JP2023155746A - 車両を利用して異常事態を監視する装置、車両、方法 - Google Patents

車両を利用して異常事態を監視する装置、車両、方法 Download PDF

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Abstract

【課題】駐車場の内部又は周辺の領域内で、火災、事件又は事故等の異常事態が発生し得る。従来、このような異常事態を効果的に監視することで該領域内のセキュリティーを向上させることが求められている。【解決手段】駐車場の内部又は周辺の領域内で発生した異常事態を、該領域内の車両を利用して監視する装置30は、領域内の状態を表す状態情報を取得する情報取得部32と、状態情報に基づいて、異常事態を検知するとともに、検知した該異常事態の発生場所を特定する異常検知部34と、異常検知部34が特定した発生場所の周辺に駐車中の車両110に設けられた車外監視センサを起動して該発生場所を該車外監視センサに検出させるための指令を、該駐車中の車両110に送信する指令送信部36とを備える。【選択図】図2

Description

本開示は、車両を利用して異常事態を監視する装置、車両、方法に関する。
車両の防犯装置が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2020-149088号公報
駐車場の内部又は周辺の領域内で、火災、事件又は事故等の異常事態が発生し得る。従来、このような異常事態を効果的に監視することで該領域内のセキュリティーを向上させることが求められている。
本開示の第1の態様は、駐車場の内部又は周辺の領域内で発生した異常事態を、該領域内の車両を利用して監視する装置であって、領域内の状態を表す状態情報を取得する情報取得部と、状態情報に基づいて、異常事態を検知するとともに、検知した該異常事態の発生場所を特定する異常検知部と、異常検知部が特定した発生場所の周辺に駐車中の車両に設けられた車外監視センサを起動して該発生場所を該車外監視センサに検出させるための指令を、該駐車中の車両に送信する指令送信部とを備える装置である。
本開示の第2の態様は、情報取得部は、状態情報として、駐車場に設けられたインフラセンサが撮像した画像データを取得し、異常検知部は、画像データに基づいて、異常事態を検知するとともに発生場所を特定する、第1の態様に記載の装置である。
本開示の第3の態様は、装置状態情報、又は領域内の車両の位置情報に基づいて、領域内の車両の中から、車外監視センサを起動させるべき駐車中の車両を特定する車両特定部をさらに備え、指令送信部は、車両特定部が特定した駐車中の車両に指令を送信する、第1又は第2の態様に記載の装置である。
本開示の第4の態様は、車両特定部は、状態情報又は位置情報に基づいて、領域内の車両の駐車位置を特定し、特定した駐車位置に基づいて、発生場所を検出範囲に収める車外監視センサを有する駐車中の車両を、領域内の車両の中から特定する、第3の態様に記載の装置である。
本開示の第5の態様は、車両特定部は、状態情報又は位置情報に基づいて、領域内の車両の向きをさらに特定し、特定した向きにさらに基づいて、駐車中の車両を特定する、第4の態様に記載の装置である。
本開示の第6の態様は、情報取得部は、指令送信部が送信した指令に従って車外監視センサが検出した検出データを、状態情報としてさらに取得する、第1~第5の態様のいずれか1つに記載の装置である。
本開示の第7の態様は、車外監視センサを備える車両であって、第1~第6の態様のいずれか1つに記載の装置の指令送信部が送信した指令に従って、車外監視センサを起動し、該車外監視センサに発生場所を検出させる、車両である。
本開示の第8の態様は、駐車場の内部又は周辺の領域内で発生した異常事態を、該領域内の車両を利用して監視する方法であって、プロセッサが、領域内の状態を表す状態情報を取得し、状態情報に基づいて、異常事態を検知するとともに、検知した該異常事態の発生場所を特定し、特定した発生場所の周辺に駐車中の車両に設けられた車外監視センサを起動して該発生場所を該車外監視センサに検出させるための指令を、該駐車中の車両に送信する、方法である。
本開示によれば、領域内で発生した異常事態を、周辺の車両に搭載された車外監視センサを利用して監視できる。したがって、発生した異常事態を効果的に監視できるので、領域内のセキュリティーを向上させることができる。
一実施形態に係る駐車管理システムを示す。 図1に示す駐車管理システムのブロック図である。 一実施形態に係る車両のブロック図である。 異常事態を監視する方法の一例を示すフローチャートである。 駐車場の内部で異常事態が発生した例を示す。 他の実施形態に係る駐車管理システムのブロック図である。 異常事態を監視する方法の他の例を示すフローチャートである。
以下、本開示の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に説明する種々の実施形態において、同様の要素には同じ符号を付し、重複する説明を省略する。まず、図1及び図2を参照して、一実施形態に係る駐車管理システム10について説明する。駐車管理システム10は、駐車場100の内部又は周辺の領域A内に駐車されている車両110を管理するためのシステムである。
駐車管理システム10は、複数のインフラセンサ12、通信機14、及び駐車管理サーバ16を備える。インフラセンサ12の各々は、カメラ又はレーザスキャナ等を有し、領域A内を撮像するように駐車場100に設けられている。なお、複数のインフラセンサ12は、領域A内のいずれの場所(例えば、駐車場100の内部に画定されたいずれの駐車枠)を撮像できるように、駐車場100の複数箇所に分散して設置されてもよい。インフラセンサ12は、撮像した領域A内の画像データIDを、駐車管理サーバ16に供給する。
通信機14は、領域A内の車両110を含む外部機器との間でデータ通信可能である。具体的には、通信機14は、例えば4G又は5G等の移動通信ネットワークシステムを利用して、外部機器との間でデータを無線で送受信する。なお、複数の通信機14が、領域A内のいずれの場所に駐車した車両110と通信できるように駐車場100に設けられてもよい。また、通信機14は、如何なる通信プロトコルで外部機器と通信してもよい。
駐車管理サーバ16は、インフラセンサ12及び通信機14の動作を制御する。具体的には、駐車管理サーバ16は、図2に示すように、プロセッサ18、メモリ20、及びI/Oインターフェース22を有するコンピュータである。プロセッサ18は、CPU又はGPU等を有し、バス24を介してメモリ20及びI/Oインターフェース22と通信可能に接続されている。プロセッサ18は、後述する異常事態監視機能を実現するための演算処理を行う。
メモリ20は、RAM又はROM等を有し、プロセッサ18で実行される演算処理で利用される各種データ、及び演算処理の途中で生成される各種データを、一時的又は恒久的に記憶する。I/Oインターフェース22は、例えば、イーサネット(登録商標)ポート、USBポート、又はHDMI(登録商標)端子を有し、該I/Oインターフェース22には、上述のインフラセンサ12及び通信機14に加えて、ディスプレイ(LCD、有機ELディスプレイ等)、入力装置(キーボード、マウス等)、及びスピーカ等の周辺機器が、有線又は無線で通信可能に接続される。
領域A内(例えば、駐車場100の内部)には、複数の車両110が駐車され得る。以下、図3を参照して、一実施形態に係る車両110の構成について説明する。車両110は、例えば4輪自動車であって、車体112、車載通信機114、車外監視センサ116、及び電子制御装置(ECU)118等を備える。
車体112には、車載通信機114、車外監視センサ116、及びECU118に加えて、例えば、駆動機構(エンジン、又は電動モータ等)、操舵機構(パワーステアリング装置等)、制動機構(電動ブレーキ装置等)、及び各種センサ(速度センサ、操舵角センサ等)といった種々の車載コンポーネントが搭載される。
車載通信機114は、駐車管理システム10の通信機14を含む外部機器との間で通信可能である。車載通信機114は、例えば、GPS受信機114A、車車間通信機114B、及びデータ・コミュニケーション・モジュール(DCM)140Cを有する。GPS受信機114Aは、GPS衛星からGPS信号を受信する。車車間通信機114Bは、別の車両の車載通信機との間でデータを送受信可能である。DCM114Cは、4G又は5G等の移動通信ネットワークシステムを利用して、上述の通信機14、車両110の製造元の自動車会社の管理サーバ、又は通信事業者の基地局等との間でデータを送受信可能である。
車外監視センサ116は、車両110の周囲環境を検出する。例えば、車外監視センサ116は、車両110の周囲環境を撮像することで該周囲環境を検出するカメラ、及び、該車両110の周囲に電磁波(例えば、レーザ光)を照射し、周囲環境からの反射波を受信することで該周囲環境を検出するレーダ(LiDAR、レーザスキャナ等)の少なくとも1つを有する。
ECU118は、車両110の動作を制御する。具体的には、ECU118は、プロセッサ120、メモリ122、及びI/Oインターフェース124を有するコンピュータである。プロセッサ120は、CPU又はGPU等を有し、バス126を介してメモリ122及びI/Oインターフェース124と通信可能に接続されている。
メモリ122は、RAM又はROM等を有し、プロセッサ120で実行される演算処理で利用される各種データ、及び演算処理の途中で生成される各種データを、一時的又は恒久的に記憶する。I/Oインターフェース124は、例えば、コントローラエリアネットワーク(CAN)ポート、イーサネット(登録商標)ポート、USBポート、光ファイバコネクタ、又はHDMI(登録商標)端子を有し、車載通信機114及び車外監視センサ116等の車載コンポーネントとの間でデータを有線又は無線で通信する。
本実施形態においては、各々の車両110の所有者Dは、駐車場100を利用するために、該駐車場100の利用者登録を予め行う。例えば、所有者Dは、車両110のヒューマン・マシン・インターフェース(HMI)を操作して、車両110の車載通信機114を通して駐車管理サーバ16にアクセスし、駐車場100の利用者登録をするためのアプリαを駐車管理サーバ16からダウンロードして、車両110のECU118にインストールする。
そして、所有者Dは、車両110のHMIを操作してアプリαを起動し、該HMIのディスプレイに表示された利用者登録画面を通して、所有者Dの個人情報Iv(氏名、住所、電話番号等)、及び、車両110を特定する特定情報Isを入力し、車載通信機114を通して駐車管理サーバ16へアップロードする。
特定情報Isは、例えば、車両110の自動車登録番号Is1、車台番号Is2、車両110の製造元の自動車会社Is3、及び車両110の車種Is4といった情報を含む。なお、特定情報Isのうち、自動車登録番号Is1は、車両110の外部から視認可能となるように、該車両110のフロント及びリアに取り付けられたナンバープレートに印字されている。
駐車管理サーバ16のプロセッサ18は、通信機14を通して、車両110の車載通信機114から送信された個人情報Iv及び特定情報Isを入手するとともに、該車載通信機114に割り当てられた通信用アドレスAD(例えば、IPアドレス)を取得する。そして、プロセッサ18は、入手した個人情報Iv、特定情報Is、及びアドレスARを互いに関連付けて格納したデータベースDBを作成し、メモリ20に予め記憶する。こうして、駐車場100の利用前に、複数の車両110の特定情報Is及びアドレスARが、データベースDBに格納される。
ここで、領域A内で異常事態ASが発生する場合がある。このような異常事態ASとして、例えば、火災AS1、車両110の盗難等の事件AS2、及び、車両110同士の事故AS3が発生し得る。本実施形態においては、駐車管理サーバ16は、このような異常事態ASの発生を検知し、領域A内の車両110を利用して該異常事態ASを監視する機能を実行する。
以下、図4を参照して、異常事態ASを監視する方法について説明する。図4に示すフローは、駐車管理サーバ16のプロセッサ18が、オペレータ、上位コントローラ、又はコンピュータプログラムPGから、動作開始指令(例えば、電源ON指令)を受け付けたときに、開始される。
ステップS1において、プロセッサ18は、領域A内の状態を表す状態情報Iaを取得する動作を開始する。一例として、プロセッサ18は、状態情報Iaとして、インフラセンサ12が撮像した画像データIDを取得する。より具体的には、各々のインフラセンサ12は、領域A内(例えば、駐車場100の内部)を連続的(例えば、周期的)に撮像する。
プロセッサ18は、各々のインフラセンサ12が撮像した画像データIDを、I/Oインターフェース22を通して、該インフラセンサ12から連続的(例えば、周期的)に取得する。こうして、プロセッサ18は、複数のインフラセンサ12が撮像した画像データIDを状態情報Iaとして収集する動作を開始する。
他の例として、プロセッサ18は、状態情報Iaとして、領域A内の状態を報告したメッセージデータMDを取得する。メッセージデータMDは、例えば、ソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)、又はWebサイト(駐車場100の管理会社のホームページ、個人ブログ、ニュースサイト等)に投稿された記事のテキストデータ又は画像データを含む。
例えば、駐車場100の利用者は、領域A内で発生した異常事態ASを目撃したときに、所有する携帯機(例えば、スマートフォン、又はタブレット型端末装置等)を操作して、異常事態ASの発生を報告するメッセージデータMDを、SNS又はWebサイトに投稿する。このように、メッセージデータMDは、領域A内の状態を、テキストデータ又は画像データによって報告する。
一方、駐車管理サーバ16のI/Oインターフェース22は、通信ネットワークNW(LAN、又はインターネット等)に通信可能に接続され、プロセッサ18は、該通信ネットワークNWを通して、SNS又はWebサイトにアクセス可能となっている。プロセッサ18は、通信ネットワークNWを通してSNS又はWebサイトにアクセスし、領域A内の状態を報告するメッセージデータMDを検索して収集する。
こうして、プロセッサ18は、このステップS1において、状態情報Ia(例えば、画像データID、及びメッセージデータMD)を取得する動作を開始する。したがって、本実施形態においては、プロセッサ18は、状態情報Iaを取得する情報取得部32(図2)として機能する。
ここで、本実施形態においては、プロセッサ18は、取得した状態情報Iaに基づいて、領域A内(例えば、駐車場100の内部)に進入した車両110を特定するとともに、該車両110の駐車位置PPを特定する。具体的には、インフラセンサ12は、領域A内に進入した各々の車両110を連続的に撮像する。プロセッサ18は、ステップS1の開始後、インフラセンサ12が撮像した車両110の画像データIDを、状態情報Iaとして収集する。
例えば、図5に示す車両110Eが駐車場100の内部に進入したとする。この場合、プロセッサ18は、インフラセンサ12が撮像した車両110Eの画像データIDを画像解析することで、該車両110Eの特定情報Is110Eのうち、画像データIDに写り込んだ自動車登録番号Is1110Eを読み取る。
プロセッサ18は、読み取った自動車登録番号Is1110Eを、上述のデータベースDBに格納されている複数の車両110の自動車登録番号Is1と照合することで、該データベースDBに格納されている車両110Eを特定する。なお、プロセッサ18は、車両110Eの画像データIDから該車両110Eの自動車会社Is3110E及び車種Is4110Eを特定し、自動車会社Is3110E及び車種Is4110Eに基づいて、データベースDB中の車両110Eを特定してもよい。
また、プロセッサ18は、車両110Eの進入後にインフラセンサ12が撮像した該車両110Eの画像データIDに基づいて、車両110Eが領域A内のいずれの駐車位置PP(図5の例では、駐車枠B4)に駐車したのかを特定する。こうして、プロセッサ18は、領域A内に進入した各々の車両110が、データベースDBに格納されているいずれの車両110であるのかを特定するとともに、該車両110の駐車位置PPを特定することができる。これにより、プロセッサ18は、領域A内の各々の車両110のアドレスADを、データベースDBから取得できる。
なお、プロセッサ18は、車両110の位置情報Ipに基づいて、領域A内の車両110の駐車位置PPを特定してもよい。具体的には、車両110のプロセッサ120は、GPS受信機114Aを通してGPS衛星から受信したGPS信号と、メモリ122に予め記憶された地図データMPとに基づいて、車両110の自車位置を推定する。
プロセッサ120は、領域A内(例えば、駐車場100の内部)に進入した後に、推定した自車位置を、位置情報Ipとして、車載通信機114(例えば、DCM114C)を通して駐車管理システム10に送信する。駐車管理サーバ16のプロセッサ18は、通信機14が車載通信機114から受信した位置情報Ipに基づいて、車両110の駐車位置PPを特定する。
なお、車両110のプロセッサ120は、位置情報Ip(つまり、自車位置)とともに、駐車場100の内部に進入した後の車両110の挙動情報Ib(例えば、車両10の速度及び加速度、ステアリングの操舵角)を送信してもよい。そして、駐車管理サーバ16のプロセッサ18は、位置情報Ip及び挙動情報Ibに基づいて、車両110の駐車位置PPを特定してもよい。この場合、プロセッサ18は、領域A内における車両110の駐車位置PPを、より正確に特定できる。
また、駐車管理サーバ16のプロセッサ18は、車載通信機114から位置情報Ip(及び挙動情報Ib)を受信したときに、車両110の特定情報Is(例えば、自動車登録番号Is1)、又は、車載通信機114のアドレスADを取得してもよい。そして、プロセッサ18は、取得した特定情報Is又はアドレスADを、データベースDBに格納されている複数の車両110の特定情報Is又はアドレスADと照合することで、位置情報Ipを送信した車両110が、該データベースDBに格納されているいずれの車両110であるかを特定してもよい。
この場合、プロセッサ18は、状態情報Ia(つまり、インフラセンサ12が撮像した車両110の画像データID)を用いることなく、領域A内に進入した車両110を特定するとともに、該車両110の駐車位置PPを特定できる。このようにして、プロセッサ18は、領域A内に進入した各々の車両110の駐車位置PPを特定するとともに、該車両110のアドレスADを取得できる。
ステップS2において、プロセッサ18は、状態情報Iaに基づいて、異常事態ASが発生したか否かを検知する。以下、異常事態ASの一例として、図5に示すように、駐車場100の内部で火災AS1が発生した場合について説明する。図5に示す例では、駐車場100の内部に、複数の駐車枠Bn(n=1,2,3,4,・・・11,12,13,14,・・・)が画定されており、駐車枠B3において火災AS1が発生している。
このような火災AS1は、インフラセンサ12が撮像した画像データIDに写り込むことになる。又は、駐車場100の利用者が、所有する携帯機を操作して、火災AS1の発生を報告したメッセージデータMDを、SNS又はWebサイトに投稿し得る。よって、プロセッサ18は、ステップS1の開始後に収集した画像データID及びメッセージデータMDを解析することで、火災AS1が発生したか否かを検知することができる。
なお、プロセッサ18は、状態情報Ia(つまり、画像データID、及びメッセージデータMD)と、異常事態AS(本例では、火災AS1)の発生の有無との相関性を示す機械学習モデルLM(又は、人工知能:AIのアルゴリズム)を用いて、異常事態ASが発生したか否かを検知してもよい。
この機械学習モデルLMは、例えば、状態情報Iaと、異常事態ASの発生の有無を示す判定データとを、学習データセットとして機械学習装置に反復して与えることによって(例えば、教師あり学習)、作成することができる。なお、プロセッサ18は、機械学習装置の機能を実行し、機械学習モデルLMを生成するように構成されてもよい。生成された機械学習モデルLMは、メモリ20に予め格納されもよい。
プロセッサ18は、ステップS1の開始後に収集した状態情報Iaを、機械学習モデルLMに入力する。機械学習モデルLMは、入力された状態情報Iaから、異常事態AS(火災AS1)の発生の有無を示す判定結果データを出力する。プロセッサ18は、機械学習モデルLMが出力した判定結果データから、異常事態ASが発生したか否かを検知できる。
このように、本実施形態においては、プロセッサ18は、状態情報AS(具体的には、画像データID、及びメッセージデータMD)に基づいて、領域A内(例えば、駐車場100の内部)で発生した異常事態AS(具体的には、火災AS1)を検知する異常検知部34(図2)として機能する。プロセッサ18は、異常事態ASの発生を検知した場合はYESと判定し、ステップS3へ進む一方、NOと判定した場合はステップS9へ進む。
ステップS3において、プロセッサ18は、異常検知部34として機能し、状態情報ASに基づいて、異常事態ASの発生場所OLを特定する。一例として、ステップS2で画像データIDに基づいて火災AS1の発生を検知した場合、プロセッサ18は、火災AS1が写り込んだ画像データIDを撮像したインフラセンサ12の位置と、該画像データIDにおける火災AS1の画像の位置とに基づいて、駐車場100の内部における火災AS1の発生場所OLを特定する。
代替的には、プロセッサ18は、火災AS1が写り込んだ画像データIDから、火災AS1が発生している駐車枠B3を特定し、火災AS1の発生場所OLを、駐車枠B3として特定してもよい。この場合において、駐車枠B3を特定する標識(例えば、駐車枠番号)が、駐車場100の内部の建物(例えば、壁又は車道)に設けられてもよい。そして、プロセッサ18は、画像データIDに写る駐車枠B3の標識から、火災AS1の発生場所OLを駐車枠B3として特定してもよい。
他の例として、ステップS2でメッセージデータMDに基づいて火災AS1の発生を検知した場合、プロセッサ18は、該メッセージデータMDに含まれる火災AS1の位置情報Ifから、発生場所OLを特定する。例えば、メッセージデータMDには、火災AS1の位置情報Ifとして、例えば、グーグルマップ(登録商標)等の地図アプリの座標、又は、駐車場100及び駐車枠B3を特定するキーワードが含まれ得る。
プロセッサ18は、メッセージデータMDに含まれる位置情報Ifから、火災AS1の発生場所OLを特定できる。こうして、プロセッサ18は、このステップS3において、異常検知部34として機能して、状態情報Ia(つまり、画像データID又はメッセージデータMD)に基づいて、異常事態ASの発生場所OLを特定する。
ステップS4において、プロセッサ18は、異常事態ASの発生を報知する警告信号AL1を生成する。例えば、プロセッサ18は、異常事態ASとして火災AS1が発生したこと、及びステップS3で特定した発生場所OLを示す警告信号AL1を生成し、駐車管理サーバ16のI/Oインターフェース22に接続されたディスプレイに表示させるか、又は、該I/Oインターフェース22に接続されたスピーカを通して音声として出力する。
代替的には、プロセッサ18は、通信機14又は通信ネットワークNWを通して、生成した警告信号AL1を外部機器(例えば、駐車場100の管理会社のサーバ)に送信してもよい。こうして、駐車管理サーバ16(又は、外部機器)のオペレータは、異常事態ASの発生及び発生場所OLを即座に認識できる。
ステップS5において、プロセッサ18は、ステップS3で特定した発生場所OLの周辺に駐車中の車両110に、検出指令C1を送信する。この検出指令C1は、発生場所OLの周辺に駐車中の車両110の車外監視センサ116を起動して、該発生場所OLを該車外監視センサ116に検出させるための指令である。
このステップS5において、プロセッサ18は、ステップS3で特定した発生場所OLの周辺に駐車中の車両110のアドレスADをデータベースDBから取得する。一例として、プロセッサ18は、発生場所OL(図5の例では、駐車枠B3)の周辺に駐車中の車両110として、領域A内(例えば、駐車場100の内部)に駐車している全ての車両110のアドレスADを取得してもよい。
他の例として、プロセッサ18は、発生場所OLの周辺に駐車中の車両110として、該発生場所OLが在る駐車場100のフロア(例えば、駐車場100の2階フロア)に駐車している全ての車両110のアドレスADを取得してもよい。さらに他の例として、プロセッサ18は、後述するように、状態情報Ia又は位置情報Ipに基づいて、領域A内の車両110の中から、発生場所OLの周辺に駐車中の車両110A、110B、110C、110D、110E(図5)を特定し、特定した車両110A、110B、110C、110D、110EのアドレスADを取得してもよい。
プロセッサ18は、取得したアドレスADを参照して、該アドレスADを有する車両110の車載通信機114に、検出指令C1を送信する。このように、本実施形態においては、プロセッサ18は、ステップS3で特定した発生場所OLの周辺に駐車中の車両110に検出指令C1を送信する指令送信部36(図2)として機能する。
一方、車両110のプロセッサ120は、車載通信機114を通して検出指令C1を受け付けると、該検出指令C1に従って車外監視センサ116を起動する。車外監視センサ116は、車両110の周囲環境を連続的(例えば、周期的)に検出する。その結果、車外監視センサ116を起動した車両110のうちの少なくとも1つ(例えば、図5に示す車両110A、110B、110C、110D、110E)は、車外監視センサ116によって発生場所OLを検出できる。そして、プロセッサ120は、車外監視センサ116が検出した検出データDD(例えば、カメラ又はレーダが撮像した画像データ)を、車載通信機114を通して駐車管理システム10へ順次送信する。
なお、検出指令C1に、駐車管理システム10の通信機14の通信用アドレスAD’(例えば、IPアドレス)の情報が含まれてもよい。この場合、プロセッサ120は、該アドレスAD’を参照して、検出データDDを車載通信機114から通信機14へ送信できる。
駐車管理サーバ16のプロセッサ18は、通信機14を通して、検出データDDを状態情報Iaとして順次取得する。こうして、プロセッサ18は、上述のステップS1で開始した状態情報Iaを取得する動作として検出データDDをさらに取得し、該検出データDDに基づいて発生場所OLを継続的に監視できる。
ステップS6において、駐車管理サーバ16のプロセッサ18は、状態情報Iaに基づいて、異常事態ASが解消されたか否かを判定する。例えば、プロセッサ18は、ステップS2でYESと判定した後にインフラセンサ12が撮像した画像データID、及び、ステップS5の後に状態情報Iaとして車両110から収集した検出データDDを解析し、ステップS2で検知した火災AS1が鎮火したか否かを判定する。
代替的には、プロセッサ18は、ステップS2でYESと判定した後に収集したメッセージデータMDを解析することで、火災AS1が鎮火したか否かを判定してもよい。このとき、プロセッサ18は、状態情報Ia(画像データID、検出データDD、又はメッセージデータMD)を機械学習モデルLMに入力することで、火災AS1が鎮火したか否かを検知してもよい。
こうして、プロセッサ18は、状態情報Iaに基づいて異常事態ASが解消された(本例では、火災AS1が鎮火した)か否かを判定する。プロセッサ18は、異常事態ASが解消された(すなわち、YES)と判定した場合は図4に示すフローを終了する一方、異常事態ASが解消されていない(すなわち、NO)と判定した場合はステップS7へ進む。
ステップS7において、プロセッサ18は、異常事態ASが継続していることを報知する警告信号AL2を生成する。例えば、プロセッサ18は、警告信号AL2を生成し、駐車管理サーバ16のディスプレイ又はスピーカを通して出力する。代替的には、プロセッサ18は、生成した警告信号AL2を、通信機14又は通信ネットワークNWを通して外部機器(例えば、駐車場100の管理会社のサーバ)に送信してもよい。
ステップS8において、プロセッサ18は、オペレータ、上位コントローラ、又はコンピュータプログラムPGから、動作終了指令(例えば、シャットダウン指令)を受け付けたか否かを判定する。プロセッサ18は、動作終了指令を受け付けた場合はYESと判定し、図4に示すフローを終了する一方、NOと判定した場合はステップS6へ戻る。
こうして、プロセッサ18は、ステップS6又はS8でYESと判定するまで、ステップS6~S8のループを繰り返し実行し、状態情報Ia(画像データID、検出データDD、メッセージデータMD)に基づいて、異常事態AS(火災AS1)を継続的に監視する。
一方、ステップS2でNOと判定した場合、ステップS9において、プロセッサ18は、上述のステップS8と同様に、動作終了指令を受け付けたか否かを判定する。プロセッサ18は、YESと判定した場合は図4に示すフローを終了する一方、NOと判定した場合はステップS2へ戻る。
以上のように、本実施形態においては、プロセッサ18は、情報取得部32、異常検知部34、及び指令送信部36として機能して、異常事態ASを検知し、検出指令C1に従って車両110の車外監視センサ116に該異常事態ASの発生場所OLを検出させることで、該異常事態ASを監視している。したがって、情報取得部32、異常検知部34、及び指令送信部36は、領域A内で発生した異常事態ASを、該領域A内の車両110を利用して監視する装置30(図2)を構成する。
この装置30においては、情報取得部32は、領域A内の状態を表す状態情報Iaを取得し(ステップS1)、異常検知部34は、該状態情報Iaに基づいて、異常事態ASを検知する(ステップS2)とともに、検知した該異常事態ASの発生場所OLを特定する(ステップS3)。
そして、指令送信部36は、異常検知部34が特定した発生場所OLの周辺に駐車中の車両110に設けられた車外監視センサ116を起動して該発生場所OLを該車外監視センサ116に検出させるための検出指令C1を、該駐車中の車両110に送信する(ステップS5)。
この構成によれば、領域A内で発生した異常事態AS(例えば、火災AS1)を、周辺の車両110に搭載された車外監視センサ116を利用して監視できる。したがって、発生した異常事態ASを効果的に監視できるので、領域A内のセキュリティーを向上させることができる。
また、装置30においては、情報取得部32は、状態情報Iaとして、駐車場100に設けられたインフラセンサ12が撮像した画像データIDを取得し、異常検知部34は、該画像データIDに基づいて、異常事態ASを検知するとともに、該異常事態ASの発生場所OLを特定する。この構成によれば、異常事態AS及び発生場所OLを、より高精度に検知できる。
また、装置30においては、情報取得部32は、指令送信部36が送信した検出指令C1に従って車外監視センサ116が検出した検出データDDを、状態情報Iaとしてさらに取得する。この構成によれば、プロセッサ18は、検出データDDによって異常事態ASを継続して監視できる。
また、本実施形態においては、異常事態ASの発生場所OLの周辺に駐車中の車両110は、装置30の指令送信部36が送信した検出指令C1に従って、車外監視センサ116を起動し、該車外監視センサ116に発生場所OLを検出させている。このような車両110によれば、異常事態ASを車外監視センサ116によってより効果的に監視できる。
次に、図6及び図7を参照して、駐車管理システム10の他の機能について説明する。本実施形態においては、駐車管理サーバ16のプロセッサ18は、図7に示す異常事態監視方法のフローを実行する。なお、図7に示すフローにおいて、図5のフローと同様のプロセスには同じステップ番号を付し、重複する説明を省略する。
図7に示すフローにおいては、プロセッサ18は、ステップS4の後、ステップS10を実行する。このステップS10において、プロセッサ18は、状態情報Ia(具体的には、車両110の画像データID)、又は、領域A内の車両110の位置情報Ipに基づいて、領域A内の車両110の中から、車外監視センサ116を起動させるべき車両110A、110B、110C、110D及び110Eを特定する。
上述したように、プロセッサ18は、インフラセンサ12が撮像した車両110の画像データID、又は車両110の位置情報Ipに基づいて、領域A内(例えば、駐車場100の内部)に進入した各々の車両110の駐車位置PPを特定できる。プロセッサ18は、特定した各々の車両110の駐車位置PPに基づいて、異常事態AS(火災AS1)の発生場所OLを検出範囲DRに収める車外監視センサ116を有する車両110A、110B、110C、110D及び110Eを、領域A内の車両110の中から特定する。
ここで、各々の車両110の車外監視センサ116は、所定の検出範囲DRを有している。例えば、1台の車両110に複数の車外監視センサ116が設けられている場合、該複数の車外監視センサ116の検出範囲DRは、該車両110の全周囲(つまり、車両110の前方、後方、右方及び左方)の範囲(例えば、車両110の中心からの距離δ[m]の範囲)となり得る。
一例として、各々の車両110の検出範囲DRの情報(例えば、上述の距離δ)が、個人情報Iv、特定情報Is、及びアドレスARと関連付けてデータベースDBに予め格納される。プロセッサ18は、データベースDBから、各々の車両110の検出範囲DRを取得できる。
代替的には、プロセッサ18は、車両110の特定情報Is(例えば、自動車会社Is3及び車種Is4)を参照し、通信ネットワークNWを通して車両110の自動車会社Is3のWebサイトにアクセスして、該車両110の検出範囲DRの情報を取得してもよい。
プロセッサ18は、特定した車両110の駐車位置PPと、データベースDB又はWebサイトから取得した該車両110の検出範囲DRの情報とに基づいて、領域A内の各々の車両110の検出範囲DRを推定することができる。例えば、図5に示す例において、火災AS1の発生場所OLが、その近辺に駐車している車両110A、110B、110C、110D及び110Eの検出範囲DRに収まっているとする。
この場合、プロセッサ18は、検出範囲DRの推定結果に基づいて、領域A内の車両110の中から、発生場所OLを検出範囲DRに収める車外監視センサ116を有する車両110として、車両110A、110B、110C、110D及び110Eを特定することになる。
なお、プロセッサ18は、状態情報Ia又は位置情報Ipに基づいて、領域A内の車両110の向きφ(具体的には、車両110の前方方向)をさらに特定してもよい。例えば、1台の車両110に、該車両110の前方のみを監視可能な車外監視センサ116が設けられている場合、その検出範囲DRは、車両110の前方の範囲(車両110の前方へ距離δ[m]の範囲)となり得る。
このような車両110の領域A内での検出範囲DRを推定するためには、領域A内に駐車している該車両110の向きφを取得する必要がある。一例として、プロセッサ18は、状態情報Iaとして、インフラセンサ12が撮像した車両110の画像データIDを解析することで、領域A内の車両110の向きφを特定する。
他の例として、プロセッサ18は、車両110の位置情報Ip(及び挙動情報Ib)に基づいて、領域A内の車両110の向きφを特定してもよい。そして、プロセッサ18は、特定した車両110の駐車位置PP及び向きφと、該車両110の検出範囲DRの情報(距離δ)とに基づいて、領域A内の車両110の検出範囲DRを推定する。プロセッサ18は、このように駐車位置PP及び向きφに基づいて推定した検出範囲DRから、車両110A、110B、110C、110D及び110Eを特定してもよい。
代替的には、プロセッサ18は、発生場所OLから距離Δ(例えば、5[m])の範囲内の駐車位置PPに駐車している車両110を、車外監視センサ116を起動させるべき車両110として特定してもよい。この距離Δは、車両110の検出範囲DRを考慮して、駐車管理サーバ16のオペレータによって予め定められ得る。
例えば、図5に示す例において、発生場所OLから距離Δの範囲内に、車両110A、110B、110C、110D及び110Eが駐車しているとする。この場合、プロセッサ18は、上述のステップS3で特定した発生場所OLと、予め定められた距離Δとに基づいて、領域A内の車両110の中から、該発生場所OLを検出範囲DRに収める車外監視センサ116を有する車両110として、車両110A、110B、110C、110D及び110Eを特定することになる。
上述のように、プロセッサ18は、状態情報Ia(具体的には、画像データID)、又は位置情報Ipに基づいて、領域A内の車両110の駐車位置PPを特定し、特定した該駐車位置PPに基づいて、領域A内の車両110の中から、車外監視センサ116を起動させるべき車両110A、110B、110C、110D及び110Eを特定する。したがって、本実施形態においては、プロセッサ18は、車外監視センサ116を起動させるべき車両110A、110B、110C、110D及び110Eを特定する車両特定部38(図6)として機能する。
ステップS10の後、プロセッサ18は、ステップS5を実行し、指令送信部36として機能して、ステップS10で特定した車両110A、110B、110C、110D及び110Eに検出指令C1を送信する。車両110A、110B、110C、110D及び110Eのプロセッサ120は、それぞれの車外監視センサ116を起動して、発生場所OLを検出する。
以上のように、本実施形態においては、駐車管理サーバ16のプロセッサ18は、情報取得部32、異常検知部34、指令送信部36、及び車両特定部38として機能して、領域A内の車両110A、110B、110C、110D及び110Eを利用して異常事態ASを監視している。したがって、情報取得部32、異常検知部34、指令送信部36、及び車両特定部38は、領域A内の車両110を利用して異常事態ASを監視する装置40(図6)を構成する。
この装置40においては、車両特定部38は、状態情報Ia(具体的には、車両110の画像データID)、又は領域A内の車両110の位置情報Ipに基づいて、領域A内の車両110の中から、車外監視センサ116を起動させるべき車両110A、110B、110C、110D及び110Eを特定する(ステップS10)。
そして、指令送信部36は、車両特定部38が特定した車両110A、110B、110C、110D及び110Eに検出指令C1を送信する(ステップS5)。この構成によれば、発生場所OLの周辺に駐車中の車両110A、110B、110C、110D及び110Eを効果的に選別し、該車両110A、110B、110C、110D及び110Eの車外監視センサ116を起動できる。そのため、車両110A、110B、110C、110D及び110Eの車外監視センサ116によって発生場所OLをより効果的に検出できる。
また、装置40においては、車両特定部38は、状態情報Ia(車両110の画像データID)又は位置情報Ipに基づいて、領域A内の車両110の駐車位置PPを特定し、特定した駐車位置PPに基づいて、発生場所OLを検出範囲DRに収める車外監視センサ116を有する車両110A、110B、110C、110D及び110Eを、領域A内の車両110の中から特定する。
また、車両特定部38は、状態情報Ia(車両110の画像データID)又は位置情報Ipに基づいて、領域A内の車両110の向きφをさらに特定し、特定した駐車位置PP及び向きφに基づいて、車両110A、110B、110C、110D及び110Eを特定する。この構成によれば、発生場所OLを確実に検出可能な車両110A、110B、110C、110D及び110Eを、領域A内の車両110の中から効果的に選別することができる。
なお、駐車管理サーバ16のプロセッサ18は、図4又は図7に示すフローを、メモリ20に予め記憶されたコンピュータプログラムPGに従って実行してもよい。また、プロセッサ18が実行する装置30又は40(すなわち、情報取得部32、異常検知部34、指令送信部36、車両特定部38)の機能は、コンピュータプログラムPGにより実現される機能モジュールであってもよい。
なお、異常事態ASを監視する方法として、図4及び図7のフローを例示したが、図4及び図7のフローに種々の変更を加えることもできる。例えば、上述の実施形態においては、プロセッサ18は、図4(又は図7)中のステップS5の後に、状態情報Iaとして車両110(又は、車両110A、110B、110C、110D及び110E)から検出データDDを取得する場合について述べた。
しかしながら、これに限らず、図4(又は図7)に示すフローにおいて、プロセッサ18は、ステップS5の後に、状態情報Iaとして車両110(又は、車両110A、110B、110C、110D及び110E)から検出データDDを取得する動作を実行しなくてもよい。この場合において、車両110(又は、車両110A、110B、110C、110D及び110E)のプロセッサ120は、車載通信機114を動作させて、車外監視センサ116が検出した検出データDDを、駐車管理サーバ16とは別の外部機器に送信してもよい。
例えば、プロセッサ120は、車車間通信機114Bを動作させて検出データDDを別の車両に送信してもよいし、又は、DCM114Cを動作させて検出データDDを自動車会社の管理サーバ又は基地局等の外部機器に送信してもよい。これにより、異常事態AS(火災AS1)の発生を駐車場100の外部に報知することができる。また、図4又は図7に示すフローから、ステップS6~S8を省略してもよい。また、図4又は図7に示すフローにおいて、ステップS2でYESと判定したときにステップS4を実行し、その後にステップS3を実行してもよい。
また、ステップS5の後、車外監視センサ116によって予め定めた期間に亘って検出データDDの検出を実行したときに、車両110(又は、車両110A、110B、110C、110D及び110E)のプロセッサ120は、駆動機構、操舵機構、及び制動機構を自動制御することで、該車両110(又は、車両110A、110B、110C、110D及び110E)を、異常事態AS(火災AS1)の発生場所OLから離隔した安全な駐車位置PP’まで、自動運転により退避させてもよい。
この場合において、駐車管理サーバ16のプロセッサ18は、インフラセンサ12が撮像した画像データIDに基づいて、車両110(又は、車両110A、110B、110C、110D及び110E)を退避させる退避ルートを決定し、該車両110(又は、車両110A、110B、110C、110D及び110E)に自動運転を実行させるための自動運転指令を該車両110(又は、車両110A、110B、110C、110D及び110E)に送信してもよい。以上のように、図4又は図7に示すフローに種々の変更を加えることができる。
なお、図5に示す例では、異常事態ASとして、駐車場100の内部(具体的には、駐車枠B3)で火災AS1が発生した場合について述べた。しかしながら、異常事態ASとして事件AS2若しくは事故AS3が発生した場合、又は、異常事態ASが駐車場100の周辺で発生した場合においても、駐車管理サーバ16のプロセッサ18は、図4又は図7に示すフローを実行することで、発生した異常事態ASを、その発生場所OLの周辺に駐車中の車両110を利用して、監視できる。
この場合において、プロセッサ18は、上述のステップS5において、駐車場100の周辺に駐車中の車両110に検出指令C1を送信してもよい。以上、実施形態を通じて本開示を説明したが、上述の実施形態は、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。
10 駐車管理システム
12 インフラセンサ
14 通信機
16 駐車管理サーバ
18,120 プロセッサ
30,40 装置
32 情報取得部
34 異常検知部
36 指令送信部
38 車両特定部
100 駐車場
110,110A,110B,110C,110E 車両
114 車載通信機
116 車外監視センサ

Claims (8)

  1. 駐車場の内部又は周辺の領域内で発生した異常事態を、該領域内の車両を利用して監視する装置であって、
    前記領域内の状態を表す状態情報を取得する情報取得部と、
    前記状態情報に基づいて、前記異常事態を検知するとともに、検知した該異常事態の発生場所を特定する異常検知部と、
    前記異常検知部が特定した前記発生場所の周辺に駐車中の前記車両に設けられた車外監視センサを起動して該発生場所を該車外監視センサに検出させるための指令を、該駐車中の車両に送信する指令送信部と、を備える、装置。
  2. 前記情報取得部は、前記状態情報として、前記駐車場に設けられたインフラセンサが撮像した画像データを取得し、
    前記異常検知部は、前記画像データに基づいて、前記異常事態を検知するとともに前記発生場所を特定する、請求項1に記載の装置。
  3. 前記状態情報、又は前記領域内の車両の位置情報に基づいて、前記領域内の車両の中から、前記車外監視センサを起動させるべき前記駐車中の車両を特定する車両特定部をさらに備え、
    前記指令送信部は、前記車両特定部が特定した前記駐車中の車両に前記指令を送信する、請求項1に記載の装置。
  4. 前記車両特定部は、
    前記状態情報又は前記位置情報に基づいて、前記領域内の車両の駐車位置を特定し、
    特定した前記駐車位置に基づいて、前記発生場所を検出範囲に収める前記車外監視センサを有する前記駐車中の車両を、前記領域内の車両の中から特定する、請求項3に記載の装置。
  5. 前記車両特定部は、
    前記状態情報又は前記位置情報に基づいて、前記領域内の車両の向きをさらに特定し、
    特定した前記向きにさらに基づいて、前記駐車中の車両を特定する、請求項4に記載の装置。
  6. 前記情報取得部は、前記指令送信部が送信した前記指令に従って前記車外監視センサが検出した検出データを、前記状態情報としてさらに取得する、請求項1に記載の装置。
  7. 車外監視センサを備える車両であって、
    請求項1に記載の装置の前記指令送信部が送信した前記指令に従って、前記車外監視センサを起動し、該車外監視センサに前記発生場所を検出させる、車両。
  8. 駐車場の内部又は周辺の領域内で発生した異常事態を、該領域内の車両を利用して監視する方法であって、
    プロセッサが、
    前記領域内の状態を表す状態情報を取得し、
    前記状態情報に基づいて、前記異常事態を検知するとともに、検知した該異常事態の発生場所を特定し、
    特定した前記発生場所の周辺に駐車中の前記車両に設けられた車外監視センサを起動して該発生場所を該車外監視センサに検出させるための指令を、該駐車中の車両に送信する、方法。
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