JP2023156119A - 頭部画像取得装置及び頭部画像取得方法 - Google Patents

頭部画像取得装置及び頭部画像取得方法 Download PDF

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Abstract

Figure 2023156119000001
【課題】ヘッドレスト部と情報検出部との接触を抑制することができると共に、ヘッドレスト部と情報検出部との位置合わせを容易化することができる頭部画像取得装置及び頭部画像取得方法を提供する。
【解決手段】頭部画像取得装置1は、座った状態の被検者2の頭部21の画像を取得するための頭部画像取得装置であって、被検者2が座るための椅子部6と、台座部3と、被検者2からの放射線を検出する検出部43を有する情報検出部4と、被検者2の頭部21が固定されるヘッドレスト部5と、を備える。情報検出部4は、台座部3に対して移動可能となるように台座部3に接続されている。ヘッドレスト部5は、情報検出部4及び台座部3の一方に対して移動可能となるように情報検出部4及び台座部3の当該一方に接続されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、頭部画像取得装置及び頭部画像取得方法に関する。
特許文献1には、支持本体と、支持本体に対して上下動及び回転動可能に設けられたガントリ(情報検出部)と、を備えるCT(Computed Tomography)装置が記載されている。このCT装置では、ヘッドレストを有する椅子が支持本体上に設けられている。このCT装置の使用時には、椅子に座った被検体の頭部がヘッドレストに固定される。そして、支持本体に対して椅子を移動させることにより、頭部に対するガントリの位置が調整される。この位置合わせは、ガントリに設けられた投光器を用いて行われる。
特公平8-4586号公報
上述したようなCT装置では、被検者の頭部の位置合わせの際にヘッドレストを有する椅子がガントリに接触してしまう可能性がある。また、上述したようなCT装置には、被検者の頭部(ヘッドレスト)とガントリとの間の位置合わせを容易化することが求められる。
本発明は、ヘッドレスト部と情報検出部との接触を抑制することができると共に、ヘッドレスト部と情報検出部との位置合わせを容易化することができる頭部画像取得装置及び頭部画像取得方法を提供することを目的とする。
本発明の頭部画像取得装置は、[1]「座った状態の被検者の頭部の画像を取得するための頭部画像取得装置であって、台座部と、前記被検者からの放射線を検出する検出部を有する情報検出部と、前記被検者の頭部が固定されるヘッドレスト部と、を備え、前記情報検出部は、前記台座部に対して移動可能となるように前記台座部に接続されており、前記ヘッドレスト部は、前記情報検出部及び前記台座部の一方に対して移動可能となるように前記情報検出部及び前記台座部の前記一方に接続されている、頭部画像取得装置」である。
この頭部画像取得装置では、ヘッドレスト部が、情報検出部及び台座部の一方に対して移動可能となるように情報検出部及び台座部の当該一方に接続されている。当該一方が台座部である場合、ヘッドレスト部に被検者の頭部を固定した後、情報検出部を台座部に対して移動させることにより、ヘッドレスト部と情報検出部との位置合わせを行うことができる。或いは、当該一方が情報検出部である場合、ヘッドレスト部に被検者の頭部を固定した後、情報検出部を台座部に対して移動させながらヘッドレスト部を情報検出部に対して移動させることにより、ヘッドレスト部と情報検出部との位置合わせを行うことができる。この頭部画像取得装置では、ヘッドレスト部が情報検出部及び台座部の一方に接続されているため、例えばヘッドレスト部が椅子部に設けられている場合と比べて、ヘッドレスト部と情報検出部とが接触してしまう事態の発生を抑制することができる。また、ヘッドレスト部と情報検出部との間の相対位置が構造的に決まりやすくなるため、ヘッドレスト部(被検者の頭部)と情報検出部との位置合わせを容易化することができる。よって、この頭部画像取得装置によれば、ヘッドレスト部と情報検出部との接触を抑制することができると共に、ヘッドレスト部と情報検出部との間の位置合わせを容易化することができる。
本発明の頭部画像取得装置は、[2]「前記情報検出部が前記台座部に対して移動する方向は、前記ヘッドレスト部が前記情報検出部及び前記台座部の前記一方に対して移動する方向と平行である、[1]に記載の頭部画像取得装置」であってもよい。この場合、ヘッドレスト部と情報検出部との接触を一層抑制することができる。
本発明の頭部画像取得装置は、[3]「前記情報検出部を前記台座部に対して移動させるための第1アクチュエータと、前記ヘッドレスト部を前記情報検出部及び前記台座部の前記一方に対して移動させるための第2アクチュエータと、を更に備える、[1]又は[2]に記載の頭部画像取得装置」であってもよい。この場合、情報検出部とヘッドレスト部とを個別に移動させることができる。
本発明の頭部画像取得装置は、[4]「前記第1アクチュエータ及び前記第2アクチュエータの動作を制御する制御部を更に備え、前記情報検出部及び前記台座部の前記一方は、前記台座部であり、前記制御部は、前記ヘッドレスト部の前記台座部に対する位置が同一の位置に維持されたままで前記情報検出部と前記ヘッドレスト部との間の距離が減少するように、前記第2アクチュエータを停止させた状態で、前記情報検出部が前記台座部に近づくように前記第1アクチュエータを制御する移動制御を実施する、[3]に記載の頭部画像取得装置」であってもよい。この場合、ヘッドレスト部を同一の位置に留めたままで情報検出部をヘッドレスト部に近づけることができる。
本発明の頭部画像取得装置は、[5]「前記第1アクチュエータ及び前記第2アクチュエータの動作を制御する制御部を更に備え、前記情報検出部及び前記台座部の前記一方は、前記情報検出部であり、前記制御部は、前記ヘッドレスト部の前記台座部に対する位置が同一の位置に維持されたままで前記情報検出部と前記ヘッドレスト部との間の距離が減少するように、前記情報検出部が前記台座部に近づくように前記第1アクチュエータを制御しながら、前記ヘッドレスト部が前記情報検出部に近づくように前記第2アクチュエータを制御する移動制御を実施する、[3]に記載の頭部画像取得装置」であってもよい。この場合、ヘッドレスト部を同一の位置に留めたままで情報検出部をヘッドレスト部に近づけることができる。
本発明の頭部画像取得装置は、[6]「前記第1アクチュエータ及び前記第2アクチュエータは、前記台座部に配置されている、[3]~[5]のいずれかに記載の頭部画像取得装置」であってもよい。この場合、例えば第2アクチュエータが情報検出部に配置される場合と比べて、装置構成を簡易化することができる。
本発明の頭部画像取得装置は、[7]「前記情報検出部及び前記台座部の前記一方は、前記情報検出部であり、前記第1アクチュエータは、前記台座部に配置されており、前記第2アクチュエータは、前記情報検出部に配置されている、[3]又は[5]に記載の頭部画像取得装置」であってもよい。この場合、例えば第2アクチュエータが台座部に配置される場合と比べて、第2アクチュエータをヘッドレスト部の近くに配置することができ、第2アクチュエータの駆動力をヘッドレスト部に伝えるための機構を簡易化することができる。
本発明の頭部画像取得装置は、[8]「前記情報検出部を前記台座部に対して移動させると共に前記ヘッドレスト部を前記情報検出部及び前記台座部の前記一方に対して移動させるためのアクチュエータを更に備える、[1]又は[2]に記載の頭部画像取得装置」であってもよい。この場合、情報検出部及びヘッドレスト部を単一のアクチュエータにより移動させることができる。
本発明の頭部画像取得装置は、[9]「前記アクチュエータの駆動力により前記情報検出部を前記台座部に対して移動させる第1移動機構と、前記アクチュエータの駆動力により前記ヘッドレスト部を前記情報検出部及び前記台座部の前記一方に対して移動させる第2移動機構と、前記アクチュエータと前記第2移動機構との間の接続状態を切り替える切替部と、を更に備える、[8]に記載の頭部画像取得装置」であってもよい。この場合、切替部によってアクチュエータと第2移動機構との間の接続状態を切り替えることにより、情報検出部とヘッドレスト部とを個別に移動させることができる。
本発明の頭部画像取得装置は、[10]「前記情報検出部及び前記台座部の前記一方は、前記台座部であり、前記アクチュエータと前記第2移動機構とが接続されている状態においては、前記第1移動機構により前記情報検出部が前記台座部に対して移動可能であると共に、前記第2移動機構により前記ヘッドレスト部が前記台座部に対して移動可能であり、前記アクチュエータと前記第2移動機構とが接続されていない状態においては、前記ヘッドレスト部の前記台座部に対する位置が同一の位置に維持されたままで前記情報検出部と前記ヘッドレスト部との間の距離が減少するように、前記第1移動機構により前記情報検出部が前記台座部に近づくことが可能である、[9]に記載の頭部画像取得装置」であってもよい。この場合、ヘッドレスト部を同一の位置に留めたままで情報検出部をヘッドレスト部に近づけることができる。
本発明の頭部画像取得装置は、[11]「前記情報検出部及び前記台座部の前記一方は、前記情報検出部であり、前記アクチュエータと前記第2移動機構とが接続されていない状態においては、前記第1移動機構により前記情報検出部が前記台座部に対して移動可能であり、前記アクチュエータと前記第2移動機構とが接続されている状態においては、前記ヘッドレスト部の前記台座部に対する位置が同一の位置に維持されたままで前記情報検出部と前記ヘッドレスト部との間の距離が減少するように、前記第1移動機構により前記情報検出部が前記台座部に近づきながら、前記第2移動機構により前記ヘッドレスト部が前記情報検出部に近づくことが可能である、[9]に記載の頭部画像取得装置」であってもよい。この場合、ヘッドレスト部を同一の位置に留めたままで情報検出部をヘッドレスト部に近づけることができる。
本発明の頭部画像取得装置は、[12]「前記台座部に接続された、前記被検者が座るための椅子部を更に備える、[1]~[11]のいずれかに記載の頭部画像取得装置」であってもよい。この場合、椅子部に座った状態の被検者の頭部の画像を取得することができる。
本発明の頭部画像取得方法は、[13]「[1]~[12]のいずれかに記載の頭部画像取得装置を用いた頭部画像取得方法であって、前記情報検出部及び前記台座部の前記一方は、前記台座部であり、前記頭部画像取得方法は、前記ヘッドレスト部を前記台座部に対して移動させることにより前記ヘッドレスト部の位置を調整するステップと、前記ヘッドレスト部に前記被検者の頭部を固定するステップと、前記情報検出部を前記台座部に対して移動させることにより、前記情報検出部による前記頭部の画像の取得が可能となる位置に前記情報検出部及び前記ヘッドレスト部を位置付けるステップと、をこの順に含む、頭部画像取得方法」である。この頭部画像取得方法によれば、上述した理由により、ヘッドレスト部と情報検出部との接触を抑制することができると共に、ヘッドレスト部と情報検出部との間の位置合わせを容易化することができる。
本発明の頭部画像取得方法は、[14]「[1]~[12]のいずれかに記載の頭部画像取得装置を用いた頭部画像取得方法であって、前記情報検出部及び前記台座部の前記一方は、前記情報検出部であり、前記頭部画像取得方法は、前記情報検出部を前記台座部に対して移動させることにより前記ヘッドレスト部の位置を調整するステップと、前記ヘッドレスト部に前記被検者の頭部を固定するステップと、前記情報検出部を前記台座部に対して移動させながら前記ヘッドレスト部を前記情報検出部に対して移動させることにより、前記情報検出部による前記頭部の画像の取得が可能となる位置に前記情報検出部及び前記ヘッドレスト部を位置付けるステップと、をこの順に含む、頭部画像取得方法」である。この頭部画像取得方法によれば、上述した理由により、ヘッドレスト部と情報検出部との接触を抑制することができると共に、ヘッドレスト部と情報検出部との間の位置合わせを容易化することができる。
本発明によれば、ヘッドレスト部と情報検出部との接触を抑制することができると共に、ヘッドレスト部と情報検出部との位置合わせを容易化することができる頭部画像取得装置及び頭部画像取得方法を提供することが可能となる。
実施形態の頭部画像取得装置の側面図である。 (a)及び(b)は、頭部画像取得装置を用いた頭部画像取得方法を説明するための図である。 (a)及び(b)は、頭部画像取得装置を用いた頭部画像取得方法を説明するための図である。 第1変形例の頭部画像取得装置の側面図である。 (a)及び(b)は、第1変形例の頭部画像取得装置を用いた頭部画像取得方法を説明するための図である。 (a)及び(b)は、第1変形例の頭部画像取得装置を用いた頭部画像取得方法を説明するための図である。 第2変形例の頭部画像取得装置の側面図である。 (a)及び(b)は、第2変形例の頭部画像取得装置を用いた頭部画像取得方法を説明するための図である。 (a)及び(b)は、第2変形例の頭部画像取得装置を用いた頭部画像取得方法を説明するための図である。 第3変形例の頭部画像取得装置の側面図である。 (a)及び(b)は、第3変形例の頭部画像取得装置を用いた頭部画像取得方法を説明するための図である。 (a)及び(b)は、第3変形例の頭部画像取得装置を用いた頭部画像取得方法を説明するための図である。 第4変形例の頭部画像取得装置の側面図である。 (a)及び(b)は、第4変形例の頭部画像取得装置を用いた頭部画像取得方法を説明するための図である。 (a)及び(b)は、第4変形例の頭部画像取得装置を用いた頭部画像取得方法を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
[頭部画像取得装置]
図1に示される頭部画像取得装置1は、座った状態の被検者2の頭部21の画像を取得するための装置である。この例では、頭部画像取得装置1は、PET(positron emission tomography)装置として構成されており、放射性を有する薬剤の投与により頭部21から放出される放射線を検出して画像を取得する。取得された画像は、例えば所定の診断(検査)に用いられ得る。すなわち、頭部画像取得装置1は、頭部画像診断装置とみなすこともできる。
頭部画像取得装置1は、台座部3と、情報検出部4と、ヘッドレスト部5と、椅子部6と、を備えている。台座部3、情報検出部4、ヘッドレスト部5及び椅子部6を含む全体は、ガントリとも呼ばれ得る。台座部3は、底部31と、壁部32と、を有するベース部材である。底部31及び壁部32の各々は、例えば直方体状に形成されている。底部31は、頭部画像取得装置1の設置面である床面F上に配置されている。壁部32は、底部31から方向Aに沿って鉛直上側に延在している。この例では、方向Aは、鉛直方向に対して傾斜している。方向Aの鉛直方向に対する傾斜角度は、例えば10度程度である。底部31には、肘掛部33が固定されている。肘掛部33は、椅子部6に座った被検者2が肘を乗せるために用いられ得る。
情報検出部4は、本体部41と、脚部42と、を有している。本体部41は、円筒状(リング状)に形成されており、内周面により円柱状の空間Sを画定している。本体部41の軸線(空間Sの軸線)Xの延在方向は、方向Aと平行である。空間Sには、被検者2の頭部21が配置される。本体部41の内部には、検出部43が配置されている。検出部43は、例えば、空間Sを囲むように周方向に沿って等間隔に並べられた複数の検出器43aを含んでいる。この例では、各検出器43aは、被検者2の頭部21から放出される放射線を検出する(頭部21の画像を取得するための情報を検出する)。各検出器43aは、例えば、放射線をシンチレーション光に変換するシンチレータと、シンチレーション光を検出する受光素子(例えば光電子増倍管)と、を含んで構成されている。このように、本体部41は、放射線を検出する検出器リングを構成している。
脚部42は、例えば直方体状に形成されており、本体部41から方向Aに沿って鉛直下側に延在している。脚部42における鉛直下側の部分は、台座部3の壁部32内に配置されている。脚部42は、後述する第1移動機構7を介して壁部32に接続されており、壁部32に対して方向Aに沿って移動可能となっている。
ヘッドレスト部5は、被検者2の頭部21が固定される固定部51と、固定部51を支持する支持部52と、を有している。固定部51は、側面視(図1)において略L字状に形成されている。より具体的には、固定部51は、方向Aに沿って延在する第1板部51aと、第1板部51aにおける鉛直下側の縁部から第1板部51aと垂直に延在する第2板部51bと、を有している。第1板部51aには、被検者2の頭部21が固定される。この固定方法は任意の方法であってよいが、例えばネット包帯又はヘッドギア等の固定具を用いて頭部21が第1板部51aに固定されてもよい。第1板部51aには、被検者2又は検査作業者(技師)が識別可能となるように検査可能範囲が示されていてもよい。この場合、例えば、頭部21が当該検査可能範囲内に位置するように頭部21を第1板部51aに固定することで検査を確実に実施することができ、頭部21の第1板部51aに対する位置決めを容易化することができる。
支持部52は、例えば板状に形成されており、第2板部51bにおける第1板部51aとは反対側の縁部から、方向Aに沿って鉛直下側に延在している。支持部52における鉛直下側の部分は、台座部3の壁部32内に配置されている。支持部52は、後述する第2移動機構8を介して壁部32に接続されており、壁部32に対して方向Aに沿って移動可能となっている。
椅子部6は、被検者2が座るために用いられる。椅子部6は、座部61と、背部62と、を有している。背部62は、座部61から鉛直上側に延在している。図1に示されるように、画像取得のための情報検出時には、被検者2は、背部62に背中が接触するように座部61上に座る。この例では、椅子部6は、前後方向(方向Aと交差する方向)に沿って水平に移動可能となるように台座部3の底部31に接続されている。なお、椅子部6が台座部3の壁部32に対して位置する側を前側とすると、背部62は座部61に対して後側に配置されている。
頭部画像取得装置1は、第1モータ(第1アクチュエータ)M1と、第1移動機構7と、第2モータ(第2アクチュエータ)M2と、第2移動機構8と、制御部10と、を更に備えている。第1モータM1は、情報検出部4を台座部3に対して移動させるために用いられ、第2モータM2は、ヘッドレスト部5を台座部3に対して移動させるために用いられる。第1移動機構7は、第1モータM1の駆動力により情報検出部4を台座部3に対して移動させるための機構であり、第2移動機構8は、第2モータM2の駆動力によりヘッドレスト部5を台座部3に対して移動させるための機構である。以下、各部について更に説明する。なお、以下に説明するように第1モータM1、第1移動機構7、第2モータM2及び第2移動機構8は台座部3又は情報検出部4内に配置されているが、説明の便宜上、各図においてそれらの要素は実線で示されている。
第1モータM1は、台座部3の底部31内に配置されている。第1移動機構7は、第1ボールねじ71と、第1ガイドレール72と、を有している。第1ボールねじ71は、台座部3の壁部32内に配置されて壁部32に固定されている。第1ボールねじ71は、ねじ軸71aと、ナット部71bと、を含んでいる。ねじ軸71aは、方向Aに沿って延在している。ねじ軸71aは、第1モータM1に接続されており、第1モータM1の駆動力により回転する。ナット部71bは、ねじ軸71aに螺合しており、ねじ軸71aの回転に応じてねじ軸71aに沿って(方向Aに沿って)移動する。第1ガイドレール72は、方向Aに沿って延在している。第1ガイドレール72は、ナット部71bに接続されており、ナット部71bと共に方向Aに沿って移動する。第1ガイドレール72は、情報検出部4の脚部42内に配置されて脚部42に固定されている。したがって、第1モータM1の駆動力によりナット部72bが方向Aに沿って移動すると、情報検出部4が台座部3に対して方向Aに沿って移動する。このように、第1モータM1の駆動力により情報検出部4が台座部3に対して方向Aに沿って移動可能となっている。なお、第1モータM1の回転方向は切替可能となっており、第1モータM1の回転方向に応じて情報検出部4は台座部3に対して近づく方向又は離れる方向に移動可能となっている。
第2モータM2は、台座部3の壁部32内に配置されている。第2移動機構8は、第2ボールねじ81と、第2ガイドレール82と、を有している。第2ボールねじ81は、壁部32内に配置されて壁部32に固定されている。第2ボールねじ81は、ねじ軸81aと、ナット部81bと、を含んでいる。ねじ軸81aは、方向Aに沿って延在している。ねじ軸81aは、第2モータM2に接続されており、第2モータM2の駆動力により回転する。ナット部81bは、ねじ軸81aに螺合しており、ねじ軸81aの回転に応じてねじ軸81aに沿って(方向Aに沿って)移動する。第2ガイドレール82は、方向Aに沿って延在しており、ナット部81bの移動方向をガイドする。ナット部81bにはヘッドレスト部5の支持部52が接続されている。これにより、ヘッドレスト部5がナット部81bと共に方向Aに沿って移動可能となっており、第2モータM2の駆動力によりヘッドレスト部5が台座部3に対して方向Aに沿って移動可能となっている。なお、第2モータM2の回転方向は切替可能となっており、第2モータM2の回転方向に応じてヘッドレスト部5は台座部3に対して近づく方向又は離れる方向に移動可能となっている。
このように、頭部画像取得装置1では、情報検出部4が台座部3に対して移動する方向、及びヘッドレスト部5が台座部3に対して移動する方向は、方向Aに沿っており(すなわち方向Aと平行であり)、互いに平行である。また、情報検出部4は台座部3に対して方向Aのみに沿った移動のみが可能であり、情報検出部4と台座部3との間の角度が変化するようには移動しない。同様に、ヘッドレスト部5は台座部3に対して方向Aのみに沿った移動のみが可能であり、ヘッドレスト部5と台座部3との間の角度が変化するようには移動しない。
制御部10は、例えば、プロセッサ(CPU)、記録媒体であるRAM及びROM(記憶部)を含むコンピュータにより構成されている。制御部10は、頭部画像取得装置1の各部の動作を制御する。例えば、制御部10は、第1モータM1及び第2モータM2の動作を制御する。頭部画像取得装置1は、例えば、検査作業者の指示(操作)を受け付けるための受付部を備えており、制御部10は、受付部において受け付けられた指示に基づいて第1モータM1及び第2モータM2の動作を制御する。受付部は、例えば台座部3に設けられた操作ボタン等を含んで構成され得る。
[頭部画像取得方法]
図2及び図3を参照しつつ、頭部画像取得装置1を用いた頭部画像取得方法の一例を説明する。以下に説明における頭部画像取得装置1の動作は、例えば、検査作業者の指示に基づいて制御部10が各部を制御することにより実施される。
図2(a)には、検査開始前の初期状態における頭部画像取得装置1が示されている。初期状態から、まず、図2(b)に示されるように、被検者2が椅子部6に座る。続いて、ヘッドレスト部5の位置を調整する第1調整ステップが実施される。第1調整ステップでは、第2モータM2の駆動力によってヘッドレスト部5を台座部3に対して方向Aに沿って移動させることにより、ヘッドレスト部5の位置が調整される。例えば、ヘッドレスト部5を図2(a)に示される初期位置から方向Aに沿って鉛直下側に移動させ、図2(b)に示されるようにヘッドレスト部5の第1板部51aの高さが被検者2の頭部21と一致する位置において、ヘッドレスト部5を停止させる。このように、第1調整ステップでは、ヘッドレスト部5の位置が、椅子部6に座った被検者2の頭部21の位置に対応した位置となるように調整される。なお、図2(b)に示される例では第1調整ステップにおいて情報検出部4が台座部3に対して移動している(ヘッドレスト部5と共に移動している)が、第1調整ステップにおいて情報検出部4は台座部3に対して移動しなくてもよい。
続いて、図3(a)に示されるように、椅子部6が後側(台座部3の壁部32側)に移動する。続いて、ヘッドレスト部5に被検者2の頭部21を固定する固定ステップが実施される。固定ステップでは、上述したとおり、例えばネット包帯又はヘッドギア等の固定具を用いて頭部21が第1板部51aに固定される。
続いて、図3(b)に示されるように、情報検出部4の位置を調整する第2調整ステップが実施される。第2調整ステップでは、第1モータM1の駆動力によって情報検出部4を台座部3に対して方向Aに沿って移動させることにより、情報検出部4による頭部21の画像の取得が可能となる位置に情報検出部4及びヘッドレスト部5を位置付ける。この例では、情報検出部4が方向Aに沿って鉛直下側に移動することにより情報検出部4がヘッドレスト部5に近づき(情報検出部4とヘッドレスト部5との間の距離が減少し)、情報検出部4及びヘッドレスト部5が検査位置に位置付けられる。検査位置とは、ヘッドレスト部5に固定された頭部21が情報検出部4の空間Sに配置される位置である。
第2調整ステップでは、第2モータM2は停止しており、ヘッドレスト部5の位置は固定されている。すなわち、第2調整ステップでは、制御部10は、ヘッドレスト部5の台座部3に対する位置が同一の位置に維持されたままで情報検出部4とヘッドレスト部5との間の距離が減少するように、第2モータM2を停止させた状態で、情報検出部4が台座部3に近づくように第1モータM1を制御する移動制御を実施する。第2調整ステップにおいて、制御部10は、検査作業者の指示に基づいて情報検出部4の移動を停止させてもよいが、頭部21が空間Sに配置された場合に情報検出部4の移動を自動停止させてもよい。後者の場合、例えば頭部21が空間Sに配置されたことを検出するためのセンサが情報検出部4に設けられ、制御部10は当該センサの検出結果、並びに情報検出部4及びヘッドレスト部5の位置情報に基づいて情報検出部4の移動を停止させてもよい。
第2調整ステップの後に、被検者2の頭部21の画像が取得される。画像取得後には、上述した工程とは逆の工程により頭部画像取得装置1が初期状態に戻る。具体的には、まず、情報検出部4が方向Aに沿って鉛直上側に移動し、図3(a)に示される位置に戻る。続いて、ヘッドレスト部5に対する頭部21の固定が解除される。続いて、椅子部6が前側に移動して図2(a)に示される初期位置に戻ると共に、ヘッドレスト部5が方向Aに沿って鉛直上側に移動して図2(a)に示される初期位置に戻る。その後、被検者2が椅子部6から降りる。以上の工程により、頭部画像取得装置1が初期状態に戻る。
[作用及び効果]
頭部画像取得装置1では、ヘッドレスト部5が、台座部3に対して移動可能となるように台座部3に接続されている。これにより、ヘッドレスト部5に被検者2の頭部21を固定した後、情報検出部4を台座部3に対して移動させることにより、ヘッドレスト部5と情報検出部4との位置合わせを行うことができる。頭部画像取得装置1では、ヘッドレスト部5が台座部3に接続されているため、例えばヘッドレスト部5が椅子部6に設けられている場合と比べて、ヘッドレスト部5と情報検出部4とが接触してしまう事態の発生を抑制することができる。また、ヘッドレスト部5と情報検出部4との間の相対位置が構造的に決まりやすくなるため、ヘッドレスト部5(被検者2の頭部21)と情報検出部4との位置合わせを容易化することができる。よって、頭部画像取得装置1によれば、ヘッドレスト部5と情報検出部4との接触を抑制することができると共に、ヘッドレスト部5と情報検出部4との間の位置合わせを容易化することができる。また、ヘッドレスト部5と情報検出部4との位置合わせを容易化することで、ヘッドレスト部5と情報検出部4との位置合わせのための要素(例えば投光器、カメラ等)を省略することが可能となる。
情報検出部4が台座部3に対して移動する方向が、ヘッドレスト部5が台座部3に対して移動する方向と平行である。これにより、ヘッドレスト部5と情報検出部4との接触を一層抑制することができる。
頭部画像取得装置1が、情報検出部4を台座部3に対して移動させるための第1モータM1と、ヘッドレスト部5を台座部3に対して移動させるための第2モータM2と、を備えている。これにより、情報検出部4とヘッドレスト部5とを個別に移動させることができる。
制御部10が、ヘッドレスト部5の台座部3に対する位置が同一の位置に維持されたままで情報検出部4とヘッドレスト部5との間の距離が減少するように、第2モータM2を停止させた状態で、情報検出部4が台座部3に近づくように第1モータM1を制御する移動制御を実施する。これにより、ヘッドレスト部5を同一の位置に留めたままで情報検出部4をヘッドレスト部5に近づけることができる。
第1モータM1及び第2モータM2が、台座部3に配置されている。これにより、例えば第2モータM2が情報検出部4に配置される場合と比べて、装置構成を簡易化することができる。
頭部画像取得装置1は、台座部3に接続された、被検者2が座るための椅子部6を備えている。これにより、椅子部6に座った状態の被検者2の頭部21の画像を取得することができる。また、上述した特許文献1のようにヘッドレストと支持本体との間に椅子が介在している場合、椅子の動きや位置情報を取得しないとガントリ(情報検出部4)との接触を抑制することができないのに対し、実施形態に係る頭部画像取得装置1では、ヘッドレスト部5が台座部3に接続されて椅子部6から独立しているため、ヘッドレスト部5と情報検出部4との接触の抑制を容易化することができる。
実施形態の頭部画像取得方法は、ヘッドレスト部5を台座部3に対して移動させることによりヘッドレスト部5の位置を調整するステップと、ヘッドレスト部5に被検者2の頭部21を固定するステップと、情報検出部4を台座部3に対して移動させることにより、情報検出部4による頭部21の画像の取得が可能となる位置に情報検出部4及びヘッドレスト部5を位置付けるステップと、をこの順に含む。この頭部画像取得方法によれば、上述した理由により、ヘッドレスト部5と情報検出部4との接触を抑制することができると共に、ヘッドレスト部5と情報検出部4との間の位置合わせを容易化することができる。
[変形例]
図4は、第1変形例の頭部画像取得装置1Aの側面図である。以下の点を除いて頭部画像取得装置1Aは上記実施形態の頭部画像取得装置1と同一の構成を有している。頭部画像取得装置1Aでは、第2モータM2は、情報検出部4の本体部41内に配置されている。第2ボールねじ81は、本体部41内に配置されて本体部41に固定されている。第1変形例では、ヘッドレスト部5が第2移動機構8を介して本体部41に固定されており、第2モータM2の駆動力によりヘッドレスト部5が情報検出部4に対して方向Aに沿って移動可能となっている。
図5及び図6は、第1変形例の頭部画像取得装置1Aを用いた頭部画像取得方法の一例を説明するための図である。第1変形例の頭部画像取得方法の第1調整ステップでは、第1モータM1の駆動力によって情報検出部4を台座部3に対して方向Aに沿って移動させることにより、ヘッドレスト部5の位置が調整される(図5(a)及び図5(b))。このとき、ヘッドレスト部5は情報検出部4と共に一体的に移動する。例えば、情報検出部4を図5(a)に示される初期位置から方向Aに沿って鉛直下側に移動させ、図5(b)に示されるようにヘッドレスト部5の第1板部51aの高さが被検者2の頭部21と一致する位置において、情報検出部4を停止させる。これにより、ヘッドレスト部5の位置が、椅子部6に座った被検者2の頭部21の位置に対応した位置となるように調整される。
第1変形例の頭部画像取得方法の第2調整ステップでは、第1モータM1の駆動力によって情報検出部4を台座部3に対して移動させながら第2モータM2の駆動力によってヘッドレスト部5を情報検出部4に対して移動させることにより、情報検出部4による頭部23の画像の取得が可能となる位置に情報検出部4及びヘッドレスト部5を位置付ける(図6(a)及び図6(b))。この例では、情報検出部4が方向Aに沿って移動して台座部3に近づくのと並行して、ヘッドレスト部5が方向Aに沿って移動して情報検出部4に近づく(ヘッドレスト部5と情報検出部4との間の距離が減少する)。情報検出部4の移動速度は、ヘッドレスト部5の移動速度と同一である。すなわち、制御部10は、情報検出部4の移動速度がヘッドレスト部5の移動速度と同一となるように第1モータM1及び第2モータM2を制御する。その結果、ヘッドレスト部5の台座部3に対する位置が同一の位置に維持されたままで、情報検出部4が方向Aに沿って鉛直下側に移動する。すなわち、第1変形例の第2調整ステップでは、制御部10は、ヘッドレスト部5の台座部3に対する位置が同一の位置に維持されたままで情報検出部4とヘッドレスト部5との間の距離が減少するように、情報検出部4が台座部3に近づくように第1モータM1を制御しながら、ヘッドレスト部5が情報検出部4に近づくように第2モータM2を制御する移動制御を実施する。
このような第1変形例によっても、上記実施形態と同様に、ヘッドレスト部5と情報検出部4との接触を抑制することができると共に、ヘッドレスト部5と情報検出部4との間の位置合わせを容易化することができる。
また、第1変形例では、制御部10が、ヘッドレスト部5の台座部3に対する位置が同一の位置に維持されたままで情報検出部4とヘッドレスト部5との間の距離が減少するように、情報検出部4が台座部3に近づくように第1モータM1を制御しながら、ヘッドレスト部5が情報検出部4に近づくように第2モータM2を制御する移動制御を実施する。これにより、ヘッドレスト部5を同一の位置に留めたままで情報検出部4をヘッドレスト部5に近づけることができる。
また、第1変形例では、第1モータM1が台座部3に配置されており、第2モータM2が情報検出部4に配置されている。これにより、例えば第2モータM2が台座部3に配置される場合と比べて、第2モータM2をヘッドレスト部5の近くに配置することができ、第2モータM2の駆動力をヘッドレスト部5に伝えるための機構を簡易化することができる。
図7は、第2変形例の頭部画像取得装置1Bの側面図である。以下の点を除いて頭部画像取得装置1Bは上記実施形態の頭部画像取得装置1と同一の構成を有している。頭部画像取得装置1Bは、第1モータM1のみを備えており、第2モータM2を備えていない。第2変形例では、第1モータM1は、情報検出部4を台座部3に対して移動させると共にヘッドレスト部5を台座部3に対して移動させるために用いられる。第1移動機構7は、第1モータM1の駆動力により情報検出部4を台座部3に対して移動させ、第2移動機構8は、第1モータM1の駆動力によりヘッドレスト部5を台座部3に対して移動させる。
頭部画像取得装置1Bは、第1モータM1と第2移動機構8との間の接続状態を切り替える切替部11を備えている。この例では、切替部11は、動力伝達機構12と、クラッチ13と、ヘッドレスト部5の落下を防ぐブレーキ14と、を有し、台座部3に配置されている。動力伝達機構12は、第1モータM1に接続されており、第1モータM1の駆動力を分岐させて当該駆動力の一部を第2移動機構8に伝達する。動力伝達機構12は、例えば複数のギアを含んで構成されている。クラッチ13は、第1モータM1と第2移動機構8との間に接続されており、第1モータM1と第2移動機構8との間の接続状態を、第1モータM1と第2移動機構8とが接続されている第1状態と、第1モータM1と第2移動機構8とが接続されていない第2状態との間で切り替える。第1状態においては第1モータM1の駆動力が第2移動機構8に伝達される一方で、第2状態においては第1モータM1の駆動力が第2移動機構8に伝達されない。クラッチ13は、例えば機械式のクラッチであるが、任意の方式のクラッチであってよい。クラッチ13(切替部11)の動作は、例えば検査作業者の操作に応じて制御されるが、制御部10により制御されてもよい。この例では、クラッチ13は、ブレーキ14を介して第2移動機構8に接続されている。なお、ブレーキ14は省略されてもよい。
第1状態においては、第1モータM1の駆動力が第1移動機構7及び第2移動機構8の両方に伝達されるため、第1移動機構7により情報検出部4が台座部3に対して移動可能であると共に、第2移動機構8によりヘッドレスト部5が台座部3に対して移動可能である。情報検出部4の移動方向は、ヘッドレスト部5の移動方向と同一である。すなわち、情報検出部4が台座部3に近づくように鉛直下側に移動する場合、ヘッドレスト部5も台座部3に近づくように鉛直下側に移動する。情報検出部4が台座部3から離れるように鉛直上側に移動する場合、ヘッドレスト部5も台座部3から離れるように鉛直上側に移動する。また、情報検出部4の移動速度は、ヘッドレスト部5の移動速度と同一である。これにより、情報検出部4とヘッドレスト部5とは、互いの間の位置関係が維持されたままで、一体的に移動可能となっている。第2状態においては、第1モータM1の駆動力が第1移動機構7のみに伝達されるため、第1移動機構7により情報検出部4が台座部3に対して移動可能であるが、ヘッドレスト部5の位置は固定される。
図8及び図9は、第2変形例の頭部画像取得装置1Bを用いた頭部画像取得方法の一例を説明するための図である。第2変形例の頭部画像取得方法の第1調整ステップでは、第1モータM1と第2移動機構8との間の接続状態が第1状態とされ、第1モータM1が第1移動機構7及び第2移動機構8の両方に接続されている。そして、第1モータM1の駆動力によってヘッドレスト部5を情報検出部4と共に台座部3に対して方向Aに沿って移動させることにより、ヘッドレスト部5の位置が調整される(図8(a)及び図8(b))。例えば、ヘッドレスト部5を情報検出部4と共に図8(a)に示される初期位置から方向Aに沿って鉛直下側に移動させ、図8(b)に示されるようにヘッドレスト部5の第1板部51aの高さが被検者2の頭部21と一致する位置において、ヘッドレスト部5を停止させる。
第2変形例の頭部画像取得方法の第2調整ステップでは、第1モータM1と第2移動機構8との間の接続状態が第2状態とされ、第1モータM1が第1移動機構7のみに接続されている。そして、第1モータM1の駆動力によって情報検出部4を台座部3に対して方向Aに沿って移動させることにより、情報検出部4による頭部21の画像の取得が可能となる位置に情報検出部4及びヘッドレスト部5を位置付ける(図9(a)及び図9(b))。この例では、情報検出部4が方向Aに沿って鉛直下側に移動することにより情報検出部4がヘッドレスト部5に近づき(情報検出部4とヘッドレスト部5との間の距離が減少し)、情報検出部4及びヘッドレスト部5が検査位置(空間S)に位置付けられる。第2調整ステップでは、第1モータM1は第2移動機構8には接続されておらず、ヘッドレスト部5の位置は固定されている。すなわち、第2調整ステップでは、ヘッドレスト部5の台座部3に対する位置が同一の位置に維持されたままで情報検出部4とヘッドレスト部5との間の距離が減少するように、第1移動機構7により情報検出部4が台座部3に近づけられる。
このような第2変形例によっても、上記実施形態と同様に、ヘッドレスト部5と情報検出部4との接触を抑制することができると共に、ヘッドレスト部5と情報検出部4との間の位置合わせを容易化することができる。
また、第2変形例では、第1モータM1により情報検出部4が台座部3に対して移動させられると共にヘッドレスト部5が台座部3に対して移動させられる。このように、第2変形例では、情報検出部4及びヘッドレスト部5を単一のアクチュエータ(第1モータM1)により移動させることができる。
また、第2変形例では、第1モータM1と第2移動機構8との間の接続状態を切り替える切替部11が備えられている。そのため、切替部11によって第1モータM1と第2移動機構8との間の接続状態を切り替えることにより、情報検出部4とヘッドレスト部5とを個別に移動させることができる。
また、第2変形例では、第1モータM1と第2移動機構8とが接続されている第1状態においては、第1移動機構7により情報検出部4が台座部3に対して移動可能であると共に、第2移動機構8によりヘッドレスト部5が台座部3に対して移動可能であり、第1モータM1と第2移動機構8とが接続されていない第2状態においては、ヘッドレスト部5の台座部3に対する位置が同一の位置に維持されたままで情報検出部4とヘッドレスト部5との間の距離が減少するように、第1移動機構7により情報検出部4が台座部3に近づくことが可能である。これにより、ヘッドレスト部5を同一の位置に留めたままで情報検出部4をヘッドレスト部5に近づけることができる。
図10は、第3変形例の頭部画像取得装置1Cの側面図である。以下の点を除いて頭部画像取得装置1Cは第2変形例の頭部画像取得装置1Bと同一の構成を有している。頭部画像取得装置1Cでは、第2移動機構8が情報検出部4の本体部41に配置されている。ヘッドレスト部5は第2移動機構8を介して本体部41に固定されており、第1モータM1の駆動力によりヘッドレスト部5が情報検出部4に対して方向Aに沿って移動可能となっている。
第2移動機構8は、第2ガイドレール82と、ラック83と、ピニオン84と、を有している。ラック(第1ラック)83は、方向Aに沿って延在している。ラック83には、ピニオン84の歯と噛み合う歯の列が方向Aに沿って並ぶように形成されている。ピニオン84は、外周面に歯を有する円筒歯車である。この例では、ヘッドレスト部5の支持部52にもピニオン84の歯と噛み合う歯の列が方向Aに沿って並ぶように形成されており、ピニオン84がラック83及び支持部52と係合するようにラック83と支持部52との間に配置されている。すなわち、この例では、支持部52が第2ラックとして機能しており、この場合、支持部52は第2移動機構8の一部であるとみなすこともできる。ピニオン84は回転することでラック83上を支持部52と共に方向Aに沿って移動し、ピニオン84と共に支持部52が移動することでヘッドレスト部5が方向Aに沿って移動する。この例では、第2ガイドレール82は、ピニオン84の移動方向をガイドする。
ピニオン84のピニオン軸には、第1モータM1と第2移動機構8との間の接続状態を切り替える切替部11として機能するクラッチが設けられている。このクラッチは、例えば上述したクラッチ13と同様に構成されており、第1モータM1とピニオン84(第2移動機構8)との間に接続されている。このクラッチは、第1モータM1とピニオン84との間の接続状態を、第1モータM1とピニオン84とが接続されている第1状態と、第1モータM1とピニオン84とが接続されていない第2状態との間で切り替える。第1状態においては第1モータM1の駆動力がピニオン84に伝達される一方で、第2状態においては第1モータM1の駆動力がピニオン84に伝達されない。第2移動機構8は、第1モータM1の駆動力を分岐させて当該駆動力の一部をピニオン84に伝達する動力伝達機構を有しているが、図10~図12では当該動力伝達機構の図示は省略されている。
第2状態においては、第1モータM1の駆動力が第1移動機構7のみに伝達されるため、第1移動機構7により情報検出部4が台座部3に対して移動可能である。このとき、ヘッドレスト部5は情報検出部4と共に一体的に移動する。第1状態においては、第1モータM1の駆動力が第1移動機構7及び第2移動機構8の両方に伝達されるため、第1移動機構7により情報検出部4が台座部3に対して移動可能であると共に、第2移動機構8によりヘッドレスト部5が情報検出部4に対して移動可能である。情報検出部4の移動方向は、ヘッドレスト部5の移動方向と反対である。すなわち、情報検出部4が台座部3に近づくように鉛直下側に移動する場合、ヘッドレスト部5は情報検出部4に近づくように鉛直上側に移動する。情報検出部4が台座部3から離れるように鉛直上側に移動する場合、ヘッドレスト部5は情報検出部4から離れるように鉛直下側に移動する。また、情報検出部4の移動速度は、ヘッドレスト部5の移動速度と同一である。これにより、第1状態においては、ヘッドレスト部5の台座部3に対する位置が同一の位置に維持されたままで、情報検出部4が台座部3に近づきながら、ヘッドレスト部5が情報検出部4に近づくことが可能となっている。
図11及び図12は、第3変形例の頭部画像取得装置1Cを用いた頭部画像取得方法の一例を説明するための図である。第3変形例の頭部画像取得方法の第1調整ステップでは、第1モータM1と第2移動機構8との間の接続状態が第2状態とされ、第1モータM1が第1移動機構7のみに接続されている。そして、第1モータM1の駆動力によって情報検出部4をヘッドレスト部5と共に台座部3に対して方向Aに沿って移動させることにより、ヘッドレスト部5の位置が調整される(図11(a)及び図11(b)。例えば、情報検出部4をヘッドレスト部5と共に図11(a)に示される初期位置から方向Aに沿って鉛直下側に移動させ、図11(b)に示されるようにヘッドレスト部5の第1板部51aの高さが被検者2の頭部21と一致する位置において、情報検出部4を停止させる。
第3変形例の頭部画像取得方法の第2調整ステップでは、第1モータM1と第2移動機構8との間の接続状態が第1状態とされ、第1モータM1が第1移動機構7及び第2移動機構8の両方に接続されている。そして、第1モータM1の駆動力によって情報検出部4を台座部3に対して方向Aに沿って移動させながらヘッドレスト部5を情報検出部4に対して移動させることにより、情報検出部4による頭部21の画像の取得が可能となる位置に情報検出部4及びヘッドレスト部5を位置付ける(図12(a)及び図12(b))。この例では、上述したとおり、ヘッドレスト部5の台座部3に対する位置が同一の位置に維持されたままで、情報検出部4が方向Aに沿って鉛直下側に移動することにより情報検出部4がヘッドレスト部5に近づき(情報検出部4とヘッドレスト部5との間の距離が減少し)、情報検出部4及びヘッドレスト部5が検査位置(空間S)に位置付けられる。すなわち、第2調整ステップでは、ヘッドレスト部5の台座部3に対する位置が同一の位置に維持されたままで情報検出部4とヘッドレスト部5との間の距離が減少するように、第1移動機構7により情報検出部4が台座部3に近づきながら、第2移動機構8によりヘッドレスト部5が情報検出部4に近づけられる。
このような第3変形例によっても、上記実施形態と同様に、ヘッドレスト部5と情報検出部4との接触を抑制することができると共に、ヘッドレスト部5と情報検出部4との間の位置合わせを容易化することができる。
また、第3変形例では、第1モータM1と第2移動機構8とが接続されていない第2状態においては、第1移動機構7により情報検出部4が台座部3に対して移動可能であり、第1モータM1と第2移動機構8とが接続されている第1状態においては、ヘッドレスト部5の台座部3に対する位置が同一の位置に維持されたままで情報検出部4とヘッドレスト部5との間の距離が減少するように、第1移動機構7により情報検出部4が台座部3に近づきながら、第2移動機構8によりヘッドレスト部5が情報検出部4に近づくことが可能である。これにより、ヘッドレスト部5を同一の位置に留めたままで情報検出部4をヘッドレスト部5に近づけることができる。
図13は、第4変形例の頭部画像取得装置1Dの側面図である。以下の点を除いて頭部画像取得装置1Dは第3変形例の頭部画像取得装置1Cと同一の構成を有している。頭部画像取得装置1Dでは、第2移動機構8は、第2ガイドレール82と、ベルト86と、一対のプーリ87A,87Bと、クラッチ88と、を有している。ベルト86は、無端ベルトであり、一対のプーリ87A,87Bの間に架け渡されて回転可能に支持されている。ベルト86には、ヘッドレスト部5の支持部52が固定されている。ベルト86はプーリ87A,87Bの回転に応じて回転する。ベルト86が回転することで支持部52が移動し、その結果、ヘッドレスト部5が方向Aに沿って移動する。
クラッチ88は、第1モータM1と第2移動機構8との間の接続状態を切り替える切替部11として機能する。クラッチ88は、第1モータM1と一方のプーリ87A(第2移動機構8)との間に接続されているクラッチ88は、第1モータM1とプーリ87Aとの間の接続状態を、第1モータM1とプーリ87Aとが接続されている第1状態と、第1モータM1とプーリ87Aとが接続されていない第2状態との間で切り替える。第1状態においては第1モータM1の駆動力がプーリ87Aに伝達される一方で、第2状態においては第1モータM1の駆動力がプーリ87Aに伝達されない。第2移動機構8は、第1モータM1の駆動力を分岐させて当該駆動力の一部をプーリ87Aに伝達する動力伝達機構を有しているが、図13~図15では当該動力伝達機構の図示は省略されている。第1状態及び第2状態の各々における情報検出部4及びヘッドレスト部5の移動の態様は、第3変形例の頭部画像取得装置1Cと同様である。図14及び図15は、第4変形例の頭部画像取得装置1Dを用いた頭部画像取得方法の一例を説明するための図である。第4変形例の頭部画像取得方法は、図12及び図13を参照しつつ説明した第3変形例の頭部画像取得方法と同様である。
本発明は、上記実施形態及び変形例に限られない。例えば、各構成の材料及び形状には、上述した材料及び形状に限らず、様々な材料及び形状を採用することができる。頭部画像取得装置1は、CT装置として構成されてもよい。この場合、放射線を出力する出力部が本体部41の内部に配置され、当該出力部から出力されて被検者2の頭部21を透過した放射線が検出部43により検出されてもよい。すなわち、検出部43は、頭部21から放出された放射線を検出してもよいし、頭部21を透過した放射線を検出してもよい。
ヘッドレスト部5が情報検出部4に接続されている場合において、第1モータM1及び第2モータM2が台座部3に配置されていてもよい。例えば、上記実施形態において、ヘッドレスト部5が情報検出部4に接続されてもよい。この場合、第2移動機構8は台座部3から情報検出部4に至るように設けられてもよい。情報検出部4が台座部3に対して移動する方向とヘッドレスト部5が台座部3に対して移動する方向とは、必ずしも平行でなくてもよい。方向Aは、必ずしも鉛直方向に対して傾斜していなくてもよく、鉛直方向と平行な方向であってもよい。頭部画像取得装置1は、椅子部6を備えていなくてもよい。頭部画像取得装置1は、ヘッドレスト部5が所定の位置に配置されているか否か、切替部11の動作状態等を表示するための表示器(例えばランプ等)を備えていてもよい。上記実施形態及び変形例ではアクチュエータがモータである場合を例に挙げて説明したが、アクチュエータはモータに限られない。例えば、アクチュエータは、空気圧、油圧等を動力源として利用するものであってもよい。
1,1A,1B,1C,1D…頭部画像取得装置、2…被検者、21…頭部、3…台座部、4…情報検出部、43…検出部、5…ヘッドレスト部、6…椅子部、7…第1移動機構、8…第2移動機構、10…制御部、11…切替部、M1…第1モータ(第1アクチュエータ)、M2…第2モータ(第2アクチュエータ)。

Claims (14)

  1. 座った状態の被検者の頭部の画像を取得するための頭部画像取得装置であって、
    台座部と、
    前記被検者からの放射線を検出する検出部を有する情報検出部と、
    前記被検者の頭部が固定されるヘッドレスト部と、を備え、
    前記情報検出部は、前記台座部に対して移動可能となるように前記台座部に接続されており、
    前記ヘッドレスト部は、前記情報検出部及び前記台座部の一方に対して移動可能となるように前記情報検出部及び前記台座部の前記一方に接続されている、頭部画像取得装置。
  2. 前記情報検出部が前記台座部に対して移動する方向は、前記ヘッドレスト部が前記情報検出部及び前記台座部の前記一方に対して移動する方向と平行である、請求項1に記載の頭部画像取得装置。
  3. 前記情報検出部を前記台座部に対して移動させるための第1アクチュエータと、
    前記ヘッドレスト部を前記情報検出部及び前記台座部の前記一方に対して移動させるための第2アクチュエータと、を更に備える、請求項1又は2に記載の頭部画像取得装置。
  4. 前記第1アクチュエータ及び前記第2アクチュエータの動作を制御する制御部を更に備え、
    前記情報検出部及び前記台座部の前記一方は、前記台座部であり、
    前記制御部は、前記ヘッドレスト部の前記台座部に対する位置が同一の位置に維持されたままで前記情報検出部と前記ヘッドレスト部との間の距離が減少するように、前記第2アクチュエータを停止させた状態で、前記情報検出部が前記台座部に近づくように前記第1アクチュエータを制御する移動制御を実施する、請求項3に記載の頭部画像取得装置。
  5. 前記第1アクチュエータ及び前記第2アクチュエータの動作を制御する制御部を更に備え、
    前記情報検出部及び前記台座部の前記一方は、前記情報検出部であり、
    前記制御部は、前記ヘッドレスト部の前記台座部に対する位置が同一の位置に維持されたままで前記情報検出部と前記ヘッドレスト部との間の距離が減少するように、前記情報検出部が前記台座部に近づくように前記第1アクチュエータを制御しながら、前記ヘッドレスト部が前記情報検出部に近づくように前記第2アクチュエータを制御する移動制御を実施する、請求項3に記載の頭部画像取得装置。
  6. 前記第1アクチュエータ及び前記第2アクチュエータは、前記台座部に配置されている、請求項3に記載の頭部画像取得装置。
  7. 前記情報検出部及び前記台座部の前記一方は、前記情報検出部であり、
    前記第1アクチュエータは、前記台座部に配置されており、前記第2アクチュエータは、前記情報検出部に配置されている、請求項3に記載の頭部画像取得装置。
  8. 前記情報検出部を前記台座部に対して移動させると共に前記ヘッドレスト部を前記情報検出部及び前記台座部の前記一方に対して移動させるためのアクチュエータを更に備える、請求項1又は2に記載の頭部画像取得装置。
  9. 前記アクチュエータの駆動力により前記情報検出部を前記台座部に対して移動させる第1移動機構と、
    前記アクチュエータの駆動力により前記ヘッドレスト部を前記情報検出部及び前記台座部の前記一方に対して移動させる第2移動機構と、
    前記アクチュエータと前記第2移動機構との間の接続状態を切り替える切替部と、を更に備える、請求項8に記載の頭部画像取得装置。
  10. 前記情報検出部及び前記台座部の前記一方は、前記台座部であり、
    前記アクチュエータと前記第2移動機構とが接続されている状態においては、前記第1移動機構により前記情報検出部が前記台座部に対して移動可能であると共に、前記第2移動機構により前記ヘッドレスト部が前記台座部に対して移動可能であり、
    前記アクチュエータと前記第2移動機構とが接続されていない状態においては、前記ヘッドレスト部の前記台座部に対する位置が同一の位置に維持されたままで前記情報検出部と前記ヘッドレスト部との間の距離が減少するように、前記第1移動機構により前記情報検出部が前記台座部に近づくことが可能である、請求項9に記載の頭部画像取得装置。
  11. 前記情報検出部及び前記台座部の前記一方は、前記情報検出部であり、
    前記アクチュエータと前記第2移動機構とが接続されていない状態においては、前記第1移動機構により前記情報検出部が前記台座部に対して移動可能であり、
    前記アクチュエータと前記第2移動機構とが接続されている状態においては、前記ヘッドレスト部の前記台座部に対する位置が同一の位置に維持されたままで前記情報検出部と前記ヘッドレスト部との間の距離が減少するように、前記第1移動機構により前記情報検出部が前記台座部に近づきながら、前記第2移動機構により前記ヘッドレスト部が前記情報検出部に近づくことが可能である、請求項9に記載の頭部画像取得装置。
  12. 前記台座部に接続された、前記被検者が座るための椅子部を更に備える、請求項1又は2に記載の頭部画像取得装置。
  13. 請求項1又は2に記載の頭部画像取得装置を用いた頭部画像取得方法であって、
    前記情報検出部及び前記台座部の前記一方は、前記台座部であり、
    前記頭部画像取得方法は、
    前記ヘッドレスト部を前記台座部に対して移動させることにより前記ヘッドレスト部の位置を調整するステップと、
    前記ヘッドレスト部に前記被検者の頭部を固定するステップと、
    前記情報検出部を前記台座部に対して移動させることにより、前記情報検出部による前記頭部の画像の取得が可能となる位置に前記情報検出部及び前記ヘッドレスト部を位置付けるステップと、をこの順に含む、頭部画像取得方法。
  14. 請求項1又は2に記載の頭部画像取得装置を用いた頭部画像取得方法であって、
    前記情報検出部及び前記台座部の前記一方は、前記情報検出部であり、
    前記頭部画像取得方法は、
    前記情報検出部を前記台座部に対して移動させることにより前記ヘッドレスト部の位置を調整するステップと、
    前記ヘッドレスト部に前記被検者の頭部を固定するステップと、
    前記情報検出部を前記台座部に対して移動させながら前記ヘッドレスト部を前記情報検出部に対して移動させることにより、前記情報検出部による前記頭部の画像の取得が可能となる位置に前記情報検出部及び前記ヘッドレスト部を位置付けるステップと、をこの順に含む、頭部画像取得方法。

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