JP2023146281A - 荷重センサおよびそれを備えた電動ブレーキ装置 - Google Patents

荷重センサおよびそれを備えた電動ブレーキ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2023146281A
JP2023146281A JP2022053387A JP2022053387A JP2023146281A JP 2023146281 A JP2023146281 A JP 2023146281A JP 2022053387 A JP2022053387 A JP 2022053387A JP 2022053387 A JP2022053387 A JP 2022053387A JP 2023146281 A JP2023146281 A JP 2023146281A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor
load
central axis
load sensor
displacement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022053387A
Other languages
English (en)
Inventor
唯 増田
Yui Masuda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTN Corp, NTN Toyo Bearing Co Ltd filed Critical NTN Corp
Priority to JP2022053387A priority Critical patent/JP2023146281A/ja
Priority to PCT/JP2023/011364 priority patent/WO2023189988A1/ja
Publication of JP2023146281A publication Critical patent/JP2023146281A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T13/00Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems
    • B60T13/74Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with electrical assistance or drive
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D65/00Parts or details
    • F16D65/14Actuating mechanisms for brakes; Means for initiating operation at a predetermined position
    • F16D65/16Actuating mechanisms for brakes; Means for initiating operation at a predetermined position arranged in or on the brake
    • F16D65/18Actuating mechanisms for brakes; Means for initiating operation at a predetermined position arranged in or on the brake adapted for drawing members together, e.g. for disc brakes
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01LMEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
    • G01L5/00Apparatus for, or methods of, measuring force, work, mechanical power, or torque, specially adapted for specific purposes
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01LMEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
    • G01L5/00Apparatus for, or methods of, measuring force, work, mechanical power, or torque, specially adapted for specific purposes
    • G01L5/22Apparatus for, or methods of, measuring force, work, mechanical power, or torque, specially adapted for specific purposes for measuring the force applied to control members, e.g. control members of vehicles, triggers

Abstract

Figure 2023146281000001
【課題】簡単な構成で十分な検出精度が得られる荷重センサ等を提供する。
【解決手段】本発明は、単一のセンサ部材1と、変位センサ2と、センサターゲット3とを備えた荷重センサであって、センサ部材1が、荷重の印加方向Fと平行なセンサ部材1の中心軸Cに沿う縦断面において、中心軸Cと平行な前後方向および中心軸Cと垂直な前後方向の4方向のうち、3方向のすべておよび1方向の少なくとも一部をセンサ部材1に囲まれた空間Sを有する。
【選択図】図1

Description

この発明は、変位センサを用いた荷重センサおよびそれを備えた電動ブレーキ装置に関する。
従来、電動ブレーキ装置の制動力の大きさを制御するために用いられるセンサとして、摩擦パッドに印加される荷重を微小な変位で検出する荷重センサがある(例えば、特許文献1参照)。この荷重センサは、フランジ部材および支持部材の2つのセンサ部材と、2つのセンサ部材の一方に固定された磁気センサと、他方に固定された磁気ターゲットとを備えており、フランジ部材に軸方向の荷重が印加されると、フランジ部材がたわむとともに、磁気センサと磁気ターゲットが相対変位し、磁気センサで検出した磁界に基づいて、荷重の大きさを検出する。
ここで、フランジ部材は、支持部材の嵌合部に、圧入または加締めで固定されており、フランジ部材と支持部材との周方向の相対位置については、両者に形成された軸方向のピン穴が連なった状態で位置決めピンを挿入することにより、固定されている。
特開2013-032970号公報
しかしながら、上述のように2つのセンサ部材を備える構成では、フランジ部材の変形(たわみ)に伴って生じる支持部材の嵌合部との微小な滑り摩擦の影響によって、荷重と変位との相関にヒステリシスが生じる場合があり、十分な検出精度が得られない。
この発明の目的は、簡単な構成で十分な検出精度が得られる荷重センサおよびそれを備えた電動ブレーキ装置を提供することである。
本発明の荷重センサは、単一のセンサ部材と、変位センサと、センサターゲットとを備え、前記センサ部材が支持される支持側に対向する荷重印加側から、前記センサ部材に荷重が印加されると、前記センサ部材が変形するとともに、前記変位センサと前記センサターゲットが相対変位し、前記変位センサで検出した前記変位センサと前記センサターゲットとの相対変位量に基づいて、前記荷重の大きさを検出する。そして、前記センサ部材が、前記荷重の印加方向と平行な前記センサ部材の中心軸に沿う縦断面において、前記中心軸と平行な前後方向および前記中心軸と垂直な前後方向の4方向のうち、3方向のすべておよび1方向の少なくとも一部を前記センサ部材に囲まれた空間を有する。
本発明の荷重センサにおいては、センサ部材が単一であって上述のような空間を有する形状であることから、変位センサとセンサターゲットが比較的大きく相対変位するとともに、複数のセンサ部材間での滑り摩擦が生じないので、簡単な構成で十分な検出精度が得られる。
本発明の荷重センサにおいては、前記センサ部材が、前記支持側において前記空間と連通する開口部を有してもよい。
本発明の荷重センサにおいては、前記センサ部材が、前記荷重印加側において中空円板(穴あき円板、円環板とも呼ばれる)状で前記中心軸方向に突出した凸部を有してもよく、この場合、前記荷重が前記凸部の端面に印加されるようにしてもよい。
本発明の荷重センサは、前記凸部の端面および内周面に印籠嵌合するステー部材を備え、前記ステー部材に印加された荷重が、少なくとも前記凸部の端面を経由して前記センサ部材に伝達されることが好ましい。この場合には、ステー部材がセンサ部材の凸部の端面および内周面に印籠嵌合することにより、荷重が印加された際に、センサ部材の凸部の径方向内側への変位が抑制されて、センサ部材とステー部材との前記中心軸を基準とする径方向の滑りが緩和される。さらに、比較的剛性の低いセンサ部材の凸部が弾性変形することから、ステー部材の剛性によってセンサ部材の変形が阻害されることが抑制される。したがって、必要なセンサ感度を確保しつつ、検出精度を向上できる。
本発明の荷重センサにおいては、前記荷重が、前記ステー部材の表面における円環状の加圧領域に印加され、前記中心軸からの前記凸部の平均半径が、前記中心軸からの前記加圧領域の平均半径よりも大きい構造であってもよい。この場合には、センサ部材とステー部材の接触位置での弾性変形量がより小さくなるため、センサ部材とステー部材との径方向での滑り摩擦がより低減され、検出精度がより向上する。
本発明の荷重センサにおいては、前記変位センサおよび前記センサターゲットが、前記中心軸を基準として径方向に対向して設けられ、前記変位センサが前記センサターゲットよりも径方向外側に配置されていてもよい。荷重センサの一般的な利用において、最終的に変位センサの外側に向けて配線を引き出す構造が想定されるが、変位センサがセンサターゲットよりも径方向外側に配置されていれば、変位センサの配線が容易である。
本発明の荷重センサにおいては、前記空間よりも前記荷重印加側の部分を含む第1材料部と、前記空間よりも前記支持側の部分を含む第2材料部とが、複数部材に分割可能な境界なく接合されて前記センサ部材を形成しており、前記第1材料部の材料が、前記第2材料部の材料よりも高い降伏応力を有してもよい。この場合には、負荷が重点的にかかる部分により強度の高い材料を適用することで、強度とコストまたは重量とのバランスを取りやすくなる。
特に、前記第1材料部および前記第2材料部が鉄系材料からなり、前記第1材料部の材料の方が炭素の含有率が高くてもよい。一般に、鉄系材料からなる部品を安価に製造可能な鍛造加工においては、炭素含有率が低い材料の方が加工性に優れ製造コストを低減できる傾向にあるため、第1材料部の材料の方が炭素の含有率が高い場合には、負荷が重点的にかかる部分により強度の高い材料を適用し、比較的負荷の小さい部分に加工性に優れた材料を適用することで、強度とコストとのバランスを取りやすくなる。
キャリパと、直線運動する直動部を有する直動アクチュエータと、ブレーキロータと、摩擦パッドとを備え、前記直動部により前記摩擦パッドを前記ブレーキロータに対して当接離隔させる電動ブレーキ装置であって、上述した本発明の荷重センサのいずれかを備え、その荷重センサにより、前記摩擦パッドに印加される荷重を検出する電動ブレーキ装置も、本発明に属する。本発明の電動ブレーキ装置によれば、上述した本発明の荷重センサと同様の作用効果が得られる。
本発明の第1実施形態の荷重センサを示す縦断面図である。 同荷重センサの部分拡大縦断面図である。 同荷重センサの変形例を示す縦断面図である。 本発明の第2実施形態の荷重センサを示す縦断面図である。 同荷重センサの変形例を示す縦断面図である。 第1実施形態の荷重センサにおけるセンサ部材の形成例を示す縦断面図である。 同センサ部材の他の形成例を示す縦断面図である。 第2実施形態の荷重センサの変形例を備えた電動ブレーキ装置を示す縦断面図である。
本発明の第1実施形態の荷重センサについて、図面とともに説明する。縦断面図である図1に示すように、この荷重センサは、単一のセンサ部材1と、変位センサ2と、センサターゲット3とを備えており、例えば電動ブレーキ装置の支持部5に取り付けられる。そして、センサ部材1が支持される支持側(図1での下側)に対向する荷重印加側(図1での上側)から、センサ部材1に荷重が印加方向F(図1での下向き)で印加されると、センサ部材1が変形するとともに、変位センサ2とセンサターゲット3が相対変位し、変位センサ2で検出した変位センサ2とセンサターゲット3との相対変位量に基づいて、印加された荷重の大きさが検出される。
センサ部材1は、中心軸Cをもつ中空円板(穴あき円板、円環板とも呼ばれる)状であり、荷重の印加方向Fと平行な中心軸Cに沿う縦断面(図1に示す断面)において、中心軸Cと平行な前後方向(図1での上下方向)および中心軸Cと垂直な前後方向(図1での左右方向)の4方向のうち、3方向(図1での上方向と左右方向)のすべておよび1方向(図1での下方向)の少なくとも一部をセンサ部材1に囲まれた空間Sを有する。具体的には、空間Sも、中心軸Cをもつ中空円板状である。
センサ部材1は、支持側において空間Sと連通する開口部1aを有しており、開口部1aも中心軸Cをもつ中空円板状であるため、空間Sは、図1の縦断面において、前記4方向のうち、1方向(図1での下方向)の径方向内側部においてのみ、センサ部材1に囲まれていない。なお、開口部1aは、空間Sの径方向外側部に連通してもよい(図3参照)。
センサ部材1は、図6に示すように、空間Sよりも荷重印加側の部分を含む第1材料部1Aと、空間Sよりも支持側の部分を含む第2材料部1Bとを、中心軸Cに垂直な円環状の接合面Jにおいて、複数部材に分割されないように接合して形成でき、第1材料部1Aおよび第2材料部1Bが金属材料である場合の接合方法としては、レーザ溶接、電子ビーム溶接、拡散接合、摩擦圧接等を用いることができる。接合面Jは、図7に示すように、中心軸Cをもつ円柱側面状であってもよい。
ここで、第1材料部1Aの材料が、第2材料部1Bの材料よりも高い降伏応力を有するようにすれば、負荷が重点的にかかる部分により強度の高い材料を適用することになり、強度とコストまたは重量とのバランスを取りやすくなる。さらに、第1材料部1Aおよび第2材料部1Bを鉄系材料とし、第1材料部1Aの材料の方の炭素の含有率をより高くすれば、負荷が重点的にかかる第1材料部1Aにより強度の高い材料を適用し、比較的負荷の小さい部分に加工性に優れた材料を適用することになり、強度とコストとのバランスを取りやすくなる。なお、荷重センサの用途に応じて、第1材料部1Aおよび第2材料部1Bの少なくとも一方の材料を、アルミニウム等の鉄系以外の金属材料としてもよいし、樹脂材料としてもよい。この場合、強度とコストまたは重量とのバランスを取りやすくなる。また、特に樹脂材料を適用する場合には、接合部を加熱して容易に接合できる。
なお、第1実施形態の荷重センサにおいては、センサ部材1、空間S、開口部1aを中空円板(穴あき円板、円環板とも呼ばれる)状としたが、荷重センサの用途によっては、それらを穴あき多角形板状としてもよい。
図1の変位センサ2およびセンサターゲット3としては、例えば磁気センサおよび永久磁石をセンサ部材1に固定して用いることができる。磁気センサとしては、ホール素子、MI素子、MR素子等を用いることができ、永久磁石としては、変位センサ2側がN極の第1永久磁石3aおよび変位センサ2側がS極の第2永久磁石3bを中心軸C方向に並べて用いることができる(図2参照)。第1永久磁石3aと第2永久磁石3bの上下関係を図2とは逆にしてもよい。
荷重センサの用途により、変位センサ2およびセンサターゲット3として、インダクタンス測定センサおよび中心軸C方向の変位により測定されるインダクタンスが変動する形状のインダクタンス変動形状部を用いてもよい。インダクタンス変動形状部としては、中心軸C方向の段差形状部や傾斜形状部を用いることができる。また、荷重センサの用途により、変位センサ2として、静電容量センサや光学式センサを用いることもできる。
変位センサ2およびセンサターゲット3は、センサ部材1の開口部1aにおいて、中心軸Cを基準として径方向に対向して設けられ、変位センサ2がセンサターゲット3よりも径方向外側に配置されている。荷重センサの一般的な利用において、最終的に変位センサの外側に向けて配線を引き出す構造が想定されるが、変位センサ2がセンサターゲット3よりも径方向外側に配置されていれば、変位センサ2の配線が容易である。なお、センサ部材1の開口部1aにおいて、周方向に複数組の変位センサ2およびセンサターゲット3を配置して、検出精度や冗長性を向上させてもよい。この場合、図2の第1永久磁石3aおよび第2永久磁石3bは、それぞれ、中心軸Cをもつ中空円板状に連なったものであってもよい。
以上のように、第1実施形態の荷重センサにおいては、センサ部材1が単一であって上述のような空間Sを有する形状であることから、変位センサ2とセンサターゲット3が比較的大きく相対変位するとともに、複数のセンサ部材間での滑り摩擦が生じないので、簡単な構成で十分な検出精度が得られる。
本発明の第2実施形態の荷重センサについて、上述の第1実施形態の荷重センサと異なる点のみを図面とともに説明する。縦断面図である図4に示すように、第2実施形態の荷重センサにおいては、センサ部材1が、荷重印加側において中空円板状で中心軸C方向に突出した凸部1bを有する。
この荷重センサは、さらに、凸部1bの端面および内周面に印籠嵌合する(凸部1bの内周面に隙間なく嵌合して凸部1bの端面に当接する)ステー部材4aを備え、ステー部材4aに印加された荷重が、少なくとも凸部1bの端面(図4では上面)を経由してセンサ部材1に伝達される。ステー部材4aは、センサ部材1に取り付けられたスラスト円筒ころ軸受4の固定側軌道輪を兼ねており、スラスト円筒ころ軸受4は、固定側軌道輪4a、円筒ころである転動体4b、保持器4c、回転側軌道輪4dを有している。なお、安価な一般鋼材を用いたステー部材を適用し、そのステー部材とは別に、スラスト円筒ころ軸受4の固定軌道輪を設ける構成としてもよい。
この構成では、ステー部材4aがセンサ部材1の凸部1bの端面および内周面に印籠嵌合することにより、荷重が印加された際に、センサ部材1の凸部1bの径方向内側への変位が抑制されて、センサ部材1とステー部材4aとの中心軸Cを基準とする径方向の滑りが緩和される。さらに、比較的剛性の低いセンサ部材1の凸部1bが弾性変形することから、ステー部材4aの剛性によってセンサ部材1の変形が阻害されることが抑制される。したがって、必要なセンサ感度を確保しつつ、検出精度を向上できる。
この荷重センサでは、スラスト円筒ころ軸受4の回転側軌道輪4dに印加された荷重が、固定側軌道輪であるステー部材4aの表面において、円筒ころ4bの軌道面である円環状の加圧領域Pに印加され、中心軸Cからの凸部1bの平均半径r1が、中心軸Cからの加圧領域Pの平均半径r2と等しい。この構成によれば、ステー部材4aの荷重に対する剛性を十分に高くできる。しかしながら、変形例として、図5に示すように、中心軸Cからの凸部1bの平均半径r1が、中心軸Cからの加圧領域Pの平均半径r2よりも大きくてもよい。この構成によれば、センサ部材1とステー部材4aの接触位置での弾性変形量がより小さくなるため、センサ部材1とステー部材4aとの径方向での滑り摩擦がより低減され、検出精度がより向上する。
第2実施形態の荷重センサによれば、前述の第1実施形態の荷重センサによる作用効果に加え、以上に述べた追加の構成による作用効果が発揮される。
制動力の大きさを制御するために、上述した本発明の荷重センサのいずれかを用いる電動ブレーキ装置も、本発明に属する。一例として、第2実施形態の荷重センサの変形例を備えた電動ブレーキ装置を、縦断面図である図8に示す。この電動ブレーキ装置は、キャリパ11と、例えば電動モータ12bを回転駆動源として直動部12aを直線運動させる直動アクチュエータ12と、ブレーキロータ10と、摩擦パッド13,14とを備え、直動部12aにより摩擦パッド13,14をブレーキロータ10に対して当接離隔させる。そして、単一のセンサ部材1、変位センサ2、センサターゲット3a,3b等を備えた前述の第2実施形態の荷重センサの変形例が、電動ブレーキ装置の支持部5に取り付けられている。なお、以下の説明において、電動ブレーキ装置を車両に搭載した状態で、車両の車幅方向外側をアウトボード側OSといい、車両の車幅方向中央側をインボード側ISという。
この電動ブレーキ装置では、制動時、直動アクチュエータ12の駆動により、つまり直動部12aの直線運動により、インボード側ISの摩擦パッド14がブレーキロータ10に当接して、ブレーキロータ10を中心軸C方向に押圧する。その押圧力の反力により、直動アクチュエータ12のハウジングと一体化していて中心軸C方向にスライド自在であるキャリパ11が、インボード側ISにスライドする。これにより、キャリパ11に支持されたアウトボード側OSの摩擦パッド13がブレーキロータ10に当接する。これらアウトボード側OSおよびインボード側ISの摩擦パッド13,14で、ブレーキロータ10を中心軸C方向両側から強く挟持することで、ブレーキロータ10に制動力が負荷される。この際、荷重センサにより、摩擦パッド13,14に印加される荷重が検出される。以上のように例示した本発明の電動ブレーキ装置によれば、上述した本発明の荷重センサと同様の作用効果が得られる。
1 センサ部材
1a 開口部
1b 凸部
1A 第1材料部
1B 第2材料部
2 変位センサ
3 センサターゲット
4a ステー部材
10 ブレーキロータ
11 キャリパ
12 直動アクチュエータ
12a 直動部
13,14 摩擦パッド
C 中心軸
F 荷重の印加方向
P 加圧領域
r1 凸部の平均半径
r2 加圧領域の平均半径
S 空間

Claims (9)

  1. 単一のセンサ部材と、変位センサと、センサターゲットとを備え、
    前記センサ部材が支持される支持側に対向する荷重印加側から、前記センサ部材に荷重が印加されると、前記センサ部材が変形するとともに、前記変位センサと前記センサターゲットが相対変位し、
    前記変位センサで検出した前記変位センサと前記センサターゲットとの相対変位量に基づいて、前記荷重の大きさを検出する荷重センサであって、
    前記センサ部材が、前記荷重の印加方向と平行な前記センサ部材の中心軸に沿う縦断面において、前記中心軸と平行な前後方向および前記中心軸と垂直な前後方向の4方向のうち、3方向のすべておよび1方向の少なくとも一部を前記センサ部材に囲まれた空間を有する荷重センサ。
  2. 請求項1に記載の荷重センサにおいて、
    前記センサ部材が、前記支持側において前記空間と連通する開口部を有する荷重センサ。
  3. 請求項1または2に記載の荷重センサにおいて、
    前記センサ部材が、前記荷重印加側において中空円板状で前記中心軸方向に突出した凸部を有する荷重センサ。
  4. 請求項3に記載の荷重センサにおいて、
    前記凸部の端面および内周面に印籠嵌合するステー部材を備え、
    前記ステー部材に印加された荷重が、少なくとも前記凸部の端面を経由して前記センサ部材に伝達される荷重センサ。
  5. 請求項4に記載の荷重センサにおいて、
    前記荷重が、前記ステー部材の表面における円環状の加圧領域に印加され、
    前記中心軸からの前記凸部の平均半径が、前記中心軸からの前記加圧領域の平均半径よりも大きい荷重センサ。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の荷重センサにおいて、
    前記変位センサおよび前記センサターゲットが、前記中心軸を基準として径方向に対向して設けられ、前記変位センサが前記センサターゲットよりも径方向外側に配置されている荷重センサ。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の荷重センサにおいて、
    前記空間よりも前記荷重印加側の部分を含む第1材料部と、前記空間よりも前記支持側の部分を含む第2材料部とが、複数部材に分割可能な境界なく接合されて前記センサ部材を形成しており、
    前記第1材料部の材料が、前記第2材料部の材料よりも高い降伏応力を有する荷重センサ。
  8. 請求項7に記載の荷重センサにおいて、
    前記第1材料部および前記第2材料部が鉄系材料からなり、前記第1材料部の材料の方が炭素の含有率が高い荷重センサ。
  9. キャリパと、直線運動する直動部を有する直動アクチュエータと、ブレーキロータと、摩擦パッドとを備え、前記直動部により前記摩擦パッドを前記ブレーキロータに対して当接離隔させる電動ブレーキ装置であって、
    請求項1から8のいずれか一項に記載の荷重センサを備え、その荷重センサにより、前記摩擦パッドに印加される荷重を検出する電動ブレーキ装置。
JP2022053387A 2022-03-29 2022-03-29 荷重センサおよびそれを備えた電動ブレーキ装置 Pending JP2023146281A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022053387A JP2023146281A (ja) 2022-03-29 2022-03-29 荷重センサおよびそれを備えた電動ブレーキ装置
PCT/JP2023/011364 WO2023189988A1 (ja) 2022-03-29 2023-03-23 荷重センサおよびそれを備えた電動ブレーキ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022053387A JP2023146281A (ja) 2022-03-29 2022-03-29 荷重センサおよびそれを備えた電動ブレーキ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023146281A true JP2023146281A (ja) 2023-10-12

Family

ID=88201906

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022053387A Pending JP2023146281A (ja) 2022-03-29 2022-03-29 荷重センサおよびそれを備えた電動ブレーキ装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2023146281A (ja)
WO (1) WO2023189988A1 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5863825A (ja) * 1981-10-14 1983-04-15 Hitachi Zosen Corp 多点荷重測定装置
DE19640995C2 (de) * 1996-10-04 1999-07-22 Continental Ag Bremsaktuator für eine elektrische Bremsanlage eines Kraftfahrzeuges
JP2001099698A (ja) * 1999-09-30 2001-04-13 Kubota Corp ロードセル
JP2008064427A (ja) * 2006-09-11 2008-03-21 Toshiba Kyaria Kk 熱交換器
JP5778513B2 (ja) * 2011-07-28 2015-09-16 Ntn株式会社 直動アクチュエータ用の磁気式荷重センサおよび直動アクチュエータ
JP5947229B2 (ja) * 2013-01-10 2016-07-06 Ntn株式会社 磁気式荷重センサおよび電動ブレーキ装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2023189988A1 (ja) 2023-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2767812B1 (en) Magnetic load sensor for use in a linear motion actuator and linear motion actuator
JP4748423B2 (ja) アンギュラコンタクト玉軸受構成の車輪軸受装置
US6880898B2 (en) Bearing unit for wheel and manufacturing method thereof
US9879766B2 (en) Rotary transmitting assembly, device for converting rotary motion to linear motion, and motor
KR20080009712A (ko) 집적화된 센서 시스템을 포함하는 베어링 조립체
JP5019988B2 (ja) センサ付車輪用軸受
US20120200145A1 (en) Wheel support structure for motorcycle
JP5172445B2 (ja) スラスト軸受回転トルク検出装置
JP2007071280A (ja) センサ付車輪用軸受
WO2016035610A1 (ja) 荷重センサ、電動式直動アクチュエータおよび電動ブレーキ装置
WO2007023785A1 (ja) センサ付車輪用軸受
JP7160651B2 (ja) 電動ブレーキ
WO2023189988A1 (ja) 荷重センサおよびそれを備えた電動ブレーキ装置
JP2007057259A (ja) センサ付車輪用軸受
US11118985B2 (en) Load sensor and electromechanical brake system
JP2006308465A (ja) 荷重測定装置
JP2008232174A (ja) サスペンション用軸受
JP2006144966A (ja) 転がり軸受装置
JP2010090982A (ja) センサ付車輪用軸受
JPH1113755A (ja) 予圧を付与された転がり軸受装置
JP5332630B2 (ja) 車輪用軸受装置
JP2007057301A (ja) センサ付車輪用軸受
JP6586808B2 (ja) センサ装置付転がり軸受
JP4953911B2 (ja) センサ付車輪用軸受
JP2008249566A (ja) センサ付車輪用軸受