信号配線33は、基板主面11aに形成されている。
放熱部材8は、図12に示すように、基板1(ヘッド基板11および配線基板12)を支持している。放熱部材8は、複数の発熱部41によって生じた熱の一部を、ヘッド基板11を介して外部へと放熱するためのものである。放熱部材8は、たとえばアルミニウム等の金属からなるブロック状の部材である。ヘッド基板11および配線基板12は、放熱部材8の厚さ方向z上方の面に接合されている。
図12および図13に示すように、保護樹脂7は、ヘッド基板11と配線基板12とに跨って形成されている。図13に示すように、第2樹脂部材72のうちの、副走査方向y下流側において主走査方向xに延びる端縁は、ヘッド基板11上に形成され、副走査方向yの上流側において主走査方向xに延びる端縁は、配線基板12上に形成されている。
図14および図15は、第5実施形態の変形例にかかるサーマルプリントヘッドA51を示している。サーマルプリントヘッドA51は、サーマルプリントヘッドA5と比較して、次の点で異なる。すなわち、サーマルプリントヘッドA51のICチップ5は、ヘッド基板11ではなく、配線基板12に搭載されている。
第5実施形態およびその変形例にかかるサーマルプリントヘッドA5,A51はそれぞれ、サーマルプリントヘッドA1と同様に、導通部材(配線層3およびワイヤ61,62)からのイオンマイグレーションの発生を抑制できる。また、サーマルプリントヘッドA5,A51から理解されるように、本開示のサーマルプリントヘッドでは、保護樹脂7は、1つの基板(ヘッド基板11)に形成されていてもよいし、2つの基板(ヘッド基板11と配線基板12と)に跨って形成されていてもよい。
第1実施形態ないし第4実施形態において、各ICチップ5は、各ワイヤ61,62を介して配線層3に導通する例を示したが、各ICチップ5は、配線層3に対してフリップチップ接合されていてもよい。この場合、上面電極51が、導電性接合材により、パッド部322に接合され、上面電極52が、導電性接合材により、パッド部331に接合されることで、各ワイヤ61,62が不要となる。
第1実施形態ないし第4実施形態において、ヘッド基板11に形成される配線層3の形成範囲および平面視形状は、図3と異なる構成としてもよい。たとえば、図16および図17に示すような構成としてもよい。図16および図17は、変形例にかかるサーマルプリントヘッドを示す要部拡大平面図である。なお、図16および図17では、保護層2を省略する。図16に示す例では、各帯状部311と各帯状部321とがそれぞれ対になって、副走査方向yに配置されている。そして、複数の発熱部41がそれぞれ、対となる帯状部311と帯状部321とに副走査方向yに跨っている。図17に示す例では、配線層3が複数の中継配線34を含む。複数の中継配線34はそれぞれ、2つの、副走査方向yに延びる帯状の部分を有している。2つの帯状の部分の一方は、副走査方向yにおいて帯状部321に対向し、2つの帯状の部分の他方は、副走査方向yにおいて帯状部311に対向する。複数の発熱部41は、中継配線34と帯状部321と、および、中継配線34と帯状部311とのそれぞれに個別に跨っている。これらの変形例から理解されるように、本開示のサーマルプリントヘッドにおいて、ヘッド基板11に形成される配線層3の構成は、何ら限定されるものではない。
本開示にかかるサーマルプリントヘッドは、上記した実施形態に限定されるものではない。本開示のサーマルプリントヘッドの各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。たとえば、本開示のサーマルプリントヘッドは、以下の付記に関する実施形態を含む。
付記1.
厚さ方向の一方を向く基板主面を有する基板と、
前記基板主面に搭載されたICチップと、
前記ICチップに導通する導通部材と、
前記ICチップを覆う第1樹脂部材と、
を備え、
前記導通部材は、銀を含み、
前記第1樹脂部材は、第1樹脂層および第2樹脂層を含み、
前記第1樹脂層は、前記導通部材に接しており、
前記第2樹脂層は、前記第1樹脂層を覆い、
前記第1樹脂層の吸湿性は、前記第2樹脂層の吸湿性よりも低い、サーマルプリントヘッド。
付記2.
前記第1樹脂層および前記第2樹脂層の各々は、樹脂材料およびガラスフィラーを含み、
前記第1樹脂層におけるガラスフィラーの含有量は、前記第2樹脂層におけるガラスフィラーの含有量よりも多い、付記1に記載のサーマルプリントヘッド。
付記3.
前記樹脂材料は、エポキシ樹脂である、付記2に記載のサーマルプリントヘッド。
付記4.
前記厚さ方向に見て、前記ICチップを囲む枠状である第2樹脂部材をさらに備え、
前記第1樹脂部材は、前記第2樹脂部材に充填される、付記1ないし付記3のいずれかに記載のサーマルプリントヘッド。
付記5.
前記基板主面上に形成された保護膜をさらに備え、
前記厚さ方向に見た前記第2樹脂部材の内方において、前記導通部材は、前記保護膜から露出する、付記4に記載のサーマルプリントヘッド。
付記6.
前記第2樹脂部材の前記厚さ方向の寸法は、前記ICチップの前記厚さ方向の寸法よりも大きく、
前記第1樹脂部材の前記厚さ方向の寸法は、前記第2樹脂部材の前記厚さ方向の寸法よりも大きい、付記4または付記5に記載のサーマルプリントヘッド。
付記7.
前記第2樹脂層は、前記第2樹脂部材に接する、付記4または付記5に記載のサーマルプリントヘッド。
付記8.
前記導通部材は、前記基板主面に形成された配線層を含む、付記1ないし付記7のいずれかに記載のサーマルプリントヘッド。
付記9.
前記第1樹脂部材は、第3樹脂層をさらに含み、
前記第3樹脂層は、前記第1樹脂層と前記第2樹脂層との間に介在する、付記8に記載のサーマルプリントヘッド。
付記10.
前記ICチップは、前記厚さ方向に互いに反対側を向くチップ主面およびチップ裏面を有し、
前記第1樹脂層、前記第3樹脂層および前記第2樹脂層は、前記厚さ方向に積層され、
前記第1樹脂層と前記第3樹脂層との界面は、前記厚さ方向において前記チップ主面と前記チップ裏面との間に位置する、付記9に記載のサーマルプリントヘッド。
付記11.
前記チップ主面は、前記厚さ方向において、前記基板主面と同じ方向を向き、
前記第2樹脂層と前記第3樹脂層との界面は、前記厚さ方向において前記チップ主面よりも前記厚さ方向の前記一方側に位置する、付記10に記載のサーマルプリントヘッド。
付記12.
前記第3樹脂層の吸湿性は、前記第1樹脂層の吸湿性よりも高く、前記第2樹脂層の吸湿性よりも低い、付記9ないし付記11のいずれかに記載のサーマルプリントヘッド。
付記13.
前記ICチップは、前記厚さ方向において前記基板主面と同じ方向を向くチップ主面と、前記チップ主面に形成された上面電極を有し、
前記導通部材は、前記上面電極に接合された電極接合部を含むボンディングワイヤを含む、付記1ないし付記12のいずれかに記載のサーマルプリントヘッド。
付記14.
前記第1樹脂層は、前記ボンディングワイヤのうちの少なくとも前記電極接合部に接する、付記13に記載のサーマルプリントヘッド。
付記15.
前記導通部材は、前記基板主面に形成された配線層を含み、
前記ボンディングワイヤは、前記配線層に接合された配線接合部を含み、
前記第1樹脂層は、前記配線接合部にさらに接する、付記14に記載のサーマルプリントヘッド。
付記16.
複数の発熱部を有する抵抗体層をさらに備え、
前記基板は、前記抵抗体層を支持するヘッド基板を含み、
前記ICチップは、前記複数の発熱部への電流を制御する、付記1ないし付記15のいずれかに記載のサーマルプリントヘッド。
付記17.
付記1ないし付記16のいずれかに記載のサーマルプリントヘッドと、
前記サーマルプリントヘッドに正対するプラテンと、を備えるサーマルプリンタ。
A1~A5,A21,A22,A41,A51:サーマルプリントヘッド
1 :基板
11 :ヘッド基板
11a :基板主面
11b :基板裏面
111 :基材
112 :グレーズ層
12 :配線基板
12a :基板主面
12b :基板裏面
2 :保護層
29 :開口
3 :配線層
31 :共通配線
311 :帯状部
312 :連結部
32 :個別配線
321 :帯状部
322 :パッド部
33 :信号配線
331 :パッド部
34 :中継配線
4 :抵抗体層
41 :発熱部
5 :ICチップ
5a :チップ主面
5b :チップ裏面
51 :上面電極
52 :上面電極
59 :コネクタ
61,62:ワイヤ
611,621:電極接合部
612,622:配線接合部
7 :保護樹脂
71 :第1樹脂部材
711 :第1樹脂層
712 :第2樹脂層
713 :第3樹脂層
701,702,703:界面
72 :第2樹脂部材
8 :放熱部材
91 :プラテンローラ
P1 :印刷媒体
Pr :サーマルプリンタ

Claims (16)

  1. 厚さ方向の一方を向く基板主面を有する基板と、
    前記基板主面に搭載されたICチップと、
    前記ICチップに導通する導通部材と、
    前記ICチップを覆う第1樹脂部材と、
    を備え、
    前記導通部材は、銀を含み、
    前記第1樹脂部材は、第1樹脂層および第2樹脂層を含み、
    前記第1樹脂層は、前記導通部材に接しており、
    前記第2樹脂層は、前記第1樹脂層を覆い、
    前記第1樹脂層の吸湿性は、前記第2樹脂層の吸湿性よりも低い、
    サーマルプリントヘッド。
  2. 前記第1樹脂層および前記第2樹脂層の各々は、樹脂材料およびガラスフィラーを含み、
    前記第1樹脂層におけるガラスフィラーの含有量は、前記第2樹脂層におけるガラスフィラーの含有量よりも多い、
    請求項1に記載のサーマルプリントヘッド。
  3. 前記樹脂材料は、エポキシ樹脂である、
    請求項2に記載のサーマルプリントヘッド。
  4. 前記厚さ方向に見て、前記ICチップを囲む枠状である第2樹脂部材をさらに備え、
    前記第1樹脂部材は、前記第2樹脂部材に充填される、
    請求項1に記載のサーマルプリントヘッド。
  5. 前記基板主面上に形成された保護膜をさらに備え、
    前記厚さ方向に見た前記第2樹脂部材の内方において、前記導通部材は、前記保護膜から露出する、
    請求項4に記載のサーマルプリントヘッド。
  6. 前記第2樹脂部材の前記厚さ方向の寸法は、前記ICチップの前記厚さ方向の寸法よりも大きく、
    前記第1樹脂部材の前記厚さ方向の寸法は、前記第2樹脂部材の前記厚さ方向の寸法よりも大きい、
    請求項4または請求項5に記載のサーマルプリントヘッド。
  7. 前記第2樹脂層は、前記第2樹脂部材に接する、
    請求項4または請求項5に記載のサーマルプリントヘッド。
  8. 前記導通部材は、前記基板主面に形成された配線層を含む、
    請求項1に記載のサーマルプリントヘッド。
  9. 前記第1樹脂部材は、第3樹脂層をさらに含み、
    前記第3樹脂層は、前記第1樹脂層と前記第2樹脂層との間に介在する、
    請求項8に記載のサーマルプリントヘッド。
  10. 前記ICチップは、前記厚さ方向に互いに反対側を向くチップ主面およびチップ裏面を有し、
    前記第1樹脂層、前記第3樹脂層および前記第2樹脂層は、前記厚さ方向に積層され、
    前記第1樹脂層と前記第3樹脂層との界面は、前記厚さ方向において前記チップ主面と前記チップ裏面との間に位置する、
    請求項9に記載のサーマルプリントヘッド。
  11. 前記チップ主面は、前記厚さ方向において、前記基板主面と同じ方向を向き、
    前記第2樹脂層と前記第3樹脂層との界面は、前記厚さ方向において前記チップ主面よりも前記厚さ方向の前記一方側に位置する、
    請求項10に記載のサーマルプリントヘッド。
  12. 前記第3樹脂層の吸湿性は、前記第1樹脂層の吸湿性よりも高く、前記第2樹脂層の吸湿性よりも低い、
    請求項9ないし請求項11のいずれかに記載のサーマルプリントヘッド。
  13. 前記ICチップは、前記厚さ方向において前記基板主面と同じ方向を向くチップ主面と、前記チップ主面に形成された上面電極を有し、
    前記導通部材は、前記上面電極に接合された電極接合部を含むボンディングワイヤを含む、
    請求項1に記載のサーマルプリントヘッド。
  14. 前記第1樹脂層は、前記ボンディングワイヤのうちの少なくとも前記電極接合部に接する、
    請求項13に記載のサーマルプリントヘッド。
  15. 前記導通部材は、前記基板主面に形成された配線層を含み、
    前記ボンディングワイヤは、前記配線層に接合された配線接合部を含み、
    前記第1樹脂層は、前記配線接合部にさらに接する、
    請求項14に記載のサーマルプリントヘッド。
  16. 複数の発熱部を有する抵抗体層をさらに備え、
    前記基板は、前記抵抗体層を支持するヘッド基板を含み、
    前記ICチップは、前記複数の発熱部への電流を制御する、
    請求項1に記載のサーマルプリントヘッド。
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