JP2023160111A - 対流による建物の空調構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の冷暖気空気循環型建物は、単純に、床下空気を、通気空間を利用し天井裏空間(小屋裏空間)に、ファン、及びガラリ、又は開閉部材を介し、循環送風する構造である。従って、循環送風による、建物の室内環境維持には有効であるが、気流の有する断熱効果に着目した天井裏空間を介した循環の利用には、改良の余地がある。【解決手段】本発明は、天井裏空間の冷暖気の送風、及び建物外排気を介し、建物内空気(部屋空気)の清澄化、冷暖環境の確保が図れ、かつ省エネ達成が図れる。殊に、天井裏空間において、不要とする空気(例えば、汚染空気、温湿度不適格空気等)の外部放出が図れる。【選択図】 図1

Description

本発明は、対流による建物の空調構造に関する。
従来からの快適な住居環境の向上及び維持に加え、昨今、気候変動、経済性の観点、健康管理の必要性、更にはコロナ禍等の状況下で、健全な住居・生活環境の維持が一層注目されている。
それらに役立つ住居空調環境(建物の空調環境「空調構造」)を提供するための既存の技術としては例えば、以下の特許文献(1)~特許文献(3)が挙げられる。
(1) 特開平10-183791号公報に開示されている発明であり、目的は、建物の躯体内部の湿潤化を防止、断熱材の劣化や木材の腐朽を防止できる通気層を備えた構造であって、壁は、構造用面材、内装材、断熱材及び通気層を備え、天井は、天井根太、内装材、断熱材及び天井裏空間を備え、壁の通気層と天井の天井裏空間は、室内側に開放され、かつ通気路(通気層)を介して連続する(文献1)。
(2) 特開平11-051440号公報に開示されている発明であり、目的は、建築物は、湿潤化を一層確実に防止し得る防湿機能を備えた構造であり、気密断熱構造を備えた木造または鉄骨木造の建築物において、気密断熱構造は、外側に向かって、第1の防湿材、断熱材、第2の防湿材及び通気空間でなり、通気空間は、躯体の通気口のダンパー装置で、外気と通気または遮蔽可能に構成し、各ダンパー装置は、第2の防湿フィルムを挟み込む状態で躯体に対して気密に取り付け、シール材と協働的に機能する蓋部材により通気口を気密に封止し、床下と天井との間に、空気循環路(通気層)を設けた構造である(文献2)。
(3) 特開2007-163023号公報に開示されている発明であり、目的は、ストレスのない快適な室内環境と、省エネタイプの家屋に最適な冷暖房装置の提供であり、床下通気層と、屋根裏の天井板裏通気層を、連通する内壁裏通気層(通気層)を設け、送風ファンとルームヒーター、及び循環促進装置を設けて、天井板裏通気層、及び内壁裏通気層、冷暖房空気を循環し、最適な家屋の空気循環を図る(文献3)。
特開平10-183791号公報 特開平11-051440号公報 特開2007-163023号公報
建物、特に住宅においては従来から、冷暖房の省エネルギー化を目的とした高気密化・高断熱化が進められ、同時にそれに伴う建物内部の湿潤化・結露の防止、温度ムラの解消、換気の促進などのために、壁面、天井、床下などに通気層を設けることが行われている。例えば、前記文献1~文献3を始めとして、従来の冷暖気空気循環型建物においては、単純に、床下や外壁側の空気を、通気空間を利用して天井裏空間(小屋裏空間)に、ファン及び/又は換気扇及び/又はガラリ及び/又は開閉部材を介して、循環送風する構造が見られる。これらは循環送風による建物の室内環境維持にはある程度有効であるが、通気層の活用、特に天井裏空間を含めた循環及び気流の利用には、空調・断熱性能、施工容易性、経済性などの観点から、更なる改良の余地と可能性がある。例えば、文献1~3をはじめとする類似の空調構造では、通気層の利用は、温度差のある空気を移動させることで物内の温度の調和や温度差及び/又は湿度差の解消を図ることに留まる。本願発明者の意図する、ある程度の流速を有する気流が熱を運び去ることで実現される断熱効果に着目した構造は、本願発明者の発明(例えば特許6850050号公報であり、建物の床下、側壁、及び屋根の斜面に通気層を巡らせ、それらをガラリやダクトで連通させて、そこにファンなどを利用して空気を循環させることで、省エネルギーで効果的な建物の空調・断熱を実現するが、小屋裏には通気層を有さない)を除いてはほとんど見当たらない。本願発明は、通気層内で空気を積極的に移動させることによる優れた断熱効果を、建物側面だけではなく天井空間にも適用して、屋根から居住空間内への熱の伝導を大幅に抑制する空調構造であって、同時に費用対効果に優れかつ施工の容易な、従来にない空調構造を提供することを意図する。
本発明では、建物の側壁全体に巡らせた空調・断熱効果を有する通気層を、天井に設けた通気層と連通させて、空気が屋内から屋外へと一方向にスムーズに流れることのできる流路が形成される。この流路に気流を生じさせて、屋根を介して熱せられた/冷やされた小屋裏に沈滞する暖気/冷気の熱を、それらが居住空間を構成する天井、壁、床などの構造材に伝導する前に積極的に運び去ることによって、天井から居住空間への熱伝導を効果的に阻害して、居住空間内の温度・湿度調整を達成する。具体的には、建物外壁と居住空間の内壁との間に設けた側面通気層から、天井板と小屋裏に横方向に差し渡した仕切板との間に形成した通気空間(天井袋)を通り、反対側の側面通気層を経て建物外部へと空気が流れる流路と、同じく側面通気層から小屋裏を通り、反対側の側面通気層を経て建物外部へと空気が流れる流路と、が、比較的簡便かつ費用対効果の高い方法で効果的に形成される構造を提供する。
請求項1の発明では、
建物の基礎に設けた、1階床下空間と建物外部を連通する基礎通気孔と、
建物を構築する内外側壁と、
内外側壁間に形成された通気層と、
内外側壁下端にある通気層の下端開口部と、
内側壁に設けた、通気層と建物の室内を連通する第1・第2通気口と、
第1・第2通気口に設けた第1・第2ファンと、
建物の最上階の天井に形成した第1天井袋、及びそれ以外の第2天井袋と、
第1天井袋の内側壁に設けた、通気層と連通するガラリと、
一方棟側のガラリに設けた第3ファンと、
第1天井袋の上に形成した天井裏空間と、
天井裏空間の両方の妻側の内側壁に設けた、通気層と連通する天井妻側通気口と、
一方妻側の天井妻側通気口に設けた換気扇と、
で構成する、対流による建物の空調構造
が提供される。
これにより、請求項1では、二階建ての建物において、前述した、例えば、天井裏空間の断熱及び冷暖気の送風、及び建物外排気を介し、建物内空気(部屋空気)の清澄化、冷暖環境の確保が図れ、かつ省エネ達成が図れる。殊に、天井裏空間において、屋根からの熱の伝達を効果的に排除すると共に、不要とする空気(例えば、汚染空気、温湿度不適格空気等であって、排気目的の空気(排気空気)とする)の外部放出が図れるが、その為に、例えば、汚染・温湿度範囲外等検知用のセンサ、通気層分岐通路等の手段を付設するのがよい。
請求項2の発明では、
建物の基礎に設けた、1階床下空間と建物外部を連通する基礎通気孔と、
建物を構築する内外側壁と、
内外側壁間に形成された通気層と、
内外側壁下端にある通気層の下端開口部と、
内側壁に設けた、通気層と建物の室内を連通する第1通気口と、
第1通気口に設けた第1ファンと、
建物の天井に形成した第1天井袋と、
第1天井袋の内側壁に設けた、通気層と連通するガラリと、
一方棟側のガラリに設けた第3ファンと、
第1天上袋の上に形成した天井裏空間と、
天井裏空間の両方の妻側の内側壁に設けた、通気層と連通する天井妻側通気口と、
一方妻側の天井妻側通気口に設けた換気扇と、
で構成する、対流による建物の空調構造
が提供される。
これにより、請求項2では、一階建ての建物において、請求項1と同様の効果を達成できる。
請求項3の発明では、
第1・第2ファン、及び/又は第3ファン、及び/又は換気扇の作用によって、
建物の室内→第1・第2通気口→通気層への空気の流れと、
下端開口部→通気層→他方棟側のガラリ→第1天井袋→一方棟側のガラリ→一方棟側の通気層→一方棟側の下端開口部→建物の屋外への空気の流れと、
下端開口部→通気層→他方妻側の天井妻側通気口→天井裏空間→一方妻側の天井妻側通気口→一方妻側の通気層→一方妻側の下端開口部→建物外部への空気の流れと、
が確保される、請求項1に記載の対流による建物の空調構造
が提供される。
これにより、請求項3では、本願発明の効果を達成するための通気層内の気流の生成が可能になり、本願発明の効果が一層高められる。
請求項4の発明では、
第1ファン、及び/又は第3ファン、及び/又は換気扇の作用によって、
建物の室内→第1通気口→通気層への空気の流れと、
下端開口部→通気層→他方棟側のガラリ→第1天井袋→一方棟側のガラリ→一方棟側の通気層→一方棟側の下端開口部→建物の屋外への空気の流れと、
下端開口部→通気層→他方妻側の天井妻側通気口→天井裏空間→一方妻側の天井妻側通気口→一方妻側の通気層→一方妻側の下端開口部→建物外部への空気の流れと、
が確保される、請求項2に記載の対流による建物の空調構造
が提供される。
これにより、請求項4では、本願発明の効果を達成するための通気層内の気流の生成が可能になり、本願発明の効果が一層高められる。
請求項5の発明では、
1階床下空間に下端を開口し第2天井袋に上端を開口する空気通路を内部に画定する、通気柱体と、
第2天井袋と室内とを連通する天井ガラリと、
を更に備える、請求項1に記載の対流による建物の空調構造
が提供される。
これにより、請求項5では、上記の本願発明に、建物の居住空間内の空気環境を更に改善できる構造を付加することが可能になる。
請求項6の発明では、
1階床下空間に下端を開口し第1天井袋に上端を開口する空気通路を内部に画定する、通気柱体と、
第1天井袋と室内とを連通する天井ガラリと、
を更に備える、請求項2に記載の対流による建物の空調構造
が提供される。
これにより、請求項6では、上記の本願発明に、建物の居住空間内の空気環境を更に改善できる構造を付加することが可能になる。
請求項7の発明では、
第1・第2ファン、及び/又は第3ファン、及び/又は換気扇の作用によって、
基礎通気口→1階床下空間→空気通路→第2天井袋→天井ガラリ→室内への空気の流れ
が更に確保される、請求項5に記載の対流による建物の空調構造
が提供される。
これにより、請求項7では、本願発明の効果を達成するための通気層内の気流の生成が可能になり、本願発明の効果が一層高められる。
請求項7の発明では、
第1通気口に設けた第1ファン及び/又は天井妻側通気口に設けた換気扇の作用によって、
基礎通気口→1階床下空間→空気通路→第1天井袋→天井ガラリ→室内への空気の流れ
が更に確保される、対流による建物の空調構造が提供される。
これにより、請求項7では、本願発明の効果を達成するための通気層内の気流の生成が可能になり、本願発明の効果が一層高められる。
請求項8の発明では、
第1ファン、及び/又は第3ファン、及び/又は換気扇の作用によって、
基礎通気口→1階床下空間→空気通路→第1天井袋→天井ガラリ→室内への空気の流れ
が更に確保される、請求項7に記載の対流による建物の空調構造
が提供される。
これにより、請求項8では、本願発明の効果を達成するための通気層内の気流の生成が可能になり、本願発明の効果が一層高められる。
請求項9の発明では、
外側壁の下端は基礎通気口よりも地面側に位置する構成とした、請求項1から8のいずれか一項に記載の対流による建物の空調構造
が提供される。
これにより、請求項9では、本願発明の効果を更に向上させる通気層の構造が提供される。
本願発明の第1実施例の二階建ての建物(建屋)全体の、妻側から見た断面斜視図 図1の建物の一部省略の妻側断面図 図1の建物の一部省略の棟側(平側)断面図 本願発明の天井裏空間の平面図 本願発明の第2実施例の一階建ての建物全体の、妻側から見た断面斜視図 第2実施例の建物の妻側断面図 本願発明を適用した建物における天井付近の温湿度分布を示した図(グラフ) 従来の建物における天井付近の温湿度分布を示した図(グラフ) 本願発明の建物及び従来建物の屋外、リビング、及び小屋裏の温度比較図
以下、各図面、又は図面に基づく説明(各実施例)は好ましい一例であり、本願発明は各実施例の説明及び/又は図面に限定されない。そして、以下に説明及び/又は図示した、発明の趣旨・範囲内において構成の一部を変更する構造、又は同じ特徴と効果を達成できる構造、等は、当然、本発明の範疇である。また当業者には明らかであろうが、本明細書において「通気口」は、「通気孔」、「通気穴」、「通気開口」などと呼んでもよく、空気が一方側から他方側へと通ることのできる通路を一般的に指し、本願ではこの意味で「ガラリ」も本質的に同様の機能を有する。また本明細書において「通気層」は、「空気通路」、「通気経路」、「空気流路」、「空気流通路」、「空気流通層」などと呼んでもよく、建物の他の構造と比較して薄く形成された、中を空気が移動することのできる空間を一般的に指す。
図1~図4の二階建て建物2H(一階・二階の部屋を有する構造。二階建て)、すなわち第1実施例における二階建て建物2Hは、例えば切妻屋根の木造建物である。この建物は主として、基礎1と、基礎1の上に設けた土台(本願発明の主旨を分かり易くするために図面には表示していないが、任意の通常の住宅建物の土台とすることができる。以下本明細書に記載する建物について同様である)と、土台に立設した外側壁2の一階部位及び内側壁3の一階部位、床面、並びに第2天井袋4b(天井板14b)で区画された、一階の部屋300b(以降部屋300bとする)でなる一階部分、並びに、外側壁2の二階部位及び内側壁3の二階部位、床面、並びに第1天井袋4a(天井板14a)で区画された、二階の部屋300a(以降部屋300aとする)でなる二階部分と、部屋300aの上にある第1天井袋4a、建物の屋根5、及び第1天井袋4aと屋根5の間に位置する天井裏空間8でなる、屋根部分と、で構成される。
図5、図6は、本願発明の第2実施例を示す一階建て建物1H(一階の部屋を有する構造。平屋を云う)であり、前述した第1実施例の二階建て建物2Hと共通する構成要素は、共通の用語及び符号を使用する。共通とは、二階建てにおける各部の名称を、一階建てに反映した際に、構造、役割が同じであることを意味する。一階建て建物1Hは、例えば切妻屋根の木造建物である。この建物は主として、基礎1と、図示しない土台と、土台に立設した外側壁2の一階部位及び内側壁3の一階部位、床面、並びに第1天井袋4a(天井板14a)で区画された、一階の部屋300b(以降部屋300bとする)でなる一階部分と、部屋300bの上にある第1天井袋4a、建物の屋根5、及び第1天井袋4aと屋根5の間に位置する天井裏空間8でなる、屋根部分と、で構成される。
基礎1は一般的な基礎であり、地面Gにコンクリートで形成され敷き固められる。この基礎1と、その上に設置される上記した土台と、一階床板とで囲繞される空間が、1階床下空間9である。1階床下空間9には、基礎に開設された、外気(建物外部の空気)と連通する通気用の基礎通気口13が存在する。これを通して、外気が1階床下空間9内に進入すること、及び/又は1階床下空間9内の空気が後述する通気層21に進入できる構造である。
二階建て建物2H等の壁は、対峙する妻側(一方妻側T1、他方妻側T2)、及び対峙する棟側(平側)(一方棟側M1、他方棟側M2)に存在し、この壁は、二階建て建物2H、又は一階建て建物1Hの外周に亙った長さとなる(以下同じ)外側壁2(サイディング)と、その内側に存在する内側壁3(部屋300a、部屋300b等を区画形成する)とでなり、この内外側壁3、2の間に、空気が自由に移動できる通気層21が形成されている。即ち、通気層21は、略直方体の建物の4面(妻側2面+棟側2面)の側壁の全体に、その屋根側(天井側)から地面側(基礎側)まで形成されており、かつ通気層21には、暖冷気が流通する。即ち、通気層21は、二階建てでは、図1~4の如く、一階から二階の外側壁2の内部であり、一階建てでは、図5~6の如く、一階の外側壁2の内部となる。通気層21の下端部には、建物の1階部分の床面付近の地面に近い位置で、建物外部に開いている、下端開口部21aが存在する。下端開口部21aは上記した基礎通気口13より下側(地面側)位置に開口する。この位置関係によって、外側壁2で基礎通気口13をカバーし、かつ下端開口部21aからの空気(例えば、汚染空気、標的温度外の空気等であって、不必要な空気や、夏場の外気より冷たい空気や冬場の外気より暖かい空気などの有益な空気)のスムースかつ効率的な出入りを確保することできる。既に述べたように、通気層21内で一定方向に気流を生じさせることで、外側壁2を介して外から伝わる熱を室内に伝わる前に運び去ることができ、居住空間内に外部の温度が伝わるのを緩和することができる。内外側壁3、2には一般的な住宅の壁材を利用することができ、例えば木質系ボードとすることで、断熱材としての効果を発揮し、建物1H、2Hの暖冷気の調整に役立てることができる。
天井裏空間8の底部には、天井板14aと、一定距離を置いてその上を覆うように設けた仕切板15とによって、天井側の空気経路となる第1天井袋4aが形成される。すなわち第1天井袋4aは、仕切板15を頂面、天井板14aを底面とし、内側壁3を側面とした、扁平な直方体の空間である。第1天井袋4a(天井側通気層)は、天井板14a(及び仕切板16)の面積に対して高さが非常に低く設定されて、狭い鉛直方向幅の(すなわち薄い)空間を形成し、これが通気層となる。これは、建物の通気経路の一部を形成する第1天井袋4a内で、空気が特定の方向にある程度の流速で流れることを可能にするための形状であり、逆にいえば、そのような気流を確保できる(換気扇やファンとの併用も可能である)寸法であれば、第1天井袋4aの高さは自由であるが、本願発明において有効な天袋高さは、例えば200~250mmである。この気流方向及び流速の確保は、本願発明の発想の根幹を成す、空気の流れによる熱の運び去り/遮断を実現するために重要である。
内側壁3の、通気層21の上端21bの付近には、通気層21と上記の第1天井袋4aを連通するガラリ(通気路)22が設けられている。一方棟側M1及び他方棟側M2に設けられたガラリ22のうち、一方棟側M1のガラリ22にのみ、ファンが付設される(以下では第3ファン22aと呼ぶ)。第3ファン22aを作動させると、第1天井袋4a内の空気が、一方棟側M1にあるガラリ22を通して一方棟側M1の通気層21へと強制排気され、後述する建物全体を覆う空気の流れの一部である、第1天井袋4a内を他方棟側M2から一方棟側M1へと流れる気流が形成される。この場合、通気層21の冷暖気は、ガラリ22を介して第1天井袋4aにスムースに送り込まれ、天井裏空間8の天井妻側通気口6を介した建物H外への排気の経路へと繋がる。この経路は、通気層21を介した空気(汚染空気、標的温度外の空気等であって、不必要な空気)のスムースな排気にも役立つ。ガラリ22の数及び位置は特に限定されず、例えば建物の大きさや構造、所望する空調性能などによって異なり得る。またファンの種類も特に限定されず、一般的な住宅用のファンであってもよく、例えば100mm径のファン付きガラリであってもよい。
本願発明の、比較的薄い天井通気層に空気を流通させる構造と、そのような天井通気層を有さない従来建物との断熱効果の違いは、本願発明者が実際のモデルハウスで夏季に検証した、図9に示す実験結果からも明らかである。とりわけ図9の(2)で使用した建物は、同じく本願発明者が考案した、本願発明と発想を同じくする空調構造を採用した(すなわち主に建物周囲に通気層を備え、空気の流れによって空調・断熱を行う)住宅のものである。
)が、本願発明で採用する天井通気層を備えておらず、また屋根、壁、床下には従来の断熱材を使用している。本願発明では屋根、壁、床下のいずれにも断熱材を全く使用していないことに特に留意頂きたい。この実験によれば、断熱材を使用していないにも関わらず、本願発明は従来の建物を上回る断熱性能を発揮している。その理由は。「小屋裏平均温度」の明らかな違いが示すように、本願発明では天井通気層による屋根からの熱伝導の阻害が、「リビング平均温度」の従来住宅を上回る抑制となって現れているものと考えられる。
天井裏空間8の内側壁3には、天井裏空間8の周囲の通気層21に連通する通気口が設けられ、この通気口には適宜換気扇を設けることが可能である。本願発明の第1及び第2実施例では、天井裏空間8の対峙する一方妻側T1及び他方妻側T2両方の内側壁3に、天井妻側通気口6が設けられ、この天井妻側通気口6は、妻側の通気層21と連通している。そして一方妻側T1にある天井妻側通気口6内にのみ、換気扇7が設置される。換気扇7を作動させると、天井裏空間8内の天井裏空気8aが、一方妻側T1にある天井妻側通気口6を通して一方妻側T1の通気層21へと強制排気され、後述する建物全体を覆う空気の流れの一部である、天井裏空間8内を他方妻側T2から一方妻側T1へと流れる気流が形成される。
なお第1・第2実施例の対応する図では、天井妻側通気口6は各妻側に二か所ずつ設けられた例を示しているが、天井妻側通気口6の数、大きさ、位置などはこれらの例に限定されず、例えば建物の大きさや構造、所望する空調性能などによって異なり得る(例えば一般的な300mm×300mmの枠寸のものや、場合によっては100mm径のガラリであってもよい)。また換気扇の種類も特に限定されず、一般的な住宅用の換気扇であってもよく、場合によってはファン付きのガラリなどでもよい。
一階建て建物1Hの内側壁3には、通気層21と室内を連通する第1通気口11及び第1ファン11aを設ける。二階建て建物2Hの内側壁3には、一階部分に通気層21と室内を連通する第1通気口11及び第1ファン11aを、二階部分に通気層21と室内を連通する第2通気口12及び第2ファン12aを、それぞれ設ける。例えば二階建て建物2Hでは、部屋300b内の空気は、第1ファン11aの働きで、第1通気口11を経由して通気層21へと流れ、部屋300a内の空気は、第2ファン12aの働きで、第2通気口12を経由して通気層21へと流れる構造である。各ファンは通気口内にそれぞれ設置するのが望ましいが、これに限定されない。なお通気口の数、大きさ、位置などは特に限定されず、例えば建物の大きさや構造、所望する空調性能などによって異なり得る。またファンの種類も特に限定されず、一般的な住宅用のファンであってもよく、例えば100mm径のファン付きガラリであってもよい。
ここで図面を参照して、本願発明における空気の流れの一例を説明する。各図を通して、建物1H、2H内の空気の流れを太い矢印及び太い点線の矢印で示してある。点線の矢印は、図で一番手前に表現されている建物の構成要素(主に壁面)の背後(裏側)を通る気流を表す。以下では二階建て建物2Hを例にして説明するが、一階建て建物1Hの空気の流れもこれに準ずる。ここで、(1)第1天井袋4aから通気層21へと空気を排出する第3ファン22aが一方棟側M1のみに設けられていることと、(2)天井裏空間8から通気層21へと空気を排出する換気扇7が一方妻側T1のみに設けられていることと、に留意されたい。換気扇7、及び/又は第3ファン22a、及び/又は第1ファン11a、及び/又は第2ファン12aを作動させると、通気層21の中に建物下方から上方に向かう気流が発生するが、上記(1)及び(2)に起因して、特に大きな2つの流れが形成される。まず(1)に起因して、以下の流れが形成される:他方棟側M2の下端開口部21a→通気層21→他方棟側M2のガラリ22→第1天井袋4a→一方棟側M1のガラリ22→一方棟側M1の通気層21→一方棟側M1の下端開口部21a→建物2Hの屋外。また(2)に起因して、以下の流れが形成される:他方妻側T2の下端開口部21a→通気層21→他方妻側T2の天井妻側通気口6→天井裏空間8→一方妻側T1の天井妻側通気口6→一方妻側T1の通気層21→一方妻側T1の下端開口部21a→建物2Hの屋外。この場合、(1)に起因する流路と(2)に起因する流路は、仕切板を挟んだ上下で概ね直交するような経路となっており、互いに交わることはない。いわば天井に、実質的に2層の独立した空気流路/断熱層を有することになり、このことも従来にない断熱性能に寄与していると考えられる。
本願発明を適用した家屋では、例えば冬季に、周囲の家屋と比較して屋根の雪が早く溶けることが観察されている。これは一見室内の熱が屋根裏で無駄になっているように見えるが、このとき実際に屋内の温度を検証すると、室内温度は通常の住宅よりも安定しており、この結果屋内の暖房効率が大きく向上していることが、本願発明者の行ったモデルハウスを用いた検証実験で明らかになっている。これは小屋裏(天井裏空間)の低温の空気を絶えず移動させることによって、屋根からの冷温が天井を介して室内にまで伝導されることが阻害されるため、室内空気の温度が維持されているものと考えられる。別の実例として、同じく冬季において、本願発明を適用した北海道内の2階建て約35坪の住宅において、1・2階のほとんどの箇所で、室内温度が達磨ストーブ1台で25~30度程度まで上昇した。なおこのときの二酸化炭素濃度は400であったが、この濃度は屋外の二酸化炭素濃度とほぼ同等である。一方、愛知県内の気密性の高いマンションの約24坪の一戸においては、同じ達磨ストーブで室温を20度までしか上昇させることができず、またこのときの二酸化炭素は5000を優に超えていた。この結果は本願発明の優れた断熱効果に加えて、その優れた換気効果をも示すものである。一般常識としては断熱は気密と同時に行われるように考えられるが、本願発明では断熱と換気を両立でき、このことも本願発明の優れた特徴といえる。殊に新型コロナウイルスが非常に懸念されている現在において、本願発明のもたらす利益は非常に大きいものと考えられる。また本願発明を適用した建物の夏季の効果を実証するデータとして、図7及び図8を示す。
また更に、上記した換気扇及びファンの稼動、特に第1ファン11a及び/又は第2ファン12aによって、建物2Hの部屋300a→第2通気口12→通気層21への、及び、建物2Hの部屋300b→第1通気口11→通気層21への空気の流れも生成される。この流れによって、室内を含めた空気の流通経路が確保される。この流路の全体で、外気によって温まった又は冷やされた空気の能動的な運び去りが行われ、建物全体の優れた断熱・空調が達成される。
本願の意図するこの空気の流れは、第1・第2ファン11a、11b、第3ファン22a、及び換気扇7を、気象等の条件に応じて適宜組み合わせて作動させることで達成可能である。これら換気扇及びファンの稼働状況は、当技術分野で一般的な空調技術、例えば各種センサ(温度、湿度、風量、等)と組み合わせたコンピュータ制御などによって、所望の空調・断熱効果が得られるように、またエネルギーを節約できるように、調整することが可能である。条件によっては自然の対流だけでも有意な空調効果が得られる場合もある。
更に、上記した一階・二階建て建物1H・2H(総称する際は、二階建て建物2H等とする)はそれぞれ、内部に空気が自由に通ることの出来る空気通路41を備えた、通気柱体(通気壁、ダクトなどとも呼ばれる)40を備えてもよい。通気柱体40は部屋の床面と天井面との間に伸びている。図1に示すような二階建て建物2Hの場合、通気柱体40の下端は1階床下空間9に開口しており、通気柱体40の上端は1階の部屋300bの天井板14bに開口している。1階床下空間9の床下空気10が、通気経路41内を上昇し、第2天井袋4b内に至り、天井板14bに設けた天井ガラリ42を通って、部屋300bに吹き出される(送り出される)。図5及び図6には明示していないが、一階建て建物1Hの場合もこれに準ずる。この構造は、基礎で囲繞された床下空間内の気温が一般に、夏場は外気より低く、冬場は外気よりも暖かいことから、これら温度差のある空気を積極的に室内に取り入れて、温度調整に役立てるための構造である。これらの温度差のある空気の温度は、天井ガラリ42からの吹き出しだけではなく、通気柱体40の壁面や天井板からも伝導する。図示しないが、二階建て建物2H等は、三階建て以上の建物もあり得る。この場合、一箇所又は数箇所の、希望の箇所に向かって空気を送ることも可能である。
通気柱体40を備えた本願発明による二階建て建物2Hの場合、換気扇7、及び又は第3ファン22a、及び/又は代1ファン11a、及び/又は第2ファン12aの稼動によって、既に説明した空気の流れに加えて、以下の流れが更に生成される:基礎通気口13→1階床下空間9→空気通路41→第2天井袋4b→天井ガラリ42→部屋300b。一階建て建物1Hの気流についてもこれに準ずる。この気流のもたらす効果は既に説明した。
本願発明は1階建て及び2階建ての建物について記載されているが、本願発明の構造を3階建て以上の建物に適用して同じ効果を達成できることは、当業者には容易に理解されるであろう。
本発明は、実施形態に限定されるものではなく、各請求項に示した範囲内での種々の変更が可能である。すなわち、各請求項に示した範囲内で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態も、本発明の技術的範囲に含まれる。
1 基礎
1H 一階建て建物
2H 二階建て建物
2 外側壁
3 内側壁
300a 二階の部屋
300b 一階の部屋
4a 第1天井袋
4b 第2天井袋
5 屋根
6 天井妻側通気口
7 換気扇
8 天井裏空間
8a 天井裏空気
9 1階床下空間
10 床下空気
11 第1通気口
11a 第1ファン
12 第2通気口
12a 第2ファン
13 基礎通気口
14a 天井板
14b 天井板
15 仕切板
21 通気層
21a 下端開口部
21b 上端
22 ガラリ
22a 第3ファン
40 通気柱体
41 空気通路
42 天井ガラリ
G 地面
M1 一方棟側
M2 他方棟側
T1 一方妻側
T2 他方妻側

Claims (9)

  1. 建物の基礎に設けた、1階床下空間と前記建物外部を連通する基礎通気孔と、
    前記建物を構築する内外側壁と、
    前記内外側壁間に形成された通気層と、
    前記内外側壁下端にある前記通気層の下端開口部と、
    前記内側壁に設けた、前記通気層と前記建物の室内を連通する第1・第2通気口と、
    前記第1・第2通気口に設けた第1・第2ファンと、
    前記建物の最上階の天井に形成した第1天井袋、及びそれ以外の第2天井袋と、
    前記第1天井袋の前記内側壁に設けた、前記通気層と連通するガラリと、
    一方棟側の前記ガラリに設けた第3ファンと、
    前記第1天井袋の上に形成した天井裏空間と、
    前記天井裏空間の両方の妻側の前記内側壁に設けた、前記通気層と連通する天井妻側通気口と、
    一方妻側の前記天井妻側通気口に設けた換気扇と、
    で構成する、対流による建物の空調構造。
  2. 建物の基礎に設けた、1階床下空間と前記建物外部を連通する基礎通気孔と、
    前記建物を構築する内外側壁と、
    前記内外側壁間に形成された通気層と、
    前記内外側壁下端にある前記通気層の下端開口部と、
    前記内側壁に設けた、前記通気層と前記建物の室内を連通する第1通気口と、
    前記第1通気口に設けた第1ファンと、
    前記建物の天井に形成した第1天井袋と、
    前記第1天井袋の前記内側壁に設けた、前記通気層と連通するガラリと、
    一方棟側の前記ガラリに設けた第3ファンと、
    前記第1天上袋の上に形成した天井裏空間と、
    前記天井裏空間の両方の妻側の前記内側壁に設けた、前記通気層と連通する天井妻側通気口と、
    一方妻側の前記天井妻側通気口に設けた換気扇と、
    で構成する、対流による建物の空調構造。
  3. 前記第1・第2ファン、及び/又は前記第3ファン、及び/又は前記換気扇の作用によって、
    前記建物の室内→前記第1・第2通気口→前記通気層への空気の流れと、
    前記下端開口部→前記通気層→他方棟側の前記ガラリ→前記第1天井袋→前記一方棟側の前記ガラリ→前記一方棟側の前記通気層→前記一方棟側の前記下端開口部→前記建物の屋外への空気の流れと、
    前記下端開口部→前記通気層→他方妻側の前記天井妻側通気口→前記天井裏空間→前記一方妻側の前記天井妻側通気口→前記一方妻側の前記通気層→前記一方妻側の前記下端開口部→前記建物外部への空気の流れと、
    が確保される、請求項1に記載の対流による建物の空調構造。
  4. 前記第1ファン、及び/又は前記第3ファン、及び/又は前記換気扇の作用によって、
    前記建物の室内→前記第1通気口→前記通気層への空気の流れと、
    前記下端開口部→前記通気層→他方棟側の前記ガラリ→前記第1天井袋→前記一方棟側の前記ガラリ→前記一方棟側の前記通気層→前記一方棟側の前記下端開口部→前記建物の屋外への空気の流れと、
    前記下端開口部→前記通気層→他方妻側の前記天井妻側通気口→前記天井裏空間→前記一方妻側の前記天井妻側通気口→前記一方妻側の前記通気層→前記一方妻側の前記下端開口部→前記建物外部への空気の流れと、
    が確保される、請求項2に記載の対流による建物の空調構造。
  5. 前記1階床下空間に下端を開口し前記第2天井袋に上端を開口する空気通路を内部に画定する、通気柱体と、
    前記第2天井袋と前記室内とを連通する天井ガラリと、
    を更に備える、請求項1に記載の対流による建物の空調構造。
  6. 前記1階床下空間に下端を開口し前記第1天井袋に上端を開口する空気通路を内部に画定する、通気柱体と、
    前記第1天井袋と前記室内とを連通する天井ガラリと、
    を更に備える、請求項2に記載の対流による建物の空調構造。
  7. 前記第1・第2ファン、及び/又は前記第3ファン、及び/又は前記換気扇の作用によって、
    前記基礎通気口→前記1階床下空間→前記空気通路→前記第2天井袋→前記天井ガラリ→前記室内への空気の流れ
    が更に確保される、請求項5に記載の対流による建物の空調構造。
  8. 前記第1ファン、及び/又は前記第3ファン、及び/又は前記換気扇の作用によって、
    前記基礎通気口→前記1階床下空間→前記空気通路→前記第1天井袋→前記天井ガラリ→前記室内への空気の流れ
    が更に確保される、請求項6に記載の対流による建物の空調構造。
  9. 前記外側壁の前記下端は前記基礎通気口よりも地面側に位置する構成とした、請求項1から8のいずれか一項に記載の対流による建物の空調構造。
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