JP2023161425A - 耐火ケーブルおよびその製造方法 - Google Patents

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淑豪 茂木
Kimitake Mogi
はるか 小路
Haruka Shoji
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Abstract

【課題】ケーブルが燃焼しても、導電性炭化物が耐火テープの重なり部分の隙間から入り込むことを抑制できる耐火ケーブル及びその製造方法を提供する。【解決手段】上記課題を解決する耐火ケーブルは、導体と、前記導体上に縦添えされた耐火テープと、を有し、前記耐火テープの重なり部分が、その長さ方向にわたって耐熱性接着剤により封止されている。【選択図】図2

Description

本発明は、耐火ケーブルおよびその製造方法に関する。
ビルや地下街等の防災設備の電気配線として使用される耐火ケーブルは、その耐火性能が消防庁告示により規定されている。
このような基準を満たす耐火ケーブルとして、導体の周囲に耐火層や絶縁体層、シース等を配置したケーブルが知られている(例えば特許文献1)。当該文献にも示されるように、耐火層は、通常、導体に耐火テープ(マイカテープなど)を縦添えし、その周囲にガラスヤーンをらせん状に巻き付けることで形成されている。
特開2001-118436号公報
しかしながら、上記のような耐火ケーブルでは、ガラスヤーンの締め付けによって耐火テープの重なり部分が開きやすく、隙間が形成されやすい。したがって、ケーブルが燃焼して、シースや絶縁体層などの有機物が燃焼して導電性の炭化物が生成すると、導電性炭化物が、耐火テープの重なり部分の隙間に入り込みやすい。それにより、導体の絶縁性を確保できず、短絡につながるという問題があった。したがって、導電性炭化物が、耐火テープの重なり部分の隙間から入り込むのを抑制できることが望まれている。
本発明の主な目的は、ケーブルが燃焼しても、導電性炭化物が耐火テープの重なり部分の隙間から入り込むことを抑制できる耐火ケーブルおよびその製造方法を提供することにある。
本発明者らが上記課題を解決するため技術的検討を重ねたところ、耐火テープの重なり部分を、その長さ方向にわたって耐熱性接着剤で封止することで、重なり部分に隙間が形成されなくなり、それにより、導電性炭化物の侵入を抑制できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明の一態様によれば、
導体と、
前記導体上に縦添えされた耐火テープと、
を有し、
前記耐火テープの重なり部分が、その長さ方向にわたって耐熱性接着剤により封止されている、耐火ケーブルが提供される。
また、本発明の他の態様によれば、
導体上に耐火テープを縦添えし、前記耐火テープの重なり部分を、その長さ方向にわたって耐熱性接着剤により封止する工程を含む、
耐火ケーブルの製造方法が提供される。
本発明によれば、ケーブルが燃焼しても、導電性炭化物が耐火テープの重なり部分の隙間から入り込むのを抑制できる耐火ケーブル及びその製造方法を提供することができる。
図1Aは、耐火ケーブルの概略断面図であり、図1Bは、耐火ケーブルの他の例を示す概略断面図である。 図2Aは、第1実施形態における耐火層周辺の構成を示す概略断面図であり、図2Bは、耐火層周辺の構成の他の例を示す概略断面図である。 図3Aおよび図3Bは、第2実施形態における耐火層の形成プロセスを示す概略断面図であり、図3Cは、耐火層周辺の構成を示す概略断面図である。 図4Aおよび図4Bは、第3実施形態における耐火層の形成プロセスを示す概略断面図であり、図4Cは、耐火層周辺の構成を示す概略断面図である。 図5Aは、第4実施形態における耐火層周辺の構成を示す概略斜視図であり、図5Bは、概略断面図である。
以下、本発明の好ましい実施形態にかかる耐火ケーブルについて説明し、その後、耐火ケーブルの製造方法について説明する。
本明細書において数値範囲を示す「~」は下限値および上限値を当該数値範囲に含む意味を有している。
[第1実施形態]
図1Aは、本実施形態の耐火ケーブル1の構成を示す概略断面図である。図1Bは、耐火ケーブル1の構成の他の例を示す概略断面図である。図2Aは、耐火層20周辺の構成を示す概略断面図であり、図2Bは、耐火層20周辺の構成の他の例を示す概略断面図である。なお、図2Aおよび図2Bでは、見やすくするために、部材間に隙間を空けて示している。
図1Aに示すように、本実施形態の耐火ケーブル1は、導体10を、耐火層20と絶縁体層30とで順に被覆した耐火絶縁線心40の外周を、シース50で被覆した構造を有している。本実施形態では、耐火絶縁線心40が1本である例を示したが、これに限らず、複数本(図1Bの例では4本)撚り合わせたものであってもよい。
導体10は、電気を導通可能な材料で構成されていればよく、例えば銅から構成される線状の部材である。また、その径は、耐火ケーブルの用途に応じて適宜選択される。
耐火層20は、導体10の外周を被覆する層であり、高温環境下でも導体10を絶縁するための層である。本実施形態では、図2Aに示すように、耐火層20は、導体10に縦添えされた2枚のマイカテープ21、22(耐火テープ)を有する。「縦添え」とは、長尺なテープを導体10の長さ方向に沿って配置して両側縁部を内側に包み込むように円筒状に巻き付ける、という意である。本実施形態では、耐火層20を構成するマイカテープの枚数が2枚である例を示しているが、これに限らず、1枚であってもよいし、3枚以上であってもよい。
2枚のマイカテープ21、22は、高温でも絶縁性を発揮する。マイカは暗緑色を呈する天然鉱物であり(「雲母」とも称される)、電気絶縁性、耐熱性に優れる物質である。マイカそのものは鉱物であるが、テープ状に加工されると、良好な可撓性を示し、ケーブルに好適な材料となる。2枚のマイカテープ21、22は、ガラスクロスにマイカを接着したガラスマイカテープであってもよく、ポリエチレン等のプラスチックフィルムにマイカを接着したプラスチックマイカテープであってもよい。
なお、2枚のマイカテープ21、22は、耐火テープの一例であって、他の素材によるテープが使用されてもよい。2枚のマイカテープ21、22の幅は、導体10の外周の長さよりも長くなっている。
1枚目のマイカテープ21は、導体10に縦添えされている。本実施形態では、1枚目のマイカテープ21の重なり部分21Aの相互間が、耐熱性接着剤23で接着されている(図2A参照)。重なり部分21Aの相互間とは、1枚目のマイカテープ21の側縁部21a、21b同士が互いに重なっており、当該重なっている側縁部21a、21b同士の間を意味する。
重なり部分21Aの相互間は、重なり部分21Aが開かないように接着されていればよく、重なり部分21Aの相互間の全体が接着されていても、一部が接着されていてもよい。重なり部分21Aを確実に開きにくくする観点では、重なり部分21Aの全体が接着されていることが好ましい。
重なり部分21Aの幅は、相互間を接着できる程度であれば特に制限されないが、例えば1mm以上としうる。
重なり部分21Aの接着に用いられる耐熱性接着剤23は、ケーブルの燃焼温度(例えば800℃以上)に耐える耐熱性を有するものであれば特に制限されない。そのような耐熱性接着剤の例には、無機系の耐熱性接着剤(例えば酸化アルミニウム等を主成分とする加熱硬化型の耐熱性無機接着剤など)が挙げられる。
2枚目のマイカテープ22は、1枚目のマイカテープ21の周囲に縦添えされている。本実施形態では、2枚目のマイカテープ22の巻き付け方向は、1枚目のマイカテープ21の巻き付け方向と反対であるが、これに限らず、同じであってもよい。また、2枚目のマイカテープ22の重なり部分22Aは、1枚目のマイカテープ21の重なり部分21Aに対して反転した位置に配置されている。そして、2枚目のマイカテープ22の重なり部分22Aの相互間も、上記と同様に、耐熱性接着剤24で接着されている(図2A参照)。具体的には、2枚目のマイカテープ22の側縁部22a、22b同士が互いに重なっており、当該側縁部22a、22b同士が耐熱性接着剤24で接着されている。重なり部分22Aの幅も、重なり部分21Aの幅と同一または同様としうる。
本実施形態では、1枚目のマイカテープ21の重なり部分21Aの相互間と、2枚目のマイカテープ22の重なり部分22Aの相互間の両方が、それぞれ接着されているが、これに限らない。例えば、最も外側に位置する2枚目のマイカテープ22の重なり部分22Aの相互間が接着されていれば、内側に位置する1枚目のマイカテープ21の重なり部分21Aの相互間は接着されていなくてもよい。重なり部分22Aの接着に用いられる耐熱性接着剤24も、上記耐熱性接着剤23と同一または同様に構成される。
絶縁体層30は、上述の耐火層20を被覆する層である。
絶縁体層30は、塩化ビニル樹脂、ポリオレフィン等を押出して形成される。ポリオレフィンの例には、低密度ポリエチレン(LDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、超低密度ポリエチレン(VLDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、ポリプロピレン、ポリイソブチレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン・アクリル酸エチル共重合体(EEA)、エチレン・アクリル酸メチル共重合体(EMA)、エチレン・プロピレン共重合体、エチレン・プロピレン・ジエン三元共重合体、エチレン・ブテン共重合体等が含まれる。
また、ポリオレフィンの例には、メタロセン触媒によりエチレンにプロピレン、ブテン、ペンテン、ヘキセン、オクテン等のα-オレフィンや環状オレフィン等を一種または二種以上共重合させた共重合体も含まれる。これらは単独または混合して使用される。
耐火性能、環境保全性などの観点から、絶縁体層30の材料として、低密度ポリエチレン(LDPE)を含むことが好ましく、低密度ポリエチレン(LDPE)単独がより好ましい。
絶縁体層30は、上記塩化ビニル樹脂やポリオレフィン等の絶縁性の樹脂以外に、酸化防止剤、紫外線安定剤等の添加剤を必要に応じて含んでいてもよい。
ただし、難燃剤を含むと、絶縁体層30の電気特性や耐水性等が低下する場合があるため、難燃剤は含まないことが好ましい。
シース50は、上述の絶縁体層30を被覆する層であり、例えば、塩化ビニル樹脂やポリオレフィン、もしくはこれらの樹脂に難燃剤を配合した難燃性ポリマー等を押出して形成される。
ポリオレフィンの種類は、上述の絶縁体層30で挙げたポリオレフィンと同様である。当該ポリオレフィンは、単独または混合して使用される。
シース50の材料としては、上記の中でも、塩化ビニル樹脂;難燃性ポリエチレン;ポリエチレンと、エチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン・アクリル酸エチル共重合体(EEA)、エチレン・アクリル酸メチル共重合体(EMA)等のエチレン系コポリマーとの混合ポリマーに難燃剤を配合した組成物が、難燃性、耐火性能、耐外傷性、耐候性等の観点で好ましい。また、端末処理の際の被覆(シース)除去性の観点からは、難燃性ポリエチレンが特に好ましい。
シース50が含む難燃剤の例には、酸化アンチモン、酸化モリブデン等の金属酸化物;水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム等の金属水和物;ハロゲン系難燃剤;赤リン等のリン系難燃剤等が含まれる。
これらの中でも、環境保全性の観点から、ノンハロゲン系の難燃剤が好ましく、例えば、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム等の金属水和物が好ましい。
また、シース50は、必要に応じて、架橋剤、架橋助剤、酸化防止剤、滑材等をさらに含んでいてもよい。また、シース50は、電子線や有機過酸化物等で架橋されてもよい。
次に、耐火ケーブル1の製造方法について説明する。
始めに、導体10上に1枚目のマイカテープ21を縦添えし、側縁部21a、21b同士を互いに重ねて接着させる。耐熱性接着剤23は、あらかじめ側縁部21a、21bの一方に形成しておいてもよいし、その場で塗布してもよい。
続いて、1枚目のマイカテープ21の重なり部分21Aに対し、2枚目のマイカテープ22の重なり部分22Aが反転するように、2枚目のマイカテープ22を縦添えする。そして、上記と同様に、2枚目のマイカテープ22の側縁部22a、22b同士を互いに重ねて接着させて、耐火層20を形成する。
続いて、耐火層20の外側に絶縁材料を押し出し被覆し、絶縁体層30を形成し、耐火絶縁線心40を得る。
その後、耐火絶縁線心40を押出機に送り出し、その外周にシース材料を押し出し被覆してシース50を形成する。このような工程の処理を実行することにより、耐火ケーブル1を製造することができる。
以上の本実施形態によれば、耐火層20は、導体10上に縦添えされた2枚のマイカテープ21、22の重なり部分21A、22Aの相互間が、それぞれ耐熱性接着剤23、24で接着されている。それにより、重なり部分21A、22Aが、その長さ方向にわたってそれぞれ封止されている。それにより、ガラスヤーンを巻き付けた場合でも、当該重なり部分21A、22Aに隙間が形成されにくくすることができる。したがって、ケーブルの燃焼により、シースや絶縁体層などの有機物が燃焼して導電性炭化物が生成しても、当該導電性炭化物が、当該重なり部分22Aや21Aの隙間から入り込むのを抑制できる。また、当該重なり部分22A、21Aが、長さ方向にわたって接着されているため、従来のようにガラスヤーンをマイカテープ22の外周に巻き付ける必要もない。
なお、本実施形態では、2枚目のマイカテープ22の外周にガラスヤーンを巻き付けていないが、必要に応じて補助的にガラスヤーンを巻き付けてもよい。すなわち、ガラスヤーンの粗巻きで押え巻が施されてもよい。
また、2枚目のマイカテープ22の重なり部分22Aの相互間の接着は、図2Aの態様に限らない。例えば、図2Bに示すように、2枚目のマイカテープ22は、一方の側縁部22aを有する第1折り返し部25と、他方の側縁部22bを有する第2折り返し部26とを有し、これらが互いに噛み合うように構成されてもよい。例えば、第1折り返し部25は、2枚目のマイカテープ22の外面に折り返され、第2折り返し部26は、マイカテープ22の内面に折り返されている。そして、第1折り返し部25が、第2折り返し部26の先端部(他方の側縁部22b)を内包し、第2折り返し部26が、第1折り返し部25の先端部(一方の側縁部22a)を内包するように、第1折り返し部25と第2折り返し部26とを重ねて重なり部分22Aとし、それらの間が耐熱性接着剤24により接着されている。
上記構成により、重なり部分22Aの相互間の接着面積を大きくすることができるため、重なり部分22Aの相互間をより強固に接着させることができる。それにより、ケーブルの燃焼時において、導電性炭化物が2枚目のマイカテープ22の重なり部分22Aの隙間から入り込むのを一層抑制することができる。
[第2実施形態]
図3Aおよび図3Bは、第2実施形態における耐火層20の形成プロセスを示す概略断面図であり、図3Cは、耐火層20周辺の構成を示す概略断面図である。本実施形態に係る耐火ケーブル1は、耐火層20の構成が異なる以外は第1実施形態と同様に構成されている。そのため、本実施形態において、同一の構成または機能を有する部材については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図3Aおよび図3Bに示すように、本実施形態では、耐火層20を構成するマイカテープ21(耐火テープ)は、第1接着部27aと、第2接着部27bと、第3接着部27cとを有する。
第1接着部27aは、導体10を挟んで、マイカテープ21の一方の側縁部21aと他方の側縁部21bの位置をずらして内面同士(同一面同士)を対向させて接着させた部分である。本実施形態では、マイカテープ21の内面同士が、耐熱性接着剤23により接着されている。
内面同士を対向させた部分27a’(以下、「対向させた部分27a’」ともいう)のは、特に制限されないが、例えば1mm以上としうる。中でも、耐火層20の厚みを均一にし、十分な絶縁性を確保する観点では、導体10の外周の長さの整数倍であることがより好ましく、導体10の外周の長さと略同じであることが特に好ましい。
第2接着部27bは、対向させた部分27a’を導体10の外周方向に巻き付けるとともに、位置をずらしたことで余った部分27b’を、既に巻き付けたマイカテープ21の表面(外面)に接着した部分である。余った部分27b’の内面と、既に巻き付けたマイカテープ21の外面とは、耐熱性接着剤23で接着されている。それにより、第2接着部27bは、第1接着部27aよりも外側に配置される(図3C参照)。
余った部分27b’の幅は、特に制限されないが、導体10の外周の長さの1倍以上としうる。中でも、耐火層20の厚みを均一にする観点では、上記と同様に、導体10の外周の長さの整数倍であることが好ましく、導体10の外周の長さと同じであることがより好ましい。
すなわち、余った部分27b’と対向させた部分27a’の幅は、いずれも導体10の外周の長さと略同じであることが好ましい。それにより、1枚のマイカテープ21で、4枚分相当の耐火層20を形成することができる。
第3接着部27cは、対向させた部分27a’を導体10の外周方向に巻き付けたときに、対向させた部分27a’の一方の側縁部21a側の外面と、それと対向する(既に巻き付けられた)マイカテープ21の外面との間を接着させた部分である。対向させた部分27a’の一方の側縁部21aの外面と、既に巻き付けられたマイカテープ21の外面との間は、耐熱性接着剤23で接着されている。それにより、第3接着部27cは、第1接着部27aよりも内側に配置される(図3C参照)。本実施形態では、マイカテープ21が、第3接着部27cを有しているが、少なくとも第1接着部27aおよび第2接着部27bを有していればよく、第3接着部27cを有さなくてもよい。
次に、耐火ケーブル1の製造方法について説明する。
始めに、導体10上にマイカテープ21を縦添えするとともに、マイカテープ21を、導体10を挟んで、両側縁部の位置をずらして内面同士を対向させて、接着させる(第1工程)。対向させた部分27a’や余った部分27b’の幅は、それぞれ上記のように調整される。耐熱性接着剤23は、第1接着部27aと、第2接着部27b、第3接着部27cに対応する位置にそれぞれ付与されている。耐熱性接着剤23は、所定の位置にあらかじめ付与しておいてもよいし、その場で塗布してもよい。
続いて、対向させた部分27a’を、導体10の外周方向に巻き付けるとともに、位置をずらしたことで余った部分27b’を、既に巻き付けたマイカテープ21の表面に接着する(第2工程)。
その後の絶縁体層30や耐火絶縁線心40、シース50の形成は、上記第1実施形態と同様にして行うことができる。
以上の本実施形態によれば、耐火層20を構成するマイカテープ21は、第1接着部27aと、第2接着部27bとを有し、それにより、マイカテープ21の重なり部分が、その長さ方向にわたって封止されている。それにより、ケーブルの燃焼時に、導電性炭化物がマイカテープ21の重なり部分の隙間から入り込むのを抑制できる。
なお、本実施形態では、1)対向させた部分27a’の内面同士の間、2)余った部分27b’の内面と、それと対向するマイカテープ21の外面との間、および3)対向させた部分27a’の一方の側縁部21a側の外面と、それと対向するマイカテープ21の外面との間、のそれぞれの全体が接着されているが、これに限らず、それぞれの一部のみが接着されていてもよい。
また、本実施形態では、マイカテープ21を、導体10を挟んで、両側縁部の位置をずらして内面同士を対向させて接着させているが、両端部の位置をずらさずに揃えて接着させてもよい。その場合、マイカテープ21は、余った部分27b’を有さなくてもよい。すなわち、マイカテープ21は、第1接着部27aと第3接着部27cとを有し、第2接着部27bを有さなくてもよい。
[第3実施形態]
図4Aおよび図4Bは、第3実施形態における耐火層20の形成プロセスを示す概略断面図であり、図4Cは、耐火層20周辺の構成を示す概略断面図である。本実施形態に係る耐火ケーブル1は、耐火層20の構成が異なる以外は第2実施形態と同様に構成されている。そのため、本実施形態において、同一の構成または機能を有する部材については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図4Aおよび図4Bに示すように、本実施形態では、耐火層20は、少なくとも2枚のマイカテープ21(耐火テープ)を有する。そして、隣接する2枚のマイカテープ21、22は、一対の第1接着部28aと、第2接着部28bと、第3接着部28cと、第4接着部28dと、第5接着部28eとを有する。
一対の第1接着部28aは、導体10を挟んで、互いの両側縁部の位置がずれるように対向させて接着し、当該2枚のマイカテープ21、22が互い違いに固定された部分である。本実施形態では、2枚のマイカテープ21、22の内面同士を対向させて接着している。また、2枚のマイカテープ21、22を互い違いに固定するとは、導体10を挟んだ一方の側(図4Aでは右側)では、1枚目のマイカテープ21が余った部分28b’を有し、導体10を挟んだ他方の側(図4Aでは左側)では、2枚目のマイカテープ22が余った部分28c’を有するように固定することを意味する。一対の第1接着部28aの幅は、互いに同じであってもよいし、異なってもよい。
一対の対向させた部分28a’の幅は、それぞれ上記第2実施形態における対向させた部分27a’の幅と同様としうる。
第2接着部28bは、一対の第1接着部28aの一方(図4Aでは右側)について、対向させた部分28a’を導体10の外周方向に巻き付けるとともに、位置をずらしたことで余った一方のマイカテープ21を、既に巻き付けた他方のマイカテープ22の表面(外面)に接着した部分である。それにより、第2接着部28bは、第1接着部28aよりも外側に配置される(図4Cの上側参照)。
第3接着部28cは、一対の第1接着部28aの他方(図4Aでは左側)について、対向させた部分28a’を導体10の外周方向に巻き付けるとともに、位置をずらしたことで余った他方のマイカテープ22を、既に巻き付けた一方のマイカテープ21の表面に接着した部分である。それにより、第3接着部28cは、導体10を挟んで第2接着部28bとは反対側において、第1接着部28aよりも外側に配置される(図4Cの下側参照)。
なお、一方の対向させた部分28a’の巻き付け方向(図4Aの矢印X)は、同じである。また、余ったマイカテープ21、22の幅は、それぞれ上記第2実施形態における余った部分27b’の幅と同様としうる。
第4接着部28dは、一対の第1接着部28aの一方について、対向させた部分28a’を導体10の外周方向に巻き付けたときに、対向させた部分28a’の他方のマイカテープ22側の外面と、既に巻き付けた他方マイカテープ22側の外面との間を接着させた部分である。それにより、第4接着部28dは、第1接着部28aよりも内側に配置される(図4Cの下側参照)。
第5接着部28eは、一対の第1接着部28aの他方について、対向させた部分28a’を導体10の外周方向に巻き付けたときに、対向させた部分28a’の一方のマイカテープ21側の外面と、既に巻き付けた一方のマイカテープ21側の外面との間を接着させた部分である。それにより、第5接着部28eは、導体10を挟んで第4接着部28dとは反対側において、第1接着部28aよりも内側に配置される(図4Cの上側参照)。
本実施形態では、2枚のマイカテープ21、22が、第4接着部28dおよび第5接着部28eを有しているが、少なくとも第1接着部28a、第2接着部28bおよび第3接着部28cを有していればよく、第4接着部28dおよび第5接着部28eを有さなくてもよい。
次に、耐火ケーブル1の製造方法について説明する。
始めに、導体10上に一方のマイカテープ21を縦添えするとともに、他方のマイカテープ22を、導体10を挟んで、互いの両側縁部の位置がずれるように対向させて接着し、2枚のマイカテープ21、22を互い違いに固定する(第1工程)。一対の対向させた部分28a’の幅や余ったマイカテープ21、22の幅は、それぞれ上記のように調整する。また、本実施形態では、耐熱性接着剤23は、第1接着部28aと、第2接着部28bと、第3接着部28c、第4接着部28d、第5接着部28eに対応する位置にそれぞれ付与されている。耐熱性接着剤23は、所定の位置にあらかじめ付与しておいてもよいし、その場で塗布してもよい。
続いて、一対の第1接着部28aの一方(図4Aでは導体10よりも右側)について、対向させた部分28a’を導体10の外周方向に巻き付けるとともに、位置をずらしたことで余った一方のマイカテープ21を、既に巻き付けた他方のマイカテープ22の表面に接着する(第2工程)。
続いて、一対の第1接着部28aの他方(図4Aでは導体10よりも左側)について、対向させた部分28a’を導体10の外周方向に巻き付けるとともに、位置をずらしたことで余った他方のマイカテープ22を、既に巻き付けた一方のマイカテープ21の表面に接着する(第3工程)。
なお、第2工程と第3工程は、順次行ってもよいし、同時に行ってもよい。
その後の絶縁体層30や耐火絶縁線心40、シース50の形成は、上記第1実施形態と同様にして行うことができる。
以上の本実施形態によれば、耐火層20を構成する2枚のマイカテープ21、22は、第1接着部28aと、第2接着部28bと、第3接着部28cとを有し、2枚のマイカテープ21、22の重なり部分が、その長さ方向にわたって封止されている。したがって、ケーブルの燃焼時に、導電性炭化物が重なり部分の隙間から入り込むのを抑制できる。
なお、本実施形態では、1)対向させた部分28a’における内面同士の間、2)余ったマイカテープ21の内面と、それと対向するマイカテープ21の外面との間、3)余ったマイカテープ22の内面と、それと対向するマイカテープ22の外面との間、4)対向させた部分28b’の側縁部21a側のマイカテープ21の外面と、それと対向するマイカテープ21の外面との間、5)当該対向させた部分28a’の側縁部22a側のマイカテープ22の外面と、それと対向するマイカテープ22の外面との間のそれぞれは、全体が接着されているが、一部のみが接着されていてもよい。
また、本実施形態では、2枚のマイカテープ21、22を、導体10を挟んで、両側縁部の位置をずらして互い違いに固定しているが、両端部の位置をずらさずに揃えて固定してもよい。その場合、2枚のマイカテープ21、22は、余った部分28b’および28c’を有さなくてもよい。すなわち、2枚のマイカテープ21、22は、第1接着部28a、第4接着部28dおよび第5接着部28eを有し、第2接着部28bおよび第3接着部28cを有さなくてもよい。
[第4実施形態]
図5Aは、第4実施形態における耐火層20周辺の構成を示す概略斜視図であり、図5Bは、概略断面図である。本実施形態に係る耐火ケーブル1は、耐火層20の構成が異なる以外は第1実施形態と同様に構成されている。本実施形態において、同一の構成や機能を有する部材については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。なお、図5Bでは、見やすくするために、部材間に隙間を空けて示している。
すなわち、図5Bに示すように、本実施形態では、耐火層20は、導体10に縦添えされた2枚のマイカテープ21、22(耐火テープ)と、押え巻きテープ29とを有する。
本実施形態では、1枚目のマイカテープ21の重なり部分21Aの相互間、および、2枚目のマイカテープ22の重なり部分22Aの相互間は、いずれも接着されていないが、導電性炭化物の侵入を抑制しやすくする観点から、少なくとも一方は接着されていてもよい。
押え巻きテープ29は、縦添えされた2枚目のマイカテープ22の長さ方向に沿って延在し、その重なり部分22Aの外側の側縁部22bを跨いだ状態で、2枚目のマイカテープ22の表面に接着されている。すなわち、押え巻きテープ29と、2枚目のマイカテープ22の重なり部分22Aとの間に、耐熱性接着剤24が配置されている。
押え巻きテープ29としては、ケーブルの燃焼に耐える耐熱性を有する絶縁性のテープであれば特に限定されず、耐火テープと同様のものを使用できる。すなわち、押え巻きテープ29は、マイカテープであってもよい。
押え巻きテープ29の幅は、マイカテープ22の重なり部分22Aを封止可能な程度であればよく、通常、マイカテープ22の幅よりも短い。
次に、耐火ケーブル1の製造方法について説明する。
始めに、導体10上に1枚目のマイカテープ21を縦添えする。
続いて、1枚目のマイカテープ21の重なり部分21Aに対し、2枚目のマイカテープ22の重なり部分22Aが反転するように、2枚目のマイカテープ22を縦添えする。そして、2枚目のマイカテープ22の重なり部分22Aの長さ方向に沿って、当該重なり部分22Aの外側の側縁部22aを跨ぐように、押え巻きテープ29を接着させる。それにより、耐火層20を形成する。
耐熱性接着剤24は、押え巻きテープ29と重なり部分22Aの少なくとも一方にあらかじめ形成していてもよいし、その場で塗布してもよい。
その後の絶縁体層30や耐火絶縁線心40、シース50の形成は、上記第1実施形態と同様にして行うことができる。
以上の本実施形態によれば、耐火層20を構成する2枚のマイカテープ21、22のうち、外側にある2枚目のマイカテープ22の重なり部分22Aは、押え巻きテープ29により、長さ方向にわたって封止されている。それにより、2枚目のマイカテープ22の重なり部分22Aに隙間が形成されにくくしうる。それにより、ケーブルの燃焼時に導電性炭化物が生成しても、当該導電性炭化物が2枚目のマイカテープ22の重なり部分22Aの隙間から入り込むことを抑制できる。
本願発明は、耐火ケーブルおよびその製造方法にかかり、ケーブルが燃焼しても、導電性炭化物が耐火テープの重なり部分の隙間から入り込むことを抑制することができる。それにより、耐火ケーブルは、絶縁性能が良好である。
X 巻き付け方向
1 耐火ケーブル
10 導体
20 耐火層
21、22 マイカテープ
21a、22a 一方の側縁部
21b、22b 他方の側縁部
23、24 耐熱性接着剤
25 第1折り返し部
26 第2折り返し部
27a、28a 第1接着部
27b、28b 第2接着部
27c、28c 第3接着部
28d 第4接着部
28e 第5接着部
27a’、28a’ 対向させた部分
27b’、28b’、28c’ 余った部分
29 押え巻きテープ
30 絶縁体層
40 耐火絶縁線心
50 シース

Claims (10)

  1. 導体と、
    前記導体上に縦添えされた耐火テープと、
    を有し、
    前記耐火テープの重なり部分が、その長さ方向にわたって耐熱性接着剤により封止されている、
    耐火ケーブル。
  2. 請求項1に記載の耐火ケーブルにおいて、
    前記重なり部分では、前記耐火テープの側縁部同士が互いに重なっており、前記側端部同士が接着されている、
    耐火ケーブル。
  3. 請求項1に記載の耐火ケーブルにおいて、
    前記耐火テープは、
    前記導体を挟んで、両側縁部の位置をずらして同一面同士を対向させて接着した第1接着部と、
    前記同一面同士を対向させた部分を前記導体の外周方向に巻き付けるとともに、前記位置をずらしたことで余った部分を、前記巻き付けた前記耐火テープの表面に接着した第2接着部と、
    を有する、
    耐火ケーブル。
  4. 請求項1に記載の耐火ケーブルにおいて、
    少なくとも2枚の前記耐火テープを有し、
    隣接する前記耐火テープ同士は、
    前記導体を挟んで、互いの両側縁部の位置がずれるように対向させて接着し、2つの前記耐火テープが互い違いに固定された一対の第1接着部と、
    前記一対の第1接着部の一方について、前記対向させた部分を前記導体の外周方向に巻き付けるとともに、前記位置をずらしたことで余った一方の前記耐火テープを、前記巻き付けた他方の前記耐火テープの表面に接着した第2接着部と、
    前記一対の第1接着部の他方について、前記対向させた部分を前記導体の外周方向に巻き付けるとともに、前記位置をずらしたことで余った前記他方の耐火テープを、前記巻き付けた前記一方の耐火テープの表面に接着した第3接着部と、
    を有する、
    耐火ケーブル。
  5. 請求項1に記載の耐火ケーブルにおいて、
    前記長さ方向に沿って延在し、前記重なり部分の外側の側縁部を跨いだ状態で前記耐火テープの表面に接着された押え巻テープをさらに有する、
    耐火ケーブル。
  6. 導体上に耐火テープを縦添えし、前記耐火テープの重なり部分を、その長さ方向にわたって耐熱性接着剤により封止する工程を含む、
    耐火ケーブルの製造方法。
  7. 請求項6に記載の耐火ケーブルの製造方法において、
    前記耐火テープの側縁部同士を互いに重ねて、前記側縁部同士を接着させる、
    耐火ケーブルの製造方法。
  8. 請求項6に記載の耐火ケーブルの製造方法において、
    導体上に耐火テープを縦添えするとともに、前記耐火テープを前記導体を挟んで、両側縁部の位置をずらして同一面同士を対向させ、接着する第1工程と、
    前記同一面同士を対向させた部分を前記導体の外周方向に巻き付けるとともに、前記位置をずらしたことで余った部分を、前記巻き付けた前記耐火テープの表面に接着する第2工程と、
    を有する、
    耐火ケーブルの製造方法。
  9. 請求項6に記載の耐火ケーブルの製造方法において、
    導体上に少なくとも2枚の前記耐火テープを縦添えするとともに、隣接する前記耐火テープ同士を、前記導体を挟んで、互いの両側縁部の位置がずれるように対向させて接着し、当該2つの耐火テープを互い違いに固定する第1工程と、
    前記一対の第1接着部の一方について、前記対向させた部分を前記導体の外周方向に巻き付けるとともに、前記位置をずらしたことで余った一方の前記耐火テープを、前記巻き付けた他方の前記耐火テープの表面に接着する第2工程と、
    前記一対の第1接着部の他方について、前記対向させた部分を前記導体の外周方向に巻き付けるとともに、前記位置をずらしたことで余った前記他方の耐火テープを、前記巻き付けた前記一方の耐火テープの表面に接着する第3工程と、
    を有する
    耐火ケーブルの製造方法。
  10. 請求項6に記載の耐火ケーブルの製造方法において、
    前記重なり部分の外側の側縁部を跨ぐように、前記重なり部分の長さ方向に沿って前記耐火テープの表面に押え巻テープを接着させる、
    耐火ケーブルの製造方法。
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