JP2023155800A - 自動車用ドアビームおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドアビームのマスチック接着性を向上する。【解決手段】7000系アルミニウム合金押出材からなる自動車用ドアビームであり、Zn:7.5~9.0質量%、Mg:1.5~2.0質量%、Cu:0.1~0.7質量%、Si:0.15質量%以下(0質量%を含む)、Fe:0.3質量%以下(0質量%を含む)、Ti:0.2質量%以下(0質量%を含まない)、Mn,Cr,Zrの1種以上をMn:0.30質量%以下(0質量%を含まない)、Cr:0.25質量%以下(0質量%を含まない)、Zr:0.25質量%以下(0質量%を含まない)の範囲内で合計0.10~0.50質量%、残部Al及び不可避的不純物からなり、マスチック接着される接着部を有し、接着部の表面のMg、Alの含有量が式(1)を満たす。[Mg]/[Al]≦10.0 (1)[Mg]、[Al]は、それぞれ質量%で示した、接着部表面のMg、Alの含有量を示す。【選択図】図1

Description

本開示は、7000系アルミニウム合金押出材からなる自動車用ドアビームおよびその製造方法に関する。
自動車用ドアビームは、車体の側面衝突から乗員を守るためにドア内部に前後方向に装着される。このドアビームには耐衝撃吸収性能が要求され、例えばFMVSS(アメリカ連邦自動車安全基準)などの法規では、ドアビームの三点曲げ試験により求められる最大荷重値とエネルギー吸収量に一定の基準が設けられている。
耐衝撃吸収性能の高度化と自動車部品の軽量化を両立させる目的で、ドアビームの材料として、7000系(Al-Zn-Mg系)の高強度アルミニウム合金押出材が用いられている。特許文献1には、自動車用ドアビームの素材として、これまでより高い強度領域(耐力が460MPa以上)において優れた耐応力腐食割れ性(耐SCC性)を備えた7000系アルミニウム合金押出材からなるドアビームが開示されている。特許文献1のドアビームは、ZnおよびMgが高濃度化された7000系アルミニウム合金押出材を使用することにより、人工時効処理後に高強度(460MPa以上の耐力)を示す。
特開2020-164893号公報
自動車用ドアビームを自動車用アウターパネルに固定するとき、弾性接着剤であるマスチック接着剤が使用される。ZnおよびMgが高濃度化された7000系アルミニウム合金押出材を用いた自動車用ドアビームを、マスチック接着剤でアウターパネルに接着したときに、接着力が低下する現象が生じることがあった。
本発明の一実施形態の目的は、ZnおよびMgが高濃度化された7000系アルミニウム合金押出材からなる自動車用ドアビームにおいて、ドアビームとマスチック接着剤との間の接着力(マスチック接着性)を向上したものを提供することである。本発明の別の実施形態の目的は、マスチック接着性を向上した自動車用ドアビームの製造方法を提供することである。
本発明の態様1は、
7000系アルミニウム合金押出材からなる自動車用ドアビームであり、
Zn:7.5~9.0質量%、
Mg:1.5~2.0質量%、
Cu:0.1~0.7質量%、
Si:0.15質量%以下(0質量%を含む)、
Fe:0.3質量%以下(0質量%を含む)、
Ti:0.2質量%以下(0質量%を含まない)、
Mn,Cr,Zrの1種以上をMn:0.30質量%以下(0質量%を含まない)、Cr:0.25質量%以下(0質量%を含まない)、Zr:0.25質量%以下(0質量%を含まない)の範囲内で、合計で0.10~0.50質量%、
残部Alおよび不可避的不純物からなり、
マスチック接着される接着部を有し、該接着部の表面におけるMgおよびAlの含有量が以下の式(1)を満たす、自動車用ドアビームである。

[Mg]/[Al]≦10.0 (1)

ここで、[Mg]および[Al]は、それぞれ質量%で示した、接着部表面のMgおよびAlの含有量を示す。
本発明の態様2は、
MgおよびZnの含有量が、以下の式(2)および式(3)を満たす、態様1に記載の自動車用ドアビームである。

Zn-5.38×CMg≦1.0 (2)
Mg-0.186×CZn≦0.5 (3)

ここで、CZnおよびCMgは、それぞれ質量%で示したZnおよびMgの含有量である。
本発明の態様3は、
態様1または2に記載の自動車用ドアビームを製造する方法であって、
マスチック接着される自動車用ドアビームの接着部の表面におけるMgおよびAlの含有量が以下の式(1)を満たすように、前記接着部の表面を処理する工程を含む、自動車用ドアビームの製造方法である。

[Mg]/[Al]≦10.0 (1)

ここで、[Mg]および[Al]は、それぞれ質量%で示した、接着部表面のMgおよびAlの含有量を示す。
本発明の態様4は、
前記接着部の表面を処理する工程は、前記表面を研磨して前記表面のMg濃縮層の少なくとも一部を除去することを含む、態様3に記載の自動車用ドアビームの製造方法である。
本発明の態様5は、
前記接着部の表面を処理する工程は、化学的処理により前記表面のMg濃縮層の少なくとも一部を除去することを含む、態様3に記載の自動車用ドアビームの製造方法である。
本発明の一実施形態によれば、MgおよびZnが高濃度化された7000系アルミニウム合金押出材からなる自動車用ドアビームにおいて、マスチック接着性を向上したものを提供することができる。本発明の別の実施形態によれば、マスチック接着性を向上した自動車用ドアビームを製造することができる。
実施例で作製した試料について。表面からの深さ方向におけるMg濃度を示すグラフである。
本発明者らは、MgおよびZnが高濃度化された7000系アルミニウム合金押出材からなる自動車用ドアビームは、マスチック接着性が低くなる現象について鋭意研究を行った。その結果、アルミニウム押出材の表面のMg濃度が高くなっており、このMg濃度が所定値以上の場合にマスチック接着性が低下することを、初めて見いだした。本明細書において、アルミニウム押出材の表面のうちMg濃度の高い部分(アルミニウム押出材の内部のMg濃度よりも高いMg濃度を有する表層部分)を「Mg濃縮層」と称することがある。
これまでの7000系アルミニウムでは、Mg濃縮層が形成されていなかったか、またはMg濃縮層のMg濃度が所定値以下であったため、マスチック接着性の低下は確認されていなかった。しかしながら、MgおよびZnが高濃度化された7000系アルミニウムでは、Mg濃縮層のMg濃度が所定値を超えてしまうため、マスチック接着性が低下したものと考えられる。
本発明者らは、MgおよびZnが高濃度化された7000系アルミニウム押出材からなる自動車用ドアビームのマスチック接着性を高めるために、マスチック接着を行う部分(接着部)の表面のMg濃度を低下させることが有効であるとの知見に基づいて、本発明を完成するに至った。
通常、Mg濃縮層内部のMg濃度は、表面近傍が高く、押出材内部に向かって低くなる傾向がある。そこで、接着部の表面のMg濃度を所定値以下に低下させるために、接着部の表面上にあるMg濃縮層の少なくとも一部を除去することが有効である。ここで「Mg濃縮層の少なくとも一部を除去」とは、Mg濃縮層が薄くなるように、Mg濃縮層の厚さの少なくとも一部を除去することを意味する。Mg濃縮層は部分的に残存してもよい。好ましくは、Mg濃縮層の全てを除去する。
マスチック接着性を向上することにより、自動車を過酷な環境下(例えば、高温湿潤環境下)に置いた場合であっても、ドアビームの接着部が剥離することを効果的に抑制できる。
以下、本発明の実施形態に係る自動車用ドアビーム(以下単に「ドアビーム」と称する)について、より具体的に説明する。
[成分組成]
ドアビームの素材として用いられる7000系アルミニウム合金押出材の組成は、
Zn:7.5~9.0質量%、
Mg:1.5~2.0質量%、
Cu:0.1~0.7質量%、
Si:0.15質量%以下(0質量%を含む)、
Fe:0.3質量%以下(0質量%を含む)、
Ti:0.2質量%以下(0質量%を含まない)、
Mn,Cr,Zrの1種以上をMn:0.30質量%以下(0質量%を含まない)、Cr:0.25質量%以下(0質量%を含まない)、Zr:0.25質量%以下(0質量%を含まない)の範囲内で、合計で0.10~0.50質量%、
残部Alおよび不可避的不純物からなる。この組成は、従来の7000系アルミニウム合金押出材と比べて、ZnおよびMgの濃度(含有量)が高い。
この7000系アルミニウム合金押出材に含まれる個々の元素について説明する。
Zn:
ZnはMgとともにMgZnを形成し、7000系アルミニウム合金押出材の強度を向上させる。強度の向上効果を発揮するためには、Zn含有量は7.5質量%以上が必要である。一方、Zn含有量が9.0質量%を超えると、耐SCC性の低下を抑制できない。従って、Zn含有量は7.5~9.0質量%の範囲内とする。Zn含有量の下限値は、より好ましくは7.7質量%、さらに好ましくは8.0質量%、特に好ましくは8.1質量%であり、上限値は好ましくは8.8質量%である。
Mg:
MgはZnとともにMgZnを形成し、7000系アルミニウム合金押出材の強度を向上させる。強度の向上効果を発揮するためには、Mg含有量は1.5質量%以上が必要である。一方、Mg含有量が2.0質量%を超えると、耐SCC性の低下を抑制できず、また変形抵抗の増加により押出性を劣化させる。従って、Mg含有量は1.5~2.0質量%の範囲内とする。Mg含有量の下限値は好ましく1.6質量%、上限値は好ましくは1.8質量%である。
MgとZnの含有量の関係:
MgとZnの含有量は、以下のような関係を満たすことが好ましい。
MgZnを構成するMgとZnの化学量論比(質量比)は1:5.38である。7000系アルミニウム合金押出材のZn含有量(質量%)をCZnとし、Mg含有量(質量%)をCMgとすると、ZnとMgが化学量論比で存在するとき、CZn=5.38×CMgが成立する。一方、Znが化学量論比より過剰に存在するとき、CZn>5.38×CMgが成立し、そのときの過剰Zn量(EZn)はEZn=CZn-5.38×CMgで計算される。また、Mgが化学量論比より過剰に存在するとき、CZn<5.38×CMgが成立し、そのときの過剰Mg量(EMg)はEMg=CMg-0.186×CZnで計算される。
過剰Zn量(EZn)が多いと、MgZnを形成しないZnが合金中に多く存在することになり、押出材の耐SCC性が低下する。一方、過剰Mg量(EMg)が多いと、MgZnを形成しないMgが合金中に多く存在することになり、変形抵抗の増加により押出性が低下する。上記の観点から、7000系アルミニウム合金押出材において、ZnおよびMgは化学量論比に近い含有量であることが好ましく、より具体的には、過剰Zn量(EZn=CZn-5.38×CMg)は1.0質量%以下、過剰Mg量(EMg=CMg-0.186×CZn)は0.5質量%以下であることが好ましい。すなわち、MgおよびZnの含有量が、以下の式(2)および式(3)を満たすことが好ましい。

Zn-5.38×CMg≦1.0 (2)
Mg-0.186×CZn≦0.5 (3)

ここで、CZnおよびCMgは、それぞれ質量%で示したZnおよびMgの含有量である。
式(2)の左辺は過剰Zn量(EZn)、式(3)の左辺は過剰Mg量(EMg)の計算式である。式(2)の左辺(EZn)の値がマイナスで、式(3)の左辺(EMg)の値がプラスの場合、その成分組成はMgが過剰であることを示す。逆に、式(2)の左辺(EZn)の値がプラスで、式(3)の左辺(EMg)の値がマイナスの場合、その成分組成はZnが過剰であることを示す。
過剰Zn量(EZn)はより好ましくは0.5質量%以下、さらに好ましくは0.3質量%以下である。過剰Mg量(EMg)はより好ましくは0.4質量%以下、さらに好ましくは0.3質量%以下である。
Cu:
Cuは粒界析出物(MgZn)に固溶することで、粒界析出物とPFZ(無析出帯)との電位差を小さくし、腐食環境下で粒界析出物の優先溶解を抑制し、これにより7000系アルミニウム合金押出材の耐SCC性を改善する。また、Cuは7000系アルミニウム合金押出材の強度を向上させる。しかし、Cu含有量が0.1質量%未満では上記作用が不十分である。一方、Cu含有量が0.7質量%を超えると、逆に耐SCC性を劣化させ、また、変形抵抗の増加により押出性を劣化させ、押出材の溶接割れ性も劣化させる。従って、Cu含有量は0.1~0.7質量%の範囲とする。Cu含有量の下限値は好ましくは0.2質量%、上限値は好ましくは0.5質量%である。
Ti:
Tiは7000系アルミニウム合金の鋳造時に結晶粒を微細化させる作用がある。一方、0.2質量%を超えるとその作用が飽和し、かつ粗大な金属間化合物が晶出して押出材の成形性を低下させる。従って、Ti含有量は0.2質量%以下(0質量%を含まない)とする。Ti含有量の好ましい下限値は0.005質量%であり、好ましい上限値は0.05質量%である。
Mn,Cr,Zr:
Mn,Cr,Zrは、均質化処理によってアルミニウム中に微細分散粒子として析出し、再結晶を抑制する効果があり、また再結晶を抑制することで耐SCC性を向上させる効果があり、1種以上が合計で0.10質量%以上添加される。Mn,Cr,Zrの1種以上として、(1)3元素のうちいずれか1種のみ、(2)3元素のうち2種の組み合わせ(MnとCr、MnとZr、又はCrとZr)、又は(3)3元素全ての組み合わせが考えられ、前記(1)~(3)のいずれでも選択できる。しかし、Mn,Cr,Zrの含有量がそれぞれ0.30質量%、0.25質量%、0.25質量%を超え、又は1種以上の合計含有量が0.50質量%を超えると、押出性が悪くなり、また、押出材の焼き入れ感受性が鋭くなる。従って、Mn,Cr,Zrの1種以上の含有量は、Mn:0.30質量%以下(0質量%を含まない)、Cr:0.25質量%以下(0質量%を含まない)、Zr:0.25質量%以下(0質量%を含まない)の範囲内で、合計が0.10~0.50質量%の範囲内とする。
このうちZrは、MnおよびCrに比べて7000系アルミニウム合金押出材の焼き入れ感受性を鋭くする作用が小さいことから、0.10~0.25質量%の範囲で優先的に添加し、必要に応じて補完的にMnおよび/又はCrを添加することが好ましい。Zr含有量の好ましい下限値は0.12質量%,より好ましい下限値は0.14質量%であり、好ましい上限値は0.23質量%、より好ましい上限値は0.20質量%である。Cr含有量の好ましい上限値は0.10質量%、より好ましい上限値は0.06質量%である。Mn含有量の好ましい上限値は0.10質量%、より好ましい上限値は0.06質量%である。
Si:
7000系アルミニウム合金には、少量のSiが混入している。SiはMgとともにMgSiを形成し、粒界に析出する。Si含有量が0.15質量%を超えると、MgSiが過剰に形成されてMgが消費され、押出材の強度不足の原因となる。また、Si含有量が0.15質量%を超えると、押出材の表面に焼き付きが生じやすく、押出性を劣化させる。従って、Si含有量は0.15質量%以下(下限値は0質量%)とする。
Fe:
7000系アルミニウム合金には、不純物として少量のFeが混入している。Feは鋳造時に合金中の他の元素と金属間化合物を形成し、鋳塊中に晶出物(Fe系晶出物)を生成する。本明細書においてFe系晶出物とは、Al-Fe系、Al-Fe-Si系、Al-Mn-Fe系、A1-Fe-Mn-Si系、Al-Cr-Fe系等、Feを含む晶出物(金属間化合物)を総称する用語である。鋳塊中に生成したFe系晶出物は、押出後の材料(押出材)中にも消滅することなく存在する。
Fe系晶出物が多く晶出すると、7000系アルミニウム合金押出材の靱性が低下する。そのため、Fe含有量は0.3質量%以下(下限値は0質量%)とする。Fe含有量の好ましい上限値は0.15質量%である。Fe含有量を制限することでFe系晶出物が減少し、Fe系晶出物を原因とする孔食を抑制する効果も期待できる。
残部:
好ましい1つの実施形態では、残部は、Alおよび不可避的不純物である。7000系アルミニウム合金を鋳造する際、主要不純物であるSi、Fe以外にも、地金、添加元素の中間合金等、様々な経路から不可避的に不純物が混入する。これらの不可避的不純物の混入についても、7000系アルミニウム合金のJIS規格等に基づき、本発明の効果を阻害しない範囲で許容される。なお、例えばSi、Feのように、通常、含有量が少ないほど好ましく、従って不可避不純物であるが、その組成範囲について上記のように別途規定している元素がある。このため、本明細書において、残部を構成する「不可避的不純物」という場合は、別途その組成範囲が規定されている元素を除いた概念である。
不可避的不純物は、好ましくは、個々の元素の含有量が0.05質量%以下、合計含有量が0.15質量%以下である。なお、不純物のうちBについては、Tiの添加に伴いアルミニウム合金中にTi含有量の1/5程度の量で混入するが、含有量は好ましくは0.02質量%以下、より好ましくは0.01質量%以下である。
接着部表面のMgとAlの含有量比:
本発明の実施形態に係る自動車用ドアビームは、マスチック接着される部分(これを「接着部」と称する)の表面におけるAl含有量に対するMg含有量の比が、10.0以下である。つまり、接着部の表面におけるMgおよびAlの含有量が、以下の式(1)を満たしている。

[Mg]/[Al]≦10.0 (1)

ここで、[Mg]および[Al]は、それぞれ質量%で示した、接着部表面のMgおよびAlの含有量を示す。
接着部の表面のMg濃度(Mg含有量)を、式(1)を満たすように低くすることにより、接着部のマスチック接着性を向上することができる。接着部表面のMg濃度が低下すると、マスチック接着性が向上する理由は定かではないが、以下のように推測される。
マスチック接着性の評価では、過酷な条件下での接着性を検証するために、湿潤環境下で接着性の評価を行う。接着部表面のMg濃度が高い場合、湿潤環境下で表面のMgの水和反応が進みやすい。その結果、接着部表面とマスチック接着剤との間の接着力が低下して、マスチック接着性が低下しやすいと推測される。
[Mg]/[Al]を10.0以下にすることにより、接着部表面での水和反応が抑制されて、優れたマスチック接着性を達成できる。
[Mg]/[Al]は、好ましくは8.0以下、よりこのましくは7.2以下である。
本発明の実施形態に係るドアビームはMg含有量が多いため、ドアビームの表面(接着部の表面を含む)のMg濃度(Mg含有量)が高くなり、[Mg]/[Al]が10.0を超えることがある。ドアビーム表面のMg濃度は、通常は表面近傍で高く、ドアビーム内部に向かって低くなる。そのため、後述するように、接着部の表面を研磨等により処理して、表面に形成されたMg濃縮層の少なくとも一部を除去する。これにより、接着部の[Mg]/[Al]を10.0以下にすることができる。
接着部表面のMgおよびAlの含有量は、接着部表面をGDOS(グロー放電発光分析装置)、AES(オージェ電子分 光法)等によって測定できる。
自動車用ドアビームを自動車に組み込んだ後に、接着部表面のMgおよびAlの含有量を測定する方法としては、接着部からマスチック接着を除去した後、接着部表面のMgおよびAlの濃度(含有量)を上記の分析方法で測定する方法がある。マスチック接着の除去方法は、例えば切削、研磨などの物理的除去と、マスチック接着剤を溶解する化学的除去のいずれでもよい。
別の測定方法としては、接着部に接着剤が付着した状態で、接着部を通る断面でドアビームを切断し、その断面をSEM(走査型電子顕微鏡)またはTEM(透過電子顕微鏡)に取り付けたEDX装置により分析して、接着部の表面位置におけるMgおよびAlの濃度(含有量)を測定する方法がある。
[製造方法]
自動車用ドアビームの製造方法では、マスチック接着される自動車用ドアビームの接着部の表面におけるMgおよびAlの含有量が以下の式(1)を満たすように、前記接着部の表面を処理する工程を含む。

[Mg]/[Al]≦10.0 (1)

ここで、[Mg]および[Al]は、それぞれ質量%で示した、接着部表面のMgおよびAlの含有量を示す。
接着部の表面を処理する工程では、前記表面を研磨して前記表面のMg濃縮層の少なくとも一部を除去する方法を用いてもよい(研磨除去)。研磨方法としては、接着部表面のMg濃縮層の少なくとも一部を除去できればどのような研磨方法を用いてもよい。例えば、ハンドグラインダー、ハンドサンダー等の研磨装置に、サンドペーパー、研磨用スポンジ等の研磨材を固定して、接着部表面を研磨してもよい。
接着部表面の除去量については、研磨を行う前に、ドアビームの接着部の表面分析を行って、その測定結果から除去量を決定することができる。例えば、実際に研磨除去を行うドアビームの接着部の表面を、深さ方向に元素分析を行い、[Mg]/[Al]が10.0以下となる深さを調べ、その深さを除去量(除去深さ)としてもよい。または、ドアビームと同じ成分組成を有するアルミニウム合金押出材のサンプルを用いて予備測定を行い、サンプル表面を深さ方向に元素分析を行って、除去量(除去深さ)を決定してもよい。
研磨装置を用いた研磨除去の場合、除去量は、研磨時の荷重、研磨時間で調節することができる。
代わりに、接着部の表面を処理する工程では、化学的処理により前記表面のMg濃縮層を除去する方法を用いてもよい(化学的除去)。化学的処理とは、Mg濃縮層を溶解除去できる処理溶液(例えば酸性水溶液)を、接着部の表面に適用することを含む。処理溶液の適用方法としては、例えば、接着部の表面を処理溶液に浸漬する、接着部の表面に処理溶液を塗布する等がある。
接着部表面の除去量(除去深さ)は、上述した手法を用いて決定することができる。
化学的除去の場合、除去量は、使用する処理溶液の種類および濃度、処理溶液を適用する時間で調節することができる。
接着部の表面を処理する工程では、Mg濃縮層の一部(例えば、Mg濃度が特に高い表面近傍)のみを除去してもよく、または、Mg濃縮層全てを除去してもよい。
自動車用ドアビームの製造方法では、さらに、所定の成分組成を有するアルミニウム合金ビレットを鋳造する工程、アルミニウム合金ビレットを自動車用ドアビームの形状に押出成形する工程、および押出成形した自動車用ドアビームを均質化処理する工程のいずれか1つ以上を含んでいてもよい。
アルミニウム合金ビレットを鋳造する工程、および押出成形する工程は、本技術分野における公知の方法を適用することができる。
半連続鋳造して得られた直径194mmの7000系アルミニウム合金ビレットを均熱処理した後、480℃に再加熱し、所定の押出速度(鋼種Aでは8.5m/分、鋼種Bでは10m/分)で押出成形した。押出直後から押出材をファン空冷し、7000系アルミニウム合金押出材(No.1~5)を製造した。各押出材の断面形状は自動車ドアビーム用断面(インナーフランジの幅が40mmのII型断面)であり、押出材が室温まで冷却した後、90℃で3時間および140℃で8時間の時効処理(T5)を施した。
試料No.1~5の各押出材を作製し、以下の測定を行った。試料No.1、3~5は、合金種Aから形成し、試料No.2は合金種Bから形成した。また、試料No.1、2は表面研磨を行わず、試料No.3~5は後述する表面研磨を行った。
表1に合金種A、Bの成分組成を示す。なお、合金種A、Bのいずれも、Mgが化学量論比より過剰に存在した。合金種AはEMg=0.019(質量%)であり、合金種BはEMg=0.191(質量%)であった。
(表面研磨)
合金種Aの押出材に対して、スコッチ・ブライト 工業用パッド7447 #320番(3M社製)を取り付けたオービタルサンダー(ハンドサンダー)(コバックス社製)を用いて、表面を研磨した。荷重は5kgで一定とし、研磨時間は3秒、5秒および10秒の3段階とし、それぞれNo.3~5とした(表2参照)。
(引張試験)
No.1および2の各押出材の幅方向中央部から、長手方向が押出方向に平行となるようにJIS13B引張試験片をインナーフランジから機械加工により採取した。採取した試験片は各押出材で2個ずつとした。この試験片を用いてJIS Z 2241:2011の規定に準拠して引張試験を行い、耐力(0.2%)、引張強さ、伸びを測定した。クロスヘッドスピードは耐力値に達するまで5.0mm/分とし、その後、10.0mm/分とした。表2に記載したNo.1、2の耐力値は、2個の試験片で測定された耐力値の平均値とした。測定結果を表2に示す。
なお、No.1と、No.3~5はいずれも同じ合金種を用いているので、No.3~5の耐力、引っ張り強さ、および伸びは、No.1と同様であると推測される。
(濃度分析)
No.1~5について、試料表面のMgおよびAlの濃度(含有量)を測定した。
MgおよびAlの濃度の定量は、GD-OES分析を用いて、試料表面位置から深さ方向へ連続的に定量した。なお、GD-OES分析では、O、Mg、Al、Si、Cu、Zn、およびZrの含有量を測定した。「Mg濃度」および「Al濃度」は、測定した全元素の合計含有量を100質量%としたときのMgおよびAlの含有量のことである。
測定前に試料の表面をエタノールで拭き取って、研磨粉を除去した。Mg濃度の測定結果を図1に示す。横軸が表面からの深さ(μm)、縦軸がMgの濃度(質量%)である。グラフの1~5は、実施例のNo.1~5に対応している。No.1および2のグラフは、深さ0~0.1μmの範囲にピークがあり、表面にMg濃縮層が存在していることがわかる。
Mg濃度およびAl濃度の測定結果と、それらの数値から計算した[Mg]/[Al]の値とを表3に示す。
(マスチック評価)
幅25mm×長さ150mm×厚さ3.7mmの供試材を2枚準備した。各供試材の一方の端部付近の、幅25mm×長さ約25~約30mmの範囲を接着部とした。一方の供試材の接着部に、マスチック接着剤として熱硬化型エポキシ樹脂系接着剤を塗布し、そこに他方の供試材の接着部を重ねた。このとき、2枚の供試材の他方の端部(引張試験時の把持部)が互いに逆向きとなるように、2枚の供試材を重ねた。その後、接着剤を乾燥し、加熱して熱硬化処理した。これにより、2枚の供試材の接着部を、接着剤層によって接着した接着試験体を得た。
作製した接着試験体を湿潤環境に保持後、JIS Z 2241:2011の強度試験に用いられる引張試験機で、2枚の供試材の他方の端部(把持部)をクランプして、引張試験を実施した。引張試験では、接着試験体の接着剤層が破壊または剥離して、2枚の供試材に分離するまで引っ張った。
分離した2枚の供試材の接着部を肉眼で確認して、接着剤層の破壊形態を評価した。全面凝集破壊(マスチック接着剤層が内部破壊している)の場合、マスチック接着剤層と供試材との界面の接着力が高い(優れたマスチック接着性)と判断し、合格(○)と評価した。一方、界面剥離(マスチック接着剤層と供試材との界面で剥離している)が僅かでも生じていた場合は、マスチック接着性が十分ではないと判断し、不合格(×)と評価した。
Figure 2023155800000002
Figure 2023155800000003
Figure 2023155800000004
表3に示す通り、No.1(比較例)では、表面研磨を行わなかったため、試料表面にMg濃縮層が存在していた(図1)。使用した合金が、Mg含有量が多い合金種Aであったため、接着部表面の[Mg]/[Al]が18.3であり、マスチック接着性は不合格となった。
No.2(参考例)では、表面研磨を行わなかったため、試料表面にMg濃縮層が存在していた(図1)。使用した合金が、Mg含有量が比較的少ない合金種Bであったため、接着部表面の[Mg]/[Al]が7.2であり、マスチック接着性は合格となった。
発明例3,4,5(実施例)では、表面研磨を行ったため、試料表面のMg濃縮層が全て除去されていた(図1)。また、接着部表面の[Mg]/[Al]は、いずれも1以下と極めて低かった。そのため、マスチック接着性は合格となった。
No.1とNo.2の結果から、接着部表面の[Mg]/[Al]が18.3未満(例えば10.0以下、特に8.0以下)とすることにより、優れたマスチック接着性が得られることが推測される。また、[Mg]/[Al]が7.2であれば、優れたマスチック接着性が得られることが確認された。
No.1、3~5の結果から、接着部表面の[Mg]/[Al]が10.0を超える場合は、Mg濃縮層を除去して[Mg]/[Al]を10.0以下にすれば、マスチック接着性を改善できることが分かった。

Claims (5)

  1. 7000系アルミニウム合金押出材からなる自動車用ドアビームであり、
    Zn:7.5~9.0質量%、
    Mg:1.5~2.0質量%、
    Cu:0.1~0.7質量%、
    Si:0.15質量%以下(0質量%を含む)、
    Fe:0.3質量%以下(0質量%を含む)、
    Ti:0.2質量%以下(0質量%を含まない)、
    Mn,Cr,Zrの1種以上をMn:0.30質量%以下(0質量%を含まない)、Cr:0.25質量%以下(0質量%を含まない)、Zr:0.25質量%以下(0質量%を含まない)の範囲内で、合計で0.10~0.50質量%、
    残部Alおよび不可避的不純物からなり、
    マスチック接着される接着部を有し、該接着部の表面におけるMgおよびAlの含有量が以下の式(1)を満たす、自動車用ドアビーム。

    [Mg]/[Al]≦10.0 (1)

    ここで、[Mg]および[Al]は、それぞれ質量%で示した、接着部表面のMgおよびAlの含有量を示す。
  2. MgおよびZnの含有量が、以下の式(2)および式(3)を満たす、請求項1に記載の自動車用ドアビーム。

    Zn-5.38×CMg≦1.0 (2)
    Mg-0.186×CZn≦0.5 (3)

    ここで、CZnおよびCMgは、それぞれ質量%で示したZnおよびMgの含有量である。
  3. 請求項1または2に記載の自動車用ドアビームを製造する方法であって、
    マスチック接着される自動車用ドアビームの接着部の表面におけるMgおよびAlの含有量が以下の式(1)を満たすように、前記接着部の表面を処理する工程を含む、自動車用ドアビームの製造方法。

    [Mg]/[Al]≦10.0 (1)

    ここで、[Mg]および[Al]は、それぞれ質量%で示した、接着部表面のMgおよびAlの含有量を示す。
  4. 前記接着部の表面を処理する工程は、前記表面を研磨して前記表面のMg濃縮層の少なくとも一部を除去することを含む、請求項3に記載の自動車用ドアビームの製造方法。
  5. 前記接着部の表面を処理する工程は、化学的処理により前記表面のMg濃縮層の少なくとも一部を除去することを含む、請求項3に記載の自動車用ドアビームの製造方法。
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