JP2023134306A - 気体圧縮機 - Google Patents

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航平 酒井
Kohei Sakai
崇 中島
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佑樹 谷山
Yuki Taniyama
岳廣 松坂
Takehiro Matsuzaka
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Abstract

【課題】気体圧縮機においてドレン排出弁の開閉動作を正確に管理する。【解決手段】温度センサーにより測定された圧縮気体の温度変化に基づいてドレン排出弁の開閉を制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、気体圧縮機に関する。
ドレン排出弁の開閉動作は、予め設けたドレン排出弁が閉じてから次に開くまでの間隔時間T1(以下、T1)と、ドレン排出弁を開いている時間T2(以下、T2)により管理される。しかし、溜まったドレン量に対してT2が長すぎると、不必要な圧縮気体も排出されて(捨てられて)しまう場合があった。
この解決手段として従来技術の電流値によるドレン排出制御方法がある(例えば、特許文献1参照)。この方法によれば、ドレン排出が完了し、不必要な圧縮気体が排出されると、負荷が低減し電動機の電流値が変化する。
このため、電動機の電流値変化量の閾値と、T1とT2の組合せパターンを複数予め設けた上で、電動機の電流値を監視し、電流値が閾値を上回った、あるいは下回った回数をカウントし、カウントした数が多ければT2を短縮し、T1を延長するというようにパターンを選択することで、T1とT2を調節し余計な圧縮気体の排出を低減する。
特開2021-139297号公報
前記の方法では、圧縮気体を供給先に提供するロード運転中に、圧縮気体供給先の使用状況によって、電動機の回転速度が変動する気体圧縮機や、吐出し圧力が変動する制御において、不必要な圧縮気体が排出されたことによる電流値の変化量は、ノイズの影響により負荷変動時の電流の変化に埋もれてしまい、正確に判定されない場合がある。
本発明の目的は、気体圧縮機において、ドレン排出弁の開閉動作を正確に管理することにある。
本発明の一態様の気体圧縮機は、圧縮機本体から吐き出された圧縮気体が通過する圧縮気体経路と、前記圧縮気体経路を通過する前記圧縮気体の温度を測定する温度センサーと、前記圧縮気体を冷却する圧縮気体冷却器と、前記圧縮気体を冷却したことにより発生したドレンを排出するドレン排出弁と、前記ドレン排出弁の開閉を制御する制御部とを有し、前記制御部は前記温度センサーにより測定された前記圧縮気体の温度変化に基づいて、前記ドレン排出弁の開閉を制御することを特徴とする。
本発明の一態様によれば、気体圧縮機において、ドレン排出弁の開閉動作を正確に管理することができる。
実施例1の多段気体圧縮機の構成の一例を示す図である。 実施例1のドレン分離器を2つ以上有する気体圧縮機の構成の一例を示す図である。 実施例1の圧縮機本体によって圧縮された気体の圧力を測定する圧力センサーを有しない気体圧縮機の構成を示す図である。 実施例8の単段気体圧縮機の構成の一例を示す図である。 実施例1のドレン排出弁を開いている時間を制御するフローチャートを示す図である。 実施例1のドレン排出弁8及びドレン排出弁14の両方のドレン排出弁の故障、または、ドレン排出経路の目詰まりを同時に判定するフローチャートを示す図である。 実施例1のドレン排出弁8、または、ドレン排出弁14のドレン排出弁の故障またはドレン排出経路の目詰まりを個別に判定するフローチャートを示す図である。 実施例1のT1を制御する1つ目の方法のフローチャートを示す図である。 実施例1のT1を制御する2つ目の方法のフローチャートを示す図である。 実施例1のT1を制御する3つ目の方法のフローチャートを示す図である。 実施例2のドレン排出弁を開いている時間を制御するフローチャートを示す図である。 実施例3の温度センサーまたは圧力センサー、あるいはその両方が故障したことを判定するフローチャートを示す図である。 実施例5~8のドレン排出弁が閉じる際の吐出し温度の推定結果と、測定結果からドレン排出の管理を行う制御のフローチャートを示す図である。 ドレン排出弁の開閉時間間隔制御パターンの一例を示す図である。
以下、図面を用いて実施例について説明する。
実施例1は気体を圧縮する圧縮機本体を複数有する多段気体圧縮機のうち、図1の圧縮機本体を2つ搭載している二段気体圧縮機100を一例として説明する。
二段気体圧縮機100は、外部から外気を導入する吸込み口1と、最初に気体を圧縮する1段目の圧縮機本体3と、吸込み口1から導入された気体を圧縮機本体3に送る吸込み気体経路2と、最初に圧縮された気体を冷却する圧縮気体冷却器5と、圧縮機本体3にて圧縮された気体を圧縮気体冷却器5に送る圧縮気体経路41と、圧縮気体とドレンに分離するドレン分離器7と、圧縮気体冷却器5で冷却された圧縮気体をドレン分離器7に送る圧縮気体経路42とを有する。
さらに、二段気体圧縮機100は、2番目に気体を圧縮する2段目の圧縮機本体4と、ドレン分離器7からの圧縮気体を圧縮機本体4に送る圧縮気体経路43と、圧縮された気体を冷却する圧縮気体冷却器6と、圧縮機本体4にて圧縮された気体を圧縮気体冷却器6に送る圧縮気体経路44と、圧縮気体冷却器6で冷却された圧縮気体を下流側に送る圧縮気体経路45とを有する。
さらに、二段気体圧縮機100は、ドレンを排出させるように開いたり閉じたりするドレン排出弁8とドレン排出弁14と、ドレン分離器7からドレンをドレン排出弁8に送るドレン排出経路71と、ドレン排出弁8からドレンを下流に排出するドレン排出経路72と、圧縮気体冷却器6で発生したドレンをドレン排出弁14に送るドレン排出経路73と、ドレン排出弁14からドレンを下流に排出するドレン排出経路74とを有する。
さらに、二段気体圧縮機100は、圧縮機本体3の吐出し温度を測定する温度センサー17と、圧縮機本体4の吐出し温度を測定する温度センサー18と、圧縮機本体3で圧縮された圧縮気体の圧力を測定する圧力センサー19と、電源11からの電力の供給を受け制御部10からの制御指令を受け圧縮機本体3と圧縮機本体4を駆動する電動機9とを有する。
さらに、二段気体圧縮機100は、電動機9の動力を圧縮機本体3と圧縮機本体4に伝える動力伝達部12と、電源11と、電源11からの電力の供給を受け電動機9を制御するとともにドレン排出弁8とドレン排出弁14の開閉を制御する制御部10とを有する。
また、圧力センサー19は、図3に示すように備えていなくても良い。なお、圧力センサーは圧縮機本体3と圧縮気体冷却器5の間だけでなく、圧縮機本体4と圧縮気体冷却器6の間にも設けても良いが、図1~3のように備えてなくても良い。
二段気体圧縮機100における気体の圧縮からドレンが排出されるまでの流れの一例を、図1を用いて説明する。圧縮空気、ドレン、電力、信号の流れは矢印に示す流れである。
二段気体圧縮機100の運転が開始されると、電源11から制御部10に電力が供給され、制御部10からの指令により電動機9が駆動し、動力伝達部12から圧縮機本体3と圧縮機本体4に動力が伝わり、気体は吸込み口1から吸込み気体経路2を通過して二段気体圧縮機100内に吸込まれ、圧縮機本体3で圧縮される。圧縮された気体は、圧縮気体経路41を通過し圧縮気体冷却器5へ送られる。圧縮された気体は高温になるため圧縮気体冷却器5にて冷却する。
冷却することで圧縮気体中に含まれている水蒸気が凝縮されドレン(水滴)が発生する。そのために、圧縮気体冷却器5にて冷却後は圧縮気体とドレンが混在した状態となっている。圧縮気体とドレンが混在した状態のまま下流側へ圧縮気体を提供すると、提供先の機器が故障する可能性があるため、ドレン分離器7は、圧縮気体冷却器5で冷却された圧縮気体を圧縮気体とドレンに分離する。ドレン分離器7を経由することで圧縮気体は含有水分量が少ない状態で圧縮機本体4へ供給され、ドレンはドレン排出経路72を通過しドレン排出弁8から排出される。圧縮機本体4にて更に圧縮された気体は、温度が高くなるため圧縮気体冷却器6にて冷却する。
圧縮気体冷却器6にて冷却された圧縮気体は、図2のようにドレン分離器20により圧縮空気中のドレンを分離し、圧縮気体経路46から下流側に供給し、ドレンはドレン排出弁14から排出する場合もあるが、ここではドレン分離器20を備えない場合を一例として、圧縮気体は圧縮気体冷却器6によって冷却後、そのまま下流側へ提供することとする。また、圧縮気体冷却器6以降ではドレン排出を行わない場合も想定されるが、ここでは一例として、圧縮気体冷却器6より発生したドレンはドレン排出経路73を通過し、ドレン排出弁14から排出されることとする。
ドレン分離器7としては、フィルタを通して圧縮気体とドレンを分離する方式や、遠心分離により圧縮気体とドレンを分離する方式がある。ドレン排出弁8及びドレン排出弁14は制御部10により弁の開閉の制御がなされており、ドレンはドレン排出弁8とドレン排出弁14が開いた際に圧縮気体によって押し出されて排出される。
ここで、ドレン排出弁8とドレン排出弁14は制御部10によって同時に開閉動作を行うように制御されても良く、また、個別に開閉動作するように制御されていても良い。圧縮機本体3の吐出し温度を測定する温度センサー17と、圧縮機本体4の吐出し温度を測定する温度センサー18と、圧縮機本体3の吐出し圧力を測定する圧力センサー19は圧縮機の運転開始と同時に測定を開始し、測定した値を制御部10へフィードバックする。
図5を参照して、ドレン排出判定方法を説明する。ドレン排出弁が開く際の1段吐出し温度を記録するカウンタA1と2段吐出し温度を記録するカウンタA2を設けて置く。
ドレン排出弁が開く(S501)と同時に1段、2段両方の吐出し温度の監視を開始し(S502)、その時のそれぞれの吐出し温度をカウンタA1とカウンタA2に記録する(S503)。A1に対して1段吐出し温度が低下し、且つ、2段吐出し温度が上昇していれば(S504)、ドレン排出が完了したと判定し(S505)、設定したT2が経過(S506)していなかったとしても、ドレン排出弁を閉じてドレン排出を強制的に終了する(S507)。T2は更新せず初期値のままとする。カウンタA1とカウンタA2は次にドレン排出弁を開く際に更新する。
また、前記制御方法は常に判定を行うが、ある程度判定した後、例えば図14に示すような制御パターンを、予め複数定めて置き、それに従ってドレン排出を行うよう制御しても良い。以下、その方法を説明する。
ドレン排出完了と判定した回数をカウントするカウンタE(例として初期値は0)と、カウンタEの基準値と、T1、T2それぞれをどれだけ延長または短縮するか制御パターンを複数定めて置く。前記と同様ドレン排出判定を行い、ドレンが完全に排出されたと判定した際に、カウンタEに1ずつ値を加算していく。この時、設定したT2が経過していなくとも、ドレン排出弁を閉じてドレン排出を強制的に終了しも良いが、強制終了させずにT2が経過するまで開いたままでも良い。
また、1段、2段吐出し温度の監視は前記と異なり、常に行う必要はない。例えば1時間監視した後、カウンタEの値が基準値に対してどの程度上回っているか、または、下回っているかによって制御パターンを決定する。本制御方法による判定は1日のうちに何回行っても良い。カウンタA1、カウンタA2は、前記と同じタイミングで更新し、カウンタEについては、次に判定を行う際に初期値にリセットにする。
これらの方法により、設定したT2が経過しても1段吐出し温度が低下、且つ、2段吐出し温度が上昇しなければ、ドレンを完全には排出できておらず、ドレン排出不良と判定することが出来る。
また、T1の調節のみ行っても良い。以下に、T1を自動調節する方法の例を3つ示す。
まず一つ目の方法は、図8に示すように、ドレン排出弁の開閉動作を行った時(S800~S801)のドレン排出弁を開いている時間を記録(S803)するカウンタB(例えば初期値0)を設けて置き、例えば1時間ごとに1度(S802)、T2の初期値とカウンタBを比較(S804)し、カウンタBが短ければT1を延長(S806)し、長ければT1を短縮(S805)してT1を更新する。
二つ目の方法は、図9に示すように、ドレン排出弁の開閉動作(S501)(S800~S801)を行った時のドレン排出弁を開いている時間を記録するカウンタB(例えば初期値0)と、カウンタBの値を加算し続けるカウンタC(例えば初期値0)を設けて置き、例えば一定時間ごとに1時間(S900)(S902)カウンタCにカウンタBの値を加算し続け(S901)、ドレン排出弁の開閉動作を行った回数でカウンタCの値を除算し、1時間のドレン排出弁を開いている時間の平均値を算出する(S903)。この平均値とT2を比較し(S904)、平均値がT2よりも短ければT1を延長(S905)し、長ければT1を短縮(S906)してT1を更新する。
三つ目の方法は、図10に示すように、ドレン排出が完了したことをカウントするカウンタD(例えば初期値0)と、カウンタDの基準値を予め設けて置き、例えば、1時間(S900)ドレンの開閉動作(S501)(S800~S801)を行い、ドレン排出が完了した判定(S1000)する度にカウンタDに1ずつ加算(S1001)していく。あらかじめ設定したT1時間調整判定時間が経過(S1002)したとき、カウントDの値とあらかじめ設定したカウンタDの基準値を比較(S1003)し、カウントした数が基準値を上回っていればT1を延長(S905)し、基準値を下回っている場合はT1を短縮(S906)する。
どの程度延長・短縮するかについては、T1の初期値に対して増減させる割合を1パターンあるいは複数パターン予め設定しておき、T2の初期値に対してカウンタBまたはドレン排出弁を開いている時間の平均値がどの程度増減しているかによって割合を選択し決定しても良い。
あるいは、前記のようにT1の初期値とT2を足し合わせた時間をドレン排出弁開閉動作1サイクルのトータル時間として、ドレン排出弁が開いている時間が増減してもトータル時間が変わらないようにT1を短縮または延長しても良い。ここで、図14にドレン排出弁の開閉時間間隔制御パターンの一例を示す。
この方法によるT1の調節は1日のうちに何度行っても良いが、カウンタB、カウンタC、カウンタDは次のT1を判定する際にリセットする。
ここまで、ドレン排出弁を開いている時間と、次にドレン排出弁を開くまでの時間間隔を調節する方法を説明したが、特に時間やドレン排出弁の開閉動作回数は指定しない。図6に示すように、例えば1時間ごと(S600)に、10分間あるいは10回程度(S602)ドレン排出弁の開閉動作と1段、2段吐出し温度を監視(S601)し、1段、2段吐出し温度が変動しているにもかかわらず、1度もドレン排出が完了したと判定されなかった(S603)場合は、ドレン排出弁が故障、または、ドレン排出経路に異物が詰まり、塞がったと判定(S605)することも可能である。
また、前記ドレン排出弁の故障判定方法は、図1~3のようにドレン排出弁を2つ以上備えている場合、それらを同時に故障あるいは目詰まりしたと判定(S605)するが、何れかのドレン排出弁のみ、1段、2段吐出し温度が変動しているにもかかわらず、1度もドレン排出が完了したと判定されなかった(S603)(S700~S701)場合は、そのドレン排出弁のみ故障、または、ドレン排出経路に異物が詰まり、塞がったと判定(S702~S703)しても良い(図7参照)。
なお、これらの判定方法は前記電動機の回転速度が変動する気体圧縮機だけでなく、圧縮気体を供給先に提供するロード運転中に、電動機の回転速度が変動しない気体圧縮機にも適用できる。
実施例2の形態は実施例1と同一であるが、実施例1は1段、2段それぞれの吐出し温度で判定しているが、実施例2は1段、2段それぞれの吐出し温度変化量でドレン排出が完了したかを判定する。
1段、2段それぞれの吐出し温度の変化量に対して、予め閾値(例えば1段吐出し温度の変化量は閾値1、2段吐出し温度の変化量は閾値2)と、実施例1と同様に、ドレン排出弁が開く際の1段吐出し温度を記録するカウンタA1と2段吐出し温度を記録するカウンタA2を設けて置く。
図11に示すように、ドレン排出弁が開く(S501)と同時に1段、2段両方の吐出し温度の監視を開始(S502)し、その時のそれぞれの吐出し温度をカウンタA1とカウンタA2に記録(S503)する。1段吐出し温度の現在値とカウンタA1の差、2段吐出し温度の現在値とカウンタA2の差、すなわち、1段、2段それぞれの吐出し温度変化量を算出(S1100)し、1段吐出し温度変化量がその閾値1を下回り(または上回る)、且つ、2段吐出し温度変化量がその閾値2を上回った際(S1101)、ドレンが完全に排出されたと判定(S505)し、設定したT2が経過(S1102)していなくとも、ドレン排出弁を閉じて(S507)ドレン排出を強制的に終了する。
また、実施例1と同様にT1の調節を行っても良いし、前記ドレン排出弁を開いている時間を変更せずに、T1のみ調節を行っても良い。T2は更新せず初期値のままとし、カウンタA1、カウンタA2は、実施例1と同一のタイミングで更新する。
また、実施例1と同様に、ある程度判定した後、予め定めた制御パターンに従ってドレン排出を行うよう制御しても良い。以下、その方法を説明する。
前記と同様に1段、2段吐出し温度変化量それぞれに対する閾値と、ドレン排出弁が開く際の1段、2段吐出し温度それぞれを記録するカウンタA1とカウンタA2を定めて置き、さらに、カウンタE(例として初期値は0)と、カウンタEの基準値と、T1、T2それぞれをどれだけ延長または短縮するか制御パターンを複数定めて置く。
前記と同様1段、2段吐出し温度を監視し、それぞれの吐出し温度変化量を算出する。1段吐出し温度変化量が閾値1を下回り(または上回り)、且つ、2段吐出し温度変化量が共に閾値2を上回った際に、溜まったドレンが完全に排出されたと判定し、カウンタEに1ずつ値を加算していく。実施例1や前記と同様に、ドレンが完全に排出されたと判定した際に、設定したT2が経過していなくとも、ドレン排出弁を閉じてドレン排出を強制的に終了しも良いが、強制終了させずにT2が経過するまで開いたままでも良い。
また、1段、2段吐出し温度の監視は常に行う必要はない。例えば1時間監視した後、カウンタEの値が基準値に対してどの程度上回っているか、または、下回っているかによって制御パターンを決定する。本制御方法による判定は1日のうちに何回行っても良い。カウンタA1、カウンタA2は、実施例1や前記と同一のタイミングで更新し、カウンタEについては、次に判定を行う際に初期値にリセットにする。
これらの方法によれば、実施例1と同様に、ドレン排出不良と、ドレン排出弁の故障またはドレン排出経路に異物が詰まり、塞がっていることを判定することが可能である。なお、これらの判定方法は前記電動機の回転速度が変動する気体圧縮機だけでなく、圧縮気体を供給先に提供するロード運転中に、電動機の回転速度が変動しない気体圧縮機にも適用できる。
実施例3の形態は図1~2のように、圧縮機本体3で圧縮された圧縮気体の圧力を測定する圧力センサー19を取付けた気体圧縮機である。
実施例1~2において、1段、2段吐出し温度を測定するセンサーが故障し、測定できなくなる可能性がある。そこで、1段吐出し圧力も同時に監視することで、ドレン排出判定だけでなく、センサーの故障判定を行うことが出来る。
2段吐出し圧力は負荷変動の影響を大きく受けるため、圧縮気体排出に伴う負荷の変動が埋もれてしまうが、1段吐出し圧力は負荷が変動している最中であっても、受ける影響が少なく、ドレン排出に伴う圧縮気体排出による負荷の変動を検出できる。
以下に、実施例1~2の制御方法に1段吐出し圧力、または、その変化量を加えたドレン排出の判定方法を説明する。また、実施例1の制御方法に1段吐出し圧力を加えた判定方法の一例を図12に示す。
1段、2段吐出し温度による判定方法の場合は、ドレン排出弁が開く際の1段吐出し温度を記録するカウンタA1と2段吐出し温度を記録するカウンタA2、1段吐出し圧力を記録するカウンタF、カウンタA1の値を保存するカウンタL1、カウンタA2の値を保存するL2、カウンタFの値を保存するL3、ドレン排出が完了し、圧縮空気が排出したと判定した回数を記録するカウンタK1(例えば初期値0)とカウンタK2(例えば初期値0)を設けて置き、ドレン排出弁が開く(S501)際、カウンタA1とカウンタA2、カウンタF、カウンタK2にその時のそれぞれの温度と圧力、カウンタK1の値を記録(S1200~S1201)する。
カウンタA1とカウンタA2、カウンタFに記録した値と、ドレン排出弁を閉じた際の1段、2段吐出し温度と1段吐出し圧力を比較(S1202)し、「カウンタA1よりも1段吐出し温度の現在値が低下」、「カウンタA2よりも2段吐出し温度の現在値が上昇」、「カウンタFよりも1段吐出し圧力の現在値が低下」の3つの比較結果のうち2つ以上が検出(S1203)されれば、ドレン排出が完了したと判定(S505)する。この時、カウンタK1に1ずつ値を加算し、カウンタL1にカウンタA1の値、カウンタL2にカウンタA2の値、カウンタL3にカウンタFを保存(S1204)する。
ここで、カウンタL1~L3とカウンタK2は前記のドレン排出判定を行うたびに更新する必要は無く、一定周期ごとに数回行うとしても良い。例えば1時間に一度、最初に判定するタイミングのみで更新するとしても良い。
1段吐出し温度と2段吐出し温度、1段吐出し圧力には前記のような関係があるため、いずれか2つしか検出されなかった場合は、検出できなかったセンサーは故障していると判定することが出来る。例えばカウンタL1~L3とカウンタK2の更新は1時間に一度、最初に判定するタイミングのみとし、1時間後にカウンタL1~L3とカウンタA1~A2及びカウンタFと、カウンタK2とカウンタK1の値を比較(S1205~S1207)し、カウンタK1及びカウンタK2の変化が無く、且つ、例えばカウンタL1~L3のうちいずれか2つの値が、現在の1段、2段吐出し温度、1段吐出し圧力に対して変化していなかった場合は、センサーが2つ故障していると判定(S1208)する。
カウンタK1~K2の変化が無く、且つ、カウンタL1~L3すべてが変化していなかった場合は、センサーが3つとも故障していると判定(S1209)することが出来る。
また、実施例2の制御方法に1段吐出し圧力変化量も加えて、1段、2段吐出し温度変化量と1段吐出し圧力変化量からドレン排出判定を行いT1やT2の調節を行っても良いし、実施例2のように予め設定した制御パターンに従ってT1とT2を調節するようにしても良い。その場合、前記故障判定方法の判定に用いる項目は1段、2段吐出し温度と1段吐出し圧力から、1段、2段吐出し温度変化量と1段吐出し圧力に置き換えることとし、方法については前記と同一とする。
これらの方法により、実施例1と同様に、ドレン排出不良と、ドレン排出弁の故障またはドレン排出経路に異物が詰まり、塞がっていることを判定することが可能である。
なお、これらの判定方法は前記電動機の回転速度が変動する気体圧縮機だけでなく、圧縮気体を供給先に提供するロード運転中に、電動機の回転速度が変動しない気体圧縮機にも適用できる。
実施例4は実施例3と同一である。実施例1~2では1段、2段吐出し温度からドレン排出判定しているが、1段、2段吐出し温度のいずれか一方と、1段吐出し圧力によって判定しても良い。
例えば、実施例1の制御方法において、1段吐出し温度と1段吐出し圧力から判定する場合は、2段吐出し温度の項目を全て1段吐出し圧力に置き換えて判定する。2段吐出し温度と1段吐出し圧力から判定する場合は、1段吐出し温度の項目を全て1段吐出し圧力に置き換えて判定する。
また、実施例2のように、1段、2段吐出し温度変化量から判定する場合も同様に、いずれか一方と1段吐出し圧力変化量から判定しても良い。その場合は、例えば、1段吐出し温度変化量と1段吐出し圧力変化量から判定する場合は、2段吐出し温度変化量の項目を全て1段吐出し圧力変化量に置き換えて判定する。2段吐出し温度変化量と1段吐出し圧力変化量から判定する場合は、1段吐出し温度変化量の項目を全て1段吐出し圧力変化量に置き換えて判定する。
この方法により、実施例1と同様に、ドレン排出不良と、ドレン排出弁の故障またはドレン排出経路に異物が詰まり、塞がっていることを判定することが可能である。
なお、これらの判定方法は前記電動機の回転速度が変動する気体圧縮機だけでなく、圧縮気体を供給先に提供するロード運転中に、電動機の回転速度が変動しない気体圧縮機にも適用できる。
実施例5は実施例1と同一である。実施例1~4では1段吐出し温度と2段吐出し温度、または、1段吐出し圧力、あるいはそれぞれの変化量よりドレン排出判定を行っているが、1段吐出し温度のみで判定を行っても良い。以下、その方法を記す。
1段吐出し温度を記録するカウンタA1とカウンタA2、推定する1段吐出し温度の誤差範囲J1を予め定めて置く。さらに、カウンタE(例として初期値は0)と、カウンタEの基準値と、T1、T2それぞれをどれだけ延長または短縮するか制御パターンを複数定めて置く。
図13に示すように、圧縮機の運転開始(S500)と同時に1段吐出し温度の監視を開始(S1300)し、カウンタA1にその値を記録(S1301)する。カウンタA1の更新は一定時間ごと(S1302~S1303)に行う。更新する時間間隔はT1未満であればどの程度でも良いが、数秒程度であることが望ましい。カウンタA1を更新(S1303)する際、カウンタA1に記録されている値をカウンタA2に記録(S1302)する。ドレン排出弁が開く(S1304)と同時に、カウンタA1とカウンタA2の値から、ドレン排出弁が閉じる際の1段吐出し温度を推定(S1305)する。
推定した1段吐出し温度に誤差範囲J1を加味した1段吐出し温度範囲とドレン排出弁が閉じたとき(S1306)のカウンタA1の値を比較(S1307)し、カウンタA1の値が1段吐出し温度範囲外であれば、ドレンを完全に排出した判定(S505)し、カウンタEに1ずつ値を加算(S1308)していく。
一定時間後、例えば1時間監視した後(S1309)、カウンタEの値と予め設定したカウンタEの基準値を比較(S1310)し、カウンタEの値が基準値に対してどの程度上回っているか、または、下回っているかによって制御パターンを決定(S1311~S1312)する。本制御方法による判定は1日のうちに何回行っても良い。カウンタEは、次に判定を行う際に初期値にリセットにする。
また、これらの方法によれば、実施例1と同様に、ドレン排出不良と、ドレン排出弁の故障またはドレン排出経路に異物が詰まり、塞がっていることを判定することが可能である。
なお、これらの判定方法は前記電動機の回転速度が変動する気体圧縮機だけでなく、圧縮気体を供給先に提供するロード運転中に、電動機の回転速度が変動しない気体圧縮機にも適用できる。
実施例6は実施例1と同一である。実施例5は1段吐出し温度でドレン排出判定を行っているが、2段吐出し温度のみで行っても良い。以下、その方法を記す。
2段吐出し温度を記録するカウンタA1とカウンタA2、推定する2段吐出し温度の誤差範囲J2を予め定めて置く。さらに、カウンタE(例として初期値は0)と、カウンタEの基準値と、T1、T2それぞれをどれだけ延長または短縮するか制御パターンを複数定めて置く。
図13に示すように、圧縮機の運転開始(S500)と同時に2段吐出し温度の監視を開始(S1300)し、カウンタA1にその値を記録(S1301)する。カウンタA1の更新は一定時間ごと(S1302~S1303)に行う。更新する時間間隔はT1未満であればどの程度でも良いが、数秒程度であることが望ましい。カウンタA1を更新(S1303)する際、カウンタA1に記録されている値をカウンタA2に記録(S1302)する。ドレン排出弁が開く(S1304)と同時に、カウンタA1とカウンタA2の値から、ドレン排出弁が閉じる際の2段吐出し温度を推定(S1305)する。
推定した2段吐出し温度に誤差範囲J2を加味した2段吐出し温度範囲とドレン排出弁が閉じた(S1306)ときのカウンタA1の値を比較(S1307)し、カウンタA1の値が2段吐出し温度範囲外であれば、ドレンを完全に排出したと判定(S505)し、カウンタEに1ずつ値を加算(S1308)していく。
一定時間後、例えば1時間監視した後(S1309)、カウンタEの値と予め設定したカウンタEの基準値を比較(S1310)し、カウンタEの値が基準値に対してどの程度上回っているか、または、下回っているかによって制御パターンを決定(S1311~S1312)する。本制御方法による判定は1日のうちに何回行っても良い。カウンタEは、次に判定を行う際に初期値にリセットにする。
また、これらの方法によれば、実施例1と同様に、ドレン排出不良と、ドレン排出弁の故障またはドレン排出経路に異物が詰まり、塞がっていることを判定することが可能である。
なお、これらの判定方法は前記電動機の回転速度が変動する気体圧縮機だけでなく、圧縮気体を供給先に提供するロード運転中に、電動機の回転速度が変動しない気体圧縮機にも適用できる。
実施例1~6では多段気体圧縮機のうち、二段気体圧縮機を例にドレン排出判定方法を説明したが、実施例8では気体を圧縮する圧縮機本体を1つ有する単段気体圧縮機103の場合の判定方法について説明する。
図4に示すように、単段気体圧縮機103は、外部から外気を導入する吸込み口1と、気体を圧縮する圧縮機本体15と、吸込み口1から導入された気体を圧縮機本体15に送る吸込み気体経路2と、圧縮された気体を冷却する圧縮気体冷却器5と、圧縮機本体15にて圧縮された気体を圧縮気体冷却器5に送る圧縮気体経路41と、圧縮気体とドレンに分離するドレン分離器7と、圧縮気体冷却器5で冷却された圧縮気体をドレン分離器7に送る圧縮気体経路42とを有する。
さらに、単段気体圧縮機103は、圧縮気体冷却器5で冷却された圧縮気体を下流側に送る圧縮気体経路43と、ドレンを排出させるように開いたり閉じたりするドレン排出弁8と、ドレン分離器7からドレンをドレン排出弁8に送るドレン排出経路71と、ドレン排出弁8からドレンを下流に排出するドレン排出経路72とを有する。
さらに、単段気体圧縮機103は、圧縮機本体15の吐出し温度を測定する温度センサー17と、電源11からの電力の供給を受け制御部10からの制御指令を受け圧縮機本体15を駆動する電動機9と、電動機9の動力を圧縮機本体15に伝える動力伝達部12と、電源11からの電力の供給を受け電動機9を制御するとともにドレン排出弁8開閉を制御する制御部10とを有する。
単段気体圧縮機103における気体の圧縮からドレンが排出されるまでの流れは図4に示す通りであり、概ね二段気体圧縮機100と同様である。また、図4では圧縮機本体15から吐き出された圧縮空気の圧力を測定する圧力センサー19を備えているが、実施例8では備えていなくても良い。
次にドレン排出判定方法について説明する。
圧縮機本体15から吐き出される吐出し温度(以下、単段吐出し温度)を記録するカウンタA1とカウンタA2、推定する単段吐出し温度の誤差範囲J2を予め定めて置く。さらに、カウンタE(例として初期値は0)と、カウンタEの基準値と、T1、T2それぞれをどれだけ延長または短縮するか制御パターンを複数定めて置く。
図13に示すように、単段気体圧縮機103の運転開始(S500)と同時に単段吐出し温度の監視を開始(S1300)し、カウンタA1にその値を記録(S1301)する。カウンタA1の更新は一定時間ごと(S1302~S1303)に行う。更新する時間間隔はT1未満であればどの程度でも良いが、数秒程度であることが望ましい。カウンタA1を更新(S1303)する際、カウンタA1に記録されている値をカウンタA2に記録(S1302)する。
ドレン排出弁が開く(S1304)と同時に、カウンタA1とカウンタA2の値から、ドレン排出弁が閉じる際の単段吐出し温度を推定(S1305)する。推定した単段吐出し温度に誤差範囲J2を加味した単段吐出し温度範囲とドレン排出弁が閉じた(S1306)ときのカウンタA1の値を比較(S1307)し、カウンタA1の値が単段吐出し温度範囲外であれば、ドレンを完全に排出した判定(S505)し、カウンタEに1ずつ値を加算(S1308)していく。
一定時間後、例えば1時間監視した後(S1309)、カウンタEの値と予め設定したカウンタEの基準値を比較(S1310)し、カウンタEの値が基準値に対してどの程度上回っているか、または、下回っているかによって制御パターンを決定(S1311~S1312)する。本制御方法による判定は1日のうちに何回行っても良い。カウンタEは、次に判定を行う際に初期値にリセットにする。
また、これらの方法によれば、実施例1と同様に、ドレン排出不良と、ドレン排出弁の故障またはドレン排出経路に異物が詰まり、塞がっていることを判定することが可能である。
なお、これらの判定方法は前記電動機の回転速度が変動する気体圧縮機だけでなく、圧縮気体を供給先に提供するロード運転中に、電動機の回転速度が変動しない気体圧縮機にも適用できる。
実施例8は実施例7と同様であるが、図4に示すように、吐出し圧力を測定する圧力センサー19を備えている。
実施例4では1段、2段吐出し温度のいずれか一方と1段吐出し圧力、または、1段、2段吐出し温度の変化量のいずれか一方と1段吐出し圧力変化量からドレン排出判定を行っているが、単段気体圧縮機で実施例4の制御方法を行う場合は、1段、2段吐出し温度を吐出し温度、1段吐出し圧力を圧縮機本体15から吐出される気体の圧力(以下、吐出し圧力)、1段、2段吐出し温度変化量を吐出し温度変化量、1段吐出し圧力変化量を吐出し圧力変化量に置き換えて判定を行う。
また、実施例5では1段吐出し圧力変化量からドレン排出判定を行っているが、単段気体圧縮機で実施例5の制御方法を行う場合は、1段吐出し圧力変化量を、吐出し圧力変化量に置き換えて判定を行う。
このように、上記実施例では、ドレンが完全に排出され、圧縮気体も排出される(捨てられる)と、気体圧縮機本体から吐き出される気体の圧力(以下、吐出し圧力)が低下する。この時、圧縮機本体が吸い込む気体の圧力(以下、吸込み圧力)と吐出し圧力の比率(以下、圧縮比)が変化するため、圧縮機本体から吐出される気体の温度(以下、吐出し温度)も変化する。
吐出し温度は、電動機の電流値を測定する場合に比べてノイズの影響が少なく、負荷変動時においても吐出し温度の変化が顕著に現れる。このため、電動機の回転速度が変動する気体圧縮機や前記圧縮機の吐出し圧力が変動する制御においても判定でき、T1とT2の調節が可能となる。
上記実施例によれば、前記電動機の回転速度が変動する気体圧縮機や、前記圧縮機の吐出し圧力が変動する制御において、ドレン排出に伴う余計な圧縮空気の排出を低減することが出来る。
なお、これらの判定方法は前記電動機の回転速度が変動する気体圧縮機だけでなく、圧縮気体を供給先に提供するロード運転中に、電動機の回転速度が変動しない気体圧縮機にも適用できる。
1 吸込み部
2 気体経路
3 圧縮機本体
4 圧縮機本体
5 圧縮気体冷却器
6 圧縮気体冷却器
7 ドレン分離器
8 ドレン排出弁
9 電動機
10 制御部
11 電源
12 駆動部
14 ドレン排出弁
15 圧縮機本体
17 温度センサー
18 温度センサー
19 圧力センサー
20 ドレン分離器
41 圧縮気体経路
42 圧縮気体経路
43 圧縮気体経路
44 圧縮気体経路
45 圧縮気体経路
46 圧縮気体経路
71 ドレン排出経路
72 ドレン排出経路
73 ドレン排出経路
74 ドレン排出経路
100 二段気体圧縮機
101 二段気体圧縮機
102 二段気体圧縮機
103 単段気体圧縮機

Claims (15)

  1. 圧縮機本体から吐き出された圧縮気体が通過する圧縮気体経路と、
    前記圧縮気体経路を通過する前記圧縮気体の温度を測定する温度センサーと、
    前記圧縮気体を冷却する圧縮気体冷却器と、
    前記圧縮気体を冷却したことにより発生したドレンを排出するドレン排出弁と、
    前記ドレン排出弁の開閉を制御する制御部と、を有し、
    前記制御部は、
    前記温度センサーにより測定された前記圧縮気体の温度変化に基づいて、前記ドレン排出弁の開閉を制御することを特徴とする気体圧縮機。
  2. 前記温度センサーは、
    前記圧縮機本体と前記圧縮気体冷却器の間の前記圧縮気体経路に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の気体圧縮機。
  3. 前記圧縮機本体を駆動する電動機を更に有し、
    前記制御部は、
    前記圧縮気体を供給先に提供するロード運転中に、前記供給先の使用状況によって、前記電動機の回転速度を変動させる又は前記圧縮機本体の吐出し圧力を変動させることを特徴とする請求項1に記載の気体圧縮機。
  4. 前記圧縮気体冷却器で冷却された前記圧縮気体からドレンを分離するドレン分離器を更に有し、
    前記ドレン排出弁は、
    前記ドレン分離器により分離された前記ドレンを排出することを特徴とする請求項1に記載の気体圧縮機。
  5. 前記制御部は、
    前記温度変化に基づいて、前記ドレンの排出の完了を判定し、
    前記判定の結果により前記ドレン排出弁を閉じるように制御することを特徴とする請求項1に記載の気体圧縮機。
  6. 前記制御部は、
    前記圧縮気体の前記温度変化と、前記ドレンの排出の完了又は未完了の判定結果により、前記ドレン排出弁の故障又は前記ドレンの排出経路の目詰まりを判定することを特徴とする請求項1に記載の気体圧縮機。
  7. 前記制御部は、
    前記ドレン排出弁が開いている時間間隔と前記ドレン排出弁が閉じている時間間隔を短縮又は延長するように制御することを特徴とする請求項1に記載の気体圧縮機。
  8. 前記圧縮機本体から吐き出された前記圧縮気体の圧力を測定する圧力センサーを更に有し、
    前記制御部は、
    前記圧縮気体の前記温度変化と、前記圧縮気体の圧力変化と、前記ドレンの排出の完了又は未完了の判定結果により、前記温度センサー及び前記圧力センサーの少なくとも一つのセンサーが故障したと判定することを特徴とする請求項1に記載の気体圧縮機。
  9. 圧縮機本体から吐き出された第1の圧縮気体が通過する第1の圧縮気体経路と、
    前記第1の圧縮気体経路を通過する前記第1の圧縮気体の温度を測定する第1の温度センサーと、
    前記第1の圧縮気体を冷却する第1の圧縮気体冷却器と、
    前記第1の圧縮気体冷却器で冷却された前記第1の圧縮気体を第2の圧縮気体と第1のドレンに分離するドレン分離器と、
    前記第1のドレンを排出する第1のドレン排出弁と、
    前記第2の圧縮気体が通過する第2の圧縮気体経路と、
    前記第2の圧縮気体経路を通過する前記第2の圧縮気体の温度を測定する第2の温度センサーと、
    前記第2の圧縮気体を冷却する第2の圧縮気体冷却器と、
    前記第2の圧縮気体冷却器により前記第2の圧縮気体を冷却したことにより発生した第2のドレンを排出する第2のドレン排出弁と、
    前記第1のドレン排出弁と前記第2のドレン排出弁の開閉を制御する制御部と、を有し、
    前記制御部は、
    前記第1の温度センサーより測定された第1の温度変化と前記第2の温度センサーにより測定された第2の温度変化に基づいて、前記第1のドレン排出弁と前記第2のドレン排出弁の開閉をそれぞれ制御することを特徴とする気体圧縮機。
  10. 前記第1の温度センサーは、前記第1の圧縮気体経路に設けられ、
    前記第2の温度センサーは、前記第2の圧縮気体経路に設けられていることを特徴とする請求項9に記載の気体圧縮機。
  11. 前記圧縮機本体を駆動する電動機を更に有し、
    前記制御部は、
    前記圧縮気体を供給先に提供するロード運転中に、前記供給先の使用状況によって、前記電動機の回転速度を変動させる又は前記圧縮機本体の吐出し圧力を変動させることを特徴とする請求項9に記載の気体圧縮機。
  12. 前記制御部は、
    前記第1の温度変化と前記第2の温度変化に基づいて、前記第1のドレンと前記第2のドレンの排出の完了を判定し、
    前記判定の結果により前記第1のドレン排出弁と前記第2のドレン排出弁を閉じるように制御することを特徴とする請求項9に記載の気体圧縮機。
  13. 前記制御部は、
    前記第1の温度変化と前記第2の温度変化と、前記第1のドレンと前記第2のドレンの排出の完了又は未完了の判定結果により、前記第1のドレン排出弁と前記第2のドレン排出弁の故障又は前記第1のドレンと前記第2のドレンの排出経路の目詰まりを判定することを特徴とする請求項9に記載の気体圧縮機。
  14. 前記制御部は、
    前記第1のドレン排出弁と前記第2のドレン排出が開いている時間間隔と前記第1のドレン排出弁と前記第2のドレン排出弁が閉じている時間間隔を短縮又は延長するように制御することを特徴とする請求項9に記載の気体圧縮機。
  15. 前記圧縮機本体から吐き出された前記圧縮気体の圧力を測定する圧力センサーを更に有し、
    前記制御部は、
    前記第1の温度変化及び前記第2の温度変化と、前記圧縮気体の圧力変化と、前記第1のドレンと前記第2のドレンの排出の完了又は未完了の判定結果により、前記温度センサー及び前記圧力センサーの少なくとも一つのセンサーが故障したと判定することを特徴とする請求項9に記載の気体圧縮機。
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