JP2023146454A - 胃瘻カテーテル - Google Patents
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Abstract
【課題】栄養剤や胃の内容物が胃内から体外へ逆流してしまうことをより確実に規制することが可能な胃瘻カテーテルを提供する。【解決手段】胃瘻カテーテル100は、ルーメン11を有するシャフト10と、逆流防止弁40とを備え、逆流防止弁40は、基部41と、下方突出部51と、環状壁部43と、を有し、シャフト10は、体表当接部20と、環状リブ23と、を有し、環状壁部43と下方突出部51との間隙は、環状リブ23が嵌入する環状溝44を構成しており、下方突出部51の下端51aには、弁口45が形成されており、下方突出部51の下部は、圧入部53となっており、圧入部53は、第1方向における寸法がルーメン11の内径よりも大きい大径部54を有し、下方突出部51の上部52と大径部54との境界部54aでは、下方に向けて第1方向における下方突出部51の寸法が徐々に拡大している。【選択図】図2
Description
本発明は、胃瘻カテーテルに関する。
胃瘻カテーテルとしては、例えば、特許文献1に記載のものがある。特許文献1の胃瘻カテーテル(同文献には、弁組立体と記載)は、ルーメンを有するシャフトと、逆流防止弁(同文献には、弁部材と記載)と、を備え、逆流防止弁は、それぞれ弾性変形可能な一対の嘴状部分を含む中空形状部と、閉状態と開状態とに開閉する弁口と、を備え、一対の嘴状部分の各々が弾性変形することによって、弁口が開状態となり、一対の嘴状部分の各々が弾性復元することによって、弁口が閉状態となる。
本願発明者の検討によれば、引用文献1の胃瘻カテーテルは、栄養剤や胃の内容物が胃内から体外へ逆流してしまうことをより確実に規制する観点から、なお改善の余地がある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、栄養剤や胃の内容物が胃内から体外へ逆流してしまうことをより確実に規制することが可能な構造の胃瘻カテーテルを提供するものである。
本発明によれば、ルーメンを有するシャフトと、逆流防止弁とを備える胃瘻カテーテルであって、
前記逆流防止弁は、
前記シャフトの上端を覆うように配置される板状の基部と、
前記基部の中央部から下方に突出している下方突出部と、
前記基部の周縁部から下方に向けて起立していて前記下方突出部の上端部の周囲を囲んでいる環状壁部と、
を有し、
前記シャフトは、
体表当接部と、
前記ルーメンの上端開口の周囲縁部に沿って形成されていて前記体表当接部から上方に向けて起立している環状リブと、
を有し、
前記環状壁部の内周面と前記下方突出部の上端部の外周面との間隙は、前記環状リブが嵌入する環状溝を構成しており、
前記下方突出部の下端には、閉状態と開状態とに開閉するスリット状の弁口が形成されており、
前記下方突出部の下部は、前記ルーメンの上端部に圧入される圧入部となっており、
前記圧入部は、少なくとも前記弁口の長手方向と前記シャフトの軸方向との双方に対して直交する方向である第1方向における寸法が前記ルーメンの内径よりも大きい大径部を有し、
前記下方突出部の上部と前記大径部との境界部では、下方に向けて前記第1方向における前記下方突出部の寸法が徐々に拡大している胃瘻カテーテルが提供される。
前記逆流防止弁は、
前記シャフトの上端を覆うように配置される板状の基部と、
前記基部の中央部から下方に突出している下方突出部と、
前記基部の周縁部から下方に向けて起立していて前記下方突出部の上端部の周囲を囲んでいる環状壁部と、
を有し、
前記シャフトは、
体表当接部と、
前記ルーメンの上端開口の周囲縁部に沿って形成されていて前記体表当接部から上方に向けて起立している環状リブと、
を有し、
前記環状壁部の内周面と前記下方突出部の上端部の外周面との間隙は、前記環状リブが嵌入する環状溝を構成しており、
前記下方突出部の下端には、閉状態と開状態とに開閉するスリット状の弁口が形成されており、
前記下方突出部の下部は、前記ルーメンの上端部に圧入される圧入部となっており、
前記圧入部は、少なくとも前記弁口の長手方向と前記シャフトの軸方向との双方に対して直交する方向である第1方向における寸法が前記ルーメンの内径よりも大きい大径部を有し、
前記下方突出部の上部と前記大径部との境界部では、下方に向けて前記第1方向における前記下方突出部の寸法が徐々に拡大している胃瘻カテーテルが提供される。
本発明によれば、栄養剤や胃の内容物が胃内から体外へ逆流してしまうことをより確実に規制することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、適宜に説明を省略する。
〔第1実施形態〕
先ず、図1から図8を用いて第1実施形態を説明する。なお、図2は、シャフト10の軸方向に沿った断面図である。
また、本発明の胃瘻カテーテル100の各種の構成要素は、個々に独立した存在である必要はない。複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等を許容する。
また、以下の説明では、図2における下方向が下方、上方向が上方であるものとする。また、シャフト10の軸方向を単に軸方向と称し、シャフト10の径方向を単に径方向と称する場合がある。更に、シャフト10の周方向を単に周方向と称する場合がある。
先ず、図1から図8を用いて第1実施形態を説明する。なお、図2は、シャフト10の軸方向に沿った断面図である。
また、本発明の胃瘻カテーテル100の各種の構成要素は、個々に独立した存在である必要はない。複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等を許容する。
また、以下の説明では、図2における下方向が下方、上方向が上方であるものとする。また、シャフト10の軸方向を単に軸方向と称し、シャフト10の径方向を単に径方向と称する場合がある。更に、シャフト10の周方向を単に周方向と称する場合がある。
図2に示すように、本実施形態に係る胃瘻カテーテル100は、ルーメン11を有するシャフト10と、逆流防止弁40とを備える。
逆流防止弁40は、シャフト10の上端を覆うように配置される板状の基部41と、基部41の中央部から下方に突出している下方突出部51と、基部41の周縁部から下方に向けて起立していて下方突出部51の上端部の周囲を囲んでいる環状壁部43と、を有する。
シャフト10は、体表当接部20と、ルーメン11の上端開口11aの周囲縁部に沿って形成されていて体表当接部20から上方に向けて起立している環状リブ23と、を有する。
環状壁部43の内周面と下方突出部51の上端部の外周面との間隙は、環状リブ23が嵌入する環状溝44を構成している。
下方突出部51の下端51aには、閉状態と開状態とに開閉するスリット状の弁口45が形成されている。
下方突出部51の下部は、ルーメン11の上端部に圧入される圧入部53となっており、圧入部53は、少なくとも弁口45の長手方向(例えば、図4に示すX方向(以下、第2方向))とシャフト10の軸方向との双方に対して直交する方向である第1方向(例えば、図4に示すY方向)における寸法がルーメン11の内径よりも大きい大径部54を有する。
下方突出部51の上部52と大径部54との境界部54aでは、下方に向けて第1方向における下方突出部51の寸法が徐々に拡大している。
なお、ここで、「第1方向における寸法がルーメン11の内径よりも大きい」とは、逆流防止弁40をシャフト10から取り外した状態において、大径部54が第1方向における寸法がルーメン11の内径よりも大きいことを意味している。そして、図2に示すように、大径部54がシャフト10に圧入された状態では、シャフト10の管壁に押圧されて当該大径部54の外径が縮小する。
逆流防止弁40は、シャフト10の上端を覆うように配置される板状の基部41と、基部41の中央部から下方に突出している下方突出部51と、基部41の周縁部から下方に向けて起立していて下方突出部51の上端部の周囲を囲んでいる環状壁部43と、を有する。
シャフト10は、体表当接部20と、ルーメン11の上端開口11aの周囲縁部に沿って形成されていて体表当接部20から上方に向けて起立している環状リブ23と、を有する。
環状壁部43の内周面と下方突出部51の上端部の外周面との間隙は、環状リブ23が嵌入する環状溝44を構成している。
下方突出部51の下端51aには、閉状態と開状態とに開閉するスリット状の弁口45が形成されている。
下方突出部51の下部は、ルーメン11の上端部に圧入される圧入部53となっており、圧入部53は、少なくとも弁口45の長手方向(例えば、図4に示すX方向(以下、第2方向))とシャフト10の軸方向との双方に対して直交する方向である第1方向(例えば、図4に示すY方向)における寸法がルーメン11の内径よりも大きい大径部54を有する。
下方突出部51の上部52と大径部54との境界部54aでは、下方に向けて第1方向における下方突出部51の寸法が徐々に拡大している。
なお、ここで、「第1方向における寸法がルーメン11の内径よりも大きい」とは、逆流防止弁40をシャフト10から取り外した状態において、大径部54が第1方向における寸法がルーメン11の内径よりも大きいことを意味している。そして、図2に示すように、大径部54がシャフト10に圧入された状態では、シャフト10の管壁に押圧されて当該大径部54の外径が縮小する。
逆流防止弁40は、一方向(以下、第1流動方向)へ流体の流動を許容する一方で、当該一方向に対する反対方向(以下、第2流動方向)への流体の流動を規制する。
本実施形態の場合、一例として、図2における下方が第1流動方向であり、図2における上方が第2流動方向である。
そして、弁口45が、第1方向に開口すること(開状態となる)によって、第1流動方向へ流体の流動が許容される。また、弁口45が、第1方向に閉口する(閉状態となる)ことによって、第2流動方向への流体の流動が規制される。
胃瘻カテーテル100は、シャフト10の下端部が胃内に配置された状態で、後述するバンパ60が拡張されることにより、当該バンパ60が胃壁に対して係止され、胃瘻カテーテル100が留置される。この状態において、胃瘻カテーテル100は、胃内と生体の外部とを相互に連通しており、胃瘻カテーテル100を介して、栄養剤などの液体が胃内に注入される。
ここで、胃瘻カテーテル100を介して胃内に栄養剤等を注入する際には、弁口45は開状態となり、ルーメン11と体外とを相互に連通させる。これにより、第1流動方向への流体の流動が許容されるので、体外から胃内に栄養剤が通ることが許容される。そして、胃内への栄養剤等の注入が終了すると、弁口45は閉状態となり、シャフト10の上端開口11aを閉塞する。これにより、第2流動方向への流体の流動が規制されるので、胃の内容物が胃内から体外へ逆流してしまうことを規制できる。
本実施形態の場合、一例として、図2における下方が第1流動方向であり、図2における上方が第2流動方向である。
そして、弁口45が、第1方向に開口すること(開状態となる)によって、第1流動方向へ流体の流動が許容される。また、弁口45が、第1方向に閉口する(閉状態となる)ことによって、第2流動方向への流体の流動が規制される。
胃瘻カテーテル100は、シャフト10の下端部が胃内に配置された状態で、後述するバンパ60が拡張されることにより、当該バンパ60が胃壁に対して係止され、胃瘻カテーテル100が留置される。この状態において、胃瘻カテーテル100は、胃内と生体の外部とを相互に連通しており、胃瘻カテーテル100を介して、栄養剤などの液体が胃内に注入される。
ここで、胃瘻カテーテル100を介して胃内に栄養剤等を注入する際には、弁口45は開状態となり、ルーメン11と体外とを相互に連通させる。これにより、第1流動方向への流体の流動が許容されるので、体外から胃内に栄養剤が通ることが許容される。そして、胃内への栄養剤等の注入が終了すると、弁口45は閉状態となり、シャフト10の上端開口11aを閉塞する。これにより、第2流動方向への流体の流動が規制されるので、胃の内容物が胃内から体外へ逆流してしまうことを規制できる。
本実施形態によれば、ルーメン11の上端部に圧入される圧入部53は、第1方向における寸法がルーメン11の内径よりも大きい大径部54を有する。
これにより、圧入部53が、第1方向において、シャフト10の内壁によって両側から内向きに押圧されている構成となる。すなわち、圧入部53は、第1方向において、シャフト10の内壁によって弁口45が閉じる方向に押圧されている構成となる。
このため、弁口45が、開口状態から閉口状態により確実に切り替わるようにできる。よって、より確実に、流体の流動方向を一方向に規制することができる。
また、シャフト10は、環状リブ23と、を有し、当該環状リブ23は環状溝44に嵌入している。
これにより、栄養剤や胃の内容物が、ルーメン11の内周面11bと逆流防止弁40の外周面との間の間隙を介して、シャフト10の上端開口11aに向けて逆流してしまうことを抑制できる。
更には、本実施形態の場合、下方突出部51の上部52と大径部54との境界部54aでは、下方に向けて第1方向における下方突出部51の寸法が徐々に拡大している。
これにより、環状リブ23をスムーズに環状溝44に案内できるので、環状リブ23を環状溝44に対して良好に嵌入させることができる。
このように、本実施形態によれば、栄養剤や胃の内容物が胃内から体外へ逆流してしまうことをより確実に規制することができる。
これにより、圧入部53が、第1方向において、シャフト10の内壁によって両側から内向きに押圧されている構成となる。すなわち、圧入部53は、第1方向において、シャフト10の内壁によって弁口45が閉じる方向に押圧されている構成となる。
このため、弁口45が、開口状態から閉口状態により確実に切り替わるようにできる。よって、より確実に、流体の流動方向を一方向に規制することができる。
また、シャフト10は、環状リブ23と、を有し、当該環状リブ23は環状溝44に嵌入している。
これにより、栄養剤や胃の内容物が、ルーメン11の内周面11bと逆流防止弁40の外周面との間の間隙を介して、シャフト10の上端開口11aに向けて逆流してしまうことを抑制できる。
更には、本実施形態の場合、下方突出部51の上部52と大径部54との境界部54aでは、下方に向けて第1方向における下方突出部51の寸法が徐々に拡大している。
これにより、環状リブ23をスムーズに環状溝44に案内できるので、環状リブ23を環状溝44に対して良好に嵌入させることができる。
このように、本実施形態によれば、栄養剤や胃の内容物が胃内から体外へ逆流してしまうことをより確実に規制することができる。
本実施形態の場合、シャフト10の内腔がルーメン11を構成している。
図2及び図3に示すように、シャフト10は、上下方向を軸方向とする円筒状に形成されている。シャフト10の上端部の外径は、シャフト10におけるその他の部分よりも相対的に大径となっている。シャフト10の上端部には、後述する被連結部30が装着されており、シャフト10の下端部には、後述するバンパ60が設けられている。
ルーメン11の上端部の内径(シャフト10の上端部の内径)は、例えば、当該ルーメン11におけるその他の部分よりも相対的に大径となっており、逆流防止弁40がその内部に収容される収容部12を構成している。収容部12の内径は、軸方向における位置にかかわらず略一定となっている。図2に示すように、収容部12には、逆流防止弁40の圧入部53が圧入されている。
ルーメン11の上端開口11aの周囲縁部には、上述のように環状リブ23が形成されている。環状リブ23は、上端開口11aの周囲縁部に沿って周回状に形成されている。図2に示すように、環状リブ23の上端は、例えば、上方を向いた平坦面となっている。
図2及び図3に示すように、シャフト10は、上下方向を軸方向とする円筒状に形成されている。シャフト10の上端部の外径は、シャフト10におけるその他の部分よりも相対的に大径となっている。シャフト10の上端部には、後述する被連結部30が装着されており、シャフト10の下端部には、後述するバンパ60が設けられている。
ルーメン11の上端部の内径(シャフト10の上端部の内径)は、例えば、当該ルーメン11におけるその他の部分よりも相対的に大径となっており、逆流防止弁40がその内部に収容される収容部12を構成している。収容部12の内径は、軸方向における位置にかかわらず略一定となっている。図2に示すように、収容部12には、逆流防止弁40の圧入部53が圧入されている。
ルーメン11の上端開口11aの周囲縁部には、上述のように環状リブ23が形成されている。環状リブ23は、上端開口11aの周囲縁部に沿って周回状に形成されている。図2に示すように、環状リブ23の上端は、例えば、上方を向いた平坦面となっている。
体表当接部20は、胃瘻カテーテル100が留置されている状態において、使用者の体表に露出する部位であり、体表当接部20の下面は、腹壁の外表面と対向している。図1に示すように、体表当接部20は、例えば、シャフト10の上端部の外周面から径方向における一方に張り出している第1張出部21aと、当該外周面から径方向における他方に向けて張り出している第2張出部21bと、を含む。第1張出部21a及び第2張出部21bの各々の下面は、平坦に形成されている。
第2張出部21bには、例えば、逆流防止弁40の上端部に挿入されて当該逆流防止弁40を上方の外部空間から閉塞することが可能な栓部材80(図1参照)が設けられている。
栓部材80は、例えば、第2張出部21bにおけるシャフト10側とは反対側の端部から径方向外側に向けて延在している。
より詳細には、栓部材80は、例えば、第2張出部21bの張出方向に沿って延在しているストラップ部84と、当該ストラップ部84におけるシャフト10側とは反対側の端部に形成されている栓部82と、を含む。
ストラップ部84は、例えば、平坦な板片状に形成されている。ストラップ部84は、上方且つ径方向内側に湾曲する方向に弾性変形可能となっている。
栓部82は、例えば、ストラップ部84の上面から上方に向けて突出している円筒状に形成されている。栓部82の上端部には、当該上端部から径方向外側に張り出しているフランジ部82aが形成されている。
ストラップ部84が上方且つ径方向内側に湾曲した形状に弾性変形することによって、栓部82は逆流防止弁40の上端部に挿入される。これにより、逆流防止弁40を上方の外部空間から閉塞することができる。
第2張出部21bには、例えば、逆流防止弁40の上端部に挿入されて当該逆流防止弁40を上方の外部空間から閉塞することが可能な栓部材80(図1参照)が設けられている。
栓部材80は、例えば、第2張出部21bにおけるシャフト10側とは反対側の端部から径方向外側に向けて延在している。
より詳細には、栓部材80は、例えば、第2張出部21bの張出方向に沿って延在しているストラップ部84と、当該ストラップ部84におけるシャフト10側とは反対側の端部に形成されている栓部82と、を含む。
ストラップ部84は、例えば、平坦な板片状に形成されている。ストラップ部84は、上方且つ径方向内側に湾曲する方向に弾性変形可能となっている。
栓部82は、例えば、ストラップ部84の上面から上方に向けて突出している円筒状に形成されている。栓部82の上端部には、当該上端部から径方向外側に張り出しているフランジ部82aが形成されている。
ストラップ部84が上方且つ径方向内側に湾曲した形状に弾性変形することによって、栓部82は逆流防止弁40の上端部に挿入される。これにより、逆流防止弁40を上方の外部空間から閉塞することができる。
上述のように、逆流防止弁40は、基部41と、下方突出部51と、環状壁部43と、弁口45と、を有する。
基部41は、例えば、平面視円環状に形成されている。基部41は、例えば、平板状に形成されており、その板面は上下方向を向いている。
図2に示すように、基部41の外径は、例えば、シャフト10の上端の外径よりも大きい寸法に設定されており、当該基部41はシャフト10の上端に対して係止されている。基部41の上面上には被連結部30が配置されている。
下方突出部51は、例えば、上下方向を軸方向とする円筒状に形成されている。下方突出部51は、基部41の内周縁から下方に突出している。
下方突出部51の内周面には、栓部82のフランジ部82aが係合する溝部41aが周回状に形成されている。
第2方向における下方突出部51の内径は、例えば、溝部41aの形成領域を除いて、軸方向における位置にかかわらず略一定となっている。一方、第1方向における下方突出部51の内径は、例えば、下方に向けて徐々に縮径している。
本実施形態の場合、上述のように下方突出部51の下部は、ルーメンの上端部に圧入される圧入部53となっている。
圧入部53の大径部54は、例えば、上下方向を軸方向とする円柱状に形成されている。大径部54の外径は軸方向における位置にかかわらず略一定となっている。
大径部54の外径は、下方突出部51の上部52の外径よりも大きい寸法に設定されている。下方突出部51の上部52と大径部54との境界部54aの外径は、上方に向けて徐々に縮径している。図5及び図6に示すように、下方突出部51の上部52と境界部54aとの境目、及び境界部54aと大径部54との境目には、段差が形成されていない。より詳細には、境界部54aの下端の外径は、大径部54の外径と同等に設定されており、境界部54aの上端の外径は、下方突出部51の上部52の外径と同等に設定されている。
これにより、圧入部53をルーメン11の収容部12にスムーズに圧入することができる。
環状壁部43は、例えば、平面視円環状に形成されている。環状壁部43は、基部41の外周縁から下方に突出している。環状壁部43の内径及び外径の各々は、軸方向における位置にかかわらず略一定となっている。
環状溝44は、基部41の下面と、下方突出部51の外周面と、環状壁部43の内周面と、によって画定されている。環状溝44は、平面視円環状に形成されている。
また、逆流防止弁40は、基部41の内周縁から上方に向けて起立している第2環状壁部47が形成されている。第2環状壁部47は、被連結部30に嵌入している。
また、本実施形態の場合、弁口45は、例えば、大径部54の下端面に形成されている。弁口45は、例えば、第1方向とシャフト10の軸方向の双方に対して直交する方向に延在しているスリットである。弁口45(スリット)は、開状態においては、逆流防止弁の内腔とルーメン11とを相互に連通しており、閉状態において、当該連通を遮断している。
基部41は、例えば、平面視円環状に形成されている。基部41は、例えば、平板状に形成されており、その板面は上下方向を向いている。
図2に示すように、基部41の外径は、例えば、シャフト10の上端の外径よりも大きい寸法に設定されており、当該基部41はシャフト10の上端に対して係止されている。基部41の上面上には被連結部30が配置されている。
下方突出部51は、例えば、上下方向を軸方向とする円筒状に形成されている。下方突出部51は、基部41の内周縁から下方に突出している。
下方突出部51の内周面には、栓部82のフランジ部82aが係合する溝部41aが周回状に形成されている。
第2方向における下方突出部51の内径は、例えば、溝部41aの形成領域を除いて、軸方向における位置にかかわらず略一定となっている。一方、第1方向における下方突出部51の内径は、例えば、下方に向けて徐々に縮径している。
本実施形態の場合、上述のように下方突出部51の下部は、ルーメンの上端部に圧入される圧入部53となっている。
圧入部53の大径部54は、例えば、上下方向を軸方向とする円柱状に形成されている。大径部54の外径は軸方向における位置にかかわらず略一定となっている。
大径部54の外径は、下方突出部51の上部52の外径よりも大きい寸法に設定されている。下方突出部51の上部52と大径部54との境界部54aの外径は、上方に向けて徐々に縮径している。図5及び図6に示すように、下方突出部51の上部52と境界部54aとの境目、及び境界部54aと大径部54との境目には、段差が形成されていない。より詳細には、境界部54aの下端の外径は、大径部54の外径と同等に設定されており、境界部54aの上端の外径は、下方突出部51の上部52の外径と同等に設定されている。
これにより、圧入部53をルーメン11の収容部12にスムーズに圧入することができる。
環状壁部43は、例えば、平面視円環状に形成されている。環状壁部43は、基部41の外周縁から下方に突出している。環状壁部43の内径及び外径の各々は、軸方向における位置にかかわらず略一定となっている。
環状溝44は、基部41の下面と、下方突出部51の外周面と、環状壁部43の内周面と、によって画定されている。環状溝44は、平面視円環状に形成されている。
また、逆流防止弁40は、基部41の内周縁から上方に向けて起立している第2環状壁部47が形成されている。第2環状壁部47は、被連結部30に嵌入している。
また、本実施形態の場合、弁口45は、例えば、大径部54の下端面に形成されている。弁口45は、例えば、第1方向とシャフト10の軸方向の双方に対して直交する方向に延在しているスリットである。弁口45(スリット)は、開状態においては、逆流防止弁の内腔とルーメン11とを相互に連通しており、閉状態において、当該連通を遮断している。
本実施形態の場合、図2に示すように、逆流防止弁40において、下方突出部51の上部52と圧入部53とが、収容部12に圧入されている。
より詳細には、下方突出部51の上部52の外径は、収容部12の内径と略同等に設定されている。一方、圧入部53の外径は、収容部12の内径よりも大きい寸法に設定されている。このような大径部54が収容部12に圧入されていることにより、収容部12において当該大径部54と対応する部分は、僅かに径方向外側に押し広げられている。
上述のように、大径部54は円柱状に形成されており、大径部54の外周面と収容部12の内周面とは周回状に面接触している。
これにより、栄養剤や胃の内容物が、大径部54の外周面と収容部12の内周面との間隙を介して、ルーメン11の上端開口11aに向けて逆流してしまうことを抑制できる。
環状溝44には、シャフト10の環状リブ23が圧入されている。より詳細には、環状リブ23の内周面は、下方突出部51の上部52の外周面に対して面接触しており、環状リブ23の外周面は、環状壁部43の内周面に対して面接触している。
また、本実施形態の場合、環状リブ23の上端面と環状溝44の下面との間には僅かな間隙が形成されており、当該間隙には、不図示の接着剤が周回状に充填されている。これにより、環状溝44と環状リブ23とが液密(気密)に接合されている。
このような構成によれば、栄養剤や胃の内容物が、環状溝44と環状リブ23との間隙を介して、ルーメン11の上端開口11aから胃瘻カテーテル100の外部空間に漏出してしまうことを抑制できる。
より詳細には、下方突出部51の上部52の外径は、収容部12の内径と略同等に設定されている。一方、圧入部53の外径は、収容部12の内径よりも大きい寸法に設定されている。このような大径部54が収容部12に圧入されていることにより、収容部12において当該大径部54と対応する部分は、僅かに径方向外側に押し広げられている。
上述のように、大径部54は円柱状に形成されており、大径部54の外周面と収容部12の内周面とは周回状に面接触している。
これにより、栄養剤や胃の内容物が、大径部54の外周面と収容部12の内周面との間隙を介して、ルーメン11の上端開口11aに向けて逆流してしまうことを抑制できる。
環状溝44には、シャフト10の環状リブ23が圧入されている。より詳細には、環状リブ23の内周面は、下方突出部51の上部52の外周面に対して面接触しており、環状リブ23の外周面は、環状壁部43の内周面に対して面接触している。
また、本実施形態の場合、環状リブ23の上端面と環状溝44の下面との間には僅かな間隙が形成されており、当該間隙には、不図示の接着剤が周回状に充填されている。これにより、環状溝44と環状リブ23とが液密(気密)に接合されている。
このような構成によれば、栄養剤や胃の内容物が、環状溝44と環状リブ23との間隙を介して、ルーメン11の上端開口11aから胃瘻カテーテル100の外部空間に漏出してしまうことを抑制できる。
ここで、本実施形態の場合、環状壁部43には、例えば、環状溝44と当該環状壁部43の外周囲の空間とを相互に連通させる切欠形状部46が形成されている。
これにより、接着剤が充填された環状溝44に対して環状リブ23を圧入する際に、当該接着剤が、接着剤が環状溝44内に行き渡った後に切欠形状部46から溢れるようにできる。よって、接着剤が環状溝44内に周回状に充填されたことを容易に視認できるので、環状溝44と環状リブ23との液密(気密)性をより確実に確保することがきる。
これにより、接着剤が充填された環状溝44に対して環状リブ23を圧入する際に、当該接着剤が、接着剤が環状溝44内に行き渡った後に切欠形状部46から溢れるようにできる。よって、接着剤が環状溝44内に周回状に充填されたことを容易に視認できるので、環状溝44と環状リブ23との液密(気密)性をより確実に確保することがきる。
また、本実施形態の場合、下方突出部51の上部52の下端52bが、環状壁部43の下端43aよりも、下方に位置している。
これにより、下方突出部51を収容部12に圧入する際に、よりスムーズに環状リブ23を環状溝44に案内することができる。
ただし、例えば、上下方向において、下方突出部51の上部52の下端52bの位置と環状壁部43の下端43aの位置とが互いに同じでもよい。
これにより、下方突出部51を収容部12に圧入する際に、よりスムーズに環状リブ23を環状溝44に案内することができる。
ただし、例えば、上下方向において、下方突出部51の上部52の下端52bの位置と環状壁部43の下端43aの位置とが互いに同じでもよい。
また、本実施形態の場合、図1及び図2に示すように、胃瘻カテーテル100は、体表当接部20の上端部に形成されている被連結部30を更に備えている。
被連結部30には、不図示の胃瘻カテーテル用の挿入治具(以下、挿入治具)又は不図示の接続コネクタが選択的に着脱可能に掛止される。これにより、胃瘻カテーテル100に対して挿入治具又は接続コネクタを装着することができる。
被連結部30は、例えば、軸方向の寸法が径方向の寸法よりも小さい扁平な筒状に形成されている。被連結部30の上端側の開口31には、逆流防止弁40の第2環状壁部47が嵌入している。これにより、被連結部30が逆流防止弁40に対して装着されている。
被連結部30の外周面には、一対の凹部32が形成されている。各凹部32に対してそれぞれ挿入治具の爪部(不図示)が係合することによって、胃瘻カテーテル100に対して挿入治具が装着される。同様に、各凹部32に対してそれぞれ対応する接続コネクタの爪部(不図示)が係合することによって、胃瘻カテーテル100に対して接続コネクタが装着される。
被連結部30には、不図示の胃瘻カテーテル用の挿入治具(以下、挿入治具)又は不図示の接続コネクタが選択的に着脱可能に掛止される。これにより、胃瘻カテーテル100に対して挿入治具又は接続コネクタを装着することができる。
被連結部30は、例えば、軸方向の寸法が径方向の寸法よりも小さい扁平な筒状に形成されている。被連結部30の上端側の開口31には、逆流防止弁40の第2環状壁部47が嵌入している。これにより、被連結部30が逆流防止弁40に対して装着されている。
被連結部30の外周面には、一対の凹部32が形成されている。各凹部32に対してそれぞれ挿入治具の爪部(不図示)が係合することによって、胃瘻カテーテル100に対して挿入治具が装着される。同様に、各凹部32に対してそれぞれ対応する接続コネクタの爪部(不図示)が係合することによって、胃瘻カテーテル100に対して接続コネクタが装着される。
本実施形態の場合、逆流防止弁40は、例えば、弾性変形可能となっている。
図8に示すように、胃瘻カテーテル100を介して胃内に栄養剤等を注入する際には、弁口45は、栄養剤に押圧されて第1方向外側に押し広げられて、開口した形状に弾性変形する。これにより、弁口45は閉状態から開状態となる。
そして、栄養剤等の注入を終了すると、図4に示すように、弁口45は第1方向内側に狭まって再び閉口した形状に弾性復元する。より詳細には、下方突出部51の下端部において、弁口45の周囲縁部の内周面が互いに近接又は密着する。これにより、弁口45は開状態から閉状態となる。
ここで、上述のように、弁口45が形成されている大径部54は、第1方向における寸法が収容部12(ルーメン11の上端部)の内径よりも大きいとともに、当該収容部12に圧入されている。このため、大径部54は、シャフト10の内周面11bによって第1方向内側に押圧された状態となっている。この結果、シャフト10の内周面11bからの押圧力によって、弁口45が閉口した形状に弾性復元する動作が補助される。よって、より確実に、弁口45が開状態から閉状態に切り替わるようにできる。
図8に示すように、胃瘻カテーテル100を介して胃内に栄養剤等を注入する際には、弁口45は、栄養剤に押圧されて第1方向外側に押し広げられて、開口した形状に弾性変形する。これにより、弁口45は閉状態から開状態となる。
そして、栄養剤等の注入を終了すると、図4に示すように、弁口45は第1方向内側に狭まって再び閉口した形状に弾性復元する。より詳細には、下方突出部51の下端部において、弁口45の周囲縁部の内周面が互いに近接又は密着する。これにより、弁口45は開状態から閉状態となる。
ここで、上述のように、弁口45が形成されている大径部54は、第1方向における寸法が収容部12(ルーメン11の上端部)の内径よりも大きいとともに、当該収容部12に圧入されている。このため、大径部54は、シャフト10の内周面11bによって第1方向内側に押圧された状態となっている。この結果、シャフト10の内周面11bからの押圧力によって、弁口45が閉口した形状に弾性復元する動作が補助される。よって、より確実に、弁口45が開状態から閉状態に切り替わるようにできる。
シャフト10及び体表当接部20は、例えば、樹脂材料によって一体成形されている。樹脂材料は、特に限定されないが、例えば、ポリフッ化ビニリデン樹脂、ポリテトラフルオロエチレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、又はシリコンゴムその他のゴム材料等であることが挙げられる。
逆流防止弁40は、例えば、弾性材料によって一体成形されている。弾性材料は、特に限定されないが、例えば、シリコンゴムやエラストマー等であることが挙げられる。
バンパ60は、例えば、平面視略円環状の袋状に形成されており、例えば、上方に向けて開口している。バンパ60は、シャフト10の下端部に対して固定されている。
バンパ60は、可撓性のものであり、径方向に拡張可能となっている。バンパ60の内部にはワイヤ(不図示)の一部分がとぐろを巻くように配設されている。ワイヤは、その一端側の部分は、シャフト10に形成されているワイヤルーメン(不図示)を介してバンパ60の内部に導入されている。
胃瘻カテーテル100が留置される前の状態において、バンパ60は折り畳まれた状態で不図示のカプセルカバーの内部に収容されている。そして、挿入治具によってカプセルカバーがバンパ60から脱離されると、バンパ60は、ワイヤの弾性復元力によって径方向に拡張し、胃壁に対して係止される。そして、この状態から、バンパ60の内部のワイヤが当該バンパ60から抜去されることによって、バンパ60は径方向に収縮し、胃壁に対するバンパ60の係止が解除される。
バンパ60は、可撓性のものであり、径方向に拡張可能となっている。バンパ60の内部にはワイヤ(不図示)の一部分がとぐろを巻くように配設されている。ワイヤは、その一端側の部分は、シャフト10に形成されているワイヤルーメン(不図示)を介してバンパ60の内部に導入されている。
胃瘻カテーテル100が留置される前の状態において、バンパ60は折り畳まれた状態で不図示のカプセルカバーの内部に収容されている。そして、挿入治具によってカプセルカバーがバンパ60から脱離されると、バンパ60は、ワイヤの弾性復元力によって径方向に拡張し、胃壁に対して係止される。そして、この状態から、バンパ60の内部のワイヤが当該バンパ60から抜去されることによって、バンパ60は径方向に収縮し、胃壁に対するバンパ60の係止が解除される。
〔第2実施形態〕
次に、図9から図13を用いて、第2実施形態を説明する。本実施形態における逆流防止弁40は、以下に説明する点において上記の第1実施形態における逆流防止弁40と相違しており、その他の点では、上記の第1実施形態における逆流防止弁40と同様に構成されている。なお、本実施形態において、逆流防止弁40がルーメン11の上端部に圧入された状態の縦断面図は、第1実施形態の図2と同様であるため図示を省略している。
次に、図9から図13を用いて、第2実施形態を説明する。本実施形態における逆流防止弁40は、以下に説明する点において上記の第1実施形態における逆流防止弁40と相違しており、その他の点では、上記の第1実施形態における逆流防止弁40と同様に構成されている。なお、本実施形態において、逆流防止弁40がルーメン11の上端部に圧入された状態の縦断面図は、第1実施形態の図2と同様であるため図示を省略している。
図9に示すように、本実施形態の場合、下方突出部51は、一対の嘴状部分56、57を含む本体部55を有する。そして、一対の嘴状部分56の下端(本実施形態の場合、先端部56a、57aの先端)の合わせ目が弁口45となっている。
大径部54は、本体部55から第1方向における双方向にそれぞれ起立している一対の板状部58、59を有する。
このような構成によっても、圧入部53は、第1方向において、シャフト10の内壁によって弁口45が閉じる方向に押圧されている構成となる。このため、弁口45が、開口状態から閉口状態により確実に切り替わるようにできる。よって、より確実に、流体の流動方向を一方向に規制することができる。
大径部54は、本体部55から第1方向における双方向にそれぞれ起立している一対の板状部58、59を有する。
このような構成によっても、圧入部53は、第1方向において、シャフト10の内壁によって弁口45が閉じる方向に押圧されている構成となる。このため、弁口45が、開口状態から閉口状態により確実に切り替わるようにできる。よって、より確実に、流体の流動方向を一方向に規制することができる。
本体部55は、例えば、中空形状に形成されている。
より詳細には、本体部55は、ルーメン11の上端部に圧入される第2圧入部55aを有する。第2圧入部55aは、平面視略円環状に形成されている。一対の嘴状部分56の各々は、例えば、第2圧入部55aの内周縁から下方に向けて突出している。
本実施形態の場合、第2圧入部55aが、下方突出部51の上端部を構成している。したがって、環状溝44は、第2圧入部55aの外周面と環状壁部43の内周面との間の間隙である。第2圧入部55aの外径は、例えば、収容部12の内径と略同等に設定されており、当該第2圧入部55aは収容部12に圧入されている。
第2圧入部55aは、例えば、平面視円環状に形成されている。第2圧入部55aは、例えば、基部41の内周縁から下方に突出している。第2圧入部55aの下面は、平坦に形成されているとともに水平に配置されている。
図11及び図12に示すように、本体部55において、第1方向における内径は、下方に向けて徐々に縮径している一方で、第2方向における内径は、軸方向における位置にかかわらず略一定となっている。
より詳細には、本体部55は、ルーメン11の上端部に圧入される第2圧入部55aを有する。第2圧入部55aは、平面視略円環状に形成されている。一対の嘴状部分56の各々は、例えば、第2圧入部55aの内周縁から下方に向けて突出している。
本実施形態の場合、第2圧入部55aが、下方突出部51の上端部を構成している。したがって、環状溝44は、第2圧入部55aの外周面と環状壁部43の内周面との間の間隙である。第2圧入部55aの外径は、例えば、収容部12の内径と略同等に設定されており、当該第2圧入部55aは収容部12に圧入されている。
第2圧入部55aは、例えば、平面視円環状に形成されている。第2圧入部55aは、例えば、基部41の内周縁から下方に突出している。第2圧入部55aの下面は、平坦に形成されているとともに水平に配置されている。
図11及び図12に示すように、本体部55において、第1方向における内径は、下方に向けて徐々に縮径している一方で、第2方向における内径は、軸方向における位置にかかわらず略一定となっている。
一対の嘴状部分56、57の各々は、例えば、第2圧入部55aの内周縁から下方に向けて突出している。
本実施形態の場合、一対の嘴状部分56、57の各々の先端部56a、57aの合わせ目が弁口45を構成している。先端部56a、57aの各々は、第2方向に沿ってそれぞれ延在しているとともに相互に密着又は近接している。
各嘴状部分56、57を第2方向(図10に示すY方向)に視た側面形状(図12に示す嘴状部分56の形状を参照)は、弦が下に位置し、弧が上に位置する略半月状の形状となっている。
各嘴状部分56、57において、弧状の上縁部56b、57bと、先端部56a、57aと、を接続している中間部56c、57cは、例えば、平板状であることが挙げられる。ただし、中間部56c、57cは、湾曲した形状であってもよい。
また、各嘴状部分56、57において、平板状に形成されている中間部56c、57c以外の部分56d、57dは、径方向外側に向けて凸に湾曲した形状となっており、弧状の上縁部56b、57bから先端部56a、57aの両端部まで延出している。
中間部56c、57cの各々は、例えば、第1方向における外側(下方突出部51の軸心側とは反対側)から内側(下方突出部51の軸心側)に向けて下り傾斜している。そして、先端部56a、57aの各々は、その先端の一部分において相互に繋がって合わせ目(弁口45)を形成している。平面視において、先端部56a、57aの各々は、第2方向に延在している。一対の嘴状部分56、57の各々の先端部56a、57aは、第2方向における一端部と他端部とにおいて相互に繋がっている。一方、第2方向における中間部においては互いに非接合となっており、この非接合となっている部分が弁口45を構成している。
一対の嘴状部分56、57のうちの一方の嘴状部分56の先端部56aの先端面(下端面)は、例えば、平坦に形成されており水平に配置されている。同様に、一対の嘴状部分56、57のうちの他方の嘴状部分57の先端部57aの先端面(下端面)は、例えば、平坦に形成されており水平に配置されている。
本実施形態の場合、一対の嘴状部分56、57の各々の先端部56a、57aの合わせ目が弁口45を構成している。先端部56a、57aの各々は、第2方向に沿ってそれぞれ延在しているとともに相互に密着又は近接している。
各嘴状部分56、57を第2方向(図10に示すY方向)に視た側面形状(図12に示す嘴状部分56の形状を参照)は、弦が下に位置し、弧が上に位置する略半月状の形状となっている。
各嘴状部分56、57において、弧状の上縁部56b、57bと、先端部56a、57aと、を接続している中間部56c、57cは、例えば、平板状であることが挙げられる。ただし、中間部56c、57cは、湾曲した形状であってもよい。
また、各嘴状部分56、57において、平板状に形成されている中間部56c、57c以外の部分56d、57dは、径方向外側に向けて凸に湾曲した形状となっており、弧状の上縁部56b、57bから先端部56a、57aの両端部まで延出している。
中間部56c、57cの各々は、例えば、第1方向における外側(下方突出部51の軸心側とは反対側)から内側(下方突出部51の軸心側)に向けて下り傾斜している。そして、先端部56a、57aの各々は、その先端の一部分において相互に繋がって合わせ目(弁口45)を形成している。平面視において、先端部56a、57aの各々は、第2方向に延在している。一対の嘴状部分56、57の各々の先端部56a、57aは、第2方向における一端部と他端部とにおいて相互に繋がっている。一方、第2方向における中間部においては互いに非接合となっており、この非接合となっている部分が弁口45を構成している。
一対の嘴状部分56、57のうちの一方の嘴状部分56の先端部56aの先端面(下端面)は、例えば、平坦に形成されており水平に配置されている。同様に、一対の嘴状部分56、57のうちの他方の嘴状部分57の先端部57aの先端面(下端面)は、例えば、平坦に形成されており水平に配置されている。
一対の板状部58、59のうちの一方の板状部58は、一対の嘴状部分56、57のうちの一方の嘴状部分56の外周面から第1方向外側に張り出しており、他方の板状部59は、他方の嘴状部分57の外周面から第1方向外側に張り出している。一対の板状部58、59の各々の内側縁は、例えば、対応する嘴状部分56の外周面に沿って配置されており、第1方向における外側から内側に向けて下り傾斜している。一方、一対の板状部58、59の各々の外側縁は、軸方向に沿って延在している。したがって、第1方向における一対の板状部58、59の各々の寸法は、下方に向けて徐々に拡大している。
軸方向において、一対の板状部58、59の各々の上端の高さ位置は、一対の嘴状部分56、57の各々の上端の高さ位置と同等に設定されている。
一対の板状部58、59の各々の板面は、第2方向(弁口45の長手方向)を向いて配置されている。
本実施形態の場合、下方突出部51において、一対の板状部58、59のうちの一方の板状部58の外側縁と他方の板状部59の外側縁との間の部分により大径部54が構成されている。
より詳細には、第1方向において、一対の板状部58、59の各々の外側縁部は、第2圧入部55aの外周面よりも外方に突出している。そして、第1方向における、一対の板状部58、59のうちの一方の板状部58の外側縁と他方の板状部59の外側縁との離間距離D1(図11参照)が、第1方向における大径部54の寸法である。したがって、離間距離D1は、第2圧入部55aの外径及び収容部12の内径の各々よりも大きい。
また、本実施形態の場合、第2圧入部55aと板状部58、59との境界部58b、59bでは、下方に向けて第1方向における下方突出部51の寸法が徐々に拡大している。また、第2圧入部55aと境界部58b、59bとの境目、及び境界部58b、59bと各板状部58、59との境目には、段差が形成されていない。これにより、第1実施形態と同様に、スムーズに環状リブ23を環状溝44に案内することができる。
境界部58b、59bは、例えば、板状部58、59の厚みと同等の厚みを有する板状部である。境界部58b、59bの板面は、第2方向を向いて配置されている。
また、本実施形態の場合も、下方突出部51の上部52の下端52b(第2圧入部55aの下端)が、環状壁部43の下端43aよりも、下方に位置している。
これにより、下方突出部51を収容部12に圧入する際に、よりスムーズに環状リブ23を環状溝44に案内することができる。
ただし、例えば、上下方向において、下方突出部51の上部52の下端52bの位置と環状壁部43の下端43aの位置とが互いに同じでもよい。
一対の板状部58、59の各々の板面は、第2方向(弁口45の長手方向)を向いて配置されている。
本実施形態の場合、下方突出部51において、一対の板状部58、59のうちの一方の板状部58の外側縁と他方の板状部59の外側縁との間の部分により大径部54が構成されている。
より詳細には、第1方向において、一対の板状部58、59の各々の外側縁部は、第2圧入部55aの外周面よりも外方に突出している。そして、第1方向における、一対の板状部58、59のうちの一方の板状部58の外側縁と他方の板状部59の外側縁との離間距離D1(図11参照)が、第1方向における大径部54の寸法である。したがって、離間距離D1は、第2圧入部55aの外径及び収容部12の内径の各々よりも大きい。
また、本実施形態の場合、第2圧入部55aと板状部58、59との境界部58b、59bでは、下方に向けて第1方向における下方突出部51の寸法が徐々に拡大している。また、第2圧入部55aと境界部58b、59bとの境目、及び境界部58b、59bと各板状部58、59との境目には、段差が形成されていない。これにより、第1実施形態と同様に、スムーズに環状リブ23を環状溝44に案内することができる。
境界部58b、59bは、例えば、板状部58、59の厚みと同等の厚みを有する板状部である。境界部58b、59bの板面は、第2方向を向いて配置されている。
また、本実施形態の場合も、下方突出部51の上部52の下端52b(第2圧入部55aの下端)が、環状壁部43の下端43aよりも、下方に位置している。
これにより、下方突出部51を収容部12に圧入する際に、よりスムーズに環状リブ23を環状溝44に案内することができる。
ただし、例えば、上下方向において、下方突出部51の上部52の下端52bの位置と環状壁部43の下端43aの位置とが互いに同じでもよい。
本実施形態の場合、一対の嘴状部分56、57の各々が弾性変形することによって、弁口45が開口し、第1流動方向へ流体の流動が許容される。この状態から、一対の嘴状部分56、57の各々が弾性復元することによって、弁口45が閉口し、第2流動方向への流体の流動が規制される。
より詳細には、流体が第1流動方向に流動する際には、当該流体に押圧されて、図13に示すように、一対の嘴状部分56、57の各々の先端部56a、57aは、第1方向において互いに離間した形状に弾性変形する。より詳細には、嘴状部分56の先端部56aは、第1方向における先端部57a側とは反対側(例えば、図13における下方)に向けて凸の弧状に弾性変形し、嘴状部分57の先端部57aは、第1方向における先端部56a側とは反対側(例えば、図13における上方)に向けて凸の弧状に弾性変形する。これにより、弁口45が開口状態となり、第1流動方向への流体の流動が許容される。そして、流体の流動が終了すると、一対の嘴状部分56、57の各々の先端部56a、57aは、第1方向において互いに近接又は密着した形状に弾性復元する。より詳細には、一対の嘴状部分56、57の先端部56a、57aは、第2方向に沿って直線状に延在した形状に弾性復元する。これにより、弁口45が閉口状態となり、第2流動方向への流体の流動(すなわち流体の逆流)が規制される。
より詳細には、流体が第1流動方向に流動する際には、当該流体に押圧されて、図13に示すように、一対の嘴状部分56、57の各々の先端部56a、57aは、第1方向において互いに離間した形状に弾性変形する。より詳細には、嘴状部分56の先端部56aは、第1方向における先端部57a側とは反対側(例えば、図13における下方)に向けて凸の弧状に弾性変形し、嘴状部分57の先端部57aは、第1方向における先端部56a側とは反対側(例えば、図13における上方)に向けて凸の弧状に弾性変形する。これにより、弁口45が開口状態となり、第1流動方向への流体の流動が許容される。そして、流体の流動が終了すると、一対の嘴状部分56、57の各々の先端部56a、57aは、第1方向において互いに近接又は密着した形状に弾性復元する。より詳細には、一対の嘴状部分56、57の先端部56a、57aは、第2方向に沿って直線状に延在した形状に弾性復元する。これにより、弁口45が閉口状態となり、第2流動方向への流体の流動(すなわち流体の逆流)が規制される。
本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成される限りにおける種々の変形、改良等の態様も含む。
本実施形態は以下の技術思想を包含する。
(1)ルーメンを有するシャフトと、逆流防止弁とを備える胃瘻カテーテルであって、
前記逆流防止弁は、
前記シャフトの上端を覆うように配置される板状の基部と、
前記基部の中央部から下方に突出している下方突出部と、
前記基部の周縁部から下方に向けて起立していて前記下方突出部の上端部の周囲を囲んでいる環状壁部と、
を有し、
前記シャフトは、
体表当接部と、
前記ルーメンの上端開口の周囲縁部に沿って形成されていて前記体表当接部から上方に向けて起立している環状リブと、
を有し、
前記環状壁部の内周面と前記下方突出部の上端部の外周面との間隙は、前記環状リブが嵌入する環状溝を構成しており、
前記下方突出部の下端には、閉状態と開状態とに開閉するスリット状の弁口が形成されており、
前記下方突出部の下部は、前記ルーメンの上端部に圧入される圧入部となっており、
前記圧入部は、少なくとも前記弁口の長手方向と前記シャフトの軸方向との双方に対して直交する方向である第1方向における寸法が前記ルーメンの内径よりも大きい大径部を有し、
前記下方突出部の上部と前記大径部との境界部では、下方に向けて前記第1方向における前記下方突出部の寸法が徐々に拡大している胃瘻カテーテル。
(2)前記下方突出部の前記上部の下端が、前記環状壁部の下端よりも、下方に位置している(1)に記載の胃瘻カテーテル。
(3)前記大径部は円柱状に形成されている(1)又は(2)に記載の胃瘻カテーテル。
(4)前記下方突出部は、一対の嘴状部分を含む本体部を有し、
前記一対の嘴状部分の下端の合わせ目が前記弁口となっており、
前記大径部は、前記本体部から前記第1方向における双方向にそれぞれ起立している一対の板状部を有する(1)又は(2)に記載の胃瘻カテーテル。
(5)前記環状壁部には、前記環状溝と当該環状壁部の外周囲の空間とを相互に連通させる切欠形状部が形成されている(1)から(4)のいずれか一項に記載の胃瘻カテーテル。
(1)ルーメンを有するシャフトと、逆流防止弁とを備える胃瘻カテーテルであって、
前記逆流防止弁は、
前記シャフトの上端を覆うように配置される板状の基部と、
前記基部の中央部から下方に突出している下方突出部と、
前記基部の周縁部から下方に向けて起立していて前記下方突出部の上端部の周囲を囲んでいる環状壁部と、
を有し、
前記シャフトは、
体表当接部と、
前記ルーメンの上端開口の周囲縁部に沿って形成されていて前記体表当接部から上方に向けて起立している環状リブと、
を有し、
前記環状壁部の内周面と前記下方突出部の上端部の外周面との間隙は、前記環状リブが嵌入する環状溝を構成しており、
前記下方突出部の下端には、閉状態と開状態とに開閉するスリット状の弁口が形成されており、
前記下方突出部の下部は、前記ルーメンの上端部に圧入される圧入部となっており、
前記圧入部は、少なくとも前記弁口の長手方向と前記シャフトの軸方向との双方に対して直交する方向である第1方向における寸法が前記ルーメンの内径よりも大きい大径部を有し、
前記下方突出部の上部と前記大径部との境界部では、下方に向けて前記第1方向における前記下方突出部の寸法が徐々に拡大している胃瘻カテーテル。
(2)前記下方突出部の前記上部の下端が、前記環状壁部の下端よりも、下方に位置している(1)に記載の胃瘻カテーテル。
(3)前記大径部は円柱状に形成されている(1)又は(2)に記載の胃瘻カテーテル。
(4)前記下方突出部は、一対の嘴状部分を含む本体部を有し、
前記一対の嘴状部分の下端の合わせ目が前記弁口となっており、
前記大径部は、前記本体部から前記第1方向における双方向にそれぞれ起立している一対の板状部を有する(1)又は(2)に記載の胃瘻カテーテル。
(5)前記環状壁部には、前記環状溝と当該環状壁部の外周囲の空間とを相互に連通させる切欠形状部が形成されている(1)から(4)のいずれか一項に記載の胃瘻カテーテル。
10 シャフト
10a 管壁
11 ルーメン
11a 上端開口
11b 内周面
12 収容部
20 体表当接部
21a 第1張出部
21b 第2張出部
23 環状リブ
30 被連結部
31 開口
32 凹部
40 逆流防止弁
41 基部
41a 溝部
43 環状壁部
43a 下端
44 環状溝
45 弁口
46 切欠形状部
47 第2環状壁部
51 下方突出部
51a 下端
52 上部
52a 上端部
52b 下端
53 圧入部(下部)
54 大径部
54a 境界部
55 本体部
55a 第2圧入部
56、57 嘴状部分
56a、57a 先端部
56b、57b 上縁部
56c、57c 中間部
56d、57d 中間部以外の部分
58、59 板状部
58a、59b 境界部
60 バンパ
80 栓部材
82 栓部
82a フランジ部
84 ストラップ部
100 胃瘻カテーテル
10a 管壁
11 ルーメン
11a 上端開口
11b 内周面
12 収容部
20 体表当接部
21a 第1張出部
21b 第2張出部
23 環状リブ
30 被連結部
31 開口
32 凹部
40 逆流防止弁
41 基部
41a 溝部
43 環状壁部
43a 下端
44 環状溝
45 弁口
46 切欠形状部
47 第2環状壁部
51 下方突出部
51a 下端
52 上部
52a 上端部
52b 下端
53 圧入部(下部)
54 大径部
54a 境界部
55 本体部
55a 第2圧入部
56、57 嘴状部分
56a、57a 先端部
56b、57b 上縁部
56c、57c 中間部
56d、57d 中間部以外の部分
58、59 板状部
58a、59b 境界部
60 バンパ
80 栓部材
82 栓部
82a フランジ部
84 ストラップ部
100 胃瘻カテーテル
Claims (5)
- ルーメンを有するシャフトと、逆流防止弁とを備える胃瘻カテーテルであって、
前記逆流防止弁は、
前記シャフトの上端を覆うように配置される板状の基部と、
前記基部の中央部から下方に突出している下方突出部と、
前記基部の周縁部から下方に向けて起立していて前記下方突出部の上端部の周囲を囲んでいる環状壁部と、
を有し、
前記シャフトは、
体表当接部と、
前記ルーメンの上端開口の周囲縁部に沿って形成されていて前記体表当接部から上方に向けて起立している環状リブと、
を有し、
前記環状壁部の内周面と前記下方突出部の上端部の外周面との間隙は、前記環状リブが嵌入する環状溝を構成しており、
前記下方突出部の下端には、閉状態と開状態とに開閉するスリット状の弁口が形成されており、
前記下方突出部の下部は、前記ルーメンの上端部に圧入される圧入部となっており、
前記圧入部は、少なくとも前記弁口の長手方向と前記シャフトの軸方向との双方に対して直交する方向である第1方向における寸法が前記ルーメンの内径よりも大きい大径部を有し、
前記下方突出部の上部と前記大径部との境界部では、下方に向けて前記第1方向における前記下方突出部の寸法が徐々に拡大している胃瘻カテーテル。 - 前記下方突出部の前記上部の下端が、前記環状壁部の下端よりも、下方に位置している請求項1に記載の胃瘻カテーテル。
- 前記大径部は円柱状に形成されている請求項1又は2に記載の胃瘻カテーテル。
- 前記下方突出部は、一対の嘴状部分を含む本体部を有し、
前記一対の嘴状部分の下端の合わせ目が前記弁口となっており、
前記大径部は、前記本体部から前記第1方向における双方向にそれぞれ起立している一対の板状部を有する請求項1又は2に記載の胃瘻カテーテル。 - 前記環状壁部には、前記環状溝と当該環状壁部の外周囲の空間とを相互に連通させる切欠形状部が形成されている請求項1から4のいずれか一項に記載の胃瘻カテーテル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022053646A JP2023146454A (ja) | 2022-03-29 | 2022-03-29 | 胃瘻カテーテル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022053646A JP2023146454A (ja) | 2022-03-29 | 2022-03-29 | 胃瘻カテーテル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023146454A true JP2023146454A (ja) | 2023-10-12 |
Family
ID=88286699
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022053646A Pending JP2023146454A (ja) | 2022-03-29 | 2022-03-29 | 胃瘻カテーテル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2023146454A (ja) |
-
2022
- 2022-03-29 JP JP2022053646A patent/JP2023146454A/ja active Pending
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