JP2023142903A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2023142903000001
【課題】感光ドラムに対向して配置される光学式センサ101への現像剤の付着を抑制できる構成を提供する。
【解決手段】ダクト110は、感光ドラムの回転軸線方向に関して光学式センサ101よりも一端側に設けられた開口111を有する。規制部材120は、感光ドラムの回転方向に関して光学式センサ101よりも開口111側に位置し、且つ、開口111と感光ドラムとの間を仕切るように配置されている。また、規制部材120は、感光ドラムの回転軸線方向に関して光学式センサ101よりも他端側から開口111に向かって流れる気流のうち、感光ドラム側から開口111に向かう気流W1´の少なくとも一部を規制する。
【選択図】図11

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの複数の機能を備えた複合機などの画像形成装置に関する。
画像形成装置では、現像スリーブなどの現像剤担持体により感光ドラムなどの像担持体上に形成された静電潜像をトナーにより現像してトナー像を形成する。このような画像形成装置として、従来から、像担持体に形成されたトナー像の濃度をセンサ(検知手段)により検知してトナー濃度を調整することが行われている。このセンサは、像担持体に対向すると共に現像剤担持体に近い位置にあるため、センサの検知面に像担持体や現像剤担持体から飛散したトナーを含む現像剤が付着しやすい。このため、センサをカバー部材で覆い、カバー部材と現像剤担持体との間を通る空気を吸引してセンサへの現像剤付着を抑制する構成が提案されている(特許文献1)。
特開2011-232680号公報
近年、画像形成装置における画像形成速度の高速化に伴い、像担持体や現像剤担持体の回転速度が増加している。また、現像装置に収容する現像剤の量の増加によって単位時間あたりに飛散する現像剤量が増加する傾向にある。このような場合に、特許文献1の構成で飛散現像剤の回収効率を上げるべく、空気を吸引するための風量を増加させることが考えられる。
しかしながら、風量を増加させると、吸引により気流が流れる方向に関してセンサの上流から運ばれる飛散現像剤量も増加し、センサに現像剤が付着する可能性が高くなる。センサに現像剤が付着するとセンサによるトナー濃度の検知精度が低下してしまう。
本発明は、像担持体に対向して配置される検知手段への現像剤の付着を抑制できる構成を提供することを目的とする。
本発明の画像形成装置は、トナー像を担持して回転する像担持体と、トナーを含む現像剤を収容する現像容器と、前記現像容器内の現像剤を担持して回転することにより現像剤を前記像担持体と対向する現像領域に搬送し、前記像担持体に形成された静電潜像をトナーにより現像する現像剤担持体と、を有する現像装置と、前記像担持体の回転方向に関して前記現像領域の下流側で前記像担持体に対向配置され、前記像担持体上のトナー像の濃度を検知する検知手段と、前記検知手段の少なくとも前記現像剤担持体側を覆うカバー部材と、前記像担持体の回転軸線方向に関して前記検知手段よりも一端側に設けられた開口を有し、前記開口から吸引した空気を排出するためのダクトと、前記像担持体の回転方向に関して前記検知手段よりも前記開口側に位置し、且つ、前記開口と前記像担持体との間を仕切るように配置された規制部材であって、前記像担持体の回転軸線方向に関して前記検知手段よりも他端側から前記開口に向かって流れる気流のうち、前記像担持体側から前記開口に向かう気流の少なくとも一部を規制する規制部材と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、像担持体に対向して配置される検知手段への現像剤の付着を抑制できる。
実施形態に係る画像形成装置の概略構成断面図。 実施形態に係る現像装置の概略構成横断面図。 実施形態に係る現像装置の概略構成縦断面図。 実施形態に係る現像装置の一部を切断して示す概略構成斜視図。 実施形態に係る現像装置と感光ドラムの対向部分を拡大し、規制部材を省略して示す概略構成断面図。 実施形態に係る現像装置及び光学センサユニットを、規制部材を省略して感光ドラム側から見た概略構成斜視図。 実施形態に係る光学式センサユニット周辺の現像剤排出構成を説明するための模式図。 比較例における光学式センサユニット周辺の現像剤排出構成を説明するための斜視図。 実施形態に係る光学センサユニット周辺の現像剤排出構成の一部を示す斜視図。 実施形態に係る現像装置と感光ドラムの対向部分を拡大して示す概略構成断面図。 実施形態に係る現像装置及び光学センサユニット周辺の現像剤排出構成を感光ドラム側から見た概略構成正面図。 (a)参考例1の、(b)参考例2の、それぞれ規制部材の配置を説明するために示す現像装置及び光学センサユニット周辺の現像剤排出構成を感光ドラム側から見た概略構成正面図。
実施形態について、図1ないし図12(b)を用いて説明する。まず、本実施形態の画像形成装置の概略構成について、図1を用いて説明する。
[画像形成装置]
図1に示す画像形成装置200は、電子写真式のフルカラーレーザープリンタである。画像形成装置200は、画像形成装置200の内部に並設されている第1、第2、第3、第4の画像形成部Py,Pm,Pc,Pbによって異なる色の4色のトナー画像を帯電、露光、現像、転写の各プロセスを経てトナー画像を形成するようになっている。制御手段として制御部19は、CPUとROMやRAMなどのメモリとからなっている。制御部19は、ホストコンピュータなどの外部インターフェースから出力されるプリント指令信号を入力するとメモリに記憶されている画像形成制御シーケンスに従って画像形成部Py,Pm,Pc,Pbを順次動作させる。
各画像形成部Py,Pm,Pc,Pbにおいて、像担持体としての感光ドラム1が所定の周速度(プロセススピード)で回転される。また、各画像形成部Py,Pm,Pc,Pbの感光ドラム1に跨るように、中間転写体としての中間転写ベルト7が配置されている。中間転写ベルト7は、駆動ローラ6aと従動ローラ6bとテンションローラ6cに掛け渡されており、駆動ローラ6aによって各感光ドラム1の回転周速度と対応した周速度で回転される。
1色目のイエローの画像形成部Pyにおいて、感光ドラム1の外周面(表面)は、帯電器2によって所定の極性・電位に一様に帯電される。次に、露光装置3が外部装置からの画像情報に基づいて生成したレーザー光を感光ドラム1表面の帯電面に走査露光する。これにより、感光ドラム1表面の帯電面に画像情報に応じた静電潜像が形成される。そして、この潜像が現像装置4によってイエローのトナー(現像剤)を用いて現像され、感光ドラム1表面上にイエローのトナー画像(現像)が形成される。同様の帯電、露光、現像の各工程が、2色目のマゼンタの画像形成部Pm、3色目のシアンの画像形成部Pc、4色目のブラックの画像形成部Pbにおいても行われる。
各画像形成部Py,Pm,Pc,Pbにおいて感光ドラム1表面に形成された各色のトナー画像は、中間転写ベルト7を挟んで感光ドラム1と対向配置されている一次転写ローラ(転写部材)8によって中間転写ベルト7の外周面(表面)上に順次重ねて転写される。これにより、中間転写ベルト7表面上にフルカラーのトナー画像が形成される。トナー画像転写後の感光ドラム1は、感光ドラム1表面に残留している転写残トナーがドラムクリーナ5によって除去され、次の画像形成に供される。
一方、給送カセット10から記録材Pが送出ローラ11により搬送路12aを通じてレジストローラ13に搬送される。次いで、記録材Pは、レジストローラ13により中間転写ベルト7と二次転写ローラ14との間の二次転写ニップ部Tnに搬送される。そして、この二次転写ニップ部Tnで記録材Pが挟持搬送され、この搬送過程において二次転写ローラ14により中間転写ベルト7表面上のトナー画像が記録材P上に転写される。トナー画像転写後の中間転写ベルト7は、中間転写ベルト7表面に残留している転写残トナーがベルトクリーナ9によって除去され、次の画像形成に供される。
未定着のトナー画像を担持する記録材Pは、画像担持面を上側にし、その状態で定着装置15のニップ部に導入される。そして、この記録材Pは定着装置15のニップ部で挟持搬送されることによって、トナー画像が記録材P上に加熱定着される。記録材Pの片面だけに画像を形成する場合、定着装置15から排出された記録材Pは、切換部材16で排出ローラ17を通して画像形成装置200の側面に設けられている排出トレイ18上に排出される。
記録材Pの両面に画像を形成する場合は、定着装置15から排出された記録材Pを切換部材16で下方の反転搬送路12bに案内する。反転搬送路12bでは、記録材Pの後端が反転ポイントRpに達したときに記録材Pをスイッチバックし、画像担持面を上側にした状態で両面用搬送路12cに送り出す。両面用搬送路12cにて、記録材Pは搬送路12aを通じてレジストローラ13に搬送される。この記録材Pは、レジストローラ13で二次転写ニップ部Tnに搬送され、この二次転写ニップ部Tnで挟持搬送される。そしてこの搬送過程において二次転写ローラ14により中間転写ベルト7表面上のトナーが記録材P上に転写される。未定着のトナー画像を担持する記録材Pは、画像担持面を上側にし、その状態で定着装置15のニップ部に導入される。そして、この記録材Pは定着装置15のニップ部で挟持搬送されることによって、トナー画像が記録材P上に加熱定着される。定着装置15から排出された記録材Pは、切換部材16で排出ローラ17を通して排出トレイ18上に排出される。
[現像装置]
現像装置4について、図2、図3、図4を参照して説明する。図2および図3は、現像装置4の概略断面図である。図4は現像装置の外観の概略を示した斜視図である。現像装置4は、図2、図4に示す通り、現像剤を収容する現像容器41を有する。なお、現像剤は、非磁性のトナーと磁性を有するキャリアを含む二成分現像剤である。
現像容器41には、第1現像剤担持体としての第1現像スリーブ44と、現像剤担持体及び第2現像剤担持体としての第2現像スリーブ45が回転可能に支持される。第1現像スリーブ44および第2現像スリーブ45は、感光ドラム1の回転軸線方向と平行に配置された円筒状の部材であり、現像容器41内(現像容器内)の現像剤を担持して回転することにより現像剤を感光ドラム1と対向する現像領域に搬送する。そして、感光ドラム1表面の静電潜像を現像剤に含まれるトナーにより現像することによってトナー像とする。第2現像スリーブ45は、感光ドラム1の回転方向に関して第1現像スリーブ44の下流側、図示の例では、第1現像スリーブ44の下方に位置し、第1現像スリーブ44と所定量の間隔を空けて配置される。
現像容器41は、水平方向に延在する隔壁41cによって、第1現像剤収容室である上側の現像室(現像剤搬送経路)41aと、現像室41aの下方に位置し、第2現像剤収容室である撹拌室(現像剤搬送経路)41bに分けられる。現像室41aは第1現像スリーブ44に現像剤を供給する機能室である。撹拌室41bは第2現像スリーブ45から回収された回収現像剤と、現像室41aにおいて第1現像スリーブ44に供給されなかった余剰現像剤と、現像装置4の外部から補給された補給現像剤とを受け入れて撹拌する機能室である。
現像室41aと撹拌室41b内には、それぞれ、第1搬送部材42と第2搬送部材43が設けられ、いずれも第1現像スリーブ44および第2現像スリーブ45の回転軸線方向(長手方向)と略平行に配置されるスクリュー部材である。また、図3に示す通り、隔壁41cの長手方向両端部には、現像室41aと撹拌室41bの間で現像剤を相互に搬送する受け渡し部(現像剤搬送経路)である第1連通部41dと第2連通部41eが設けられている。
第1搬送部材42は、第1現像スリーブ44に対向配置され、第1連通部41dから第2連通部41eの方向に現像剤を撹拌搬送するように回転動作しながら第1現像スリーブ44に現像剤を供給する。第2搬送部材43は、第2連通部41eから第1連通部41dの方向に現像剤を撹拌搬送するように回転動作する。第1搬送部材42および第2搬送部材43の回転動作によって、現像容器41内の現像剤を撹拌搬送しながら循環させる。
現像装置4には、第2現像スリーブ45の下方に対向配置され、第2現像スリーブ45の回転軸線方向と略平行に配置される棒状の回収部材46が設けられる。回収部材46は、第2現像スリーブ45と所定量の間隔が設けられ、かつ第2現像スリーブ45に対して従動で回転することによって、第2現像スリーブ45の現像されなかった現像剤を現像装置4内に取り込む。即ち、回収部材46は、第2現像スリーブ45の後述するカバー部材103側(カバー部材側)に第2現像スリーブ45と隣接して配置され、第2現像スリーブ45の回転方向に関して現像領域の下流側で第2現像スリーブ45上(現像剤担持体上)の現像剤を現像容器41に回収するための部材である。
また、現像装置4には、回収部材46に隣接し、第2現像スリーブ45上の現像されなかった現像剤を回収するとともに、回収部材46で回収した現像剤を撹拌しながら第2搬送部材43へ搬送するための撹拌部材47が設けられる。撹拌部材47は、第1現像スリーブ44および第2現像スリーブ45の回転軸線方向と略平行に配置されるスクリュー部材である。
[光学式センサユニット]
次に、感光ドラム1上(像担持体上)のトナー像の濃度を検知する検知手段としての光学式センサ101について、図5、図6を用いて説明する。図5は、画像形成部の概略断面図である。図6は光学式センサユニット100の構成を説明する説明図である。
図5に示すように、感光ドラム1と第2現像スリーブ45との現像領域に対して、感光ドラム1の回転方向下流側に、感光ドラム1と対向して、感光ドラム1のトナー像を光学的に検知する検知手段としての光学式センサ101を有する光学式センサユニット100が配置される。また、図6のように、光学式センサユニット100は、感光ドラム1の回転軸線方向の略中央に配置される。
光学式センサ101は、発光と受光を行う検出部102を有し、検出部102が感光ドラム1と対向している。このような光学式センサ101は、感光ドラム1上のトナー像に向けて発光し、反射光を受光することでトナー像の濃度を検知する。また、光学式センサユニット100は、光学式センサ101を保護するために光学式センサ101を覆うカバー部材103を有する。カバー部材103は、現像装置4と光学式センサ101とを仕切るように光学式センサ101を覆うカバー上面部104を有する。即ち、カバー部材103は、光学式センサ101の少なくとも第2現像スリーブ45側(現像剤担持体側)を覆う。本実施形態では、カバー部材103は、光学式センサ101の周囲を覆うと共に、光学式センサ101により感光ドラム1上のトナー像を光学的に検知することが可能なように感光ドラム1と対向する面の一部に検知用開口部105が形成されている。
光学式センサ101は、所定のタイミングで発光して、感光ドラム1上のトナー像のトナー載り量に応じた反射光を受光する。これにより、光学式センサ101は、感光ドラム1上のトナー像の濃度を検知する。制御部19は、その検出結果に基づいて各画像形成部Py,Pm,Pc,Pbに最適な画像形成条件を制御し、トナー像の濃度を調整する。
このような構成において、現像装置4からのトナーの飛散、特に図5に示すように第2現像スリーブ45と回収部材46との間から現像剤が飛散することにより、光学式センサ101の検出部102に現像剤が付着することがある。また、光学式センサ101が感光ドラム1上のトナー像を検知する際に、トナー載り量が多いことによって、感光ドラム1上のトナーが飛散して光学式センサ101の検出部102に付着することがある。特に、画像形成装置200の画像形成速度の高速化によって、感光ドラム1や第1現像スリーブ44、第2現像スリーブ45の回転速度が増加した場合、単位時間当たりに飛散する現像剤の量が増加するため、光学式センサ101の検出部102に付着する現像剤量が増加する傾向がある。さらに画像形成装置200の画像形成時間が増加するにつれて、飛散現像剤によって検出部102に付着する現像剤量が蓄積されていく。このような場合、検出部102に付着した現像剤によって感光ドラム1上のトナー像のトナー載り量を誤認識してしまい、誤った画像形成条件が設定され、濃度の変化に対して影響を与える可能性が生じる。
そこで、本実施形態では、図7に示すように、飛散した現像剤を吸引する排出手段としてのダクト110を設けることによって、光学式センサ101の検出部102への現像剤(以下、単に「トナー」という)の付着を軽減するようにしている。
[現像剤の排出構成]
本実施形態の現像剤の排出手段としてのダクト110について、図7、図8、図9、図10、図11、図12を用いて説明する。図7は本実施形態に係る現像剤の排出構成を説明する画像形成装置の概略断面図である。図8は比較例の排出構成を説明する説明図である。図9は本実施形態に係る排出構成を説明する斜視図である。図10は本実施形態に係る排出構成を説明する概略断面図である。図11は本実施形態に係る排出構成を説明する説明図である。図12は本実施形態に係る規制部材の配置を説明するために示す参考例の説明図である。
本実施形態では、図7に示すように、感光ドラム1の回転軸線方向において、光学式センサユニット100に近接する位置から画像形成装置200の一端側(図7の右側)の端部である第1端部X1に向けて延伸するダクト110が配置される。ダクト110は、図8または図9に示すように、光学式センサユニット100の方向に向けて開いた開口111を有する。即ち、ダクト110は、感光ドラム1の回転軸線方向に関して光学式センサ101よりも一端側に設けられた開口111を有し、開口111から吸引した空気を排出する。なお、本実施形態では、図8または図9に示すように、開口111は、光学式センサ101よりも第2現像スリーブ45側(現像剤担持体側)に設けられている。
また、図7に示すように、ダクト110は、第1端部X1側に連結部112を有する。ダクト110は、内部が中空で、開口111から連結部112まで空気が搬送される経路が連通している。また、画像形成装置200は、連結部112と接してダクト110と連通する内部が中空である本体ダクト130を有する。また画像形成装置200は、本体ダクト130と連通し空気を排気するための排気装置としてのファン140を有する。ファン140が回転することによって軸流が発生し、ファン140の一方向から空気を引き込み、ファン140の反対方向へ空気を排気する。
画像形成装置200内部の空気は、図7の矢印Vの経路を通って画像形成装置200の外部へ排気する。具体的には、感光ドラム1の回転軸線方向において、第1端部X1に対して反対側の端部を第2端部X2としたとき、第2端部X2側から光学式センサユニット100周辺の空気を開口111から吸引し、ダクト110内部を通して第1端部X1の方向へ空気が送られる。開口111から取り込んだ空気は、連結部112を介して本体ダクト130内部を通過し、ファン140に到達し画像形成装置200の外部へ排気される。
このとき、画像形成装置200内の感光ドラム1や現像装置4から排出された飛散トナーは、上述した排出構成による空気の流れに乗って移動し、開口111から取り込まれる。開口111から取り込まれたトナーは、ダクト110および本体ダクト130の内部の経路(図7矢印V)を移動し、ファン140の手前まで搬送される。ここで、本体ダクト130の第1端部X側の端部とファン140との間には、フィルター150が配置される。フィルター150は、トナーの粒径よりも小さい穴が無数に空いている。フィルター150によってトナーを捕集し、フィルター150を通過した空気が画像形成装置200の外部に排気され、画像形成装置200の外部にトナーが排出されないようにしている。
ところで、画像形成装置200の画像形成速度が増加した場合、単位時間当たりに記録材Pにトナー像を転写する速度が増加するため、トナー像を形成するための感光ドラム1や第1現像スリーブ44、第2現像スリーブ45の回転速度が増加する。それに伴って、単位時間当たりに使用されるトナー量が増加するため、感光ドラム1や現像装置4から排出される飛散トナーの量が増加する。このとき、例えば飛散したトナーが感光ドラム1上のトナー像以外の領域に付着することによって、その付着したトナーが記録材Pに転写されて画像不良が発生することがある。このように飛散トナーが増加した場合、例えばファン140の回転数を増加することによって、排出構成による空気を吸引する風量を増加させて、増加した分の飛散トナーを吸引してダクト110内に回収する方法が対策として挙げられる。
しかしながら、ダクト110の開口111から吸引する空気の風量を増加させた場合、図8に示すように、光学式センサ101の検出部102を通過する気流W1の流速が増加し、飛散したトナーが気流W1に乗って検出部102を横切る頻度が増加する。これによって、検出部102にトナーが付着しやすくなり、検出部102からトナー像に向けて発光する光量の低下や、トナー像から反射する反射光の受光を阻害してしまう。その結果、トナー載り量の測定誤差が大きくなってしまい、トナー像の濃度の再現性が低下する可能性が高くなる。
そこで、本実施形態では、図9~11に示すように、検出部102を通過する気流W1の流速を低下させるために規制部材120を設けている。規制部材120は、光学式センサ101よりも開口111側(開口側)に位置している。本実施形態では、規制部材120は、図10に示すように、感光ドラム1の回転方向に関して光学式センサ101と第2現像スリーブ45との間、図示の例では光学式センサ101の上方で、第2現像スリーブ45の下方に位置する。且つ、規制部材120は、図9に示すように、開口111と感光ドラム1との間を仕切るように配置されている。また、規制部材120は、規制部材120の第2現像スリーブ45側の端部がカバー部材103よりも第2現像スリーブ45側に位置し、図11に示すように感光ドラム1の回転軸線方向に関して光学式センサ101よりも他端側(図11の左側)から開口111に向かって流れる気流のうち、感光ドラム1側(像担持体側)から開口111に向かう気流の少なくとも一部を規制する。
本実施形態では、規制部材120は、図9、図10のように、ダクト110に設けられ、開口111と感光ドラム1との間を仕切るように、第2現像スリーブ45に向かって延伸し、光学式センサ101を覆うカバー部材103よりも第2現像スリーブ45に近い位置まで延伸する。一例として図10の配置において、第2現像スリーブ45とカバー部材103との最近接距離が14mmに対して、第2現像スリーブ45と規制部材120との最近接距離を7mmに設定している。規制部材120は、感光ドラム1および第1現像スリーブ44、第2現像スリーブ45、回収部材46に対して離間している。規制部材120はダクト110と一体あるいは別部品でダクト110に取り付ける構成であってもよい。例えば、シート材の規制部材120を両面テープなどでダクト110に貼り付ける構成であってもよい。
規制部材120によって、比較例の図8に示したような検出部102を通過する気流W1に対して、規制部材120が壁となって開口111へ向かう経路の一部を遮蔽する。そして、図11に示すように、検出部102を通過して感光ドラム1側から開口111に向かう気流W1´は、規制部材120を迂回して開口111に向かう。即ち、気流W´の少なくとも一部が規制部材120によって規制される。このため、気流W´が直接、開口111へ向かう場合よりも、この気流W´の流速を低下させることができる。
さらに、規制部材120によって、図11のように検出部102を避けて規制部材120と回収部材46との間の空間へ流れるように気流W3を案内させることができる。同時に、規制部材120が光学式センサ101の方向に延伸してガイドすることによって、光学式センサ101を覆うカバー部材103のカバー上面部104を通過する気流W4が流れやすくなり、気流W4の流速が増加する。それによって、飛散したトナーが検出部102を通過する気流W1´に乗るリスクを軽減し、同時に飛散したトナーが検出部102に到達する前に、気流W3および気流W4に乗せて、カバー上面部104を通過し開口111へ搬送されやすくなる。このようにして、規制部材120で気流を制御することによって、検出部102へのトナー付着を軽減することができる。
また、図10のように、規制部材120は回収部材46よりも感光ドラム1に近い位置に配置される。一例として図10において、感光ドラム1と回収部材46との距離が5mmに対して、感光ドラム1と規制部材120との最近接距離を2mmに設定している。反対に、回収部材46の方が感光ドラム1に近い位置にあった場合、第2現像スリーブ45と回収部材46との隙間から飛散したトナーが規制部材120を乗り越えて感光ドラム1側に落下しやすくなるため、感光ドラム1や検出部102に、飛散したトナーが行きやすくなる。よって、規制部材120を回収部材46よりも感光ドラム1に近い位置に設けることによって、第2現像スリーブ45と回収部材46との間から飛散したトナーが規制部材120と回収部材46との間に侵入する空間が形成される。そのため、飛散トナーが感光ドラム1側に向かう前に、規制部材120と回収部材46との間からカバー上面部104を通過する気流W4に引き込むことができる。そのため、飛散したトナーをより効率的に開口111へ向けて回収することができる。
また、規制部材120は、図11に示すように、感光ドラム1の回転軸線方向に関して、規制部材120の一端部である第1側面121が開口111の一端部よりも更に一端側に位置するように配置されている。即ち、感光ドラム1の回転軸線方向において、第1端部X1側の規制部材120側面である第1側面121は、開口111に対して第1端部X1側に位置する。一例として図11において、開口111に対して第1側面121は、第1端部X1側に30mmの距離を設けて配置している。
ここで、図12(a)に示すように、規制部材120の第1側面121が開口111よりも第2端部X2側に位置した場合、検出部102を通過して開口111へ向かう気流W5が発生しやすくなる。よって、第1側面121が開口111よりも第2端部X1側に設けることが、図12(a)のような検出部102を通過する気流W5を、規制部材120によって規制し低減させることができるため、より好ましい。
また、規制部材120は、図11に示すように、感光ドラム1の回転軸線方向に関して、規制部材120の他端部である第2側面122が光学式センサ101の他端部よりも更に他端側に位置するように配置されている。即ち、感光ドラム1の軸線方向において、第2端部X2側の規制部材120側面である第2側面122は、検出部102に対して第2端部X2側に位置する。一例として図11において、検出部102に対して第2側面122は、第2端部X2側に5mmの距離を設けて配置している。本実施形態では、上述したように、光学式センサ101はカバー部材103により覆われており、検知用開口部105を介して感光ドラム1と対向している。このため、規制部材120は、感光ドラム1の回転軸線方向に関して、規制部材120の第2側面122が検知用開口部105の他端部よりも更に他端側に位置するように配置されている。
ここで、図12(b)に示すように、第2側面122が検出部102よりも第1端部X1側に位置した場合、検出部102を通過して開口111へ向かう気流W6が発生しやすくなる。よって、第2側面122が検出部102よりも第1端部X2側に設けることが、図12(b)のような検出部102を通過する気流W6を、規制部材120によって規制し低減させることができるため、より好ましい。このように、第1側面121および第2側面122の位置を上述した関係にすることによって、検出部102を通過する気流を規制し、飛散トナーが規制部材120を通過しにくくするため、検出部102へのトナー付着を軽減することができる。
このように本実施形態では、感光ドラム1に対向して配置される光学式センサ101への現像剤付着を抑制できる。即ち、規制部材120によって光学式センサ101の検出部102を通過する気流を遮蔽して、この気流の流速を低下させることができ、検出部102へのトナー付着を軽減することができる。また、規制部材120によって規制部材120と回収部材46との間の空間に向かう気流を案内し、光学式センサ101のカバー上面部104を通過する気流の流速が増加し、飛散したトナーが検出部102へ到達する前にトナーを気流に乗せて回収することができる。そのため、画像形成装置200における画像形成速度の増加に伴って飛散トナーが増加した場合においても、効率的にトナーを気流に乗せて回収し、かつ光学式センサ101の検出部102にトナーを乗せた気流が通過しにくくすることができる。そして、検出部102へのトナー付着のリスクを軽減し、光学式センサ101による感光ドラム1上のトナー載り量を安定して検知でき、トナー像の濃度を再現することができる。
[他の実施形態]
なお、本発明は上記の実施形態の画像形成装置に限定するものではない。画像形成装置は、ダンデム型または1ドラム型、中間転写型または直接転写型においても区別なく実施できる。また、本発明は上記の実施形態の現像装置に限定するものではなく、例えば1つの現像剤担持体を備えた現像装置においても実施できる。
また、上述の実施形態では、規制部材120を光学式センサ101と第2現像スリーブ45との間に配置したが、規制部材120の位置はこれに限らず、開口111との関係で設定される。例えば、開口111が光学式センサ101よりも下方(第2現像スリーブ45と反対側)に設けられている場合、規制部材120も光学式センサ101より下方に配置する。即ち、規制部材120は、光学式センサ101よりも開口111側に位置し、開口111と感光ドラム1との間を仕切るように配置されていれば良い。
1・・・感光ドラム(像担持体)
4・・・現像装置
41・・・現像容器
44・・・第1現像スリーブ
45・・・第2現像スリーブ(現像剤担持体)
46・・・回収部材
100・・・センサユニット
101・・・光学式センサ(検知手段)
102・・・検出部
103・・・カバー部材
110・・・ダクト
111・・・開口
120・・・規制部材
121・・・第1側面
122・・・第2側面
200・・・画像形成装置

Claims (7)

  1. トナー像を担持して回転する像担持体と、
    トナーを含む現像剤を収容する現像容器と、前記現像容器内の現像剤を担持して回転することにより現像剤を前記像担持体と対向する現像領域に搬送し、前記像担持体に形成された静電潜像をトナーにより現像する現像剤担持体と、を有する現像装置と、
    前記像担持体の回転方向に関して前記現像領域の下流側で前記像担持体に対向配置され、前記像担持体上のトナー像の濃度を検知する検知手段と、
    前記検知手段の少なくとも前記現像剤担持体側を覆うカバー部材と、
    前記像担持体の回転軸線方向に関して前記検知手段よりも一端側に設けられた開口を有し、前記開口から吸引した空気を排出するためのダクトと、
    前記像担持体の回転方向に関して前記検知手段よりも前記開口側に位置し、且つ、前記開口と前記像担持体との間を仕切るように配置された規制部材であって、前記像担持体の回転軸線方向に関して前記検知手段よりも他端側から前記開口に向かって流れる気流のうち、前記像担持体側から前記開口に向かう気流の少なくとも一部を規制する規制部材と、を備えた
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記開口は、前記検知手段よりも前記現像剤担持体側に設けられ、
    前記規制部材は、前記規制部材の前記現像剤担持体側の端部が前記カバー部材よりも前記現像剤担持体側に位置するように、前記像担持体の回転方向に関して前記検知手段と前記現像剤担持体との間に配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記規制部材は、前記ダクトに設けられている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記規制部材は、前記像担持体の回転軸線方向に関して、前記規制部材の一端部が前記開口の一端部よりも更に一端側に位置するように配置されている
    ことを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記規制部材は、前記像担持体の回転軸線方向に関して、前記規制部材の他端部が前記検知手段の他端部よりも更に他端側に位置するように配置されている
    ことを特徴とする請求項1ないし4の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記現像剤担持体の前記カバー部材側に前記現像剤担持体と隣接して配置され、前記現像剤担持体の回転方向に関して前記現像領域の下流側で前記現像剤担持体上の現像剤を前記現像容器に回収するための回収部材を備え、
    前記規制部材は、前記回収部材よりも前記像担持体に近い位置に配置されている
    ことを特徴とする請求項1ないし5の何れか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記カバー部材は、前記検知手段の周囲を覆うと共に、前記検知手段により前記像担持体上のトナー像を光学的に検知することが可能なように前記像担持体と対向する面の一部に検知用開口部が形成されており、
    前記規制部材は、前記像担持体の回転軸線方向に関して、前記規制部材の他端部が前記検知用開口部の他端部よりも更に他端側に位置するように配置されている
    ことを特徴とする請求項1ないし6の何れか1項に記載の画像形成装置。
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