JP2023148525A - 保持部材、ロボット、ロボットの制御方法、ロボットを用いた物品の製造方法、制御プログラム及び記録媒体 - Google Patents

保持部材、ロボット、ロボットの制御方法、ロボットを用いた物品の製造方法、制御プログラム及び記録媒体 Download PDF

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明 矢島
Akira Yajima
隆行 小河原
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正和 高橋
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Abstract

【課題】 ケーブルの断線の可能性を低減する。【解決手段】 ロボットの線材を保持する保持部材であって、線材の折り曲げ部分が、ロボットの所定部位と共に動作可能となるように保持する、ことを特徴とする保持部材を採用した。【選択図】 図4

Description

本発明は、保持部材、ロボットに関する。
近年、複数の関節によって動作する複数のリンクを有するロボットが注目を集めている。複数のリンクを動作させロボットの先端に配置されたエンドエフェクタによって部品を操作し、生産工場に導入することで生産工場の自動化を図っている。このようなロボットでは関節やエンドエフェクタを駆動するための駆動源(アクチュエータ)としてモータが用いられることが多い。モータには、モータ自体を駆動させるための駆動回路や制御回路が設けられており、各回路に駆動電力や制御信号を伝達するために電線のような線材(ケーブル)が用いられる。下記特許文献1にはロボットに配する線材として例えばフレキシブルケーブルを用いる技術が開示されている。
特開2021-5545号公報
しかしながら上記の特許文献1では、以下の観点からフレキシブルケーブルの折り曲げ部にかかる応力を分散できず折り曲げ部近傍で断線する可能性がある。特許文献1では、折り曲げ部となる折り目F1、F2を有する端部24は、動作対象となる回転体10、第1アーム110に対して動作(ないし回転)しないようになっている。そのため例えば、動作対象が動作する度に、折り曲げ部にフレキシブルケーブルの変形による応力が集中するので、フレキシブルケーブルが断線する可能性が高まってしまう。
上記課題を鑑み本発明では、ケーブルの断線の可能性を低減することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明においては、ロボットの線材を保持する保持部材であって、前記線材の折り曲げ部分が、前記ロボットの所定部位と共に動作可能となるように保持する、ことを特徴とする保持部材を採用した。
本発明によれば、ケーブルの断線の可能性を低減することができる。
実施形態におけるロボットシステム1000の概略図である。 実施形態におけるロボットシステム1000の制御系を示した制御ブロック図である。 実施形態における固定部材900の外観図である。 実施形態における固定部材900の詳細図である。 実施形態における固定部材900の断面図である。 実施形態における第1部材910の詳細図である。 実施形態における第2部材920の詳細図である。 実施形態における固定部材900の断面図である。 実施形態における固定部材900をリンク206に取り付けた際の図である。 実施形態におけるフレキシブルケーブル80の動作を示した図である。 実施形態における変形例を示した図である。 実施形態における変形例を示した図である。
以下、添付図面に示す実施例を参照して本発明を実施するための形態につき説明する。なお、以下に示す実施例はあくまでも一例であり、例えば細部の構成については本発明の趣旨を逸脱しない範囲において当業者が適宜変更することができる。また、本実施形態で取り上げる数値は、参考数値であって、本発明を限定するものではない。なお以下の図面において、図中の矢印X、Y、Zはロボットシステムの全体の座標系を示す。一般に、XYZ3次元座標系は、設置環境全体のワールド座標系を示す。その他、制御の都合などによって、ロボットハンド、指部、関節などに関して適宜ローカル座標系を用いる場合がある。
(実施形態)
図1は本実施形態におけるロボットシステム(ロボット装置)1000の概略図である。図1は、本実施形態のロボットシステム1000を例えば側面(XZ平面)から示している。図1に示すように、ロボットシステム1000は、ロボット本体となるロボットアーム本体200と、ロボット本体となるエンドエフェクタ本体300とを備える。さらにロボットアーム本体200とエンドエフェクタ本体300とを制御する制御装置400、外部入力装置500を備える。制御装置400には外部入力装置500が接続され、これら制御装置400および外部入力装置500によってロボットアーム本体200の制御システムが構成される。外部入力装置500は、例えばティーチングペンダントのような教示装置があげられ、作業者がロボットアーム本体200やエンドエフェクタ本体300の位置を指定するのに用いられる。本実施形態では、エンドエフェクタとしてロボットアーム本体200の先端部に設けられるものが、ロボットハンドである場合について説明するが、これに限定するものではなく、ツール等であってもよい。
図1に示したロボットアーム本体200は、複数リンクを例えばシリアルリンク形式で複数の関節(6軸)を介して相互に接続した構成を有するロボットアームである。ロボットアーム本体200の先端のリンク206にエンドエフェクタ本体300が接続されている。ロボットアーム本体200のリンク201、202、203、204、205、および206は、例えば各関節、本実施形態では関節J1、J2、J3、J4、J5、およびJ6を介して次のように接続されている。
各関節J1~J6には、各関節を各回転軸まわりにそれぞれ回転駆動させる駆動源として、複数(6つ)のアームモータ211~216と減速機および伝達機構を有している。アームモータ211~216には、それぞれモータ出力軸の回転位置を検出するエンコーダ221~226(図2)を備えている。さらに関節J1~J6には、各リンク201~206に生じる力の情報としてトルクを検出できるトルクセンサ231~236を備えている。
ロボットアーム本体200の基台210(ベース)とリンク201はZ軸方向の回転軸の周りで回転する関節J1で接続されている。関節J1は、例えば初期姿勢から約±180度の可動範囲を有するものとする。ロボットアーム本体200のリンク201とリンク202はY軸方向の回転軸の周りで回転する関節J2で接続されている。関節J2は、例えば初期姿勢から約±80度の可動範囲を有するものとする。
ロボットアーム本体200のリンク202とリンク203はY軸方向の回転軸の周りで回転する関節J3で接続されている。関節J3は、例えば初期姿勢から約±70度の可動範囲を有するものとする。ロボットアーム本体200のリンク203とリンク204とはX軸方向の回転軸の周りで回転する関節J4で接続されている。関節J4は、例えば初期姿勢から約±180度の可動範囲を有するものとする。
ロボットアーム本体200のリンク204とリンク205はY軸方向の回転軸の周りで回転する関節J5で接続されている。関節J5は、例えば初期姿勢から約±120度の可動範囲を有するものとする。ロボットアーム本体200のリンク205とリンク206はX軸方向の回転軸の周りで回転する関節J6で接続されている。関節J6は、例えば初期姿勢から約±240度の可動範囲を有するものとする。
また、ロボットアーム本体200のリンク206の先端には、生産ラインにおいて組み立て作業や移動作業を行うための(電動)ハンドや(空気圧駆動の)エアハンドなどのエンドエフェクタ本体300が接続される。このエンドエフェクタ本体300は、リンク206に対してビス止めなどの(半)固定的な手段(不図示)によって装着されるか、あるいは、ラッチ(ラチェット)止めなどの着脱手段(不図示)によって装着可能であるものとする。特に、エンドエフェクタ本体300が着脱可能である場合は、ロボットアーム本体200を制御して、ロボットアーム本体200自身の動作によって供給位置(不図示)に配置されたエンドエフェクタ本体300を着脱ないし交換する方式も考えられる。リンク206またはリンク205を所定部位と呼称する場合がある。
ここで、ロボットアーム本体200の手先とは、本実施形態では、エンドエフェクタ本体300のことである。エンドエフェクタ本体300が物体を把持している場合は、エンドエフェクタ本体300と把持している物体(例えば部品やツール等)とを含めてロボットアーム本体200の手先という。つまり、エンドエフェクタ本体300が物体を把持している状態であるか物体を把持していない状態であるかにかかわらず、エンドエフェクタ本体300であるロボットハンド本体を手先という。
外部入力装置500には、例えば、ロボットアーム本体200の関節の姿勢(位置や角度)、あるいはロボットアーム本体200の手先を移動させるための操作キーを含む操作部が配置される。外部入力装置500の操作部で何らかの操作が行われると、外部入力装置500の操作に応じて、制御装置400はフレキシブルケーブル80(線材)を介して各関節の駆動源に信号を送信し、ロボットアーム本体200の動作を制御する。その際、制御装置400が後述の制御プログラムを含むロボット制御プログラムを実行することにより、ロボットアーム本体200の各部が制御される。
以上の構成により、ロボットアーム本体200によりエンドエフェクタ本体300を任意の位置に動作させ、所望の作業を行わせることができる。例えば、材料として所定ワークと他のワークとを用い、所定ワークと他のワークとを組み付ける処理を行うことで、成果物として組付けワークを製造することができる。またエンドエフェクタ本体300として切削や研磨を行うことが可能なツールを装着させ、ツールにより加工したワークを成果物として物品の製造を行っても構わない。以上によりロボットアーム本体200によって物品の製造を行うことができる。
図2は図1のロボットシステム1000の制御系の詳細な構成を示したブロック図である。制御装置400は、コンピュータで構成されており、プロセッサであるCPU(Central Processing Unit)401を備える。また、記憶部として、ROM(Read Only Memory)402、RAM(Random Access Memory)403、HDD(Hard Disc Drive)404、記録ディスクドライブ405を備えている。また、各機器と通信を行うためのインタフェース406、407、408、409、410、411を備える。CPU401、ROM402、RAM403、インタフェース406~412は、互いに通信可能にバス411で接続されている。
このうち、RAM403は外部入力装置500の操作による教示点や制御指令などのデータの一時記憶に用いられる。ROM402には、CPU401に、各種演算処理を実行させるためのBIOS等の基本プログラム430が格納されている。CPU401は、HDD404に記録(格納)された制御プログラムに基づいて各種演算処理を実行する。HDD404は、CPU401の演算処理結果である各種のデータ等を記憶する記憶部である。記録ディスクドライブ405は、記録ディスク431に記録された各種データや制御プログラム等を読み出すことができる。更に、インタフェース407、408には、各種画像が表示されるモニタ511や書き換え可能な不揮発性メモリや外付けHDD等の外部記憶装置512が接続されている。
外部入力装置500は、例えばティーチングペンダント(TP)のような操作装置が考えられるが、ロボットプログラムを編集可能な他のコンピュータ装置(PCやサーバ)であってもよい。外部入力装置500は、制御装置400に対して有線ないし無線の通信接続手段を介して接続することができ、ロボット操作および状態表示などのユーザインターフェース機能を有する。外部入力装置500により入力された各関節J1~J6の目標関節角度をインタフェース406及びバス411を介してCPU401に出力する。
CPU401は、例えば外部入力装置500で入力された教示点データをインタフェース406から受信する。また、外部入力装置500から入力された教示点データに基づきロボットアーム本体200の各軸の軌道を生成し、インタフェース409を介し、アームモータドライバ230を用いてアームモータ211~216に送信することができる。CPU401は、各アームモータ211~216の回転角度の制御量を示す駆動指令のデータを所定間隔でバス412及びインタフェース409を介してアームモータドライバ230に出力する。
アームモータドライバ230は、CPU401から入力を受けた駆動指令に基づき、各アームモータ211~216への電流の出力量を演算し、各アームモータ211~216へ電流を供給して、各関節J1~J6の関節角度制御を行う。また、各エンコーダ221~226、トルクセンサ231~236からの検出信号をインタフェース409及びバス412を介してCPU401に出力する。即ち、CPU401は、アームモータドライバ230を介して、各エンコーダ221~225により検出される関節J1~J6の関節角度現在値が目標関節角度となるように、各アームモータ211~216のフィードバック制御を実行する。同様に各トルクセンサ231~236により検出される関節J1~J6のトルク現在値が目標トルクとなるように、各アームモータ211~216のフィードバック制御を実行する。なお、本実施形態ではアームモータドライバ230を1つとしたが、各アームモータ211~216それぞれにアームモータドライバを設けても構わない。
さらに制御装置400はハンドモータ311ともインタフェース410およびハンドモータドライバ330を介して接続されている。ハンドモータドライバ330は、CPU401から入力を受けた駆動指令に基づき、ハンドモータ311への電流の出力量を演算し、ハンドモータ311へ電流を供給して、ハンドモータ311の速度制御を行う。また、エンコーダ321からのパルス信号をインタフェース410及びバス412を介してCPU401に出力する。即ち、CPU401は、ハンドモータドライバ330を介して、エンコーダ321により検出されるハンドモータ311の位置およびまたは速度の現在値が目標位置およびまたは目標速度となるように、ハンドモータ311のフィードバック制御を実行する。
ここで図1の関節J2を駆動するアームモータ212(図2)の駆動トルク(回転駆動力)、即ち、アームモータ212からリンク202に印加される駆動トルクを検出(取得)するトルクセンサ232(図2)が設けられる。このトルクセンサ232は、例えば関節J2の内部に配置されたアームモータ212あるいは不図示の減速機から成る駆動系の駆動軸上の所定位置に配置されていれば良い。
なお本実施形態では関節J2を例に取り、トルクセンサ232の構造や配置位置の詳細は以下図を用いて詳述する。このような関節の駆動トルクを測定するトルクセンサ232に関しては公知の構造を利用してよい。また、他の関節J1、J3、J4、J5、J6に関しても、それぞれトルクセンサ232と同様のトルクセンサ231、233、234、235、236が配置されるものとする。
図1のロボットアーム本体200の関節J1~J6、ないしはエンドエフェクタ本体300に設けられたアームモータ211~216、ハンドモータ311は、例えば電気的なモータにより駆動される。その場合、モータの他に波動歯車機構などを利用した減速機が用いられることがある。また、ハンドやグリッパのようなエンドエフェクタではラック&ピニオンのような減速ないしは駆動方向の変換機構が用いられることがある。関節J1~J6(ないしエンドエフェクタ本体300)を駆動するモータは、各関節J1~J6(ないしエンドエフェクタ本体300)の内部の所定位置に配置される。なお、本実施形態では、これらのモータ(ないし減速機)は内部に配置されるものとするが、モータ(ないしは減速機)は外部に配置されていてもよい。
関節J1~J6やエンドエフェクタ本体300の駆動手段がこのようにモータである場合、各モータを駆動するためのエネルギー(駆動電力)ないしは制御信号、即ち駆動信号を伝達するための伝達手段として、ケーブルやワイヤのような線材が必要である。このような線材として、フラットフレキシブルケーブルを用いる場合がある。
また、関節J1~J6や、エンドエフェクタ本体300の駆動手段が、油(液)圧や空気圧を利用した圧力機構により構成される場合も考えられる。その場合は、これらロボットアーム本体200の各部、即ち関節J1~J6や、エンドエフェクタ本体300に圧力信号から成る駆動エネルギーないしは制御信号(駆動信号)を伝達する必要がある。この場合は、駆動エネルギーないしは制御信号の伝達のための伝達手段としては、好ましくはフレキシブルな圧力チューブのような線材が用いられる。
本実施形態では、説明を容易にするため、関節J1~J6(ないしエンドエフェクタ本体300)の駆動手段はモータであるとする。従ってこれら各部に駆動エネルギーないしは制御信号を伝達する伝達手段としての線材は、例えば制御装置400から各関節(あるいはエンドエフェクタ)の間を連絡する複数枚のフレキシブルケーブル80にて引き回した構成であるものとする。本実施形態ではフレキシブルケーブル80をロボットアーム本体200の外部に引き回す構成を例に取り説明するが、ロボットアーム本体200の内部に引き回される構成であっても構わない。
このフレキシブルケーブル80の概略の配線(取り回し)経路は、図1において実線によって示してある。フレキシブルケーブル80は、基台210、各リンク201~206において、ロボットアーム本体200の動作を妨げたり、周辺の装置に干渉したりしないようロボットアーム本体200の内外に配設され、任意の場所で固定されているものとする。
図3は本実施形態におけるフレキシブルケーブル80を固定して保持する固定部材900の外観図を示している。固定部材900は保持部材と呼称する場合がある。図3(a)はフレキシブルケーブル80を固定した際の固定部材900、図3(b)はフレキシブルケーブル80を外した際の固定部材900を示した図である。図3(a)(b)より、固定部材900は、第1部材910と第2部材920とを備えている。第1部材910、第2部材920の詳細は後述する。本実施形態における固定部材900は樹脂材によって形成されている。樹脂材の例としては、PBT(Poly Butylene Terephtalate)樹脂、PPS(Poly Phenylene Sulfide)樹脂、が挙げられる。また、PC(Poly Carbonate)樹脂とABS(Acrylonitrile Butadiene Styrene)樹脂との合成樹脂とを用いても構わない。また樹脂材に限らず、フレキシブルケーブル80の耐久性や動作対象の材質に応じて、金属やゴム、ガラス等、様々な材料を用いて構わない。
図4は本実施形態における固定部材900の詳細を示した図である。図4より、第1部材910は、筐体911とキャップ912を有しており、全て樹脂材で作られている。筐体911とキャップ912はスナップフィットやねじを活用したメカ的な連結部材で連結を行う。図4ではスナップフィットを用いて筐体911とキャップ912とが連結される。第2部材920は、第1芯部材921と第2芯部材922と円盤部材923を有しており、全て樹脂材で作られている。
第1芯部材921と第2芯部材922はスナップフィットやねじを活用したメカ的な連結部材で連結を行う。図4ではスナップフィットを用いて第1芯部材921と第2芯部材922とが連結される。また連結された第1芯部材921と第2芯部材922とに、円盤部材923がスナップフィットやねじを活用したメカ的な連結部材で連結される。図4ではスナップフィットを用いて第1芯部材921および第2芯部材922に、円盤部材923が連結される。キャップ912を、第1部材に含まれるまたは第1部材の一部である筐体911に設けられる第3部材と呼称する場合がある。第1芯部材921を第4部材、第2芯部材922を第5部材と呼称する場合がある。円盤部材923を第6部材と呼称する場合がある。
円盤部材923は、第1部材910の中空部911aの径よりも大きい径となっている。よって中空部911aに第2部材920を挿入し、円盤部材923と、第1芯部材921および第2芯部材922とを連結することで、円盤部材923が中空部911aに引っかかるため、第1部材910、第2部材920を連結することができる。これにより、第1部材910と第2部材920とは相対的に回転可能な状態で連結される。
図5は本実施形態における固定部材900に格納されるフレキシブルケーブル80の詳細を示した図である。図5(a)が固定部材900にフレキシブルケーブル80を格納した際の斜視図、図5(b)が図5(a)における鎖線AAで切断した際の鎖線AA断面図である。また図5(a)において、図5(b)における断面形状を図示している。
図5(b)より第1部材910には、フレキシブルケーブル80が配置される空間が設けられており、第1部材910と第2部材920とを組み立てると環状空間930が形成される。環状空間930内に複数枚のフレキシブルケーブル80が渦巻き状に巻回され、巻回部を形成し、フレキシブルケーブル80が係離自在に余長を付与された状態で収容される。また、本実施形態の環状空間930の高さTはフレキシブルケーブル80の幅Wの2つ分の幅(2W)よりも低くしている。これにより、固定部材900をコンパクトにすることができる。後述する2つの折り曲げ部により、フレキシブルケーブル80が巻回する第1方向において直交する第2方向に、配線する方向を変更している。
図6は本実施形態における第1部材910の詳細図である。図6(a)は図4における方向からの斜視図、図6(b)は図6(a)からZ軸を基軸として紙面左回りに180°回転させた際の斜視図である。
図6(a)より、第1部材910の筐体911には、キャップ912とスナップフィットにより連結するための被係合部911b、フレキシブルケーブル80が筐体911の環状空間930から引き出されるスリット911cが設けられている。図6(a)(b)より被係合部911bは4か所設けられる。フレキシブルケーブル80は折り目80aを有しており、Z軸周りに巻回した状態で折り目80aにより折り曲げることでZ軸方向にフレキシブルケーブル80の引き回す方向を変更することができる。本実施形態では、筐体911の環状空間930でフレキシブルケーブルを巻回させ、図6(a)の紙面奥側のスリット911cからフレキシブルケーブル80を引き出し、台座911dに折り目80aを配置する。フレキシブルケーブル80の巻回方向が逆の場合は、図6(a)の紙面手前側のスリット911cより引き出される。折り目80aを第1折り曲げ部と呼称する場合がある。
次に図6(b)より、キャップ912には、筐体911とスナップフィットにより連結するための係合部912aが設けられている。係合部912aは被係合部911bと同様に4か所設けられている。またキャップ912は、筐体911とキャップ912とを連結させた際に、フレキシブルケーブル80の厚み方向に隙間912bが形成されるように構成されている。隙間912bは折り目80aの厚みより薄い隙間としている。望ましくは隙間912bのフレキシブルケーブル80の厚み方向の長さを、フレキシブルケーブル80の枚数分より小さくする。例えばフレキシブルケーブル80が1枚であればフレキシブルケーブル80の1枚分の厚みより小さくする。これにより、折り目80aを台座911dに配置した状態で筐体911にキャップ912を連結させることで、キャップ912により、折り目80aを押圧して挟み込むことで筐体911に固定する。これにより折り目80aが第1部材910の回転と共に回転することが可能となる。またフレキシブルケーブル80は隙間912bを通って、図6(a)(b)の紙面上側に引き出される。隙間912bを第1の隙間と呼称する場合がある。
図7は本実施形態における第2部材920の詳細図である。図7(a)は図4における方向からの斜視図、図7(b)は図7(a)からZ軸を基軸として紙面左回りに180°回転させた際の斜視図である。図7(c)は第1芯部材921を図7(a)の紙面下側から見たXY平面図である。
図7(a)より、第2部材920の第1芯部材921には、第2芯部材922とスナップフィットにより連結するための係合部921a、円盤部材923とスナップフィットで連結するための係合部922bが設けられている。係合部921aは1か所、係合部922bは2か所設けられている。またフレキシブルケーブル80が巻回される円周部921dが設けられている。また図7(a)(c)より、第1芯部材921は、第1芯部材921と第2芯部材922とを連結させた際に、フレキシブルケーブル80の厚み方向に隙間921cが形成されるように構成されている。隙間921cを第2の隙間と呼称する場合がある。また隙間921cは、巻回するフレキシブルケーブル80の方向に合わせテーパが設けられている。巻回する方向が異なる場合は逆側にテーパが設けられる。隙間921cは折り目80bの厚みより薄い隙間としている。望ましくは隙間921cのフレキシブルケーブル80の厚み方向の長さを、フレキシブルケーブル80の枚数分より小さくする。例えばフレキシブルケーブル80が1枚であればフレキシブルケーブル80の1枚分の厚みより小さくする。
次に図7(b)より、第2部材920の第2芯部材922には、第1芯部材921とスナップフィットにより連結するための被係合部922a、円盤部材923とスナップフィットで連結するための係合部922bが設けられている。被係合部922aは1か所、係合部922bは2か所設けられている。また、フレキシブルケーブル80の折り目80bが配置される台座922c、フレキシブルケーブル80が巻回する円周部922dが設けられている。
円周部921d、922dにある程度、巻回されたフレキシブルケーブル80の径方向に余裕を持たせてフレキシブルケーブル80を巻き付ける(巻回されたフレキシブルケーブル80の内部に第1芯部材921を配置できる程度)。そして、台座922cに折り目80bを配置し、第1芯部材921を巻回したフレキシブルケーブル80の内側に配置して折り目80bを隙間921cで押圧して挟み込む。そして係合部921aを被係合部922aに係合させ、折り目80bを固定する。これにより、これにより折り目80bが第2部材920の回転と共に回転することが可能となる。またフレキシブルケーブル80は隙間921cを通って、図7(a)(b)の紙面下側に引き出される。折り目80bを第2折り曲げ部と呼称する場合がある。
第1部材910、第1芯部材921、第2芯部材922を、フレキシブルケーブル80が巻回され、かつ固定された状態で連結し、係合部921a、922bに、円盤部材923に4か所設けられた被係合部923aを係合する。これにより、図3(a)で示した固定部材900が組み立てられる。
図8は本実施形態における、フレキシブルケーブル80を巻き付けていない状態における固定部材900の詳細図である。図8(a)がフレキシブルケーブル80を巻き付けていない状態における固定部材900の斜視図、図8(b)が図8(a)における鎖線BBで切断した際の鎖線BB断面図である。筐体911、キャップ912、第1芯部材921、第2芯部材922、円盤部材923を、各スナップフィットにより連結し組み立てる。これにより図8(b)のように、フレキシブルケーブル80が巻回されて格納される環状空間930が形成される。さらに図8(b)に示すように、折り目80aが配置されフレキシブルケーブル80を紙面上方向に引き回す隙間912b、折り目80bが配置されフレキシブルケーブル80を紙面下方向に引き回す隙間921cが形成される。
図9は本実施形態における関節J6のリンク206に固定部材900を取り付けた際の図である。説明の都合上、図9においてフレキシブルケーブル80は一部を図示している。フレキシブルケーブル80はリンク206からエンドエフェクタ本体300まで引き回されているものとする。また本実施形態では関節J6のリンク206を例に取り説明するが、他の関節およびリンクにおいても同様に固定部材900が設けられているものとする。また本実施形態におけるリンク206の内部にモータ216が設けられており、不図示の波動歯車減速機および軸受等の機構により軸O周りに回転するものとする。また円盤部材923はリンク206内部で回転可能なように、リンク206に固定部材900が取り付けられている。
図9に示すように、第1部材910はリンク206に固定されており、第2部材はリンク205(図9では不図示)に固定されている。これにより、動作対象となるリンク206が軸O周りに回転すると、第1部材910もリンク206と共に回転する(共に動作可能となる)。その際、キャップ912によって第1部材910に固定されているフレキシブルケーブル80の折り曲げ部(折り目80a)もリンク206と共に回転する。これによりフレキシブルケーブル80の折り曲げ部への応力集中を低減することができ、フレキシブルケーブル80の断線の可能性を低減することが可能となる。
リンク206に対してリンク205が回転する場合も同様である。動作対象となるリンク205が軸O周りに回転すると、第2部材920もリンク205と共に回転する。その際、第1芯部材921(図9では不図示)によって第2部材920に固定されているフレキシブルケーブル80の折り曲げ部(折り目80b)もリンク205と共に回転する。これによりフレキシブルケーブル80の折り曲げ部への応力集中を低減することができ、フレキシブルケーブル80の断線の可能性を低減することが可能となる。
図10は本実施形態における固定部材900におけるフレキシブルケーブル80の巻回動作を示した図である。説明の都合上、第1部材910、第2部材920、環状空間939、フレキシブルケーブル80、折り目80a、折り目80bを示し、折り目の固定部分や隙間等は省いて図示している。図10(a)はフレキシブルケーブル80が余長を持って巻き回されている状態を示している。図10(b)は図10(a)から第1部材910または第2部材920を所定回数Z軸右回りに回転させフレキシブルケーブル80を第1部材910に寄せ切った状態を示している。図10(c)は図10(a)の状態から第1部材910または第2部材920を所定回数Z軸左回りに回転させフレキシブルケーブル80を第2部材920に寄せ切った状態である。
図10(a)(b)(c)より、第1部材910または第2部材920の回転に合わせ、巻回したフレキシブルケーブル80の巻回が拡張または縮小を繰り返す。つまり、第1部材910または第2部材の回転範囲(回転回数)は、フレキシブルケーブル80の巻き数に依存する。フレキシブルケーブル80の巻き数が多ければ第1部材910または第2部材920の回転範囲(回転回数)が大きくなり、フレキシブルケーブル80の巻き数が少なければ第1部材910または第2部材920の回転範囲(回転回数)は小さくなる。よって固定部材900を固定する動作対象(リンク205やリンク206等)の回転範囲(回転回数)に応じてフレキシブルケーブル80の巻き数を設定すればよい。これにより、フレキシブルケーブル80の巻回の拡張または縮小により、動作対象の動作に因るフレキシブルケーブル80への応力をある程度逃がすことができ、フレキシブルケーブル80の断線の可能性をさらに低減することが可能となる。
以上本実施形態によれば、固定部材900によりフレキシブルケーブル80の折り目80a、80bを、動作対象と共に回転できるようにしている(共に動作可能としている)。これにより動作対象によるフレキシブルケーブル80の折り曲げ部への応力集中を低減することができ、フレキシブルケーブル80の断線の可能性を低減することが可能となる。また、動作対象の動作に応じて巻回したフレキシブルケーブル80の巻回が拡張または縮小を繰り返すようにしている。これにより、フレキシブルケーブル80の巻回の拡張または縮小により、動作対象の動作に因るフレキシブルケーブル80への応力をある程度逃がすことができ、フレキシブルケーブル80の断線の可能性をさらに低減することが可能となる。
(変形例)
次に本実施形態における変形例を示す。図11は第1部材910、第2部材920の形状のバリエーションを示している。図11(a)は角部を面取り加工した矩形形状の場合を示している。図11(b)は角部を面取りした三角形形状の場合を示している。図11(c)は楕円形状の場合を示している。図11で示すように、フレキシブルケーブル80や動作対象の形状に応じて固定部材900の第1部材910、第2部材920の形状を変更して構わない。また角部の面取りを行うことで、フレキシブルケーブル80へのダメージを軽減することが可能となる。また第1部材910、第2部材920を異なる形状にしても構わない。例えば、第1部材910を矩形形状に、第2部材920を円形形状にしても構わない。
また図12にはフレキシブルケーブル80の旋回方法のバリエーションを示している。環状空間930にフレキシブルケーブル80が収容されるならば、図10で示した渦巻き状以外にも図12のような巻回方法でフレキシブルケーブル80を環状空間930に収容しても構わない。
また上述の実施形態において、折り目80aを配置するために隙間912bをキャップ912に設け、折り目80bを配置するために隙間921を第1芯部材に設けたがこれに限られない。キャップ912と筐体911の台座911dとの間に隙間が設けられれば良いので、例えば筐体911の台座911dに隙間を設けても構わない。また、第1芯部材921と第2芯部材922との間に隙間が設けられれば良いので、例えば第2芯部材922の台座922cに隙間を設けても構わない。また上述の実施形態では、第1芯部材921にテーパを設けたが、前記第2芯部材922に設けても構わない。
(その他の実施形態)
以上述べた実施形態のロボットシステム1000によって実行される処理手順は具体的には制御装置400のCPU401により実行されるものである。従って上述した機能を実行可能なソフトウェアのプログラムを記録した記録媒体を読み出して実行するように構成することもできる。この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が上述した各実施形態の機能を実現することになり、プログラム自体およびそのプログラムを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
また、各実施形態では、コンピュータで読み取り可能な記録媒体が各ROM或いは各RAM或いは各フラッシュROMであり、ROM或いはRAM或いはフラッシュROMにプログラムが格納される場合について説明した。しかしながら本発明はこのような形態に限定されるものではない。本発明を実施するためのプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であれば、いかなる記録媒体に記録されていてもよい。例えば、制御プログラムを供給するための記録媒体としては、HDD、外部記憶装置、記録ディスク等を用いてもよい。またHDDの代わりにSSD(Solid State Drive)を実装しても構わない。
また上述した種々の実施形態では、ロボットアーム本体200が複数の関節を有する多関節ロボットアームを用いた場合を説明したが、関節の数はこれに限定されるものではない。ロボットアームの形式として、垂直多軸構成を示したが、水平多関節型、パラレルリンク型、直交ロボットなど異なる形式の関節においても上記と同等の構成を実施することができる。また、トルクセンサ等の力を検出するセンサを備えた義手や義足、パワードスーツ(パワーアシストスーツ)に適用しても構わない。
また上述の実施形態では、固定部材900によって固定されるケーブル(線材)としてフレキシブルケーブルを用いる場合が特に効果が大きいため例示して説明したが、固定するケーブル(線材)はこれに限られない。例えばバラ線などを束ねた束線を固定する場合に本実施形態を用いても構わない。
また上述した種々の実施形態は、制御装置に設けられる記憶装置の情報に基づき、伸縮、屈伸、上下移動、左右移動もしくは旋回の動作またはこれらの複合動作を自動的に行うことができる機械に適用可能である。
なお本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想内で多くの変形が可能である。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されない。
80 フレキシブルケーブル
80a、80b 折り目
200 ロボットアーム本体
201、202、203、204、205、206 リンク
210 基台
211、212、213、214、215、216 アームモータ
221、222、223、224、225、226、321 エンコーダ
231、232、233、234、235、236 トルクセンサ
300 エンドエフェクタ本体
311 ハンドモータ
400 制御装置
500 外部入力装置
900 固定部材
910 第1部材
911 筐体
911a 中空部
911b、922a、923a 被係合部
911c スリット
911d、922c 台座
912 キャップ
912a、921a、921b、922b 係合部
912b、921c 隙間
920 第2部材
921 第1芯部材
921d、922d 円周部
922 第2芯部材
923 円盤部材
930 環状空間

Claims (34)

  1. ロボットの線材を保持する保持部材であって、
    前記線材の折り曲げ部分が、前記ロボットの所定部位と共に動作可能となるように保持する、
    ことを特徴とする保持部材。
  2. 請求項1に記載の保持部材において、
    前記折り曲げ部によって、前記線材が配線される方向が変更される、
    ことを特徴とする保持部材。
  3. 請求項1または2に記載の保持部材において、
    前記線材を巻回させた状態で保持する、
    ことを特徴とする保持部材。
  4. 請求項3に記載の保持部材において、
    前記折り曲げ部によって、前記線材が巻回される第1方向から、前記第1方向に直交する方向である第2方向に、前記線材が配線される方向を変更する、
    ことを特徴とする保持部材。
  5. 請求項3または4に記載の保持部材において、
    前記線材が巻回された部分の周りを囲う第1部材と、前記線材が巻回される第2部材と、を備えている、
    ことを特徴とする保持部材。
  6. 請求項5に記載の保持部材において、
    前記第1部材と前記第2部材とは相対的に動作可能となっている、
    ことを特徴とする保持部材。
  7. 請求項5または6に記載の保持部材において、
    前記折り曲げ部は、第1折り曲げ部と第2折り曲げ部とを有し、
    前記第1折り曲げ部は前記第1部材に配置され、前記第2折り曲げ部は前記第1部材に配置される、
    ことを特徴とする保持部材。
  8. 請求項7に記載の保持部材において、
    前記第1折り曲げ部を前記第1部材に固定するための第3部材を備えている、
    ことを特徴とする保持部材。
  9. 請求項8に記載の保持部材において、
    前記第1部材は、前記線材の巻回された部分が配置される空間と、前記空間から前記線材を引き出すためのスリットが設けられている、
    ことを特徴とする保持部材。
  10. 請求項9に記載の保持部材において、
    前記空間の前記線材の高さ方向における長さは、前記線材の2つ分の高さよりも小さい、
    ことを特徴とする保持部材。
  11. 請求項9または10に記載の保持部材において、
    前記スリットから引き出した後に、前記第1折り曲げ部を形成している、
    ことを特徴とする保持部材。
  12. 請求項8から11のいずれか1項に記載の保持部材において、
    前記第1部材と前記第3部材との間には、前記第1折り曲げ部が配置される第1の隙間が設けられている、
    ことを特徴とする保持部材。
  13. 請求項12に記載の保持部材において、
    前記第1の隙間は前記線材の厚さよりも小さい、
    ことを特徴とする保持部材。
  14. 請求項8から13のいずれか1項に記載の保持部材において、
    前記第3部材はキャップである、
    ことを特徴とする保持部材。
  15. 請求項7から14のいずれか1項に記載の保持部材において、
    前記第2部材は、前記第2折り曲げ部を固定するための第4部材と第5部材とを有している、
    ことを特徴とする保持部材。
  16. 請求項15に記載の保持部材において、
    前記第2折り曲げ部を前記第4部材と前記第5部材とで挟み込むことで前記第2折り曲げ部を固定する、
    ことを特徴とする保持部材。
  17. 請求項15または16に記載の保持部材において、
    前記第4部材と前記第5部材との間には、前記第2折り曲げ部が配置される第2の隙間が設けられている、
    ことを特徴とする保持部材。
  18. 請求項17に記載の保持部材において、
    前記第2の隙間は前記線材の厚さよりも小さい、
    ことを特徴とする保持部材。
  19. 請求項15から18のいずれか1項に記載の保持部材において、
    前記第4部材または前記第5部材には、テーパが設けられている、
    ことを特徴とする保持部材。
  20. 請求項15から19のいずれか1項に記載の保持部材において、
    前記第4部材および前記第5部材は、互いに着脱可能な芯部材である、
    ことを特徴とする保持部材。
  21. 請求項5から20のいずれか1項に記載の保持部材において、
    前記第1部材には前記第2部材が配置される中空部を備えている、
    ことを特徴とする保持部材。
  22. 請求項21に記載の保持部材において、
    前記中空部の径より長く、前記第2部材と連結される第6部材を備えている、
    ことを特徴とする保持部材。
  23. 請求項22に記載の保持部材において、
    前記保持部材は、スナップフィットで連結される、
    ことを特徴とする保持部材。
  24. 請求項23に記載の保持部材において、
    前記保持部材は、樹脂で形成されている、
    ことを特徴とする保持部材。
  25. 請求項5から24のいずれか1項に記載の保持部材において、
    前記第1部材の断面形状は円形、矩形、三角形、楕円形の少なくとも1つであり、前記第2部材の断面形状は円形、矩形、三角形、楕円形の少なくとも1つである、
    ことを特徴とする保持部材。
  26. 請求項5から25のいずれか1項に記載の保持部材において、
    前記第1部材または前記第2部材の動作に応じて前記線材の巻回が拡張または縮小を繰り返す、
    ことを特徴とする保持部材。
  27. 請求項5から26のいずれか1項に記載の保持部材において、
    前記第1部材または前記第2部材は、前記所定部位に設けられる、
    ことを特徴とする保持部材。
  28. 請求項1から27のいずれか1項に記載の保持部材において、
    前記線材はフレキシブルケーブルである、
    ことを特徴とする保持部材。
  29. 請求項1から28のいずれか1項に記載の保持部材を前記所定部位に設けることによって前記線材が保持されたロボット。
  30. 請求項29に記載のロボットを用いて物品の製造を行うことを特徴とする物品の製造方法。
  31. 保持部材によって線材が保持されたロボットの制御方法であって、
    前記保持部材は、
    前記線材の折り曲げ部分が、前記ロボットの所定部位と共に動作可能となるように保持し、
    前記線材を用いて前記ロボットの動作を制御する、
    ことを特徴とする制御方法。
  32. 請求項31に記載の制御方法を実行可能な制御プログラム。
  33. 請求項32に記載の制御プログラムを格納した、コンピュータで読み取り可能な記録媒体。
  34. 線材を保持する保持部材であって、
    相対的に動作可能な第1部材と第2部材とを備え、
    前記線材の折り曲げ部分が、前記第1部材または前記第2部材と共に動作可能となるように保持されている、
    ことを特徴とする保持部材。
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