JP2023154258A - 情報処理装置、方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】個々の営業先に対する営業活動を漏れなく効率的に整理する技術を提供する。【解決手段】本開示の一態様のプログラムは、コンピュータを、営業先リストに登録されている営業先から対象営業先を選択する手段、個別に適用条件およびアクションシナリオが定められた複数のワークフローの各々が対象営業先に適用可能であるか否かを、対象営業先に関する情報と複数のワークフローの適用条件とに基づいて判定する手段、対象営業先に適用可能と判定されたワークフローの中から当該対象営業先に適用するワークフローを選択する手段、対象営業先に適用するために選択されたワークフローのアクションシナリオに基づいて、対象営業先に対する営業タスクを生成する手段、として機能させる。【選択図】図4

Description

本開示は、情報処理装置、方法、およびプログラムに関する。
インサイドセールスでは、獲得したリード(つまり、見込み顧客)を商談に繋げられるよう適時に適切なアプローチを行うこと、つまりナーチャリングが重要である。しかしながら、膨大な数のリードに対してそれぞれの状態に適した営業アクションを適時に採っていくことは容易でない。同様の事情は、インサイドセールスに限られず、例えば新規リードの獲得にも当てはまる。
特許文献1には、各顧客属性に対応した複数のワークフローをデータベースに記憶させておき、マーケッチングの専門家やベテラン営業員が、各顧客に最もマッチしたワークフローを選択設定する技術について開示されている。
特開2001-216381号公報
特許文献1の技術では、各顧客に設定するワークフローを、マーケッチングの専門家やベテラン営業員が選択する必要がある。故に、この技術を膨大な数の顧客に適用するには、相応のマンパワーが必要となるため、スケールアップが困難である。
本開示の目的は、個々の営業先に対する営業活動を漏れなく効率的に整理する技術を提供することである。
本開示の一態様のプログラムは、コンピュータを、営業先リストに登録されている営業先から対象営業先を選択する手段、個別に適用条件およびアクションシナリオが定められた複数のワークフローの各々が対象営業先に適用可能であるか否かを、対象営業先に関する情報と複数のワークフローの適用条件とに基づいて判定する手段、対象営業先に適用可能と判定されたワークフローの中から当該対象営業先に適用するワークフローを選択する手段、対象営業先に適用するために選択されたワークフローのアクションシナリオに基づいて、対象営業先に対する営業タスクを生成する手段、として機能させる。
本実施形態の情報処理システムの構成を示すブロック図である。 本実施形態のクライアント装置の構成を示すブロック図である。 本実施形態のサーバの構成を示すブロック図である。 本実施形態の一態様の説明図である。 本実施形態の営業先リストのデータ構造を示す図である。 本実施形態のワークフローデータベースのデータ構造を示す図である。 本実施形態の担当割当ルールデータベースのデータ構造を示す図である。 本実施形態の営業タスクデータベースのデータ構造を示す図である。 本実施形態のタスク自動生成処理のフローチャートである。 本実施形態の営業タスク管理処理のフローチャートである。 本実施形態の営業タスク管理処理において表示される画面例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施形態を説明するための図面において、同一の構成要素には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(1)情報処理システムの構成
情報処理システムの構成について説明する。図1は、本実施形態の情報処理システムの構成を示すブロック図である。
図1に示すように、情報処理システム1は、クライアント装置10と、サーバ30とを備える。
クライアント装置10及びサーバ30は、ネットワーク(例えば、インターネット又はイントラネット)NWを介して接続される。
クライアント装置10は、サーバ30にリクエストを送信する情報処理装置の一例である。クライアント装置10は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、又は、パーソナルコンピュータである。クライアント装置10のユーザは、例えば営業活動を行う事業体(以下、単に「営業主体」という)に属する人、または当該事業体から営業活動の委託を受けた事業体(すなわち、営業活動を代行する事業体)に属する人、などである。なお、事業体とは、例えば企業であってもよいし、企業の一部(例えば営業部などの部署)であってもよい。
サーバ30は、クライアント装置10から送信されたリクエストに応じたレスポンスをクライアント装置10に提供する情報処理装置の一例である。サーバ30は、例えば、Webサーバである。
(1-1)クライアント装置の構成
クライアント装置の構成について説明する。図2は、本実施形態のクライアント装置の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、クライアント装置10は、記憶装置11と、プロセッサ12と、入出力インタフェース13と、通信インタフェース14とを備える。クライアント装置10は、ディスプレイ21に接続される。
記憶装置11は、プログラム及びデータを記憶するように構成される。記憶装置11は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、及び、ストレージ(例えば、フラッシュメモリ又はハードディスク)の組合せである。
プログラムは、例えば、以下のプログラムを含む。
・OS(Operating System)のプログラム
・情報処理を実行するアプリケーション(例えば、Webブラウザ)のプログラム
データは、例えば、以下のデータを含む。
・情報処理において参照されるデータベース
・情報処理を実行することによって得られるデータ(つまり、情報処理の実行結果)
プロセッサ12は、記憶装置11に記憶されたプログラムを起動することによって、クライアント装置10の機能を実現するコンピュータである。プロセッサ12は、例えば、以下の少なくとも1つである。
・CPU(Central Processing Unit)
・GPU(Graphic Processing Unit)
・ASIC(Application Specific Integrated Circuit)
・FPGA(Field Programmable Array)
入出力インタフェース13は、クライアント装置10に接続される入力デバイスから情報(例えばユーザの指示)を取得し、かつ、クライアント装置10に接続される出力デバイスに情報(例えば画像)を出力するように構成される。
入力デバイスは、例えば、キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル、又は、それらの組合せである。
出力デバイスは、例えば、ディスプレイ21、スピーカ、又は、それらの組合せである。
通信インタフェース14は、クライアント装置10とサーバ30との間の通信を制御するように構成される。
ディスプレイ21は、画像(静止画、または動画)を表示するように構成される。ディスプレイ21は、例えば、液晶ディスプレイ、または有機ELディスプレイである。
(1-2)サーバの構成
サーバの構成について説明する。図3は、本実施形態のサーバの構成を示すブロック図である。
図3に示すように、サーバ30は、記憶装置31と、プロセッサ32と、入出力インタフェース33と、通信インタフェース34とを備える。
記憶装置31は、プログラム及びデータを記憶するように構成される。記憶装置31は、例えば、ROM、RAM、及び、ストレージ(例えば、フラッシュメモリ又はハードディスク)の組合せである。
プログラムは、例えば、以下のプログラムを含む。
・OSのプログラム
・情報処理を実行するアプリケーションのプログラム
データは、例えば、以下のデータを含む。
・情報処理において参照されるデータベース
・情報処理の実行結果
プロセッサ32は、記憶装置31に記憶されたプログラムを起動することによって、サーバ30の機能を実現するコンピュータである。プロセッサ32は、例えば、以下の少なくとも1つである。
・CPU
・GPU
・ASIC
・FPGA
入出力インタフェース33は、サーバ30に接続される入力デバイスから情報(例えば、ユーザの指示)を取得し、かつ、サーバ30に接続される出力デバイスに情報(例えば画像)を出力するように構成される。
入力デバイスは、例えば、キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル、又は、それらの組合せである。
出力デバイスは、例えば、ディスプレイである。
通信インタフェース34は、サーバ30とクライアント装置10との間の通信を制御するように構成される。
(2)実施形態の一態様
本実施形態の一態様について説明する。図4は、本実施形態の一態様の説明図である。
図4に示すように、サーバ30は、営業先リストL40に登録されている営業先から対象営業先TL41を選択する。営業先リストL40は、営業主体によって管理される営業先のリストである。営業主体は、1つに限らず複数の営業先リストL40を作成可能であり、各営業先リストL40には1以上の営業先を登録可能である。営業先は、新規リード獲得のためのリード候補(特定企業)であってもよいし、インサイドセールスのためのリード(特定企業に所属する特定個人)であってもよい。
対象営業先TL41は、後述するワークフローのいずれかを適用するために選択された営業先である。典型的には、対象営業先TL41は、いずれのワークフローも適用中でない営業先である。例えば、営業先リストL40に新たに登録された営業先、またはいずれかのワークフローの適用が終了した営業先が、対象営業先TL41として選択され得る。
サーバ30は、ワークフローWF42の各々が対象営業先TL41に適用可能であるか否かを判定する。ここで、ワークフローWF42には、個別に適用条件およびアクションシナリオが定められている。サーバ30は、対象営業先TL41に関する情報と、各ワークフローWF42に定められた適用条件とに基づいて当該ワークフローが対象営業先TL41に適用可能であるか否かを判定する。
サーバ30は、ワークフローWF42のうち1以上が対象営業先TL41に適用可能であると判定した場合に、適用可能であると判定したワークフローの1つを選択する。
サーバ30は、選択したワークフローWF43に定められたアクションシナリオに基づいて、対象営業先TL41に対する営業タスクを生成する。サーバ30は、生成した営業タスクを、後述する営業タスクデータベースTD44に登録する。
(3)データベース
本実施形態のデータベースについて説明する。以下のデータベースは、記憶装置31に記憶される。
(3-1)営業先リスト
本実施形態の営業先リスト(データベース)について説明する。図5は、本実施形態の営業先リストのデータ構造を示す図である。
営業先リストには、営業先情報が格納されている。営業先情報は、営業先に関する情報である。
図5に示すように、営業先リストには、「営業先ID」フィールドと、「名称」フィールと、「ステージ」フィールドと、「ランク」フィールドと、「獲得経路」フィールドと、「ワークフローID」フィールドとを含む。各フィールドは、互いに関連付けられている。
「営業先ID」フィールドには、営業先IDが格納される。営業先IDは、営業先情報に対応する営業先を識別する情報である。
「名称」フィールには、名称情報が格納される。名称情報は、営業先IDによって特定される営業先の名称に関する情報である。名称は、例えば、特定の企業名、または特定の企業に所属する特定の個人の氏名である。
「ステージ」フィールドには、ステージ情報が格納される。ステージ情報は、営業先IDによって特定される営業先に対する営業主体による営業進捗状況に関する情報である。サーバ30は、ステージ情報に対応する営業先に対して営業活動を行った、クライアント装置10のユーザ(営業担当者)からの指示に応じて、当該ステージ情報を編集(つまり、追加、変更、または削除)してもよい。
以下、ステージ情報の具体例を説明するが、ステージ情報の種類および定義はこれに限定されない。
ステージ情報が「コールド」または「リード」であることは、営業主体が当該ステージ情報に対応する営業先に対して未だアプローチ(電話等)を行っていない状態にあることを意味する。
ステージ情報が「アプローチ」であることは、営業主体が当該ステージ情報に対応する営業先に対してアプローチ済みであるが、これに対する反応を未だ受けていない状態にあることを意味する。
ステージ情報が「有効コネクト」であることは、営業主体が当該ステージ情報に対応する営業先に対してアプローチ済みであって、かつこれに対する反応を既に受けている状態にあることを意味する。
ステージ情報が「アポ獲得」であることは、営業主体が当該ステージ情報に対応する営業先との商談を予約済みである状態にあることを意味する。
ステージ情報が「有効商談」であることは、営業主体が当該ステージ情報に対応する営業先との商談を継続中の状態にあることを意味する。
ステージ情報が「失注」であることは、営業主体が当該ステージ情報に対応する営業先に対して失注した状態にあることを意味する。
ステージ情報が「NG」であることは、営業主体が当該ステージ情報に対応する営業先から営業活動を断られた状態にあることを意味する。
「ランク」フィールドには、ランク情報が格納される。ランク情報は、営業先IDによって特定される営業先に対する営業活動の優先度に関する情報である。サーバ30は、ランク情報に対応する営業先に対して営業活動を行った、クライアント装置10のユーザ(営業担当者)からの指示に応じて、当該ランク情報を編集してもよい。一例として、営業担当者は、ランク判断基準に従って、サーバ30に対してランク情報に関する指示を行ってよい。
「獲得経路」フィールドには、獲得経路情報が格納される。獲得経路情報は、営業先IDによって特定される営業先がどのような経路で獲得されたか関する情報である。サーバ30は、営業先を営業先リストに登録する時に、クライアント装置10のユーザからの指示に応じて、獲得経路情報を設定してもよい。或いは、サーバ30は、所定のアルゴリズムに従って、営業主体に対して関心を示すアクション(例えば、資料請求を行った、セミナーに参加した、広告に埋め込まれたリンクを選択した、など)を自動的に検知し、当該アクションを行った営業先を営業先リストに登録する場合に、当該営業先について検知したアクションの種類に応じて獲得経路情報を自動的に設定してもよい。
「ワークフローID」フィールドには、ワークフローIDが格納される。ワークフローIDは、営業先IDによって特定される営業先に適用されているワークフローを識別する情報である。サーバ30は、対象営業先に適用するワークフローを選択したことに応じて、当該対象営業先に対応するワークフローIDを設定する。また、サーバ30は、ある営業先に対して適用しているワークフローが完了した(例えば、全ての営業タスクが完了した、またはワークフローの期限が完了した)ことに応じて、当該営業先に対応するワークフローIDの設定を解除する。ワークフローIDは、後述するワークフローデータベースを参照するための外部キーとして用いることができる。なお、同一のワークフローIDが複数の異なる営業先IDに同時に関連付けられ得る。つまり、各ワークフローIDに関連付けられる営業先IDは1つに限られない。
図5に例示した情報要素のほか、営業先情報には、営業先の属性に関する情報が含まれ得る。営業先の属性とは、例えば、営業先としての企業の属する業種、もしくは当該企業の業績、または営業先としての個人の所属する企業、当該個人の役職、もしくは所属部門、などである。サーバ30は、企業情報が格納された、図示しない企業データベースを参照して、営業先情報に対する名寄せ処理を行ってよい。名寄せ処理により、営業先としての企業が属する業種、または当該企業の業績を特定したり、営業先としての個人が所属する企業、当該個人の役職、または所属部門を特定したりすることができる。名寄せ処理は、営業先リストに新たに登録される営業先に対して一回的に行われてもよいし、営業先リストに既に登録されている営業先に対して繰り返し行われてもよい。
(3-2)ワークフローデータベース
本実施形態のワークフローデータベースについて説明する。図6は、本実施形態のワークフローデータベースのデータ構造を示す図である。
ワークフローデータベースには、ワークフロー情報が格納されている。ワークフロー情報は、ワークフローに関する情報である。
図6に示すように、ワークフローデータベースは、「ワークフローID」フィールドと、「優先順位」フィールドと、「名称」フィールドと、「適用条件」フィールドと、「シナリオID」フィールドとを含む。各フィールドは、互いに関連付けられている。
「ワークフローID」フィールドには、ワークフローIDが格納される。ワークフローIDは、ワークフロー情報に対応するワークフローを識別する情報である。
「優先順位」フィールドには、優先順位情報が格納される。優先順位情報は、ワークフローIDによって特定されるワークフローの優先順位(「優先度」の一例)に関する情報である。サーバ30は、クライアント装置10のユーザからの指示に応じて、優先順位を編集可能に構成されてよい。
「名称」フィールドには、名称情報が格納される。名称情報は、ワークフローIDによって特定されるワークフローの名称に関する情報である。
「適用条件」フィールドには、適用条件情報が格納される。適用条件情報は、ワークフローIDによって特定されるワークフローの適用条件に関する情報である。サーバ30は、クライアント装置10のユーザからの指示に応じて、適用条件を編集可能に構成されてよい。一例として、適用条件は、営業先に関する少なくとも1つの情報要素を用いて定義される。例えば、適用条件は、以下の少なくとも1つに関する論理式として定義されてよい。
・営業先の属性(例えば、営業先としての企業の属する業種、もしくは当該企業の業績、または営業先としての個人の所属する企業、当該個人の役職、もしくは所属部門、など)
・ステージ情報(図5)
・獲得経路情報(図5)
・ランク情報(図5)
「シナリオID」フィールドには、シナリオIDが格納される。シナリオIDは、ワークフローIDによって特定されるワークフローのアクションシナリオを識別する情報である。一例として、ワークフローのアクションシナリオは、1以上の営業タスク(アクションアイテム)の実行順序と、各営業タスクの内容(例えばアクションアイテムの種別)と、各営業タスクの実行期限とを特定可能な情報を含む。サーバ30は、クライアント装置10のユーザからの指示に応じて、アクションシナリオを編集可能に構成されてよい。アクションシナリオの編集は、例えば以下の少なくとも1つを含むことができる。
・アクションシナリオに含まれる営業タスクの追加、削除、または変更
・アクションシナリオに含まれる営業タスクの実行順序の変更
・アクションシナリオに含まれる営業タスクの内容の変更
・アクションシナリオに含まれる営業タスクの実行期限の変更
(3-3)担当割当ルールデータベース
本実施形態の担当割当ルールデータベースについて説明する。図7は、本実施形態の担当割当ルールデータベースのデータ構造を示す図である。
担当割当ルールデータベースには、ルール情報が格納されている。ルール情報は、担当割当ルールに関する情報である。
図7に示すように、担当割当ルールデータベースは、「ルールID」フィールドと、「優先順位」フィールドと、「名称」フィールドと、「適用条件」フィールドと、「担当者ID」フィールドとを含む。各フィールドは、互いに関連付けられている。
「ルールID」フィールドには、ルールIDが格納される。ルールIDは、ルール情報に対応する担当割当ルールを識別する情報である。
「優先順位」フィールドには、優先順位情報が格納される。優先順位情報は、ルールIDによって特定される担当割当ルールの優先順位(「優先度」の一例)に関する情報である。サーバ30は、クライアント装置10のユーザからの指示に応じて、優先順位を変更可能である。
「名称」フィールドには、名称情報が格納される。名称情報は、ルールIDによって特定される担当割当ルールの名称に関する情報である。
「適用条件」フィールドには、適用条件情報が格納される。適用条件情報は、ルールIDによって特定される担当割当ルールの適用条件に関する情報である。一例として、適用条件は、営業先に関する少なくとも1つの情報要素に関する論理式として定義される。例えば、適用条件は、以下の少なくとも1つに関する論理式として定義されてよい。
・営業先の属性(例えば、営業先としての企業の属する業種、もしくは当該企業の業績、または営業先としての個人の所属する企業、当該個人の役職、もしくは所属部門、など)
・ステージ情報(図5)
・獲得経路情報(図5)
・ランク情報(図5)
「担当者ID」フィールドには、担当者IDが格納される。担当者IDは、ルールIDによって特定される担当割当ルールによって営業先に対する営業タスクが割り当てられる営業担当者を識別する情報である。担当者IDは、担当者情報が格納された、図示しない担当者データベースを参照するための外部キーとして利用可能である。
(3-4)営業タスクデータベース
本実施形態の営業タスクデータベースについて説明する。図8は、本実施形態の営業タスクデータベースのデータ構造を示す図である。
営業タスクデータベースには、営業タスク情報が格納される。営業タスク情報は、営業主体における営業タスクに関する情報である。
図8に示すように、営業タスクデータベースは、「タスクID」フィールドと、「状態」フィールドと、「名称」フィールドと、「担当者ID」フィールドと、「期日」フィールドと、「営業先ID」と、「種別」フィールドとを含む。各フィールドは、互いに関連付けられている。
「タスクID」フィールドには、タスクIDが格納される。タスクIDは、営業タスク情報に対応する営業タスクを識別する情報である。
「状態」フィールドには、状態情報が格納される。状態情報は、タスクIDによって特定される営業タスクの実行状態に関する情報である。「状態」フィールドに「完了」の値が設定されている場合、対応する営業タスクが完了していることを意味する。「状態」フィールドに「未」の値が設定されている場合、対応する営業タスクが完了していないことを意味する。
「名称」フィールドには、名称情報が格納される。名称情報は、タスクIDによって特定される営業タスクの名称に関する情報である。
「担当者ID」フィールドには、担当者IDが格納される。担当者IDは、タスクIDによって特定される営業タスクが割り当てられている営業担当者を識別する情報である。
「期日」フィールドには、期日情報が格納される。期日情報は、タスクIDによって特定される営業タスクの実行期日に関する情報である。
「営業先ID」には、営業先IDが格納される。営業先IDは、タスクIDによって特定される営業タスクが対象とする営業先を識別する情報である。
「種別」フィールドには、種別情報が格納される。種別情報は、タスクIDによって特定される営業タスクの種別に関する情報である。
(4)情報処理
本実施形態の情報処理について説明する。
(4-1)タスク自動生成処理
本実施形態のタスク自動生成処理について説明する。図9は、本実施形態のタスク自動生成処理のフローチャートである。
タスク自動生成処理は、以下の開始条件のいずれかの成立に応じて開始してもよい。
・他の処理によってタスク自動生成処理が呼び出された。
・クライアント装置10のユーザが自動生成処理を呼び出すための操作を行った。
・所定の日時が到来した。
・所定のイベント(例えば、営業先リストの更新、営業タスクデータベースの更新、またはタスク自動生成処理の前回の実行)から所定の時間が経過した。
図9に示すように、サーバ30は、対象営業先の選択(S130)を実行する。
具体的には、サーバ30は、営業先リスト(図5)に登録されている営業先から対象営業先を選択する。典型的には、サーバ30は、ワークフローIDが登録されていない営業先情報に対応する営業先の1つを対象営業先として選択する。例えば、サーバ30は、営業先リストへの新たな営業先の登録に応じて、当該営業先を対象営業先として選択してもよい。或いは、サーバ30は、ある営業先に対して適用されていたワークフローの完了に応じて、当該営業先を対象営業先として選択してもよい。
ステップS130の後に、サーバ30は、ワークフローの適用判定(S131)を実行する。
具体的には、サーバ30は、ワークフローデータベース(図6)に登録されているワークフローの各々が、ステップS130において選択した対象営業先に適用可能であるか否かを、当該対象営業先に関する情報と各ワークフローの適用条件とに基づいて判定する。
ステップS131において1つ以上のワークフローが対象営業先に適用可能と判定した場合に、サーバ30は、ワークフローの選択(S132)を実行する。
具体的には、サーバ30は、ステップS131において対象営業先に適用可能と判定した1つ以上のワークフローの中から当該対象営業先に適用する1つのワークフローを選択する。第1例として、サーバ30は、各ワークフローに対応する優先順位情報を参照し、優先順位が最も高い(つまり、優先度が最も高い)ワークフローを選択する。第2例として、サーバ30は、ランダムに1つのワークフローを選択する。第3例として、サーバ30は、他の選択基準に従って、1つのワークフローを選択する。
ステップS132の後に、サーバ30は、営業担当者の割り当て(S133)を実行する。
具体的には、サーバ30は、担当割当ルールデータベース(図7)に登録されている担当割当ルールの各々が、ステップS130において選択した対象営業先に適用可能であるか否かを、当該対象営業先に関する情報と各担当割当ルールに定められた適用条件とに基づいて判定する。そして、サーバ30は、対象営業先に適用可能と判定した1つ以上の担当割当ルールの中から当該対象営業先に適用する1つの担当割当ルールを選択する。一例として、サーバ30は、各担当割当ルールに対応する優先順位情報を参照し、優先順位が最も高い(つまり、優先度が最も高い)担当割当ルールを選択する。
ステップS133の後に、サーバ30は、営業タスクの生成(S134)を実行する。
具体的には、サーバ30は、ステップS132において選択したワークフロー(つまり、対象営業先に適用するために選択したワークフロー)に対応するアクションシナリオに基づいて、対象営業先に対する営業タスクを生成する。一例として、サーバ30は、以下に説明する情報要素を備えた営業タスク情報を、営業タスクデータベース(図8)に新たに登録する。
・新規のタスクID
・営業タスクが完了していないことを意味する状態情報
・ステップS133において選択した担当割当ルールに対応する営業担当者を識別する担当者ID
・ステップS132において選択したワークフローに対応するアクションシナリオにおいて実行順が1番目である営業タスクの期日を示す期日情報
・ステップS130において選択した対象営業先を識別する営業先ID
・ステップS132において選択したワークフローに対応するアクションシナリオにおいて実行順が1番目である営業タスクの種別を示す種別情報
ステップS134の後に未処理の営業先が残存している場合に、サーバ30は、対象営業先の選択(S130)に戻る。
ステップS134の後に未処理の営業先が残存していない場合に、サーバ30は、図9のタスク自動生成処理を終了する。また、ステップS131においていずれのワークフローも対象営業先に適用可能でないと判定した後に未処理の営業先が残存していない場合に、サーバ30は、図9のタスク自動生成処理を終了する。
なお、サーバ30は、図9のタスク自動生成処理を常時実行してもよい。つまり、サーバ30は、未処理の営業先が残存するか否かに関わらず、対象営業先の選択(S130)に戻り、対象営業先の候補の出現を待機してもよい。
(4-2)営業タスク管理処理
本実施形態の営業タスク管理処理について説明する。図10は、本実施形態の営業タスク管理処理のフローチャートである。図11は、本実施形態の営業タスク管理処理において表示される画面例を示す図である。
営業タスク管理処理は、例えばクライアント装置10が所定のアプリケーションを実行し、またはクライアント装置10上で実行されるWebブラウザが所定のWebページ(例えばSaaS(Software as a Service)を提供するWebページ)を表示したことに応じて開始する。
図10に示すように、クライアント装置10は、ユーザ指示の受付(S210)を実行する。
具体的には、クライアント装置10は、ユーザから営業タスク管理画面を表示するための指示を受け付ける。
ステップS210の後に、クライアント装置10は、表示要求(S211)を実行する。
具体的には、クライアント装置10は、ステップS210において受け付けた指示に基づいて、営業タスク管理画面の表示要求を生成する。表示要求は、ユーザを特定可能な情報を含み、さらに必要に応じてユーザ認証に必要な情報(例えばパスワード)、またはユーザ認証の結果(例えば、ディジタル証明書、またはアクセストークン)を含んでもよい。クライアント装置10は、表示要求をサーバ30へ送信する。
ステップS211の後に、サーバ30は、営業担当者の特定(S230)を実行する。
具体的には、サーバ30は、ステップS211において受信した表示要求を取得する。サーバ30は、表示要求に含まれる情報に基づいて営業担当者(つまり、表示要求の送信元となるクライアント装置10のユーザ)を特定する。また、サーバ30は、必要に応じてユーザ認証を行い、または外部装置によって行われたユーザ認証の結果を確認してもよい。
ステップS230の後に、サーバ30は、営業タスクの抽出(S231)を実行する。
具体的には、サーバ30は、営業タスクデータベース(図8)を参照し、ステップS230において特定した営業担当者に対応する担当者IDを含み、かつ状態情報が「完了」でない営業タスク情報を抽出する。
ステップS231の後に、サーバ30は、応答(S232)を実行する。
具体的には、サーバ30は、ステップS231において抽出した営業タスク情報、または当該情報に基づく画面情報を含む応答を生成する。サーバ30は、応答をクライアント装置10へ送信する。
ステップS232の後に、クライアント装置10は、画面表示(S212)を実行する。
具体的には、クライアント装置10は、ステップS232において受信した応答を取得する。クライアント装置10は、応答に基づく営業タスク管理画面をディスプレイ21に表示する。応答には、営業タスク管理画面を生成するために必要な情報(例えば営業タスク情報)が含まれていてもよいし、営業タスク管理画面そのものの情報が含まれていてもよい。一例として、クライアント装置10は、図11に示す営業タスク管理画面をディスプレイ21に表示する。
図11の営業タスク管理画面では、クライアント装置10のユーザに関連付けられている営業タスク情報を表示する表示オブジェクトA10が期日別に整理されて配列されている。各表示オブジェクトA10は、対応する営業タスク情報の種別情報を表すアイコンと、当該営業タスク情報の名称情報、営業先情報、および期日情報を表すテキストとを含む。さらに、各表示オブジェクトA10は、営業タスク情報の詳細情報を表すテキストを含むことができる。営業タスク情報の詳細情報は、例えば、対応する営業タスクに関して営業担当者が付与したメモに相当する。図9には示されていないが、かかる詳細情報は、営業タスク情報の一部として営業タスクデータベースに登録され得る。
ステップS212の後に、クライアント装置10は、ユーザ指示の受付(S213)を実行する。
具体的には、クライアント装置10は、例えばステップS212において表示された営業タスク管理画面上でユーザから営業タスクの完了を報告するための指示を受け付ける。
ステップS213の後に、クライアント装置10は、更新要求(S214)を実行する。
具体的には、クライアント装置10は、ステップS213において受け付けたユーザ指示に応じて、営業タスク管理画面の更新要求を生成する。更新要求は、ユーザを特定可能な情報と、営業タスクの完了を意味する情報と、完了した営業タスク(以下、「完了タスク」という)を特定可能な情報とを含む。クライアント装置10は、更新要求をサーバ30へ送信する。
ステップS214の後に、サーバ30は、データベースの更新(S233)を実行する。
具体的には、まず、サーバ30は、営業タスクデータベース(図8)を参照し、完了タスクに対応する「状態」フィールドの値を「完了」に書き換える。
次に、サーバ30は、営業先リスト(図5)を参照し、完了タスクに対応する営業先に適用されているワークフローを特定する。サーバ30は、ワークフローデータベース(図6)を参照し、かかるワークフローのアクションシナリオ(以下、「対象シナリオ」という)を特定する。
そして、サーバ30は、対象シナリオにおいて、完了タスクの次の実行順が定められている営業タスク(以下、「次タスク」という)を生成する。一例として、サーバ30は、以下に説明する情報要素を備えた営業タスク情報を、営業タスクデータベース(図8)に新たに登録する。
・新規のタスクID
・営業タスクが完了していないことを意味する状態情報
・完了タスクと同一の営業担当者を識別する担当者ID
・次タスクの期日を示す期日情報
・完了タスクと同一の営業先を識別する営業先ID
・次タスクの種別を示す種別情報
ただし、サーバ30は、完了タスクが対象シナリオにおいて実行順が最後の営業タスクである場合(つまり、次タスクが存在しない場合)には、営業先リスト(図5)において、完了タスクに対応する営業先に設定されているワークフローIDを空に設定(つまり、ワークフローの適用を解除)する。加えて、サーバ30は、タスク自動生成処理(図9)を実行し、完了タスクに対応する営業先に対して新たなワークフローを適用してもよい。
サーバ30は、各種データベースの更新後に、ステップS231と同様に、営業タスクデータベース(図8)を参照し、更新要求の送信元であるクライアント装置10のユーザに対応する担当者IDを含み、かつ「状態」フィールドの値が「完了」でない営業タスク情報を抽出する。
ステップS233の後に、サーバ30は、応答(S234)を実行する。
具体的には、サーバ30は、ステップS233において抽出した営業タスク情報、または当該情報に基づく画面情報を含む応答を生成する。サーバ30は、応答をクライアント装置10へ送信する。
ステップS234の後に、クライアント装置10は、画面表示(S215)を実行する。
具体的には、クライアント装置10は、ステップS234において受信した応答を取得する。クライアント装置10は、応答に基づく営業タスク管理画面をディスプレイ21に表示する。応答には、営業タスク管理画面を生成するために必要な情報(例えば営業タスク情報)が含まれていてもよいし、営業タスク管理画面そのものの情報が含まれていてもよい。
(5)小括
以上説明したように、本実施形態のサーバ30は、個別に適用条件およびアクションシナリオが定められたワークフローの各々が対象営業先に適用可能であるか否かを、当該対象営業先に関する情報と複数のワークフローの適用条件とに基づいて判定する。サーバ30は、対象営業先に適用可能と判定されたワークフローの中から当該対象営業先に適用するワークフローを選択し、当該ワークフローのアクションシナリオに基づいて当該対象営業先に対する営業タスクを生成する。これにより、各営業先に対して適用可能なワークフローがある場合に、確実にワークフローが適用され次に行うべき営業タスクが設定される。故に、本実施形態のサーバ30によれば、膨大な数の営業先が存在する場合であっても、個々の営業先に対する営業活動を漏れなく効率的に整理することができる。
サーバ30は、対象営業先に適用可能と判定されたワークフローに定められた優先度に基づいて、当該対象営業先に適用するワークフローを選択してもよい。これにより、対象営業先に対して複数のワークフローが適用可能な場合であっても、優先度のより高いワークフローのアクションシナリオに沿って当該対象営業先に対する営業活動をコントロールすることができる。また、サーバ30は、クライアント装置10のユーザからの指示に応じて優先度を編集してもよい。これにより、ユーザは営業方針の変更に応じて各ワークフローの優先度を柔軟に設定することができる。
サーバ30は、営業先リストへの新たな営業先の登録に応じて、当該新たな営業先を対象営業先として選択してもよい。これにより、新たな営業先に対して速やかに営業タスクが設定されるので、当該営業先に対するアプローチの遅れによる失注を防ぐことができる。
サーバ30は、営業先リストに新たに登録される営業先、または営業先リストに既に登録されている営業先の少なくとも1つに対する名寄せ処理を行ってもよい。これにより、営業先に関する情報(特に営業先の属性情報)を充実化させることができるので、高度な適用条件を備えるワークフロー(例えば、特定の業種または企業に特有の慣習、オペレーション、法規制等に特化したワークフロー)を利用することができる。
ワークフローの適用条件は、営業先の属性、営業先に対する営業進捗状況、または営業先の獲得経路、の少なくとも1つを用いて定義されてもよい。これにより、対象営業先に対してその特徴によりふさわしいアクションシナリオを備えるワークフローを適用することができる。サーバ30は、クライアント装置10のユーザからの指示に応じてワークフローの適用条件を編集してもよい。これにより、ユーザは各営業先に適用されるワークフローの妥当性の検証を踏まえて、各ワークフローの適用条件を柔軟に変更することができる。
ワークフローのアクションシナリオは、1以上の営業タスクの実行順序と、各営業タスクの内容と、各営業タスクの実行期限とを特定可能な情報を含んでもよい。これにより、各営業先に対して一貫性のある一連の営業タスクが適時に実施されるように営業活動を管理することができる。サーバ30は、クライアント装置10のユーザからの指示に応じてワークフローのアクションシナリオを編集してもよい。これにより、ユーザは各営業先に適用されるワークフローの妥当性の検証を踏まえて、各ワークフローのアクションシナリオを柔軟に変更することができる。
サーバ30は、複数の担当割当ルールの各々が対象営業先に適用可能であるか否かを、当該対象営業先に関する情報と当該複数の担当割当ルールの適用条件とに基づいて判定し、適用可能と判定した担当割当ルールの中から当該対象営業先に適用する担当割当ルールを選択してもよい。そして、サーバ30は、選択した担当割当ルールに対応する営業担当者に関連付けて、対象営業先に対する営業タスクを生成してもよい。これにより、対象営業先に対してその特徴により適した営業担当者を割り当てることができる。
(6)その他の変形例
記憶装置11は、ネットワークNWを介して、クライアント装置10と接続されてもよい。ディスプレイ21は、クライアント装置10に内蔵されてもよい。記憶装置31は、ネットワークNWを介して、サーバ30と接続されてもよい。
上記の情報処理の各ステップは、クライアント装置10及びサーバ30の何れでも実行可能である。上記説明では、各処理において各ステップを特定の順序で実行する例を示したが、各ステップの実行順序は、依存関係がない限りは説明した例に制限されない。
上記説明では、対象営業先として、いずれのワークフローも適用中でない営業先を選択する例を示した。しかしながら、あるワークフローが適用されている営業先に関する情報の更新(例えば、求人情報の掲載、プレスリリースの掲載、決算情報の公開、SNS(Social Networking Service)での情報発信、など)により、当該営業先に適用すべきワークフローが変更することがあり得る。そこで、サーバ30は、いずれかのワークフローを適用中の営業先に関する情報の更新に応じて、当該営業先に適用するワークフローを変更するか否かを判定してもよい。つまり、サーバ30は、かかる営業先に適用可能なワークフローを、当該営業先に関する情報(最新の情報を含む)と各ワークフローの適用条件とに基づいて判定し、適用可能と判定したワークフローを例えば優先度に基づいて選択する。サーバ30は、選択したワークフローが、営業先に適用中のワークフローと異なる場合に、当該営業先に適用するワークフローを変更し得る。これにより、営業先に関する最新の情報を踏まえ、適用するワークフローを速やかに切り替えることができる。
また、サーバ30は、営業先に適用するワークフローを変更すると判定した場合に、当該営業先に対する生成済みの営業タスクを、変更後のワークフローのアクションシナリオに基づいて生成した営業タスクによって置き換えてもよい。これにより、適用するワークフローを変更した営業先に対して速やかに新たな営業タスクが設定されるので、当該営業先に対するアプローチの遅れによる失注を防ぐことができる。
上記説明では、担当割当ルールがワークフローとは独立に定義される例を示した。しかしながら、ワークフロー情報の一部として、対応するワークフローの適用時に営業タスクを割り当てる営業担当者を特定可能な情報(例えば担当者ID)が定義されてもよく、サーバ30は図8のステップS133において当該情報に従って営業担当者を割り当ててもよい。
上記説明では、営業タスク管理画面上で、ユーザが営業タスクの完了を報告するための指示を行う例を示した。しかしながら、ユーザは他の手段で(例えば営業タスク管理画面とは異なるユーザインタフェース上で)営業タスクの完了を報告するための指示を行ってよく、サーバ30はかかる指示に応じてデータベースの更新(S223)を実行可能である。また、サーバ30は、営業タスクの完了を自動検知し、データベースの更新(S223)を実行してもよい。
上記説明では、サーバ30が、適用可能と判定したワークフローの中から1つのワークフローを選択する例を示した。しかしながら、サーバ30は、複数のワークフローを選択してもよい。これにより、同一の営業先に対して、訴求対象の異なる営業アプローチを同時進行させることができる。第1例として、異なるワークフローについて同一の優先順位(優先度)を定めることが許容されているとする。サーバ30は、適用可能と判定したワークフローの中に優先順位が最も高いワークフローが複数存在する場合に、当該複数のワークフローを選択してもよい。第2例として、サーバ30は、適用可能と判定したワークフローのうち優先順位が高い順に所定数のワークフローを選択してもよい。第3例としてサーバ30は、適用可能と判定したワークフローの全てを選択してもよい。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明の範囲は上記の実施形態に限定されない。また、上記の実施形態は、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更が可能である。また、上記の実施形態及び変形例は、組合せ可能である。
1 :情報処理システム
10 :クライアント装置
11 :記憶装置
12 :プロセッサ
13 :入出力インタフェース
14 :通信インタフェース
21 :ディスプレイ
30 :サーバ
31 :記憶装置
32 :プロセッサ
33 :入出力インタフェース
34 :通信インタフェース

Claims (14)

  1. コンピュータを、
    営業先リストに登録されている営業先から対象営業先を選択する手段、
    個別に適用条件およびアクションシナリオが定められた複数のワークフローの各々が前記対象営業先に適用可能であるか否かを、前記対象営業先に関する情報と前記複数のワークフローの適用条件とに基づいて判定する手段、
    前記対象営業先に適用可能と判定されたワークフローの中から当該対象営業先に適用するワークフローを選択する手段、
    前記対象営業先に適用するために選択されたワークフローのアクションシナリオに基づいて、前記対象営業先に対する営業タスクを生成する手段、
    として機能させる、プログラム。
  2. 前記複数のワークフローの各々に対応する優先度が定められ、
    前記ワークフローを選択する手段は、前記対象営業先に適用可能と判定されたワークフローの優先度に基づいて、前記対象営業先に適用するワークフローを選択する、
    請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記コンピュータを、ユーザ指示に応じて前記優先度を編集する手段としてさらに機能させる、
    請求項2に記載のプログラム。
  4. 前記対象営業先を選択する手段は、前記営業先リストへの新たな営業先の登録に応じて、当該新たな営業先を前記対象営業先として選択する、
    請求項1に記載のプログラム。
  5. 前記コンピュータを、前記複数のワークフローのいずれかを適用中の営業先に関する情報の更新に応じて、当該営業先に適用するワークフローを変更するか否かを判定する手段、としてさらに機能させる、
    請求項1に記載のプログラム。
  6. 前記営業タスクを生成する手段は、前記営業先に適用するワークフローを変更すると判定された場合に、当該営業先に対する生成済みの営業タスクを、変更後のワークフローのアクションシナリオに基づいて生成した営業タスクによって置き換える、
    請求項5に記載のプログラム。
  7. 前記コンピュータを、前記営業先リストに新たに登録される営業先、または前記営業先リストに既に登録されている営業先の少なくとも1つに対する名寄せを行う手段としてさらに機能させる、
    請求項1に記載のプログラム。
  8. 前記ワークフローの適用条件は、営業先の属性、営業先に対する営業進捗状況、または営業先の獲得経路、の少なくとも1つを用いて定義される、
    請求項1に記載のプログラム。
  9. 前記コンピュータを、ユーザ指示に応じて前記ワークフローの適用条件を編集する手段としてさらに機能させる、
    請求項8に記載のプログラム。
  10. 前記ワークフローのアクションシナリオは、1以上の営業タスクの実行順序と、各営業タスクの内容と、各営業タスクの実行期限とを特定可能な情報を含む、
    請求項1に記載のプログラム。
  11. 前記コンピュータを、ユーザ指示に応じて前記ワークフローのアクションシナリオを編集する手段としてさらに機能させる、
    請求項10に記載のプログラム。
  12. 前記コンピュータを
    個別に適用条件が定められた複数の担当割当ルールの各々が前記対象営業先に適用可能であるか否かを、前記対象営業先に関する情報と前記複数の担当割当ルールの適用条件とに基づいて判定する手段、
    前記対象営業先に適用可能と判定された担当割当ルールの中から当該対象営業先に適用する担当割当ルールを選択する手段、としてさらに機能させ、
    前記営業タスクを生成する手段は、前記対象営業先に適用するために選択された担当割当ルールに対応する営業担当者に関連付けて、前記対象営業先に対する営業タスクを生成する、
    請求項11に記載のプログラム。
  13. 営業先リストに登録されている営業先から対象営業先を選択する手段と、
    個別に適用条件およびアクションシナリオが定められた複数のワークフローの各々が前記対象営業先に適用可能であるか否かを、前記対象営業先に関する情報と前記複数のワークフローの適用条件とに基づいて判定する手段と、
    前記対象営業先に適用可能と判定されたワークフローの中から当該対象営業先に適用するワークフローを選択する手段と、
    前記対象営業先に適用するために選択されたワークフローのアクションシナリオに基づいて、前記対象営業先に対する営業タスクを生成する手段と
    を具備する、情報処理装置。
  14. コンピュータが、
    営業先リストに登録されている営業先から対象営業先を選択するステップと、
    個別に適用条件およびアクションシナリオが定められた複数のワークフローの各々が前記対象営業先に適用可能であるか否かを、前記対象営業先に関する情報と前記複数のワークフローの適用条件とに基づいて判定するステップと、
    前記対象営業先に適用可能と判定されたワークフローの中から当該対象営業先に適用するワークフローを選択するステップと、
    前記対象営業先に適用するために選択されたワークフローのアクションシナリオに基づいて、前記対象営業先に対する営業タスクを生成するステップと
    を実行する、プログラム。
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