JP2023160839A - 腹水の治療 - Google Patents

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Abstract

【課題】 腹水の治療を提供する。【解決手段】 ペプチド薬であるテルリプレッシンを連続注入により投与することによる腹水患者の治療方法。患者は、その腹水状態が型肝腎症候群(HRS)に進行していない患者を含む。投与は、連続輸液ポンプを用いて達成することができる。【選択図】なし

Description

関連出願
本願は、2015年12月15日に出願された米国仮特許出願第62/267,510号、および2015年7月13日に出願された米国仮特許出願第62/186,638号の利益を主張し、これらはそれぞれ参照によりその内容全体が本明細書に援用される。
分野
本開示は、ペプチド薬であるテルリプレッシンを投与することによる腹水患者の治療方法に関する。
背景
腹水は、診断から2年以内の予測死亡率40%の進行した肝硬変に頻発し、生命を脅かす合併症である。今日まで、US FDAは、特に腹水を治療する療法を認可していないが、幾つかの薬物(例えば、利尿剤)が適応外で使用されており、その有効性は限られ、一時的である。試験から、1型肝腎症候群(HRS)の入院患者に4~6時間毎にテルリプレッシンを静脈内(VI)注射すると、命を救うことができることが判明した。HRSは腎不全の初期であり、利尿剤での治療に不応性になった腹水患者に発症することが多い。さらに、治験(investigational study)から、4~6時間毎のテルリプレッシンVI注射と利尿剤を併用すると、入院患者の不応性腹水が消失し、多量の腹腔穿刺(針による腹水の抜き取り)を行う必要性が低下することが判明した。しかし、これらの間欠高用量IV注射(典型的には1用量中1mgまたは2mg)は副作用のリスクが高い。入院HRS患者でのより最近の試験から、テルリプレッシンの連続注入では、間欠注射と類似の有効性を達成することができ、安全性プロファイルがずっと優れていることが分かっている。しかし、今日まで、連続低用量注入テルリプレッシンを用いて、入院していない肝硬変患者の腹水を管理する試験は発表されていない。
従って、本発明者らは、腹水患者を外来で治療し、HRSまたは生命を脅かす他の合併症による入院の必要性を回避または遅延し得る方法が当該技術分野で必要とされていることを認識した。
概要
一態様では、本開示は、肝硬変による腹水と診断された患者の治療方法に関する。本方法は、テルリプレッシンまたはその塩を連続注入として投与することを含む。患者の状態はHRSに進行していない状態とすることができる。
別の態様では、本開示は、腹水患者の腹腔穿刺処置中の腹水の量を低減する方法に関する。本方法は、テルリプレッシンまたはその塩を連続注入として投与することを含む。
さらに別の態様では、本開示は、腹水患者の月間腹腔穿刺処置回数を低減する方法に関する。本方法は、テルリプレッシンまたはその塩を連続注入として投与することを含む。
さらにまた、本開示は、腹水患者の腎機能を改善する方法に関する。本方法は、テルリプレッシンまたはその塩を連続注入として投与することを含む。
本開示はまた、腹水患者の低ナトリウム血症を治療する方法にも関する。本方法は、患者にテルリプレッシンまたはその塩を連続注入として投与することを含む。
別の態様では、本開示は、C型肝炎による肝硬変を有する腹水患者の健康状態を改善する方法に関する。本方法は、C型肝炎抗ウイルス薬の投与と、テルリプレッシンまたはその塩の連続注入としての投与との併用を含む方法を含む。
別の態様では、本開示は、腹水患者の末期肝疾患モデル(MELD)スコアを改善する方法に関する。本方法は、テルリプレッシンまたはその塩を連続注入により投与することを含む。
本発明の各態様において、患者の状態はHRSに進行していない状態とすることができる。また、テルリプレッシン用量は1日当たり約1.0mg~約12.0mgの範囲であってもよく、治療中、テルリプレッシンの用量を段階的に増加させてもよい。さらに、テルリプレッシンは約1日間~約12ヶ月間投与してもよい。さらに、連続テルリプレッシンは携帯型輸液ポンプを用いて投与してもよい。
説明
テルリプレッシンは、肝腎症候群(HRS)および食道出血(EBV)を含む、生命を脅かす肝硬変合併症を治療するために米国以外の多くの国で認可されている合成バソプレッシンである。半減期が短く(26分)(Nilsson et al., 1990)、通常4~6時間毎の静脈内ボーラスとして投与する必要があるため、その使用は病院の場に限定されている。さらに、テルリプレッシンは、患者の最大40%で副作用を引き起こすことがある。心筋梗塞、不整脈、および腸梗塞を含む重度の副作用により、患者の最大10%で治療の中断を必要とすることがある(Angeli, 2011)。確かに、急速に血管を収縮させる特性があるため、IVボーラス投与テルリプレッシンは、重症喘息、重症高血圧、進行したアテローム性動脈硬化症、心律動異常、および冠不全を有する患者には慎重に使用しなければならない。
一態様では、本開示は、例えば、進行した肝硬変による腹水がある患者を治療するためのテルリプレッシンまたはその塩の投与に関する。これらの患者は、典型的には、入院していない(即ち、通院)患者であり、その状態が2型HRS(通院HRS患者)または1型HRS(入院を必要とする)に進行していない患者を含むことができる。治療は、ポンプ装置、典型的には持ち運び可能な携帯型ポンプで数時間テルリプレッシンを連続注入することを含み、それは最大数日間、数週間、または数ヶ月間持続する。治療は、ほとんどの患者では、外来で、腹水症の軽減または消失に有効である。
1型肝腎症候群(HRS-1)が認められる肝硬変患者に、テルリプレッシンを連続投与して安全に治療した。投与量は24時間当たり2.0mg~12.0mgの範囲であった(Angeli et al., 2009:2mg/24h~12mg/24h;Gerbes, 2009:開始用量3mg/日;Robertson, et al., 2014:3mg/日;Ding, 2013:4mg/日;Cavallin 2015:3mg/日~12mg/日)。しかし、これらの試験のいずれも、腹水負荷に対するテルリプレッシン注入の効果、またはHRSに進行していない状態の患者に対する連続注入テルリプレッシンの効果を評価または報告しなかった。
携帯型ポンプは、一般的に、有効性を向上させるために、および/または毒性を低下させるために、非経口薬をカテーテルで血流に直接注入するのに使用される。これは、低速ボーラスIV注射を使用して入院肝腎症候群(HRS)患者および食道出血(EBV)患者にテルリプレッシンを投与することを必要とする認可されたテルリプレッシン薬物療法より安全性が高いことが判明した。従って、本開示の一態様では、テルリプレッシンは、24時間毎に約0.5mg~約20mg、より詳細には、例えば24時間毎に約1mg~約12mg、より詳細には、例えば24時間毎に約5mg~約15mg、または、例えば、24時間毎に約1mg、2mg、3mg、4mg、5mg、6mg、7mg、8mg、9mg、10mg、11mg、12mg、13mg、14mg、15mg、16mg、17mg、18mg、19mg、または20mgの投与速度でポンプにより連続投与される。投与は、典型的には、少なくとも約1日間継続することができ、移植が可能になるまでの患者に対するブリッジとして必要に応じて約12ヶ月間以上継続してもよい。例えば、投与は、約1日間、2日間、3日間、4日間、5日間、6日間、1週間、2週間、3週間、1ヶ月間、2ヶ月間、3ヶ月間、6ヶ月間、9ヶ月間、または12ヶ月間継続することができる。場合により、治療中、テルリプレッシンの用量を段階的に増加させる。例えば、患者は、2mg/日で治療を開始し、治療中に3mg/日にまたは最大12mg/日まで増加させてもよい。
従って、様々な態様では、本開示は、肝硬変による腹水と診断された患者の治療方法に関する。本方法は、腹水患者の腎機能を改善し、患者の腹腔穿刺処置中の腹水の量を低減することができる。さらにまた、本方法は、特発性細菌性腹膜炎のリスクを低減する、腹水患者の末期肝疾患モデル(MELD)スコアを改善する、および/または腹水患者の低ナトリウム血症を治療するために使用することができる。別の態様では、本明細書に開示する方法をC型肝炎抗ウイルス薬と併用して、C型肝炎による肝硬変を有する腹水患者の健康状態を改善することができる。それぞれの場合、テルリプレッシンまたはその塩は連続輸液ポンプを用いて投与される。これらの各態様では、患者の腹水状態は肝腎症候群に進行していない状態とすることができる。
テルリプレッシンの連続注入に携帯型ポンプ送達を使用すると、患者が入院する必要が回避され、腹腔穿刺後循環障害、HRS、EVB、肝性脳症、特発性細菌性腹膜炎、および生命を脅かす他の状態などの、進行した腹水に続発することが多い重症合併症でまだ入院していない大多数の腹水患者がこのような療法を使用できるようになる。
以下は、例示の目的で記載するに過ぎず、上記に広い意味で記載した本開示の範囲を限定するものではない。
実施例1:連続輸液ポンプテルリプレッシン療法による腹水の治療
肝硬変による腹水を有するが、1型HRSまたは2型HRSではないことが確認されている15人の対象に、連続低用量(24時間当たり2.0mgから3.0mgに段階的に増加させる)テルリプレッシンを携帯型輸液ポンプで投与する。1日~28日にわたる治療中、これらの患者は、腹水の重症度および腹水の貯留が低下することが予想される。この方法は、治療開始前の28日間と比較して、28日間の腹水除去に必要な腹腔穿刺処置回数を低減することも予想され、一部の患者は完全に腹腔穿刺が回避されるはずである。さらに、連続輸液ポンプテルリプレッシン療法の開始後に抜き取られる平均腹水量は、治療開始前より著しく少ないはずである。さらに、重篤な副作用が起こることなく、患者の健康状態の改善を安全に達成することができる。従って、連続輸液ポンプ(CIP)テルリプレッシンは、まだ通院しており(治療のためにまだ病院に入院しておらず)、1型HRSまたは2型HRSを発症していない、これらの重病患者にとって命を救い得る解決法である。
実施例2:連続輸液ポンプテルリプレッシン療法による腹水の治療
連続注入テルリプレッシンで治療した6人のHRS患者の腹水の改善を評価した。6人の患者は全て、利尿剤で難治性のまたは利尿剤に不応性の腹水を有した(6人のうち5人が低ナトリウム血症であった)。治療前、治療中、および治療後の、患者の以下のパラメータ:1ヶ月当たりの腹腔穿刺処置回数、除去された腹水の量、体重、血清中ナトリウム、尿中ナトリウム排泄、血清中クレアチニン、血清中尿素、および利尿剤が治療計画に含まれたかどうかを評価した。6人の患者のうち誰も全パラメータに関する完全なデータセットを有しなかった。各パラメータに対する連続注入テルリプレッシンの効果を表1~7に示す。
治療中の腹腔穿刺頻度および腹水量の低減
月間平均腹腔穿刺処置回数は、連続注入療法開始前の3回から、治療中は2回に減少し、除去された月間平均腹水量は55%低減した。
Figure 2023160839000001
治療中の体重の減少
腹腔中の腹水貯留の代用である患者1人当たりの平均体重は11%または9kg(約19.8lbs)減少した。
Figure 2023160839000002
腹水に対する効果に関する利尿剤の必要性
治療中、6人の患者のうち4人で利尿剤を使用しなくても腹水の改善が認められた。
Figure 2023160839000003
治療中の尿中ナトリウム排泄の増加
観測された腹水および腎機能の改善は、尿へのナトリウムの排泄がかなり増加したことによりさらに裏付けられた。連続注入テルリプレッシン療法の開始前および開始後に記録されたデータで、6人の患者のうち3人で平均尿中ナトリウムが7mEq/24hから127mEq/24hに増加した。
Figure 2023160839000004
血漿中ナトリウムの改善
連続注入テルリプレッシンによる治療で、2人の患者の重症低ナトリウム血症が治療された。血漿Naは、患者#4で15%、患者#6で19%増加した。重要なことには、治療中止後、患者#6では血漿中ナトリウムは正常な状態を維持した(2人の患者のうち1人について「治療後の」データが得られた)。
Figure 2023160839000005
治療中の血中尿素の減少
患者の血清中尿素濃度は、全ての患者で総平均45%減少した。このような尿素クリアランスの増加は、腎機能の改善を示す。
Figure 2023160839000006
血清中クレアチニンの減少
代謝老廃物である血清中クレアチニンのレベルは、腎臓の健康状態を示す。治療した患者群では、血清中クレアチニンレベルの平均47%減少が認められた。これは血清中尿素の減少と一致し、腎機能の改善を示し、腹水の重症度の低下に寄与する。
Figure 2023160839000007
本開示に引用されている参考文献は全て、参照により本明細書に援用される。
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Gerbes AL, Huber E, Guelberg V. 2009 Terlipressin for hepatorenal syndrome: continuous innfusion as an alternative to i.v. bolus administration. 2009 Gastroenterology. 137 (3): 1179; author reply 1179-81
Ding, C. et al., 2013. Hemodynamic effects of continuous versus bolus infusion of terlipressin for portal hypertension: A randomized comparison. Journal of Gastroenterology and Hepatology, 28(7), pp.1242-1246.
Robertson, M. et al., 2014. Continuous outpatient terlipressin infusion for hepatorenal syndrome as a bridge to successful liver transplantation. Hepatology Mar 2014. Hepatology, Volume March, pp.1-2.
Cavallin M, et al., 2015 Terlipressin Plus Alubmin Versus Midodrine and Octreotide Plus Alubmin in the Treatmentn of Hepatorenal Syndrome: A Randomized Trial. Hepatology, 2015 (in press)
Fimiani, B. et al., 2011. The Use of Terlipressin in Cirrhotic Patients with Refractory Ascites and Normal Renal Function: A Multicentric Study. European Journal of Internal Medicine, Volume 22, pp. 587-590.
Krag, A. et al., 2007. Telipressin Improves Renal Function in Patients with Cirrhosis and Ascites Without Hepatorenal Syndrome. Hepatology, 46(6), pp.1863-1871.
本開示の様々な具体的な実施形態を本明細書に記載してきたが、本開示はそれらの実施形態そのものに限定されるのではなく、当業者は本開示の範囲および趣旨から逸脱することなく様々な変更または修正を行い得ることを理解されたい。

Claims (13)

  1. 肝硬変による腹水と診断された患者の治療方法であって、テルリプレッシンまたはその塩を連続注入として投与することを含む方法。
  2. 腹水患者の腹腔穿刺処置中の腹水の量を低減する方法であって、テルリプレッシンまたはその塩を連続注入として投与することを含む方法。
  3. 腹水患者の月間腹腔穿刺処置回数を低減する方法であって、テルリプレッシンまたはその塩を連続注入として投与することを含む方法。
  4. 腹水患者の腎機能を改善する方法であって、テルリプレッシンまたはその塩を連続注入として投与することを含む方法。
  5. 腹水患者の低ナトリウム血症を治療する方法であって、前記患者にテルリプレッシンまたはその塩を連続注入として投与することを含む方法。
  6. C型肝炎による肝硬変を有する腹水患者の健康状態を改善する方法であって、C型肝炎抗ウイルス薬の投与と、テルリプレッシンまたはその塩の連続注入としての投与との併用を含む方法。
  7. 腹水患者の末期肝疾患モデル(MELD)スコアを改善する方法であって、テルリプレッシンまたはその塩を連続注入により投与することを含む方法。
  8. テルリプレッシンの用量が1日当たり約1.0mg~約12.0mgの範囲である、請求項1~7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記テルリプレッシンを約1日間~約12ヶ月間投与する、請求項1~8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記連続テルリプレッシンを携帯型輸液ポンプを用いて投与する、請求項1~8のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記患者の状態が肝腎症候群(HRS)に進行していない、請求項1~10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記投与が通院で提供される、請求項1~11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記テルリプレッシンの用量が、約1日間~約12ヶ月間で段階的に増加する、請求項9に記載の方法。
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