JP2023157776A - 放射性廃棄物の処理装置および方法 - Google Patents

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Kazuto Maeda
勝志 柴田
Masashi Shibata
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Abstract

【課題】放射性廃棄物の処理装置および方法において、余剰の固化剤を減少させることで処理コストの低減を図る。【解決手段】放射性廃棄物が収納された処分容器を搬送する容器搬送ラインと、容器搬送ラインに処分容器を搬入する搬入部と、容器搬送ラインから処分容器を搬出する搬出部と、容器搬送ラインにある処分容器に固化剤を充填する固化剤充填装置と、容器搬送ラインに連結されて容器搬送ラインにある処分容器を搬送して一時的に待機させる容器待機ラインと、を備える。【選択図】図2

Description

本開示は、放射性廃棄物の処理装置および方法に関するものである。
原子力施設にて、例えば、各種機器の取替工事や廃炉時に発生する金属などの廃棄物は、解体されて容器に収納されて保管される。この場合、放射性廃棄物は、ドラム缶などの容器に収納され、モルタルなどの固化剤が充填されて固化されることで固化体となる。固化体となった放射性廃棄物は、放射性廃棄物の貯蔵施設に保管される。このような放射性廃棄物の処理装置としては、例えば、下記引用文献1に記載されたものがある。
特開平4-152295号公報
放射性廃棄物は、容器に入れられ、容器にモルタルが充填されて固化される。放射性廃棄物の処理を行うとき、事前に複数の容器に充填するのに必要な所定量のモルタルが用意される。ところが、容器に入っている放射性廃棄物は、大きさ、形状、個数などが一定でないことから、一つの容器に充填するモルタルの注入量がばらつく。すると、用意したモルタルの全量を使い切ることができないことがあり、余剰のモルタルが発生する。モルタルは、セメントと水と砂を混錬して製造される。モルタルは、混錬後に硬化反応が始まることから、長時間にわたって貯蔵することが困難である。そのため、放射性廃棄物の処理の健全性確保や製作した廃棄体の品質確保の必要から、余剰のモルタルは廃棄処分となる。そのため、無駄な処理コストが発生してしまうという課題がある。
本開示は、上述した課題を解決するものであり、余剰の固化剤を減少させることで処理コストの低減を図る放射性廃棄物の処理装置および方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本開示の放射性廃棄物の処理装置は、放射性廃棄物が収納された処分容器を搬送する容器搬送ラインと、前記容器搬送ラインに前記処分容器を搬入する搬入部と、前記容器搬送ラインから前記処分容器を搬出する搬出部と、前記容器搬送ラインにある前記処分容器に固化剤を充填する固化剤充填装置と、前記容器搬送ラインに連結されて前記容器搬送ラインにある前記処分容器を搬送して一時的に待機させる容器待機ラインと、を備える。
また、本開示の放射性廃棄物の処理方法は、放射性廃棄物が収納された処分容器を搬入部から容器搬送ラインに搬入する工程と、前記容器搬送ラインで搬送される前記処分容器に固化剤を充填する工程と、予め設定された所定量の固化剤が充填された前記処分容器を搬出部から搬出する工程と、前記所定量に満たない固化剤が充填された前記処分容器を容器待機ラインに搬送する工程と、前記容器待機ラインにある前記処分容器を前記容器搬送ラインにおける前記搬入部側に搬送する工程と、を有する。
本開示の放射性廃棄物の処理装置および方法によれば、余剰の固化剤を減少させることで、処理コストの低減を図ることができる。
図1は、第1実施形態の放射性廃棄物の処理装置を表す正面図である。 図2は、放射性廃棄物の処理装置を表す平面図である。 図3は、放射性廃棄物の処理装置の制御系統を表す平面図である。 図4は、第2実施形態の放射性廃棄物の処理装置を表す平面図である。 図5は、第3実施形態の放射性廃棄物の処理装置を表す平面図である。
以下に図面を参照して、本開示の好適な実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本開示が限定されるものではなく、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含むものである。また、実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。
[第1実施形態]
<放射性廃棄物の処理装置>
図1は、第1実施形態の放射性廃棄物の処理装置を表す正面図、図2は、放射性廃棄物の処理装置を表す平面図である。
放射性廃棄物の処理装置は、原子力施設で発生した主に金属性の廃棄物を放射性廃棄物として処分容器に収納して処理するものである。放射性廃棄物は、処分容器に収納され、モルタルなどの固化剤が充填されることで固化されて固化体となる。固化体となった放射性廃棄物は、放射性廃棄物の貯蔵施設に保管される。
図1および図2に示すように、放射性廃棄物の処理装置10は、容器搬送ライン11と、搬入部12と、搬出部13と、固化剤充填装置14と、容器待機ライン15とを備える。
容器搬送ライン11は、放射性廃棄物100が収納された処分容器101を搬送可能である。容器搬送ライン11は、平面視が直線形状をなす。容器搬送ライン11は、複数(本実施形態では、4個だが、数は限定されない。)の搬送コンベア21,22,23,24が直列に配置されて構成される。搬送コンベア21,22,23,24は、ローラコンベアであって、図示しない駆動装置により単独で駆動可能である。そのため、搬送コンベア21,22,23,24を駆動することで、処分容器101を搬送コンベア21から搬送コンベア24まで搬送することができる。
搬入部12は、容器搬送ライン11における搬送方向の上流側端部に設けられる。本実施形態では、容器搬送ライン11を構成する搬送コンベア21が搬入部12を兼用する。但し、搬入部12は、搬送コンベア21との別に設けられていてもよい。図示しない搬送装置により処分容器101が搬入部12としての搬送コンベア21に搬入され、容器搬送ライン11に搬入される。
搬出部13は、容器搬送ライン11における搬送方向の下流側端部に設けられる。本実施形態では、容器搬送ライン11を構成する搬送コンベア24が搬出部13を兼用する。但し、搬出部13は、搬送コンベア24との別に設けられていてもよい。容器搬送ライン11により処分容器101が搬出部13としての搬送コンベア24に搬送され、容器搬送ライン11から外部に搬出される。
固化剤充填装置14は、容器搬送ライン11で停止している処分容器101にモルタル(固化剤)を注入して充填する。モルタルは、セメントと水と砂を混錬して製造される。なお、固化剤は、モルタルに限定されるものではなく、例えば、コンクリートであってもよく、その他のものであってもよい。固化剤充填装置14は、注入装置31と、供給ホース32と、固化剤タンク33とを有する。注入装置31は、例えば、建屋(図示略)に設けられた移動機構34により水平方向および鉛直方向に沿って移動可能である。固化剤タンク33は、建屋内の所定の位置に設置され、所定量のモルタルが貯留される。供給ホース32は、注入装置31と固化剤タンク33とを接続する。なお、固化剤の材料としては、例えば、砂、プラスチック、アスファルト、セメント、ジオポリマーなどが適用される。
放射性廃棄物100が収納された処分容器101は、搬入部12から容器搬送ライン11に搬入された後、容器搬送ライン11を搬送され、注入装置31の下方の位置で停止される。ここで、固化剤充填装置14が作動し、固化剤タンク33に貯留されているモルタルが供給ホース32を介しての注入装置31に供給される。注入装置31は、モルタルを容器搬送ライン11上の処分容器101に注入する。処分容器101に所定量のモルタルが注入されると、固化剤充填装置14の作動が停止する。処分容器101は、所定量のモルタルが充填されると、容器搬送ライン11により搬送され、搬出部13から外部に搬出される。
容器待機ライン15は、容器搬送ライン11に連結されて容器搬送ライン11にある処分容器101を搬送して一時的に待機させる。容器待機ライン15は、容器搬送ライン11における固化剤充填装置14より搬送方向の下流側にある処分容器101を容器搬送ライン11における固化剤充填装置14より搬送方向の上流側に搬送する。すなわち、容器待機ライン15は、容器搬送ライン11における固化剤充填装置14と搬出部13との間と、容器搬送ライン11における固化剤充填装置14と搬入部12との間を連結する。また、容器待機ライン15は、放射性廃棄物100が収納され、且つ、モルタルが充填された複数の処分容器101を待機させることができる。
容器待機ライン15は、容器搬送ライン11における搬出部13として構成される搬送コンベア24と、容器搬送ライン11における搬入部12として構成される搬送コンベア21とを連結する。
容器待機ライン15は、平面視がU字形状をなす。容器待機ライン15は、1個(複数でもよい。)の待機コンベア41と、移動装置42とを有する。待機コンベア41は、容器搬送ライン11と間隔を空けて平行に配置される。待機コンベア41は、ローラコンベアであって、図示しない駆動装置により駆動可能である。
移動装置42は、容器搬送ライン11と待機コンベア41との間で処分容器101を移動する。移動装置42は、第1移動台車43と、第2移動台車44とを有する。第1移動台車43と第2移動台車44は、例えば、搬送コンベア24,21を往復移動可能なトラバーサである。
第1移動台車43は、容器搬送ライン11および待機コンベア41に対して直交する方向に沿って配置される。第1移動台車43は、容器搬送ライン11における搬送方向の下流側から待機コンベア41における搬送方向の上流側に処分容器101を移動する。すなわち、第1移動台車43は、搬出部13の位置と待機コンベア41における搬送方向の上流端部に隣接する位置との間で搬送コンベア24を往復移動可能である。そのため、搬出部13の搬送コンベア24に処分容器101が搭載されているとき、第1移動台車43は、搬送コンベア24に搭載された処分容器101を搬出部13から待機コンベア41に移動することができる。また、搬送コンベア24の処分容器101が待機コンベア41に移動した後、第1移動台車43は、空の搬送コンベア24を搬出部13に移動することができる。
第2移動台車44は、容器搬送ライン11および待機コンベア41に対して直交する方向に沿って配置される。第2移動台車44は、待機コンベア41における搬送方向の下流側から容器搬送ライン11における搬送方向の上流側に処分容器101を移動する。すなわち、第2移動台車44は、待機コンベア41における搬送方向の下流端部に隣接する位置と、搬入部12の位置との間で搬送コンベア21を往復移動可能である。そのため、待機コンベア41の下流端部に隣接する位置にある搬送コンベア21に処分容器101が搭載されているとき、第2移動台車44は、搬送コンベア21に搭載された処分容器101を待機コンベア41から搬入部12に移動することができる。また、搬送コンベア21の処分容器101が搬入部12に移動した後、第2移動台車44は、空の搬送コンベア21を待機コンベア41に隣接する位置に移動することができる。
<放射性廃棄物の処理装置の制御系統>
図3は、放射性廃棄物の処理装置の制御系統を表す平面図である。
図3に示すように、制御部51は、容器搬送ライン11を構成する搬送コンベア21,22,23,24と、容器待機ライン15を構成する待機コンベア41および移動装置42(第1移動台車43、第2移動台車44)とを制御可能である。また、制御部51は、固化剤充填装置14を制御可能である。ここで、制御部51は、制御装置であり、制御装置は、コントローラであり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)などにより、記憶部に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。
充填量センサ52は、処分容器101に充填されたモルタルの充填量を計測する。充填量センサ52は、例えば、レーザ計測器であるが、この構成に限定されるものではない。充填量センサ52は、例えば、固化剤充填装置14における注入装置31の近傍に配置され、搬送コンベア21が停止してモルタルが充填された処分容器101のモルタルの充填量を計測する。但し、充填量センサ52は、この配置位置に限らず、例えば、搬送コンベア22,23,24のいずれかの上方に1個以上配置されていればよいものである。充填量センサ52は、制御部51に接続され、計測結果を制御部51に出力する。
制御部51は、充填量センサ52の計測結果に基づいて処分容器101の搬送先を搬出部13と容器待機ライン15との間で切替制御する。すなわち、容器搬送ライン11にて、放射性廃棄物100が収納された処分容器101は、固化剤充填装置14によりモルタルが充填される。ここで、放射性廃棄物100を覆って固化するために必要な所定量のモルタルが充填された処分容器101は、搬出部13から外部に排出される。一方、放射性廃棄物100を覆うことができずに所定量のモルタルが充填されなかった処分容器101は、容器待機ライン15に搬送される。
制御部51は、充填量センサ52から処分容器101におけるモルタルの充填量が入力される。制御部51は、搬出部13である搬送コンベア24に所定量のモルタルが充填された処分容器101が到達すると、搬送コンベア24を駆動することで、処分容器101を搬出部13から外部に排出する。一方、制御部51は、搬出部13である搬送コンベア24に所定量のモルタルが充填されず、所定量に満たないモルタルが充填された処分容器101が到達すると、第1移動台車43を駆動することで、処分容器101が搭載された搬送コンベア24を容器待機ライン15側に移動する。
記憶部53は、制御部51に接続される。制御部51は、容器待機ライン15に移動した処分容器101を特定すると共に、特定した処分容器101におけるモルタルの充填量を把握する。制御部51は、容器待機ライン15に移動した処分容器101とモルタルの充填量とを関連付けて記憶部53に記憶させる。記憶部53は、容器待機ライン15にある処分容器101とモルタルの充填量とが関連付けられた情報を記憶する。制御部51は、容器待機ライン15にある処分容器101が容器搬送ライン11に搬送されたとき、固化剤充填装置14による処分容器101へのモルタルの注入量を調整する。
<放射性廃棄物の処理方法>
なお、以下の説明では、処分容器101のうち、放射性廃棄物100が収納されてモルタルが充填されていないものを処分容器101aとし、放射性廃棄物100が収納されてモルタルが所定量だけ充填されたものを処分容器101bとし、放射性廃棄物100が収納されて所定量に満たないモルタルが充填されたものを処分容器101cとして説明する。
第1実施形態の放射性廃棄物の処理方法は、放射性廃棄物100が収納された処分容器101を搬入部12から容器搬送ライン11に搬入する工程と、容器搬送ライン11で搬送される処分容器101にモルタル(固化剤)を充填する工程と、予め設定された所定量のモルタルが充填された処分容器101を搬出部13から外部に搬出する工程と、所定量に満たないモルタルが充填された処分容器101を容器待機ライン15に搬送する工程と、容器待機ライン15にある処分容器101を容器搬送ライン11における搬入部12側に搬送する工程とを有する。
第1実施形態の放射性廃棄物の処理方法を具体的に説明する。図1から図3に示すように、所定量の放射性廃棄物100が発生すると、発生した放射性廃棄物100を処分容器101に収納して固化する必要がある。このとき、放射性廃棄物100の処分量に対して、所定量のモルタルが製造され、固化剤タンク33に貯留される。
処分容器101aは、内部に放射性廃棄物100が収納される。処分容器101aは、矢印A1方向に搬送されて搬入部12に搬入され、容器搬送ライン11を矢印A2に移動し、搬送コンベア22上で停止する。ここで、固化剤充填装置14が作動し、注入装置31は、搬送コンベア22で停止している処分容器101aにモルタルを注入する。
搬送コンベア22上の処分容器101aに所定量のモルタルが充填されると、固化剤充填装置14の作動が停止し、容器搬送ライン11の各搬送コンベア22,23,24が作動し、放射性廃棄物100が収納され、且つ、所定量のモルタルが充填された処分容器101aは、矢印A2方向に移動し、搬出部13まで搬送される。このとき、制御部51は、充填量センサ52の計測結果に基づいて、処分容器101aは、所定量のモルタルが充填された処分容器101bであることを認識する。そのため、制御部51は、搬送コンベア24を駆動して処分容器101bを矢印A3方向に搬送し、搬出部13から外部に排出する。このような一連の作業により、放射性廃棄物100が収納された複数の処分容器101aは、所定量のモルタルが充填された後、処分容器101bとして搬出部13から外部に排出される。
そして、上述したモルタルの充填作業により、固化剤タンク33に貯留されているモルタルの貯留量が減少する。すると、固化剤充填装置14は、搬送コンベア22上の処分容器101aに対して注入装置31により所定量のモルタルを注入することができない事態が発生する。例えば、注入装置31は、搬送コンベア22上の処分容器101aに対して所定量の半分しかモルタルを注入することができない事態が発生する。このとき、制御部51は、充填量センサ52の計測結果に基づいて、処分容器101aは、所定量のモルタルが充填されなかった処分容器101cであることを認識する。そのため、制御部51は、第1移動台車43を駆動して搬出部13の搬送コンベア24を矢印B1方向に搬送し、容器待機ライン15に搬送する。
すなわち、第1移動台車43は、容器搬送ライン11の搬出部13の位置で、処分容器101cが搭載された搬送コンベア24を矢印B1方向に搬送し、待機コンベア41に隣接する位置に停止させる。そして、搬送コンベア24が駆動することで、搬送コンベア24上の処分容器101cを矢印B3方向に移動し、待機コンベア41に搬送する。その後、第1移動台車43は、空の搬送コンベア24を矢印B2方向に搬送し、搬出部13に戻す。待機コンベア41を駆動することで、処分容器101cを矢印B3方向に移動し、待機コンベア41の搬送方向の下流側端部に位置させる。
再び、所定量の放射性廃棄物100が発生すると、放射性廃棄物100の処分量に対して、所定量のモルタルが製造され、固化剤タンク33に貯留される。そして、上述した一連のモルタル充填作業により、放射性廃棄物100が収納された処分容器101aに所定量のモルタルを注入し、処分容器101bとして搬出部13から外部に搬出する。このとき、必要に応じて、容器待機ライン15にある処分容器101cを容器搬送ライン11における搬入部12側に搬送して処理する。
すなわち、第2移動台車44は、矢印B5方向に移動し、搬入部12に位置する空の搬送コンベア21を待機コンベア41に隣接する位置に移動する。ここで、待機コンベア41が駆動することで、待機コンベア41上の処分容器101cを矢印B3方向に移動し、搬送コンベア21に搬送する。そして、第2移動台車44は、矢印B4方向に移動し、搬送コンベア21を搬入部12に移動する。すると、モルタルが所定量に満たない処分容器101cは、搬入部12に位置することとなる。その後、搬送コンベア21,22を駆動することで、処分容器101cを矢印A2方向に移動し、容器搬送ライン11におけるモルタル充填位置に移動する。ここで、固化剤充填装置14が作動し、注入装置31が処分容器101cに足りないモルタルを注入する。
搬送コンベア22上の処分容器101cに所定量のモルタルが充填されると、各搬送コンベア22,23,24が作動し、放射性廃棄物100が収納され、且つ、所定量のモルタルが充填された処分容器101cは、矢印A2方向に移動し、搬出部13まで搬送される。制御部51は、充填量センサ52の計測結果に基づいて、処分容器101cは、所定量のモルタルが充填された処分容器101bであることを認識する。そのため、制御部51は、搬送コンベア24を駆動して処分容器101bを矢印A3方向に搬送し、搬出部13から外部に排出する。
このように固化剤タンク33のモルタルの貯留量が減少し、処分容器101aに所定量のモルタルを注入することができない場合であっても、残りのモルタルを処分容器101aに注入する。そして、所定量に満たないモルタルが充填された処分容器101cを搬出部13から外部に搬出せずに、容器待機ライン15に待機させておく。その後、必要に応じて、この処分容器101cを容器待機ライン15から容器搬送ライン11に戻して足りないモルタルを充填する。そのため、余剰のモルタルを廃棄する必要がなくなる。
[第2実施形態]
図4は、第2実施形態の放射性廃棄物の処理装置を表す平面図である。なお、上述した第1実施形態と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
図4に示すように、放射性廃棄物の処理装置10Aは、容器搬送ライン11Aと、搬入部12と、搬出部13と、固化剤充填装置14と、容器待機ライン15Aとを備える。ここで、搬入部12と搬出部13と固化剤充填装置14は、第1実施形態とほぼ同様である。
容器搬送ライン11Aは、放射性廃棄物100が収納された処分容器101を搬送可能である。容器搬送ライン11Aは、複数(本実施形態では、5個だが、数は限定されない。)の搬送コンベア21,22,23,24,25が直列に配置されて構成される。搬送コンベア21,22,23,24,25は、ローラコンベアであって、図示しない駆動装置により単独で駆動可能である。そのため、搬送コンベア21,22,23,24,25を駆動することで、処分容器101を搬送コンベア21から搬送コンベア25まで搬送することができる。
搬入部12は、容器搬送ライン11Aにおける搬送方向の上流側端部に設けられる。容器搬送ライン11Aを構成する搬送コンベア21が搬入部12を兼用する。搬出部13は、容器搬送ライン11Aにおける搬送方向の上流側端部に設けられる。容器搬送ライン11Aを構成する搬送コンベア21が搬出部13を兼用する。但し、容器搬送ライン11Aを構成する搬送コンベア25が搬出部13を兼用してもよい。固化剤充填装置14は、容器搬送ライン11Aで停止している処分容器101にモルタルを注入して充填する。固化剤充填装置14は、注入装置31を有する。
容器待機ライン15Aは、容器搬送ライン11Aに連結されて容器搬送ライン11Aにある処分容器101を搬送して一時的に待機させる。容器待機ライン15Aは、容器搬送ライン11Aにおける固化剤充填装置14より搬送方向の下流側にある処分容器101を容器搬送ライン11Aにおける固化剤充填装置14より搬送方向の上流側に搬送する。容器待機ライン15Aは、容器搬送ライン11Aにおける搬送方向の下流側端部と、容器搬送ライン11Aにおける搬送方向の上流側端部とを連結する。また、容器待機ライン15Aは、放射性廃棄物100が収納され、且つ、モルタルが充填された複数の処分容器101を待機させることができる。
容器待機ライン15Aは、容器搬送ライン11Aを構成する搬送コンベア25と、容器搬送ライン11Aにおける搬入部12および搬出部13として構成される搬送コンベア21とを連結する。
容器待機ライン15Aは、平面視がL字形状をなす。容器待機ライン15Aは、第1待機コンベア61と、第2待機コンベア62と、移動装置63とを有する。第1待機コンベア61は、容器搬送ライン11Aと間隔を空けて平行に配置される。第2待機コンベア62は、容器搬送ライン11Aと第1待機コンベア61との間に間隔を空けて位置し、容器搬送ライン11Aに平行に配置される。第1待機コンベア61は、搬送コンベア25,26により構成される。第1待機コンベア61および第2待機コンベア62は、ローラコンベアであって、図示しない駆動装置により駆動可能である。
移動装置63は、容器搬送ライン11Aと第1待機コンベア61と第2待機コンベア62との間で処分容器101を移動する。移動装置63は、第1移動台車64と、第2移動台車65と、第3移動台車66とを有する。第1移動台車64と第2移動台車65と第3移動台車66は、例えば、搬送コンベア25,26,21を往復移動可能なトラバーサである。
第1移動台車64は、容器搬送ライン11Aと第1待機コンベア61に対して直交する方向に沿って配置される。第1移動台車64は、容器搬送ライン11Aにおける搬送方向の下流側から第1待機コンベア61における搬送方向の上流側に処分容器101を移動する。すなわち、第1移動台車64は、容器搬送ライン11Aと第1待機コンベア61との間で搬送コンベア25を往復移動可能である。そのため、搬送コンベア25に処分容器101が搭載されているとき、第1移動台車64は、搬送コンベア25に搭載された処分容器101を容器搬送ライン11Aから第1待機コンベア61に移動することができる。また、搬送コンベア25の処分容器101が第1待機コンベア61に移動した後、第1移動台車64は、空の搬送コンベア25を容器搬送ライン11Aに移動することができる。
第2移動台車65は、第1待機コンベア61と第2待機コンベア62に対して直交する方向に沿って配置される。第2移動台車65は、第1待機コンベア61における搬送方向の下流側から第2待機コンベア62における搬送方向の上流側に処分容器101を移動する。すなわち、第2移動台車65は、第1待機コンベア61と第2待機コンベア62との間で搬送コンベア25を往復移動可能である。そのため、第1待機コンベア61の下流端部にある搬送コンベア26に処分容器101が搭載されているとき、第2移動台車65は、搬送コンベア26に搭載された処分容器101を第1待機コンベア61から第2待機コンベア62に移動することができる。また、搬送コンベア26の処分容器101が第2待機コンベア62に移動した後、第2移動台車65は、空の搬送コンベア26を第1待機コンベア61に移動することができる。
第3移動台車66は、容器搬送ライン11Aおよび第2待機コンベア62に対して直交する方向に沿って配置される。第3移動台車66は、第2待機コンベア62における搬送方向の下流側から容器搬送ライン11Aにおける搬送方向の上流側に処分容器101を移動する。すなわち、第3移動台車66は、第2待機コンベア62に隣接する位置と容器搬送ライン11Aにおける搬入部12の位置との間で搬送コンベア21を往復移動可能である。そのため、第2待機コンベア62の下流端部に隣接する位置にある搬送コンベア21に処分容器101が搭載されているとき、第3移動台車66は、搬送コンベア21に搭載された処分容器101を第2待機コンベア62から搬入部12に移動することができる。また、搬送コンベア21の処分容器101が搬送コンベア22に移動した後、第3移動台車66は、空の搬送コンベア21を第2待機コンベア62に移動することができる。
処分容器101aは、内部に放射性廃棄物100が収納され、矢印A1方向に搬送されて搬入部12から容器搬送ライン11Aに搬送され、矢印A2方向に移動し、搬送コンベア22上で停止する。ここで、固化剤充填装置14が作動し、注入装置31は、搬送コンベア22で停止している処分容器101aにモルタルを注入する。
搬送コンベア22上の処分容器101aに所定量のモルタルが充填されると、固化剤充填装置14の作動が停止する。このとき、制御部51は、充填量センサ52の計測結果に基づいて、処分容器101aは、所定量のモルタルが充填された処分容器101bであることを認識する。そのため、制御部51は、容器搬送ライン11Aの各搬送コンベア22,23を逆転作動し、放射性廃棄物100が収納され、且つ、所定量のモルタルが充填された処分容器101aを矢印A3方向に移動した後、矢印A4方向に搬送し、搬出部13から外部に排出する。このような一連の作業により、放射性廃棄物100が収納された複数の処分容器101aは、所定量のモルタルが充填された後、処分容器101bとして搬出部13から外部に排出される。
そして、固化剤タンク33に貯留されているモルタルの貯留量が減少すると、注入装置31は、搬送コンベア22上の処分容器101aに対して所定量のモルタルを注入することができない事態が発生する。このとき、制御部51は、充填量センサ52の計測結果に基づいて、処分容器101aは、所定量のモルタルが充填されなかった処分容器101cであることを認識する。そのため、制御部51は、搬送コンベア22,23,24,25を駆動し、処分容器101cを搬送コンベア25まで移動した後、第1移動台車64を駆動して搬送コンベア25を矢印B1方向に搬送し、容器待機ライン15Aに搬送する。
すなわち、第1移動台車64は、容器搬送ライン11Aの下流端部に位置し、処分容器101cが搭載された搬送コンベア25を矢印B1方向に搬送し、第1待機コンベア61に移動する。そして、搬送コンベア25,26が駆動することで、搬送コンベア25上の処分容器101cを矢印B3方向に移動し、搬送コンベア26に搬送する。続いて、第2移動台車65は、第1待機コンベア61の下流端部に位置し、処分容器101cが搭載された搬送コンベア26を矢印B4方向に搬送し、第2待機コンベア62に移動する。そして、搬送コンベア26が駆動することで、搬送コンベア26上の処分容器101cを矢印B6方向に移動し、第2待機コンベア62に搬送する。
その後、第1移動台車64は、空の搬送コンベア25を矢印B2方向に搬送し、容器搬送ライン11Aに戻す。また、第2移動台車65は、空の搬送コンベア26を矢印B5方向に搬送し、第1待機コンベア61に戻す。そして、第2待機コンベア62を駆動することで、処分容器101cを矢印B6方向に移動し、第2待機コンベア62の搬送方向の下流側端部に位置させる。
再び、所定量の放射性廃棄物100が発生すると、新たなモルタルが製造されて固化剤タンク33に貯留される。そして、上述した一連のモルタル充填作業により、放射性廃棄物100が収納された処分容器101aに所定量のモルタルを注入し、処分容器101bとして搬出部13から外部に搬出する。このとき、必要に応じて、容器待機ライン15Aにある処分容器101cを容器搬送ライン11Aにおける搬入部12側に搬送して処理する。
すなわち、第3移動台車66は、矢印B8方向に移動し、搬入部12に位置する空の搬送コンベア21を第2待機コンベア62に隣接する位置に移動する。ここで、第2待機コンベア62が駆動することで、第2待機コンベア62上の処分容器101cを矢印B6方向に移動し、搬送コンベア21に搬送する。そして、第3移動台車66は、矢印B7方向に移動し、搬送コンベア21を搬入部12に移動する。すると、所定量に満たないモルタルが充填された処分容器101cは、搬入部12に位置することとなる。その後、搬送コンベア21,22を駆動することで、処分容器101cを矢印A2方向に移動し、容器搬送ライン11Aにおけるモルタル充填位置に移動する。ここで、固化剤充填装置14が作動し、注入装置31が処分容器101cに足りないモルタルを注入する。
搬送コンベア22上の処分容器101cに所定量のモルタルが充填されると、制御部51は、充填量センサ52の計測結果に基づいて、処分容器101cは、所定量のモルタルが充填された処分容器101bであることを認識する。そのため、制御部51は、各搬送コンベア21,22が逆転作動し、放射性廃棄物100が収納され、且つ、所定量のモルタルが充填された処分容器101cは、矢印A3方向に移動して搬出部13まで搬送された後、矢印A4方向に搬送され、搬出部13から外部に排出される。
このように固化剤タンク33のモルタルの貯留量が減少し、処分容器101aに所定量のモルタルを注入することができない場合であっても、残りのモルタルを処分容器101aに注入する。そして、所定量に満たないモルタルが充填された処分容器101cを搬出部13から外部に搬出せずに、容器待機ライン15Aに待機させておく。その後、必要に応じて、この処分容器101cを容器待機ライン15Aから容器搬送ライン11Aに戻して足りないモルタルを充填する。そのため、余剰のモルタルを廃棄する必要がなくなる。
[第3実施形態]
図5は、第3実施形態の放射性廃棄物の処理装置を表す平面図である。なお、上述した第2実施形態と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
図5に示すように、放射性廃棄物の処理装置10Bは、容器搬送ライン11Bと、搬入部12と、搬出部13と、固化剤充填装置14と、容器待機ライン15Bとを備える。ここで、搬入部12と搬出部13と固化剤充填装置14は、第2実施形態とほぼ同様である。
容器搬送ライン11Bは、放射性廃棄物100が収納された処分容器101を搬送可能である。容器搬送ライン11Bは、複数(本実施形態では、3個だが、数は限定されない。)の搬送コンベア21,22,23が直列に配置されて構成される。
搬入部12は、容器搬送ライン11Bにおける搬送方向の上流側端部に設けられる。容器搬送ライン11Bを構成する搬送コンベア21が搬入部12を兼用する。搬出部13は、容器搬送ライン11Bにおける搬送方向の上流側端部に設けられる。容器搬送ライン11Bを構成する搬送コンベア21が搬出部13を兼用する。固化剤充填装置14は、容器搬送ライン11Bで停止している処分容器101にモルタルを注入して充填する。固化剤充填装置14は、注入装置31を有する。
容器待機ライン15Bは、容器搬送ライン11Bに連結されて容器搬送ライン11Bにある処分容器101を搬送して一時的に待機させる。容器待機ライン15Bは、容器搬送ライン11Bにおける固化剤充填装置14より搬送方向の下流側にある処分容器101を容器搬送ライン11Bにおける固化剤充填装置14より搬送方向の上流側に搬送する。容器待機ライン15Bは、容器搬送ライン11Bにおける搬送方向の下流側端部と、容器搬送ライン11Bにおける搬送方向の上流側端部とを連結する。また、容器待機ライン15Bは、放射性廃棄物100が収納され、且つ、モルタルが充填された複数の処分容器101を待機させることができる。
容器待機ライン15Bは、容器搬送ライン11Bを構成する搬送コンベア253、容器搬送ライン11Bにおける搬入部12および搬出部13として構成される搬送コンベア21とを連結する。
容器待機ライン15Bは、平面視がT字形状をなす。容器待機ライン15Bは、待機コンベア71と、ループライン72と、回転装置73と、移動装置74とを有する。待機コンベア71は、容器搬送ライン11Bと間隔を空けて平行に配置される。ループライン72は、容器搬送ライン11Bにおける搬送方向の下流側と待機コンベア71における搬送方向の上流側とに連結されて処分容器101をループ状に搬送する。ループライン72は、複数の搬送コンベア76,77,78,79,80,81,82,83,84,85,86,87,88,89がループ状に配置されて構成される。搬送コンベア76,77,78,79,80,81,82,83,84,85,86,87,88,89は、ローラコンベアであって、図示しない駆動装置により駆動可能である。
回転装置73は、容器搬送ライン11Bとループライン72との間および待機コンベア71とループライン72との間にそれぞれ配置されて処分容器の搬送方向を変更する複数の回転台91,92,93,94,95,96を有する。回転台91,92,93,94,95,96と、例えば、搬送コンベア76,78,79,85,86,88を往復回転可能なターントランスファである。移動装置74は、容器搬送ライン11Bと待機コンベア71との間で処分容器101を移動する。移動装置74は、移動台車であって、例えば、搬送コンベア21を往復移動可能なトラバーサである。
移動装置(移動台車)74は、容器搬送ライン11Bおよび待機コンベア71に対して直交する方向に沿って配置される。移動装置74は、待機コンベア71における搬送方向の下流側から容器搬送ライン11Bにおける搬送方向の上流側に処分容器101を移動する。すなわち、移動装置74は、待機コンベア71に隣接する位置と容器搬送ライン11Bにおける搬入部12の位置との間で搬送コンベア21を往復移動可能である。そのため、待機コンベア71の下流端部に隣接する位置にある搬送コンベア21に処分容器101が搭載されているとき、移動装置74は、搬送コンベア21に搭載された処分容器101を待機コンベア71から搬入部12に移動することができる。また、搬送コンベア21の処分容器101が搬送コンベア22に移動した後、移動装置74は、空の搬送コンベア21を待機コンベア71に移動することができる。
また、制御部51は、充填量センサ52(いずれも図3参照)の計測結果に基づいて容器待機ライン15Bを駆動制御することで、容器待機ライン15Bに待機された特定の処分容器101を選択的に容器搬送ライン11Bに搬送する。すなわち、制御部51は、ループライン72に待機されている複数の処分容器101の中から、特定のモルタル充填量である処分容器101を選んで容器搬送ライン11Bに搬送する。
処分容器101aは、内部に放射性廃棄物100が収納され、矢印A1方向に搬送されて搬入部12から容器搬送ライン11Bに搬送され、矢印A2方向に移動し、搬送コンベア22上で停止する。ここで、固化剤充填装置14が作動し、注入装置31は、搬送コンベア22で停止している処分容器101aにモルタルを注入する。
搬送コンベア22上の処分容器101Bに所定量のモルタルが充填されると、固化剤充填装置14の作動が停止する。このとき、制御部51は、充填量センサ52の計測結果に基づいて、処分容器101aは、所定量のモルタルが充填された処分容器101bであることを認識する。そのため、制御部51は、容器搬送ライン11Bの各搬送コンベア22,23を逆転作動し、放射性廃棄物100が収納され、且つ、所定量のモルタルが充填された処分容器101Bを矢印A3方向に移動した後、矢印A4方向に搬送し、搬出部13から外部に排出する。このような一連の作業により、放射性廃棄物100が収納された複数の処分容器101aは、所定量のモルタルが充填された後、処分容器101bとして搬出部13から外部に排出される。
そして、固化剤タンク33に貯留されているモルタルの貯留量が減少すると、注入装置31は、搬送コンベア22上の処分容器101aに対して所定量のモルタルを注入することができない事態が発生する。このとき、制御部51は、充填量センサ52の計測結果に基づいて、処分容器101aは、所定量のモルタルが充填されなかった処分容器101cであることを認識する。そのため、制御部51は、搬送コンベア22,23駆動し、処分容器103cを矢印B1方向に搬送し、容器待機ライン15Bに搬送する。
すなわち、制御部51は、まず、搬送コンベア22,23を駆動し、処分容器101cを搬送コンベア23まで移動する。また、制御部51は、ループライン72にて、例えば、搬送コンベア23と対向する搬送コンベア76に処分容器101cが搭載されていないからの状態で、全ての搬送コンベア76,77,78,79,80,81,82,83,84,85,86,87,88,89を停止させる。次に、制御部51は、回転台91を90度だけ矢印B2方向に回動し、搬送コンベア23,76を直列状態とする。続いて、搬送コンベア23,76を駆動し、搬送コンベア23上の処分容器101cを搬送コンベア76に搬送する。ここで、制御部51は、回転台91を90度だけ矢印B2方向に回動し、搬送コンベア76を搬送コンベア89,77に対して直列状態とする。そして、搬送コンベア76,77,78,79,80,81,82,83,84,85,86,87,88,89と回転台91,92,93,94,95,96を同期して駆動することで、複数の処分容器101cを矢印B3,B4,B5,B6,B7,B8,B9,B10,B11方向に移動し、ループライン72に待機させる。
再び、所定量の放射性廃棄物100が発生すると、新たなモルタルが製造されて固化剤タンク33に貯留される。そして、上述した一連のモルタル充填作業により、放射性廃棄物100が収納された処分容器101Bに所定量のモルタルを注入し、処分容器101bとして搬出部13から外部に搬出する。このとき、必要に応じて、容器待機ライン15Bのループライン72に待機している処分容器101cを容器搬送ライン11Bにおける搬入部12側に搬送して処理する。
すなわち、制御部51は、まず、ループライン72にて、特定の処分容器101cが待機コンベア71に対向する搬送コンベア88に搬送されたとき、全ての搬送コンベア76,77,78,79,80,81,82,83,84,85,86,87,88,89を停止させる。次に、制御部51は、回転台96を90度だけ矢印B12方向に回動し、搬送コンベア88と待機コンベア71を直列状態とする。続いて、制御部51は、搬送コンベア88と待機コンベア71を駆動し、処分容器101cを矢印B14方向に移動し、待機コンベア71に搬送する。一方、制御部51は、回転台96を90度だけ矢印B2方向に回動し、搬送コンベア88を搬送コンベア87,89に対して直列状態とする。そして、必要に応じて、搬送コンベア76,77,78,79,80,81,82,83,84,85,86,87,88,89と回転台91,92,93,94,95,96を同期して駆動することで、複数の処分容器101cを矢印B3,B4,B5,B6,B7,B8,B9,B10,B11方向に移動し、ループライン72に待機させる。
移動装置74は、矢印B16方向に移動し、搬入部12に位置する空の搬送コンベア21を待機コンベア71に隣接する位置に移動する。ここで、待機コンベア71が駆動することで、待機コンベア71上の処分容器101cを矢印B14方向に移動し、搬送コンベア21に搬送する。そして、移動装置74は、矢印B15方向に移動し、搬送コンベア21を搬入部12に移動する。すると、所定量に満たないモルタルが充填された処分容器101cは、搬入部12に位置することとなる。その後、搬送コンベア21,22を駆動することで、処分容器101cを矢印A2方向に移動し、容器搬送ライン11Bにおけるモルタル充填位置に移動する。ここで、固化剤充填装置14が作動し、注入装置31が処分容器101cに足りないモルタルを注入する。
搬送コンベア22上の処分容器101cに所定量のモルタルが充填されると、制御部51は、充填量センサ52の計測結果に基づいて、処分容器101cは、所定量のモルタルが充填された処分容器101bであることを認識する。そのため、制御部51は、各搬送コンベア21,22が逆転作動し、放射性廃棄物100が収納され、且つ、所定量のモルタルが充填された処分容器101cは、矢印A3方向に移動して搬出部13まで搬送された後、矢印A4方向に搬送され、搬出部13から外部に排出される。
このように固化剤タンク33のモルタルの貯留量が減少し、処分容器101Bに所定量のモルタルを注入することができない場合であっても、残りのモルタルを処分容器101Bに注入する。そして、所定量に満たないモルタルが充填された処分容器101cを搬出部13から外部に搬出せずに、容器待機ライン15Bに待機させておく。その後、必要に応じて、この処分容器101cを容器待機ライン15Bから容器搬送ライン11Bに戻して足りないモルタルを充填する。そのため、余剰のモルタルを廃棄する必要がなくなる。
なお、制御部51は、ループライン72に待機されている複数の処分容器101におけるモルタルの充填量を記憶部53に記憶している。そのため、固化剤タンク33に貯留されているモルタルの貯留量が減少し、注入装置31が処分容器101aに所定量のモルタルを注入することができない事態が発生したとき、固化剤タンク33のモルタルの残量に応じて、ループライン72に待機されている複数の処分容器101cの中から、モルタルの残量に適合した特定の処分容器101cを選んで容器搬送ライン11Bに搬送してもよい。すなわち、モルタルの残量と、処分容器101cに対して注入が必要なモルタルの注入量がほぼ一致した処分容器101cを、ループライン72の複数の処分容器101cの中から選んで容器搬送ライン11Bに搬送する。
[本実施形態の作用効果]
第1の態様に係る放射性廃棄物の処理装置は、放射性廃棄物100が収納された処分容器101を搬送する容器搬送ライン11,11A,11Bと、容器搬送ライン11,11A,11Bに処分容器101を搬入する搬入部12と、容器搬送ライン11,11A,11Bから処分容器101を搬出する搬出部13と、容器搬送ライン11,11A,11Bにある処分容器101にモルタル(固化剤)を充填する固化剤充填装置14と、容器搬送ライン11,11A,11Bに連結されて容器搬送ライン11,11A,11Bにある処分容器101を搬送して一時的に待機させる容器待機ライン15,15A,15Bとを備える。
第1の態様に係る放射性廃棄物の処理装置によれば、固化剤充填装置14が設けられる容器搬送ライン11,11A,11Bに対して、容器待機ライン15,15A,15Bが設けられることから、モルタルの充填量が十分でない処分容器を容器待機ライン15,15A,15Bに待機させることができると共に、容器待機ライン15,15A,15Bに待機している処分容器101を容器搬送ライン11,11A,11Bに戻して再度モルタルを充填することができる。そのため、余剰のモルタルを処分容器101に注入することで、余剰のモルタルを減少させることで処理コストの低減を図ることができる。
第2の態様に係る放射性廃棄物の処理装置は、第1の態様に係る放射性廃棄物の処理装置であって、さらに、容器待機ライン15,15A,15Bが、容器搬送ライン11,11A,11Bにおける固化剤充填装置14より搬送方向の下流側にある処分容器101を、容器搬送ライン11,11A,11Bにおける固化剤充填装置14より搬送方向の上流側に搬送する。これにより、容器待機ライン15,15A,15Bに待機している処分容器101を容易に容器搬送ライン11,11A,11Bに戻して再度モルタルを充填することができる。
第3の態様に係る放射性廃棄物の処理装置は、第2の態様に係る放射性廃棄物の処理装置であって、さらに、容器待機ライン15は、平面視がU字形状をなし、容器搬送ライン11における固化剤充填装置14と搬出部13との間と、容器搬送ライン11における固化剤充填装置14と搬入部12との間を連結する。これにより、容器待機ライン15の簡素化を図ることができる。
第4の態様に係る放射性廃棄物の処理装置は、第3の態様に係る放射性廃棄物の処理装置であって、さらに、容器待機ライン15は、容器搬送ライン11に平行に配置される待機コンベア41と、容器搬送ライン11と待機コンベア41との間で処分容器101を移動する移動装置42とを有し、移動装置42は、容器搬送ライン11における搬送方向の下流側から待機コンベア41における搬送方向の上流側に処分容器101を移動する第1移動台車43と、待機コンベア41における搬送方向の下流側から容器搬送ライン11における搬送方向の上流側に処分容器101を移動する第2移動台車44とを有する。これにより、容器待機ライン15を適切に構成することができる。
第5の態様に係る放射性廃棄物の処理装置は、第2の態様に係る放射性廃棄物の処理装置であって、さらに、容器待機ライン15Aは、平面視がL字形状をなし、容器搬送ライン11Aにおける搬送方向の下流側端部と、容器搬送ライン11Aにおける搬送方向の上流側端部とを連結する。これにより、設置位置の形状に応じて容器待機ライン15Aを適切に設置することができる。
第6の態様に係る放射性廃棄物の処理装置は、第5の態様に係る放射性廃棄物の処理装置であって、さらに、容器待機ライン15Bは、容器搬送ライン11Aに平行に配置される第1待機コンベア61と、容器搬送ライン11Aと第1待機コンベア61との間に位置して容器搬送ライン11Aに平行に配置される第2待機コンベア62と、容器搬送ライン11Aと第1待機コンベア61と第2待機コンベア62との間で処分容器101を移動する移動装置63とを有し、移動装置63は、容器搬送ライン11Aにおける搬送方向の下流側から第1待機コンベア61における搬送方向の上流側に処分容器101を移動する第1移動台車64と、第1待機コンベア61における搬送方向の下流側から第2待機コンベア62における搬送方向の上流側に処分容器101を移動する第2移動台車65と、第2待機コンベア62における搬送方向の下流側から容器搬送ライン11Aにおける搬送方向の上流側に処分容器101を移動する第3移動台車66とを有する。これにより、容器待機ライン15Aを適切に構成することができる。
第7の態様に係る放射性廃棄物の処理装置は、第2の態様に係る放射性廃棄物の処理装置であって、さらに、容器待機ライン15Bは、平面視がT字形状をなし、容器搬送ライン11Bにおける搬送方向の下流側端部と、容器搬送ライン11Bにおける搬送方向の上流側端部とを連結する。これにより、設置位置の形状に応じて容器待機ライン15Bを適切に設置することができる。
第8の態様に係る放射性廃棄物の処理装置は、第7の態様に係る放射性廃棄物の処理装置であって、さらに、容器待機ライン15Bは、容器搬送ライン11Bに平行に配置される待機コンベア71と、容器搬送ライン11Bにおける搬送方向の下流側と待機コンベア71における搬送方向の上流側とに連結されて処分容器101をループ状に搬送するループライン72と、容器搬送ライン11Bとループライン72との間および待機コンベア71とループライン72との間にそれぞれ配置されて処分容器101の搬送方向を変更する回転台91,96と、容器搬送ライン11Bと待機コンベア71との間で処分容器を移動する移動装置74とを有する。これにより、容器待機ライン15Bを適切に構成することができる。
第9の態様に係る放射性廃棄物の処理装置は、第1の態様から第8の態様に係る放射性廃棄物の処理装置であって、さらに、処分容器101におけるモルタルの充填量を計測する充填量センサ52と、充填量センサ52の計測結果に基づいて処分容器101の搬送先を搬出部13と容器待機ライン15,15A,15Bとの間で切替制御する制御部51とを有する。これにより、処分容器101におけるモルタルの充填量に応じて、処分容器101の搬送先を自動的に切り替えることができる。
第10の態様に係る放射性廃棄物の処理装置は、第9の態様に係る放射性廃棄物の処理装置であって、さらに、制御部51は、充填量センサ52の計測結果に基づいて容器待機ライン15Bを駆動制御して容器待機ライン15Bにある処分容器101を選択的に容器搬送ライン11Bに搬送する。これにより、モルタルの充填量が所定量に満たない処分容器101に対して所定量のモルタルを適切に充填することができる。
第11の態様に係る放射性廃棄物の処理方法は、放射性廃棄物100が収納された処分容器101を搬入部12から容器搬送ライン11,11A,11Bに搬入する工程と、容器搬送ライン11,11A,11Bで搬送される処分容器101にモルタル(固化剤)を充填する工程と、予め設定された所定量のモルタルが充填された処分容器101を搬出部13から外部に搬出する工程と、所定量に満たないモルタルが充填された処分容器101を容器待機ライン15,15A,15Bに搬送する工程と、容器待機ライン15,15A,15Bにある処分容器101を容器搬送ライン11,11A,11Bにおける搬入部12側に搬送する工程とを有する。これにより、モルタルの充填量が十分でない処分容器を容器待機ライン15,15A,15Bに待機させることができると共に、容器待機ライン15,15A,15Bに待機している処分容器101を容器搬送ライン11,11A,11Bに戻して再度モルタルを充填することができる。そのため、余剰のモルタルを処分容器101に注入することで、余剰のモルタルを減少させることで処理コストの低減を図ることができる。
なお、上述した実施形態では、容器待機ライン15,15A,15BをU字形状、L字形状、T字形状としたが、この形状は、上述したものに限定されるものではない。容器待機ラインの形状は、放射性廃棄物の処理装置10,10A,10Bを設置する位置や周辺の形状に応じて適宜設定すればよいものである。
また、上述した実施形態では、放射性廃棄物の処理装置10,10A,10Bをループ形状としたが、例えば、直線状に配置される容器搬送ラインに対して、直線状に配置される容器待機ラインが交差するように、T字形状に配置してもよい。
また、上述した実施形態では、容器待機ライン15,15A,15Bに所定の充填量に満たないモルタルが充填された処分容器101を待機させたが、放射性廃棄物100が収納されてモルタルが充填されていない処分容器や放射性廃棄物100が収納されていないからの処分容器を待機させてもよい。
10,10A,10B 放射性廃棄物の処理装置
11,11A,11B 容器搬送ライン
12 搬入部
13 搬出部
14 固化剤充填装置
15,15A,15B 容器待機ライン
21,22,23,24,25,26 搬送コンベア
31 注入装置
32 供給ホース
33 固化剤タンク
34 移動機構
41 待機コンベア
42 移動装置
43 第1移動台車
44 第2移動台車
51 制御部
52 充填量センサ
53 記憶部
61 第1待機コンベア
62 第2待機コンベア
63 移動装置
64 第1移動台車
65 第2移動台車
66 第3移動台車
71 待機コンベア
72 ループライン
73 回転装置
74 移動装置
76,77,78,79,80,81,82,83,84,85,86,87,88,89 搬送コンベア
91,92,93,94,95,96 回転台
100 放射性廃棄物
101,101a,101b,101c 処分容器

Claims (11)

  1. 放射性廃棄物が収納された処分容器を搬送する容器搬送ラインと、
    前記容器搬送ラインに前記処分容器を搬入する搬入部と、
    前記容器搬送ラインから前記処分容器を搬出する搬出部と、
    前記容器搬送ラインにある前記処分容器に固化剤を充填する固化剤充填装置と、
    前記容器搬送ラインに連結されて前記容器搬送ラインにある前記処分容器を搬送して一時的に待機させる容器待機ラインと、
    を備える放射性廃棄物の処理装置。
  2. 前記容器待機ラインは、前記容器搬送ラインにおける前記固化剤充填装置より搬送方向の下流側にある前記処分容器を、前記容器搬送ラインにおける前記固化剤充填装置より搬送方向の上流側に搬送する、
    請求項1に記載の放射性廃棄物の処理装置。
  3. 前記容器待機ラインは、平面視がU字形状をなし、前記容器搬送ラインにおける前記固化剤充填装置と前記搬出部との間と、前記容器搬送ラインにおける前記固化剤充填装置と前記搬入部との間を連結する、
    請求項2に記載の放射性廃棄物の処理装置。
  4. 前記容器待機ラインは、前記容器搬送ラインに平行に配置される待機コンベアと、前記容器搬送ラインと前記待機コンベアとの間で前記処分容器を移動する移動装置とを有し、
    前記移動装置は、前記容器搬送ラインにおける搬送方向の下流側から前記待機コンベアにおける搬送方向の上流側に前記処分容器を移動する第1移動台車と、前記待機コンベアにおける搬送方向の下流側から前記容器搬送ラインにおける搬送方向の上流側に前記処分容器を移動する第2移動台車とを有する、
    請求項3に記載の放射性廃棄物の処理装置。
  5. 前記容器待機ラインは、平面視がL字形状をなし、前記容器搬送ラインにおける搬送方向の下流側端部と、前記容器搬送ラインにおける搬送方向の上流側端部とを連結する、
    請求項2に記載の放射性廃棄物の処理装置。
  6. 前記容器待機ラインは、前記容器搬送ラインに平行に配置される第1待機コンベアと、前記容器搬送ラインと前記第1待機コンベアとの間に位置して前記容器搬送ラインに平行に配置される第2待機コンベアと、前記容器搬送ラインと前記第1待機コンベアと前記第2待機コンベアとの間で前記処分容器を移動する移動装置とを有し、
    前記移動装置は、前記容器搬送ラインにおける搬送方向の下流側から前記第1待機コンベアにおける搬送方向の上流側に前記処分容器を移動する第1移動台車と、前記第1待機コンベアにおける搬送方向の下流側から前記第2待機コンベアにおける搬送方向の上流側に前記処分容器を移動する第2移動台車と、前記第2待機コンベアにおける搬送方向の下流側から前記容器搬送ラインにおける搬送方向の上流側に前記処分容器を移動する第3移動台車とを有する、
    請求項5に記載の放射性廃棄物の処理装置。
  7. 前記容器待機ラインは、平面視がT字形状をなし、前記容器搬送ラインにおける搬送方向の下流側端部と、前記容器搬送ラインにおける搬送方向の上流側端部とを連結する、
    請求項2に記載の放射性廃棄物の処理装置。
  8. 前記容器待機ラインは、前記容器搬送ラインに平行に配置される待機コンベアと、前記容器搬送ラインにおける搬送方向の下流側と前記待機コンベアにおける搬送方向の上流側とに連結されて前記処分容器をループ状に搬送するループラインと、前記容器搬送ラインと前記ループラインとの間および前記待機コンベアと前記ループラインとの間にそれぞれ配置されて前記処分容器の搬送方向を変更する回転装置と、前記容器搬送ラインと前記待機コンベアとの間で前記処分容器を移動する移動装置とを有する、
    請求項7に記載の放射性廃棄物の処理装置。
  9. 前記処分容器における前記固化剤の充填量を計測する充填量センサと、前記充填量センサの計測結果に基づいて前記処分容器の搬送先を前記搬出部と前記容器待機ラインとの間で切替制御する制御部とを有する、
    請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の放射性廃棄物の処理装置。
  10. 前記制御部は、前記充填量センサの計測結果に基づいて前記容器待機ラインを駆動制御して前記容器待機ラインにある前記処分容器を選択的に前記容器搬送ラインに搬送する、
    請求項9に記載の放射性廃棄物の処理装置。
  11. 放射性廃棄物が収納された処分容器を搬入部から容器搬送ラインに搬入する工程と、
    前記容器搬送ラインで搬送される前記処分容器に固化剤を充填する工程と、
    予め設定された所定量の固化剤が充填された前記処分容器を搬出部から搬出する工程と、
    前記所定量に満たない固化剤が充填された前記処分容器を容器待機ラインに搬送する工程と、
    前記容器待機ラインにある前記処分容器を前記容器搬送ラインにおける前記搬入部側に搬送する工程と、
    を有する放射性廃棄物の処理方法。
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