JP2023140195A - 制御装置、レンズ装置、撮像装置、カメラシステム、制御方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】手持ち撮影において、所望のティルト効果によって、所望の被写体や物体面に対して、所望のピント面を構築可能な制御装置を提供すること。【解決手段】制御装置は、撮像素子を備える撮像装置、及び撮像素子の撮像面に対してピント面を傾けるための少なくとも一つの光学部材を含む光学系を備えるレンズ装置を有するカメラシステムに用いられる制御装置であって、指示された被写体に関する情報を取得する取得部と、指示された被写体に関する情報に基づくピント面を構築するための被写体の位置に関する情報を取得する制御部とを有する。【選択図】図1
Description
本発明は、制御装置、レンズ装置、撮像装置、カメラシステム、制御方法、及びプログラムに関する。
従来、撮像光学系の光軸に対して傾いた物体面に対して全面的に良好にピントを合わせるようにピント面を傾けるティルト効果を有する光学系が提案されている。特許文献1には、ティルト効果を有するレンズユニット及びカメラ装置を備え、撮影範囲に設定された特定の領域ごとにティルト量を決め、所望のピント面によって被写体に合焦する監視カメラシステムが開示されている。
しかしながら、特許文献1のカメラシステムでは、カメラ装置の位置が変化すると、特定の領域ごとにティルト量を設定する必要がある。そのため、特許文献1のカメラシステムを用いて手持ち撮影を行う場合、所望のティルト効果を得られない恐れがある。
本発明は、手持ち撮影において、所望のティルト効果によって、所望の被写体や物体面に対して、所望のピント面を構築可能な制御装置を提供すること目的とする。
本発明の一側面としての制御装置は、撮像素子を備える撮像装置、及び撮像素子の撮像面に対してピント面を傾けるための少なくとも一つの光学部材を含む光学系を備えるレンズ装置を有するカメラシステムに用いられる制御装置であって、指示された被写体に関する情報を取得する取得部と、指示された被写体に関する情報に基づくピント面を構築するための被写体の位置に関する情報を取得する制御部とを有することを特徴とする。
本発明によれば、手持ち撮影において、所望のティルト効果によって、所望の被写体や物体面に対して、所望のピント面を構築可能な制御装置を提供することができる。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、本発明の実施形態に係るカメラシステム1の断面図である。カメラシステム1は、レンズ鏡筒(レンズ装置)2及びカメラ(撮像装置)3を有する。レンズ鏡筒2とカメラ3は、レンズ鏡筒2に設けられたマウント5とカメラ3に設けられた不図示のマウントを介して接続され、レンズ鏡筒2に設けられたレンズ側通信部17とカメラ3に設けられたカメラ側通信部18を介して互いに通信可能である。レンズ側通信部17とカメラ側通信部18にはそれぞれ、カメラ3からレンズ鏡筒2に電源を供給するための接点1009,1010が含まれている。なお、本実施形態では、図1の上下方向(重力方向)をY軸方向、レンズ鏡筒2に含まれる光学系の光軸Oに平行な方向をZ軸方向、Y軸方向及びZ軸方向と直交する方向をX軸方向と定める。
カメラ3は、撮像素子1106、表示部1108、カメラ側CPU15、及びファインダー16を有する。カメラ側CPU15が不図示のシャッタを制御することで、レンズ鏡筒2を通して結像した像を任意の時間だけ撮像素子1106に露光し、撮影することができる。表示部1108は、撮影画像や、カメラシステム1の各種設定を変更するための設定画面を表示する。本実施形態では、表示部1108は、カメラ3の背面に設けられ、タッチパネル機能を備える。撮影者は、ファインダー16を覗き込むことで撮影画像の確認や視線入力を行うことができる。
レンズ鏡筒2は、光学系、ズーム操作環6、案内筒7、カム筒8、レンズ側CPU9、及び絞り機構11を有する。光学系は、1群レンズ21、2群レンズ22、3群レンズ23、4群レンズ24、5群レンズ25、6群レンズ26、7群レンズ27、8群レンズ28、9群レンズ29、及び10群レンズ30を備える。本実施形態では、光学系に含まれる少なくとも一つのレンズ(光学部材)を移動させることで、撮像素子1106の撮像面に対してピント面を傾けるティルト効果と撮影範囲を移動させるシフト効果との少なくとも一方を得ることができる。各レンズは、カムフォロアを有する鏡筒により保持される。カムフォロアは、案内筒7に設けられた光軸Oに平行な直進溝とカム筒8に設けられた光軸Oに対して傾きを持つカム溝に係合する。ズーム操作環6が回転すると、カム筒8が回転し、各レンズのZ軸方向の位置関係が変化する。これにより、レンズ鏡筒2の焦点距離が変化する。レンズ鏡筒2の焦点距離は、ズーム操作環6の回転量を検出する不図示のズーム位置検出部によって検出可能である。レンズ側CPU009は、絞り機構11を制御することで、光学系の開口径を変化させる。
2群レンズ22は、Z軸方向へ移動することで合焦を行うフォーカス群(フォーカス部材)である。レンズ側CPU9は、2群レンズ22の移動量を検出する検出部からの検出信号を用いて、振動アクチュエータ31を介して2群レンズ22を制御する。
本実施形態では、6群レンズ26と8群レンズ28を光軸Oと直交する方向へ移動させることで、ティルト効果やシフト効果を得ることができる。具体的には、6群レンズ26と8群レンズ28を反対方向へ移動させると、ティルト効果を得ることができ、同じ方向へ移動させるとシフト効果を得ることができる。レンズ側CPU9は、6群レンズ26の移動量を検出する不図示の検出部からの信号を用いて、駆動部を介して6群レンズ26を制御する。また、レンズ側CPU9は、8群レンズ28の移動量を検出する不図示の検出部からの信号を用いて、駆動部を介して8群レンズ28を制御する。6群レンズ26と8群レンズ28を移動させる駆動部は例えば、ステッピングモータやボイスコイルモータ(VCM)である。なお、レンズを倒す(回転させる)ことでティルト効果を得ることも可能である。
レンズ側CPU9は、図1(b)に示されるように、取得部9aと制御部9bとを備え、レンズ鏡筒2の各構成部の動作を制御する。取得部9aは、指示された被写体に関する情報を取得する。制御部9bは、指示された被写体に関する情報に基づく被写体面(ピント面)を構築するための被写体の位置に関する情報を取得する。なお、レンズ側CPU9は、本実施形態ではレンズ鏡筒2内に搭載されているが、レンズ鏡筒2とは異なる制御装置として構成されていてもよい。また、カメラ側CPU15が取得部9aと制御部9bの機能を備えるように構成されていてもよい。
図2は、レンズ側CPU9による制御方法を示すフローチャートである。ステップS1では、取得部9aは、指示された被写体に関する情報を取得する。ステップS2では、制御部9bは、指示された被写体に関する情報に基づく被写体面を構築するための被写体の位置に関する情報を取得する。
図3は、カメラシステム1の電気的構成図である。まず、カメラ3の内部の制御フローについて説明する。
カメラ側CPU15は、マイクロコンピュータにより構成され、カメラ3内の各部の動作を制御する。また、カメラ側CPU15は、レンズ鏡筒2がカメラ3に装着された場合、レンズ側通信部17とカメラ側通信部18を介して、レンズ側CPU9との通信を行う。カメラ側CPU15がレンズ側CPU9に送信する情報(信号)には、2群レンズ22の移動量情報や、ピントずれ情報が含まれる。また、加速度センサ等のカメラ姿勢検出部1110からの信号に基づくカメラ3の姿勢情報が含まれる。更に、撮影者がピントを合わせたい所望の被写体を指示するTS指示部1109からの信号に基づく被写体の被写体距離情報や、所望の撮影範囲(画界)を指示する撮影範囲情報等が含まれる。
レンズ側CPU9がカメラ側CPU15に送信する情報(信号)には、レンズの撮像倍率等の光学情報や、レンズ鏡筒2に搭載されたズームや防振等のレンズ機能情報が含まれる。また、ジャイロセンサや加速度センサ等のレンズ姿勢検出部1008からの信号に基づくレンズ鏡筒2の姿勢情報が含まれる。
電源スイッチ1101は、撮影者により操作可能なスイッチであり、カメラ側CPU15の起動、及びカメラシステム1内の各アクチュエータやセンサ等への電源供給を開始させるために使用される。レリーズスイッチ1102は、撮影者により操作可能なスイッチであり、第1ストロークスイッチSW1と第2ストロークスイッチSW2とを備える。レリーズスイッチ1102からの信号は、カメラ側CPU15に入力される。カメラ側CPU15は、第1ストロークスイッチSW1からのON信号の入力に応じて、撮影準備状態に入る。撮影準備状態では、測光部1103による被写体輝度の測定と、焦点検出部1104による焦点検出が行われる。
カメラ側CPU15は、測光部1103による測光結果に基づいて絞り機構11の絞り値や撮像素子1106の露光量(シャッタ秒時)等を演算する。また、カメラ側CPU15は、焦点検出部1104により検出される光学系の焦点情報(デフォーカス量及びデフォーカス方向)に基づいて、2群レンズ22の移動量(駆動方向を含む)を決定する。2群レンズ22の移動量に関する情報は、レンズ側CPU9に送信される。
本実施形態では、前述したように、6群レンズ26と8群レンズ28を光軸Oと直交する方向へ移動させることで、ティルト効果やシフト効果を得ることができる。カメラ側CPU15は、TS指示部1109によって指示された所望の被写体に対してピントを合わせるためのティルト駆動量を演算する。TS指示部1109は、本実施形態では、タッチパネル機能を備える表示部1108に含まれる。また、カメラ側CPU15は、現在の撮影範囲から、TS指示部1109によって指示された撮影範囲に変更するシフト駆動量を演算する。カメラ側CPU15は、取得した駆動量に関する情報をレンズ側CPU9に送信する。6群レンズ26と8群レンズ28は、上述した駆動量に関する情報に基づいて制御される。
なお、TS指示部1109によって指示される被写体の数は、複数でもよい。仮に距離が異なる被写体が指示された場合でも、ティルト効果によって傾いた被写体面上に位置していれば、ピントを合わせることが可能である。また、TS指示部1109は、カメラ3ではなく、レンズ鏡筒2に設けられてもよい。また、TS指示部1109の機能を、カメラシステム1に既に設けられている操作部に割り当ててもよい。
カメラ側CPU15は、所定の撮影モードに設定されると、不図示の防振レンズの偏芯駆動、すなわち手振れ補正(防振動作)の制御を開始する。なお、レンズ鏡筒2が防振機能を有さない場合、手振れ補正(防振動作)は行われない。また、カメラ側CPU15は、第2ストロークスイッチSW2からのON信号の入力に応じてレンズ側CPU9に対して絞り駆動命令を送信し、絞り機構11を予め取得した絞り値に設定する。また、カメラ側CPU15は、露光部1105に露光開始命令を送信し、不図示のミラーの退避動作や不図示のシャッタの開放動作を行わせる。なお、カメラ3がミラーレスカメラである場合、退避動作は行われない。更に、カメラ側CPU15は、撮像素子1106に被写体像の光電変換、すなわち露光動作を行わせる。
撮像素子1106からの撮像信号は、カメラ側CPU15内の信号処理部にてデジタル変換され、更に各種補正処理が施されて画像信号として出力される。画像信号(データ)は、フラッシュメモリ等の半導体メモリ、磁気ディスク、及び光ディスク等の画像記録部1107に保存される。
表示部1108は、撮影時、撮像素子1106により撮像された画像を表示することができる。また、表示部1108は、画像記録部1107に記録された画像を表示することができる。
次に、レンズ鏡筒2の内部の制御フローについて説明する。フォーカス操作回転検出部1002は、フォーカス操作環19の回転を検出する。絞り操作回転検出部1011は、絞り操作環20の回転を検出する。ズーム操作回転検出部1003は、ズーム操作環6の回転を検出する。被写体記憶部1012は、TS指示部1109によって指示された被写体の、撮影範囲における空間上の位置(撮像素子1106を基準とする空間における位置情報)を記憶する。ここで、空間上の位置とは、被写体距離や、撮像素子1106を基準とする空間座標系の座標情報である。TS操作検出部1001は、ティルト効果及びシフト効果を得るためのマニュアル操作部と、マニュアル操作部の操作量を検出するセンサとを含む。IS駆動部1004は、防振動作を行う防振レンズの駆動アクチュエータと駆動アクチュエータの駆動回路とを含む。なお、レンズ鏡筒2が防振機能を有さない場合、上記構成は不要である。フォーカス駆動部1006は、2群レンズ22と移動量情報に応じて2群レンズ22をZ軸方向へ移動させる振動アクチュエータ31とを含む。移動量情報は、カメラ側CPU15からの信号に基づいて決定されてもよいし、フォーカス操作環19を操作することで出力される信号に基づいて決定されてもよい。電磁絞り駆動部1005は、カメラ側CPU15からの絞り駆動命令を受けたレンズ側CPU9からの指示に応じて、又は絞り操作環20を介した撮像者の指示に応じて、絞り機構11を指示された絞り値に相当する開口状態に変化させる。TS駆動部1007は、カメラ側CPU15からの被写体距離、位置情報、及び撮影範囲情報に基づくレンズ側CPU9からの指示に応じて6群レンズ26と8群レンズ28を移動させる。レンズ側CPU9は、所望のピントを得るため、TS駆動部1007とフォーカス駆動部1006を最適に動作するように制御する。また、レンズ鏡筒2は6群レンズ26と8群レンズ28のシフト動作によって被写体距離が変わらなくてもピントが変化する光学特性を備え、該光学特性に合わせてTS駆動部1007とフォーカス駆動部1006は最適に動作するように制御される。
なお、レンズ鏡筒2の内部には、レンズ側CPU9に電気的に接続されたジャイロセンサが設けられている。ジャイロセンサは、カメラシステム1の角度振れである縦(ピッチ方向)振れと横(ヨー方向)振れのそれぞれの角速度を検出し、検出値を角速度信号としてレンズ側CPU9に出力する。レンズ側CPU9は、ジャイロセンサからのピッチ方向及びヨー方向の角速度信号を電気的又は機械的に積分して、それぞれの方向での変位量であるピッチ方向振れ量及びヨー方向振れ量(これらをまとめて角度振れ量という)を演算する。
レンズ側CPU9は、上述した角度振れ量と平行振れ量の合成変位量に基づいてIS駆動部1004を制御して防振レンズ(不図示)を移動させ、角度振れ補正及び平行振れ補正を行う。なお、レンズ鏡筒2が防振機能を有さない場合、上記構成は不要である。また、レンズ側CPU9は、ピント振れ量に基づいてフォーカス駆動部1006を制御して2群レンズ22をZ軸方向へ移動させ、ピント振れ補正を行う。
ここで、レンズ鏡筒2において、レンズ側CPU9は、ジャイロセンサからの出力に基づいて演算されたレンズ鏡筒2の振れや変位量に基づいて、TS駆動部1007の制御を行う。例えば、カメラ3を手持ちで撮影する際に手振れが発生した場合、被写体に対して被写体面がずれる。しかしながら、カメラ3は、被写体記憶部1012に被写体の位置が記憶されているため、手振れを補正して被写体に被写体面を合わせ続けるTS駆動部1007の制御が可能である。TS駆動部1007を制御するため、カメラ3に搭載された加速度センサの信号が使用される場合がある。なお、レンズ鏡筒2にジャイロセセンサに加え、加速度センサが搭載されていてもよい。
以下、図4を参照して、シャインプルーフの原理について説明する。図4(a)は、撮像面1200に対して光学系1201の光軸が傾いていない場合のピントの合う範囲を示している。図4(b)は、撮像面1200に対して光学系1201の光軸が傾いている場合のピントの合う範囲を示している。シャインプルーフの原理とは、図4(b)に示されるように、撮像面1200と、光学系の主面1203とが交点1204で交わる場合、ピントの合う被写体面1202も交点1204を通るというものである。したがって、撮像面1200に対して光学系1201の光軸が傾いている場合、シャインプルーフの原理により被写体の側のピントの合う範囲が決定される。撮影したい被写体が奥行きを持つ場合、その奥行きに沿うように被写体面1202を傾けることで、被写体の手前から奥までピントを合わせることができる。一方、光学系1201の主面1203を奥行きのある被写体の傾きと反対方向へティルトさせることにより、被写体の奥行き方向に対して被写体面1202を直角に近い角度で交差させることも可能である。この場合、ピントの合う範囲を極端に狭くすることができるので、ジオラマ風の画像を取得することができる。
本実施形態では、図4(c)に示されるように、光学系1201の偏芯による像面倒れを利用することで、撮像面1200を像面倒れθimgだけ倒すことなく、被写体面1202の傾きθobjを発生させる。しかしながら、光学系1201のみで被写体面1202の傾きθobjを発生させると、光学系1201の偏芯量が増え、構図ズレが大きくなる。そこで、偏芯時の収差変動が小さくなるように設計されたレンズを偏芯させることが好ましい。本実施形態では、ティルト効果を変更するために、被写体面の傾きを発生させる6群レンズ26と偏芯時の収差変動を小さくする8群レンズ28を偏芯動作させる。
以下、ティルト効果を用いた撮影について説明する。図5は、表示部1108の模式図である。表示部1108は、本実施形態では、タッチパネル機能を備え、TS指示部1109を含む。図5では、撮影シーンとして、いわゆる「物撮り」を想定しており、「物撮り」に応じた撮影モードが設定されている。被写体1302,1303,1304は、テーブルに置かれた、例えば食べ物やアクセサリー等である。被写体1302,1303,1304はそれぞれ撮影距離が異なるが、本実施形態のカメラシステム1は被写体1302,1303,1304の全てにピントを合わせる撮影、いわゆる「あおり撮影」を行うことが可能である。本実施形態では、撮影者は、表示部1108上で、ピントを合わせたい被写体をタッチ操作で指示する。このとき、取得部9aは、指示された被写体に関する情報を取得する。制御部9bは、指示された被写体に関する情報に基づく被写体面を構築するための被写体の位置に関する情報を取得する。その後、制御部9bは、被写体の位置に関する情報を用いて取得される面に被写体面を合わせる(一致させる)ように、6群レンズ26と8群レンズ28を移動させることで、所望の被写体全てに合焦することが可能となる。
以下、6群レンズ26と8群レンズ28の移動により、被写体面を構築する方法について説明する。なお、被写体面は、完全な平面ではなく、多少の湾曲や凹凸があってもよい。
図6は、撮像素子1106を基準とする空間における被写体面500を示す図である。カメラシステム1は、例えば赤外光を用いた不図示の焦点検出システムや撮像素子1106に搭載された焦点検出機能により、被写体1302,1303,1304のZ軸方向の位置情報を取得可能である。また、撮像素子1106の撮像面における被写体1302,1303,1304の結像位置からX軸方向及びY軸方向の位置情報を取得可能である。このように、本実施形態では、撮影者が被写体をタッチ操作で指示することで、指示された被写体の位置に関する情報を取得可能である。取得された情報は、被写体記憶部1012に保存される。レンズ鏡筒2の不図示のメモリは、6群レンズ26と8群レンズ28の移動量及び移動方向と被写体面500の光軸Oに対する倒れ量との関係を示す敏感度テーブルを記憶している。カメラ側CPU15やレンズ側CPU9は、被写体記憶部1012に保存された位置情報と敏感度テーブルとを用いて演算を行い、演算結果に基づいて6群レンズ26と8群レンズ28を制御し、被写体面500が構築される。なお、敏感度テーブルでなく、例えばレンズ移動量と被写体面500の倒れ量との関係を所定の計算式で演算し、演算結果を用いて6群レンズ26と8群レンズ28を制御してもよい。また、6群レンズ26や8群レンズ28を徐々に移動させ、各被写体の合焦レベルを判定することで、被写体面500を構築してもよい。
本実施形態では、図7に示されるように、撮影者により指示された被写体位置を示す3つの空間座標点O,A,Bによって定義される面に被写体面500を合わせる制御が行われる。ここで、空間座標点O,A,Bの座標をそれぞれ、(a,b,c),(d,e,f),(g,h,i)とするとき、ベクトルOA,OBはそれぞれ、(d-a,e-b,f-c),(g-a,h-b,i-c)と表される。この場合、被写体面500は、以下の式を用いて表わされる。
px+qy+rz+s=0
p=(e-b)(i-c)-(h-b)(f-c)
q=(f-c)(g-a)-(i-c)(d-a)
r=(d-a)(h-b)-(g-a)(e-b)
s=-(pa+qb+rc)
また、ベクトルOAと空間座標点Bを通る面を、被写体面500とする面としてもよい。この場合、撮影者は、表示部1108上で3つの被写体を指示する方法を用いてもよいし、他の方法を用いてもよい。例えば、被写体面500の回転軸としてのベクトルを、表示部1108上で指を滑らせる、いわゆる「スワイプ」や「フリック」という操作方法で指示すると共に、空間座標点Bを指示してもよい。
p=(e-b)(i-c)-(h-b)(f-c)
q=(f-c)(g-a)-(i-c)(d-a)
r=(d-a)(h-b)-(g-a)(e-b)
s=-(pa+qb+rc)
また、ベクトルOAと空間座標点Bを通る面を、被写体面500とする面としてもよい。この場合、撮影者は、表示部1108上で3つの被写体を指示する方法を用いてもよいし、他の方法を用いてもよい。例えば、被写体面500の回転軸としてのベクトルを、表示部1108上で指を滑らせる、いわゆる「スワイプ」や「フリック」という操作方法で指示すると共に、空間座標点Bを指示してもよい。
また、平行又は一点で交わる二つの直線(ベクトル)を含む面を、被写体面500とする面としてもよい。この場合、「スワイプ」によって2つのベクトルを指示すればよい。例えば、図7において、ベクトルOA,OBを指示すればよい。なお、ベクトルを指示する場合、Z軸方向(奥行方向)は例えば、最初にタッチした位置の被写体と指を離した位置の被写体の2点を繋ぐように決定する方法を用いてもよい。
本実施形態では、空間座標点やベクトルをタッチ操作で指示するが、本発明はこれに限定されない。例えば、EVFを用いた視線入力、絞り操作環20の回転操作、及び不図示のボタンやダイヤルを用いて指示を行ってもよい。
また、撮影者は、所望のボケ具合が得られるように、ライブビュー映像等を確認しながら、被写体面500を決定する場合がある。図8は、被写体面500とする面を決定する方法の説明図である。面501は、被写体面500とする面を撮影者が設定する途中の面であり、空間座標点O,Bにはピントが合い、空間座標点Aにはピントが合っていない面である。
本実施形態のカメラシステム1では、ピントを合わせる3点が指示されれば、前述のように被写体面500を構築し、所望の被写体にピントを合わせた撮影が可能である。しかしながら、例えば、写真の上下をぼかして街並みや人物を撮影する、いわゆる「逆あおり撮影(ミニチュア撮影)」では、どこにピントを合わせ、どこをぼかすかが撮影者により決定される場合がある。その場合、撮影者が指示した空間座標点O,BによってベクトルOBが定義される。撮影者は、ベクトルOBを回転軸として面501が角度θctrlだけ回転するよう指示する。撮影者は例えば、表示部1108上を指で往復スライドするタッチ操作を行うことで、面501を角度θctrlだけ回転するよう指示することができる。また、EVFを用いた視線入力、絞り操作環20の回転操作、及び不図示のボタンやダイヤルを用いて指示を行ってもよい。また、設定されたカメラ3の撮影モードに応じて自動で決定されてもよい。撮影者は、所望の被写体(空間座標点O,B)のピントを維持しながら、所望のボケ具合となる、面501に被写体面500を合わせる。
図9は、カメラシステム1を手持ち撮影した場合において、手振れによって発生する被写体面500の位置ずれを示す図である。手振れが発生すると、被写体面500は被写体面502に位置ずれする。被写体面500は、前述したように、撮像素子1106を基準とする空間におけるXYZ軸で定義されるが、被写体面502は、XYZ軸とは異なるX’Y’Z’軸で定義される。
以下、被写体面502を被写体面500に合わせる方法、すなわち手振れを補正する方法について説明する。図9では、説明の便宜上、被写体面を有限の平面として互いが交差していないように図示しているが、被写体面は無限に広い平面である。そのため、撮影者の手振れによってカメラシステム1に手振れ量Δθだけ手振れが生じた場合、図10に示されるように、被写体面500,502は互いに交差する。
前述したように、被写体面500上の空間座標点O,A,Bの座標はそれぞれ、(a,b,c),(d,e,f),(g,h,i)である。また、被写体面502上の空間座標点O’,A’,B’の座標はそれぞれ、(a’,b’,c’),(d’,e’,f’),(g’,h’,i’)とする。ただし、手振れ前と手振れ後で座標軸は異なるが、各座標軸における値は同一である。すなわち、a=a’,b=b’,c=c’,d=d’,e=e’,f=f’,g=g’,h=h’,i=i’である。
また、カメラシステム1は、レンズ姿勢検出部1008からの信号を用いてXYZ軸とX’Y’Z’軸の手振れ量Δθを認識することができる。そのため、カメラシステム1は、手振れ量Δθを用いて、空間座標点O’,A’,B’を、XYZ軸における空間座標点として取得可能である。これにより、被写体面502上の各空間座標点を元の位置、すなわち被写体面500上の各空間座標点に戻るよう制御することができるため、手振れを補正することができる。
なお、手振れ後の座標軸における空間座標点を元の座標軸における空間座標点に変換する場合、他の方法を用いてもよい。例えば、被写体面500,502の式を用いて、交差する直線(交線、ベクトル)を算出する。3つの未知数x,y,zの3つに対して式は2つであるので、直線の方程式は以下の式で表される。
X=αY+β
上記直線を回転軸として、被写体面502を回転すれば、各空間座標点の軸方向ごとの計算をすることなく、被写体面500に合わせる手振れ補正制御を行うことが可能である。ただし、この場合、被写体記憶部1012に保存された空間座標点O,A,Bに空間座標点O’,A’,B’が戻るわけではない。しかしながら、被写体面502が被写体面500に重なる交差軸回りの回転制御によって、撮影者が指示した被写体にピントを合わせることができる。また、被写体面500,502のなす角度を求めることで、被写体面502の回転量を決定することができる。また、回転軸は決まっているため、記憶されている空間座標点O,A,Bの少なくとも一つに合うように制御を行ってもよい。
上記直線を回転軸として、被写体面502を回転すれば、各空間座標点の軸方向ごとの計算をすることなく、被写体面500に合わせる手振れ補正制御を行うことが可能である。ただし、この場合、被写体記憶部1012に保存された空間座標点O,A,Bに空間座標点O’,A’,B’が戻るわけではない。しかしながら、被写体面502が被写体面500に重なる交差軸回りの回転制御によって、撮影者が指示した被写体にピントを合わせることができる。また、被写体面500,502のなす角度を求めることで、被写体面502の回転量を決定することができる。また、回転軸は決まっているため、記憶されている空間座標点O,A,Bの少なくとも一つに合うように制御を行ってもよい。
手振れによるカメラシステム1の位置の変動成分は、一般的に6種類(方向)(X,Y,Z軸の回転ずれが3方向、X,Y,Z軸方向の位置ずれが3方向)である。手振れ量Δθは、図9では、Y軸周りの回転ズレ量であるが、X軸又はZ軸周りの回転ズレ量であってもよい。ただし、Z軸周りの回転ズレにおいては、カメラシステム1から被写体(空間座標点)までの距離が変わらないため、手振れ量Δθを用いて空間座標点のX軸方向とY軸方向だけの計算を行い、被写体面を戻す制御を行ってもよい。
また、X軸方向及びY軸方向の位置ずれでは、手振れ前後の被写体面が交差しないため、各軸方向の被写体距離が変わらない。そのため、各軸方向の位置ずれを計算し、手振れ補正制御を行うことができる。また、Z軸方向の位置ずれでは、手振れ前後の被写体面は交差しないが、単純に被写体距離が変化しただけなので、フォーカスユニット10を制御して所望の被写体面にピントを合わせ続けることができる。
なお、手振れ量が小さく、ピントずれが被写界深度の範囲内であれば、被写体面を戻す制御を実行しないようにしてもよい。
本実施形態では、被写体を数学的な「点」として捉えて被写体面を構築する。しかしながら、実際の被写体は通常、立体であり、被写体自身の中で被写体距離が異なる。そこで、1つの被写体から複数のピント位置を検出してもよいし、被写体全体にピントが合うエリア認識(被写体認識)の考え方を用いてもよい。
以上説明したように、本実施形態の構成によれば、撮影者が複数の被写体を指示するだけで、所望の被写体面を構築、すなわち所望の撮影が可能となるため、作業時間を短くすることができる。また、手振れ補正制御も実行可能であるため、手持ち撮影においても快適な撮影を行うことが可能でなる。
[その他の実施例]
本発明は、上述の実施例の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
[その他の実施例]
本発明は、上述の実施例の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
1 カメラシステム
2 レンズ鏡筒(レンズ装置)
3 カメラ(撮像装置)
9 レンズ側CPU(制御装置)
9a 取得部
9b 制御部
15 カメラ側CPU(制御装置)
26 6群レンズ(光学部材)
28 8群レンズ(光学部材)
1106 撮像素子
2 レンズ鏡筒(レンズ装置)
3 カメラ(撮像装置)
9 レンズ側CPU(制御装置)
9a 取得部
9b 制御部
15 カメラ側CPU(制御装置)
26 6群レンズ(光学部材)
28 8群レンズ(光学部材)
1106 撮像素子
Claims (14)
- 撮像素子を備える撮像装置、及び前記撮像素子の撮像面に対してピント面を傾けるための少なくとも一つの光学部材を含む光学系を備えるレンズ装置を有するカメラシステムに用いられる制御装置であって、
指示された被写体に関する情報を取得する取得部と、
前記指示された被写体に関する情報に基づく前記ピント面を構築するための前記被写体の位置に関する情報を取得する制御部とを有することを特徴とする制御装置。 - 前記制御部は、前記光学系の姿勢の変化に応じた前記光学系に対する前記被写体の位置ずれによるピントずれを補正するために、前記被写体の位置に関する情報を用いて前記少なくとも一つの光学部材を制御することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
- 前記光学系は、前記光学系の光軸に沿って移動することで合焦を行うフォーカス部材を含み、
前記制御部は、前記ピントずれを補正するために、前記被写体の位置に関する情報を用いて前記少なくとも一つの光学部材と前記フォーカス部材とを制御することを特徴とする請求項2に記載の制御装置。 - 前記被写体の位置に関する情報は、前記撮像素子を基準とする空間における位置情報であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の制御装置。
- 前記被写体の位置に関する情報は、前記撮像素子を基準とする空間座標系の座標情報であり、
前記制御部は、前記光学系の姿勢が変化する前の前記被写体の位置に関する情報に基づく第1面に対して、前記光学系の姿勢が変化した後の前記被写体の位置に関する情報に基づく第2面が一致するように、前記少なくとも一つの光学部材を制御することを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の制御装置。 - 前記制御部は、前記第1面と前記第2面との交線を回転軸として前記第1面に対して前記第2面が一致するように、前記少なくとも一つの光学部材を制御することを特徴とする請求項5に記載の制御装置。
- 前記光学系は、前記光学系の光軸に沿って移動することで合焦を行うフォーカス部材を含み、
前記制御部は、前記第1面に対して前記第2面が一致するように、前記少なくとも一つの光学部材と前記フォーカス部材とを制御することを特徴とする請求項5又は6に記載の制御装置。 - 前記被写体の位置に関する情報を記憶する記憶部を更に有することを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の制御装置。
- 請求項1乃至8の何れか一項に記載の制御装置と、
撮像素子の撮像面に対してピント面を傾けるための少なくとも一つの光学部材を含む光学系とを有することを特徴とするレンズ装置。 - 前記少なくとも一つの光学部材は、前記光学系の光軸に直交する方向へ移動することで、前記撮像面に対して前記ピント面を傾けることを特徴とする請求項9に記載のレンズ装置。
- 請求項1乃至8の何れか一項に記載の制御装置と、
撮像素子とを有することを特徴とする撮像装置。 - 請求項1乃至8の何れか一項に記載の制御装置と、
撮像素子と、
前記撮像素子の撮像面に対してピント面を傾けるための光学部材を含む光学系とを有することを特徴とするカメラシステム。 - 撮像素子を備える撮像装置、及び前記撮像素子の撮像面に対してピント面を傾けるための少なくとも一つの光学部材を含む光学系を備えるレンズ装置を有するカメラシステムを制御するための制御方法であって、
指示された被写体に関する情報を取得するステップと、
前記指示された被写体に関する情報に基づく前記ピント面を構築するための前記被写体の位置に関する情報を取得するステップとを有することを特徴とする制御方法。 - 請求項13に記載の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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US18/185,642 US20230305294A1 (en) | 2022-03-22 | 2023-03-17 | Control apparatus, lens apparatus, image pickup apparatus, camera system, control method, and storage medium |
CN202310270630.XA CN116801083A (zh) | 2022-03-22 | 2023-03-20 | 控制装置、透镜装置、摄像装置、相机系统、控制方法及存储介质 |
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JP2022046103A JP2023140195A (ja) | 2022-03-22 | 2022-03-22 | 制御装置、レンズ装置、撮像装置、カメラシステム、制御方法、及びプログラム |
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JP2019090931A (ja) | 2017-11-15 | 2019-06-13 | キヤノン株式会社 | 監視カメラシステム |
US11381731B2 (en) * | 2019-03-15 | 2022-07-05 | Canon Kabushiki Kaisha | Imaging apparatus, imaging control method, and storage medium |
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2022
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2023
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