JP2023159736A - ホイール、駆動ユニット、及び、移動装置 - Google Patents

ホイール、駆動ユニット、及び、移動装置 Download PDF

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Takuya Shinkai
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Abstract

【課題】軸受の保持器と周囲の部材との干渉を抑制することができるホイール、駆動ユニット、及び、移動装置を提供する。【解決手段】ホイールは、バレルホルダー11、バレル支持軸12、バレル13、軸受を備える。バレルホルダー11は回転駆動される。バレル支持軸12は、バレルホルダー11の回転軸線と傾斜するようにバレルホルダー11の外周部に複数配置される。バレル13は樽形状の回転体である。バレル13は、各バレル支持軸12に回転可能に支持され、バレルホルダー11の回転に伴って外周面が走行路面に接する。軸受は保持器24dを有する。バレル支持軸12の外周面のうちの、少なくとも保持器24dの径方向内側の投影領域を含む軸方向範囲には溝40が形成されている。【選択図】図4

Description

本発明は、移動装置の車輪に用いられるホイール、駆動ユニット、及び、移動装置に関する。
移動装置の車輪としてメカナムホイールが知られている。このホイールは、樽形状の回転体である複数のバレルと、複数のバレルを外周上に回転可能に支持するバレルホルダーと、を備え、バレルホルダーがモータ等の駆動装置によって回転駆動される(例えば、特許文献1参照)。
複数のバレルは、バレルホルダーのホルダー回転軸線に対して傾斜した状態でバレルホルダーの外周上に保持されている。ホイールは、移動装置のほぼ四隅に配置され、四隅に配置された各ホイールが駆動装置によって独立して制御される。即ち、移動装置は、各ホイールの回転方向とトルクを個別に制御することにより、様々な方向に自由に移動することができる。なお、移動装置の左右に配置されるホイールは、バレルホルダーの外周上に保持されるバレルの傾斜方向が逆向きに設定されている。
また、バレルホルダーの軸方向外側の両端部には、径方向外側に張り出す一対の支持フランジが設けられ、一対の支持フランジに跨るように複数のバレル支持軸が固定されている。各バレルは、対応するバレル支持軸とバレルホルダとに、ラジアル軸受とスラスト軸受を介して回転自在に支持されている。
スラスト軸受は、バレルの軸方向の端部に形成され円形状の凹部とバレル支持軸の外周面とに囲まれた軸受収容部に配置されている。スラスト軸受は、軸受収容部内でバレルの凹部の底壁側の部材に接する第1の軌道盤と、バレルホルダーの支持フランジ側の部材に接する第2の軌道盤と、第1の軌道盤と第2の軌道盤に回転可能に接する複数の転動体と、を備えている。複数の転動体は、保持器によって回転可能に支持され、保持器とともに第1軌道盤と第2軌道盤の間に配置されている。
特表2009-504465号公報
上記のホイールは、モータ等の駆動装置によってバレルホルダーが回転駆動されると、バレルホルダー上の複数のバレルの外周面が走行路面に順次接し、走行路面から反力を受けて移動ち装置を推進させる。このとき、各バレルの接地位置は、バレルホルダーの回転に伴って軸方向の一端側と他端側の間で連続的に移動する。このため、移動装置の走行時には、バレルの軸方向の一端側と他端側のスラスト軸受に、交互に大きなスラスト荷重が入力される。このとき、大きなスラスト荷重が入力される側と逆側のスラスト軸受では、スラスト荷重が減少することにより、第1の軌道盤と第2の軌道盤が転動体から離間する方向に移動することがある。そして、転動体に対する第1の軌道盤と第2の軌道盤の離間寸法が大きくなると、保持器が転動体とともに径方向に変位し、保持器がバレル支持軸等の周囲の部材と干渉する可能性が考えられる。
この対策として、スラスト軸受の第1の軌道盤と第2の軌道盤が軸方向で接する相手部材(例えば、バレルホルダー側の部材)との隙間を厳格に管理する手法がある。しかし、この場合、部品の製造コストが高騰するうえ、製造者に隙間管理のための煩雑な作業を強いることになる。
本発明は、部材間の厳格な隙間管理を要することなく、軸受の保持器と周囲の部材との干渉を抑制することができるホイール、駆動ユニット、及び、移動装置を提供する。
本発明の一態様に係るホイールは、回転駆動されるバレルホルダーと、前記バレルホルダーの回転軸線と傾斜するように前記バレルホルダーの外周部に配置される複数のバレル支持軸と、各前記バレル支持軸に回転可能に支持され、前記バレルホルダーの回転に伴って外周面が走行路面に接する樽形状の回転体であるバレルと、前記バレルの軸方向外側の端部の近傍で前記バレル支持軸の周りに配置され、保持器を有する軸受と、を備え、前記バレル支持軸の外周面の、少なくとも前記保持器の径方向内側の投影領域を含む軸方向範囲には溝が設けられている。
前記軸受は、前記バレルの側の部材に軸方向で接触する第1の軌道盤と、前記バレルホルダーの側の部材に軸方向で接触する第2の軌道盤と、前記第1の軌道盤と前記第2の軌道盤の間に配置されて前記第1の軌道盤と前記第2の軌道盤に回転可能に接触する複数の転動体と、前記第1の軌道盤と前記第2の軌道盤の間に配置されて複数の前記転動体を支持する前記保持器と、を備え、前記溝は、前記バレル支持軸の外周面の、前記第1の軌道盤と前記第2の軌道盤の相互に対向する面の端部を跨ぐ軸方向範囲に設けられるようにしても良い。
前記溝は、前記バレル支持軸の外周面の、前記第1の軌道盤及び前記第2の軌道盤の前記転動体と逆側の端面の端部を跨がない軸方向範囲に設けられることが望ましい。
前記バレルの軸方向の端部には、軸方向内側に窪む凹部が設けられ、前記軸受は、前記バレルの前記凹部と前記バレル支持軸の外周面とに囲まれた軸受収容部に配置され、前記凹部の内周面の、少なくとも前記保持器の径方向外側の投影領域を含む軸方向範囲には溝が設けられるようにしても良い。
本発明の他の態様に係るホイールは、回転駆動されるバレルホルダーと、前記バレルホルダーの回転軸線と傾斜するように前記バレルホルダーの外周部に配置される複数のバレル支持軸と、各前記バレル支持軸に回転可能に支持され、前記バレルホルダーの回転に伴って外周面が走行路面に接する樽形状の回転体であるバレルと、前記バレルの軸方向外側の端部の近傍で前記バレル支持軸の周りに配置され、保持器を有する軸受と、を備え、前記バレルの軸方向の端部には、軸方向内側に窪む凹部が設けられ、前記軸受は、前記バレルの前記凹部と前記バレル支持軸の外周面とに囲まれた軸受収容部に配置され、前記凹部の内周面の、少なくとも前記保持器の径方向外側の投影領域を含む軸方向範囲には溝が設けられている。
前記軸受は、前記バレルの側の部材に軸方向で接触する第1の軌道盤と、前記バレルホルダーの側の部材に軸方向で接触する第2の軌道盤と、前記第1の軌道盤と前記第2の軌道盤の間に配置されて前記第1の軌道盤と前記第2の軌道盤に回転可能に接触する複数の転動体と、前記第1の軌道盤と前記第2の軌道盤の間に配置されて複数の前記転動体を支持する前記保持器と、を備え、前記第2の軌道盤の前記転動体と逆側の端面と前記バレルホルダーの間には、前記バレル支持軸の外周面に装着されるスペーサブロックが配置され、前記スペーサブロックと前記第2の軌道盤の間には、前記スペーサブロックと、前記第2の軌道盤の前記転動体と逆側の端面と、前記バレル支持軸の外周面と、に接触する弾性部材が配置されるようにしても良い。
本発明の一態様に係る駆動ユニットは、ホイールと、前記ホイールを回転駆動する駆動装置と、を備え、前記ホイールは、回転駆動されるバレルホルダーと、前記バレルホルダーの回転軸線と傾斜するように前記バレルホルダーの外周部に配置される複数のバレル支持軸と、各前記バレル支持軸に回転可能に支持され、前記バレルホルダーの回転に伴って外周面が走行路面に接する樽形状の回転体であるバレルと、前記バレルの軸方向外側の端部の近傍で前記バレル支持軸の周りに配置され、保持器を有する軸受と、を備え、前記バレル支持軸の外周面の、少なくとも前記保持器の径方向内側の投影領域を含む軸方向範囲には溝が設けられている。
本発明の他の態様に係る駆動ユニットは、ホイールと、前記ホイールを回転駆動する駆動装置と、を備え、前記ホイールは、回転駆動されるバレルホルダーと、前記バレルホルダーの回転軸線と傾斜するように前記バレルホルダーの外周部に配置される複数のバレル支持軸と、各前記バレル支持軸に回転可能に支持され、前記バレルホルダーの回転に伴って外周面が走行路面に接する樽形状の回転体であるバレルと、前記バレルの軸方向外側の端部の近傍で前記バレル支持軸の周りに配置され、保持器を有する軸受と、を備え、前記バレルの軸方向の端部には、軸方向内側に窪む凹部が設けられ、前記軸受は、前記バレルの前記凹部と前記バレル支持軸の外周面とに囲まれた軸受収容部に配置され、前記凹部の内周面の、少なくとも前記保持器の径方向外側の投影領域を含む軸方向範囲には溝が設けられている。
本発明の一態様に係る移動装置は、ホイールと、前記ホイールを回転駆動する駆動装置と、前記ホイール及び前記駆動装置が支持される車体と、を備え、前記ホイールは、回転駆動されるバレルホルダーと、前記バレルホルダーの回転軸線と傾斜するように前記バレルホルダーの外周部に配置される複数のバレル支持軸と、各前記バレル支持軸に回転可能に支持され、前記バレルホルダーの回転に伴って外周面が走行路面に接する樽形状の回転体であるバレルと、前記バレルの軸方向外側の端部の近傍で前記バレル支持軸の周りに配置され、保持器を有する軸受と、を備え、前記バレル支持軸の外周面の、少なくとも前記保持器の径方向内側の投影領域を含む軸方向範囲には溝が設けられている
本発明の他の態様に係る移動装置は、ホイールと、前記ホイールを回転駆動する駆動装置と、前記ホイール及び前記駆動装置が支持される車体と、を備え、前記ホイールは、回転駆動されるバレルホルダーと、前記バレルホルダーの回転軸線と傾斜するように前記バレルホルダーの外周部に配置される複数のバレル支持軸と、各前記バレル支持軸に回転可能に支持され、前記バレルホルダーの回転に伴って外周面が走行路面に接する樽形状の回転体であるバレルと、前記バレルの軸方向外側の端部の近傍で前記バレル支持軸の周りに配置され、保持器を有する軸受と、を備え、前記バレルの軸方向の端部には、軸方向内側に窪む凹部が設けられ、前記軸受は、前記バレルの前記凹部と前記バレル支持軸の外周面とに囲まれた軸受収容部に配置され、前記凹部の内周面の、少なくとも前記保持器の径方向外側の投影領域を含む軸方向範囲には溝が設けられている。
上述の一態様に係るホイールは、バレル支持軸の外周面の、保持器の径方向内側の投影領域を含む軸方向範囲に溝が設けられている。このため、ホイールの回転に伴って軸受に作用するスラスト荷重の向きが交互に変動する場合に、軸受の保持器が径方向に変位してバレル支持軸の外周面と干渉するのを抑制することができる。したがって、上述の一態様に係るホイールを採用した場合には、部材間の厳格な隙間管理を要することなく、軸受の保持器と周囲の部材との干渉を抑制することができる。
また、上述の他の態様に係るホイールは、軸受収容部に臨む凹部の内周面の、少なくとも保持器の径方向外側の投影領域を含む軸方向範囲に溝が設けられている。このため、ホイールの回転に伴って軸受に作用するスラスト荷重の向きが交互に変動する場合に、軸受の保持器が径方向に変位してバレルの凹部の内周面と干渉するのを抑制することができる。したがって、上述の他の態様に係るホイールを採用した場合には、部材間の厳格な隙間管理を要することなく、軸受の保持器と周囲の部材との干渉を抑制することができる。
実施形態の移動装置の平面図。 第1実施形態のホイールの斜視図。 第1実施形態のホイールの図2のIII-III断面に対応する断面図。 第1実施形態のホイールの図2のIV-IV断面に対応する断面図。 第2実施形態のホイールの図4と同様の断面図。
次に、本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下で説明する各実施形態においては、共通部分に同一符号を付して、重複する説明を省略するものとする。
各実施形態のホイール10は、例えば、図1に示すような移動装置1に用いられる。図1は、移動装置1を上方から見た状態を示す図である。
各実施形態のホイール10は、移動装置1の車体2の前側の左右両側部と、車体2の後側の左右両側部にそれぞれ配置されている。各ホイール10は、車体2に支持された駆動装置3によってそれぞれ独立して駆動される。駆動装置3は、モータ4と、モータ4の回転を減速してホイール10に伝達する減速機5と、を備えている。本実施形態では、ホイール10と、そのホイール10を回転駆動する駆動装置3が駆動ユニットを構成している。
なお、移動装置1の左右に配置されるホイール10は、後述するバレルホルダー11の外周上に保持されるバレル13の傾斜方向が逆向きに設定されている。
<第1実施形態>
図2は、第1実施形態のホイール10の斜視図であり、図3は、図2のIII-III断面に対応する断面図である。また、図4は、図2のIV-IV断面に対応する断面図である。なお、図3では、後述するバレル13の内部の構造の図示が複雑になるのを避けるため、バレルホルダー11の内部の構造を簡略化して示している。
これらの図に示すように、ホイール10は、駆動装置3(図1参照)によって回転駆動される略円筒状のバレルホルダー11と、バレルホルダー11の外周に支持される複数のバレル支持軸12と、各バレル支持軸12に支持される樽形状の回転体であるバレル13と、を備えている。なお、図2においては、バレル13とバレル支持軸12等のバレル取付部品が一組のみ図示され、他のバレル13とバレル取付部品の組の図示は省略されている。他のバレル13とバレル取付部品の組に関しては、図2では、バレル支持軸12の中心軸線L2のみが示されている。
バレルホルダー11は、軸方向(車体2の幅方向)に離間して配置される一対の支持フランジ14と、一対の支持フランジ14を連結する連結筒15と、を備えている。一対の支持フランジ14は、孔あき円板状に形成され、連結筒15とともに連続した略円筒形状を形成している。略円筒形状のバレルホルダー11の内部には、図1に示す駆動装置3(減速機5とモータ4の一部)が配置される。減速機5の出力部は、例えば、支持フランジ14に連結されて、減速されたモータ4の回転をバレルホルダー11に伝達する。なお、バレルホルダー11がモータ4の回転を受けて回転する際のバレルホルダー11の回転軸線をホルダー回転軸線L1と呼ぶものとする。
連結筒15の外径は、支持フランジ14の外径よりも小径に形成されている。各バレル13を支持するバレル支持軸12の軸方向の両端部は、各支持フランジ14の外周面に形成された固定溝16内に、例えば、ボルト17によって固定されている。バレル支持軸12は、ホルダー回転軸線L1に対して一方向に所定角度傾斜するように、一対の支持フランジ14に固定されている。また、各支持フランジ14の連結筒15側の側縁部には、バレル支持軸12に支持されたバレル13の軸方向の端部が収容されるバレル受容凹部18が形成されている。各バレル受容凹部18には、バレル13の軸方向の端面と対向する対向壁19が設けられている。対向壁19は、バレル受容凹部18に収容されるバレル13の中心軸線L2と直交するように形成されている。
各バレル支持軸12に支持されるバレル13は、軸方向の中央領域が樽形状に膨出した金属製のバレル基材20と、バレル基材20の外周面に接着等によって固定されたウレタン製の表皮材21と、を備えている。バレル基材20の軸心位置には、軸方向に沿って延びる軸孔22が形成されている。軸孔22には、バレル支持軸12が挿通されている。バレル基材20の軸孔22とバレル支持軸12の間には、バレル13をバレル支持軸12に回転自在に支持されるためのラジアル軸受23とスラスト軸受24とが介装されている。ラジアル軸受23とスラスト軸受24は、軸孔22内の軸方向の両側の端部にそれぞれ配置されている。スラスト軸受24は、軸孔22内において、ラジアル軸受23の軸方向外側位置に隣接して配置されている。スラスト軸受24は、バレル13の軸方向外側の端部の近傍でバレル支持軸12の周りに配置され、バレル13に作用するスラスト荷重を受け止める。
バレル基材20の軸方向外側の端部には、軸方向内側に窪む凹部30が設けられている。凹部30は、バレル基材20の軸孔22の軸方向外側の端部に、内径が段差状に拡大して形成されている。また、バレル13の軸方向の端部は、バレルホルダー11のバレル受容凹部18内において、バレルホルダー11の対向壁19に対向している。スラスト軸受24は、バレル13の凹部30とバレル支持軸12の外周面とに囲まれた軸受収容部31内に配置されている。
スラスト軸受24は、第1の軌道盤24aと、第2の軌道盤24bと、複数の転動体24c(例えば、球体)と、保持器24dと、を備えている。
第1の軌道盤24aと第2の軌道盤24bは、孔開き円板状に形成され、バレル13の凹部30内において、軸方向で相互に対向している。第1の軌道盤24aは、バレル13の凹部30内の底壁側に配置され、凹部30内の軸方向外側に向く端面25に外側端面が突き当てられている。第1の軌道盤24aと第2の軌道盤24bの各中心孔には、バレル支持軸12が嵌め込まれている。第1の軌道盤24aと第2の軌道盤24bを含むスラスト軸受24は、バレル13の軸方向外側の端部の近傍でバレル支持軸12の周りに配置されている。
複数の転動体24cは、第1の軌道盤24aと第2の軌道盤24bの間に環状に配置され、第1の軌道盤24aと第2の軌道盤24bの相互に対向する内側端面に転動可能に接触している。保持器24dは、第1の軌道盤24aと第2の軌道盤24bの間に配置される環状の部材であり、複数の転動体24cを回転可能に支持している。
また、バレル支持軸12のスラスト軸受24(第2の軌道盤24b)よりも軸方向外側領域の外周面には、金属製の円筒状のスペーサブロック35が嵌め込まれている。スペーサブロック35の外径は、バレル13側の凹部30の内径よりも小さく設定されている。スペーサブロック35の一部は、軸方向の外側からバレル13の凹部30内に挿入される。スペーサブロック35の軸方向の一方の端面は、バレルホルダー11の対向壁19の端面に突き当てられ、スペーサブロック35の軸方向の他方の端面は、スラスト軸受24の第2の軌道盤24bの外側端面(転動体24cと逆側の端面)に突き当てられている。
スペーサブロック35の軸方向の他方の端面の内周縁部には、第2の軌道盤24bと離間する側に段差状に窪む環状凹部36が形成されている。環状凹部36は、スペーサブロック35の軸方向の第2の軌道盤24bに臨む側と径方向内側に開放している。また、環状凹部36の底面は、スペーサブロック35の軸方向と直交する平坦な面によって構成されている。環状凹部36には、円環状の弾性部材37が収容される。弾性部材37は、例えば、ゴムや弾性樹脂等から成るOリングによって構成される。弾性部材37は、バレル支持軸12の外周面に装着される。弾性部材37は、環状凹部36の軸方向の深さよりも基本外径が大きく設定されている。弾性部材37は、バレル13とバレル支持軸12がスラスト軸受24やスペーサブロック35とともにバレルホルダー11に組付けられたときに、スペーサブロック35の環状凹部36の底面(第2の軌道盤24bと対向する面)と第2の軌道盤24bの外側端面とに挟み込まれ、かつ、バレル支持軸12の外周面に弾性的に密接する。このとき、弾性部材37の弾発力は、第2の軌道盤24bを第1の軌道盤24aの側に押し付けるように作用する。
バレル支持軸12の外周面のバレル13の軸受収容部31内に臨む部位には、径方向内側に窪む溝40が形成されている。溝40は、バレル支持軸12の外周面に一定幅、かつ一定深さに形成されている。溝40は、バレル支持軸12の外周面のうちの、少なくとも保持器24dの径方向内側の投影領域を含む軸方向範囲に形成されている。
より具体的には、溝40は、バレル支持軸12の外周面のうちの、第1の軌道盤24aと第2の軌道盤24bの内側端面(相互に対向する面)の径方向内側の端部24ai,24biを跨ぎ、かつ、第1の軌道盤24aと第2の軌道盤24bの外側端面(転動体24cと逆側の端面)の径方向内側の端部24ao,24boを跨がない軸方向範囲に形成されている。
バレル支持軸12に形成する溝40の深さd1は、0.2mm≦d1<0.5mmであることが望ましい。
ところで、バレル支持軸12の軸方向中央領域の外周面は、ラジアル軸受23の接触面となり、バレル支持軸12の軸方向の端部領域の外周面は、バレルホルダー11(支持フランジ14の固定溝16)に精度良く締結固定される。そして、バレル支持軸12の軸方向中央領域の外周面とバレル支持軸12の軸方向の端部領域の外周面は、必要とされる外径寸法が異なっている。このため、バレル支持軸12の軸方向中央領域の外周面に対する研磨加工と、バレル支持軸12の軸方向の端部領域の外周面に対する研磨加工は、別工程で行われる。バレル支持軸12に形成された溝40は、バレル支持軸12の中央領域の外周面に研磨加工を施す際と、バレル支持軸12の端部領域の外周面に研磨加工を施す際に、他方の研磨領域が研磨されないようにするための研磨溝を兼ねている。
また、バレル13側の凹部30の内周面には、径方向外側に窪む溝45が形成されている。溝45は、凹部30の内周面に一定幅、かつ一定深さに形成されている。溝45は、凹部30の内周面のうちの、少なくとも保持器24dの径方向外側の投影領域を含む軸方向範囲に形成されている。
凹部30の内周面に形成する溝45の深さd2は、溝40の深さd1と同様に、0.2mm≦d2<0.5mmであることが望ましい。
以上のように、本実施形態のホイール10は、バレル支持軸12の外周面のうちの、スラスト軸受24の少なくとも保持器24dの径方向内側の投影領域を含む軸方向範囲に、溝40が形成されている。このため、スラスト軸受24の第1の軌道盤24aと第2の軌道盤24bの間の離間幅が広がってスラスト軸受24の保持器24dが径方向内側に変位することがあっても、保持器24dがバレル支持軸12の外周面と干渉するのを溝40によって回避することができる。
したがって、本実施形態のホイール10を採用した場合には、部材間の厳格な隙間管理を要することなく、スラスト軸受24の保持器24dと周囲の部材との干渉を抑制することができる。これにより、製造の容易化を図りつつ、保持器24dが周囲の部材と干渉することによる摩耗粉の発生等を抑制することが可能になる。
また、本実施形態のホイール10は、溝40が、バレル支持軸12の外周面のうちの、第1の軌道盤24aと第2の軌道盤24bの相互に対向する面の径方向内側の端部24ai,24biを跨ぐ軸方向範囲に形成されている。このため、スラスト軸受24の第1の軌道盤24aと第2の軌道盤24bの間の離間幅が広がったときに、保持器24dが軸方向に多少変動することがあっても、保持器24dがバレル支持軸12の外周面と干渉するのを確実に回避することができる。
また、本実施形態のホイール10は、溝40が、バレル支持軸12の外周面のうちの、第1の軌道盤24a及び第2の軌道盤24bの転動体24cと逆側の端面の径方向内側の端部24ai,24biを跨がない軸方向範囲に形成されている。このため、溝40が、第1の軌道盤24aと第2の軌道盤24bのバレル支持軸12による安定した支持を妨げることがなくなる。したがって、本構成を採用した場合には、スラスト軸受24のガタつきの発生を抑制し、ホイールの静粛性を高めることができる。
さらに、本実施形態のホイール10は、バレル13側の凹部30の内周面のうちの、少なくとも保持器24dの径方向外側の投影領域を含む軸方領域に、溝45が形成されている。このため、スラスト軸受24の第1の軌道盤24aと第2の軌道盤24bの間の離間幅が広がってスラスト軸受24の保持器24dが径方向外側に変位することがあっても、保持器24dが凹部30の内周面と干渉するのを溝45によって回避することができる。
なお、本実施形態のホイール10は、バレル支持軸12の外周面に溝40が形成され、バレル13側の凹部30の内周面に溝45が形成されているが、バレル支持軸12の外周面とバレル13側の凹部30の内周面のいずれか一方側にのみ逃げ溝を形成することも可能である。したがって、バレル13側の凹部30の内周面にのみ逃げ溝(溝45)を形成した場合にも、部材間の厳格な隙間管理を要することなく、スラスト軸受24の保持器24dとバレル13側の凹部30の内周面との干渉を抑制することができる。
また、本実施形態のホイール10は、バレル支持軸12の周りに配置されるスペーサブロック35と第2の軌道盤24bの間に、スペーサブロック35と第2の軌道盤24bの端面とバレル支持軸12の外周面とに接触する弾性部材37が配置されている。このため、弾性部材37の弾性によって第2の軌道盤24bを第1の軌道盤24aの方向に常時押し付け、第1の軌道盤24aと第2の軌道盤24bの離間幅が拡がるのを抑制することができる。したがって、本構成を採用した場合には、保持器24dが径方向に変位してバレル支持軸12の外周面や凹部30の内周面と干渉するのをより抑制することができる。
さらに、本構成では、弾性部材37がスペーサブロック35と第2の軌道盤24bの端面とバレル支持軸12の外周面とに接触するため、第2の軌道盤24bとスペーサブロック35の間の当接音の発生を弾性部材37によって抑制することができるうえ、締結部材等を用いることなくスペーサブロック35を弾性部材37によってバレル支持軸12の外周面に回り止めすることができる。したがって、本構成を採用した場合には、スペーサブロック35をバレル支持軸12の外周面に回り止めするための専用部品を削減することができる。
<第2実施形態>
図5は、本実施形態のホイール110の図4と同様の断面図である。
本実施形態のホイール110は、基本的な構成は第1実施形態とほぼ同様であるが、スラスト軸受24に隣接してバレル支持軸12の周りに配置されるスペーサブロック135の構成が異なっている。
第1実施形態のスペーサブロック35は、第2の軌道盤24bに臨む側の端面の内周縁部に、断面が矩形状の環状凹部36が形成されているが、本実施形態のスペーサブロック135の環状凹部136は、第2の軌道盤24bの側に向かった内径が漸増するテーパ面136aによって構成されている。弾性部材37は、バレル13とバレル支持軸12がスラスト軸受24やスペーサブロック135とともにバレルホルダー11に組付けられたときに、スペーサブロック135の環状凹部136のテーパ面136aと第2の軌道盤24bの外側端面とに挟み込まれ、かつ、バレル支持軸12の外周面に弾性的に密接する。
本実施形態のホイール110は、基本的な構成は第1実施形態とほぼ同様であるため、前述した第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
ただし、本実施形態のホイール110は、スペーサブロック135の環状凹部136がテーパ面136aによって構成されているため、スペーサブロック135がスラスト軸受24とともに、バレル支持軸12、バレル13、及び、バレルホルダー11の三者に組付けられたときに、バレル支持軸12の外周面と第2の軌道盤24bとに弾性部材37を効率良く押し付けることができる。
したがって、本構成を採用した場合には、第1の軌道盤24aからの第2の軌道盤24bの離間規制と、スペーサブロック135の周り規制をより確実なものとすることができる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。
例えば、上記の実施形態では、スペーサブロック35(135)の環状凹部36(136)に収容される弾性部材37として、ゴムや弾性樹脂等から成るOリングを例示しているが、弾性部材37はOリングに限定されない。弾性部材37は、第2の軌道盤24bとバレル支持軸12の外周面に弾性反力を付与し得るものであれば、C字形状やその他の形状であっても良い。
また、本明細書で開示した実施形態のうち、複数の物体で構成されているものは、当該複数の物体を一体化してもよく、逆に一つの物体で構成されているものを複数の物体に分けることができる。一体化されているか否かにかかわらず、発明の目的を達成できるように構成されていれば良い。
1…移動装置、3…駆動装置(駆動ユニット)、10,110…ホイール(駆動ユニット)、11…バレルホルダー、12…バレル支持軸、13…バレル、24…スラスト軸受(軸受)、24a…第1の軌道盤、24b…第2の軌道盤、24c…転動体、24d…保持器、30…凹部、31…軸受収容部、35,135…スペーサブロック、37…弾性部材、40…溝、45…溝

Claims (10)

  1. 回転駆動されるバレルホルダーと、
    前記バレルホルダーの回転軸線と傾斜するように前記バレルホルダーの外周部に配置される複数のバレル支持軸と、
    各前記バレル支持軸に回転可能に支持され、前記バレルホルダーの回転に伴って外周面が走行路面に接する樽形状の回転体であるバレルと、
    前記バレルの軸方向外側の端部の近傍で前記バレル支持軸の周りに配置され、保持器を有する軸受と、を備え、
    前記バレル支持軸の外周面の、少なくとも前記保持器の径方向内側の投影領域を含む軸方向範囲には溝が設けられているホイール。
  2. 前記軸受は、
    前記バレルの側の部材に軸方向で接触する第1の軌道盤と、
    前記バレルホルダーの側の部材に軸方向で接触する第2の軌道盤と、
    前記第1の軌道盤と前記第2の軌道盤の間に配置されて前記第1の軌道盤と前記第2の軌道盤に回転可能に接触する複数の転動体と、
    前記第1の軌道盤と前記第2の軌道盤の間に配置されて複数の前記転動体を支持する前記保持器と、を備え、
    前記溝は、前記バレル支持軸の外周面の、前記第1の軌道盤と前記第2の軌道盤の相互に対向する面の端部を跨ぐ軸方向範囲に設けられている請求項1に記載のホイール。
  3. 前記溝は、前記バレル支持軸の外周面の、前記第1の軌道盤及び前記第2の軌道盤の前記転動体と逆側の端面の端部を跨がない軸方向範囲に設けられている請求項2に記載のホイール。
  4. 前記バレルの軸方向の端部には、軸方向内側に窪む凹部が設けられ、
    前記軸受は、前記バレルの前記凹部と前記バレル支持軸の外周面とに囲まれた軸受収容部に配置され、
    前記凹部の内周面の、少なくとも前記保持器の径方向外側の投影領域を含む軸方向範囲には溝が設けられている請求項1~3のいずれか1項に記載のホイール。
  5. 回転駆動されるバレルホルダーと、
    前記バレルホルダーの回転軸線と傾斜するように前記バレルホルダーの外周部に配置される複数のバレル支持軸と、
    各前記バレル支持軸に回転可能に支持され、前記バレルホルダーの回転に伴って外周面が走行路面に接する樽形状の回転体であるバレルと、
    前記バレルの軸方向外側の端部の近傍で前記バレル支持軸の周りに配置され、保持器を有する軸受と、を備え、
    前記バレルの軸方向の端部には、軸方向内側に窪む凹部が設けられ、
    前記軸受は、前記バレルの前記凹部と前記バレル支持軸の外周面とに囲まれた軸受収容部に配置され、
    前記凹部の内周面の、少なくとも前記保持器の径方向外側の投影領域を含む軸方向範囲には溝が設けられているホイール。
  6. 前記軸受は、
    前記バレルの側の部材に軸方向で接触する第1の軌道盤と、
    前記バレルホルダーの側の部材に軸方向で接触する第2の軌道盤と、
    前記第1の軌道盤と前記第2の軌道盤の間に配置されて前記第1の軌道盤と前記第2の軌道盤に回転可能に接触する複数の転動体と、
    前記第1の軌道盤と前記第2の軌道盤の間に配置されて複数の前記転動体を支持する前記保持器と、を備え、
    前記第2の軌道盤の前記転動体と逆側の端面と前記バレルホルダーの間には、前記バレル支持軸の外周面に装着されるスペーサブロックが配置され、
    前記スペーサブロックと前記第2の軌道盤の間には、前記スペーサブロックと、前記第2の軌道盤の前記転動体と逆側の端面と、前記バレル支持軸の外周面と、に接触する弾性部材が配置されている請求項1または5に記載のホイール。
  7. ホイールと、前記ホイールを回転駆動する駆動装置と、を備え、
    前記ホイールは、
    回転駆動されるバレルホルダーと、
    前記バレルホルダーの回転軸線と傾斜するように前記バレルホルダーの外周部に配置される複数のバレル支持軸と、
    各前記バレル支持軸に回転可能に支持され、前記バレルホルダーの回転に伴って外周面が走行路面に接する樽形状の回転体であるバレルと、
    前記バレルの軸方向外側の端部の近傍で前記バレル支持軸の周りに配置され、保持器を有する軸受と、を備え、
    前記バレル支持軸の外周面の、少なくとも前記保持器の径方向内側の投影領域を含む軸方向範囲には溝が設けられている駆動ユニット。
  8. ホイールと、前記ホイールを回転駆動する駆動装置と、を備え、
    前記ホイールは、
    回転駆動されるバレルホルダーと、
    前記バレルホルダーの回転軸線と傾斜するように前記バレルホルダーの外周部に配置される複数のバレル支持軸と、
    各前記バレル支持軸に回転可能に支持され、前記バレルホルダーの回転に伴って外周面が走行路面に接する樽形状の回転体であるバレルと、
    前記バレルの軸方向外側の端部の近傍で前記バレル支持軸の周りに配置され、保持器を有する軸受と、を備え、
    前記バレルの軸方向の端部には、軸方向内側に窪む凹部が設けられ、
    前記軸受は、前記バレルの前記凹部と前記バレル支持軸の外周面とに囲まれた軸受収容部に配置され、
    前記凹部の内周面の、少なくとも前記保持器の径方向外側の投影領域を含む軸方向範囲には溝が設けられている駆動ユニット。
  9. ホイールと、前記ホイールを回転駆動する駆動装置と、前記ホイール及び前記駆動装置が支持される車体と、を備え、
    前記ホイールは、
    回転駆動されるバレルホルダーと、
    前記バレルホルダーの回転軸線と傾斜するように前記バレルホルダーの外周部に配置される複数のバレル支持軸と、
    各前記バレル支持軸に回転可能に支持され、前記バレルホルダーの回転に伴って外周面が走行路面に接する樽形状の回転体であるバレルと、
    前記バレルの軸方向外側の端部の近傍で前記バレル支持軸の周りに配置され、保持器を有する軸受と、を備え、
    前記バレル支持軸の外周面の、少なくとも前記保持器の径方向内側の投影領域を含む軸方向範囲には溝が設けられている移動装置。
  10. ホイールと、前記ホイールを回転駆動する駆動装置と、前記ホイール及び前記駆動装置が支持される車体と、を備え、
    前記ホイールは、
    回転駆動されるバレルホルダーと、
    前記バレルホルダーの回転軸線と傾斜するように前記バレルホルダーの外周部に配置される複数のバレル支持軸と、
    各前記バレル支持軸に回転可能に支持され、前記バレルホルダーの回転に伴って外周面が走行路面に接する樽形状の回転体であるバレルと、
    前記バレルの軸方向外側の端部の近傍で前記バレル支持軸の周りに配置され、保持器を有する軸受と、を備え、
    前記バレルの軸方向の端部には、軸方向内側に窪む凹部が設けられ、
    前記軸受は、前記バレルの前記凹部と前記バレル支持軸の外周面とに囲まれた軸受収容部に配置され、
    前記凹部の内周面の、少なくとも前記保持器の径方向外側の投影領域を含む軸方向範囲には溝が設けられている移動装置。
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