JP2023158575A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2023158575000001
【課題】オン抵抗を低減しつつ、スイッチング損失を低減することができる半導体装置を提供する。
【解決手段】第1不純物領域11と、第1不純物領域11上に配置された低濃度層13と、低濃度層13上に配置された第1ディープ層15および第1電流分散層14と、第1電流分散層14上に配置された第2電流分散層17と、第1ディープ層15上に配置された第2ディープ層18と、第2電流分散層17および第2ディープ層18の上に配置されたベース層21と、ベース層21の表層部に形成された第2不純物領域22と、第2不純物領域22およびベース層21を貫通して形成されたトレンチゲート構造と、第2不純物領域22およびベース層21と電気的に接続される第1電極28と、第1不純物領域11と電気的に接続される第2電極30と、を備え、第2電流分散層17は、第1電流分散層14よりも不純物濃度が高くなるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、トレンチゲート構造を有する半導体装置に関するものである。
従来より、トレンチゲート構造を有するMOSFET(metal oxide semiconductor field effect transistorの略)が形成された半導体装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。具体的には、この半導体装置では、n型の基板上に、基板よりも低不純物濃度とされたn型のバッファ層が形成され、バッファ層上に、バッファ層よりも低不純物濃度とされた低濃度層が形成されている。そして、低濃度層上には、一方向を長手方向として延設されたp型の第1ディープ層と、n型の第1電流分散層とが形成されている。なお、第1ディープ層および第1電流分散層は、隣合う第1ディープ層の間に第1電流分散層が配置されるように、第1ディープ層と第1電流分散層とが長手方向と交差する方向に沿って交互に配置されている。
第1ディープ層および第1電流分散層上には、n型の電流分散層およびp型の第2ディープ層が配置されている。第1電流分散層および第2ディープ層上には、p型のベース層が配置されている。なお、第2ディープ層は、第1ディープ層とベース層とを接続するように配置されている。
ベース層の表層部には、n型のソース領域が形成されている。そして、ソース領域およびベース層を貫通して電流分散層に達するように複数のトレンチが形成されており、各トレンチには、ゲート絶縁膜およびゲート電極が順に形成されている。これにより、トレンチゲート構造が形成されている。
特開2019-016775号公報
ところで、上記のような半導体装置では、オン抵抗を低減しつつ、スイッチング損失を低減したいという要望がある。
本発明は上記点に鑑み、オン抵抗を低減しつつ、スイッチング損失を低減することができる半導体装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための請求項1は、トレンチゲート構造を有する半導体装置であって、第1導電型または第2導電型の第1不純物領域(11)と、第1不純物領域上に配置され、第1不純物領域よりも低不純物濃度とされた第1導電型の低濃度層(13)と、低濃度層上に配置され、第1不純物領域と低濃度層との積層方向と交差する方向における一方向を長手方向とする複数の線状部分を有する第2導電型の第1ディープ層(15)と、低濃度層上に配置され、第1ディープ層に挟まれた線状部分を有する第1導電型の第1電流分散層(14)と、第1電流分散層上に配置された第1導電型の第2電流分散層(17)と、第1ディープ層上に配置された第2導電型の第2ディープ層(18)と、第2電流分散層および第2ディープ層の上に配置された第2導電型のベース層(21)と、ベース層の表層部に形成された第1導電型の第2不純物領域(22)と、第2不純物領域およびベース層を貫通して第2電流分散層に達するトレンチ(25)の壁面に形成されたゲート絶縁膜(26)と、ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極(27)とを有するトレンチゲート構造と、第2不純物領域およびベース層と電気的に接続される第1電極(29)と、第1不純物領域と電気的に接続される第2電極(30)と、を備え、第2電流分散層は、第1電流分散層よりも不純物濃度が高くされている。
これによれば、オン抵抗を低減しつつ、各容量を低減できるため、スイッチング損失を低減できる。
なお、各構成要素等に付された括弧付きの参照符号は、その構成要素等と後述する実施形態に記載の具体的な構成要素等との対応関係の一例を示すものである。
第1実施形態におけるSiC半導体装置の斜視断面図である。 オン抵抗と、ゲート-ドレイン間容量の関係に関するシミュレーション結果を示す図である。 オン抵抗と、ドレイン-ソース間容量の関係に関するシミュレーション結果を示す図である。 第2実施形態におけるSiC半導体装置の斜視断面図である。 第1実施形態のSiC半導体装置におけるオン状態の電流密度に関するシミュレーション結果を示す図である。 第1実施形態のSiC半導体装置におけるオン状態の電子密度に関するシミュレーション結果を示す図である。 第3実施形態におけるSiC半導体装置の斜視断面図である。 第4実施形態におけるSiC半導体装置の斜視断面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(第1実施形態)
第1実施形態について、図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、トレンチゲート構造の反転型のMOSFETが形成されている炭化珪素(以下では、SiCともいう)半導体装置を例に挙げて説明する。なお、以下では、SiC半導体装置のうちのMOSFETが形成されているセル領域の構成について説明するが、実際のSiC半導体装置には、セル領域を囲むように、FLR(Field Limiting Ringの略)構造等が形成された外周領域が備えられている。また、本実施形態のSiC半導体装置は、例えば、自動車等の車両に搭載され、車両用の各種電子装置を駆動するための装置として適用されると好適である。
以下、後述する基板11の面方向における一方向をX軸方向とし、基板の面方向における一方向と交差する方向をY軸方向とし、X軸方向およびY軸方向と直交する方向をZ軸方向として説明する。なお、本実施形態では、X軸方向とY軸方向とは直交している。また、本実施形態におけるZ軸方向とは、後述する半導体基板10の厚さ方向に相当しており、後述する基板11と低濃度層13との積層方向にも相当している。
SiC半導体装置は、図1に示されるように、半導体基板10を用いて構成されている。具体的には、SiC半導体装置は、SiCからなるn型の基板11を備えている。本実施形態では、基板11として、例えば、(0001)Si面に対して0~8°のオフ角を有し、窒素やリン等のn型不純物濃度が1.0×1019/cmとされ、厚さが300μm程度とされたものが用いられる。なお、基板11は、本実施形態ではドレイン領域を構成するものであり、第1不純物領域に相当している。
基板11の表面上には、SiCからなるn型のバッファ層12が形成されている。バッファ層12は、基板11の表面にエピタキシャル成長を行うことによって構成される。そして、バッファ層12は、n型不純物濃度が、基板11と、後述する低濃度層13との間の不純物濃度とされ、厚さが1μm程度とされている。
バッファ層12の表面上には、例えば、n型不純物濃度が5.0~20.0×1015/cmとされ、厚さが10~15μm程度とされたSiCからなるn型の低濃度層13が形成されている。この低濃度層13は、不純物濃度がZ軸方向において一定とされていてもよいが、濃度分布に傾斜が付けられ、低濃度層13のうちの基板11側の方が基板11から離れる側よりも高濃度となるようにされると好ましい。例えば、低濃度層13は、基板11の表面から3~5μm程度の部分の不純物濃度が2.0×1015/cm程度他の部分よりも高くされるのが好ましい。このような構成にすることにより、低濃度層13の内部抵抗を低減でき、オン抵抗を低減することができる。
低濃度層13の表層部には、第1電流分散層14および第1ディープ層15が形成されている。本実施形態では、第1電流分散層14および第1ディープ層15は、それぞれX軸方向に沿って延設されると共に、Y軸方向において交互に繰り返し並べて配置された線状部分を有している。つまり、第1電流分散層14および第1ディープ層15は、基板11の表面に対する法線方向において、それぞれX軸方向に沿って延設されたストライプ状とされ、それらがY軸方向に沿って交互に並べられたレイアウトとなる構成とされている。なお、基板11の表面に対する法線方向においてとは、言い換えると、基板11の表面に対する法線方向から視たときということもできる。また、基板11の表面に対する法線方向とは、後述するドリフト層19とベース層21との積層方向に沿った方向でもあり、Z軸方向に沿った方向である。
第1電流分散層14は、低濃度層13よりも高不純物濃度とされたn型とされており、厚さが0.3~1.5μmとされている。本実施形態では、第1電流分散層14は、n型不純物濃度が5.0×1016~1.0×1017/cm程度とされている。第1ディープ層15は、p型不純物濃度が2.0×1017~2.0×1018/cm程度とされている。
また、本実施形態の第1ディープ層15は、第1電流分散層14より浅く形成されている。つまり、第1ディープ層15は、底部が第1電流分散層14内に位置するように形成されている。言い換えると、第1ディープ層15は、低濃度層13との間に第1電流分散層14が位置するように形成されている。なお、このような第1電流分散層14および第1ディープ層15は、例えば、低濃度層13の表層部に、適宜不純物をイオン注入することで形成される。
第1電流分散層14および第1ディープ層15上には、第2電流分散層17、第2ディープ層18、ベース層21、ソース領域22、コンタクト領域23等が形成されている。
第2電流分散層17は、低濃度層13よりも高不純物濃度とされたn型とされ、第1電流分散層14と繋がるように形成されている。このため、本実施形態では、低濃度層13、第1電流分散層14、および第2電流分散層17が繋がり、これらによってドリフト層19が構成されている。また、第2電流分散層17は、厚さが0.5~2.0μmとされ、n型不純物濃度が1.0×1017~3.0×1017cm程度とされている。但し、本実施形態の第2電流分散層17は、第1電流分散層14の不純物濃度を基準とし、不純物濃度が第1電流分散層14の不純物濃度より高くなるように調整されている。
第2ディープ層18は、p型とされ、厚さが第2電流分散層17と等しくされている。また、第2ディープ層18は、第1ディープ層15と接続されるように形成されている。本実施形態の第2ディープ層18は、p型不純物濃度が2.0×1017~2.0×1018/cm程度とされている。
そして、第2電流分散層17および第2ディープ層18は、第1電流分散層14のうちのストライプ状とされた部分や、第1ディープ層15の長手方向に対して交差する方向に延設されている。本実施形態では、第2電流分散層17および第2ディープ層18は、Y軸方向を長手方向として延設されると共に、X軸方向において交互に複数本が並べられたレイアウトとされている。なお、第2電流分散層17および第2ディープ層18の形成ピッチは、後述するトレンチゲート構造の形成ピッチに合わせてあり、第2ディープ層18は、後述するトレンチ25を挟むように形成されている。
なお、このような第2電流分散層17および第2ディープ層18は、例えば、第2電流分散層17を構成するSiCのn型層を配置した後、n型層の所定領域にp型不純物をイオン注入して第2ディープ層18を形成することで構成される。
ベース層21は、p型とされ、第2電流分散層17および第2ディープ層18上に形成されている。このため、第1ディープ層15は、第2ディープ層18を介してベース層21と接続された状態となっている。ベース層21は、例えば、p型不純物濃度が5.0×1016~2.0×1019/cmとされ、厚さが2.0μm程度とされている。
ソース領域22は、n型とされており、ベース層21の表層部に形成されている。コンタクト領域23は、p型とされており、ベース層21の表層部に形成されている。具体的には、ソース領域22は、後述するトレンチ25の側面に接するように形成されており、コンタクト領域23は、ソース領域22を挟んで後述するトレンチ25と反対側に形成されている。本実施形態では、ソース領域22は、表層部におけるn型不純物濃度(すなわち、表面濃度)が例えば1.0×1021/cmとされ、厚さが0.3μm程度とされている。コンタクト領域23は、表層部におけるp型不純物濃度(すなわち、表面濃度)が例えば1.0×1021/cmとされ、厚さが0.3μm程度とされている。なお、本実施形態では、ソース領域22が第2不純物領域に相当する。
本実施形態では、以上のように、基板11、バッファ層12、低濃度層13、第1電流分散層14、第1ディープ層15、第2電流分散層17、第2ディープ層18、ベース層21、ソース領域22、コンタクト領域23等を含んで半導体基板10が構成されている。そして、上記のように半導体基板10が構成されているため、半導体基板10は、SiCで構成されているといえる。また、本実施形態では、半導体基板10の一面10aがソース領域22やコンタクト領域23で構成され、半導体基板10の他面10bが基板11で構成されている。
半導体基板10には、ソース領域22やベース層21等を貫通して一面10a側から第2電流分散層17に達すると共に、底面が第2電流分散層17内に位置するように、例えば、幅が1.4~2.0μmとされたトレンチ25が形成されている。なお、トレンチ25は、第1電流分散層14および第1ディープ層15に達しないように形成されている。つまり、トレンチ25は、底面よりも下方に、トレンチ25とは離れた状態で第1電流分散層14および第1ディープ層15が位置するように形成されている。
また、トレンチ25は、図1中では1本のみしか図示していないが、実際には、Y軸方向に沿って延びるように複数本が延設されると共に、X軸方向に等間隔で並べられてストライプ状となるように形成されている。つまり、本実施形態では、トレンチ25は、長手方向が第1ディープ層15の長手方向と直交するように形成されている。また、トレンチ25は、ドリフト層19とベース層21との積層方向において、第2ディープ層18に挟まれるように形成されている。
トレンチ25には、内壁面にゲート絶縁膜26が形成され、ゲート絶縁膜26上には、ドープトPoly-Si等によって構成されるゲート電極27が形成されている。これにより、トレンチゲート構造が構成されている。特に限定されるものではないが、ゲート絶縁膜26は、トレンチ25の内壁面を熱酸化する、またはCVD(chemical vapor depositionの略)法を行うことで形成される。そして、ゲート絶縁膜26は、厚さがトレンチ25の側面側および底面側で共に100nm程度とされている。
なお、ゲート絶縁膜26は、トレンチ25の内壁面以外の表面にも形成されている。具体的には、ゲート絶縁膜26は、半導体基板10の一面10aの一部も覆うように形成されている。より詳しくは、ゲート絶縁膜26は、ソース領域22の表面の一部も覆うように形成されている。言い換えると、ゲート絶縁膜26には、ゲート電極27が配置される部分と異なる部分において、ソース領域22およびコンタクト領域23を露出させるコンタクトホール26aが形成されている。
半導体基板10の一面10a上には、ゲート電極27やゲート絶縁膜26等を覆うように、層間絶縁膜28が形成されている。層間絶縁膜28は、BPSG(Borophosphosilicate Glassの略)等で構成されている。
層間絶縁膜28には、コンタクトホール26aと連通してソース領域22およびコンタクト領域23を露出させるコンタクトホール28aが形成されている。なお、層間絶縁膜28に形成されたコンタクトホール28aは、ゲート絶縁膜26に形成されたコンタクトホール26aと連通するように形成されており、当該コンタクトホール26aと共に1つのコンタクトホールとして機能する。このため、以下では、コンタクトホール26aおよびコンタクトホール28aを纏めてコンタクトホール26bともいう。そして、コンタクトホール26bのパターンは、任意であり、例えば複数の正方形のものを配列させたパターン、長方形のライン状のものを配列させたパターン、または、ライン状のものを並べたパターン等が挙げられる。本実施形態では、コンタクトホール26bは、トレンチ25の長手方向に沿ったライン状とされている。
層間絶縁膜28上には、コンタクトホール26bを通じてソース領域22およびコンタクト領域23と電気的に接続される上部電極29が形成されている。なお、本実施形態では、上部電極29が第1電極に相当している。
本実施形態の上部電極29は、例えば、Ni/Al等の複数の金属にて構成されている。そして、複数の金属のうちのn型SiC(すなわち、ソース領域22)を構成する部分と接触する部分は、n型SiCとオーミック接触可能な金属で構成されている。また、複数の金属のうちの少なくともp型SiC(すなわち、ベース層21)と接触する部分は、p型SiCとオーミック接触可能な金属で構成されている。
半導体基板10の他面10b側には、基板11と電気的に接続される下部電極30が形成されている。なお、本実施形態では、下部電極30が第2電極に相当している。
本実施形態のSiC半導体装置では、このような構造により、nチャネルタイプの反転型であるトレンチゲート構造のMOSFETが構成されている。なお、本実施形態では、n型、n型、n型が第1導電型に相当しており、p型、p型が第2導電型に相当している。
以上が本実施形態におけるSiC半導体装置の構成である。次に、上記SiC半導体装置の作動および効果について説明する。
まず、SiC半導体装置では、ゲート電極27に閾値電圧以上のゲート電圧が印加される前のオフ状態では、ベース層21に反転層が形成されない。このため、下部電極30に正の電圧、例えば1600Vが印加されたとしても、ソース領域22からベース層21内に電子が流れず、SiC半導体装置は、上部電極29と下部電極30との間に電流が流れないオフ状態となる。
また、SiC半導体装置がオフ状態である場合には、ゲート-ドレイン間に電界がかかり、ゲート絶縁膜26の底部に電界集中が発生し得る。しかしながら、上記SiC半導体装置では、トレンチ25よりも深い位置に、第1ディープ層15および第1電流分散層14が備えられている。このため、第1ディープ層15および第1電流分散層14との間に構成される空乏層により、ドレイン電圧の影響による等電位線のせり上がりが抑制され、高電界がゲート絶縁膜26に入り込み難くなる。したがって、本実施形態では、ゲート絶縁膜26が破壊されることを抑制できる。
そして、ゲート電極27に、閾値電圧以上のゲート電圧、例えば20Vが印加されると、ベース層21のうちのトレンチ25に接している表面に反転層が形成される。これにより、上部電極29と下部電極30との間に電流が流れ、SiC半導体装置がオン状態となる。なお、本実施形態では、反転層を通過した電子が第2電流分散層17、第1電流分散層14および低濃度層13を通過して基板11へ流れるため、第2電流分散層17、第1電流分散層14および低濃度層13を有するドリフト層19が構成されているといえる。
ここで、本実施形態では、第2電流分散層17の不純物濃度が第1電流分散層14の不純物濃度よりも高くされている。このため、第2電流分散層17の不純物濃度が第1電流分散層14と同じとされている場合と比較して、第2電流分散層17の抵抗値を低くすることができ、オン抵抗を低減できる。
また、ゲート-ドレイン間容量Cgd(すなわち、帰還容量Crss)は、ゲート絶縁膜26の容量、および第2電流分散層17と第2ディープ層18との間等に構成されるPN接合の空乏層の伸びに依存する。この場合、第1電流分散層14の不純物濃度が第2電流分散層17の不純物濃度以上とされていると、第2電流分散層17の不純物濃度が第1電流分散層14の不純物濃度よりも高くされている場合と比較して、空乏層が第1ディープ層15内に入り込み易くなり、空乏層が伸び易くなる可能性がある。つまり、第1電流分散層14の不純物濃度が第2電流分散層17の不純物濃度以上とされていると、ゲート-ドレイン間容量Cgdが大きくなる可能性がある。このため、本実施形態では、第1電流分散層14の不純物濃度が第2電流分散層17の不純物濃度よりも低くされている。
ここで、第2電流分散層17の不純物濃度が第1電流分散層14の不純物濃度より低くされているSiC半導体装置を第1比較例のSiC半導体装置とする。また、第2電流分散層17の不純物濃度が第1電流分散層14の不純物濃度と同じとされているSiC半導体装置を第2比較例のSiC半導体装置とする。
この場合、図2に示されるように、第1比較例のSiC半導体装置では、第2電流分散層17の不純物濃度を高くしてオン抵抗を低くすると、ゲート-ドレイン間容量Cgdが次第に大きくなることが確認される。第2比較例のSiC半導体装置では、第2電流分散層17の不純物濃度を高くしてオン抵抗を低くすると、ゲート-ドレイン間容量Cgdが急峻に大きくなることが確認される。これに対し、本実施形態のSiC半導体装置では、第2電流分散層17の不純物濃度を高くしてオン抵抗を低くしても、ゲート-ドレイン間容量Cgdも低くできることが確認される。なお、図2は、電流密度を831A/cmとし、ドレイン-ソース間電圧Vdsを10Vとし、周囲の温度を25℃とした場合のシミュレーション結果である。
さらに、図3に示されるように、第1比較例のSiC半導体装置では、第2電流分散層17の不純物濃度を高くしてオン抵抗を低くすると、ドレイン-ソース間容量Cdsが次第に大きくなることが確認される。第2比較例のSiC半導体装置では、第2電流分散層17の不純物濃度を高くしてオン抵抗を低くすると、ドレイン-ソース間容量Cdsが急峻に大きくなることが確認される。これに対し、本実施形態のSiC半導体装置では、第2電流分散層17の不純物濃度を高くしてオン抵抗を低くしても、ドレイン-ソース間容量Cdsも低くできることが確認される。なお、図3は、電流密度を831A/cmとし、ドレイン-ソース間電圧Vdsを10Vとし、周囲の温度を25℃とした場合のシミュレーション結果である。
以上より、本実施形態のSiC半導体装置では、ゲート-ドレイン間容量Cgdおよびドレイン-ソース間容量Cdsを低減できるため、出力容量Cossを低減でき、スイッチング損失の低減を図ることができる。
なお、第2比較例のSiC半導体装置では、オン抵抗によっては、ゲート-ドレイン間容量Cgdおよびドレイン-ソース間容量Cdsが本実施形態のSiC半導体装置より低くなる可能性がある。しかしながら、第2比較例のSiC半導体装置では、図2に示されるように、オン抵抗によって急峻にゲート-ドレイン間容量Cgdが大きくなり、図3に示されるように、オン抵抗によって急峻にドレイン-ソース間容量Cdsが大きくなる可能性がある。このため、第2比較例のSiC半導体装置は、製造バラツキによる特性変動が大きくなり易く、量産性が低くなる可能性がある。これに対し、本実施形態のSiC半導体装置では、オン抵抗の変化によるゲート-ドレイン間容量Cgdおよびドレイン-ソース間容量Cdsの変化が小さいため、量産性が低くなることもない。
さらに、本実施形態のSiC半導体装置では、n型のドリフト層19等と、p型のベース層21、第2ディープ層18、第1ディープ層15等とを含む寄生ダイオードが構成される。そして、上記のように構成されている本実施形態のSiC半導体装置では、オン抵抗が低くなるように第2電流分散層17の不純物濃度を高くしても、ドレイン-ソース間容量Cds(すなわち、寄生ダイオードの接合容量)を低くできる。このため、本実施形態によれば、オン抵抗およびスイッチング損失を低減しつつ、リカバリ損失が高くなることも抑制できる。
以上説明した本実施形態によれば、第2電流分散層17の不純物濃度が第1電流分散層14の不純物濃度よりも高くされている。このため、オン抵抗を低減しつつ、ゲート-ドレイン間容量Cgdおよびドレイン-ソース間容量Cdsを低減できるため、スイッチング損失を低減できる。また、第2電流分散層17の不純物濃度が第1電流分散層14の不純物濃度よりも高くされているため、リカバリ損失も低減できる。
(第2実施形態)
第2実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に対し、高濃度層を追加したものである。その他に関しては、第1実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
本実施形態のSiC半導体装置では、図4に示されるように、トレンチ25の底部と接するように、高濃度層31が形成されている。この高濃度層31は、第2電流分散層17よりも不純物濃度が高くされたn型とされており、例えば、不純物濃度が7.0×1017~2.0×1018cm/程度とされる。また、本実施形態の高濃度層31は、トレンチ25の幅よりも広くなるように形成されている。
次に、本実施形態のSiC半導体装置における作動および効果について説明する。
まず、第1実施形態のようなSiC半導体装置では、n型の第1電流分散層14および第2電流分散層17等と、p型の第1ディープ層15、第2ディープ層18、ベース層21との間にpn接合が構成される。そして、オン状態である際、図5および図6に示されるように、pn接合に起因する空乏層Dが広がる。なお、図5および図6は、トレンチ25近傍の模式図であり、第1電流分散層14をXZ面とする部分の断面図である。また、図5および図6では、点線で囲まれる領域が空乏層Dとなる。
この場合、空乏層Dがトレンチ25側に延びると、第2電流分散層17のうちの電流が流れ得る経路が狭くなり、オン抵抗が高くなる要因となる。このため、本実施形態では、トレンチ25の底部と接するように高濃度層31が形成されている。これにより、空乏層Dがトレンチ25側に延びることを抑制でき、電流能力の向上を図ることができる。この場合、本実施形態の高濃度層31は、トレンチ25の幅よりも広くされている。このため、空乏層Dがトレンチ25側に延びることをさらに抑制できる。
また、上記のようなSiC半導体装置では、寄生ダイオードが構成される。この場合、寄生ダイオードが動作する際、高濃度層31が形成されていることによってベース層21から第2電流分散層17にホールが注入され難くなる。したがって、リカバリ損失の低減を図ることもできる。
なお、このようなSiC半導体装置は、トレンチ25を形成した後、ゲート絶縁膜26を配置する前に、トレンチ25の底面に対してn型不純物のイオン注入等を行うことによって製造される。
以上説明した本実施形態によれば、第2電流分散層17の不純物濃度が第1電流分散層14の不純物濃度よりも高くされているため、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(1)本実施形態では、トレンチ25の底部と接するように高濃度層31が形成されている。このため、オン状態である際に空乏層がトレンチ25側に伸びすぎることを抑制でき、電流能力の向上を図ることができる。なお、第2電流分散層17の不純物濃度を高濃度層31と同じにしても、電流能力の向上を図ることができる。しかしながら、第2電流分散層17の全体の不純物濃度を高濃度層31と同じとした場合、ゲート-ドレイン間容量Cgdが大きくなり、スイッチング損失が大きくなる。このため、本実施形態では、第2電流分散層17内に高濃度層31を配置する構成としている。
(第3実施形態)
第3実施形態について説明する。本実施形態は、第2実施形態に対し、高濃度層31を配置する場所を変更したものである。その他に関しては、第2実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
本実施形態のSiC半導体装置では、図7に示されるように、第2電流分散層17には、半導体基板10の面方向に沿って高濃度層31が配置されている。つまり、第2電流分散層17には、基板11と低濃度層13との積層方向と交差する方向に沿って高濃度層31が配置されている。本実施形態では、高濃度層31は、第2電流分散層17内に配置され、トレンチ25の側面および第2ディープ層18と接するように配置されている。なお、このような高濃度層31は、適宜マスクを配置し、第2電流分散層17に所定の加速電圧でn型不純物をイオン注入することで形成される。
以上説明した本実施形態によれば、第2電流分散層17の不純物濃度が第1電流分散層14の不純物濃度よりも高くされているため、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(1)本実施形態のように、高濃度層31を半導体基板10の面方向に沿って配置しても、上記第2実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第4実施形態)
第4実施形態について説明する。本実施形態は、第2実施形態に対し、高濃度層31を配置する場所を変更したものである。その他に関しては、第2実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
本実施形態のSiC半導体装置では、図8に示されるように、第2電流分散層17には、厚さ方向に沿って高濃度層31が形成されている。本実施形態では、高濃度層31は、第2電流分散層17のうちの第2ディープ層18との界面に配置されている。なお、このような高濃度層31は、適宜マスクを配置し、第2電流分散層17に所定の加速電圧でn型不純物をイオン注入することで形成される。
以上説明した本実施形態によれば、第2電流分散層17の不純物濃度が第1電流分散層14の不純物濃度よりも高くされているため、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(1)本実施形態のように、高濃度層31を基板11の面方向に対する法線方向に沿って配置しても、上記第2実施形態と同様の効果を得ることができる。また、本実施形態のように、高濃度層31を第2電流分散層17と第2ディープ層18との界面に配置することにより、寄生ダイオードが動作する際、ベース層21側から第2電流分散層17にさらにホールが注入され難くなる。このため、リカバリ損失の低減をさらに図ることができる。
(他の実施形態)
本開示は、実施形態に準拠して記述されたが、本開示は当該実施形態や構造に限定されるものではないと理解される。本開示は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、さらには、それらに一要素のみ、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範疇や思想範囲に入るものである。
例えば、上記各実施形態では、第1導電型をn型、第2導電型をp型としたnチャネルタイプのトレンチゲート構造のMOSFETを例に挙げて説明した。しかしながら、SiC半導体装置は、例えば、nチャネルタイプに対して各構成要素の導電型を反転させたpチャネルタイプのトレンチゲート構造のMOSFETが形成されて構成されていてもよい。さらに、SiC半導体装置は、MOSFET以外に、同様の構造のIGBTが形成された構成とされていてもよい。IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistorの略)の場合、上記各実施形態におけるn型の基板11をp型の基板11に変更する以外は、上記第1実施形態で説明したMOSFETと同様である。
また、上記各実施形態では、トレンチ25の長手方向と交差する方向に沿って第1電流分散層14のうちの線状部分および第1ディープ層15が形成され、トレンチ25の長手方向に沿って第2電流分散層17および第2ディープ層18が形成される例を説明した。しかしながら、第1電流分散層14のうちの線状部分および第1ディープ層15は、トレンチ25の長手方向に沿って形成されていてもよい。また、第1電流分散層14のうちの線状部分および第1ディープ層15がトレンチ25の長手方向と交差する方向に形成され、第2電流分散層17および第2ディープ層18がトレンチ25の長手方向と交差する方向に沿って形成されていてもよい。
さらに、上記各実施形態では、半導体基板10がSiCで構成されている例を説明したが、半導体基板10は、シリコンで構成されていてもよいし、他の化合物半導体等で構成されていてもよい。
また、上記第2実施形態において、高濃度層31は、トレンチ25の幅より狭く形成されていてもよいが、空乏層Dがトレンチ25の下方に入り込むことが抑制される長さとされていることが好ましい。上記第3実施形態において、高濃度層31は、トレンチ25の側面および第2ディープ層18の一方と接するように形成されていてもよい。また、上記第3実施形態において、高濃度層31は、トレンチ25の底面よりも第1電流分散層14側に形成されていてもよい。上記第4実施形態において、高濃度層31は、第2ディープ層18との界面ではなく、トレンチ25側に形成されていてもよい。つまり、高濃度層31は、空乏層Dがトレンチ25の下方に入り込むことが抑制されれば、不純物濃度を加味し、配置される場所は適宜変更可能である。
そして、上記各実施形態を適宜組み合わせることもできる。例えば、上記第2実施形態を上記第3、第4実施形態に組み合わせ、高濃度層31をトレンチ25の底面と接するように形成してもよい。上記第3実施形態を上記第4実施形態に組み合わせ、高濃度層31を基板11の面方向に沿って形成してもよい。また、上記各実施形態を組み合わせたもの同士をさらに組み合わせるようにしてもよい。
11 基板(第1不純物領域)
13 低濃度層
14 第1電流分散層
15 第1ディープ層
17 第2電流分散層
18 第2ディープ層
22 ソース領域(第2不純物領域)
25 トレンチ
26 ゲート絶縁膜
27 ゲート電極
29 上部電極(第1電極)
30 下部電極(第2電極)

Claims (5)

  1. トレンチゲート構造を有する半導体装置であって、
    第1導電型または第2導電型の第1不純物領域(11)と、
    前記第1不純物領域上に配置され、前記第1不純物領域よりも低不純物濃度とされた第1導電型の低濃度層(13)と、
    前記低濃度層上に配置され、前記第1不純物領域と前記低濃度層との積層方向と交差する方向における一方向を長手方向とする複数の線状部分を有する第2導電型の第1ディープ層(15)と、
    前記低濃度層上に配置され、前記第1ディープ層に挟まれた線状部分を有する第1導電型の第1電流分散層(14)と、
    前記第1電流分散層上に配置された第1導電型の第2電流分散層(17)と、
    前記第1ディープ層上に配置された第2導電型の第2ディープ層(18)と、
    前記第2電流分散層および前記第2ディープ層の上に配置された第2導電型のベース層(21)と、
    前記ベース層の表層部に形成された第1導電型の第2不純物領域(22)と、
    前記第2不純物領域および前記ベース層を貫通して前記第2電流分散層に達するトレンチ(25)の壁面に形成されたゲート絶縁膜(26)と、前記ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極(27)とを有する前記トレンチゲート構造と、
    前記第2不純物領域および前記ベース層と電気的に接続される第1電極(29)と、
    前記第1不純物領域と電気的に接続される第2電極(30)と、を備え、
    前記第2電流分散層は、前記第1電流分散層よりも不純物濃度が高くされている半導体装置。
  2. 前記第2電流分散層には、前記第2電流分散層よりも不純物濃度が高くされた高濃度層(31)が配置されている請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記高濃度層は、前記トレンチの底面と接する状態で形成されている請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記高濃度層は、前記積層方向と交差する方向に沿って配置されている請求項2に記載の半導体装置。
  5. 前記高濃度層は、前記積層方向に沿って配置されている請求項2に記載の半導体装置。
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