JP2023135596A - 医療機器 - Google Patents

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篤志 覺内
Atsushi Kakuuchi
樹大 志田
Tatsuhiro Shida
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Abstract

【課題】内部構造に影響を与えずに簡易に接続可能なフィルタユニットを備えた医療機器を提供すること。【解決手段】被検体を観察する観察系と、被検体と観察系とを結ぶ光軸とは異なる軸によって被検体に対して光を照射する照射部を有する照射系と、照射系に対して接続された状態において、被検体から観察系への光軸上に第1フィルタ部を配置するように構成されたフィルタユニットとを備えるように構成した。【選択図】図5

Description

本発明は、被検体に対して光を照射する機能を備えた医療機器に関する。
従来から、医療の分野において、人間や動物などの被検体を検査するための手持ち式の検査装置が用いられている。特許文献1には、操作者により片手で把持された状態において、被検体の眼にスリット光を照射し前眼部を検査することが可能な検査装置が開示されている。
特許第4136620号
ところで、特許文献1に示すような従来の眼科用の検査装置において、青色の照射光を用いた蛍光観察を行いたい場合、照射系側の鏡筒内において青色のエキサイタフィルタを用いて青色の照射光を生成し、これを観察する観察系において黄色のバリアフィルタを用いることで緑色の蛍光観察を行ったりすることがある。このような特殊な観察に用いるフィルタは常時使用するものではないため、検査装置の内部において切替可能に構成することが好ましいが、検査装置内部における切替構造は、装置の構造を複雑化させてコストアップやサイズアップに繋がってしまうという問題がある。特に、観察系の光学部品の中に切替可能なフィルタ構造を採用することは容易ではないという問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、内部構造に影響を与えずに簡易に着脱可能なフィルタユニットを備えた医療機器を提供することを目的とする。
本発明に係る医療機器は、被検体を観察する観察系と、前記被検体と前記観察系とを結ぶ光軸とは異なる軸によって前記被検体に対して光を照射する照射部を有する照射系と、前記照射系に対して接続された状態において、前記被検体から前記観察系への光軸上に第1フィルタ部を配置するように構成されたフィルタユニットとを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る医療機器は、前記フィルタユニットは、前記第1フィルタ部が前記観察系から見て前記照射系よりも遠い位置に配置されるように、前記照射系に固定されることを特徴としてもよい。
また、本発明に係る医療機器は、前記第1フィルタ部は、バリアフィルタであることを特徴としてもよい。
また、本発明に係る医療機器は、前記フィルタユニットは、前記被検体と前記観察系との間に配置される前記第1フィルタ部とは別に、前記照射部と前記被検体との間に配置される第2フィルタ部を更に有することを特徴としてもよい。
また、本発明に係る医療機器は、前記第1フィルタ部は、第1偏光角を持つ第1偏光フィルタであり、前記第2フィルタ部は、前記第1偏光角とは異なる第2偏光角を持つ第2偏光フィルタであることを特徴としてもよい。
また、本発明に係る医療機器は、前記照射部から前記被検体への光軸上及び前記被検体から前記観察系への光軸上に配置する倒像鏡レンズを有する倒像鏡レンズユニットを更に備え、前記フィルタユニットは、前記照射部と前記倒像鏡レンズとの間に配置されることを特徴としてもよい。
また、本発明に係る医療機器は、前記フィルタユニットは、前記照射系に対して磁力により着脱可能に構成されることを特徴としてもよい。
また、本発明に係る医療機器は、前記照射系は、前記被検体と前記観察系を結ぶ光軸を挟んで対称の位置である2つの領域の何れからも光を照射可能なように可動式に構成されているものとし、前記第1フィルタ部は、前記照射系が前記2つの領域の何れに存在する場合でも、前記被検体から前記観察系への光路上に配置されることを特徴としてもよい。
また、本発明に係る医療機器は、前記照射部は、回転軸を中心として所定半径にて円周方向に移動可能に構成され、前記第1フィルタ部は、前記回転軸の円周方向に延伸させて構成することを特徴としてもよい。
また、本発明に係る医療機器は、前記第2フィルタ部は、エキサイタフィルタであることを特徴としてもよい。
また、本発明に係る医療機器は、前記照射系は、前記被検体と前記観察系を結ぶ光軸を挟んで対称の位置である2つの領域の何れからも光を照射可能とするために、前記照射部を、回転軸を中心として所定半径にて円周方向に移動可能に構成するものとし、前記第1フィルタ部は、前記照射部から見て片側にのみ延伸させて構成することを特徴としてもよい。
また、本発明に係る医療機器は、前記フィルタユニットは、前記照射系が前記2つの領域の何れに存在する場合でも、前記被検体から前記観察系への光路上に前記第1フィルタ部を配置可能とするために、反転させて前記照射系に接続可能としたことを特徴としてもよい。
また、本発明に係る医療機器は、前記フィルタユニットは、前記第1フィルタ部が前記観察系から見て前記照射系よりも近い位置に配置されるように、前記照射系に固定されることを特徴としてもよい。
本発明によれば、照射系の内部構造や観察系の内部構造に影響を与えることなく、観察に必要なフィルタを利用することが可能となる。
本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する医療機器100の構成の一例を示す外観図である。 本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する医療機器100の構成の一例を示す外観図である。 本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する医療機器100の構成の一例を示す外観図である。 本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する医療機器100を操作者が片手で把持したときの外観図である。 本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する医療機器100にフィルタユニットを装着した状態の一例を表した外観図である。 本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する医療機器100にフィルタユニットを装着した状態の一例を表した外観図である。 本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応するフィルタユニット110の構成の一例を表した外観図である。 本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応するフィルタユニット110の構成の他の一例を表した外観図である。 本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応するフィルタユニット110の構成の他の一例を表した外観図である。 本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応するフィルタユニット落下防止手段の構成の一例を表した外観図である。 本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応するフィルタユニット落下防止手段の構成の一例の使用状態を表した外観図である。 本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応するフィルタユニット落下防止手段の構成の一例の使用状態を表した外観図である。 本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応するフィルタユニット落下防止手段の構成の一例の使用状態を表した外観図である。
[第1の実施の形態]
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態に係る医療機器の例について説明する。本例に係る医療機器は、所謂スリットランプと呼ばれる、被検体としての眼(以下、「被検眼」と称する。)にスリット光を照射して、被検眼での散乱により生成した散乱光を観察することで被検眼の角膜や水晶体等を検査するための装置である。以下、医療機器が手持ち式のスリットランプである場合を例に説明する。
図1~図3は、本発明の実施の形態に対応する医療機器100の構成の一例を示す外観図である。医療機器100は、片手で把持した状態で操作することにより被検眼を検査するための装置である。図1~図3に示すように、医療機器100は、照射部10と、観察部20と、グリップ部30と、指掛部40と、人差し指側操作部50と、親指側操作部60と、ベース部70と、照射角度調整部80と、目盛部90とを備える。また、本例において、照射部10を照射系、観察部20を観察系と表現する場合があり、また、前記照射系を制御する制御部を内部に備えているものとして説明する。
照射部(照射系)10は、被検眼に対して照射光を照射する機能を有する。本例では、照射部10は、照射光として少なくともスリット光を被検眼に照射する機能を有し、さらにスポット光を照射する機能を有してもよい。照射部10は、例えば、照射筒11と、照射口12と、照射光調整ユニット13と、スイング部14と、別光源設置部15とからなる。照射筒11は、上述した特許文献1に記載されているようなスリット光を照射するための公知の構成が内部に配置される。本例では、照射筒11は、光源、コンデンサレンズ、スポット円盤、スリット円盤及び投光レンズを内部に備える。光源の例としてはLEDが考えられる。照射筒11では、光源から発された光がコンデンサレンズで集光された後にスリット円盤を通過しスリット光やスポット光が生成される。当該スリット光やスポット光は、照射口12に入射する。照射口12は、内部に配置される投光プリズムからなる。投光プリズムに入射したスリット光やスポット光は、方向を変え装置外部の被検眼方向へ照射される。照射光調整ユニット13は、操作者がターレット部分を回転させて光軸に重ねる調整部を様々に変更することで、照射光を調整するための操作部分である。スイング部14は、一端部分と照射筒11の下部に設けられ、当該照射筒11と所定の距離を空けて位置する他端部が後述する照射角度調整部80に接続される板状の部材からなる。なお、スイング部14における照射角度調整部80の外周に接する部分には、照射部10の回転角度を示すための目盛部90が設けられる。
別光源設置部15は、スリット光とは異なる光源を設置するための構成であり、照射口12とは別に設けられる。別光源設置部15に設けられる光源としては、例えば、背景照明用光源と蛍光観察照明用光源とが考えられる。背景照明用光源としては、例えば、白色LEDが用いられ、蛍光観察照明用光源としては、例えば、青色LEDが用いられる。なお、背景照明用光源や蛍光観察照明用光源は、別光源設置部15に設けられる光源の一例であるので、これに限定されない。従来、スリット光やスポット光と同様の照射口から背景照明や蛍光観察照明の光が照射されていたが、スリット光やスポット光と背景照明や蛍光観察照明の光とを切り替える必要があり同時照射することができなかった。しかし、医療機器100に設けられた別光源設置部15に光源が直接設置されるため、スリット光やスポット光の照射時に背景照明や蛍光観察照明の光を照射可能な構成となる。結果として、例えばスリット光の照射の様子を被検者に対して説明するための撮影等(例えば被検体としての被検者の前眼部の背景照明を用いた撮影)に利用することが可能となる。また、背景照明や蛍光観察照明の光がスリット光やスポット光の光路とは異なる光路で生成されるため、スリットターレットやスポットターレットの大きさより照射範囲が制限されることがなく、同一の光路で生成される場合と比較してより広範囲に背景照明や蛍光観察照明が当たるように光源を設置することが可能となる。また、図2に示すように、別光源設置部15は、照射口12から照射される光及び別光源設置部15から照射される光が常に概略同一方向を向くように設けられる。例えば、別光源設置部15は、照射口12の回転に合わせて同様に回転する。このような構成とすることで、スリット光やスポット光の照射方向を調整する際に背景照明や蛍光観察照明の方向調整を別途行う必要をなくし、結果として医療機器100の取り回し易さを向上させることが可能となる。
観察部(観察系)20は、照射部10から照射された照射光で被検眼を観察するための機能を有する。本例では、観察部20は、観察用筐体21と、右眼用接眼部22と、左眼用接眼部23と、変倍レバー24とを備える。観察用筐体21、右眼用接眼部22及び左眼用接眼部23は、上述した特許文献1に記載の公知の観察系が内部で構成される。観察系は、右眼での観察用と左眼での観察用とに分かれる。右眼での観察系は、観察用筐体21及び右眼用接眼部22の内部で構成される。また、左眼での観察系は、観察用筐体21及び左眼用接眼部23の内部で構成される。例えば、観察系は、少なくとも対物レンズと、接眼プリズムと、レチクルレンズと、接眼レンズとからなる。照射部10からのスリット光が被検眼で散乱され散乱光として対物レンズに入射する。入射した散乱光は接眼プリズムと、レチクルレンズと、接眼レンズを通過し操作者が観察可能な光となる。変倍レバー24は、左右方向に動かすことにより対物レンズを前後方向に移動させ、被検眼の観察倍率を変更可能なレバーである。
グリップ部30は、片手の親指と人差し指側の4本の指(人差し指、中指、薬指及び小指が該当する。以下、「人差し指側の指」ともいう。)の少なくとも何れか1本との間で挟むように操作者が把持可能に設けられる。グリップ部30の形状は操作者が把持可能であれば特に限定されないが、略円筒形状が好ましい。本例では、グリップ部30は、図1~図3に示すように、観察用筐体21の下部に取り付けられ、円筒が反ったような形状をしている。以下、グリップ部30の中心軸が概略鉛直方向(図1~図3における上下方向)に向いた状態を「基準状態」というものとする。図1~図3に示されたグリップ部30の中心軸の方向は、概略鉛直方向であるものとする。従って、図1~図3に示された状態は基準状態である。
指掛部40は、グリップ部30を操作者が片手で把持したときに人差し指側の指のうち何れかに引っ掛かるように、当該グリップ部30に設けられている。ここで、人差し指側とは、グリップ部30の側面のうち、当該グリップ部30を把持したときに人差し指が接触し得る側をいう。また、指掛部40が指に引っ掛かるとは、指が指掛部40の荷重を受ける状態になることをいう。指掛部40の形状は、人差し指側の指のうち何れかに引っ掛かることが可能であれば特に限定されない。図1~図3に示す例では、指掛部40の形状は、グリップ部30の側面から鍔状に突出した形状である。グリップ部30に指掛部40が設けられることで、操作者は、人差し指側の指のうち何れかに指掛部40を引っ掛けてグリップ部30を把持することができる。従って、指掛部40により定められたグリップ部30を把持する手の理想的な位置で検査用の操作を操作者に安定して実行させることが可能となる。指掛部の形状例については後述する。
人差し指側操作部50は、検査の操作に用いられ、グリップ部30を操作者が片手で把持する際に指掛部40によって位置が定まる人差し指側の指のうち、予め操作に用いる指と想定した指が届く範囲内の位置に設けられる。予め操作に用いる指と想定した指は人差し指側の指のうち何れかであれば特に限定されないが、指掛部40が引っ掛かる指以外の指が好ましい。本例では、人差し指を操作に用いる指として想定している。また、指が届く範囲内の位置とは、指を動かして届く位置をいう。予め操作に用いる指と想定した指が届く範囲の位置の例には、グリップ部30を操作者が片手で把持する際に予め操作に用いる指と想定した指に対向するグリップ部30の位置がある。人差し指側操作部50は、例えばボタンやスイッチ等である。本例では、人差し指側操作部50は、押下している最中に照射部10の照射筒11内に配置された光源が発光し照射口12から光が照射されるスイッチである。
また、人差し指側操作部50は、指掛部40から荷重を受ける指よりも親指に近い指を操作用の指と想定して、当該操作用の指が届く範囲の位置に設けられてよい。荷重を受ける指よりも親指に近い指は、例えば基準状態において荷重を受ける指が中指である場合には人差し指である。このような構成とすることで、指掛部40からの荷重の影響が比較的少ない指でより安定して検査用の操作を行わせることが可能となる。
親指側操作部60は、被検眼の検査の操作に用いられ、グリップ部30を操作者が片手で把持する際に指掛部40によって位置が定まる親指が届く範囲内の位置に設けられる。親指側操作部60には、複数の操作箇所が設けられてもよい。操作箇所には、被検眼の検査に関する操作入力を行うためのボタンや種々のスイッチ、ダイヤル等の操作部材が設けられる。本例では、親指側操作部60の操作箇所に、操作部材として操作用ボタン61~63と、操作用ダイヤル64とが設けられている。操作用ボタン61~63は、例えば背景照明や蛍光観察照明のオン/オフ等、検査に関する種々の機能が割り当てられる。また、操作用ダイヤル64は、例えば照射部10の照射口12から照射されるスリット光の光量を調整する機能が割り当てられる。親指側操作部60が含む複数の操作用ボタンの操作箇所は、グリップ部30を操作者が片手で把持する際に指掛部40によって位置が定まる親指が届く範囲内の位置であれば特に限定されない。親指側操作部60が含む複数の操作部材の形状や大きさ、配置等の例については後述する。
ベース部70は、グリップ部30の下部に一端部分が取り付けられた板状の部材である。ベース部70の他端部分には、後述する照射角度調整部80が設けられる。
照射角度調整部80は、回転軸を基準として照射部10を回転させることにより照射光の照射角度を調整する部材である。本例では、照射角度調整部80は、ベース部70の他端部分に固定的に取り付けられる。また、本例では、照射角度調整部80は、スイング部14において照射筒11から所定の距離を空けた箇所に設けられた孔に回動自在に取り付けられて、上面が露出した状態である。すなわち、ベース部70とスイング部14とが照射角度調整部80を介して接続され、スイング部14がベース部70に対して照射角度調整部80を基準に回動自在になっている。なお、照射角度調整部80は、例えば軸受により構成される。
目盛部90は、回転軸の上面に回転角度を示す目盛を設ける。具体的には、目盛部90は、照射部10により照射される照射光の照射角度に対応する目盛を回転軸の上面において円弧状に設ける。本例では、目盛部90は、スイング部14の照射角度調整部80を基準とした回転角度を、スイング部14に嵌った照射角度調整部80の上面において円弧状に示す目印として設けられる。目盛部90は詳細を後述する。
以上、医療機器100の構成及び外観の例について説明した。なお、医療機器100は、中心軸と平行な仮想平面であって指掛部40の位置を通る基準平面によって親指側と人差し指側を2分割した場合に、人差し指側に装置全体の重心が位置するように荷重バランスを構成した装置であってよい。このような荷重バランスとすることで、グリップ部30の手の握りが緩んだ場合でも医療機器100が指掛部40を基準として親指側から人差し指側の方向へ傾きが起こる。当該傾きは指掛部40を基準として起こるため、例えば基準状態において、指掛部40が指に引っ掛かった状態が維持される。結果として、手の握りが緩んだ場合でもグリップ部30を把持している状態をより容易に維持することが可能となる。
図4は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する医療機器100を操作者が片手で把持したときの外観図である。図4に示すように、グリップ部30は、操作者の手Hの親指と人差し指との間に挟むことにより把持されている。グリップ部30は、4本の指が位置する人差し指側(図4における前側)と1本の親指が位置する親指側(図4における後側)に分かれる。具体的には、人差し指側には、人差し指以外に中指、薬指及び小指が位置する。指掛部40は、人差し指側に設けられており、手Hの中指に引っ掛かっている。すなわち、図4において手Hの中指は、指掛部40の荷重を受ける状態である。手Hの人差し指は、人差し指側操作部50に接触しており操作が可能な状態である。また、手Hの親指は親指側操作部60に接触しており操作が可能な状態である。なお、一点鎖線Aを通り親指側と人差し指側とを2分割する平面が上述した基準平面である。本例の医療機器100は、基準平面によって親指側と人差し指側を2分割した場合の人差し指側に装置全体の重心が位置するように荷重バランスを構成した装置である。
ところで、本例における医療機器100は、照射部(照射系)10に対して接続されるフィルタユニットに特徴を有するものである。以下、図5~図7を参照して、本例の医療機器100におけるフィルタユニット110の詳細な構成について説明する。
図5及び図6は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する医療機器100にフィルタユニット110aを装着した状態の一例を表した外観図である。
図5及び図6に示すように、本例の医療機器100におけるフィルタユニット110aは、照射部10に対して接続されることを特徴とする。本例における照射部10は、被検体と観察部20とを結ぶ光軸とは異なる軸によって被検体に対して光を照射するように構成されており、照射部10に対してフィルタユニット110aが接続された状態において、被検体から観察部20への光軸上に第1フィルタ部113を配置するように構成されていることを特徴とする。また、本例における照射部10は、照射角度調整部80の回転軸を基準として回転させることにより照射光の照射角度を調整可能に構成されており、フィルタユニット110は、照射光の照射角度を所定範囲内(例えば、±30°)で調整したとしても観察部20の前面に第1フィルタ部113が位置するように、照射部10の回転の円周方向に第1フィルタ部113を延伸させて構成している。すなわち、被検体と観察部20を結ぶ光軸を挟んで対称の位置である2つの領域の何れからも光を照射可能なように可動式に構成されている照射部10を用いて、何れの領域から光を照射する場合においても観察部20の前面に第1フィルタ部113が位置するように、第1フィルタ部113は、中心から左右の両方向に延伸させて構成している。また、フィルタユニット110を照射部10に対して接続する方法はどのようなものであってもよいが、着脱可能に構成することが好ましい。
図7は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応するフィルタユニット110aの構成の一例を表した外観図である。この図7に示すように、フィルタユニット110aは、フレーム部111と、接続部112と、第1フィルタ部113とで構成される。フレーム部111は、第1フィルタ部113を保持するための構成である。接続部112は、照射部10に接続するための部分であり、本例では、スリット光を射出するための照射口12を挟む形で接続されるように構成されている。ここで、照射部10を動かして照射光の照射角度を所定範囲内で調整した場合であっても、観察部20に入射する被検体からの光軸が第1フィルタ部113に対して可能な限り垂直に近い角度で入射するように、フレーム部111及び第1フィルタ部113は、湾曲させて構成しておくことが好ましい。被検体からの光軸の入射角度を垂直に近い角度とすることで、第1フィルタ部113の表面での反射を低減させることが可能となる。
また、図7に示すように、接続部112の照射部10と接する面には、磁石114を設けており、本例では、磁力によって照射部10と接続するように構成している。照射部10の磁石114と相対する箇所には、磁性体を埋め込むことで、磁力によって接続可能とする。磁力による接続とすることで、フィルタユニット110aは照射部10に対して着脱可能となる。
図7に示すフィルタユニット110aの使用目的の一例として、第1フィルタ部113にバリアフィルタ(吸収フィルタ)を採用することが考えられる。蛍光観察に際してバリアフィルタを採用することで、被検体から発せられた蛍光と、散乱光などのその他の不要な光とを分離することが可能となる。一例としては、本例の医療機器100は、別光源設置部15を備えており、別光源として青色LEDを採用して蛍光観察を行う場合、第1フィルタ部113をバリアフィルタとしたフィルタユニット110aを照射部10に接続して蛍光観察を行うことが考えられる。
第1フィルタ部を観察系の内部に組み込む場合であって、対物レンズよりも観察者側に配置する場合、観察系の構造が複雑になるという問題がある。また、フィルタユニットを観察系に固定する場合であって、第1フィルタ部を対物レンズよりも被検体側、かつ、照射部よりも観察者側に配置する場合、観察系と照射系との間のスペースが十分でない場合、更には照射系の対物レンズが被検眼側に移動する場合に、フィルタユニットの形状、配置の自由度が小さくなる(対物レンズが動く場合の変倍に対応できない)という問題がある。これに対して、本例のフィルタユニット110aは、照射系に固定した上で、第1フィルタ部113を観察系よりも被検体側に配置する構造とすることで、上記の問題を解消することが可能となる。
また、本例は、フィルタユニット110を照射系に固定し、かつ、照射系の回転のより内周側の位置に第1フィルタ部を配置する構成としている。例えば図6のように、第1フィルタ部113が観察部20から見て照射部10よりも遠い位置に配置されるように、フィルタユニット110aが照射部10に固定してもよい。照射部の回転のより外周側の位置、例えば観察部から見て照射部よりも近い位置に第1フィルタ部を配置すると、照射部の円周方向の移動を考えた場合、第1フィルタ部の位置がより外周側になり、同じ大きさのフィルタでカバーできる照明角度が小さくなってしまうという問題がある。その点、観察部20から見て照射部10よりも遠い位置に第1フィルタ部113を配置すれば、同じ大きさのフィルタでより大きな照射角度をカバーすることができる。
なお、図示しないが、例えば観察系から見て照射系と同程度の位置に第1フィルタ部を配置するようにフィルタユニット110を構成してもよい。観察系から見てフィルタユニットをより遠い位置に配置すると、観察方法によっては、第1フィルタ部が被検体を圧迫したり干渉してしまう場合もある。このような場合、第1フィルタ部を照射系と同程度の位置に配置しておけば、そのような状況を回避することができる。なお、照射系と同程度の位置とは、観察系(又は被検体)から見たときに照射系までの距離と第1フィルタ部までの距離とが同程度の距離であることを意味する。
以上のように、本例に係る医療機器によれば、被検体を観察する観察系と、被検体と観察系とを結ぶ光軸とは異なる軸によって被検体に対して光を照射する照射部を有する照射系と、照射系に対して接続された状態において、被検体から観察系への光軸上に第1フィルタ部を配置するように構成されたフィルタユニットとを備えるように構成したので、照射系の内部構造や観察系の内部構造に影響を与えることなく、観察に必要なフィルタを利用することが可能となる。
[第2の実施の形態]
図8は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応するフィルタユニット110bの構成の一例を表した外観図である。この第2の実施の形態におけるフィルタユニット110bは、第1の実施の形態で説明したフィルタユニット110aと同様に、フレーム部111と、接続部112と、第1フィルタ部113とで構成されている点は共通しているが、第1フィルタ部113のみならず、第2フィルタ部115を備えている点が特徴である。
図8に示すように、フィルタユニット110bのフレーム部111内の左右部分は、フィルタユニット110aと同様に第1フィルタ部113であるが、中央部分が第2フィルタ部115となっている点がフィルタユニット110bの特徴である。この第2フィルタ部115は、フィルタユニット110bを照射部10に対して接続したときに、照射口12の前面に配置されることになる。すなわち、第2フィルタ部115は、照射部10からの照射光に対して用いられるフィルタということになる。この図8に示すフィルタユニット110bは、被検体と観察部20との間に第1フィルタ部113を配置し、照射部10と被検体との間に第2フィルタ部115を配置するように接続される。
図8に示すフィルタユニット110bにおける第1フィルタ部113と第2フィルタ部115に対してどのようなフィルタを採用してもよいが、一例として、偏光フィルタを採用することが考えられる。ここで、偏光フィルタとは、特定方向の直線偏光を持つ成分を強く減衰する効果があるフィルタのことをいう。水面、ガラス面等で反射した光や、青空からの光は部分偏光になっているので、これらの光を制限または遮断するために偏光フィルタが用いられることがある。
具体的には、照射部10に接続したフィルタユニット110bよりも被検体側に倒像鏡レンズなどのレンズを更に設置して医療機器100を使用する場合(図示省略)に、第1フィルタ部113に対して、第1偏光角(例えば90°)を持つ第1偏光フィルタを採用し、第2フィルタ部115に対して、第1偏光角とは異なる第2偏光角(例えば0°)を持つ第2偏光フィルタを採用することが考えられる。一般的に、倒像鏡レンズなどのレンズを用いた観察においては、レンズの表面において反射した光が観察部20に入射してしまうと観察の邪魔になるという問題があった。これを防ぐために、先ず、照射口12からの照射光が第2偏光フィルタを通過する。第2偏光フィルタを通過後の光が倒像鏡レンズの表面において反射されたとしてもその光は第1偏光フィルタを通過できない。結果として、レンズの表面における反射光が観察部20に入射することを防ぐことが可能となる。
以上のように、本例に係る医療機器によれば、フィルタユニットは、被検体と観察系との間に配置される第1フィルタ部とは別に、照射部と被検体との間に配置される第2フィルタ部を更に有するように構成したので、照射光に対して設定する第2フィルタ部と、被検体からの反射光に対して設定する第1フィルタ部とを使い分けることで、様々な観察を行うことが可能となる。
[第3の実施の形態]
第2の実施の形態で説明した図8に示すフィルタユニット110bは、第1フィルタ部113と第2フィルタ部115を有している点が特徴であるが、このフィルタユニット110bを蛍光観察のために用いるようにしてもよい。
第1の実施の形態で例示した医療機器100としてのスリットランプにおいては、照射部10の照射口12とは別に別光源設置部15を設けて、その別光源として青色LEDを採用していたため、蛍光観察時には照射口12からの光を用いない構成であった。そのため、第1の実施の形態においては、フィルタとして第1フィルタ部113のみを持つように構成されたフィルタユニット110aを採用して、照射口12の前面にも第1フィルタ部113を配置する構成としていた。しかし、別光源設置部15を備えていないスリットランプの場合も想定される。
そこで、図8に示すフィルタユニット110bにおける第2フィルタ部115としてエキサイタフィルタ(励起フィルタ)を採用する。エキサイタフィルタとは、蛍光物質の励起に必要な波長の光を励起光源から抽出するために用いられるフィルタのことをいう。第2フィルタ部115として、例えば、青色の波長の光を抽出するためのエキサイタフィルタを採用する。これにより、照射口12からの光から青色の波長の光を抽出して被検体に照射することが可能となる。そして、被検体で反射した光の観察部20に入射する前段に挿入される第1フィルタ部113としてバリアフィルタを採用することで、適切な蛍光観察を行うことが可能となる。
[第4の実施の形態]
光を照射する機能を備えた医療機器において、特に、医師の指示に従って身体を静止させることが難しい子供や、言葉が通じない動物などを被検体とする場合、不意に被検体が動いてしまう事態を考慮し、医療機器の照射部10に接続したフィルタユニット110に被検体がより接触しないような構造としてもよい。
この第4の実施の形態では、被検体に対して接触しにくい工夫を施したフィルタユニット110cについて説明する。
第1から第3の実施の形態においては、被検体と観察部20を結ぶ光軸を挟んで対称の位置である2つの領域の何れの領域から光を照射する場合においても観察部20の前面に第1フィルタ部113が位置するように、第1フィルタ部113は、中心から左右の両方向に延伸させて構成していたが、この場合、観察に用いない側の第1フィルタ部113が被検体側に突出することになるため、フィルタユニット110と被検体が接触する可能性がある。すなわち、被検体との接触の可能性を低減させる目的においては、フィルタユニット110のフレーム部111及び第1フィルタ部113は、中心から左右の両方向には延伸させずに、片側だけに延伸させる構成とすることが好ましい。
また、第1から第3の実施の形態においては、観察系と照射系との間のスペースが十分でない場合や、照射系の対物レンズが被検眼側に移動する構成である場合に、フィルタユニットの形状、配置の自由度が小さくなる(対物レンズが動く場合の変倍に対応できない)という問題が生じるおそれから、第1フィルタ部113を観察系から見て照射系よりも遠い位置に配置する構造としていたが、この問題が生じないのであれば、第1フィルタ部113を観察系から見て照射系よりも近い位置に配置する方が被検体との接触の可能性を低減させることができて好ましい。
図9は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応するフィルタユニット110の構成の他の一例を表した外観図である。この図9に示すフィルタユニット110cは、中心から左右の両方向には延伸させずに片側だけに第1フィルタ部113を延伸させる構成とし、また、第1フィルタ部113を被検体よりも観察系に近い側に配置する構成としている。これにより、被検体との接触の可能性を低減させることが可能となる。
また、図9に示すように、フィルタユニット110cは、照射部10と接続するための構成として、接続部112aと、接続部112bの2つを設けている。これら2箇所の接続部112a、112bは、反転させても照射部10に接続可能とするための構成の一例である。本例では、スリット光を射出するための照射口12を挟む形で接続されるように構成される接続部112a、112bが、上下にそれぞれ設けられている。これにより、上下反転させてもそれぞれの姿勢状態にて照射部10に接続可能となるため、片側だけにフレーム部111及び第1フィルタ部113を延伸させたフィルタユニット110cであっても、被検体と観察部20を結ぶ光軸を挟んで対称の位置である2つの領域の何れの領域から光を照射する場合においてもフィルタユニット110cを反転させて使用することで対応することが可能となる。
このように、図9に示したフィルタユニット110cによれば、被検体との接触の可能性を低減させるために片側だけにフレーム部111及び第1フィルタ部113を延伸させた構成としつつも、反転させて接続可能な構造とすることで、被検体と観察部20を結ぶ光軸を挟んで対称の位置である2つの領域の何れの領域からの照射に対しても対応可能となる。
[第5の実施の形態]
第4の実施の形態においては被検体に対して接触しにくいフィルタユニット110cについて説明したが、この第5の実施の形態では、被検体とフィルタユニット110とが接触したとしてもフィルタユニット110の落下を防ぐためのフィルタユニット落下防止手段について説明する。
第1から第4の実施の形態におけるフィルタユニット110は、フィルタを使用する場合と使用しない場合において適宜対応可能なように着脱自在に構成するものとして説明したが、着脱自在とすることで、被検体と接触した衝撃によって照射部10とフィルタユニット110の接続が解除されてフィルタユニット110が落下してしまうおそれがあった。そこで、フィルタユニット落下防止手段を設けることで、被検体と接触してもフィルタユニット110が落下しない構成とすることが好ましい。
フィルタユニット110の落下を防ぐことが可能であれば、フィルタユニット落下防止手段はどのようなものであってもよい。一例としては、接続後にフックを引っ掛けて外れないようにする等のロック機構を備えさせるものでもよいし、別部材を用いてフィルタユニット110を固定することで落下を防止するものであってもよい。
図10は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応するフィルタユニット落下防止手段の構成の一例を表した外観図である。この図10に示すフィルタユニット落下防止手段120は、帯状に形成され任意の箇所で固定可能な面ファスナー部121と、面ファスナー部121の一部に設けた穴に連結させたゴム紐122とで構成されている。
図11~図13は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応するフィルタユニット落下防止手段の構成の一例の使用状態を表した外観図である。フィルタユニット落下防止手段120の使用方法を説明するにあたって、第4の実施の形態で説明したフィルタユニット110cを使用する場合を例に説明する。先ず、図11に示すように、フィルタユニット落下防止手段120のゴム紐122の輪の中にフィルタユニット110cのフレーム部111及び第1フィルタ部113の箇所を通して引っ掛けるようにする。次に、図12に示すように、フィルタユニット110cを照射部10に対して接続する。一例としてはマグネットの磁力によって接続することが考えられる。フィルタユニット110cを照射部10に対して接続すると、フィルタユニット落下防止手段120の面ファスナー部121が照射部10の照射筒11に位置するようになるので、面ファスナー部121を照射筒11に巻き付けるようにする。そして、図13に示すように、面ファスナー部121を照射筒11に隙間なく巻き付けて面ファスナーによって固定すると、ゴム紐122がフィルタユニット110cに引っ掛かった状態にて照射筒11に固定されるため、フィルタユニット110cの接続が外れたとしても落下を防止することが可能となる。
なお、第4及び第5の実施の形態で説明したフィルタユニット110cは第1フィルタ部113のみを備えるものとして説明したが、これは例示に過ぎず、これに加えて、第2フィルタ部115をさらに備える構成としてもよい。この例に限らず、第1から第5の実施の形態において説明した各種構成を適宜組み合わせて実現可能なフィルタユニット110についても発明の範囲として含むものとする。
なお、第1から第5の実施の形態においては、医療機器の例としてスリットランプを用いて説明したが、これに限定されるものではなく、被検体に対して光を照射する機能を備えた医療機器であれば、本例と同様の構成を備えたフィルタユニットを採用し得る。
100 医療機器
10 照射部
11 照射筒
12 照射口
13 照射光調整ユニット
14 スイング部
15 別光源設置部
15a 背景照明照射口
15b 蛍光観察照明照射口
15c 背景照明用光源
15d 蛍光観察照明用光源
15e 基板
20 観察部
21 観察用筐体
22 右眼用観察部
23 左眼用観察部
24 変倍レバー
30 グリップ部
40 指掛部
50 人差し指側操作部
60 親指側操作部
61~63 操作用ボタン
64 操作用ダイヤル
70 ベース部
80 照射角度調整部
90 目盛部
110、110a、110b、110c フィルタユニット
111 フレーム部
112、112a、112b 接続部
113 第1フィルタ部
114 磁石
115 第2フィルタ部
120 フィルタユニット落下防止手段
121 面ファスナー部
122 ゴム紐

Claims (13)

  1. 被検体を観察する観察系と、
    前記被検体と前記観察系とを結ぶ光軸とは異なる軸によって前記被検体に対して光を照射する照射部を有する照射系と、
    前記照射系に対して接続された状態において、前記被検体から前記観察系への光軸上に第1フィルタ部を配置するように構成されたフィルタユニットと
    を備えることを特徴とする医療機器。
  2. 前記フィルタユニットは、前記第1フィルタ部が前記観察系から見て前記照射系よりも遠い位置に配置されるように、前記照射系に固定される
    ことを特徴とする請求項1に記載の医療機器。
  3. 前記第1フィルタ部は、バリアフィルタである
    ことを特徴とする請求項1に記載の医療機器。
  4. 前記フィルタユニットは、
    前記被検体と前記観察系との間に配置される前記第1フィルタ部とは別に、
    前記照射部と前記被検体との間に配置される第2フィルタ部を更に有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の医療機器。
  5. 前記第1フィルタ部は、第1偏光角を持つ第1偏光フィルタであり、
    前記第2フィルタ部は、前記第1偏光角とは異なる第2偏光角を持つ第2偏光フィルタである
    ことを特徴とする請求項4に記載の医療機器。
  6. 前記照射部から前記被検体への光軸上及び前記被検体から前記観察系への光軸上に配置するレンズを有するレンズユニットを更に備え、
    前記フィルタユニットは、前記照射部と前記倒像鏡レンズとの間に配置される
    ことを特徴とする請求項5記載の医療機器。
  7. 前記フィルタユニットは、前記照射系に対して磁力により着脱可能に構成される
    ことを特徴とする請求項1から請求項6の何れか1項に記載の医療機器。
  8. 前記照射系は、前記被検体と前記観察系を結ぶ光軸を挟んで対称の位置である2つの領域の何れからも光を照射可能なように可動式に構成されているものとし、
    前記第1フィルタ部は、前記照射系が前記2つの領域の何れに存在する場合でも、前記被検体から前記観察系への光路上に配置される
    ことを特徴とする請求項1から請求項6の何れか1項に記載の医療機器。
  9. 前記照射部は、回転軸を中心として所定半径にて円周方向に移動可能に構成され、
    前記第1フィルタ部は、前記回転軸の円周方向に延伸させて構成する
    ことを特徴とする請求項8に記載の医療機器。
  10. 前記第2フィルタ部は、エキサイタフィルタである
    ことを特徴とする請求項4に記載の医療機器。
  11. 前記照射系は、前記被検体と前記観察系を結ぶ光軸を挟んで対称の位置である2つの領域の何れからも光を照射可能とするために、前記照射部を、回転軸を中心として所定半径にて円周方向に移動可能に構成するものとし、
    前記第1フィルタ部は、前記照射部から見て片側にのみ延伸させて構成する
    ことを特徴とする請求項1、3、4、5又は6の何れか1項に記載の医療機器。
  12. 前記フィルタユニットは、前記照射系が前記2つの領域の何れに存在する場合でも、前記被検体から前記観察系への光路上に前記第1フィルタ部を配置可能とするために、反転させて前記照射系に接続可能とした
    ことを特徴とする請求項11に記載の医療機器。
  13. 前記フィルタユニットは、前記第1フィルタ部が前記観察系から見て前記照射系よりも近い位置に配置されるように、前記照射系に固定される
    ことを特徴とする請求項1に記載の医療機器。
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