JP2023128041A - 荷振抑制装置、荷振抑制装置を備えるクレーン - Google Patents
荷振抑制装置、荷振抑制装置を備えるクレーン Download PDFInfo
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Abstract
【課題】演算負荷の増加を抑制するとともに、荷振れを抑制することが可能な荷振抑制装置と、荷振抑制装置を備えるクレーンを提供する。【解決手段】クレーン備える荷振抑制装置1が、フックを上方から撮像することが可能なモノラル撮像部2と、モノラル撮像部2が撮像したフックの画像を用いて、振り子運動の振幅及び方向を検出するモノラル画像処理部11と、モノラル画像処理部11が検出した振幅及び方向を用いて、フックに吊られている荷物に発生している荷振れの速度を演算する姿勢監視部12と、モノラル画像処理部11が検出した振幅及び方向と、姿勢監視部12が演算した荷振れの速度とを用いて、荷振れを抑制するように、ブームを起伏させる動作と、ブームを旋回させる動作と、ブームを伸縮させる動作とのうち少なくとも一つを制御する作動制御部13とを備える。【選択図】図3
Description
本発明は、クレーンの旋回時等に発生する荷振れを抑制する荷振抑制装置と、荷振抑制装置を備えるクレーンに関する。
ブームを有するクレーンにおいて、ブームの旋回停止時等に発生する吊荷の振れ(荷振れ)を抑制する技術として、例えば、特許文献1に開示されている技術がある。特許文献1に開示されている技術では、吊索支持点を、原点を中心に、常に吊荷の振れと反対の方向に動かす事により、吊荷が振れの中心よりも離れて行く区間で、吊荷に振れ抑止力を与え、吊荷の振れを減衰させて制止させる。
特許文献1に開示されている構成では、吊荷の振れを抑制する制御を行うために演算するパラメータが多いため、演算負荷が増加し、高い演算能力が必要となるという問題がある。
本発明は、上述した問題点を鑑み、演算負荷の増加を抑制するとともに、荷振れを抑制することが可能な荷振抑制装置と、荷振抑制装置を備えるクレーンを提供することを目的とする。
本発明は、上述した問題点を鑑み、演算負荷の増加を抑制するとともに、荷振れを抑制することが可能な荷振抑制装置と、荷振抑制装置を備えるクレーンを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る荷振抑制装置は、ブームと、ロープと、フックと、撮像部と、フック挙動検出部と、荷振速度演算部と、ブーム挙動制御部とを備える。ブームは、作業機の基台へ取り付けられ、且つ基台に対して起伏及び旋回が可能である。ロープは、ブームの先端から繰り出される。フックは、ロープの先端に取り付けられ、且つ荷物を吊ることが可能である。撮像部は、ブームに固定され、且つ撮像方向が常に鉛直方向で下方に向いて、フックを上方から撮像することが可能である。フック挙動検出部は、撮像部が撮像したフックの画像を用いて、荷物を吊っているフックとブームの先端から繰り出されているロープとによって形成されている振り子に発生している振り子運動の振幅と、振り子運動の方向とを検出する。荷振速度演算部は、フック挙動検出部が検出した振幅及び方向を用いて、フックに吊られている荷物に発生している荷振れの速度を演算する。ブーム挙動制御部は、フック挙動検出部が検出した振幅及び方向と、荷振速度演算部が演算した荷振れの速度とを用いて、荷振れを抑制するように、ブームを起伏させる動作と、ブームを旋回させる動作と、ブームを伸縮させる動作のうち少なくとも一つを制御する。
また、本発明の一態様に係るクレーンは、荷振抑制装置を備える。
また、本発明の一態様に係るクレーンは、荷振抑制装置を備える。
本発明に係る荷振抑制装置と、荷振抑制装置を備えるクレーンによれば、演算負荷の増加を抑制するとともに、荷振れを抑制することが可能となる。
以下、本発明に係る荷振抑制装置について、図面を適宜参照しつつ説明する。なお、図面は模式的なものである。そのため、厚さと平面寸法との関係、比率等は現実のものとは異なる場合があることに留意すべきであり、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。また、以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記の実施形態に特定するものではない。
(第一実施形態)
<構成>
図1に示すように、荷振抑制装置を備えるクレーン搭載車両100は、荷台101と、運転室102と、シャーシフレーム103と、クレーン200を備える。
<構成>
図1に示すように、荷振抑制装置を備えるクレーン搭載車両100は、荷台101と、運転室102と、シャーシフレーム103と、クレーン200を備える。
実施形態では、図1に示すように、クレーン搭載車両100を、トラックとした場合について説明する。なお、以降の説明及び図面では、クレーン搭載車両100が前進する方向(シフトがDレンジ等に選択されている状態で走行する方向)を、「前方」と記載する場合がある。同様に、以降の説明及び図面では、クレーン搭載車両100が後退する方向(シフトがRレンジに選択されている状態で走行する方向)を、「後方」と記載する場合がある。また、以降の説明及び図面では、「左側」を、クレーン搭載車両100を運転する運転者における左側とし、「右側」を、クレーン搭載車両100を運転する運転者における右側とする。したがって、以降の説明及び図面では、「左側面視」を、クレーン搭載車両100を運転する運転者を左側から見た視点とし、「右側面視」を、クレーン搭載車両100を運転する運転者を右側から見た視点とする。
荷台101には、例えば、クレーン200によって吊り下げる荷物(建材等)を載せる。
運転室102には、クレーン搭載車両100の運転者等が座る。
シャーシフレーム103は、クレーン搭載車両100の骨格を構成する。
運転室102には、クレーン搭載車両100の運転者等が座る。
シャーシフレーム103は、クレーン搭載車両100の骨格を構成する。
クレーン200は、シャーシフレーム103の上に搭載されている。
また、クレーン200は、ベース201と、コラム202と、ブーム203と、フック204と、各種アクチュエータ(図示略)を備える。
また、クレーン200は、ベース201と、コラム202と、ブーム203と、フック204と、各種アクチュエータ(図示略)を備える。
ベース201は、角筒状に形成されており、アウトリガ205を備える。
コラム202は、ベース201の上へ旋回自在に設けられている。
コラム202は、ベース201の上へ旋回自在に設けられている。
ブーム203は、伸縮式の多段ブーム(多段伸縮ブーム)であり、コラム202の上端部へ、ベース201に対して起伏自在に取り付けられている。
ワイヤロープ206は、基端側からコラム202に設けられたウインチ(図示略)に巻かれている。また、ワイヤロープ206の先端側は、フック204内の図示しない滑車に掛け渡され、ブーム203の先端部に固定されている。これにより、フック204は、ブーム203の先端部から吊り下げられている。
ワイヤロープ206は、基端側からコラム202に設けられたウインチ(図示略)に巻かれている。また、ワイヤロープ206の先端側は、フック204内の図示しない滑車に掛け渡され、ブーム203の先端部に固定されている。これにより、フック204は、ブーム203の先端部から吊り下げられている。
フック204の上面には、図2に示すように、一つの主マーキングM1と、二つの従マーキングM2が形成されている。なお、図2は、フックを上方から見た図(図1に示すII線から見た矢視図)である。
主マーキングM1は、フック204を上方から見て、円形に形成されている。すなわち、フック204を上方から見て、主マーキングM1の外周部の形状は、フック204の外周部の形状と異なる形状である。
二つの従マーキングM2は、主マーキングM1と連続する位置に形成されている。また、二つの従マーキングM2は、主マーキングM1を間に挟んで、ブーム203の長さ方向に沿って配列されている。
主マーキングM1は、フック204を上方から見て、円形に形成されている。すなわち、フック204を上方から見て、主マーキングM1の外周部の形状は、フック204の外周部の形状と異なる形状である。
二つの従マーキングM2は、主マーキングM1と連続する位置に形成されている。また、二つの従マーキングM2は、主マーキングM1を間に挟んで、ブーム203の長さ方向に沿って配列されている。
各種アクチュエータは、コラム202(ブーム203)の旋回、ブーム203の起伏と伸縮、ウインチによるフック204の巻上げ、巻下げ、アウトリガ205の伸縮を行うためのアクチュエータを含む。
また、各種アクチュエータを動作させる制御は、後述するバルブユニットが備える複数のコントロールバルブを制御することで行う。複数のコントロールバルブは、それぞれ、各種アクチュエータの動作に対応しており、後述するメインコントローラ10から入力される指令信号に応じて作動する。
また、各種アクチュエータを動作させる制御は、後述するバルブユニットが備える複数のコントロールバルブを制御することで行う。複数のコントロールバルブは、それぞれ、各種アクチュエータの動作に対応しており、後述するメインコントローラ10から入力される指令信号に応じて作動する。
(荷振抑制装置)
荷振抑制装置1は、図3に示すように、モノラル撮像部2と、ブーム長さ検出部3と、起伏角度検出部4と、ブーム旋回角検出部5と、繰り出し長さ検出部6と、メインコントローラ10を備える。
荷振抑制装置1は、図3に示すように、モノラル撮像部2と、ブーム長さ検出部3と、起伏角度検出部4と、ブーム旋回角検出部5と、繰り出し長さ検出部6と、メインコントローラ10を備える。
(モノラル撮像部)
モノラル撮像部2は、単眼カメラを用いて形成されており、ブーム203の先端に配置されている。
モノラル撮像部2の撮像方向は、常に、鉛直方向で下方に向いている。すなわち、モノラル撮像部2の撮像方向は、フック204の上面に向けられている。具体的に、モノラル撮像部2は、ブーム203がベース201(基台)に対して起伏している角度が変化しても、撮像方向が重力によって常に鉛直方向で下方に向くように、ブーム203に取り付けられている。
また、モノラル撮像部2は、撮像したモノラル画像データを含むモノラル画像データ信号を、無線通信により、メインコントローラ10へ送信する。
モノラル撮像部2は、単眼カメラを用いて形成されており、ブーム203の先端に配置されている。
モノラル撮像部2の撮像方向は、常に、鉛直方向で下方に向いている。すなわち、モノラル撮像部2の撮像方向は、フック204の上面に向けられている。具体的に、モノラル撮像部2は、ブーム203がベース201(基台)に対して起伏している角度が変化しても、撮像方向が重力によって常に鉛直方向で下方に向くように、ブーム203に取り付けられている。
また、モノラル撮像部2は、撮像したモノラル画像データを含むモノラル画像データ信号を、無線通信により、メインコントローラ10へ送信する。
(ブーム長さ検出部)
ブーム長さ検出部3は、例えば、ブーム203の内部に配置されており、ブーム203が伸縮している長さ(ブーム203の全体の長さ)を検出する。
また、ブーム長さ検出部3は、検出したブーム203の長さを含むブーム長さ信号を、例えば、有線通信により、メインコントローラ10へ送信する。
ブーム長さ検出部3は、例えば、ブーム203の内部に配置されており、ブーム203が伸縮している長さ(ブーム203の全体の長さ)を検出する。
また、ブーム長さ検出部3は、検出したブーム203の長さを含むブーム長さ信号を、例えば、有線通信により、メインコントローラ10へ送信する。
(起伏角度検出部)
起伏角度検出部4は、例えば、ブーム203の内部に配置されており、ブーム203の起伏角度を検出する。なお、ブーム203の起伏角度とは、ブーム203がベース201(基台)に対して起伏している角度である。
また、起伏角度検出部4は、検出したブーム203の起伏角度を含むブーム起伏角度信号を、例えば、有線通信により、メインコントローラ10へ送信する。
起伏角度検出部4は、例えば、ブーム203の内部に配置されており、ブーム203の起伏角度を検出する。なお、ブーム203の起伏角度とは、ブーム203がベース201(基台)に対して起伏している角度である。
また、起伏角度検出部4は、検出したブーム203の起伏角度を含むブーム起伏角度信号を、例えば、有線通信により、メインコントローラ10へ送信する。
(ブーム旋回角検出部)
ブーム旋回角検出部5は、例えば、スリップリングを用いて形成されており、ベース201とコラム202との間に配置されており、ブーム203の旋回角度を検出する。
また、ブーム旋回角検出部5は、検出したブーム203の旋回角度を含むブーム旋回角度信号を、例えば、有線通信により、メインコントローラ10へ送信する。
ブーム旋回角検出部5は、例えば、スリップリングを用いて形成されており、ベース201とコラム202との間に配置されており、ブーム203の旋回角度を検出する。
また、ブーム旋回角検出部5は、検出したブーム203の旋回角度を含むブーム旋回角度信号を、例えば、有線通信により、メインコントローラ10へ送信する。
(繰り出し長さ検出部)
繰り出し長さ検出部6は、例えば、コラム202の内部に配置されており、ブーム203の先端から繰り出されているロープ(ワイヤロープ206)の長さを検出する。なお、ブーム203の先端から繰り出されているワイヤロープ206の長さは、ブーム203の先端からフック204までの長さと同じである。
また、繰り出し長さ検出部6は、検出したワイヤロープ206の長さを含む繰り出し長さ信号を、例えば、有線通信により、メインコントローラ10へ送信する。
繰り出し長さ検出部6は、例えば、コラム202の内部に配置されており、ブーム203の先端から繰り出されているロープ(ワイヤロープ206)の長さを検出する。なお、ブーム203の先端から繰り出されているワイヤロープ206の長さは、ブーム203の先端からフック204までの長さと同じである。
また、繰り出し長さ検出部6は、検出したワイヤロープ206の長さを含む繰り出し長さ信号を、例えば、有線通信により、メインコントローラ10へ送信する。
(メインコントローラ)
メインコントローラ10は、モノラル画像処理部11と、姿勢監視部12と、作動制御部13を備える。
また、メインコントローラ10は、クレーン200が備える各種アクチュエータを動作させるために、バルブユニットBUへ指令信号を出力する。
メインコントローラ10は、モノラル画像処理部11と、姿勢監視部12と、作動制御部13を備える。
また、メインコントローラ10は、クレーン200が備える各種アクチュエータを動作させるために、バルブユニットBUへ指令信号を出力する。
(モノラル画像処理部)
モノラル画像処理部11は、モノラル画像データ信号が含むモノラル画像データのうち、フック204を撮像した画像を用いて、振り子に発生している振り子運動の振幅と、振り子運動の方向とを検出する。
なお、「振り子」は、荷物を吊っているフック204と、ブーム203の先端から繰り出されているワイヤロープ206とによって形成されている。
モノラル画像処理部11は、モノラル画像データ信号が含むモノラル画像データのうち、フック204を撮像した画像を用いて、振り子に発生している振り子運動の振幅と、振り子運動の方向とを検出する。
なお、「振り子」は、荷物を吊っているフック204と、ブーム203の先端から繰り出されているワイヤロープ206とによって形成されている。
振り子運動の振幅と方向は、まず、フック204に発生している振り子運動の振幅と、フック204に発生している振り子運動の方向とを、フック204を撮像した画像に対する画像処理によって認識することで検出する。
振り子運動の振幅は、モノラル撮像部2が撮像した画像の上下方向(例えば、ブーム203の旋回方向と平行な方向)への振幅と、モノラル撮像部2が撮像した画像の左右方向(例えば、ブーム203の長さ方向と平行な方向)への振幅を含む。
振り子運動の方向は、モノラル撮像部2が撮像した画像の上下方向(例えば、ブーム203の旋回方向と平行な方向)と、モノラル撮像部2が撮像した画像の左右方向(例えば、ブーム203の長さ方向と平行な方向)を含む。
振り子運動の振幅は、モノラル撮像部2が撮像した画像の上下方向(例えば、ブーム203の旋回方向と平行な方向)への振幅と、モノラル撮像部2が撮像した画像の左右方向(例えば、ブーム203の長さ方向と平行な方向)への振幅を含む。
振り子運動の方向は、モノラル撮像部2が撮像した画像の上下方向(例えば、ブーム203の旋回方向と平行な方向)と、モノラル撮像部2が撮像した画像の左右方向(例えば、ブーム203の長さ方向と平行な方向)を含む。
なお、フック204を撮像した画像に対する画像処理は、フック204を撮像した画像が含む、主マーキングM1及び従マーキングM2を参照して行う。
また、モノラル画像処理部11は、検出した振り子運動の振幅を含む振幅信号を、姿勢監視部12と作動制御部13へ送信する。さらに、モノラル画像処理部11は、検出した振り子運動の方向を含む方向信号を、姿勢監視部12と作動制御部13へ送信する。
また、モノラル画像処理部11は、検出した振り子運動の振幅を含む振幅信号を、姿勢監視部12と作動制御部13へ送信する。さらに、モノラル画像処理部11は、検出した振り子運動の方向を含む方向信号を、姿勢監視部12と作動制御部13へ送信する。
(姿勢監視部)
姿勢監視部12は、振幅信号と、方向信号と、繰り出し長さ信号を参照して、フック204に吊られている荷物に発生している荷振れの周期と速度を演算する。
具体的には、モノラル画像処理部11が検出した振り子運動の振幅及び方向と、繰り出し長さ検出部6が検出したワイヤロープ206の長さとを用い、さらに、公知の原理である「振り子の原理」に基づいて、荷振れの周期と速度を演算する。
また、姿勢監視部12は、フック204に吊られている荷物に発生している荷振れの周期を含む周期信号を、作動制御部13へ送信する。さらに、姿勢監視部12は、フック204に吊られている荷物に発生している荷振れの速度を含む速度信号を、作動制御部13へ送信する。
姿勢監視部12は、振幅信号と、方向信号と、繰り出し長さ信号を参照して、フック204に吊られている荷物に発生している荷振れの周期と速度を演算する。
具体的には、モノラル画像処理部11が検出した振り子運動の振幅及び方向と、繰り出し長さ検出部6が検出したワイヤロープ206の長さとを用い、さらに、公知の原理である「振り子の原理」に基づいて、荷振れの周期と速度を演算する。
また、姿勢監視部12は、フック204に吊られている荷物に発生している荷振れの周期を含む周期信号を、作動制御部13へ送信する。さらに、姿勢監視部12は、フック204に吊られている荷物に発生している荷振れの速度を含む速度信号を、作動制御部13へ送信する。
(作動制御部)
作動制御部13は、振幅信号と、方向信号と、周期信号と、速度信号を参照して、フック204に吊られている荷物に発生している荷振れを抑制するように、ブーム203の動作を制御する。
ブーム203の動作は、各種アクチュエータを動作させるための指令信号を生成し、生成した指令信号をバルブユニットBUへ出力することで行う。
作動制御部13が制御するブーム203の動作は、ブーム203を起伏させる動作と、ブーム203を旋回させる動作と、ブーム203を伸縮させる動作とのうち、少なくとも一つの動作を含む。
作動制御部13は、振幅信号と、方向信号と、周期信号と、速度信号を参照して、フック204に吊られている荷物に発生している荷振れを抑制するように、ブーム203の動作を制御する。
ブーム203の動作は、各種アクチュエータを動作させるための指令信号を生成し、生成した指令信号をバルブユニットBUへ出力することで行う。
作動制御部13が制御するブーム203の動作は、ブーム203を起伏させる動作と、ブーム203を旋回させる動作と、ブーム203を伸縮させる動作とのうち、少なくとも一つの動作を含む。
これに加え、作動制御部13は、ブーム起伏角度信号を参照して、フック204に吊られている荷物に発生している荷振れを抑制するように、ブーム203の動作を制御する。
具体的には、ブーム203の起伏角度が予め設定した閾値角度以上である場合には、荷振れを抑制するように、ブーム203を起伏させる動作を制御する。一方、ブーム203の起伏角度が閾値角度未満である場合には、荷振れを抑制するように、ブーム203を伸縮させる動作を制御する。
第一実施形態では、閾値角度を、一例として、45[°]に設定した場合について説明する。
具体的には、ブーム203の起伏角度が予め設定した閾値角度以上である場合には、荷振れを抑制するように、ブーム203を起伏させる動作を制御する。一方、ブーム203の起伏角度が閾値角度未満である場合には、荷振れを抑制するように、ブーム203を伸縮させる動作を制御する。
第一実施形態では、閾値角度を、一例として、45[°]に設定した場合について説明する。
さらに、作動制御部13は、ブーム長さ信号と、ブーム起伏角度信号と、ブーム旋回角度信号と、繰り出し長さ信号を参照して、ブーム203の動作の状態を判定する。そして、判定した動作の状態に応じて、フック204に吊られている荷物に発生している荷振れを抑制するように、ブーム203の動作を制御する。
以下、一例として、ブーム203を旋回させる際において、フック204に吊られている荷物に発生している荷振れを抑制するように、ブーム203の動作を制御する場合について説明する。
以下、一例として、ブーム203を旋回させる際において、フック204に吊られている荷物に発生している荷振れを抑制するように、ブーム203の動作を制御する場合について説明する。
<ブーム203を旋回させる動作を開始したときに行う、ブーム203の制御>
ブーム203を旋回させる動作を開始したときに発生する荷振れを抑制する際には、荷物が振れてから荷振れを抑制するのではなく、荷物が振れない様にブーム203の動作を制御する。
このとき、まず、ブーム203と荷物が静止している状態から、ブーム203を旋回させる動作を開始すると、ブーム203を旋回させる動作によって発生する慣性によって、荷物はその場に留まろうとするため、荷物の動き始めが遅れる。
ブーム203を旋回させる動作を開始したときに発生する荷振れを抑制する際には、荷物が振れてから荷振れを抑制するのではなく、荷物が振れない様にブーム203の動作を制御する。
このとき、まず、ブーム203と荷物が静止している状態から、ブーム203を旋回させる動作を開始すると、ブーム203を旋回させる動作によって発生する慣性によって、荷物はその場に留まろうとするため、荷物の動き始めが遅れる。
そして、動き始めが遅れた荷物がブーム203の先端の真下に来るまでは、ブーム203を旋回させる動作を、一旦停止させる。このとき、ブーム203を旋回させる動作を停止させる時間は、ブーム203を旋回させる動作を開始したときの旋回速度による、振り子運動の振幅及び周期から演算する。
ブーム203を旋回させる動作を一旦停止させることで、荷物がブーム203の先端の真下に移動することが予測される時間が経過するまで、ブーム203を旋回させる動作を停止させる。その後、ブーム203を旋回させる動作を開始したときの旋回速度で、再び、ブーム203を旋回させる動作を継続させる。
ブーム203を旋回させる動作を一旦停止させることで、荷物がブーム203の先端の真下に移動することが予測される時間が経過するまで、ブーム203を旋回させる動作を停止させる。その後、ブーム203を旋回させる動作を開始したときの旋回速度で、再び、ブーム203を旋回させる動作を継続させる。
<ブーム203を旋回させる動作を継続しているときに行う、ブーム203の制御>
ブーム203を旋回させる動作を継続しているときに発生した、ブーム203の旋回方向に沿った方向への荷振れに対する制御では、まず、振り子運動の振幅を監視する。そして、ブーム203を旋回させる速度に対し、振り子運動の周期に基づいて算出した速度から演算した速度変化を発生させることで、荷振れを抑制する。
ブーム203を旋回させる動作を継続しているときに発生した、ブーム203の旋回方向に沿った方向への荷振れに対する制御では、まず、振り子運動の振幅を監視する。そして、ブーム203を旋回させる速度に対し、振り子運動の周期に基づいて算出した速度から演算した速度変化を発生させることで、荷振れを抑制する。
<ブーム203を旋回させる動作を停止させたときに行う、ブーム203の制御>
ブーム203を旋回させる動作を停止させる動作は、ブーム203が荷振れを抑制された状態で旋回している状態において、ブーム203を旋回させる動作を一定の加速度(マイナスの加速度)で徐々に減速させて行う。このとき、荷物は、ブーム203を旋回させる動作によって発生した慣性によって、等速直線運動をしようとするため、ブーム203よりも旋回方向に沿って先行する動きを行うため、加速度に応じた荷振れが発生する。
そして、ブーム203を旋回させる速度を徐々に減速させると、やがて、ブーム203を旋回させる動作は停止するが、このとき荷物がブーム203の近くに戻って来る方向への荷振れが発生する。このため、ブーム203を旋回させる動作を停止させた直後に、「振り子の振幅」の分だけ、ブーム203を追加して旋回させる動作を行う。これにより、荷振れを抑制する。
以上説明したように、作動制御部13は、ブーム203が動作を開始したときと、ブーム203が動作を継続しているときと、ブーム203が動作を停止しているときとに応じて、異なる制御を行う。
ブーム203を旋回させる動作を停止させる動作は、ブーム203が荷振れを抑制された状態で旋回している状態において、ブーム203を旋回させる動作を一定の加速度(マイナスの加速度)で徐々に減速させて行う。このとき、荷物は、ブーム203を旋回させる動作によって発生した慣性によって、等速直線運動をしようとするため、ブーム203よりも旋回方向に沿って先行する動きを行うため、加速度に応じた荷振れが発生する。
そして、ブーム203を旋回させる速度を徐々に減速させると、やがて、ブーム203を旋回させる動作は停止するが、このとき荷物がブーム203の近くに戻って来る方向への荷振れが発生する。このため、ブーム203を旋回させる動作を停止させた直後に、「振り子の振幅」の分だけ、ブーム203を追加して旋回させる動作を行う。これにより、荷振れを抑制する。
以上説明したように、作動制御部13は、ブーム203が動作を開始したときと、ブーム203が動作を継続しているときと、ブーム203が動作を停止しているときとに応じて、異なる制御を行う。
また、作動制御部13は、荷物及びフック204の重心位置を算出する。これに加え、算出した重心位置に応じて、荷振れを抑制するようにブーム203を起伏させる動作と、荷振れを抑制するようにブーム203を旋回させる動作と、荷振れを抑制するようにブーム203を伸縮させる動作とのうち、少なくとも一つを制御する。
作動制御部13が荷物及びフック204の重心位置を算出する際には、例えば、以下の式(1)を用いる。
L=(W・lw+Wf・lf)/(W+Wf) … (1)
式(1)において、「L」は、ブーム203の先端から荷物及びフック204の重心位置までの、鉛直方向に沿った長さである。
式(1)において、「W」は、フック204に吊っている荷物の重さであり、例えば、クレーン200が一般的に備えている、荷物の荷重を検出するセンサ(ロードセル等)を用いて検出する。
式(1)において、「lw」は、ブーム203の先端から荷物の重心位置までの、鉛直方向に沿った長さである。
なお、lwを算出する際には、例えば、以下の式(2)を用いる。
lw=lf+Δl … (2)
式(1)及び式(2)において、「lf」は、ブーム203の先端からフック204の上面までの、鉛直方向に沿った長さである。
式(2)において、「Δl」は、フック204の上面から荷物の重心位置までの、鉛直方向に沿った長さである。
なお、Δlは、例えば、定数や、入力された数値や、荷物の重さWの関数を用いて算出する。
式(1)において、「Wf」は、フック204の重さであり、既知の数値である。
作動制御部13が荷物及びフック204の重心位置を算出する際には、例えば、以下の式(1)を用いる。
L=(W・lw+Wf・lf)/(W+Wf) … (1)
式(1)において、「L」は、ブーム203の先端から荷物及びフック204の重心位置までの、鉛直方向に沿った長さである。
式(1)において、「W」は、フック204に吊っている荷物の重さであり、例えば、クレーン200が一般的に備えている、荷物の荷重を検出するセンサ(ロードセル等)を用いて検出する。
式(1)において、「lw」は、ブーム203の先端から荷物の重心位置までの、鉛直方向に沿った長さである。
なお、lwを算出する際には、例えば、以下の式(2)を用いる。
lw=lf+Δl … (2)
式(1)及び式(2)において、「lf」は、ブーム203の先端からフック204の上面までの、鉛直方向に沿った長さである。
式(2)において、「Δl」は、フック204の上面から荷物の重心位置までの、鉛直方向に沿った長さである。
なお、Δlは、例えば、定数や、入力された数値や、荷物の重さWの関数を用いて算出する。
式(1)において、「Wf」は、フック204の重さであり、既知の数値である。
<動作>
図1から図3を参照して、第一実施形態の動作を説明する。
クレーン200を用いて荷物を移動させる際には、例えば、フック204に荷物を吊った状態で、ブーム203の旋回、ブーム203の起伏、ブーム203の伸縮、フック204の巻上げ、フック204の巻下げ等を行う。
図1から図3を参照して、第一実施形態の動作を説明する。
クレーン200を用いて荷物を移動させる際には、例えば、フック204に荷物を吊った状態で、ブーム203の旋回、ブーム203の起伏、ブーム203の伸縮、フック204の巻上げ、フック204の巻下げ等を行う。
上述したように、第一実施形態では、作動制御部13が、フック204に吊られている荷物に発生している荷振れを抑制するように、ブーム203を起伏させる動作、ブーム203を旋回させる動作、ブーム203を伸縮させる動作のうち少なくとも一つを制御する。
具体的には、フック204に吊られている荷物に発生している荷振れの方向に対して、反対方向へブーム203が移動するように、ブーム203の動作を制御する。すなわち、フック204に吊られている荷物に発生した荷振れに対して、荷振れを抑制する動作となるように、ブーム203の動作を制御する。
具体的には、フック204に吊られている荷物に発生している荷振れの方向に対して、反対方向へブーム203が移動するように、ブーム203の動作を制御する。すなわち、フック204に吊られている荷物に発生した荷振れに対して、荷振れを抑制する動作となるように、ブーム203の動作を制御する。
<請求項との対応>
モノラル画像処理部11は、振り子運動の振幅と方向とを検出するフック挙動検出部に対応する。
姿勢監視部12は、フック204に吊られている荷物に発生している荷振れの速度を演算する荷振速度演算部に対応する。また、姿勢監視部12は、繰り出し長さ検出部6が検出したロープ(ワイヤロープ206)の長さを用いて、荷振れの速度を演算する荷振速度演算部に対応する。
モノラル画像処理部11は、振り子運動の振幅と方向とを検出するフック挙動検出部に対応する。
姿勢監視部12は、フック204に吊られている荷物に発生している荷振れの速度を演算する荷振速度演算部に対応する。また、姿勢監視部12は、繰り出し長さ検出部6が検出したロープ(ワイヤロープ206)の長さを用いて、荷振れの速度を演算する荷振速度演算部に対応する。
作動制御部13は、荷振れを抑制するようにブーム203を起伏させる動作と、荷振れを抑制するようにブーム203を旋回させる動作と、荷振れを抑制するようにブーム203を伸縮させる動作と、のうち少なくとも一つを制御するブーム挙動制御部に対応する。また、作動制御部13は、起伏角度検出部4が検出した角度が閾値角度以上である場合に、荷振れを抑制するようにブーム203を起伏させる動作を制御し、起伏角度検出部4が検出した角度が閾値角度未満である場合に、荷振れを抑制するようにブーム203を伸縮させる動作を制御するブーム挙動制御部に対応する。
さらに、作動制御部13は、ブーム203が動作を開始したときと、ブーム203が動作を継続しているときと、ブーム203が動作を停止しているときと、に応じて、異なる制御を行うブーム挙動制御部に対応する。これに加え、作動制御部13は、荷物及びフック204の重心位置を算出し、算出した重心位置に応じて、荷振れを抑制するようにブーム203を起伏させる動作と、荷振れを抑制するようにブーム203を旋回させる動作と、荷振れを抑制するようにブーム203を伸縮させる動作と、のうち少なくとも一つを制御するブーム挙動制御部に対応する。
さらに、作動制御部13は、ブーム203が動作を開始したときと、ブーム203が動作を継続しているときと、ブーム203が動作を停止しているときと、に応じて、異なる制御を行うブーム挙動制御部に対応する。これに加え、作動制御部13は、荷物及びフック204の重心位置を算出し、算出した重心位置に応じて、荷振れを抑制するようにブーム203を起伏させる動作と、荷振れを抑制するようにブーム203を旋回させる動作と、荷振れを抑制するようにブーム203を伸縮させる動作と、のうち少なくとも一つを制御するブーム挙動制御部に対応する。
<第一実施形態の作用及び効果>
第一実施形態の荷振抑制装置1であれば、以下の作用及び効果を奏することが可能である。
第一実施形態の荷振抑制装置1であれば、以下の作用及び効果を奏することが可能である。
(1)フック204を上方から撮像することが可能な撮像部(モノラル撮像部2)と、撮像部が撮像したフック204の画像を用いて、振り子運動の振幅と、振り子運動の方向とを検出するフック挙動検出部(モノラル画像処理部11)を備える。これに加え、フック挙動検出部が検出した振幅及び方向を用いて、フック204に吊られている荷物に発生している荷振れの速度を演算する荷振速度演算部(姿勢監視部12)を備える。さらに、フック挙動検出部が検出した振幅及び方向と、荷振速度演算部が演算した荷振れの速度とを用いて、荷振れを抑制するように、ブーム203を起伏させる動作と、ブーム203を旋回させる動作と、ブーム203を伸縮させる動作とのうち少なくとも一つを制御するブーム挙動制御部(作動制御部13)を備える。
このため、振り子運動の振幅と方向とをモノラル撮像部2が撮像した画像を用いて演算するとともに、振り子運動の速度を、振り子運動の振幅から演算することが可能となる。
その結果、演算負荷の増加を抑制するとともに、荷振れを抑制することが可能な荷振抑制装置1を提供することが可能となる。
その結果、演算負荷の増加を抑制するとともに、荷振れを抑制することが可能な荷振抑制装置1を提供することが可能となる。
(2)ブーム203の先端から繰り出されているロープ(ワイヤロープ206)の長さを検出する繰り出し長さ検出部6をさらに備える。これに加え、荷振速度演算部(姿勢監視部12)が、繰り出し長さ検出部6が検出したワイヤロープ206の長さを用いて、荷振れの速度を演算する。
その結果、ワイヤロープ206の長さに応じて変化する荷振れの速度を演算する精度を向上させることが可能となる。
その結果、ワイヤロープ206の長さに応じて変化する荷振れの速度を演算する精度を向上させることが可能となる。
(3)フック204を上方から見て、フック204の上面に形成されている主マーキングM1の外周部の形状が、フック204の外周部の形状と異なる形状である。
その結果、モノラル撮像部2が撮像した画像において、フック204と主マーキングM1との形状の違いを明確に判別することが可能となり、振り子運動の振幅と振り子運動の方向を検出する精度を向上させることが可能となる。
その結果、モノラル撮像部2が撮像した画像において、フック204と主マーキングM1との形状の違いを明確に判別することが可能となり、振り子運動の振幅と振り子運動の方向を検出する精度を向上させることが可能となる。
(4)フック204の上面に、主マーキングM1と連続する二つの従マーキングM2が形成されている。これに加え、二つの従マーキングM2が、主マーキングM1を間に挟んでブーム203の長さ方向に沿って配列されている。
その結果、モノラル撮像部2が撮像した画像において、主マーキングM1及び従マーキングM2が移動している方向と移動量を明確に判別することが可能となり、振り子運動の振幅と振り子運動の方向を検出する精度を向上させることが可能となる。
その結果、モノラル撮像部2が撮像した画像において、主マーキングM1及び従マーキングM2が移動している方向と移動量を明確に判別することが可能となり、振り子運動の振幅と振り子運動の方向を検出する精度を向上させることが可能となる。
(5)ブーム203が基台に対して起伏している角度を検出する起伏角度検出部4を備える。これに加え、作動制御部13が、起伏角度検出部4が検出した角度が閾値角度以上である場合に、荷振れを抑制するようにブーム203を起伏させる動作を制御し、起伏角度検出部4が検出した角度が閾値角度未満である場合に、荷振れを抑制するようにブーム203を伸縮させる動作を制御する。
その結果、ブーム203が基台に対して起伏している角度に応じて、荷振れを抑制するために効果的なブーム203の動作を制御することが可能となる。
その結果、ブーム203が基台に対して起伏している角度に応じて、荷振れを抑制するために効果的なブーム203の動作を制御することが可能となる。
(6)作動制御部13が、ブーム203が動作を開始したときと、ブーム203が動作を継続しているときと、ブーム203が動作を停止しているときとに応じて、異なる制御を行う。
その結果、ブーム203の作動状態に応じて、荷振れを抑制するために効果的なブーム203の動作を制御することが可能となる。
その結果、ブーム203の作動状態に応じて、荷振れを抑制するために効果的なブーム203の動作を制御することが可能となる。
(7)作動制御部13が、荷物及びフック204の重心位置を算出する。これに加え、作動制御部13が、算出した重心位置に応じて、荷振れを抑制するように、ブーム203を起伏させる動作と、ブーム203を旋回させる動作と、ブーム203を伸縮させる動作とのうち少なくとも一つを制御する。
その結果、荷物及びフック204の重心位置に応じて、荷振れを抑制するために効果的なブーム203の動作を制御することが可能となる。
その結果、荷物及びフック204の重心位置に応じて、荷振れを抑制するために効果的なブーム203の動作を制御することが可能となる。
また、第一実施形態のクレーン200であれば、以下の作用及び効果を奏することが可能である。
(8)クレーン200が備える荷振抑制装置1が、モノラル撮像部2と、モノラル画像処理部11と、姿勢監視部12と、作動制御部13を備える。
(8)クレーン200が備える荷振抑制装置1が、モノラル撮像部2と、モノラル画像処理部11と、姿勢監視部12と、作動制御部13を備える。
このため、振り子運動の振幅と方向とをモノラル撮像部2が撮像した画像を用いて演算するとともに、振り子運動の速度を振り子運動の振幅から演算することが可能となる。
その結果、演算負荷の増加を抑制するとともに、荷振れを抑制することが可能なクレーン200を提供することが可能となる。
その結果、演算負荷の増加を抑制するとともに、荷振れを抑制することが可能なクレーン200を提供することが可能となる。
<第一実施形態の変形例>
(1)第一実施形態では、モノラル撮像部2が、無線通信によりモノラル画像データ信号をメインコントローラ10へ送信する構成としたが、これに限定するものではない。すなわち、モノラル撮像部2が、有線通信によりモノラル画像データ信号をメインコントローラ10へ送信する構成としてもよい。
(1)第一実施形態では、モノラル撮像部2が、無線通信によりモノラル画像データ信号をメインコントローラ10へ送信する構成としたが、これに限定するものではない。すなわち、モノラル撮像部2が、有線通信によりモノラル画像データ信号をメインコントローラ10へ送信する構成としてもよい。
(第二実施形態)
以下、本発明の第二実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
以下、本発明の第二実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
<構成>
図1から図3を参照しつつ、図4を用いて、第二実施形態の構成を説明する。なお、図中及び以降の説明では、上述した第一実施形態と同様の構成について、同一の符合を付して示す。また、以降の説明では、上述した第一実施形態と同様の構成については、説明を省略する場合がある。
図1から図3を参照しつつ、図4を用いて、第二実施形態の構成を説明する。なお、図中及び以降の説明では、上述した第一実施形態と同様の構成について、同一の符合を付して示す。また、以降の説明では、上述した第一実施形態と同様の構成については、説明を省略する場合がある。
第二実施形態の構成は、荷振抑制装置1の構成を除き、第一実施形態と同様の構成と同様である。
(荷振抑制装置)
荷振抑制装置1は、図4に示すように、ステレオ撮像部7と、ブーム長さ検出部3と、起伏角度検出部4と、ブーム旋回角検出部5と、メインコントローラ10を備える。なお、ブーム長さ検出部3と、起伏角度検出部4と、ブーム旋回角検出部5の構成については、上述した第一実施形態と同様であるため、説明を省略する。
荷振抑制装置1は、図4に示すように、ステレオ撮像部7と、ブーム長さ検出部3と、起伏角度検出部4と、ブーム旋回角検出部5と、メインコントローラ10を備える。なお、ブーム長さ検出部3と、起伏角度検出部4と、ブーム旋回角検出部5の構成については、上述した第一実施形態と同様であるため、説明を省略する。
(ステレオ撮像部)
ステレオ撮像部7は、二つのカメラを備えるステレオカメラを用いて形成されており、ブーム203の先端に配置されている。
ステレオ撮像部7が備える二つのカメラは、それぞれ、撮像方向が下方を向いている。すなわち、ステレオ撮像部7の撮像方向は、フック204の上面に向けられている。
二つのカメラは、ブーム203の長さ方向に沿って配列されている。
また、ステレオ撮像部7は、撮像したステレオ画像データを含むステレオ画像データ信号を、無線通信により、メインコントローラ10へ送信する。
ステレオ撮像部7は、二つのカメラを備えるステレオカメラを用いて形成されており、ブーム203の先端に配置されている。
ステレオ撮像部7が備える二つのカメラは、それぞれ、撮像方向が下方を向いている。すなわち、ステレオ撮像部7の撮像方向は、フック204の上面に向けられている。
二つのカメラは、ブーム203の長さ方向に沿って配列されている。
また、ステレオ撮像部7は、撮像したステレオ画像データを含むステレオ画像データ信号を、無線通信により、メインコントローラ10へ送信する。
(メインコントローラ)
メインコントローラ10は、ステレオ画像処理部14と、姿勢監視部12と、作動制御部13を備える。なお、作動制御部13の構成については、上述した第一実施形態と同様であるため、説明を省略する。
また、メインコントローラ10は、クレーン200が備える各種アクチュエータを動作させるために、バルブユニットBUへ指令信号を出力する。
メインコントローラ10は、ステレオ画像処理部14と、姿勢監視部12と、作動制御部13を備える。なお、作動制御部13の構成については、上述した第一実施形態と同様であるため、説明を省略する。
また、メインコントローラ10は、クレーン200が備える各種アクチュエータを動作させるために、バルブユニットBUへ指令信号を出力する。
(ステレオ画像処理部)
ステレオ画像処理部14は、ステレオ画像データ信号が含むステレオ画像データのうち、フック204を撮像した画像を用いて、振り子に発生している振り子運動の振幅と、振り子運動の方向とを検出する。
ステレオ画像処理部14は、ステレオ画像データ信号が含むステレオ画像データのうち、フック204を撮像した画像を用いて、振り子に発生している振り子運動の振幅と、振り子運動の方向とを検出する。
振り子運動の振幅と方向は、まず、フック204に発生している振り子運動の振幅と、フック204に発生している振り子運動の方向とを、フック204を撮像した画像に対する画像処理によって認識することで検出する。
振り子運動の振幅は、ステレオ撮像部7が撮像した画像の上下方向(例えば、ブーム203の旋回方向と平行な方向)への振幅と、ステレオ撮像部7が撮像した画像の左右方向(例えば、ブーム203の長さ方向と平行な方向)への振幅を含む。
振り子運動の方向は、ステレオ撮像部7が撮像した画像の上下方向(例えば、ブーム203の旋回方向と平行な方向)と、ステレオ撮像部7が撮像した画像の左右方向(例えば、ブーム203の長さ方向と平行な方向)を含む。
振り子運動の振幅は、ステレオ撮像部7が撮像した画像の上下方向(例えば、ブーム203の旋回方向と平行な方向)への振幅と、ステレオ撮像部7が撮像した画像の左右方向(例えば、ブーム203の長さ方向と平行な方向)への振幅を含む。
振り子運動の方向は、ステレオ撮像部7が撮像した画像の上下方向(例えば、ブーム203の旋回方向と平行な方向)と、ステレオ撮像部7が撮像した画像の左右方向(例えば、ブーム203の長さ方向と平行な方向)を含む。
なお、フック204を撮像した画像に対する画像処理は、フック204を撮像した画像が含む、主マーキングM1及び従マーキングM2を参照して行う。
さらに、ステレオ画像処理部14は、二つのカメラがそれぞれ撮像したフック204の画像を用いて、ブーム203の先端とフック204との距離を検出する。すなわち、ステレオ画像処理部14は、ブーム203の先端とフック204との距離を検出することで、ブーム203の先端から繰り出されているロープ(ワイヤロープ206)の長さを検出する。
また、ステレオ画像処理部14は、検出した振り子運動の振幅を含む振幅信号を、姿勢監視部12と作動制御部13へ送信する。さらに、ステレオ画像処理部14は、検出した振り子運動の方向を含む方向信号を、姿勢監視部12と作動制御部13へ送信する。これに加え、ステレオ画像処理部14は、検出したワイヤロープ206の長さを含む繰り出し長さ信号を、姿勢監視部12へ送信する。
さらに、ステレオ画像処理部14は、二つのカメラがそれぞれ撮像したフック204の画像を用いて、ブーム203の先端とフック204との距離を検出する。すなわち、ステレオ画像処理部14は、ブーム203の先端とフック204との距離を検出することで、ブーム203の先端から繰り出されているロープ(ワイヤロープ206)の長さを検出する。
また、ステレオ画像処理部14は、検出した振り子運動の振幅を含む振幅信号を、姿勢監視部12と作動制御部13へ送信する。さらに、ステレオ画像処理部14は、検出した振り子運動の方向を含む方向信号を、姿勢監視部12と作動制御部13へ送信する。これに加え、ステレオ画像処理部14は、検出したワイヤロープ206の長さを含む繰り出し長さ信号を、姿勢監視部12へ送信する。
(姿勢監視部)
姿勢監視部12は、振幅信号と、方向信号と、繰り出し長さ信号を参照して、フック204に吊られている荷物に発生している荷振れの周期と速度を演算する。
具体的には、ステレオ画像処理部14が検出した振り子運動の振幅及び方向と、ステレオ画像処理部14が検出したワイヤロープ206の長さとを用い、さらに、公知の原理である「振り子の原理」に基づいて、荷振れの周期と速度を演算する。
また、姿勢監視部12は、フック204に吊られている荷物に発生している荷振れの周期を含む周期信号を、作動制御部13へ送信する。さらに、姿勢監視部12は、フック204に吊られている荷物に発生している荷振れの速度を含む速度信号を、作動制御部13へ送信する。
姿勢監視部12は、振幅信号と、方向信号と、繰り出し長さ信号を参照して、フック204に吊られている荷物に発生している荷振れの周期と速度を演算する。
具体的には、ステレオ画像処理部14が検出した振り子運動の振幅及び方向と、ステレオ画像処理部14が検出したワイヤロープ206の長さとを用い、さらに、公知の原理である「振り子の原理」に基づいて、荷振れの周期と速度を演算する。
また、姿勢監視部12は、フック204に吊られている荷物に発生している荷振れの周期を含む周期信号を、作動制御部13へ送信する。さらに、姿勢監視部12は、フック204に吊られている荷物に発生している荷振れの速度を含む速度信号を、作動制御部13へ送信する。
<動作>
第二実施形態の動作は、上述した第一実施形態と同様であるため、説明を省略する。
第二実施形態の動作は、上述した第一実施形態と同様であるため、説明を省略する。
なお、上述した第一実施形態及び第二実施形態は、本発明の一例であり、本発明は、上述した第一実施形態及び第二実施形態に限定されることはない。そして、本発明は、上述した第一実施形態及び第二実施形態以外の形態であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
<請求項との対応>
ステレオ画像処理部14は、ステレオ撮像部7が備える二つのカメラがそれぞれ撮像したフック204の画像を用いて、ブーム203の先端とフック204との距離を検出するフック距離検出部に対応する。
姿勢監視部12は、フック距離検出部(ステレオ画像処理部14)が検出したブーム203の先端とフック204との距離を用いて、荷振れの速度を演算する荷振速度演算部に対応する。
ステレオ画像処理部14は、ステレオ撮像部7が備える二つのカメラがそれぞれ撮像したフック204の画像を用いて、ブーム203の先端とフック204との距離を検出するフック距離検出部に対応する。
姿勢監視部12は、フック距離検出部(ステレオ画像処理部14)が検出したブーム203の先端とフック204との距離を用いて、荷振れの速度を演算する荷振速度演算部に対応する。
<第二実施形態の作用及び効果>
第二の荷振抑制装置1であれば、以下の作用及び効果を奏することが可能である。
第二の荷振抑制装置1であれば、以下の作用及び効果を奏することが可能である。
(1)ステレオ撮像部7が備える二つのカメラが、ブーム203の長さ方向に沿って配列されている。これに加え、二つのカメラがそれぞれ撮像したフック204の画像を用いて、ブーム203の先端とフック204との距離を検出するフック距離検出部(ステレオ画像処理部14)を備える。さらに、フック距離検出部(ステレオ画像処理部14)が検出した距離を用いて、荷振れの速度を演算する荷振速度演算部(姿勢監視部12)を備える。
その結果、ステレオ撮像部7が撮像した画像を用いて、ブーム203の先端とフック204との距離を検出することが可能となるため、ブーム203の先端とフック204との距離を物理的に検出する構成と比較して、構成を簡略化することが可能となる。
その結果、ステレオ撮像部7が撮像した画像を用いて、ブーム203の先端とフック204との距離を検出することが可能となるため、ブーム203の先端とフック204との距離を物理的に検出する構成と比較して、構成を簡略化することが可能となる。
<第二実施形態の変形例>
(1)第一実施形態では、ステレオ撮像部7が、無線通信によりステレオ画像データ信号をメインコントローラ10へ送信する構成としたが、これに限定するものではない。すなわち、ステレオ撮像部7が、有線通信によりステレオ画像データ信号をメインコントローラ10へ送信する構成としてもよい。
(1)第一実施形態では、ステレオ撮像部7が、無線通信によりステレオ画像データ信号をメインコントローラ10へ送信する構成としたが、これに限定するものではない。すなわち、ステレオ撮像部7が、有線通信によりステレオ画像データ信号をメインコントローラ10へ送信する構成としてもよい。
(その他の実施形態)
上記のように、本発明の実施形態を記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から、当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
その他、上記の実施形態において説明される各構成を任意に応用した構成等、本発明は、ここでは記載していない様々な実施形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ、定められるものである。
上記のように、本発明の実施形態を記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から、当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
その他、上記の実施形態において説明される各構成を任意に応用した構成等、本発明は、ここでは記載していない様々な実施形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ、定められるものである。
1 荷振抑制装置
2 モノラル撮像部
3 ブーム長さ検出部
4 起伏角度検出部
5 ブーム旋回角検出部
6 繰り出し長さ検出部
7 ステレオ撮像部
10 メインコントローラ
11 モノラル画像処理部
12 姿勢監視部
13 作動制御部
14 ステレオ画像処理部
100 クレーン搭載車両
101 荷台
102 運転室
103 シャーシフレーム
200 クレーン
201 ベース
202 コラム
203 ブーム
204 フック
205 アウトリガ
206 ワイヤロープ
M1 主マーキング
M2 従マーキング
BU バルブユニット
2 モノラル撮像部
3 ブーム長さ検出部
4 起伏角度検出部
5 ブーム旋回角検出部
6 繰り出し長さ検出部
7 ステレオ撮像部
10 メインコントローラ
11 モノラル画像処理部
12 姿勢監視部
13 作動制御部
14 ステレオ画像処理部
100 クレーン搭載車両
101 荷台
102 運転室
103 シャーシフレーム
200 クレーン
201 ベース
202 コラム
203 ブーム
204 フック
205 アウトリガ
206 ワイヤロープ
M1 主マーキング
M2 従マーキング
BU バルブユニット
Claims (9)
- 作業機の基台へ取り付けられ、且つ前記基台に対して起伏及び旋回が可能なブームと、
前記ブームの先端から繰り出されるロープと、
前記ロープの先端に取り付けられ、且つ荷物を吊ることが可能なフックと、
前記ブームに固定され、且つ撮像方向が常に鉛直方向で下方に向いて前記フックを上方から撮像することが可能な撮像部と、
前記撮像部が撮像した前記フックの画像を用いて、荷物を吊っている前記フックと前記ブームの先端から繰り出されている前記ロープとによって形成されている振り子に発生している振り子運動の振幅と、前記振り子運動の方向と、を検出するフック挙動検出部と、
前記フック挙動検出部が検出した前記振幅及び前記方向を用いて、前記フックに吊られている荷物に発生している荷振れの速度を演算する荷振速度演算部と、
前記フック挙動検出部が検出した前記振幅及び前記方向と、前記荷振速度演算部が演算した荷振れの速度と、を用いて、前記荷振れを抑制するように前記ブームを起伏させる動作と、前記荷振れを抑制するように前記ブームを旋回させる動作と、前記荷振れを抑制するように前記ブームを伸縮させる動作と、のうち少なくとも一つを制御するブーム挙動制御部と、を備える荷振抑制装置。 - 前記ブームの先端から繰り出されている前記ロープの長さを検出する繰り出し長さ検出部をさらに備え、
前記荷振速度演算部は、前記繰り出し長さ検出部が検出した前記長さを用いて、前記荷振れの速度を演算する請求項1に記載した荷振抑制装置。 - 前記撮像部は、ステレオカメラを用いて形成され、
前記ステレオカメラが備える二つのカメラは、前記ブームの長さ方向に沿って配列され、
前記二つのカメラがそれぞれ撮像した前記フックの画像を用いて、前記ブームの先端と前記フックとの距離を検出するフック距離検出部をさらに備え、
前記荷振速度演算部は、前記フック距離検出部が検出した前記距離を用いて、前記荷振れの速度を演算する請求項1又は請求項2に記載した荷振抑制装置。 - 前記フックの上面に、主マーキングが形成され、
前記フックを上方から見て、前記主マーキングの外周部の形状は、前記フックの外周部の形状と異なる形状である請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載した荷振抑制装置。 - 前記フックの上面に、前記主マーキングと連続する二つの従マーキングが形成され、
前記二つの従マーキングは、前記主マーキングを間に挟んで前記ブームの長さ方向に沿って配列されている請求項4に記載した荷振抑制装置。 - 前記ブームが前記基台に対して起伏している角度を検出する起伏角度検出部を備え、
前記ブーム挙動制御部は、前記起伏角度検出部が検出した角度が予め設定した閾値角度以上である場合に、前記荷振れを抑制するように前記ブームを起伏させる動作を制御し、前記起伏角度検出部が検出した角度が前記閾値角度未満である場合に、前記荷振れを抑制するように前記ブームを伸縮させる動作を制御する請求項1から請求項5のうちいずれか1項に記載した荷振抑制装置。 - 前記ブーム挙動制御部は、前記ブームが動作を開始したときと、前記ブームが動作を継続しているときと、前記ブームが動作を停止しているときと、に応じて、異なる制御を行う請求項1から請求項6のうちいずれか1項に記載した荷振抑制装置。
- 前記ブーム挙動制御部は、前記荷物及び前記フックの重心位置を算出し、前記算出した重心位置に応じて、前記荷振れを抑制するように前記ブームを起伏させる動作と、前記荷振れを抑制するように前記ブームを旋回させる動作と、前記荷振れを抑制するように前記ブームを伸縮させる動作と、のうち少なくとも一つを制御する請求項1から請求項7のうちいずれか1項に記載した荷振抑制装置。
- 請求項1から請求項8のうちいずれか1項に記載した荷振抑制装置を備えるクレーン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022032091A JP2023128041A (ja) | 2022-03-02 | 2022-03-02 | 荷振抑制装置、荷振抑制装置を備えるクレーン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022032091A JP2023128041A (ja) | 2022-03-02 | 2022-03-02 | 荷振抑制装置、荷振抑制装置を備えるクレーン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023128041A true JP2023128041A (ja) | 2023-09-14 |
Family
ID=87972710
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022032091A Pending JP2023128041A (ja) | 2022-03-02 | 2022-03-02 | 荷振抑制装置、荷振抑制装置を備えるクレーン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2023128041A (ja) |
-
2022
- 2022-03-02 JP JP2022032091A patent/JP2023128041A/ja active Pending
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