JP2023128761A - 木部材の接合構造および木部材の接合方法 - Google Patents

木部材の接合構造および木部材の接合方法 Download PDF

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敦 石倉
Atsushi Ishikura
佑輔 木内
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Abstract

【課題】施工精度および施工性を向上できる木部材の接合構造および木部材の接合方法を提供する。【解決手段】柱2(第1木部材)と、柱2に設置される第1鋼板4と、梁3(第2木部材)と、梁3に設置される第2鋼板5と、を有し、第1鋼板4は、柱2に埋設される第1鋼板埋設部41と、第1鋼板埋設部41と一体に設けられ柱2から突出する第1鋼板突出部42と、を有し、第2鋼板5は、梁3に埋設される第2鋼板埋設部51と、第2鋼板埋設部51と一体に設けられ梁3から突出する第2鋼板突出部52と、を有し、第1鋼板突出部42と第2鋼板突出部52とが接合される。【選択図】図1

Description

本発明は、木部材の接合構造および木部材の接合方法に関する。
木部材どうしを接合する接合構造として、一方の木部材に接合した鋼板を他方の木部材に設けた溝部に挿入し、鋼板と他方の木部材とを接合する接合構造が知られている。特許文献1に開示された接合構造では、鋼板に設けられた孔部および他方の木部材に設けられた孔部にドリフトピンを打ち込んで鋼板と他方の木部材とを接合している。鋼板と他方の木部材との接合は、現場において行われる。
特開2020-2669号公報
鋼材と木部材との接合は、施工難度が高く、木工事専門業者が必要となることがある。また、施工精度にバラつきが生じ、施工精度の管理に労力がかかる。特に、現場におけるドリフトピンの打込みは、施工難度が高く、木部材に設けるドリフトピンを挿し込む孔の径には、±0の施工精度が求められるため、施工誤差の吸収が困難である。
そこで、本発明は、施工精度および施工性を向上できる木部材の接合構造および木部材の接合方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る木部材の接合構造は、第1木部材と、前記第1木部材に設置される第1鋼板と、第2木部材と、前記第2木部材に設置される第2鋼板と、を有し、前記第1鋼板は、前記第1木部材に埋設される第1鋼板埋設部と、前記第1鋼板埋設部と一体に設けられ前記第1木部材から突出する第1鋼板突出部と、を有し、前記第2鋼板は、前記第2木部材に埋設される第2鋼板埋設部と、前記第2鋼板埋設部と一体に設けられ前記第2木部材から突出する第2鋼板突出部と、を有し、前記第1鋼板突出部と前記第2鋼板突出部とが接合される。
上記目的を達成するため、本発明に係る木部材の接合構造は、第1木部材に第1鋼板を設置するとともに第2部材に第2鋼板を設置する鋼板設置工程と、前記第1鋼板と前記第2鋼板とを接合する鋼板接合工程と、を有し、前記第1鋼板は、前記第1木部材に埋設される第1鋼板埋設部と、前記第1鋼板埋設部と一体に設けられ前記第1木部材から突出する第1鋼板突出部と、を有し、前記第2鋼板は、前記第2木部材に埋設される第2鋼板埋設部と、前記第2鋼板埋設部と一体に設けられ前記第2木部材から突出する第2鋼板突出部と、を有し、前記鋼板設置工程では、前記第1鋼板埋設部を前記第1木部材に埋設するとともに、前記第2鋼板埋設部を前記第2木部材に埋設し、前記鋼板接合工程では、前記第1鋼板突出部と前記第2鋼板突出部とを接合する。
本発明では、第1木部材への第1鋼板の設置、第2木部材への第2鋼板の設置を工場などで予め行い、現場において第1木部材に設置された第1鋼板と第2木部材に設置された第2鋼板との接合することで第1木部材と第2木部材と容易にかつ精度よく接合できる。
また、本発明に係る木部材の接合構造では、前記第1木部材と前記第1鋼板とは、前記第1木部材に形成された孔部と、前記第1鋼板埋設部に形成された孔部に挿入される第1ドリフトピンで接合され、前記第2木部材と前記第2鋼板とは、前記第2木部材に形成された孔部と、前記第2鋼板埋設部に形成された孔部に挿入される第2ドリフトピンで固定されてもよい。
このような構成とすることにより、ドリフトピンによる木部材と鋼板との接合を工場などでできるため、木部材への鋼板の設置を精度行うことができる。
木部材を耐火仕様にする場合には、ドリフトピンによる木部材と鋼板との接合を行った後に、工場などで木部材に耐火層を施工することができ、現場での作業を削減できる。
また、本発明に係る木部材の接合構造では、前記第1鋼板突出部と、前記第2鋼板突出部とは、ハイテンションボルトで接合されてもよい。
このような構成とすることにより、第1鋼板と第2鋼板とを強固に接合できる。
また、本発明に係る木部材の接合構造では、前記第1鋼板は、前記第1鋼板埋設部と一体に設けられ前記第1木部材の端面と接触する第1受けプレートを有し、前記第2鋼板は、前記第2鋼板埋設部と一体に設けられ前記第2木部材の端面と接触する第2受けプレートを有していてもよい。
このような構成とすることにより、第1受けプレートと第1木部材との支圧を利用した第1木部材と第1鋼板との応力の伝達が可能となる。第2受けプレートと第2木部材との支圧を利用した第2木部材と第2鋼板との応力の伝達が可能となる。
これにより、ドリフトピンによって木部材と鋼板とを接合している場合には、ドリフトピンの本数を削減することができる。
本発明によれば、施工精度および施工性を向上できる。
本発明の実施形態による木部材の接合構造の縦断面図である。 図1のA-A線断面図である。 図1のB-B線断面図である。 木部材の接合構造の分解斜視図である。
以下、本発明の実施形態による木部材の接合構造および木部材の接合方法について、図1から図4に基づいて説明する。
図1および図2に示すように、本実施形態による木部材の接合構造1は、木造の柱2と梁3との接合構造である。本実施形態では、柱2および梁3が本発明の第1木部材および第2木部材に相当する。図1から図3に示すように、柱2と梁3(図1および図2参照)の上部には、コンクリート製の床部材11が設けられる。
図1、図2および図4に示すように、柱2には、第1鋼板4が設置される。梁3には、第2鋼板5が設置される。第1鋼板4と第2鋼板5とが接合されることで柱2と梁3とが接合される。
柱2と梁3とは、梁3の長さ方向の端面31が柱2の側面21と水平方向に対向した状態に接合される。梁3の長さ方向で、柱2の側面21と梁3の端面31とが対向する水平方向をX方向と表記し、梁3の幅方向でX方向に直交する水平方向をY方向と表記する。X方向のうち、梁3に対して柱2が配置される側をX方向の一方側と表記し、梁3に対して柱2が配置される側をX方向の他方側と表記する。
第1鋼板4は、柱2の上端部分22に埋設される第1鋼板埋設部41と、柱2の上端部分22からX方向の他方側に突出する第1鋼板突出部42と、を有している。第1鋼板4は、平板状であり、板面がY方向を向く鉛直面となる向きに配置される。第1鋼板4は、第1鋼板埋設部41がX方向の一方側に配置され、第1鋼板突出部42がX方向の他方側に配置される。第1鋼板埋設部41と第1鋼板突出部42とは、一体に設けられている。
第1鋼板突出部42の板面は、上下方向に長い長方形状である。第1鋼板埋設部41の板面は、L字形状である。第1鋼板埋設部41のX方向の他方側(第1鋼板突出部42と連続する側)の上下方向の寸法は、第1鋼板突出部42の上下方向の寸法と同じである。第1鋼板埋設部41のX方向の一方側(第1鋼板突出部42と離れる側)は、他方側よりも下方に延びている。
なお、第1鋼板4は、第1鋼板埋設部41および第1鋼板突出部42を有する構成であれば、上記以外の形状であってもよい。
柱2の上端部分22には、第1鋼板埋設部41が嵌め込まれる第1溝部23が形成されている。第1溝部23は、上方およびX方向の一方側に開口している。第1溝部23は、柱2の上端部分22のY方向の中央部に配置されている。第1鋼板突出部42は、第1溝部23のX方向の一方側の開口からX方向の一方側に突出している。第1鋼板4の上縁部は、柱2の上端と略同じ高さに配置される。
柱2と第1鋼板4とは、複数の第1ドリフトピン61で接合される。図2および図3に示すように、第1鋼板埋設部41には、第1ドリフトピン61が挿入される孔部411が複数形成されている。柱2の上端部分22には、第1鋼板埋設部41の複数の孔部411それぞれとY方向に重なる位置に、複数の孔部24が形成されている。孔部24は、第1溝部23に達するとともに、柱2の上端部分22をY方向に貫通している。第1ドリフトピン61は、柱2の第1溝部23に第1鋼板4の第1鋼板埋設部41が嵌め込まれた状態の柱2の孔部24および第1鋼板埋設部41の孔部411に挿入され、柱2と第1鋼板4とを接合している。
図1、図3および図4に示すように、本実施形態の第1鋼板4は、第1鋼板埋設部41の上縁部に第1受けプレート43が接合されている。第1受けプレート43は、平板状であり、板面が水平面となる向きで第1鋼板埋設部41の上縁部に接合されている。第1受けプレート43のY方向の中央部が第1鋼板埋設部41の上縁部に接合されている。第1鋼板埋設部41と第1受けプレート43とはX方向から見てT字形となるように接合されている。第1受けプレート43の下面は、柱2の上端面221と接触している。
図1、図2および図4に示すように、第2鋼板5は、梁3のX方向(長さ方向)の一方側の端部分32に埋設される第2鋼板埋設部51と、梁3の端部分32からX方向の一方側に突出する第2鋼板突出部52と、を有している。第2鋼板5は、平板状であり、板面がY方向を向く鉛直面となる向きに配置される。第2鋼板5は、第2鋼板突出部52がX方向の一方側に配置され、第2鋼板埋設部51がX方向の他方側に配置される。第2鋼板埋設部51と第2鋼板突出部52とは、一体に設けられている。
第2鋼板埋設部51の板面は、上下方向に長い長方形状である。第2鋼板突出部52の板面は、上下方向に長い長方形状である。第2鋼板突出部52は、X方向および上下方向の寸法が第2鋼板埋設部51よりも小さい。第2鋼板埋設部51と第2鋼板突出部52とは、上縁部の高さが同じである。第2鋼板埋設部51の下縁部は、第2鋼板突出部52の下縁部よりも下方に配置されている。
第2鋼板埋設部51の上下方向の寸法は、梁3の上下方向の寸法(梁せい)と同じである。
なお、第2鋼板5は、第2鋼板埋設部51および第2鋼板突出部52を有する構成であれば、上記以外の形状であってもよい。
梁3の端部分32には、第2鋼板突出部52が嵌め込まれる第2溝部33(図2および図4参照)が形成されている。第2溝部33は、上方、下方およびX方向の一方側に開口している。第2溝部33は、梁3の端部分32のY方向の中央部に配置されている。第2鋼板突出部52は、第2溝部33のX方向の一方側の開口からX方向の一方側に突出している。第2鋼板5の上縁部は、梁3の上端と略同じ高さに配置される。第2鋼板5の下縁部、すなわち第2鋼板埋設部51の下縁部は、梁3の下端と同じ高さに配置される。
梁3と第2鋼板5とは、複数の第2ドリフトピン62で接合される。図2に示すように、第2鋼板埋設部51には、第2ドリフトピン62が挿入される孔部511が複数形成されている。梁3の端部分32には、第2鋼板埋設部51の複数の孔部511それぞれとY方向に重なる位置に、複数の孔部34が形成されている。孔部34は、第2溝部33に達するとともに、梁3の端部分32をY方向に貫通している。第2ドリフトピン62は、梁3の第2溝部33に第2鋼板5の第2鋼板埋設部51が嵌め込まれた状態の梁3の孔部34および第2鋼板埋設部51の孔部511に挿入され、梁3と第2鋼板5とを接合している。
図1および図4に示すように、本実施形態の第2鋼板5は、第2鋼板埋設部51の下縁部に第2受けプレート53が接合されている。第2受けプレート53は、平板状であり、板面が水平面となる向きで第2鋼板埋設部51の下縁部に接合されている。第2受けプレート53のY方向の中央部が第2鋼板埋設部51の下縁部に接合されている。第2鋼板埋設部51と第2受けプレート53とは、X方向から見てT字形となるように接合されている。第2受けプレート53の上面は、梁3の端部分32の下面と接触している。
第1鋼板4が設置された柱2と、第2鋼板5が設置された梁3とは、第1鋼板4の第1鋼板突出部42と第2鋼板5の第2鋼板突出部52とがX方向に突き合わされ、添え板72が重ねられてハイテンションボルト71で接合される。図4では、片側の添え板72およびハイテンションボルト71を省略している。
柱2および梁3は、表面に耐火層81,82が設けられ、耐火木部材として使用される。
柱2の耐火層81は、第1鋼板4が設けられた柱2の外周を覆っている。柱2と第1鋼板4とを接合する第1ドリフトピン61の端面は、耐火層81に覆われている。
梁3の耐火層82は、第2鋼板5が設けられた梁3の端面31、両側面36および下面37を覆っている。梁3と第2鋼板5とを接合する第2ドリフトピン62の端面は、耐火層82に覆われている。
第1鋼板4の第1鋼板突出部42、第2鋼板5の第2鋼板突出部52、ハイテンションボルト71および添え板72は、耐火被覆材83に被覆されている。
本実施形態による木部材の接合方法について説明する。
まず、柱2に第1鋼板4を接合し、梁3に第2鋼板5を接合する(鋼板設置工程)。
柱2に第1溝部23および孔部24を形成する。第1溝部23に第1鋼板4の第1鋼板埋設部41を挿入するとともに、第1受けプレート43を柱2の上端面221と接触させる。第1鋼板埋設部41を第1ドリフトピン61で柱2に接合する。
梁3に第2溝部33および孔部34を形成する。第2溝部33に第2鋼板5の第2鋼板埋設部51を挿入するとともに、第2受けプレート53を梁3の下面37と接触させる。第2鋼板埋設部51を第2ドリフトピン62で梁3に接合する。
第1鋼板4が設けられた柱2に耐火層81を設け、第2鋼板5が設けられた梁3に耐火層82を設ける(第1耐火材設置工程)。
鋼板設置工程および第1耐火材設置工程は、建設現場ではなく、工場などで行うことができる。
建設現場において第1鋼板4が設置された柱2を立設する。第2鋼板5が設置された梁3を吊り上げ、第1鋼板4と第2鋼板5とを接合する(鋼板接合工程)。
第1鋼板4と第2鋼板5とをハイテンションボルト接合する。
鋼板接合工程の後に、第1鋼板4の第1鋼板突出部42、第2鋼板5の第2鋼板突出部52、ハイテンションボルト71および添え板72に耐火被覆材83を受ける第2耐火層設置工程を行う。
このようにして柱2と梁3とが接合される。
次に、上記の本実施形態による木部材の接合構造および木部材の接合方法の作用・効果について説明する。
上記の本実施形態による木部材の接合構造1および木部材の接合方法では、本発明では、柱2への第1鋼板4の設置、梁3への第2鋼板5の設置を工場などで予め行い、現場において柱2に設置された第1鋼板4と梁3に設置された第2鋼板5との接合することで柱2と梁3と容易にかつ精度よく接合できる。
上記の本実施形態による木部材の接合構造1では、柱2と第1鋼板4とは、柱2に形成された孔部24と、第1鋼板埋設部41に形成された孔部411に挿入される第1ドリフトピン61で接合され、梁3と第2鋼板5とは、梁3に形成された孔部34と、第2鋼板埋設部51に形成された孔部511に挿入される第2ドリフトピン62で固定されている。
このような構成とすることにより、ドリフトピン61,62による木部材(柱2、梁3)と鋼板(第1鋼板4、第2鋼板5)との接合を工場などでできるため、木部材への鋼板の設置を精度行うことができる。
木部材を耐火仕様にする場合には、ドリフトピン61,62による木部材と鋼板との接合を行った後に、工場などで木部材に耐火層81,82を施工することができ、現場での作業を削減できる。
上記の本実施形態による木部材の接合構造1では、第1鋼板突出部42と、第2鋼板突出部52とは、ハイテンションボルト接合されている。
このような構成とすることにより、第1鋼板4と第2鋼板5とを強固に接合できる。
上記の本実施形態による木部材の接合構造1では、第1鋼板4には、第1受けプレート43が設けられ、第2鋼板5には第2受けプレート53が設けられている。
このような構成とすることにより、第1受けプレート43と柱2との支圧を利用した柱2と第1鋼板4の応力の伝達が可能となる。第2受けプレート53と梁3との支圧を利用した梁3と第2鋼板5との応力の伝達が可能となる。
第1ドリフトピン61および第2ドリフトピン62の本数を削減することができる。
以上、本発明による木部材の接合構造および木部材の接合方法の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記の実施形態では、第1鋼板4の第1鋼板突出部42と第2鋼板5の第2鋼板突出部52とは、ハイテンションボルト接合で接合されているが、ボルト接合や溶接などで接合されてもよい。
上記の実施形態では、第1鋼板4は柱2に第1ドリフトピン61で接合され、第2鋼板5は梁3に第2ドリフトピン62で接合されているが、第1鋼板4と木部材との接合、第2鋼板5と木部材との接合は、上記以外のドリフトピン以外の固定具や接着剤による接合であってもよい。
上記の実施形態では、第1鋼板4の第1鋼板埋設部41は、柱2に形成された第1溝部23に嵌め込まれ、第2鋼板5の第2鋼板埋設部51は、梁3に形成された第2溝部33に嵌め込まれている。これに対し、木部材がCLT(直交集成板)の場合は、木部材を加工する工程において、第1鋼板4の第1鋼板埋設部41や第2鋼板5の第2鋼板埋設部51を埋設するようにしてもよい。
上記の実施形態では、柱2に一方向から梁3が接合されているが、柱2に複数の方向から梁3が接合される場合に、各梁3に第2鋼板5を設けるとともに、柱2に各梁3の第2鋼板5と接合される第1鋼板4を設置して、第1鋼板4と第2鋼板5とを接合してもよい。
上記の実施形態では、第1鋼板4に第1受けプレート43が設けられているが、設けられていなくてもよい。上記の実施形態では、第2鋼板5に第2受けプレート53が設けられているが、設けられていなくてもよい。
上記の実施形態では、柱2、梁3に耐火層81,82が設けられ、第1鋼板4と第2鋼板5との接合部に耐火被覆材83が設けられているが、耐火層81,82や耐火被覆材83が設けられていなくてもよい。
1 接合構造
2 柱(第1部材)
3 梁(第2部材)
4 第1鋼板
5 第2鋼板
24 孔部
34 孔部
41 第1鋼板埋設部
42 第1鋼板突出部
43 第1受けプレート
53 第2受けプレート
51 第2鋼板埋設部
52 第2鋼板突出部
61 第1ドリフトピン
62 第2ドリフトピン
71 ハイテンションボルト
81,82 耐火層
83 耐火被覆材
411 孔部
511 孔部

Claims (5)

  1. 第1木部材と、
    前記第1木部材に設置される第1鋼板と、
    第2木部材と、
    前記第2木部材に設置される第2鋼板と、を有し、
    前記第1鋼板は、
    前記第1木部材に埋設される第1鋼板埋設部と、
    前記第1鋼板埋設部と一体に設けられ前記第1木部材から突出する第1鋼板突出部と、を有し、
    前記第2鋼板は、
    前記第2木部材に埋設される第2鋼板埋設部と、
    前記第2鋼板埋設部と一体に設けられ前記第2木部材から突出する第2鋼板突出部と、を有し、
    前記第1鋼板突出部と前記第2鋼板突出部とが接合される木部材の接合構造。
  2. 前記第1木部材と前記第1鋼板とは、前記第1木部材に形成された孔部と、前記第1鋼板埋設部に形成された孔部に挿入される第1ドリフトピンで接合され、
    前記第2木部材と前記第2鋼板とは、前記第2木部材に形成された孔部と、前記第2鋼板埋設部に形成された孔部に挿入される第2ドリフトピンで固定される請求項1に記載の木部材の接合構造。
  3. 前記第1鋼板突出部と、前記第2鋼板突出部とは、ハイテンションボルトで接合される請求項1または2に記載の木部材の接合構造。
  4. 前記第1鋼板は、前記第1鋼板埋設部と一体に設けられ前記第1木部材の端面と接触する第1受けプレートを有し、
    前記第2鋼板は、前記第2鋼板埋設部と一体に設けられ前記第2木部材の端面と接触する第2受けプレートを有する請求項1から3のいずれか一項に記載の木部材の接合構造。
  5. 第1木部材に第1鋼板を設置するとともに第2木部材に第2鋼板を設置する鋼板設置工程と、
    前記第1鋼板と前記第2鋼板とを接合する鋼板接合工程と、を有し、
    前記第1鋼板は、
    前記第1木部材に埋設される第1鋼板埋設部と、
    前記第1鋼板埋設部と一体に設けられ前記第1木部材から突出する第1鋼板突出部と、を有し、
    前記第2鋼板は、
    前記第2木部材に埋設される第2鋼板埋設部と、
    前記第2鋼板埋設部と一体に設けられ前記第2木部材から突出する第2鋼板突出部と、を有し、
    前記鋼板設置工程では、前記第1鋼板埋設部を前記第1木部材に埋設するとともに、前記第2鋼板埋設部を前記第2木部材に埋設し、
    前記鋼板接合工程では、前記第1鋼板突出部と前記第2鋼板突出部とを接合する木部材の接合方法。
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