JP2023149053A - 包装袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】コロナ放電処理を行うことなく製造可能であり、かつ内容物の漏れ出しを抑制することが可能な、電子レンジでの内容物の加熱に適した包装袋を提供する。【解決手段】本発明によれば、フィルムがシール部においてヒートシールされて構成された包装袋であって、前記シール部は、縦シール部を備え、前記縦シール部は、前記フィルムを筒状に湾曲させて前記フィルムの内面同士を重ね合わせた合掌部に設けられ、前記合掌部には、前記フィルムの内面にシリコーン樹脂で構成されたシリコーン樹脂領域が設けられ、前記縦シール部の少なくとも一部が前記シリコーン樹脂領域と重なっている、包装袋が提供される。【選択図】図1

Description

本発明は、電子レンジでの内容物の加熱に適した包装袋に関する。
特許文献1には、フィルムの表面がコロナ放電処理された改質領域ではシール強度が低下することを利用して、改質領域とその対向面が溶着された部位を蒸気抜きシール部とした包装袋が開示されている。
特開2021-187487号公報
コロナ放電処理を行うには、特別な設備が必要なので、設置場所や設置コストの観点で導入が容易ではない場合がある。また、特許文献1では、横シール部に蒸気抜きシール部が設けられているが、この場合、内容物が液体を含んでいる場合には、蒸気抜きシール部に形成された蒸気流路から液体が漏れ出てしまう虞がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、コロナ放電処理を行うことなく製造可能であり、かつ内容物の漏れ出しを抑制することが可能な、電子レンジでの内容物の加熱に適した包装袋を提供するものである。
本発明によれば、フィルムがシール部においてヒートシールされて構成された包装袋であって、前記シール部は、縦シール部を備え、前記縦シール部は、前記フィルムを筒状に湾曲させて前記フィルムの内面同士を重ね合わせた合掌部に設けられ、前記合掌部には、前記フィルムの内面にシリコーン樹脂で構成されたシリコーン樹脂領域が設けられ、前記縦シール部の少なくとも一部が前記シリコーン樹脂領域と重なっている、包装袋が提供される。
本発明の包装袋では、縦シール部の少なくとも一部がシリコーン樹脂領域に重なるように縦シール部を形成している。この重なった部位は、シール強度が低下した蒸気抜きシール部となり、包装袋の内圧が上昇したときに剥離して蒸気流路が形成される。このため、包装袋内に収容された内容物を加熱しても包装袋が破裂することがないので、電子レンジでの内容物の加熱に適している。
シリコーン樹脂領域は、シリコーン樹脂のコーティング剤を塗布して硬化させることよって形成することができる。このため、本発明の包装袋は、この包装袋は、コロナ放電処理を行うことなく製造可能である。シリコーン樹脂のコーティング剤の塗布は、一般的なコーターを用いて行うことができるので、コロナ放電処理に比べて、設置場所や設置コストの観点で実現が容易である。さらに、蒸気抜きシール部が縦シール部に設けられているので、蒸気流路から内容物が漏れ出しにくく、内容物が漏れ出す虞が低減される。
以下、本発明の種々の実施形態を例示する。以下に示す実施形態は互いに組み合わせ可能である。
好ましくは、前記記載の包装袋であって、前記シリコーン樹脂領域の内縁は、凸部と凹部が前記合掌部の長手方向に沿って並んで構成される凹凸形状を有し、前記縦シール部は、前記縦シール部の内縁が前記凸部の頂部と前記凹部の底の間を横切るように配置される、包装袋である。
好ましくは、前記記載の包装袋であって、前記凸部は、前記凸部の先端に向かって先細る形状である、包装袋である。
好ましくは、前記記載の包装袋であって、前記凹凸形状は、前記合掌部の長手方向に沿って前記凸部と前記凹部が交互に複数回繰り返し並んで構成される、包装袋である。
図1Aは、内容物が入っていない状態の包装袋1の平面図であり、図1Bは、図1Aの正面図である。 図1A中の領域Aの拡大図である。 図3Aは、製袋充填機100の構成図であり、図3Bは、図3A中の領域Bの拡大図である。 フィルム2にシリコーン樹脂領域7を形成した状態を示す平面図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。また、各特徴事項について独立して発明が成立する。
1.包装袋1
図1~図2を用いて、本発明の一実施形態の電子レンジ用包装袋1について説明する。包装袋1は、包装袋1内に収容された内容物を電子レンジを用いて加熱することが想定されている。この加熱に伴って内容物から発生する水蒸気等により包装袋1の内部の圧力が上昇し、包装袋1が破裂して内容物が飛散するおそれがある。このため、包装袋1の破裂を抑制すべく、包装袋1には、蒸気発生によって内圧が上昇したときに優先的に剥離して蒸気流路を形成する部位が設けられている。以下、詳細に説明する。
図1~図2に示すように、包装袋1は、フィルム2がシール部3においてヒートシールされて構成される。シール部3は、縦シール部31と、上側横シール部32と、下側横シール部33を備える。
縦シール部31は、フィルム2を筒状に湾曲させてフィルム2の内面同士を重ね合わせた合掌部8に設けられる。フィルム2に縦シール部31を形成することによって筒体5が形成される。縦シール部31は、合掌部8の全体に設けてもよいが、縦シール部31の面積が増大するにつれて、縦シール部31を形成するためのヒートシールにかかる時間が長くなってしまうという問題がある。このため、縦シール部31は、合掌部8の一部に設けることが好ましい。この場合、合掌部8の外縁8bに沿って未シール部34が設けられることが好ましい。縦シール部31の内縁31aは、合掌部8の内縁8aに一致することが好ましい。
上側横シール部32は、筒体5の上側を閉塞させるように設けられる。下側横シール部33は、筒体5の下側を閉塞させるように設けられる。筒体5内に内容物を収容した状態で横シール部32,33を形成することによって、包装袋1内に内容物が密封された包装袋1が得られる。横シール部32,33は、それぞれ、筒体5の上端及び下端に沿って形成することが好ましい。横シール部32,33は、縦シール部31の長手方向に直交するように形成することが好ましい。
合掌部8には、フィルム2の内面にシリコーン樹脂が塗布されたシリコーン樹脂領域7が設けられている。縦シール部31の少なくとも一部がシリコーン樹脂領域7と重なっている。縦シール部31とシリコーン樹脂領域7が重なった重なり部9では、シリコーン樹脂層を介してフィルム2の内面同士が溶着されるので、シール部3のその他の部位よりも、シール強度(本願明細書では、別段の言及がない限り、「単位幅当たりのシール強度」を意味する。)が低くなる。このため、包装袋1の内圧が上昇すると、重なり部9が優先的に剥離して蒸気流路が形成される。このため、重なり部9が蒸気抜きシール部となる。このように、本実施形態では、合掌部8に蒸気抜きシール部が形成される。包装袋1内の内容物を加熱する際に合掌部8を上向きにして載置すると、合掌部8は、横シール部32,33よりも高い位置に配置されるので、蒸気抜きシール部に蒸気流路が形成されたときに内容物に含まれる液体が漏出することが抑制される。
シリコーン樹脂領域7の内縁7aの少なくとも一部は、合掌部8の内縁8a及び縦シール部31の内縁31aからはみ出していることが好ましい。この場合、縦シール部31の内縁31aの少なくとも一部が確実にシリコーン樹脂領域7に重なるからである。
図2~図3に示すように、シリコーン樹脂領域7の内縁7aは、好ましくは、凸部7d1と凹部7d2が合掌部8の長手方向に沿って並んで構成される凹凸形状7dを有する。縦シール部31は、縦シール部31の内縁31aが凸部7d1の頂部(最高部)と凹部7d2の底(最深部)の間を横切るように配置されることが好ましい。この場合、縦シール部31の内縁31aに沿って、シール強度が高い部位とシール強度が低い部位が設けられることとなる。そして、包装袋1の内圧が高まると、内縁31aが凸部7d1に重なる部位(つまり、シール強度が低い部位)において剥離が生じて蒸気流路が形成される。内縁31aの全体がシリコーン樹脂領域7に重なっていると、縦シール部31のシール強度が弱くなりすぎて、衝撃が加わったときに不意に開封されてしまう虞があるが、上記構成にすることによって、不意に開封されることが抑制される。
シリコーン樹脂領域7の外縁7bの形状は、特に限定されないが、例えば直線状である。外縁7bは、合掌部8の外縁8bと一致することが好ましい。縦シール部31の外縁31bは、例えば、直線状である。
シリコーン樹脂領域7は、合掌部8の長手方向に沿って連続的に設けられたベース部7cを備える。凸部7d1は、ベース部7cから包装袋1の内側(図1~図2の右側)に向かって突出するように設けられる。隣接する2つの凸部7d1の間が凹部7d2となる。
凸部7d1は、凸部7d1の先端に向かって先細る形状であることが好ましい。この場合、凸部7d1での剥離の進行に伴って蒸気流路が広がりやすくなるので、剥離が一旦開始されると、包装袋1内の蒸気が速やかに放出される。凸部7d1は、傾斜面7d3を有することが好ましい。傾斜面7d3は、合掌部8の長手方向に対する傾斜角度αが例えば10~90度であり、20~80度が好ましい。傾斜角度αは、具体的には例えば、10、20、30、40、50、60、70、80、90であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
また、凹凸形状7dは、合掌部8の長手方向に沿って凸部7d1と凹部7d2が交互に複数回繰り返し並んで構成されることが好ましい。さらに、凹凸形状7dは、合掌部8の全長に渡って設けられることが好ましい。このような形状は、包装袋1を製造するためのフィルム2に、凹凸形状7dを有するシリコーン樹脂領域7を連続的に形成しやすいので、量産性が優れている。凹凸形状7dは、本実施形態では、三角波形状であるが、矩形波形状や、正弦波形状などであってもよい。
合掌部8の幅をW1、縦シール部31の幅をW2、シリコーン樹脂領域7の幅をW3、凸部7d1の高さをHとする。これらの幅及び高さは、何れも、合掌部8の長手方向に垂直な方向の長さである。W1は、例えば、5~30mmであり、具体的には例えば、5、10、15、20、25、30mmであり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。W2/W1は、例えば、0.5~1.0であり、具体的には例えば、0.5、0.6、0.7、0.8、0.9、1.0であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。W3/W1は、例えば、0.8以上が好ましく、1.0以上がさらに好ましく、1.1以上がさらに好ましい。W3/W1は、例えば、0.8~2.0であり、具体的には例えば、0.8、0.9、1.0、1.05、1.1、1.2、1.3、1.4、1.5、1.6、1.7、1.8、1.9、2.0であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内又は何れか以上であってもよい。H/W1は、例えば、0.1以上が好ましく、0.3以上がさらに好ましい。H/W1は、例えば、0.1~1.0であり、具体的には例えば、0.1、0.2、0.3、0.4、0.5、0.6、0.7、0.8、0.9、1.0であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
W3/W2は、例えば、例えば、1.1以上であり、1.2以上が好ましい。W3/W2は、例えば1.1~3.0であり、具体的には例えば、1.1、1.2、1.3、1.4、1.5、1.6、1.7、1.8、1.9、2.0、2.5、3.0であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。H/W2は、0.1以上が好ましく、0.2以上がさらに好ましい。H/W2は、例えば、0.1~2.0であり、具体的には例えば、0.1、0.2、0.3、0.4、0.5、0.6、0.7、0.8、0.9、1.0、1.5、2.0であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内又は何れか以上であってもよい。H/W3は、例えば、0.1~1.0であり、具体的には例えば、0.1、0.2、0.3、0.4、0.5、0.6、0.7、0.8、0.9、1.0であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
シリコーン樹脂領域7は、一例では、シリコーン樹脂のコーティング剤を塗布して硬化させることによって形成することができる。硬化の方法としては、加熱硬化、湿気硬化、UV硬化、電子線硬化などが挙げられる。加熱硬化の場合、例えば、水酸基を有する液状のシリコーン樹脂を加熱によって縮合させることによって硬化させることができる。湿気硬化の場合、例えば、アルコキシ基を有する液状のシリコーン樹脂を湿気によって加水分解させた後に縮合させることによって硬化させることができる。UV硬化の場合、シリコーン樹脂とUV硬化剤を含む液状のコーティング剤に対して、紫外線を照射することによって硬化させることができる。電子線硬化の場合、シリコーン樹脂と電子線硬化剤(エポキシアクリレート等)を含む液状のコーティング剤に対して、電子線を照射することによって硬化させることができる。
シリコーン樹脂領域7は、シリコーン樹脂をドット状に配置することによって形成することが好ましい。この場合、シリコーン樹脂ドットがある部分は、シリコーン樹脂ドットと、フィルムのシーラント層が粘着し、シリコーン樹脂ドットがない部分は、フィルムのシーラント層同士が溶着される。シリコーン樹脂領域7でのシリコーン樹脂の線数(1インチ当たりの網点の数)は、175以下が好ましく、100以下がより好ましい。この線数は、例えば、10~175であり、30~175が好ましい。この線数は、具体的には例えば、10、20、30、40、50、60、70、80、90、100、110、120、130、140、150、160、170、175であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内又は何れか以下であってもよい。また、シリコーン樹脂領域7の網点面積率(シリコーン樹脂領域7全体の面積に対する、シリコーン樹脂のドットが占める面積の割合)は、30~70%、好ましくは40~50%である。この網点面積率は、具体的には例えば、30、35、40、45、50、55、60、65、70%であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
フィルム2は、基材層とシーラント層を有する積層フィルムであることが好ましく、基材層とシーラント層の間に接着層を備えることがさらに好ましい。
基材層は、包装袋1の外表面に露出するように配置され、シーラント層は、包装袋1の内表面に露出するように配置される。シーラント層同士がヒートシールされることによって、シール部3が形成される。
基材層は、強度に優れて高い耐衝撃性を有する素材により形成されている。基材層としては、例えば、ポリアミドが用いられる。接着層は、基材層とシーラント層を互いに積層するように接着するための層であり、接着層としては、例えば、ポリエチレン等が用いられる。
シーラント層は、ヒートシール性に優れた樹脂で形成可能である。シーラント層としては、例えば、ポリエチレン(例:直鎖状低密度ポリエチレン)で形成することができる。
フィルム2は、厚さ10μm~30μm、例えば15μmの基材層と、厚さ1μm~5μm、例えば2μmの接着層と、厚さ30μm~80μm、例えば50μmのシーラント層を積層して形成することができる。フィルム2は、複数の基材層を備えてもよい。また、接着層は、不要な場合は、省略可能である。フィルム2の厚さは、例えば40μm~150μmである。
フィルム2は、好ましくは、基材層を構成する基材フィルムと、シーラント層を構成するシーラントフィルムが積層された積層フィルムである。基材フィルムとシーラントフィルムは、好ましくは、ドライラミネート法を用いて、接着層を介して互いに接着される。なお、接着層を介さずに、基材フィルムとシーラントフィルムを熱融着させてもよい。
2.製袋充填方法
次に、図3~図4を用いて、製袋充填方法について説明する。この方法は、製袋充填機100を用いて実施可能である。
<S1:フィルム湾曲工程>
まず、ロール状原反Fから繰り出されたフィルム2は、複数の繰り出しロール120、121を経てフォーマ112に導かれる。ロール状原反Fからフォーマ112までの経路途中には不図示のセンサが配されており、フィルム2に長さ方向において一定間隔で印刷されたレジマークを検知して、製袋充填機100の軌道上に一定の長さのフィルム2を一定の時間間隔で送り出せるようになっている。
ロール状原反Fとして、図4に示すように、予めフィルム2にシリコーン樹脂領域7を形成したものを用いることができる。また、ロール状原反Fとフォーマ112の間で、ロール状原反Fから巻き戻されたフィルム2にシリコーン樹脂領域7を形成してもよい。後者の場合、例えば、図3に示すように、ロール120に対向して、コーティングロール122を設け、シリコーン樹脂のコーティング剤7eを、図4に示すように、シリコーン樹脂領域7を形成する領域に塗布することができる。これによって、コーティング剤塗布領域が形成され、この領域に塗布されたコーティング剤を硬化させることによってシリコーン樹脂領域7を形成することができる。例えば、コーティング剤が加熱硬化するものであれば、コーティングロール122とフォーマ112の間に加熱チャンバを設けて、コーティング剤を塗布したフィルム2が加熱チャンバを通過するようにしてもよい。
フィルム2は、フォーマ112を通過する間に筒状に湾曲されて、湾曲した先端の両側縁部がオーバーラップした形態となる。オーバーラップした部分には合掌部8が形成される。合掌部8が一対の送りロール114で挟着されており、送りロール114の回転に伴ってフィルム2が送り出される。
<S2:縦シール工程>
次に、フィルム2の合掌部8を縦シール機113にてヒートシールし、縦シール部31を形成する。縦シール機113は、一対のシールロールを備え、フィルム2が一定の時間間隔で移動するタイミングに合わせて、フィルム2の合掌部8を一対のシールロールで挟持しながら一対のシールロールを互いに逆方向に回転させることでフィルム2を送り出しながらヒートシールを行う。フィルム2に縦シール部31を形成することによって、筒体5が形成される。筒体5内には、コンベア130で搬送された内容物Wが収容される。内容物Wとしては、冷凍食品が挙げられ、冷凍食品は、液体を含む食品が冷凍されたものであることが好ましい。
<S3:横シール工程>
次に、送りロール114を回転させることで、筒体5を所定の長さだけ下流に移動させ、成形装置123で合掌部8を倒すように成形し、筒体5の所定位置を横シール機116にてヒートシールする。横シール機116は、一対のシールバー116a,116bを備え、上記所定位置を一対のシールバー116a,116bで所定時間挟持することでヒートシールを行う。横シール機116は、下流側の包装袋1の上側横シール部32と上流側の筒体5の下側横シール部33を同時に形成し、シールバー116aに設けられたカッター133で分割する。これによって、内容物Wが充填された包装袋1が得られる。包装袋1は、コンベア130で下流に搬送される。
この後は、S3の工程を繰り返すことによって、内容物Wが充填された包装袋1を連続的に製造することができる。
3.その他
筒体5に対して、横シール部32,33の一方のみが形成された包装袋1を準備し、内容物を充填した後に、横シール部32,33の他方を形成することによって、包装袋1内に内容物を密封してもよい。
1 :電子レンジ用包装袋
2 :フィルム
3 :シール部
5 :筒体
7 :シリコーン樹脂領域
7a :内縁
7b :外縁
7c :ベース部
7d :凹凸形状
7d1 :凸部
7d2 :凹部
7d3 :傾斜面
7e :コーティング剤
8 :合掌部
8a :内縁
8b :外縁
9 :重なり部
31 :縦シール部
31a :内縁
31b :外縁
32 :上側横シール部
33 :下側横シール部
34 :未シール部
100 :製袋充填機
112 :フォーマ
113 :縦シール機
114 :送りロール
116 :横シール機
116a :シールバー
116b :シールバー
120 :繰り出しロール
121 :繰り出しロール
122 :コーティングロール
123 :成形装置
130 :コンベア
133 :カッター
A :領域
B :領域
F :ロール状原反
W :内容物
α :傾斜角度

Claims (4)

  1. フィルムがシール部においてヒートシールされて構成された包装袋であって、
    前記シール部は、縦シール部を備え、
    前記縦シール部は、前記フィルムを筒状に湾曲させて前記フィルムの内面同士を重ね合わせた合掌部に設けられ、
    前記合掌部には、前記フィルムの内面にシリコーン樹脂で構成されたシリコーン樹脂領域が設けられ、
    前記縦シール部の少なくとも一部が前記シリコーン樹脂領域と重なっている、包装袋。
  2. 請求項1に記載の包装袋であって、
    前記シリコーン樹脂領域の内縁は、凸部と凹部が前記合掌部の長手方向に沿って並んで構成される凹凸形状を有し、
    前記縦シール部は、前記縦シール部の内縁が前記凸部の頂部と前記凹部の底の間を横切るように配置される、包装袋。
  3. 請求項2に記載の包装袋であって、
    前記凸部は、前記凸部の先端に向かって先細る形状である、包装袋。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の包装袋であって、
    前記凹凸形状は、前記合掌部の長手方向に沿って前記凸部と前記凹部が交互に複数回繰り返し並んで構成される、包装袋。
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