JP2023127394A - エレベーターシステム及びエレベーター制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】非接触操作が可能な表示パネルで行先階の登録が可能な操作盤を備えたエレベーターとして、登録階の解除操作が適切に行えるようにする。
【解決手段】操作盤として、表示パネルの非接触操作を検出する入力判定部と、入力判定部で検出した操作に基づいた情報をエレベーター制御装置に送信する入力情報送信部と、エレベーター制御装置から受信した登録階を、表示パネルの登録階表示エリアに表示させる登録階表示処理部とを備える。登録階表示処理部は、入力判定部が登録階表示エリアに表示された登録階の非接触操作による選択を検出後、登録階表示エリアで非接触操作を検出している間は、登録階表示の更新を停止するようにした。
【選択図】図1
【解決手段】操作盤として、表示パネルの非接触操作を検出する入力判定部と、入力判定部で検出した操作に基づいた情報をエレベーター制御装置に送信する入力情報送信部と、エレベーター制御装置から受信した登録階を、表示パネルの登録階表示エリアに表示させる登録階表示処理部とを備える。登録階表示処理部は、入力判定部が登録階表示エリアに表示された登録階の非接触操作による選択を検出後、登録階表示エリアで非接触操作を検出している間は、登録階表示の更新を停止するようにした。
【選択図】図1
Description
本発明は、エレベーターシステム及びエレベーター制御方法に関する。
従来、エレベーターの乗りかご内には、操作盤として、停止できる階に対応した停止階登録ボタンが配置され、乗りかごに乗り込んだ利用者は、目的階の停止階登録ボタンを押す操作を行っている。例えば、10階が目的階のとき、利用者は、停止できる階床に対応して多数配置された停止階登録ボタンの中から、10階の停止階登録ボタンを押す操作を行っている。
10階の停止階登録ボタンが押されることで、押された10階の停止階登録ボタンの表示色が目立つ色に変化し、10階が停止階として登録されたことが判るようにしている。
10階の停止階登録ボタンが押されることで、押された10階の停止階登録ボタンの表示色が目立つ色に変化し、10階が停止階として登録されたことが判るようにしている。
このような従来の停止階登録ボタンを高度化したものとして、表示機能付きのタッチパネルを乗りかご内に操作盤として配置することが提案されている。また、近年の感染症対策として、タッチパネルを非接触型のパネルとすることが提案されている。非接触型のパネルは、表示パネルに表示されたボタンに、利用者が指を近づけることで、操作されるものである。
特許文献1には、乗りかご内の操作盤を非接触式操作盤で構成し、非接触式操作盤が備える複数のセンサで非接触の操作を検出すると共に、センサが第1閾値時間まで連続して操作を検出したとき、センサに対応した行先階を登録し、第2閾値時間まで連続して操作を検出したとき、行先階の登録を解除する技術が記載されている。
エレベーターの操作盤として、目的階の登録ボタンが並んで配置された一般的なものの場合、既に登録済みの目的階の登録ボタンの長押しなどの通常とは異なる操作で、該当する目的階の登録が解除できるものがある。
また、非接触操作が可能な操作盤であっても、特許文献1に記載されたように、行先階ボタンを通常よりも長い時間連続して非接触操作することで、登録階を解除できることが知られている。
また、非接触操作が可能な操作盤であっても、特許文献1に記載されたように、行先階ボタンを通常よりも長い時間連続して非接触操作することで、登録階を解除できることが知られている。
従来の操作盤における登録済みの目的階(登録階)の告知は、該当する階の登録ボタン自身の点灯により行うようにしてあり、特許文献1に記載の非接触操作型の操作盤でも、目的階の数字に隣接した切り線などの点灯により目的階を告知するようにしている。
一方、乗りかご内の操作盤が表示パネルを備える場合には、表示の自由度が向上するため、目的階の登録操作を行うエリアと、登録済みの目的階である登録階の表示エリアとを分けることで、操作性や視認性を向上させることができる。例えば、目的階の登録操作を行うエリアについては、0から9までの数字が並んだ、いわゆるテンキー表示を行うなど、操作性を向上させたボタン配置とすることができる。
ところが、テンキー表示などを行って操作性を向上させた場合、個々のボタンと各階床とが1対1で対応していないため、登録ボタンの長押しで登録階の解除を行うという操作ができないという問題があった。また、登録階の解除が行われた際に、そのことを操作者に適切に告知することが難しいという問題があった。
このように、従来、テンキーで目的階の登録操作を行う構成とした場合、操作者にとって、感覚的にわかりやすい登録階の解除操作を行うのが困難であった。
ところが、テンキー表示などを行って操作性を向上させた場合、個々のボタンと各階床とが1対1で対応していないため、登録ボタンの長押しで登録階の解除を行うという操作ができないという問題があった。また、登録階の解除が行われた際に、そのことを操作者に適切に告知することが難しいという問題があった。
このように、従来、テンキーで目的階の登録操作を行う構成とした場合、操作者にとって、感覚的にわかりやすい登録階の解除操作を行うのが困難であった。
本発明は、非接触操作が可能な表示パネルで行先階の登録が可能な操作盤を備えた場合に、登録階の解除操作を適切に行うことができるエレベーターシステム及びエレベーター制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、例えば請求の範囲に記載の構成を採用する。
本願は、上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、表示パネルで行先階の登録が可能な操作盤を備えたエレベーターシステムにおいて、
操作盤は、
表示パネルの非接触操作を検出する入力判定部と、
入力判定部で検出した操作に基づいた情報をエレベーター制御装置に送信する入力情報送信部と、
エレベーター制御装置から受信した登録階を、表示パネルの登録階表示エリアに表示させる登録階表示処理部と、を備え、
登録階表示処理部は、入力判定部が登録階表示エリアに表示された登録階の非接触操作による選択を検出後、登録階表示エリアで非接触操作を検出している間は、登録階表示の更新を停止するようにした。
本願は、上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、表示パネルで行先階の登録が可能な操作盤を備えたエレベーターシステムにおいて、
操作盤は、
表示パネルの非接触操作を検出する入力判定部と、
入力判定部で検出した操作に基づいた情報をエレベーター制御装置に送信する入力情報送信部と、
エレベーター制御装置から受信した登録階を、表示パネルの登録階表示エリアに表示させる登録階表示処理部と、を備え、
登録階表示処理部は、入力判定部が登録階表示エリアに表示された登録階の非接触操作による選択を検出後、登録階表示エリアで非接触操作を検出している間は、登録階表示の更新を停止するようにした。
本発明によれば、登録階表示エリアに表示された登録階の非接触操作による選択で、登録階のキャンセル操作を行ったとき、その操作を検出している間は登録階表示の更新が抑止されるため、登録階のキャンセル操作が受け付けられたことが明確に操作者などにわかり、操作性や視認性を向上させた表示が可能になる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
以下、本発明の一実施の形態例(以下、「本例」と称する)によるエレベーターシステムを、添付図面を参照して説明する。
[エレベーターシステムの構成]
図1は、本例のエレベーターシステムの構成を示す。
本例のエレベーターシステムは、図1に示すように、エレベーター制御装置10と、行先階登録装置20とを有する。行先階登録装置20は乗りかごに設置される。また、図1に示すエレベーター制御装置10の構成は、行先階と登録階の設定に関する構成のみを示し、乗りかごの走行制御などのその他の構成は省略している。
図1は、本例のエレベーターシステムの構成を示す。
本例のエレベーターシステムは、図1に示すように、エレベーター制御装置10と、行先階登録装置20とを有する。行先階登録装置20は乗りかごに設置される。また、図1に示すエレベーター制御装置10の構成は、行先階と登録階の設定に関する構成のみを示し、乗りかごの走行制御などのその他の構成は省略している。
エレベーター制御装置10は、各階の乗場におけるかご呼ボタンの操作や、乗りかご内での停止階の登録操作に基づいて、巻き上げ機による乗りかごの走行(昇降)を制御する。
行先階登録装置20は、乗りかご内に配置され、乗りかごに設置された操作盤に配置された非接触入力機能付き表示パネル41(図3)における表示を制御する。また、行先階登録装置20は、表示パネル41に接近した指などでの非接触入力を検出してエレベーター制御装置10に指示を送る。
非接触入力の検出は、非接触センサ42により行われる。表示パネル41は、行先階登録エリア41aと、登録階表示エリア41bとを有する。以下の説明で入力操作という場合には、基本的に非接触での入力操作を示すが、表示パネル41の表面を指で直接タッチした操作を含むこともある。
行先階登録装置20は、乗りかご内に配置され、乗りかごに設置された操作盤に配置された非接触入力機能付き表示パネル41(図3)における表示を制御する。また、行先階登録装置20は、表示パネル41に接近した指などでの非接触入力を検出してエレベーター制御装置10に指示を送る。
非接触入力の検出は、非接触センサ42により行われる。表示パネル41は、行先階登録エリア41aと、登録階表示エリア41bとを有する。以下の説明で入力操作という場合には、基本的に非接触での入力操作を示すが、表示パネル41の表面を指で直接タッチした操作を含むこともある。
なお、行先階は、エレベーターの乗りかごに乗車した利用者が降りる目的階を示し、登録階は、その行先階としてエレベーター制御装置10に登録された階を示す。つまり、利用者は、乗りかご内の操作盤で目的階を入力して、目的階を設定する操作を行うことで、目的階がエレベーター制御装置10に登録されると共に、表示パネル41が登録階を表示し、乗りかごは登録階に停止する。但し、乗りかごは、乗場でのかご呼びなどで登録階以外に停止する場合もある。
行先階登録装置20の構成について説明すると、行先階登録装置20は、入力処理部21、入力判定部22、入力情報送信部23、登録階表示処理部24、登録階表示エリア更新部25、画面モード判定部26、及び行先階登録エリア更新部27を備える。
入力処理部21は、非接触センサ42による表示パネル41への非接触での指などの検出状態の情報を入力処理する。
入力判定部22は、入力処理部21で入力処理した検出状態の情報を取得し、表示パネル41のどの表示箇所に指などが接近して非接触操作が行われたかを判定する。
入力情報送信部23は、入力判定部22で判定した非接触操作についての情報をエレベーター制御装置10に送信する入力情報送信処理を行う。
入力判定部22は、入力処理部21で入力処理した検出状態の情報を取得し、表示パネル41のどの表示箇所に指などが接近して非接触操作が行われたかを判定する。
入力情報送信部23は、入力判定部22で判定した非接触操作についての情報をエレベーター制御装置10に送信する入力情報送信処理を行う。
登録階表示処理部24は、エレベーター制御装置10で設定した登録階についての情報を受信し、登録階を階床順に表示させる登録階表示処理を行う。
登録階表示エリア更新部25は、表示パネル41の登録階表示エリア41bの表示を、登録階表示処理部24における処理に基づいて更新する。
登録階表示エリア更新部25は、表示パネル41の登録階表示エリア41bの表示を、登録階表示処理部24における処理に基づいて更新する。
画面モード判定部26は、表示パネル41の行先階登録エリア41aの表示画面のモードが、階床選択モードとテンキー入力モードのいずれであるかを判定する。階床選択モードとテンキー入力モードの具体的な表示例については後述する(図4)。この画面モード判定部26におけるモード判定は、エレベーター制御装置10からの指示と、入力判定部22の入力判定に基づいて行われる。
行先階登録エリア更新部27は、表示パネル41の行先階登録エリア41aの表示を、画面モード判定部26が判定したモードに更新する。
行先階登録エリア更新部27は、表示パネル41の行先階登録エリア41aの表示を、画面モード判定部26が判定したモードに更新する。
エレベーター制御装置10は、初期設定表示情報保持部11、表示情報処理部12、表示情報送信部13、及び行先階登録/取消処理部14を備える。
初期設定表示情報保持部11は、表示パネル41の行先階登録エリア41aの初期設定情報を保持する。
表示情報処理部12は、初期設定表示情報保持部11が保持した行先階についての初期情報に基づいて、行先階や登録階として表示させる表示情報処理を行う。
初期設定表示情報保持部11は、表示パネル41の行先階登録エリア41aの初期設定情報を保持する。
表示情報処理部12は、初期設定表示情報保持部11が保持した行先階についての初期情報に基づいて、行先階や登録階として表示させる表示情報処理を行う。
表示情報処理部12で得られた表示情報は、表示情報送信部13から行先階登録装置20の登録階表示処理部24と画面モード判定部26とに送信される。ここで、表示情報送信部13には、行先階登録/取消処理部14からの行先階の登録と取消の情報が供給され、行先階の登録又は取消があったとき、表示情報送信部13が送信する表示情報に該当する登録又は取消を反映させる。
行先階登録/取消処理部14は、行先階登録装置20の入力情報送信部23からの情報を受信して、乗りかごでの行先階の登録や取消の操作を判定する。
行先階登録/取消処理部14は、行先階登録装置20の入力情報送信部23からの情報を受信して、乗りかごでの行先階の登録や取消の操作を判定する。
[行先階登録装置のハードウェア構成例]
図2は、行先階登録装置20をコンピュータで構成した場合のハードウェア構成例を示す。
コンピュータ装置で構成された行先階登録装置20は、バスにそれぞれ接続された、CPU(Central Processing Unit)20a、主記憶部20b、不揮発性ストレージ20c、ネットワークインタフェース20d、入力部20e、及び出力部20fを備える。
図2は、行先階登録装置20をコンピュータで構成した場合のハードウェア構成例を示す。
コンピュータ装置で構成された行先階登録装置20は、バスにそれぞれ接続された、CPU(Central Processing Unit)20a、主記憶部20b、不揮発性ストレージ20c、ネットワークインタフェース20d、入力部20e、及び出力部20fを備える。
CPU20aは、行先階登録装置20が行う機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを主記憶部20b又は不揮発性ストレージ20cから読み出して実行する演算処理部である。
CPU20aが主記憶部20b又は不揮発性ストレージ20cからプログラムコードを読み出して、主記憶部20bのワークエリアで演算処理を実行することで、主記憶部20bに様々な処理機能部が構成される。すなわち、主記憶部20bには、図1に示す登録階表示処理部24や画面モード判定部26などの各処理部が構成される。
CPU20aが主記憶部20b又は不揮発性ストレージ20cからプログラムコードを読み出して、主記憶部20bのワークエリアで演算処理を実行することで、主記憶部20bに様々な処理機能部が構成される。すなわち、主記憶部20bには、図1に示す登録階表示処理部24や画面モード判定部26などの各処理部が構成される。
不揮発性ストレージ20cには、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、メモリカードなどの大容量情報記憶媒体が用いられる。不揮発性ストレージ20cには、行先階登録装置20が持つ機能を実現するソフトウェアと、そのプログラムの実行で得られたデータ、並びに表示画面設定に必要なデータが記憶される。
ネットワークインタフェース20dには、例えば、NIC(Network Interface Card)などが用いられ、エレベーター制御装置10などの他の装置とのデータの送受信が行われる。
入力部20eは、非接触センサ42の検出状態に関する情報の入力処理を行う。
出力部20fは、表示パネル41の行先階登録エリア41a及び登録階表示エリア41bに表示データを供給する。
入力部20eは、非接触センサ42の検出状態に関する情報の入力処理を行う。
出力部20fは、表示パネル41の行先階登録エリア41a及び登録階表示エリア41bに表示データを供給する。
なお、行先階登録装置20を図2に示すコンピュータで構成するのは一例であり、コンピュータ以外のその他の演算処理装置で構成してもよい。例えば、行先階登録装置20が行う機能の一部または全部を、FPGA(Field Programmable Gate Array)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)などのハードウェアによって実現してもよい。
[乗りかご内の表示パネルの配置例]
図3は、本例のエレベーターシステムが備える乗りかご50内に、表示パネル41を設置した例を示す。
図3は、乗りかご50のドア51の近傍を、乗りかご50の内部から見た図である。ドア51の左側及び右側には、ドア脇側板52及び53が配置される。ここで、ドア51の右側のドア脇側板53には、操作盤40が配置されている。
図3は、本例のエレベーターシステムが備える乗りかご50内に、表示パネル41を設置した例を示す。
図3は、乗りかご50のドア51の近傍を、乗りかご50の内部から見た図である。ドア51の左側及び右側には、ドア脇側板52及び53が配置される。ここで、ドア51の右側のドア脇側板53には、操作盤40が配置されている。
操作盤40には、表示パネル41と非接触センサ42とが配置されている。非接触センサ42は、表示パネル41の表面近傍に接近した指、又はタッチした指などを検出する。また、操作盤40の表示パネル41の下側には、カードリーダ32が配置されている。このカードリーダ32は、例えば乗客が所持したカードを認証して、セキュリティが設定された階床を行先階として登録する場合に利用される。
表示パネル41は、液晶表示パネルや有機EL(organic electro-luminescence)パネルで構成され、ドア脇側板53の横幅に収まるサイズで縦長に配置されている。表示パネル41は、後述する表示例で説明するように文字や数字、各種図形を表示可能である。そして、非接触センサ42は、例えば赤外線センサで構成され、表示パネル41の左端に配置されて、表示パネル41の表面に指などが接近したことを検出する。
図3の例では、非接触センサ42は、表示パネル41の表面から若干突出した状態で配置され、赤外線などで表示パネル41の表面をスキャンすることが可能になっている。
非接触センサ42は、例えば表示パネル41の表面から数センチ程度まで手指が接近したことを検出する。このとき、非接触センサ42は、表示パネル41のどの箇所に指などが接近した座標位置も検出する。
非接触センサ42は、例えば表示パネル41の表面から数センチ程度まで手指が接近したことを検出する。このとき、非接触センサ42は、表示パネル41のどの箇所に指などが接近した座標位置も検出する。
なお、非接触センサ42として赤外線センサを使用するのは一例であり、その他のセンサで表示パネル41の表面に接近した指などの物体を検出してもよい。例えば、非接触センサ42は、静電容量値から手指の接近を検出するようにしてもよい。静電容量値を検出する非接触センサは、表示パネル41に一体に組み込まれる。
また、図3の例では、操作盤40として表示パネル41と非接触センサ42とを設置した状態を示しているが、例えばドア開やドア閉を指示するボタンや非常通報ボタンなどを表示パネル41の近傍に配置してもよい。あるいは、ドア開やドア閉を指示するボタンや非常通報ボタンを、表示パネル41に表示するようにしてもよい。
なお、ドア51の右側のドア脇側板53に操作盤40や表示パネル41を配置するのは一例であり、ドア51の左側のドア脇側板52に操作盤40や表示パネル41を配置してもよい。この場合、左右のいずれか一方のドア脇側板52又は53に、操作盤40や表示パネル41を配置してもよいし、左右の双方のドア脇側板52、53に、操作盤40や表示パネル41を配置するようにしてもよい。また、左右の双方のドア脇側板52、53に、操作盤40や表示パネル41を配置する場合、いずれか一方の操作盤40については、乗客のタッチ操作を検出するタッチパネルや押しボタンを備えるようにしてもよい。
また、操作盤40には、操作音や案内音声などを出力するスピーカ(不図示)が配置されている。
また、操作盤40には、操作音や案内音声などを出力するスピーカ(不図示)が配置されている。
[表示パネルの表示形態]
次に、表示パネル41の表示形態について、図4~図7を参照して説明する。
表示パネル41は、既に説明したように、行先階登録エリア41aと登録階表示エリア41bとを有する。図4に示すように、行先階登録エリア41aは表示パネル41の右側の領域に配置され、登録階表示エリア41bは表示パネル41の左側の領域に配置される。登録階表示エリア41bは、縦1列(又は2列)で登録階の数値を表示可能な比較的幅が狭い領域になっており、残りの領域が全て行先階登録エリア41aになる。
なお、それぞれのエリア41a,41bのサイズは可変としてもよい。以下、図4~図7を参照して各種表示形態を詳細に説明する。
次に、表示パネル41の表示形態について、図4~図7を参照して説明する。
表示パネル41は、既に説明したように、行先階登録エリア41aと登録階表示エリア41bとを有する。図4に示すように、行先階登録エリア41aは表示パネル41の右側の領域に配置され、登録階表示エリア41bは表示パネル41の左側の領域に配置される。登録階表示エリア41bは、縦1列(又は2列)で登録階の数値を表示可能な比較的幅が狭い領域になっており、残りの領域が全て行先階登録エリア41aになる。
なお、それぞれのエリア41a,41bのサイズは可変としてもよい。以下、図4~図7を参照して各種表示形態を詳細に説明する。
本例の場合、行先階の入力モードには、階床選択モードと、テンキー入力モードとが用意されている。
図4の左上や右上に示す表示は、階床選択モードでの表示例である。この階床選択モードでは、行先階登録エリア41aに階床を示す行先階の候補のボタンを直接表示して、そのボタンの操作で直接、登録階を設定する。
図4の左上や右上に示す表示は、階床選択モードでの表示例である。この階床選択モードでは、行先階登録エリア41aに階床を示す行先階の候補のボタンを直接表示して、そのボタンの操作で直接、登録階を設定する。
すなわち、行先階登録エリア41aには、ビルの主要階を示す行先階ボタン107と、画面切替ボタン106と、入力案内105とが表示される。
図5の例では、行先階ボタン107として、停止する頻度が高い主要階である、1階(エントランス階)、2階(ロビー階)、地下1階(第4駐車場)、地下2階(第3駐車場)、地下3階(第2駐車場)、及び地下4階(第1駐車場)のボタンのみが表示される。これらの行先階ボタン107に指などが近接して入力操作された場合には、確定操作などを行うことなく直接、操作されたボタンに表示された階床が登録階として確定される。
図5の例では、行先階ボタン107として、停止する頻度が高い主要階である、1階(エントランス階)、2階(ロビー階)、地下1階(第4駐車場)、地下2階(第3駐車場)、地下3階(第2駐車場)、及び地下4階(第1駐車場)のボタンのみが表示される。これらの行先階ボタン107に指などが近接して入力操作された場合には、確定操作などを行うことなく直接、操作されたボタンに表示された階床が登録階として確定される。
画面切替ボタン106には、「一般階のご利用/To all floors」と日本語及び英語で表示され、この画面切替ボタン106の入力操作でテンキーなどのボタンを表示した階床入力モードの表示(図4の下側)に切り替わる。
入力案内105には、「行き先階を入力してください」と日本語で操作を促す表示が行われると共に、「please select a destination floor.」と英語でも同様の表示が行われる。
入力案内105には、「行き先階を入力してください」と日本語で操作を促す表示が行われると共に、「please select a destination floor.」と英語でも同様の表示が行われる。
登録階表示エリア41bには、図4の左下に示すように、登録階列111が縦に一列で表示される。図4の左上や右上の例で、登録階表示エリア41bに何も表示されていないのは、登録階の登録がないことを示す。
登録階列111には、実際のビルでの階床の配列に基づいて、数値が小さい階床の登録階が下から順に昇順で表示される。登録階列111の表示は、実際のビルでの階床の配列に基づいているので、地下階については、下に行くほど階床の数値が大きくなる。
登録階列111には、実際のビルでの階床の配列に基づいて、数値が小さい階床の登録階が下から順に昇順で表示される。登録階列111の表示は、実際のビルでの階床の配列に基づいているので、地下階については、下に行くほど階床の数値が大きくなる。
図4の左下の例は、9個の登録階が登録された状況を示し、登録階表示エリア41bのほぼ全体を使って、9個の階床を表示した登録階列111を示す。
なお、登録階の数が少ない場合には、例えば登録階表示エリア41bの下側から詰めて登録階が表示される。例えば登録階が「6階」と「10階」であるとき、登録階表示エリア41bには、下から詰めて「6」、「10」と表示される。
なお、登録階の数が少ない場合には、例えば登録階表示エリア41bの下側から詰めて登録階が表示される。例えば登録階が「6階」と「10階」であるとき、登録階表示エリア41bには、下から詰めて「6」、「10」と表示される。
また、エレベーターが各階に停止することで、登録階が少なくなったときにも、登録階表示エリア41bには、残りの登録階が下から詰めて表示される。
但し、下側から詰めて表示を行うのは一例であり、例えばほぼ中央にまとめて登録階を表示したり、あるいは、上から詰めて登録階を表示してもよい。後述する図5の例では、ほぼ中央にまとめて登録階を表示する場合を示している。
この登録階表示エリア41bの表示は、階床選択モードの場合とテンキー入力モードの場合とで同じである。
但し、下側から詰めて表示を行うのは一例であり、例えばほぼ中央にまとめて登録階を表示したり、あるいは、上から詰めて登録階を表示してもよい。後述する図5の例では、ほぼ中央にまとめて登録階を表示する場合を示している。
この登録階表示エリア41bの表示は、階床選択モードの場合とテンキー入力モードの場合とで同じである。
図4の右下と左下の表示例は、テンキー入力モードでの表示例である。
テンキー入力モードは、行先階登録エリア41aをテンキー表示として、利用者が数値で階床を入力するモードである。
すなわち、行先階登録エリア41aには、0,1,2,3,・・・,9の10個の数字ボタンと、地下を示す「B」のボタンからなる階床入力ボタン101と、登録ボタン102と、入力済階床103と、取消ボタン104と、入力案内105と、画面切替ボタン106とが表示される。
図4の左下の例では、階床入力ボタン101で「1」と「9」に順に指が接近して、入力済階床103の欄に、「19」が表示された状態を示す。
テンキー入力モードは、行先階登録エリア41aをテンキー表示として、利用者が数値で階床を入力するモードである。
すなわち、行先階登録エリア41aには、0,1,2,3,・・・,9の10個の数字ボタンと、地下を示す「B」のボタンからなる階床入力ボタン101と、登録ボタン102と、入力済階床103と、取消ボタン104と、入力案内105と、画面切替ボタン106とが表示される。
図4の左下の例では、階床入力ボタン101で「1」と「9」に順に指が接近して、入力済階床103の欄に、「19」が表示された状態を示す。
入力案内105では、「行き先階を入力してください」と日本語で操作を促す表示が行われると共に、「please select a destination floor.」と英語でも同様の表示が行われる。
入力済階床103には、階床入力ボタン101で入力された数値や「B」が表示される。「B」のボタンに続いて数値のボタンが押された際には、「B1」のように地下階を示す表示が行われる。
なお、2桁の数値の入力操作や、「B」に続いた数値の入力操作が行われた場合であっても、エレベーターが停止しない階(ビルに存在しない階)が入力されたときには、該当する操作が無効となって、入力された階床は、入力済階床103に表示されない。
入力済階床103には、階床入力ボタン101で入力された数値や「B」が表示される。「B」のボタンに続いて数値のボタンが押された際には、「B1」のように地下階を示す表示が行われる。
なお、2桁の数値の入力操作や、「B」に続いた数値の入力操作が行われた場合であっても、エレベーターが停止しない階(ビルに存在しない階)が入力されたときには、該当する操作が無効となって、入力された階床は、入力済階床103に表示されない。
登録ボタン102は、入力済階床103に表示された階床を、登録階として確定させるボタンである。
取消ボタン104は、入力済階床103に表示された階床を取り消す操作を行うためのボタンである。この取消ボタン104は、常時表示してもよいが、階床入力ボタン101の操作で入力済階床103に階床の入力がある場合にだけ表示してもよい。
画面切替ボタン106は、「主要階のご利用/To main floors」と日本語及び英語で表示し、このボタンの入力操作で主要階のボタンを表示した階床選択モードにおける表示に切り替わる。
登録階表示エリア41bの表示は、階床選択モードと同じである。
取消ボタン104は、入力済階床103に表示された階床を取り消す操作を行うためのボタンである。この取消ボタン104は、常時表示してもよいが、階床入力ボタン101の操作で入力済階床103に階床の入力がある場合にだけ表示してもよい。
画面切替ボタン106は、「主要階のご利用/To main floors」と日本語及び英語で表示し、このボタンの入力操作で主要階のボタンを表示した階床選択モードにおける表示に切り替わる。
登録階表示エリア41bの表示は、階床選択モードと同じである。
次に、図4に示す行先階登録エリア41aの表示変化について説明する。この図4に示す表示変化は、画面モードを操作者の操作による手動操作で切り替える例を示している。
例えば、デフォルト画面が、図4の左上に示す階床選択モードの表示M11である場合には、デフォルト画面に主要階の行先階ボタン107が表示される。この初期画面は、例えば登録階が全く設定されていない状態で、乗りかごのドア51が開いたときの画面である。
例えば、デフォルト画面が、図4の左上に示す階床選択モードの表示M11である場合には、デフォルト画面に主要階の行先階ボタン107が表示される。この初期画面は、例えば登録階が全く設定されていない状態で、乗りかごのドア51が開いたときの画面である。
ここで、図4の左上に示す主要階の行先階ボタン107が表示された表示M11に示すデフォルト画面上で、画面切替ボタン106に指などが接近して、画面切替ボタン106が選択されたとする。このとき、デフォルト画面は、図4の右上に示す表示M12に変化する。表示M12は、指などが接近した画面切替ボタン106は、そのボタンの表示色が変化して、該当するボタンの操作が行われたことがユーザにわかるようになる。
この表示色の変化では、例えば輝度が高い色に変化させて、あたかも該当するボタンが点灯しているように見えるようにすることが好ましい。なお、ここでは画面切替ボタン106の操作が行われた状態を示したが、画面切替ボタン106以外の他のボタンに、指などが接近した場合にも、同様に表示形態が変化する。
この表示色の変化では、例えば輝度が高い色に変化させて、あたかも該当するボタンが点灯しているように見えるようにすることが好ましい。なお、ここでは画面切替ボタン106の操作が行われた状態を示したが、画面切替ボタン106以外の他のボタンに、指などが接近した場合にも、同様に表示形態が変化する。
図4の右上に示す表示M12で画面切替ボタン106が操作されたとき、図4の右下に示す表示M13のように、行先階登録エリア41aは、階床入力ボタン101や登録ボタン102を表示したテンキー入力モードに変化する。
このテンキー入力モードで、行先階の登録が行われることで、図4の左下に示す表示M14のように、登録階表示エリア41bに登録階列111が表示される。
そして、テンキー入力モードで画面切替ボタン106が操作されることで、行先階登録エリア41aは、図4の左上に示す表示M11の階床選択モードに変化する。
このテンキー入力モードで、行先階の登録が行われることで、図4の左下に示す表示M14のように、登録階表示エリア41bに登録階列111が表示される。
そして、テンキー入力モードで画面切替ボタン106が操作されることで、行先階登録エリア41aは、図4の左上に示す表示M11の階床選択モードに変化する。
図5は、登録階表示エリア41bでの登録階の表示の変化例を示す。図5では、行先階登録エリア41aはテンキー入力モードの例を示しているが、図4では、上述したように操作などにより行先階登録エリア41aが階床選択モードに変化する。
まず、図5の左上に示す表示M21は、登録階の個数が4個の場合であり、その4個の登録階「3,2,1,B1」を示す登録階列111を、登録階表示エリア41bのほぼ中央に配置している。このように中央に配置した方が視認性は高まり、表示パネル41が操作盤40の表面より内側に配置されている場合も視認性を確保できる。また、この表示M21のように登録階「3,2,1,B1」を中央に配置する代わりに、登録階表示エリア41bの下側に配置してもよい。
まず、図5の左上に示す表示M21は、登録階の個数が4個の場合であり、その4個の登録階「3,2,1,B1」を示す登録階列111を、登録階表示エリア41bのほぼ中央に配置している。このように中央に配置した方が視認性は高まり、表示パネル41が操作盤40の表面より内側に配置されている場合も視認性を確保できる。また、この表示M21のように登録階「3,2,1,B1」を中央に配置する代わりに、登録階表示エリア41bの下側に配置してもよい。
表示M21から登録階の数が増えていくことで、図5の右上に示す表示M22に変化する。表示M22は、登録階の個数が10個の場合であり、その10個の登録階「9,8,7,6,5,4,3,2,1,B1」を示す登録階列111を、登録階表示エリア41bのほぼ全体に配置している。
図5の例の場合、登録階表示エリア41bに表示可能な登録階の最大の個数は10個であり、登録階の個数が10個を超えたときには、複数画面の一定時間ごとの切替えをおこなって、全ての登録階の表示を行う。
すなわち、例えば登録階の個数が20個であるとき、図5の左下の表示M23と右下の表示M24とを一定時間(例えば3秒)ごとに切替える。図5の左下の表示M23では、登録階表示エリア41bは、11個目から20個目の登録階「19,18,17,16,15,14,13,12,11,10」を示す登録階列111を表示する。図5の右下の表示M24では、1個目から10個目の登録階「9,8,7,6,5,4,3,2,1,B1」を示す登録階列111を表示する。
すなわち、例えば登録階の個数が20個であるとき、図5の左下の表示M23と右下の表示M24とを一定時間(例えば3秒)ごとに切替える。図5の左下の表示M23では、登録階表示エリア41bは、11個目から20個目の登録階「19,18,17,16,15,14,13,12,11,10」を示す登録階列111を表示する。図5の右下の表示M24では、1個目から10個目の登録階「9,8,7,6,5,4,3,2,1,B1」を示す登録階列111を表示する。
なお、図5に示す2つの表示M23,M24は、いずれも10個の登録階を表示しているが、全体の登録階の個数に応じて、それぞれの表示M23,M24の形態は変化する。例えば、全体の登録階の個数が11個のとき、表示M23で最も数字が大きな1個の登録階を表示し、表示M24で残りの10個の登録階を表示する。あるいは、2つの表示M23,M24で、ほぼ均等な個数の登録階を表示してもよい。
図6及び図7は、登録階表示エリア41bに表示された登録階の一部をキャンセルする場合の表示変化例を示す。図6及び図7でも、行先階登録エリア41aがテンキー入力モードとなっているのは一例であり、階床選択モードの表示でもよい。
図6の表示について説明すると、例えば、登録階表示エリア41bでの登録階の表示として、図6の左上に示す表示M31が行われていると想定する。この表示M31は、登録階表示エリア41bが10個の登録階「9,8,7,6,5,4,3,2,1,B1」を示す登録階列111を表示している。
図6の表示について説明すると、例えば、登録階表示エリア41bでの登録階の表示として、図6の左上に示す表示M31が行われていると想定する。この表示M31は、登録階表示エリア41bが10個の登録階「9,8,7,6,5,4,3,2,1,B1」を示す登録階列111を表示している。
この状態で、例えば表示された10個の登録階の内の1つの登録階「5」をユーザ(乗客)がキャンセルするときには、図6の右上の表示M32に示すように、指hを登録階「5」に接近させる。
このとき、指hの登録階「5」が表示された箇所への接近を非接触センサ42で検出することにより、登録階表示エリア41bは、登録階「5」の数字を強調表示する。強調表示としては、太く表示されるフォントの数字で表示するか、あるいは輝度が高い表示色とする。
なお、この登録階表示エリア41bへの指hなどの接近を検出している間、表示パネル41は、図5の表示M23,M24に示すような、登録階表示の一定時間ごとの切替表示は実行しない。
このとき、指hの登録階「5」が表示された箇所への接近を非接触センサ42で検出することにより、登録階表示エリア41bは、登録階「5」の数字を強調表示する。強調表示としては、太く表示されるフォントの数字で表示するか、あるいは輝度が高い表示色とする。
なお、この登録階表示エリア41bへの指hなどの接近を検出している間、表示パネル41は、図5の表示M23,M24に示すような、登録階表示の一定時間ごとの切替表示は実行しない。
そして、登録階「5」の表示箇所の近傍への指hの接近が予め決められた所定時間(例えば1秒)以上になると、表示M32は、図6の左下に示す表示M33に変化する。表示M33では、登録階「5」の表示が削除され、登録階「5」の表示箇所が空欄になる。この指hが接近している状態では、その他の登録階「9,8,7,6,4,3,2,1,B1」の表示位置は変化しない。
この表示M33に示すように、特定の登録階の表示箇所が空欄になることで、行先階登録装置20では、該当する階の登録のキャンセルが確定し、エレベーター制御装置10に登録階の取消情報が送信される。
この表示M33に示すように、特定の登録階の表示箇所が空欄になることで、行先階登録装置20では、該当する階の登録のキャンセルが確定し、エレベーター制御装置10に登録階の取消情報が送信される。
そして、図6の左下の表示M33が行われた状態で、指hを空欄となった箇所から遠ざけることで、登録階表示エリア41bは、表示M33から図7の左上の表示M34に変化する。
この表示M34では、登録階表示エリア41bは、キャンセルされた登録階を除いた、現在登録中の登録階を、空欄がない状態につめた登録階列111の表示になる。
すなわち、表示M34は、下から10個の登録階「10,9,8,7,6,4,3,2,1,B1」の表示になる。
なお、表示M33から表示M34への変化は、指hが離れると同時に行うようにしたが、指hが離れてから0.5秒などの若干の時間遅れて、表示M34に変化するようにしてもよい。
この表示M34では、登録階表示エリア41bは、キャンセルされた登録階を除いた、現在登録中の登録階を、空欄がない状態につめた登録階列111の表示になる。
すなわち、表示M34は、下から10個の登録階「10,9,8,7,6,4,3,2,1,B1」の表示になる。
なお、表示M33から表示M34への変化は、指hが離れると同時に行うようにしたが、指hが離れてから0.5秒などの若干の時間遅れて、表示M34に変化するようにしてもよい。
そして、表示M34で表示されない登録階がある場合には、表示M34を一定時間継続させた後、登録階表示エリア41bは、図7の左上の表示M35に変化する。ここでの一定時間は例えば3秒として、図5の表示M23と表示M24が切り替わる一定時間と等しくする。図7の表示M34を一定時間継続させることで、指hが離れた後にもキャンセルされたことを確認でき、より安心感を与えることができる。
図7の左上の表示M35では、登録階表示エリア41bは、残りの9個の登録階「19,18,17,16,15,14,13,12,11」の表示になる。
なお、図6及び図7の例では、キャンセルした登録階が、20個の登録階の内の下から10個の登録階のいずれかである場合を示す。表示M34にて5階がキャンセルされ登録階が19個となるため、キャンセル操作後の表示は、図7の右上の表示M35のような上側の階床が9個の登録階表示になる。
図7の左上の表示M35では、登録階表示エリア41bは、残りの9個の登録階「19,18,17,16,15,14,13,12,11」の表示になる。
なお、図6及び図7の例では、キャンセルした登録階が、20個の登録階の内の下から10個の登録階のいずれかである場合を示す。表示M34にて5階がキャンセルされ登録階が19個となるため、キャンセル操作後の表示は、図7の右上の表示M35のような上側の階床が9個の登録階表示になる。
[行先階登録装置で行われる処理]
次に、表示パネル41がここまで説明した表示を行うために行先階登録装置20で行われる処理について説明する。
図8は、行先階登録装置20の入力判定部22で行われる入力判定処理の流れを示すフローチャートである。
次に、表示パネル41がここまで説明した表示を行うために行先階登録装置20で行われる処理について説明する。
図8は、行先階登録装置20の入力判定部22で行われる入力判定処理の流れを示すフローチャートである。
入力判定部22は、入力処理部21で、非接触センサ42が表示パネル41の行先階登録エリア41aへの物体(指)の接近を検出したか否かを判断する(ステップS101)。ステップS101で、行先階登録エリア41aへの物体の接近を検出しないとき(ステップS101のNo)、入力判定部22は、判定処理を終了する。
そして、ステップS101で、行先階登録エリア41aへの物体の接近を検出したとき(ステップS101のYes)、入力判定部22は、近接を検出した領域が、行先階登録エリア内の操作ボタンか否か判断する(ステップS102)。ステップS102で、検出した領域が操作ボタンでない場合には(ステップS102のNo)、入力判定部22は、操作ボタンへの接近を検出するまで待機する。
そして、ステップS102で、検出した領域が操作ボタンである場合(ステップS102のYes)には、操作盤は操作音を鳴動し(ステップS103)、入力判定部22は、所定時間以上に亘って物体が接近しているか否か判断する(ステップS104)。ステップS103での操作音の鳴動は、操作が受け付けられたことをユーザに告知するための短時間の音の出力である。ステップS104で、所定時間以上に亘って物体が接近していないとき(ステップS104のNo)、入力判定部22は、ステップS104の判断を繰り返す。ここでの所定時間は、例えば0.3秒などの指などでの操作時に最低限継続すると想定される時間として、誤って指などの物体が表示パネル41に接近した場合を排除するために設定される。
ステップS104で、所定時間以上に亘って物体が接近していると検出したとき(ステップS104のYes)、行先階登録装置20は、該当するボタンを点灯状態となるように、ボタンの発光輝度又は発光色を変える(ステップS105)。
その後、入力判定部22は、物体(指)の離脱を検出したか否かを判断する(ステップS106)。ステップS106で、物体の離脱を検出しないとき(ステップS106のNo)、物体の離脱の検出を繰り返す。
そして、ステップS106で、物体の離脱を検出したとき(ステップS106のYes)、行先階登録装置20は、該当するボタンを消灯状態となるように、ボタンの発光輝度又は発光色を元に戻す(ステップS107)。但し、階床選択ボタンでは登録された場合にボタンを点灯させるため、所定時間経過後に消灯状態となるようにすることで、上述した所定時間内に登録されると階床選択ボタンは連続して点灯させることができる。
そして、ステップS106で、物体の離脱を検出したとき(ステップS106のYes)、行先階登録装置20は、該当するボタンを消灯状態となるように、ボタンの発光輝度又は発光色を元に戻す(ステップS107)。但し、階床選択ボタンでは登録された場合にボタンを点灯させるため、所定時間経過後に消灯状態となるようにすることで、上述した所定時間内に登録されると階床選択ボタンは連続して点灯させることができる。
その後、入力判定部22は、ステップS105で点灯させた選択中のボタンが画面切替ボタン以外か否かを判断する(ステップS108)。ステップS108で、点灯させた選択中のボタンが画面切替ボタン以外であるとき(ステップS108のYes)、入力情報送信部23は、選択されたボタンの情報をエレベーター制御装置10に送信する(ステップS109)。
また、ステップS108で、点灯させた選択中のボタンが画面切替ボタンであるとき(ステップS108のNo)、行先階登録装置20は、行先階登録エリア41aの表示モードを切り替える(ステップS110)。
なお、図8のフローチャートでは、表示されたボタンに指などが接近した場合の処理の流れを示したが、図6で説明した登録階のキャンセル操作時には、登録階表示エリア41b内の登録階の表示箇所が、ボタンと同様に接近を検出されて、ボタンと同様に登録階の情報が送信される。
また、ステップS108で、点灯させた選択中のボタンが画面切替ボタンであるとき(ステップS108のNo)、行先階登録装置20は、行先階登録エリア41aの表示モードを切り替える(ステップS110)。
なお、図8のフローチャートでは、表示されたボタンに指などが接近した場合の処理の流れを示したが、図6で説明した登録階のキャンセル操作時には、登録階表示エリア41b内の登録階の表示箇所が、ボタンと同様に接近を検出されて、ボタンと同様に登録階の情報が送信される。
図9及び図10は、行先階登録エリア更新部27で行われる行先階登録処理の流れを示すフローチャートである。図9の「A」が、図10の「A」につながる。
まず、行先階登録エリア更新部27は、入力された行先階が表示されているか否かを判断する(ステップS111)。つまり、行先階登録エリア更新部27は、図4の表示M14のような入力済階床103の表示があるかどうかを判断する。
ステップS111で、入力された行先階が表示されているとき(ステップS111のYes)、行先階登録エリア更新部27は、取消ボタン104(図4)を表示させる(ステップS112)。
そして、ステップS111で、入力された行先階が表示されていない場合(ステップS111のNo)と、ステップS112で取消ボタン104を表示させた後、入力判定部22は、物体(指など)の行先階登録エリア41a内の検出領域への接近を検出したか否かを判断する(ステップS113)。
まず、行先階登録エリア更新部27は、入力された行先階が表示されているか否かを判断する(ステップS111)。つまり、行先階登録エリア更新部27は、図4の表示M14のような入力済階床103の表示があるかどうかを判断する。
ステップS111で、入力された行先階が表示されているとき(ステップS111のYes)、行先階登録エリア更新部27は、取消ボタン104(図4)を表示させる(ステップS112)。
そして、ステップS111で、入力された行先階が表示されていない場合(ステップS111のNo)と、ステップS112で取消ボタン104を表示させた後、入力判定部22は、物体(指など)の行先階登録エリア41a内の検出領域への接近を検出したか否かを判断する(ステップS113)。
ステップS113で物体の検出領域への接近を検出しない場合(ステップS113のNo)、行先階登録装置20は、行先階登録処理を終了する。
そして、ステップS113で物体の検出領域への接近を検出した場合(ステップS113のYes)、入力判定部22は、物体の接近を検出した領域が行先階登録エリアの操作ボタンか否かを判断する(ステップS114)。ステップS114で、行先階登録エリアの操作ボタンでない場合(ステップS114のNo)、行先階登録エリア更新部27は、行先階登録エリアの操作ボタンを検出するまで待機する。
そして、ステップS113で物体の検出領域への接近を検出した場合(ステップS113のYes)、入力判定部22は、物体の接近を検出した領域が行先階登録エリアの操作ボタンか否かを判断する(ステップS114)。ステップS114で、行先階登録エリアの操作ボタンでない場合(ステップS114のNo)、行先階登録エリア更新部27は、行先階登録エリアの操作ボタンを検出するまで待機する。
そして、ステップS114で、物体の検出領域が行先階登録エリアの操作ボタンの場合(ステップS114のYes)、操作盤は操作音を鳴動させ(ステップS115)、入力判定部22は、所定時間以上に亘って物体が接近しているか否か判断する(ステップS116)。ステップS116で、所定時間以上に亘って物体が接近していないとき(ステップS116のNo)、入力判定部22は、ステップS116の判断を繰り返す。
ステップS116で、所定時間以上に亘って物体が接近していると判断したとき(ステップS116のYes)、行先階登録装置20は、該当するボタンを点灯状態となるように、ボタンの発光輝度又は発光色を変える(ステップS117)。
その後、図10に進み、入力判定部22は、物体(指)の離脱を検出したか否かを判断する(ステップS118)。ステップS118で、物体の離脱を検出しないとき(ステップS118のNo)、入力判定部22は、物体の離脱の検出を繰り返す。
そして、ステップS118で、物体の離脱を検出したとき(ステップS118のYes)、行先階登録装置20は、該当するボタンを消灯状態となるように、ボタンの発光輝度又は発光色を元に戻す(ステップS119)。
そして、ステップS118で、物体の離脱を検出したとき(ステップS118のYes)、行先階登録装置20は、該当するボタンを消灯状態となるように、ボタンの発光輝度又は発光色を元に戻す(ステップS119)。
その後、入力判定部22は、ステップS117で点灯させた選択中のボタンが画面切替ボタン以外か否かを判断する(ステップS120)。ステップS120で、選択中のボタンが画面切替ボタン以外であるとき(ステップS120のYes)、行先階登録装置20は、入力済階床103(図4)に選択されたボタンの階を表示させる(ステップS121)。
また、ステップS120で、選択中のボタンが画面切替ボタンであるとき(ステップS120のNo)、行先階登録装置20は、行先階登録エリア41aの表示モードを切り替える(ステップS126)。
また、ステップS120で、選択中のボタンが画面切替ボタンであるとき(ステップS120のNo)、行先階登録装置20は、行先階登録エリア41aの表示モードを切り替える(ステップS126)。
さらに、ステップS121で選択されたボタンの階を表示させた後、入力判定部22は、登録ボタン102(図4)の操作を検出したか否かを判断する(ステップS122)。
ステップS122で登録ボタン102の操作を検出した場合(ステップS122のYes)、入力情報送信部23は、選択されたボタンの情報をエレベーター制御装置10に送信する(ステップS123)。
その後、行先階登録装置20は、入力済階床103の表示を消去する(ステップS124)。
ステップS122で登録ボタン102の操作を検出した場合(ステップS122のYes)、入力情報送信部23は、選択されたボタンの情報をエレベーター制御装置10に送信する(ステップS123)。
その後、行先階登録装置20は、入力済階床103の表示を消去する(ステップS124)。
また、ステップS122で登録ボタン102の操作を検出しない場合(ステップS122のNo)、入力判定部22は、取消ボタン104(図4)の操作を検出したか否かを判断する(ステップS125)。
ステップS125で取消ボタン104の操作を検出した場合(ステップS125のYes)、ステップS124に移行して、行先階登録装置20は、入力済階床103の表示を消去する。
さらに、ステップS125で取消ボタン104の操作を検出しない場合(ステップS125のNo)、行先階登録装置20は、処理を終了する。
ステップS125で取消ボタン104の操作を検出した場合(ステップS125のYes)、ステップS124に移行して、行先階登録装置20は、入力済階床103の表示を消去する。
さらに、ステップS125で取消ボタン104の操作を検出しない場合(ステップS125のNo)、行先階登録装置20は、処理を終了する。
図11は、登録階の表示の更新処理の流れを示すフローチャートである。
まず、登録階表示処理部24は、エレベーター制御装置10から登録階の情報を受信する(ステップS131)。このとき、登録階表示エリア更新部25は、ステップS131で受信した登録階に、現在表示中の登録階から変化があるか否かを判断する(ステップS132)。
ステップS132で、受信した登録階の情報に変化がないと判断したとき(ステップS132のNo)、登録階表示エリア更新部25は、登録階表示処理部24での登録階のデータの受信処理に戻る。
まず、登録階表示処理部24は、エレベーター制御装置10から登録階の情報を受信する(ステップS131)。このとき、登録階表示エリア更新部25は、ステップS131で受信した登録階に、現在表示中の登録階から変化があるか否かを判断する(ステップS132)。
ステップS132で、受信した登録階の情報に変化がないと判断したとき(ステップS132のNo)、登録階表示エリア更新部25は、登録階表示処理部24での登録階のデータの受信処理に戻る。
そして、ステップS132で、受信した登録階の情報に変化があると判断したとき(ステップS132のYes)登録階表示エリア更新部25は、登録階表示処理部24が受信した登録階を、表示順に並び替えた上で、登録階表示エリア41bの表示を更新する(ステップS133)。
図12は、登録階の表示の切替え処理の流れを示すフローチャートである。
まず、登録階表示エリア更新部25は、現在の登録階の個数が、第1の所定個数以上か否かを判断する(ステップS141)。ここでの第1の所定個数は、登録階表示エリア41bに表示可能な登録階の最大の個数よりも少ない数とする。本例の場合には、図5などで説明したように表示可能な最大の個数が10個であり、第1の所定個数を5個とする。
まず、登録階表示エリア更新部25は、現在の登録階の個数が、第1の所定個数以上か否かを判断する(ステップS141)。ここでの第1の所定個数は、登録階表示エリア41bに表示可能な登録階の最大の個数よりも少ない数とする。本例の場合には、図5などで説明したように表示可能な最大の個数が10個であり、第1の所定個数を5個とする。
ステップS141で、現在の登録階の個数が、第1の所定個数以上でない場合(ステップS141のNo)、登録階表示エリア更新部25は、登録階表示エリア41b内の最下階の表示位置である表示スタート位置を、エリア41bの中央付近の第1の所定位置に設定する(ステップS142)。登録階表示エリア更新部25は、この設定した位置から第1の所定個数未満の登録階を登録階表示エリア41bに表示させる。例えば、登録階の数が4個であるとき、図12のステップS142の下に図示するように、登録階表示エリア41bのほぼ中央の領域に、4個の登録階を表示させる。
また、ステップS141で、現在の登録階の個数が、第1の所定個数以上の場合(ステップS141のYes)、登録階表示エリア更新部25は、登録階表示エリア41b内の最下階の表示位置である表示スタート位置を、第2の所定位置に設定する(ステップS143)。第2の所定位置としては、例えば登録階表示エリア41bに下端とする。
さらに、登録階表示エリア更新部25は、現在の登録階の個数が、第2の所定個数以上か否かを判断する(ステップS144)。ここでの第2の所定数は、1つの画面の登録階表示エリア41bに表示可能な登録階の数よりも1つ多い数とする。例えば、図5に示す例の場合、1つの画面の登録階表示エリア41bに表示可能な登録階の数が10個であるので、第2の所定数を11個とする。
さらに、登録階表示エリア更新部25は、現在の登録階の個数が、第2の所定個数以上か否かを判断する(ステップS144)。ここでの第2の所定数は、1つの画面の登録階表示エリア41bに表示可能な登録階の数よりも1つ多い数とする。例えば、図5に示す例の場合、1つの画面の登録階表示エリア41bに表示可能な登録階の数が10個であるので、第2の所定数を11個とする。
ステップS144で、現在の登録階の個数が、第1の所定個数以上でない場合(ステップS144のNo)、登録階表示エリア更新部25は、ステップS143で設定した、登録階表示エリア41b内の最下階の表示位置を表示スタート位置として登録階を表示させる。例えば、登録階の数が10個であるとき、図12のステップS144の右側に図示するように、登録階表示エリア41bの全ての領域を使って、10個の登録階を表示させる。
ステップS144で、第2の所定個数以上の場合(ステップS144のYes)、登録階表示エリア更新部25は、登録階表示エリア41bに表示される登録階を所定時間(例えば3秒)ごとに切替える2つの画面で、登録階を表示させる(ステップS145)。例えば、登録階の数が20個であるとき、図12のステップS145の右側に図示するように、登録階表示エリア更新部25は、登録階表示エリア41bを2つに切替えて、20個の登録階を10個ずつ表示させる。
なお、図12のステップS145の右側に図示する例では、2つの画面がいずれも登録階表示エリア41b全体に登録階が表示されるようにしたが、上方の登録階を登録階表示エリア41bが表示する際に、登録階の数が9個以下であるときには、登録階表示エリア更新部25は、ステップS143での設定に基づいて、下から表示を行い、上側に空白を設けるようにする。あるいは、ステップS142での表示と同様に、中央に寄せた表示を行ってもよい。
なお、図12のステップS145の右側に図示する例では、2つの画面がいずれも登録階表示エリア41b全体に登録階が表示されるようにしたが、上方の登録階を登録階表示エリア41bが表示する際に、登録階の数が9個以下であるときには、登録階表示エリア更新部25は、ステップS143での設定に基づいて、下から表示を行い、上側に空白を設けるようにする。あるいは、ステップS142での表示と同様に、中央に寄せた表示を行ってもよい。
図13は、登録階のキャンセル処理の流れを示すフローチャートである。
まず、入力判定部22は、物体(指など)の登録階表示エリア41b内への接近を検出したか否かを判断する(ステップS151)。ステップS151で物体の登録階表示エリア41bへの接近を検出しない場合(ステップS151のNo)、行先階登録装置20は、登録階のキャンセル処理を終了する。
そして、ステップS151で物体の検出領域への接近を検出した場合(ステップS151のYes)、登録階表示エリア更新部25は、登録階表示エリア41bでの登録階の表示更新を停止する(ステップS152)。登録階の表示更新が停止するため、図5の表示M23と表示M24の切り替わりが行われない。また、新たな登録階が表示されることもない。
まず、入力判定部22は、物体(指など)の登録階表示エリア41b内への接近を検出したか否かを判断する(ステップS151)。ステップS151で物体の登録階表示エリア41bへの接近を検出しない場合(ステップS151のNo)、行先階登録装置20は、登録階のキャンセル処理を終了する。
そして、ステップS151で物体の検出領域への接近を検出した場合(ステップS151のYes)、登録階表示エリア更新部25は、登録階表示エリア41bでの登録階の表示更新を停止する(ステップS152)。登録階の表示更新が停止するため、図5の表示M23と表示M24の切り替わりが行われない。また、新たな登録階が表示されることもない。
そして、入力判定部22は、物体の接近を検出した領域が、登録階表示エリア41bの登録階が表示された箇所か否かを判断する(ステップS153)。このステップS153で、登録階が表示された箇所でない場合(ステップS153のNo)、登録階が表示された箇所への接近を検出するまで待機する。
ステップS153で、登録階が表示された箇所の場合(ステップS153Yes)、操作盤40はキャンセル操作の受付が開始されたことを示す操作音を鳴動させる(ステップS154)。
ステップS153で、登録階が表示された箇所の場合(ステップS153Yes)、操作盤40はキャンセル操作の受付が開始されたことを示す操作音を鳴動させる(ステップS154)。
その後、入力判定部22は、所定時間以上に亘って物体が接近しているか否か判断する(ステップS155)。ここでの所定時間は、例えば1秒などの通常の近接操作を判定する時間よりも若干長い時間とする。
ステップS155で、所定時間以上に亘って物体が接近していないとき(ステップS155のNo)、入力判定部22は、ステップS155の判断を繰り返す。
ステップS155で、所定時間以上に亘って物体が接近していないとき(ステップS155のNo)、入力判定部22は、ステップS155の判断を繰り返す。
ステップS155で、所定時間以上に亘って物体が接近したことを検出したとき(ステップS155のYes)、登録階表示エリア更新部25は、物体が接近した登録階を強調表示させる(ステップS156)。そして、入力情報送信部23は、物体が接近した選択中の登録階をキャンセルさせる情報をエレベーター制御装置10に送信する(ステップS157)。
その後、登録階表示処理部24は、エレベーター制御装置10から選択中の登録階の削除の情報を受信する(ステップS158)。この登録階の削除の情報を受信することで、登録階表示エリア更新部25は、選択中の登録階の表示を削除させる(ステップS159)。この登録階表示の削除で、例えば図6の表示M33に示すように、物体が接近した登録階の箇所が空欄になる。ここで、ステップS158で受信する登録階の削除情報は、削除階のみを示す個別情報としてもよいし、登録階表示情報を使って、例えば、全階床ビットデータで登録階のデータビットがONし、登録されてない階や削除階のデータビットがOFFした全体情報としてもよい。
さらに、入力判定部22は、手(物体)の登録階表示エリア41bからの離脱を検出したか否かを判断する(ステップS160)。このステップS160で、登録階表示エリア41bからの離脱を検出しない場合(ステップS160のNo)、ステップS159での表示を継続させる。
また、ステップS160で、登録階表示エリア41bからの離脱を検出した場合(ステップS160のYes)、登録階表示エリア更新部25は、登録階の表示更新を再開する(ステップS161)。この登録階の表示更新の再開で、登録階表示エリア41bは、削除された登録階の空欄を詰めた表示に変化する。また、登録階表示画面が複数画面であるときには、ステップS161での表示更新の再開から、所定時間(3秒など)が経過するまで、現在の表示が継続する。
以上のようにして、登録階のキャンセル処理が行われる。
また、ステップS160で、登録階表示エリア41bからの離脱を検出した場合(ステップS160のYes)、登録階表示エリア更新部25は、登録階の表示更新を再開する(ステップS161)。この登録階の表示更新の再開で、登録階表示エリア41bは、削除された登録階の空欄を詰めた表示に変化する。また、登録階表示画面が複数画面であるときには、ステップS161での表示更新の再開から、所定時間(3秒など)が経過するまで、現在の表示が継続する。
以上のようにして、登録階のキャンセル処理が行われる。
[本例のエレベーターシステムによる効果]
以上説明した本例のエレベーターシステムによると、操作盤40の表示パネル41は、非接触で操作することが可能な、適切な表示を行うことができる。特に本例のエレベーターシステムの場合には、行先階登録エリア41aと登録階表示エリア41bとが個別に設定され、登録階表示エリア41bに表示された登録階への指などの接近操作で、簡単に登録階をキャンセルすることができる。
また、登録階表示エリア41bに指などが接近している間は、登録階表示が変化しないようにしたので、特定の登録階などに指などを近づけた状態で、登録階表示エリア41bの表示が切り替わることがなく、確実に目的とする階のキャンセル操作を行うことができる。特に、キャンセル操作中に、エレベーターが操作中以外の登録階にサービスし登録階が削除された、又は同一かご内の他の操作盤、例えばかご内横側板に設置された車いす操作盤などで別の乗客により登録階が追加・削除された場合に、キャンセル操作中は登録階表示を変化させないことで、より確実に目的とする階のキャンセル操作を行うことができる。
以上説明した本例のエレベーターシステムによると、操作盤40の表示パネル41は、非接触で操作することが可能な、適切な表示を行うことができる。特に本例のエレベーターシステムの場合には、行先階登録エリア41aと登録階表示エリア41bとが個別に設定され、登録階表示エリア41bに表示された登録階への指などの接近操作で、簡単に登録階をキャンセルすることができる。
また、登録階表示エリア41bに指などが接近している間は、登録階表示が変化しないようにしたので、特定の登録階などに指などを近づけた状態で、登録階表示エリア41bの表示が切り替わることがなく、確実に目的とする階のキャンセル操作を行うことができる。特に、キャンセル操作中に、エレベーターが操作中以外の登録階にサービスし登録階が削除された、又は同一かご内の他の操作盤、例えばかご内横側板に設置された車いす操作盤などで別の乗客により登録階が追加・削除された場合に、キャンセル操作中は登録階表示を変化させないことで、より確実に目的とする階のキャンセル操作を行うことができる。
また、登録階のキャンセル操作時には、指などが接近し続ける間、該当する登録階の表示欄が空欄になって、キャンセルされたことが視覚的に明確にわかる表示が行われ、ユーザにわかりやすい表示形態になる。さらに、指が登録階表示エリア41bから離れることで、その空欄が詰めた表示形態に変化し、この変化からもキャンセルされたことが視覚的に明確にわかるようになる。
さらにまた、キャンセル操作後には、登録階の画面の切り替わりが一定時間抑止されるため、キャンセル操作した登録階の表示がないことをユーザが良好に確認できるようになる。
さらにまた、キャンセル操作後には、登録階の画面の切り替わりが一定時間抑止されるため、キャンセル操作した登録階の表示がないことをユーザが良好に確認できるようになる。
[変形例]
なお、ここまで説明した実施の形態例は、本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
また、各図に示した表示例についても、好適な例を示したものであり、これらの例に限定されるものではない。
例えば、上述した実施の形態例では、デフォルト画面では主要階のボタンを表示するようにしたが、テンキー表示が行われる画面をデフォルト画面にしてもよい。このいずれをデフォルト画面にするいかは、乗りかごの停止階や時間帯などで変化させてもよい。
なお、ここまで説明した実施の形態例は、本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
また、各図に示した表示例についても、好適な例を示したものであり、これらの例に限定されるものではない。
例えば、上述した実施の形態例では、デフォルト画面では主要階のボタンを表示するようにしたが、テンキー表示が行われる画面をデフォルト画面にしてもよい。このいずれをデフォルト画面にするいかは、乗りかごの停止階や時間帯などで変化させてもよい。
また、上述した実施の形態例では、非接触センサ42を備えた非接触操作が可能な操作盤40に適用したが、表示パネル41の表面に触れて操作を行う、いわゆるタッチパネルを備えたものに、各図で説明した表示を行う場合に適用してもよい。
また、上述した実施の形態例では、乗りかご内の操作盤の表示パネルに適用した例を説明したが、例えば乗り場に配置された表示パネルについても、同様の表示を行うようにしてもよい。
また、図1や図2に示す構成図では、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものだけを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
また、図8~図13に示すフローチャートに示す処理の流れについても一例であり、処理結果が同じであれば、一部の処理順序を変えたり、複数の処理を同時に実行するようにしてもよい。
また、図8~図13に示すフローチャートに示す処理の流れについても一例であり、処理結果が同じであれば、一部の処理順序を変えたり、複数の処理を同時に実行するようにしてもよい。
また、本実施の形態例で説明したシステムをコンピュータなどの情報処理装置で構成した場合に、各処理機能を実現するプログラムについては、コンピュータ装置内の不揮発性ストレージやメモリに用意する他に、外部のメモリ、ICカード、SDカード、光ディスク等の記録媒体に置いて、転送してもよい。
10…エレベーター制御装置、11…初期設定表示情報保持部、12…表示情報処理部、13…表示情報送信部、14…行先階登録/取消処理部、20…行先階登録装置、20a…CPU、20b…主記憶部、20c…不揮発性ストレージ、20d…ネットワークインタフェース、20e…入力部、20f…出力部、21…入力処理部、22…入力判定部、23…入力情報送信部、24…登録階表示処理部、25…登録階表示エリア更新部、26…画面モード判定部、27…行先階登録エリア更新部、32…カードリーダ、40…操作盤、41…表示パネル、41a…行先階登録エリア、41b…登録階表示エリア、42…非接触センサ、51…ドア、52,53…ドア脇側板、101…階床入力ボタン、102…登録ボタン、103…入力済階床、104…取消ボタン、105…入力案内、106…画面切替ボタン、107…行先階ボタン、111…登録階列
Claims (5)
- 表示パネルで行先階の登録が可能な操作盤を備えたエレベーターシステムにおいて、
前記操作盤は、
前記表示パネルの非接触操作を検出する入力判定部と、
前記入力判定部で検出した操作に基づいた情報をエレベーター制御装置に送信する入力情報送信部と、
前記エレベーター制御装置から受信した登録階を、前記表示パネルの登録階表示エリアに表示させる登録階表示処理部と、を備え、
前記登録階表示処理部は、前記入力判定部が前記登録階表示エリアに表示された登録階の非接触操作による選択を検出後、前記登録階表示エリアで非接触操作を検出している間は、登録階表示の更新を停止する
エレベーターシステム。 - 前記登録階表示処理部は、前記入力判定部が前記登録階表示エリアに表示された登録階の非接触操作による選択を第1の所定時間検出した後、選択された登録階の表示を削除する
請求項1に記載のエレベーターシステム。 - 前記登録階表示処理部は、登録階の表示を削除した後、削除した登録階の表示箇所を空欄とし、非接触操作による選択が検出されなくなった後に、登録階表示の更新を行って登録階表示エリアを最新の登録階表示とする
請求項2に記載のエレベーターシステム。 - 前記最新の登録階表示は、登録階の削除を行ったときに表示されている、削除した登録階以外の登録階の表示であり、この削除した登録階以外の登録階の表示を第2の所定時間行った後、表示中の登録階以外の別の登録階の表示に切替わる
請求項3に記載のエレベーターシステム。 - 非接触操作が可能な表示パネルを備えた操作盤で行先階を登録するエレベーター制御方法において、
前記表示パネルの非接触操作を検出する入力判定処理と、
前記入力判定処理で検出した操作に基づいた情報をエレベーター制御装置に送信する入力情報送信処理と、
前記エレベーター制御装置から受信した登録階を、前記表示パネルの登録階表示エリアに表示させる登録階表示処理と、を含み、
前記登録階表示処理は、前記入力判定処理で前記登録階表示エリアに表示された登録階の非接触操作による選択を検出後、登録階表示エリアで非接触操作又はタッチ操作を検出している間、登録階表示の更新を停止する
エレベーター制御方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022031165A JP2023127394A (ja) | 2022-03-01 | 2022-03-01 | エレベーターシステム及びエレベーター制御方法 |
CN202211578958.XA CN116692624A (zh) | 2022-03-01 | 2022-12-05 | 电梯系统以及电梯控制方法 |
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Cited By (1)
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JP7474425B1 (ja) | 2023-08-30 | 2024-04-25 | フジテック株式会社 | エレベータシステム |
-
2022
- 2022-03-01 JP JP2022031165A patent/JP2023127394A/ja active Pending
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