JP2023136401A - 電源制御装置 - Google Patents

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Yoshinori Kurimoto
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Abstract

【課題】電源に異常が発生した場合に、速やかに異常を検出するとともに電子部品の機能の継続を実現する電源制御装置を提供する。【解決手段】電源制御装置は、一方の電源回路(111)が、他方の電源回路(112)により生成された電圧の異常を検出したときは、一方の電源回路(111)に電力を供給するバッテリ(201)から他方の電源回路(112)に電力を供給して、他方の電源回路(112)が属するドメイン(102)に配置された電子部品に対する電源供給パスを確立し、他方の電源回路(112)が、一方の電源回路(111)により生成された電圧の異常を検出したときは、他方の電源回路(112)に電力を供給するバッテリ(202)から一方の電源回路(111)に電力を供給して、一方の電源回路(111)が属するドメイン(101)に配置された電子部品に対する電源供給パスを確立するように構成されている。【選択図】図1

Description

本願は、電源制御装置に関するものである。
近年、ICT(Information and Communication Technology)端末としての機能を備えたコネクテッドカー(Connected Car)の普及が加速されつつあるが、コネクテッドカーにおいては、車両に搭載されている電子機器と、車両外の電子機器と、の間でさまざまな情報を送受信することになり、その情報量および情報の処理量は膨大となる。
そのため、コネクテッドカーに搭載されるECU(Electronic Control Unit)には、マイクロコンピュータ(Microcomputer:以下、マイコンと称する)、SoC(System on Chip)の他にも、さまざまな集積回路を含む電子部品が搭載されており、これらの電子部品に電力を供給する電源には、高い信頼性が要求される。
従来、電源の信頼性の向上を図るようにした様々な技術が開示されている。例えば、電源部から電源の供給を受けて動作し所定の処理を行なう処理部と、前記電源部から電源の供給を受けて動作し電源部を監視する監視部と、前記電源部と前記処理部との間に接続されたスイッチとを有し、前記監視部が前記電源の異常を検出した場合に、前記スイッチをオフにするようにした技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示された従来の技術によれば、電源の異常時に電源が遮断されるので、処理部は機能を継続することができなくなる。
また、特許文献2には、制御対象に電源を供給する二つのバッテリと、前記2つのバッテリに対応して設けられ、対応するバッテリの異常又は劣化を常時検出する二つの監視部と、を設け、これらの監視部のうちの少なとも一方がバッテリの異常又は劣化を検出したとき、前記制御対象を緊急退避動作させるようにした技術が開示されている。特許文献2に開示された従来の技術の場合、電源系統は二重化されているが、一方の電源の異常が検出された場合、制御対象を緊急避難させるものであり、制御対象は継続して通常動作を行なうことができない。
前述のような従来の技術の課題を解消するものとして、たとえば、特許文献3には、メインバッテリと、サブバッテリと、メイン電力供給路と、第1のサブ電力供給路と、第2のサブ電力供給路とを備え、メイン電力供給路および第1のサブ電力供給路が異常の場合でも、第2のサブ電力供給路を介して高優先負荷部に電力を供給することができるようにした技術が開示されている。
国際公開2020/066648号 特開2020-196440号公報 特開2021-83214号公報
前述の特許文献3に開示された従来の技術によれば、一部の電力供給路が故障しても別の電力供給路により高優先負荷部に電力を供給することができるが、電力供給路等の構成が複雑であり、速やかに電力供給路の異常を検出してその異常に対処することが困難である。
本願は、前述のような課題を解決するための技術を開示するものであり、電子部品に電力を供給する電源に異常が発生した場合に、速やかにその電源の異常を検出するとともに、前記電子部品の機能の継続を実現する電源制御装置を提供することを目的とする。
本願に開示される電源制御装置は、
電子制御装置に搭載された複数の電子部品に電力を供給する電源制御装置であって、
前記複数の電子部品は、前記電子制御装置の複数のドメインに分割して配置され、
前記複数のドメインにそれぞれ対応して設けられた複数のバッテリと、
前記複数のドメインにそれぞれ対応して設けられ、前記バッテリから電力の供給を受けて、対応する前記ドメインに搭載された前記電子部品に供給する電源電圧を生成する複数の電源回路と、
を備え、
前記複数の電源回路のうちの一方の電源回路から生成される電圧を、前記複数の電源回路のうちの他方の電源回路により監視するとともに、前記他方の電源回路から生成される電圧を前記一方の電源回路により監視し、
前記一方の電源回路が前記他方の電源回路により生成された電圧の異常を検出したときは、前記一方の電源回路に電力を供給するバッテリから前記他方の電源回路に電力を供給して、前記他方の電源回路が属する前記ドメインに配置された前記電子部品に対する電源供給パスを確立するように構成され、
前記他方の電源回路が前記一方の電源回路により生成された電圧の異常を検出したときは、前記他方の電源回路に電力を供給するバッテリから前記一方の電源回路に電力を供給して、前記一方の電源回路が属する前記ドメインに配置された前記電子部品に対する電源供給パスを確立するように構成されている、
ことを特徴とする。
また、本願に開示される電源制御装置は、
電子制御装置に搭載された複数の電子部品に電力を供給する電源制御装置であって、
前記複数の電子部品は、前記電子制御装置の複数のドメインに分割して配置され、
前記複数のドメインにそれぞれ対応して設けられた複数のバッテリと、
前記複数のドメインにそれぞれ対応して設けられ、前記バッテリから電力の供給を受けて、対応する前記ドメインに搭載された前記電子部品に供給する電源電圧を生成する複数の電源回路と、
を備え、
前記複数の電源回路のうちの一方の電源回路に電力を供給する前記バッテリの出力電圧を、前記複数の電源回路のうちの他方の電源回路により監視するとともに、前記他方の電源回路に電力を供給するバッテリの出力電圧を前記一方の電源回路により監視し、
前記一方の電源回路が、前記他方の電源回路に電力を供給する前記バッテリの出力電圧の異常を検出したときは、前記一方の電源回路に電力を供給する前記バッテリから前記他方の電源回路に電力を供給して、前記他方の電源回路が属する前記ドメインに配置された前記電子部品に対する電源供給パスを確立するように構成され、
前記他方の電源回路が、前記一方の電源回路に電力を供給する前記バッテリの出力電圧の異常を検出したときは、前記他方の電源回路に電力を供給する前記バッテリから前記一方の電源回路に電力を供給して、前記一方の電源回路が属する前記ドメインに配置された前記電子部品に対する電源供給パスを確立するように構成されている、
ことを特徴とする。
本願に開示される電源制御装置によれば、電子部品に電力を供給する電源に異常が発生した場合に、速やかにその電源の異常を検出するとともに、前記電子部品の機能の継続を実現する電源制御装置が得られる。
実施の形態1による電源制御装置の機能ブロック図である。 実施の形態1による電源制御装置における、電源起動時の動作を示すタイミングチャートである。 実施の形態1による電源制御装置における、電源異常時の動作を示すタイミングチャートである。 実施の形態2による電源制御装置の機能ブロック図である。 実施の形態2による電源制御装置の説明図である。 実施の形態2による電源制御装置における、電源起動時の動作を示すタイミングチャートである。 実施の形態2による電源制御装置における、電源異常時の動作を示すタイミングチャートである。 比較例1による電源制御装置の機能ブロック図である。 比較例2による電源制御装置の機能ブロック図である。
実施の形態1.
以下、図面を参照して、実施の形態1による電源制御装置について説明する。図1は、実施の形態1による電源制御装置の機能ブロック図である。図1に示すECU100において、第1のバッテリ201をソースとして電源が供給されている回路領域を第1のドメイン101、第2のバッテリ202をソースとして電源が供給されている回路領域を第2のドメイン102とする。ECU100に搭載されている複数の電子部品は、第1のドメイン101と第2のドメイン102と、に分割して配置されている。第1のドメイン101には、電源回路としての第1のPMIC(Power Management Integrated Circuit)111と、SoC12と、第1のRAM〈Randum Access Memoryram〉131と、第1のROM(Read Only Memory)141と、第1のCAN(Controller Area Network)151と、第1のI/O(input/Output)161と、第1のスイッチ(Switch)171と、が配置されている。
第2のドメイン102には、電源回路としての第2のPMIC112と、MCU(Micro Controller Unit)18と、第2のRAM132と、第2のROM142と、第2のCAN152と、第2のI/O162と、第2のスイッチ172と、が配置されている。なお、第1のPMIC111と第2のPMIC112は、それぞれ、SoC12およびMCU18と通信してフレキシブルに電源の制御を行ない得る集積回路からなる電源回路であり、第1のCAN151と第2のCAN152は、それぞれ、シリアル通信プロトコルである。
第1のバッテリ201の第1の電源ドメインD1は、黒色の太線矢印で示し、第2のバッテリ202の第2の電源ドメインD2は、グレー色の太線矢印で示している。第1のPMIC111は、第1の電源としての第1のバッテリ201から供給される電圧を、第1のドメイン101に搭載された電子部品としてのSoC12、第1のRAM131、第1のROM141、第1のCAN151、第1のI/O161がそれぞれ必要とする電圧に変換し、変換したこれらの電圧を第1の電源ドメインD1に基づいてそれぞれの電子部品に供給する。
第2のPMIC112は、第2の電源としての第2のバッテリ202から供給される電圧を、第2のドメイン102に搭載された電子部品としてのMCU18、第2のRAM132、第2のROM142、第2のCAN152、第2のI/O162がそれぞれ必要とする電圧に変換し、変換したこれらの電圧を第2の電源ドメインD2に基づいてそれぞれの電子部品に供給する。
SoC12は、第1の制御信号線S11を介して、第1のPMIC111から制御信号が与えられる。SoC12とMCU18とは、通信線S2を介して双方向通信を行なう。また、SoC12は、第1のRAM131と、第1のROM141と、第1のI/O161と、第1のCAN151と、の間で、矢印で示す信号線を介して双方向通信を行なう。第1のI/O161と、第1のCAN151は、ECU100の第1のドメイン101の入出力端子と矢印で示す信号線とを介して、ECU100の外部の装置(図示せず)との間で、それぞれ双方向通信を行なう。
MCU18は、第2の制御信号線S12を介して、第2のPMIC112から制御信号が与えられる。また、MCU18は、第2のRAM132と、第2のROM142と、第2のI/O162と、第2のCAN152と、の間で、矢印で示す信号線を介して双方向通信を行なう。第2のI/O162と、第2のCAN152は、ECU100の第2のドメイン102の入出力端子と矢印で示す信号線とを介して、ECU100の外部の装置(図示せず)との間で、それぞれ双方向通信を行なう。
第1のPMIC111は、第2のPMIC112により生成された第2の電源電圧Vm2を監視し、第2のPMIC112は、第1のPMIC111により生成された第1の電源電圧Vm1を監視する。第1のPMIC111は、第2の電源電圧Vm2があらかじめ定められた基準値範囲内にあれば、第1のスイッチ171への第1の制御信号Sc1をローレベル「L」(以下、単に、「L」レベルと称する)にして第1のスイッチ171をオフにすることで、第1のバッテリ201からの第2のPMIC112への、第1の電源ドメインD1による電源供給パスを遮断する。
同様に、第2のPMIC112は、第1の電源電圧Vm1が基準値内にあれば、第2のスイッチ172への第2の制御信号Sc2を「L」レベルにして第2のスイッチ172をオフにすることで、第2のバッテリ202からの第1のPMIC111への、第2の電源ドメインD2による電源供給パスを遮断する。なお、第1のスイッチ171は、第1のPMIC111により調整された電圧により制御され、第2のスイッチ172は、第2のPMIC112により調整された電圧により制御されるため、第1のスイッチ171と第2のスイッチ172は、ECU100に搭載可能な安価な電子部品により実現可能である。
第1のPMIC111が第2の電源電圧Vm2の異常を検知すると、第1の制御信号Sc1をハイレベル「H」にし、第1のスイッチ171をオンにすることで、第1のバッテリ201から第2のPMIC112への電源供給パスを接続するとともに、第2のPMIC112による第2の電源電圧Vm2に異常のあったことを、第1の制御信号線S11を介してSoC12に伝える。
同様に、第2のPMIC112が第1の電源電圧Vm1の異常を検知すると、第2の制御信号Sc2をハイレベル「H」にし、第2のスイッチ172をオンにすることで、第2のバッテリ202から第1のPMIC111への電源供給パスを接続するとともに、第1のPMIC111による第1の電源電圧Vm1に異常のあったことを、第2の制御信号線S12を介してMCU18に伝える。上記通知を受けたSoC12又はMCU18は、当該状況をECU100の外部へ伝え、フェールオペレーションへ移行する。
前述の第2の電源電圧Vm2の異常を確実にECU100の外部に通知するために、第1のスイッチ171への第1の制御信号Sc1は、RSフリップフロップ回路等のRSラッチの出力で構成され、一旦、RSラッチの出力としての第1の制御信号Sc1が「H」になれば、モニタ対象電圧としての第2の電源電圧Vm2が、異常値から再びあらかじめ定められた基準値範囲内に戻ったとしても、第1の制御信号Sc1は「L」レベルに変化しないように構成されている。
同様に、前述の第1の電源電圧Vm1の異常を確実にECU100の外部に通知するために、第2のスイッチ172への第2の制御信号Sc2は、RSフリップフロップ回路等のRSラッチの出力で構成され、一旦、RSラッチの出力としての第2の制御信号Sc2が「H」になれば、モニタ対象電圧としての第1の電源電圧Vm1が、異常値から再びあらかじめ定められた基準値範囲内に戻ったとしても、第2の制御信号Sc2は「L」レベルに変化しないように構成されている。
つぎに、タイミングチャートを用いて実施の形態1による電源制御装置の動作を説明する。図2は、実施の形態1による電源制御装置における、電源起動時の動作を示すタイミングチャート、図3は、実施の形態1による電源制御装置における、電源異常時の動作を示すタイミングチャートである。図2および図3において、(A)は第1のバッテリ201の出力電圧Batt1[V]、(B)は第1の電源電圧Vm1[V]、(C)は第1の制御信号Sc1、(D)は第2のバッテリ202の出力電圧Batt2[V]、(E)は第2の電源電圧Vm2[V]、(F)は第2の制御信号Sc2、をそれぞれ示し、横軸は時間を示している。
図1、図2において、時刻t0にて始動スイッチ(図示せず)がオンになると、ECU100に搭載されている第1のPMIC111、第2のPMIC112が、それぞれ対応する第1のバッテリ201、第2のバッテリ202に接続され、(B)と(E)に示すように、第1の電源電圧Vm1と第2の電源電圧Vm2は緩やかに上昇する。第1の制御信号Sc1および第2の制御信号Sc2は、電源が正常に起動するまで不定値となる。
時刻t1において、(B)に示す第1の電源電圧Vm1が、下限基準値Vm1Lに達するので、(F)に示すように、第1の電源電圧Vm1の電圧監視を司る第2のPMIC112からの第2の制御信号Sc2が「L」レベルになる。ただし、時刻t1で直ちに第2の制御信号Sc2が「L」レベルになるのではなく、第1の電源電圧Vm1が下限基準値Vm1Lの近傍で変動することも考慮し、時間フィルタあるいはシュミット機構が設けられている。時刻t1で第2の制御信号Sc2が「L」レベルとなるので、第2のスイッチ172はオフとなる。
同様に、時刻t2において、〈E〉に示す第2の電源電圧Vm2が下限基準値Vm2Lに達するので、(C)に示すように、第2の電源電圧Vm2の電圧監視を司る第1のPMIC111からの第1の制御信号Sc1は「L」レベルになる。ただし、時刻t2で直ちに第2の制御信号Sc2が「L」レベルになるのではなく、第2の電源電圧Vm2が下限基準値Vm2Lの近傍で変動することも考慮し、時間フィルタあるいはシュミット機構が設けられている。時刻t2で第1の制御信号Sc1が「L」レベルとなるので、第1のスイッチ171はオフとなる。
前述のように、時刻t1で第2のスイッチ172がオフになることで、第1のPMIC111への第2のバッテリ202の第2の電源ドメインD2が遮断され、また、時刻t2で第1のスイッチ171がオフになることで、第2のPMIC112への第1のバッテリ201の第1の電源ドメインD1が遮断される。したがって、(B)に示す第1の電源電圧Vm1と、(E)に示す第2の電源電圧Vm2と、がそれぞれ正常であって、第1の電源電圧Vm1が上限基準値Vm1Hと下限基準値Vm1Lとの間の基準値範囲に入っており、第2の電源電圧Vm2が上限基準値Vm2Hと下限基準値Vm2Lとの間の基準値範囲に入っていれば、この状態で各電子部品への電源の供給は安定することになる。
つぎに、第1のバッテリ201が異常、たとえば低電圧、になった場合の動作について説明する。図1、図3において、時刻t3で第1のバッテリ201に異常が生じ、その出力電圧が(A)に示すように下降し始めると、この事象に影響されて第1のPMIC111からの第1の電源電圧Vm1も(B)に示すように下降し始める。
時刻t4では、(B)に示すように、第1の電源電圧Vm1が基準値範囲の下限基準値Vm1L未満まで下降し、第1の電源電圧Vm1の電圧監視を司る第2のPMIC112からの第2の制御信号Sc2が「H」レベルになる。この場合も、時刻t4で第2の制御信号Sc2が直ちに「H」レベルになるのではなく、第1の電源電圧Vm1が下限基準値Vm1Lの近傍で変動することも考慮し、時間フィルタあるいはシュミット機構が設けられている。また、このとき、第1のバッテリ201の異常をMCU18へ通知し、フェールオペレーション動作に移行することになる。
時刻t4にて第2の制御信号Sc2が「H」レベルになると、第2のスイッチ172がオンとなり、第2のバッテリ202が第2の電源ドメインD2により第1のPMIC111に接続され、第2のバッテリ202から第1のPMIC111への電源供給パスが確立される。この瞬間、第2のバッテリ202は直ちに高負荷になるため、(D)に示すように一時的に電圧が低下するが、この事象は第2のPMIC112のレギュレート出力電圧としての第2の電源電圧Vm2には影響しない。
つぎに、時刻t5では、第1の電源電圧Vm1は再び下限基準値Vm1Lに達して基準値範囲に入るが、これは第1の電源ドメインD1に対する救済電源としての第2のバッテリ202からの給電による効果であり、MCU18から明示的な制御を受けたわけではないので、第2の制御信号Sc2は「L」レベルに戻らず「H」レベルのままとなる。
以上述べたように、実施の形態1による電源制御装置によれば、電源系を分離し、相互監視させることで、異常のあった電源系からの悪影響を受けることなく、電源異常を速やかに検知できるとともに、一方の電源系の異常時には他方の電源系のバッテリを救済バッテリとして扱えるように制御することで、機能継続(フェールオペレーション)が可能となる。
実施の形態2.
次に、実施の形態2による電源制御装置について説明する。図4は、実施の形態2による電源制御装置の機能ブロック図である。なお、実施の形態1と同一又は相当する部分については、同一符号を付して説明する。実施の形態2では、第1のPMIC111は、第2のPMIC112により生成される第2の電源電圧Vm2を監視するのではなく、直接、第2のバッテリ202の出力電圧を監視し、同様に、第2のPMIC112は、第1のPMIC111により生成された第1の電源電圧Vm1を監視するのではなく、直接、第1のバッテリ201の出力電圧を監視するように構成されている。
第1のPMIC111は、第2のバッテリ202の出力電圧が基準値範囲内にあれば、第1のスイッチ171への第1の制御信号Sc1を「L」レベルにして第1のスイッチ171をオフにすることで、第2のバッテリ202から第1のPMIC111への電源供給パスを遮断する。同様に、第2のPMIC112は、第1のバッテリ201の出力電圧が基準値範囲内にあれば、第2のスイッチ172への第2の制御信号Sc2を「L」レベルにして第2のスイッチ172をオフにすることで、第1のバッテリ201から第2のPMIC112への電源供給パスを遮断する。
第1のPMIC111の電気的特性上、第2のバッテリ202の出力電圧を第1のPMIC111に直接印加できない場合には、たとえば、第2のバッテリ202の出力電圧を分圧することで第1のPMIC111の電気的特性に合致させる。同様に、第2のPMIC112の電気的特性上、第1のバッテリ201の出力電圧を第2のPMIC112に直接印加できない場合には、たとえば、第1のバッテリ201の出力電圧を分圧することで第2のPMIC112の電気的特性に合致させる。
図5は、実施の形態2による電源制御装置の説明図であって、第2のPMIC112の電気的特性上、第1のバッテリ201の出力電圧を第2のPMIC112に直接印加できない場合に、第1のバッテリ201の出力電圧を分圧することで第2のPMIC112の電気的特性に合致させる場合を示している。ずなわち、図5において、第2のPMIC112には、第1の分圧抵抗R11と、第2の分圧抵抗R12と、により分圧された第1のバッテリ201の第1の分圧電圧VBatt1が印加される。
たとえば、第1のバッテリ201の出力電圧が12[V]であるとして、その第1のバッテリ201の出力電圧を、3[V]規格の第2のPMIC112で監視するためには、[R11:R12=3:1]とすればよく、この分圧した第1の分圧電圧VBatt1を第2のPMIC112に印加する。
また、第1のPMIC111の電気的特性上、第2のバッテリ202の出力電圧を第1のPMIC111に直接印加できない場合にも、上記と同様の構成とし、第2のバッテリ202の出力電圧を分圧した第2の分圧電圧VBatt2を第1のPMIC111に印加するようにすればよい。なお、実施の形態2のその他の構成は、実施の形態1の図1と同様である。
つぎに、タイミングチャートを用いて実施の形態2による電源制御装置の動作を説明する。図6は、実施の形態2による電源制御装置における、電源起動時の動作を示すタイミングチャート、図7は、実施の形態2による電源制御装置における、電源異常時の動作を示すタイミングチャートであって、前述の図5で説明した第1のバッテリ201の出力電圧と第2のバッテリ202の出力電圧を、それぞれ分圧して第1のPMIC111と第2のPMIC112に印加する場合を示している。
図6および図7において、(A)は第1のバッテリ201の出力電圧Batt1[V]、(B)は第1のバッテリ201の出力電圧を分圧した第1の分圧電圧VBatt1[V]、(C)は第1の制御信号Sc1、(D)は第2のバッテリ202の出力電圧Batt2[V]、(E)は第2のバッテリ202の出力電圧を分圧した第2の分圧電圧VBatt2[V]、(F)は第2の制御信号Sc2、をそれぞれ示し、横軸は時間を示している。
図4、図6において、時刻t0にて始動スイッチ(図示せず)がオンになると、ECU100に搭載されている第1のPMIC111および第2のPMIC112が、それぞれ対応する第1のバッテリ201、第2のバッテリ202に接続され、(B)、(E)に示すように、第1のバッテリ201の出力電圧を分圧した第1の分圧電圧VBatt1と、第2のバッテリ202の出力電圧を分圧した第2の分圧電圧VBatt2は緩やかに上昇する。第1の制御信号Sc1、第2の制御信号Sc2は、電源が正常に起動するまで不定値となる。
時刻t1において、(B)に示す第1の分圧電圧VBatt1が、下限基準値VBatt1Lに達するので、(F)に示すように、第1の分圧電圧VBatt1の電圧監視を司る第2のPMIC112からの第2の制御信号Sc2が「L」レベルになる。ただし、時刻t1で直ちに第2の制御信号Sc2が「L」レベルになるのではなく、第1の分圧電圧VBatt1が下限基準値VBatt1Lの近傍で変動することも考慮し、時間フィルタあるいはシュミット機構が設けられている。時刻t1で第2の制御信号Sc2が「L」レベルとなるので、第2のスイッチ172はオフとなる。
同様に、時刻t2において、〈E〉に示す第2の分圧電圧VBatt2が下限基準値VBatt2Lに達するので、(C)に示すように、第2の分圧電圧VBatt2の電圧監視を司る第1のPMIC111からの第1の制御信号Sc1は「L」レベルになる。ただし、時刻t2で直ちに第2の制御信号Sc2が「L」レベルになるのではなく、第2の分圧電圧VBatt2が下限基準値VBatt2Lの近傍で変動することも考慮し、時間フィルタあるいはシュミット機構が設けられている。時刻t2で第1の制御信号Sc1が「L」レベルとなるので、第1のスイッチ171はオフとなる。
前述のように、時刻t1で第2のスイッチ172がオフになることで、第1のPMIC111への第2のバッテリ202の第2の電源ドメインD2が遮断され、また、時刻t2で第1のスイッチ171がオフになることで、第2のPMIC112への第1のバッテリ201の第1の電源ドメインD1が遮断される。したがって、(B)に示す第1の分圧電圧VBatt1と、(E)に示す第2の分圧電圧VBatt2と、がそれぞれ正常であって、第1の分圧電圧VBatt1が上限基準値VBatt1Hと下限基準値VBatt1Lとの間に入っており、第2の分圧電圧VBatt2が上限基準値VBatt2Hと下限基準値VBatt2Lの基準値範囲に入っていれば、この状態で各電子部品への電源の供給は安定することになる。
つぎに、第1のバッテリ201が異常、たとえば低電圧、になった場合の動作について説明する。図4、図7において、時刻t3で第1のバッテリ201に異常が生じ、その出力電圧が(A)に示すように下降し始めると、第1の分圧電圧VBatt1も(B)に示すように時刻t1から下降し始める。
時刻t4では、(B)に示すように、第1の分圧電圧VBatt1が基準値範囲の下限基準値VBatt1L未満まで下降し、第1の分圧電圧VBatt1の電圧監視を司る第2のPMIC112からの第2の制御信号Sc2が「H」レベルになる。この場合も、時刻t4で第2の制御信号Sc2が直ちに「H」レベルになるのではなく、第1の分圧電圧VBatt1が下限基準値VBatt1Lの近傍で変動することも考慮し、時間フィルタあるいはシュミット機構が設けられている。また、このとき、第1のバッテリ201の異常をMCU18へ通知し、さらにECU100の外部へ伝達することでフェールオペレーション動作に移行する。
時刻t4にて第2の制御信号Sc2が「H」レベルになると、第2のスイッチ172がオンとなり、第2のバッテリ202が第2の電源ドメインD2により第1のPMIC111に接続され、第2のバッテリ202から第1のPMIC111への電源供給パスが確立される。この瞬間、第2のバッテリ202は直ちに高負荷になるため、(D)に示すように一時的に電圧が低下するが、この事象は第2のPMIC112のレギュレート出力電圧としての第2の電源電圧Vm2には影響しない。
つぎに、時刻t41では、(B)に示すように、第1の分圧電圧VBatt1は再び下限基準値VBatt1Lに達して基準値範囲に入るが、これは第1の電源ドメインD1に対する救済電源としての第2のバッテリ202からの給電による効果であり、MCU18から明示的な制御を受けたわけではないので、第2の制御信号Sc2は「L」レベルに戻らず「H」レベルのままとなる。第1のバッテリ201の出力電圧は、時刻t5において正常に復帰し、その第1の分圧電圧VBatt1は、時刻t5以降、安定する。
以上述べたように、実施の形態2による電源制御装置によれば、実施の形態1による電源制御装置と同様の効果を得ることができる。
本願による電源制御装置の特徴をより明確とするために、以下に比較例について説明する。以下に述べる比較例を参照することで、本願による電源制御装置の特徴が一層明確となる。
比較例1.
図8は、比較例1による電源制御装置の機能ブロック図であって、前述の実施の形態1及び実施の形態2による電源制御装置と同一又は相当する部分には、それらと同一符号を付してある。図8において、ECU100は、1系統のバッテリ201から、電源回路としての第1のPMIC111と第2のPMIC112を介して、基板103に配置された各電子部品へ給電する構成になっている。
この比較例1による電源制御装置の場合、バッテリ201あるいは電源回路としての第1のPMIC111と第2のPMIC112に異常が発生した場合、全ての電子部品が作動できない状況に陥り、ADAS(Advanced Driver Assistance Systems:先進運転支援システム)、あるいは自動運転のアプリケーションを想定した場合、重大な事態を誘発しかねない可能性がある。
比較例2.
比較例1の電源制御装置の課題を改善したものとして、たとえば比較例2に示す電源制御装置が提案されている。図9は、比較例2による電源制御装置の機能ブロック図であって、前述の実施の形態1及び実施の形態2による電源制御装置と同一又は相当する部分には、それらと同一符号を付してある。図9に示すように、第1のバッテリ201と第2のバッテリ202を設けて電源系統を冗長)化し、一方のバッテリに異常があっても他方のバッテリが電源としての機能を補うことにより、各電子部品の機能継続が可能となるように構成されている。
しかし、この比較例2の構成によれば、異常のあったバッテリを即座に検知することができず、当該バッテリを使用し続けることになる。さらに、その状況で他方のバッテリにも異常が発生したとき、やはり全ての電子部品が作動できなくなる可能性がある。したがって、バッテリに異常が発生した際、速やかに当該事象を検知し通知する手段と、車両を適切な場所へ停止させるまで等の一定期間、機能継続できるような仕組みが必要である。
本願は、例示的な実施の形態を記載しているが、各実施の形態に記載された様々な特徴、態様、及び機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。従って、例示されていない無数の変形例が、本願に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
100 ECU、101 第1のドメイン、102 第2のドメイン、103 基板、
111 第1のPMIC、112 第2のPMIC、12 SoC、
131 第1のRAM、132 第2のRAM、141 第1のROM、
142 第2のROM、151 第1のCAN、152 第2のCAN、
161 第1のI/O、162 第2のI/O、171 第1のスイッチ、
172 第2のスイッチ、18 MCU、201 第1のバッテリ、
202 第2のバッテリ、D1 第1の電源ドメイン、D2 第2の電源ドメイン

Claims (3)

  1. 電子制御装置に搭載された複数の電子部品に電力を供給する電源制御装置であって、
    前記複数の電子部品は、前記電子制御装置の複数のドメインに分割して配置され、
    前記複数のドメインにそれぞれ対応して設けられた複数のバッテリと、
    前記複数のドメインにそれぞれ対応して設けられ、前記バッテリから電力の供給を受けて、対応する前記ドメインに搭載された前記電子部品に供給する電源電圧を生成する複数の電源回路と、
    を備え、
    前記複数の電源回路のうちの一方の電源回路から生成される電圧を、前記複数の電源回路のうちの他方の電源回路により監視するとともに、前記他方の電源回路から生成される電圧を前記一方の電源回路により監視し、
    前記一方の電源回路が前記他方の電源回路により生成された電圧の異常を検出したときは、前記一方の電源回路に電力を供給するバッテリから前記他方の電源回路に電力を供給して、前記他方の電源回路が属する前記ドメインに配置された前記電子部品に対する電源供給パスを確立するように構成され、
    前記他方の電源回路が前記一方の電源回路により生成された電圧の異常を検出したときは、前記他方の電源回路に電力を供給するバッテリから前記一方の電源回路に電力を供給して、前記一方の電源回路が属する前記ドメインに配置された前記電子部品に対する電源供給パスを確立するように構成されている、
    ことを特徴とする電源制御装置。
  2. 電子制御装置に搭載された複数の電子部品に電力を供給する電源制御装置であって、
    前記複数の電子部品は、前記電子制御装置の複数のドメインに分割して配置され、
    前記複数のドメインにそれぞれ対応して設けられた複数のバッテリと、
    前記複数のドメインにそれぞれ対応して設けられ、前記バッテリから電力の供給を受けて、対応する前記ドメインに搭載された前記電子部品に供給する電源電圧を生成する複数の電源回路と、
    を備え、
    前記複数の電源回路のうちの一方の電源回路に電力を供給する前記バッテリの出力電圧を、前記複数の電源回路のうちの他方の電源回路により監視するとともに、前記他方の電源回路に電力を供給するバッテリの出力電圧を前記一方の電源回路により監視し、
    前記一方の電源回路が、前記他方の電源回路に電力を供給する前記バッテリの出力電圧の異常を検出したときは、前記一方の電源回路に電力を供給する前記バッテリから前記他方の電源回路に電力を供給して、前記他方の電源回路が属する前記ドメインに配置された前記電子部品に対する電源供給パスを確立するように構成され、
    前記他方の電源回路が、前記一方の電源回路に電力を供給する前記バッテリの出力電圧の異常を検出したときは、前記他方の電源回路に電力を供給する前記バッテリから前記一方の電源回路に電力を供給して、前記一方の電源回路が属する前記ドメインに配置された前記電子部品に対する電源供給パスを確立するように構成されている、
    ことを特徴とする電源制御装置。
  3. 前記バッテリの出力電圧の異常の検出は、前記バッテリの出力電圧を分圧した分圧電圧に基づいて行なうように構成されている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の電源制御装置。
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