JP2023129210A - 既設管更生方法 - Google Patents

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聡俊 佐藤
Akitoshi Sato
武司 寺尾
Takeshi Terao
将司 蛭田
Shoji Hiruta
陸太 近藤
Rikuta Kondo
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Abstract

【課題】エキスパンダー製管工法において、更生管の拡張終端部分を円滑かつ確実に拡張させる。【解決手段】帯状部材10を螺旋状に巻回して螺旋管状の更生管3を既設管1より小径に製管した後、更生管3の管軸方向の第2側から第1側へ向けて順次、拘束弱化管部分31とすることで周長を拡張させる。拡張変形中のコーン部32が製管機20の近くに達したとき、接合前の凸条13bを切断する等して、隣接する縁部分13,14どうしの拘束能力を弱化させる。該事前弱化工程を経た縁部分13,14を含む帯状部材10から弱拘束管部分34を製管して小径管部30へ送り込む。弱拘束管部分34と拘束弱化管部分31とを合流させる。その後、製管機20を更生管3から切り離す。【選択図】図6(b)

Description

本発明は、老朽化した既設管の内周に沿う螺旋管状の更生管をいわゆるエキスパンダー(拡張)製管工法によって構築する既設管更生方法に関し、特に、更生管における拡張用の製管機の近くの拡張終端部分の拡張方法ないしは拡張終了方法に関する。
老朽化した下水道管等の既設管内に螺旋管状の更生管を構築して既設管を更生する方法は公知である(例えば特許文献1等参照)。螺旋管状の更生管は、帯状部材を螺旋状に巻回して一周違いの隣接する縁部分どうしを接合することによって構築される。
特許文献1には、螺旋管状の更生管の構築方法の1つとして、いわゆるエキスパンダー(拡張)製管工法が開示されている。詳しくは、帯状部材の前記隣接する縁部分どうしの間に拘束弱化用ワイヤを介在させながら、既設管の内径より小径の更生管を製管する。その後、拘束弱化用ワイヤを引き取ることによって、帯状部材の縁部分の凹凸嵌合用の凸条の1つを更生管の到達端側から発進端側へ向けて巻回方向に沿って切断する。これと併行して、発進側人孔の製管機によって帯状部材を更に供給して更生管に捩じり力を付与することによって、前記切断がなされた部分の周長を拡張(拡径)させる。これによって、更生管が既設管の内周面の全周にわたって張り付けられる。
エキスパンダー製管工法の施工に際しては、更生管における未拡張の小径管部から拡張済の大径管部へ向かって拡径するコーン部の長さ管理が重要である。コーン部が長過ぎると、既設管の内周面への密着不良が起きる。一方、コーン部が短過ぎると、未拡張の小径管部とコーン部との間でバックリング(隣接する縁部分どうしの凹凸嵌合の破断)が起きる。特に、更生管における発進側人孔の近くの拡張終端部分では、発進側人孔が狭くて製管機を既設管の管口から200mmくらいしか離せないため、コーン部の長さを十分に確保できず、バックリングが起きやすくなる。
特許文献1においては、前記拡張終端部分でのバックリング防止等のために、その近くまで拡張工程を行なった後、製管機を停止して、拘束弱化用ワイヤを製管機の直近位置まで引き取ることで前記凸条を前記直近位置まで切断し、その直近位置において更生管を全周にわたって切断して、製管機を更生管から解放している。その後、更生管の解放端を自然拡径させる。
特開2021-115750号公報(図4(a))
しかし、製管機の直近位置では、拘束弱化用ワイヤの引き取り角度が急で管軸方向との角度差が大きく、拘束弱化用ワイヤが切れたり製管機に引っ掛かったりすることが懸念される。
本発明は、かかる事情に鑑み、エキスパンダー製管工法において、更生管の拡張終端部分を円滑かつ確実に拡張させることを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明は、帯状部材を螺旋状に巻回するとともに一周ずれて隣接する縁部分どうしを接合してなる螺旋管状の更生管を、既設管の内径より小径に製管して前記既設管内に設置する製管工程の後、前記更生管の管軸方向の第2側から第1側へ向けて前記隣接する縁部分どうしの拘束力を巻回方向に沿って順次弱化させる拘束弱化工程によって拘束弱化管部分を形成しながら、前記帯状部材における前記更生管の前記第1側の管端に続く後続帯部分を製管機によって前記更生管へ送り込むことによって、前記拘束弱化管部分の周長を拡張させる、既設管の更生方法において、
前記更生管における未拡張の小径管部から拡張済の大径管部へ向かって拡径するコーン部が前記製管機の近くに達した時から行われる工程であって、前記隣接する縁部分どうしの拘束能力を接合前に弱化させる事前弱化工程と、
前記事前弱化工程を経た前記隣接する縁部分どうしを前記製管機によって接合して前記小径管部へ送り込む弱拘束製管工程と、
前記小径管部における前記弱拘束製管工程により製管された弱拘束管部分と、前記拘束弱化管部分とを合流させる合流工程と、
その後、前記製管機を前記更生管から切り離す切離工程と、
を備えたことを特徴とする。
前記事前弱化工程及び前記弱拘束製管工程によって、前記小径管部における少なくとも前記第1側の部分に弱拘束管部分が形成される。
前記コーン部を含む弱拘束管部分と、前記拘束弱化管部分との合流によって、前記小径管部の未弱化部分が無くなる。このため、前記合流後は、前記拘束弱化工程を行なう必要が無い。したがって、たとえば製管後弱化のための拘束弱化用ワイヤを引き取る必要が無い。よって、拘束弱化用ワイヤが切れたり製管機に引っ掛かったりするおそれを解消できる。
その後、前記切離工程によって、前記弱拘束管部分の前記第1側の端部が解放される。これによって、前記合流時のコーン部及び前記弱拘束管部分を含む更生管の拡張終端部分の全域が自然拡径可能となる。この結果、拡張終端部分を、バックリングを起こすことなく円滑かつ確実に拡張させることができる。
好ましくは、前記製管工程において、前記隣接する縁部分どうしの接合によって第1螺旋接合部分及び第2螺旋接合部分を含む複数条の螺旋接合部を形成し、
前記拘束弱化工程においては、前記螺旋接合部のうち第1螺旋接合部分の接合状態を維持するとともに第2螺旋接合部分の接合を解除する。これによって、前記隣接する縁部分どうしの拘束力を確実に弱化させることができる。したがって、コーン部における前記隣接する縁部分どうしを巻回方向に沿って確実に滑らすことができる。前記第1螺旋接合部分については接合状態が確実に保持されるようにできる。
好ましくは、前記事前弱化工程においては、前記後続帯部分又は前記接合前の前記管端の前記第2螺旋接合部分となる部分を接合不能にさせる。これによって、前記後続帯部分における隣接する縁部分との拘束能力を確実に弱化させることができる。しかも、前記拘束弱化工程での接合解除の対象と同じ第2螺旋接合部分を接合不能とすることができる。
好ましくは、前記弱拘束製管工程においては、前記第1、第2螺旋接合部分のうち第1螺旋接合部分だけを形成する。前記事前弱化工程によって前記第2螺旋接合部分となる部分を接合不能にさせておくことで、前記第2螺旋接合部分が形成されないようにできる。前記第1螺旋接合部分となる部分については接合能力を保持しておくことで、前記事前弱化工程の後でも製管を行なうことができる。
好ましくは、前記合流工程においては、前記接合不能となった部分の始端を、前記接合を解除された部分の終端と合流させる。これによって、弱拘束管部分と拘束弱化管部分とが連続することで、更生管の前記第1側の拡張終端部分の全域が自然拡張可能となる。
前記帯状部材における前記1の縁部分には第1凸条と第2凸条とが並んで形成され、前記帯状部材における反対側の縁部分には第1凹溝と第2凹溝とが並んで形成されており、
前記製管工程においては、前記隣接する縁部分どうしの間に拘束弱化用ワイヤを介在させながら、前記第1凸条を前記第1凹溝に嵌めるとともに前記第2凸条を前記第2凹溝に嵌め、
前記拘束弱化工程においては、前記拘束弱化用ワイヤを引き取ることによって前記第2凸条を切断し、
前記事前弱化工程においては、前記後続帯部分又は前記接合前の前記管端の前記第2凸条を切断し、
前記弱拘束製管工程においては、前記第1凸条を前記第1凹溝に嵌めることが好ましい。
これによって、拘束弱化工程での弱化対象と同じ第2凸条を事前弱化工程で弱化させることができる。
前記第1凹溝と前記第1凸条との凹凸嵌合によって、前記第1螺旋接合部分が構成される。前記第1凸条によって、前記1の縁部分における前記第1螺旋接合部分となる部分が構成される。
前記第2凹溝と前記第2凸条との凹凸嵌合によって、前記第2螺旋接合部分が構成される。前記第2凸条によって、前記1の縁部分における前記第2螺旋接合部分となる部分が構成される。
拘束弱化管部分(更生管の第2側の管端から前記合流位置までの部分)においては、前記第2凸条の切断によって前記拘束力を確実に弱化させることができるとともに、前記第1凸条と前記第1凹溝との嵌合によって管状態を保持しながら拡張させることができる。
弱拘束管部分(更生管の前記合流位置から第1側の管端までの部分)においては、前記第2凸条の切断によって前記拘束能力を確実に弱化させることができるとともに、前記第1凸条と前記第1凹溝との嵌合によって管状態を保持しながら拡張されるようにできる。弱拘束管部分においては、前記第2凸条を拘束弱化用ワイヤによって切断する必要が無く、拘束弱化用ワイヤが切れたり製管機に引っ掛かったりするおそれを解消できる。
前記切離工程の後、前記第1側の管端を自然拡径させるか捩じって拡径させることが好ましい。前記第1側の管端は、巻回された帯状部材の弾性復元力によって前記自然拡径(自然拡張)を起こさせることができる。自然拡径されにくいときは、人力で直接又は工具を用いて前記第1側の管端を捩じることによって、強制拡径(強制拡張)させることができる。
本発明によれば、エキスパンダー製管工法において、更生管の拡張終端部分を、バックリングや拘束弱化用ワイヤの引っ掛かり等を起こすことなく、円滑かつ確実に拡張させることができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る既設管更生方法によって構築中の更生管を、強拘束製管工程で示す解説側面図である。 図2は、前記強拘束製管工程を示し、図2(a)は、前記更生管となる帯状部材の後続帯部を、製管機への導入位置で示す断面図である。図2(b)は、前記製管機により接合される直前位置における前記更生管の管端と前記後続帯部の断面図である。図2(c)は、前記製管機による接合位置における前記更生管の管端の断面図である。 図3(a)は、図1の円部IIIaの断面図である。図3(b)は、図4の円部IIIbの断面図である。 図4は、前記構築中の更生管を、事前弱化工程で示す解説側面図である。 図5(a)は、図4のV-V線に沿う、前記後続帯部の断面図である。 図5(b)は、同図(a)のVb-Vb線に沿う、前記後続帯部の断 面図である。 図6(a)は、前記構築中の更生管を、弱拘束製管工程で示す解説側面図である。 図6(b)は、前記構築中の更生管を、合流工程で示す解説側面図である。 図7は、前記弱拘束製管工程を示し、図7(a)は、前記製管機により接合される直前位置における前記更生管の管端と前記後続帯部の断面図である。図7(b)は、前記製管機による接合位置における前記更生管の管端の断面図である。 図8は、前記合流工程における合流位置及びその前後1ピッチ部分を示す、前記更生管の管軸方向に沿う断面図である。 図9(a)は、前記構築中の更生管を、終端コーン化工程で示す解説側面図である。 図9(b)は、前記構築中の更生管を、切離工程で示す解説側面図である。 図10(a)は、前記構築中の更生管を、ワイヤ撤去工程で示す解説側面図である。 図10(b)は、前記構築中の更生管を、終端拡張工程で示す解説側面図である。 図11(a)は、本発明の第2実施形態に係る既設管更生方法によって構築中の更生管を、合流のための拘束弱化工程で示す解説側面図である。 図11(b)は、前記第2実施形態に係る既設管更生方法によって構築中の更生管を、合流状態で示す解説側面図である。
以下、本発明の実施形態を図面にしたがって説明する。
<第1実施形態(図1~図10)>
図1は、老朽化した既設管1を更生する様子を示したものである。更生対象の既設管1は、例えば地中に埋設された下水道管であるが、本発明は、これに限定されず、上水道管、農業用水管、ガス管、水力発電導水管その他の埋設管のほか、トンネルなどが挙げられる。老朽化した既設管1の内周に更生管3がライニングされることによって、既設管1が更生される。
図1に示すように、更生管3は、帯状部材10からなる螺旋管である。帯状部材10の材質は、ポリ塩化ビニル(PVC)などの合成樹脂によって構成されている。
図2(a)に示すように、帯状部材10は、一定の断面形状を有して、同図の紙面と直交する帯長方向へ延びている。詳しくは、帯状部材10は、平帯状の帯板部11と、該帯板部11の帯幅方向の中間の複数条のリブ15と、帯幅方向の両側の凹凸断面をなす縁部分13,14を一体に有している。帯状部材10の帯幅方向(図2(a)において左右方向)の一方側(同図において左側)の縁部分13(1の縁部分)には、2条(複数条)をなす第1凸条13a及び第2凸条13bが平行に並んで形成されている。帯状部材10の帯幅方向の反対側(図2(a)において右側)の縁部分14には、2条(複数条)をなす第1凹溝14a及び第2凹溝13bが平行に並んで形成されている。
なお、帯状部材10の断面形状は適宜改変できる。
更生管3は、次のようなエキスパンダー製管工法によって作製される。
<製管工程(強拘束製管工程)>
図1に示すように、元押し式の製管機20を用意する。該製管機20を既設管1の発進側(管軸方向の第1側、図1において左側)の管口1eに連なる人孔4の底部に設置する。地上の繰出ドラム5から帯状部材10を順次繰り出して製管機20へ供給する。製管機20によって、帯状部材10を螺旋状に巻回し、互いに一周ずれて隣接する縁部分13,14どうしを凹凸嵌合させて接合する。これによって、螺旋管状の更生管3が作製される。
詳しくは、製管機20において、帯状部材10における更生管3の発進側(図1において左側)の管端3eに続く後続帯部分19が螺旋状に巻回されるとともに、図2(b)に示すように、後続帯部分19の縁部分14と更生管3の発進側管端3eの縁部分13とが対向される。これら縁部分13,14が、製管機20の一対のピンチローラ(図示せず)によって挟み付けられることによって、図2(c)に示すように、第1凸条13aが第1凹溝14aに嵌め込まれ、かつ第2凸条13bが第2凹溝14bに嵌め込まれる。これによって、2条(複数条)の螺旋状をなす螺旋接合部12が形成される。図3(a)に示すように、螺旋接合部12は、第1凹溝14aと第1凸条13aとが凹凸嵌合(接合)してなる第1螺旋接合部分12aと、第2凹溝14bと第2凸条14bとが凹凸嵌合(接合)してなる第2螺旋接合部分12bとを含む。これら2条(複数条)の螺旋接合部分12a,12bによって、縁部分13,14どうしが、螺旋状の巻き方向へほぼ相対摺動不能な強拘束状態になる。好ましくは、第1螺旋接合部分12aの接合強度が、第2螺旋接合部分12bの接合強度より高い。
<ワイヤ埋め込み工程>
図1に示すように、前記製管工程と併行して、拘束弱化用ワイヤ41を繰出リール42から繰り出す。図2(a)に示すように、該拘束弱化用ワイヤ41を後続帯部分19の第1凸条13a及び第2凸条13bの間に挿し入れる(図2(a))。図2(b)~図2(c)に示すように、その後の製管工程によって、拘束弱化用ワイヤ41が縁部分13,14どうしの間に挟まれる。これによって、螺旋接合部12の内部に拘束弱化用ワイヤ41が埋め込まれる。このため、縁部分13,14どうしが強く当たり、一層確実に強拘束状態になる。
図1に示すように、ワイヤ41の先端側の引き取り部分41bは、更生管3の先端3fから引き出して折り返させ、更生管3の内部空間に通して、巻取リール43に巻き付けておく。先端3fには、ワイヤ41の折り返し部41cが形成される。
<塗布工程>
更に好ましくは、前記製管工程に先立ち、図2(a)に示すように、第1ノズル23から後続帯部分19の第1凹溝14a内に遅乾性のホットメルト接着剤51を塗布するとともに、第2ノズル24から第2凹溝14b内に潤滑性のシール剤52を塗布しておく。これによって、図2(c)に示すように、第1凹溝14aの内周面と第1凸条13aとの間にホットメルト接着剤51が介在され、かつ第2凹溝14bの内周面と第2凸条13bとの間に潤滑性シール材52が介在される。
ノズル23,24は、製管機20内に配置されているが、製管機20の外部に製管機20から離して配置されていてもよい。
<元押し工程>
図1に示すように、このようにして作製した更生管3を製管機20から順次押し出し、既設管1の内部に挿し入れる。更生管3の先端3f(管軸方向の第2側の管端)をウィンチなどによって牽引してもよい。製管時の更生管3の外径(製管径)は、既設管1の内径より小径にする。これによって、既設管1内へ押し込み中の更生管3と既設管1との間の摩擦が低減される。
図1において二点鎖線にて示すように、更生管3の先端3fが既設管1の到達側(第2側)の管口1fに達するまで、前記製管を行なう。これにより、既設管1の全域に更生管3が配置される。好ましくは、更生管3の先端3fを治具(図示せず)等によって管口1fに対して回り止めする。この段階の更生管3は、全域にわたって、既設管1より小径で未拡張の小径管部30となっている。かつ、小径管部30の全域にわたって、螺旋接合部12を構成する縁部分13,14どうしが巻き方向へ相対摺動不能に拘束された強拘束管部分30aとなっている。
<拘束弱化工程>
製管後、図4に示すように、巻取リール43によって引き取り部分41bを引き取りながら管軸方向の発進端側(第1側、図4において左側)へ引っ張る。これによって、ワイヤ41における螺旋接合部12内に埋め込まれていた部分41aが更生管3の到達端側(第2側)から順次引き抜かれ、折り返し部41cが、到達端側(第2側)から発進端側(第1側)(図3において右側から左側)へ向けて螺旋状の巻き方向に沿って移行される。このとき、図3(b)に示すように、第2凸条13bの根元部分が、ワイヤ41の折り返し部41cによって切断されることで、第2螺旋接合部分12bの接合が解除される。第1螺旋接合部分12aどうしの接合は維持される。
これによって、図4に示すように、更生管3の到達端側(第2側)から発進端側(第1側)へ向けて順次、縁部分13,14どうしの拘束力が弱められることによって、拘束弱化管部分31が形成される。拘束弱化管部分31においては、縁部分13,14どうしが巻き方向へ相対摺動可能な弱拘束状態になる。
<拡張工程>
前記ワイヤ41の巻取りと併行して、製管機20(拡張用製管機)によって、帯状部材10における更生管3に続く後続帯部分19を更生管3へ送り込んで更生管3に組み込む。これによって、更生管3における強拘束状態のままの小径管部30が捩じられ、小径管部30の全体が一体的に回転されながら到達端側(第2側、図4において右側)へ押し込まれる。更生管3における小径管部30より到達端側の拘束弱化管部分31においては、縁部分13,14どうしが巻き方向に沿って互いにずれるように滑り、周長が拡張(拡径)される。このため、拘束弱化管部分31は、拡張変形中のコーン部32と、拡張済みの大径管部33とを含む。コーン部32は、未拡張の小径管部30から大径管部33へ向かって拡径する円錐台状になっている。コーン部32の小径側端部32eが、小径管部30と同径をなして連続している。コーン部32の大径側端部32fが、大径管部33と同径をなして連続している。大径管部33は、小径管部30より大径であり、既設管1の内周面の全周にわたって張り付いている。
図4に示すように、拘束弱化工程及び拡張工程によって、拘束弱化管部分31ひいては大径管部33が、更生管3の到達端3fから発進端側(第1側、図4において左側)へ漸次延び、コーン部32が発進端側へ漸次移行される。
<拡張終了管端処理工程>
コーン部32が、既設管1における管口1eひいては製管機20の近くの所定位置1dに達した以降、該所定位置1dより管口1e側(第1側)の更生管3の拡張終端部分39(図4、図10(b))を、次のようにして拡張させる。好ましくは、所定位置1dは、製管機20に十分に近く、かつそれ以上、製管機20に近いとコーン部32の長さを十分に確保できず、バックリング等が起きるおそれがある位置に設定する。
拡張終了管端処理工程は、事前弱化工程、弱拘束製管工程、合流工程、終端コーン化工程、切離工程、及び終端拡張工程を含む。
<事前弱化工程>
まず、図4に示すように、コーン部32の例えば大径側端部32fが所定位置1dに達した時、製管機20の駆動及び巻取リール43の巻取を一旦停止する。これによって、拘束弱化工程及び拡張工程を中断する。そのうえで、図5(a)及び図5(b)に示すように、後続帯部19の第2凸条13bを始端13dから繰出ドラム5側(送り方向の上流側)へ向けて連続的に切断する。これによって、後続帯部19の縁部分13における第2螺旋接合部分12bとなる部分が、縁部分14に対して接合不能となる。縁部分13には、第2凸条13bの切断痕13cが筋状に形成される。後続帯部19の第1凸条13aすなわち第1螺旋接合部分12aとなる部分は、切断されずに残置され、縁部分14に対する接合能力を維持する。これによって、隣接する縁部分13,14どうしの拘束能力が、接合される前に事前弱化される。
第2凸条13bの切断は手作業で行なう。例えば、始端13dに手ノコで切り込みを入れた後、ペンチやアンギラで第2凸条13bをつまんで引き裂く。
切断の始端13dの位置は、次工程の弱拘束製管工程(図7)によって、該始端13dが少なくとも製管機20による製管を経て小径管部30へ送り出されるように設定する。好ましくは、弱拘束製管工程(図7)によって、切断始端13dが、所望の合流位置35(図6(b))に到達するように設定する。第2凸条13bの切断長さL(切断の始端13dから終端13eまでの距離)は、切断の終端13eが、後記切離工程(図9(b))の時点で更生管3の切断位置38cに未到達であるように設定する。
切断始端13dから繰出ドラム5(図4)までの後続帯部分19の長さが、切断すべき長さLに満たない場合は、第2凸条13bを切断できるところまで切断しておき、次工程の弱拘束製管工程(図7)の途中で、事前弱化工程を再開して、残り分を切断することにしてもよい。
要するに、事前弱化工程は、コーン部32が所定位置1dに達した時から行われればよく、事前弱化工程を必ずしも次工程までに終了しておく必要はない。
カッターなどの切断工具を、始端13dの第2凸条13bに切り込ませた状態で、人孔4又は製管機20に対して固定しておき(事前弱化工程の開始)、次工程の弱拘束製管工程における製管機20の駆動により後続帯部19が送り方向へ送られるのにしたがって、前記固定の切断工具によって第2凸条13bが連続的に切断されるようにしてもよい。
前記固定の切断工具の設置場所は、製管機20の外部の後続帯部19の軌道上に限らず、製管機20の内部に導入された後続帯部19の軌道上であってもよく、発進側管端3eにおける未嵌合の第2凸条13b(図2(b))上であってもよい。
図5(b)に示すように、好ましくは、切断の始端13dには、マーキング16を付ける。マーキング16は、帯状部材10における少なくとも表側面10a(更生管3の内周面となる面)に設ける。帯状部材10の裏側面(更生管3の外周面となる面)にも同様のマーキングを設けてもよい。マーキング手段としては、粘着テープ片、油性ペンなどが挙げられる。
<弱拘束製管工程>
その後、図6(a)に示すように、製管機20の駆動を再開する。これによって、図7(a)~図7(b)に示すように、拘束能力が事前に弱化された後続帯部分19が、製管機20に導入されて製管される。このとき、第1凸条13aと第1凹溝14aとが嵌合される一方、第2凸条13bと第2凹溝14bとの嵌合(図2(c))はなされない。したがって、螺旋接合部12の第1、第2螺旋接合部分12a,12bのうち、第1螺旋接合部分12aだけが形成される。このため、弱拘束製管工程によって製管された管部分は、螺旋接合部12の拘束力が接合当初から弱い弱拘束管部分34となる。図6(a)に示すように、弱拘束管部分34が、製管機20から小径管部30へ送り出される。
弱拘束製管工程では、第1凹溝14bへのホットメルト接着剤51の塗布操作を省略してもよい。
さらに、前記弱拘束製管工程の開始と併行して、巻取リール43によって拘束弱化用ワイヤ41を引き取ることによって拘束弱化工程を再開する。これによって、小径管部30におけるコーン部側(図6(a)において右側)の端部30dの第2凸条13bが、拘束弱化用ワイヤ41の折り返し部41cによって切断される(図3(b)参照)。このため、コーン側端部30dにおける第2螺旋接合部分12bの接合が解除されることで、螺旋接合部12の拘束力が弱化され、縁部分13,14どうしが巻回方向へ相対スライド可能になる。
図6(a)に示すように、この段階の小径管部30は、発進側管端3eから切断始端13dまでが弱拘束管部分34であり、切断始端13dからコーン側端部30dまでが強拘束管部分30aとなっている。弱拘束管部分34は、製管機20と、強拘束管部分30aとによって、管軸方向の両側から挟まれることによって、拡径が規制されている。このため、製管機20の駆動によって、小径管部30の弱拘束管部分34及び強拘束管部分30aが一体となって回転されるとともに、コーン部32における縁部分13,14どうしが周長拡張方向へ滑る。これによって、拡張が進み、コーン部32が製管機20側(第1側、図6(a)において左側)へ移行される。
<合流工程>
製管機20の駆動による弱拘束製管工程と、巻取リール43の駆動による拘束弱化工程とを併行して行うことによって、小径管部30の弱拘束管部分34がコーン部側(第2側、図6(a)において右側)へ延伸されるとともに、コーン部32ひいては拘束弱化管部分31が製管機側(第1側、図6(a)において左側)へ延伸される。これによって、弱拘束管部分34と拘束弱化管部分31とが接近され、強拘束管部分30aの長さが短縮される。弱拘束管部分34のコーン部側の端部には、切断始端13dが配置されている。拘束弱化管部分31の製管機側の端部には、折り返し部41cが配置されている。したがって、弱拘束製管工程及び拘束弱化工程によって、切断始端13dと折り返し部41cとが接近される。
弱拘束製管工程及び拘束弱化工程を継続することによって、やがて、図6(b)に示すように、弱拘束管部分34のコーン部側の端部と、拘束弱化管部分31の製管機側の端部とが、更生管3の管軸方向に重なり、弱拘束管部分34と拘束弱化管部分31とが合流される。詳しくは、図8に示すように、切断始端13dすなわち第2螺旋接合部分12bの接合不能となった部分の始端13dと、折り返し部41cすなわち第2螺旋接合部分12bの接合を解除された部分の終端13fとが、螺旋接合部12の螺旋状の延び方向(巻回方向)の同一位置に配置されて互いに合流される。
好ましくは、更生管3内にカメラ車6を配置して、更生管3の内周面を撮影することによって、マーキング16と折り返し部41cとの位置を確認しながら、これらマーキング16と折り返し部41cとが巻回方向の同一位置に配置されるように、製管機20及び巻取リール43を駆動調整する。マーキング16は、切断始端13dの位置を示す。
なお、弱拘束管部分34のコーン部側の端部が、拘束弱化管部分31の製管機側の端部よりもコーン部側(図6(b)において右側)へ多少ずれていてもよい。切断始端13dが、コーン部32へ多少入り込んでいてもよい。
図6(b)に示すように、前記合流によって、強拘束管部分30aが無くなり、小径管部30の全域が弱拘束管部分34となる。弱拘束管部分34が、拘束弱化管部分31のコーン部32と直接連なる。このため、製管機20の外側の小径管部30及びコーン部32における、螺旋接合部12を構成する縁部分13,14どうしが巻回方向へ相対スライド可能になる。製管機20内の小径管部30は、製管機20によって前記相対スライドを規制される。
<終端コーン化工程>
前記合流を確認したら、巻取リール43による拘束弱化用ワイヤ41の引き取りを停止し、拘束弱化工程を終了する。さらに、巻取リール43をフリーに回転されるようにする。
続いて、図9(a)に示すように、製管機20を駆動して、後続帯部19を更生管3の管端3eに送り込む。これによって、製管機20の外側の小径管部30及びコーン部32における螺旋接合部12の縁部分13,14どうしが巻回方向の拡張側へ相対スライドされ、製管機20の出口から大径管部33側へ向かって拡径する終端コーン部38が形成される。
終端コーン部38のテーパ角度は、直前の工程(図6(b))までのコーン部32のテーパ角度よりもなだらかであるから、バックリングが起きるおそれが無い。また、拘束弱化用ワイヤ41によって第2凸条13bを切断する必要が無いから、拘束弱化用ワイヤ41が切れたり製管機20に引っ掛かったりするおそれがない。
終端コーン部38における小径側(製管機20側)の部分が少し拡径されるのを確認したら、製管機20の駆動を停止する。
<切離工程>
続いて、図9(b)に示すように、更生管3における製管機30と管口1eとの間の部分を切断する。これによって、製管機20を更生管3から切り離す。このとき、拘束弱化用ワイヤ41の埋設部分41aを更生管3と同じ切断位置38cで切断する。
切断後、製管機20を撤去する。
<ワイヤ撤去工程>
次に、図10(a)に示すように、拘束弱化用ワイヤ41の埋設部分41aを終端コーン部38内から抜き取る。単に抜き取るだけでよく、拘束弱化用ワイヤ41によって第2凸条13bを切断する必要は無い。
なお、前記切離工程(図9(b))での切断位置38cが、折り返し部41cよりも製管機20側とは反対側(図9(b)において右側)である場合、ワイヤ撤去工程は不要である。
<終端拡張工程>
図10(a)に示すように、製管機20との分離によって、終端コーン部38の管端38eが解放され、終端コーン部38が自然拡径される。管端38eを人力で直接又は工具を使って捩じって拡径させてもよい。
このようにして、図10(a)~図10(b)に示すように、終端コーン部38をストレートな拡張終端部分39となるまで拡張させて、拡張終端部分39を既設管1の内周に密着させることができる。人孔4が狭くても、製管機20を管口1eの近くに設置せざるを得なくても、バックリングやワイヤ41の切断、引っ掛かり等を起こすことなく、拡張終端部分39の拡張処理を円滑かつ確実に行うことができる。
<接着剤硬化工程>
その後、遅乾性のホットメルト接着剤51が硬化される。
次に、本発明の他の実施形態を説明する。以下の実施形態において、既述の形態と重複する構成に関しては、図面に同一符号を付して説明を省略する。
<第2実施形態(図11)>
図11に示すように、第2実施形態は合流工程の他の態様に係る。
図11(a)に示すように、弱拘束製管工程によって、切断始端13dが製管機20から送り出されて小径管部30の所定箇所まで来たとき、製管機20を停止する。
続いて、製管機20は停止したまま、巻取リール43を回転駆動させて、拘束弱化用ワイヤ41を引き取る。これによって、拘束弱化用ワイヤ41の折り返し部41cが螺旋接合部12に沿って製管機20側へ螺旋状に移動し、該折り返し部41cによって小径管部30の第2凸条13bが切断される(図3(b)参照)。このため、拘束弱化管部分31が製管機20側へ向けて延伸され、該延伸された部分の縁部分13,14どうしが巻回方向に相対スライド可能になることで、コーン部32の小径側端部32eが製管機20側へ移行される。コーン部32の大径側端部32fはそのままの位置を保つ。したがって、コーン部32の長さが延びてテーパ角度がなだらかになる。
図11(b)に示すように、折り返し部41cが、螺旋接合部12の螺旋状の延び方向(巻回方向)に沿ってマーキング16と同一位置に配置されるまで、拘束弱化用ワイヤ41の引き取りを行なう。これによって、弱拘束管部分34と拘束弱化管部分31とが合流される。
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の改変をなすことができる。
例えば、事前弱化工程において、第2凸条13bを切断するのに代えて、第1凸条13aを切断してもよい。凸条13a,13bいずれかの断面形状を小さくするよう削ってもよいし、凹溝14a,14bいずれかの一部を嵌合力が弱くなるよう削ってもよい。
本発明は、例えば老朽化した下水道管の更生施工に適用可能である。
1 既設管
1d 所定位置
1e 発進側管口(第1側の管口)
1f 到達側管口(第2側の管口)
3 更生管
3e 発進側管端(第1側の管端)
3f 到達側管端(第2側の管端)
10 帯状部材
10a 表側面
11 帯板部
12 螺旋接合部
12a 第1螺旋接合部分
12b 第2螺旋接合部分
13 1の縁部分
13a 第1凸条
13b 第2凸条
13c 切断痕
13d 切断始端(第2螺旋接合部分の接合不能となった部分の始端)
13e 第2凸条の切断終端(第2螺旋接合部分の接合不能となった部分の終端)
13f 第2凸条の切断終端(第2螺旋接合部分の接合解除された部分の終端)
14 反対側の縁部分
14a 第1凹溝
14b 第2凹溝
16 マーキング
19 後続帯部
20 製管機
30 小径管部
30a 強拘束管部分
30d 小径管部におけるコーン部側端部
31 拘束弱化管部分
32 コーン部
32e コーン部の小径側端部
32f コーン部の大径側端部
33 大径管部
34 弱拘束管部分
35 合流位置
38 終端コーン部
39 拡張終端部分
39e 切離後管端
41 拘束弱化用ワイヤ
41a 埋め込まれ部分
41b 引き取り部分
41c 折り返し部
42 繰出リール
43 巻取リール
51 ホットメルト接着剤

Claims (4)

  1. 帯状部材を螺旋状に巻回するとともに一周ずれて隣接する縁部分どうしを接合してなる螺旋管状の更生管を、既設管の内径より小径に製管して前記既設管内に設置する製管工程の後、前記更生管の管軸方向の第2側から第1側へ向けて前記隣接する縁部分どうしの拘束力を巻回方向に沿って順次弱化させる拘束弱化工程によって拘束弱化管部分を形成しながら、前記帯状部材における前記更生管の前記第1側の管端に続く後続帯部分を製管機によって前記更生管へ送り込むことによって、前記拘束弱化管部分の周長を拡張させる、既設管の更生方法において、
    前記更生管における未拡張の小径管部から拡張済の大径管部へ向かって拡径するコーン部が前記製管機の近くに達した時から行われる工程であって、前記隣接する縁部分どうしの拘束能力を接合前に弱化させる事前弱化工程と、
    前記事前弱化工程を経た前記隣接する縁部分どうしを前記製管機によって接合して前記小径管部へ送り込む弱拘束製管工程と、
    前記小径管部における前記弱拘束製管工程により製管された弱拘束管部分と、前記拘束弱化管部分とを合流させる合流工程と、
    その後、前記製管機を前記更生管から切り離す切離工程と、
    を備えたことを特徴とする既設管更生方法。
  2. 前記製管工程において、前記隣接する縁部分どうしの接合によって第1螺旋接合部分及び第2螺旋接合部分を含む複数条の螺旋接合部を形成し、
    前記拘束弱化工程においては、前記螺旋接合部のうち第1螺旋接合部分の接合状態を維持するとともに第2螺旋接合部分の接合を解除し、
    前記事前弱化工程においては、前記後続帯部分又は前記接合前の前記管端の前記第2螺旋接合部分となる部分を接合不能にさせ、
    前記弱拘束製管工程においては、前記第1、第2螺旋接合部分のうち第1螺旋接合部分だけを形成し、
    前記合流工程においては、前記接合不能となった部分の始端を、前記接合を解除された部分の終端と合流させることを特徴とする請求項1に記載の既設管更生方法。
  3. 前記帯状部材における前記1の縁部分には第1凸条と第2凸条とが並んで形成され、前記帯状部材における反対側の縁部分には第1凹溝と第2凹溝とが並んで形成されており、
    前記製管工程においては、前記隣接する縁部分どうしの間に拘束弱化用ワイヤを介在させながら、前記第1凸条を前記第1凹溝に嵌めるとともに前記第2凸条を前記第2凹溝に嵌め、
    前記拘束弱化工程においては、前記拘束弱化用ワイヤを引き取ることによって前記第2凸条を切断し、
    前記事前弱化工程においては、前記後続帯部分又は前記接合前の前記管端の前記第2凸条を切断し、
    前記弱拘束製管工程においては、前記第1凸条を前記第1凹溝に嵌めることを特徴とする請求項1に記載の既設管更生方法。
  4. 前記切離工程の後、前記管端を自然拡径させるか捩じって拡径させることを特徴とする請求項1~3の何れか1項に記載の既設管更生方法。
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