JP2023150965A - 再封可能な包装袋の製袋方法 - Google Patents

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【課題】再封可能な包装袋をより簡単な方法で製造可能とする。【解決手段】一枚以上の包装フィルムが袋状となるように接合されて構成され、且つ、互いに対向するように重ね合わせられた表面部及び裏面部を含む、再封可能な包装袋の製袋方法であって、包装袋は、開封時に形成される開口の近傍に設けられて、開封前には、粘着剤層と、粘着剤層の一対の主面を挟み込む一対の樹脂層とを含む再封止フィルムが表面部と裏面部との間に挟み込まれた再封止部を含み、包装フィルムを準備することと、包装フィルムの側方をシールして筒状とすること、筒状の包装フィルムにおいて、再封止部が形成される側の端部とは逆側の端部をシールすることと、再封止フィルムの樹脂層を溶着して表面部の包装フィルムと裏面部の包装フィルムとを接合させることにより再封止部を形成することと、を含む。【選択図】図4

Description

本開示は、再封可能な包装袋の製袋方法に関する。
従来から再封可能な包装袋が検討されている。例えば、特許文献1では、チャックテープを包材フィルムに溶着させた帯状フィルムを製造し、この帯状フィルムからチャックテープを開口部付近の備えた再封可能な平袋を製造する方法が開示されている。
特開2021-160325号公報
しかしながら、従来検討されている方法では、チャックテープによる再封を確実に行うためには、チャックテープの取り付け位置を精度良く設定する必要がある。また、表側の包材フィルム及び裏側の包材フィルムの両方に対してチャックテープを溶着する必要があるため、製造工程が複雑になる可能性がある。
本開示は上記を鑑みてなされたものであり、再封可能な包装袋をより簡単な方法で製造することが可能な技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本開示の一形態に係る再封可能な包装袋の製袋方法は、一枚以上の包装フィルムが袋状となるように接合されて構成され、且つ、互いに対向するように重ね合わせられた表面部及び裏面部を含む、再封可能な包装袋の製袋方法であって、前記包装袋は、開封時に形成される開口の近傍に設けられて、開封前には、粘着剤層と、前記粘着剤層の一対の主面を挟み込む一対の樹脂層とを含む再封止フィルムが前記表面部と前記裏面部との間に挟み込まれた再封止部を含み、包装フィルムを準備することと、前記包装フィルムの側方をシールして筒状とすること、前記筒状の前記包装フィルムにおいて、前記再封止部が形成される側の端部とは逆側の端部をシールすることと、前記再封止フィルムの前記樹脂層を溶着して前記表面部の前記包装フィルムと前記裏面部の前記包装フィルムとを接合させることにより前記再封止部を形成することと、を含む。
上記の再封可能な包装袋の製袋方法によれば、包装フィルムの側方をシールして筒状とすることと、筒状の包装フィルムにおいて、再封止部が形成される側の端部とは逆側の端部をシールすることと、再封止部における再封止フィルムの樹脂層を溶着して表面部の包装フィルムと裏面部の包装フィルムとを接合させることとによって、再封止部が設けられた包装袋を作成することができる。したがって、再封可能な包装袋をより簡単な方法で製造することが可能となる。
ここで、前記包装フィルムは、基材フィルムと、前記基材フィルムの一方の主面の全面に積層された再封止フィルムとを含み、前記筒状とすることにおいて、前記再封止フィルムが内側となるように、前記包装フィルムを筒状にする態様としてもよい。
上記の構成とすることで、再封止部を形成するための溶着位置について厳密な位置調整を不要としながら、溶着することによって再封止部を形成することが可能となるため、再封可能な包装袋をより簡単な方法で製造することが可能となる。
前記包装フィルムは、基材フィルムと、前記基材フィルムの一方の主面において、前記再封止部に対応する位置であって、再封時に対面配置される前記包装フィルムの少なくとも一方となる位置に溶着された再封止フィルムとを含み、前記筒状とすることにおいて、前記再封止フィルムが内側となるように、前記包装フィルムを筒状にする態様としてもよい。
上記のように再封止部に対応する位置であって、再封時に対面配置される前記包装フィルムの少なくとも一方となる位置に溶着された再封止フィルムを含む包装フィルムを用いて包装袋を作成する場合、再封止フィルムの使用量を抑制した状態で再封止部を形成することが可能となるため、再封可能な包装袋を簡便且つ安価に製造することが可能となる。
前記再封止部が形成される側の端部をシールすることをさらに含む態様としてもよい。このとき、前記再封止部を形成することは、前記再封止部が形成される側の端部をシールすることと、前記再封止部が形成される側の端部とは逆側の端部をシールすることと、の後に行われる態様としてもよい。
このような構成とすることで、筒状の包装フィルムの両端部をシールした後に再封止部を形成するための溶着が行われる。このような順で包装袋を製袋することで、内容物が散散らばる可能性を抑制しつつ、再封止部の形成を適切に行うことができる。
本開示によれば、再封可能な包装袋をより簡単な方法で製造することが可能な技術が提供される。
図1は、一形態に係る包装袋の概略構成について説明する図である。 図2は、包装袋の層構成を説明する図である。 図3(a)、図3(b)は、包装袋の開封状態を説明する図である。 図4は、一形態に係る包装袋の製袋方法を説明するフロー図である。 図5は、製袋機の一例の概要図である。 図6は、リシール強度の評価結果を説明する図である。 図7は、リシール強度の評価結果を説明する図である。 図8は、包装袋の他の例について説明する図である。 図9は、図8に示す包装袋を製造するための包装フィルムの例について説明する図である。 図10は、包装袋の他の例について説明する図である。 図11は、包装袋の他の例について説明する図である。
以下、添付図面を参照して、本開示を実施するための形態を詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
以下の実施形態では、再封可能な包装袋の製袋方法に関して説明するが、まず代表的な再封可能な包装袋について説明し、次に包装袋の製袋方法について説明する。
[再封可能な包装袋]
図1及び図2を参照して、再封可能な包装袋1の一例の構成について説明する。包装袋1は、所謂ピロー袋であり、1つの包装フィルムの端部を貼り合わせることで筒状に形成された袋である。包装袋1は、基材フィルム11及び再封止フィルム20から構成される包装フィルム10を、再封止フィルム20が内側となるように配置して筒状に形成したものである。また、包装袋1は、図2に示されるように表面部1aと裏面部1bとを有する。
包装袋1は、内容物が収容される本体部2と、本体部2の上端に形成された上端シール部3と、本体部2の下端に形成された下端シール部4と、上下方向に延びる背面シール部5と、本体部2の上方であって且つ上端シール部3よりも下方に形成された再封止部6とを有する。
本体部2の形状は、特に限定されず、例えば所定の方向から見て矩形状を呈する。本体部2の外表面における少なくとも一部には、印刷が施されている(不図示)。本体部2には、例えば、内容物に加えて窒素等の特定の気体が収容されてもよい。上端シール部3、下端シール部4、及び背面シール部5は包装フィルム10の一部と他部とが貼り合わされる部分である。上端シール部3、下端シール部4、及び背面シール部5においては、包装フィルム10の一部と他部とが互いに密着している。上端シール部3、下端シール部4、及び背面シール部5は、例えば包装フィルム10の一部と他部とが加熱及び圧縮される(すなわち、ヒートシールされる)ことによって形成される。また、再封止部6は、包装袋1の開封前は封止為れている状態であるが、上述のシール部よりはユーザによる開封が容易とされている。この点については後述する。
包装フィルム10は、基材フィルム11及び再封止フィルム20を積層して構成されるフィルムである。
基材フィルム11は、例えば、可撓性を有する略矩形状のシートである。基材フィルム11の厚みは、例えば、9μm~200μm程度であってもよい。
基材フィルム11は、図示していないが、基材層と、中間層とが、包装袋1の外側から内側に向けてこの順に積層されて構成されていてもよい。
基材層は、例えば、プラスチックフィルム、紙、不織布などが単独で、又は、これらが2つ以上組み合わされて構成されていてもよい。プラスチックフィルムは、例えば、ポリエステルフィルム、ポリプロピレン(PP)フィルム、ポリスチレンフィルム、ナイロンフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム、ポリアクリルニトリルフィルム、ポリイミドフィルムなどであってもよい。プラスチックフィルムが所定の機械的強度や寸法安定性を発現するのであれば、その材料、材質、製造方法等について特に限定されない。例えば、プラスチックフィルムが二軸延伸されたフィルムからなるものであってもよい。プラスチックフィルムの表面にアルミニウム等の金属の蒸着層が形成されていてもよい。紙は、例えば、上質紙、片アート紙、コート紙、キャストコート紙、模造紙などであってもよい。紙が有する機械的強度や製袋適正に基づいて、基材層に用いる紙が適宜選択されてもよい。
中間層は、例えば、基材フィルム11の諸物性を向上させる目的で配置されうる。諸物性とは、例えば、剛性、落下強度、突き刺し強度、気体(例えば、水蒸気、酸素ガスなど)のバリア性、美粧性などが挙げられる。剛性、落下強度、突き刺し強度等を向上させる場合、中間層は、例えば、ナイロンフィルム、ポリエステルフィルムなどで構成されていてもよい。水蒸気のバリア性を向上させる場合、中間層は、例えば、アルミニウム箔その他の金属箔、アルミニウム等の金属が蒸着されたプラスチックフィルム(例えばポリエステルフィルム)、無機酸化物が蒸着されたプラスチックフィルム(例えばポリエステルフィルム)などで構成されていてもよい。無機酸化物は、例えば、酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化カリウム、酸化錫、酸化ナトリウム、酸化ホウ素、酸化チタン、酸化鉛、酸化ジルコニウム、酸化イットリウムなどの金属酸化物であってもよい。このうち、生産性及び価格を考慮して、無機酸化物として、酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化マグネシウムなどが選択されてもよい。美粧性を向上させる場合、中間層は、例えば、アルミニウム蒸着層を有したポリエステルフィルムなどで構成されていてもよい。
基材層と中間層とは、接着剤によって接合されていてもよい。接着剤は、例えば、ドライラミネート用接着剤であってもよい。接着剤の種類としては、例えば、二液硬化型ウレタン系接着剤、ポリエステルウレタン系接着剤、ポリエーテルウレタン系接着剤、アクリル系接着剤、ポリエステル系接着剤、ポリアミド系接着剤、エポキシ系接着剤などであってもよい。接着剤としてドライラミネート用接着剤を用いる場合には、2つの層をドライラミネート法にて貼り合わせてもよい。
再封止フィルム20は、図2に例示されるように、基材フィルム11の内面に設けられている。図1及び図2に例示される包装袋1において、再封止フィルム20は、基材フィルム11の内面の全面に設けられている。再封止フィルム20は、ポリオレフィン層21と、粘着剤層22と、ポリオレフィン層23とが、包装袋1の外側から内側に向けてこの順に積層されて構成されている。ポリオレフィン層21、粘着剤層22、及び、ポリオレフィン層23は、ラミネートによって積層されたものであってもよい。ラミネートの手法としては、種々の公知の手法(例えば、ドライラミネート、押出ラミネート)が採用されてもよい。再封止フィルム20は、例えば、三菱ケミカル株式会社製「ダイアミロン(登録商標) MF-RE」であってもよい。再封止フィルム20の厚さは、例えば、40μm~80μmであってもよく、このうち粘着剤層22が5μm~35μmであってもよい。
なお、再封止フィルム20は、ポリオレフィン層21,23に代えて、例えば、ポリエチレン層等の他の樹脂によって形成された層が設けられていてもよい。また、粘着剤層22に用いられる粘着剤の種類については、特に限定されず、後述のリシール性が発揮される範囲で種々の粘着剤を用いることができる。
包装袋1は上記の基材フィルム11及び再封止フィルム20が積層された包装フィルム10をピロー袋として成形することによって製袋される。このときの再封止部6における接合状態について説明する。図2では、表側を構成する包装フィルム10を包装フィルム10Aとし、裏側を構成する包装フィルム10を包装フィルム10Bとして説明する。
図2に示されるように、再封止部6においては、上端シール部3の近傍において、表側の包装フィルム10Aの再封止フィルム20が、裏側の包装フィルム10Bの再封止フィルム20と接合されている。上端シール部3は、包装袋1を開封した際には開口部となる場所である。したがって、再封止部6は、包装袋1を開封した際の開口部近傍に設けられることになる。再封止部6は、例えば、包装フィルム10Aの内面に設けられた再封止フィルム20のポリオレフィン層23と、包装フィルム10Bの内面に設けられた再封止フィルム20のポリオレフィン層23とが熱融着によって結合される。
上記のように2つのポリオレフィン層23が熱融着して形成される再封止部6は、図1に示されるように、上端シール部3の近傍において包装袋の左右方向に沿って左側端部から右側端部まで延びている。また、再封止部6の幅(上下方向における大きさ)は、例えば、3mm程度以上であってもよいし、20mm程度以下であってもよい。なお、再封止部6の幅は、袋の形状・大きさ等を考慮して適宜変更することができる。
なお、上端シール部3及び下端シール部4などの接合状態も、上記の再封止部6と同様である。すなわち、包装フィルム10Aの内面に設けられた再封止フィルム20のポリオレフィン層23と、包装フィルム10Bの内面に設けられた再封止フィルム20のポリオレフィン層21とが熱融着によって結合されている。
図1に示されるように、包装袋1の製袋時には上端シール部3はシールされている。ただし、製袋方法によっては、上端シール部3は設けられず、再封止部6の上方は開封した状態であってもよい。上端シール部3と再封止部6とが設けられる場合、上端シール部3と再封止部6との間には、包装フィルム10Aと包装フィルム10Bとが熱融着されていない領域が確保される。これにより、再封止部6の再開封を容易に行うことができる。
上記の包装袋1を開封する際には、使用者は、上端シール部3においてシールされている包装フィルム10A,10Bを摘まみ、これらを互いに引き離すように力を加える。このとき、まず、上端シール部3が破断することによって、上端シール部3が包装フィルム10Aと包装フィルム10Bとに分離する。続いて、引き続き力を加えると再封止部6も上端シール部3と同様に包装フィルム10Aと包装フィルム10Bとに分離する。図3(a)を参照しながら、再封止部6における包装フィルム10Aと包装フィルム10Bとの分離について、説明する。
図3(a)に示されるように、再封止部6に対して包装フィルム10A,10Bを引き離す力がかかると、再封止部6の上方端部X1において、包装フィルム10Aのポリオレフィン層23が破断する。引き続いて、包装フィルム10Aの粘着剤層22とポリオレフィン層23との間の層間において、ポリオレフィン層23が粘着剤層22から剥離し(いわゆる層間剥離)、粘着剤層22がポリオレフィン層23から露出する。さらに、再封止部6の下方側(包装袋1の本体部2側)における端縁X2近傍において、包装フィルム10Aのポリオレフィン層23が破断する。その結果、包装フィルム10A,10Bが離間して、包装袋1が開封される。
一方、包装袋1の開封後、使用者が、再封止部6における包装フィルム10Aと包装フィルム10Bとを互いに押しつけると、露出した包装フィルム10Aの粘着剤層22がポリオレフィン層23に粘着する。これにより、包装袋1の再封止部6が再封される。すなわち、再封止フィルム20のうち再封止部6として当初熱融着されていた部分が、包装袋1を再封する再封止部として機能する。その後も、露出した包装フィルム10Aの粘着剤層22がポリオレフィン層23から離間し又はポリオレフィン層23に付着することにより、包装袋1の開封と再封とを繰り返すことが可能となる。
なお、図3(a)に示す再封止部6及び上端シール部3での状態は、一例であり、このような構成に限定されない、例えば、包装袋1の開封時において、再封止部6の端縁X1近傍において、包装フィルム10Bのポリオレフィン層21が破断してもよい。この場合、包装フィルム10Bの粘着剤層22とポリオレフィン層21との間の層間において、粘着剤層22がポリオレフィン層21から剥離し(いわゆる層間剥離)、粘着剤層22がポリオレフィン層21から露出してもよく、さらに、端縁X2近傍において、包装フィルム10Bのポリオレフィン層21が破断してもよい。
また、図3(b)に示されるように、包装フィルム10Aまたは包装フィルム10Bの粘着剤層22は、自身の層内において凝集剥離して露出してもよい。このような場合であっても、図3(a)に示す状態と同様に、一度開封した後もはく離した粘着剤層22の離間及び付着によって、包装袋1の開封と再封とを繰り返すことが可能となる。
なお、上述のように上端シール部3も同様に熱融着でシールされているため、構造上は開封と再封とを繰り返すことが可能である。ただし、上述のように、再封止部6よりの端部側に包装フィルム10Aと包装フィルム10Bとが熱融着していない領域を確保することとで、再開封を容易に行うことができる。
[包装袋の製袋方法]
次に、図4及び図5を参照しながら包装袋の製袋方法について説明する。図4は製袋方法の概要を説明するフロー図であり、図5は製袋に使用する包装機の概要を説明する斜視図である。
図4に示すように、包装袋の製袋方法は、包装フィルムを準備すること(ステップS01)と、包装フィルムの側方をシールして包装フィルムを筒状とすること(ステップS02)と、包装フィルムの端部をシールすること(ステップS03)と、再封止部を溶着すること(ステップS04)と、包装袋を切断すること(ステップS05)と、を含む。
包装フィルムを準備すること(S01)では、包装袋1に使用するフィルムを準備する。具体的には、上述の基材フィルム11及び再封止フィルム20が積層された包装フィルム10を準備する工程である。包装フィルム10は、例えばロール状で準備される。なお、包装フィルムを準備すること(S01)には、例えば、基材フィルム11及び再封止フィルム20を貼り合わせることで包装フィルム10を作成することが含まれていてもよい。このように、包装フィルムを準備すること(S01)は、ロール状の包装フィルム10を包装機90に取り付けることに限らず、基材フィルム11及び再封止フィルム20から包装フィルム10を作成することも含まれ得る。
包装フィルムの側方をシールすること(S02)、包装フィルムの端部をシールすること(S03)、再封止部を溶着すること(S04)及び包装袋を切断すること(S05)は、図5に示す包装機によって実行される。図5に示す包装機90は、所謂縦ピロー充填包装機を一部改造した構成となっている。
包装機90は、フィルムの巻き出し部91、搬送部92、製袋部93、充填部94、及び分離部95から構成されている。
巻き出し部91は、ロール状に巻き取られた状態の包装フィルム10を巻き出す。また、搬送部92は、ガイドロール92aを有し、ガイドロール92aによって包装フィルム10を製袋部93まで搬送する。ロール状に巻き取られた状態の包装フィルム10は、包装機90の所定の位置に取り付けられ、巻き出し部91によって巻き出されることで、包装機90に供給される。すなわち、包装袋の製袋方法には、包装フィルムを準備すること(S01)よりも後段に、ロール状の包装フィルム10を巻き出すことによって包装フィルム10を供給すること及び包装機90において包装フィルム10を搬送することが含まれていてもよい。
製袋部93は、搬送部92によって搬送された包装フィルム10の幅方向の両端部を合わせて、図示縦方向に伸びる背面シール部5を形成して、包装袋胴部を筒状に形成する機構と、筒状に形成されたプラスチックフィルムを横方向(幅方向)にシールする機構とを有している。具体的には、縦方向のシールは縦方向のシールバー93aで行われ、横方向のシールは横方向(幅方向)のシールバー93bによって行われる。また、製袋部93は、縦方向のシールバー93aによって幅方向の両端部を溶着するために包装フィルム10を変形させるガイドバー設けられていてもよい。シールバー93aによるシールが、包装フィルムの側方をシールすること(S02)に相当する。背面シール部5を形成することによって、包装フィルム10が筒状となることから、実質的に包装袋の側方がシールされる。
横方向にシールするシールバー93bは、内容物の充填前に包装袋の底部の下端シール部4を密封して形成し、また、内容物が充填された後に、包装袋の上部を密封することで、上端シール部3を形成する。シールバー93bによって溶着した状態では、上方の袋の下端シール部4と、その下方の袋の上端シール部3と、が連続した状態となっている。シールバー93bによるシールが包装フィルム10の端部をシールすること(S03)に相当する。
さらに、製袋部93は、シールバー93bの下方に、再封止部6を形成するためのシールバー93cが設けられる。シールバー93bによって、上端シール部3及びの下端シール部4を封止するのと同時に上端シール部3の下方を溶着する。これにより、再封止部6が形成される。なお、再封止部6の形状(特に縦方向の幅)に応じてシールバー93cの長さが設定される。シールバー93cによるシールが再封止部を溶着すること(S04)に相当する。
充填部94はシールバー93aによって溶着された背面シール部5と、シールバー93bによって溶着された下端シール部4が形成された包装袋の内部に所定量の内容物を挿入する機能を有する。
分離部95は、シールバー93bによって溶着されたシール部を分離し、包装袋1を個別に分離する。これによって包装袋が形成される。シール部を分離するための手法は特に限定されないが、公知の切断分離方法を用いることができる。
[包装袋のヒートシール強度]
包装袋1の開封時に、再封止部6において包装フィルム10A,10Bにおける基材フィルム11とポリオレフィン層21とが剥離する場合の強度を、ヒートシール強度SH1と称することとする。ヒートシール強度SH1は、表側の包装フィルム10Aにおける基材フィルム11とポリオレフィン層21との層間密着強度に、厚さ方向におけるポリオレフィン層21,23及び粘着剤層22の破断強度が加算された大きさである。開封時に、再封止部6においてポリオレフィン層21と粘着剤層22とが剥離する場合の強度を、ヒートシール強度SH2と称することとする。すなわち、ヒートシール強度SH2は、ポリオレフィン層21と粘着剤層22との層間密着強度に、厚さ方向におけるポリオレフィン層23及び粘着剤層22の破断強度が加算された大きさである。さらに、開封時に、再封止部6において粘着剤層22とポリオレフィン層23とが剥離する場合の強度を、ヒートシール強度SH3と称することとする。すなわち、ヒートシール強度SH3は、粘着剤層22とポリオレフィン層23との層間密着強度に、厚さ方向におけるポリオレフィン層23の破断強度が加算された大きさである。なお、本明細書において、「ヒートシール強度」とは、JIS Z 0238:1998「ヒートシール軟包装袋及び半剛性容器の試験方法」にて定められる「袋のヒートシール強さ試験」に準拠して測定された値である。
ここで、ヒートシール強度SH2,SH3(再封止部6における粘着剤層22のヒートシール強度)は、ヒートシール強度SH1(再封止部における粘着剤層22以外の層のヒートシール強度)よりも小さくてもよい。この場合、再封止部6を開封する際に、接合領域Rにおいて粘着剤層22が先に剥離しやすくなり、粘着剤層22付近での開封がしやすくなる。
ヒートシール強度SH2,SH3は、例えば、0.5N/15mm~20N/15mmであってもよいし、0.5N/15mm~15N/15mmであってもよいし、0.5N/15mm~10N/15mmであってもよい。ヒートシール強度SH2,SH3が0.5N/15mm以上の場合、粘着剤層22とポリオレフィン層21,23との付着状態が維持されやすい傾向にある。ヒートシール強度SH2,SH3が20N/15mm以下である場合、使用者は、包装袋1の上端シール部3近傍を手で摘まんで適度な力で再封止部6を開封できる傾向にある。
なお、ヒートシール強度SH2,SH3は、再封止部6の下方(本体部2側)の領域R1(図2参照)と上方の領域R2(図2参照)とにおいて互いに異なっていてもよい。具体的には、ヒートシール強度SH2,SH3は、領域R2におけるヒートシール強度SH2,SH3よりも大きい。領域R1におけるヒートシール強度SH2,SH3は、例えば、5N/15mm以上で且つ20N/15mm以下であってもよい。領域R2におけるヒートシール強度SH2,SH3は、例えば、0.5N/15mm以上で且つ5N/15mm未満であってもよい。領域R1におけるヒートシール強度SH2,SH3が5N/15mm以上である場合、包装袋1の内容部の意図しない漏出が防止できる傾向にある。領域R1におけるヒートシール強度SH2,SH3が20N/15mm以下である場合、使用者は、包装袋1を摘まんで適度な力で再封止部6を開封できる傾向にある。領域R2におけるヒートシール強度SH2,SH3が0.5N/15mm以上の場合、再封止部のうち領域R1の封止状態が維持されやすい傾向にある。領域R2におけるヒートシール強度SH2,SH3が5N/15mm以下の場合、使用者は、再封止部のうち領域R2を軽い力で開封できる傾向にある。
ヒートシール強度SH2,SH3と、それ以外の層のヒートシール強度(例えばヒートシール強度SH1)との差は、例えば、5N/15mm以上であってもよいし、10N/15mm以上であってもよいし、15N/15mm以上であってもよい。なお、ヒートシール強度SH2,SH3は、包装袋1の再封止部6の開封及び再封が繰り返されることで低下しうる。そのため、少なくとも最初の再封時において、ヒートシール強度SH2,SH3が上記の数値範囲(0.5N/15mm~20N/15mm)を満たしていてもよい。包装袋1の最初の開封時におけるヒートシール強度SH2,SH3は、例えば、3N/15mm~20N/15mmであってもよい。再封時におけるヒートシール強度SH2,SH3は、例えば、0.5N/15mm~10N/15mmであってもよい。ヒートシール強度が上記の範囲であることで、再封止部6における封止を適切に行うことができ、且つ使用者による開封を容易に行うことができる。また、開封及び再封を5回程度繰り返し行った場合にも上記の再封時におけるヒートシール強度が実現されていると、再封可能であり且つ使用者による利便性が高い包装袋であるといえる。
[繰り返しによるリシール強度]
上記の包装袋におけるリシール強度について評価した。リシール強度とは、包装袋1における再封止部6を開封する際に使用者にかかる負荷を表すものであり、上記のヒートシール強度SH2,SH3に対応する値となる。
評価用の包装袋として、縦230mm×横100mmの平ピロー袋であり、再封止部6の幅(上下方向の長さ)を5mmと設定した包装袋を準備した。なお、包装袋を構成する包装フィルム10は、基材フィルム11として透明蒸着PETフィルム(厚さ12μm)及びナイロン(厚さ15μm)を含む多層構成フィルムを準備し、再封止フィルム20としてB-pack社製「51900RC」(厚さ60μm)を準備し、これらを貼り合わせて厚さ90μmの包装フィルム10とした。
上記の包装袋から、横方向が15mmのサンプル片を切り出し、未開封の再封止部6を開封した際のリシール強度を0回目のリシール強度とした。その後、サンプル片の再封止部6を押圧することで再封止部6を封止した後に再び開封する動作を繰り返し、開封する毎にその際の開封に要した力の大きさを1回目からのリシール強度として測定した。再封止部6の封止時の押圧強度は66gf/mm×5secとして固定値とした。なお、「リシール強度」とは、JIS Z 0238:1998「ヒートシール軟包装袋及び半剛性容器の試験方法」にて定められる「袋のヒートシール強さ試験」に準拠して測定した値である。すなわち、本評価における「リシール強度」とは、上述の「ヒートシール強度」と同じ方法で測定される値である。
上記の手順によって得られた測定結果を表1に示す。表1に示すリシール強度の単位は「N/15mm」である。また、図6には、表1に示す結果のうち、0回~6回目までのリシール強度の測定結果を示し、図7には、再封止及び開封を30回まで繰り返して行った際の0回~30回のリシール強度の変化を示す。
Figure 2023150965000002
図6に示す結果から、初回(0回)の開封時には、シール強度が高いが、1回目以降、すなわち、一度封止した後の開封時にはシール強度が1.1N/15mm以下に低下していることが確認された。
一方、図7に示す結果から、再封止及び開封を繰り返すとリシール強度が徐々に低下するものの、30回まで繰り返した場合でもシール強度が0.5N/15mm以上となり、再封止を繰り返しても安定したシール強度が得られることが確認された。
[作用]
上記の再封可能な包装袋の製袋方法によれば、包装フィルム10の側方をシールして筒状とすることと、筒状の包装フィルム10において、再封止部6が形成される側の端部とは逆側の端部である下端シール部4をシールすることと、再封止フィルム20の樹脂層であるポリオレフィン層23を溶着して表面部の包装フィルム10と裏面部の包装フィルム10とを接合させることとによって、再封止部6が設けられた包装袋を作成することができる。したがって、再封可能な包装袋をより簡単な方法で製造することが可能となる。
このとき、包装フィルム10は、基材フィルム11と、基材フィルム11の一方の主面の全面に積層された再封止フィルム20とを含んでもよい。また、筒状とすることにおいて、再封止フィルム20が内側となるように、包装フィルム10を筒状にしてもよい。このような構成とすることで、再封止部6を形成するための溶着位置について厳密な位置調整を不要としながら、溶着することによって再封止部6を形成することが可能となるため、再封可能な包装袋をより簡単な方法で製造することが可能となる。
また、上記の包装袋のように、再封止部6が形成される側の端部をシールすることをさらに含んでもよい。このとき、再封止部6を形成することは、再封止部6が形成される側の端部をシールすることと、再封止部6が形成される側の端部とは逆側の端部をシールすることと、の後に行われることとしてもよい。このような構成とすることで、筒状の包装フィルムの両端部をシールした後に再封止部を形成するための溶着が行われる。このような順で包装袋を製袋することで、内容物が散散らばる可能性を抑制しつつ、再封止部6の形成を適切に行うことができる。
[変形例]
本明細書における開示はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。特許請求の範囲及びその要旨を逸脱しない範囲において、以上の例に対して種々の省略、置換、変更などが行われてもよい。
例えば、再封止フィルム20は、包装フィルム10の内面のうち再封止部6となる領域に設けられていてもよい。この場合も、粘着剤層22は、ポリオレフィン層21又はポリオレフィン層23の層間において剥離して露出してもよいし、自身の層内において凝集剥離して露出してもよい。図8に例示する包装袋1Aでは、再封止フィルム20は、基材フィルム11の内面のうち接合領域Rのみに設けられていてもよい。この場合、再封止部が必要最小限の領域に設けられるので、再封可能な包装袋1を低コストで製造することが可能となる。なお、基材フィルム11の内面の一部に再封止フィルム20が設けられる場合、図8に例示されるように、包装フィルム10A,10Bを構成する基材フィルム11は、基材層又は中間層の内面に設けられたシーラント層11aをさらに含んでいてもよい。
図8に示すように再封止フィルム20が再封止部6となる領域のみに形成されている場合、図9に示す包装フィルム10Xが用いられ得る。図9では、ロール状に巻き取った包装フィルム10Xの一部を引き出した状態を示している。
包装フィルム10Xは、基材フィルム11が全面に配置されている。その上で、再封止部6を構成する領域にのみに、再封止フィルム20が配置されている。包装フィルム10Xでは、このフィルムを用いて製造する包装袋の縦方向(上下方向)の長さL1を予め決めておくと共に、包装袋における縦方向(上下方向)における再封止部6の配置を決めておく。そして、包装袋の上端から所定の長さL2の位置に再封止フィルム20を配置する。また、包装時の成形過程を考慮して、再封止フィルム20の配置を決定する。図9に示す例では、包装フィルム10Xの長さ方向に示す破線s1,s2が包装袋における側方端部の折り曲げ部となる。そこで、図9に示されるように、再封止部6となる領域のうち破線s1,s2で挟まれる領域に再封止フィルム20を配置し、基材フィルム11に対して固定することで、上述の包装機90を用いて、図8に示されるように再封止部6となる位置のみに再封止フィルム20が配置された包装袋1Aを作成することができる。
上記のように再封止部6に対応する位置であって、再封時に対面配置される包装フィルムの少なくとも一方となる位置に溶着された再封止フィルム20を含む包装フィルム10Xを用いて包装袋を作成する場合、再封止フィルム20の使用量を抑制した状態で再封止部6を形成することが可能となるため、再封可能な包装袋を簡便且つ安価に製造することが可能となる。
また、上記実施形態では、包装袋1が所謂ピロー袋である場合について説明したが、再封可能な包装袋の種類はピロー袋に限定されず、図5等で示した縦型ピロー包装機で製造可能な他の包装袋に適用することができる。また、縦型ピロー包装機に代えて、横型ピロー包装機を用いても再封可能な包装袋を作成することができる。本実施形態で説明した再封可能な包装袋は、一度再封止部を溶着してシールすることが必要であり、再封止部を開封することによって、粘着剤層22が露出し再封止が可能な状態となる。換言すると、上述の縦型ピロー包装機及び横型ピロー包装機のいずれであっても、端部をシールするのと同様に再封止部をシール可能な機構を有していれば、本実施形態で説明した包装袋1と同様の機能を有する包装袋を作成することができる。さらに、所謂ピロー包装機ではない三方シール包装機等でも上述の包装袋と同様に再封止部を有する包装袋を製造することができる。
図10,図11を参照しながら、上記実施形態で説明した包装袋1とは別の構造の包装袋の例について説明する。図10,図11は、一般的な縦型ピロー包装機で製造できる包装袋の代表例を示したものである。
図10に示される包装袋1Bは、所謂三方袋の例であり、包装袋の上下方向をシール背面シール部に代えて、本体部2の側方に一対の側方シール部7を有している。また、上端シール部3は設けられておらず、下端シール部4のみが設けられている。このように、上端シール部3が設けられていない場合があってもよい。
このような包装袋1Bにおいても、再封止部6が設けられていることで、包装袋1と同様の機能が実現される。また、包装袋1Bは、包装袋1と同様に縦型ピロー包装機を用いて製造することができる。また、シールバー93aの数及び配置等を調整することで、側方シール部7を設けることができ、さらに、シールバー93cを用いることで、再封止部6を形成することができる。さらに、分離部95の構成を変更することで、再封止部6の上方の上端シール部3を設けない構成を実現することができる。ただし、三方袋である包装袋1Bの形状を変更して、上端シール部3をさらに備える四方袋としてもよい。
図11に示される包装袋1Cは、所謂ガゼット袋(折り込みマチ付きの袋)である。包装袋1Cは、表面部10aと、包装袋1の裏面を構成する裏面部10bと、包装袋1の左側面を構成する左側面部10cと、包装袋1の右側面を構成する右側面部10dとを含んでいてもよい。また、包装袋1Cは、下端シール部4と、背面シール部5とが設けられていてもよい。下端シール部4は、底部において左右方向に延びて、表面部10a、裏面部10b、左側面部10c及び右側面部10dを接合していてもよい。
このとき、再封止部6は、包装袋1Cの上端側において、表面部10a、裏面部10b、左側面部10c及び右側面部10dの全周にわたって延びていてもよい。また、再封止部6は、少なくとも、上方において左側面部10cから右側面部10dに至るまで左右方向に沿って包装フィルム10の内面に延びて、且つ、左側面部10cから右側面部10dに至るまで左右方向に沿って包装フィルム10の内面を延びていてもよい。
上記の包装袋1Cを開封する際には、使用者は、表面部10aと裏面部10bとを摘まんで、これらを互いに引き離すように力を加える。これにより、表面部10aと裏面部10bとが離間して、包装袋1Cが開封される。一方、包装袋1Bを再封する際には、左側面部10c及び右側面部10dをそれぞれ内側に折りたたみつつ、表面部10aと裏面部10bとを互いに押しつける。これにより、露出した粘着剤層22が相手方に粘着して、包装袋1の再封止部6が再封される。この結果、包装袋1Cでは、内側に折り込まれた左側面部10c及び右側面部10dも含めて再封することができるため、ため、開口部の近傍にチャックが設けられているようなガゼット袋と比較して、開封時に形成される開口の大きさをより大きく確保することが可能となる。
また、包装袋の製袋方法についても適宜変更することができる。例えば、上記実施形態では、溶着による再封止部6の形成は、上端シール部3及び下端シール部4を形成した後に行う場合について説明したが、この順序は適宜変更されてもよい。例えば、横型のピロー包装機では端部のシール工程が後に行われ得る。再封止部6の形成と端部のシールの手順とが前後してもよい。
1,1A,1B,1C…包装袋、3…上端シール部、4…下端シール部、5…背面シール部、6…再封止部、10,10A,10B,10X…包装フィルム、10a…表面部、10b…裏面部、11…基材フィルム、20…再封止フィルム、21,23…ポリオレフィン層、22…粘着剤層。

Claims (4)

  1. 包装フィルムが袋状となるように接合されて構成され、且つ、互いに対向するように重ね合わせられた表面部及び裏面部を含む、再封可能な包装袋の製袋方法であって、
    前記包装袋は、開封時に形成される開口の近傍に設けられて、開封前には、粘着剤層と、前記粘着剤層の一対の主面を挟み込む一対の樹脂層とを含む再封止フィルムが前記表面部と前記裏面部との間に挟み込まれた再封止部を含み、
    前記包装フィルムを準備することと、
    前記包装フィルムの側方をシールして筒状とすること、
    前記筒状の前記包装フィルムにおいて、前記再封止部が形成される側の端部とは逆側の端部をシールすることと、
    前記再封止フィルムの前記樹脂層を溶着して前記表面部の前記包装フィルムと前記裏面部の前記包装フィルムとを接合させることにより前記再封止部を形成することと、
    を含む、包装袋の製袋方法。
  2. 前記包装フィルムは、基材フィルムと、前記基材フィルムの一方の主面の全面に積層された再封止フィルムとを含み、
    前記筒状とすることにおいて、前記再封止フィルムが内側となるように、前記包装フィルムを筒状にする、請求項1に記載の包装袋の製袋方法。
  3. 前記包装フィルムは、基材フィルムと、前記基材フィルムの一方の主面において、前記再封止部に対応する位置であって、再封時に対面配置される前記包装フィルムの少なくとも一方となる位置に溶着された再封止フィルムとを含み、
    前記筒状とすることにおいて、前記再封止フィルムが内側となるように、前記包装フィルムを筒状にする、請求項1に記載の包装袋の製袋方法。
  4. 前記再封止部が形成される側の端部をシールすることをさらに含み、
    前記再封止部を形成することは、前記再封止部が形成される側の端部をシールすることと、前記再封止部が形成される側の端部とは逆側の端部をシールすることと、の後に行われる、請求項1~3のいずれか一項に記載の包装袋の製袋方法。
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