JP2023156194A - 穿刺デバイス - Google Patents

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Takeshi Fukunaga
友希弘 伏屋
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Tomoki Kosugi
佑紀 武部
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Abstract

【課題】高い穿刺性と安全性を有する穿刺デバイスを提供する。【解決手段】穿刺デバイス1は、先端が鋭利な針先を有する穿刺部11と、穿刺部11の基端側に設けられている軸部12と、を備える。軸部12が、コア材121と、コア材121の外周面に配置された外層体122と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、内視鏡用の穿刺デバイスに関する。
従来、胃や腸などの消化管を経由して超音波内視鏡(EUS)で腹腔内を観察し、腹腔内の病気に対して治療を行うインターベンショナル(Interventional)EUSと呼ばれる手技が知られており、そのような手技の一つとして、胃や十二指腸内から胆管を穿刺し、胆汁の流れの悪くなった胆管にステントを留置する超音波内視鏡下胆道ドレナージ(EUS-BD)がある。例えばEUS-HGSと呼ばれる胃内から胆管を穿刺する処置の場合、シースと穿刺針とを備えた内視鏡用穿刺装置が超音波内視鏡と共に用いられる。EUS-HGSでは、超音波内視鏡の先端から突出させたシースの先端から穿刺針の先端部を押し出し、胃の内側から肝内胆管に至るように胃及び肝臓を穿刺し、胃から胆管に瘻孔が形成される。例えば特許文献1には、このような処置に用いられる内視鏡用穿刺装置が開示されている。
特開2010-194011号公報
特許文献1の内視鏡用穿刺装置は、超音波内視鏡の内部(処置具挿通チャンネル)に挿入される可撓性のシース内に、薄肉厚のステンレス鋼パイプ又はその他の金属パイプ材等を用いた穿刺針が挿通配置されているものである。このような内視鏡用穿刺装置を用いて穿刺処置を行う際、内視鏡の先端を安定させるために、内視鏡にアップアングルを十分にかけた状態(すなわち、内視鏡の先端部を折り曲げた状態)で穿刺対象部位を穿刺することがままあるが、内視鏡に角度が付いた状態で穿刺針が押し出されると、穿刺針自体に曲がり癖がついて変形してしまうことがある。穿刺針が屈曲すると直進安定性が失われ、その結果、穿刺対象部位への狙いを付けにくくなるという問題があった。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、高い穿刺性と安全性を有する穿刺デバイスを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、先端が鋭利な針先を有する穿刺部と、前記穿刺部の基端側に設けられている軸部と、を備え、前記軸部が、コア材と、前記コア材の外周面に配置された外層体と、を備える、穿刺デバイスを提供する(発明1)。
かかる発明(発明1)によれば、コア材の外周面に外層体を配置する構成とすることにより、コア材の径と外層体の厚みとを変化させることで、軸部の柔軟性を容易に調節することができるので、軸部を穿刺部よりも柔軟に形成することができ、その結果、高い穿刺性と安全性を有する穿刺デバイスを提供することができる。
また、コア材の外周面に外層体を配置する構成とすることにより、コア材の径と外層体の厚みとを変化させることで、穿刺部の外径と軸部の外径とを均一に構成することができる。その結果、インナーシース内に穿刺部及び軸部が配置されている状態において、穿刺部及び軸部の外周とインナーシースの内周面との間に不要なクリアランス(隙間)がなくなるので、穿刺デバイスを用いて穿刺するときに軸部がインナーシース内で撓む等の余計な動きをすることを抑制することができる。
上記発明(発明1)においては、前記コア材の先端部が前記穿刺部の内部に位置していてもよい(発明2)。
かかる発明(発明2)によれば、単に穿刺部と軸部とを当接させて面で接合するよりも、両者を安定的に接合することができる。
上記発明(発明2)においては、前記コア材の先端部が前記穿刺部に形成されている挿入孔に挿入されていてもよい(発明3)。
上記発明(発明1)においては、前記穿刺部の後端と前記外層体の先端とが当接していてもよい(発明4)。
上記発明(発明1)においては、前記穿刺部の外径と前記軸部の外径とが略同一であってもよい(発明5)。
本発明によれば、高い穿刺性と安全性を兼ね備えた穿刺デバイスを提供することができる。
第1実施形態に係る穿刺デバイスの全体構造を示す説明図である。 第1実施形態に係る穿刺デバイスの先端部の構造を示す説明図である。 第2実施形態に係る穿刺デバイスの先端部の構造を示す説明図である。 第3実施形態に係る穿刺デバイスの先端部の構造を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本発明は、以下に説明する実施形態にのみ限定されるものではなく、記載された実施形態はあくまでも本発明の技術的特徴を説明するための例示にすぎない。また、各図面に示す形状や寸法はあくまでも本発明の内容の理解を容易にするために示したものであり、実際の形状や寸法を正しく反映したものではない。
<第1実施形態>
図1は第1実施形態に係る穿刺デバイス1の全体構造を示す説明図であり、図2は穿刺デバイス1の先端部(図1において破線で囲んだ部分)の構造を示す説明図である。
本明細書において、「先端側」とは、穿刺デバイス1の軸方向に沿う方向であって、穿刺デバイス1及びそれを装着した内視鏡(不図示)が穿刺対象部位に向かって進行する方向を意味する。「基端側」とは、穿刺デバイス1の軸方向に沿う方向であって、上記先端側と反対の方向を意味する。また、「先端」とは、任意の部材または部位における先端側の端部、「基端」とは、任意の部材または部位における基端側の端部をそれぞれ示す。さらに、「先端部」とは、任意の部材または部位において、その先端を含み上記先端から基端側に向かって上記部材等の中途まで延びる部位を指し、「基端部」とは、任意の部材または部位において、その基端を含みこの基端から先端側に向かって上記部材等の中途まで延びる部位を指す。なお、図1においては、図示左側が体内へと挿入される「先端側」であり、図示右側が手技者によって操作される「基端側」である。
穿刺デバイス1は、図1に示すように、針部材10と、インナーシース20と、アウターシース30と、操作部40とを備える。穿刺デバイス1は、例えばEUS-BDの手技において、バイパス接続すべき管腔臓器(例えば胃や肝臓)の周壁に針部材10の先端を穿通させて穿刺孔を形成し、その穿刺孔を介して、管腔臓器間にガイドワイヤを挿通する際等に用いられる。穿刺デバイス1は、アウターシース30(及びアウターシース30の内腔内に組み込まれているインナーシース20、針部材10)が不図示の内視鏡の処置具挿通チャンネルに挿通され、操作部40を操作することにより、アウターシース30が内視鏡の処置具挿通チャンネルに対して軸方向にスライド(相対移動)可能に構成されている。穿刺デバイス1の先端部は内視鏡の処置具挿通チャンネルの先端から突出する。
インナーシース20は、可撓性を有する細長い管状部材であり、その内腔には針部材10が挿通されている。インナーシース20の内径は、針部材10がインナーシース20の内腔内を軸方向に摺動可能(相対移動可能)なように、針部材10の外径と同等かやや大きく形成されている。また、インナーシース20の外径は、インナーシース20が後述するアウターシース30の内腔内を軸方向に摺動可能(相対移動可能)なように、アウターシース30の内径よりもわずかに小さく形成されている。
インナーシース20を形成する材料については、その内腔内を針部材10が摺動することに耐え得る強度を有し、かつ生体適合性を有している限り、特に限定されるものではないが、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、アクリル樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、ポリイミド、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリエーテルサルフォン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリテトラフルオロエチレン等の各種樹脂材料や、ポリスチレン系、ポリオレフィン系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリブタジエン系等の各種熱可塑性エラストマーを使用することができる。これらのうち2種以上を組み合わせて使用することもできる。
インナーシース20は、操作部40を操作することにより、アウターシース30に対して軸方向にスライド(相対移動)可能となっている。
アウターシース30は、可撓性を有する細長い管状部材であり、その内腔にはインナーシース20が挿通されている。アウターシース30の内径は、インナーシース20がアウターシース30の内腔内を軸方向に摺動可能(相対移動可能)なように、インナーシース20の外径よりもわずかに大きく形成されている。アウターシース30の外径は、不図示の内視鏡の処置具挿通チャンネルに挿通可能な大きさとなっている。
アウターシース30を形成する材料については、その内腔内をインナーシース20が摺動することに耐え得る強度を有し、かつ生体適合性を有している限り、特に限定されるものではないが、例えば、上記のインナーシース20を形成する材料として例示した材料を用いることができる。
アウターシース30は、操作部40を操作することにより、内視鏡の処置具挿通チャンネルに対して軸方向にスライド(相対移動)可能となっている。
操作部40は、例えば樹脂材料で形成された複数の部材から構成され、アウターシース30の基端部が固設される操作部本体41と、操作部本体41に対して摺動自在に設けられるスライダ部42とを有する。操作部40を構成する各部材は、全てが同一の材料で形成されていてもよいし、部分的に異なる材料で形成されていてもよい。
操作部本体41は、全体としては細長い円筒形状を呈しており、内視鏡の処置具挿通チャンネルの入口に連結固定される接続部411と、接続部411の基端側に連結されたアウターシース長さ調整部412と、アウターシース長さ調整部412の基端側に連結されたインナーシース長さ調整部413とを備える。
接続部411は、アウターシース長さ調整部412の目盛部4121の先端部に接着等の手段で固定されており、アウターシース30の基端部が固設される。接続部411は、内視鏡の処置具挿通チャンネルの入口に連結固定され、これにより穿刺デバイス1を内視鏡に固定することが可能となっている。
アウターシース長さ調整部412は、内視鏡とアウターシース30との位置関係を調整するための機構であり、目盛部4121と、ストッパ4122とを有する。ストッパ4122は、目盛部4121に対して摺動自在に配置されている。目盛部4121はストッパ4122の配置位置を設定する際の指標となる複数の目盛を有し、各目盛は目盛部4121の外周面に各々所定間隔で配置されている。各目盛は、接続部411の先端からアウターシース30の先端までの長さを表している。
インナーシース長さ調整部413は、アウターシース30とインナーシース20(及びインナーシース20の内腔内に組み込まれている針部材10)との位置関係を調整するための機構であり、目盛部4131と、ストッパ4132とを有する。ストッパ4132は、目盛部4131に対して摺動自在に配置されている。目盛部4131はストッパ4132の配置位置を設定する際の指標となる複数の目盛を有し、各目盛は目盛部4131の外周面に各々所定間隔で配置されている。各目盛は、アウターシース30の先端からのインナーシース20(及びインナーシース20の内腔内に組み込まれている針部材10)の突出長を表しており、例えば、数値「1」に対応する目盛の位置にストッパ4132を配置し、ネジを回して固定する。その状態でスライダ部42を先端側にスライドさせると、その目盛が示す長さ分(1cm)だけ、アウターシース30の先端からインナーシース20(及び針部材10)の先端を突出させることが可能となっている。
スライダ部42は、全体としては細長い円筒形状を呈しており、使用者によって把持されるハンドル部421と、ハンドル部421の基端側に連結された、針部材10の基端部が固設される針固定部422とを備える。
本実施形態に係る針部材10は、図2に示すように、先端が鋭利な針先111を有する中実構造の穿刺部11と、穿刺部11の基端側に設けられている軸部12とを備える。穿刺部11の長さは5~80mm程度であり、軸部12の長さは、穿刺デバイス1の用途等によって変動する。
穿刺部11は、先端が三角に尖った略三角錐形状の針先111と、針先111と一体に形成されている円柱形状の基部112とを備え、基部112の基端側には軸部12に向かう方向(基端方向)に開口した挿入孔113が穿設されている。
穿刺部11を形成する材料については、穿刺対象部位に針先111を穿通させて穿刺孔を形成できる程度の硬さと強度を有し、かつ生体適合性を有している限り、特に限定されるものではないが、例えば、ステンレス鋼、チタン、ニッケルチタン合金、コバルトクロム合金等の金属材料を用いることができる。
穿刺部11の針先111の最大外径は、針部材10をインナーシース20から引き抜く際に穿刺部11がインナーシース20に引っ掛からないよう、基部112の外径と同一かそれよりも小さい必要がある。
軸部12は、径が全長に亘って略均一であり、略正円形状の断面を有するコア材121と、コア材121の外周面に配置された外層体122とを備える。外層体122の外径は穿刺部11の基部112の外径と略同一になっており、穿刺部11の基部12から外層体122の全体にかけての外周面が、インナーシース20の内周面に接するように、針部材10がインナーシース20の内腔に挿通されている。
コア材121の先端部1211は、穿刺部11の基部112に形成された挿入孔113に挿入されている。これにより、コア材121の少なくとも一部(先端部1211)が穿刺部11の内部に位置するようになっている。コア材121の先端部1211は穿刺部11の基部112に対して公知の固定手段を用いて固定されていてもよい。コア材121を形成する材料については、特に限定されるものではないが、例えば、穿刺部11を形成する材料と同じ金属材料を用いることができる。コア材121は、全てが同一の材料で形成されていてもよいし、部分的に異なる材料で形成されていてもよい。このようにコア材121の少なくとも一部(先端部1211)が穿刺部11の内部に位置するように針部材10を構成することにより、単に穿刺部11と軸部12とを当接させて面で接合するよりも、両者を安定的に接合することができる。
軸部12の外層体122は、複数のワイヤ(素線又は素線群)を螺旋状に撚ってコア材121の周囲に配置したワイヤロープである。外層体121を形成する材料については、特に限定されるものではないが、例えば、穿刺部11を形成する材料と同じ金属材料を用いることができる。外層体121は、全てが同一の材料で形成されていてもよいし、部分的に異なる材料で形成されていてもよい。外層体122としてワイヤロープを採用することにより、軸部12の外表面に凹凸を持たせることができ、その結果、インナーシース20の内周面との接地面積が少なくなり、針部材10の摺動性が向上する。
穿刺部11の基端(穿刺部11の基部112の基端面)には、外層体122の先端(外層体122の先端面)が当接しており、穿刺部11の基端と外層体122の先端とは、接着剤、ロウ付け、圧接、YAGレーザ溶接等の公知の接合手段を用いて固着されている。
以上説明した針部材10の軸部12のように、コア材121の外周面に外層体122を配置する構成であれば、コア材121の径と外層体122の厚みとを変化させることにより、軸部12の柔軟性を容易に調節することができるので、軸部12を穿刺部11よりも柔軟に形成することができ、その結果、高い穿刺性と安全性を有する穿刺デバイス1を提供することができる。
また、コア材121の外周面に外層体122を配置する構成とすることにより、コア材121の径と外層体122の厚みとを変化させることで、穿刺部11の外径と軸部12の外径とを均一に構成(すなわち、針部材10の外径を全体的に均一に構成)することができる。その結果、インナーシース20内に針部材10(穿刺部11及び軸部12)が配置されている状態において、針部材10(穿刺部11及び軸部12)の外周とインナーシースの内周面との間に不要なクリアランス(隙間)がなくなるので、穿刺デバイス1を用いて穿刺するときに軸部12がインナーシース20内で撓む等の余計な動きをすることを抑制することができる。
そして、軸部12が穿刺部11よりも柔軟に形成されていれば、穿刺デバイス1を用いて穿刺処置を行う際、内視鏡にアップアングルをかけた状態で針部材10が押し出されても、針部材10自体に曲がり癖がついて変形することを抑制できるため、穿刺対象部位に対して完全かつスムーズに穿孔を形成することができ、高い穿刺性と安全性を有する穿刺デバイス1を提供することができる。
<第2実施形態>
第2実施形態に係る穿刺デバイス1Aは、第1実施形態に係る穿刺デバイス1の針部材10を、以下に説明する構造の針部材10Aとしたものである。インナーシース20、アウターシース30、操作部40の構造は第1実施形態に係る穿刺デバイス1と同じであるため、その説明を省略する。
図3は第2実施形態に係る穿刺デバイス1Aの先端部の構造を示す説明図である。本実施形態に係る針部材10Aは、図3に示すように、先端が鋭利な針先111を有する中実構造の穿刺部11Aと、穿刺部11Aの基端側に設けられている軸部12Aとを備える。穿刺部11Aの長さは5~80mm程度であり、軸部12Aの長さは、穿刺デバイス1の用途等によって変動する。
穿刺部11Aは、先端が三角に尖った略三角錐形状の針先111Aと、針先111Aと一体に形成されている円柱形状の基部112Aとを備え、基部112Aの基端側には軸部12Aに向かう方向(基端方向)に開口した挿入孔113Aが穿設されている。
穿刺部11Aを形成する材料については、穿刺対象部位に針先111Aを穿通させて穿刺孔を形成できる程度の硬さと強度を有し、かつ生体適合性を有している限り、特に限定されるものではないが、例えば、ステンレス鋼、チタン、ニッケルチタン合金、コバルトクロム合金等の金属材料を用いることができる。
軸部12Aは、コア本体部1211Aよりもコア先端部1213Aの径が小さくなっている、略正円形状の断面を有するコア材121Aと、コア材121Aの外周面に配置された外層体122Aとを備える。外層体122Aの外径は穿刺部11Aの外径と略同一になっており、穿刺部11Aから外層体122Aの全体にかけての外周面が、インナーシース20の内周面に接するように、針部材10Aがインナーシース20の内腔に挿通されている。
コア材121Aは、略円柱形状のコア本体部1211Aと、外径が漸減するテーパ形状(円錐台形状)を有するコアテーパ部1212Aと、コア本体部1211Aよりも小さい外径を有する略円柱形状のコア先端部1213Aとを備えている。コア本体部1211Aの外径は外層体122Aの内径と等しく、コア先端部1213Aの外径は穿刺部11Aの挿入孔113Aの内径と等しく形成されている。
コア材121Aの先端部1213Aは、穿刺部11Aの挿入孔113Aに挿入されている。これにより、コア材121Aの少なくとも一部(先端部1211A)が穿刺部11Aの内部に位置するようになっている。コア材121Aの先端部1213Aは穿刺部11Aに対して公知の固定手段を用いて固定されていてもよい。コア材121Aを形成する材料については、特に限定されるものではないが、例えば、穿刺部11Aを形成する材料と同じ金属材料を用いることができる。コア材121Aは、全てが同一の材料で形成されていてもよいし、部分的に異なる材料で形成されていてもよい。
軸部12Aの外層体122Aは、複数のワイヤ(素線又は素線群)を螺旋状に撚ってコア材121Aの周囲に配置したワイヤロープである。外層体121Aを形成する材料については、特に限定されるものではないが、例えば、穿刺部11Aを形成する材料と同じ金属材料を用いることができる。外層体121Aは、全てが同一の材料で形成されていてもよいし、部分的に異なる材料で形成されていてもよい。
穿刺部11Aの基端には、外層体122Aの先端が当接しており、穿刺部11Aの基端と外層体122Aの先端とは、接着剤、ロウ付け、圧接、YAGレーザ溶接等の公知の接合手段を用いて固着されている。
本実施形態に係る軸部12Aのように、コア材の先端部の径だけを全体の径に比して小さくし、外層体を薄く形成することにより、軸部全体の外径を維持しつつ、径が大きめのコア材を軸部に採用することができるようになるので、軸部に持たせる柔軟性の調整の自由度を高めることができる。
<第3実施形態>
第3実施形態に係る穿刺デバイス1Bは、第1実施形態に係る穿刺デバイス1の針部材10を、以下に説明する構造の針部材10Bとしたものである。インナーシース20、アウターシース30、操作部40の構造は第1実施形態に係る穿刺デバイス1と同じであるため、その説明を省略する。
図4は第3実施形態に係る穿刺デバイス1Bの先端部の構造を示す説明図である。本実施形態に係る針部材10Bは、図3に示すように、中空構造の穿刺部11Bと、穿刺部11Bの基端側に設けられている軸部12Bとを備える。穿刺部11Bの長さは5~80mm程度であり、軸部12Bの長さは、穿刺デバイス1の用途等によって変動する。
穿刺部11Bは、軸線に沿って断面視正円形状の貫通孔114を有する略円筒形状の部材を、先端側を軸線に対して斜めに切断することによって刃面115が形成された形状を有する。
穿刺部11Bを形成する材料については、穿刺対象部位に刃面115を穿通させて穿刺孔を形成できる程度の硬さと強度を有し、かつ生体適合性を有している限り、特に限定されるものではないが、例えば、ステンレス鋼、チタン、ニッケルチタン合金、コバルトクロム合金等の金属材料を用いることができる。
軸部12Bは、コア本体部1211Bよりもコア先端部1213Bの径が小さくなっている、略正円形状の断面を有するコア材121Bと、コア材121Bの外周面に配置された外層体122Bとを備える。外層体122Bの外径は穿刺部11Bの外径と略同一になっており、穿刺部11Bから外層体122Bの全体にかけての外周面が、インナーシース20の内周面に接するように、針部材10Bがインナーシース20の内腔に挿通されている。
コア材121Bは、略円柱形状のコア本体部1211Bと、外径が漸減するテーパ形状(円錐台形状)を有するコアテーパ部1212Bと、コア本体部1211Bよりも小さい外径を有する略円柱形状のコア先端部1213Bとを備えている。コア本体部1211Bの外径は外層体122Bの内径と等しく、コア先端部1213Bの外径は穿刺部11Bの貫通孔114の内径と等しく形成されている。
コア材121Bの先端部1213Bは、穿刺部11Bの貫通孔114に挿入されている。これにより、コア材121Bの少なくとも一部(先端部1211B)が穿刺部11Bの内部に位置するようになっている。コア材121Bの先端部1213Bは穿刺部11Bに対して公知の固定手段を用いて固定されていてもよい。コア材121Bを形成する材料については、特に限定されるものではないが、例えば、穿刺部11Bを形成する材料と同じ金属材料を用いることができる。コア材121Bは、全てが同一の材料で形成されていてもよいし、部分的に異なる材料で形成されていてもよい。
軸部12Bの外層体122Bは、複数のワイヤ(素線又は素線群)を螺旋状に撚ってコア材121Bの周囲に配置したワイヤロープである。外層体121Bを形成する材料については、特に限定されるものではないが、例えば、穿刺部11Bを形成する材料と同じ金属材料を用いることができる。外層体121Bは、全てが同一の材料で形成されていてもよいし、部分的に異なる材料で形成されていてもよい。
穿刺部11Bの基端には、外層体122Bの先端が当接しており、穿刺部11Bの基端と外層体122Bの先端とは、接着剤、ロウ付け、圧接、YAGレーザ溶接等の公知の接合手段を用いて固着されている。
本実施形態に係る軸部12Bのように、コア材の先端部の径だけを全体の径に比して小さくし、外層体を薄く形成することにより、軸部全体の外径を維持しつつ、径が大きめのコア材を軸部に採用することができるようになるので、軸部に持たせる柔軟性の調整の自由度を高めることができる。
また、本実施形態に係る穿刺部11Bのように、軸線に沿って貫通孔が形成されている中空構造の穿刺部とすることにより、穿刺対象部位の組織片の採取を行う生検針としての機能を穿刺部に持たせることが可能となる。
以上、本発明に係る穿刺デバイスについて図面に基づいて説明してきたが、本発明は上記実施形態に限定されることはなく、種々の変更実施が可能である。例えば、上記実施形態においては、軸部12の外層体122に、複数のワイヤを螺旋状に撚って形成したワイヤロープを採用しているが、これに限られるものではなく、軸部12のコア材121に採用される材料を考慮しつつ、例えば金属材料や樹脂材料等によって形成されたチューブ体やコイル体を外層体122に採用し、軸部12の柔軟性が穿刺部11よりも高くなるようにしてもよい。
また、穿刺部11と軸部12との接合に関し、穿刺部11の挿入孔113に挿入されているコア材121の先端部1211に対して、穿刺部11の外表面から当該先端部1211をレーザスポット溶接して接合強度を高めてもよいし、穿刺部11に外表面から溝を切り、その溝にコア材121の先端部1211を入れて埋設してもよい。
1、1A、1B 穿刺デバイス
10、10A、10B 針部材
11、11A、11B 穿刺部
111、111A 針先
112、112A 基部
113、113A 挿入孔
114 貫通孔
115 刃面
12、12A、12B 軸部
121、121A、121B コア材
122、122A、122B 外層体
20 インナーシース
30 アウターシース
40 操作部

Claims (5)

  1. 先端が鋭利な針先を有する穿刺部と、
    前記穿刺部の基端側に設けられている軸部と、を備え、
    前記軸部が、コア材と、前記コア材の外周面に配置された外層体と、を備える、穿刺デバイス。
  2. 前記コア材の先端部が前記穿刺部の内部に位置している、請求項1に記載の穿刺デバイス。
  3. 前記コア材の先端部が前記穿刺部に形成されている挿入孔に挿入されている、請求項2に記載の穿刺デバイス。
  4. 前記穿刺部の基端と前記外層体の先端とが当接している、請求項1に記載の穿刺デバイス。
  5. 前記穿刺部の外径と前記軸部の外径とが略同一である、請求項1に記載の穿刺デバイス。
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