JP2023155114A - 日程調整装置、日程調整方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 スケジュールに予め登録されている既存予定を候補日程とすることでダブルブッキングを防止しつつ、さらに一つの会合日程に対して、一人以上からの予約を容易に受け付ける。
【解決手段】 日程調整装置は、調整条件雛形を設定する調整条件設定部と、調整条件雛形に基づいて会合日程の調整を行う日程調整部と、を備える。調整条件設定部は、外部システムが管理するスケジュール情報に登録済みの既存予定のうち、調整開始者が指定した既存予定を予約枠とし、予約枠の指定を含む調整条件を調整条件雛形に登録する。日程調整部は、調整相手がアクセスしてきた場合、予約枠のうち、調整条件を満たす予約枠を候補日程とし、候補日程を表す日程選択画面を調整相手が用いる端末装置に表示し、日程選択画面に対する調整相手の選択操作に応じて候補日程の中から会合日程を決定する。
【選択図】 図1
【解決手段】 日程調整装置は、調整条件雛形を設定する調整条件設定部と、調整条件雛形に基づいて会合日程の調整を行う日程調整部と、を備える。調整条件設定部は、外部システムが管理するスケジュール情報に登録済みの既存予定のうち、調整開始者が指定した既存予定を予約枠とし、予約枠の指定を含む調整条件を調整条件雛形に登録する。日程調整部は、調整相手がアクセスしてきた場合、予約枠のうち、調整条件を満たす予約枠を候補日程とし、候補日程を表す日程選択画面を調整相手が用いる端末装置に表示し、日程選択画面に対する調整相手の選択操作に応じて候補日程の中から会合日程を決定する。
【選択図】 図1
Description
特許法第30条第2項適用申請有り (A1)令和3年4月12日掲載,サービスサイト(https://eeasy.jp/login) (A2)令和3年4月12日掲載,サービスサイト(https://eeasy.jp/) (B1)令和3年4月12日掲載,ニュースページ(https://eeasy.jp/news/n0018) (C1)令和3年4月12日掲載,プレスリリース(https://www.atpress.ne.jp/news/254246)
本発明は、日程調整装置、日程調整方法、及びプログラムに関する。
従来、ビジネスにおける会合の日程調整は、各参加者のスケジュールを確認したり、会場を確保したりする等の数多くの手順があるため、非常に面倒で手間の掛かる作業である。
なお、参加者のスケジュール確認については、昨今、多くのビジネスパーソンがインターネット上に提供されているカレンダツールを用いて予定を管理しているため、該カレンダツールを参照することが考えられる。
カレンダツールに関連し、例えば、特許文献1には「インターネットを介してスケジュール情報を配信し共有するシステムの会員であって、スケジュール情報の配信を申請する複数の申請者、および配信のスケジュール情報を利用する複数の利用者が、それぞれ入会登録するステップ、スケジュール管理を行なうスケジューラが以下に実行するステップであって、前記申請者により前記スケジュール情報を前記利用者に公開して配信するステップ、前記利用者により、前記公開されたスケジュール情報の配信を所望する対象を登録するステップ、および前記利用者の登録された所望配信対象に基づき、これに関連する前記スケジュール情報を、すべての利用者端末のカレンダに同期してプリセットするステップ、を含むスケジュール情報共有方法。」が記載されている。
特許文献1に記載の技術は、システムの会員である複数の利用者が互いにスケジュール情報を共有することができるので、会合の日程調整に利用できる。しかしながら、該システムを使用したとしても、打合わせ等の参加者のスケジュールは時々刻々と更新、変更され得る。また、会合の参加者に該システムの非会員が含まれる場合、該非会員のスケジュールを個別に確認する必要があるため、各参加者それぞれの既存予定と、会合の開催日程とが重複することなく、すなわち、ダブルブッキングすることなく会合の日程調整を行うことは困難である。
また、企業等が会社説明会やセミナー等を行う場合、主催者は主催者側の参加者のスケジュール情報、及び会社説明会等に使用する会場のスケジュール情報に、会社説明会等の予定を予め登録することにより、主催者側の参加者及び会場の日程を予め確保しておくことが多い。このような場合、会社説明会等への予約を会合の日程調整とみなし、予め登録しておいた既存予定を候補日程として、会社説明会等への参加希望者に提示して参加の予約ができるようにすれば、会社説明会等の主催者と参加希望者の双方にとって利便性が高い。
また、会社説明会等においては、一つの開催日程に対して複数人の参加希望者を募ることが一般的であるため、一つの開催日程に対して複数人からの予約を受け付けることができることが望ましい。しかしながら、スケジュール情報に予め登録されている既存予定を会合の候補日程とするような仕組みは存在しない。
本発明は、このような現状を鑑みてなされたものであり、主催者側のスケジュール情報に会合の予定を予め登録しておくことで主催者側のダブルブッキングの発生を防止しつつ、さらに、予め登録されている既存予定を候補日程とし、一つの会合日程に対して一人以上からの予約を受け付けられるようにすることで、会社説明会等に関する会合の日程調整を容易に行えるようにすることを目的とする。
本願は、上記課題の少なくとも一部を解決する手段を複数含んでいるが、その例を挙げるならば、以下のとおりである。
上記課題を解決すべく、本発明の一態様に係る日程調整装置は、異なる会合の日程調整に対して繰り返し使用できる調整条件雛形を設定する調整条件設定部と、前記調整条件雛形に基づいて会合日程の調整を行う日程調整部と、を備え、前記調整条件設定部は、外部システムが管理するスケジュール情報に登録済みの既存予定のうち、調整開始者が指定した前記既存予定を予約枠とし、前記予約枠の指定を含む調整条件を前記調整条件雛形に登録し、前記日程調整部は、前記調整条件雛形に対応するアクセス情報に基づいて調整相手がアクセスしてきた場合、前記予約枠のうち、前記調整条件を満たす前記予約枠を候補日程とし、前記候補日程を表す日程選択画面を前記調整相手が用いる端末装置に表示し、前記日程選択画面に対する前記調整相手の選択操作に応じて前記候補日程の中から前記会合日程を決定する。
前記調整条件設定部は、前記外部システムが管理する、前記調整開始者が指定した前記スケジュール情報を検索対象スケジュール情報に設定し、前記検索対象スケジュール情報に登録済みの前記既存予定のうち、前記調整開始者が設定した検索条件を満たす前記既存予定を検索し、検索結果としての前記既存予定のうち、前記調整開始者が選択した前記既存予定を前記予約枠とすることができる。
前記調整開始者は、同一の前記調整条件雛形に対して、前記検索条件を設定する処理、及び前記検索結果としての前記既存予定の中から前記予約枠を選択する処理を1回以上実行できる。
前記調整条件設定部は、前記検索対象スケジュール情報に登録済みの前記既存予定のうち、前記検索条件としての検索キーワードが前記既存予定に関する情報に含まれる前記既存予定を検索できる。
前記調整条件設定部は、前記検索対象スケジュール情報に登録済みの前記既存予定のうち、前記検索条件としての検索期間内の前記既存予定を検索することができる。
前記調整条件設定部は、前記調整開始者が指定した、前記調整開始者と同一の組織に属する所属者の前記スケジュール情報、または前記所属者が利用可能な会場の前記スケジュール情報を前記検索対象スケジュール情報とすることができる。
前記調整条件設定部は、前記調整条件として抽出期間を設定でき、前記日程調整部は、前記アクセス情報に基づいて前記調整相手がアクセスしてきた場合、前記予約枠のうち、前記調整相手がアクセスしてきたタイミングを起点とする前記抽出期間内の前記予約枠を前記候補日程とすることができる。
前記調整条件設定部は、前記調整条件として予約上限人数を設定でき、前記日程調整部は、前記アクセス情報に基づいて前記調整相手がアクセスしてきた場合、前記予約枠のうち、予約済みの前記調整相手の人数が前記予約上限人数未満の前記予約枠を前記候補日程とすることができる。
前記日程調整部は、決定した前記会合日程に対応する、前記外部システムが管理する前記スケジュール情報に登録済みの前記既存予定に前記調整相手に関する情報を追記できる。
前記日程調整部は、決定した前記会合日程、及び、前記調整開始者が前記調整条件雛形または前記予約枠に対して指定したWeb会議に関する情報、または開催場所に関する情報を前記調整相手に通知できる。
本発明の他の態様に係る日程調整方法は、異なる会合の日程調整に対して繰り返し使用できる調整条件雛形を設定する調整条件設定ステップと、前記調整条件雛形に基づいて会合日程の調整を行う日程調整ステップと、を含み、前記調整条件設定ステップは、外部システムが管理するスケジュール情報に登録済みの既存予定のうち、調整開始者が指定した前記既存予定を予約枠とし、前記予約枠の指定を含む調整条件を前記調整条件雛形に登録し、前記日程調整ステップは、前記調整条件雛形に対応するアクセス情報に基づいて調整相手がアクセスしてきた場合、前記予約枠のうち、前記調整条件を満たす前記予約枠を候補日程とし、前記候補日程を表す日程選択画面を前記調整相手が用いる端末装置に表示し、前記日程選択画面に対する前記調整相手の選択操作に応じて前記候補日程の中から前記会合日程を決定する。
本発明のさらに他の態様に係るプログラムは、コンピュータを、異なる会合の日程調整に対して繰り返し使用できる調整条件雛形を設定する調整条件設定部と、前記調整条件雛形に基づいて会合日程の調整を行う日程調整部と、して機能させ、前記調整条件設定部は、外部システムが管理するスケジュール情報に登録済みの既存予定のうち、調整開始者が指定した前記既存予定を予約枠とし、前記予約枠の指定を含む調整条件を前記調整条件雛形に登録し、前記日程調整部は、前記調整条件雛形に対応するアクセス情報に基づいて調整相手がアクセスしてきた場合、前記予約枠のうち、前記調整条件を満たす前記予約枠を候補日程とし、前記候補日程を表す日程選択画面を前記調整相手が用いる端末装置に表示し、前記日程選択画面に対する前記調整相手の選択操作に応じて前記候補日程の中から前記会合日程を決定する。
本発明によれば、スケジュールに予め登録されている既存予定を候補日程とすることでダブルブッキングを防止しつつ、さらに一つの会合日程に対して、一人以上からの予約を容易に受け付けることができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
以下、本発明に係る一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、一実施形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。また、以下の実施形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合、及び原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、「Aからなる」、「Aよりなる」、「Aを有する」、「Aを含む」と言うときは、特にその要素のみである旨明示した場合等を除き、それ以外の要素を排除するものでないことは言うまでもない。同様に、以下の実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合、及び原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。
<本発明の一実施形態に係る日程調整システム10>
図1は、本発明の一実施形態に係る日程調整システム10の構成例を示している。
図1は、本発明の一実施形態に係る日程調整システム10の構成例を示している。
日程調整システム10は、ネットワーク11を介して接続された日程調整装置20、外部システム30、及び端末装置40A,40M,40Xを含む。
ネットワーク11は、インターネット、携帯電話通信網等に代表される双方向通信網である。
日程調整装置20は、例えば、予約制の会社説明会やセミナー等を会合とみなし、該会合に関する主催者側の予約受け付けと、参加希望者の予約申し込みとを支援するためのものである。以下、会合への予約申し込みを行う参加希望者を調整相手と称する。なお、図1には、調整相手として調整相手Xだけを例示しているが、調整相手は複数存在する。会社説明会等の主催者側の参加者としては、調整開始者A、調整開始者Aが属する組織(企業等。後述する法人会員)の所属者B,C,D等(会員管理者M(詳細後述)を含む)が想定される。なお、本明細書において、会合の「参加者」は、実際に会合に参加する人のうち、主催者側の参加者と定義し、明に記載しない限り、会合に参加する調整相手Xは「参加者」に含まない(「参加者」と称さない)ものとする。
外部システム30は、Webアプリケーションとしてのカレンダツール31を有償または無償で一般消費者や法人等に広く提供しているシステムを指す。カレンダツール31としては、例えば、Googleカレンダー(商標)やMicrosoft Outlook(商標)を採用できる。カレンダツール31は、カレンダツール31の利用者の行動予定や、利用者が利用可能な会合の会場の予約状況が登録されているスケジュール情報311を保持する。すなわち、外部システム30は、カレンダツール31の利用者の行動予定や、利用者が利用可能な会合の会場の予約状況が登録されているスケジュール情報311を管理している。
調整開始者Aが用いる端末装置40Aは、ネットワーク11を介して日程調整装置20に接続可能なパーソナルコンピュータ、スマートフォン等の一般的なコンピュータからなる。同様に、会員管理者Mが用いる端末装置40M、及び調整相手Xが用いる端末装置40Xは、一般的なコンピュータからなる。
なお、本実施形態においては、会合に参加する調整相手Xが端末装置40Xを操作することにしているが、実際には調整相手Xの代理人(秘書等)が端末装置40Xを操作してもよい。
調整開始者Aは、該日程調整装置20への会員登録、及び利用登録(日程調整装置20における日程調整機能を使用できる状態とするために必要な情報の登録)を済ませた企業等の所属者である。以下、日程調整装置20への会員登録を済ませた企業等を法人会員と称する。また、法人会員(企業等)に属する所属者のうち、日程調整装置20のユーザアカウントを有する所属者をユーザと定義する。調整開始者Aはユーザであることが必須である。よって、以下、調整開始者AをユーザAと称することがある。なお、日程調整装置20への利用登録は企業等ではなく個人でも行うことができる。その場合、利用登録を済ませた個人を個人会員と称する。個人会員とユーザとは同一視できる。
会員管理者Mは、調整開始者Aと同一の法人会員である組織の所属者であって、法人会員としての会員アカウントを管理する。調整開始者Aと会員管理者Mとは、別人物であってもよいし、同一人物であってもよい。
会員管理者M、調整開始者Aと同じ法人会員に属する調整開始者A以外の所属者B,C,D等は、ユーザであってもよいが必須ではない。
日程調整装置20の法人会員に属する所属者は、自身の予定を、外部システム30が提供しているカレンダツール31を用いて管理しているものとする。また、日程調整装置20の法人会員は、会合の会場として所属者が利用可能な会議室、応接室、予備室等の予約状況を、外部システム30が提供しているカレンダツール31を用いて管理しているものとする。
したがって、いまの場合、カレンダツール31は、会合の主催者側の参加者となり得る調整開始者A等の予定、及び、調整開始者A等が利用可能な会合の会場の予約状況がそれぞれ登録されているスケジュール情報311を保持しているものとする。
具体的には、会合の主催者側は、会社説明会等の予約枠となり得る複数の日程を、主催者側の参加者や会場(会議室等)のスケジュール情報311に予定として事前に登録しておくようにする。これにより、主催者側の参加者や会場のスケジュール情報311には、会社説明会等の予約枠となり得る既存予定が保持されることになる。さらに、会社説明会等に関する主催者側の参加者や会場の日程は、スケジュール情報311上において予め確保された状態となるため、ダブルブッキングが防止できている状態となる。
なお、調整相手Xは、日程調整装置20のユーザであってもよいが必須ではない。また、調整相手Xは、カレンダツール31を利用していてもよいが必須ではない。また、調整相手Xは、調整開始者Aが利用するカレンダツール31とは別のベンダーが提供するカレンダツールを利用していてもよい。
日程調整装置20は、処理部21、記憶部22、及び通信部23の各機能ブロックを備える。日程調整装置20は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサ、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等のメモリ、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等のストレージ、キーボード、マウス、タッチパネル等の入力デバイス、ディスプレイ等の出力デバイス、及び、NIC(Network Interface Card)等の通信モジュール(いずれも不図示)を備えるサーバコンピュータ等の一般的なコンピュータからなる。
処理部21は、コンピュータのプロセッサにより実現される。処理部21は、認証部211、調整条件設定部212、及び日程調整部213の各機能ブロックを有する。これらの機能ブロックは、コンピュータのプロセッサがメモリにロードされた所定のプログラムを実行することによって実現される。ただし、これらの機能ブロックの一部または全部を集積回路等によりハードウェアとして実現してもよい。
認証部211は、例えば、端末装置40Mを用いた会員管理者Mによる、会員登録を受け付けて会員情報221を作成する。また、認証部211は、例えば、端末装置40Aを用いた調整開始者Aによる、ユーザによる初回のログインに応じ、所定の条件を満たしている場合にユーザ情報222を作成する。
さらに、認証部211は、ネットワーク11を介して外部システム30にアクセスし、例えば、OAuth等のプロトコルに従い、記憶部22が保持する会員情報221に含まれる管理者権限アカウントや調整開始者A(ユーザA)に対応するユーザ情報222に含まれるユーザアカウント(いずれも図2)を用いて認証処理を行う。ただし、管理者権限アカウントやユーザアカウントは1回目の認証処理に用いればよく、2回目以降の認証処理では1回目の認証処理が終了した際に外部システム30から送信される管理者認証情報(アクセストークン等)やユーザ認証情報(アクセストークン等)(いずれも図2)を用いることができる。
調整条件設定部212は、会合の日程調整に必要な複数の項目からなる調整条件の雛形(以下、調整条件雛形と称する)を作成するための一連の調整条件雛形作成画面(図6~図12)を端末装置40Aに表示させ、調整条件雛形作成画面に対する調整開始者Aからの入力に応じて調整条件雛形を作成する。そして、調整条件設定部212は、作成した調整条件雛形を、調整開始者Aに対応するユーザ情報222に関連付けた調整条件雛形情報223として記憶部22に保持させる。
具体的には、調整条件設定部212は、調整開始者Aが指定した検索対象のスケジュール情報(会合の主催者側の参加者または会場のスケジュール情報311)を参照し、調整開始者Aが設定した検索条件(例えば、検索期間、検索キーワード等)を満たす既存予定を検索する。そして、調整条件設定部212は、検索した既存予定のうち、調整開始者Aが選択した既存予定を会合の予約枠として調整条件雛形情報223に登録する。調整条件雛形情報223の詳細については後述する。
日程調整部213は、調整相手Xが端末装置40Xを用い、調整開始者Aが設定した、会合への参加予約を行う一連の予約受付画面(図15~図18)にアクセスするための予約受付用URL(Uniform Resource Locator)にアクセスしてきた場合、その時点において、外部システム30が管理するスケジュール情報311を参照し、調整開始者Aが予約枠として指定した時点から日程の変更されていない既存予定として未だ存在し、且つ、調整条件(抽出期間、予約上限人数等)を満たす予約枠を候補日程として抽出する。そして、日程調整部213は、候補日程を表す予約受付画面としての日程選択画面を端末装置40Xに表示させる。予約受付用URLは、本発明のアクセス情報に相当する。
また、日程調整部213は、日程選択画面に表示された候補日程の中から調整相手Xが会合日程を選択、確定した場合、日程調整情報224を作成し、調整開始者Aに関連付けて記憶部22に保持させ、調整相手Xの情報等を登録する。さらに、日程調整部213は、外部システム30が管理するスケジュール情報311の、調整相手Xが確定した会合日程(予約枠)に対応する既存予定の備考欄等に調整相手Xの氏名等を追記する。
なお、調整相手Xが日程選択画面に表示された候補日程を選択して会合日程に確定するまでの短い時間においても、例えば、選択した候補日程(予約枠)に対する予約者が予約上限人数に達してしまうことが起こり得る。よって、日程調整部213は、調整相手Xが会合日程を確定する直前において、選択された候補日程(予約枠)に対する予約者が予約上限人数未満であることを最終確認する。そして、選択された候補日程(予約枠)に対する予約者が予約上限人数に達していた場合、例えば「選択した日程は満員となりました。再度日程を選択し直してください」等のメッセージを端末装置40Xに表示し、日程選択画面に操作を差し戻すようにすればよい。これにより、予約上限人数を超過した予約の発生を抑止できる。
記憶部22は、コンピュータのメモリ及びストレージによって実現される。記憶部22には、会員情報221、ユーザ情報222、調整条件雛形情報223、及び日程調整情報224が保持される。なお、記憶部22には、上述した各種情報以外の情報やデータ等を格納してもよい。
通信部23は、コンピュータの通信モジュールによって実現される。通信部23は、ネットワーク11を介し、外部システム30、端末装置40A,40M,40X等と接続して各種のデータや情報を通信する。
なお、日程調整装置20を構成する上述した機能ブロックの一部または全部は集積回路等のハードウェアによって実現してもよい。また、日程調整装置20は、複数のコンピュータによって実現してもよく、その場合、上述した機能ブロックは複数のコンピュータに分散して配置してもよい。
次に、図2は、記憶部22に保持される会員情報221、ユーザ情報222、調整条件雛形情報223、及び日程調整情報(確定情報)224の一例を示している。
会員情報221は、日程調整装置20への会員登録を済ませた法人会員に関する情報からなる。また、会員情報221は、法人会員の日程調整装置20への利用登録によって追加される、法人会員に関する情報を含む。具体的には、会員情報221は、会員アカウント、管理者権限アカウント、管理者認証情報、基本情報、所属者情報、及び会場情報を含む。
会員アカウントは、法人会員(企業等)の会員管理者M等が日程調整装置20にログインするための情報である。管理者権限アカウントは、法人会員(企業等)の会員管理者M等が外部システム30に管理者権限でアクセスするための情報である。なお、会員アカウントは、管理者権限アカウント(例えば、会員管理者M等のメールアドレス)と共通であることが望ましいが異なってもよい。会員アカウントと管理者権限アカウントとが共通である場合、会員情報221に対する管理者権限アカウントの登録は省略できる。
管理者認証情報は、日程調整装置20の認証部211が管理者権限アカウントを用い、外部システム30に初めて認証処理を行った際に認証処理の成功結果として外部システム30から得られるアクセストークン等である。管理者認証情報が得られた以降、認証部211は、管理者権限アカウントを用いることなく、管理者認証情報を用いてより速やかに外部システム30に対して認証処理を行うことができる。
基本情報は、法人会員の名称(企業名等)等である。基本情報は、会員登録時に記録され、会員登録後に変更が可能である。所属者情報は、法人会員である企業等に属する所属者の氏名、及び該所属者が外部システム30にアクセスするためのユーザアカウント等の一覧である。所属者情報は、会合の主催者側の参加者となり得る法人会員の所属者がカレンダツール31を既に使用していることを前提とし、外部システム30から取得して記録する。
会場情報は、法人会員に属する所属者が会合に利用できる会議室、応接室、予備室等の会場の名称、及び外部システムにおける会場の識別ID等の一覧である。会場情報は、日程調整に必要な全ての会場のスケジュールがカレンダツール31によって既に管理されていることを前提とし、外部システム30から取得して記録する。
なお、所属者情報、及び会場情報は、外部システム30に対して管理者権限アカウントでアクセスした場合にだけ、その一部又は全部を外部システム30から取得できる情報であり、例えば、管理者権限アカウントの代わりに管理者権限を有さないアカウントを用いた場合や、管理者権限アカウントと同等の権限を持つアカウントであるが、ユーザアカウントとして外部システム30にアクセスした場合には取得できない(ただし、外部システム30の種類によっては、その一部を取得できることもある)。
ユーザ情報222は、法人会員に属する所属者のうちの日程調整装置20の利用登録を済ませたユーザに関する情報からなる。ユーザ情報222は、各ユーザが日程調整装置20に初めてログインした際、外部システム30との認証処理に成功し、且つ、該ユーザが会員情報221の所属者情報に含まれていることが確認できた場合に作成されて、会員情報221と関連付けられる。
ユーザ情報222は、ユーザアカウント、ユーザ認証情報、及びユーザ基本情報を含む。
ユーザアカウントは、調整開始者A等のユーザが日程調整装置20にログインするための情報である。ユーザアカウントは、ユーザが外部システム30にアクセスするためのアカウントと共通であることが望ましいが異なってもよい。以下、ユーザアカウントは、外部システム30にアクセスするためのアカウントと共通であることを前提として説明する。
ユーザ認証情報は、認証部211がユーザアカウントを用い、外部システム30に初めて認証処理を行った際に認証処理の成功結果として外部システム30から得られるアクセストークン等である。ユーザ認証情報が得られた以降、認証部211は、ユーザアカウントを用いることなく、ユーザ認証情報を用いてより速やかに外部システム30に対して認証処理を行うことができる。
ユーザ基本情報は、ユーザの氏名等であり、ユーザが日程調整装置20に初めてログインした際のユーザアカウントに基づいて会員情報221の所属者情報から読み出されて記録される。ユーザ情報222に記録されたユーザ基本情報は、ユーザ自身が編集できるようにしてもよい。
調整条件雛形情報223は、ユーザ情報222に関連付けて作成される。調整条件雛形情報223は、複数存在し得る調整条件雛形情報223を一意に特定するための雛形ID、予約枠一覧(既存予定の予定ID、予約枠の日時等)、会合の目的に応じてユーザが予め指定した調整条件(抽出期間、予約上限人数等)、予約受付用URL、及び画面表示情報(予約受付画面のタイトル、コメント、Web会議URL等)を含む。
なお、調整条件雛形情報223は、ユーザによって作成されるため、ユーザ情報222に関連付けられているが、例えば、調整条件雛形情報223を会員情報221に関連付けるようにし、該会員情報221に対応する法人会員に属するユーザ間で調整条件雛形情報223を共有できるようにしてもよい。また、あるユーザが作成した調整条件雛形を他のユーザが利用できるようにしてもよい。
日程調整情報224は、調整相手Xが会合への予約を完了した際、調整相手Xによる予約毎に、各ユーザに対応するユーザ情報222と調整条件雛形情報223とに関連付けて作成される。なお、調整条件雛形を作成したユーザとは別のユーザが調整条件雛形を使用して日程調整することを踏まえ、日程調整情報224をユーザが属する法人会員の会員情報221に直接関連付けてもよい。
日程調整情報224には、雛形ID、予約受付用URL、既存予定の予定ID、確定した会合日時、場所又は会議方法(Web会議URL等)、予約した調整相手Xの情報(氏名、メールアドレス等)、調整開始者Aと調整相手Xの双方のコメント等が記録される。
<日程調整システム10による利用登録時の処理>
次に、図3は、日程調整システム10による利用登録時の処理の一例を説明するシーケンス図である。
次に、図3は、日程調整システム10による利用登録時の処理の一例を説明するシーケンス図である。
前提として、調整開始者A、及び会員管理者Mが属する法人会員の所属者のスケジュール管理、及び該所属者が会合に利用できる会場のスケジュール管理には、外部システム30が提供するカレンダツール31が利用されているものとする。また、外部システム30は、会員情報221に記録される所属者情報及び会場情報を既に管理しているものとする。そして、外部システム30は、その仕様として、管理者権限アカウント(又は管理者認証情報)を用いてアクセスした日程調整装置20からの要求に応じ、会員情報221に記録される所属者情報及び会場情報の少なくとも一方を日程調整装置20に供給するものとする。
はじめに、会員管理者Mが、端末装置40Mを用い、ネットワーク11を介して日程調整装置20に会員登録を申請すると(ステップS1)、日程調整装置20の認証部211が、会員情報221を作成して記憶部22に記録する(ステップS11)。ただし、ここで、作成された会員情報221には、会員アカウント、及び基本情報だけが含まれており、管理者権限アカウント、管理者認証情報、所属者情報、及び会場情報は含まれていない。
次に、会員管理者Mが、外部システム30に対する管理者権限アカウントを入力して日程調整装置20に認証処理を要求すると(ステップS2)、次に、認証部211が、該管理者権限アカウントを用い、外部システム30に対して認証処理を行う(ステップS12)。
なお、変形例として、ステップS2,S12を実行した後にステップS1,S11を実行するようにしてもよい。
そして、ステップS12の認証処理の成功結果として、外部システム30から日程調整装置20に管理者認証情報(アクセストークン等)が送信されるので、次に、認証部211が、ステップS11で作成、記録した会員情報221に管理者権限アカウント及び管理者認証情報を登録する(ステップS13)。なお、認証処理には、例えばOAuthを使用することができ、一時的に認証部211を介さず外部システム30に対して会員管理者Mにパスワードを入力させることで、会員管理者Mの入力した管理者権限アカウントが外部システム30によって認証される。調整開始者A等の他の者の認証処理についても同様である。
次に、認証部211が、会員情報221の管理者認証情報を用いて外部システム30に接続し、外部システム30が管理する、会員管理者Mが属する法人会員の所属者情報及び会場情報を取得する(ステップS14)。次に、認証部211が、ステップS11で作成、記録した会員情報221に、ステップS14で取得した所属者情報及び会場情報を登録する(ステップS15)。
この後、調整開始者Aが、自身のユーザアカウントにより、端末装置40Aを用い、ネットワーク11を介して日程調整装置20に初めてログインすると(ステップS31)、日程調整装置20の認証部211が、調整開始者Aのユーザアカウントを含む所属者情報が登録されている会員情報221の存在を確認し、所属者情報から調整開始者Aの氏名(ユーザ基本情報)を取得する(ステップS16)。次に、認証部211が、調整開始者Aのユーザアカウントを用い、外部システム30に対して認証処理を行う(ステップS17)。
そして、ステップS17の認証処理の成功結果として、外部システム30から日程調整装置20にユーザ認証情報(アクセストークン等)が送信されるので、次に、認証部211が、調整開始者Aに対応するユーザ情報222を作成して、ステップS16で確認した会員情報221に関連付けて記憶部22に記録し、調整開始者Aのユーザアカウント、ユーザ認証情報、及びステップS16で取得したユーザ基本情報をユーザ情報222に登録する(ステップS18)。以上で、利用登録時の処理は終了される。
以上に説明した利用登録時の処理によれば、調整開始者Aが属する法人会員の会員情報221と、調整開始者Aのユーザ情報222とが関連付けられたので、これ以降、会員管理者Mが日程調整装置20にログインしていなくても、ユーザである調整開始者Aが日程調整装置20にログインしていれば、日程調整装置20の日程調整部213は、例えばWebAPI(Application Programming Interface)を通じて、外部システム30に保持されている、調整開始者A及び調整開始者Aと同じ法人会員に属する所属者B,C,D等の予定が登録されているスケジュール情報311、並びに、調整開始者A及び調整開始者Aと同じ法人会員に属する所属者B,C,D等が利用可能な会合の会場(会議室等)の予定が登録されているスケジュール情報311を、参照したり、更新したりすることが可能となる。
なお、上述した利用登録時の処理では、法人会員の会員情報221が存在することを前提とし、法人会員に属するユーザのユーザ情報を生成した。変形例として、属する組織が法人会員ではなく会員情報221が存在しない場合に、ある個人が日程調整装置20にログインしてユーザ情報222を作成し、その後、該個人が管理者権限アカウントで外部システム30に対して新たに認証処理を行うことにより、該個人を法人会員とみなし、該個人のユーザアカウントを会員アカウントとみなして、該個人のユーザ情報222に基づいて、該個人に関連付けた会員情報221を生成するようにしてもよい。この場合、法人会員となった該個人は、管理者権限アカウントを有するので、属する組織の所属者情報及び会場情報を外部システム30から取得することが可能となる。
また、本実施形態においては、外部システム30から取得した所属者情報及び会場情報を記憶部22に記憶されている会員情報221に登録するようにしたが、所属者情報及び会場情報を会員情報221に登録せず、所属者情報及び会場情報の参照が必要となる度に、外部システム30から取得するようにしてもよい。
また、本実施形態においては、外部システム30上の管理者権限アカウントを使用して所属者情報、及び会場情報を取得したが、セキュリティの観点等により外部システム30の管理者権限アカウントを使用することが困難な場合には、外部システム30上の管理者権限アカウントを使用せずに、日程調整装置20に所属者情報、及び会場情報を直接登録するようにしてもよい。例えば、会員管理者Mまたは該法人会員のユーザが、所属者情報、及び会場情報が記録されているデータを日程調整装置20にアップロードしたり、日程調整装置20によって端末装置40Mまたは端末装置40Aに表示された利用登録用の画面に対して直接入力したりする等により、所属者情報、及び会場情報を日程調整装置20に直接登録するようにしてもよい。また、管理者権限アカウントを使用せず、会員管理者Mまたは該法人会員のユーザのユーザアカウント権限を使用して、外部システム30から取得可能な所属者情報、及び会場情報だけを外部システム30から取得し、日程調整装置20に登録するようにしてもよい。
また、会員情報221に登録した所属者情報や会場情報に編集(追加、変更、及び削除)が必要になった場合に対処するため、会員管理者Mが、会員アカウントを用いて日程調整装置20にログインし、所定の操作によって所属者情報編集画面又は会場情報編集画面(いずれも不図示)を端末装置40Mに表示させることにより、所属者情報、又は会場情報を編集できるようにしてもよい。
なお、会員管理者Mが日程調整装置20に登録する所属者情報には、調整開始者A及び会員管理者Mと同じ組織に属していない外部者(外部パートナーや関連会社の社員等)の情報を含めることができる。一部のカレンダツールでは、所属者情報に含まれている外部者が調整開始者Aの所属する組織と同種類のカレンダツールを使用しており、且つ、調整開始者Aまたは調整開始者Aの所属する組織と特別なカレンダ共有の設定をしている場合には、調整開始者Aの認証情報及び外部システム30において該外部者を識別するためのIDによって、該外部者のスケジュール情報311を参照したり、更新したりすることが可能となる。つまり、該外部者は、調整開始者Aと同じ組織に所属する会合の参加者と同等の扱いが可能となる。なお、会員管理者Mが日程調整装置20に登録する所属者情報に外部者が存在していたとしても、調整開始者Aの認証情報では該外部者の予定を管理しているスケジュール情報311を参照することができなければエラーとして、該外部者を参加者として扱えないようにすればよい。なお、本実施形態においては、会員管理者Mが日程調整装置20に登録する所属者情報に含まれる外部者は、調整開始者Aまたは調整開始者Aの所属する組織と特別なカレンダ共有の設定をしていること、及び、調整開始者Aが指定する参加者として扱えることを前提とし、「調整開始者Aと同じ組織に属する所属者」と見做して説明するものとする。
<日程調整システム10による調整条件雛形作成処理>
次に、図4は、日程調整システム10による調整条件雛形作成処理の一例を説明するシーケンス図である。
次に、図4は、日程調整システム10による調整条件雛形作成処理の一例を説明するシーケンス図である。
調整開始者A等のユーザは、例えば、新卒採用一次面接用、新卒採用二次面接用、新卒採用最終面接用、会社説明会予約受付用等の会合の用途に応じて調整条件雛形を作成することができる。
はじめに、調整開始者Aが、端末装置40Aを用い、ネットワーク11を介して日程調整装置20にログインを行うと(ステップS101)、次に、日程調整装置20の認証部211が、記憶部22が保持する調整開始者Aに対応するユーザ情報222に含まれるユーザアカウント(またはユーザ認証情報)を用い、外部システム30に対して認証処理を行う(ステップS111)。
次に、日程調整装置20の調整条件設定部212が、日程調整の方法として「雛形使用」または「カスタム調整」のどちらかを選択するための選択画面(不図示)を端末装置40Aに表示させる(ステップS112)。ここで、「雛形使用」とは、異なる日程の複数の会合に対して繰り返し使用可能な調整条件雛形を使用して日程調整を行う方法である。「カスタム調整」とは、会合毎に調整条件を設定して日程調整を行う方法である。以下、調整開始者Aが「雛形使用」を選択した場合について詳細に説明し、「カスタム調整」を選択した場合の説明は省略する。
次に、該選択画面において、調整開始者Aが日程調整の方法として「雛形使用」を選択すると(ステップS102)、次に、日程調整装置20の調整条件設定部212が、調整開始者Aに対応するユーザ情報222に関連付けられた調整条件雛形情報223を参照し、調整開始者Aが使用可能な現時点において作成済みの調整条件雛形の一覧を表す調整条件雛形一覧画面1000(図5)を端末装置40Aに表示させる(ステップS113)。
図5は、端末装置40Aに表示される調整条件雛形一覧画面1000の表示例を示している。
調整条件雛形一覧画面1000には、調整条件雛形を新たに作成できる雛形管理情報入力画面1200(図6)への移動を指示するための「新規作成」ボタン1001、及び調整開始者Aが利用可能な調整条件雛形の一覧を示す雛形一覧1002が設けられている。雛形一覧1002には、雛形毎に管理用名称、分類、説明、及び予約受付用URLが表示される。さらに、雛形一覧1002には、雛形毎に、作成済みの調整条件雛形を編集できる画面(不図示)への移動を指示するための「編集」ボタン1003、及び予約受付用URLのコピーを指示するための「URLコピー」ボタン1004が設けられている。
図4に戻る。端末装置40Aに表示された調整条件雛形一覧画面1000において調整開始者Aが「新規作成」ボタン1001を操作すると(ステップS103)、次に、調整条件設定部212が、調整条件雛形作成画面としての雛形管理情報入力画面1200(図6)を端末装置40Aに表示させる(ステップS114)。
図6は、雛形管理情報入力画面1200の表示例を示している。
雛形管理情報入力画面1200には、調整開始者A及び調整開始者Aが属する法人会員のユーザが雛形を管理するための管理情報として、雛形の管理用名称を入力するための入力欄1201、雛形の分類を入力するための入力欄1202、雛形の用途や説明等を入力するための入力欄1203が設けられている。また、雛形管理情報入力画面1200には、調整相手Xからの予約を受け付ける予約受付画面の情報として、画面タイトルを入力するための入力欄1204、予約受付用URLを入力するための入力欄1205、次に表示される会合種類選択画面1210(図7)への移動を指示するための「次へ」ボタン1206が設けられている。
予約受付用URLは、調整開始者A等が決定して入力欄1205に入力する必要があるが、調整条件設定部212が自動生成して、入力欄1205に反映させるようにしてもよい。なお、予約受付用URLは、調整相手Xが予約受付用URLに基づいてアクセスしたことに応じ、日程調整部213が該予約受付用URLに対応する調整条件雛形情報223を一意に識別できる必要がある。したがって、調整条件設定部212は、調整条件雛形を作成するに際して、決定された予約受付用URLが日程調整装置20の中において一意であることを確認する。
図7は、調整条件雛形作成画面としての会合種類選択画面1210の表示例を示している。会合種類選択画面1210には、予約受付パターンとして、「空き日程で予約受付」または「既存予定で予約受付」を選択するためのラジオボタン1211、会合の種類を選択するためのラジオボタン1212、次の予約枠一覧画面1300(図8等)への移動を指示するための「OK」ボタン1213が設けられている。
ラジオボタン1211にて予約受付パターン「既存予定で予約受付」が選択された場合、調整開始者Aが属する法人会員の所属者または会場のスケジュール情報311に登録されている既存予定のうちの調整開始者Aが指定した既存予定を予約枠とし、所定の調整条件を満たす予約枠が会合の候補日程として調整相手Xに提示される(詳細後述)。反対に、予約受付パターン「空き日程で予約受付」が選択された場合、所定の調整条件を満たし、且つ、参加者の空き日程が候補日程とされて調整相手Xに提示される(詳細省略)。
会合の種類とは、会合の開催場所を調整相手Xと調整する、または、調整相手Xに通知するための挙動制御用の項目である。例えば、会合の種類として「電話/Web会議」を選択した場合、Web会議における開催場所である「Web会議URL(及び参加に必要なパスコード等)」を調整条件雛形に設定し、調整相手Xに対して「Web会議URL」を通知することになる。
また例えば、会合の種類として「外出」、または「来客」を選択した場合、開催場所(住所やビル名等)を調整条件雛形に設定し、調整相手Xに対して開催場所を通知することになる。なお、開催場所については、全予約枠で共通の場所を設定することができる。また、予約枠毎に異なる場所を設定することもできる。さらに例えば、会合の種類として「その他(汎用)」を選択した場合、例えば「場所は新宿駅付近を予定しています。開催場所が決まったらお知らせします。」等のコメントを調整条件雛形に設定し、調整相手Xに対して当該コメントを通知することになる。
図4に戻る。端末装置40Aに表示された雛形管理情報入力画面1200において調整開始者Aが、例えば、図6に示されたように、管理情報、及び予約受付画面の情報を入力し、「次へ」ボタン1206を操作すると(ステップS104)、次に、調整条件設定部212が、会合種類選択画面1210(図7)を端末装置40Aに表示させる(ステップS115)。次に、会合種類選択画面1210において調整開始者Aが、例えば、図7に示されたように、予約受付パターン「既存予定で予約受付」、及び会合の種類「電話/Web会議」を選択して「OK」ボタン1213を操作すると(ステップS105)、次に、調整条件設定部212が、予約枠一覧画面1300(図8)を端末装置40Aに表示させる(ステップS116)。
図8は、調整条件雛形作成画面としての予約枠一覧画面1300の表示例を示している。予約枠一覧画面1300には、会合種類選択画面1210(図7)にて選択した会合の種類、及び予約受付パターン、並びに当該雛形に対して設定されている予約枠の一覧を示す予約枠一覧1308が表示される。
なお、図8は、ラジオボタン1304にて「全予約枠に同じWeb会議URLを設定」が選択された場合における予約枠一覧画面1300の表示例であり、この場合における予約枠一覧1308には、各予約枠の日時、件名、参加者、予約人数(予約上限人数、予約済人数)が表示される。ただし、図8は、予約枠を追加していない状態であるため、予約枠が0件となっている。
予約上限人数については、一つの調整条件雛形において、一つだけ予約上限人数を設定し、全ての予約枠に共通の予約上限人数を適用するようにしてもよい。また、一つの調整条件雛形において、全ての予約枠における予約人数の合計数の上限人数を設定できるようにしてもよい。
予約枠一覧画面1300には、会合種類選択画面1210を再表示して会合の種類、及び予約受付パターンを再選択するための「再選択」ボタン1301、調整相手Xへのコメントを入力するための入力欄1302、日程確定時において調整相手XにWeb会議URLを自動的に通知するか否かを選択するためのチェックボックス1303、及び、「全予約枠に同じWeb会議URLを設定」、または「予約枠ごとに異なるWeb会議URLを設定」を選択するためのラジオボタン1304、Web会議ツールを選択するためのラジオボタン1305、調整相手Xに通知するWeb会議URLを入力するための入力欄1306、Web会議URLとともに調整相手Xに通知するべきWeb会議に参加するために必要な情報(ミーティングID、パスコード等)を入力するための入力欄1307が設けられている。なお、Web会議ツールの種類によって、Web会議に参加するために必要な情報は異なるため、選択されたWeb会議ツールの種類に応じて、入力欄1307に入力する情報を変更させるようにしてもよい。
なお、本実施形態の場合、Web会議URL、ミーティングID、及びパスコードは調整開始者AがWeb会議ツールから取得して入力欄1306,1307に入力する必要があるが、調整条件設定部212が、Web会議ツールに要求を送ることによりWeb会議情報を生成し、Web会議ツールからWeb会議URL、ミーティングID、及びパスコードを取得して、入力欄1306,1307に反映させるようにしてもよい。
さらに、予約枠一覧画面1300には、予約枠を追加するための予約枠追加画面1400(図10)に移動するための「予約枠追加」ボタン1310、候補日程の抽出期間と抽出期間の抽出日数の計算方法(例えば、平日で計算、営業日で計算、暦日で計算等)を指定するための選択入力欄1311、雛形管理情報入力画面1200に戻るための「戻る」ボタン1312、及び次の予約受付設定画面1500(図12)に移動するための「次へ」ボタン1313が設けられている。
選択入力欄1311に入力する候補日程の抽出期間は、調整相手Xが予約受付用URLに基づいてアクセスしてきたタイミングを起点とする抽出期間の開始点(同図の場合、翌日)と、期間(同図の場合、8日間)と、抽出日数の計算方法(同図の場合、平日で計算)とを指定できる。よって、調整条件雛形は、異なる会合の日程調整に何度でも繰り返して利用することができる。
次に、図9は、ラジオボタン1304にて「予約枠ごとに異なるWeb会議URLを設定」が選択された場合における予約枠一覧画面1300の表示例であり、この場合、ラジオボタン1305、入力欄1306,1307は省略される。図9の予約枠一覧1308には、各予約枠の日時、件名、参加者、予約人数(上限人数、予約済人数)に加えて、Web会議情報(Web会議URL、ミーティングID、及びパスコード)が表示される。ただし、図9は、予約枠を追加していない状態であるため、予約枠が0件となっている。なお、図9におけるWeb会議情報は、一般的によく使用されるWeb会議ツールにおける最大項目として3項目の入力項目を設置したが、図9においても、図8のラジオボタン1305を設けてもよい。また、予約枠毎にWeb会議ツールを指定させるようにして、Web会議ツールの種類に応じてWeb会議情報の入力項目を変化させるようにしてもよい。
図4に戻る。端末装置40Aに表示された予約枠一覧画面1300において調整開始者Aが「予約枠追加」ボタン1310を操作すると(ステップS106)、次に、調整条件設定部212が、予約枠追加画面1400(図10)を端末装置40Aに表示させる(ステップS117)。
図10は、調整条件雛形作成画面としての予約枠追加画面1400の表示例を示している。予約枠追加画面1400には、検索条件を設定するための検索条件設定欄1401、検索実行を指示するための「検索」ボタン1405、検索条件を消去するための「クリア」ボタン1406、検索された既存予定の一覧を示す検索結果一覧1407、予約枠の追加をキャンセルして予約枠一覧画面1300に戻るための「戻る」ボタン1408、並びに、検索結果の既存予定のうち調整開始者Aが選択した既存予定を予約枠に追加するための「確定」ボタン1409が設けられている。
検索条件設定欄1401には、既存予定の検索期間を設定するための選択入力欄1402、検索対象スケジュール情報を選択するための選択入力欄1403、検索キーワードを入力するための入力欄1404が設けられている。
選択入力欄1403では、調整条件設定部212が、調整開始者Aが属する法人会員の会員情報221に含まれる所属者情報、または会場情報を参照することにより、調整開始者Aが属する法人会員の所属者や該所属者が利用可能な会場のスケジュール情報311を選択できる。
検索結果一覧1407には、検索結果としての既存予定の日時、件名、及び参加者が表示される。また、検索結果一覧1407には、チェックボックス1410が設けられており、検索結果として表示された全ての既存予定を一括して、または既存予定毎に、予約枠への追加候補とするか否かを選択できる。
なお、予約枠追加画面1400では、ある検索条件の検索結果として表示された既存予定の中から、一部または全部の既存予定に対してチェックボックス1410のチェックを付けることで予約枠の追加候補を選択することができる。そして、次に、別の検索条件で再検索した場合であっても、再検索した結果の中から、さらに予約枠への追加候補を増やすことができる。この場合、予約枠の追加候補としてチェック済の既存予定は、別の検索条件で再検索された場合であっても、検索結果一覧1407の表示から消さず、検索結果一覧1407の上部に表示行の色を変えて表示を保持し、再検索時に検索された新たな検索結果は、チェック済の既存予定の下に表示する。このようにすれば、検索及び予約枠の追加候補の選択という操作を複数回繰り返した場合であっても、同一画面上で選択した全ての予約枠の追加候補を確認しながら、予約枠の追加候補を決定することができる。
図4に戻る。端末装置40Aに表示された予約枠追加画面1400において調整開始者Aが検索条件設定欄1401に検索条件を設定して「検索」ボタン1405を操作すると(ステップS107)、次に、調整条件設定部212が、外部システム30が管理する、検索対象スケジュール情報を参照し、検索期間内であって、件名に検索キーワードを含む既存予定を検索する。そして、検索された既存予定の予定ID、日時、件名、参加者等を取得し(ステップS118)、端末装置40Aに表示されている予約枠追加画面1400の検索結果一覧1407に反映させる(ステップS119)。なお、本実施形態では、予定の件名に検索キーワードを含む既存予定を検索することにしたが、予定の備考等、スケジュール情報311において予定が保持するその他の属性項目の中に検索キーワードが含まれている既存予定を検索できるようにしてもよい。
いまの場合、調整開始者Aが、予約枠追加画面1400において、図10に示されたように、検索期間を2021年5月8日から2021年5月31日、検索対象スケジュール情報を自分(調整開始者A)のスケジュール情報311、検索キーワードを「会社説明会」に設定して検索を指示し、検索結果として検索結果一覧1407に7件の既存予定が表示されたものとする。
次に、調整開始者Aが、予約枠追加画面1400の検索結果一覧1407に表示された既存予定のうち、予約枠に追加する既存予定を選択して「確定」ボタン1409を操作すると(ステップS108)、次に、調整条件設定部212が、予約枠の追加を反映した予約枠一覧画面1300(図11)を端末装置40Aに表示させる(ステップS120)。
いまの場合、調整開始者Aが、予約枠追加画面1400の検索結果一覧1407に表示された7件全ての既存予定を選択して「確定」ボタン1409を操作し、7件の予約枠が追加されたものとする。
図11は、ラジオボタン1304にて「全予約枠に同じWeb会議URLを設定」が選択された場合における、予約枠の追加を反映した予約枠一覧画面1300の表示例を示している。ただし、図11の表示例は、図8、及び図9に示した予約枠一覧画面1300に表示していた会合の種類、及び会合方法の表示を省略している。
予約枠一覧画面1300の予約枠一覧1308には、各予約枠の日時、件名、参加者、予約人数(予約上限人数、予約済人数)が表示される。調整開始者Aは、各予約枠の予約上限人数を設定できる。また、調整開始者Aは、各予約枠を個別に削除できる。
なお、図示は省略するが、ラジオボタン1304にて「予約枠ごとに異なるWeb会議URLを設定」が選択された場合、予約枠一覧1308には、各予約枠の日時、件名、参加者、予約人数(上限人数、予約済人数)に加えて、Web会議情報(Web会議URL、ミーティングID、及びパスコード)が表示される。この場合、調整開始者Aは、各予約枠の予約上限人数、及びWeb会議情報を設定できる。また、調整開始者Aは、各予約枠を個別に削除できる。
図4に戻る。調整開始者Aが、予約枠一覧画面1300の予約枠一覧1308に表示された各予約枠の予約上限人数、候補日程の抽出期間等の調整条件を設定し、「次へ」ボタン1313を操作すると(ステップS109)、次に、調整条件設定部212が、予約受付時や予約受付後の各種挙動を設定するための予約受付設定画面1500(図12)を端末装置40Aに表示させる(ステップS121)。
図12は、調整条件雛形作成画面としての予約受付設定画面1500の表示例を示している。予約受付設定画面1500には、予約受付時に調整相手X(予約者)に要求する入力項目を設定するためのチェックボックス1501、受付後の連絡事項の有無を設定するチェックボックス1502、予約者による予約取消しの可否を設定するためのチェックボックス1503、及び予約者への注意説明を入力するための入力欄1504が設けられている。さらに、予約受付設定画面1500には、予約完了時の自社内の通知先として、参加者を選択する場合のチェックボックス1505、参加者以外の人を選択する場合のチェックボックス1506、参加者以外の通知先のメールアドレスを入力するための入力欄1507、予約枠一覧画面1300(図11)に戻るための「戻る」ボタン1508、及び、予約受付設定画面1500における設定完了と調整条件雛形作成画面(図6~図12)の一連の設定完了を指示するための「完了」ボタン1509が設けられている。
図4に戻る。調整開始者Aが、予約受付設定画面1500において受付時の入力項目、完了時の通知先等を設定し、「完了」ボタン1509を操作すると(ステップS110)、次に、調整条件設定部212が、調整開始者Aのユーザ情報222に関連付けて新たに調整条件雛形情報223を生成して記憶部22に保持させ、雛形管理情報入力画面1200にて設定された管理情報、予約受付画面の情報、会合種類選択画面1210及び予約枠一覧画面1300にて設定された会合の種類、会合方法、予約枠の一覧(既存予定の予定ID、予約枠の日時等)、並びに調整条件(候補日程の抽出期間、予約上限人数等)、予約受付設定画面1500にて設定された受付時の入力項目、完了時の通知先等を調整条件雛形情報223に登録する(ステップS122)。以上で、調整条件雛形作成処理は終了される。
以上に説明した調整条件雛形作成処理によれば、異なる会合の日程調整に何度でも繰り返して使用可能な調整条件雛形を作成できる。また、調整開始者Aと同じ法人会員に属する所属者、または会場のスケジュール情報311に登録済みの既存予定のうち、調整開始者Aが予約枠に指定した既存予定を会合の候補日程として調整相手Xに提示できる。
<調整条件雛形を使用する日程調整処理>
次に、図13は、図4に示された調整条件雛形作成処理によって作成された調整条件雛形を使用する日程調整処理の一例を説明するシーケンス図である。
次に、図13は、図4に示された調整条件雛形作成処理によって作成された調整条件雛形を使用する日程調整処理の一例を説明するシーケンス図である。
該日程調整処理は、図4に示された調整条件雛形作成処理と同様のステップS101,S111,S112,S102,S113を経る。
図14は、ステップS113にて、端末装置40Aに表示された調整条件雛形一覧画面1000の表示例を示している。図14の調整条件雛形一覧画面1000は、上述した調整条件雛形作成処理により、図5の調整条件雛形一覧画面1000に対して、管理用名称「新卒採用 会社説明会の予約受付」の調整条件雛形が追加されたものとなっている。
図13に戻る。次に、調整開始者Aは、調整条件雛形一覧画面1000(図14)において、管理用名称「新卒採用 会社説明会の予約受付」の調整条件雛形の「URLコピー」ボタン1004を操作して予約受付用URLをコピーし、電子メール等にペーストして調整相手Xの端末装置40Xに送信する(ステップS141)。なお、予約受付用URLを電子メール等により調整相手Xに送信する代わりに、または、加えて、予約受付用URLを、例えば主催者側のホームページ等において公開するようにしてもよい。これ以降、調整開始者Aの操作は不要である。
次に、調整相手Xが端末装置40Xを用いて予約受付用URLにアクセスすると(ステップS151)、日程調整部213が、予約受付画面としてのコメント確認画面1600(図15)を端末装置40Xに表示させる(ステップS161)。
図15は、コメント確認画面1600の表示例を示している。コメント確認画面1600には、調整開始者Aが入力した会合に関する情報として、主催者からのコメント等が表示される。また、コメント確認画面1600には、主催者からのコメントを確認した場合にチェックするチェックボックス1601、及び、予約する日程を選択できる日程選択画面1800(図16)への移動を指示するための「日程選択へ」ボタン1602が設けられている。
なお、本実施形態では、コメント確認画面1600において、調整相手Xに対する主催者側のコメントだけを一方的に表示しているが、コメント確認画面1600において、主催者からのコメントに対する調整相手Xからのコメントを入力できるようにしてもよい。また、調整開始者Aが調整条件雛形を作成する際に、調整相手Xからのコメントの入力の可否を設定できるようにしてもよい。
図13に戻る。次に、調整相手Xがコメント確認画面1600においてチェックボックス1601をチェックし、「日程選択へ」ボタン1602を操作すると(ステップS152)、日程調整部213が、当該予約受付用URLに対応する調整開始者Aの調整条件雛形情報223から予約枠一覧(既存予定の予定ID、予約枠の日時等)と調整条件(抽出期間、予約上限人数)とを読み出し、外部システム30が管理するスケジュール情報311の予約枠に対応する既存予定を参照し、該既存予定の開始日時と終了日時が調整条件雛形情報223の予約枠一覧に保存されている予約枠の日時から変更されていない状態でスケジュール情報311に残っていることを確認する。また、日程調整部213が、当該調整条件雛形情報223に関連付けられている日程調整情報224があればそれを参照し、調整済(予約済)の調整相手の数が予約上限人数未満の予約枠を特定する。そして、日程調整部213が、対応する既存予定がその開始日時と終了日時とに変更なくスケジュール情報311に残っており、調整済の調整相手の数が予約上限人数未満であり、抽出期間内の予約枠を候補日程として抽出する(ステップS162)。
次に、日程調整部213が、抽出した候補日程を調整相手Xに提示して選択させるために、予約受付画面としての日程選択画面1800(図16)、及び日程確認画面1900(図17)を端末装置40Xに順に表示させる(ステップS163)。
図16は、日程選択画面1800の表示例を示している。日程選択画面1800には、日付を横軸、時刻を縦軸として格子状に表示したカレンダ1801、及び、候補日程が一覧化された候補日程一覧1803が表示される。また、日程選択画面1800には、日程選択画面1800に示された候補日程が不都合である場合に操作する「不都合」ボタン1804、及び、選択した会合日程を確認するための「次へ」ボタン1805が設けられている。
カレンダ1801には、候補日程枠1802がその他の枠と区別できるように色等を変えて表示される。調整相手Xは、カレンダ1801における候補日程枠1802のいずれか、または候補日程が一覧化された候補日程一覧1803の中の候補日程枠のいずれかを選択することにより会合日程を選択することができる。
調整相手Xが「不都合」ボタン1804を操作した場合、日程調整部213が、現在実行中の日程調整処理を中断し、調整相手Xが「不都合」ボタン1804を操作した旨を調整開始者Aに対して通知する。調整相手Xが「次へ」ボタン1805を操作した場合、日程調整部213が、端末装置40Xに対し、調整相手X自身が選択した会合日程を確認するための日程確認画面1900(図17)を表示する。
いまの場合、調整相手Xが日程選択画面1800(図16)にて、例えば、5月10日(月)16:00~17:00の候補日程を選択して「次へ」ボタン1805を操作したとする。
次に、図17は、日程確認画面1900の表示例を示している。日程確認画面1900には、日付を横軸、時刻を縦軸として格子状に表示したカレンダ1901、及び、会合の日程1903が表示される。
カレンダ1901には、日程選択画面1800にて、調整相手X自身が選択した会合日程を表す会合日程枠1902がその他の枠と区別できるように色等を変えて表示される。また、会合の日程1903には調整相手Xが選択した会合日程が表示される。
また、日程確認画面1900には、日程選択画面1800(図16)に戻るための「戻る」ボタン1904、及び、予約者情報入力画面2000(図18)に移動するための「次へ」ボタン1905が設けられている。
図13に戻る。端末装置40Xに表示された日程確認画面1900(図17)において、調整相手Xが「次へ」ボタン1905を操作すると(ステップS153)、次に、日程調整部213が、調整相手Xに予約者情報を入力させるための予約受付画面としての予約者情報入力画面2000(図18)を端末装置40Xに表示させる(ステップS164)。
図18は、予約者情報入力画面2000の表示例を示している。予約者情報入力画面2000は、調整相手Xが会社名(学校名)を入力するための入力欄2001、氏名を入力するための入力欄2002、メールアドレスを入力するための入力欄2003、会合内容を知らせる通知メールの通知タイミングを指定するためのチェックボックス2004,2005、日程確認画面1900に戻るための「戻る」ボタン2006、及び、予約者情報入力画面2000の入力確定と予約受付画面(図15~図18)の一連の操作確定を指示するための「確定」ボタン2007が設けられている。
図13に戻る。予約者情報入力画面2000において、調整相手Xが自身の予約者情報(会社名(学校名)、氏名、メールアドレス)を入力して「確定」ボタン2007を操作すると(ステップS154)、次に、日程調整部213が、調整相手Xが確定しようとしている会合日程(予約枠)が現時点においても予約可能であることを最終確認する(ステップS165)。
具体的には、日程調整部213が、外部システム30が管理するスケジュール情報311を参照し、調整相手Xが確定しようとしている会合日程(予約枠)に対応する既存予定が、調整条件雛形情報223に保持されている予約枠の開始日時、及び終了日時から変更されていない状態でスケジュール情報311に残っていることを最終確認する。さらに、日程調整部213が、当該調整条件雛形情報223に関連付けられている日程調整情報224を参照し、確定しようとしている会合日程(予約枠)に関する調整済(予約済)の調整相手の数が予約上限人数未満であることを確認する。
ここで、調整相手Xが確定しようとしている会合日程(予約枠)に対応する既存予定の開始日時及び終了日時の少なくとも一方が調整条件雛形情報223における予約枠として保存された時点から変更されていたり、当該既存予定が削除されていたり、または、確定しようとしている会合日程(予約枠)に関する調整済(予約済)の調整相手の数が予約上限人数に達していたりした場合、例えば「選択した日程は満員となりました。再度選択し直してください」等のメッセージを端末装置40Xに表示し、処理をステップS162に戻して、日程選択画面1800に対する調整相手Xの操作からやり直せばよい。
反対に、確定しようとしている会合日程(予約枠)に対応する既存予定が、予約枠の開始日時及び終了日時から変更されていない状態でスケジュール情報311に残っており、確定しようとしている会合日程(予約枠)に関する調整済(予約済)の調整相手の数が予約上限人数未満であることが最終的に確認できた場合、日程調整部213は、当該日程を確定した会合日程として扱い、外部システム30が管理するスケジュール情報311の、確定した会合日程に対応する既存予定の備考欄等に、予約者情報として入力された氏名等を追記する。また、日程調整部213が、調整開始者Aのユーザ情報222、及び使用された調整条件雛形情報223に関連付けて、調整相手Xが予約を完了した情報として日程調整情報224を新たに登録する(ステップS166)。さらに、日程調整部213が、日程通知画面2100(図19)を端末装置40Xに表示させる(ステップS167)。
図19は、日程通知画面2100の表示例を示している。日程通知画面2100には、確定した会合の日程等が表示される。また、日程通知画面2100には、「カレンダツールに登録」ボタン2101、及び、「スケジュールアプリに登録」ボタン2102が設けられている。調整相手Xは、自身がカレンダツール31を利用している場合、「カレンダツールに登録」ボタン2101を操作することにより、確定された会合の予定を調整相手X自身の予定としてカレンダツール31に登録することができる。また、調整相手Xは、「スケジュールアプリに登録」ボタン2102を操作することにより、自身が利用しているスケジュール管理用のアプリケーションプログラムに、確定された会合の予定を登録することができる。
次に、日程調整部213が、調整相手Xが自身で選択した通知タイミングに従い、調整相手Xに会合の内容を知らせる通知メールを、調整相手Xが指定したメールアドレスに送信する(ステップS168)。
ただし、本実施形態では、調整相手Xが端末装置40Xにて電子メールを受信することを想定し、ステップS168として、日程調整装置20から端末装置40Xへの矢印を図示しているが、調整相手Xは端末装置40X以外の電子機器により日程調整装置20からの通知メールを受信してもよい。
次に、日程調整部213が、予約受付設定画面1500(図12)における「自社への通知」の設定に応じ、自社の参加者等に参加者に対して、会合の内容を知らせる通知メールを送信する(ステップS169)。
以上に説明した日程調整処理によれば、調整開始者Aの操作としては、調整条件雛形を作成した後は、調整条件雛形を選択して予約受付用URLを調整相手Xに送信するだけで、会社説明会などへの予約を自動で受け付けることができるため、調整開始者Aの手間を大幅に軽減することができる。
また、日程調整処理によれば、外部システム30が管理するスケジュール情報311に登録済みの既存予定を、調整条件雛形における予約枠に設定できる。さらに、予約枠の中から抽出した候補日程に対し、予約上限人数を守って、容易、且つ、効率的に調整相手Xからの予約を受け付けることができる。
付け加えると、会社説明会やセミナーなど、一つの会合日程(予約枠)に対して複数人からの予約を受け付けるシチュエーションでは、予め場所が決まっていることが多いため、会合日程への予約を受け付けると同時に、調整相手Xに対して開催場所(Web会議方法を含む)の通知までを完了することは、調整開始者Aの手間を大幅に減らすことにも貢献できる。
また、調整条件雛形は繰り返し使用でき、調整条件雛形に対応する予約受付用URLは固定されているため、例えば、企業のホームページにリンクを張ったり、問合せフォームの入力後に予約受付用URLのリンクを張って誘導したりすることにより、調整相手Xに予約受付用URLを送信する手間を省いて日程調整を行うことができる。
また、一斉配信メール等に予約受付用URLを記載することにより、複数の調整相手Xに対して同時に予約受付用URLを送信することができる。
本実施形態の日程調整装置は、典型的には例えばWebページとして各種の操作画面を用意し、端末装置のWebブラウザに表示させることができる。しかし、この態様に限られない。例えば、端末装置に各種の操作画面を備える専用アプリケーションをインストールしてもよい。この場合、日程調整装置は、各種の操作画面に表示させる一部内容(候補日程などのデータ)を端末装置に送信するだけで、端末装置の専用アプリケーションに各種操作画面を表示させることができる。すなわち、本発明の日程調整装置は、端末装置に画面を表示させることができる様々な態様も含むことができる。
本発明は、上述した実施形態や変形例に限定されるものではなく、さらに様々な変形が可能である。例えば、上述した実施形態や変形例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある変形例の一部を他の変形例に置き換えたり、変形例を組み合わせたりすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部または全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
10・・・日程調整システム、11・・・ネットワーク、20・・・日程調整装置、21・・・処理部、211・・・認証部、212・・・調整条件設定部、213・・・日程調整部、22・・・記憶部、221・・・会員情報、222・・・ユーザ情報、223・・・調整条件雛形情報、224・・・日程調整情報、23・・・通信部、30・・・外部システム、31・・・カレンダツール、311・・・スケジュール情報、40A・・・端末装置、40M・・・端末装置、40X・・・端末装置、1000・・・調整条件雛形一覧画面、1200・・・雛形管理情報入力画面、1300・・・予約枠一覧画面、1400・・・予約枠追加画面、1500・・・予約受付設定画面、1600・・・コメント確認画面、1800・・・日程選択画面、1900・・・日程確認画面、2000・・・予約者情報入力画面、2100・・・日程通知画面
Claims (12)
- 異なる会合の日程調整に対して繰り返し使用できる調整条件雛形を設定する調整条件設定部と、
前記調整条件雛形に基づいて会合日程の調整を行う日程調整部と、を備え、
前記調整条件設定部は、
外部システムが管理するスケジュール情報に登録済みの既存予定のうち、調整開始者が指定した前記既存予定を予約枠とし、前記予約枠の指定を含む調整条件を前記調整条件雛形に登録し、
前記日程調整部は、
前記調整条件雛形に対応するアクセス情報に基づいて調整相手がアクセスしてきた場合、前記予約枠のうち、前記調整条件を満たす前記予約枠を候補日程とし、前記候補日程を表す日程選択画面を前記調整相手が用いる端末装置に表示し、前記日程選択画面に対する前記調整相手の選択操作に応じて前記候補日程の中から前記会合日程を決定する
日程調整装置。 - 請求項1に記載の日程調整装置であって、
前記調整条件設定部は、
前記外部システムが管理する、前記調整開始者が指定した前記スケジュール情報を検索対象スケジュール情報に設定し、
前記検索対象スケジュール情報に登録済みの前記既存予定のうち、前記調整開始者が設定した検索条件を満たす前記既存予定を検索し、
検索結果としての前記既存予定のうち、前記調整開始者が選択した前記既存予定を前記予約枠とする
日程調整装置。 - 請求項2に記載の日程調整装置であって、
前記調整開始者は、同一の前記調整条件雛形に対して、前記検索条件を設定する処理、及び前記検索結果としての前記既存予定の中から前記予約枠を選択する処理を1回以上実行する
日程調整装置。 - 請求項2に記載の日程調整装置であって、
前記調整条件設定部は、
前記検索対象スケジュール情報に登録済みの前記既存予定のうち、前記検索条件としての検索キーワードが前記既存予定に関する情報に含まれる前記既存予定を検索する
日程調整装置。 - 請求項2に記載の日程調整装置であって、
前記調整条件設定部は、
前記検索対象スケジュール情報に登録済みの前記既存予定のうち、前記検索条件としての検索期間内の前記既存予定を検索する
日程調整装置。 - 請求項2に記載の日程調整装置であって、
前記調整条件設定部は、
前記調整開始者が指定した、前記調整開始者と同一の組織に属する所属者の前記スケジュール情報、または前記所属者が利用可能な会場の前記スケジュール情報を前記検索対象スケジュール情報とする
日程調整装置。 - 請求項1から6のいずれか一項に記載の日程調整装置であって、
前記調整条件設定部は、
前記調整条件として抽出期間を設定し、
前記日程調整部は、
前記アクセス情報に基づいて前記調整相手がアクセスしてきた場合、前記予約枠のうち、前記調整相手がアクセスしてきたタイミングを起点とする前記抽出期間内の前記予約枠を前記候補日程とする
日程調整装置。 - 請求項1から6のいずれか一項に記載の日程調整装置であって、
前記調整条件設定部は、
前記調整条件として予約上限人数を設定し、
前記日程調整部は、
前記アクセス情報に基づいて前記調整相手がアクセスしてきた場合、前記予約枠のうち、予約済みの前記調整相手の人数が前記予約上限人数未満の前記予約枠を前記候補日程とする
日程調整装置。 - 請求項1から6のいずれか一項に記載の日程調整装置であって、
前記日程調整部は、
決定した前記会合日程に対応する、前記外部システムが管理する前記スケジュール情報に登録済みの前記既存予定に前記調整相手に関する情報を追記する
日程調整装置。 - 請求項1から6のいずれか一項に記載の日程調整装置であって、
前記日程調整部は、
決定した前記会合日程、及び、前記調整開始者が前記調整条件雛形または前記予約枠に対して指定したWeb会議に関する情報、または開催場所に関する情報を前記調整相手に通知する
日程調整装置。 - 日程調整装置による日程調整方法であって、
異なる会合の日程調整に対して繰り返し使用できる調整条件雛形を設定する調整条件設定ステップと、
前記調整条件雛形に基づいて会合日程の調整を行う日程調整ステップと、を含み、
前記調整条件設定ステップは、
外部システムが管理するスケジュール情報に登録済みの既存予定のうち、調整開始者が指定した前記既存予定を予約枠とし、前記予約枠の指定を含む調整条件を前記調整条件雛形に登録し、
前記日程調整ステップは、
前記調整条件雛形に対応するアクセス情報に基づいて調整相手がアクセスしてきた場合、前記予約枠のうち、前記調整条件を満たす前記予約枠を候補日程とし、前記候補日程を表す日程選択画面を前記調整相手が用いる端末装置に表示し、前記日程選択画面に対する前記調整相手の選択操作に応じて前記候補日程の中から前記会合日程を決定する
日程調整方法。 - コンピュータを、
異なる会合の日程調整に対して繰り返し使用できる調整条件雛形を設定する調整条件設定部と、
前記調整条件雛形に基づいて会合日程の調整を行う日程調整部と、して機能させ、
前記調整条件設定部は、
外部システムが管理するスケジュール情報に登録済みの既存予定のうち、調整開始者が指定した前記既存予定を予約枠とし、前記予約枠の指定を含む調整条件を前記調整条件雛形に登録し、
前記日程調整部は、
前記調整条件雛形に対応するアクセス情報に基づいて調整相手がアクセスしてきた場合、前記予約枠のうち、前記調整条件を満たす前記予約枠を候補日程とし、前記候補日程を表す日程選択画面を前記調整相手が用いる端末装置に表示し、前記日程選択画面に対する前記調整相手の選択操作に応じて前記候補日程の中から前記会合日程を決定する
プログラム。
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