JP2023149593A - 駆動システム、ターボ圧縮機、冷凍装置 - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、実施形態のターボ圧縮機(1)の構成を例示する。ターボ圧縮機(1)は、流体を吸入して圧縮し、圧縮された流体を吐出する。この例では、ターボ圧縮機(1)は、ケーシング(2)と、インペラ(3)と、駆動システム(10)とを備える。駆動システム(10)は、シャフト(20)と、ベアリングレスモータ(30)と、磁気軸受(40)と、タッチダウン軸受(50)とを備える。
ケーシング(2)は、両端が閉塞された円筒状に形成される。ケーシング(2)内の空間は、壁部(2a)により2つの空間に区画され、一方の空間がインペラ室(S1)を構成し、他方の空間がモータ室(S2)を構成する。インペラ室(S1)には、インペラ(3)が収容される。モータ室(S2)には、ベアリングレスモータ(30)と磁気軸受(40)とタッチダウン軸受(50)とが収容され、これらがモータ室(S2)の内周壁に固定される。この例では、ケーシング(2)は、ケーシング(2)の軸線(円筒軸線)が水平向きとなるように配置される。
シャフト(20)は、ケーシング(2)内に収容される。シャフト(20)は、インペラ室(S1)から壁部(2a)を貫通してモータ室(S2)まで延びる。シャフト(20)の一端部には、インペラ(3)が固定される。例えば、シャフト(20)は、鉄などの磁性材料により構成される。
インペラ(3)は、複数の羽根を有し、外形が略円錐形状となるように形成される。インペラ(3)は、シャフト(20)の一端部に固定された状態で、インペラ室(S1)に収容される。インペラ室(S1)には、吸入管(P1)と吐出管(P2)とが接続される。吸入管(P1)は、流体を外部からインペラ室(S1)に導くために設けられる。吐出管(P2)は、インペラ室(S1)内で圧縮された高圧の流体を外部に導くために設けられる。この例では、インペラ(3)とインペラ室(S1)とが圧縮機構を構成する。
ベアリングレスモータ(30)は、ロータ(31)とステータ(32)とを有し、電磁力によりシャフト(20)を非接触で支持し、且つ、シャフト(20)を回転駆動させる。ロータ(31)は、シャフト(20)に固定され、ステータ(32)は、ケーシング(2)の内周壁に固定される。この例では、ベアリングレスモータ(30)は、シャフト(20)の一端部(インペラ(3)が固定された端部)と被測定部(25)との間に配置される。
ロータ(31)は、ロータコア(310)と、複数の永久磁石(311)とを有する。ロータコア(310)は、磁性材料により構成され、円柱状に形成される。例えば、ロータコア(310)は、円板状の電磁鋼板が積層された積層コアにより構成される。ロータコア(310)の中央部には、シャフト(20)を挿通するためのシャフト孔が設けられる。複数の永久磁石(311)は、ロータ(31)の周方向において所定の角度ピッチで配置される。
ステータ(32)は、ロータ(31)と所定のエアギャップを隔てて対向する。ステータ(32)は、ステータコア(320)と、支持巻線(35)と、駆動巻線(36)とを有する。ステータコア(320)は、磁性材料により構成される。例えば、ステータコア(320)は、円環状の電磁鋼板が積層された積層コアにより構成される。ステータコア(320)は、円筒状に形成されたバックヨークと、バックヨークの内周面に設けられる複数のティース(図示省略)とを有する。
磁気軸受(40)は、複数の電磁石を有し、その複数の電磁石の電磁力によりシャフト(20)を非接触で支持する。磁気軸受(40)は、電磁力によりシャフト(20)の位置を制御する。磁気軸受(40)は、電磁力によりシャフト(20)を非接触で支持する支持部(11)として機能する。磁気軸受(40)は、支持部(11)の一例である。この例では、磁気軸受(40)として、ラジアル磁気軸受(41)とスラスト磁気軸受(42)とが設けられる。
ラジアル磁気軸受(41)は、電磁力によりシャフト(20)の径方向位置を非接触で制御する。この例では、ラジアル磁気軸受(41)は、ベアリングレスモータ(30)とシャフト(20)の被測定部(25)との間に配置される。
スラスト磁気軸受(42)は、電磁力によりシャフト(20)の軸方向位置を非接触で制御する。図1に示すように、この例では、スラスト磁気軸受(42)は、第1スラスト電磁石(42a)と、第2スラスト電磁石(42b)とを有する。第1スラスト電磁石(42a)と第2スラスト電磁石(42b)は、シャフト(20)の円盤部(21)を挟んで互いに対向する。
例えば、ターボ圧縮機(1)の運転中において、シャフト(20)の位置が予め定められた基準位置となるように、支持部(11)が制御される。この例では、基準位置は、シャフト(20)の回転軸線が予め定められた基準軸線と一致し、且つ、シャフト(20)の軸方向位置が予め定められた基準軸方向位置となるときのシャフト(20)の位置である。基準軸線は、ベアリングレスモータ(30)のステータ(32)の軸線である。基準軸方向位置は、シャフト(20)の円盤部(21)がスラスト磁気軸受(42)の第1スラスト電磁石(42a)と第2スラスト電磁石(42b)との間の中心位置である。
タッチダウン軸受(50)は、支持部(11)によるシャフト(20)の非接触での支持が行われない場合に、シャフト(20)と接触してシャフト(20)を回転可能に支持する。この例では、タッチダウン軸受(50)として、ラジアルタッチダウン軸受(51)とラジアルスラストタッチダウン軸受(52)とが設けられる。
ラジアルタッチダウン軸受(51)は、円環状に形成される。ラジアルタッチダウン軸受(51)には、シャフト(20)が挿通される。この例では、ラジアルタッチダウン軸受(51)は、シャフト(20)の一端部(インペラ(3)が固定された端部)とベアリングレスモータ(30)との間に配置される。具体的には、ラジアルタッチダウン軸受(51)は、ケーシング(2)の壁部(2a)に配置される。
ラジアルスラストタッチダウン軸受(52)は、円環状に形成される。ラジアルスラストタッチダウン軸受(52)には、シャフト(20)が挿通される。この例では、ラジアルスラストタッチダウン軸受(52)は、シャフト(20)の被測定部(25)とスラスト磁気軸受(42)との間に配置される。具体的には、ラジアルスラストタッチダウン軸受(52)は、シャフト(20)の凹部(22)と対向するように配置される。
以下の説明では、シャフト(20)がタッチダウン軸受(50)と接触している状態を「タッチダウン状態」と記載する。図6に示すように、この例では、タッチダウン状態は、シャフト(20)がラジアルタッチダウン軸受(51)と接触し、且つ、シャフト(20)の凹部(22)の底面がラジアルスラストタッチダウン軸受(52)と接触している状態である。
また、駆動システム(10)は、回転角センサ(60)、位置センサ(70)、電流センサ(図示省略)などの各種センサを備える。
回転角センサ(60)は、シャフト(20)の被測定部(25)の回転角に応じた信号を出力する。この例では、回転角センサ(60)は、被測定部(25)との距離に応じた信号を出力するギャップセンサである。例えば、このギャップセンサは、渦電流式のギャップセンサである。
位置センサ(70)は、シャフト(20)の位置に応じた信号を出力する。この例では、位置センサ(70)は、シャフト(20)との距離に応じた信号を出力するギャップセンサである。
また、駆動システム(10)は、制御部(80)を備える。制御部(80)は、駆動システム(10)に設けられた各種センサと信号線により接続され、各種センサから出力された信号を受信する。制御部(80)は、駆動システム(10)の構成要素と信号線により接続され、駆動システム(10)の構成要素を制御する。この例では、制御部(80)は、ベアリングレスモータ(30)、ラジアル磁気軸受(41)、スラスト磁気軸受(42)、第1回転角センサ(61)、第2回転角センサ(62)、ラジアル位置センサ(71)、スラスト位置センサ(72)と信号線により接続される。
制御部(80)は、支持部(11)によるシャフト(20)の非接触での支持が行われている場合に、浮上位置制御を行う。浮上位置制御では、制御部(80)は、位置センサ(70)から出力された信号に基づいてシャフト(20)の位置を検出し、シャフト(20)の位置が予め定められた基準位置となるように支持部(11)を制御する。
また、制御部(80)は、駆動部(12)によるシャフト(20)の回転駆動が行われている場合に、回転角センサ(60)から出力された信号に基づいて、シャフト(20)の回転角を検出する。この例では、制御部(80)は、以下のように、シャフト(20)の回転角を検出する。
また、制御部(80)は、支持部(11)によるシャフト(20)の非接触での支持が行われる前に、起動処理を行う。起動処理では、制御部(80)は、において、シャフト(20)がタッチダウン軸受(50)と接触した状態で回転するように駆動部(12)を制御し、回転角センサ(60)から出力された信号に基づいてシャフト(20)の回転角を検出する。
まず、制御部(80)は、シャフト(20)がタッチダウン軸受(50)と接触した状態で回転するように、駆動部(12)を制御する。また、制御部(80)は、タッチダウン軸受(50)と接触した状態で回転するシャフト(20)の回転速度が一定となるように、駆動部(12)を制御する。
次に、制御部(80)は、回転角センサ(60)から出力された信号に基づいて、シャフト(20)の回転角を検出する。この例では、制御部(80)は、第1回転角センサ(61)から出力された第1センサ信号(SS1)と、第2回転角センサ(62)から出力された第2センサ信号(SS2)とに基づいて、シャフト(20)の回転角を検出する。
以上のように、実施形態では、制御部(80)は、支持部(11)によるシャフト(20)の非接触での支持が行われる前に、起動処理を行う。起動処理では、制御部(80)は、シャフト(20)がタッチダウン軸受(50)と接触した状態で回転するように駆動部(12)を制御し、回転角センサ(60)から出力された信号に基づいてシャフト(20)の回転角を検出する。
実施形態の変形例1のターボ圧縮機(1)は、回転角センサ(60)の配置と性能が実施形態のターボ圧縮機(1)と異なる。実施形態の変形例1のターボ圧縮機(1)のその他の構成および処理は、実施形態のターボ圧縮機(1)の構成および処理と同様である。
図10は、ギャップセンサの出力特性を例示する。横軸は、ギャップセンサと測定対象との間の距離(ギャップ)を示し、縦軸は、ギャップセンサから出力される信号のレベル(振幅値)を示す。以下では、ギャップセンサと測定対象との間の距離の変化を「距離変化」と記載し、ギャップセンサから出力される信号のレベルの変化を「信号変化」と記載する。
以上のように、実施形態の変形例1では、回転角センサ(60)は、「支持部(11)によるシャフト(20)の非接触での支持が行われないときの回転角センサ(60)とシャフト(20)の被測定部(25)との間の距離(G1)」が「支持部(11)により非接触で支持されたシャフト(20)の位置が基準位置であるときの回転角センサ(60)とシャフト(20)の被測定部(25)との間の距離(G0)」以下となるように、配置される。
図11は、実施形態の変形例2のターボ圧縮機(1)の構成を例示する。実施形態の変形例2のターボ圧縮機(1)は、回転角センサ(60)の配置と起動処理とが実施形態のターボ圧縮機(1)と異なる。実施形態の変形例2のターボ圧縮機(1)のその他の構成および処理は、実施形態のターボ圧縮機(1)の構成および処理と同様である。なお、図11では、シャフト(20)は、タッチダウン状態である。
以下の説明では、シャフト(20)の被測定部(25)が回転角センサ(60)に近づいた状態を「近接状態」と記載する。なお、シャフト(20)は、近接状態においてタッチダウン軸受(50)と接触している。
次に、図13を参照して、実施形態の変形例2の起動処理について説明する。例えば、制御部(80)は、運転を開始するための起動指示を受けると、次の動作を行う。
まず、制御部(80)は、電磁力によりシャフト(20)が移動してシャフト(20)の被測定部(25)が回転角センサ(60)に近づくように、支持部(11)を制御する。
次に、制御部(80)は、起動処理において、シャフト(20)の被測定部(25)が回転角センサ(60)に近づいた状態が維持されるように支持部(11)を制御しながら、シャフト(20)が回転するように駆動部(12)を制御する。また、制御部(80)は、タッチダウン軸受(50)と接触した状態で回転するシャフト(20)の回転速度が一定となるように、駆動部(12)を制御する。
次に、ステップ(S12)と同様に、制御部(80)は、回転角センサ(60)から出力された信号に基づいて、シャフト(20)の回転角を検出する。シャフト(20)の回転角の検出が完了すると、制御部(80)は、起動処理を終了する。起動処理が終了すると、制御部(80)は、支持部(11)によるシャフト(20)の非接触での支持が行われるように、支持部(11)を制御する。
以上のように、実施形態の変形例2では、制御部(80)は、起動処理において、電磁力によりシャフト(20)が移動してシャフト(20)の被測定部(25)が回転角センサ(60)に近づくように支持部(11)を制御する。
図14は、実施形態の変形例3のターボ圧縮機(1)の構成を例示する。実施形態の変形例3のターボ圧縮機(1)は、「ターボ圧縮機(1)の向き」と「シャフト(20)の被測定部(25)」と「第2回転角センサ(62)の配置」と「起動処理」とが実施形態のターボ圧縮機(1)と異なる。実施形態の変形例3のターボ圧縮機(1)のその他の構成および処理は、実施形態のターボ圧縮機(1)の構成および処理と同様である。
実施形態の変形例3では、ケーシング(2)は、ケーシング(2)の軸線(円筒軸線)が鉛直向きとなるように配置される。この例では、ケーシング(2)は、シャフト(20)の一端部(インペラ(3)が固定された端部)が上側となるように配置される。
実施形態の変形例3では、シャフト(20)の被測定部(25)は、第1被測定部(26)と第2被測定部(27)とを含む。第1被測定部(26)は、シャフト(20)の一端部と凹部(22)との間に設けられる。第2被測定部(27)は、シャフト(20)の一端部と第1被測定部(26)との間に設けられる。この例では、第1被測定部(26)は、ラジアル磁気軸受(41)とシャフト(20)の凹部(22)との間に設けられる。第2被測定部(27)は、ベアリングレスモータ(30)とラジアル磁気軸受(41)との間に設けられる。
実施形態の変形例3では、第2回転角センサ(62)は、第2被測定部(27)の軸方向の一端面(上側の側面)と対向するように配置され、第2被測定部(27)の軸方向の一端面との距離に応じた信号を出力する。シャフト(20)の位置が基準位置である場合、第2被測定部(27)の軸方向の一端面のうち第2段差部(202)と第2回転角センサ(62)との間の距離は、第2被測定部(27)の軸方向の一端面のうち第2段差部(202)を除く残りの部分と第2回転角センサ(62)との間の距離(D20)よりも長い。したがって、第2回転角センサ(62)から出力される信号のレベル(振幅値)は、第2回転角センサ(62)と第2段差部(202)とが対向すると高くなる。
図15に示すように、実施形態の変形例3において、シャフト(20)のタッチダウン状態は、シャフト(20)の凹部(22)の一側面(上側の側面)がラジアルスラストタッチダウン軸受(52)と接触している状態である。
図16に示すように、実施形態の変形例3において、シャフト(20)の近接状態は、支持部(11)の電磁力によりシャフト(20)が鉛直上方に移動してシャフト(20)の第2被測定部(27)が起動処理の開始時のタッチダウン状態よりも第2回転角センサ(62)に近づいた状態である。
実施形態の変形例3の起動処理は、実施形態の変形例2の起動処理(図13参照)と同様である。制御部(80)は、起動処理において、電磁力によりシャフト(20)が移動してシャフト(20)の被測定部(25)が回転角センサ(60)に近づくように支持部(11)を制御する。また、制御部(80)は、起動処理において、シャフト(20)の被測定部(25)が回転角センサ(60)に近づいた状態が維持されるように支持部(11)を制御しながら、シャフト(20)が回転するように駆動部(12)を制御する。
実施形態の変形例3では、実施形態の変形例2と同様の効果を得ることができる。
実施形態の変形例4のターボ圧縮機(1)は、「シャフト(20)の被測定部(25)」と「回転角センサ(60)」と「シャフト(20)の回転角を検出するための処理」とが実施形態のターボ圧縮機(1)と異なる。実施形態の変形例4のターボ圧縮機(1)のその他の構成および処理は、実施形態のターボ圧縮機(1)の構成および処理と同様である。
実施形態の変形例4では、シャフト(20)の被測定部(25)に設けられた複数の第1段差部(201)の1つは、第2段差部(202)を兼ねている。図17に示すように、この例では、第1段差部(201)は、凹部である。第2段差部(202)として兼用される第1段差部(201)は、第2段差部(202)として兼用されない他の第1段差部(201)よりも深い凹部である。なお、実施形態の変形例4では、シャフト(20)の被測定部(25)の第2軸部(第2段差部(202)のみが設けられる軸部)は、省略されている。
実施形態の変形例4では、回転角センサ(60)は、1つの回転角センサにより構成される。この例では、回転角センサ(60)は、測定対象との間の距離に応じた信号を出力するギャップセンサである。
実施形態の変形例4では、制御部(80)は、以下のように、回転角センサ(60)から出力された信号のレベル(振幅値)と予め定められた2種類の閾値(第1閾値(Th1)と第2閾値(Th2))との比較の結果に基づいて、シャフト(20)の回転角を検出する。第2閾値(Th2)は、第1閾値(Th1)よりも高い。以下では、回転角センサ(60)から出力された信号を「センサ信号(SS)」と記載する。
以上のように、実施形態の変形例4では、シャフト(20)の被測定部(25)に設けられた複数の第1段差部(201)の1つは、第2段差部(202)を兼ねている。
図19は、冷凍装置(RR)の構成を例示する。冷凍装置(RR)は、冷媒が充填された冷媒回路(RR1)を有する。冷媒回路(RR1)は、ターボ圧縮機(1)と、放熱器(RR5)と、減圧機構(RR6)と、蒸発器(RR7)とを有する。この例では、減圧機構(RR6)は、膨張弁である。冷媒回路(RR1)は、蒸気圧縮式の冷凍サイクルを行う。
以上の説明では、駆動システム(10)がベアリングレスモータ(30)と磁気軸受(40)(具体的にはラジアル磁気軸受(41)とスラスト磁気軸受(42))とを備える場合を例に挙げたが、これに限定されない。
2 ケーシング
3 インペラ
10 駆動システム
11 支持部
12 駆動部
20 シャフト
25 被測定部
201 第1段差部
202 第2段差部
30 ベアリングレスモータ
31 ロータ
32 ステータ
35 支持巻線
36 駆動巻線
40 磁気軸受
41 ラジアル磁気軸受
42 スラスト磁気軸受
50 タッチダウン軸受
60 回転角センサ
61 第1回転角センサ
62 第2回転角センサ
70 位置センサ
71 ラジアル位置センサ
72 スラスト位置センサ
80 制御部
Claims (10)
- 被測定部(25)を有するシャフト(20)と、
電磁力により前記シャフト(20)を非接触で支持する支持部(11)と、
電磁力により前記シャフト(20)を回転駆動させる駆動部(12)と、
前記支持部(11)による前記シャフト(20)の非接触での支持が行われない場合に、前記シャフト(20)と接触して前記シャフト(20)を回転可能に支持するタッチダウン軸受(50)と、
前記被測定部(25)の回転角に応じた信号を出力する回転角センサ(60)と、
前記支持部(11)による前記シャフト(20)の非接触での支持が行われる前に起動処理を行う制御部(80)とを備え、
前記制御部(80)は、前記起動処理において、前記シャフト(20)が前記タッチダウン軸受(50)と接触した状態で回転するように前記駆動部(12)を制御し、前記回転角センサ(60)から出力された信号に基づいて前記シャフト(20)の回転角を検出する
駆動システム。 - 請求項1の駆動システムにおいて、
前記回転角センサ(60)は、前記被測定部(25)との距離に応じた信号を出力するギャップセンサであり、
前記被測定部(25)は、前記シャフト(20)の回転角の変化に応じて前記回転角センサ(60)との距離が変化するように構成される
駆動システム。 - 請求項2の駆動システムにおいて、
前記制御部(80)は、前記起動処理において、前記電磁力により前記シャフト(20)が移動して前記被測定部(25)が前記回転角センサ(60)に近づくように前記支持部(11)を制御する
駆動システム。 - 請求項3の駆動システムにおいて、
前記制御部(80)は、前記起動処理において、前記被測定部(25)が前記回転角センサ(60)に近づいた状態が維持されるように前記支持部(11)を制御しながら、前記シャフト(20)が回転するように前記駆動部(12)を制御する
駆動システム。 - 請求項2の駆動システムにおいて、
前記回転角センサ(60)は、前記支持部(11)による前記シャフト(20)の非接触での支持が行われないときの前記回転角センサ(60)と前記被測定部(25)との間の距離(G1)が、前記支持部(11)により非接触で支持された前記シャフト(20)の位置が基準位置であるときの前記回転角センサ(60)と前記被測定部(25)との間の距離(G0)以下となるように、配置される
駆動システム。 - 請求項2~5のいずれか1つの駆動システムにおいて、
前記シャフト(20)との距離に応じた信号を出力するギャップセンサである位置センサ(70)を備え、
前記回転角センサ(60)のダイナミックレンジは、前記位置センサ(70)のダイナミックレンジと同一である
駆動システム。 - 請求項2~6のいずれか1つの駆動システムにおいて、
前記被測定部(25)には、前記シャフト(20)の周方向に所定間隔で配列された複数の第1段差部(201)が設けられ、
前記複数の第1段差部(201)の1つは、前記シャフト(20)の回転基準を検出するための第2段差部(202)を兼ねている
駆動システム。 - 請求項1~7のいずれか1つの駆動システムにおいて、
支持巻線(35)と駆動巻線(36)とを有するベアリングレスモータ(30)を備え、
前記支持巻線(35)は、通電により前記シャフト(20)を非接触で支持するための電磁力を発生させる巻線であり、前記支持部(11)として機能し、
前記駆動巻線(36)は、通電により前記シャフト(20)を回転駆動させるための電磁力を発生させる巻線であり、前記駆動部(12)として機能する
駆動システム。 - 請求項1~8のいずれか1つの駆動システムを備えるターボ圧縮機。
- 請求項9のターボ圧縮機を備える冷凍装置。
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2023
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