JP2023148621A - 再封止が可能な包装袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の解決しようとする課題は、粘着層を有するリシールテープを用いた再封止可能な包装袋において、製袋時の許容範囲が広く、包装袋の初期の開封が容易であり、かつ再封止時の密封性も十分に確保できる再封止可能な包装袋を提案するものである。【解決手段】基材層11とシーラント層12を有する表裏2枚の積層体10のシーラント層同士を対向させて周縁を熱シールしてなる包装袋において、包装袋1の開口部7付近に、粘着剤層22を2層のヒートシール性フィルム層21で挟んで構成した帯状のリシールテープ20が、開口部に並行する再封止用シール部30によって熱シールされており、再封止用シール部の開口部側の端縁は、包装袋の開口部に向かって膨らむ、凸状部31を有することを特徴とする再封止が可能な包装袋である。【選択図】図1

Description

本発明は包装袋に関し、特に開封が容易であり、かつ一旦開封した後に再封止が可能な包装袋に関する。
従来、一旦開封した包装袋を再封止する手段として、開口部の付近に合成樹脂製のジッパーを取り付ける方法が一般的に行われている。しかしジッパー付き包装袋にはいくつかの問題点が指摘されている。
ジッパー付き包装袋は、生産に当たって包装袋にジッパーを取り付けるための専用装置が必要であり、これに伴う加工工程も付加されるため、生産効率が低下して、製造コストもかさむという問題がある。
また、サイドシール部においてジッパーを熱圧で潰す必要があることから、アルミニウム箔をガスバリア材として用いた場合にはガスバリア材にクラックが生じ易いという問題があった。
また、ブランクの包装袋を積み重ねた時に、ジッパーのある側が極端に厚くなるため、スタック性が悪く、充填機において特別の配慮が必要になるという問題がある。
またさらに、再封止に当たっては、指先に力を入れて狭い範囲を嵌合させる必要があり、高齢者や指先に力が出せない人に対しては、ユニバーサルデザインの観点から好ましいものではなかった。
またジッパーは、プラスチック使用量の多い部材であり、昨今のプラスチック削減の機運からしても好ましいものではない。
特許文献1に記載された再密封を可能にした袋は、ジッパーの代わりにリシールテープを使用して、開封と再封を繰り返すことができる包装袋である。このリシールテープは、二枚のヒートシール性フィルムの間に粘着樹脂層を介在させて構成したものであり、この粘着樹脂層を利用して包装袋の再封止を可能としている。
特許文献2に記載された包装体は、リシール機構を備えるために、表面樹脂層/粘着樹脂層/剥離樹脂層/ヒートシール層の4層を積層させた積層体を使用し、粘着樹脂層と剥離樹脂層の間でリシール可能な機構を持たせた包装体である。
特許文献2に記載された包装体においては、リシールの必要のない箇所にも全面に4層が積層されてしまうことから、コスト高になるばかりでなく、包装袋に応用した場合には、先に述べたユニバーサルデザイン上の問題を解決できないという問題もある。
それは、一般的にリシールテープのように粘着層を用いたテープの特徴として、初期の開封強度に対して再封止した際の開封強度は低くなり、初期の開封強度と再封止した際の開封強度との間には、正の相関があることが多いからである。
再封止した際の接着強度が弱いと、例えば内容物が飴玉などのように粒径と重量が大きいものの場合、袋を逆さまにして振った際に粘着層の接着が剥がれて、内容物が袋から飛び出してしまうという問題が発生し得る。
しかし再封止時の接着強度を上げようとすると、初期の開封強度が強くなり過ぎて、開封が困難になるという問題が発生する。
一方、粘着層を用いたリシールテープを、包装袋となるフィルム表面と裏面の間に挿入し、ヒートシールやインパルスシールにて熱溶着する形態においては、リシールテープ挿入部以外の3辺は包装袋となるフィルム同士でシールされることとなり、当然、包装袋となるフィルムもシール性を有することとなる。よって、リシールテープ部をシールする際は、リシールテープからシールバーがはみ出すと、包装袋となるフィルム同士がシールされてしまい、一般的に包装袋となるフィルムは内容物が漏れないよう強いシール強度を発現することから、この場合は包装袋を開封することができなくなってしまう。
そこで、製造時のシールバーのセット位置のズレや、リシールテープの蛇行などを考慮し、シールバーは、リシールテープの巾よりもある程度細くする必要が生じる。すると、リシールテープのすべてが包装袋のフィルムにシールされる訳ではなく、一部、未シール状態の部分が生じる。リシールテープ部の開封時は、シール部の端面からリシールテープの片側の基材が破断し、粘着層の凝集破壊または粘着層と基材層との層間剥離となる。このとき、未シール部が一部破断し、シール部にはみ出してきて粘着材に付着し、再封時の接着を阻害することがあった。
特開2003-137314号公報 国際公開WO2015/033658A1号公報
本発明の解決しようとする課題は、粘着層を有するリシールテープを用いた再封止可能な包装袋において、製袋時の許容範囲が広く、包装袋の初期の開封が容易であり、かつ再封止時の密封性も十分に確保できる再封止可能な包装袋を提案するものである。
上記の課題を解決するための手段として、請求項1に記載の発明は、基材層とシーラント層を有する表裏2枚の積層体のシーラント層同士を対向させて周縁を熱シールしてなる包装袋において、包装袋の開口部付近に、粘着剤層を2層のヒートシール性フィルム層で挟んで構成した帯状のリシールテープが、開口部に並行する再封止用シール部によって熱シールされており、再封止用シール部の開口部側の端縁は、包装袋の開口部に向かって膨らむ、凸状部を有することを特徴とする再封止が可能な包装袋である。
本発明に係る再封止が可能な包装袋は、リシールテープの開口部側の端縁に凸状部を設けたことにより、粘着剤層の初期接着強度が高い場合であっても、この凸状部から容易に開封することができる。
また、請求項2に記載の発明は、前記再封止用シール部の包装袋の収納部側の端縁が、包装袋の収納部側に向かって円弧状に凹んでいることを特徴とする請求項1に記載の再封止が可能な包装袋である。
また、請求項3に記載の発明は、前記再封止用シール部端縁の凸状部が、包装袋の開口部側に頂点を有する三角形状であることを特徴とする請求項1または2に記載の再封止が可能な包装袋である。
また、請求項4に記載の発明は、前記再封止用シール部端縁の凸状部が、その両側に凹部を有することを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の再封止が可能な包装袋である。
また、請求項5に記載の発明は、前記再封止用シール部端縁の凸状部が、包装袋の幅方向に複数配置されていることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の再封止が可能な包装袋である。
本発明に係る再封止が可能な包装袋は、開口部付近に粘着剤層を有するリシールテープを備えているため、開封後もこの粘着剤層によって再封止が可能である。
リシールテープは、合成樹脂製ジッパーと異なり、嵩高くなく、また合成樹脂の使用量もわずかであるため、先に述べた合成樹脂製ジッパーの持つ種々の欠点を補うことができる。
また、リシールテープを取り付けるための再封止用シール部の開口部側の端縁に凸状部を設けたことにより、粘着剤層の初期接着強度が高い場合であっても、この凸状部から容易に開封することができる。
従って粘着剤層の初期接着強度を上げることができるため、再封止時の接着強度も十分な値にすることが可能となり、こぼれ易い内容物を収納した場合であっても、内容物がこぼれ落ちるようなことがない。
請求項2に記載の発明のように、再封止用シール部の包装袋の収納部側の端縁が、包装袋の収納部側に向かって円弧状に凹んでいる場合においては、内容物からの応力がかかり辛くなり、再封止時の内容物のこぼれ落ちがさらに生じ難くなる。
請求項3に記載の発明のように、再封止用シール部端縁の凸状部が、包装袋の開口部側に頂点を有する三角形状である場合には、凸状部による易開封性の効果が最も発揮し易くなる。
またさらに請求項4に記載の発明のように、再封止用シール部端縁の凸状部が、その両側に凹部を有する場合には、再封止用シール部の開口部側端縁全体をリシールテープの端縁ぎりぎりまで接近させることができるため、リシールテープの未シール部の面積が減る。これにより、未シール部が切れて粘着剤層にはみ出し、再封止の妨げになる事態を防止する効果が高まる。
請求項5に記載の発明のように、再封止用シール部端縁の凸状部が、包装袋の幅方向に複数配置されている場合の効果としては、開封時に指をかける位置を中央部に限定することなく、幅方向のどこに指をかけて開封し始めても開封が可能となる。
図1は、本発明に係る再封止が可能な包装袋の一実施態様を示した平面模式図である。 図2は、図1に示した包装袋の開口部におけるリシールテープの断面説明図である。 図3は、図2の状態から包装袋を開封した時に、リシールテープの粘着剤層が凝集破壊を生じた状態を示した断面説明図である。 図4は、本発明に係る再封止が可能な包装袋の再封止用シール部の形状の基本的な例を示した説明図である。 図5は、本発明に係る再封止が可能な包装袋の再封止用シール部の形状の他の例を示した説明図である。 図6は、本発明に係る再封止が可能な包装袋の再封止用シール部の形状の他の例を示した説明図である。 図7~9は、再封止用シール部において、未シール部および未シール部の断片が発生するメカニズムを示した断面説明図であり、図7はシールバーによってリシールテープを熱シールする工程を示したものである。 図7~9は、再封止用シール部において、未シール部および未シール部の断片が発生するメカニズムを示した断面説明図であり、図8は包装袋を開封する状態を示した断面説明図である。 図7~9は、再封止用シール部において、未シール部および未シール部の断片が発生するメカニズムを示した断面説明図であり、図9は包装袋を開封した結果、未シール部の断片が発生する状態を示した断面説明図である。
以下図面を参照しながら、本発明に係る再封止が可能な包装袋について詳細に説明する。図1は、本発明に係る再封止が可能な包装袋1の一実施態様を示した平面模式図である。図2は、図1に示した包装袋1の開口部7におけるリシールテープ20の断面説明図である。次いで図3は、図2の状態から包装袋1を開封した時に、リシールテープ20の粘着剤層22が凝集破壊を生じた状態を示した断面説明図である。さらに図4は、本発明に係る再封止が可能な包装袋1の再封止用シール部30の形状の基本的な例を示した説明図である。
本発明に係る再封止が可能な包装袋1は、基材層11とシーラント層12を少なくとも有する表裏2枚の積層体10のシーラント層12同士を対向させて周縁すなわちトップシール部2、サイドシール部3、ボトムシール部4を熱シールしてなる包装袋であって、包装袋1の開口部7付近に、粘着剤層22を2層のヒートシール性フィルム層21で挟んで構成した帯状のリシールテープ20が、開口部7に並行する再封止用シール部30によって熱シールされており、再封止用シール部30の開口部側の端縁は、包装袋の開口部7に向かって膨らむ、凸状部31を有することを特徴とする。
本発明に係る再封止が可能な包装袋1に使用する積層体10の層構成としては、基材層11とシーラント層12は必須であるが、この他に包装袋の強度を高めるための中間層や、ガスバリア性を高めるためのガスバリア層、印刷層、接着剤層等が含まれる場合もある。
図1に示した例では、開口部7を形成するための開封開始部5と開封誘導線6を備えている。この例では開封誘導線6は、表裏面で形状を変えることにより、より開封し易くなるように工夫されている。
本発明に係る再封止が可能な包装袋1は、開口部付近に粘着剤層22を有するリシール
テープ20を備えているため、開封後もこの粘着剤層22によって再封止が可能である。
リシールテープ20は、合成樹脂製ジッパーと異なり、嵩高くなく、また合成樹脂の使用量もわずかであるため、先に述べた合成樹脂製ジッパーの持つ種々の欠点を補うことができる。
また、リシールテープ20を取り付けるための再封止用シール部30の開口部側の端縁に凸状部31を設けたことにより、粘着剤層22の初期接着強度が高い場合であっても、この凸状部から容易に開封することができるようになった。
従って粘着剤層22の初期接着強度を上げることができるため、再封止時の接着強度も十分な値にすることが可能となり、こぼれ易い内容物を収納した場合であっても、内容物がこぼれ落ちるようなことがない。
凸状部31の形状について種々検討した結果、図4に示した例のように包装袋1の開口部側に頂点を有する三角形状であることが好ましい結果を得ることが判明した。さらに三角形状の頂点のなす角度αについては、150°以下であることが好ましく、先端のR(半径)は3mm以下であることが好ましい。凸形状が尖っているほど、応力が集中し、開封しやすくなる。
凸状部31の先端とリシールテープ20の端面との距離寸法Aは0mm以上3mm以下であることが好ましく、製袋時のばらつきを考慮すると、設計上1mm以上2mm以下であることが好ましい。
非凸部とリシールテープ20の端面との距離寸法Bについては、0mm以上4mm以下であることが好ましい。寸法Bが小さいほど、未シール部の面積が減り、後に詳しく述べる未シール部34の脱落に起因するシール阻害が減る。寸法Bが0mm以上4mm以下であれば、シール阻害に結びつく断片の発生を抑制できることが分かっている。
図4に示した例では、再封止用シール部30の包装袋1の収納部8側の端縁は、包装袋1の収納部側に向かって円弧状の凹み33を形成している。凹みの中心部とリシールテープ端面との距離寸法Dについては、1mm以上4mm以下が好ましい。
再封止用シール部30の包装袋の収納部側の端縁が、包装袋の収納部側に向かって円弧状に凹んでいると、内容物からの応力がかかり辛くなり、再封止時の内容物のこぼれ落ちがさらに生じ難くなる。
円弧状の凹み33の端点(サイドシール部との交点)とリシールテープ20の端面との距離寸法Cについては、0mm以上3mm以下が好ましい。
図5は、本発明に係る再封止が可能な包装袋1の再封止用シール部30の形状の他の例を示した説明図である。この例では、再封止用シール部30の端縁の凸状部31は、その両側に凹部32を有する。
再封止用シール部30の端縁の凸状部31の両側に凹部32を設けることにより、再封止用シール部30の開口部側端縁全体をリシールテープ20の端縁ぎりぎりまで接近させることができるため、リシールテープ20の未シール部の面積が減る。これにより、未シール部が切れて粘着剤層にはみ出し、再封止の妨げになる事態を防止する効果が高まる。
図5に示した例では、図4の例と同様に、再封止用シール部30の包装袋の収納部側の
端縁は、包装袋の収納部8側に向かって円弧状に凹んで、円弧状の凹み33を形成している。
図6は、本発明に係る再封止が可能な包装袋1の再封止用シール部30の形状の他の例を示した説明図である。この例では、再封止用シール部30の端縁の凸状部31は、包装袋の幅方向に複数配置されている。このようにすることにより、消費者が開封する際の把持する箇所のばらつきが許容されるため、より開封し易くなる。
図6に示した例では、先に述べた円弧状の凹み33の端点(サイドシール部との交点)とリシールテープ20の端面との距離寸法Cがマイナスになっている。寸法Cは、マイナスでも良いが、その場合、サイドシール部3から、シール形状とリシールテープ20の端面の交点までの距離Fは、開封時の開口性の観点から、内容物の大きさにもよるが、開口寸法Eの5%以下であることが好ましい。
図7~9は、再封止用シール部30において、未シール部34、および未シール部の断片36が発生するメカニズムを示した断面説明図であり、図7はシールバー35によってリシールテープ20を熱シールする工程を示したものである。また、図8は包装袋1を開封する状態を示した断面説明図である。さらに図9は包装袋1を開封した結果、未シール部34の断片36が発生する状態を示した断面説明図である。
先に述べたように、シールバー35によって再封止用シール部30を形成する際に、リシールテープ20の幅よりもはみ出してシールしてしまうと、包装袋を開封することができなくなってしまうため、再封止用シール部30の幅は、リシールテープ20の幅よりも小さくしなければならない。
この結果、図7に示したように、リシールテープ20の両側に未シール部34が形成される。次にこの包装袋1を図8に示したように開封すると、粘着剤層22が凝集破壊によって剥がれて開封が行われるのである。
なおこの時、粘着剤層22は、必ずしも凝集破壊するとは限らず、特に図示はしないが、ヒートシール性フィルム層21と粘着剤層22の界面で剥離する場合もある。
開封時のばらつきによっては、図9に示したように、未シール部34が破断して、未シール部の断片36が発生することがある。図9では、未シール部の断片36は、ヒートシール性フィルム層21と粘着剤層22の両層を備えているが、ヒートシール性フィルム層21だけの場合もある。未シール部の断片36は、未シール部34の幅が広ければ広いほど発生し易くなることが経験的に判明している。
いずれにせよ、この発生した断片が開封した粘着剤層22に挟まると、再封止の妨げとなるため、本発明は、この未シール部の断片36が発生し難いように検討した結果、これを有効に防止することに成功したものである。
本発明においては、リシールテープを熱シールするためのシールバーの形状を工夫することにより、再封止強度を高めながらも容易な開封を可能とし、さらに、未シール部の断片を発生し難くすることができたことにより、完成に至ったものである。
本発明に係る再封止が可能な包装袋1に使用する材料について述べる。基材層11に用いられる材料としては、各種合成樹脂フィルムや紙を用いることができる。合成樹脂フィルムとしては、低密度ポリエチレン樹脂(LDPE)、高密度ポリエチレン樹脂(HDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(LLDPE)、ポリプロピレン樹脂(PP)、ポ
リオレフィン系エラストマー等のポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)、ポリブチレンテレフタレート樹脂(PBT)、ポリエチレンナフタレート樹脂(PEN)等のポリエステル系樹脂、セロハン、三酢酸セルロース(TAC)樹脂等のセルロース系樹脂、ポリメチルメタアクリレート樹脂(PMMA)、エチレン-酢酸ビニル系共重合樹脂(EVA)、アイオノマー樹脂、ポリブテン系樹脂、ポリアクリロニトリル系樹脂、ナイロン-6、ナイロン-66等のポリアミド系樹脂、ポリスチレン系樹脂(PS)、ポリ塩化ビニル樹脂(PVC)、ポリ塩化ビニリデン樹脂(PVDC)、ポリカーボネート樹脂(PC)、フッ素系樹脂、ウレタン系樹脂等の合成樹脂フィルムが挙げられる。
これらの中で、製袋のし易さ、入手の容易さ、コスト等を考慮すると、耐熱性が高くて、コスト的にも有利なものとしては、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)、ポリアミド系樹脂等が挙げられる。
紙基材としては、コート紙、上質紙、クラフト紙、マット紙、ケント紙、アートポスト紙、マットポスト紙、晒クラフト紙等が挙げられる。
シーラント層12に用いられる材料としては、ポリオレフィン系樹脂が一般的に使用される。具体的には、低密度ポリエチレン樹脂(LDPE)、中密度ポリエチレン樹脂(MDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(LLDPE)、エチレン-酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン-αオレフィン共重合体、エチレン-メタアクリル酸樹脂共重合体などのエチレン系樹脂や、ポリエチレンとポリブテンのブレンド樹脂や、ホモポリプロピレン樹脂(PP)、プロピレン-エチレンランダム共重合体、プロピレン-エチレンブロック共重合体、プロピレン-αオレフィン共重合体などのポリプロピレン系樹脂等が使用される。
積層体10の層構成中に強度を高める目的等によって中間層を挿入する場合もある。中間層としては、基材層11に用いられる各種合成樹脂フィルムを用いることができる。
積層体10のガスバリア性を向上する目的で、ガスバリア層を挿入する場合もある。ガスバリア層としては、ポリ塩化ビニリデンフィルム、ポリビニルアルコールフィルム、エチレンビニルアルコール共重合体フィルム、ガスバリア性ナイロンフィルム、ガスバリア性ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム等のガスバリア性フィルムや、PETフィルム等にアルミニウム等の金属を蒸着した金属蒸着フィルムや、PETフィルムに酸化アルミニウムや酸化珪素等の無機酸化物を蒸着させた無機酸化物蒸着フィルム、あるいは、ポリ塩化ビニリデンコーティング、水溶性樹脂と無機層状化合物を含有する被膜や金属アルコキシドあるいはその加水分解物とイソシアネート化合物を反応させた被膜からなる樹脂層などのガスバリアコーティング層、あるいはアルミニウム箔等の金属箔などを用いることができる。
リシールテープ20のヒートシール性フィルム層21としては、上記のシーラント層に用いられる各種材料を用いることができるが、シーラント層12と同一のあるいは同系統の材料を用いることが好ましい。
1・・・再封止が可能な包装袋
2・・・トップシール部
3・・・サイドシール部
4・・・ボトムシール部
5・・・開封開始部
6・・・開封誘導線
7・・・開口部
8・・・収納部
10・・・積層体
11・・・基材層
12・・・シーラント層
20・・・リシールテープ
21・・・ヒートシール性フィルム層
22・・・粘着剤層
30・・・再封止用シール部
31・・・凸状部
32・・・凹部
33・・・円弧状の凹み
34・・・未シール部
35・・・シールバー
36・・・未シール部の断片

Claims (5)

  1. 基材層とシーラント層を有する表裏2枚の積層体のシーラント層同士を対向させて周縁を熱シールしてなる包装袋において、
    包装袋の開口部付近に、粘着剤層を2層のヒートシール性フィルム層で挟んで構成した帯状のリシールテープが、開口部に並行する再封止用シール部によって熱シールされており、
    再封止用シール部の開口部側の端縁は、包装袋の開口部に向かって膨らむ、凸状部を有することを特徴とする再封止が可能な包装袋。
  2. 前記再封止用シール部の包装袋の収納部側の端縁は、包装袋の収納部側に向かって円弧状に凹んでいることを特徴とする請求項1に記載の再封止が可能な包装袋。
  3. 前記再封止用シール部端縁の凸状部は、包装袋の開口部側に頂点を有する三角形状であることを特徴とする請求項1または2に記載の再封止が可能な包装袋。
  4. 前記再封止用シール部端縁の凸状部は、その両側に凹部を有することを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の再封止が可能な包装袋。
  5. 前記再封止用シール部端縁の凸状部は、包装袋の幅方向に複数配置されていることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の再封止が可能な包装袋。
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