JP2023137917A - データ処理装置、データ処理方法及びプログラム - Google Patents

データ処理装置、データ処理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】特典の適用状況の確認を容易にする装置、方法及びプログラムを提供する。【解決手段】電子決済サービスを提供するデータ処理システムにおいて、決済を行うデータ処理装置1は、事業者識別情報と、事業者が提供する特典の内容と、特典を適用可能な1以上の店舗と、特典の総量と、を関連付けた特典情報を記憶し、事業者識別情報と、特典が適用された1以上のユーザのユーザ識別情報と、1以上のユーザ夫々が決済した店舗と、1以上のユーザ夫々が適用された前記特典の量と、を関連付けた特典履歴情報を記憶する記憶部12と、前記特典の適用状況の閲覧要求を受信する受信部131と、閲覧要求に含まれる前記事業者識別情報に関連付けられた前記特典履歴情報が示す適用済みの特典の量の合計と、特典の総量又は前記総量のうち未適用の特典の量と、を表示させるための表示制御情報を、閲覧要求を送信した所定の装置に送信する送信部132と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、データ処理装置、データ処理方法及びプログラムに関する。
決済を行う際に所定の条件を満たした場合にユーザに特典を適用するシステムが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特許第6978576号公報
従来のシステムにおいては、特典を適用する事業者と商品を販売する事業者又は決済事業者が異なる場合に、特典を適用する事業者が特典の適用状況を確認することができず、事業者が効果を確認しづらいものとなっていた。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、特典を適用する事業者における適用状況の確認を容易にすることを目的とする。
本発明の第1の態様のデータ処理装置においては、(1)事業者を識別する事業者識別情報と、前記事業者が提供する特典であって1以上の店舗において適用可能な前記特典の内容と、前記特典の総量と、を関連付けた特典情報と、(2)前記事業者識別情報と、前記特典が適用された1以上のユーザのユーザ識別情報と、前記1以上のユーザそれぞれに適用された前記特典の量と、を関連付けた特典履歴情報と、を記憶する記憶部と、前記事業者識別情報を含む、前記特典の適用状況の閲覧要求を受信する受信部と、前記受信部が受信した前記閲覧要求に含まれる前記事業者識別情報に前記特典履歴情報において関連付けられた前記適用された前記特典の量の合計と、前記事業者識別情報に前記特典情報において関連付けられた前記特典の総量又は前記総量のうち未適用の前記特典の量と、を表示させるための表示制御情報を、前記閲覧要求を送信した所定の装置に送信する送信部と、を有する。
決済をするユーザを識別するユーザ識別情報と、該ユーザが決済を行う店舗を識別する店舗識別情報と、前記決済における決済金額とを関連付けた決済要求を、前記店舗の店舗端末又は該ユーザが使用する情報端末から取得する取得部と、取得した前記決済要求に基づいて決済を実行するとともに、前記ユーザに適用された前記特典と、該ユーザのユーザ識別情報と、該決済が行われた店舗と、該ユーザに適用された前記特典の量と、を含む前記特典履歴情報を前記記憶部に記憶させる決済処理部と、をさらに有してもよい。
前記記憶部は、前記特典の適用条件をさらに関連付けた前記特典情報を記憶し、前記データ処理装置は、前記決済をするユーザのユーザ識別情報と、前記決済を行う前記店舗と、前記決済金額と、前記決済を行う日時と、の少なくともいずれかが前記特典情報における前記適用条件を満たす前記特典を前記ユーザに適用される特典として特定する特定部をさらに有してもよい。
前記記憶部は、(1)前記特典と、前記特典を配布した1以上のユーザそれぞれの前記ユーザ識別情報と、該1以上のユーザそれぞれに前記特典を配布した日時と、を関連付けた配布履歴情報と、(2)前記1以上のユーザそれぞれに前記特典が適用された日時をさらに関連付けた前記特典履歴情報と、をさらに記憶し、前記送信部は、前記特典履歴情報と、前記配布履歴情報とに基づいて、前記1以上のユーザそれぞれに前記特典が配布された日時と、前記1以上のユーザそれぞれに前記特典が適用された日時との差を示す1以上の経過時間データを算出し、算出した経過時間と前記特典の適用状況との関連性を示す情報を表示させるための表示制御情報を前記所定の装置に送信してもよい。
前記記憶部は、前記1以上のユーザそれぞれの前記ユーザ識別情報と、前記1以上のユーザそれぞれの属性を示す属性情報と、を関連付けたユーザ情報をさらに記憶し、前記受信部は、前記特典が適用されたユーザの属性と前記特典の適用状況との関連性の表示を要求する前記閲覧要求を受信し、前記送信部は、当該閲覧要求を受信すると、前記特典が適用されたユーザの属性と、前記ユーザの属性ごとに集計した前記特典履歴情報が示す適用された前記特典の量と、を対応づけて表示させるための表示制御情報を前記所定の装置に送信してもよい。
前記記憶部は、(1)前記1以上のユーザそれぞれが前記特典を利用した店舗をさらに関連付けた前記特典履歴情報と、(2)前記1以上のユーザそれぞれの前記ユーザ識別情報と、前記1以上のユーザそれぞれの拠点を含む前記属性情報と、を関連付けた前記ユーザ情報と、を記憶し、前記受信部は、ユーザの拠点と前記特典の適用状況と、の関係性の表示を要求する前記閲覧要求を受信し、前記送信部は、当該閲覧要求を受信すると、前記特典が適用された店舗に対する、前記特典が適用されたユーザそれぞれの拠点の関係性を特定し、特定した前記関係性ごとに集計した前記特典履歴情報が示す適用された前記特典の量と、を対応づけて表示させるための表示制御情報を前記所定の装置に送信してもよい。
前記記憶部は、前記1以上のユーザそれぞれが前記特典を利用した店舗をさらに関連付けた前記特典履歴情報を記憶し、前記受信部は、店舗における前記特典の適用状況の表示を要求する前記閲覧要求を受信し、前記送信部は、前記特典情報が示す前記特典を適用可能な店舗と、前記店舗ごとに集計された適用された前記特典の量と、を対応付けて表示させるための表示制御情報を前記所定の装置に送信してもよい。
前記記憶部は、前記店舗と前記店舗の所在地とを関連付けた店舗情報をさらに記憶し、前記送信部は、前記店舗ごとに集計された適用された前記特典の量を、地図上の前記店舗の所在地に対応する位置に重畳した画像を表示させるための表示制御情報を前記所定の装置に送信してもよい。
前記記憶部は、前記1以上のユーザそれぞれが前記特典を利用した店舗をさらに関連付けた前記特典履歴情報を記憶し、前記受信部は、店舗識別情報をさらに含み、前記店舗識別情報が示す店舗における前記特典の適用状況の表示を要求する前記閲覧要求を受信し、前記送信部は、当該閲覧要求を受信すると、該店舗識別情報に対応する店舗において適用された前記特典の量を集計した情報を表示させるための表示制御情報を前記所定の装置に送信してもよい。
本発明の第2の態様のデータ処理方法においては、コンピュータが実行する、事業者を識別する事業者識別情報を含む、前記事業者が提供する特典の適用状況の閲覧要求を受信するステップと、記憶部が記憶する(1)前記事業者識別情報と、1以上の店舗において適用可能な前記特典の内容と、前記特典の総量と、を関連付けた特典情報と、(2)前記事業者識別情報と、前記特典が適用された1以上のユーザのユーザ識別情報と、前記1以上のユーザそれぞれが適用された前記特典の量と、を関連付けた特典履歴情報を参照し、受信した前記閲覧要求に含まれる前記事業者識別情報に前記特典履歴情報において関連付けられた前記適用された前記特典の量の合計と、前記事業者識別情報に前記特典情報において関連付けられた前記特典の総量又は前記総量のうち未適用の前記特典の量と、を表示させるための表示制御情報を、前記閲覧要求を送信した所定の装置に送信するステップと、を有する。
本発明の第3の態様のプログラムにおいては、コンピュータに、事業者を識別する事業者識別情報を含む、前記事業者が提供する特典の適用状況の閲覧要求を受信するステップと、記憶部が記憶する(1)前記事業者識別情報と、1以上の店舗において適用可能な前記特典の内容と、前記特典の総量と、を関連付けた特典情報と、(2)前記事業者識別情報と、前記特典が適用された1以上のユーザのユーザ識別情報と、前記1以上のユーザそれぞれが適用された前記特典の量と、を関連付けた特典履歴情報を参照し、受信した前記閲覧要求に含まれる前記事業者識別情報に前記特典履歴情報において関連付けられた前記適用された前記特典の量の合計と、前記事業者識別情報に前記特典情報において関連付けられた前記特典の総量又は前記総量のうち未適用の前記特典の量と、を表示させるための表示制御情報を、前記閲覧要求を送信した所定の装置に送信するステップと、を実行させる。
本発明によれば、特典を適用する事業者における適用状況の確認を容易にすることができるという効果を奏する。
実施形態にかかるデータ処理システムSの概要を説明する図である。 データ処理装置1の構成を示すブロック図である。 記憶部12が記憶する特典情報のデータ構造の一例を示す図である。 記憶部12が記憶する特典履歴情報のデータ構造の一例を説明する図である。 記憶部12が記憶する配布履歴情報のデータ構造の一例を説明する図である。 送信部132が表示させる管理画面の一例を説明する図である。 送信部132が表示させる画面の一例を説明する図である。 送信部132が表示させる画面の一例を説明する図である。 送信部132が表示させる画面の一例を説明する図である。 送信部132が表示させる店舗別集計画面の一例を説明する図である。 送信部132が表示させる画面の一例を説明する図である。
[データ処理装置1の概要]
図1は、実施形態にかかるデータ処理システムSの概要を説明する図である。データ処理システムSは、電子決済サービスを提供するシステムである。データ処理システムSは、データ処理装置1、事業者端末2、情報端末3及び店舗端末4を有する。
データ処理システムSは、所定の決済方式により決済を提供する。所定の決済方式は一例として、QR(Quick Response)コードを用いた決済方式である。以下の説明においては、ユーザが決済用コードを提示するCPM方式(Consumer Presented Mode)で決済が行われるものとして説明を進めるが、データ処理システムSにおいては、MPM(Merchant Presented Mode)方式により店舗が提示する決済用コードを情報端末3で読み込まれたことに応じて決済が行われてもよい。
データ処理システムSにおいては、事業者は、商品等の需要を喚起するためにユーザに特典を適用することができる。事業者は、一例として、商品やサービスを販売提供する店舗を運営する事業者又は商品を製造販売するメーカーやサービスを提供する事業者等である。データ処理システムSにおいては、決済が行われる際に特典の内容に応じた利益をユーザに供与する。特典は例えば、購入代金からの値引き、電子マネーやポイントによるキャッシュバック若しくは景品又はノベルティをユーザに与えることである。なお、以降の説明において特典を「適用する」といった場合は、事業者がユーザに特典に基づく利益を与えることを示し、特典を「利用する」といった場合は、ユーザが特典の適用を受けることを示す。
データ処理装置1は、情報端末3又は店舗端末4からの決済情報に基づいて決済を行う装置である。データ処理装置1は、例えばサーバである。データ処理装置1は、事業者端末2とネットワークを介して通信し、事業者端末2から特典の設定を受け付ける。データ処理装置1は、決済を処理する際にユーザに適用した特典の適用状況を管理する。
事業者端末2は、事業者において端末を操作するユーザ(以下事業者ユーザと言う)が使用する端末である。事業者ユーザは、事業者端末2を操作し、特典の内容、適用条件及び総額の設定を行い、特典の適用状況を確認する。
情報端末3は、ユーザが操作する端末である。情報端末3は例えば、スマートフォン、タブレットである。MPM方式で決済が行われる場合、情報端末3は、決済情報をデータ処理装置1に送信する。
店舗端末4は例えば、POS(Point of Sales)端末である。CPM方式で決済情報が送信される場合、店舗端末4は、決済情報をデータ処理装置1に送信する。
事業者が特典の適用状況を閲覧する流れについて説明する。事業者端末2は、閲覧要求をデータ処理装置1に送信する。閲覧要求は事業者端末2を使用する事業者を識別する情報を含む。閲覧要求を受信したデータ処理装置1は、管理画面を表示するための表示制御情報を事業者端末2に送信する。事業者端末2は、受信した表示制御情報に基づいて、特典の適用状況を閲覧するための管理画面を表示する。詳細は後述するが、事業者は、管理画面においては、様々な観点に基づいて特典の適用状況を集計した情報を閲覧することができる。
[データ処理装置1の構成]
図2は、データ処理装置1の構成を示すブロック図である。データ処理装置1は、通信部11、記憶部12及び制御部13を有する。制御部13は、受信部131、送信部132、取得部133、決済処理部134及び特定部135を有する。通信部11は、ネットワークを介して他の装置と通信をするための通信インターフェースである。
記憶部12は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、SSD(Solid State Drive)、ハードディスクドライブ等を含む記憶媒体である。記憶部12は、制御部13が実行するプログラムを予め記憶している。記憶部12は、データ処理装置1の外部に設けられてもよく、その場合に通信部11を介して制御部13との間でデータの授受を行ってもよい。
記憶部12は、事業者を識別する事業者識別情報と、事業者が提供する特典の内容と、特典を適用可能な1以上の店舗と、特典の総量と、を関連付けた特典情報を記憶する。図3は、記憶部12が記憶する特典情報のデータ構造の一例を示す図である。特典情報は、「特典識別情報」と、「事業者識別情報」と、「特典の内容」と、「特典適用の条件」と「特典の総量」と、を含む。「特典適用の条件」は、例えば「取引内容」、「期間」、「店舗」及び「ユーザ」を含むが、記憶部12は、これらの一部を特典適用の条件として記憶してもよい。
「特典識別情報」は、特典を識別するためのID(Identification)である。「事業者識別情報」は、特典を提供する事業者を識別するためのID、事業者番号又は事業者名である。特典を提供する主体が店舗の運営者である場合、「事業者識別情報」は、店舗又は店舗グループを識別するための情報と同一であってもよい。
「特典の内容」は、事業者がユーザに与える利益の内容である。「特典適用の条件」は、特典が適用されるために満たすべき決済の条件を示す。「特典適用の条件」においては、「取引内容」、「期間」「店舗」及び「ユーザ」の全てが設定されていてもよいし、一部の条件のみが設定されていてもよい。一部の条件のみが設定されている場合、設定されていない条件については特典適用の判定において判断されないことを示す。
「取引内容」は、取引の内容について設定される特典適用の条件である。「取引内容」においては、例えば、決済額が所定の代金以上であること、購入される商品に所定の商品が含まれること又は所定の金額以上の決済時に所定の確率で適用されること等が条件として設定される。
「期間」は特典を適用する対象となる期間を示す。「店舗」は、特典を適用する対象となる店舗を示す。「店舗」は、特定の店舗のIDや店舗名で特定されてもよいし、適用対象の店舗が属する店舗グループのIDや店舗グループの名前で特定されてもよい。
「ユーザ」は、特典の適用を受けることが可能なユーザが、特典が配布された特定のユーザに限定されることを示すフラグである。図3に示す例においては、特典が適用されるユーザが特典を配布されたユーザに限定される場合に「〇」が設定されている。特典がユーザに配布された場合、配布された特典を識別するための特典識別情報と、特典が配布された1以上ユーザのユーザ識別情報と、特典を配布した日時と、がデータ処理装置1において関連付けられる。
「特典の総量」は、ユーザに適用可能な特典の総量を示す。「特典の総量」は、一例として金額で示される。特典の内容が景品やノベルティの提供の場合、「特典の総量」は、提供可能な個数又は回数で示されてもよい。
記憶部12は、事業者識別情報と、特典が適用された1以上のユーザのユーザ識別情報と、1以上のユーザそれぞれが特典が適用される決済を行った店舗と、1以上のユーザそれぞれが適用された特典の量と、を関連付けた特典履歴情報を記憶する。図4は、記憶部12が記憶する特典履歴情報のデータ構造の一例を説明する図である。特典履歴情報においては、「事業者識別情報」、「ユーザ識別情報」、「店舗」、「日時」及び「適用された特典の量」を含む。特典履歴情報は特典を識別するための情報をさらに含んでもよい。「事業者識別情報」は適用された特典を提供する事業者を識別するための情報である。「ユーザ識別情報」は特典が適用されたユーザを識別するためのユーザIDである。「店舗」は、特典が適用された決済が行われた店舗を示す。「日時」は、特典が適用された日時を示す。「適用された特典の量」は、ユーザに適用された特典の金額又は数量を示す。
記憶部12は、1以上のユーザそれぞれのユーザ識別情報と、1以上のユーザそれぞれの属性を示す属性情報と、を関連付けたユーザ情報をさらに記憶する。属性情報は例えば、ユーザの性別、生年月日、居住地、勤務地、職業、趣味、関心事を含む。
記憶部12は、特典と、特典を配布した1以上ユーザのユーザ識別情報と、該1以上のユーザそれぞれに特典を配布した日時と、を関連付けた配布履歴情報をさらに記憶する。図5は、記憶部12が記憶する配布履歴情報のデータ構造の一例を説明する図である。図5に示す配布履歴情報においては、「特典識別情報」と「ユーザ識別情報」と「配布日時」とが対応付けられている。一例として、ユーザが情報端末3を操作し、特典を利用可能にする操作が行われた場合に、ユーザに利用可能となった特典を識別するための特典識別情報と、操作をしたユーザのユーザ識別情報と、配布された日時と、が配布履歴情報として記憶部12に記憶される。特典を利用可能にする操作については後述する。なお、特典を利用可能にする操作が行われることなく、ユーザに利用可能となった特典を識別するための特典識別情報と、ユーザのユーザ識別情報と、特典が配布された日時と、を配布履歴情報として記憶部12が記憶してもよい。
記憶部12は、店舗と店舗の所在地とを関連付けた店舗情報をさらに記憶する。すなわち店舗情報においては、店舗の名称又は店舗IDと店舗の所在地とが関連付けられている。店舗の所在地は住所で特定されてもよいし、座標で特定されてもよい。
制御部13は、例えばCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサである。制御部13は、記憶部12に記憶されたプログラムを実行することにより、受信部131、送信部132、取得部133、決済処理部134及び特定部135として機能する。
[特典の適用状況の表示]
データ処理装置1が特典の適用状況を表示させる処理について説明する。なお、以下で説明する表示される情報の内容、集計する単位又は表示するグラフの種類又は情報の表示態様は実施形態の一例であり、要旨を変更しない範囲で種々の変更を加えてもよい。
受信部131は、事業者識別情報を含む、特典の適用状況の閲覧要求を受信する。受信部131は、事業者端末2から特典を管理する管理画面の表示を要求する閲覧要求を受信する。受信部131が受信する閲覧要求には、事業者端末を使用する事業者の事業者識別情報、閲覧対象の画面を識別する情報又は閲覧する対象の期間や店舗を示す情報が含まれる。
送信部132は、受信部131が受信した閲覧要求に含まれる事業者識別情報に特典履歴情報において関連付けられた適用された特典の量の合計と、特典の総量又は総量のうち未適用の特典の量と、を表示させるための表示制御情報を、前記閲覧要求を送信した所定の装置に送信する。所定の装置は例えば事業者端末2である。
図6は、送信部132が表示させる管理画面の一例を説明する図である。図6に示す管理画面においては、事業者が提供する特典の利用状況や、利用状況の詳細を表示するためのボタンが表示されている。
「クーポン詳細閲覧数」と表示されたオブジェクトO1には、事業者が提供する特典の詳細を表示する画面が情報端末3に表示された回数が表示される。「クーポン詳細閲覧数グラフ」と表示されたボタンO2が押されると、送信部132は、特典の詳細を表示する画面を閲覧した数をユーザの属性ごと若しくは日、週又は月等の単位で集計したグラフを表示する画面を事業者端末2に表示させる。
受信部131は一例として、ユーザがクーポンの詳細を閲覧する画面を表示するための閲覧要求を受信した場合に閲覧したユーザのユーザIDを記憶部12に記憶させる。そして、送信部132は、記憶部12に記憶された閲覧要求を受信した際に記憶されたユーザIDの数を集計することでクーポン詳細閲覧数を集計する。
「クーポン配布枚数」と表示されたオブジェクトO3には、特典の利用条件が満たされた数が表示される。一例として、情報端末3において事業者が提供する特典を利用可能にする操作が行われた回数が表示される。「クーポン配布数グラフ」と表示されたボタンO4が押されると、送信部132は、特典の利用条件が満たされた数を集計したグラフを表示する画面を事業者端末2に表示させる。
特典を利用可能にする操作は、一例としてクーポンの詳細を表示する画面においてクーポンを獲得するためのボタンをユーザが押す操作をすることである。この場合、受信部131は、特典の利用条件が満たされたユーザとして、当該操作をしたユーザのユーザIDを記憶部12に記憶させる。また、送信部132は、情報端末3に獲得されたクーポンの情報を記憶させる。
「クーポン利用数」と表示されたボタンO5には、決済の際に特典が適用された回数が表示される。ボタンO5が押された場合、送信部132は、特典の適用状況を表示する画面を事業者端末2に表示させてもよい。「クーポン利用数グラフ」と表示されたボタンO6が押されると、送信部132は、特典が適用された回数を集計したグラフを表示する画面を事業者端末2に表示させる。「クーポン配布後未利用数」と表示されたオブジェクトO7は、特典の利用条件が満たされた数のうちの未利用数が表示される。
オブジェクトO8においては、特典情報に記憶された事業者が提供する特典の総額のうち適用済みの金額と、総額から適用済みの金額を控除して算出された未適用の金額と、が表示される。ここで、送信部132は、特典履歴情報における適用された金額を集計して利用済みの金額を算出する。オブジェクトO8においては、特典の総額と、利用済みの金額と、が表示されてもよい。事業者が複数の特典を提供している場合、特典識別情報ごとに集計された特典の適用済みの金額と特典の総額又は残額がオブジェクトO8に表示されてもよい。
[属性別の情報の表示]
受信部131は、特典が適用されたユーザの属性と特典の適用状況との関連性についての閲覧の要求をさらに含む閲覧要求を受信する。一例として、事業者ユーザが図6に示す管理画面における属性別表示ボタンO9を押した場合、受信部131は、ユーザの属性と特典の適用状況との関連性を表示することを要求する閲覧要求を受信する。
送信部132は、当該閲覧要求を受信すると、特典が適用されたユーザの属性と、ユーザの属性ごとに集計した特典履歴情報が示す適用された特典の量と、を対応づけて表示させるための表示制御情報を事業者端末2に送信する。図7は、送信部132が表示させる画面の一例を説明する図である。図7は、図6に示すボタンO9が押された場合に表示されるユーザの属性別に集計した特典の適用状況を示す画面の一例を示す。図7においては、ユーザの年齢層毎、男女別に集計された特典の適用実績が円グラフで表示されている。
特典の適用状況は、職業別、趣味別等の単位で集計されてもよい。特典の適用実績の表示方法は円グラフに限られず、棒グラフや表であってもよい。閲覧要求に集計期間が含まれる場合、送信部132は、閲覧要求に含まれる期間に適用されたことを示す履歴情報を集計した情報を表示させてもよい。
送信部132は、ボタンO9が押された場合、閲覧要求に含まれる事業者識別情報に関連付けられた特典履歴情報を抽出する。そして、特典履歴情報に含まれるユーザ識別情報をキーとしてユーザ情報を突合し、特典履歴情報に含まれる適用された特典の量を属性毎に集計する。そして、送信部132は、属性毎に集計した特典の量を表示させるための表示制御情報を事業者端末2に送信する。
ところで、ユーザに特典が適用するためには、ユーザに特典が配布されていることが条件となる場合がある。このような場合における特典が配布されたタイミングと特典が利用されたタイミングとの関係についての情報をデータ処理装置1が提示することで、事業者ユーザが有意な分析をすることができる場合がある。
送信部132は、特典履歴情報と、配布履歴情報とに基づいて、1以上のユーザそれぞれに特典が配布された日時と、1以上のユーザそれぞれに特典が適用された日時との差を示す1以上の経過時間データを算出し、算出した経過時間と特典の適用状況との関連性を示す情報を表示させるための表示制御情報を事業者端末2に送信する。
図8は、この場合に送信部132が事業者端末2に表示させる画面の一例を説明する図である。図8においては、特典の配布日時と利用日時との差である経過時間ごとに特典の適用状況を集計した円グラフが表示されている。
送信部132は、ボタンO9が押された場合、閲覧要求に含まれる事業者識別情報に関連付けられた特典履歴情報を抽出する。そして、特典履歴情報に含まれる一以上のユーザ識別情報に対応する一以上のユーザそれぞれに特典が適用された日時を特定する。さらに、送信部132は、特典履歴情報に含まれる一以上のユーザ識別情報に配布履歴情報において対応する配布日時を特定し、特定した配布日時と特典が適用された日時との差を経過時間として算出する。そして、算出した経過時間を複数のグループに区分して、それぞれのグループごとに適用された特典の量を集計する。そして、送信部132は、経過時間のグループごとに集計した特典の量を表示させるための表示制御情報を事業者端末2に送信する。
また、特典の適用状況は、店舗とユーザの拠点との関係性、例えばそれぞれの位置の関係に基づいて集計されてもよい。送信部132は、当該閲覧要求を受信すると、特典が適用された店舗に対する、特典が適用されたユーザそれぞれの拠点の位置関係を特定し、特定した位置関係ごとに集計した特典履歴情報が示す適用された特典の量と、を対応づけて表示させるための表示制御情報を事業者端末2に送信してもよい。店舗とユーザの拠点との関係性は、一例として店舗とユーザの拠点との距離又は当該店舗において決済したユーザの拠点が属するエリアである。ユーザの拠点は例えばユーザの居住地、勤務地等である。店舗とユーザの拠点との関係性は、店舗とユーザ拠点の属性との関係であってもよい。拠点の属性とは、ユーザの住宅や勤務地、ユーザが利用する駅などを示す施設の種類である。送信部132は、当該閲覧要求を受信すると、特典が適用された店舗に対するユーザ拠点の属性を特定し、拠点の属性毎に集計した特典履歴情報が示す適用された特典の量と、を対応づけて表示させるための表示制御情報を事業者端末2に送信してもよい。
受信部131は、ユーザの拠点と特典の適用状況と、の関係性の表示を要求する閲覧要求を受信する。一例としてボタンO9が押された場合、集計する単位について選択する画面を表示させてもよい。そして、事業者ユーザが店舗とユーザの拠点との関係性の閲覧を選択した場合、受信部131は、ユーザの拠点との関係性についての閲覧要求を受信する。
送信部132は、当該閲覧要求を受信すると、店舗と店舗において特典が適用されたユーザそれぞれの拠点との距離を算出し、算出した距離ごとに集計した特典履歴情報が示す適用された特典の量と、を対応づけて表示させるための表示制御情報を事業者端末2に送信する。図9は、送信部132が事業者端末2に表示させる画面の一例を説明する図である。図9においては、店舗と店舗において特典が適用されたユーザそれぞれの拠点との距離ごとに適用された特典を集計したグラフが表示されている。
送信部132は、特典履歴情報に含まれるそれぞれの履歴について、記憶部12が記憶する店舗情報が示す店舗の位置と、ユーザ情報が示すユーザの拠点と、に基づいて店舗とユーザの拠点との距離を算出する。そして、算出した距離を複数のグループに区分して、それぞれのグループごとに適用された特典の量を集計する。そして、送信部132は、距離のグループごとに集計した特典の量を表示させるための表示制御情報を事業者端末2に送信する。なお、送信部132は、店舗を基準としたユーザの拠点が位置する方角方向ごとに特典の量を集計してもよい。
送信部132は、ユーザの拠点が属するエリアごとに適用された特典の量を集計し、事業者端末2に表示させてもよい。具体的には、送信部132は、ユーザの拠点が属するエリアごとに、当該エリアに属するユーザを特定し、それぞれのユーザに適用された特典の量を集計する。エリアは例えば、ユーザの拠点が属する市町村又は町丁目である。
[店舗との関連性の表示]
受信部131は、店舗における特典の適用状況の表示を要求する閲覧要求を受信する。一例として、事業者ユーザが図6に示す管理画面における店舗別表示ボタンO10を押した場合、受信部131は、閲覧する対象として店舗における特典の適用状況の表示を要求する閲覧要求を受信する。
送信部132は、特典情報が示す特典を適用可能な店舗と、店舗ごとに集計された適用された特典の量と、を対応付けて表示させるための表示制御情報を事業者端末2に送信する。図10は、送信部132が表示させる店舗別集計画面の一例を説明する図である。図10は、店舗別表示ボタンO10が押された場合に表示される店舗別に集計した特典の適用状況を示す画面の一例を示す。図10は、店舗と、店舗ごとに集計した適用された特典の量との関係を示す棒グラフが表示されている。
送信部132は、閲覧要求に含まれる事業者識別情報に特典履歴情報において関連付けられた適用された特典の量を店舗ごとに集計し、店舗ごとの特典の適用額を算出する。そして、送信部132は、店舗ごとに集計した適用された特典の量を表示するための表示制御情報を事業者端末2に送信する。
データ処理装置1は、店舗別の集計結果を地図上にプロットして表示してもよい。データ処理装置1がこのように構成されることで、事業者ユーザは直感的に店舗と特典の適用状況との関係を把握することができる。
送信部132は、店舗ごとに集計された適用された特典の量を、地図上の店舗の所在地に対応する位置に重畳した画像を表示させるための表示制御情報を事業者端末2に送信してもよい。図11は、送信部132が表示させる画面の一例を説明する図である。図11においては、地図上に店舗の所在地が「〇」及び「△」の記号で表示され、店舗に関連付けられた吹き出しにおいて当該店舗において適用された特典の集計値が表示されている。送信部132は、一例として店舗グループごとに異なる記号で店舗を表示させてもよい。
送信部132は、記憶部12が記憶する店舗情報を参照し、店舗ごとの特典の適用額の集計結果に含まれる店舗の所在地を取得する。そして、地図上の店舗の所在地が示す位置に当該店舗の集計値を重畳して表示させる表示制御情報を事業者端末2に送信する。
また、送信部132は、例えば地図上の店舗の所在地が示す位置に特典の集計値に応じ色、形状、大きさ等の表示態様が異なる画像を重畳して表示させてもよい。この場合、送信部132は、店舗毎の集計値に応じて表示する画像を決定し、決定した画像を地図上の店舗の所在地が示す位置に表示させる表示制御情報を生成する。
さらに、事業者ユーザは個々の店舗に着目して特典の適用状況を分析したい場合がある。そこで、データ処理装置1は、個々の店舗における特典の適用状況を表示させるように構成されてもよい。
受信部131は、店舗識別情報をさらに含み、店舗識別情報が示す店舗における特典の適用状況の表示を要求する閲覧要求を受信する。この場合の閲覧要求には、事業者ユーザが確認したい店舗を識別する情報がさらに含まれる。
送信部132は、当該閲覧要求を受信すると、該店舗識別情報に対応する店舗において適用された特典の量を集計した情報を表示させるための表示制御情報を事業者端末2に送信する。送信部132は、閲覧要求に含まれる店舗識別情報に特典履歴情報において関連付けられた適用された特典の量を集計する。そして、送信部132は、集計した適用された特典の量を表示するための表示制御情報を事業者端末2に送信する。
[決済特典適用情報の記憶]
決済においてユーザが適用を受けた特典を記憶する処理について説明する。以下の説明においてはCPM方式で決済が行われる例を用いて説明するが、MPM方式で決済がされてもよいし、ユーザIDを用いて決済する方式であれば例えば、ID決済等の他の方法であってもよい。取得部133は、決済をするユーザのユーザ識別情報と、該ユーザが決済を行う店舗と、決済金額とを関連付けた決済要求を、店舗に設置された店舗端末4又は該ユーザが使用する情報端末3から取得する。
具体的には、まず、取得部133は、情報端末3から、情報端末3のユーザのユーザIDと、当該ユーザが店舗で決済するための決済用コードの発行要求とを受信する。発行要求には、情報端末3の位置を示す端末位置情報が含まれていてもよい。取得部133は、決済用コードの発行要求を受信すると、決済用トークンを生成する。決済用トークンは、決済用コードの発行要求とともに受信したユーザIDに対応した決済用コードを生成するためのデータ列である。取得部133は、受信したユーザIDと、端末位置情報と、生成した決済用トークンとを関連付けて記憶部12に記憶させる。取得部133は、生成した決済用トークンを、決済用コードの発行要求を送信した情報端末3に送信する。
取得部133は、送信した決済用トークンに基づいて情報端末3が表示した決済用コードを読み取った店舗端末4から、当該決済用コードから抽出された当該決済用トークンと、店舗IDと、ユーザの店舗における商品の購入に関する決済に対応する決済情報とを含む決済要求を受信する。決済情報には、ユーザの店舗における商品の購入に対応する決済金額が含まれている。なお、決済要求には決済をするユーザのユーザIDが含まれていてもよい。
決済処理部134は、取得した決済要求に基づいて決済を実行する。具体的には、まず、決済処理部134は、取得部133が決済要求を受信すると、当該決済要求に含まれる決済用トークンと一致する決済用トークンが記憶部12に記憶されているか否かを判定する。決済処理部134は、一致する決済用トークンが記憶部12に記憶されていると判定すると、当該決済用トークンに関連付けられて記憶部12に記憶されている、決済用コードの発行要求とともに受信したユーザIDを特定する。
決済処理部134は、特定したユーザIDに対応するユーザの電子通貨の口座から決済金額を引き落とす支払処理を実行する。ここで、決済処理部134は、支払処理として、ユーザの電子口座から決済金額を引き落とす処理を実行したが、これに限らない。例えば、決済処理部134は、特典が適用されることによる割引額を算出し、決済金額から割引額を差し引いた後の差引後金額を、ユーザの電子口座から決済金額を引き落とすようにしてもよい。この場合、特定部135は、ユーザが適用を受ける特典を特定する。一例として、ユーザが適用を受ける特典は、取得部133が決済情報に関連付けて特典識別情報を店舗端末4から取得する。特定部135は、記憶部12に記憶された特典情報を参照し、取得した特典識別情報に対応する特典を特定する。そして、決済処理部134は、特典の内容が決済代金の割引である場合、決済代金と特典の内容とに基づいて割引額を算出する。
そして、決済処理部134は、決済情報に含まれている店舗IDで特定される店舗の口座に、受信した決済要求に含まれる決済金額に対応する金額を入金する処理を実行する。例えば、決済処理部134は、決済金額から決済サービスに対応する決済手数料を差し引いた金額を店舗受取金額として算出し、決済情報に含まれている店舗IDで特定される店舗の口座に、算出した店舗受取金額を入金する処理を実行する。
適用される特典の内容がポイントによるキャッシュバックや、景品の提供である場合は、決済処理が完了した後、特典を適用する処理が行われてもよい。一例として、特典の内容が購入金額の5%をポイントとして適用することである場合、決済処理部134は、決済情報に含まれる決済金額に還元率の5%を乗じて得られたポイントをユーザのポイントを管理する口座に適用する。
決済処理部134は、ユーザに適用された特典と、該ユーザのユーザ識別情報と、該決済が行われた店舗と、該ユーザに適用された特典の量と、を含む特典履歴情報を記憶部12に記憶させる。
上記の例では、適用される特典を店舗端末4から取得する例について説明したが、データ処理装置1が適用される特典を特定するよう構成されてもよい。
特定部135は、決済をするユーザのユーザ識別情報と、決済を行う店舗と、決済金額と、決済を行う日時と、の少なくともいずれかが特典情報における適用条件を満たす特典をユーザに適用される特典として特定する。特定部135は、決済情報に含まれるユーザ識別情報、店舗、決済金額及び決済日時に基づいて、特典情報に含まれる条件を満たす特典を特定する。なお、条件において特典が配布されていることが条件として設定されている場合、特定部135は、配布履歴情報を参照し、ユーザ識別情報に対応するユーザが特典の配布を受けているかを判定する。特定部135は、決済情報に基づいて適用可能な特典が複数ある場合は、一例として、特典情報に設定された優先度に基づいて適用される特典を特定してもよい。
[データ処理装置1の効果]
データ処理装置1は、特典の内容及び特典の適用条件を関連付けた特典情報と、特典が適用された履歴を示す特典履歴情報を記憶し、閲覧要求を受信した場合に特典の適用状況を表示させるための表示制御情報を所定の端末に送信するよう構成される。データ処理装置1がこのように構成されることで、決済事業者と異なる特典を提供する事業者において、特典の適用状況の確認を容易にすることができる。
なお、本発明により、国連が主導する持続可能な開発目標(SDGs)の目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」に貢献することが可能となる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の全部又は一部は、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を併せ持つ。
1 データ処理装置
2 事業者端末
3 情報端末
4 店舗端末
11 通信部
12 記憶部
13 制御部
131 受信部
132 送信部
133 取得部
134 決済処理部
135 特定部

Claims (11)

  1. (1)事業者を識別する事業者識別情報と、前記事業者が提供する特典であって1以上の店舗において適用可能な前記特典の内容と、前記特典の総量と、を関連付けた特典情報と、
    (2)前記事業者識別情報と、前記特典が適用された1以上のユーザのユーザ識別情報と、前記1以上のユーザそれぞれに適用された前記特典の量と、を関連付けた特典履歴情報と、
    を記憶する記憶部と、
    前記事業者識別情報を含む、前記特典の適用状況の閲覧要求を受信する受信部と、
    前記受信部が受信した前記閲覧要求に含まれる前記事業者識別情報に前記特典履歴情報において関連付けられた前記適用された前記特典の量の合計と、前記事業者識別情報に前記特典情報において関連付けられた前記特典の総量又は前記総量のうち未適用の前記特典の量と、を表示させるための表示制御情報を、前記閲覧要求を送信した所定の装置に送信する送信部と、
    を有する、データ処理装置。
  2. 決済をするユーザを識別するユーザ識別情報と、該ユーザが決済を行う店舗を識別する店舗識別情報と、前記決済における決済金額とを関連付けた決済要求を、前記店舗の店舗端末又は該ユーザが使用する情報端末から取得する取得部と、
    取得した前記決済要求に基づいて決済を実行するとともに、前記ユーザに適用された前記特典と、該ユーザのユーザ識別情報と、該決済が行われた店舗と、該ユーザに適用された前記特典の量と、を含む前記特典履歴情報を前記記憶部に記憶させる決済処理部と、
    をさらに有する、請求項1に記載のデータ処理装置。
  3. 前記記憶部は、前記特典の適用条件をさらに関連付けた前記特典情報を記憶し、
    前記データ処理装置は、前記決済をするユーザのユーザ識別情報と、前記決済を行う前記店舗と、前記決済金額と、前記決済を行う日時と、の少なくともいずれかが前記特典情報における前記適用条件を満たす前記特典を前記ユーザに適用される特典として特定する特定部をさらに有する、
    請求項2に記載のデータ処理装置。
  4. 前記記憶部は、
    (1)前記特典と、前記特典を配布した1以上のユーザそれぞれの前記ユーザ識別情報と、該1以上のユーザそれぞれに前記特典を配布した日時と、を関連付けた配布履歴情報と、
    (2)前記1以上のユーザそれぞれに前記特典が適用された日時をさらに関連付けた前記特典履歴情報と、
    をさらに記憶し、
    前記送信部は、前記特典履歴情報と、前記配布履歴情報とに基づいて、前記1以上のユーザそれぞれに前記特典が配布された日時と、前記1以上のユーザそれぞれに前記特典が適用された日時との差を示す1以上の経過時間データを算出し、算出した経過時間と前記特典の適用状況との関連性を示す情報を表示させるための表示制御情報を前記所定の装置に送信する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
  5. 前記記憶部は、前記1以上のユーザそれぞれの前記ユーザ識別情報と、前記1以上のユーザそれぞれの属性を示す属性情報と、を関連付けたユーザ情報をさらに記憶し、
    前記受信部は、前記特典が適用されたユーザの属性と前記特典の適用状況との関連性の表示を要求する前記閲覧要求を受信し、
    前記送信部は、当該閲覧要求を受信すると、前記特典が適用されたユーザの属性と、前記ユーザの属性ごとに集計した前記特典履歴情報が示す適用された前記特典の量と、を対応づけて表示させるための表示制御情報を前記所定の装置に送信する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
  6. 前記記憶部は、
    (1)前記1以上のユーザそれぞれが前記特典を利用した店舗をさらに関連付けた前記特典履歴情報と、
    (2)前記1以上のユーザそれぞれの前記ユーザ識別情報と、前記1以上のユーザそれぞれの拠点を含む前記属性情報と、を関連付けた前記ユーザ情報と、
    を記憶し、
    前記受信部は、ユーザの拠点と前記特典の適用状況と、の関係性の表示を要求する前記閲覧要求を受信し、
    前記送信部は、当該閲覧要求を受信すると、前記特典が適用された店舗に対する、前記特典が適用されたユーザそれぞれの拠点の関係性を特定し、特定した前記関係性ごとに集計した前記特典履歴情報が示す適用された前記特典の量と、を対応づけて表示させるための表示制御情報を前記所定の装置に送信する、
    請求項5に記載のデータ処理装置。
  7. 前記記憶部は、前記1以上のユーザそれぞれが前記特典を利用した店舗をさらに関連付けた前記特典履歴情報を記憶し、
    前記受信部は、店舗における前記特典の適用状況の表示を要求する前記閲覧要求を受信し、
    前記送信部は、前記特典情報が示す前記特典を適用可能な店舗と、前記店舗ごとに集計された適用された前記特典の量と、を対応付けて表示させるための表示制御情報を前記所定の装置に送信する、
    請求項1から5のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
  8. 前記記憶部は、前記店舗と前記店舗の所在地とを関連付けた店舗情報をさらに記憶し、
    前記送信部は、前記店舗ごとに集計された適用された前記特典の量を、地図上の前記店舗の所在地に対応する位置に重畳した画像を表示させるための表示制御情報を前記所定の装置に送信する、
    請求項7に記載のデータ処理装置。
  9. 前記記憶部は、前記1以上のユーザそれぞれが前記特典を利用した店舗をさらに関連付けた前記特典履歴情報を記憶し、
    前記受信部は、店舗識別情報をさらに含み、前記店舗識別情報が示す店舗における前記特典の適用状況の表示を要求する前記閲覧要求を受信し、
    前記送信部は、当該閲覧要求を受信すると、該店舗識別情報に対応する店舗において適用された前記特典の量を集計した情報を表示させるための表示制御情報を前記所定の装置に送信する、
    請求項1から6のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
  10. コンピュータが実行する、
    事業者を識別する事業者識別情報を含む、前記事業者が提供する特典の適用状況の閲覧要求を受信するステップと、
    記憶部が記憶する(1)前記事業者識別情報と、1以上の店舗において適用可能な前記特典の内容と、前記特典の総量と、を関連付けた特典情報と、(2)前記事業者識別情報と、前記特典が適用された1以上のユーザのユーザ識別情報と、前記1以上のユーザそれぞれが適用された前記特典の量と、を関連付けた特典履歴情報を参照し、受信した前記閲覧要求に含まれる前記事業者識別情報に前記特典履歴情報において関連付けられた前記適用された前記特典の量の合計と、前記事業者識別情報に前記特典情報において関連付けられた前記特典の総量又は前記総量のうち未適用の前記特典の量と、を表示させるための表示制御情報を、前記閲覧要求を送信した所定の装置に送信するステップと、
    を有するデータ処理方法。
  11. コンピュータに、
    事業者を識別する事業者識別情報を含む、前記事業者が提供する特典の適用状況の閲覧要求を受信するステップと、
    記憶部が記憶する(1)前記事業者識別情報と、1以上の店舗において適用可能な前記特典の内容と、前記特典の総量と、を関連付けた特典情報と、(2)前記事業者識別情報と、前記特典が適用された1以上のユーザのユーザ識別情報と、前記1以上のユーザそれぞれが適用された前記特典の量と、を関連付けた特典履歴情報を参照し、受信した前記閲覧要求に含まれる前記事業者識別情報に前記特典履歴情報において関連付けられた前記適用された前記特典の量の合計と、前記事業者識別情報に前記特典情報において関連付けられた前記特典の総量又は前記総量のうち未適用の前記特典の量と、を表示させるための表示制御情報を、前記閲覧要求を送信した所定の装置に送信するステップと、
    を実行させるプログラム。
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